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JP2002543144A - PEG化インターフェロンαCCR5アンタゴニスト併用HIV療法 - Google Patents

PEG化インターフェロンαCCR5アンタゴニスト併用HIV療法

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Publication number
JP2002543144A
JP2002543144A JP2000615025A JP2000615025A JP2002543144A JP 2002543144 A JP2002543144 A JP 2002543144A JP 2000615025 A JP2000615025 A JP 2000615025A JP 2000615025 A JP2000615025 A JP 2000615025A JP 2002543144 A JP2002543144 A JP 2002543144A
Authority
JP
Japan
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alkyl
phenyl
hydrogen
group
twenty
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Application number
JP2000615025A
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マーク エイ. ラフリン,
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Merck Sharp and Dohme Corp
Original Assignee
Schering Corp
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Publication date
Application filed by Schering Corp filed Critical Schering Corp
Publication of JP2002543144A publication Critical patent/JP2002543144A/ja
Publication of JP2002543144A5 publication Critical patent/JP2002543144A5/ja
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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/17Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • A61K38/19Cytokines; Lymphokines; Interferons
    • A61K38/21Interferons [IFN]
    • A61K38/212IFN-alpha
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    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/14Antivirals for RNA viruses
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Abstract

(57)【要約】 処置をうけたことがない、ならびに処置を経験した、成人および小児科の患者における、HIV−1感染ならびにHIV−1感染ならびにHIV−1およびHCV共感染の処置のための医薬の調製のための、PEG化インターフェロン−αおよびCCR5アンタゴニストの使用、更に、単独で、または抗HIV−1薬物療法、例えばHAARTと組み合わせた、リバビリン、IL−2、IL−12、ペンタフシドの少なくとも1つと組み合わせての使用が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、患者におけるHIV−1感染ならびにHIV−1およびHCV共感
染の処置のための医薬の調製のための、PEG化インターフェロン−αおよびC
CR5アンタゴニストの使用に関する。この処置は、HIV−1−RNAを低下
させるに十分な、治療有効量のPEG化インターフェロン−αを治療有効量のC
CR5アンタゴニストと組み合わせて投与することを伴う。
【0002】 後天性免疫不全症候群(AIDS)の原因因子であるヒト免疫不全ウイルス−
1(「HIV−1」)によって引き起こされた世界的な健康の危機は、疑問の余
地もないものであり、近年の薬剤療法における進展はAIDSの進行を遅延させ
ることに成功してはいるが、より安全で、より効率的で、より安価なウイルスの
制御方法が、依然として必要とされている。
【0003】 CCR5遺伝子がHIV感染に対する耐性においてある役割を果たしているこ
とが報告されている。HIV感染は、ウイルスが、細胞の受容体CD4と二次ケ
モカイン共受容体分子との相互作用を通じて、標的細胞膜に付着することによっ
て始まり、そして感染した細胞が複製し、血液および他の組織を通じて散布され
ることによって進行する。種々のケモカイン受容体が存在するが、感染の初期段
階でインビボで複製する主要な病原性株であると考えられるマクロファージ向性
HIVについては、HIVが細胞中に侵入するために必要とされる主なケモカイ
ン受容体はCCR5である。従って、ウイルス受容体CCR5とHIVとの間の
相互作用を妨害することで、HIVの細胞中への侵入をブロックすることができ
る。本発明は、HIV−1感染を有する患者を処置するために、CCR5アンタ
ゴニストである小分子をPEG化インターフェロン−αと組み合わせて使用する
