[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2003192920A - ディスプレイのポリマー構成要素のための安定剤系 - Google Patents

ディスプレイのポリマー構成要素のための安定剤系

Info

Publication number
JP2003192920A
JP2003192920A JP2002289570A JP2002289570A JP2003192920A JP 2003192920 A JP2003192920 A JP 2003192920A JP 2002289570 A JP2002289570 A JP 2002289570A JP 2002289570 A JP2002289570 A JP 2002289570A JP 2003192920 A JP2003192920 A JP 2003192920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
polymer
hindered amine
compounds
light stabilizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002289570A
Other languages
English (en)
Inventor
Timothy C Schunk
チャールズ シャンク ティモシー
Kurt Michael Schroeder
マイケル シュローダー カート
Charles H Appell
ハワード アペル チャールズ
Daniel T Linehan
タルボット リネハン ダニエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JP2003192920A publication Critical patent/JP2003192920A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/15Heterocyclic compounds having oxygen in the ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/17Amines; Quaternary ammonium compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/13Phenols; Phenolates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3412Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having one nitrogen atom in the ring
    • C08K5/3432Six-membered rings
    • C08K5/3435Piperidines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31511Of epoxy ether

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温多湿における長期間使用下での密閉環境
におけるポリマー構成要素の分光特性および機械的特性
の両方の劣化に対するポリマーの安定化をさらに向上さ
せるのが望ましいであろう。 【解決手段】 酸掃去剤化合物、ヒンダードアミン光安
定剤化合物、およびヒンダードフェノール酸化防止剤化
合物がその中に分子的に分散されているポリマー相を含
んでなり、上記ヒンダードアミン光安定剤化合物および
上記ヒンダードフェノール酸化防止剤化合物が20:1〜
1:20の質量比で存在しており、そして、上記酸掃去剤
化合物のヒンダードアミン光安定剤化合物およびヒンダ
ードフェノール酸化防止剤化合物の総濃度に対する質量
比が10:1〜1:10である、ディスプレイ装置において
使用するためのポリマーフィルム、コーティング、並び
に成形品要素を記載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱、水分、および
酸素の作用に対する保護を提供するための、ディスプレ
イ要素のポリマー構成要素における安定剤の組み合わせ
に関する。特定の態様において、本発明は、ディスプレ
イ用途において使用するための偏光子のための保護フィ
ルムの加工のための酢酸セルロースフィルムにおける酸
掃去剤化合物、ヒンダードアミン化合物、およびヒンダ
ードフェノール化合物の組み合わせの使用に関する。
【0002】
【従来の技術】熱、水分、および酸素への暴露下での高
分子物の有効寿命を延ばすための種々の取り組みが開示
されている。米国特許第 3,723,147号および同 4,137,2
01号の各明細書においては、熱可塑性成形法条件下での
色および内部粘度に関するセルロースエステルポリマー
の熱安定性の改良が開示されている。米国特許第 3,72
3,147号は、チオエーテル化合物とエポキシド化合物と
の組み合わせを使用することを推奨している。米国特許
第 4,137,201号明細書においては、環式ホスホニト化合
物とヒンダードフェノール化合物およびエポキシド化合
物との組み合わせの使用が示されている。これらの取り
組みはいずれも、チオエーテルおよびホスホニトの両方
が酸性生成物に転化されて、ポリマーの劣化に寄与する
ために、湿度への長期間の暴露におけるポリマーの安定
化には成功していない。
【0003】特開2001-72782号公報においては、紫外線
吸収化合物と組み合わされたヒンダードアミン光安定剤
(HALS)化合物を使用して、液晶ディスプレイにお
ける偏光子のための保護シートにおいて用いられる場合
の高温多湿下でのセルロースエステルフィルムの変色を
低減することが開示されている。特開平6-130226号公報
においては、酢酸セルロースのための酸化防止剤化合物
(例えばフェノール化合物またはエポキシ化合物)をヒ
ドロキシベンゾトリアゾール化合物と組み合わせて使用
して、液晶ディスプレイの偏光子において用いられる場
合の高温多湿への長期暴露下でのセルロースエステルフ
ィルムの変色を低減することが開示されている。米国特
許第 4,619,656号明細書においては、ヒンダードアミン
光安定剤、紫外線安定剤、およびフェノール補助安定剤
の組み合わせの使用によって、紫外線、熱、および湿度
の作用に対して、ポリマーフィルムの光沢および黄色度
指数を保護することが開示されている。特開平5-194788
号公報においては、トリメリット酸エステル可塑剤と、
ヒンダードフェノール化合物およびヒンダードアミン化
合物またはエポキシド化合物との組み合わせの使用によ
って、高温多湿への暴露時のセルロースエステル写真フ
ィルム支持体の寸法安定性、透明性、および曲げ強さの
劣化を低減することが開示されている。安定化されてい
ないポリマーと比較すると改良されてはいるものの、こ
れらの取り組みによっても未だ、かなりの変色およびク
レージングが生ずる場合がある。
【0004】
【特許文献1】米国特許第 3,723,147号明細書
【特許文献2】米国特許第 4,137,201号明細書
【特許文献3】特開2001-72782号公報
【特許文献4】特開平6-130226号公報
【特許文献5】米国特許第 4,619,656号明細書
【特許文献6】特開平5-194788号公報
【特許文献7】米国特許第 4,619,956号明細書
【特許文献8】米国特許第 4,839,405号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高温多湿における長期
間使用下での密閉環境におけるポリマー構成要素の分光
特性および機械的特性の両方の劣化に対するポリマーの
安定化をさらに向上させるのが望ましいであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、酸掃去
剤化合物、ヒンダードアミン光安定剤化合物、およびヒ
ンダードフェノール酸化防止剤化合物がその中に分子的
に分散されているポリマー相を含んでなり、上記ヒンダ
ードアミン光安定剤化合物および上記ヒンダードフェノ
ール酸化防止剤化合物が20:1〜1:20の質量比で存在
しており、そして、上記酸掃去剤化合物のヒンダードア
ミン光安定剤化合物およびヒンダードフェノール酸化防
止剤化合物の総濃度に対する質量比が10:1〜1:10で
ある、ディスプレイ装置において使用するためのポリマ
ーフィルム、コーティング、並びに成形品要素が記載さ
れる。本発明に係るポリマー相中に分散されている酸掃
去剤と2種のラジカル掃去剤酸化防止剤の組み合わせと
の組み合わせの使用により、高熱条件および/または高
湿度条件に暴露される際のポリマーの安定性が高まる。
このことは、積層されてディスプレイとなるポリマー層
(例えば、液晶ディスプレイにおける偏光子)に適用す
る際に、とりわけ望ましいことが見出された。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、少なくとも1種が酸掃
去剤であり、他の2種が、2種のラジカル掃去剤酸化防
止剤の、相乗効果を有する組み合わせを形成している、
高分子層の高分子相の中に分子的に分散されている複数
種の安定化化合物の使用を記載する。これらの安定化ラ
ジカル掃去剤は、少なくとも1種のヒンダードアミン化
合物および少なくとも1種のヒンダードフェノール化合
物からなる。
【0008】本発明の安定化ポリマー構成要素において
有用なヒンダードアミン光安定剤(HALS)化合物は
既知の化合物であり、例えば、米国特許第 4,619,956号
明細書の第5〜11欄および米国特許第 4,839,405号明
細書の第3〜5欄に記載されているように、2,2,6,6-テ
トラアルキルピペリジン化合物、またはそれらの酸付加
塩もしくはそれらと金属化合物との錯体が含まれる。こ
のような化合物には、以下の式Iのものが含まれる。
