JP2003186166A - 感光材料現像処理装置 - Google Patents
感光材料現像処理装置Info
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- JP2003186166A JP2003186166A JP2001387264A JP2001387264A JP2003186166A JP 2003186166 A JP2003186166 A JP 2003186166A JP 2001387264 A JP2001387264 A JP 2001387264A JP 2001387264 A JP2001387264 A JP 2001387264A JP 2003186166 A JP2003186166 A JP 2003186166A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive material
- guide surface
- conveying
- path
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 感光材料を確実に搬送するとともに処理液の
通過を最小限に抑制する。 【解決手段】 感光材料搬送経路74に対して、スリッ
ト孔部57の下縁部57bとブレード53の先端部53
aとの接触位置P1をブレード53側へ僅かに突出した
位置にする。第1〜第4ガイド面54a、59、72
a、73aの先端を、それぞれ半径100mmの円8
3、85および半径30mmの円84、86内に位置さ
せる。液中スクイズ部、搬送部材、および搬送ガイド部
材の相対位置関係を詳細に規定しているので、感光材料
を確実に搬送するとともに処理液の通過を最小限に抑制
することができる。
通過を最小限に抑制する。 【解決手段】 感光材料搬送経路74に対して、スリッ
ト孔部57の下縁部57bとブレード53の先端部53
aとの接触位置P1をブレード53側へ僅かに突出した
位置にする。第1〜第4ガイド面54a、59、72
a、73aの先端を、それぞれ半径100mmの円8
3、85および半径30mmの円84、86内に位置さ
せる。液中スクイズ部、搬送部材、および搬送ガイド部
材の相対位置関係を詳細に規定しているので、感光材料
を確実に搬送するとともに処理液の通過を最小限に抑制
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタプロセッ
サなどの自動現像機に組み込まれる感光材料現像処理装
置に関するものである。
サなどの自動現像機に組み込まれる感光材料現像処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真現像所で使用されるプリンタプロセ
ッサなどの自動現像機は、印画紙などの感光材料に露光
処理を施す露光処理装置と、露光済みの感光材料に現像
処理を施す現像処理装置が内部に組み込まれている。通
常、現像処理装置には、コマ画像が露光された感光材料
を搬送する搬送部材と、発色現像、漂白定着、水洗およ
び安定などの処理液の入った複数の処理槽とが設けられ
ており、搬送部材により感光材料を処理槽へ搬送し、各
処理液の中を順次通過させることによって現像処理を行
う。
ッサなどの自動現像機は、印画紙などの感光材料に露光
処理を施す露光処理装置と、露光済みの感光材料に現像
処理を施す現像処理装置が内部に組み込まれている。通
常、現像処理装置には、コマ画像が露光された感光材料
を搬送する搬送部材と、発色現像、漂白定着、水洗およ
び安定などの処理液の入った複数の処理槽とが設けられ
ており、搬送部材により感光材料を処理槽へ搬送し、各
処理液の中を順次通過させることによって現像処理を行
う。
【0003】従来の処理槽では、感光材料が前の槽から
次の槽に搬入される際に、一度空中を渡って搬入させる
所謂クロスオーバー構造を採用していたが、最近、感光
材料の搬送長を短くして現像処理時間の短縮化を図るた
めに、ブレードなどの仕切り部材による液中スクイズ部
を処理槽間の隔壁に設け、この液中スクイズ部を介して
感光材料を液中搬送する方法が提案されている。
次の槽に搬入される際に、一度空中を渡って搬入させる
所謂クロスオーバー構造を採用していたが、最近、感光
材料の搬送長を短くして現像処理時間の短縮化を図るた
めに、ブレードなどの仕切り部材による液中スクイズ部
を処理槽間の隔壁に設け、この液中スクイズ部を介して
感光材料を液中搬送する方法が提案されている。
【0004】上記の液中搬送方法を用いた感光材料現像
処理装置では、普通、搬送部材として感光材料を上下ロ
ーラの間で挟持して搬送する搬送ローラ対が液中スクイ
ズ部の上流側および下流側に配置されている。この場
合、感光材料は上流側の搬送ローラ対により前の槽から
液中スクイズ部に搬入され、下流側の搬送ローラ対によ
り液中スクイズ部から次の槽へと搬出される。また、液
中スクイズ部とこれら搬送ローラ対の間に、感光材料の
先端を案内するガイド面が形成された搬送ガイド部材を
設けて、感光材料の搬送が確実に行われるようにしたも
のもある。
処理装置では、普通、搬送部材として感光材料を上下ロ
ーラの間で挟持して搬送する搬送ローラ対が液中スクイ
ズ部の上流側および下流側に配置されている。この場
合、感光材料は上流側の搬送ローラ対により前の槽から
液中スクイズ部に搬入され、下流側の搬送ローラ対によ
り液中スクイズ部から次の槽へと搬出される。また、液
中スクイズ部とこれら搬送ローラ対の間に、感光材料の
先端を案内するガイド面が形成された搬送ガイド部材を
設けて、感光材料の搬送が確実に行われるようにしたも
