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JP2003072391A - 農作業機 - Google Patents

農作業機

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Publication number
JP2003072391A
JP2003072391A JP2001269743A JP2001269743A JP2003072391A JP 2003072391 A JP2003072391 A JP 2003072391A JP 2001269743 A JP2001269743 A JP 2001269743A JP 2001269743 A JP2001269743 A JP 2001269743A JP 2003072391 A JP2003072391 A JP 2003072391A
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JP
Japan
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engine room
engine
radiator
ventilation
fan
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Application number
JP2001269743A
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Inventor
Shigemi Hidaka
茂實 日高
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジエータ24とエンジン21を相互
に制限されることなく配置でき、かつラジエータ24の
冷却状況などに影響されることなくエンジンルーム63
の内部温度を適正に維持でき、エンジンルーム63の換
気及び防音の各機能の向上などを図る。 【解決手段】 エンジン21を内設させるエンジンル
ーム63に換気ダクト53を連結させ、ラジエータ24
の冷却ファン28と別に設ける換気ファン62により換
気ダクト53を介してエンジンルーム63を換気するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば連続的に穀稈
を刈取って脱穀するコンバインなどの農作業機に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、エンジンルーム
を密閉構造に構成してエンジン騒音を低減させる場合、
ラジエータの冷却ファンを利用してエンジンルームを換
気しているから、エンジンルームとラジエータの相対位
置が限定される不具合があると共に、ラジエータによっ
て加温された空気がエンジンルームに供給され、ラジエ
ータの冷却状況などにエンジンルーム温度が影響される
不具合があり、エンジンルームの内部温度の適正維持ま
たはエンジンルームの換気構造の簡略化、またはエンジ
ンの騒音低下、またはエンジン及びラジエータの設置構
造の簡略化、またはエンジンの出力駆動構造の簡略化な
どを容易に図り得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、エン
ジンを内設させるエンジンルームに換気ダクトを連結さ
せ、ラジエータの冷却ファンと別に設ける換気ファンに
より換気ダクトを介してエンジンルームを換気するもの
で、ラジエータとエンジンを相互に制限されることなく
配置し得、かつラジエータの冷却状況などに影響される
ことなくエンジンルームの内部温度を適正に維持し得、
エンジンルームの換気及び防音の各機能の向上などを容
易に図り得るものである。
【0004】また、ラジエータの冷却ファンよりも容量
の小さいファンにより換気ファンを形成し、エンジンル
ームと風洞型除塵ケースとに換気ダクトを連結させ、エ
ンジンルームと換気ダクトの連結部に換気ファンを設け
るもので、除塵ケースと換気ダクトのラビリンス構成に
より高い防音効果を維持し乍ら適正な換気を容易に行い
得るものである。
【0005】また、エンジンの出力軸をエンジンルーム
の前方及び後方に突設させ、ミッションケース及びラジ
エータをエンジンルームの前方外側に設け、作業出力プ
