JP2003103735A - 化粧シート - Google Patents
化粧シートInfo
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Abstract
軟性、耐摩耗性、耐傷性、耐薬品性、後加工性等に加え
て、常温のみならず90℃以上の高温でも十分なラミネ
ート強度を有する、耐熱性に優れた化粧シートを提供す
る。 【解決手段】非塩化ビニル系材料から成る基材シート1
表面に、イソシアネート成分として4,4−ジフェニル
メタンジイソシアネート及びイソホロンジイソシアネー
トを少なくとも含むイソシアネート硬化型ウレタン系樹
脂からなるアンカーコート層3を介して、不飽和カルボ
ン酸あるいはその無水物で変性したランダムポリプロピ
レン樹脂からなる接着性樹脂層4と、ポリプロピレン樹
脂層5とを設けてなる化粧シートである。
Description
特に、木質系ボード類、無機質系ボード類、金属板等の
表面に接着剤で貼り合わせて化粧板として用いる化粧シ
ートに関する。
粧シートとしては、塩化ビニル樹脂製シートが最も一般
的であった。しかし近年になって、塩化ビニル樹脂は焼
却時に酸性雨の原因となる塩化水素や猛毒物質であるダ
イオキシンの発生の要因となり、さらに塩化ビニル樹脂
製シートに添加された可塑剤のブリードアウトの問題も
あり、環境保護の観点から問題視されるようになった。
係る事情により、塩化ビニル樹脂に替わる樹脂を使用し
た化粧シートが要望されるようになった。
て、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系樹脂や、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステ
ル系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体等のオ
レフィン系共重合体、ポリメチルメタクリレート等のア
クリル系樹脂等、非塩化ビニル系の樹脂又は共重合体等
を使用した化粧シートが提案されるようになった。
な柔軟性、耐摩耗性、耐傷性、耐熱性、耐薬品性、後加
工性等を備え、なおかつ安価で供給されるポリプロピレ
ンを用いた化粧シートが数多く提案されている。中には
単層の物もあるが、意匠性も重視されるため、ポリプロ
ピレンシートの裏面にそれと同種又は異種の樹脂からな
る基材シート等が積層された、2層以上の積層体から成
る物が大部分を占める。
脂との接着性に乏しい樹脂であるため、ポリプロピレン
樹脂層を他の樹脂層(基材シート)に溶融押し出しラミ
ネートする際は、例えば、マレイン酸変性ポリエチレン
樹脂や、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体などの
接着性樹脂層を介して押し出しラミネートするのが一般
的である。
非塩化ビニル系材料(非ハロゲン系材料)を使用した化
粧シートというだけだなく、さらなる物性向上を要求す
る声が大きい。そのひとつに耐熱性のさらなる向上とい
うものがある。現行の化粧シートは表面温度又は雰囲気
温度が90℃以上になるとラミネート強度が著しく低下
してしまう。
は、前記した接着性樹脂層に用いていた、マレイン酸変
性ポリエチレン樹脂やエチレン−(メタ)アクリル酸共
重合体などが、90℃以上の高温では熱軟化により内部
凝集力が低下してしまうことにあると考えられる。
レイン酸変性ポリプロピレン樹脂を採用することも検討
した。しかし、該樹脂は、該樹脂層自体の内部凝集力は
90℃以上の高温でも十分に高いものの、基材シートに
対する接着性に劣り、高温のみならず常温でも十分なラ
ミネート強度が得られにくい。
面での接着力を向上するために、基材シートの表面にイ
ソシアネート硬化型ウレタン系樹脂からなるアンカーコ
ート層を形成することも検討された。しかし、アンカー
コート剤として一般的な例えばトリレンジイソシアネー
ト等のイソシアネート硬化剤を使用した場合には、その
接着性向上効果が必ずしも十分なものではなかった。