のもある。
【0005】上記のような構成の感光材料現像処理装置
では、液中スクイズ部は水洗槽本体に設けられるのに対
して、装置のメンテナンスが容易にできるように、搬送
ローラ対は水洗槽本体から取り外し可能な搬送ラックに
一体に設けられるのが普通である。
では、液中スクイズ部は水洗槽本体に設けられるのに対
して、装置のメンテナンスが容易にできるように、搬送
ローラ対は水洗槽本体から取り外し可能な搬送ラックに
一体に設けられるのが普通である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような感光材料現像処理装置では、液中スクイズ部と搬
送部材である搬送ローラ対が別体で設けられていて同一
基準上にないため、設置位置に誤差が生じてしまい、液
中スクイズ部を通過する感光材料の搬送抵抗が増加して
装置の搬送能力が低下したり、感光材料と液中スクイズ
部の仕切り部材との間に生じた間隙から処理液が流出し
て装置の処理能力が低下するといった問題があった。ま
た、液中スクイズ部、搬送部材、および搬送ガイド部材
の相対位置関係を規定していないため、搬送不良により
感光材料が正規の搬送経路を通過せずにその縁部が搬送
ガイド部材のガイド面などに接触してダメージを蒙り、
品質の低下を招いたり、感光材料の詰まりが発生すると
いった問題があった。
ような感光材料現像処理装置では、液中スクイズ部と搬
送部材である搬送ローラ対が別体で設けられていて同一
基準上にないため、設置位置に誤差が生じてしまい、液
中スクイズ部を通過する感光材料の搬送抵抗が増加して
装置の搬送能力が低下したり、感光材料と液中スクイズ
部の仕切り部材との間に生じた間隙から処理液が流出し
て装置の処理能力が低下するといった問題があった。ま
た、液中スクイズ部、搬送部材、および搬送ガイド部材
の相対位置関係を規定していないため、搬送不良により
感光材料が正規の搬送経路を通過せずにその縁部が搬送
ガイド部材のガイド面などに接触してダメージを蒙り、
品質の低下を招いたり、感光材料の詰まりが発生すると
いった問題があった。
【0007】本発明は、液中スクイズ部、搬送部材、お
よび搬送ガイド部材の相対位置関係を規定することで、
感光材料を確実に搬送するとともに処理液の通過を最小
限に抑制した感光材料現像処理装置を提供することを目
的とする。
よび搬送ガイド部材の相対位置関係を規定することで、
感光材料を確実に搬送するとともに処理液の通過を最小
限に抑制した感光材料現像処理装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、処理液が貯留される複数の処理槽間の隔
壁に設けられ、開口を有する本体および前記開口内に配
置される仕切り部材からなり、前記開口の縁部に前記仕
切り部材の先端部を弾発的に接触させて、感光材料の通
過を可能にするとともに、処理液の通過を阻止する液中
スクイズ部と、この液中スクイズ部に感光材料を搬送す
る第1搬送部材と、液中スクイズ部から感光材料を搬送
する第2搬送部材と、を備えた感光材料現像処理装置に
おいて、前記開口の縁部と仕切り部材の先端部との接触
位置が、前記第1搬送部材および第2搬送部材を結ぶ感
光材料搬送経路に対して、同一レベル位置、または前記
仕切り部材側へ僅かに突出した位置に規定している。
に、本発明は、処理液が貯留される複数の処理槽間の隔
壁に設けられ、開口を有する本体および前記開口内に配
置される仕切り部材からなり、前記開口の縁部に前記仕
切り部材の先端部を弾発的に接触させて、感光材料の通
過を可能にするとともに、処理液の通過を阻止する液中
スクイズ部と、この液中スクイズ部に感光材料を搬送す
る第1搬送部材と、液中スクイズ部から感光材料を搬送
する第2搬送部材と、を備えた感光材料現像処理装置に
おいて、前記開口の縁部と仕切り部材の先端部との接触
位置が、前記第1搬送部材および第2搬送部材を結ぶ感
光材料搬送経路に対して、同一レベル位置、または前記
仕切り部材側へ僅かに突出した位置に規定している。
【0009】なお、前記本体は、前記仕切り部材を保持
する保持部材を備え、この保持部材の前記感光材料搬送
経路に対面する位置に、前記感光材料の先端を前記接触
位置へ案内する第1ガイド面を形成し、前記縁部の前記
感光材料搬送経路に対面する位置に、前記感光材料の先
端を前記接触位置へ案内する第2ガイド面を形成し、こ
の第1ガイド面と第2ガイド面とを、第1搬送部材に向
かって徐々に間隔が大となるように形成し、前記第1搬
送部材と感光材料との接点を通り、前記感光材料搬送経
路と直交する第1ガイド面側の垂線上に中心を持ち、前
記感光材料搬送経路を接線とする半径100mmの円内
に前記第1ガイド面の先端を設置し、前記第1搬送部材
と感光材料との接点を通り、前記感光材料搬送経路と直
交する第2ガイド面側の垂線上に中心を持ち、前記感光
材料搬送経路を接線とする半径30mmの円内に前記第
2ガイド面の先端を設置させることが好ましい。
する保持部材を備え、この保持部材の前記感光材料搬送
経路に対面する位置に、前記感光材料の先端を前記接触
位置へ案内する第1ガイド面を形成し、前記縁部の前記
感光材料搬送経路に対面する位置に、前記感光材料の先
端を前記接触位置へ案内する第2ガイド面を形成し、こ
の第1ガイド面と第2ガイド面とを、第1搬送部材に向
かって徐々に間隔が大となるように形成し、前記第1搬
送部材と感光材料との接点を通り、前記感光材料搬送経
路と直交する第1ガイド面側の垂線上に中心を持ち、前
記感光材料搬送経路を接線とする半径100mmの円内
に前記第1ガイド面の先端を設置し、前記第1搬送部材
