JP2003067054A - 無人搬送車システム - Google Patents
無人搬送車システムInfo
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- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
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- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
流する一方通行で追い越し不能な、待機経路とを有し、
複数の待機ポイントが該待機経路に沿って配置された無
人搬送車システムにおいて、該待機経路へ先に進入した
搬送車によって、後から来た搬送車の停車が妨げられな
いようにする。 【解決手段】 上記の課題を解決すべく、以下の制御に
よって前記待機経路33内の搬送車10P・10Qの待
機位置を整理する。(1)走行経路2上の搬送車10P
・10Qを待機経路33に待機させる際は、該搬送車1
0P・10Qを最も上流側の待機ポイント33aにいっ
たん停止させる。(2)各待機ポイント33a・33b
・33cに停止している無人搬送車10P・10Qは、
現在の待機ポイントより下流側の待機ポイントに移動可
能な場合は、該下流側の待機ポイントに移動させる。
Description
走行する無人搬送車の駐停車制御に関する。
生が問題となるクリーンルームでは、物品を搬送するた
めに、走行経路に沿って無人搬送車を自動走行させる無
人搬送車システムが知られている。図1に示すように、
この無人搬送車システムは、走行経路2と、搬送車10
・10・・・を待機させるための待機経路31・32・
33が設けられ、各待機経路31・32・33には、複
数の待機ポイント31a・31b・31c(又は32a
・32b・32c、33a・33b・33c)が配置さ
れている。前記搬送車10・10・・・は、クリーンル
ームの一角に設置されたホストコントローラからの搬送
指令によって走行している。すなわち、各搬送車10・
10・・・へは、前記待機ポイント31a・31b・3
1c・32a・32b・32c・33a・33b・33
cの中から選択された停止位置への搬送指令がホストコ
ントローラから出力される。例えば、ある搬送車10は
待機経路33の待機ポイント33bへ向けて移動させ、
他の搬送車10に対しては待機経路33の待機ポイント
33cへ向けて移動させるというようにである。
じ待機経路内の異なる待機ポイントへ複数の搬送車10
を移動させようとする場合に、次のような問題が発生し
ていた。例えば、図5(a)に示すように、搬送車10
Cには待機ポイント33cを目的地とする待機指令が割
り当てられ、同時に他の搬送車10Bには同じ待機経路
33内の異なる待機ポイント33bを目的地とする待機
指令が割り当てられて、両搬送車10C・10Bが同じ
待機経路33へ向けて進行しているとする。
機経路33に進入すると考えられる搬送車10Cに下流
側の待機ポイント33cでの待機指令を割り当て、後に
進入すると考えられる搬送車10Bに上流側の待機ポイ
ント33bでの待機指令を割り当てるのが普通であり、
その予定どおり搬送車10Cが先に待機経路33に進入
すれば何の問題もない。しかしながら、先行するはずの
搬送車10Cが経路を迂回したり、他の搬送車との衝突
回避のために停止したり等の何らかの事情で、搬送車1
0Bが先に待機経路33へ進入して、図5(b)に示す
ように指令に従った待機ポイント33bで停止してしま
ったとする。この待機経路33には追い越しのための分
岐部等を設けていないので(追い越し不能)、もう一方
の搬送車10Cは、該待機ポイント33bで停止した搬
送車10Bに妨げられて、該待機ポイント33cへ到達
できない。結局この場合は、搬送車10Cに設けられた
衝突防止センサが搬送車10Bにある程度近づいた時点
で作動して、後続の搬送車10Cについて衝突回避のた
めの停止制御が行われることになる。目的地の待機ポイ
ント33bに既に到達している搬送車10Bは動こうと
しないから、結局搬送車10Cは待機ポイント33cま
で到達できず立ち往生し、図5(b)の状態が続いてし
まう。このように、両搬送車10B・10Cの制御の相
互干渉(コンフリクト)が起こってしまって、この待機
経路33が使用不能になってしまうのである。
した搬送車10Bをいったん待機経路33から追い出す
ような制御を行えば、図5(c)に示すように、後から