問題点を解決するためになされたものであり、その課題
とするところは、塩化ビニル樹脂以外の材料を用いて、
適度な柔軟性、耐摩耗性、耐傷性、耐薬品性、後加工性
等に加えて、常温のみならず90℃以上の高温でも十分
なラミネート強度を有する、耐熱性に優れた化粧シート
を提供することにある。
に、本発明の第1の発明は、非塩化ビニル系材料から成
る基材シート表面に、アンカーコート層を介して、不飽
和カルボン酸あるいはその無水物で変性したランダムポ
リプロピレン樹脂からなる接着性樹脂層と、ポリプロピ
レン樹脂層とを具備する化粧シートにおいて、前記アン
カーコート層が、イソシアネート成分として4,4−ジ
フェニルメタンジイソシアネート及びイソホロンジイソ
シアネートを少なくとも含むイソシアネート硬化型ウレ
タン系樹脂から構成されることを特徴とする化粧シート
である。
の第1の発明の化粧シートにおいて、前記アンカーコー
ト層を構成するイソシアネート硬化型ウレタン系樹脂に
含まれるイソシアネート成分が、4,4−ジフェニルメ
タンジイソシアネート2〜20重量%、イソホロンジイ
ソシアネート30〜98重量%及びその両者以外のイソ
シアネート成分0〜68重量%によって構成されている
ことを特徴とする化粧シートである。
従って説明すれば、図1は本発明に係る化粧シートの断
面図の一例を示す。
示すように、非塩化ビニル系の材料からなる化粧シート
用の基材シート1と、アンカーコート層3と、化粧シー
ト積層用の中間接着材層としての不飽和カルボン酸ある
いはその無水物で変性したランダムポリプロピレン樹脂
による接着性樹脂層4と、ポリプロピレン樹脂層5とを
少なくとも具備して構成されるものである。
めの隠蔽層や、意匠柄の付与のための模様層2を形成す
る方法としては、基材シート1の表面あるいは裏面、あ
るいはその両方にグラビア印刷、凹版印刷、フレキソ印
刷、シルク印刷、静電印刷、インクジェット印刷等の公
知の印刷方法により印刷するのが一般的であるが、必ず
しもこの限りではない。また用いられるインキも公知の
物、すなわちビヒクルに染料または顔料等の着色剤や体
質顔料などを添加し、さらに可塑剤、安定剤、ワック
ス、グリース、乾燥剤、硬化剤、増粘剤、分散剤、充填
剤等を任意に添加して溶剤、稀釈剤等で十分混練してな
るインキでよい。
は別の任意の転写用基材シートに、上記形成方法等によ
って隠蔽層あるいは模様層2、あるいはその両方を形成
しておき、後に詳述する熱ラミネート法、ドライラミネ
ート法、又はウエットラミネート法、押出ラミネート法
等により、上記基材シート1と貼り合わせた後に、前記
転写用基材シートを剥離して、隠蔽性層あるいは模様層
2あるいはその両方を基材シート1に転写する方法を用
いる事もできる。
イ押出法を用いる場合には、基材シート1を製膜するた
めの合成樹脂材料を染料や顔料などの隠蔽性のある着色
剤により直接着色して加熱溶融状態でTダイから押出し
て、基材シート1を製膜することにより隠蔽性の効果を
持たせることもできる。
ト1の着色方法としては、顔料を分散助剤や界面活性剤
で処理した微粉末状の着色剤を、基材シート1を製膜す
るための着色されていない通常の合成樹脂材料中に直接
混入して使用するドライカラー法、あるいは基材シート
1を製膜するための着色されていない通常の合成樹脂材
料と高濃度の顔料とを溶融混練して予備分散せしめたマ
スターバッチペレットを予め作成し、押出ホッパ内で、
このマスターバッチペレットと基材シート1を製膜する
ための着色されていない通常の合成樹脂材料とをドライ
ブレンドするというマスターバッチ法等があるが、特に
限定される物ではない。
いが、特に耐熱性、耐候性を考慮して、酸化チタン、群
青、カドミウム顔料、酸化鉄等の無機顔料が望ましい。
また有機顔料でもフタロシアニン顔料、キナクリドン顔
料等は使用できる。顔料の対樹脂比率や色は、隠蔽の度
合い、意匠性を鑑みて適宜決められる物であり、特に制
約はない。
は、基材シート1の表面に施す方法と、基材シート1自
体(シート1の層内)に施す方法があり、表面に施す方