と感光材料との接点を通り、前記感光材料搬送経路と直
交する第2ガイド面側の垂線上に中心を持ち、前記感光
材料搬送経路を接線とする半径30mmの円内に前記第
2ガイド面の先端を設置させることが好ましい。
【0010】また、前記接触位置と前記第2搬送部材と
の間に搬送ガイド部材を設け、この搬送ガイド部材に、
前記感光材料搬送経路に対して前記仕切り部材側で、前
記感光材料を前記第2搬送部材へ案内する第3ガイド面
と、前記感光材料搬送経路に対して前記縁部側で、前記
感光材料を前記第2搬送部材へ案内する第4ガイド面と
を形成し、この第3ガイド面と第4ガイド面とを、前記
液中スクイズ部に向かって徐々に間隔が大となるように
形成し、前記接触位置を通り、前記感光材料搬送経路と
直交する第3ガイド面側の垂線上に中心を持ち、前記感
光材料搬送経路を接線とする半径100mmの円内に前
記第3ガイド面の先端を設置し、前記接触位置を通り、
前記感光材料搬送経路と直交する第4ガイド面側の垂線
上に中心を持ち、前記感光材料搬送経路を接線とする半
径30mmの円内に前記第4ガイド面の先端を設置させ
ることが好ましい。
の間に搬送ガイド部材を設け、この搬送ガイド部材に、
前記感光材料搬送経路に対して前記仕切り部材側で、前
記感光材料を前記第2搬送部材へ案内する第3ガイド面
と、前記感光材料搬送経路に対して前記縁部側で、前記
感光材料を前記第2搬送部材へ案内する第4ガイド面と
を形成し、この第3ガイド面と第4ガイド面とを、前記
液中スクイズ部に向かって徐々に間隔が大となるように
形成し、前記接触位置を通り、前記感光材料搬送経路と
直交する第3ガイド面側の垂線上に中心を持ち、前記感
光材料搬送経路を接線とする半径100mmの円内に前
記第3ガイド面の先端を設置し、前記接触位置を通り、
前記感光材料搬送経路と直交する第4ガイド面側の垂線
上に中心を持ち、前記感光材料搬送経路を接線とする半
径30mmの円内に前記第4ガイド面の先端を設置させ
ることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に本発明の感光材料現像処理
装置を実施したプリンタプロセッサの内部構成の概略を
示す。プリンタプロセッサ2は、プリンタ部3とプロセ
ッサ部4とからなる。プリンタ部3は、マガジン5、カ
ッタ6、裏印字部7、露光部8、振り分け部9から構成
される。マガジン5にセットされた帯状の感光材料10
は、プリントサイズに応じてカッタ6により切断され、
カットシート状の感光材料10a(図3参照)となる。
この感光材料10aは、図中2点鎖線で示す搬送経路1
4に沿って露光部8に向けて搬送され、その途中で裏印
字部7によってコマ番号や補正データなどの印字が行わ
れる。そして、露光部8で画像データに基づいた画像が
感光材料10aの受光面に露光記録される。その後、露
光済みの感光材料10aは、振り分け部9によって2列
に配置され、乳剤面を上側、支持体を下側にしてプロセ
ッサ部4に搬送される。
装置を実施したプリンタプロセッサの内部構成の概略を
示す。プリンタプロセッサ2は、プリンタ部3とプロセ
ッサ部4とからなる。プリンタ部3は、マガジン5、カ
ッタ6、裏印字部7、露光部8、振り分け部9から構成
される。マガジン5にセットされた帯状の感光材料10
は、プリントサイズに応じてカッタ6により切断され、
カットシート状の感光材料10a(図3参照)となる。
この感光材料10aは、図中2点鎖線で示す搬送経路1
4に沿って露光部8に向けて搬送され、その途中で裏印
字部7によってコマ番号や補正データなどの印字が行わ
れる。そして、露光部8で画像データに基づいた画像が
感光材料10aの受光面に露光記録される。その後、露
光済みの感光材料10aは、振り分け部9によって2列
に配置され、乳剤面を上側、支持体を下側にしてプロセ
ッサ部4に搬送される。
【0012】プロセッサ部4は、感光材料現像処理装置
11、乾燥装置12、ソータ部13から構成される。感
光材料現像処理装置11には、詳しくは図2に示すよう
に、搬送経路14の上流側(図中左側)から順に、現像
槽21と、漂白定着槽22と、第1水洗槽23、第2水
洗槽24、第3水洗槽25、および第4水洗槽26から
なる水洗槽27とが設けられている。現像槽21には現
像液が、漂白定着槽22には漂白定着液が、また、水洗
槽27には水洗液が所定量貯留されている。現像槽21
および漂白定着槽22の内部には、感光材料10aを槽
内で略U字状に搬送する複数の搬送ローラからなる搬送
ラック28が設けられている。
11、乾燥装置12、ソータ部13から構成される。感
光材料現像処理装置11には、詳しくは図2に示すよう
に、搬送経路14の上流側(図中左側)から順に、現像
槽21と、漂白定着槽22と、第1水洗槽23、第2水
洗槽24、第3水洗槽25、および第4水洗槽26から
なる水洗槽27とが設けられている。現像槽21には現
像液が、漂白定着槽22には漂白定着液が、また、水洗
槽27には水洗液が所定量貯留されている。現像槽21
および漂白定着槽22の内部には、感光材料10aを槽
内で略U字状に搬送する複数の搬送ローラからなる搬送
ラック28が設けられている。
【0013】現像槽21の上方には、感光材料10aを
プリンタ部3から現像槽21内へ搬送する搬送ローラ対
29、および現像処理された感光材料10aを漂白定着
槽22側へ搬送する搬送ローラ対30が設けられてい
る。同様に、漂白定着槽22の上方には、現像槽21側
から搬送された感光材料10aを漂白定着槽22内へ搬
送する搬送ローラ対31、および定着処理された感光材
料10aを第1水洗槽23側へ搬送する搬送ローラ対3