来た搬送車10Cを目的地の待機ポイント33cへ移動
させることができる。しかしながら、追い出された搬送
車10Bは再び該待機ポイント33bへ戻ってくるため
に走行経路2を一周しなければならず、徒に時間がかか
り、合理的ではない。そこで、本発明では、このような
問題点を解決することを課題とする。
題を解決すべく、次のような手段を用いるものである。
まず、請求項1に記載のように、走行経路と、該走行経
路から分岐して再び合流する一方通行で追い越し不能な
待機経路とを有し、複数の待機ポイントが該待機経路に
沿って配置された無人搬送車システムにおいて、以下の
制御によって前記待機経路内の搬送車の待機位置を整理
する。(1)走行経路上の搬送車を待機経路に待機させ
る際は、該搬送車を最も上流側の待機ポイントにいった
ん停止させる。(2)各待機ポイントに停止している無
人搬送車は、現在停止している待機ポイントより下流側
の待機ポイントに移動可能な場合は、該下流側の待機ポ
イントに移動させる。
記載の搬送車システムにおいて、前記待機経路は複数設
けるとともに各待機経路に固有の優先順位を付与し、走
行経路上の搬送車を待機させる際は、該搬送車を停車さ
せる待機経路を前記優先順位に基づいて割り当てる。
数の待機ポイントのうち少なくとも一つは、ステーショ
ンの停止ポイントと兼用させる。
ステム1の一実施例について説明する。図1は無人搬送
車システム1の平面図、図2は待機経路31・32・3
3の平面図である。図3は本発明に係る、搬送車10P
・10Qの待機位置の整理を説明する待機経路33の平
面図であり、同図(a)は搬送車10P・10Qが待機
経路33へ向かう様子を、同図(b)は搬送車10Pが
待機ポイント33aで一時停止した様子を、同図(c)
は搬送車10Pを待機ポイント33cへ移行させた様子
を、同図(d)は搬送車10Qが待機ポイント33aで
一時停止した様子を、同図(e)は搬送車10Qを待機
ポイント33bへ移行させたときの様子を、それぞれ示
す。図4は本発明に係る、搬送車10P・10Q・10
Rの待機位置の整理を説明する待機経路33の平面図で
あり、同図(a)は搬送車10P・10Q・10Rが待
機経路33で停止しているときの様子を、同図(b)は
搬送車10Pが待機ポイント33cから出立したときの
様子を、同図(c)は搬送車10Q・10Rをそれぞれ
待機ポイント33c・33bへ移行させたときの様子
を、それぞれ示す。図5は従来における、搬送車10B
・10Cの待機位置の整理を説明する待機経路33の平
面図であり、同図(a)は搬送車10B・10Cが待機
経路33へ向かう様子を、同図(b)は搬送車10Bが
待機ポイント33bで停止し、後続の搬送車10Cが立
ち往生した様子を、同図(c)は搬送車10Bを待機経
路33から追い出し、搬送車10Cを待機ポイント33
cで停止させた様子を、それぞれ示す。図6は各待機経
路への搬送車の割当て順位を示した図、図7は割当て順
位の他の例を示した図である。
は、無人搬送車10・10・・・の走行経路2がループ
状に敷設され、該走行経路2に沿って複数のステーショ
ン6・6・・・が配置されている。この走行経路2の外
側には、該走行経路2と分岐及び合流する待機経路3が
三つ設けられて、それぞれ、搬送車10・10・・・を
待避させるための待機経路31・32・33としてい
る。各待機経路31・32・33は、追い越し不能、即
ち先行側の搬送車を同じ経路にある後続側の搬送車が追
い越すことはできないように構成してある。待機経路3
1には、その経路に沿って三つの待機ポイントが、上流
から下流に向かって31a→31b→31cと配置され
ている。同様に、待機経路32においては待機ポイント
32a・32b・32cが、待機経路33においては待
機ポイント33a・33b・33cが、それぞれ配置さ
れている。
・横にはステーション6・6・・・を配置して、搬送車
10・10・・・は該待機ポイント31a・31b・・
・上で停止し、ステーション6への荷の移載、あるい
は、ステーション6からの荷の積出しを行う構成とす
る。ただし、状況によっては、荷の移載/積出しは行わ
ずに、搬送車10・10・・・を待機させるためのみに
ステーション6を使用してもよい。また、すべての待機
ポイント31a・31b・・・にステーション6を配置
せず、そのうちの一部の待機ポイントのみに配置しても
構わない。
送車10を進行させる場合には、走行経路2から待機経
路3への分岐部の手前で、搬送車10からガイド輪を出
没させて、該ガイド輪を待機経路3に沿った溝部に当て
