JP2003060186A - 画像入力装置及びその製造方法並びに画像入力装置を用いた放射線撮像システム - Google Patents
画像入力装置及びその製造方法並びに画像入力装置を用いた放射線撮像システムInfo
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- JP2003060186A JP2003060186A JP2002134116A JP2002134116A JP2003060186A JP 2003060186 A JP2003060186 A JP 2003060186A JP 2002134116 A JP2002134116 A JP 2002134116A JP 2002134116 A JP2002134116 A JP 2002134116A JP 2003060186 A JP2003060186 A JP 2003060186A
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Abstract
像品位を向上すると共に、安定な品質で低コストな画像
入力装置を提供する。 【解決手段】 光電変換素子基板1はハウジング30に
備えられ、該光電変換素子基板の受光面25に入射した
光学像を光電変換作用により電気信号に変換する。この
電気信号は外部に延びているリード端子29を介して出
力される。傾斜をもつ光ファイバープレート26の出力
面37は該光電変換素子基板の受光面25に対向してお
り、両基板間の受光領域の外周部にはスペーサービーズ
28を含んだシール接着剤27があり、該接着剤で両基
板を接合している。該接着剤は外周を全て囲うのではな
く、第1の開口部38とこれに対向した位置に第2の開
口部39が設けられている。本装置の製造方法を詳しく
後述するが、第1の開口部38を通じて透明接着剤5を
入れて受光領域に充填させる。更に、該透明接着剤を硬
化させ、より大きな接着強度をもたせて二つの基板を固
定している。
Description
ナ、指紋読み取り装置、医療診断用または非破壊検査用
の放射線撮影装置等の1次元もしくは2次元の画像入力
装置に関し、剛性を有する基板と光電変換素子基板との
接合方法に関する。
ジセンサー(例えば特開平5−63899号)、指紋セ
ンサー(例えば、特開平10−104444号や特開平
10−240906号)、放射線撮像センサー(例えば
特開平10−282243号や特開2000−2415
51)等がある。
等の単結晶シリコンやアモルファスシリコンで作られた
光電変換素子等の基板と、透明ガラスや光ファイバープ
レート等の剛体で且つ透光性を有する基板で構成され、
二つの基板は光電変換素子の受光面と、透明ガラスや光
ファイバープレートの出力面が向き合い、その間を透明
性の接着樹脂で両基板を接合している。
551に記された画像入力装置をあげて説明する。図4
4は前記公報の代表的な画像入力装置である。1は光電
変換素子が形成された光電変換素子基板、2は基板1に
設けられた接続端子に形成されたスタッドバンプ、4は
放射線を光電変換素子により検出可能な波長の光(例え
ば可視光)に変換するシンチレータ(蛍光体)、3は該
可視光を分散することなく光電変換素子に導光する光フ
ァイバープレート、5は透明接着剤、6はFPC(Flex
ible Printed Circuit:フレキシブルプリント基板)、
7はシンチレータ保護樹脂、8は異方性導電接着剤、9
は基板1とスタッドバンプ2を介して接続するための接
続端子、10はFPCとの接続端子である。
ート3と光電変換素子基板1が貼り合わされる工程を示
す。接続端子10、接続端子9および電極配線が形成さ
れた光ファイバープレート3に基板1が貼り合わさる部
分の中央部に適量の接着剤5をディスペンサー11で滴
下し基板1のバンプ2が接続端子9及び接続端子10に
接続されるよう位置合わせし仮圧着させる。なお、該透
明接着剤はいわゆるアンダーフィル剤であり硬化収縮が
大きく熱膨張係数の小さい透光性エポキシ樹脂とシリカ
の混合物を使用した。この作業は基板を使用する数だけ
繰り返し、実装する全ての基板を仮圧着させたところ
で、本圧着を行う。本圧着の加熱条件としては、樹脂成
分が硬化する条件、例えば、温度条件は、150℃、8
0secで、圧力条件は端子数によって異なるが、端子
当たり70〜120gになるように適宜装置側の荷重を
設定する。
システムの具体的な例を示す模式図である。X線チュー
ブ12で発生したX線13は患者あるいは被験者14の
胸部15を透過し、シンチレータを上部に実装した該画
像入力装置16に入射する。該入射したX線には被験者
14の体内部の情報が含まれている。X線の入射に対応
してシンチレータが発光し、該光を光電変換素子基板で
光電変換し、電気的情報を得る。該情報はディジタル変
換されイメージプロセッサ17により画像処理され制御
室のディスプレイ18で観察できる。
により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールームな
どに設置されたディスプレイ20に表示もしくは光ディ
スク等の保存手段に保存することができ、遠隔地の医師
が診断することも可能である。またフィルムプロセッサ
21によりフィルム22に記録することもできる。
貼り合わせ手法では、以下に示す欠点がある。図47
は、接着剤中に気泡を取り込む二つのメカニズムを説明
したものである。 (a)光電変換素子基板と光ファイバープレートを近づ
けていくと、ある時点で光ファイバープレート上に塗ら
れた接着剤が素子表面に接する。その際、素子に形成さ
れた配線23の凹凸形状の影響を受けて、気泡24を取
り込んでしまう。 (b)光ファイバープレート上に接着剤を滴下した時
に、ファイバープレートの表面粗さや濡れ性の状態によ
って、接着剤の表面が凹凸形状になる場合がある。仮に
この状態で両基板を密着させると凹凸形状にそって気泡
を取り込んでしまう可能性がある。
換素子基板を加圧する際に、気泡は基板の外側へと移動
して大気に抜けていく。しかし、近年の傾向をみると放
射線撮像装置においては胸部を撮影するために広範囲な
センサー有効面積が求められており、従来の手法では気
泡が抜けにくくなる。接着剤内に取り込まれた気泡は画
像特性の観点からみると非常に悪影響を与えるものであ
る。具体的には、接着材と空気との屈折率や透過率が異
なるので気泡の輪郭が画像に顕著に現れ、さらに気泡の
部分だけ出力が減少するといった画像欠陥を招く。
微妙に異なり、両基板を加圧して仮圧着してもセンサー
パネルの接着層の厚みは常に一定にならない。そのため
光透過率が異なり、製品毎に出力値がばらつくので、出
力補正処理を行う必要が生じる。
に大量にはみだすので、はみ出し分を除去する作業も必
要になる。
像欠陥を低減して画像品位を向上し、製品毎の接着層厚
みのばらつきを抑えて安定な品質を保証し、接着剤の除
去作業をなくすことで工数を削減して低コスト化した画
像入力装置を提供することを目的とする。
め、本発明の第1は、第1の剛性を有する基板と、光電
変換基板とを備えた画像入力装置であって、第1の接着
剤が第1の開口部とこれに対向する位置に第2の開口部
を設けるように該光電変換基板の受光領域の外周を囲
い、該第1の接着剤の内側には第2の接着剤を備え、該
第1の接着剤と第2の接着剤中にスペーサーが分散配置
され、さらに第1及び第2の接着剤に対向するように第
1の剛性基板を配置して接合されていることを特徴とす
る画像入力装置である。
基板は光電変換基板よりも大きく、該光電変換基板は該
基板よりも大きい第2の剛性を有する基板に接合され、
該光電変換基板の電気信号の入出力部は光電変換基板の
受光面側に設けられた入出力端子とこれに対応するフレ
キシブル回路基板から延長したリード線を互いに接続
し、該リード線を折り曲げ、該フレキシブル回路基板を
第2の剛性を有する基板に設けられた貫通孔を通して、
光電変換基板の受光面とは反対側に引き出されている画
像入力装置であって、第1の接着剤は直線形状で該光電
変換基板の受光領域の外周を囲い、第1の開口部と該第
1の開口部に対向する位置にある第2の開口部と該第1
の接着剤の4隅に第3の開口部を備え、且つ第1の剛性
を有する基板と第2の剛性を有する基板間の外周を囲う
ように封止材を備え、該封止材は第1の開口部と第2の
開口部がある辺に夫々第4の開口部と第5の開口部を備
え、該第4の開口部と第5の開口部から光電変換基板上
にある開口部との間には第2の接着剤を溜める空間を設
け、一方、第1の開口部と第2の開口部がない辺では光
電変換基板と接触していることを特徴とする画像入力装
置である。
がある辺の第1の封止材と、第1の開口部と第2の開口