【0009】
【化1】
【0010】上式中、R1およびR2は、Hまたは置換
基である。ヒンダードアミン光安定剤化合物の具体例に
は、4-ヒドロキシ -2,2,6,6-テトラメチルピペリジン、
1-アリル -4-ヒドロキシ -2,2,6,6-テトラメチルピペリ
ジン、1-ベンジル -4-ヒドロキシ -2,2,6,6-テトラメチ
ルピペリジン、 1-(4-t-ブチル -2-ブテニル)-4-ヒドロ
キシ -2,2,6,6-テトラメチルピペリジン、4-ステアロイ
ルオキシ -2,2,6,6-テトラメチルピペリジン、1-エチル
-4-サリチロイルオキシ -2,2,6,6-テトラメチルピペリ
ジン、4-メタクリロイルオキシ -1,2,2,6,6-ペンタメチ
ルピペリジン、1,2,2,6,6-ペンタメチルピペリジン -4-
イル -β (3,5-ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシフェニル)-
プロピオネート、1-ベンジル -2,2,6,6-テトラメチル -
4-ピペリジニルマレイネート(maleinate) 、 (ジ -2,2,
6,6-テトラメチルピペリジン -4-イル)-アジペート、
(ジ -2,2,6,6-テトラメチルピペリジン -4-イル)-セバ
ケート、 (ジ -1,2,3,6-テトラメチル -2,6-ジエチル−
ピペリジン -4-イル)-セバケート、 (ジ -1-アリル -2,
2,6,6-テトラメチル−ピペリジン -4-イル)-フタレー
ト、1-アセチル -2,2,6,6-テトラメチルピペリジン -4-
イル−アセテート、トリメリト酸−トリ-(2,2,6,6-テト
ラメチルピペリジン -4-イル) エステル、1-アクリロイ
ル -4-ベンジルオキシ -2,2,6,6-テトラメチルピペリジ
ン、ジブチル−マロン酸−ジ-(1,2,2,6,6-ペンタメチル
−ピペリジン -4-イル)-エステル、ジベンジル−マロン
酸−ジ-(1,2,3,6-テトラメチル -2,6-ジエチル−ピペリ
ジン -4-イル)-エステル、ジメチル−ビス-(2,2,6,6-テ
トラメチルピペリジン -4-オキシ)-シラン,トリス-(1-
プロピル -2,2,6,6-テトラメチルピペリジン -4-イル)-
ホスフィット、トリス-(1-プロピル -2,2,6,6-テトラメ
チルピペリジン -4-イル)-ホスフェート, N,N'-ビス-
(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン -4-イル)-ヘキサメ
チレン -1,6-ジアミン、 N,N'-ビス-(2,2,6,6-テトラメ
チルピペリジン -4-イル)-ヘキサメチレン -1,6-ジアセ
トアミド、1-アセチル-4-(N-シクロヘキシルアセトアミ
ド)-2,2,6,6-テトラメチル−ピペリジン、4-ベンジルア
ミノ -2,2,6,6-テトラメチルピペリジン、 N,N'-ビス-
(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン -4-イル) -N,N'-ジ
ブチル−アジパミド、 N,N'-ビス-(2,2,6,6-テトラメチ
ルピペリジン-4-イル) -N,N'-ジシクロヘキシル-(2-ヒ
ドロキシプロピレン) 、 N,N'-ビス-(2,2,6,6-テトラメ
チルピペリジン -4-イル)-p-キシリレン−ジアミン、 4
-(ビス-2-ヒドロキシエチル)-アミノ -1,2,2,6,6-ペン
タメチルピペリジン、4-メタクリルアミド -1,2,2,6,6-
ペンタメチルピペリジン、α−シアノ−β−メチル−β
−[N-(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン -4-イル)]−ア
ミノ−アクリル酸メチルエステル。好ましいヒンダード
アミン光安定剤の例には、以下のHALS−1およびH
ALS−2が含まれる。
【0011】
【化2】
【0012】本発明の安定化ポリマー構成要素において
有用なヒンダードフェノール酸化防止剤化合物もまた既
知の化合物であり、例えば、米国特許第 4,839,405号明
細書の第12〜14欄に記載されているものなどの、2,
6-ジアルキルフェノール誘導体化合物が含まれる。この
ような化合物には、以下の式IIのものが含まれる。
【0013】
【化3】
【0014】上式中、R1、R2およびR3は、さらに
置換されているかまたは置換されていないアルキル置換
基を表す。ヒンダードフェノール化合物の具体例には、
n-オクタデシル 3-(3,5-ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシフ
ェニル)-プロピオネート、n-オクタデシル 3-(3,5-ジ -
t-ブチル -4-ヒドロキシフェニル)-アセテート、n-オク
タデシル3,5-ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシベンゾエー
ト、n-ヘキシル3,5-ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシフェニ
ルベンゾエート、n-ドデシル3,5-ジ -t-ブチル -4-ヒド
ロキシフェニルベンゾエート、ネオ−ドデシル 3-(3,5-
ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシフェニル) プロピオネー
ト、ドデシルβ (3,5-ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシフェ
ニル) プロピオネート、エチルα-(4-ヒドロキシ -3,5-
ジ -t-ブチルフェニル) イソブチレート、オクタデシル
α-(4-ヒドロキシ -3,5-ジ -t-ブチルフェニル) イソブ
チレート、オクタデシルα-(4-ヒドロキシ -3,5-ジ -t-
ブチル-4-ヒドロキシフェニル) プロピオネート、 2-(n
-オクチルチオ) エチル3,5-ジ-t-ブチル -4-ヒドロキシ
−ベンゾエート、 2-(n-オクチルチオ) エチル3,5-ジ-t
-ブチル -4-ヒドロキシ−フェニルアセテート、 2-(n-
オクタデシルチオ) エチル3,5-ジ -t-ブチル -4-ヒドロ
キシフェニルアセテート、 2-(n-オクタデシルチオ) エ
チル3,5-ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシ−ベンゾエート、
2-(2-ヒドロキシエチルチオ) エチル3,5-ジ -t-ブチル
-4-ヒドロキシベンゾエート、ジエチルグリコールビス
-(3,5-ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシ−フェニル) プロピ
オネート、 2-(n-オクタデシルチオ) エチル 3-(3,5-ジ
-t-ブチル -4-ヒドロキシフェニル) プロピオネート、
ステアルアミドN,N-ビス-[エチレン 3-(3,5-ジ -t-ブチ
ル-4-ヒドロキシフェニル) プロピオネート] 、n-ブチ
ルイミノN,N-ビス-[エチレン 3-(3,5-ジ -t-ブチル -4-
ヒドロキシフェニル) プロピオネート] 、 2-(2-ステア
ロイルオキシエチルチオ) エチル3,5-ジ -t-ブチル -4-
ヒドロキシベンゾエート、 2-(2-ステアロイルオキシエ
チルチオ) エチル 7-(3-メチル -5-t-ブチル-4-ヒドロ
キシフェニル) ヘプタノエート、1,2-プロピレングリコ
ールビス -[3-(3,5-ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシフェニ
ル) プロピオネート] 、エチレングリコールビス-[3,5-
ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシフェニル) プロピオネー
ト] 、ネオペンチルグリコールビス -[3-(3,5-ジ -t-ブ
チル -4-ヒドロキシフェニル) プロピオネート] 、エチ
レングリコールビス-[3,5-ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシ
フェニルアセテート) 、グリセリン -l-n-オクタデカノ
エート -2,3-ビス-(3,5-ジ-t-ブチル -4-ヒドロキシフ
ェニルアセテート) 、ペンタエリトリトール−テトラキ
ス -[3-(3',5'-ジ -t-ブチル-4'-ヒドロキシフェニル)
プロピオネート] 、1,1,1-トリメチロールエタン−トリ
ス-3-(3,5-ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシフェニル) プロ
ピオネート] 、ソルビトールヘキサ -[3-(3,5-ジ -t-ブ
チル -4-ヒドロキシフェニル) プロピオネート] 、2-ヒ
ドロキシエチル 7-(3-メチル -5-t-ブチル -4-ヒドロキ
シフェニル) プロピオネート、2-ステアロイルオキシエ
チル 7-(3-メチル -5-t-ブチル -4-ヒドロキシフェニ
ル) ヘプタノエート、1,6-n-ヘキサンジオール−ビス
[(3',5'-ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシフェニル) プロピ
オネート] 、ペンタエリトリトール−テトラキス (3,5-
ジ -t-ブチル -4-ヒドロキシヒドロシンナメート) が含
まれる。上記タイプのヒンダードフェノール系酸化防止
剤化合物は、例えば、Ciba Specialty Chemicalsか
ら、"Irganox 1076"および"Irganox 1010"という商品名
で市販されている
【0015】本発明の安定化ポリマー構成要素において
有用な酸掃去剤は、米国特許第 4,137,201号明細書に記
載されている酸受容エポキシ化合物を含んでなるのが好
ましい。このような酸受容エポキシ化合物は当該技術分
野において既知であり、種々のポリグリコールのジグリ
シジルエーテル、特にポリグリコール1モルあたりに約
8〜40モルのエチレンオキシドなどの縮合によって誘導
