JP2003157857A - 燃料電池用電極触媒体、それを用いた燃料電池用空気極、およびその触媒活性評価方法 - Google Patents
燃料電池用電極触媒体、それを用いた燃料電池用空気極、およびその触媒活性評価方法Info
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Abstract
用電極触媒体であって、触媒活性の大きな電極触媒体を
提供する。 【解決手段】 白金を含む触媒粒子と、該触媒粒子を担
持する導電性担体とからなる粉末状の燃料電池用電極触
媒体を、触媒粒子の(111)結晶面に垂直な方向の結
晶子径の平均値D111と(100)結晶面に垂直な方向
の結晶子径の平均値D100との比がD100/D111<1と
なり、触媒粒子の平均結晶子径が5nm以下となるよう
なものとする。触媒として作用する表面積が大きく、か
つ表面に(100)結晶面が表れている触媒粒子の割合
が大きいため、酸素還元活性の高い電極触媒体となる。
Description
媒体、それを用いた燃料電池用空気極、およびその酸素
還元活性を評価する触媒活性評価方法に関する。
エネルギを直接電気エネルギに変換する燃料電池は、カ
ルノー効率の制約を受けないため発電効率が高く、排出
されるガスがクリーンで環境に対する影響が極めて少な
いことから、近年、発電用、低公害の自動車用電源等、
種々の用途が期待されている。燃料電池は、その電解質
により分類することができ、例えば、リン酸型燃料電
池、溶融炭酸塩型燃料電池、固体酸化物型燃料電池、固
体高分子型燃料電池等が知られている。
ぞれ燃料極、空気極となる一対の電極を設けた電極−電
解質接合体を発電単位とし、燃料極に水素や炭化水素等
の燃料ガスを、空気極に酸素や空気をそれぞれ供給し
て、ガスと電解質と電極との3相界面において電気化学
的な反応を進行させることにより電気を取り出すもので
ある。
反応を進行させるための触媒として、カーボン等の導電
性担体に白金等の貴金属を担持させた触媒体が多く用い
られている。この触媒体の活性を向上させるには、触媒
成分である白金の担持量を多くすることや、白金の比表
面積を大きくすること等が考えられる。このため、粒子
径のより小さな白金粒子を、凝集させることなくより高
密度に担体に担持させる方法が種々提案され、これらの
方法により、微小な白金粒子を高密度に担持させた触媒
体を得ることが可能となっている。
者が実験を重ねた結果、白金粒子の粒子径を小さくし、
触媒活性の向上を図った上記触媒体を燃料電池の電極触
媒として用いた場合、必ずしも白金粒子の比表面積の増
加に見合うだけの触媒活性の向上が得られないことがわ
かった。つまり、触媒粒子である白金粒子の粒子径を小
さくすれば、比表面積が増加するため、それに伴い触媒
活性も向上することが推測される。しかし、上記触媒体
は、白金粒子の粒子径を極めて小さくした場合であって
も、その分比表面積が増加したにも関わらず触媒活性が
あまり向上しなかった。
たものであり、触媒粒子を導電性担体に担持させた燃料
電池用電極触媒体であって、触媒活性の大きな電極触媒
体を提供することを課題とする。また、本発明は、上記
電極触媒体を空気極の触媒として用いることで、酸素還
元活性の高い燃料電池用空気極を提供することを課題と
する。さらに、用いられる電極触媒体における触媒粒子
の結晶子の大きさを種々調査することで、その電極触媒
体の触媒活性を評価する方法を提供することを課題とす
る。
触媒体は、白金を含む触媒粒子と、該触媒粒子を担持す
る導電性担体とからなる粉末状の燃料電池用電極触媒体
であって、前記触媒粒子の(111)結晶面に垂直な方
向の結晶子径の平均値D111と(100)結晶面に垂直
な方向の結晶子径の平均値D100との比がD100/D111