部がない辺の第2の封止材に分けられ、且つ前記第2の
封止材は第1の封止材より粘度が低く、さらに光電変換
素子基板の4隅にこれら封止材を分離するための隔離用
封止材を設け、該隔離用封止材はL字もしくは逆L字の
形状をし、直角部は光電変換素子基板の隅と側面で接触
する封止構造にすることが好ましい。また、前記第1の
接着剤も直線形状であることが好ましい。
を2次元的に配置して大面積光電変換基板とし、第1の
剛性を有する基板は該大面積光電変換基板よりも大き
く、該大面積光電変換基板はこれよりも大きい第2の剛
性を有する基板に接合され、各光電変換基板の電気信号
の入出力部は光電変換基板の受光面側に設けられた入出
力端子と、各光電変換基板の縁部で、これに対応するフ
レキシブル回路基板から延長したリード線を互いに接続
し、該リード線を折り曲げて光電変換基板相互の隙間を
通して、該フレキシブル回路基板を第2の剛性を有する
基板に設けられた貫通孔を通して、光電変換基板の受光
面とは反対側に引き出されている画像入力装置であっ
て、第1の接着剤は該大面積光電変換基板の受光領域の
外周を囲い、第1の開口部と該第1の開口部に対向する
位置にある第2の開口部と該第1の接着剤の4隅に第3
の開口部を設け、該第1と2の開口部が入出力用のリー
ド線の配列方向と延長線上に備え、また、第1の剛性を
有する基板と第2の剛性を有する基板間の外周を囲うよ
うに封止材を備え、該封止材は第1の開口部と第2の開
口部がある辺に夫々第4の開口部と第5の開口部を備
え、該第4の開口部と第5の開口部から光電変換基板上
にある開口部との間には第2の接着剤を溜める空間を設
け、一方、第1の開口部と第2の開口部がない辺では光
電変換基板と接触していることを特徴とする画像入力装
置である。
変換基板が感知する波長領域で屈折率が同じであるか、
もしくは同一材料にすることが好ましい。
力装置の第1及び第2の開口部に第1の剛性を有する基
板あるいは光電変換基板を外側に長くして段差部を備え
た画像入力装置であって、開口部付近の段差部に装着
し、段差部に接する部分にゴム部を有する直方形状の中
空体であり、開口部に近い角に該中空体とゴム部にスリ
ット孔を備えた注入及び吸引治具を用いて、第1の開口
部から第2の接着剤を注入し、第1の接着剤で囲われた
領域を通過した余剰な第2の接着剤を第2の開口部から
吸引した後、第2の接着剤を硬化させ第1の剛性を有す
る基板と光電変換基板を接合することを特徴とする画像
入力装置の製造方法である。
画像入力装置の第4及び第5の開口部で、第1の剛性を
有する基板あるいは第2の剛性を有する基板を外側に長
くして段差部を備えた画像入力装置であって開口部付近
の段差部に装着し、段差部に接する部分にゴム部を有す
る直方形状の中空体であり、開口部に近い角に該中空体
とゴム部にスリット孔を備えた注入及び吸引治具を用い
て、第2の接着剤を第4の開口部から注入し、第4の開
口部付近にある接着剤を溜める空間を通じて、第1の開
口部及び第1の開口部側にある第3の開口部から第1の
接着剤で囲われた領域へ充填され、第2の開口部及び第
2の開口部側にある第3の開口部から第2の接着剤が通
過し、第5の開口部付近にある接着剤を溜める空間から
余剰な第2の接着剤を吸引し、その後、硬化して第1の
剛性を有する基板と光電変換基板を接合することを特徴
とする画像入力装置の製造方法である。
て図面を参照して説明する。
施形態である画像入力装置を表し、(a)は構造断面
図、(b)は上面図である。
えられ、該光電変換素子基板の受光面25に入射した光
学像を光電変換作用により電気信号に変換する。この電
気信号は外部に延びているリード端子29を介して出力
される。傾斜をもつ光ファイバープレート26の出力面
37は該光電変換素子基板の受光面25に対向してお
り、両基板間の受光領域の外周部にはスペーサービーズ
28を含んだシール接着剤27があり、該接着剤で両基
板を接合している。該接着剤は外周を全て囲うのではな
く、第1の開口部38とこれに対向した位置に第2の開
口部39が設けられている。本装置の製造方法を詳しく
後述するが、第1の開口部38を通じて透明接着剤5を
入れて受光領域に充填させる。更に、該透明接着剤を硬
化させ、より大きな接着強度をもたせて二つの基板を固
定している。
物体表面の凹凸パターン、例えば指紋を取得する装置に
使用することができる。図2は該受光デバイス34を用
いた指紋取得装置の構成を示す概略図である。該指紋取
得装置は、受光デバイス34に加えて、光ファイバープ
レートの入力面33を照明するための光源31、受光デ
バイスのリード端子29に電気的に接続された信号処理
装置35、信号処理装置35に電気的に接続された表示
装置36を備えている。入力面33に指32を押して密
着させる。その後、光源31から光が指に照射される
と、指の指紋パターン光学像が入力面から光ファイバー
プレートに入力される。このパターン像は光ファイバー
プレートの出力面37まで伝送され、ここから出射し
て、光電変換素子基板の受光面に入射される。得られた
指紋パターン像は、電気信号に変換されて信号処理装置
35に送られる。信号処理装置35は光電変換素子から
の出力信号をディジタル変換して画像処理を行い、得ら
れた画像信号を表示装置36に送り、表示装置の画面上
に指紋パターン像を表示させる。
ためのプロセスを示したものである。以下、図3(a)
から図5(g)の工程に沿って説明する。
って製作されたセンサーウェハー41を所定のスライス
ラインに沿ってダイシングブレード42で切断し、1チ
ップの光電変換素子基板を形成する。該光電変換素子基
板は代表的なものにCCD、CMOSセンサーやアモル
ファスシリコンセンサーが挙げられる。
された光電変換素子基板1の受光面25の外周にスペー
サービーズ28を含んだシール接着剤27をディスペン
サー11にて塗布する。その際、塗布パターンの形状は
完全に受光面の外周を囲うのでなく、第1の開口部38
とこれに対向した位置に第2の開口部39が設けてい
る。該シール接着剤はエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、
アクリル樹脂などが挙げられ、光電変換素子基板上の配
線が電食されることを考えるとNa,K,Cl等のイオ
ン不純物の含有量が10ppm以下のものが好ましい。
また、シールパターンを形成しやすいように、シール接
着剤は10Pa・S以上の高粘度が適している。スペー
サービーズについては、ガラスやプラスチックの材質で
作られた球もしく棒の形状をしており、大きさは1〜1
00μ程度のものを用いる。次に述べるが剛体である光
電変換素子と光ファイバープレートとを圧力をかけなが
ら貼り合わせるので、光電変換素子に機械的ダメージを
与えないように、スペーサービーズに軟らかいプラスチ
ックを用いるのが適している。
た光電変換素子基板上に光ファイバープレート26を密
着させる。
ながら、シール接着剤を紫外線(UV)、加熱、湿気、
硬化剤付与等の硬化反応を利用して硬化させて、両基板
を固定する。
示した図である。加圧ユニット43、吸引ユニット44
は、ステンレスで作られた中空ハウジング49に開口部
の大きい面側に軟らかいシリコーンゴム48を備え、対
向方向には配管50が接続された構造である。該加圧ユ
ニット43及び吸引ユニット44のシリコーンゴム部
は、開口部38、39付近の光ファイバープレートの側
面と光電変換素子基板の側面に接する。次に、ユニット
押さえ板46を突き当てネジ47を締めていくことで該
ユニットを密着させる。該ユニットのリークを極力抑え
るには、(d)の貼り合せプロセスにおいて、両基板を
精密にアライメントし開口部側の光電変換素子基板と光
ファイバープレートの端面を同位置にする必要がある。
加圧ユニット43には透明接着剤5が充填されたディス
ペンサー11が、また吸引ユニット44には真空ポンプ
45が配管に接続されている。該ユニットのセットが終
了したら、吸引ユニットで真空引きする。一方、加圧ユ
ニットからは、光電変換素子基板と光ファイバープレー
ト間で、且つシール接着剤で囲われた領域(以後第1の
セル40と呼ぶ)に透明接着剤を押し込んで充填する。
セルに透明接着剤を押し込む際に、シリンダー内や配管
に残った気泡が侵入するが、吸引ユニットでこれらを取
り除く。ここで用いられる透明接着剤はエポキシ樹脂、
シリコーン樹脂、アクリル樹脂などが挙げられ、光電変
換素子基板上の配線が電食されることを考えるとNa,
K,Cl等のイオン不純物の含有量が10ppm以下の
ものが好ましい。当然のことながら可視光を光ファイバ
ープレートから光電変換素子に伝送するため、透明接着