ことに関する。
【0004】 A−M.Vandammeら、Antiviral Chemistry &
Chemotherapy、9:187−203(1998)は、少なくとも
3種の薬剤の組合せを含む、ヒトにおけるHIV−1感染の現在の臨床的処置、
いわゆる高活性抗レトロウイルス療法(Highly Active Anti
retroviral Thrapy(「HAART」)を開示する。HAAR
Tは、ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(「NRTI」)、非ヌクレオシド逆転写
酵素阻害剤、(「NNRTI」)、およびHIVプロテアーゼ阻害剤(「PI」
)の種々の組合せを伴う。従順な、薬剤耐性のない(drug−native)
患者においては、HAARTは、死亡率およびHIV−1からAIDSへの進行
を低下させるのに有効である。しかし、多剤療法はHIV−1を排除せず、長期
間の処置は通常、多剤耐性をもたらす。新規な薬物療法を開発して、より良いH
IV−1治療を提供することは、依然として重要である。
【0005】 (発明の要旨) 本発明は、患者におけるHIV−1感染の処置のための医薬の調製のための、
PEG化インターフェロン−αおよびCCR5アンタゴニストの使用に関する。
【0006】 本発明はまた、患者におけるHIV−1感染の処置のための医薬の調製のため
の、PEG化インターフェロン−αおよびCCR5アンタゴニストの使用を提供
し、ここで該CCR5アンタゴニストは、構造式式IまたはIIまたはIIIま
たはIVで表されるか:
【0007】
【化47】 あるいはIまたはIIまたはIIIまたはIVの薬学的に受容可能な塩であり、
ここで該CCR5アンタゴニスト化合物は、構造式Iで表され:
【0008】
【化48】 Xは−C(R132−、−C(R13)(R19)−、−C(O)−、−O−、−
NH−、−N((C1−C6)アルキル)−、
【0009】
【化49】 であり; Rは、R6−フェニル、R6−ピリジル、R6−チオフェニルまたはR6−ナフチ
ルであり; R1は、水素、C1−C6アルキルまたはC2−C6アルケニルであり; R2は、R7、R8、R9−フェニル;R7、R8、R9−置換6員ヘテロアリール
;R7、R8、R9−置換6員ヘテロアリールN−オキシド;R7、R8、R9−置換
5員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;ジフェニルメチル
【0010】
【化50】 であり; R3は、R6−フェニル、R6−ヘテロアリールまたはR6−ナフチルであり; R4は、水素、C1−C6アルキル、フルオロ−C1−C6アルキル、シクロプロ
ピルメチル、−CH2CH2OH、−CH2CH2−O−(C1−C6)アルキル、−
CH2C(O)−O−(C1−C6)アルキル、−CH2C(O)NH2、−CH2
(O)−NH(C1−C6)アルキルまたは−CH2C(O)−N((C1−C6
アルキル)2であり; R5およびR11は、独立して、水素および(C1−C6)−アルキルからなる群
から選択され; R6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、−CF3
CF3O−、CH3C(O)−、−CN、CH3SO2−、CF3SO2−、R14−フ
ェニル、R14−ベンジル、CH3C(=NOCH3)−、CH3C(=NOCH2
3)−、
【0011】
【化51】 −NH2、−NHCOCF3、−NHCONH(C1−C6アルキル)、−NHCO
(C1−C6アルキル)、−NHSO2(C1−C6アルキル)、5員ヘテロアリー
ルおよび
【0012】
【化52】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
−O−、−NH−または−N(CH3)−であり; R7およびR8は、独立して、(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−NR2021 、−OH、−CF3、−OCH3、−O−アシル、および−OCF3からなる群か
ら選択され; R9は、R7、水素、フェニル、−NO2、−CN、−CH2F、−CHF2、−
CHO、−CN=NOR20、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジニル、
ピラジニル、−N(R20)CONR2122、−NHCONH(クロロ−(C1
6)アルキル)、−NHCONH((C3−C10)シクロアルキル(C1−C6
アルキル)、−NHCO(C1−C6)アルキル、−NHCOCF3、−NHSO2 N((C1−C6)アルキル)2、−NHSO2(C1−C6)アルキル、−N(SO 2 CF32、−NHCO2(C1−C6)アルキル、C3−C10シクロアルキル、−
SR23、−SOR23、−SO223、−SO2NH(C1−C6アルキル)、−OS
2(C1−C6)アルキル、−OSO2CF3、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル
、−CONR2021、−CON(CH2CH2−O−CH32、−OCONH(C 1 −C6)アルキル、−CO220、−Si(CH32または−B(OC(CH3 22であり; R10は、(C1−C6)アルキル、−NH2またはR12−フェニルであり; R12は、水素、(C1−C6)アルキル、−CF3、−CO220、−CN、(C 1 −C6)アルコキシおよびハロゲンからなる群から独立して選択される、1個か
ら3個の置換基であり; R13、R14、R15およびR16は、独立して、水素および(C1−C6)アルキル
からなる群から選択され; R17およびR18は、独立して、水素およびC1−C6アルキルからなる群から選
択され、あるいはR17およびR18は、一緒になって、C2−C5アルキレン基であ
