JP2003042595A - 温度調節装置 - Google Patents
温度調節装置Info
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- JP2003042595A JP2003042595A JP2001227451A JP2001227451A JP2003042595A JP 2003042595 A JP2003042595 A JP 2003042595A JP 2001227451 A JP2001227451 A JP 2001227451A JP 2001227451 A JP2001227451 A JP 2001227451A JP 2003042595 A JP2003042595 A JP 2003042595A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱伝導部と対流部に与える熱量を可変可能と
することにより、熱伝導と対流を併せもつバランスのと
れた冷暖房ができる。 【解決手段】 熱源20から受熱して冷温熱を被温度調
節部24に伝える熱伝導部21と、熱源20によって空
気を冷温風に熱交換して被温度調節部24から吹き出さ
せる対流部23とを備え、被温度調節部24は冷温風に
よる対流と熱伝導部21からの熱伝導の両方で冷却加温
するとともに、熱伝導部と対流部に与える熱量を可変さ
せて温度調節することができる。
することにより、熱伝導と対流を併せもつバランスのと
れた冷暖房ができる。 【解決手段】 熱源20から受熱して冷温熱を被温度調
節部24に伝える熱伝導部21と、熱源20によって空
気を冷温風に熱交換して被温度調節部24から吹き出さ
せる対流部23とを備え、被温度調節部24は冷温風に
よる対流と熱伝導部21からの熱伝導の両方で冷却加温
するとともに、熱伝導部と対流部に与える熱量を可変さ
せて温度調節することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却または加温で
きる温度調節装置に関するものである。
きる温度調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の座席用温度調節装置とし
ては、特開平5−277020号公報に記載されている
ようなものがあった。図9は、前記公報に記載された従
来の座席用温度調節装置を示すものである。
ては、特開平5−277020号公報に記載されている
ようなものがあった。図9は、前記公報に記載された従
来の座席用温度調節装置を示すものである。
【0003】図9において、座席用温度調節装置は背当
部1と着座部2からなる自動車用の座席3と、この座席
3の下部空間に配設されたペルチェモジュール4と、こ
のペルチェモジュール4に接続され、空気流を冷却また
は加温する主熱交換器5および廃熱を空気流に熱交換す
る廃熱熱交換器6と、背当部1と着座部2の乗員が座る
表面カバー7に設け、空気流を吹き出す空気流吹出孔8
と、主熱交換器5から空気流吹出孔8に連通し、吹出す
空気流を搬送するために背当部1と着座部2の内部に設
けた空気流通路9と、廃熱熱交換器6から廃熱空気流を
搬送する廃熱空気流通路10と、ペルチェモジュール4
に接続した主熱交換器5および廃熱熱交換器6に空気流
を搬送する送風機11から構成されていた。
部1と着座部2からなる自動車用の座席3と、この座席
3の下部空間に配設されたペルチェモジュール4と、こ
のペルチェモジュール4に接続され、空気流を冷却また
は加温する主熱交換器5および廃熱を空気流に熱交換す
る廃熱熱交換器6と、背当部1と着座部2の乗員が座る
表面カバー7に設け、空気流を吹き出す空気流吹出孔8
と、主熱交換器5から空気流吹出孔8に連通し、吹出す
空気流を搬送するために背当部1と着座部2の内部に設
けた空気流通路9と、廃熱熱交換器6から廃熱空気流を
搬送する廃熱空気流通路10と、ペルチェモジュール4
に接続した主熱交換器5および廃熱熱交換器6に空気流
を搬送する送風機11から構成されていた。
【0004】そして、自動車の運転時にペルチェモジュ
ール4と送風機11が駆動し、夏季では、送風機11で
搬送された空気流はペルチェモジュール4で伝熱された
主熱交換器5で冷却されて、空気流通路9で搬送され、
空気流吹出孔8から冷風として吹出していた。ペルチェ
モジュール4で伝熱された廃熱熱交換器6で加温された
廃熱空気流は廃熱空気流通路10から廃熱として吹出し
ていた。一方、冬季では、送風機11で搬送された空気
流はペルチェモジュール4で伝熱された主熱交換器5で
加温されて、空気流通路9で搬送され、空気流吹出孔8
から温風として吹出していた。ペルチェモジュール4で
伝熱された廃熱熱交換器6で冷却された廃熱空気流は廃
熱空気流通路10から廃熱として吹出していた。このよ
うにして、乗員の背中および臀部を冷却または加温して
座席の温度調節が行われていた。
ール4と送風機11が駆動し、夏季では、送風機11で
搬送された空気流はペルチェモジュール4で伝熱された
主熱交換器5で冷却されて、空気流通路9で搬送され、
空気流吹出孔8から冷風として吹出していた。ペルチェ
モジュール4で伝熱された廃熱熱交換器6で加温された
廃熱空気流は廃熱空気流通路10から廃熱として吹出し
ていた。一方、冬季では、送風機11で搬送された空気
流はペルチェモジュール4で伝熱された主熱交換器5で
加温されて、空気流通路9で搬送され、空気流吹出孔8
から温風として吹出していた。ペルチェモジュール4で
伝熱された廃熱熱交換器6で冷却された廃熱空気流は廃
熱空気流通路10から廃熱として吹出していた。このよ
うにして、乗員の背中および臀部を冷却または加温して
座席の温度調節が行われていた。
【0005】また、従来の他の座席用熱搬送装置として
は、特表平10−504977号公報に記載されている
ようなものがあった。図10は、前記公報に記載された
従来の他の座席用温度調節装置を示すものである。
は、特表平10−504977号公報に記載されている
ようなものがあった。図10は、前記公報に記載された
従来の他の座席用温度調節装置を示すものである。
【0006】図10において、座席用温度調節装置は座
席3と、座席3内部に形成され、着座した乗員に熱伝導
による冷却または加温を効果的にするために座席の表面
カバー7に接触して位置決めされ、温度調節された空気
を循環させる空気チヤンネル12と、空気チヤンネル1
2に連通し、空気を冷却または加温するためのペルチエ
モジュール4を有するヒートポンプ13と、装置を作動
させると同時に加熱または冷却モードの操作を選択する
ための制御スイッチ14と、選択された加温または冷却
の操作に従って温度調節された空気を送るためにヒート
ポンプ13の作動を自動的に調整する制御器15と、ヒ
ートポンプ13に接続し、空気を選択的に加熱または冷
却する主熱交換器5と、加熱または冷却された空気を送
る主熱交換器送風機16と、ペルチエモジュール4から
不要な廃熱を除去するための廃熱熱交換器6と、廃熱熱
交換器6へ空気を送る廃熱熱交換器送風機17とから構
成されていた。
席3と、座席3内部に形成され、着座した乗員に熱伝導
による冷却または加温を効果的にするために座席の表面
カバー7に接触して位置決めされ、温度調節された空気
を循環させる空気チヤンネル12と、空気チヤンネル1
2に連通し、空気を冷却または加温するためのペルチエ
モジュール4を有するヒートポンプ13と、装置を作動
させると同時に加熱または冷却モードの操作を選択する
ための制御スイッチ14と、選択された加温または冷却
の操作に従って温度調節された空気を送るためにヒート
ポンプ13の作動を自動的に調整する制御器15と、ヒ
ートポンプ13に接続し、空気を選択的に加熱または冷
却する主熱交換器5と、加熱または冷却された空気を送
る主熱交換器送風機16と、ペルチエモジュール4から
不要な廃熱を除去するための廃熱熱交換器6と、廃熱熱
交換器6へ空気を送る廃熱熱交換器送風機17とから構
成されていた。
【0007】そして、運転時にペルチェモジュール4と
主熱交換器送風機16および廃熱熱交換器送風機17が
駆動し、主熱交換器送風機16で搬送された空気流はペ
ルチェモジュール4で伝熱された主熱交換器5で冷却ま
たは加温された後、空気チヤンネル12を循環し、座席
の表面カバー7を冷却または加温して、循環後、主熱交
換器送風機16に再び戻る。廃熱交換機送風機17は廃
熱熱交換器6に送風し、ペルチェモジュール4から廃熱
熱交換器6へ伝熱された廃熱を吹出す。このようにし
て、座席3の表面カバー7から着座した乗員の背中およ
び臀部を熱伝導による熱伝達で冷却または加温して座席
の温度調節が行われていた。
主熱交換器送風機16および廃熱熱交換器送風機17が
駆動し、主熱交換器送風機16で搬送された空気流はペ
ルチェモジュール4で伝熱された主熱交換器5で冷却ま
たは加温された後、空気チヤンネル12を循環し、座席
の表面カバー7を冷却または加温して、循環後、主熱交
換器送風機16に再び戻る。廃熱交換機送風機17は廃
熱熱交換器6に送風し、ペルチェモジュール4から廃熱
熱交換器6へ伝熱された廃熱を吹出す。このようにし
て、座席3の表面カバー7から着座した乗員の背中およ
び臀部を熱伝導による熱伝達で冷却または加温して座席
の温度調節が行われていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の装置では、夏季の駐車時において自動車の運転を停止
して日射により座席温度が上昇した後、再運転をする
と、ペルチェモジュール4と送風機11が駆動し、空気