剤は可視光に対して透明であることが必須である。更
に、光電変換素子基板と光ファイバープレート間の隙間
が1〜100μと非常に狭いため、透明接着剤が入り込
みやすいように2Pa・s以下の低粘度のものを使用す
ることが好ましい。また、加圧ユニットを介し透明接着
剤を注入する時、ディスペンサーの圧力値が高すぎる
と、セルが膨れ光ファイバープレートと光電変換素子基
板とを固定していたシール接着剤が剥れてしまうことが
ある。注入時間は多少遅くはなるがデイスペンサーの圧
力は大気圧(101325Pa)であることが好まし
い。
がら、透明接着剤をUV、加熱、硬化剤付与等の硬化反
応を利用して硬化させて両基板をさらに強固に接着し、
且つ光電変換素子基板と光ファイバープレート間の隙間
に光学的に均一な層を形成する。
がついたハウジング30を光電変換素子基板にワイヤー
ボンディングや半田付け等の電気的な接続を行う。
たが、光ファイバープレートの出力面にX線を可視光に
変換する蛍光体をつければレントゲン検査や血管造影検
査などの医療診断装置、半導体ICパッケージの検査に
用いる非破壊検査装置などに応用することができる。さ
らに光ファーバープレートを透明ガラスに置き換えれば
イメージスキャナー用の密着センサーとなる。
どの医療診断装置では、第1の剛性を有する基板を導光
体に仮定して説明したが、アモルファスカーボン、CF
RPに代表される放射線吸収係数が小さい基板でも良
い。
施形態である画像入力装置を表し、(a)は構造断面
図、(b)は上面図である。
の光電変換素子基板1が2次元に規則正しく配列され、
基板保持用接着剤51を介してベース基板52にそれぞ
れ接着されている光電変換素子基板の受光面25に入射
した光学像は光電変換作用により電気信号に変換され、
光電変換素子上にある引出し電極53と電極上にあるバ
ンプ54を介してフレキシブル回路基板55に転送され
る。該フレキシブル回路基板55はベース基板に設けら
れた孔62を通してベース基板裏側にある駆動あるいは
演算処理用のIC58を備えたプリント回路基板57に
コネクター56を介して接続されている。該フレキシブ
ル回路基板55に転送された電気信号はプリント回路基
板57で信号処理され外部に出力される。
放射線を光電変換素子により検出可能な波長の光(例え
ば可視光)に変換するシンチレータ(蛍光体)4が設け
られ、更にシンチレータを覆うように保護樹脂7があ
る。該シンチレータは、主にCsl、CaWO4、Cd
WO4、Gd2O2S、La2O2S、Y2O2S、HfP2O
7、ZnS、ZnCdS等の化合物が使用され、真空蒸
着や粉末状のシンチレータが混合された結合剤を塗布す
るなどして光ファイバープレート上に形成される。一
方、出力面は光電変換素子の受光面25に対向してい
る。両基板間の外周部にはスペーサービーズ28を含ん
だシール接着剤27があり、この接着剤で両基板を接合
している。シール接着剤は外周を全て囲うのではなく、
第1の開口部38とこれに対向した位置に第2の開口部
39が設けられている。第1の実施形態の製法と同様
に、第1の開口部38に透明接着剤5を入れ受光領域に
充填する。その際、開口部39を真空ポンプで吸引する
ので、光ファイバープレートと光電変換素子基板間が減
圧され、基板同士が近づく。基板の外周部はスペーサー
ビーズ28入り接着剤27で固定されているので、基板
の中央部が一部密着する。この状態で充填処理を行うと
密着部には透明接着剤が入らない。基板が大きくなれば
密着面積が更に大きくなり透明接着剤のない領域がさら
に増加する。これを解消するため、基板中央部にシール
接着剤に混ぜないスペーサービーズ59を配置して基板
同士が近づかないようにしている。
光電変換素子基板の外周を囲うように配置され、光ファ
イバープレートとベース板の間隙に充填されている。但
し、第1、第2の開口部がある光ファイバープレートの
辺の端面封止部には、透明接着剤を注入及び吸引するた
めに第4の開口部84及び第5の開口部85を設けてい
る。さらに、端面封止部がシール接着剤に設けられた第
1の開口部38及び第2の開口部39を塞がないよう
に、端面封止部と光電変換素子基板の間に空隙を設け
る。61はTAB穴埋め封止部である。
置に使用することができ、図7は該画像入力装置を用い
たX線診断システムの構成を示す概略図である。X線チ
ューブ12で発生したX線13は患者あるいは被験者1
4の胸部15を透過し、シンチレータを上部に実装した
本発明による画像入力装置(図中では受光デバイス64
に相当する)に入射する。該入射X線には被験者14の
体内部の情報が含まれている。X線の入射に対応してシ
ンチレータが発光し、この光を光電変換素子が光電変換
して、電気的情報を得る。該情報はディジタル変換され
イメージプロセッサ17により画像処理され制御室のデ
ィスプレイ18で観察できる。
により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールームな
どに設置されたディスプレイ20に表示もしくは光ディ
スク等の保存手段に保存することができ、遠隔地の医師
が診断することも可能である。またフィルムプロセッサ
21によりフィルム22に記録することもできる。
を説明する。図8は光電変換素子基板1の概略構成を示
す平面図である。2次元配列した複数の通常画素65
と、駆動回路66の外側に設けられた複数の周辺画素6
7と、各通常画素65及び各周辺画素67を順次駆動す
る駆動回路66と、光電変換素子基板1の入出力用の引
出し電極53と、電極上にあるバンプ54を示してい
る。通常画素65は、ほぼ光電変換素子基板1の全面に
配されており、通常画素65のピッチは、後述するよう
に、たとえば160μmとしている。通常画素65間に
は駆動回路66を分割して分散配置している。なお、周
辺画素67は、通常画素65に比べて面積が小さいた
め、画素信号を補正処理することによって、面積の相違
を補正している。
極部と外部回路との接続の様子を示した図である。バン
プ54及びフレキシブル回路基板55付近を示した概略
的断面図(a)と上面図(b)である。バンプ54に接
続されるフレキシブル基板55のインナーリード68
と、固体撮像素子基板1の端部とインナーリード68と
のショートの防止及び光電変換素子基板1の端部欠損を
防止するポリイミド樹脂層などの有機絶縁層69とを示
している。
ポリイミド樹脂層を25μmの厚さとなるように形成す
る。次に、バンプ54とフレキシブル回路基板55との
電気的接続を行うために、まず、光電変換素子基板1の
入出力用の引出し電極53に、スタッドバンプ方式やメ
ッキなどによりバンプ54を形成する。そして、バンプ
54とインナーリード68とを、たとえば超音波により
金属間接合する。ちなみに、インナーリード68は、銅
箔などをエッチングすることによって形成し、ニッケル
及び金を用いてメッキを施して、18μm程度の厚さと
し、またフレキシブル回路基板の総厚は、50μm程度
としている。
板1を保持台70,71によって保持した状態で、治具
72を保持台70,71の方向に移動させる。こうし
て、光電変換素子基板1の端部でインナーリード68を
図面下側に向けて90°程度曲げる。
つなぎ部付近を示した構造断面図(a)と上面図(b)
である。図中、周辺画素67の幅が通常画素65の幅よ
り小さくなっており(S1<S2)、各周辺画素67間の
ピッチP2及び各通常画素65と各周辺画素67との間
のピッチP1が一定となるように配置されている。さら
に、各通常画素65間のピッチも同ピッチ(P)となる
ように配置されている(P1=P2=P)。このことか
ら、画素ピッチはすべて等ピッチとなり、画像品位は劣
らない。
52との接着工程を示す図である。まず、図11を用い
て説明したように、フレキシブル回路基板55を備えた
複数の光電変換素子基板1を、X,Y,Z方向及びθ
(回転)方向に可動するアライメントヘッド73とアラ
イメントカメラ74を用いて位置合わせしながらステー
ジ75上に載置する。このとき、(a)のように各光電
変換素子基板は、ステージ75に形成されている孔から
バキューム装置などで吸引されることによってステージ
上に固定される。
が所要の動作を行うかどうかの検査を行う。該検査で
は、検査治具76をフレキシブル回路基板と接続して、
たとえば静電気などによって光電変換素子が破壊されて
いるかなどを調べる。そして(c)では、検査の結果、
光電変換素子に欠陥が発見されれば、その光電変換素子
基板の下方のバキューム装置をオフして、アライメント
ヘッドを用いて不良チップ77を交換する。
上に、紫外線、湿気、硬化剤付与で硬化するシリコー
ン、アクリル、エポキシ樹脂等の基板保持用の接着剤5