されるポリグリコール、グリセロールのジグリシジルエ
ーテルなど、金属エポキシ化合物(例えば、塩化ビニル
ポリマー組成物において、および塩化ビニルポリマー組
成物と共に、従来から利用されているもの)、エポキシ
化エーテル縮合生成物、ビスフェノールAのジグリシジ
ルエーテル(すなわち、 4,4'-ジヒドロキシジフェニル
ジメチルメタン)、エポキシ化不飽和脂肪酸エステル
(特に、2〜22この炭素原子の脂肪酸の4〜2個程度の
炭素原子のアルキルのエステル(例えば、ブチルエポキ
システアレート)など)、および種々のエポキシ化長鎖
脂肪酸トリグリセリドなど(例えば、エポキシ化大豆油
などの組成物によって代表され、例示され得る、エポキ
シ化植物油および他の不飽和天然油(これらは時として
エポキシ化天然グリセリドまたは不飽和脂肪酸と称さ
れ、これらの脂肪酸は一般に12〜22個の炭素原子を含有
している))が含まれる。特に好ましいのは、市販のエ
ポキシ機含有エポキシド樹脂化合物 EPON 815c、および
下式III の他のエポキシ化エーテルオリゴマー縮合生成
物である。
【0016】
【化4】
【0017】上式中、nは0〜12に等しい。用いること
ができるさらなる可能な酸掃去剤としては、特開平5-19
4788号公報の段落87〜105に記載されているものが
含まれる。
【0018】上記酸掃去剤化合物のヒンダードアミン光
安定剤化合物およびヒンダードフェノール酸化防止剤化
合物の総濃度に対する質量比は、10:1〜1:10、好ま
しくは4:1〜1:5、とりわけ2:1〜1:2の範囲
にある。本発明に係るヒンダードフェノール(HP)に
対するヒンダードアミン光安定剤(HALS)の質量比
は、20:1〜1:20の範囲にあり、好ましくは1:10〜
10:1の範囲にあり、とりわけ1:5〜5:1の範囲に
ある。
【0019】本発明の要素のポリマー相に用いることが
できるポリマーの例には、ポリエステル(例えば、ポリ
エチレンテレフタレートおよびポリエチレン -2,6-ナフ
タレート)、セルロースエステル(例えば、二酢酸セル
ロース、三酢酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロー
ス、および酢酸酪酸セルロース)、ポリオレフィン(例
えば、ポリプロピレンおよびポリエチレン)、塩化ビニ
ルから誘導されるポリマー(例えば、ポリ塩化ビニルお
よび塩化ビニル/酢酸ビニルコポリマー)、アクリル系
樹脂(例えば、ポリメタクリル酸メチル)、ポリ炭酸エ
ステル(例えば、ポリカーボネート)、ノルボルネン樹
脂、水溶性樹脂(例えば、ポリビニルアルコール、ゼラ
チン)が含まれる。
【0020】液晶ディスプレイのポリマー構成要素にお
ける本発明の用途に関しては、偏光シート、偏光シート
保護フィルム、移相シート、デフレクター、広視野角化
フィルム、耐摩擦フィルム、防眩フィルム、輝度向上フ
ィルム(BEF)、反射防止フィルム、および帯電防止
フィルムなどの多くのディスプレイ要素を考慮すること
ができる。
【0021】特に好ましい態様において、本発明に関連
するディスプレイのポリマー構成要素は、ポリマーがセ
ルロースエステル(例えば酢酸セルロース、特に三酢酸
セルロース)であるポリマーフィルムの形態にある。こ
のような態様におけるポリマー構成要素は偏光シートの
保護フィルムとして用いるのが好都合である場合があ
り、この偏光シートは偏光板を含んでなり、この保護フ
ィルムは、この偏光板の片面または両面に提供される。
さらに、三酢酸セルロースとしては、既知の材料を用い
ることができる。三酢酸セルロースのアセチル価は、好
ましくは35〜70%の範囲にあり、とりわけ55〜65%の範
囲にある。酢酸セルロースの質量平均分子量は、好まし
くは70,000〜 200,000、とりわけ80,000〜 190,000の範
囲にある。酢酸セルロースの多分散性指数(数平均分子
量で割られた質量平均分子量)は、2〜7、とりわけ
2.5〜4の範囲にある。酢酸セルロースは、木材パルプ
またはコットンリンターのいずれかから誘導されるセル
ロース出発原料から得ることができる。酢酸セルロース
は、上記アセチル価が上記範囲を満足する限り、プロピ
オン酸または酪酸などの脂肪酸を使用してエステル化さ
せることができる。さもなければ、酢酸セルロースは、
上記アセチル価が上記範囲を満足する限り、プロピオン
酸セルロースまたは酪酸セルロースなどの他のセルロー
スエステルを含有していてもよい。
【0022】一般に、酢酸セルロースフィルムは可塑剤
を含有している。これらの可塑剤の例には、燐酸エステ
ル(例えば、燐酸トリフェニル、燐酸ビフェニリルジフ
ェニル、燐酸トリクレジル、燐酸クレジルジフェニル、
燐酸オクチルジフェニル、燐酸トリオクチル、および燐
酸トリブチル)、およびフタル酸エステル(例えば、フ
タル酸ジエチル、フタル酸ジメトキシエチル、フタル酸
ジメチル、およびフタル酸ジオクチル)が含まれる。グ
リコール酸エステルの好ましい例は、トリアセチン、ト
リブチリン、ブチルフタリルブチルグリコレート、エチ
ルフタリルエチルグリコレート、およびメチルフタリル
エチルグリコレートである。上記に示されている2種以
上の可塑剤を組み合わせてもよい。可塑剤は、20質量%
以下、とりわけ5〜15質量%の量でフィルム中に含有さ
れているのが好ましい。また、三酢酸セルロース以外の
ポリマーから調製されるフィルムが、上記可塑剤を含有
しているのが適当である場合もある。
【0023】本発明の好ましい態様において、上記安定
化ポリマー相、特に安定化酢酸セルロースフィルムに1
種以上の紫外線吸収化合物を含有させて、紫外線フィル
ター要素性能を提供させたり、および/または、上記ポ
リマーのための紫外線安定剤として作用させたりしても
よい。一般に、紫外線吸収化合物は、紫外線吸収剤を含
有していないポリマー 100質量部に対して0.01〜20質量
部の量で、上記ポリマー中に含有され、好ましくは0.01
〜10質量部の量で、とりわけ0.05〜2質量部の量で含有
される。本発明の高分子要素において、ヒドロキシフェ
ニル -s-トリアジン化合物、ヒドロキシフェニルベンゾ
トリアゾール化合物、ホルムアミジン化合物、ベンゾフ
ェノン化合物、またはベンゾオキサジノン化合物など
の、種々の高分子要素における使用について記載されて
いる種々の紫外線吸収化合物のいずれを用いてもよい。
ジベンゾイルメタン紫外線吸収化合物を上記に列挙され
ているものなどの第2の紫外線吸収化合物と組み合わせ
て使用すると、紫外スペクトル領域と可視光スペクトル
領域との間の吸収におけるシャープなカットオフ並びに
より広い紫外スペクトルにわたる高い保護の両方を提供
することに関して特に好都合であることが見出された。
用いることができるさらなる可能な紫外線吸収剤には、
4-t-ブチルフェニルサリチレートなどのサリチレート化
合物、および[2,2'-チオビス-(4-t-オクチルフェノレー
ト)]n-ブチルアミンニッケル(II)が含まれる。もっと
も好ましいのは、ジベンゾイルメタン化合物とヒドロキ
シフェニル -s-トリアジン化合物またはヒドロキシフェ
ニルベンゾトリアゾール化合物との組み合わせである。
【0024】用いることができるジベンゾイルメタン化
合物には、以下の式(IV)のものが含まれる。
【0025】
【化5】
【0026】上式中、R1〜R5は、各々独立に、水
素、ハロゲン、ニトロ、もしくはヒドロキシル、または
さらに置換されているかもしくは置換されていないアル
キル、アルケニル、アリール、アルコキシ、アシルオキ
シ、エステル、カルボキシ、アルキルチオ、アリールチ
オ、アルキルアミン、アリールアミン、アルキルニトリ
ル、アリールニトリル、アリールスルホニル、もしくは
5〜6員の複素環式基である。好ましくは、このような
基の各々は、20個以下の炭素原子を含んでなる。さらに
好ましくは、式IVのR1〜R5は、以下の式IV-Aに記載
されているように配置される。
【0027】
【化6】
【0028】特に好ましいのは、R1およびR5が、炭
素原子が1〜6個のアルキル基またはアルコキシ基を表
し、R2〜R4が水素原子を表す、式IV-Aの化合物であ
る。
【0029】本発明に係る要素において用いることがで
きる式(IV)の代表的な化合物には以下のものが含まれ
る。 (IV-1): 4-(1,1-ジメチルエチル) -4'-メトキシジベ
ンゾイルメタン (PARSOL 1789) (IV-2):4-イソプロピルジベンゾイルメタン (EUSOLE
X 8020) (IV-3):ジベンゾイルメタン (RHODIASTAB 83)
【0030】本発明の要素において使用することができ
るヒドロキシフェニル -s-トリアジン化合物は、例え
ば、米国特許第 4,619,956号明細書に記載されているト
リス -s-トリアジンの誘導体であってもよい。このよう
な化合物は、以下の式Vによって表すことができる。
【0031】
【化7】
【0032】上式中、X、Y、およびZは、各々、6員
環が3個未満の、芳香族ラジカル、炭素環式ラジカルで
あり、X、Y、およびZの少なくとも1つがトリアジン
環への結合点に対してオルトのヒドロキシ基によって置
換されており、そして、R1〜R9の各々は、水素、ヒ
ドロキシ、アルキル、アルコキシ、スルホン酸、カルボ
キシ、ハロ、ハロアルキル、およびアシルアミノからな
る群より選ばれる。特に好ましいのは、以下の式V-A の
ヒドロキシフェニル -s-トリアジンである。
【0033】
【化8】
【0034】上式中、Rは水素または炭素原子が1〜18
個のアルキルである。
【0035】本発明の要素において使用することができ
るヒドロキシフェニル化合物は、例えば、以下の式VIに
よって表される化合物の誘導体であってもよい。
【0036】
【化9】
【0037】上式中、R1〜R5は、独立に、水素、ハ
ロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、またはさらに置換されて
いるかもしくは置換されていないアルキル、アルケニ