2が設けられている。また、第1水洗槽23の上方に
は、定着処理された感光材料10aを第1水洗槽23内
へ搬送する搬送ローラ対33が設けられている。これら
の搬送ローラ対30〜33によって液外スクイズ部38
(図中2点鎖線で囲まれた部分)が構成され、感光材料
10aに付着した処理液が次の槽へ持ち込まれないよう
になっている。第4水洗槽26の上方には、水洗された
感光材料10aを乾燥装置12へ搬送する搬送ローラ対
34が設けられている。第1水洗槽23および第4水洗
槽26には、各々感光材料10aを搬送する手段として
搬送ローラ対35が設けられている。
プリンタ部3から現像槽21内へ搬送する搬送ローラ対
29、および現像処理された感光材料10aを漂白定着
槽22側へ搬送する搬送ローラ対30が設けられてい
る。同様に、漂白定着槽22の上方には、現像槽21側
から搬送された感光材料10aを漂白定着槽22内へ搬
送する搬送ローラ対31、および定着処理された感光材
料10aを第1水洗槽23側へ搬送する搬送ローラ対3
2が設けられている。また、第1水洗槽23の上方に
は、定着処理された感光材料10aを第1水洗槽23内
へ搬送する搬送ローラ対33が設けられている。これら
の搬送ローラ対30〜33によって液外スクイズ部38
(図中2点鎖線で囲まれた部分)が構成され、感光材料
10aに付着した処理液が次の槽へ持ち込まれないよう
になっている。第4水洗槽26の上方には、水洗された
感光材料10aを乾燥装置12へ搬送する搬送ローラ対
34が設けられている。第1水洗槽23および第4水洗
槽26には、各々感光材料10aを搬送する手段として
搬送ローラ対35が設けられている。
【0014】第1水洗槽23と第2水洗槽24との隔壁
39、第2水洗槽24と第3水洗槽25との隔壁40、
第3水洗槽25と第4水洗槽26との隔壁41には、各
々液中スクイズ部42が設けられている。各々の液中ス
クイズ部42の上流側には、感光材料10aを前の槽か
ら液中スクイズ部42に搬入するための、第1搬送部材
としての搬送ローラ対36が設けられ、下流側には、感
光材料10aを液中スクイズ部42から次の槽に搬出す
るための、第2搬送部材としての搬送ローラ対37がそ
れぞれ設けられている。また、各々の液中スクイズ部4
2と搬送ローラ対37との間には、感光材料10aの先
端を液中スクイズ部42から搬送ローラ対37へと案内
する搬送ガイド部材71が設けられている。なお、煩雑
になるため図示は省略するが、各水洗槽内にある搬送ロ
ーラ対35〜37は、各々取り外し可能な搬送ラックに
一体に設けられている。
39、第2水洗槽24と第3水洗槽25との隔壁40、
第3水洗槽25と第4水洗槽26との隔壁41には、各
々液中スクイズ部42が設けられている。各々の液中ス
クイズ部42の上流側には、感光材料10aを前の槽か
ら液中スクイズ部42に搬入するための、第1搬送部材
としての搬送ローラ対36が設けられ、下流側には、感
光材料10aを液中スクイズ部42から次の槽に搬出す
るための、第2搬送部材としての搬送ローラ対37がそ
れぞれ設けられている。また、各々の液中スクイズ部4
2と搬送ローラ対37との間には、感光材料10aの先
端を液中スクイズ部42から搬送ローラ対37へと案内
する搬送ガイド部材71が設けられている。なお、煩雑
になるため図示は省略するが、各水洗槽内にある搬送ロ
ーラ対35〜37は、各々取り外し可能な搬送ラックに
一体に設けられている。
【0015】第4水洗槽26の上方には、補充槽44に
貯留された新鮮な水洗液を第4水洗槽26に補充する配
管45の端部が配設されている。配管45には、補充槽
44の水洗液を第4水洗槽26へ補充するためのポンプ
46が設けられている。ポンプ46には、図示しない駆
動装置が接続されており、ポンプ46が所定のタイミン
グで作動するようになっている。補充された水洗液は第
3水洗槽25に流下し、以下順次第2、第1水洗槽へと
流下する。第1水洗槽23には、所定量以上の水洗液を
排出するためのオーバーフロー管47が設けられてい
る。オーバーフローした水洗液は、オーバーフロー管4
7を介して貯留槽48に貯留される。
貯留された新鮮な水洗液を第4水洗槽26に補充する配
管45の端部が配設されている。配管45には、補充槽
44の水洗液を第4水洗槽26へ補充するためのポンプ
46が設けられている。ポンプ46には、図示しない駆
動装置が接続されており、ポンプ46が所定のタイミン
グで作動するようになっている。補充された水洗液は第
3水洗槽25に流下し、以下順次第2、第1水洗槽へと
流下する。第1水洗槽23には、所定量以上の水洗液を
排出するためのオーバーフロー管47が設けられてい
る。オーバーフローした水洗液は、オーバーフロー管4
7を介して貯留槽48に貯留される。
【0016】図3に示すように、液中スクイズ部42
は、隔壁39の開口51に取り付けられた本体52と、
仕切り部材としてのブレード53と、保持部材としての
ブレード押さえ54とからなる。本体52は、隔壁39
にネジ55で取り付けられ、着脱可能となっている。本
体52と隔壁39との間には、パッキン56が挟み込ま
れている。
は、隔壁39の開口51に取り付けられた本体52と、
仕切り部材としてのブレード53と、保持部材としての
ブレード押さえ54とからなる。本体52は、隔壁39
にネジ55で取り付けられ、着脱可能となっている。本
体52と隔壁39との間には、パッキン56が挟み込ま
れている。
【0017】図4に示すように、本体52は矩形板状に
構成されており、中央部には水平方向に長いスリット
(開口)57が形成されている。このスリット57は、