1を塗布する。ベース基板52に設けられた長孔62に
フレキシブル基板55を挿入し、それから光電変換素子
基板1とベース基板52とを密着させた後に、紫外線を
照射する、あるいは加圧するなどして接着する(e)。
なお、ここでは、ベース基板52には、光電変換素子基
板1との間における熱膨張率などを考量して、ガラス又
はパーマアロイ(鉄+ニッケル)合金を用いている。
ベース基板52とを接着した後、ステージ上からベース
基板52に接着した光電変換素子基板1を取り外す。
基板52とシンチレータ付き光ファイバープレート3と
を貼り合わせる工程の説明図である。なお、図13
(a)及び図13(c)は構造断面図、図13(b)は
平面図としている。
素子基板1上に、該光電変換素子基板1とファイバープ
レート3との間隔を一定にできるように、スペーサービ
ーズ59を配置する。図13(a)は該スペーサービー
ズが散布された後の画像入力装置の構造断面図である。
スペーサービーズ59はアルコール、ケトン等の揮発性
の液体に混合され、更にその溶液をディスペンサーやス
プレー等を用いて光電変換素子基板上に散布する。つぎ
に図13(b)において、スペーサービーズ28を含有
したシール接着剤27を複数枚で形成された光電変換素
子基板1上に、撮像エリアを囲うように塗布する。そし
て、図13(c)のように、該シール接着剤上に、光フ
ァイバープレートを貼り合わせる。光ファイバープレー
ト上から加圧、加熱して、光電変換素子基板1と光ファ
イバープレート3の間隔を均一にしながら、シール接着
剤を硬化させる。ここで光ファイバープレートと光電変
換素子基板の間で、且つシール接着剤で囲われた領域を
第2のセル63とする。
開口部38と相対する位置に第2の開口部39が設けら
れている。他に図14に示すタイプでも良い。図14は
シール接着剤の塗布パターンを表したものであり、
(a)は本実施形態にもある第1の開口部と第2の開口
部が向き合っているタイプ、(b)は第1の開口部と第
2の開口部が対角位置にあるタイプ、(c)は第1,2
の開口部が1辺全てを開口にしており、お互いに相対し
ている。
ード線の配列方向に関係がある。図15は図14(a)
の塗布パターン時に透明接着剤がセル内に侵入していく
様子を表している。(1)において、第1の開口部38
からセル63に侵入した透明接着剤5は第2の開口部3
9に向けて流れ始める。該透明接着剤が光電変換素子基
板に接続されたリード線68付近にさしかかると、
(2)のようにリード線に沿って平行に流れていく。
(3)と(4)で、更に透明接着剤の侵入は進み、最終
的には第2の開口部に到達し充填を終える。このように
第1、2の開口部はリード線の配列方向に対して垂直な
セル外枠辺上に設けられているので、リード線の配列に
沿って接着剤が均一に侵入できる。仮に、第1、2の開
口部をリード線の配列に平行なセル外枠辺上に設けると
次のような不具合が生じる。
配列に平行なセル外枠辺上に設けたセルに透明接着剤が
充填されていく様子を表したものである。透明接着剤は
リード線の配列方向に垂直に侵入していく。その際、リ
ード線間に透明接着剤が回り込む前に、隣のリード線に
到達してしまう。そのため接着剤が充填されない領域が
発生し、これが気泡24となる。接着剤の侵入速度が大
きいほどこの現象は顕著に現れる。従って、第1、2の
開口部はリード線の配列方向に対して垂直なセル外枠辺
上に設けなければならない。
される場合、透明接着剤とシール接着剤間の界面が画像
に現れないよう、二つの接着剤は屈折率や蛍光体の発光
波長域における光透過率が同一であるもの、あるいは同
一の材料にすることが望ましい。
填する工程を説明する図である。図17は、端面封止工
程とTAB挿入孔封止の工程を終えた装置の構造断面図
(a1)及び上面図(a2)である。第1の開口部38
から透明接着剤5を充填する時、セルの密閉性を保つよ
うに、フレキシブル回路基板を引き出すベース基板内の
孔と、ベース基板と光ファイバープレート間の端面の隙
間に、封止剤をディスペンサーで埋める。その際、第
1、第2の開口部がある光ファイバープレートの辺の端
面封止部には、透明接着剤を注入及び吸引するために第
4の開口部84及び第5の開口部85を設ける。さら
に、端面封止部がシール接着剤で作られた第1の開口部
及び第2の開口部39を塞がないように、端面封止部と
光電変換素子基板の間に空隙89を設ける。封止剤に
は、粘度が高く、更に硬化時間の短いものが最適であ
り、例えば湿気硬化型のシリコーン樹脂、UV硬化型の
アクリル樹脂、硬化剤付与により室温で硬化するエポキ
シ樹脂などがある。
る様子を示した画像入力装置の構造断面図である。加圧
ユニット43、吸引ユニット44は、ステンレスで作ら
れた中空ハウジング49に、開口部の大きい面に軟らか
いシリコーンゴム48を備え、対向方向には配管50が
接続された構造である。該加圧ユニット43と吸引ユニ
ット44のゴム部を開口部38、39付近にある光ファ
イバープレートとベース基板の側面に接触させる。そし
て、ユニット押さえ板46をユニットに突き当て、ネジ
47を締めていくことでユニットを開口部側面に密着さ
せる。更に加圧ユニット43には透明接着剤5が充填さ
れたディスペンサー11を、吸引ユニット44には真空
ポンプ45を配管側に接続する。ユニットを準備した後
に、吸引ユニットで真空引きしながら、一方で加圧ユニ
ットから透明接着剤を光電変換素子基板と光ファイバー
プレート間の隙間に充填させていく。透明接着剤を注入
する際に、シリンダー内や配管に残った気泡が隙間に侵
入するが、吸引ユニットで気泡を引き抜く事ができる。
ここで用いられる透明接着剤はエポキシ樹脂、シリコー
ン樹脂、アクリル樹脂などが挙げられ、光電変換素子基
板上の配線が電食されることを考えるとNa,K,Cl
等のイオン不純物の含有量が10ppm以下のものが好
ましい。当然のことながら可視光を光ファイバープレー
トから光電変換素子に伝送するため光学的には透明であ
ることが必須である。更に、光電変換素子基板と光ファ
イバープレート間の隙間が1〜100μと非常に狭いた
め、透明接着剤が入り込みやすいように、2Pa・s以
下の低粘度のものを使用することが好ましい。
けながら、透明接着剤をUV、加熱、硬化剤付与等の硬
化反応を利用して硬化させて両基板をさらに強固に接着
し、且つ光電変換素子基板と光ファイバープレート間の
隙間に光学的に均一な層を形成する。
から出ているフレキシブル回路基板を、ベース基板裏側
にある、駆動あるいは演算処理用のIC58を備えたプ
リント回路基板57にコネクター56を介して電気的な
接続を行う。
べたが、光ファイバープレートの入力面のシンチレータ
を除けば実施形態1に示した指紋取得装置に、また光フ
ァーバープレートを透明ガラスに置き換えればイメージ
スキャナー用の密着センサーに応用できる。
実施形態である画像入力装置の構造断面図である。本実
施形態では、少なくとも透明接着剤を加圧及び吸引する
開口部が設けられた箇所は、光ファイバープレートに対
し光電変換素子基板のほうが長く、その断面形状は階段
状となっている。
を示した第3の実施形態である画像入力装置の構造断面
図である。78と79は本実施形態に用いる加圧ユニッ
ト及び吸引ユニットである。該ユニットは、直方形状で
ステンレス製の中空ハウジング80、該ハウジングに直
角状に取り付けられたゴム部81、配管50からなる。
該ユニットは、ゴムを取り付けた2辺を、一辺は光ファ
イバープレートの側面、もう一辺は光電変換素子基板の
表面に接触させる。透明接着剤は、配管50から中空ハ
ウジングに入り、ゴム部角に設けられたスリット孔82
を通じて第3のセル88内へ流れ込む。
ァイバープレートに対し光電変換素子基板を長くして階
段状にし、且つ直方形状したユニットを使用すること
で、開口部側の光ファイバープレートと光電変換素子基
板の貼り合せ位置が多少ずれても、ユニットを光ファイ
バープレートの側面方向と平行に調整することで真空リ
ークすることなく容易に密着させることが可能となる。
これより、光ファイバープレートと光電変換素子基板と
の精密なアライメント作業が不要になり、スペックダウ
ンによる装置の低価格化や、作業時間の低減で製品自体
の価格を下げることができる。本実施形態では、開口部
が設けられた箇所は光ファイバープレートに対し光電変
換素子基板が長いものに限定しているが、光ファイバー
プレートが長くても良い。
実施形態である画像入力装置の構造断面図ある。86は
本実施形態である画像入力装置である、該装置は、光電
変換素子基板1が基板保持用接着剤51を介してベース
基板52に接着されている。光電変換素子基板の受光面
25に入射した光学像は光電変換作用により電気信号に