流が冷却されて、空気流吹出孔8へと搬送されるが、空
気の比熱は約0.29と小さく、空気流吹出孔8に到達
するまでに温度が上昇するため、座席3の表面カバー7
を冷却できないという課題を有していた。また、空気流
吹出孔8の一部は人体により塞がれることがあり、塞が
れた空気流吹出孔8は冷却された空気流が吹出せないた
め、その部分は不快感が存在するという課題を有してい
た。さらに、空気流吹出孔8はある間隔毎に設けるた
め、座席の表面の全ての領域が均一に冷却もしくは加温
できるものではなかった。これらはペルチェモジュール
からの冷却または加温の熱を主熱交換器が空気流に冷却
または加温する機能のみ、有していることに起因してい
る。
の装置では、夏季の駐車時において自動車の運転を停止
して日射により座席温度が上昇した後、再運転をする
と、ペルチェモジュール4と送風機11が駆動し、空気
流が冷却されて、空気流吹出孔8へと搬送されるが、空
気の比熱は約0.29と小さく、空気流吹出孔8に到達
するまでに温度が上昇するため、座席3の表面カバー7
を冷却できないという課題を有していた。また、空気流
吹出孔8の一部は人体により塞がれることがあり、塞が
れた空気流吹出孔8は冷却された空気流が吹出せないた
め、その部分は不快感が存在するという課題を有してい
た。さらに、空気流吹出孔8はある間隔毎に設けるた
め、座席の表面の全ての領域が均一に冷却もしくは加温
できるものではなかった。これらはペルチェモジュール
からの冷却または加温の熱を主熱交換器が空気流に冷却
または加温する機能のみ、有していることに起因してい
る。
【0009】また、前記従来の他の装置では、空気チヤ
ンネル12を空気が循環して熱伝導により座席3を冷却
するため、人体は冷却されても汗などのむれ感は解消す
ることはできず、快適性の点で劣るという課題を有して
いた。さらに、空気チヤンネル12は実際には通路にな
るため、座席3の全域に設けることは難しく、空気チヤ
ンネル12と空気チヤンネル12の間の領域は冷却もし
くは加温し難いという課題を有していた。この場合もペ
ルチェモジュールからの冷却または加温の熱を主熱交換
器が循環する空気流に冷却または加温する機能のみ、有
していることに起因している。
ンネル12を空気が循環して熱伝導により座席3を冷却
するため、人体は冷却されても汗などのむれ感は解消す
ることはできず、快適性の点で劣るという課題を有して
いた。さらに、空気チヤンネル12は実際には通路にな
るため、座席3の全域に設けることは難しく、空気チヤ
ンネル12と空気チヤンネル12の間の領域は冷却もし
くは加温し難いという課題を有していた。この場合もペ
ルチェモジュールからの冷却または加温の熱を主熱交換
器が循環する空気流に冷却または加温する機能のみ、有
していることに起因している。
【0010】また、冷温空気流の吹き出し方式と、空気
チヤンネル12を空気が循環して熱伝導により座席を冷
暖房する方式の一方の機能しか備えていないため、熱伝
導だけでは夏季のむれ感が解消しない。また、冷温空気
流の吹き出し方式は、空気流を冷風に熱交換して搬送す
るまでに温度が上昇してしまうという課題をそれぞれが
もっていた。
チヤンネル12を空気が循環して熱伝導により座席を冷
暖房する方式の一方の機能しか備えていないため、熱伝
導だけでは夏季のむれ感が解消しない。また、冷温空気
流の吹き出し方式は、空気流を冷風に熱交換して搬送す
るまでに温度が上昇してしまうという課題をそれぞれが
もっていた。
【0011】また、対流と熱伝導の両方の機能を備えた
場合でも、対流と熱伝導に与える熱量の比率を変えるこ
とができないので、夏季の使用においては、使用者が汗
をかき、熱伝導による冷感覚よりも対流による冷風を所
望する場合には、対流による冷風の熱量比率を高めると
いうことができずに、不快感を持ちながら使用しなけれ
ばならないという課題を有していた。さらに、冬季の使
用において、対流による温風よりも熱伝導による伝導熱
を使用者が所望する場合でも、熱伝導の熱量比率を変え
ることができなかったため、対流による送風を受け使用
者が不快感を持ちながら使わなければならないという課
題を有していた。
場合でも、対流と熱伝導に与える熱量の比率を変えるこ
とができないので、夏季の使用においては、使用者が汗
をかき、熱伝導による冷感覚よりも対流による冷風を所
望する場合には、対流による冷風の熱量比率を高めると
いうことができずに、不快感を持ちながら使用しなけれ
ばならないという課題を有していた。さらに、冬季の使
用において、対流による温風よりも熱伝導による伝導熱
を使用者が所望する場合でも、熱伝導の熱量比率を変え
ることができなかったため、対流による送風を受け使用
者が不快感を持ちながら使わなければならないという課
題を有していた。
【0012】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、対流部による風吹出しと熱伝導部による熱伝導の両
方によって、座席表面の人体に接する領域の温度をほぼ
均一に短時間で低下させるとともに、汗などのむれ感も
解消する。そして、対流部と熱伝導部から供給される熱
量を変えることができるので、使用者の好みに応じて対
流と熱伝導の比率を任意に変えることで、冷房と暖房の
両方を併せ持つ快適な着座感を有する温度調節装置を提
供することができる。
で、対流部による風吹出しと熱伝導部による熱伝導の両
方によって、座席表面の人体に接する領域の温度をほぼ
均一に短時間で低下させるとともに、汗などのむれ感も
解消する。そして、対流部と熱伝導部から供給される熱
量を変えることができるので、使用者の好みに応じて対
流と熱伝導の比率を任意に変えることで、冷房と暖房の
両方を併せ持つ快適な着座感を有する温度調節装置を提
供することができる。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の温度調節装置は、少なくともひとつ
以上の冷却または加温する熱源と、この熱源からの熱を
熱伝導で拡散する熱伝導部と、送風する送風機と、この
送風機で送風された空気を前記熱源からの熱で冷温風に
し、または単なる風として吹き出す対流部と、前記熱伝
導部と前記対流部により、温度を調節される被温度調節
部とを備え、前記熱伝導部に与える熱量と前記対流部に
与える熱量の比率を可変可能な構成としたものである。
るために、本発明の温度調節装置は、少なくともひとつ
以上の冷却または加温する熱源と、この熱源からの熱を
熱伝導で拡散する熱伝導部と、送風する送風機と、この
送風機で送風された空気を前記熱源からの熱で冷温風に
し、または単なる風として吹き出す対流部と、前記熱伝
導部と前記対流部により、温度を調節される被温度調節
部とを備え、前記熱伝導部に与える熱量と前記対流部に
与える熱量の比率を可変可能な構成としたものである。
【0014】これによって、夏季においては、熱源によ
って冷却された空気を送風機によって冷風に熱交換す
る。同時に、熱源は熱伝導部にも伝熱し、冷却する。冷
却された熱伝導部は被温度調節部を熱伝導で冷却する。
さらに、冷風は被温度調節部に搬送され、被温度調節部
から吹き出す。そこで、被温度調節部は冷風の吹き出し
による対流と熱伝導部からの熱伝導の両方でほぼ均一に
短時間で冷却される。そしてさらに、対流部と熱伝導部
に供給される熱量の比率を可変可能とした構成となって
いるので、夏季において、汗を急速に取り除きたいとき
には熱伝導部から供給される伝熱熱量の比率を低く抑
え、逆に対流部から供給される熱量の比率を大きくする
ことで急速にむれ感を解消することができる。
って冷却された空気を送風機によって冷風に熱交換す
る。同時に、熱源は熱伝導部にも伝熱し、冷却する。冷
却された熱伝導部は被温度調節部を熱伝導で冷却する。
さらに、冷風は被温度調節部に搬送され、被温度調節部
から吹き出す。そこで、被温度調節部は冷風の吹き出し
による対流と熱伝導部からの熱伝導の両方でほぼ均一に
短時間で冷却される。そしてさらに、対流部と熱伝導部
に供給される熱量の比率を可変可能とした構成となって
いるので、夏季において、汗を急速に取り除きたいとき
には熱伝導部から供給される伝熱熱量の比率を低く抑
え、逆に対流部から供給される熱量の比率を大きくする
ことで急速にむれ感を解消することができる。
【0015】次に冬季においては、運転をすると、熱源
によって加温された空気を温風に熱交換する。同時に、
熱源は熱伝導部にも伝熱し、加温する。加温された熱伝
導部は被温度調節部を熱伝導で加温する。さらに、温風
は被温度調節部に搬送され、被温度調節部から吹き出
す。そこで、被温度調節部は温風の吹き出しによる対流
と熱伝導部からの熱伝導の両方でほぼ均一に短時間で加
温される。そしてさらに、対流部と熱伝導部に供給され
る熱量の比率を可変可能とした構成となっているので、
対流部からの風を不快に感じて、熱伝導部からの伝導熱
を使用者が所望する場合には、対流部から供給される温
風の熱量の比率を低く抑え、熱伝導からの熱伝導の比率
を高めることによって使用者にとって快適な暖感覚が実
現できる。
によって加温された空気を温風に熱交換する。同時に、
熱源は熱伝導部にも伝熱し、加温する。加温された熱伝
導部は被温度調節部を熱伝導で加温する。さらに、温風
は被温度調節部に搬送され、被温度調節部から吹き出
す。そこで、被温度調節部は温風の吹き出しによる対流
と熱伝導部からの熱伝導の両方でほぼ均一に短時間で加
温される。そしてさらに、対流部と熱伝導部に供給され
る熱量の比率を可変可能とした構成となっているので、
対流部からの風を不快に感じて、熱伝導部からの伝導熱