上縁部57aと、下縁部57bと、側縁部57cとから
構成されている。このスリット57の、感光材料10a
の搬送方向上流側(搬送ローラ対36側)の部分は、斜
めに切り取られている。この斜めに切り取られた部分
の、上縁部57aに連続する傾斜面は、ブレード取り付
け面58となっている。また、下縁部57bに連続する
傾斜面は、感光材料の先端を案内するガイド面(第2ガ
イド面)59となっている。
構成されており、中央部には水平方向に長いスリット
(開口)57が形成されている。このスリット57は、
上縁部57aと、下縁部57bと、側縁部57cとから
構成されている。このスリット57の、感光材料10a
の搬送方向上流側(搬送ローラ対36側)の部分は、斜
めに切り取られている。この斜めに切り取られた部分
の、上縁部57aに連続する傾斜面は、ブレード取り付
け面58となっている。また、下縁部57bに連続する
傾斜面は、感光材料の先端を案内するガイド面(第2ガ
イド面)59となっている。
【0018】ブレード取り付け面58には、ネジ孔60
が形成されている。また、ブレード53には、水平方向
に長い長孔からなる取り付け孔61が形成されている。
また、ブレード押さえ54には、ネジ挿入孔62が形成
されている。このネジ挿入孔62にネジ63を挿入し
て、ネジ63をネジ孔60に取り付けることにより、ブ
レード押さえ54を介して、ブレード53がブレード取
り付け面58に取り付けられる。
が形成されている。また、ブレード53には、水平方向
に長い長孔からなる取り付け孔61が形成されている。
また、ブレード押さえ54には、ネジ挿入孔62が形成
されている。このネジ挿入孔62にネジ63を挿入し
て、ネジ63をネジ孔60に取り付けることにより、ブ
レード押さえ54を介して、ブレード53がブレード取
り付け面58に取り付けられる。
【0019】ブレード53は、熱硬化性ポリウレタン樹
脂などの合成樹脂製の薄板からなり、弾性変形する。こ
のブレード53が本体52に取り付けられた状態で、ブ
レード53の先端部53aは、スリット57の下縁部5
7bに弾発的に接触する。これにより、スリット57は
ブレード53によって密閉され、隔壁39で仕切られた
水洗槽の水洗液は互いに流通することがなくなる。ま
た、感光材料10aが通過する際には、感光材料10a
の先端部によってブレード先端部53aが押される。こ
れにより、スリット57を介して感光材料10aの通過
を可能にするとともに、ブレード53によって水洗液の
通過が阻止される。
脂などの合成樹脂製の薄板からなり、弾性変形する。こ
のブレード53が本体52に取り付けられた状態で、ブ
レード53の先端部53aは、スリット57の下縁部5
7bに弾発的に接触する。これにより、スリット57は
ブレード53によって密閉され、隔壁39で仕切られた
水洗槽の水洗液は互いに流通することがなくなる。ま
た、感光材料10aが通過する際には、感光材料10a
の先端部によってブレード先端部53aが押される。こ
れにより、スリット57を介して感光材料10aの通過
を可能にするとともに、ブレード53によって水洗液の
通過が阻止される。
【0020】ブレード押さえ54は、先端になるほど肉
薄になる楔形に形成されている。このブレード押さえ5
4の下側の面は、ブレード53を本体52に取り付けた
状態で、感光材料10aの先端を案内するガイド面54
a(第1ガイド面)となっている。この第1ガイド面5
4aと第2ガイド面59とは、搬送ローラ対36に向か
って徐々に間隔が大となるように形成されている。
薄になる楔形に形成されている。このブレード押さえ5
4の下側の面は、ブレード53を本体52に取り付けた
状態で、感光材料10aの先端を案内するガイド面54
a(第1ガイド面)となっている。この第1ガイド面5
4aと第2ガイド面59とは、搬送ローラ対36に向か
って徐々に間隔が大となるように形成されている。
【0021】図5に示すように、搬送ガイド部材71
は、上側ガイド板72と、下側ガイド板73とから構成
されている。上側ガイド板72には上側ガイド面(第3
ガイド面)72aが形成されており、下側ガイド板73
には下側ガイド面(第4ガイド面)73aが形成されて
いる。この第3ガイド面72aと第4ガイド面73a
は、下縁部57bとブレード先端部53aとの接触位置
P1に向かって徐々に間隔が大となるように形成されて
いる。
は、上側ガイド板72と、下側ガイド板73とから構成
されている。上側ガイド板72には上側ガイド面(第3
ガイド面)72aが形成されており、下側ガイド板73
には下側ガイド面(第4ガイド面)73aが形成されて
いる。この第3ガイド面72aと第4ガイド面73a
は、下縁部57bとブレード先端部53aとの接触位置
P1に向かって徐々に間隔が大となるように形成されて
いる。
【0022】搬送ローラ対36、37と感光材料10a
との各接点P2、P3を結ぶ感光材料搬送経路74に対
して、下縁部57bとブレード先端部53aとの接触位
置P1は、ブレード53側へ僅かに突出した位置にあ
る。また、搬送ローラ対36の中心軸と搬送ローラ対3
7の中心軸との距離L1は、各種サイズの感光材料のう
ち、最小サイズの搬送方向長さ以下に設定されている。
なお、下縁部57bとブレード先端部53aとの接触位
置P1は、感光材料搬送経路74と同一レベルに位置し
ていてもよい。
との各接点P2、P3を結ぶ感光材料搬送経路74に対
して、下縁部57bとブレード先端部53aとの接触位
置P1は、ブレード53側へ僅かに突出した位置にあ
る。また、搬送ローラ対36の中心軸と搬送ローラ対3
7の中心軸との距離L1は、各種サイズの感光材料のう
ち、最小サイズの搬送方向長さ以下に設定されている。