変換され、光電変換素子上にある引出し電極53と電極
上にあるバンプ54を介してフレキシブル回路基板55
に転送される。フレキシブル回路基板55はベース基板
に設けられた孔62を通してベース基板裏側にある駆動
あるいは演算処理用のIC58を備えたプリント回路基
板57にコネクター56を介して接続されている。フレ
キシブル回路基板55に転送された電気信号はプリント
回路基板57で信号処理をされ外部に出力される。
換素子の受光面25に対向しており、両基板間の外周部
にはスペーサービーズ28を含んだシール接着剤27で
両基板を接合している。光電変換素子基板上に形成され
たシール接着剤の塗布パターンは点形状もしくは直線形
状で構成され、光電変換素子基板外周を全て囲うのでは
なく、第1の開口部38、これに対向した位置に第2の
開口部39、光電変換素子基板の4隅に第3の開口部9
2〜95を設けている。該シール接着剤で囲われた領域
を第4のセル96と称す。
電変換素子基板の外周にあり、光ファイバープレートと
ベース板の間隙に充填されている。第1、第2の開口部
がある光ファイバープレートの辺では、透明接着剤を注
入及び吸引するための第4の開口部84及び第5の開口
部85を除いて、端面封止材を光ファイバープレートの
端面から光電変換素子基板に向け、端面封止材と光電変
換素子基板の間に空隙が存在するように充填する。以
後、この空隙は接着溜め91と称する。一方、シール接
着剤の開口部が設けられていない2辺では、端面封止材
は光ファイバープレートの端面から光電変換素子基板間
に空隙をもたずに充填されている。61はTAB穴埋め
封止材である。後述する透明接着剤を注入するプロセス
において、いずれの封止材も、加圧ユニット78、セル
96、吸引ユニット79でつながれた経路で真空リーク
させないために施されているものである。
78を第4の開口部84に押し付け、透明接着剤5をセ
ル内に流し込む。一方では、同じく第3の実施形態で記
述された吸引ユニット79を第5の開口部85に接触さ
せ、該ユニット内を真空ポンプで引き、セル内の透明接
着剤5を吸引させる。その際、開口部85を真空ポンプ
で吸引するので、光ファイバープレートと固体撮像素子
基板間の中空部であるセル96が減圧されて基板同士が
近づこうとする。但し、基板の外周部はスペーサービー
ズ28入り接着剤27で固定されているので、基板中央
部の一部が密着する。この状態で注入を行うと密着部に
は透明接着剤が入らない。基板が大きくなれば密着面積
が更に大きくなり透明接着剤のない領域がさらに増加す
る。そこで、これを解消するために基板全面にスペーサ
ービーズ59を配置して基板同士が近づかないようにし
ている。
光電変換素子基板、ベース基板の3者の位置関係は、光
ファイバープレートに対しベース基板は外側に張り出
し、且つ、光電変換素子基板は光ファイバープレートの
内側に位置している。
吸引ユニットとセルとの密閉を簡単に行うには、光ファ
イバープレートとベース基板の端面を同位置にするより
は、どちらかの基板が外側に張り出しているほうが良
い。本実施形態では、ベース板のほうが長く記載されて
いるが、光ファイバープレートが長くても良い。
ユニット78,79を用い、光ファイバープレートの端
面とベース板上面に該ユニットのゴムを押し付ける。そ
の際、ゴム部には密閉性を上げるため約3MPaの高い
圧力がかかる。仮に、光電変換素子基板が光ファイバー
プレートより大きいとゴム部に接触してしまい、光電変
換素子基板表面にある半導体素子や配線が破壊されてし
まう。また、光電変換素子基板が光ファイバープレート
より小さくても、本実施形態のように開口部84近傍に
TAB配線がある場合は、TAB配線も光ファイバープ
レートの内側に入れなければならない。
置86を製作するためのプロセスを説明する。
膜半導体プロセスによって製作されたセンサーウェハー
41を所定のスライスラインに沿ってダイシングブレー
ド42で切断し、1チップの光電変換素子基板1にす
る。該光電変換素子基板には入出力用の引出し電極53
が設けられ、図24のように電極上にはスタッドバンプ
方式やメッキなどでバンプ54が形成されている。更に
図25において、バンプ54とフレキシブル回路基板5
5のインナーリード68とを超音波により金属間接合す
る。そして、固体撮像素子基板1の端部でインナーリー
ド68を図面下側に向けて90°程度曲げる。
52との接着工程を示す図である。ベース基板52上
に、紫外線、湿気、硬化剤付与で硬化するシリコーン、
アクリル、エポキシ、ポリウレタン樹脂等の基板保持用
の接着剤51を塗布する。そして、ベース基板52に設
けられた長孔62にフレキシブル回路基板55を挿入
し、それから光電変換素子基板1とベース基板52とを
密着させた後に、紫外線を照射する、あるいは加圧する
などして接着する。なお、ここでは、ベース基板52に
は、光電変換素子基板1との間における熱膨張率などを
考量して、ガラス又はパーマアロイ(鉄+ニッケル)合
金を用いるのが好ましい。
が設けられた箇所に、光電変換素子基板1のある面から
孔を塞ぐようにマスキングテープ83を貼る。孔の塞っ
てない面からディスペンサーで接着剤を塗布し、孔に充
填させて孔埋め封止部61を形成する。ここで用いる封
止材にはエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹
脂、ポリウレタン樹脂などが挙げられる。但し、加熱硬
化する樹脂は、温度を上げると粘度が低下し、マスキン
グテープとベース基板の隙間から流れ出すために適さな
い。縮合型液状シリコーンゴムや硬化剤付加型のエポキ
シ、シリコーン、アクリル接着剤のように温度を上げな
くても硬化する樹脂や紫外線硬化型のエポキシ、シリコ
ーン、アクリル接着剤などが好ましい。また、信頼性試
験の観点から、該封止材は固体撮像素子基板に接触する
ので、配線が電食されることを考慮に入れ、Na,K,
Cl等のイオン不純物の含有量が10ppm以下のもの
が好ましい。以上のことを考慮し、本実施形態では、粘
度が60〜80Pa・S程度で、1成分系の縮合型液状
シリコーンゴムを採用している。
た光電変換素子基板1上に、該撮像素子基板1と光ファ
イバープレート3との間隔を保持できるように、スペー
サービーズ59を配置する。図28にスペーサービーズ
を配置するプロセスを示す。シリンジ内にスペーサービ
ーズ59を少量入れ、均一に配置されるようシリンジの
先端部に複数分岐したニードル87を取り付ける。シリ
ンジ内に圧力をかけ、スペーサービーズがニードルから
噴射する。ここでは乾式で散布したが、スペーサービー
ズをアルコール、ケトン等の揮発性の高い液体に混合
し、これをシリンジ内にいれて噴射させる、いわゆる湿
式散布でも良い。
電変換素子基板1及び光ファイバープレート3とを貼り
合わせる工程の説明図である。図29は、シール接着剤
塗布の工程図、図30は貼り合せ工程を示す。図29で
は、スペーサービーズ28を含有したシール接着剤27
を光ファイバープレート3上に、撮像エリアを囲うよう
に塗布する。シール接着剤は点形状もしくは直線形状で
構成され、光ファイバープレート3外周を全て囲うので
はなく、第1の開口部38、これに対向した位置に第2
の開口部39、光ファイバープレート3の4隅に第3の
開口部92〜95を設けている。図30において、光フ
ァイバープレートのシール塗布面と光電変換素子基板の
受光面とを対向させながら、光ファイバープレートを光
電変換素子基板上にゆっくりと置く。その後、光ファイ
バープレート上から加圧しながら、光電変換素子基板1
と光ファイバープレート3の間隔を均一にし、シール接
着剤を硬化させてセル96を形成する。
で、図31のように端面封止処理を行う。まず、第1、
第2の開口部がある光ファイバープレートの辺では、ニ
ードルの先端をベース基板と光ファイバープレートの間
に挿入して封止材を塗布する。但し、透明接着剤を注入
及び吸引するための第4の開口部84及び第5の開口部
85を設ける。該封止材は光電変換素子基板の間に空隙
を設けて、接着溜め91を形成する。一方、シール接着
剤の開口部が設けられていない2辺では、封止材は光フ
ァイバープレートの端面から光電変換素子基板間に空隙
をもたずに充填されている。以上、該封止材が存在する
部分を端面封止部60と呼ぶ。
変換素子基板間と端面封止部60の間には隙間89があ
った。この構造にすると光電変換素子基板と光ファイバ
ープレートとの間隔よりも、ベース基板と光ファイバー
プレートとの間隔のほうが大きくなり、注入される透明
接着剤は優先的に光電変換素子基板の外側にある隙間8
9に流れていく。そのため、光電変換素子基板上に接着
剤が完全に注入するまでに多くの時間を要してしまう。