り、そしてこれらが付加している炭素は3個から6個の炭素原子のスピロ環を形
成し; R19は、R6−フェニル、R6−ヘテロアリール、R6−ナフチル、C3−C10
クロアルキル、(C3−C10)シクロアルキル(C1−C6)アルキルまたは(C1 −C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルであり; R20、R21およびR22は、独立して、HおよびC1−C6アルキルからなる群か
ら選択され;そして R23は、C1−C6アルキルまたはフェニルであり; そしてここで、該CCR5アンタゴニスト化合物は、構造式IIで表され:
【0013】
【化53】 あるいは、その薬学的に受容可能な塩であり、ここで (1)Xaは、−C(R132−、−C(R13)(R19)、−C(O)−、−O−
、−NH−、−N((C1−C6)アルキル)−、
【0014】
【化54】 aは、R6a−フェニル、R6a−ピリジル、R6a−チオフェニルまたはR6−ナ
フチルであり; R1は、水素、C1−C6アルキルまたはC2−C6アルケニルであり; R2は、R7、R8、R9−フェニル;R7、R8、R9−置換6員ヘテロアリール
;R7、R8、R9−置換6員ヘテロアリールN−オキシド;R10、R11−置換5
員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;ジフェニルメチル
【0015】
【化55】 であり; R3は、R10−フェニル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニルまたはチアゾリ
ルであり; R4は、水素、C1−C6アルキル、フルオロ−C1−C6アルキル、シクロプロ
ピルメチル、−CH2CH2OH、−CH2CH2−O−(C1−C6)アルキル、−
CH2C(O)−O−(C1−C6)アルキル、−CH2C(O)NH2、−CH2
(O)−NH(C1−C6)アルキルまたは−CH2C(O)−N((C1−C6
アルキル)2であり; R5およびR11は、独立して、水素および(C1−C6)−アルキルからなる群
から選択され; R6aは、水素、ハロゲン、−CF3、CF3O−、−CN、−CF3SO2−、R 12 −フェニル、−NHCOCF3、5員ヘテロアリールおよび
【0016】
【化56】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
−O−、−NH−または−N(CH3)−であり; R6は、独立して、R6aおよびCH3SO2−からなる群から選択され; R7およびR8は、独立して、(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−NR2021 、−OH、−CF3、−OCH3、−O−アシル、および−OCF3からなる群か
ら選択され; R9は、R7、水素、フェニル、−NO2、−CN、−CH2F、−CHF2、−
CHO、−CN=NOR20、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジニル、
ピラジニル、−N(R20)CONR2122、−NHCONH(クロロ−(C1
6)アルキル)、−NHCONH((C3−C10)シクロアルキル(C1−C6
アルキル)、−NHCO(C1−C6)アルキル、−NHCOCF3、−NHSO2 N((C1−C6)アルキル)2、−NHSO2(C1−C6)アルキル、−N(SO 2 CF32、−NHCO2(C1−C6)アルキル、C3−C10シクロアルキル、−
SR23、−SOR23、−SO223、−SO2NH(C1−C6アルキル)、−OS
2(C1−C6)アルキル、−OSO2CF3、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル
、−CONR2021、−CON(CH2CH2−O−CH32、−OCONH(C 1 −C6)アルキル、−CO220、−Si(CH32または−B(OC(CH3 22であり; R10は、(C1−C6)アルキル、−NH2またはR12−フェニルであり; R12は、水素、(C1−C6)アルキル、−CF3、−CO220、−CN、(C 1 −C6)アルコキシおよびハロゲンからなる群から独立して選択される、1個か
ら3個の置換基であり; R13、R14、R15およびR16は、独立して、水素および(C1−C6)アルキル
からなる群から選択され; R17およびR18は、独立して、水素およびC1−C6アルキルからなる群から選
択され、あるいはR17およびR18は、一緒になって、C2−C5アルキレン基であ
り、そしてこれらが付加している炭素は3個から6個の炭素原子のスピロ環を形
成し; R19は、R6−フェニル、R6−ヘテロアリール、R6−ナフチル、C3−C10
クロアルキル、(C3−C10)シクロアルキル(C1−C6)アルキルまたは(C1 −C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルであり; R20、R21およびR22は、独立して、HおよびC1−C6アルキルからなる群か
ら選択され;そして R23は、C1−C6アルキルまたはフェニルであり;あるいは (2): Xaは、−C(R13)(R19)、−C(O)−、−O−、−NH−、−N((
1−C6)アルキル)−、
【0017】
【化57】 であり; Raは、R6b−フェニル、R6b−ピリジル、またはR6b−チオフェニルであり
; R4aは、フルオロ−C1−C6アルキル、シクロプロピルメチル、−CH2CH2 OH、−CH2CH2−O−(C1−C6)アルキル、−CH2C(O)−O−(C1 −C6)アルキル、−CH2C(O)NH2、−CH2C(O)−NH−(C1−C6 )アルキルまたは−CH2C(O)−N((C1−C6)アルキル)2であり; R6bは、CH3SO2−であり;そして R1、R2、R3、R5、R14、R15、R16およびR19はII(1)で定義した通