を使用者が所望する場合には、対流部から供給される温
風の熱量の比率を低く抑え、熱伝導からの熱伝導の比率
を高めることによって使用者にとって快適な暖感覚が実
現できる。
【0016】このようにして、対流と熱伝導の比率を自
由に変えられるので、使用者にとって快適な着座感を有
する温度調節装置を提供することができる。
由に変えられるので、使用者にとって快適な着座感を有
する温度調節装置を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、少なく
ともひとつ以上の冷却または加温する熱源と、この熱源
からの熱を熱伝導で拡散する熱伝導部と、送風する送風
機と、この送風機で送風された空気を前記熱源からの熱
で冷温風にし、または単なる風として吹き出す対流部
と、前記熱伝導部と前記対流部により、温度を調節され
る被温度調節部とを備え、前記熱伝導部に与える熱量と
前記対流部に与える熱量の比率を可変可能な構成とした
ものである。
ともひとつ以上の冷却または加温する熱源と、この熱源
からの熱を熱伝導で拡散する熱伝導部と、送風する送風
機と、この送風機で送風された空気を前記熱源からの熱
で冷温風にし、または単なる風として吹き出す対流部
と、前記熱伝導部と前記対流部により、温度を調節され
る被温度調節部とを備え、前記熱伝導部に与える熱量と
前記対流部に与える熱量の比率を可変可能な構成とした
ものである。
【0018】これによって、夏季においては、熱源によ
って冷却された空気を送風機によって冷風に熱交換す
る。同時に、熱源は熱伝導部にも伝熱し、冷却する。冷
却された熱伝導部は被温度調節部を熱伝導で冷却する。
さらに、冷風は被温度調節部に搬送され、被温度調節部
から吹き出す。そこで、被温度調節部は冷風の吹き出し
による対流と熱伝導部からの熱伝導の両方でほぼ均一に
短時間で冷却される。そしてさらに、対流部と熱伝導部
に供給される熱量の比率を変化させることができるの
で、例えば、汗を急速に取り除きたい場合などには対流
部から供給される熱量の比率を大きくすることでむれ感
を解消することができる。
って冷却された空気を送風機によって冷風に熱交換す
る。同時に、熱源は熱伝導部にも伝熱し、冷却する。冷
却された熱伝導部は被温度調節部を熱伝導で冷却する。
さらに、冷風は被温度調節部に搬送され、被温度調節部
から吹き出す。そこで、被温度調節部は冷風の吹き出し
による対流と熱伝導部からの熱伝導の両方でほぼ均一に
短時間で冷却される。そしてさらに、対流部と熱伝導部
に供給される熱量の比率を変化させることができるの
で、例えば、汗を急速に取り除きたい場合などには対流
部から供給される熱量の比率を大きくすることでむれ感
を解消することができる。
【0019】次に冬季においては、運転をすると、熱源
によって加温された空気を温風に熱交換する。同時に、
熱伝導部にも伝熱し、加温する。加温された熱伝導部は
被温度調節部を熱伝導で加温する。さらに、温風は被温
度調節部に搬送され、被温度調節部から吹き出す。そこ
で、被温度調節部は温風の吹き出しによる対流と熱伝導
部からの熱伝導の両方でほぼ均一に短時間で加温され
る。そしてさらに、対流部と熱伝導部に供給される熱量
の比率を変化させることができるので、例えば、対流部
からの風を不快に感じて、熱伝導部からの伝導熱を使用
者が所望する場合には、熱伝導からの熱伝導の比率を高
めることができる。
によって加温された空気を温風に熱交換する。同時に、
熱伝導部にも伝熱し、加温する。加温された熱伝導部は
被温度調節部を熱伝導で加温する。さらに、温風は被温
度調節部に搬送され、被温度調節部から吹き出す。そこ
で、被温度調節部は温風の吹き出しによる対流と熱伝導
部からの熱伝導の両方でほぼ均一に短時間で加温され
る。そしてさらに、対流部と熱伝導部に供給される熱量
の比率を変化させることができるので、例えば、対流部
からの風を不快に感じて、熱伝導部からの伝導熱を使用
者が所望する場合には、熱伝導からの熱伝導の比率を高
めることができる。
【0020】このようにして、対流と熱伝導の比率を自
由に変えることにより使用者にとって快適な着座感を有
する温度調節装置を提供することができる。
由に変えることにより使用者にとって快適な着座感を有
する温度調節装置を提供することができる。
【0021】請求項2に記載の発明は、特に請求項1記
載の温度調節装置を、熱伝導部に与える熱量を対流部に
与える熱量よりも大きいまたは同等の比率としたもので
ある。
載の温度調節装置を、熱伝導部に与える熱量を対流部に
与える熱量よりも大きいまたは同等の比率としたもので
ある。
【0022】このようにして、使用者が熱伝導による被
温度調節部の冷却暖房を所望する場合、あるいは、送風
による冷却暖房に対して違和感をもつ場合に熱伝導によ
る冷暖房の比率を高めれば効果的である。また、冬季の
場合には、伝導による暖房の方が使用者は暖感覚を効果
的にとることができる。
温度調節部の冷却暖房を所望する場合、あるいは、送風
による冷却暖房に対して違和感をもつ場合に熱伝導によ
る冷暖房の比率を高めれば効果的である。また、冬季の
場合には、伝導による暖房の方が使用者は暖感覚を効果
的にとることができる。
【0023】請求項3に記載の発明は、特に請求項1記
載の温度調節装置を、対流部に与える熱量を熱伝導部に
与える熱量よりも大きい比率としたものである。
載の温度調節装置を、対流部に与える熱量を熱伝導部に
与える熱量よりも大きい比率としたものである。
【0024】このようにして、夏季に使用者が対流によ
る冷却暖房を所望する場合には効果的で、汗のむれ感を
解消することができる。
る冷却暖房を所望する場合には効果的で、汗のむれ感を
解消することができる。
【0025】請求項4に記載の発明は、特に請求項1か
ら3のいずれか1項に記載の温度調節装置を、熱伝導部
と熱源との接地面積を変える手段によって、前記熱伝導
部に与える熱量の比率を可変可能としたものである。
ら3のいずれか1項に記載の温度調節装置を、熱伝導部
と熱源との接地面積を変える手段によって、前記熱伝導
部に与える熱量の比率を可変可能としたものである。
【0026】請求項5に記載の発明は、特に請求項1か
ら4のいずれか1項に記載の温度調節装置を、熱伝導部
と熱源を着脱可能とする手段を備え、前記熱伝導部と熱
源との接続時間によって、前記熱伝導部に与える熱量の
比率を可変可能としたものである。
ら4のいずれか1項に記載の温度調節装置を、熱伝導部
と熱源を着脱可能とする手段を備え、前記熱伝導部と熱
源との接続時間によって、前記熱伝導部に与える熱量の
比率を可変可能としたものである。
【0027】このようにして、熱伝導部に与える熱量の
比率を変える方法として、熱伝導部と熱源との接地面積
を可変可能とすることによって、熱伝導部に与える熱量
を任意に変えることができる。また、他の方法として、
熱伝導部と熱源を着脱可能とする手段を備え、接続して
いる時間によって、熱伝導部に与える熱量を任意に変え
ることができる。
比率を変える方法として、熱伝導部と熱源との接地面積
を可変可能とすることによって、熱伝導部に与える熱量
を任意に変えることができる。また、他の方法として、
熱伝導部と熱源を着脱可能とする手段を備え、接続して
いる時間によって、熱伝導部に与える熱量を任意に変え
ることができる。
【0028】請求項6に記載の発明は、特に請求項1か
ら5のいずれか1項に記載の温度調節装置を、対流部の
冷温風または単なる風の量を調節可能とする開閉手段を
備えたものである。
ら5のいずれか1項に記載の温度調節装置を、対流部の
冷温風または単なる風の量を調節可能とする開閉手段を
備えたものである。
【0029】請求項7に記載の発明は、特に請求項1か
ら6のいずれか1項に記載の温度調節装置を、対流部の
冷温風または単なる風の量を送風機の供給電力によって
調節可能としたものである。
ら6のいずれか1項に記載の温度調節装置を、対流部の
冷温風または単なる風の量を送風機の供給電力によって
調節可能としたものである。
【0030】このようにして、対流部に与える熱量の比
率を変える方法として、対流部の冷温風または単なる風
の量を調節可能とする開閉手段で、風量を調節すること
により対流部に供給される熱量を任意に変えることがで
きる。また、他の方法として、対流部の冷温風または単
なる風の量を送風機の供給電力で調節することにより、
風量を変えて対流部から供給される熱量の比率を任意に
変えることができる。
率を変える方法として、対流部の冷温風または単なる風
の量を調節可能とする開閉手段で、風量を調節すること
により対流部に供給される熱量を任意に変えることがで
きる。また、他の方法として、対流部の冷温風または単
なる風の量を送風機の供給電力で調節することにより、
風量を変えて対流部から供給される熱量の比率を任意に
変えることができる。
【0031】請求項8に記載の発明は、特に請求項1か
ら7のいずれか1項に記載の温度調節装置を、複数個の
熱源を備え、熱伝導部と対流部の熱量を個別に可変可能
としたものである。
ら7のいずれか1項に記載の温度調節装置を、複数個の
熱源を備え、熱伝導部と対流部の熱量を個別に可変可能
としたものである。
【0032】このようにして、複雑な構成を用いずに、
熱伝導部に備えられた熱源と対流部に備えられた熱源を
個別に可変させることにより、熱伝導部および対流部の
熱量比率を任意に可変させることができる。
熱伝導部に備えられた熱源と対流部に備えられた熱源を
個別に可変させることにより、熱伝導部および対流部の
熱量比率を任意に可変させることができる。
【0033】請求項9に記載の発明は、特に請求項1か