したがって、工数時間を短縮するためにも、シール接着
剤の開口部が設けられていない辺での端面封止材部は、
光ファイバープレートの端面から光電変換素子基板間に
空隙をもたず充填されているほうが好ましい。封止材に
はエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂などが挙げられる。但し、これらの中で加
熱硬化する樹脂は、温度を上げると粘度が低下し封止形
状を維持できなくなるため好ましくない。縮合型液状シ
リコーンゴムや硬化剤付加型のエポキシ、シリコーン、
アクリル接着剤のように温度を上げなくても硬化する樹
脂のほうが良い。また、光ファイバープレートのように
透光性のある材料であるなら、紫外線硬化型のエポキ
シ、シリコーン、アクリル接着剤なども有効である。信
頼性試験の観点から、封止材は光電変換素子基板に接触
するので、配線が電食されることを考慮に入れ、Na,
K,Cl等のイオン不純物の含有量が10ppm以下の
ものが好ましい。本実施形態では、粘度が30〜80P
a・S程度で、1成分系の縮合型液状シリコーンゴムを
採用している。
スを図32〜図36に示す。図32は準備段階で、第4
の開口部84近傍にある光ファイバープレートの端面と
ベース板上面に、加圧ユニット78のゴム部を約3MP
aの圧力で押して密着させる。同様に、吸引ユニット7
9を第5の開口部85に押し当てる。加圧ユニットの配
管部には透明接着剤を入れるためのシリンジ97、吸引
ユニットの配管部には透明接着剤が真空ポンプに入らな
いようにするためのシリンジ98とその先に真空ポンプ
45が繋がっている。
ユニットと注入ユニット間にあるバルブ90を閉め、脱
泡処理が済んだ透明接着剤をシリンジ97に入れる。次
に図34では、真空ポンプを稼動しセル内を真空にす
る。所定の真空度に達したら、バルブ90を開けること
でセル内へ透明接着剤5を吸引する。第4の開口部に入
った透明接着剤は端面封止部と光電変換素子基板間にあ
る接着溜め91に充填される。接着溜めの充填が終えた
ら、図35で第1の開口部38と第3の開口部92、9
3を通過して光電変換素子基板上に侵入する。最初、シ
リンダー内や配管に残った気泡24がセル内へ侵入する
が、第5の開口部から真空ポンプでセル内を吸引してい
るので、図36のように第2の開口部39や第3の開口
部94、95から抜けていく。第5の開口部85にある
接着溜めに透明接着剤が到達し、光電変換素子基板上に
気泡がなくなったら、真空ポンプの稼動を終了する。粘
度が1Pa・S程度の透明接着剤、真空度が10Paの
条件で、30cm×30cmの大きさをもつ光電変換素
子基板であるならば、約1時間程度で注入される。
ら約0.1MPaの圧力、80℃の温度雰囲気にし、透
明接着剤を硬化して光ファイバープレートと光電変換素
子基板をより強固に接着する。また、セル内にはスペー
サービーズが多数存在するので、光電変換素子基板と光
ファイバープレート間の隙間に光学的に均一な接着層を
形成される。透明接着剤は他にUVや硬化剤付与等の硬
化反応のものを使用しても良い。
ているフレキシブル回路基板55を、ベース基板裏側に
ある、駆動あるいは演算処理用のIC58を備えたプリ
ント回路基板57にコネクター56を介して電気的に接
続をする。
素子基板の接着剤注入に適しており、接着溜めと光電変
換素子基板上に4隅の開口部を設けることで、セル内に
気泡なく、しかも短時間で処理することが可能となる。
その理由を実施形態2と比較して述べる。実施形態2で
は、透明接着剤が侵入する開口部は第1の開口部である
1箇所しかなく、しかも光電変換素子基板の4隅には開
口部が設けられていない。この構造であると、透明接着
剤を注入するとシリンダー内や配管に残った気泡が4隅
に溜まりやすくなる。光電変換素子基板が15cm×1
5cm程度の大きさの時には、10Pa程度の真空度で
あれば、6cm幅ある第2の開口部からセル内に残った
気泡を取り出すことができた。しかし、光電変換素子基
板が30cm×30cm程度の大きさになると、同じ幅
の開口部を用いても、4隅に溜まる気泡が取り難くな
る。
の開口部の幅を広げれば良い。極端に言うと、30cm
×30cmの大きさである光電変換素子基板の場合、開
口部のない辺のシール幅を5mmと仮定したならば、2
9cm幅の開口部を設ける。そうすれば、4隅に角形状
のシール部がなくなるので、気泡は抜けやすくなる。
い、加圧及び注入ユニットもそれ以上に大きくなる。セ
ルの開口部との密閉性を維持するためには、29cm以
上もある長尺のユニットに均等な荷重をかけるように調
整しなければならない。
ベース基板に貼り合せ、その上に光ファイバープレート
をシール接着剤で貼り合せる。その時、シール接着剤は
光電変換素子基板の受光エリアを囲うように点形状もし
くは直線形状で構成し、第1の開口部38、これに対向
した位置に第2の開口部39、受光エリアの4隅に第3
の開口部92〜95を設ける。第1及び第2の開口部近
傍での光ファイバープレート、光電変換素子基板、ベー
ス基板の3者の位置関係は、光ファイバープレートに対
しベース基板は外側に張り出し、且つ、光電変換素子基
板は光ファイバープレートの内側に位置している。光フ
ァイバープレートとベース板の間隙には端面封止部があ
る。第1及び第2の開口部がある光ファイバープレート
の辺では、第4の開口部84及び第5の開口部85をも
うけ、それ以外の箇所は光電変換素子基板の間に空隙が
存在するように充填して、接着溜めを形成する。一方、
第1及び第2の開口部が設けられていない2辺では、端
面封止部は光ファイバープレートの端面から光電変換素
子基板間に空隙をもたずに充填される。以上のように第
4及び第5の開口部は小さい幅で足り、簡単に加圧及び
吸引ユニットとセルとの密着性を維持することができ
る。また、接着溜めの形成、受光エリアの4隅にある第
3の開口部を配置、且つ直角形状のシール部をなくすこ
とで、気泡のたまりを解消できる。
のような指紋取得装置が挙げられる。また、光ファイバ
ープレートの入力面にX線を可視光に変換する蛍光体を
つければレントゲン検査や血管造影検査などの医療診断
装置、半導体ICパッケージの検査に用いる非破壊検査
装置などに応用することができる。さらに光ファイバー
プレートを透明ガラスに置き換えればイメージスキャナ
ー用の密着センサーにもなる。
である画像入力装置の構造断面図と上面図である。該画
像入力装置は第4の実施形態と比較して、端面封止材部
の構造が異なる。そこで、該端面封止部の構造と製造方
法のみを記述し、他の説明は省略する。
ース基板の4隅に位置し、直角に曲がったL字あるいは
逆L字の形状をしている。該ダム封止部は直角部分が光
電変換素子基板隅の端面に接触し、一方、該ダム封止部
の2つの端点は光ファイバープレートの端面に達する。
また、厚み方向においては、直角形状を維持したまま、
ベース基板と光ファイバープレートの間を充填してい
る。該ダム封止部は光電変換素子基板に接するため、受
光エリアに入らないように高粘度(約80Pa・S)の
1成分系の縮合型液状シリコーンゴムを使用する。該封
止材を設けることで、第1の端面封止部100と第2の
端面封止部101とに分離される。第1の端面封止部
は、シール接着剤の開口部がある辺で、第4の開口部及
び第5開口部と、接着溜めなる空隙を設けている。ま
た、第2の端面封止部は、シール接着剤の開口部がない
辺に光ファイバープレートの端面から光電変換素子基板
間に空隙なく充填される。
S)の1成分系の縮合型液状シリコーンゴムを採用し、
ベース基板と光ファイバープレート間の充填処理を短時
間に行っている。該ダム封止部があることで、第2の端
面封止部が第3の開口部へ侵入することを妨げている。
一方、第1の端面封止部は実施形態4と同様に30〜8
0Pa・Sの1成分系の縮合型液状シリコーンゴムを用
いる。
光ファイバープレートとの貼り合せ工程、図42は端面
封止封止工程の製造方法を表す。まず、図40で、光電
変換素子基板4隅のベース基板上に、ディスペンサーを
用いて1成分系の縮合型液状シリコーンゴムを直角形状
に塗布し、ダム封止部99を形成する。該ダム封止部の
直角部分は光電変換素子基板隅の側面に接触し、封止高
さは光電変換素子基板より高くなるように塗布する。そ
して、図41において、シール接着剤が塗布された光フ
ァイバープレートと該ダム封止部のある光電変換素子基
板とを貼り合せる。図42で、ダム封止部を境に、第
1、第2の開口部がある光ファイバープレートの辺で
は、ニードルの先端をベース基板と光ファイバープレー
トの間に挿入して封止材を塗布し、第1の端面封止部1
00を形成する。該第1の端面封止部は、透明接着剤を