ル、アリール、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオ
キシ、アルキルチオ、モノアルキルアミノもしくはジア
ルキルアミノ、アシルアミノ、もしくは複素環式基であ
ってもよい。本発明に従って使用することができるベン
ゾトリアゾール化合物の具体例には、2-(2'-ヒドロキシ
-3'-t-ブチル-5'-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリ
アゾール、2-(2'-ヒドロキシ -3',5'-ジ -t-アミルフェ
ニル) ベンゾトリアゾール、オクチル5-t-ブチル-3-(5-
クロロ-2H-ベンゾトリアゾール -2-イル)-4-ヒドロキシ
ベンゼンプロピオネート、 2-(ヒドロキシ -5-t-オクチ
ルフェニル) ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-
5'-メチルフェニル) ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒド
ロキシ-3'-ドデシル-5'-メチルフェニル) ベンゾトリア
ゾール、および2-(2'-ヒドロキシ -3',5'-ジ -t-ブチル
フェニル)-5-クロロベンゾトリアゾールが含まれる。
【0038】本発明の要素において使用することができ
るホルムアミジン化合物は、例えば、米国特許第 4,83
9,405号明細書に記載されているホルムアミジン化合物
であってもよい。このような化合物は、以下の式VII ま
たは式VIIIによって表すことができる。
【0039】
【化10】
【0040】上式中、R1は、1〜約5個の炭素原子を
含有しているアルキル基であり、Yは、H、OH、C
l、またはアルコキシ基であり、R2は、1〜約9個の
炭素原子を含有しているフェニル基またはアルキル基で
あり、Xは、H、カルボアルコキシ、アルコキシ、アル
キル、ジアルキルアミノ、およびハロゲンからなる群よ
り選ばれ、そしてZは、H、アルコキシ、およびハロゲ
ンからなる群より選ばれる。
【0041】
【化11】
【0042】上式中、Aは、−COOR、−COOH、
−CONR' R''、−NR' COR、−CN、またはフ
ェニル基であり、ここで、Rは、炭素原子が1〜約8個
のアルキル基であり、R' およびR''は、各々独立に、
水素、または炭素原子が1〜約4個の低級アルキル基で
ある。本発明に従って使用することができるホルムアミ
ジン化合物の具体例には、米国特許第 4,839,405号明細
書に記載されているものが含まれ、具体的には 4-[[(メ
チルフェニルアミノ) メチレン] アミノ]-、エチルエス
テルである。
【0043】本発明の要素において使用することができ
るベンゾフェノン化合物には、例えば、 2,2'-ジヒドロ
キシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ -
4-メトキシベンゾフェノン、および2-ヒドロキシ -4-n-
ドデシルオキシベンゾフェノンが含まれる場合がある。
【0044】本発明のポリマー構成要素に無機化合物ま
たは有機化合物の粒子を含有させて、粘着防止性を提供
させてもよい。上記無機化合物の例には、二酸化珪素、
二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、
炭酸カルシウム、タルク、クレー、焼成カオリン、焼成
珪酸カルシウム、水和珪酸カルシウム、珪酸アルミニウ
ム、珪酸マグネシウム、および燐酸カルシウムが含まれ
る。好ましいのは、二酸化珪素、二酸化チタン、および
酸化ジルコニウムであり、とりわけ二酸化珪素である。
上記有機化合物(ポリマー)の例には、シリコーン樹
脂、弗素樹脂、およびアクリル系樹脂が含まれる。好ま
しいのはアクリル系樹脂である。
【0045】本発明に係るポリマー構成要素は、ポリマ
ーフィルムの形態にあるのが好ましい。ポリマーフィル
ムは、溶液流延法を利用することによって調製されるの
が好ましい。より詳細には、この溶液流延法は、溶液供
給装置のスリット(ダイ)から供給されるポリマー溶液
を支持体上に流延する工程およびこの流延層を乾燥させ
てフィルムを形成させる工程を含む。大規模生産におい
ては、上記方法は、例えば、連続的に動いているコンベ
ヤー(例えば、エンドレスベルト)または連続的に回転
しているドラムの上にポリマー溶液(例えば、三酢酸セ
ルロースのドープ)を流延し、次に、この流延層の溶媒
を蒸発させる工程によって行うことができる。小規模生
産においては、上記方法は、例えば、溶液供給装置のス
リットから供給されるポリマー溶液を一定の大きさを有
する固定支持体(例えば金属板またはガラス板)上に装
置を動かすことによって流延し、次に、この流延層の溶
媒を蒸発させる工程によって行うことができる。
【0046】上記溶液流延法においては、支持体の上に
形成されるフィルムを支持体から剥がすことができる性
質を支持体が有している限り、いずれの支持体を用いる
こともできる。ゆえに、支持体が上記性質を有する限
り、金属板およびガラス板以外の支持体(例えば、プラ
スチックフィルム)もまた用いることができる。ダイ
は、均一な速度で溶液を供給することができる限り、い
ずれのダイを用いることもできる。さらに、溶液をダイ
に供給するための方法としては、ポンプを使用して溶液
を一定の速度で供給する方法を用いることができる。小
規模生産においては、適量の溶液を保持することが可能
なダイを利用することができる。
【0047】上記溶液流延法において用いられるポリマ
ーは、溶媒に溶解することが可能であることが要求され
る。さらに、光学的製品における用途のためには、この
ポリマーから形成されるフィルムは、一般に、高い透明
性を有することおよび光学的異方性を殆ど有していない
ことが要求される。そのうえ、このポリマーは、上記安
定剤との適合性を有するのが好ましい。上記溶液流延法
において用いられるポリマーとして、好ましいのは三酢
酸セルロースである。しかしながら、上記条件を満足す
る限り、他のポリマーを用いることもできる。
【0048】上記溶液流延法以外の、ポリマーディスプ
レイ構成要素の形成方法としては、ポリマーと安定剤と
を溶融させながら混合する工程、およびこの混合物を押
出する工程を含む、既知の押出成型法を挙げることがで
きる。一般に、この方法は、上記溶液流延法を利用する
ことができないポリマーに適用される。
【0049】本発明の好ましい態様に係る光学的ポリマ
ーフィルムの形態にあるポリマーディスプレイ構成要素
の調製方法を、三酢酸セルロースフィルムに関して、詳
細に説明する。混合容器中に、溶媒、三酢酸セルロー
ス、および可塑剤を入れ、(加熱下、望まれる場合には
圧力下で)撹拌することによって酢酸セルロースを溶解
させて、ドープを調製する。もう1つの混合容器に、溶
媒、酸掃去剤、および酸化防止剤安定剤を入れ、撹拌す
ることによって溶解させる。粘着防止性を改良するため
の粒子を添加する場合には、得られる安定剤含有溶液に
粒子を入れ、分散機を使用して、この混合物を分散させ
て、分散液を調製する。適量の安定剤含有溶液を、上記
ドープが入っている容器に供給し、それらを混合する。
この混合物(ドープ)を、ドープのためのフィルターに
通して、流延ヘッドに適当に供給し、この流延ヘッドか
ら金属のドラムまたは連続ベルト(支持体)の上に流延
する。この流延フィルムを上記支持体が1回転する間に
乾燥させて、自己支持性を有するフィルムを形成させ、
そして、この乾燥されたフィルムを上記支持体から剥離
し、次に、このフィルムを十分に乾燥させて巻き取る。
【0050】上記ドープおよび安定剤含有溶液は、流延
ヘッドの前の配管中に取り付けられたスタティックミキ
サーの使用によって混合し、流延ヘッドに供給し、そし
て流延ヘッドから金属ドラム(支持体)上に流延するこ
とができる。上記溶液流延法においては、使用されるポ
リマー(例えば、三酢酸セルロース)が溶解することが
できる限り、いずれの溶媒を使用することもできる。こ
の溶媒は、単一の溶媒であっても、溶媒の組み合わせで
あってもよい。上記溶液流延法において用いられる溶媒
の例には、脂肪族炭化水素(例えば、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン、およびシクロ
ヘキサン)、芳香族炭化水素(例えば、ベンゼン、トル
エン、およびキシレン)、塩素化炭化水素(例えば、ク
ロロメタン、ジクロロメタン、四塩化炭素、およびトリ
クロロエタン)、アルコール(例えば、メタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコール、およびn-ブチルア
ルコール)、ケトン(例えば、アセトン、メチルエチル
ケトン、およびシクロヘキサノン)、およびエステル
(例えば、蟻酸メチル、蟻酸エチル、酢酸メチル、およ
び酢酸エチル)、またはジオキサラン(dioxalane) が含
まれる。
【0051】三酢酸セルロースをポリマーとして用いる
場合、ジクロロメタンとメタノールとの混合溶媒を用い
るのが一般的である。(例えば、ドープを調製する手順
またはドープに粒子を添加する手順において)三酢酸セ
ルロースが沈殿しない限り、イソプロピルアルコールお
よびn-ブチルアルコールなどの他の溶媒を用いることも
できる。ドープにおける三酢酸セルロースと溶媒との質
量比は、10:90〜30:70(三酢酸セルロース:溶媒)で
あるのが好ましい。
【0052】ドープまたは分散液を調製する手順におい
て、分散剤、蛍光色素、消泡剤、滑剤、紫外線吸収色素
などの種々の他の添加剤をドープまたは分散液に添加す
ることができる。
【0053】特に好ましい態様において、本発明に係る
安定化ポリマー構成要素は、第1の紫外線吸収化合物と
して(全質量に対して)0.01〜5質量%の化合物UV−
1 (Parsol 1789)、第2の紫外線吸収化合物として0.01
〜5質量%の Tinuvin 326(UV−3)および0.01〜5
質量%の Tinuvin 328(UV−2)、0.01〜10質量%の
