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JP2003004133A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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Publication number
JP2003004133A
JP2003004133A JP2001184300A JP2001184300A JP2003004133A JP 2003004133 A JP2003004133 A JP 2003004133A JP 2001184300 A JP2001184300 A JP 2001184300A JP 2001184300 A JP2001184300 A JP 2001184300A JP 2003004133 A JP2003004133 A JP 2003004133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
valve
solenoid valve
line
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2001184300A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Doi
淳一 土井
Shinya Kamata
真也 鎌田
Kazuo Sasaki
和夫 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2001184300A priority Critical patent/JP2003004133A/ja
Publication of JP2003004133A publication Critical patent/JP2003004133A/ja
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機用トルクコンバータに備えられた
ロックアップクラッチのスリップ制御時におけるデュー
ティソレノイドバルブの振動に起因する車内騒音を抑制
する。 【解決手段】 ロックアップクラッチ26のアクチュエ
ータ26aに供給する作動油圧をデューティソレノイド
バルブ123によって制御することにより、該ロックア
ップクラッチ26を解放状態、締結状態及びスリップ状
態に制御する構成において、該ロックアップクラッチ2
6のスリップ制御中であって、当該車両が所定の低車速
状態にあるときに、上記デューティソレノイドバルブ1
23の駆動周波数を、上記所定の低車速状態以外の状態
にあるときに比べて低くする駆動周波数変更手段を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロックアップクラ
ッチ付きトルクコンバータを備えた自動変速機の制御装
置に関し、車両用自動変速機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】車両用自動変速機のトルクコンバータに
は、その入出力側を締結し、或いは入出力側を所定の相
対回転速度でスリップさせるためのロックアップクラッ
チが備えられ、当該車両の運転状態に応じて、その締結
状態を制御することが行なわれる。
【0003】このロックアップクラッチの制御は、トル
クコンバータ内に、作動油圧の供給状態に応じてロック
アップクラッチの締結状態を変更するアクチュエータを
設けると共に、当該自動変速機制御用の油圧回路に、上
記アクチュエータに対する作動油圧の供給状態を制御す
るデューティソレノイドバルブを備え、該デューティソ
レノイドバルブの作動を制御することにより、車両の運
転状態に応じて、該ロックアップクラッチを完全に解放
した状態(トルクコンバータ状態)、完全に締結した状
態(ロックアップ状態)およびその中間のスリップ状態
のいずれかに制御するように行われる。
【0004】その場合に、上記スリップ制御は、トルク
コンバータ状態とロックアップ状態との間の移行を円滑
に行なわせ、或いは、例えば特開平8−28690号公
報に開示されているように、減速時に、ロックアップ状
態とすることによるエンジン振動の伝達を回避しなが
ら、燃料カット領域を低車速側へ拡大して燃費性能を向
上させること等を目的として行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記デュー
ティソレノイドバルブは、ロックアップクラッチを完全
に解放するとき又は完全に締結するときにはON、OF
Fいずれかの状態に固定されるが、ロックアップクラッ
チをスリップ状態に制御するときには、短い周期でO
N、OFFを繰り返すように作動し、その1ON−OF
F周期におけるON時間の比率、即ちデューティ率に応
じた油圧を生成して上記アクチュエータに供給する。
【0006】したがって、スリップ制御時には、デュー
ティソレノイドバルブのON、OFFの繰り返しによる
振動が発生し、その機械的な振動およびその振動に伴っ
て油圧回路に生じる油圧振動が変速機ケースに伝達し、
音を発生させる原因となる。そして、この音は、ロード
ノイズや風切り音等の走行ノイズが低下する低車速時に
相対的に大きくなるため、上記のようにスリップ制御を
低車速領域で行なう場合に、車内の乗員に対する騒音と
して顕在化することになるのである。
【0007】そこで、本発明は、デューティソレノイド
バルブで生成した作動油圧によりロックアップクラッチ
をスリップ状態に制御する場合に、特に低車速領域で問