ら8のいずれか1項に記載の温度調節装置を、温度を検
知する温度検知部と、この温度検知部の検知した温度に
よって熱源あるいは送風機のいずれか一方または両方を
制御する制御部とを備え、熱伝導部あるいは対流部のい
ずれか一方または両方の熱量を可変することができるも
のである。
ら8のいずれか1項に記載の温度調節装置を、温度を検
知する温度検知部と、この温度検知部の検知した温度に
よって熱源あるいは送風機のいずれか一方または両方を
制御する制御部とを備え、熱伝導部あるいは対流部のい
ずれか一方または両方の熱量を可変することができるも
のである。
【0034】このようにして、温度検知部で検知した温
度によって、熱源あるいは送風機を制御部で制御するこ
とにより、熱伝導部あるいは対流部の温度を所定の温度
にすることができる。なお、温度検知部の配置として
は、被温度調節部、熱源、熱伝導部、対流部、雰囲気温
度などが考えられるが、被温度調節部は、使用者が直接
接触する面を温度検知しているため所定の温度にするこ
とが容易でしかも急速にできる。
度によって、熱源あるいは送風機を制御部で制御するこ
とにより、熱伝導部あるいは対流部の温度を所定の温度
にすることができる。なお、温度検知部の配置として
は、被温度調節部、熱源、熱伝導部、対流部、雰囲気温
度などが考えられるが、被温度調節部は、使用者が直接
接触する面を温度検知しているため所定の温度にするこ
とが容易でしかも急速にできる。
【0035】請求項10に記載の発明は、特に請求項1
から9のいずれか1項に記載の温度調節装置を、熱伝導
部あるいは対流部の少なくとも一方の熱量を自動制御あ
るいは手動制御できるようにしたものである。
から9のいずれか1項に記載の温度調節装置を、熱伝導
部あるいは対流部の少なくとも一方の熱量を自動制御あ
るいは手動制御できるようにしたものである。
【0036】このようにして、使用者が所望の設定値に
手動で任意に設定できる、あるいは温度検知部と制御部
によって温度を検知しながら所定の制御方法で自動的に
熱量比率を変えて制御することができる。
手動で任意に設定できる、あるいは温度検知部と制御部
によって温度を検知しながら所定の制御方法で自動的に
熱量比率を変えて制御することができる。
【0037】請求項11に記載の発明は、特に請求項1
から10のいずれか1項に記載の被温度調節部を、乗員
の着座する座部と、乗員の背中が接する背部との少なく
とも一方に設けられた座席としたものである。
から10のいずれか1項に記載の被温度調節部を、乗員
の着座する座部と、乗員の背中が接する背部との少なく
とも一方に設けられた座席としたものである。
【0038】このようにして、本発明の温度調節装置
は、座席の乗員が着座する座部と乗員の背中が接する背
部の両方に設置すると、各部でより効果的な熱伝導部お
よび対流部の熱量比率とすることにより、各部に適した
快適な冷暖感覚を提供することができる。
は、座席の乗員が着座する座部と乗員の背中が接する背
部の両方に設置すると、各部でより効果的な熱伝導部お
よび対流部の熱量比率とすることにより、各部に適した
快適な冷暖感覚を提供することができる。
【0039】請求項12に記載の発明は、特に請求項1
から11のいずれか1項に記載の温度調節装置を、車両
の内外の環境条件または走行条件で運転状態を制御した
ものである。
から11のいずれか1項に記載の温度調節装置を、車両
の内外の環境条件または走行条件で運転状態を制御した
ものである。
【0040】このようにして、車内の環境条件であれ
ば、車内のエアコンと連動して車内の室温に応じて、温
度調節装置の制御を行う。あるいは、走行条件であれ
ば、運転者が高速走行していて、冷や汗をかくような場
合には、あらかじめ一定速度以上の走行では対流部の熱
量比率を高める制御を加味することによって、運転者は
リラックスした快適な状態で運転ができる。
ば、車内のエアコンと連動して車内の室温に応じて、温
度調節装置の制御を行う。あるいは、走行条件であれ
ば、運転者が高速走行していて、冷や汗をかくような場
合には、あらかじめ一定速度以上の走行では対流部の熱
量比率を高める制御を加味することによって、運転者は
リラックスした快適な状態で運転ができる。
【0041】請求項13に記載の発明は、特に請求項1
から12のいずれか1項に記載の温度調節装置として、
熱源はペルチェモジュールあるいはヒートポンプを用い
たものである。
から12のいずれか1項に記載の温度調節装置として、
熱源はペルチェモジュールあるいはヒートポンプを用い
たものである。
【0042】このようにして、冷却および暖房の機能を
有するものであれば熱源とすることができる。
有するものであれば熱源とすることができる。
【0043】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0044】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける温度調節装置の構成図を示すものである。
ける温度調節装置の構成図を示すものである。
【0045】図1において、20は冷却または加温する
機能をもつ熱源、21は熱伝導部で、熱源20と端部が
接触しており冷温熱が伝熱されて熱伝導部21の終端ま
で熱を伝熱させる。22は送風機であり、熱源20より
熱交換された空気を送風する。23は対流部であり、熱
源20より熱交換された空気を送風機22によって搬送
する役割を有する。24は被温度調節部であり、熱伝導
部21から供給される冷温熱が伝熱されるとともに、対
流部23によって搬送された熱交換された空気を吹き出
すことによって温度調節される。さらに、熱伝導部21
に与える熱量と対流部23に与える熱量の比率を変える
手段を備えたものである。本実施例では、温度調節装置
を座席として考えると、被温度調節部24は座席の表皮
カバーであり、表面に吹き出し孔25が設けられて対流
部23から送られる冷温風を吹き出す。また対流部23
としては、送風機22からの冷温風を被温度調節部24
に搬送する通風路と考えられる。熱伝導部21として
は、熱伝導率の高いカーボン材料を面状に成形した熱伝
導シートなどが考えられ、座席の表皮カバーと接触して
設けられる。
機能をもつ熱源、21は熱伝導部で、熱源20と端部が
接触しており冷温熱が伝熱されて熱伝導部21の終端ま
で熱を伝熱させる。22は送風機であり、熱源20より
熱交換された空気を送風する。23は対流部であり、熱
源20より熱交換された空気を送風機22によって搬送
する役割を有する。24は被温度調節部であり、熱伝導
部21から供給される冷温熱が伝熱されるとともに、対
流部23によって搬送された熱交換された空気を吹き出
すことによって温度調節される。さらに、熱伝導部21
に与える熱量と対流部23に与える熱量の比率を変える
手段を備えたものである。本実施例では、温度調節装置
を座席として考えると、被温度調節部24は座席の表皮
カバーであり、表面に吹き出し孔25が設けられて対流
部23から送られる冷温風を吹き出す。また対流部23
としては、送風機22からの冷温風を被温度調節部24
に搬送する通風路と考えられる。熱伝導部21として
は、熱伝導率の高いカーボン材料を面状に成形した熱伝
導シートなどが考えられ、座席の表皮カバーと接触して
設けられる。
【0046】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。
いて、以下、その動作、作用を説明する。
【0047】夏季に動作させる場合には、熱源20は冷
却側で動作させる。熱伝導部21は、熱源20と接地し
ている部分より冷熱が伝熱されて熱伝導部21の終端ま
で冷熱を伝熱させる。そして、被温度調節部24は、熱
伝導部21と接触して設けているため、冷却することが
できる。さらに、送風機22を駆動させて空気を送風
し、熱源20で空気を冷却させて熱交換する。冷却され
た空気は、対流部23を通り被温度調節部24に開けら
れた吹き出し孔25を通って、表面に吹き出される。対
流部23より搬送された空気は、熱伝導部21の一部に
吹き出し孔を設ければ、熱伝導部21でも熱交換させる
ことができる。さらに、熱伝導部21に与える熱量と対
流部23に与える熱量の比率を変える手段を備えている
ため、使用者が汗のむれを急速に解消したい場合には、
対流部23に与える熱量の比率を熱伝導部21よりも高
めることによって、被温度調節部24に冷却された空気
が供給されて、使用者の汗のむれを解消することができ
る。
却側で動作させる。熱伝導部21は、熱源20と接地し
ている部分より冷熱が伝熱されて熱伝導部21の終端ま
で冷熱を伝熱させる。そして、被温度調節部24は、熱
伝導部21と接触して設けているため、冷却することが
できる。さらに、送風機22を駆動させて空気を送風
し、熱源20で空気を冷却させて熱交換する。冷却され
た空気は、対流部23を通り被温度調節部24に開けら
れた吹き出し孔25を通って、表面に吹き出される。対
流部23より搬送された空気は、熱伝導部21の一部に
吹き出し孔を設ければ、熱伝導部21でも熱交換させる
ことができる。さらに、熱伝導部21に与える熱量と対
流部23に与える熱量の比率を変える手段を備えている
ため、使用者が汗のむれを急速に解消したい場合には、
対流部23に与える熱量の比率を熱伝導部21よりも高
めることによって、被温度調節部24に冷却された空気
が供給されて、使用者の汗のむれを解消することができ
る。
【0048】次に冬季に動作させる場合には、熱源20
は加温側で動作させる。熱伝導部21は、熱源20と接