<1であり、前記触媒粒子の平均結晶子径が5nm以下
であることを特徴とする。
からなり、個々の白金粒子がそれぞれ結晶子となる。そ
して、立方晶では、結晶子の大きさによって形状が異な
ることが知られている。図1に、結晶子の大きさと形状
との関係を示す。結晶子の形状は、例えば、図1(a)
に示すような(100)結晶面のみが表面に表れる形か
ら、図1(d)に示すような(111)結晶面のみが表
面に表れる形まで様々である。つまり、結晶子の大きさ
によって表面に表れ易い結晶面が異なるため、結晶の形
状が異なると考えられる。ここで、ある測定方向におけ
る結晶子の大きさ、すなわち結晶子径を、その測定方向
を変えて2種類測定した場合を考える。形状が異なれ
ば、2種類の結晶子径の比は異なることになる。例え
ば、ある形状を有する結晶子の(111)結晶面に垂直
な方向(図1(d)中の矢印h2)における結晶子径d
111と、(100)結晶面に垂直な方向(図1(a)中
の矢印h1の方向)における結晶子径d100とを比較す
る。その結晶子の形状が、図1(a)に示す立方体で
は、d100/d111=1/√3となるのに対し、(d)に
示す八面体では、d100/d111=√3となる。実際に
は、(b)、(c)に示すような中間の形状をとると考
えられ、この場合にはd100/d111の値も上記値の中間
の値をとる。つまり、d100/d111の値は、結晶子の表
面に表れる結晶面を示す指標となり、d100/d111の値
が小さいほど(100)結晶面の割合が多く、反対に、
d100/d111の値が大きいほど(111)結晶面の割合
が多いといえる。
は、その結晶面の表面エネルギに依存する。立方晶の白
金粒子の場合、(111)結晶面の表面エネルギは理論
値で2.299J/m2であり、(100)結晶面の表
面エネルギは理論値で2.734J/m2である。した
がって、(100)結晶面と比較して表面エネルギの小
さい(111)結晶面が表面に表れ易い。本発明者は、
白金粒子、すなわち結晶子の大きさが小さいと、より表
面エネルギの影響を受けやすく、その結果、結晶子の大
きさが小さくなるほど表面エネルギの小さな(111)
結晶面の出現割合が高くなると考えた。結晶子の表面に
(111)結晶面が多く表れると、上述したように、形
状は八面体に近づくことになる。そして、d100/d111
の値は相対的に大きくなる。
面に表れる結晶面によって異なることが知られている。
例えば、硫酸水溶液電解質中では、(100)結晶面の
酸素還元活性は、(111)結晶面のそれと比較して圧
倒的に高い。つまり、結晶子の大きさが小さいものであ
っても、その表面に酸素還元活性の低い(111)結晶
面が多く表れていれば、触媒活性はあまり高くはならな
いと考えられる。
子の平均結晶子径が5nm以下と小さいため、触媒とし
て作用する表面積が大きく、触媒活性の高い触媒体とな
る。さらに、触媒粒子の(111)結晶面に垂直な方向
の結晶子径の平均値D111と(100)結晶面に垂直な
方向の結晶子径の平均値D100との比がD100/D111<
1であるため、表面に(100)結晶面が表れている触
媒粒子の割合が大きく、酸素還元活性の高い触媒体とな
る。
を含む触媒粒子と、該触媒粒子を担持する導電性担体と
からなる粉末状の電極触媒体を備えた燃料電池用空気極
であって、前記触媒粒子の(111)結晶面に垂直な方
向の結晶子径の平均値D111と(100)結晶面に垂直
な方向の結晶子径の平均値D100との比がD100/D11 1
<1であり、前記触媒粒子の平均結晶子径が5nm以下
であることを特徴とする電極触媒体を備えることを特徴
とする。すなわち、本発明の燃料電池用空気極は、上記
電極触媒体を触媒として用いた空気極である。上記電極
触媒体を用いることで、酸素還元活性は高くなり、過電