ヒンダードアミン光安定剤化合物(例えば、 Tinuvin 6
22(HALS−1))、0.01〜10質量%のヒンダードフ
ェノール化合物(例えば、Irganox 1010(HP−
1))、および0.01〜10質量%のエポキシ含有酸掃去剤
化合物(例えば、 Epon 815c(式E−1のモノマーから
得られるエポキシ基含有オリゴマーエポキシ樹脂))
を、 0.1〜20質量%の可塑剤(例えば、燐酸トリフェニ
ル)と共に含んでなる。
【0054】
【化12】
【0055】
【化13】
【0056】
【実施例】例1のポリマーフィルムは、本発明に係る酸
掃去剤化合物、ヒンダードアミン光安定剤化合物、およ
びヒンダードフェノール酸化防止剤化合物の組み合わせ
を用いて調製した。例2〜7の比較用フィルムは、これ
らの化合物の1種以上が存在しなかったことを除き、例
1と同様に調製した。
【0057】例1:ポリマードープのための混合容器
に、 100質量部の酢酸セルロース(CTA)(総合酢酸
価:60.8%)、11.8質量部の燐酸トリフェニル(TP
P)、 399質量部のジクロロメタン、33.4質量部のメタ
ノール、および 9.3質量部のn-ブタノールを入れ、加熱
下で撹拌することによって酢酸セルロースを溶解させ
て、ドープを調製した。
【0058】もう1つの混合容器に、上記構造を有す
る、 3.3質量部の紫外吸収剤UV−1、27.3質量部のU
V−2、 5.2質量部のUV−3、 8.4質量部のHALS
−1、1.7質量部のヒンダードフェノール(HP−
1)、および 8.4質量部のエポキシド(E−1)、 145
質量部のジクロロメタン、12質量部のメタノール、およ
び 3.4質量部のn-ブタノールを入れ、撹拌して、溶液を
調製した。
【0059】上記CTAドープ( 302質量部)に、10質
量部の上記安定剤含有溶液を添加し、それらを十分に混
合して、均一な溶液(ドープ)を調製した。この混合ド
ープを押出ダイに供給し、移動金属支持体上に流延し
た。流延フィルムを流延用表面から剥離した後に、この
フィルムを加熱ゾーンに通すことによって乾燥させて、
偏光板の保護構成要素に好適なポリマーフィルムを提供
する、80μm の厚みを有する酢酸セルロースフィルムを
調製した。
【0060】例2(比較用):もう1つの混合容器に、
3.3質量部の紫外吸収剤UV−1、27.3質量部のUV−
2、 5.2質量部のUV−3、 145質量部のジクロロメタ
ン、12質量部のメタノール、および 3.4質量部のn-ブタ
ノールを入れ、これらの紫外線吸収剤を撹拌することに
よって溶解させて、溶液を調製した。次に、CTAドー
プとの混合のための例1と同じ手順を使用し、CTAフ
ィルムを同じ手法で調製した。
【0061】例3(比較用):もう1つの混合容器に、
3.3質量部の紫外吸収剤UV−1、27.3質量部のUV−
2、 5.2質量部のUV−3、10.1質量部のHALS−
1、 145質量部のジクロロメタン、12質量部のメタノー
ル、および 3.4質量部のn-ブタノールを入れ、撹拌し
て、溶液を調製した。次に、CTAドープとの混合のた
めの例1と同じ手順を使用し、CTAフィルムを同じ手
法で調製した。
【0062】例4(比較用):もう1つの混合容器に、
3.3質量部の紫外吸収剤UV−1、27.3質量部のUV−
2、 5.2質量部のUV−3、 8.4質量部のHALS−
1、 1.7質量部のヒンダードフェノール(HP−1)、
145質量部のジクロロメタン、12質量部のメタノール、
および 3.4質量部のn-ブタノールを入れ、撹拌して、溶
液を調製した。次に、CTAドープとの混合のための例
1と同じ手順を使用し、CTAフィルムを同じ手法で調
製した。
【0063】例5〜7(比較用):CTAフィルムにお
ける総合全質量は一定に維持しつつ、HALS−1のH
P−1に対する質量比を表Iに示されているように変化
させたことを除き、例4において記載したものと同様
に、CTAフィルムを調製した。
【0064】
【表1】
【0065】上記の各例に記載されているように調製さ
れた安定化ポリマーフィルム構成要素の効力を、これら
のフィルムの調製後の初期条件下並びに環境応力下の両
方において評価した。各例のフィルムの透過スペクトル
を、空気対照に対して、 220nm〜 800nmの波長範囲にわ
たって、通常の手順によって得た。CIE人間知覚色パ
ラメーターL* 、a* 、およびb* の測定は、D65照
明標準を使用して行った。環境応力試験については、
(90%RHにおける2時間にわたるコンディショニングの
後に)85℃、相対湿度90%で 600時間または 150℃、周
囲湿度で 200時間のいずれかにおいて、 1.1mm厚の Cor
ning Type 1737-Gガラス片の間に試料を保持した。上記
透過スペクトルを定期的に得て、紫外線遮断および知覚
色(CIE)の安定性を観察した。
【0066】表IIは、流延されたままのフィルムの初期
分光応答パラメーターを示す。
【0067】
【表2】
【0068】揮発性劣化成分を閉じ込めることによりデ
ィスプレイ装置性能条件をより厳密にシミュレートする
ことを目的とする2つの 1.1mmの Corning 1737 Type G
ガラス片の存在のために、パラメーター値が独立に放置
されているフィルム(表II)と比較してシフトしている
ことに注目されたい。安定剤の添加による分光応答パラ
メーターへの有害な影響が示されなかったことにも注目
されたい。
【0069】表III は、 150℃において 200時間または
85℃および90%RHにおいて 600時間の暴露後のフィルム
の分光応答パラメーターに対する変化の結果を示してい
る。
【0070】
【表3】
【0071】高い相対湿度において貯蔵された試料を90
%RHにおいて2時間にわたって予めコンディショニング
して、実際の長期間にわたる装置の使用時に生ずる平衡
条件をシミュレートしたことに注目されたい。明らか
に、酸掃去剤およびヒンダードアミン化合物とヒンダー
ドフェノール化合物との組み合わせが導入されている例
1のフィルムの性能は、示されている他の例のフィルム
のいずれに対しても、はるかに優れている。このこと
は、透過分光性能の維持並びにL*** 色および機
械的結着性の維持の両方の点から見て真実である。
【0072】本発明に従って用いられるヒンダードアミ
ン化合物とヒンダードフェノール化合物との組み合わせ
により、高温多湿条件下での高い色安定性に関する相乗
効果が提供される。図1は、このような相乗効果を示し
ている。図1に描かれている線は、例3〜7に従って調
製されたCTAフィルムを使用して、85℃において 500
時間にわたってエージングさせた試料の12個の反復試験
片に由来するCIEb * D65色パラメーターのベスト
フィットを表す。安定剤の組み合わせにより、いずれか
の安定剤を単独で用いる場合の高いレベルと比較して、
もっとも低いCIEb* 値が得られている。
【0073】表III に示されている結果において、HA
LS化合物のみの添加(例3)またはHALS化合物と
ヒンダードフェノール化合物との相乗効果的な組み合わ
せの添加(例4)によれば、紫外線吸収剤のみのフィル
ム(例2)と比較して、いくつかの分光パラメーターに
おいて穏やかな改良が認められるものの、本発明に係る
完全な安定剤処方(例1)については、さらに劇的な改
良が見出されることは注目されるべきである。これらの
結果は、記載されている本発明によって提供される改良
を示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】85℃、90%RHに 500時間にわたって暴露された
例3〜7のCTAフィルムのb * CIE D65色パラ
メーターの依存性を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 5/00 C09D 5/00 Z 7/12 7/12 201/00 201/00 C09K 3/00 C09K 3/00 U 15/08 15/08 15/30 15/30 G02B 5/30 G02B 5/30 (72)発明者 カート マイケル シュローダー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14559, スペンサーポート,シェルドン テラス 14 (72)発明者 チャールズ ハワード アペル アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,ラッタ ロード 1050 (72)発明者 ダニエル タルボット リネハン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14624, ロチェスター,ローンズバリー ドライブ 11 Fターム(参考) 2H049 BA22 BB18 BB33 BC22 4F071 AA09 AA42 AC11 AC12 AE05 AE22 AF30 AH16 BA02 BB02 BC01 BC07 4H025 AA17 AA53 AC05 AC06 AC07 4J002 AB021 AD011 BB031 BB121 BD041 BD081 BE021 BG051 CD052 CD162 CE001 CF061 CF081 CG001 EJ027 EU076 FD020 FD046 FD050 FD077 GP00 4J038 BA031 CB001 CD021 CE021 CG001 CM021 DB002 DD001 DE001 JA34 JA64 JA69 JB06 JB18 JB34 KA02 KA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸掃去剤化合物、ヒンダードアミン光安
    定剤化合物、およびヒンダードフェノール酸化防止剤化
    合物が分子的に分散されているポリマー相を含んでな
    り、上記ヒンダードアミン光安定剤化合物および上記ヒ
    ンダードフェノール酸化防止剤化合物が20:1〜1:20
    の質量比で存在しており、そして、上記酸掃去剤化合物