りであり; そしてここで、該CCR5アンタゴニスト化合物が、構造式IIIで表され:
【0018】
【化58】 Rは、R8−フェニル、R8−ピリジル、R8−チオフェニルまたはR8−ナフチ
ルであり; R1は、水素またはC1−C6アルキルであり; R2は、R9、R10、R11−フェニル;R9、R10、R11−置換6員ヘテロアリ
ール;R9、R10、R11−置換6員ヘテロアリールN−オキシド;R12、R13
置換5員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;ジフェニルメチル
【0019】
【化59】 であり; R3は、水素、C1−C6アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アル
キル、C3−C10シクロアルキル、C3−C10シクロアルキル(C1−C6)アルキ
ル、R8−フェニル、R8−フェニル(C1−C6)アルキル、R8−ナフチル、R8 −ナフチル(C1−C6)アルキル、R8−ヘテロアリールまたはR8−ヘテロアリ
ール(C1−C6)アルキルであり; R4、R5、R7およびR13は、独立して、水素および(C1−C6)−アルキル
からなる群から選択され; R6は、水素、C1−C6アルキルまたはC2−C6アルケニルであり; R8は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、−CF3
CF3O−、CH3C(O)−、−CN、CH3SO2−、CF3SO2−、R14−フ
ェニル、R14−ベンジル、CH3C(=NOCH3)、CH3C(=NOCH2CH 3 )、
【0020】
【化60】 −NH2、−NHCOCF3、−NHCONH(C1−C6アルキル)、−NHCO
(C1−C6アルキル)、−NHSO2(C1−C6アルキル)、5員ヘテロアリー
ルおよび
【0021】
【化61】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
−O−、−NH−または−N(CH3)−であり; R9およびR10は、独立して、(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−NR171 8 、−OH、−CF3、−OCH3、−O−アシル、−OCF3および−Si(CH 33からなる群から選択され; R11は、R9、水素、フェニル、−NO2、−CN、−CH2F、−CHF2、−
CHO、−CN=NOR20、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジニル、
ピラジニル、−N(R17)CONR1819、−NHCONH(クロロ−(C1
6)アルキル)、−NHCONH((C3−C10)シクロアルキル(C1−C6
アルキル)、−NHCO(C1−C6)アルキル、−NHCOCF3、−NHSO2 N((C1−C6)アルキル)2、−NHSO2(C1−C6)アルキル、−N(SO 2 CF32、−NHCO2(C1−C6)アルキル、C3−C10シクロアルキル、−
SR20、−SOR20、−SO220、−SO2NH(C1−C6アルキル)、−OS
2(C1−C6)アルキル、−OSO2CF3、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル
、−CONR1718、−CON(CH2CH2−O−CH32、−OCONH(C 1 −C6)アルキル、−CO217、−Si(CH32または−B(OC(CH3 22であり; R12は、(C1−C6)アルキル、−NH2またはR14−フェニルであり; R14は、水素、(C1−C6)アルキル、−CF3、−CO217、−CN、(C 1 −C6)アルコキシおよびハロゲンからなる群から独立して選択される、1個か
ら3個の置換基であり; R15およびR16は、独立して、水素およびC1−C6アルキルからなる群から選
択され、あるいはR15およびR16は、一緒になって、C2−C5アルキレン基であ
り、そしてこれらが付加している炭素は3個から6個の炭素原子のスピロ環を形
成し; R17、R18およびR19は、独立して、HおよびC1−C6アルキルからなる群か
ら選択され;そして R20は、C1−C6アルキルまたはフェニルであり; そしてここで、該CCR5アンタゴニスト化合物は、構造式IVで表され:
【0022】
【化62】 あるいは、その薬学的に受容可能な塩であり、ここで (1)Raは、R8a−フェニル、R8b−ピリジル、R8b−チオフェニルまたはR8 −ナフチルであり; R1は、水素またはC1−C6アルキルであり; R2は、R9、R10、R11−フェニル;R9、R10、R11−置換6員ヘテロアリ
ール;R9、R10、R11−置換6員ヘテロアリールN−オキシド;R12、R13
置換5員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;ジフェニルメチル
【0023】
【化63】 であり; R3は、水素、C1−C6アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アル
キル、C3−C10シクロアルキル、C3−C10シクロアルキル(C1−C6)アルキ
ル、R8−フェニル、R8−フェニル(C1−C6)アルキル、R8−ナフチル、R8 −ナフチル(C1−C6)アルキル、R8−ヘテロアリールまたはR8−ヘテロアリ
ール(C1−C6)アルキルであり; R4、R5、R7およびR13は、独立して、水素および(C1−C6)−アルキル
からなる群から選択され; R6は、水素、C1−C6アルキルまたはC2−C6アルケニルであり; R8は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、−CF3
CF3O−、CH3C(O)−、−CN、CH3SO2−、CF3SO2−、R14−フ
ェニル、R14−ベンジル、CH3C(=NOCH3)、CH3C(=NOCH2CH 3 )、