圧の小さな空気極となる。その結果、出力の大きな燃料
電池を構成することができる。また、触媒活性の高い上
記電極触媒体を用いているため、より少ない触媒量で良
好な電池性能を得ることができ、高価な白金を含む触媒
体の使用量を低減可能な、より安価な空気極となる。
価方法は、白金を含む触媒粒子と、該触媒粒子を担持す
る導電性担体とからなる粉末状の燃料電池用電極触媒体
の酸素還元活性を評価する電極触媒体の触媒活性評価方
法であって、前記触媒粒子の(111)結晶面に垂直な
方向の結晶子径の平均値D111と(100)結晶面に垂
直な方向の結晶子径の平均値D100との比の値と、前記
触媒粒子の平均結晶子径とに基づいて、酸素還元活性を
評価することを特徴とする。上述したように、電極触媒
体の酸素還元活性は、触媒粒子表面に表れる結晶面に依
存する。また、触媒粒子の大きさが小さくその比表面積
が大きいほど活性は高くなる。したがって、触媒粒子の
結晶子径を調査することにより、その平均結晶子径を得
るとともに、酸素還元活性の高い(100)結晶面の表
面への出現度合いを推測することができ、これらの値に
基づいて電極触媒体の酸素還元活性を正確かつ簡便に評
価できる。
触媒体、それを用いた燃料電池用空気極、およびその触
媒活性評価方法の実施形態について、電極触媒体、空気
極、触媒活性評価方法の項目に分けて詳しく説明する。
なお、説明する実施形態は一実施形態にすぎず、本発明
の電極触媒体、それを用いた燃料電池用空気極、および
その触媒活性評価方法が下記の実施形態に限定されるも
のではない。下記実施形態を始めとして、当業者が行い
得る変更、改良等を施した種々の形態にて実施すること
ができる。
と、該触媒粒子を担持する導電性担体とからなり粉末状
のものである。触媒粒子は、白金のみからなるものの
他、白金以外の他の金属元素を含むものであってもよ
い。例えば、白金の触媒活性をより向上させるため、白
金とそれより卑な金属とを合金化した粒子からなるもの
とすることが望ましい。この場合、卑な金属として、例
えば、Fe、Mn、Co、Ni、Crから選ばれる少な
くとも1種以上を用いればよい。特に、資源量が豊富で
安価であり、触媒活性を向上させる効果が高いという理
由から、卑な金属としてFe、Mnを用いることが望ま
しい。この場合、触媒粒子における卑な金属の含有割合
は、特に限定されるものではないが、白金と卑な金属の
原子数の合計を100%とした場合の5%以上50%以
下であることが望ましい。卑な金属の割合が5%未満で
あると、合金化による活性向上の効果が少ないからであ
り、反対に50%を超えると、白金に固溶しない卑な金
属の量が増大するからである。特に、合金化による活性
の向上を考慮した場合には、10%以上であることが望
ましい。
担体とからなり、電極触媒体全体における触媒粒子の白
金の含有割合は、特に限定されるものではない。白金の
含有割合は、電極触媒体全重量を100wt%とした場
合の10wt%以上60wt%以下とすることが望まし
い。触媒体全体における白金の含有割合が10wt%未
満であると、触媒としての機能を充分に果たすことがで
きず電極反応が進行しにくくなるからであり、60wt
%を超えると、白金が凝集してしまい触媒として機能す
る表面積が減少するからである。また、電極における触
媒層は電極触媒体に含まれる白金量を基準に形成され
る。したがって、特に酸素の拡散を考慮し形成される触
媒層の厚さを適当なものとする観点から、白金の含有割
合を20wt%以上とすることが望ましい。また、触媒
層を均一に形成するという観点から、40wt%以下と
することが望ましい。
発明の電極触媒体とする。導電性担体は、特に限定され
るものではなく、例えば、導電性が良好で安価であると
いう理由から、カーボンブラック、黒鉛、炭素繊維等の
炭素材料を用いればよい。また、導電性担体は、単位重