地している部分より温熱が伝熱されて熱伝導部21の終
端まで温熱を伝熱させる。そして、被温度調節部24
は、熱伝導部21と接触して設けているため、暖房する
ことができる。さらに、送風機22を駆動させて空気を
送風し、熱源20で空気を暖房させて熱交換する。暖房
された空気は、対流部23を通り被温度調節部24に開
けられた吹き出し孔25を通って、表面に吹き出され
る。対流部23より搬送された空気は、熱伝導部21の
一部に吹き出し孔25を設ければ、熱伝導部21でも熱
交換させることができる。さらに、熱伝導部21に与え
る熱量と対流部23に与える熱量の比率を変える手段を
備えているため、使用者が伝導による暖房を所望する場
合には、熱伝導部21に与える熱量の比率を対流部23
よりも高めることによって、被温度調節部24を伝導熱
によって加温することができる。
は加温側で動作させる。熱伝導部21は、熱源20と接
地している部分より温熱が伝熱されて熱伝導部21の終
端まで温熱を伝熱させる。そして、被温度調節部24
は、熱伝導部21と接触して設けているため、暖房する
ことができる。さらに、送風機22を駆動させて空気を
送風し、熱源20で空気を暖房させて熱交換する。暖房
された空気は、対流部23を通り被温度調節部24に開
けられた吹き出し孔25を通って、表面に吹き出され
る。対流部23より搬送された空気は、熱伝導部21の
一部に吹き出し孔25を設ければ、熱伝導部21でも熱
交換させることができる。さらに、熱伝導部21に与え
る熱量と対流部23に与える熱量の比率を変える手段を
備えているため、使用者が伝導による暖房を所望する場
合には、熱伝導部21に与える熱量の比率を対流部23
よりも高めることによって、被温度調節部24を伝導熱
によって加温することができる。
【0049】以上のように、本実施例においては、対流
部23は、送風機22によって送風された空気を熱源2
0により冷却または加温された空気に熱交換する。さら
に、熱源20から熱伝導部21にも伝熱して冷却または
加温するため、被温度調節部24は冷温風の吹き出しに
よる対流と熱伝導部21からの熱伝導の両方で冷却また
は加温でき、とくに、夏季では対流部23に与える熱量
の比率を高めることによって、吹き出し孔25からの冷
気流で汗を急速に除去し、むれ感を解消できる。さらに
冬季では、対流部23からの温風暖房よりも接触暖房を
使用者が所望する場合に熱伝導部21に与える熱量の比
率を高めることによって、使用者の好みに合わせた快適
な温度調節が行われる。
部23は、送風機22によって送風された空気を熱源2
0により冷却または加温された空気に熱交換する。さら
に、熱源20から熱伝導部21にも伝熱して冷却または
加温するため、被温度調節部24は冷温風の吹き出しに
よる対流と熱伝導部21からの熱伝導の両方で冷却また
は加温でき、とくに、夏季では対流部23に与える熱量
の比率を高めることによって、吹き出し孔25からの冷
気流で汗を急速に除去し、むれ感を解消できる。さらに
冬季では、対流部23からの温風暖房よりも接触暖房を
使用者が所望する場合に熱伝導部21に与える熱量の比
率を高めることによって、使用者の好みに合わせた快適
な温度調節が行われる。
【0050】なお、本発明の温度調節装置としては、被
温度調節部24を座席と考えて、座席の乗員が着座する
座部と乗員の背中が接する背部の少なくとも一方に設け
たものとしてもよい。
温度調節部24を座席と考えて、座席の乗員が着座する
座部と乗員の背中が接する背部の少なくとも一方に設け
たものとしてもよい。
【0051】なお、本発明の温度調節装置の熱源20と
しては、冷却と暖房の両方の機能を備えれば熱源20と
して利用できる。ペルチェモジュールあるいはヒートポ
ンプであれば、信頼性も高く熱源として使用できる。ペ
ルチェモジュールを使用すれば小型軽量、自動車用の温
度調節装置として利用する場合には、直流電源がそのま
ま使用できて、変換器などを必要とせず構成が簡素化で
きる。さらに、細やかな温度制御ができる。また、ヒー
トポンプは、入力電力に対する出力電力が大きくとれ、
高効率である。
しては、冷却と暖房の両方の機能を備えれば熱源20と
して利用できる。ペルチェモジュールあるいはヒートポ
ンプであれば、信頼性も高く熱源として使用できる。ペ
ルチェモジュールを使用すれば小型軽量、自動車用の温
度調節装置として利用する場合には、直流電源がそのま
ま使用できて、変換器などを必要とせず構成が簡素化で
きる。さらに、細やかな温度制御ができる。また、ヒー
トポンプは、入力電力に対する出力電力が大きくとれ、
高効率である。
【0052】なお、図2は本発明の実施例1における温
度調節装置の他の一例を示す構成図である。図2におい
て、20aは熱源a、20bは熱源bで、熱伝導部21
と対流部23のそれぞれに熱源20a、20bが個別に
設けられている構成とすることにより、熱伝導部21と
対流部23の熱量比率は容易に変えることができること
はいうまでもない。
度調節装置の他の一例を示す構成図である。図2におい
て、20aは熱源a、20bは熱源bで、熱伝導部21
と対流部23のそれぞれに熱源20a、20bが個別に
設けられている構成とすることにより、熱伝導部21と
対流部23の熱量比率は容易に変えることができること
はいうまでもない。
【0053】(実施例2)図3は本発明の実施例2の温
度調節装置における熱伝導部の熱量を変える構成の詳細
図である。図4は本発明の実施例2の温度調節装置にお
ける他の一例を示す熱伝導部の熱量を変える構成の詳細
図である。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。
度調節装置における熱伝導部の熱量を変える構成の詳細
図である。図4は本発明の実施例2の温度調節装置にお
ける他の一例を示す熱伝導部の熱量を変える構成の詳細
図である。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。
【0054】実施例2の熱伝導部21の熱量比率を変え
る一例を説明する。図3は、熱源20と熱伝導部21の
接地状態を示す部分詳細図である。20は冷却または加
温する機能をもつ熱源で、熱源20は、図3の左右に可
動する熱源可動手段26を備える。
る一例を説明する。図3は、熱源20と熱伝導部21の
接地状態を示す部分詳細図である。20は冷却または加
温する機能をもつ熱源で、熱源20は、図3の左右に可
動する熱源可動手段26を備える。
【0055】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。
いて、以下、その動作、作用を説明する。
【0056】熱伝導部21への熱量比率を高く設定する
場合には、図3(a)のように、熱源20の上面全域を
熱伝導部21が覆う。一方、熱伝導部21への熱量比率
を低く設定する場合には、図3(b)のように熱源20
が熱源可動手段26によって右方向に移動して熱伝導部
21と熱源20の接地面積が減少する。このようにし
て、熱伝導部21と熱源20の接地面積を変えることに
より、熱伝導部21へ与える熱量の比率を変える。
場合には、図3(a)のように、熱源20の上面全域を
熱伝導部21が覆う。一方、熱伝導部21への熱量比率
を低く設定する場合には、図3(b)のように熱源20
が熱源可動手段26によって右方向に移動して熱伝導部
21と熱源20の接地面積が減少する。このようにし
て、熱伝導部21と熱源20の接地面積を変えることに
より、熱伝導部21へ与える熱量の比率を変える。
【0057】さらに、実施例2の熱伝導部21の熱量比
率を変える他の一例を図4を用いて説明する。図4は、
熱源20と熱伝導部21の接続状態を示す部分詳細図で
ある。20は冷却または加温する機能をもつ熱源で、熱
源20は、熱伝導部21の端部と着脱を可能にする熱源
着脱手段27を備える。
率を変える他の一例を図4を用いて説明する。図4は、
熱源20と熱伝導部21の接続状態を示す部分詳細図で
ある。20は冷却または加温する機能をもつ熱源で、熱
源20は、熱伝導部21の端部と着脱を可能にする熱源
着脱手段27を備える。
【0058】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。熱伝導部21
への熱量比率を低く設定する場合には、熱源着脱手段2
7によって図4(a)の熱伝導部21と熱源20が接地
している状態から図4(b)のように熱伝導部21と熱
源20が離脱した状態として、さらに熱伝導部21と熱
源20の離脱時間を長くすることで、熱伝導部21への
熱伝導を抑える。一方、熱伝導部21への熱量比率を高
く設定する場合には、熱源20と熱伝導部21の接地時
間を長く設定することで実現できる。このようにして、
熱伝導部21と熱源20の着脱手段によって、接地時間
を変えることにより、熱伝導部21へ与える熱量の比率
を変える。
いて、以下、その動作、作用を説明する。熱伝導部21
への熱量比率を低く設定する場合には、熱源着脱手段2
7によって図4(a)の熱伝導部21と熱源20が接地
している状態から図4(b)のように熱伝導部21と熱
源20が離脱した状態として、さらに熱伝導部21と熱
源20の離脱時間を長くすることで、熱伝導部21への
熱伝導を抑える。一方、熱伝導部21への熱量比率を高
く設定する場合には、熱源20と熱伝導部21の接地時
間を長く設定することで実現できる。このようにして、
熱伝導部21と熱源20の着脱手段によって、接地時間
を変えることにより、熱伝導部21へ与える熱量の比率
を変える。
【0059】以上のように、本実施例においては、対流