    のヒンダードアミン光安定剤化合物およびヒンダードフ
    ェノール酸化防止剤化合物の総濃度に対する質量比が1
    0:1〜1:10である、ディスプレイ装置において使用
    するためのポリマーフィルム、コーティング、または成
    形品要素。
  2. 【請求項2】 上記酸掃去剤化合物がエポキシ化合物を
    含んでなる、請求項1に記載の要素。
  3. 【請求項3】 上記酸掃去剤エポキシ化合物がビスフェ
    ノールAのジグリシジルエーテルを含んでなる、請求項
    2に記載の要素。
  4. 【請求項4】 上記ヒンダードアミン光安定剤が2,2,6,
    6-テトラアルキルピペリジン誘導体化合物を含んでな
    り、上記ヒンダードフェノールが2,6-ジアルキルフェノ
    ール誘導体化合物を含んでなる、請求項2に記載の要
    素。
  5. 【請求項5】 セルロースエステルフィルムを含んでな
    る、請求項1〜4のいずれか1項に記載の要素。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のセルロースエステルフ
    ィルム要素を含む保護フィルムを含んでなる、液晶ディ
    スプレイ偏光子。
JP2002289570A 2001-10-03 2002-10-02 ディスプレイのポリマー構成要素のための安定剤系 Pending JP2003192920A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US32685401P 2001-10-03 2001-10-03
US60/326854 2001-10-03
US10/150,836 US6767937B2 (en) 2001-10-03 2002-05-17 Stabilizer system for polymer components of displays
US10/150836 2002-05-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003192920A true JP2003192920A (ja) 2003-07-09

Family

ID=26848078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002289570A Pending JP2003192920A (ja) 2001-10-03 2002-10-02 ディスプレイのポリマー構成要素のための安定剤系

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6767937B2 (ja)
EP (1) EP1300438A1 (ja)
JP (1) JP2003192920A (ja)
KR (1) KR20030029477A (ja)
CN (1) CN1267484C (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006104374A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Konica Minolta Opto Inc セルロースエステルフィルム、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP2006113567A (ja) * 2004-09-17 2006-04-27 Konica Minolta Opto Inc 偏光板保護フィルム、その製造方法、偏光板及び液晶表示装置
JP2006126253A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Sumitomo Chemical Co Ltd 偏光膜用染料及び該染料を含有する染料系偏光膜
JP2006123513A (ja) * 2004-09-29 2006-05-18 Konica Minolta Opto Inc セルロースエステルフィルムの製造方法、セルロースエステルフィルム、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP2006249221A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Konica Minolta Opto Inc セルロースエステルフィルム、偏光板及び液晶表示装置
WO2006115015A1 (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Konica Minolta Opto, Inc. セルロースエステルフィルム及びその製造方法、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
WO2006115032A1 (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Konica Minolta Opto, Inc. セルロースエステルフィルム及びその製造方法、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP2006328298A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Konica Minolta Opto Inc 光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP2007056157A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Konica Minolta Opto Inc セルロースエステルフィルム及びその製造方法、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP2007144932A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Konica Minolta Opto Inc セルロースエステルフィルムの製造方法、セルロースエステルフィルム、光学フィルム、偏光板及び表示装置
WO2007072643A1 (ja) 2005-12-21 2007-06-28 Konica Minolta Opto, Inc. セルロースエステルフィルム、セルロースエステルフィルムの製造方法、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP2007216600A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Konica Minolta Opto Inc 光学フィルム、その製造方法、それを用いた偏光板及び液晶表示装置
JP2007216601A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Konica Minolta Opto Inc 光学フィルム、光学フィルムの製造方法、偏光板及び液晶表示装置
JP2007223056A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Konica Minolta Opto Inc 光学フィルム、その製造方法、それを用いた偏光板及び液晶表示装置
WO2007119421A1 (ja) 2006-03-31 2007-10-25 Konica Minolta Opto, Inc. 表示装置用フィルム、偏光板及びその製造方法、液晶表示装置
JP2009020399A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Konica Minolta Opto Inc 光学フィルム、偏光板、及び液晶表示装置
JPWO2008050573A1 (ja) * 2006-10-26 2010-02-25 株式会社日本触媒 偏光子保護フィルム、偏光板、および画像表示装置
WO2010050286A1 (ja) * 2008-10-29 2010-05-06 コニカミノルタオプト株式会社 光学フィルム、偏光板、液晶表示装置、および光学フィルムの製造方法
KR101189947B1 (ko) * 2005-03-25 2012-10-12 코니카 미놀타 어드밴스드 레이어즈 인코포레이티드 광학 보상 필름, 광학 보상 필름의 제조 방법, 편광판 및액정 표시 장치
US8574478B2 (en) * 2003-09-10 2013-11-05 Colormatrix Europe Limited Slip additive composition in thermoplastic polymer processing
JP2016183298A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 旭化成株式会社 熱可塑性樹脂組成物及びその成形体
JP2019052236A (ja) * 2017-09-14 2019-04-04 Dic株式会社 液晶組成物及び液晶表示素子

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050143501A1 (en) * 2003-12-25 2005-06-30 Fuji Photo Film Co., Ltd. Polycarbonate resin molding
JP2005338343A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Sumitomo Chemical Co Ltd 偏光板及び偏光板用接着剤
ATE485585T1 (de) * 2004-06-29 2010-11-15 Asahi Glass Co Ltd Lichtmodulierendes flüssigkristallelement und optische kopfeinrichtung