題となる騒音を抑制することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る自動変速機の制御装置は次のように構
成したことを特徴とする。
【0009】まず、本願の請求項1に記載の発明(以
下、「第1発明」という)は、ロックアップクラッチ付
きトルクコンバータを備えた自動変速機において、作動
油圧の供給状態に応じて上記ロックアップクラッチの締
結状態を変更するアクチュエータと、該アクチュエータ
への作動油圧の供給状態を制御するデューティソレノイ
ドバルブと、車両の運転状態を検出する運転状態検出手
段と、該検出手段によって検出された車両の運転状態が
所定のスリップ領域に属するときに上記ロックアップク
ラッチをスリップさせるように上記デューティソレノイ
ドバルブを制御する制御手段と、運転状態が上記スリッ
プ領域において所定の低車速状態にあるときに、上記デ
ューティソレノイドバルブの駆動周波数が、上記所定の
低車速状態以外の状態にあるときに比べて低くなるよう
に、該デューティソレノイドバルブの駆動周波数を変更
する駆動周波数変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項2に記載の発明(以下、「第
2発明」という)は、上記第1発明において、駆動周波
数変更手段は、運転状態がスリップ領域のうちの所定の
減速スリップ領域において所定の低車速状態にあるとき
に、それ以外の状態にあるときに比べて、デューティソ
レノイドバルブの駆動周波数を低くするようにしたこと
を特徴とする。
【0011】さらに、請求項3に記載の発明(以下、
「第3発明」という)は、上記第1発明または第2発明
において、車両の窓の開閉状態を検出する窓開閉検出手
段を備えると共に、駆動周波数変更手段は、運転状態が
スリップ領域において所定の低車速状態にあり且つ上記
窓開閉検出手段によって窓の開放状態が検出されている
ときに、それ以外の状態にあるときに比べて、デューテ
ィソレノイドバルブの駆動周波数を低くするようにした
ことを特徴とする。
【0012】そして、請求項4に記載の発明(以下、
「第4発明」という)は、上記第1発明から第3発明の
いずれかにおいて、車両走行路の側方に路側構造物が存
在するか否かを検出する路側構造物検出手段を備えると
共に、駆動周波数変更手段は、運転状態がスリップ領域
において所定の低車速状態にあり且つ上記路側構造物検
出手段によって走行路の側方に路側構造物が存在するこ
とが検出されているときに、それ以外の状態にあるとき
に比べて、デューティソレノイドバルブの駆動周波数を
低くするようにしたことを特徴とする。
【0013】上記のように構成したことにより、本願の
各発明によれば次のような作用が得られる。
【0014】まず、第1発明によれば、ロックアップク
ラッチのスリップ制御中において、当該車両の運転状態
が所定の低車速状態、例えば車速が所定車速以下の状態
や、低変速段での減速状態などであるときに、デューテ
ィソレノイドバルブの駆動周波数が上記所定の低車速状
態以外の状態にあるときに比べて低くされることになる
が、このデューティソレノイドバルブは、駆動周波数を
低くし、1ON−OFF周期を長くすれば、それに応じ
て、ON、OFFの繰り返しによって発生する振動のレ
ベルが低下する。したがって、このデューティソレノイ
ドバルブで発生する振動に起因する騒音が問題となる低
車速時に、その振動が低減されて、騒音の問題が解消さ
れることになる。
【0015】その場合に、駆動周波数を低下させると、
デューティソレノイドバルブによる作動油圧の制御の応
答性が低下することになるが、低車速時以外では通常の
比較的高い周波数に維持されるので、ロックアップクラ
ッチの制御の応答遅れが問題となることはない。
【0016】そして、特に第2発明によれば、運転状態
がスリップ領域のうちの所定の減速スリップ領域におい
て所定の低車速状態にあるときに、それ以外の状態にあ
るときに比べてデューティソレノイドバルブの駆動周波
数が低くされることになるが、減速スリップ状態は、エ
ンジンのスロットル開度が0で、ロックアップクラッチ
に作用する負荷の変動は殆どなく或いはごく緩やかであ
るから、ロックアップクラッチのスリップ制御の応答性
が要求されることがなく、したがって、この状態でデュ
ーティソレノイドバルブの駆動周波数をそれ以外の状態
にあるときに比べて低くすることにより、ロックアップ
クラッチの応答遅れの問題を完全に回避しながら、騒音
を抑制することが可能となる。
【0017】さらに、第3発明によれば、ロックアップ
クラッチのスリップ制御中であって所定の低車速状態に
あり、しかも車両の窓が開放状態にあるときに、また、
第4発明によれば、走行路の側方に路側構造物が存在す
るときに、それぞれ、それ以外の状態にあるときに比べ
てデューティソレノイドバルブの駆動周波数が低くされ
ることになる。
【0018】このように、窓が開放されているときや路
側構造物が存在するときは、デューティソレノイドバル
ブないし変速機ケースから外部に放射される騒音が窓か
ら車内に入り、或いは路側構造物によって当該車両側に
反射するため、その騒音が車内騒音として問題となりや
すい場合であるが、このような場合にデューティソレノ
イドバルブの駆動周波数が低くされることにより、該周
波数を不必要に低くして応答性の低下等を招くことな
く、車内の騒音が効果的に防止されることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0020】まず、図1により、この実施の形態に係る