部23は、送風機22によって送風された空気を熱源2
0により冷却または加温された空気に熱交換する。さら
に、熱源20から熱伝導部21にも伝熱して冷却または
加温するため、被温度調節部24は冷温風の吹き出しに
よる対流と熱伝導部21からの熱伝導の両方で冷却また
は加温でき、使用者が接触冷却暖房を所望する場合に、
熱伝導部21に与える熱量の比率を高めることによっ
て、使用者の好みに合わせた快適な温度調節が行われ
る。
部23は、送風機22によって送風された空気を熱源2
0により冷却または加温された空気に熱交換する。さら
に、熱源20から熱伝導部21にも伝熱して冷却または
加温するため、被温度調節部24は冷温風の吹き出しに
よる対流と熱伝導部21からの熱伝導の両方で冷却また
は加温でき、使用者が接触冷却暖房を所望する場合に、
熱伝導部21に与える熱量の比率を高めることによっ
て、使用者の好みに合わせた快適な温度調節が行われ
る。
【0060】(実施例3)図5は本発明の実施例3の温
度調節装置における対流部の熱量を変える構成の詳細図
である。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有
し、説明は省略する。
度調節装置における対流部の熱量を変える構成の詳細図
である。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有
し、説明は省略する。
【0061】実施例3の対流部23の熱量比率を変える
一例を図5を用いて説明する。図5のように送風機22
の吹き出し口部に風量を調節を可能とする開閉手段28
を設ける。
一例を図5を用いて説明する。図5のように送風機22
の吹き出し口部に風量を調節を可能とする開閉手段28
を設ける。
【0062】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。対流による熱
量は、空気の比熱×温度差×風量で表されるが、対流部
23への熱量比率を減らすためには、開閉手段28の開
口率を小さくして、送風機22からの風量を減らし熱量
を減らす。また逆に、対流部23への熱量比率を増やす
ためには、開閉手段27の開口率を大きくして、送風機
22からの風量を増やすことで対流部23が与える熱量
を増やす。
いて、以下、その動作、作用を説明する。対流による熱
量は、空気の比熱×温度差×風量で表されるが、対流部
23への熱量比率を減らすためには、開閉手段28の開
口率を小さくして、送風機22からの風量を減らし熱量
を減らす。また逆に、対流部23への熱量比率を増やす
ためには、開閉手段27の開口率を大きくして、送風機
22からの風量を増やすことで対流部23が与える熱量
を増やす。
【0063】なお、他の対流部23の熱量比率を変える
方法として、送風機22の供給電力を変化させることに
よって風量調節することもできるのはいうまでもない。
方法として、送風機22の供給電力を変化させることに
よって風量調節することもできるのはいうまでもない。
【0064】以上のように、本実施例においては、対流
部23は、送風機22によって送風された空気を熱源2
0により冷却または加温された空気に熱交換する。さら
に、熱源20から熱伝導部21にも伝熱して冷却または
加温するため、被温度調節部24は冷温風の吹き出しに
よる対流と熱伝導部21からの熱伝導の両方で冷却また
は加温でき、使用者が風による対流式の冷却暖房を所望
する場合に、対流部23に与える熱量の比率を高めるこ
とによって、使用者の好みに合わせた快適な温度調節が
行われる。
部23は、送風機22によって送風された空気を熱源2
0により冷却または加温された空気に熱交換する。さら
に、熱源20から熱伝導部21にも伝熱して冷却または
加温するため、被温度調節部24は冷温風の吹き出しに
よる対流と熱伝導部21からの熱伝導の両方で冷却また
は加温でき、使用者が風による対流式の冷却暖房を所望
する場合に、対流部23に与える熱量の比率を高めるこ
とによって、使用者の好みに合わせた快適な温度調節が
行われる。
【0065】(実施例4)図6は本発明の実施例4の温
度調節装置の構成図である。なお実施例1と同一符号の
ものは同一構造を有し、説明は省略する。
度調節装置の構成図である。なお実施例1と同一符号の
ものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0066】実施例1と異なる点は、温度検知部29と
制御部30を備え、検知された温度によって、熱源20
あるいは送風機22のいずれか一方または両方を制御す
るところにある。なお、温度検知部29が検知する温度
としては、被温度調節部24、熱源20、熱伝導部2
1、対流部23の温度、或いは雰囲気温度などが考えら
れ、少なくともひとつ以上を検知することが考えられ
る。
制御部30を備え、検知された温度によって、熱源20
あるいは送風機22のいずれか一方または両方を制御す
るところにある。なお、温度検知部29が検知する温度
としては、被温度調節部24、熱源20、熱伝導部2
1、対流部23の温度、或いは雰囲気温度などが考えら
れ、少なくともひとつ以上を検知することが考えられ
る。
【0067】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。ここでは、温
度検知部29が被温度調節部24に設けられている場合
で説明する。被温度調節部24に設けられた温度検知部
29は、被温度調節部24の温度を検知して、熱源20
および送風機22のいずれか一方または両方を制御す
る。そして、熱伝導部21と対流部23に与える熱量を
調節して、被温度調節部24を所定の温度とすることが
できる。
いて、以下、その動作、作用を説明する。ここでは、温
度検知部29が被温度調節部24に設けられている場合
で説明する。被温度調節部24に設けられた温度検知部
29は、被温度調節部24の温度を検知して、熱源20
および送風機22のいずれか一方または両方を制御す
る。そして、熱伝導部21と対流部23に与える熱量を
調節して、被温度調節部24を所定の温度とすることが
できる。
【0068】さらに、熱伝導部21あるいは対流部23
の熱源20あるいは送風機22のいずれか一方または両
方の調節を自動制御あるいは手動制御できるようにした
ものである。
の熱源20あるいは送風機22のいずれか一方または両
方の調節を自動制御あるいは手動制御できるようにした
ものである。
【0069】(実施例5)図7は本発明の実施例5の温
度調節装置の構成図である。なお、実施例1と同一符号
のものは同一構造を有し、説明は省略する。
度調節装置の構成図である。なお、実施例1と同一符号
のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0070】実施例1と異なる点は、ひとつの熱源20
とひとつの送風機22で構成したものを、図7のように
座席50の座部51と背部52のそれぞれに熱源20と
送風機22が個別に設けられた構成としたところにあ
る。図7において、40は冷却または加温するペルチェ
モジュールであり、41は冷温熱交換器でペルチェモジ
ュール40の冷却または加温する面から伝熱され、通過
する空気を冷却または加温する。42は廃熱熱交換器で
あり、ペルチェモジュール40の廃熱する面から伝熱さ
れ、通過する空気と熱交換する。22は送風機であり、
冷温熱交換器41および廃熱熱交換器42に空気を送風
する。43は通風路ボデーであり、冷温熱交換器41と
接続して、冷温熱交換器41で熱交換された空気を座席
表面カバー44に設けた吹き出し孔25に導く通風路4
5を形成する。46は熱伝導シートであり、通風路ボデ
ー43と組み合わせて通風路45を形成し、冷温熱交換
器41から伝熱されて座席50の着座部51および背当
部52の座席表面カバー44を冷却または加温をし、さ
らに形成する通風路45で送風機22で送風された空気
とも熱交換をして、冷却または加温をした空気を吹き出
すための吹き出し孔25も設けて吹き出させる。
とひとつの送風機22で構成したものを、図7のように
座席50の座部51と背部52のそれぞれに熱源20と
送風機22が個別に設けられた構成としたところにあ
る。図7において、40は冷却または加温するペルチェ
モジュールであり、41は冷温熱交換器でペルチェモジ
ュール40の冷却または加温する面から伝熱され、通過
する空気を冷却または加温する。42は廃熱熱交換器で
あり、ペルチェモジュール40の廃熱する面から伝熱さ
れ、通過する空気と熱交換する。22は送風機であり、
冷温熱交換器41および廃熱熱交換器42に空気を送風
する。43は通風路ボデーであり、冷温熱交換器41と
接続して、冷温熱交換器41で熱交換された空気を座席
表面カバー44に設けた吹き出し孔25に導く通風路4
5を形成する。46は熱伝導シートであり、通風路ボデ
ー43と組み合わせて通風路45を形成し、冷温熱交換
器41から伝熱されて座席50の着座部51および背当
部52の座席表面カバー44を冷却または加温をし、さ
らに形成する通風路45で送風機22で送風された空気
とも熱交換をして、冷却または加温をした空気を吹き出
すための吹き出し孔25も設けて吹き出させる。
【0071】以上のように構成された座席用温度調節装
置について、以下、その動作、作用を説明する。
置について、以下、その動作、作用を説明する。
【0072】夏季に運転をすると、ペルチェモジュール
40の冷却または加温する面は低温面になり、冷温熱交
換器41を冷却する。ペルチェモジュール40の廃熱す
る面は高温面になり、廃熱熱交換器42は高温になる。