法としては上記のような印刷方式や転写方式を用いるこ
とが出来、基材シート1自体に施す方法としては、高濃
度の顔料を基材シート1の樹脂とは流動特性の異なる樹
脂に溶融混練して予備分散せしめたマスターバッチペレ
ット、あるいは木粉、ガラス粉末等を、基材シート1を
製膜するための隠蔽性を付与した上記合成樹脂材料に添
加して加熱溶融し、押出し、製膜して隠蔽性のある基材
シート1自体にマスターバッチペレットや木粉、ガラス
粉末等による模様を形成する方法もある。勿論、基材シ
ート1自体に着色隠蔽性や模様を形成するこれらの方法
と前述した印刷方法、転写方法等を併用することもでき
る。
法としてカレンダー法を用いる場合にも、同様の手法、
即ち基材シート1自体に着色隠蔽性や模様を形成する方
法、またはこれらの方法と前述した印刷方法、転写方法
等とを併用した手法で、基材シート1に対して隠蔽性お
よび模様を形成することができる。
る形態は、基材シート1の表面に、模様層2を介して、
透明なポリプロピレン樹脂層5を積層したものである。
模様層2の表面に透明なポリプロピレン樹脂層5を積層
する理由は、意匠性、模様層2の保護および耐傷性、耐
摩耗性、耐薬品性等を発現するためである。
とポリプロピレン樹脂層5との積層方法として、基材シ
ート上にポリプロピレン樹脂をTダイから溶融押出する
押出ラミネート法、両方の樹脂をTダイから溶融押出す
る共押出方法等がある。この中で押出ラミネート方法が
最も生産性が良いため好適に用いられる。
リプロピレン樹脂層5のラミネート強度である。特に、
図1に示す本発明の化粧シートにおいて十分なラミネー
ト強度を得るためには、基材シート1(模様層2が付与
されている)にアンカーコート層3を塗布し、該アンカ
ーコート層3上に接着性樹脂層4とポリプロピレン樹脂
層5とを共押出し、なお且つ前記接着性樹脂層4となる
押し出された樹脂に対してオゾンガスを吹き付ける方法
が公知である。
対してオゾンガスを吹き付けるオゾン処理装置も一般的
なものであれば良く、特に制約されるものではない。オ
ゾン処理量としては、低濃度高流量型、高濃度低流量型
があり一概には言えないが、あまり流量が多いと溶融樹
脂の膜割れ、温度低下等の悪影響が考えられるため、オ
ゾン処理条件としては、オゾン濃度20〜50g/Nm
3、オゾン流量1〜10Nm3/時間が良好である。
リエチレン樹脂や、エチレン−(メタ)アクリル酸共重
合体などの接着性樹脂層を共押し出ししてラミネートす
る場合は、上記方法でも常温では十分なラミネート強度
を得ることが可能だが、高温下での十分なラミネート強
度を得ることはできない。
および高温下でのラミネート強度を両立させるために
は、接着性樹脂層4に用いる樹脂として、不飽和カルボ
ン酸あるいはその無水物で変性したランダムポリプロピ
レン(例えば無水マレイン酸でグラフト重合したランダ
ムポリプロピレン樹脂)を用いることにより解決できる
ことを、本発明者らは既に見出した(特願2000−1
08641号)。
無水物で変性したポリエチレンでは、常温下でのラミネ
ート強度は高いが、高温下、特に90℃以上では著しく
低下してしまう。不飽和カルボン酸あるいはその無水物
で変性したホモポリプロピレンでは、常温から100℃
程度までの範囲では温度上昇によるラミネート強度の低
下は小さいが、常温下での強度そのものが低い。これら
に対して、不飽和カルボン酸あるいはその無水物で変性
したランダムポリプロピレンを用いると、常温でのラミ
ネート強度も比較的に良好であるのみならず、100℃
程度までの範囲であれば高温でも比較的に安定したラミ
ネート強度が得られる。
ては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フタル
酸、シトラコン酸、イタコン酸およびそれらの無水物が
挙げられるが、これらの中で無水マレイン酸が特に好ま
しい。また、これらの不飽和カルボン酸あるいはその無
水物の単位の量は、組成物1gあたりのカルボニル基と
して1×10-4ミリモル当量以上1×10-1ミリモル当