ーリをエンジンルームの後方外側に設けるもので、エン
ジンの前後に動力伝達機構を配設させることにより、例
えば走行出力と作業出力とに分けて動力伝達機構を構成
し得、かつエンジンの設置に必要なスペースの左右幅を
コンパクトに形成し得、例えば左右の走行部の略中間位
置にエンジンを設置させて機体の左右バランスを向上さ
せ得るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はコンバインの全体左側面図、図
2は同平面図、図3は同右側面図であり、図中1は走行
クローラ2を装設するトラックフレーム、3は前記トラ
ックフレーム1に架設する機台、4はフィードチェン5
を左側に張架し扱胴6及び処理胴7を内蔵している脱穀
機である脱穀部、8は刈刃9及び穀稈搬送機構10など
を備える刈取部、11は刈取フレーム12を介して刈取
部8を昇降させる油圧シリンダ、13は排藁チェン14
終端を臨ませる排藁処理部、15は脱穀部4からの穀粒
を揚穀筒16を介して搬入する穀物タンク、17は前記
タンク15の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、18は
運転操作ハンドル19及び運転席20を備える運転キャ
ビン、21は運転キャビン18下方に設けるエンジンで
あり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成して
いる。
【0007】さらに、図4乃至図6に示す如く、前記エ
ンジン21をエンジンルームカバー22に内設させ、エ
ンジン21の前後及び左右の各側面並びに上面をエンジ
ンルームカバー22によって覆うと共に、エンジン21
の前方で前記カバー22の外側に、ミッションケース2
3及びラジエータ24を設け、エンジン21とミッショ
ンケース23間に自在継手軸25を設けてエンジン21
の駆動力をミッションケース23に伝え、ミッションケ
ース23両側に車軸ケース26を介して左右走行クロー
ラ2の駆動スプロケット27を軸支させると共に、前記
ミッションケース23の右側面にラジエータ24の冷却
ファン28を設け、ラジエータ24及びオイルクーラ2
9を冷却ファン28によって冷却する。
【0008】また、前記エンジン21の出力軸30をエ
ンジンルームカバー22の前側及び後側に突設させ、出
力軸30の前側に前記自在継手軸25を連結させ、出力
軸30の後側に作業出力プーリ31を設けると共に、エ
ンジン21の左側で脱穀部4前側の機台3上面にカウン
タケース32を設け、入力プーリ33、車速同調プーリ
34、脱穀プーリ35、刈取プーリ36、選別プーリ3
7をカウンタケース32に軸支させ、ケース32後側の
入力プーリ33を作業出力プーリ31にベルト38連結
させ、エンジン21の駆動力をカウンタケース32に伝
える。また、ミッションケース23の刈取駆動プーリ3
9に前記カウンタケース32右側の車速同調プーリ34
をベルト40連結させると共に、機台3の前側上面に支
持台41を立設させ、支持台41に刈取1軸ケース42
を回転自在に軸支させ、前記ケース42に刈取フレーム
12を連結させてケース42回りに刈取部8を回転させ
て昇降させるもので、前記ケース42左側に刈取1軸4
3を介して刈取入力プーリ44を軸支させ、前記カウン
タケース32左側の刈取プーリ36を刈取入力プーリ4
4にベルト45連結させ、刈取部8の各部に駆動力を伝
える。
【0009】また、前記扱胴4及び処理胴7の各駆動入
力プーリ46・47にカウンタケース32前側の脱穀プ
ーリ35をベルト48連結させ、扱胴4下側の選別唐箕
49及び揺動選別機構に選別プーリ37から駆動力を伝
え、脱穀部4の各部を駆動すると共に、前記カウンタケ
ース32の左側面にフィードチェン駆動軸50を設け、
外側に移動可能な前記フィードチェン5の駆動スプロケ
ット51に駆動軸50から動力を伝える。また、前記穀
物タンク15の前側に排出駆動プーリ52を設け、該プ
ーリ52を前記作業出力プーリ31に排出クラッチを介
してベルト連結させ、排出オーガ17にエンジン21出
力を伝えてタンク15の穀粒を排出させる。
【0010】さらに、図7乃至図9に示す如く、前記エ
ンジン21を内設させる密閉構造のエンジンルームカバ
ー22の前側に換気ダクト53を連結させると共に、エ
ンジンルームカバー22と前方のラジエータ24の右側
の機外側面に風洞型除塵ケース54を設け、後側の支点
軸55回りに除塵ケース54を回転自在に取付け、除塵