自動変速機10の機械的構成を説明する。
【0021】この自動変速機10は、主たる構成要素と
して、トルクコンバータ20と、該トルクコンバータ2
0の出力により駆動される変速歯車機構30と、該機構
30の動力伝達経路を切り換えるクラッチやブレーキ等
の複数の摩擦要素41〜45およびワンウェイクラッチ
46とを有し、これらによりD,S,Lレンジ等の前進
レンジにおける1〜4速と、Rレンジにおける後退速と
が得られるようになっている。
【0022】上記トルクコンバータ20は、エンジン出
力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ2
2と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22
により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポ
ンプ22とタービン23との間に介設され、かつ変速機
ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持され
てトルク増大作用を行うステータ25と、上記ケース2
1とタービン23との間に設けられ、該ケース21を介
してエンジン出力軸1とタービン23とを直結するロッ
クアップクラッチ26とで構成されている。そして、上
記タービン23の回転がタービンシャフト27を介して
変速歯車機構30側に出力されるようになっている。
【0023】ここで、このトルクコンバータ20の反エ
ンジン側には、該トルクコンバータ20のケース21を
介してエンジン出力軸1に駆動されるオイルポンプ12
が配置されている。
【0024】一方、上記歯車変速機構30は、それぞ
れ、サンギヤ31a,32aと、これらのサンギヤ31
a,32aに噛み合った複数のピニオン31b,32b
と、これらのピニオン31b,32bを支持するピニオ
ンキャリヤ31c,32cと、ピニオン31b,32b
に噛み合ったインターナルギヤ31d,32dとを有す
る第1、第2遊星歯車機構31,32で構成されてい
る。
【0025】そして、上記タービンシャフト27と第1
遊星歯車機構31のサンギヤ31aとの間にフォワード
クラッチ41が、同じくタービンシャフト27と第2遊
星歯車機構32のサンギヤ32aとの間にリバースクラ
ッチ42が、またタービンシャフト27と第2遊星歯車
機構32のピニオンキャリヤ32cとの間に3−4クラ
ッチ43がそれぞれ介設されていると共に、第2遊星歯
車機構32のサンギヤ32aを固定する2−4ブレーキ
44が配置されている。
【0026】さらに、第1遊星歯車機構31のインター
ナルギヤ31dと第2遊星歯車機構32のピニオンキャ
リヤ32cとが連結されて、これらと変速機ケース11
との間にローリバースブレーキ45とワンウェイクラッ
チ46とが並列に配置されていると共に、第1遊星歯車
機構31のピニオンキャリヤ31cと第2遊星歯車機構
32のインターナルギヤ32dとが連結されて、これら
に出力ギヤ13が接続されている。そして、この出力ギ
ヤ13の回転が伝動ギヤ2,3,4および差動機構5を
介して左右の車軸6,7に伝達されるようになってい
る。
【0027】ここで、上記各クラッチやブレーキ等の摩
擦要素41〜45およびワンウェイクラッチ46の作動
状態とギヤ段との関係をまとめると、次の表1に示すよ
うになる。なお、この表1において、()は当該摩擦要
素が締結されることを示す。また、ローリバースブレー
キ45の欄における(◎)はLレンジでのみ締結される
ことを示す。
【0028】
【表1】 次に、上記各摩擦要素41〜45に設けられた油圧室お
よびトルクコンバータ20のロックアップクラッチ26
に対する作動圧の供給を制御する油圧回路100につい
て説明する。
【0029】ここで、上記摩擦要素のうち、バンドブレ
ーキでなる2速および4速用の2−4ブレーキ44は、
作動圧が供給される油圧室としてアプライ室44aとリ
リース室44bとを有し、アプライ室44aのみに作動
圧が供給されているときに該2−4ブレーキ44が締結
され、リリース室44bのみに作動圧が供給されている
とき、両室44a,44bとも作動圧が供給されていな
いとき、および両室44a,44bとも作動圧が供給さ
れているときに、2−4ブレーキ44が解放されるよう
になっている。また、その他の摩擦要素41〜43,4
5は単一の油圧室を有し、その油圧室に作動圧が供給さ
れているときに、当該摩擦要素が締結されるようになっ
ている。
【0030】図2に示すように、この油圧制御回路10
0には、主たる構成要素として、ライン圧を生成するレ
ギュレータバルブ101と、手動のセレクト操作によっ
てレンジの切り換えを行うためのマニュアルバルブ10
2と、変速時に作動して各摩擦要素41〜45に通じる
油路を切り換えるローリバースバルブ103、バイパス
バルブ104、3−4シフトバルブ105およびロック
アップシフトバルブ106と、これらのバルブ103〜
106を作動させるための第1、第2オンオフソレノイ
ドバルブ(以下、「オンオフSV」と記す)111,1
12と、これらのオンオフSV111,112に供給さ
れる元圧を生成するソレノイドレデューシングバルブ
(以下、「レデューシングバルブ」と記す)107と、
第1オンオフSV111からの作動圧の供給先を切り換
えるソレノイドリレーバルブ(以下、「リレーバルブ」
と記す)108と、トルクコンバータ用の作動圧を調整
するコンバータリリーフバルブ109と、各摩擦要素4
1〜45の油圧室に供給される作動圧の生成、調整、排
出等の制御を行う第1〜第3デューティソレノイドバル