量以下であることが好ましい。変性によって含有される
不飽和カルボン酸あるいはその無水物の単位の量が1×
10-4ミリモル当量未満では充分な効果は発現しない
し、1×10-1ミリモル当量を越えても接着性を改善す
る効果は小さくなる。
基材シート1との界面に設けるアンカーコート層3とし
て、ポリオール成分とイソシアネート成分との反応でウ
レタン結合を形成するイソシアネート硬化型ウレタン系
樹脂であって、イソシアネート成分として4,4−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート及びイソホロンジイソシ
アネートを少なくとも含むものを使用すると、常温及び
高温において最も優れたラミネート強度を得ることがで
きることを発見した。
イソシアネート成分の全体量のうち4,4−ジフェニル
メタンジイソシアネートが2〜20重量%、イソホロン
ジイソシアネートが30〜98重量%、その両者以外の
イソシアネート成分の合計量が0〜68重量%とするの
が良い。なお、前記両者以外のイソシアネート成分とし
ては、本発明において特に限定されるものではないが、
例えばヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジ
イソシアネート、メシチレンジイソシアネート、トリレ
ンジイソシアネート等から選ばれる1種若しくはそれら
の2種以上の混合物を好適に用いることができる。
ラビア法(グラビア印刷法、グラビア塗布法)が好適に
用いられるが何ら限定されるものではない。
手触り感や、より一層の意匠感を得るため、図1に示す
ように化粧シート表面の透明なポリプロピレン樹脂層5
に凹陥模様5aを施し、その凹陥部内に充填インキを埋
め込み(ワイピングし)、そのポリプロピレン樹脂層5
の最外表面にトップコート層6を設けることも好適に行
われる。
熱圧エンボス加工法でよく、何ら限定されるものではな
い。また、前記ポリプロピレン樹脂層5の製造方法(接
着性樹脂層4とポリプロピレン樹脂層5との2層共押出
し製膜法)としてTダイ押出法を用いる場合には、溶融
樹脂を冷却固化させるチルロールの表面に凹陥模様を施
しておき、押し出された樹脂をチルロールとプレスロー
ルとの間でエンボスして、ポリプロピレン樹脂層5の表
面に凹陥模様5aを施す方法が一般的である。また、施
された凹陥模様5aの凹陥部内にインキを埋め込み、ポ
リプロピレン樹脂層5の最外表面にトップコート層6を
設けることも好適に行われるが、これらの方法は、従来
の塩化ビニル樹脂製化粧シートで行われているワイピン
グ処理およびトップコート処理と同様の方法で実施可能
である。
を説明する。
ト1として、ランダムポリプロピレン樹脂に無機顔料を
6重量%、フェノール系酸化防止剤を0.2重量%、ヒ
ンダードアミン系光安定剤を0.3重量%、ブロッキン
グ防止剤を0.2重量%添加した樹脂を、溶融押出した
シートを用い、そのシート表面にコロナ処理を施した
後、グラビア印刷法により絵柄用インキ(東洋インキ製
造(株)製;ラミスター)を使用して木目模様を施し、
模様層2を形成した。さらに木目模様の模様層2上にイ
ソシアネート硬化型ウレタン系樹脂からなるアンカーコ
ート剤(イソシアネート成分として4,4−ジフェニル
メタンジイソシアネート5重量%、イソホロンジイソシ
アネート50重量%、ヘキサメチレジンイソシアネート
45重量%の混合物を使用)をグラビア印刷法により塗
工してアンカーコート層3を形成した。
層5としてホモポリプロピレン樹脂にフェノール系酸化
防止剤を0.2重量%、ヒンダードアミン系光安定剤を
0.3重量%、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を
0.5重量%、ブロッキング防止剤を0.2重量%添加
した樹脂と、接着性樹脂層4として無水マレイン酸でグ
ラフト重合した変性ランダムポリプロピレン樹脂(変性
ランダムポリプロピレン1g中のカルボニル基含量は
0.02ミリモル当量)とを、導管エンボスの施された