ケース54の右側(機外側)の後部上方に外気取入口5
6を開設させ、除塵ケース54の左側(機内側)の前部
下方にラジエータ側フィルタ57と換気側フィルタ58
を接合させる。そして、前記冷却ファン28によって除
塵ケース54からフィルタ57を介してオイルクーラ2
9及びラジエータ24に外気を取込んで冷却すると共
に、エンジン21前部の発電機プーリ59及びファンプ
ーリ60に前記出力軸30をベルト61連結させ、ファ
ンプーリ60の前側(同軸上)に換気ファン62を設
け、前記エンジンルームカバー22内部のエンジンルー
ム63と前記換気ダクト53の連結部に換気ファン62
を設け、外気取入口56から除塵ケース54に取込んだ
外気を換気ファン62によって換気ダクト53を介して
密閉エンクローズ形のエンジンルーム63に供給し、エ
ンジンルーム63を換気する。
【0011】また、前記エンジンルーム63を形成する
カバー22の下面を開口させ、エンジンルーム63内部
の暖気をルーム63の下面開放部から下向きに排気させ
ると共に、除塵ケース54及び換気ダクト53及びエン
ジンルーム63のエンジン21冷却風路を平面視U字形
に形成し、ラビリンス(迷路)構成になるケーシング構
造により前記エンジン21冷却風路を構成し、エンジン
21の駆動騒音がエンジンルーム63から機外に伝播す
るのを防いでいる。
【0012】上記から明らかなように、エンジン21を
内設させるエンジンルーム63に換気ダクト53を連結
させ、ラジエータ24の冷却ファン28と別に設ける換
気ファン62により換気ダクト53を介してエンジンル
ーム63を換気する。そして、ラジエータ24とエンジ
ン21を相互に制限されることなく配置させ、かつラジ
エータ24の冷却状況などに影響されることなくエンジ
ンルーム63の内部温度を適正に維持させ、エンジンル
ーム63の換気及び防音の各機能の向上などを図る。
【0013】また、ラジエータ24の冷却ファン28よ
りも容量の小さいラジアルファンにより換気ファン62
を形成し、エンジンルーム63と風洞型除塵ケース54
とに換気ダクト53を連結させ、エンジンルーム63と
換気ダクト53の連結部に換気ファン62を設け、除塵
ケース54と換気ダクト53のラビリンス構成により高
い防音効果を維持し乍ら適正な換気を行わせると共に、
エンジン21の出力軸30をエンジンルーム63の前方
及び後方に突設させ、ミッションケース23及びラジエ
ータ24をエンジンルーム63の前方外側に設け、作業
出力プーリ31をエンジンルーム63の後方外側に設
け、エンジン21の前後に自在継手軸25及び作業出力
プーリ31などの動力伝達機構を配設させ、例えば走行
クローラ2への走行出力と脱穀部4への収穫作業出力と
に分けて各動力伝達機構をエンジン21の前後に振分け
て構成し、かつエンジン21の設置に必要なスペースの
左右幅をコンパクトに形成し、例えば左右の走行部であ
る左右走行クローラ2の略中間位置にミッションケース
23及びエンジン21を前後方向に略一列に設置させて
機体の左右バランスを向上させる。
【0014】さらに、図8に示す如く、前記各フィルタ
57・58を接合させる除塵ケース54前側の冷却風取
入開口64及び換気取入開口65と、除塵ケース54後
側の外気取入口56との間に、複数の風向ガイド板66
・67・68を上下方向に多段に設ける。そして、前記
ケース54後側の右側面上方の外気取入口56から下向
きに外気を導入した後、ガイド板66・67・68の案
内によって外気を前方斜上方に移動させ、このときの外
気の迂回移動によって藁屑及び塵を外気から遠心分離さ
せ、藁屑及び塵をケース54下部の受樋69に落下させ
て集塵すると共に、前記ケース54前側の左側面下方の
冷却風取入開口64と、前記ケース54前側の左側面の
上下幅中間の換気取入開口65とに、各ガイド板66・
67・68の間から除塵後の外気を吸込ませ、ラジエー
タ24及びエンジンルーム63に外気を供給する。
【0015】さらに、図7、図9に示す如く、前記エン
ジンルームカバー22の前方でミッションケース23の
右側にラジエータ24を設け、ミッションケース23と
ラジエータ24の間に冷却ファン28を配設させ、ミッ
ションケース23に冷却ファン28のファン軸70を軸
支させ、ラジエータ24及び冷却ファン28と、ミッシ
ョンケース23の上部側面の油圧変速機構71とを左右
方向に略一列に位置させ、前記ファン28のラジエータ