ブ(以下、「デューティSV」と記す)121,12
2,123等が備えられている。
【0031】ここで、上記オンオフSV111,112
およびデューティSV121〜123はいずれも3方弁
であって、これらのうち、オンオフSV111,112
は、ONのときに上、下流側の油路を連通させるように
なっており、また、デューティSV121〜123は、
OFFのとき、即ちデューティ率が0%のときに全開と
なって、上、下流側の油路を完全に連通させ、ONのと
き、即ちデューティ率が100%のときに、上流側の油
路を遮断して下流側の油路をドレン状態とすると共に、
その中間のデューティ率では、上流側の油圧を元圧とし
て、下流側にそのデューティ率に応じた値に調整した油
圧を生成するようになっている。
【0032】上記レギュレータバルブ101は、オイル
ポンプ12から吐出された作動油の圧力を所定のライン
圧に調整する。そして、このライン圧は、メインライン
200を介して上記マニュアルバルブ102に供給され
ると共に、上記レデューシングバルブ107と3−4シ
フトバルブ105とに供給される。
【0033】このレデューシングバルブ107に供給さ
れたライン圧は、該バルブ107によって減圧されて一
定圧とされた上で、ライン201,202を介して第
1、第2オンオフSV111,112に供給される。
【0034】そして、この一定圧は、第1オンオフSV
111がONのときには、ライン203を介して上記リ
レーバルブ108に供給されると共に、該リレーバルブ
108のスプールが図面上(以下同様)右側に位置する
ときは、さらにライン204を介してバイパスバルブ1
04の一端の制御ポート104aにパイロット圧として
供給され、該バイパスバルブ104のスプールを左側に
付勢する。また、この一定圧は、リレーバルブ108の
スプールが左側に位置するときは、ライン205を介し
て3−4シフトバルブ105の一端の制御ポート105
aにパイロット圧として供給され、該3−4シフトバル
ブ105のスプールを右側に付勢する。
【0035】また、第2オンオフSV112がONのと
きには、上記レデューシングバルブ107からの一定圧
は、ライン206を介してバイパスバルブ104に供給
されると共に、該バイパスバルブ104のスプールが右
側に位置するときは、さらにライン207を介してロッ
クアップコントロールバルブ106の一端の制御ポート
106aにパイロット圧として供給され、該コントロー
ルバルブ106のスプールを左側に付勢する。また、バ
イパスバルブ104のスプールが左側に位置するとき
は、ライン208を介してローリバースバルブ103の
一端の制御ポート103aにパイロット圧として供給さ
れ、該ローリバースバルブ103のスプールを左側に付
勢する。
【0036】さらに、レデューシングバルブ107から
の一定圧は、ライン209を介して上記レギュレータバ
ルブ101の調圧ポート101aにも供給される。その
場合に、この一定圧は、上記ライン209に備えられた
リニアソレノイドバルブ(以下、「リニアSV」と記
す)131により例えばエンジン負荷等に応じて調整さ
れ、したがって、レギュレータバルブ101によってラ
イン圧がエンジン負荷等に応じて調整されることにな
る。
【0037】なお、上記3−4シフトバルブ105に導
かれたメインライン200は、該バルブ105のスプー
ルが右側に位置するときに、ライン210を介して第1
アキュムレータ141に通じ、該アキュムレータ141
にライン圧を導入する。
【0038】一方、上記メインライン200からマニュ
アルバルブ102に供給されるライン圧は、D,S,L
の各前進レンジでは第1出力ライン211および第2出
力ライン212に、Rレンジでは第1出力ライン211
および第3出力ライン213に、また、Nレンジでは第
3出力ライン213にそれぞれ導入される。
【0039】そして、上記第1出力ライン211は第1
デューティSV121に導かれ、該第1デューティSV
121に制御元圧としてライン圧を供給する。この第1
デューティSV121の下流側は、ライン214を介し
てローリバースバルブ103に導かれていると共に、該
バルブ103のスプールが右側に位置するときには、さ
らにライン215を介して2−4ブレーキ44のアプラ
イ室44aに導かれ、また、上記ローリバースバルブ1
03のスプールが左側に位置するときには、さらにライ
ン216を介してローリバースブレーキ45の油圧室に
導かれる。ここで、上記ライン214からはライン21
7が分岐され、第2アキュムレータ142に導かれてい
る。
【0040】また、上記第2出力ライン212は、第2
デューティSV122および第3デューティSV123
に導かれ、これらのデューティSV122,123に制
御元圧としてライン圧をそれぞれ供給すると共に、3−
4シフトバルブ105にも導かれている。この3−4シ
フトバルブ105に導かれたライン212は、該バルブ
105のスプールが左側に位置するときに、ライン21
8を介してロックアップシフトバルブ106に導かれ、
該バルブ106のスプールが左側に位置するときに、さ
らにライン219を介してフォワードクラッチ41の油
圧室に導かれる。
【0041】ここで、上記フォワードクラッチライン2
19から分岐されたライン220は3−4シフトバルブ
105に導かれ、該バルブ105のスプールが左側に位
置するときに、前述のライン210を介して第1アキュ
ムレータ141に通じると共に、該バルブ105のスプ
ールが右側に位置するときには、ライン221を介して
2−4ブレーキ44のリリース室44bに通じる。
【0042】また、第2出力ライン212から制御元圧