なお、下縁部57bとブレード先端部53aとの接触位
置P1は、感光材料搬送経路74と同一レベルに位置し
ていてもよい。
【0023】図6に示すように、第1ガイド面54aの
先端54bは、搬送ローラ対36と感光材料10aとの
接点P2を通り、感光材料搬送経路74と直交する垂線
81の第1ガイド面54a側に中心C1を持ち、感光材
料搬送経路74を接線とする半径R1=100mmの円
83内に位置している。また、第2ガイド面59の先端
59aは、垂線81の第2ガイド面59側に中心C2を
持ち、感光材料搬送経路74を接線とする半径R2=3
0mmの円84内に位置している。
先端54bは、搬送ローラ対36と感光材料10aとの
接点P2を通り、感光材料搬送経路74と直交する垂線
81の第1ガイド面54a側に中心C1を持ち、感光材
料搬送経路74を接線とする半径R1=100mmの円
83内に位置している。また、第2ガイド面59の先端
59aは、垂線81の第2ガイド面59側に中心C2を
持ち、感光材料搬送経路74を接線とする半径R2=3
0mmの円84内に位置している。
【0024】第3ガイド面72aの先端72bは、下縁
部57bとブレード先端部53aとの接触位置P1を通
り、感光材料搬送経路74と直交する垂線82の第3ガ
イド面72a側に中心C3を持ち、感光材料搬送経路7
4を接線とする半径R3=100mmの円85内に位置
している。また、第4ガイド面73aの先端73bは、
垂線82の第4ガイド面73a側に中心C4を持ち、感
光材料搬送経路74を接線とする半径R4=30mmの
円86内に位置している。
部57bとブレード先端部53aとの接触位置P1を通
り、感光材料搬送経路74と直交する垂線82の第3ガ
イド面72a側に中心C3を持ち、感光材料搬送経路7
4を接線とする半径R3=100mmの円85内に位置
している。また、第4ガイド面73aの先端73bは、
垂線82の第4ガイド面73a側に中心C4を持ち、感
光材料搬送経路74を接線とする半径R4=30mmの
円86内に位置している。
【0025】次に、上記実施形態の作用を説明する。プ
リンタプロセッサ2のプリンタ部3で露光された感光材
料10aは、搬送ラック28により現像槽21の現像
液、漂白定着槽22の漂白定着液に順次浸漬され、液外
スクイズ部38を介して第1水洗槽23に搬送される。
第1水洗槽23に搬送された感光材料10aは、第1水
洗槽23の水洗液によって水洗される。
リンタプロセッサ2のプリンタ部3で露光された感光材
料10aは、搬送ラック28により現像槽21の現像
液、漂白定着槽22の漂白定着液に順次浸漬され、液外
スクイズ部38を介して第1水洗槽23に搬送される。
第1水洗槽23に搬送された感光材料10aは、第1水
洗槽23の水洗液によって水洗される。
【0026】第1水洗槽23で水洗された感光材料10
aは、搬送ローラ対36により第1ガイド面54aおよ
び第2ガイド面59を介して液中スクイズ部42に搬入
され、液中スクイズ部42のブレード53の先端部53
aを変形させてブレード53とスリット57の下縁部5
7bとの間を摺動しながら通過して、搬送ガイド部材7
1の第3ガイド面72aおよび第4ガイド面73aによ
り搬送ローラ対37へ案内され、搬送ローラ対37によ
り第2水洗槽24へ搬送される。感光材料10aの通過
後、ブレード先端部53aは、再びスリット57の下縁
部57aに密着し、水洗液の通過を阻止する。
aは、搬送ローラ対36により第1ガイド面54aおよ
び第2ガイド面59を介して液中スクイズ部42に搬入
され、液中スクイズ部42のブレード53の先端部53
aを変形させてブレード53とスリット57の下縁部5
7bとの間を摺動しながら通過して、搬送ガイド部材7
1の第3ガイド面72aおよび第4ガイド面73aによ
り搬送ローラ対37へ案内され、搬送ローラ対37によ
り第2水洗槽24へ搬送される。感光材料10aの通過
後、ブレード先端部53aは、再びスリット57の下縁
部57aに密着し、水洗液の通過を阻止する。
【0027】以後、感光材料10aは各液中スクイズ部
42を通過して水洗槽27内を液中搬送され、搬送ロー
ラ対34によって乾燥装置12へと搬送される。乾燥後
の感光材料10aは、ソータ部13で各注文毎にまとめ
て仕分けられる。
42を通過して水洗槽27内を液中搬送され、搬送ロー
ラ対34によって乾燥装置12へと搬送される。乾燥後
の感光材料10aは、ソータ部13で各注文毎にまとめ
て仕分けられる。
【0028】上記のように、感光材料10aは、搬送ロ
ーラ対36と第1ガイド面54aおよび第2ガイド面5
9を介して液中スクイズ部42に搬入され、搬送ガイド
部材71の第3ガイド面72aおよび第4ガイド面73
aと搬送ローラ対37を介して液中スクイズ部42から
搬出されて、順次水洗槽27内を液中搬送される。この
とき、下縁部57bとブレード先端部53aとの接触位
置P1が、感光材料搬送経路74に対して、下縁部57
b側に引っ込んだ位置にあると、感光材料10aがブレ
ード先端部53aよりも高い位置を捲り上げながら通過
するため、感光材料10aと下縁部57bとの間に間隙
が生じる。そして、この間隙から水洗液が流出して水洗
能力が低下する。しかしながら、本発明では、下縁部5
7bとブレード先端部53aとの接触位置P1が、感光
材料搬送経路74に対してブレード53側へ僅かに突出
した位置にある。したがって、感光材料10aが常にブ
レード先端部53aを押し退けて通過するため、感光材
料10aと下縁部57bとの間に間隙が生じることがな
く、液中スクイズ部における水洗液の通過が最小限に抑