がい、搬送車10の進路を待機経路3へ方向付けてい
る。または、該分岐点手前で、搬送車10からのガイド
輪を走行経路2に沿った溝部に当てがうと、該搬送車1
0はそのまま走行経路2を直進することとなる。
る手段を設けて、走行経路2又は待機経路3への進行方
向が制御されている。ここで、少なくとも待機経路3に
おいては、搬送車10は図1に示す矢視方向へ進行する
ものとし、その逆方向へは走行させないものとする。
銅線などの導電線を絶縁材料で被覆した給電線と、フィ
ーダ線を用いた通信線とが架設されている。この給電線
には高周波の電流が流されており、該給電線周りに生じ
る磁界によって誘導起電流が発生する。その誘導起電流
を搬送車10に固定された受電ユニットで取り出して、
増幅し、電流を所定の電圧に変換し、整流・平滑して、
搬送車10の制御機器や走行用モータ等へ給電が行われ
ている。
設置されたホストコントローラに接続され、また、搬送
車10には該通信線と送受信を行う通信器が搭載され
て、各搬送車10・10・・・は該ホストコントローラ
からの搬送指令により自動走行している。
により走行する搬送車10の走行制御について説明す
る。図2に示すように、走行経路2及び待機経路3の所
定位置、例えば、分岐点の手前やステーション6・6・
・・の設置位置等に、それぞれ固有の位置情報が記録さ
れたバーコード7・7・・・が貼設され、また、搬送車
10の適宜位置には、該バーコード7・7・・・を読み
取るためのバーコードリーダが取り付けられている。
走行経路2・待機経路3上のバーコード7が読み取られ
ると、その位置情報は搬送車10に搭載されている機上
コントローラへと出力される。該機上コントローラに
は、バーコード7・7間の距離情報、及びその間の通過
速度情報等を記したマップが記憶されており、搬送車1
0のバーコードリーダがバーコード7を読み取ると、該
機上コントローラで自車が現在走行している位置が認識
されるとともに、該マップに参照させての走行制御が行
われる。
受信した搬送車10は、目的の停止位置に付されたバー
コード7の1つ手前のバーコード7位置までは、前記マ
ップの通過速度情報に従って走行し、該1つ手前のバー
コード7位置からは減速を開始する。この減速は、該1
つ手前のバーコード7位置から、該目的の停止位置まで
のマップの距離情報に基づいて行われ、搬送車10が目
的の停止位置で正確に停止するように制御されている。
ず、前記待機経路31・32・33の間の優先順位の設
定から説明する。本実施例の無人搬送車システムにおい
ては図1に示すように、三つの待機経路31・32・3
3が互いに隣り合って配置され、待機経路ゾーンが形成
されている。優先順位は、この待機経路ゾーンのうち最
も上流側にある待機経路31を最も高く、該待機経路3
1のすぐ下流に位置する待機経路32を二番目に高く、
最も下流側にある待機経路33を最も低く設定してい
る。ただし、この待機経路の優先順位の設定は一例であ
り、他の設定の仕方も考えられる。あるいはシステムの
運用途中で状況に応じて優先順位を変更可能な構成とし
ても構わない。なお、説明の便宜上、このように設定さ
れた待機経路31・32・33の優先順位を、以下、待
機経路・プライオリティと呼ぶこととする。
・プライオリティを用いて、待機経路割当て順位を図6
あるいは図7のように予め作成しておき、前記ホストコ
ントローラに記憶させておく。図6・図7に丸付き数字
で示されているのが割当て順位であり、数字が少ないほ
ど順位が高いことを意味している。
必要な搬送車10が三台生じるまでは待機経路33の待
機ポイントに待機させるように割り当て、四台以上生じ
たら初めてその四台目以降を待機経路32の待機ポイン
トに待機させ、七台以上生じたら初めてその七台目以降
を待機経路31の待機ポイントに待機させる構成であ
る。一方、図7に示す待機経路割当て順位は、待機が必
要な一台目の搬送車は待機経路33の待機ポイントに、
二台目は待機経路32の待機ポイントに、三台目は待機
経路31の待機ポイントに、それぞれ待機するよう割り
当て、四台目以降も一台ずつ三つの待機経路へ、33→
32→31→33→・・・と割り当てる構成である。図
6のものも図7のものも前記待機経路・プライオリティ
に従っており、本発明の待機経路割当て順位としてはい
ずれも適用可能であるが、本実施例では図6に示す割当
て順位を採用している。
機ポイントの間でも、以下のように優先順位を設定して
いる。待機経路31の例を挙げて説明する。この待機経
路31に配置される待機ポイントは31a・31b・3