量当たりの表面積が大きいという理由から粉末状である
ことが望ましい。この場合、導電性担体の粒子の粒子径
は、0.03μm以上0.1μm以下とすることが望ま
しい。さらに、導電性担体の粒子は、一次粒子が連結し
たストラクチャー構造を形成していることが望ましい。
子の(111)結晶面に垂直な方向の結晶子径の平均値
D111と(100)結晶面に垂直な方向の結晶子径の平
均値D100との比がD100/D111<1であり、前記触媒
粒子の平均結晶子径が5nm以下である。D100/D111
<1となる場合、すなわちD100<D111であると、上述
したように、(100)結晶面が表面により多く表れて
いる触媒粒子の割合が大きく、触媒活性の高い電極触媒
体となる。ここで、D100およびD111は、CuΚα線を
用いた粉末X線回折法による分析により得ることができ
る。すなわち、粉末状の電極触媒体を粉末X線回折法に
より分析し、得られた回折パターンから、各結晶面(k
lm)の回折ピークの半値幅Bklm(ラジアン)を求め
る。そして、シェラーの式:Dklm=Kλ/Bklmcosθ
klmにより、触媒粒子の(klm)結晶面に垂直な方向
の結晶子径の平均値Dklm(Å)を算出する。なお、定
数Kは0.89、λはX線の波長(Å)、θklmは回折
角(゜)である。D100は、倍周期の(200)結晶面
に垂直な方向の結晶子径の平均値D200と等価であるの
でD200で代用することが可能である。
る表面積を大きくし、触媒活性を高めるという観点から
5nm以下とする。より触媒活性を高めるためには、3
nm以下とすることが望ましい。平均結晶子径を求める
方法は、特に限定されるものではなく、例えば上記同
様、粉末X線回折法により求めることができ、また、透
過型電子顕微鏡(TEM)を利用して求めることもでき
る。例えば、電極触媒体をTEMで観察し、識別できる
触媒粒子の最長および最短の結晶子径を測定する。そし
て、それらの平均値をその触媒粒子の結晶子径とみな
し、各触媒粒子の結晶子径を触媒粒子全体で平均した値
を平均結晶子径とすればよい。なお、本明細書において
は、上記TEM観察による方法により求めた値を平均結
晶子径として採用するものとする。
定されるものではない。触媒粒子である白金を導電性担
体に担持させるには、例えば、白金亜硫酸錯体を含む水
溶液に、粉末状の導電性担体を所定量添加し、さらに過
酸化水素水を加えて所定温度に加熱する方法を採用すれ
ばよい。なお、得られる電極触媒体における白金の含有
割合を目的の割合とするには、白金亜硫酸錯体を含む水
溶液の濃度および導電性担体の添加量を適宜調整すれば
よい。また、触媒粒子を上記方法により導電性担体に担
持させた後、水素による還元処理や、不活性ガス雰囲気
での熱処理を行ってもよい。これら還元処理や熱処理を
行う場合には、触媒粒子の結晶子径が希望するものとな
るよう、その条件等を適宜調整すればよい。
属とを合金化したものとする態様を採用する場合は、白
金とそれより卑な金属とを導電性担体に担持させてか
ら、熱処理により合金化する方法を採用すればよい。す
なわち、上記白金を担持した導電性担体を水に分散さ
せ、その分散液に卑な金属を陽イオンとする塩の水溶液
を加え、所定のpH値で攪拌することにより、導電性担
体に卑な金属をも担持させる。触媒粒子における卑な金
属の含有割合を目的の割合とするには、卑な金属を陽イ
オンとする塩の水溶液の濃度等を適宜調整すればよい。
そして、両金属を担持した導電性担体を、濾過、乾燥等
した後、合金化のための熱処理を施す。熱処理は、通常
合金化に用いられる方法で行えばよく、例えば、白金と
それより卑な金属とを担持した導電性担体を、不活性雰
囲気下、900〜1000℃程度の温度で2時間程度保
持すればよい。このような熱処理を施すことにより、導