制され、水洗槽の水洗能力を維持することができる。
ーラ対36と第1ガイド面54aおよび第2ガイド面5
9を介して液中スクイズ部42に搬入され、搬送ガイド
部材71の第3ガイド面72aおよび第4ガイド面73
aと搬送ローラ対37を介して液中スクイズ部42から
搬出されて、順次水洗槽27内を液中搬送される。この
とき、下縁部57bとブレード先端部53aとの接触位
置P1が、感光材料搬送経路74に対して、下縁部57
b側に引っ込んだ位置にあると、感光材料10aがブレ
ード先端部53aよりも高い位置を捲り上げながら通過
するため、感光材料10aと下縁部57bとの間に間隙
が生じる。そして、この間隙から水洗液が流出して水洗
能力が低下する。しかしながら、本発明では、下縁部5
7bとブレード先端部53aとの接触位置P1が、感光
材料搬送経路74に対してブレード53側へ僅かに突出
した位置にある。したがって、感光材料10aが常にブ
レード先端部53aを押し退けて通過するため、感光材
料10aと下縁部57bとの間に間隙が生じることがな
く、液中スクイズ部における水洗液の通過が最小限に抑
制され、水洗槽の水洗能力を維持することができる。
【0029】第1〜第4ガイド面54a、59、72
a、73aと、搬送ローラ対36、37、および液中ス
クイズ部42との相対位置関係が規定されていないと、
搬送不良により感光材料10aが正規の搬送経路14を
通過せずに、その縁部がガイド面に接触してダメージを
蒙り、品質の低下を招いたり、感光材料10aの詰まり
が発生したりする。それに対して、本発明では、第1〜
第4ガイド面54a、59、72a、73aと、搬送ロ
ーラ対36、37、および液中スクイズ部42との相対
位置関係を詳細に規定しているので、感光材料10aが
確実に搬送され、信頼性よく現像処理を行うことができ
る。
a、73aと、搬送ローラ対36、37、および液中ス
クイズ部42との相対位置関係が規定されていないと、
搬送不良により感光材料10aが正規の搬送経路14を
通過せずに、その縁部がガイド面に接触してダメージを
蒙り、品質の低下を招いたり、感光材料10aの詰まり
が発生したりする。それに対して、本発明では、第1〜
第4ガイド面54a、59、72a、73aと、搬送ロ
ーラ対36、37、および液中スクイズ部42との相対
位置関係を詳細に規定しているので、感光材料10aが
確実に搬送され、信頼性よく現像処理を行うことができ
る。
【0030】なお、上記実施形態では第1〜第4ガイド
面と、搬送ローラ対36、および液中スクイズ部42と
の相対位置関係を規定したが、本発明はこれに限定され
ず、全ての搬送系に当てはめて適用することができる。
また、上記位置関係の規定は、各部品の寸法誤差範囲内
で満足されるものである。
面と、搬送ローラ対36、および液中スクイズ部42と
の相対位置関係を規定したが、本発明はこれに限定され
ず、全ての搬送系に当てはめて適用することができる。
また、上記位置関係の規定は、各部品の寸法誤差範囲内
で満足されるものである。
【0031】上記実施形態では搬送ローラ対36、37
は、液中スクイズ部42とは別に、水洗槽本体から取り
外し可能な搬送ラックに一体に設けられているが、これ
ら搬送ローラ対を水洗槽本体や液中スクイズ部に設けた
ものに本発明を適用してもよい。また、第1ガイド面5
4aおよび第2ガイド面59が、液中スクイズ部42の
本体52およびブレード押さえ54に一体に形成されて
いるが、これと別体に搬送ガイド部材を設けて形成して
もよい。
は、液中スクイズ部42とは別に、水洗槽本体から取り
外し可能な搬送ラックに一体に設けられているが、これ
ら搬送ローラ対を水洗槽本体や液中スクイズ部に設けた
ものに本発明を適用してもよい。また、第1ガイド面5
4aおよび第2ガイド面59が、液中スクイズ部42の
本体52およびブレード押さえ54に一体に形成されて
いるが、これと別体に搬送ガイド部材を設けて形成して
もよい。
【0032】また、上記実施形態では、ブレード53が
本体52の上部側に配置され、感光材料10aがブレー
ド先端部53aと下縁部57bとの間を通過して搬送さ
れているが、逆にブレード53が本体52の下部側に配
置され、感光材料10aがブレード先端部53aとスリ
ット57の上縁部57aとの間を通過して搬送される場
合においても、感光材料搬送経路74に対して、上縁部
57aとブレード先端部53aとの接触位置が、同一レ
ベル位置またはブレード53側へ僅かに突出した位置に
あればよく、本発明は有効である。
本体52の上部側に配置され、感光材料10aがブレー
ド先端部53aと下縁部57bとの間を通過して搬送さ
れているが、逆にブレード53が本体52の下部側に配
置され、感光材料10aがブレード先端部53aとスリ
ット57の上縁部57aとの間を通過して搬送される場
合においても、感光材料搬送経路74に対して、上縁部
57aとブレード先端部53aとの接触位置が、同一レ
ベル位置またはブレード53側へ僅かに突出した位置に
あればよく、本発明は有効である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の感光材料現像処
理装置によれば、液中スクイズ部、搬送部材、および搬
送ガイド部材の相対位置関係を関連付けして詳細に規定
したので、感光材料を確実に搬送するとともに処理液の
通過を最小限に抑制することができる。
理装置によれば、液中スクイズ部、搬送部材、および搬
送ガイド部材の相対位置関係を関連付けして詳細に規定
したので、感光材料を確実に搬送するとともに処理液の
通過を最小限に抑制することができる。
【図1】本発明の感光材料現像処理装置を実施したプリ