1cの三つであるが、最も下流側の待機ポイント31c
の優先順位が一番高くなるようにし、順次、上流側へ向
けて優先順位が低くなるようにする。なお、説明の便宜
上、このように設定された待機ポイントの優先順位を、
以下、待機ポイント・プライオリティと呼ぶこととす
る。他の待機経路32・33それぞれの待機ポイントに
おいても、まったく同様に待機ポイント・プライオリテ
ィを設定する。
0・10・・・が進入する場合の説明を行う。なお、説
明を具体的なものとするために、現在の状態が九箇所全
ての待機ポイントが空いている状態(搬送車が停止して
いない状態)であると仮定した上で、走行経路2上を走
行中の二台の搬送車10P・10Qを待機させる必要が
生じた場合を考える。この場合、ホストコントローラは
まず、前記全待機ポイント・プライオリティを参照し
て、その二台の搬送車10P・10Qを待機させるべき
待機経路を決定する。この場合では全ての待機ポイント
が空いている状態であるから、図6に従って、両搬送車
10P・10Qを待機させる経路はいずれも、前記待機
経路・プライオリティの最も高い待機経路33に決定さ
れる。この結果、ホストコントローラは、両搬送車10
P・10Qに対して目的地を該待機経路33における最
も待機ポイント・プライオリティの低い(即ち、最も上
流側の)待機ポイント33aとした移動指令を出力す
る。
リティを待機経路33が最も高くなるように設定してい
るが、待機経路・プライオリティを逆にして、待機経路
33が最も低くなるようにし、最も待機経路・プライオ
リティの低い待機経路33の、最もポイント・プライオ
リティの低い33cに移動指令を出力するようにしても
よい。この場合、待機経路33の待機ポイントが空いて
いれば、待機ポイント33cに、待機経路33が全て埋
まっているならば、その次に待機経路・プライオリティ
の高い待機経路34の最もポイント・プライオリティの
低い34cに移動指令が出力され、待機経路34の待機
ポイントが全て埋まっているならば、その次に待機経路
・プライオリティの高い待機経路35の最もポイント・
プライオリティの低い35cに移動指令が出力されるこ
ととなる。つまり、ポイント・プライオリティの最も低
い空き待機ポイントに対して移動指令が出力されること
になる。
10Qに対して発した場合が示されているが、待機ポイ
ント33aを目的地とした移動指令は、最大で、待機経
路33における空きポイントの数(搬送車10が停止し
て塞がっていない待機ポイントの数をいう。)だけ出力
することができる。図3(a)の場合は待機経路33の
三つの待機ポイントがみな空いているので、待機ポイン
ト33aを目的とした前記移動指令を同時に出力できる
のは最大三台である。
搬送車10Pが、指令どおりに待機経路33の待機ポイ
ント33aで停車したとする。すぐ後続する搬送車10
Qは待機ポイント33aへ移動しようとするが、その待
機ポイント33aには既に搬送車10Pが停止している
ため、搬送車10Pに対しある程度近づいた時点で搬送
車10Qの衝突防止センサが働いて衝突回避の制御が行
われ、該搬送車10Pのすぐ上流で停止している。ただ
しこの搬送車10Qの停止状態は一時的なものであり、
後述するようにすぐに解除される。
や待機経路3上のすべての搬送車10・10・・・の現
在位置等の情報を、各搬送車10の機上コントローラと
信号を次々とやり取りすることによって常時把握してい
る。このような信号のやり取りによって、搬送車10P
が待機ポイント33aで停止していることを検知したホ
ストコントローラは、その待機ポイント33aから移動
可能な、前記待機ポイント・プライオリティが最上位の
待機ポイント(移動先の待機ポイント)を決定し、その
移動先の待機ポイントへの移動指令を出力する。
は以下のとおりである。即ち、ホストコントローラは、
搬送車10Pの待機ポイント33aの待機ポイント・プ
ライオリティを参照し、それより一つ上位の待機ポイン
ト33bが空いているか否かを調べる。なお、仮に該待
機ポイント33bに他の搬送車10が停止し、塞がって
いる場合は、搬送車10Pは該待機ポイント33aから
移動することはできない(移動先の待機ポイントは決定
不可能である)から、そのまま待機ポイント33aに停
止させておくことになる。一方、待機ポイント33bが
空いている場合は、ホストコントローラは、該待機ポイ
ント・プライオリティが更に一つ上位である待機ポイン
ト33cが空いているか否かを調べる。待機ポイント3
3cが空いている場合は、移動先の待機ポイントは33