【0024】
【化64】 −NH2、−NHCOCF3、−NHCONH(C1−C6アルキル)、−NHCO
(C1−C6アルキル)、−NHSO2(C1−C6アルキル)、5員ヘテロアリー
ルおよび
【0025】
【化65】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
−O−、−NH−または−N(CH3)−であり; R8aは、水素、ハロゲン、−CF3、CF3O−、−CN、CF3SO2−、R14 −フェニル、−NHCOCF3、5員ヘテロアリールおよび
【0026】
【化66】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
上記定義の通りであり; R8bは、水素、ハロゲン、−CF3、CF3O−、CH3C(O)−、−CN、
CF3SO2−、R14−ベンジル、CH3C(=NOCH3)、CH3C(=NOC
2CH3)、
【0027】
【化67】 −NHCOCF3、5員ヘテロアリールおよび
【0028】
【化68】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
上記定義の通りであり; R9およびR10は、独立して、(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−NR171 8 、−OH、−CF3、−OCH3、−O−アシル、−OCF3および−Si(CH 33からなる群から選択され; R11は、R9、水素、フェニル、−NO2、−CN、−CH2F、−CHF2、−
CHO、−CN=NOR20、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジニル、
ピラジニル、−N(R17)CONR1819、−NHCONH(クロロ−(C1
6)アルキル)、−NHCONH((C3−C10)シクロアルキル(C1−C6
アルキル)、−NHCO(C1−C6)アルキル、−NHCOCF3、−NHSO2 N((C1−C6)アルキル)2、−NHSO2(C1−C6)アルキル、−N(SO 2 CF32、−NHCO2(C1−C6)アルキル、C3−C10シクロアルキル、−
SR20、−SOR20、−SO220、−SO2NH(C1−C6アルキル)、−OS
2(C1−C6)アルキル、−OSO2CF3、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル
、−CONR1718、−CON(CH2CH2−O−CH32、−OCONH(C 1 −C6)アルキル、−CO217、−Si(CH32または−B(OC(CH3 22であり; R12は、(C1−C6)アルキル、−NH2またはR14−フェニルであり; R14は、水素、(C1−C6)アルキル、−CF3、−CO217、−CN、(C 1 −C6)アルコキシおよびハロゲンからなる群から独立して選択される、1個か
ら3個の置換基であり; R15およびR16は、独立して、水素およびC1−C6アルキルからなる群から選
択され、あるいはR15およびR16は、一緒になって、C2−C5アルキレン基であ
り、そしてこれらが付加している炭素は3個から6個の炭素原子のスピロ環を形
成し; R17、R18およびR19は、独立して、HおよびC1−C6アルキルからなる群か
ら選択され;そして R20は、C1−C6アルキルまたはフェニルであり;または (2)Raは、R8−フェニル、R8−ピリジルまたはR8−チオフェニルであり; R2は、フルオレニル、ジフェニルメチル
【0029】
【化69】 であり; そしてR1、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13
14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20は、IV(1)で定義した通り
である。
【0030】 好ましいのは、式Iの化合物であって、ここでRがR6−フェニルのものであ
り、特にR6が単一の置換基であり、そして特に、R6置換基が4位にあるもので
ある。また、好ましいのは、式Iの化合物であって、ここでR13、R14、R15
よびR16が各々、水素またはメチルであり、特に水素であるものである。また、
好ましいのは、式Iの化合物であって、ここでXが−CHOR3、−C(R13
(R19)−または−C(=NOR4)−のものであり;R3についての好ましい定
義は、ピリジル、特に2−ピリジル、R4についての好ましい定義は、(C1−C 6 )アルキル、特に、メチル、エチルまたはイソプロピル、R13についての好ま
しい定義は、水素、そしてR19についての好ましい定義はR6−フェニルである
。式Iの化合物について、R1は、好ましくは、(C1−C6)アルキル、特に、
メチルである。
【0031】 式Iの化合物において、R2は、好ましくは、R7、R8、R9−フェニル、R7
、R8、R9−ピリジルまたはそのN−オキシド、あるいはR7、R8、R9−ピリ
ミジルである。R2がピリジルのとき、3−または4−ピリジルが好ましく、そ
してピリミジルのときは、5−ピリミジルが好ましい。R7およびR8置換基は、
好ましくは、環を分子の残部に結合する炭素に隣接した炭素環員に付加し、そし
てR9置換基は、残りの未置換炭素環員のいずれかに付加し得、例えば、以下の
構造で示される:
【0032】
【化70】 好ましいR7およびR8置換基は:(C1−C6)アルキル、特に、メチル;ハロ
ゲン、特にクロロ;および−NH2である。好ましいR9置換基は水素である。
【0033】 好ましい式II(1)の化合物は、ここでRaがR6a−フェニルのものであり
、特にR6aが単一の置換基であり、そして特にR6a置換基が4位にあるものであ
る。また、好ましいのは、式II(1)の化合物であって、ここでXaが−CH
OR3、−C(R13)(R19)−または−C(=NOR4)−のものであり;R3