電性担体に担持された白金および卑な金属は合金化し、
触媒粒子となる。
を備えた空気極である。空気極は、通常用いられる方法
で製造すればよい。例えば、固体高分子型燃料電池用の
空気極−電解質接合体(電解質膜の一方の表面に空気極
を接合させたもの)を製造する場合には、本発明の電極
触媒体を、電解質となる高分子を含む液に分散し、その
分散液を電解質膜に塗布、乾燥することにより、電解質
膜の表面に電極触媒体を含んだ触媒層を形成する。そし
て、その触媒層の表面にさらにカーボンクロス等を圧接
等して、空気極−電解質接合体とすればよい。
における触媒粒子の(111)結晶面に垂直な方向の結
晶子径の平均値D111と(100)結晶面に垂直な方向
の結晶子径の平均値D100との比の値と、触媒粒子の平
均結晶子径とに基づいて、電極触媒体の酸素還元活性を
評価する方法である。上述したように、CuΚα線を用
いた粉末X線回折法により触媒粒子のD100およびD111
を求め、その比の値D100/D111を算出する。また、上
述したように触媒粒子の平均結晶子径をも算出する。そ
して、D100/D111の値および平均結晶子径の大小によ
り、その電極触媒体の酸素還元活性を評価する。D100
/D111の値および平均結晶子径が小さいほど、その電
極触媒体は酸素還元活性の高い触媒体となる。上述した
本発明の電極触媒体である場合は、D100/D111<1か
つ平均結晶子径が5nm以下となる。
触媒体を製造した。そして、製造した各電極触媒体を使
用して固体高分子型燃料電池セルを構成し、その放電電
流密度を測定することにより触媒活性を評価した。以
下、電極触媒体の製造、固体高分子型燃料電池セルの作
製、および触媒活性の評価について説明する。
表面積の異なる3種類のカーボンブラックを用い、種々
の電極触媒体を製造した。最初に、白金粒子を触媒粒子
とした電極触媒体を製造した。まず、ヘキサヒドロキシ
白金酸1.5gを50mLの水に分散し、さらに6%亜
硫酸水溶液を100mL加えて1時間攪拌した。その
後、120℃に加温して残留亜硫酸を除去し、冷却して
白金亜硫酸錯体水溶液(4g−Pt/L)を調製した。
次いで、カーボンブラック3gを水に分散させ分散液と
し、この分散液に上記白金亜硫酸錯体水溶液を、白金と
カーボンブラックとが重量比で3:2となるように加え
た。さらに、20%H2O2水溶液を加えて120℃に加
温して反応させることによりカーボンブラックに白金を
担持させた。上記反応液を濾過し、濾別された固体を真
空乾燥後に粉砕した。得られた粉末を、水素気流中、2
00℃で2時間保持することにより還元処理を行い、白
金がカーボンに担持された電極触媒体(以下「Pt/C
触媒体」という。)を得た。このようにして得られたP
t/C触媒体を#1〜#3の触媒体とする。また、上記
還元処理を行った後、さらにアルゴン雰囲気において9
00℃で2時間保持する熱処理を行って得られたPt/
C触媒体を#4〜#6の触媒体とする。なお、用いたカ
ーボンブラックの比表面積は、#1、#4の触媒体では
約1000m2/g、#2、#5の触媒体では約250
m2/g、#3、#6の触媒体では約140m2/gであ
る。
した粒子を触媒粒子とした電極触媒体を種々製造した。
製造した上記#1〜#3の触媒体をそれぞれ5gずつ蒸
留水に分散し、触媒体分散液を3種類準備した。各触媒
体分散液に硝酸鉄水溶液を、白金と鉄とが原子比で3:
1となるようにそれぞれ添加し、さらにアンモニア水溶
液を添加して分散液のpH値が10となるように調整し
た。これらの分散液を常温で3時間攪拌して、白金を担
持させたカーボンブラックにさらに鉄を担持させた。な
お、触媒体における白金の含有割合は20wt%とし
た。上記分散液を濾過し、濾別された固体を真空乾燥し