US20060069192A1 (en) * 2004-09-29 2006-03-30 Konica Minolta Opto, Inc. Method for manufacturing cellulose ester film, and cellulose ester film, optical film, polarizing plate and liquid crystal display device using the same
JP5470672B2 (ja) * 2004-12-09 2014-04-16 コニカミノルタ株式会社 セルロースエステルフィルムの製造方法
JP2008528629A (ja) * 2005-01-27 2008-07-31 アルザ・コーポレーシヨン 高流動性膜を有する経口浸透薬用量形態
US20060221447A1 (en) * 2005-03-31 2006-10-05 3M Innovative Properties Company Stabilized polarizing beam splitter assembly
US7315418B2 (en) 2005-03-31 2008-01-01 3M Innovative Properties Company Polarizing beam splitter assembly having reduced stress
US20060264540A1 (en) * 2005-05-19 2006-11-23 Gelbin Michael E Stabilizer blend for improved chlorine resistance
US7101659B1 (en) 2005-07-01 2006-09-05 Eastman Kodak Company Color photographic element with UV absorber
CN101288018B (zh) 2005-10-18 2011-01-26 旭硝子株式会社 液晶光调制元件及光头装置
DE102005050525A1 (de) * 2005-10-21 2007-04-26 Degussa Gmbh Metallfreie 1K-Polyurethansysteme
CN101326232B (zh) * 2005-12-12 2011-09-14 柯尼卡美能达精密光学株式会社 纤维素酯光学膜及其制造方法、偏振片及液晶显示装置
WO2007072654A1 (ja) * 2005-12-21 2007-06-28 Konica Minolta Opto, Inc. 組成物、光学フィルム、光学フィルムの製造方法、偏光板及び液晶表示装置
US20070218218A1 (en) * 2006-03-20 2007-09-20 Konica Minolta Opto, Inc. Cellulose acylate optical film, producing method thereof, polarizing plate and liquid crystal display using the same
WO2007145090A1 (ja) * 2006-06-13 2007-12-21 Konica Minolta Opto, Inc. セルロースエステルフィルム、セルロースエステルフィルムの製造方法、偏光板、及び液晶表示装置
WO2008010421A1 (fr) * 2006-07-21 2008-01-24 Konica Minolta Opto, Inc. éléments optiques, son procédé de fabrication, plaque polarisante et dispositif d'affichage à cristaux liquides
KR20090045921A (ko) * 2006-09-01 2009-05-08 코니카 미놀타 옵토 인코포레이티드 셀룰로오스 아실레이트 필름의 제조 방법, 셀룰로오스 아실레이트 필름, 편광판 및 액정 표시 장치
CN101517457B (zh) 2006-09-29 2011-12-21 3M创新有限公司 抑制基于聚合物的光学元件中伪影形成的粘合剂
US8663798B2 (en) * 2006-12-19 2014-03-04 Nitto Denko Corporation Pressure-sensitive adhesive optical film and image display
MX2008001141A (es) 2007-02-09 2009-02-24 Rohm & Haas Metodo para reducir el olor en pinturas de latex.
DK2108669T3 (da) * 2008-04-11 2013-06-24 Sika Technology Ag Fugtighedshærdende forseglende forbindelse med god lagerstabilitet og lav overfladeadhæsion
KR200452324Y1 (ko) * 2009-02-19 2011-02-22 성신하스코 주식회사 에어컨용 응축수 배수펌프
US20110200809A1 (en) * 2010-02-12 2011-08-18 Eastman Chemical Company Sulfite softwood based cellulose triacetate for lcd films
JP5741465B2 (ja) * 2011-02-28 2015-07-01 Jsr株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
JP5892734B2 (ja) * 2011-05-02 2016-03-23 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 熱伝導性シート
CN102617450B (zh) * 2012-03-07 2014-08-27 烟台大学 一种高分子材料稳定剂及其制备方法
CN102732265B (zh) * 2012-06-15 2014-04-09 深圳市华星光电技术有限公司 用于液晶显示器的液晶介质组合物
CN103113900B (zh) * 2013-02-01 2015-02-04 江苏和成显示科技股份有限公司 一种聚合物稳定配向型液晶组合物及其应用
KR102131117B1 (ko) 2014-02-07 2020-07-08 삼성디스플레이 주식회사 편광자, 편광자를 갖는 표시 장치, 및 편광자 제조 방법
US9752051B2 (en) 2015-04-06 2017-09-05 Rohm And Haas Electronic Materials Llc Polyarylene polymers
CN107459993B (zh) * 2016-06-06 2020-11-27 石家庄诚志永华显示材料有限公司 一种稳定剂及包含该稳定剂的液晶组合物
US10283302B2 (en) 2016-08-31 2019-05-07 Miller-Eads Co. Inc. Remote controlled circuit breaker panel system

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3723147A (en) * 1971-11-03 1973-03-27 Eastman Kodak Co Stabilizer system for cellulose ester plastics
US3993662A (en) * 1974-04-09 1976-11-23 Ciba-Geigy Corporation Insecticidal n-(substituted phenyl)-tricyclo [3,2,2,02.4 ]nonane-6,7-dicarboximides
JPS5253953A (en) * 1975-10-28 1977-04-30 Ciba Geigy Ag Stabilized stylene polymer composition against lightt and heatt degradation
UST950002I4 (ja) * 1975-10-28 1976-09-07
US4137201A (en) * 1977-09-02 1979-01-30 Eastman Kodak Company Cyclic phosphonite stabilized cellulose ester compositions
US4619956A (en) * 1985-05-03 1986-10-28 American Cyanamid Co. Stabilization of high solids coatings with synergistic combinations
US4839405A (en) * 1986-07-08 1989-06-13 Plasticolors, Inc. Ultraviolet stabilizer compositions, stabilized organic materials, and methods
JPH05194788A (ja) 1991-06-27 1993-08-03 Fuji Photo Film Co Ltd セルロースエステルフィルム、ハロゲン化銀感光材料及び処理方法
JP3517788B2 (ja) 1992-10-16 2004-04-12 コニカミノルタホールディングス株式会社 セルロースエステルフィルム
FR2705679B1 (fr) * 1993-05-24 1998-07-10 Sandoz Sa Nouvelles compositions stabilisantes des matières polymères, à base de phosphonites ou phosphites et d'un stabilisant contre l'hydrolyse.