冷却ロールと加圧ロールとの間に、前記基材シート1を
介してTダイより共押出を行い、さらに基材シート1と
ラミネートする直前に、前記接着性樹脂層4となる共押
出したランダムポリプロピレン樹脂面にオゾン処理装置
によりオゾンガスを吹き付けて、ラミネートとエンボス
付与とを同時に行うことにより、模様層2の施された基
材シート1上のアンカーコート層3面に、接着性樹脂層
4を介して、表面に凹陥模様5aのエンボスされたポリ
プロピレン樹脂層5をラミネートした。
aが施された透明ポリプロピレン樹脂層5の最外表面
に、ウレタン系トップコート剤を用いてトップコート層
6を施し、図1に示す構造の本発明の化粧シートを得
た。
性樹脂層4に無水マレイン酸でグラフト重合した変性ポ
リエチレン樹脂を使用した他は、上記実施例1と同様の
手順で化粧シートを作成し、比較例1の化粧シートを得
た。
性樹脂層4に無水マレイン酸でグラフト重合した変性ホ
モポリプロピレン樹脂を使用した他は、上記実施例1と
同様の手順で化粧シートを作製し、比較例2の化粧シー
トを得た。
カーコート層3に用いるアンカーコート剤に配合するイ
ソシアネート成分の組成を、4,4−ジフェニルメタン
ジイソシアネート5重量%及びヘキサメチレジンイソシ
アネート95重量%に変更した他は、上記実施例1と同
様の手順で化粧シートを作製し、比較例3の化粧シート
を得た。
カーコート層3に用いるアンカーコート剤に配合するイ
ソシアネート成分の組成を、イソホロンジイソシアネー
ト45重量%及びヘキサメチレンジイソシアネート55
重量%に変更した他は、上記実施例1と同様の手順で化
粧シートを作製し、比較例4の化粧シートを得た。
カーコート層3に用いるアンカーコート剤に配合するイ
ソシアネート成分の組成を、ヘキサメチレンジイソシア
ネート50重量%及びトリレンジイソシアネート50重
量%に変更した他は、上記実施例1と同様の手順で化粧
シートを作製し、比較例5の化粧シートを得た。
及び比較例1〜5の化粧シートについて、23℃雰囲気
下、および80℃にて120時間加熱、90℃にて12
0時間加熱、100℃にて120時間加熱の各々条件に
おけるラミネート強度を測定した。その結果を下表に示
す。
トは、塩化ビニル樹脂を一切使用しないため環境問題の
心配もなく、且つ適度な柔軟性、耐磨耗性、耐傷性、耐
薬品性、後加工性に加えて、90℃以上の耐熱性を有す
る等などの優れた化粧シートを提供できる効果がある。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】非塩化ビニル系材料から成る基材シート表
面に、アンカーコート層を介して、不飽和カルボン酸あ
るいはその無水物で変性したランダムポリプロピレン樹
脂からなる接着性樹脂層と、ポリプロピレン樹脂層とを
具備する化粧シートにおいて、前記アンカーコート層
が、イソシアネート成分として4,4−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート及びイソホロンジイソシアネートを
少なくとも含むイソシアネート硬化型ウレタン系樹脂か
ら構成されることを特徴とする化粧シート。 - 【請求項2】前記アンカーコート層を構成するイソシア
ネート硬化型ウレタン系樹脂に含まれるイソシアネート
成分が、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート2
〜20重量%、イソホロンジイソシアネート30〜98
重量%及びその両者以外のイソシアネート成分0〜68
重量%によって構成されていることを特徴とする請求項
1に記載の化粧シート。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001296699A JP4686951B2 (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 化粧シート |
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