が供給される上記第2デューティSV122の下流側
は、ライン222を介して上記リレーバルブ108の一
端の制御ポート108aに導かれてパイロット圧を供給
し、該リレーバルブ108のスプールを左側に付勢する
と共に、上記ライン222から分岐されたライン223
はローリバースバルブ103に導かれ、該バルブ103
のスプールが右側に位置するときに、さらにライン22
4に通じる。
【0043】このライン224からは、オリフィス15
1を介してライン225が分岐されていると共に、この
分岐されたライン225は3−4シフトバルブ105に
導かれ、該3−4シフトバルブ105のスプールが左側
に位置するときに、ライン221を介して2−4ブレー
キ44のリリース室44bに導かれる。
【0044】また、上記ライン224からオリフィス1
51を介して分岐されたライン225からは、さらにラ
イン226が分岐されていると共に、このライン226
はバイパスバルブ104に導かれ、該バルブ104のス
プールが右側に位置するときに、ライン227を介して
3−4クラッチ43の油圧室に導かれる。
【0045】さらに、上記ライン224は直接バイパス
バルブ104に導かれ、該バルブ104のスプールが左
側に位置するときに、上記ライン226を介してライン
225に通じる。つまり、ライン224とライン225
とが上記オリフィス151をバイパスして通じることに
なる。
【0046】また、第2出力ライン212から制御元圧
が供給される第3デューティSV123の下流側は、ラ
イン228を介してロックアップシフトバルブ106に
導かれ、該バルブ106のスプールが右側に位置すると
きに、上記フォワードクラッチライン219に連通す
る。また、該ロックアップシフトバルブ106のスプー
ルが左側に位置するときには、ライン229を介してロ
ックアップクラッチ26のフロント室26aに通じる。
【0047】さらに、マニュアルバルブ102からの第
3出力ライン213はローリバースバルブ103に導か
れ、該バルブ103にライン圧を供給する。そして、該
バルブ103のスプールが左側に位置するときに、ライ
ン230を介してリバースクラッチ42の油圧室に導か
れる。
【0048】また、同じく第3出力ライン213から分
岐されたライン231はバイパスバルブ104に導か
れ、該バルブ104のスプールが右側に位置するとき
に、前述のライン208を介してローリバースバルブ1
03の制御ポート103aにパイロット圧としてライン
圧を供給し、該ローリバースバルブ103のスプールを
左側に付勢する。
【0049】なお、この油圧回路100においては、前
述のように、レギュレータバルブ101によって調整さ
れるライン圧を、リニアSV131からの制御圧によ
り、例えばエンジン負荷に応じた油圧に制御されるが、
レンジに応じたライン圧の制御も行われるようになって
いる。つまり、上記マニュアルバルブ102から導かれ
て、D,S,LおよびNレンジでメインライン200に
通じるライン232が、レギュレータバルブ101の減
圧ポート101bに接続されており、上記D,S,Lお
よびNレンジでは、Rレンジよりライン圧の調圧値を低
くするようになっている。
【0050】一方、上記レギュレータバルブ101から
ライン233に供給される作動圧は、コンバータリリー
フバルブ109によって一定圧に調圧された上で、ロッ
クアップシフトバルブ106に供給される。そして、こ
の一定圧は、ロックアップシフトバルブ106のスプー
ルが右側に位置するときには、前述のライン229を介
してロックアップクラッチ26のフロント室26aに供
給され、また、上記ロックアップシフトバルブ106の
スプールが左側に位置するときには、ライン234を介
してロックアップクラッチ26のリヤ室26bに供給さ
れるようになっている。
【0051】ここで、このロックアップクラッチ26に
ついて詳しく説明すると、図3に示すように、ロックア
ップシフトバルブ106のスプール106bがスプリン
グ106cの付勢力によって右側に位置し、ライン23
3からの一定圧がライン229を介してフロント室26
aに供給されているときは、該ロックアップクラッチ2
6はトルクコンバータケース21の前面21aから離反
して解放状態となり、これによりトルクコンバータ20
がコンバータ状態となる。
【0052】これに対し、上記ロックアップシフトバル
ブ106のスプール106bが制御ポート106aに導
入されたパイロット圧によりスプリング106cに抗し
て左側に位置し、上記一定圧がライン234を介してリ
ヤ室26bに供給されると、該ロックアップクラッチ2
6はトルクコンバータケース21の前面21aに締結さ
れ、これによりトルクコンバータ20ないしロックアッ
プクラッチ26がロックアップ状態となる。
【0053】そして、この状態で、第3デューティSV
123で生成された作動圧がライン228,229を介
してフロント室26aに供給されると、該ロックアップ
クラッチ26の締結力はこの作動圧の大きさに応じて低
下し、該ロックアップクラッチ26がスリップ状態とな
る。したがって、上記第3デューティSV123による
作動圧の制御により、ロックアップクラッチ26のスリ
ップ制御が行われることになる。
【0054】次に、この油圧回路100における第1、
第2オンオフSV111,112、および第1〜第3デ
ューティSV121〜123を制御して、当該自動変速
機の変速制御、ロックアップ制御等を行なう制御システ
ムについて説明する。
【0055】図4に示すように、この制御システムはコ
ントローラ300を有し、このコントローラ300に、