についての好ましい定義は、ピリジル、特に2−ピリジル、R4についての好ま
しい定義は、(C1−C6)アルキル、特に、メチル、エチルまたはイソプロピル
、R13についての好ましい定義は、水素、そしてR19についての好ましい定義は
6−フェニルである。式II(1)の化合物について、R1は、好ましくは、(
1−C6)アルキル、特に、メチルである。また、R14、R15およびR16は、好
ましくは、水素である。
【0034】 好ましい式II(2)の化合物は、ここでRaがR6b−フェニルのものであり
、特にR6bが単一の置換基であり、そして特にR6b置換基が4位にあるものであ
る。また、好ましいのは、式II(2)の化合物であって、ここでXaが−CH
OR3、−C(R13)(R19)−または−C(=NOR4)−のものであり;R3
についての好ましい定義は、ピリジル、特に2−ピリジル、R4aについての好ま
しい定義は、シクロプロピルメチルおよびトリフルオロエチル、R13についての
好ましい定義は、水素、そしてR19についての好ましい定義はR6−フェニルで
ある。式II(2)の化合物について、R1は、好ましくは、(C1−C6)アル
キル、特に、メチルである。また、R14、R15およびR16は、好ましくは、水素
である。
【0035】 式II(1)および(2)の化合物において、R2は、好ましくは、R7、R8
、R9−フェニル;R7、R8、R9−ピリジルまたはそのN−オキシド;あるいは
7、R8、R9−ピリミジルである。R2がピリジルのとき、3−または4−ピリ
ジルが好ましく、そしてピリミジルのときは、5−ピリミジルが好ましい。式I
の化合物について上で示したように、R7およびR8置換基は、好ましくは、環を
分子の残部に結合する炭素に隣接した炭素環員に付加し、そしてR9置換基は、
残りの未置換炭素環員のいずれかに付加し得る。式IIの化合物についての、好
ましいR7およびR8置換基は:(C1−C6)アルキル、特にメチル;ハロゲン、
特にクロロ;および−NH2であり;好ましいR9置換基は水素である。
【0036】 好ましいのは、式IIIの化合物であって、ここでRがR8−フェニルまたは
8−ナフチルのものであり、特にR8が単一の置換基であり、そして特に、R8
置換基が4位にあるものである。R8−フェニルについて、好ましいR8置換基は
、−CF3、−OCF3、CH3SO2−、CH3CO−、CH3C(=NOCH3
−、BrおよびIである。R8−ナフチルについて、R8は、好ましくは、C1
6アルコキシである。また、好ましいのは、式IIIの化合物であって、ここ
でR3が、水素、(C1−C6)アルキル、R8−フェニル、R8−ベンジルまたは
8−ピリジルのものであり;R3についての、より好ましい定義は、メチル、エ
チル、フェニル、ベンジルまたはピリジルである。R1は、好ましくは、水素で
ある。式IIIの化合物について、R6は、好ましくは、水素またはメチルであ
り、特にメチルである。R4は、好ましくは、メチルであり;R5およびR7は、
各々、好ましくは水素である。
【0037】 式IIIの化合物において、R2は、好ましくは、R9、R10、R11−フェニル
、R9、R10、R11−ピリジルまたはそのN−オキシド、あるいはR9、R10、R 11 −ピリミジルである。R2がピリジルのとき、3−または4−ピリジルが好ま
しく、そしてピリミジルのときは、5−ピリミジルが好ましい。R9およびR10
置換基は、好ましくは、環を分子の残部に結合する炭素に隣接した炭素環員に付
加し、そしてR11置換基は、残りの未置換炭素環員のいずれかに付加し得、例え
ば、以下の構造で示される:
【0038】
【化71】 好ましいR9およびR10置換基は:(C1−C6)アルキル、特に、メチル;ハ
ロゲン、特に、クロロまたはブロモ、−OHおよび−NH2である。R2がフェニ
ルとき、R11は、好ましくは、水素または−OHであり;R2がピリジルのとき
、R11は、好ましくは、水素であり;そしてR2がピリミジルのとき、R11は、
好ましくは水素、メチルまたはフェニルである。特に好ましいR2基の霊は、以
下の通りである:
【0039】
【化72】 式IVの好ましい化合物は、(1)で定義したものである。
【0040】 より好ましいのは、式IV(1)のもので、RaがR8a−フェニルまたはR8
ナフチルのものであり、ここでR8aは−CF3、CF3O−またはハロゲンであり
、そしてR8はC1−C6アルコキシである。R8aまたはR8置換基は、好ましくは
、単一の置換基であり;R8aまたはR8置換基は4位にあることが特に好ましい
。また、好ましいのは、式IV(1)の化合物であって、ここでR3が水素、(
1−C6)アルキル、R8−フェニル、R8−ベンジルまたはR8−ピリジルのも
のであり;R3についてのより好ましい定義は、メチル、エチル、フェニル、ベ
ンジルおよびピリジルである。R1は、好ましくは、水素である。式IV(1)
の化合物について、R6は、好ましくは、水素またはメチル、特に、メチルであ
る。R4は、好ましくは、メチルであり;R5およびR7は、各々、好ましくは、
水素である。
【0041】 式IV(1)中のR2は、好ましくは、式IIIで定義したのと同様であり、
すなわち、R9、R10、R11−フェニル、R9、R10、R11−ピリジルまたはその
N−オキシド、あるいはR9、R10、R11−ピリミジルであり、ここでR9、R10 、R11−置換は、式IIIの好ましい化合物について上で定義したのと同様でで
ある。
【0042】 本発明は、また、HIV−1およびHCVに共感染した患者の処置のための医
薬の調製のための、PEG化インターフェロン−α、CCR5アンタゴニスト、
リバビリンおよびHAARTの使用を提供する。処置は、HIV−1−RNAお
よびHCV−RNA血漿レベルを低下させるに十分な、治療有効量のPEG化イ
ンターフェロン−αを、治療有効量のリバビリンおよび治療位有効量のHAAR
T、および式IまたはIIまたはIIIまたはIVで表される、治療有効量のC