送風機22が駆動して冷温熱交換器41および廃熱熱交
換器42に空気を送風するため、冷温熱交換器41は送
風された空気を冷却する。同時に、冷温熱交換器41は
熱伝導シート46にも伝熱して熱伝導シート46も冷却
する。冷却された空気は通風路45に流入する。通風路
45は熱伝導シート46により、一部が形成されている
ため、通風路45を通過する空気は熱伝導シート46と
も熱交換する。また、熱伝導シート46は座席表面カバ
ー44に接触して設けているため、熱伝導で座席表面カ
バー44を冷却する。熱伝導シート46に設けた吹き出
し孔25から座席表面カバー44に設けた吹き出し孔2
5を通過して座席雰囲気に吹き出す。
40の冷却または加温する面は低温面になり、冷温熱交
換器41を冷却する。ペルチェモジュール40の廃熱す
る面は高温面になり、廃熱熱交換器42は高温になる。
送風機22が駆動して冷温熱交換器41および廃熱熱交
換器42に空気を送風するため、冷温熱交換器41は送
風された空気を冷却する。同時に、冷温熱交換器41は
熱伝導シート46にも伝熱して熱伝導シート46も冷却
する。冷却された空気は通風路45に流入する。通風路
45は熱伝導シート46により、一部が形成されている
ため、通風路45を通過する空気は熱伝導シート46と
も熱交換する。また、熱伝導シート46は座席表面カバ
ー44に接触して設けているため、熱伝導で座席表面カ
バー44を冷却する。熱伝導シート46に設けた吹き出
し孔25から座席表面カバー44に設けた吹き出し孔2
5を通過して座席雰囲気に吹き出す。
【0073】次に冬季に運転をすると、ペルチェモジュ
ール40の冷却または加温する面は高温面になり、冷温
熱交換器41を加温する。ペルチェモジュール40の廃
熱する面は低温面になり、廃熱熱交換器42は低温にな
る。送風機22が駆動して冷温熱交換器41および前記
廃熱熱交換器42に空気を送風するため、冷温熱交換器
41は送風された空気を加温する。同時に、冷温熱交換
器41は熱伝導シート46にも伝熱して熱伝導シート4
6も加温する。加温された空気は通風路45に流入す
る。通風路45は熱伝導シート46から一部が形成され
ているため、通風路45を通過する空気は熱伝導シート
46とも熱交換する。また、熱伝導シート46は座席表
面カバー44に接触して設けているため、座席表面カバ
ー44を熱伝導で加温する。熱伝導シート46に設けた
吹き出し孔25から座席表面カバー44に設けた吹き出
し孔25を通過して座席雰囲気に吹き出す。さらに、対
流と熱伝導は、実施例1から3で既に説明したように熱
量の供給を変えることができるので、対流と熱伝導の熱
量比率を所望する配分とすることができる。
ール40の冷却または加温する面は高温面になり、冷温
熱交換器41を加温する。ペルチェモジュール40の廃
熱する面は低温面になり、廃熱熱交換器42は低温にな
る。送風機22が駆動して冷温熱交換器41および前記
廃熱熱交換器42に空気を送風するため、冷温熱交換器
41は送風された空気を加温する。同時に、冷温熱交換
器41は熱伝導シート46にも伝熱して熱伝導シート4
6も加温する。加温された空気は通風路45に流入す
る。通風路45は熱伝導シート46から一部が形成され
ているため、通風路45を通過する空気は熱伝導シート
46とも熱交換する。また、熱伝導シート46は座席表
面カバー44に接触して設けているため、座席表面カバ
ー44を熱伝導で加温する。熱伝導シート46に設けた
吹き出し孔25から座席表面カバー44に設けた吹き出
し孔25を通過して座席雰囲気に吹き出す。さらに、対
流と熱伝導は、実施例1から3で既に説明したように熱
量の供給を変えることができるので、対流と熱伝導の熱
量比率を所望する配分とすることができる。
【0074】以上のように、本実施例においては、座部
51と背部52のそれぞれに熱源20であるペルチェモ
ジュール40と送風機22が個別に設けられているた
め、座部51と背部52の熱量が個々に容易に変えるこ
とができる。そして、冷温熱交換器41は送風された空
気を冷却または加温すると同時に、熱伝導シート46に
も伝熱して冷却または加温するため、座席表面カバー4
4は冷温風の吹き出しによる対流と熱伝導シート46か
らの熱伝導の両方で冷却または加温でき、さらに対流と
熱伝導の熱量供給の比率も変えられる。とくに、夏季で
は熱伝導シート46からの熱伝導でほぼ均一に低下させ
るとともに、対流による熱量比率を高めることにより、
吹き出し孔25から気流で汗を急速に除去し、むれ感を
解消できる。さらに冬季においては、対流よりも熱伝導
の熱量供給を多くすることにより、ほぼ均一に急速伝導
加温でき、快適に座席50の温度調節が行われる。
51と背部52のそれぞれに熱源20であるペルチェモ
ジュール40と送風機22が個別に設けられているた
め、座部51と背部52の熱量が個々に容易に変えるこ
とができる。そして、冷温熱交換器41は送風された空
気を冷却または加温すると同時に、熱伝導シート46に
も伝熱して冷却または加温するため、座席表面カバー4
4は冷温風の吹き出しによる対流と熱伝導シート46か
らの熱伝導の両方で冷却または加温でき、さらに対流と
熱伝導の熱量供給の比率も変えられる。とくに、夏季で
は熱伝導シート46からの熱伝導でほぼ均一に低下させ
るとともに、対流による熱量比率を高めることにより、
吹き出し孔25から気流で汗を急速に除去し、むれ感を
解消できる。さらに冬季においては、対流よりも熱伝導
の熱量供給を多くすることにより、ほぼ均一に急速伝導
加温でき、快適に座席50の温度調節が行われる。
【0075】なお、本発明の温度調節装置として、使用
者が着座できる座席50と考え、座席の乗員が着座する
座部51と乗員の背中が接する背部52で構成されたも
ので考えたが、図8のように乗員の頭部が接する頭当接
部53あるいは乗員の肘が接する肘かけ部54のいずれ
か一方または両方とで構成された座席として、頭当接部
部53、肘かけ部54に熱伝導部21からの熱伝導と対
流部23からの送風を行うようにしてもよい。そして、
冬季には、頭寒足熱というように脚部を温めて、頭部を
冷やすと、使用者は温かさを享受しつつ、運転中の居眠
り防止ができる。また、肘かけ部については、夏季の自
動車の駐車時に、使用者が接触する室内装備品が高温と
なることを防止できる。このようにして、複数個の被温
度調節部を備える場合でも、個々に温度調節装置を備え
れば実現できる。
者が着座できる座席50と考え、座席の乗員が着座する
座部51と乗員の背中が接する背部52で構成されたも
ので考えたが、図8のように乗員の頭部が接する頭当接
部53あるいは乗員の肘が接する肘かけ部54のいずれ
か一方または両方とで構成された座席として、頭当接部
部53、肘かけ部54に熱伝導部21からの熱伝導と対
流部23からの送風を行うようにしてもよい。そして、
冬季には、頭寒足熱というように脚部を温めて、頭部を
冷やすと、使用者は温かさを享受しつつ、運転中の居眠
り防止ができる。また、肘かけ部については、夏季の自
動車の駐車時に、使用者が接触する室内装備品が高温と
なることを防止できる。このようにして、複数個の被温
度調節部を備える場合でも、個々に温度調節装置を備え
れば実現できる。
【0076】さらに、車両の内外の環境条件または走行
条件で運転状態を制御するようにしたものである。
条件で運転状態を制御するようにしたものである。
【0077】以上のように、本実施例においては、被温
度調節部24、熱源20、熱伝導部21、対流部23あ
るいは雰囲気の温度を検知することで、対流部23と熱
伝導部21の与える熱量の比率を変化させることができ
る。そして、使用者に快適な対流部と熱伝導部の熱量比
率とした温度調節装置が実現できる。
度調節部24、熱源20、熱伝導部21、対流部23あ
るいは雰囲気の温度を検知することで、対流部23と熱
伝導部21の与える熱量の比率を変化させることができ
る。そして、使用者に快適な対流部と熱伝導部の熱量比
率とした温度調節装置が実現できる。
【0078】なお、本発明の温度調節装置の熱源20と
しては、冷却と暖房の両方の機能を備えれば熱源20と
して利用できる。ペルチェモジュールあるいはヒートポ
ンプであれば、信頼性も高く熱源として使用できる。ペ
ルチェモジュールを使用すれば小型軽量、自動車用の温
度調節装置として利用する場合には、直流電源がそのま
ま使用できて、変換器などを必要とせず構成が簡素化で
きる。さらに、細やかな温度制御ができる。また、ヒー
トポンプは、入力電力に対する出力電力が大きくとれ、
高効率である。
しては、冷却と暖房の両方の機能を備えれば熱源20と
して利用できる。ペルチェモジュールあるいはヒートポ
ンプであれば、信頼性も高く熱源として使用できる。ペ
ルチェモジュールを使用すれば小型軽量、自動車用の温
度調節装置として利用する場合には、直流電源がそのま
ま使用できて、変換器などを必要とせず構成が簡素化で
きる。さらに、細やかな温度制御ができる。また、ヒー
トポンプは、入力電力に対する出力電力が大きくとれ、
高効率である。
【0079】そして以上のように、本発明の温度調節装
置は、自動車用座席、バイクの座席、自転車の座席、電
車の座席、飛行機の座席、マッサージ器用座席、ソファ
などの座席全般および、布団、毛布、ヘッド、ヘッドパ
ッド、枕、カーペット、ハンドル、手袋、靴、靴下、衣
服、帽子、アイマスク、電気ジャーポット、冷温庫に用
いることができる。
置は、自動車用座席、バイクの座席、自転車の座席、電
車の座席、飛行機の座席、マッサージ器用座席、ソファ
などの座席全般および、布団、毛布、ヘッド、ヘッドパ