注入及び吸引するための第4の開口部84及び第5の開
口部85と、第3の開口部につながる接着溜め91を形
成する。一方、シール接着剤の開口部が設けられていな
い2辺では、封止材は光ファイバープレートの端面から
光電変換素子基板間に空隙なく充填し、第2の端面封止
部101を作る。封止処理が全て終えたところで、後は
第4の実施形態と同様な注入プロセス、接着剤硬化プロ
セスを経て、本実施形態の画像入力装置を作製する。
のような指紋取得装置が挙げられる。また、光ファイバ
ープレートの入力面にX線を可視光に変換する蛍光体を
つければレントゲン検査や血管造影検査などの医療診断
装置、半導体ICパッケージの検査に用いる非破壊検査
装置などに応用することができる。さらに光ファイバー
プレートを透明ガラスに置き換えればイメージスキャナ
ー用の密着センサーにもなる。
ムに用いられる第6の実施形態である画像入力装置であ
り、該画像入力装置の上面図(a)、光電変換素子基板
の中央段面図(b)とTABを挿入する孔近傍の断面図
(c)を示す。
枚)の光電変換素子基板1が2次元に規則正しく配列さ
れ、基板保持用接着剤51を介してベース基板52にそ
れぞれ接着されている。光電変換素子基板の受光面25
に入射した光学像は光電変換作用により電気信号に変換
され、光電変換素子上にある引出し電極53と電極上に
あるバンプ54を介してフレキシブル回路基板55に転
送される。フレキシブル回路基板55はベース基板52
に設けられた孔62を通してベース基板裏側にある駆動
あるいは演算処理用のIC58を備えたプリント回路基
板57にコネクター56を介して接続されている。フレ
キシブル回路基板55に転送された電気信号はプリント
回路基板57で信号処理をされ外部に出力される。
放射線を光電変換素子により検出可能な波長の光(例え
ば可視光)に変換するシンチレータ(蛍光体)4が設け
られ、更にシンチレータを覆うように保護樹脂7があ
る。一方、出力面側は光電変換素子の受光面25に対向
している。
8を含んだシール接着剤27があり、該シール接着剤で
両基板を接合している。光電変換素子基板上に形成され
たシール接着剤の塗布パターンは点形状もしくは直線形
状で構成され、光電変換素子基板外周を全て囲うのでは
なく、第1の開口部38、これに対向した位置に第2の
開口部39、光電変換素子基板の4隅に第3の開口部9
2〜95を設けている。さらに、両基板間は透明接着剤
5で全面接合され、該透明接着剤の中には、接着厚みを
均一にするため、スペーサービーズ59が分散されてい
る。
布するので、透明接着剤とシール接着剤間の界面が画像
に現れないよう、二つの接着剤は屈折率や蛍光体の発光
波長域における光透過率が同一であるもの、あるいは同
一の材料にすることが望ましい。
ース基板の4隅に位置し、直角に曲がったL字あるいは
逆L字の形状をしている。該ダム封止部の直角部分が光
電変換素子基板の隅に接触し、一方、該ダム封止部の2
つの端点はそれぞれ光ファイバープレートの端面まで達
する。また、該ダム封止部は直角形状を維持したまま、
ベース基板と光ファイバープレートの間を充填してい
る。該ダム封止部は光電変換素子基板に接するため、受
光エリアに該ダム封止部が入らないように高粘度(約8
0Pa・S)の1成分系の縮合型液状シリコーンゴムを
使用する。該封止部を設けることで、端面封止部は第1
の端面封止部100と第2の端面封止部101とに分離
される。第1の端面封止部は、シール接着剤の開口部が
ある側の光ファイバープレートの辺上で第4の開口部及
び第5開口部とを、また該端面封止部と光電変換素子基
板の間に接着溜め91なる空隙を設けている。第2の端
面封止部は、シール接着剤の開口部がない辺に光ファイ
バープレートの端面から光電変換素子基板間に空隙なく
充填される。第2の端面封止部は、低粘度(約1Pa・
S)の1成分系の縮合型液状シリコーンゴムを採用し、
ベース基板と光ファイバープレート間の充填処理を短時
間で行っている。一方、第1の端面封止部は実施形態4
と同様に30〜80Pa・Sの1成分系の縮合型液状シ
リコーンゴムを用いる。61は穴埋め封止部である。
換素子基板、ベース基板の3者の位置関係は、光ファイ
バープレートに対しベース基板は外側に張り出し、且
つ、光電変換素子基板は光ファイバープレートの内側に
位置している。あるいは、ベース基板に対し、光ファイ
バープレートは外側に張り出し、光電変換素子基板はベ
ース基板の内側に位置していても良い。但し、放射線撮
像装置では、前者の構造が適している。なぜならば、シ
ンチレータ付光ファイバープレートはベース基板に比べ
かなりの高価格になるため、コスト面を考慮し、光ファ
イバープレートの面積が小さい方が有利である。
するシステムについて図7を参照して説明する。X線チ
ューブ12で発生したX線13は患者あるいは被験者1
4の胸部15を透過し、シンチレータを上部に実装した
本発明による画像入力装置(図中では受光デバイス64
に相当する)に入射する。この入射したX線には被験者
14の体内部の情報が含まれている。X線の入射に対応
してシンチレータが発光し、この光を光電変換して、電
気的情報を得る。この情報はディジタル変換されイメー
ジプロセッサ17により画像処理され制御室のディスプ
レイ18で観察できる。
段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールーム
などに設置されたディスプレイ20に表示もしくは光デ
ィスク等の保存手段に保存することができ、遠隔地の医
師が診断することも可能である。またフィルムプロセッ
サ21によりフィルム22に記録することもできる。
の効果を得ることができる。第1の開口部で透明接着剤
を加圧して注入し、第2の開口部で接着剤を吸引するこ
とで、接着層中に発生した気泡を除去することができ
る。これにより気泡による画像欠陥が低減し、画像品位
が向上する。
性を有する基板あるいは光電変換基板を外側に長くして
段差部を備え、開口部付近の段差部に、段差部に接する
部分にゴム部を有する直方形状の中空体であり、開口部
に近い角に該中空体とゴム部にスリット孔を備えた注入
及び吸引治具を装着して、第1の開口部から第2の接着
剤を注入し、第1の接着剤で囲われた領域を通過した余
剰な第2の接着剤を第2の開口部から吸引した後、第2
の接着剤を硬化させ第1の剛性を有する基板と光電変換
基板を接合する製造方法にすることで、第1の剛性を有
する基板と光電変換素子基板の貼り合せ位置が多少ずれ
ても、治具を第1の剛性を有する基板の側面方向と平行
に調整することで真空リークすることなく容易に密着さ
せることが可能となる。これより、第1の剛性を有する
基板と光電変換素子基板との精密なアライメント作業が
不要になり、スペックダウンによる装置の低価格化や、
作業時間の低減で製品自体の価格を下げることができ
る。
基板よりも大きく、該光電変換基板は該基板よりも大き
い第2の剛性を有する基板に接合され、該光電変換基板
の電気信号の入出力部は光電変換基板の受光面側に設け
られた入出力端子とこれに対応するフレキシブル回路基
板から延長したリード線を互いに接続し、該リード線を
折り曲げ、該フレキシブル回路基板を第2の剛性を有す
る基板に設けられた貫通孔を通して、光電変換基板の受
光面とは反対側に引き出されている画像入力装置であっ
て、第1の接着剤は直線形状で該光電変換基板の受光領
域の外周を囲い、第1の開口部と該第1の開口部に対向
する位置にある第2の開口部と該第1の接着剤の4隅に
第3の開口部を備え、且つ第1の剛性を有する基板と第
2の剛性を有する基板間の外周を囲うように封止材を備
え、該封止材は第1の開口部と第2の開口部がある辺に
夫々第4の開口部と第5の開口部を備え、該第4の開口
部と第5の開口部から光電変換基板上にある開口部との
間には第2の接着剤を溜める空間を設け、一方、第1の
開口部と第2の開口部がない辺では光電変換基板と接触
する構造をもつ画像入力装置において、接着溜めと光電
変換基板の4隅にある第3の開口部と直線形状のシール
部とすることで、気泡のたまりを解消でき、さらに第4
の開口部と第5の開口部の幅を小さくしても、大面積の
光電変換基板に気泡なく注入することが可能となる。こ
れより、気泡による画像欠陥が低減し、画像品位が向上
する。
配置して大面積光電変換基板とし、第1の剛性を有する
基板は該大面積光電変換基板よりも大きく、該大面積光
電変換基板はこれよりも大きい第2の剛性を有する基板
に接合され、各光電変換基板の電気信号の入出力部は光
電変換基板の受光面側に設けられた入出力端子と、各光
電変換基板の縁部で、これに対応するフレキシブル回路
基板から延長したリード線を互いに接続し、該リード線