CR5アンタゴニスト:
【0043】
【化73】 あるいは、式IまたはIIまたはIIIまたはIVの化合物の薬学的な塩を、投
与する工程を包含する。 ここでX、R、およびR1からR16は、式Iで定義した通りであり;そして ここでX、RaおよびR1からR16は、式II(1)およびII(2)で定義した
通りであり、そして ここでR、およびR1からR17は式IIIで定義した通りであり;そして ここでRa、およびR1からR17は、式IVで定義した通りである。
【0044】 本発明はまた、HIV−1に感染した小児科の患者の処置のための医薬の調製
のための、PEG化インターフェロン−α、HAARTおよびCCR5アンタゴ
ニストの使用を提供する。処置は、HIV−1−RNA血漿レベルを低下させる
に十分な、治療有効量のPEG化インターフェロン−αを、治療有効量のHAA
RT、および式IまたはIIまたはIIIまたはIVで表される、治療有効量の
CCR5アンタゴニスト:
【0045】
【化74】 あるいは、式IまたはIIまたはIIIまたはIVの化合物の薬学的な塩と組み
合わせて投与する工程を包含する。
【0046】 (詳細な説明) 本明細書中で使用する以下の用語は、他に指示がなければ、以下で定義したよ
うに使用される。
【0047】 アルキル(アルコキシ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノのアルキル部
分を含めて)は、直鎖状および分枝状の炭素鎖を表わし、そして1個〜6個の炭
素原子を含有する。
【0048】 アルケニルは、1個または2個の不飽和結合を有するC2〜C6炭素鎖を表わす
が、但し、2個の不飽和結合は、互いに隣接していない。
【0049】 置換フェニルとは、そのフェニル基がフェニル環上の任意の利用可能位置で置
換できることを意味する。
【0050】 アシルとは、アルキル−C(O)−、アリール−C(O)−、アラルキル−C
(O)−、(C3〜C7)シクロアルキル−C(O)−、(C3〜C7)シクロアル
キル−、(C1〜C6)アルキル−C(O)−、およびヘテロアリール−C(O)
−を有するカルボン酸のラジカルを意味し、ここで、アリールおよびヘテロアリ
ールは、本明細書中で定義したとおりである;アリールは、R12−フェニルまた
はR12−ナフチルである;そしてアラルキルは、アリール−(C1〜C6)アルキ
ルであり、ここで、アリールは、上で定義したとおりである。
【0051】 ヘテロアリールは、5個または6個の原子の環式芳香族基または11個または
12個の原子の二環式基を表わし、これらは、1個または2個のヘテロ原子を有
し、これは、独立して、O、SまたはNから選択され、該ヘテロ原子は、カルボ
ン酸環構造を遮断し、そして芳香族特性を与えるのに十分な数の非局在化パイ電
子を有する。六員環ヘテロアリール環については、炭素原子は、R7基、R8基ま
たはR9基で置換できる。窒素原子は、N−オキシドを形成できる。全てのレギ
オ異性体が考慮され、例えば、2−ピリジル、3−ピリジルおよび4−ピリジル
がある。典型的な六員環ヘテロアリール基には、ピリジル、ピリミジニル、ピラ
ジニル、ピリダジニルおよびそれらのN−オキシドがある。5員環ヘテロアリー
ル環については、炭素原子は、R10基またはR11基で置換できる。典型的な五員
環ヘテロアリール環には、フリル、チエニル、ピロリル、チアゾリル、イソチア
ゾリル、イミダゾリル、ピラゾリルおよびイソキサゾリルがある。1個のヘテロ
原子を有する五員環は、その2位置または3位置を介して結合できる;2個のヘ
テロ原子を有する五員環は、好ましくは、その4位置を介して結合される。二環
式基は、典型的には、ベンゾ融合系であり、これは、上で命名したヘテロアリー
ル基から誘導され、例えば、キノリル、フタラジニル、キナゾリニル、ベンゾフ
ラニル、ベンゾチエニルおよびインドリルがある。
【0052】 R2における六員環ヘテロアリール環の好ましい置換点は、上で記述されてい
る。R2が五員環ヘテロアリール基であるとき、そのR10およびR11置換基は、
好ましくは、この環をその分子の残部に接合する炭素に隣接した炭素環メンバー
に結合され、そしてR11は、好ましくは、アルキルである;しかしながら、もし
、この環がその分子の残部に接合する炭素に隣接しているなら(すなわち、2−
ピロールのように)、R10は、好ましくは、この環をその分子の残部に結合する
炭素に隣接した炭素環メンバーに結合されている。
【0053】 ハロゲンは、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを表わす。
【0054】 フルオロ(C1〜C6)は、1個〜5個のフッ素原子で置換された直鎖または分
枝鎖のアルキル鎖を表わし、これは、同一または異なる炭素原子に結合できる。
【0055】 例えば、−CH2F、−CHF2、−CF3、F3CCH2−および−CF2CF3
【0056】 HIV−1に感染した患者を治療する本発明の方法は、HIV−1−RNA血
漿レベルを最小にする良好な臨床処置に従って、治療有効量のPEG化(peg
ylated)インターフェロンαおよび治療有効量のCCR5アンタゴニスト
化合物(これは、構造式IまたはIIまたはIIIまたはIVで表される)を、
組合せ療法として、または治療有効量のリバビリン、インターロイキン−2(「
IL−2」)、インターロイキン−12(「IL−12」)およびペンタフサイ
ド(pentafuside)単独と共同で、または抗HIV−1療法(特に、
HAART)と組み合わせて、投与することを包含する。例えば、A−M.Va
ndammeら、Antiviral Chemistry & Chemot
herapy,9:187〜203(1998)および「Drugs for
HIV Infection」(The Meldical Letter 3
9巻(1015版)、1997年12月5日、111〜116ページ)を参照。