ッド、枕、カーペット、ハンドル、手袋、靴、靴下、衣
服、帽子、アイマスク、電気ジャーポット、冷温庫に用
いることができる。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明の温度調節装置に
よれば、冷温風の吹き出しによる対流と熱伝導部からの
熱伝導の両方の機能を兼ね備えるとともに、対流部と熱
伝導部に供給される熱量の比率を可変できるようにして
いるので、汗を取り除きたい場合には対流部から供給さ
れる熱量の比率を大きくすることでむれ感を解消するこ
とができる。また、冬季時において、対流部からの風を
不快に感じて、熱伝導部からの伝導熱を使用者が所望す
る場合には、熱伝導からの熱伝導の比率を高めることが
できる。このようにして、対流と熱伝導の比率を自由に
変えることにより使用者の好みに応じた快適な着座感を
有する温度調節装置を提供することができる。
よれば、冷温風の吹き出しによる対流と熱伝導部からの
熱伝導の両方の機能を兼ね備えるとともに、対流部と熱
伝導部に供給される熱量の比率を可変できるようにして
いるので、汗を取り除きたい場合には対流部から供給さ
れる熱量の比率を大きくすることでむれ感を解消するこ
とができる。また、冬季時において、対流部からの風を
不快に感じて、熱伝導部からの伝導熱を使用者が所望す
る場合には、熱伝導からの熱伝導の比率を高めることが
できる。このようにして、対流と熱伝導の比率を自由に
変えることにより使用者の好みに応じた快適な着座感を
有する温度調節装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施例1における温度調節装置の構成
図
図
【図2】本発明の実施例1における温度調節装置の他の
一例を示す構成図
一例を示す構成図
【図3】本発明の実施例2における温度調節装置の熱伝
導部の熱量を変える構成を示す詳細図
導部の熱量を変える構成を示す詳細図
【図4】本発明の実施例2における温度調節装置の他の
熱伝導部の熱量を変える構成を示す詳細図
熱伝導部の熱量を変える構成を示す詳細図
【図5】本発明の実施例3における温度調節装置の対流
部の熱量を変える構成を示す構成図
部の熱量を変える構成を示す構成図
【図6】本発明の実施例4における温度調節装置の構成
図
図
【図7】本発明の実施例5における温度調節装置の構成
図
図
【図8】本発明の実施例5における温度調節装置の他の
一例を示す構成図
一例を示す構成図
【図9】従来の温度調節装置の構成図
【図10】従来の他の温度調節装置の構成図
20、20a、20b 熱源
21 熱伝導部
22 送風機
23 対流部
24 被温度調節部
25 吹き出し孔
26 熱源可動手段(熱伝導部と熱源との接地面積を変
える手段) 27 熱源着脱手段(熱伝導部と熱源を着脱可能とする
手段) 28 開閉手段 29 温度検知部 30 制御部 40 ペルチェモジュール 50 座席 51 座部 52 背部
える手段) 27 熱源着脱手段(熱伝導部と熱源を着脱可能とする
手段) 28 開閉手段 29 温度検知部 30 制御部 40 ペルチェモジュール 50 座席 51 座部 52 背部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B60N 2/44 B60N 2/44
(72)発明者 宇野 浩
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 山本 克彦
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 3B084 JA03 JA06 JE00
3B087 DE02 DE10
3L011 BV01
Claims (13)
- 【請求項1】 少なくともひとつ以上の冷却または加温
する熱源と、この熱源からの熱を熱伝導で拡散する熱伝
導部と、送風する送風機と、この送風機で送風された空
気を前記熱源からの熱で冷温風にし、または単なる風と
して吹き出す対流部と、前記熱伝導部と前記対流部によ
り、温度を調節される被温度調節部とを備え、前記熱伝
導部に与える熱量と前記対流部に与える熱量の比率を可
変可能な構成とした温度調節装置。 - 【請求項2】 熱伝導部に与える熱量を対流部に与える
熱量よりも大きいまたは同等の比率としたことを特徴と
した請求項1記載の温度調節装置。 - 【請求項3】 対流部に与える熱量を熱伝導部に与える
熱量よりも大きい比率としたことを特徴とした請求項1
記載の温度調節装置。 - 【請求項4】 熱伝導部と熱源との接地面積を変える手
段によって、前記熱伝導部に与える熱量の比率を可変可
能としたことを特徴とした請求項1から3のいずれか1
項に記載の温度調節装置。 - 【請求項5】 熱伝導部と熱源を着脱可能とする手段を
備え、前記熱伝導部と熱源との接続時間によって、前記
熱伝導部に与える熱量の比率を可変可能としたことを特
徴とした請求項1から4のいずれか1項に記載の温度調
節装置。 - 【請求項6】 対流部の冷温風または単なる風の量を調
節可能とする開閉手段を備えた請求項1から5のいずれ
か1項に記載の温度調節装置。 - 【請求項7】 対流部の冷温風または単なる風の量を送
風機の供給電力によって調節可能とする請求項1から6
のいずれか1項に記載の温度調節装置。 - 【請求項8】 複数個の熱源を備え、熱伝導部と対流部
の熱量を個別に可変可能としたことを特徴とする請求項
1から7のいずれか1項に記載の温度調節装置。 - 【請求項9】 温度を検知する温度検知部と、この温度
検知部の検知した温度によって熱源あるいは送風機のい
ずれか一方または両方を制御する制御部とを備え、熱伝
導部あるいは対流部のいずれか一方または両方の熱量を
可変することができることを特徴とする請求項1から8
のいずれか1項に記載の温度調節装置。 - 【請求項10】 熱伝導部あるいは対流部の少なくとも
一方の熱量を自動制御あるいは手動制御できることを特
徴とした請求項1から9のいずれか1項に記載の温度調
節装置。 - 【請求項11】 被温度調節部が、乗員の着座する座部
と、乗員の背中が接する背部との少なくとも一方に設け
られた座席とした請求項1から10のいずれか1項に記
載の温度調節装置。 - 【請求項12】 車両の内外の環境条件または走行条件
で運転状態を制御する請求項1から11のいずれか1項
に記載の温度調節装置。 - 【請求項13】 熱源はペルチェモジュールあるいはヒ
ートポンプを用いた請求項1から12のいずれか1項に
記載の温度調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001227451A JP2003042595A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 温度調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001227451A JP2003042595A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 温度調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003042595A true JP2003042595A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19060111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001227451A Pending JP2003042595A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 温度調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003042595A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008513297A (ja) * | 2004-09-23 | 2008-05-01 | べー.エー.テー. オートモーティブ システムズ アーゲー | 温度センサと通信するコントローラを備えた温度調整アセンブリ |
KR101573177B1 (ko) * | 2015-05-22 | 2015-12-11 | 삼호중장비산업 주식회사 | 냉난방 통풍장치 및 냉난방 통풍장치의 제어방법 |
CN105459863A (zh) * | 2015-12-31 | 2016-04-06 | 广州知途鸟智能科技有限公司 | 一种具有按摩功能的智能车载护枕及其控制方法 |
CN110225838A (zh) * | 2017-01-20 | 2019-09-10 | 奥迪股份公司 | 用于车辆的热交换器以及空调设备和相应的方法 |
CN111887685A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-11-06 | 杭州九泽科技有限公司 | 一种基于空心管的空气微流通u型枕 |
CN114074878A (zh) * | 2020-08-11 | 2022-02-22 | 东芝电梯株式会社 | 润滑脂固化减少装置 |
-
2001
- 2001-07-27 JP JP2001227451A patent/JP2003042595A/ja active Pending
Cited By (7)
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