FR2725451B1 (fr) 1994-10-06 1998-04-17 Sandoz Sa Nouvelle composition stabilisante pour les matieres polymeres
TW338046B (en) * 1995-06-29 1998-08-11 Ciba Sc Holding Ag Process for the preparation of stabilized olefin polymers
ATE312874T1 (de) * 1996-03-22 2005-12-15 Wolfgang Wehner Stabilisatorkombination für chlorhaltige polymere
JP4251736B2 (ja) 1999-09-07 2009-04-08 コニカミノルタホールディングス株式会社 セルロースエステルフィルム
US6468609B2 (en) * 1999-12-01 2002-10-22 Agfa-Gevaert UV-absorbing film and its use as protective sheet
GB0004436D0 (en) * 2000-02-25 2000-04-12 Clariant Int Ltd Synergistic stabilizer compositions for thermoplastic polymers in prolonged contact with water
IT1318423B1 (it) 2000-03-24 2003-08-25 Great Lakes Chemical Europ Miscele stabilizzanti per polimeri organici.
US6649231B2 (en) * 2000-08-10 2003-11-18 Fuji Photo Film Co., Ltd. Optical compensatory sheet comprising transparent support, orientation layer and optically anisotropic layer

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8574478B2 (en) * 2003-09-10 2013-11-05 Colormatrix Europe Limited Slip additive composition in thermoplastic polymer processing
JP2006113567A (ja) * 2004-09-17 2006-04-27 Konica Minolta Opto Inc 偏光板保護フィルム、その製造方法、偏光板及び液晶表示装置
JP4640065B2 (ja) * 2004-09-17 2011-03-02 コニカミノルタオプト株式会社 偏光板保護フィルムの製造方法、偏光板及び液晶表示装置
JP2006123513A (ja) * 2004-09-29 2006-05-18 Konica Minolta Opto Inc セルロースエステルフィルムの製造方法、セルロースエステルフィルム、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP4687349B2 (ja) * 2004-09-29 2011-05-25 コニカミノルタオプト株式会社 セルロースエステルフィルムの製造方法、セルロースエステルフィルム、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP4631383B2 (ja) * 2004-10-07 2011-02-16 コニカミノルタオプト株式会社 セルロースエステルフィルム、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP2006104374A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Konica Minolta Opto Inc セルロースエステルフィルム、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP2006126253A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Sumitomo Chemical Co Ltd 偏光膜用染料及び該染料を含有する染料系偏光膜
JP4543878B2 (ja) * 2004-10-26 2010-09-15 住友化学株式会社 偏光膜用染料及び該染料を含有する染料系偏光膜
JP4687158B2 (ja) * 2005-03-10 2011-05-25 コニカミノルタオプト株式会社 セルロースエステルフィルムの製造方法
JP2006249221A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Konica Minolta Opto Inc セルロースエステルフィルム、偏光板及び液晶表示装置
KR101189947B1 (ko) * 2005-03-25 2012-10-12 코니카 미놀타 어드밴스드 레이어즈 인코포레이티드 광학 보상 필름, 광학 보상 필름의 제조 방법, 편광판 및액정 표시 장치
WO2006115032A1 (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Konica Minolta Opto, Inc. セルロースエステルフィルム及びその製造方法、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP5194789B2 (ja) * 2005-04-18 2013-05-08 コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 セルロースエステルフィルムの製造方法
WO2006115015A1 (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Konica Minolta Opto, Inc. セルロースエステルフィルム及びその製造方法、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP2006328298A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Konica Minolta Opto Inc 光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP2007056157A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Konica Minolta Opto Inc セルロースエステルフィルム及びその製造方法、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP2007144932A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Konica Minolta Opto Inc セルロースエステルフィルムの製造方法、セルロースエステルフィルム、光学フィルム、偏光板及び表示装置
WO2007072643A1 (ja) 2005-12-21 2007-06-28 Konica Minolta Opto, Inc. セルロースエステルフィルム、セルロースエステルフィルムの製造方法、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP2007216600A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Konica Minolta Opto Inc 光学フィルム、その製造方法、それを用いた偏光板及び液晶表示装置
JP2007216601A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Konica Minolta Opto Inc 光学フィルム、光学フィルムの製造方法、偏光板及び液晶表示装置
JP2007223056A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Konica Minolta Opto Inc 光学フィルム、その製造方法、それを用いた偏光板及び液晶表示装置
WO2007119421A1 (ja) 2006-03-31 2007-10-25 Konica Minolta Opto, Inc. 表示装置用フィルム、偏光板及びその製造方法、液晶表示装置
JPWO2008050573A1 (ja) * 2006-10-26 2010-02-25 株式会社日本触媒 偏光子保護フィルム、偏光板、および画像表示装置
JP2009020399A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Konica Minolta Opto Inc 光学フィルム、偏光板、及び液晶表示装置
WO2010050286A1 (ja) * 2008-10-29 2010-05-06 コニカミノルタオプト株式会社 光学フィルム、偏光板、液晶表示装置、および光学フィルムの製造方法
KR101571920B1 (ko) 2008-10-29 2015-11-25 코니카 미놀타 어드밴스드 레이어즈 인코포레이티드 광학 필름, 편광판, 액정 표시 장치 및 광학 필름의 제조 방법
JP2016183298A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 旭化成株式会社 熱可塑性樹脂組成物及びその成形体
JP2019052236A (ja) * 2017-09-14 2019-04-04 Dic株式会社 液晶組成物及び液晶表示素子
JP7059542B2 (ja) 2017-09-14 2022-04-26 Dic株式会社 液晶組成物及び液晶表示素子

Also Published As

Publication number Publication date
US6767937B2 (en) 2004-07-27
EP1300438A1 (en) 2003-04-09
US20030097963A1 (en) 2003-05-29
CN1408749A (zh) 2003-04-09
CN1267484C (zh) 2006-08-02
KR20030029477A (ko) 2003-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003192920A (ja) ディスプレイのポリマー構成要素のための安定剤系
KR100841856B1 (ko) 자외선 광 필터 소자
US7569259B2 (en) Plasticizer, cellulose ester film, polarizing plate, and liquid crystal display
JP4924432B2 (ja) セルロースエステル光学フィルムとその製造方法、偏光板及び液晶表示装置
JP2008513836A (ja) 偏光板に有用な相溶性可塑剤化合物
JP4774712B2 (ja) 偏光板
JP6692348B2 (ja) 樹脂用改質剤およびこれを用いた樹脂組成物
TW201510021A (zh) 聚酯系可塑劑及纖維素系樹脂組成物
US8007918B2 (en) Plasticizers for improved elevated temperature properties in cellulose esters
US8142864B2 (en) Cellulose ester pellets, cellulose ester film, manufacturing method of cellulose ester film, polarizing plate, and liquid crystal display
JP6802678B2 (ja) 樹脂用改質剤およびこれを用いた樹脂組成物
US3522207A (en) Light stabilized polymers containing tetracarboxylic acid esters
JP4687145B2 (ja) 光学フィルムの製造方法、偏光板及び液晶表示装置
JP4815617B2 (ja) 光学フィルムとその製造方法、偏光板及び液晶表示装置
US3313771A (en) Alpha-phenylsulfonyl cinnamates and cinnamonitriles as ultraviolet light stabilizers for plastic materials
US2848341A (en) Cellulose organic acid ester plastics containing symmetrical diphenyl urea
JP4788207B2 (ja) セルロースエステル光学フィルムの製造方法
JP4552593B2 (ja) ディスプレイ用光学フィルムの製造方法
US2831777A (en) Cellulose organic acid ester plastics containing n-benzoyl p-hydroxy anilide
US2186631A (en) Cellulose organic derivative compositions containing tetrahydrofurfuryl tetrahydrofuroate
US2051536A (en) Cellulose organic ester compositions containing phenyl cyclohexane
JP2007007987A (ja) セルロースエステル光学フィルムの製造方法及びセルロースエステル光学フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090317