24冷却風によって油圧変速機構71を空冷させ、油圧
変速機構71を空冷する専用の冷却ファンを特別に設け
る必要がないと共に、ミッションケース23及びラジエ
ータ24の上方のスペースを有効に利用して、エンジン
ルームカバー22前面の高位置と除塵ケース54左側面
の間に、換気ダクト53をコンパクトに設置させ、エン
ジン21上部前方に換気ファン62を取付け、エンジン
ルーム63の上方側に外気を供給させ、エンジンルーム
カバー22の上面側内部に暖気が停滞するのを防ぎ、小
容量の換気ファン62によってエンジンルーム63全体
を適正に効率良く換気させる。また、除塵ケース54の
右側面の前方に透明板製の窓72を設け、ラジエータ側
フィルタ57に対向させて前記窓72を取付け、機外側
の作業者によってフィルタ57の塵付着状態を窓72か
ら目視し、汚れ具合によってケース54を開放して掃除
する。
【0016】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、エンジン21を内設させるエンジンルーム63に換
気ダクト53を連結させ、ラジエータ24の冷却ファン
28と別に設ける換気ファン62により換気ダクト53
を介してエンジンルーム63を換気するもので、ラジエ
ータ24とエンジン21を相互に制限されることなく配
置でき、かつラジエータ24の冷却状況などに影響され
ることなくエンジンルーム63の内部温度を適正に維持
でき、エンジンルーム63の換気及び防音の各機能の向
上などを容易に図ることができるものである。
【0017】また、ラジエータ24の冷却ファン28よ
りも容量の小さいファンにより換気ファン62を形成
し、エンジンルーム63と風洞型除塵ケース54とに換
気ダクト53を連結させ、エンジンルーム63と換気ダ
クト53の連結部に換気ファン62を設けるもので、除
塵ケース54と換気ダクト53のラビリンス構成により
高い防音効果を維持し乍ら適正な換気を容易に行うこと
ができるものである。
【0018】また、エンジン21の出力軸30をエンジ
ンルーム63の前方及び後方に突設させ、ミッションケ
ース23及びラジエータ24をエンジンルーム63の前
方外側に設け、作業出力プーリ31をエンジンルーム6
3の後方外側に設けるもので、エンジン21の前後に動
力伝達機構を配設させることにより、例えば走行出力と
作業出力とに分けて動力伝達機構を構成でき、かつエン
ジン21の設置に必要なスペースの左右幅をコンパクト
に形成でき、例えば左右の走行部2の略中間位置にエン
ジン21を設置させて機体の左右バランスを向上させる
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図。
【図2】同平面図。
【図3】同右側面図。
【図4】脱穀部及びエンジン取付部の正面図。
【図5】同左側面図。
【図6】同平面図。
【図7】エンジン取付部の正面図。
【図8】同左側面図。
【図9】同平面図。
【図10】同右側面図。
【符号の説明】
21 エンジン 23 ミッションケース 24 ラジエータ 28 冷却ファン 30 エンジン出力軸 31 作業出力プーリ 53 換気ダクト 54 除塵ケース 62 換気ファン 63 エンジンルーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを内設させるエンジンルームに
    換気ダクトを連結させ、ラジエータの冷却ファンと別に
    設ける換気ファンにより換気ダクトを介してエンジンル
    ームを換気することを特徴とする農作業機。
  2. 【請求項2】 ラジエータの冷却ファンよりも容量の小
    さいファンにより換気ファンを形成し、エンジンルーム
    と風洞型除塵ケースとに換気ダクトを連結させ、エンジ
    ンルームと換気ダクトの連結部に換気ファンを設けるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の農作業機。
  3. 【請求項3】 エンジンの出力軸をエンジンルームの前
    方及び後方に突設させ、ミッションケース及びラジエー
    タをエンジンルームの前方外側に設け、作業出力プーリ
    をエンジンルームの後方外側に設けることを特徴とする
    請求項1に記載の農作業機。
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