当該車両の車速を検出する車速センサ301、エンジン
負荷としてのスロットル開度を検出するスロットル開度
センサ302、運転者によってセレクトされたレンジを
検出するインヒビタスイッチ303、窓が開いているか
否かを検出するウインドセンサ304、当該車両の現在
位置を検出するナビゲーションシステム305等からの
信号が入力されるようなっている。また、図示しない
が、自動変速機の各種制御用のその他のセンサやスイッ
チからも信号が入力されるようになっている。
【0056】ここで、上記ウインドセンサ304として
は、窓ガラスによる噛み込み防止用のセンサを用いるこ
とができる。また、コントローラ300は、上記ナビゲ
ーションシステム305からの信号が示す現在走行中の
道路の種類に基づき、その走行路に防音壁やガードレー
ル等の路側構造物が存在するか否かを判定するようにな
っている。
【0057】また、コントローラ300には、図5、図
6に示すように、車速とスロットル開度とをパラメータ
とした変速制御マップおよびロックアップ制御マップが
記憶されており、上記センサおよびスイッチ301〜3
03が示す当該車両の現時点の運転状態とこれらのマッ
プとを参照し、目標変速段およびロックアップクラッチ
26の目標とする状態を判定する。そして、判定した変
速段およびロックアップクラッチ26の状態を実現する
ように、上記第1、第2オンオフSV111,112、
第1〜第3デューティSV121〜123に制御信号を
出力し、また、必要に応じてライン圧制御用のリニアS
V131にも制御信号を出力するようになっている。
【0058】ここで、図5はDレンジ用の変速マップで
あって、これ以外に他のレンジ用の変速マップも備えら
れている。また、図6に示すように、ロックアップ制御
マップには、高車速低負荷領域の4速ロックアップ領域
と、その低車速側の4速スリップ領域と、低負荷域の3
速スリップ領域と、無負荷のほぼ全車速領域にわたる4
速減速スリップ領域と、無負荷の低車速領域の3速減速
スリップ領域とが設定されており、それぞれの領域に応
じた制御が行なわれるようになっている。
【0059】なお、上記各SV111,112,121
〜123の状態と、それによって得られる変速段および
ロックアップクラッチの状態との関係をまとめると、表
2に示すようになっている。ここで、表2における
(〇)は、当該ソレノイドバルブの下流側に油圧が立ち
上がる状態(デューティSVの場合はデューティ率0
%)、(×)は下流側がドレンされる状態(デューティ
SVの場合はデューティ率100%)を示す。また、第
3デューティSV123の(△)は、中間のデューティ
率に制御されることを示す。
【0060】
【表2】 次に、本案の特徴部として、ロックアップクラッチ26
の制御に用いられる第3デューティSV123に対する
制御動作を、図7、図8のフローチャートを用いて説明
する。なお、このデューティSV123は、ロックアッ
プクラッチ26の制御に加えて、図2、表2に示すよう
に、4速と他の変速段との間での変速時にフォワードク
ラッチ41の作動油圧の制御を行なうので、以下のフロ
ーチャートには、それらの変速時における制御も含まれ
ている。
【0061】まず、コントローラ300は、ステップS
1の初期設定処理として、上記第3デューティSV12
3で生成する作動油圧の目標油圧P0、および該デュー
ティSV123の駆動周波数の制御のための周波数フラ
グFをクリアする(P0=0、F=0)。ここで、周波
数フラグFは、「0」のときは駆動周波数を通常の周波
数に、「1」のときはそれよりも低い周波数に、それぞ
れ制御することを示す。
【0062】次に、ステップS2で、図3に示す各種セ
ンサおよびスイッチ301〜303からの車速、スロッ
トル開度、運転者のセレクト操作を示す信号と、図5、
図6に示すマップとに基づき、現時点の当該車両の運転
状態を判定する。そして、現時点が1−4変速中である
ときは、ステップS3からステップS4を実行して、目
標油圧P0を1−4変速中の油圧として予め登録され或
いはその時の状態に応じて算出された油圧P14に設定
する。同様に、ステップS5〜S14により、2−4変
速中であれば、P0=P24に、3−4変速中であれ
ば、P0=P34に、4−1変速中であれば、P0=P
41に、4−2変速中であれば、P0=P42に、4−
3変速中であれば、P0=P43に、それぞれ設定す
る。
【0063】また、現時点が運転者によるセレクト操作
中であれば、ステップS15からステップS16を実行
して、上記目標油圧P0をセレクト操作中のための油圧
PSEに設定し、さらに、現時点の運転状態が4速の通
常の運転状態にあれば、ステップS21からステップS
22を実行して、目標油圧P0を4速走行用の油圧P4
に設定する。なお、これらの場合は、フォワードクラッ
チ41に供給される作動油圧の制御となる。
【0064】一方、ステップS2で判定した運転状態
が、図6のマップの4速のロックアップ領域に属すると
きは、ステップS19からステップS20を実行して、
ロックアップクラッチ26のフロント室26aに供給す
る作動油圧の目標油圧P0として、ロックアップクラッ
チ26をロックアップ状態にするための油圧PLUに設
定し、また、3速または4速のスリップ領域に属すると
きは、ステップS21からステップS22を実行して、
上記目標油圧P0を、ロックアップクラッチ26をスリ
ップ状態にするための油圧PSLに設定する。
【0065】さらに、現時点の運転状態が、図6に示す
3速または4速の減速スリップ領域に属するときは、コ
ントローラ300は、ステップS23からステップS2