て、白金および鉄がカーボンに担持された触媒体を3種
類得た。これら触媒体を、アルゴン気流中900℃で2
時間保持することにより熱処理し、白金と鉄とを合金化
して触媒粒子とし、白金と鉄との合金である触媒粒子が
カーボンに担持された触媒体(以下「Pt−Fe/C触
媒体」という。)を得た。得られたFe−Pt/C触媒
体を#10〜#12の触媒体とする。また、#12の触
媒体の製造過程において、熱処理温度を1000℃とし
て製造した触媒体を#13の触媒体とした。
とカーボンブラックとの重量比を1:4と変更した以外
は、#10〜#12の触媒体と同様に製造した触媒体を
それぞれ#7〜#9の触媒体とした。さらに、白金と合
金化させる卑な金属を、Mn、Co、Ni、Crとそれ
ぞれ変更し、それ以外は#7の触媒体と同様の方法によ
り触媒体を4種類製造した。製造された触媒体を#14
〜#17の触媒体とした。
した上記#1〜#17の各触媒体をそれぞれ空気極の触
媒として用い、固体高分子型燃料電池セルを17種類作
製した。なお、燃料極の触媒には、すべて#1の触媒体
を使用した。まず、電極面積1cm2あたりの白金重量
が空気極では0.3mg、燃料極では0.5mgとなる
ように、上記各触媒体をそれぞれ電解質であるナフィオ
ン(登録商標、デュポン社製)のアルコール分散液に混
合してペースト状とした。それぞれのペーストを、電解
質膜となるナフィオン膜(膜厚約50μm)の両表面に
塗布、乾燥して両電極の触媒層を形成した。そして、撥
水化ペーストであるテフロン(登録商標、デュポン社
製)とカーボンブラックとの混合物を塗布したカーボン
クロスを、拡散層として両電極それぞれの触媒層の表面
にホットプレスにより接合し、電極−電解質接合体とし
た。このように作製した電極−電解質接合体をカーボン
製のセパレータで挟持してセルとした。
のセルについて、その放電電流密度を測定することによ
り使用した電極触媒体の触媒活性を評価した。燃料極に
は露点90℃の加湿水素を、空気極には露点70℃の加
湿空気を供給し、作動温度80℃にて固体高分子型燃料
電池セルを作動させた。水素は、0.2MPa下、50
mL/(min・cm2)の速度で供給し、空気は、
0.2MPa下、100mL/(min・cm2)の速
度で供給した。電池特性として現れる放電特性には、触
媒の活性だけでなく、電池内部の電気伝導、反応種の物
質移動等の因子が含まれるため複雑なものとなる。本実
施例では、より触媒活性の影響が大きく現れる低電流密
度域、すなわち、電圧を0.85Vとした場合における
放電電流密度(以下、「I0.85 V」と示す。)を比較す
ることにより各電極触媒体の触媒活性を調査した。
おける触媒粒子の組成、平均結晶子径(nm)および放
電電流密度(mA/cm2)の値をまとめて示す。
触媒粒子の平均結晶子径は、触媒粒子の組成や、カーボ
ンブラックの表面積、熱処理等の製造条件等により、
1.5〜9.0nmの種々の値となった。#1〜#13
の触媒体における触媒粒子の平均結晶子径と放電電流密
度I0.85Vとの関係を図2に示す。図2中、○印は触媒
粒子が白金粒子のみからなる#1〜#6の触媒体の値
を、●印は触媒粒子が白金と鉄とを合金化した粒子から
なる#7〜#13の触媒体の値を示す(以下、図3〜6
において同じ。)。図2より、触媒粒子の組成で差はあ
るが、平均結晶子径が小さいほど放電電流密度が大き
く、触媒体の酸素還元活性が高くなっていることがわか
る。但し、#1〜#3の触媒体は、平均結晶子径が5n
m以下であるにもかかわらず、放電電流密度はあまり増
加しなかった。
放電電流密度I0.85Vとの関係を図3に示す。ここで、
電極単位面積あたりの触媒表面積とは、以下のように算
出した値である。すなわち、まず触媒粒子の形状を球形
と仮定し、平均結晶子径から触媒粒子1つの表面積およ