cとなる。待機ポイント33cが塞がっている場合は、
移動先の待機ポイントは33bとなる。
述のとおり下流側が高くなるように設定してあるから、
前記移動先の待機ポイントとは、結局、現在停止してい
る待機ポイントより移動可能な、最も下流の待機ポイン
トを意味する。図3(b)の場合は、最も上流側の待機
ポイント33aにいったん停止した搬送車10Pについ
ては、移動先の待機ポイントが前記の決定プロセスに従
って最も下流側の待機ポイント33cと決定されるか
ら、図3(c)に示すように、その最も下流側の待機ポ
イント33cへ移動する。
ント33aが空くことになるから、衝突回避制御のため
すぐ上流側で停止していた搬送車10Qは、直ちにその
待機ポイント33aへ移動して停止する(図3
(d))。搬送車10Qが待機ポイント33aに停止し
ていることを検知したホストコントローラは、前記と全
く同様の決定プロセスにより、該搬送車10Qの移動先
の待機ポイントを決定する。図3(d)の場合は、すぐ
下流側の待機ポイント33bが空いており、更に下流側
の待機ポイント33cは塞がっているから、移動先の待
機ポイントは33bに決定され、搬送車10Qはその待
機ポイント33bに移動する(図3(e))。
している搬送車10は常に、下流側に空いている待機ポ
イントがあるとそこに移動して詰めて、上流側の待機ポ
イントをできるだけ空けるように制御される。一方、前
述の場合で走行経路2上の搬送車10P・10Qに対し
当初は目的地を待機ポイント33aとする移動指令を送
ったように、新しく待機経路33に進入してくる搬送車
10は、最も上流側の待機ポイント33aを目的の停止
位置とするように制御されるのである。従って、待機経
路33に複数の搬送車10が進入してきても、従来のよ
うに、後続の搬送車10が待機経路の待機ポイントに到
達できずにいつまでも立ち往生してしまうことはないの
である。
経路33にさらに搬送車10が進入してきて、該待機ポ
イント33aで停止し、該待機経路33の全ての待機ポ
イント33a・33b・33cが塞がる満車状態になっ
たとする。この場合、搬送車10を停止させるスペース
が待機経路33にはもうないから、待機が必要な搬送車
10が新たに発生した場合は、他の待機経路の待機ポイ
ント(図6の全待機ポイント・プライオリティに従え
ば、待機経路32の待機ポイント32a)への移動指令
を発することになる。なお、ここで、一番最後に待機経
路33へ進入してきた搬送車を10Rと命名しておく。
路3の最も下流側の待機ポイント33cで停止していた
搬送車10Pが走行経路2に戻り、最も下流側の待機ポ
イント33cが空いたとする。そうすると、待機ポイン
ト33bに停止中の搬送車10Qは、すぐ下流の待機ポ
イント33cに移動できる状態になったので、前記制御
によって該待機ポイント33cに移動する。こうして空
いた待機ポイント33bには、待機ポイント33aで停
止している搬送車10Rが移動できることになるから、
同じく前記制御によって、該搬送車10Rはその空いた
待機ポイント33bへ移動する。結局、最終的に空くの
は最も上流側の待機ポイント33aになって、待機が必
要な搬送車10が新たに発生した場合の待機ポイントが
確保されることになる。
いる搬送車10をより優先順位の高い(下流側の)待機
ポイントへ移動させる移行指令はホストコントローラか
ら出力しているが、搬送車10・10・・・の機上コン
トローラが自立的に判断制御する構成としてもよい。
尚、該待機経路31・32・33は本実施例では三つと
したが、それに限らない。二つあるいは四つ以上でも良
いし、単一に構成されていてもよい。
の効果を奏するものである。まず、請求項1のように、
走行経路と、該走行経路から分岐して再び合流する一方
通行で追い越し不能な待機経路とを有し、複数の待機ポ
イントが該待機経路に沿って配置された無人搬送車シス
テムにおいて、(1)走行経路上の搬送車を待機経路に
待機させる際は、該搬送車を最も上流側の待機ポイント
にいったん停止させ、(2)各待機ポイントに停止して
いる無人搬送車は、現在停止している待機ポイントより
下流側の待機ポイントに移動可能な場合は、該下流側の
待機ポイントに移動させる制御によって、前記待機経路
内の搬送車の待機位置を整理することで、各待機ポイン
トに停止している搬送車は常に、下流側に空いている待
機ポイントがあるとそこに移動して詰めることで、上流
側の待機ポイントをできるだけ空けるように制御される
一方、新しく待機経路に進入してくる搬送車は、最も上