4を実行し、現時点の変速段が4速であるか3速である
かを判定する。そして、4速のときは、ステップS25
で、目標油圧P0を4速での減速スリップのための油圧
PDS4に設定し、3速のときは、ステップS26で、
目標油圧P0を3速での減速スリップのための油圧PD
S3に設定する。
【0066】さらに、3速の場合、即ち運転状態が3速
の減速スリップ領域にある場合は、ステップS27で、
ウインドセンサ304からの信号に基づいて当該車両の
窓が開いているか否かを判定し、またステップS28
で、ナビゲーションシステム305からの信号に基づい
て現時点の走行路に路側構造物が存在するか否かを判定
する。そして、窓が開いているとき、或いは路側構造物
が存在するときは、ステップS29で、周波数フラグF
を「1」にセットする。
【0067】ここで、上記窓の開閉の判定については、
全ての窓が開いているときに「開」と判定してもよく、
或いはいずれかの窓が一つでも開いておれば「開」と判
定してもよく、さらには、騒音の原因となる第3デュー
ティSV123の配設位置に最も近い位置の窓が開いて
いるときに「開」と判定するようにしてもよい。また、
窓が「開」で、かつ路側構造物が「有」の場合にのみ、
周波数フラグFを「1」にセットするようにしてもよ
い。
【0068】以上のようにして、目標油圧P0および周
波数フラグFを運転状態に応じて設定すれば、コントロ
ーラ300は、次にステップS30で、周波数フラグF
が「0」であるか否かを判定し、「0」のときは、ステ
ップS31で、上記第3デューティSV123の駆動周
期T0をT01(例えば20m秒)に設定し、周波数フ
ラグFが「1」のときは、ステップS32で、該周期T
0をT02(例えば40m秒)に設定する。
【0069】また、ステップS33で、目標油圧P0を
上記第3デューティSV123の駆動信号のデューティ
率D(%)に換算する。その場合に、この換算は、図9
に示すように、目標油圧P0が高くなるほどデューティ
率Dが小さくなるように行われる。
【0070】そして、ステップS34で、上記のように
して求めた駆動周期T0とデューティ率Dとに基づき、
図10に示すような第3デューティSV123の駆動信
号のON時間Ton(=T0×D)およびOFF時間T
off(=T0−Ton)を算出し、ステップS35
で、このON時間Ton、OFF時間ToffでON、
OFFを繰り返すように、第3デューティSV123に
駆動信号を出力する。
【0071】これにより、運転状態がロックアップ領域
またはスリップ領域にあるときに、ロックアップクラッ
チ26のフロント室26aに、デューティ率Dに対応す
る目標油圧P0に制御された油圧が供給されることにな
り、該ロックアップクラッチ26が運転状態に応じて、
ロックアップ状態やスリップ状態に制御されることにな
る。
【0072】そして、上記のように、第3デューティS
V123の駆動周期T0が、運転状態が3速の減速スリ
ップ領域にあり、かつ窓が開いておりまたは路側構造物
がある場合には、例えば40m秒に、それ以外の通常時
には例えば20m秒にそれぞれ設定され、この例の場
合、第3デューティSV123の駆動周波数が、通常は
50Hzであるところが、上記のように3速の減速スリ
ップ領域において窓が開いておりまたは路側構造物があ
る場合には、25Hzとされることになる。これによ
り、該デューティSV123がON、OFFを繰り返す
ことによって発生する振動のレベルが低減されることに
なる。
【0073】したがって、3速での減速スリップ制御時
には、図6のマップに示すように、車速が低車速状態に
あって走行ノイズが小さくなり、しかも窓が開いている
ためにデューティSV123の振動に起因する音が車内
に入りやすく、或いはこの音が路側構造物によって車両
側へ反射する状況にあっても、該デューティSV123
の振動のレベル自体が低減されているから、これが不快
な車内騒音となることが回避されるのである。
【0074】そして、特に、駆動周波数が低下されるの
は低車速領域での無負荷の減速状態であって、この状態
ではロックアップクラッチ26に作用する負荷の変動は
殆どなく或いはごく緩やかであるから、該ロックアップ
クラッチ26の締結力の制御に高い応答性は不要であ
り、したがって第3デューティSV123の駆動周波数
を低下させたことによる制御の応答性の低下が問題とな
ることはないのである。そして、それ以外の状態では、
駆動周波数は通常の高い周波数に維持されるから、ロッ
クアップクラッチ26の締結力制御の応答性が要求され
る領域で、所要の応答性が確保されることになる。
【0075】なお、以上の実施の形態では、第3デュー
ティSV123の駆動周波数を低くする低車速領域を3
速の減速スリップ領域としたが、直接車速を判定し、該
車速が所定車速以下の領域にあることを第3デューティ
SV123の駆動周波数を低下させる条件としてもよ
い。また、この車速が低いこと以外の窓が開いているこ
と、路側構造体が存在すること、および減速状態である
ことについては、必用に応じて駆動周波数を低下させる
条件として採用すればよい。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動変速
機用トルクコンバータに備えられたロックアップクラッ
チのアクチュエータに、デューティソレノイドバルブに
よって調整した作動油圧を供給して該ロックアップクラ
ッチをスリップ状態に制御する構成において、そのスリ
ップ制御中であって当該車両が所定の低車速状態にある
ときに、上記デューティソレノイドバルブの駆動周波数
を上記所定の低車速状態以外の状態にあるときに比べて