び体積を求める。次いで、その体積の値と白金の比重と
から触媒粒子1つの重量を求める。そして、電極面積1
cm2あたりの白金重量から、含まれる触媒粒子の数を
求め、その触媒粒子数と先に求めた触媒粒子1つの表面
積との積を電極単位面積あたりの触媒表面積(以下、単
に「触媒表面積」と表す。)とした。図3より、触媒表
面積の増加に伴い、放電電流密度は大きくなることがわ
かる。しかし、平均結晶子径が5nm以下であり、触媒
表面積が250cm2/cm2以上である#1〜#3の触
媒体は、触媒表面積の増加から予測されるほど放電電流
密度は大きくなっていない。つまり、触媒表面積の大き
な領域、言い換えれば、触媒粒子の平均結晶子径の小さ
な領域で、その表面積から予測されるほどには触媒活性
が向上していないことがわかった。さらに、上記触媒粒
子の平均結晶子径から求めた触媒表面積に基づいて、そ
の触媒表面積あたりの放電電流密度(以下、「真の放電
電流密度」とし「i0.85V」と示す。)を算出した。図
4に、触媒粒子の平均結晶子径と真の放電電流密度との
関係を示す。図4から、特に平均結晶子径が5nm以下
の#1〜#3の触媒体は、他の触媒体と比較して、触媒
表面積あたりの放電電流密度が大きく低下していること
がわかる。
末X線回折法により分析し、得られた回折パターンから
触媒粒子の(111)結晶面に垂直な方向の結晶子径の
平均値D111と(100)結晶面に垂直な方向の結晶子
径の平均値D100とを求めた。そして両者の比の値D100
/D111を算出し、D100/D111の値と触媒粒子の平均
結晶子径との関係を調べた。その結果を図5に示す。な
お、図5において、白金と合金化させた金属をそれぞれ
Mn、Co、Ni、Crとした#14〜#17の触媒体
も●印で示してある(後述する図6においても同
じ。)。図5より、触媒粒子の平均結晶子径が小さくな
るとともにD100/D111の値は増加する傾向にあること
がわかる。なかでも、#1〜#3の触媒体におけるD
100/D111の値は1以上となった。この結果は、上記図
2〜4に示したように、#1〜#3の触媒体が触媒粒子
の平均結晶子径の小さな領域で、その表面積から予測さ
れるほどに触媒活性が向上しなかったことと一致するも
のである。つまり、#1〜#3の触媒体は触媒粒子のD
100/D111の値が1以上であり、その表面に表れる(1
00)結晶面の割合が小さいため、平均結晶子径が小さ
くても触媒活性は向上しなかったと考えられる。また、
触媒粒子が白金とそれより卑な金属とを合金化した粒子
からなる触媒体(●印)は、白金粒子のみからなる触媒
体(○印)と比較して、全体的にD100/D111の値が小
さい。特に、触媒粒子の平均結晶子径が小さい領域で、
D100/D111の値の増加が抑制されている。これは、合
金化に使用した卑な金属の種類によらずいえることであ
る。つまり、触媒粒子を合金化した粒子とすることで、
触媒粒子を微少化した場合であっても、表面に表れる
(100)結晶面の割合の低下を抑制することができる
ことがわかった。
けるD100/D111の値と先に求めた真の放電電流密度i
0.85Vとの関係を示す。図6より、各触媒体におけるD
100/D111の値と真の放電電流密度との間には相関があ
り、D100/D111の値が小さいほど真の放電電流密度は
大きくなる、すなわち、触媒活性が高くなることがわか
る。これは、D100/D111の値が小さいと、触媒活性の
高い(100)結晶面が結晶子の表面により多く表れる
ためであると考えられる。さらに、#1〜#17の触媒
体について、D100/D111の値が1未満か否かという観
点から、先に図2に示した触媒粒子の平均結晶子径と放
電電流密度I0.85Vとの関係を図7に示す。図7中、○
印はD100/D111の値が1以上である触媒粒子からなる