を折り曲げて光電変換基板相互の隙間を通して、該フレ
キシブル回路基板を第2の剛性を有する基板に設けられ
た貫通孔を通して、光電変換基板の受光面とは反対側に
引き出されている画像入力装置であって、第1の接着剤
は該大面積光電変換基板の受光領域の外周を囲い、第1
の開口部と該第1の開口部に対向する位置にある第2の
開口部と該第1の接着剤の4隅に第3の開口部を設け、
該第1と2の開口部が入出力用のリード線の配列方向と
延長線上に備え、また、第1の剛性を有する基板と第2
の剛性を有する基板間の外周を囲うように封止材を備
え、該封止材は第1の開口部と第2の開口部がある辺に
夫々第4の開口部と第5の開口部を備え、該第4の開口
部と第5の開口部から光電変換基板上にある開口部との
間には第2の接着剤を溜める空間を設け、一方、第1の
開口部と第2の開口部がない辺では光電変換基板と接触
していることを特徴とする画像入力装置にすることで、
第1、2の開口部を入出力のリード線の配列方向と接着
剤の侵入方向とが平行に近い状態となって気泡の発生を
防ぎ、画像品位が向上する。
スペーサービーズを配置することで、製品毎の接着層厚
みのばらつきを抑えて安定な品質を保証する。
変換基板が感知する波長領域で屈折率が同じであるかも
しくは同一材料にすることで、屈折率差による境界線を
見えなくすることが可能となり、画像欠陥のない良質な
画像を得ることができる。
第4,5の開口部以外には、はみ出さないため、接着剤
の除去部分は開口部のみとなる。そのため、除去作業が
簡便になり工数を削減できる。その結果、画像入力装置
のコストを抑えることができる。
図及び上面図
紋取得システムの模式図
ダイシング工程から光ファイバープレート貼り合せ工程
までのプロセス図
透明接着剤注入工程のプロセス図
接着剤硬化工程から電気実装工程までのプロセス図
図及び上面図
線診断システムの模式図
素子基板の平面図
力端子部と外部回路との接合部位を示す構造断面図及び
上面図
続されたインナーリードを曲げる様子を示す構造断面図
て、隣接した光電変換素子基板のつなぎ目を表す構造断
面図及び上面図
る、ベース基板と光電変換素子基板とを貼り合せるプロ
セスを示す図
る、光電変換素子基板と光ファイバープレートとを貼り
合せる図
る、数種類のシール接着剤の塗布パターンを示した図
に、透明接着剤を注入する過程を示した図
セル外枠辺上に設けた場合での、透明接着剤をセル内に
注入する過程を示した図
えた第2の実施形態である画像入力装置の構造断面図
た第2の実施形態である画像入力装置の構造断面図
示した第2の実施形態である画像入力装置の構造断面図
面図及び上面図
た第3の実施形態である画像入力装置の構造断面図
の構造断面図及び上面図
の製造方法(ダイシング工程)の説明図
の製造方法(バンプ形成工程)の説明図
の製造方法(インナーリード接続及び曲げ工程)の説明
図
の製造方法(ベース板接着工程)の説明図
の製造方法(孔埋め封止工程)の説明図
の製造方法(スペーサー散布工程)の説明図
の製造方法(シール塗布工程)の説明図
の製造方法(光ファイバープレート貼り合せ工程)の説
明図
の製造方法(端面封止工程)の説明図
の製造方法(注入工程)の説明図
の製造方法(注入工程)の説明図
の製造方法(注入工程)の説明図
の製造方法(注入工程)の説明図
の製造方法(注入工程)の説明図
の製造方法(接着剤硬化工程)の説明図
の製造方法(電気実装工程)の説明図
の構造断面図及び上面図
の製造方法(ダム封止部形成工程)の説明図
の製造方法(光ファイバープレート貼り合せ工程)の説
明図
の製造方法(端面封止工程)の説明図
の構造断面図及び上面図
変換基板との貼り合せを示したプロセス図
ムの模式図
カニズムを示した図
Claims (15)
- 【請求項1】 第1の剛性を有する基板と、光電変換基
板とを備えた画像入力装置であって、 第1の接着剤が第1の開口部とこれに対向する位置に第
2の開口部を設けるように該光電変換基板の受光領域の
外周を囲い、該第1の接着剤の内側には第2の接着剤を
備え、 第1及び第2の接着剤に対向するように第1の剛性基板
を配置して接合されていることを特徴とする画像入力装
置。 - 【請求項2】 前記第1の接着剤と前記第2の接着剤に
スペーサーが分散配置されていることを特徴する請求項
1に記載された画像入力装置。 - 【請求項3】 前記第1及び第2の開口部に、前記第1
の剛性を有する基板あるいは前記光電変換基板を外側に
長くして段差部を備えたことを特徴とする請求項1に記
載された画像入力装置。 - 【請求項4】 前記光電変換基板は該光電変換基板より
大きい第2の剛性を有する基板に接合され、前記光電変
換基板の電気信号の入出力部は前記光電変換基板の受光
面側に設けられた入出力端子とこれに対応するフレキシ
ブル回路基板から延長したリード線を互いに接続し、該
リード線を折り曲げ、該フレキシブル回路基板を第2の
剛性を有する基板に設けられた貫通孔を通して、前記光
電変換基板の受光面とは反対側に引き出されていること
を特徴とする請求項1,2,3に記載された画像入力装
置。 - 【請求項5】 前記第1の接着剤は前記光電変換基板の
受光領域の外周を囲い、前記第1の開口部と第1の開口
部に対向する位置にある前記第2の開口部と前記第1の
接着剤の4隅に第3の開口部を備えたことを特徴とする
請求項1,2,3,4に記載された画像入力装置。 - 【請求項6】 前記第1の剛性を有する基板と前記第2
の剛性を有する基板間の外周を囲うように封止材が設け
られ、該封止材は前記第1の開口部と前記第2の開口部
がある辺に夫々第4の開口部と第5の開口部を備え、 該第4の開口部と第5の開口部から前記第1の開口部と
前記第2の開口部との間には前記第2の接着剤を溜める
空間を設け、一方、前記第1の開口部と前記第2の開口
部がない辺では前記光電変換基板と接触していることを
特徴とする請求項4,5に記載された画像入力装置。 - 【請求項7】 前記封止材が前記第1の開口部と前記第
2の開口部がある辺の第1の封止材と、第1の開口部と
第2の開口部がない辺の第2の封止材に分けられ、前記
光電変換素子基板の4隅にこれら封止材を分離するため
の隔離用封止材を設けたことを特徴とする請求項6に記
載された画像入力装置。 - 【請求項8】 前記第4及び第5の開口部で、前記第1
の剛性を有する基板あるいは、前記第2の剛性を有する
基板を外側に長くして段差部を備えたことを特徴とする
請求項6に記載された画像入力装置。 - 【請求項9】 前記光電変換基板を2次元的に複数配置
して構成されたことを特徴とする請求項4に記載された
画像入力装置。 - 【請求項10】 前記画像入力装置において、前記第1
と第2の開口部が、前記リード線の前記光電変換基板上
における配線方向の延長線上に設けられていることを特
徴とする請求項9に記載された画像入力装置。 - 【請求項11】 前記第1の剛性を有する基板は、導光
体であることを特徴とする請求項1,4,6に記載され
た画像入力装置。 - 【請求項12】 前記第1の剛性を有する基板は、光電
変換基板の受光面と対向する面に放射線を可視光に変換
するシンチレータを備えたことを特徴とする請求項1,
4,6に記載された画像入力装置。 - 【請求項13】 被験者または被験物に放射線を照射す
るための放射線源と、この放射線を検出する請求項12
に記載の画像入力装置と、この検出された信号をディジ
タル変換して画像処理する画像処理手段と、この処理さ
れた画像を表示する表示手段とを備えることを特徴とす
る放射線撮像システム。 - 【請求項14】 請求項1に記載された画像入力装置の
製造方法であって、 前記第1の開口部から前記第2の接着剤を注入し、前記
第1の接着剤で囲われた領域を通過した余剰な前記第2
の接着剤を前記第2の開口部から吸引した後、前記第2
の接着剤を硬化させ前記第1の剛性を有する基板と前記
光電変換基板を接合することを特徴とする画像入力装置
の製造方法。 - 【請求項15】 請求項6に記載された画像入力装置の
製造方法であって、 前記第2の接着剤は前記第4の開口部から注入し、第4
の開口部付近にある接着剤を溜める空間を通じて、前記
第1の開口部及び第1の開口部側にある前記第3の開口
部から第1の接着剤で囲われた領域へ充填され、前記第
2の開口部及び第2の開口部側にある前記第3の開口部
から前記第2の接着剤が通過し、前記第5の開口部付近
にある接着剤を溜める空間から余剰な前記第2の接着剤
を吸引し、その後、硬化して前記第1の剛性を有する基
板と前記光電変換基板を接合することを特徴とする画像
入力装置の製造方法。
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