流側の待機ポイントを目的の停止位置とするように制御
されることになる。従って、同一の待機経路に複数の搬
送車が進入してきても、待機ポイントの数を上回る搬送
車が進入してこない限りは、先行側の搬送車と後続側の
搬送車との間で制御のコンフリクトが起こることがな
い。即ち、後続の搬送車が待機経路の待機ポイントに到
達できずにいつまでも立ち往生してしまうことがないの
である。
の搬送車システムにおいて、前記待機経路は複数設ける
とともに各待機経路に固有の優先順位を付与し、走行経
路上の搬送車を待機させる際は、該搬送車を停車させる
待機経路を前記優先順位に基づいて割り当てることで、
効率よく搬送車を各待機経路に振り分けて待機させるこ
とができる。
機ポイントのうち少なくとも一つは、ステーションの停
止ポイントと兼用させることで、荷の移載を行わない空
きのステーションを待機ポイントとして利用すれば、新
たに待機ポイントを設ける必要もなく、システムの設置
スペースの削減を図ることができる。
置の整理を説明する待機経路33の平面図。(a)は搬
送車10P・10Qが待機経路33へ向かう様子を示
し、(b)は搬送車10Pが待機ポイント33aで一時
停止した様子を示し、(c)は搬送車10Pを待機ポイ
ント33cへ移行させた様子を示し、(d)は搬送車1
0Qが待機ポイント33aで一時停止したときの様子を
示し、(e)は搬送車10Qを待機ポイント33bへ移
行させた様子を示す。
の待機位置の整理を説明する待機経路33の平面図。
(a)は搬送車10P・10Q・10Rが待機経路33
で停止している様子を示し、(b)は搬送車10Pが待
機ポイント33cから出立した様子を示し、(c)は搬
送車10Q・10Rをそれぞれ待機ポイント33c・3
3bへ移行させた様子を示す。
置の整理を説明する待機経路33の平面図。(a)は搬
送車10B・10Cが待機経路33へ向かう様子を示
し、(b)は搬送車10Bが待機ポイント33bで停止
し、後続の搬送車10Cが立ち往生した様子を示し、
(c)は搬送車10Bを待機ポイント33bから出立さ
せ、搬送車10Cを待機ポイント33cで停止させたと
きの様子を示す。
図。
示した図。
Claims (3)
- 【請求項1】 走行経路と、該走行経路から分岐して再
び合流する一方通行で追い越し不能な待機経路とを有
し、複数の待機ポイントが該待機経路に沿って配置され
た無人搬送車システムにおいて、以下の制御によって前
記待機経路内の搬送車の待機位置を整理することを特徴
とする無人搬送車システム。 (1)走行経路上の搬送車を待機経路に待機させる際
は、該搬送車を最も上流側の待機ポイントにいったん停
止させる。 (2)各待機ポイントに停止している無人搬送車は、現
在停止している待機ポイントより下流側の待機ポイント
に移動可能な場合は、該下流側の待機ポイントに移動さ
せる。 - 【請求項2】 請求項1記載の搬送車システムにおい
て、前記待機経路は複数設けるとともに各待機経路に固
有の優先順位を付与し、走行経路上の搬送車を待機させ
る際は、該搬送車を停車させる待機経路を前記優先順位
に基づいて割り当てることを特徴とする無人搬送車シス
テム。 - 【請求項3】 前記複数の待機ポイントのうち少なくと
も一つは、ステーションの停止ポイントと兼用させたこ
とを特徴とする、請求項1又は2に記載の無人搬送車シ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001253270A JP2003067054A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 無人搬送車システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001253270A JP2003067054A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 無人搬送車システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003067054A true JP2003067054A (ja) | 2003-03-07 |
Family
ID=19081623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003067054A (ja) |
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