触媒体を、●印はD100/D111の値が1未満である触媒
粒子からなる触媒体を示す。図7より、平均結晶子径が
5nmであり、かつD100/D111の値が1未満である触
媒体は、放電電流密度が大きく、触媒の酸素還元活性が
高いことがわかる。具体的には、#4、#7〜#10、
#14〜#17の各触媒体が該当し、これら触媒体が本
発明の電極触媒体となる。そして、このような電極触媒
体を用いた空気極は、安価で触媒活性が高いものとな
り、出力の大きな燃料電池を構成することができる。ま
た、電極触媒体における触媒粒子のD100/D111の値お
よび平均結晶子径の大小に基づいて、その電極触媒体の
酸素還元活性の評価が可能となることが確認できた。
粒子の平均結晶子径が5nm以下と小さく、かつ触媒粒
子の(111)結晶面に垂直な方向の結晶子径の平均値
D111と(100)結晶面に垂直な方向の結晶子径の平
均値D100との比がD100/D11 1<1であるため、触媒
として作用する表面積が大きく、また、表面に酸素還元
活性の高い(100)結晶面が表れている触媒粒子の割
合が大きい触媒体となる。すなわち、触媒活性の極めて
高い触媒体となる。また、本発明の燃料電池用空気極
は、上記電極触媒体を触媒として用いた空気極であるた
め、安価で過電圧の小さな空気極となり、出力の大きな
燃料電池を構成することができる。さらに、本発明の電
極触媒体の触媒活性評価方法によれば、D100/D111の
値から酸素還元活性の高い(100)結晶面の表面への
出現度合いを推測することができ、D 100/D111の値と
平均結晶子径とに基づいて電極触媒体の酸素還元活性を
正確かつ簡便に評価できる。
を示す。
均結晶子径と放電電流密度との関係を示す。
あたりの触媒表面積と放電電流密度との関係を示す。
均結晶子径と触媒表面積あたりの放電電流密度との関係
を示す。
と平均結晶子径との関係を示す。
の値と触媒表面積あたりの放電電流密度との関係を示
す。
均結晶子径と放電電流密度との関係を示す。
Claims (5)
- 【請求項1】 白金を含む触媒粒子と、該触媒粒子を担
持する導電性担体とからなる粉末状の燃料電池用電極触
媒体であって、 前記触媒粒子の(111)結晶面に垂直な方向の結晶子
径の平均値D111と(100)結晶面に垂直な方向の結
晶子径の平均値D100との比がD100/D111<1であ
り、前記触媒粒子の平均結晶子径が5nm以下であるこ
とを特徴とする燃料電池用電極触媒体。 - 【請求項2】 前記触媒粒子は、さらにFe、Mn、C
o、Ni、Crから選ばれる少なくとも1種以上の元素
を含む請求項1に記載の燃料電池用電極触媒体。 - 【請求項3】 前記導電性担体は炭素材料である請求項
1または請求項2に記載の燃料電池用電極触媒体。 - 【請求項4】 白金を含む触媒粒子と、該触媒粒子を担
持する導電性担体とからなる粉末状の電極触媒体を備え
た燃料電池用空気極であって、 前記触媒粒子の(111)結晶面に垂直な方向の結晶子
径の平均値D111と(100)結晶面に垂直な方向の結
晶子径の平均値D100との比がD100/D111<1であ
り、前記触媒粒子の平均結晶子径が5nm以下であるこ
とを特徴とする電極触媒体を備えた燃料電池用空気極。 - 【請求項5】 白金を含む触媒粒子と、該触媒粒子を担
持する導電性担体とからなる粉末状の燃料電池用電極触
媒体の酸素還元活性を評価する電極触媒体の触媒活性評
価方法であって、 前記触媒粒子の(111)結晶面に垂直な方向の結晶子
径の平均値D111と(100)結晶面に垂直な方向の結
晶子径の平均値D100との比の値と、前記触媒粒子の平
均結晶子径とに基づいて、酸素還元活性を評価する電極
触媒体の触媒活性評価方法。
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