低くするようにしたから、このデューティソレノイドバ
ルブのON、OFFの繰り返しによって発生する振動の
レベルが低下することになる。
【0077】したがって、走行ノイズが低下するためこ
のデューティソレノイドバルブの振動に起因する音が顕
在化する低車速時に、その振動が抑制されることになっ
て、該デューティソレノイドバルブの振動に起因する車
内騒音の問題が解消されることになる。
【0078】その場合に、デューティソレノイドバルブ
の振動に起因する騒音が問題とならない領域では、上記
駆動周波数は通常の比較的高い周波数に維持されるの
で、駆動周波数を低くすることによるロックアップクラ
ッチの制御の応答遅れが特に問題となることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る自動変速機の構成
を示す骨子図である。
【図2】 同自動変速機に備えられた油圧回路全体の回
路図である。
【図3】 同油圧回路のロックアップクラッチ制御用部
分の回路図である。
【図4】 油圧回路に対する制御システム図である。
【図5】 変速段の制御領域を示すマップである。
【図6】 ロックアップクラッチの制御領域を示すマッ
プである。
【図7】 ロックアップクラッチ用デューティソレノイ
ドバルブに対する制御動作を示すフローチャートの前半
部分である。
【図8】 同フローチャートの後半部分である。
【図9】 目標油圧とデューティ率の関係を示すマップ
である。
【図10】 デューティソレノイドバルブの駆動信号の
説明図である。
【符号の説明】
10 自動変速機 20 トルクコンバータ 26 ロックアップクラッチ 26a アクチュエータ(フロント室) 123 デューティソレノイドバルブ(第3デューテ
ィSV) 300 制御手段、駆動周波数変更手段(コントロー
ルユニット) 304 窓開閉検出手段(ウインドセンサ) 305 路側構造物検出手段(ナビゲーションシステ
ム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 和夫 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3J053 CA03 CB14 CB26 DA06 DA26 DA27 EA05 EA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロックアップクラッチ付きトルクコンバ
    ータを備えた自動変速機の制御装置であって、作動油圧
    の供給状態に応じて上記ロックアップクラッチの締結状
    態を変更するアクチュエータと、該アクチュエータへの
    作動油圧の供給状態を制御するデューティソレノイドバ
    ルブと、車両の運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、該検出手段によって検出された車両の運転状態が所
    定のスリップ領域に属するときに上記ロックアップクラ
    ッチをスリップさせるように上記デューティソレノイド
    バルブを制御する制御手段と、運転状態が上記スリップ
    領域において所定の低車速状態にあるときに、上記デュ
    ーティソレノイドバルブの駆動周波数が、上記所定の低
    車速状態以外の状態にあるときに比べて低くなるよう
    に、該デューティソレノイドバルブの駆動周波数を変更
    する駆動周波数変更手段とが備えられていることを特徴
    とする自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 駆動周波数変更手段は、運転状態がスリ
    ップ領域のうちの所定の減速スリップ領域において所定
    の低車速状態にあるときに、それ以外の状態にあるとき
    に比べて、デューティソレノイドバルブの駆動周波数を
    低くすることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機
    の制御装置。
  3. 【請求項3】 車両の窓の開閉状態を検出する窓開閉検
    出手段が備えられ、駆動周波数変更手段は、運転状態が
    スリップ領域において所定の低車速状態にあり且つ上記
    窓開閉検出手段によって窓の開放状態が検出されている
    ときに、それ以外の状態にあるときに比べて、デューテ
    ィソレノイドバルブの駆動周波数を低くすることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の自動変速機の制
    御装置。
  4. 【請求項4】 車両走行路の側方に路側構造物が存在す
    るか否かを検出する路側構造物検出手段が備えられ、駆
    動周波数変更手段は、運転状態がスリップ領域において
    所定の低車速状態にあり且つ上記路側構造物検出手段に
    よって走行路の側方に路側構造物が存在することが検出
    されているときに、それ以外の状態にあるときに比べ
    て、デューティソレノイドバルブの駆動周波数を低くす
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載の自動変速機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018082542A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 トヨタ自動車株式会社 電動車両

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