ンタプロセッサの内部構成を示す概略図である。
ンタプロセッサの内部構成を示す概略図である。
【図2】感光材料現像処理装置の概略図である。
【図3】液中スクイズ部の拡大断面図である。
【図4】液中スクイズ部の分解斜視図である。
【図5】液中スクイズ部と感光材料搬送経路の位置関係
を示す拡大断面図である。
を示す拡大断面図である。
【図6】液中スクイズ部、搬送ローラ対、および搬送ガ
イド部材の位置関係を示す拡大断面図である。
イド部材の位置関係を示す拡大断面図である。
2 プリンタプロセッサ
10 感光材料
11 感光材料現像処理装置
21 現像槽
22 漂白定着槽
27 水洗槽
28 搬送ラック
29〜35 搬送ローラ対
36 搬送ローラ対(第1搬送部材)
37 搬送ローラ対(第2搬送部材)
38 液外スクイズ部
39〜41 隔壁
42 液中スクイズ部
52 本体
53 ブレード(仕切り部材)
54 ブレード押さえ(保持部材)
54a 第1ガイド面
57 スリット(開口)
59 第2ガイド面
71 搬送ガイド部材
72a 第3ガイド面
73a 第4ガイド面
74 感光材料搬送経路
81、82 垂線
83、85 半径100mmの円
84、86 半径30mmの円
Claims (3)
- 【請求項1】 処理液が貯留される複数の処理槽間の隔
壁に設けられ、開口を有する本体および前記開口内に配
置される仕切り部材からなり、前記開口の縁部に前記仕
切り部材の先端部を弾発的に接触させて、感光材料の通
過を可能にするとともに、処理液の通過を阻止する液中
スクイズ部と、 この液中スクイズ部に感光材料を搬送する第1搬送部材
と、 液中スクイズ部から感光材料を搬送する第2搬送部材
と、を備えた感光材料現像処理装置において、 前記開口の縁部と仕切り部材の先端部との接触位置が、
前記第1搬送部材および第2搬送部材を結ぶ感光材料搬
送経路に対して、同一レベル位置、または前記仕切り部
材側へ僅かに突出した位置にあることを特徴とする感光
材料現像処理装置。 - 【請求項2】 前記本体は、前記仕切り部材を保持する
保持部材を備え、この保持部材の前記感光材料搬送経路
に対面する位置に、前記感光材料の先端を前記接触位置
へ案内する第1ガイド面を形成し、 前記縁部の前記感光材料搬送経路に対面する位置に、前
記感光材料の先端を前記接触位置へ案内する第2ガイド
面を形成し、 この第1ガイド面と第2ガイド面とを、第1搬送部材に
向かって徐々に間隔が大となるように形成し、 前記第1搬送部材と感光材料との接点を通り、前記感光
材料搬送経路と直交する第1ガイド面側の垂線上に中心
を持ち、前記感光材料搬送経路を接線とする半径100
mmの円内に前記第1ガイド面の先端を設置し、 前記第1搬送部材と感光材料との接点を通り、前記感光
材料搬送経路と直交する第2ガイド面側の垂線上に中心
を持ち、前記感光材料搬送経路を接線とする半径30m
mの円内に前記第2ガイド面の先端を設置したことを特
徴とする請求項1に記載の感光材料現像処理装置。 - 【請求項3】 前記接触位置と前記第2搬送部材との間
に搬送ガイド部材を設け、 この搬送ガイド部材に、前記感光材料搬送経路に対して
前記仕切り部材側で、前記感光材料を前記第2搬送部材
へ案内する第3ガイド面と、 前記感光材料搬送経路に対して前記縁部側で、前記感光
材料を前記第2搬送部材へ案内する第4ガイド面とを形
成し、 この第3ガイド面と第4ガイド面とを、前記液中スクイ
ズ部に向かって徐々に間隔が大となるように形成し、 前記接触位置を通り、前記感光材料搬送経路と直交する
第3ガイド面側の垂線上に中心を持ち、前記感光材料搬
送経路を接線とする半径100mmの円内に前記第3ガ
イド面の先端を設置し、 前記接触位置を通り、前記感光材料搬送経路と直交する
第4ガイド面側の垂線上に中心を持ち、前記感光材料搬
送経路を接線とする半径30mmの円内に前記第4ガイ
ド面の先端を設置したことを特徴とする請求項1または
2に記載の感光材料現像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001387264A JP2003186166A (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 感光材料現像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001387264A JP2003186166A (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 感光材料現像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003186166A true JP2003186166A (ja) | 2003-07-03 |
Family
ID=27596155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001387264A Pending JP2003186166A (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 感光材料現像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003186166A (ja) |
-
2001
- 2001-12-20 JP JP2001387264A patent/JP2003186166A/ja active Pending
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