本発明の好ましい局面では、PEG化インターフェロンαおよび式I〜IVのC
CR5アンタゴニストの組合せは、リバビリンおよびHAARTと共同で、HI
V−1に感染した患者またはHIV−1およびHCVに共に感染した患者に投与
される。本発明の特別な特徴は、PEG化インターフェロンα、式I〜IVのC
CR5アンタゴニストおよびHAART成分の各々が、HIV−1の治療におい
て異なる作用機構を有することにある。
【0057】 本発明の他の特別な特徴は、PEG化インターフェロンαおよび式I〜IVの
CCR5アンタゴニストが、互いにまたはHAART成分と交差耐性を引き起こ
さないことにある。PEG化インターフェロンα、リバビリンおよび構造式Iま
たはIIまたはIIIまたはIVで表されるCCR5アンタゴニスト化合物およ
びHAARTの組合せの治療有効量の投与開始は、本発明に従って、PEG化イ
ンターフェロンαおよび構造式IまたはIIまたはIIIまたはIVで表される
CCR5アンタゴニスト化合物の組合せの治療有効量を投与する前、後または同
時に起こり得る。本発明の1実施形態では、HIV−1感染した患者を治療する
方法は、2つの治療時間を含む。第一治療時間では、PEG化インターフェロン
αおよび構造式IまたはIIまたはIIIまたはIVで表されるCCR5アンタ
ゴニスト化合物の組合せの治療有効量は、初期HIV−1−RNA血漿レベルよ
りも、好ましくは、10の1乗、さらに好ましくは、10の2乗(すなわち、1
2)だけHIV−1−RNA血漿レベルを低くするのに十分な第一治療期間に
わたって、投与される。第二治療期間では、この方法は、HIV−1−RNA血
漿レベルを最小にする良好な臨床処置に従って、構造式IまたはIIまたはII
IまたはIVで表されるCCR5アンタゴニストと治療有効量のHAARTと共
同で、PEG化インターフェロンαの組合せの治療有効量の投与を継続すること
を伴う。A−M.Vandammeら、Antiviral Chemistr
y & Chemotherapy,9:187〜203(1998)は、いつ
多薬剤療法を開始するかおよびどの薬剤を組み合わせるかを含めて、HIV−1
の現在の臨床治療を開示している。その3薬剤療法は、2種のNRTIおよび1
種のPIを含み得るが、任意の患者に対して正確なHAARTを選択する際に考
慮すべき多くの問題がある。例えば、この上で挙げたA−M.Vandamme
らの表1および2および図2を参照。
【0058】 本明細書中で使用する「CCR5アンタゴニスト化合物」および「CCR5ア
ンタゴニスト」との用語は、ウイルスレセプターCCR5とHIV−1の間の相
互作用を妨害してHIVが細胞に入るのを遮断する任意の化合物を意味する。ア
ッセイ(例えば、CCR5 Membrane Binding Assay、
the HIV-1 Entry and the HIV-1 Entry R
eplication Assays)は、特に、aCCRアンタゴニストとし
ての化合物を同定するために、また、そのCCR5アンタゴニスト活性を決定す
るために、以下で提示されている。
【0059】 本明細書中で使用する「HIV−1に感染した患者」との用語は、HIV−1
に感染した任意の患者(小児患者を含めて)を意味し、HIV−1に感染した治
療未経験患者および治療経験患者だけでなく、HIV−1およびC型肝炎ウイル
ス(「HCV」)に共に感染した治療未経験患者および治療経験患者を含む。
【0060】 本明細書中で使用する「小児科の患者」とは、17才未満の患者を意味し、通
常、新生児から16才までの患者を含む。
【0061】 本明細書中で使用する「処置を受けたことがない患者」とは、HIV−1に感
染した患者またはHIV−1およびHCVに共に感染した患者であって、抗レト
ロウイルス剤(例えば、NRTI、NNRTIまたは任意のインターフェロン(
これには、インターフェロンαまたはPEG化インターフェロンαが挙げられる
が、これらに限定されない))で治療したことが全くない患者を意味する。
【0062】 本明細書中で使用する「処置を経験したことがある」患者とは、HIV−1に
罹った患者またはHIV−1およびHCVに共に感染した患者であって、ある種
の抗HIV療法(これには、HAARTが挙げられるが、これに限定されない)
またはある種の抗−HCV療法(これには、NRTI、インターフェロンα、P
EG化インターフェロンαまたはリバビリンが挙げられるが、これらに限定され
ない)を開始した患者を意味する。
【0063】 本明細書中で使用する「C型肝炎に感染した患者」との用語は、C型肝炎に罹
った任意の患者(小児患者を含めて)を意味し、C型肝炎に感染した治療未経験
患者およびC型肝炎に感染した治療経験患者だけでなく、慢性C型肝炎に感染し
た患者であって小児患者、治療未経験患者および治療経験患者を含む。
【0064】 C型肝炎に罹った患者には、複数の遺伝子型(タイプ1を含めて)に感染した
患者だけでなく、例えば、HCV遺伝子型2、3、4、5および/または6およ
び他の可能なHCV遺伝子型に感染した患者が挙げられる。
【0065】 本明細書中で使用する「C型肝炎に感染した治療未経験患者」とは、C型肝炎
に罹った患者であって、リバビリンまたは任意のインターフェロン(これには、
インターフェロンαまたはPEG化インターフェロンαが挙げられるが、これら
に限定されない)で治療したことがない患者を意味する。
【0066】 本明細書中で使用する「C型肝炎に感染した治療経験患者」とは、C型肝炎に
罹った患者であって、リバビリンまたは任意のインターフェロン(これには、イ
ンターフェロンαまたはPEG化インターフェロンα(再発患者および非応答性
患者を含めて)が挙げられるが、これらに限定されない)で治療したことがある
患者を意味する。
【0067】 本明細書中で使用する「再発患者」との用語は、C型肝炎に罹った治療経験患
者であって、インターフェロン単独またはリバビリンと組み合わせた以前に治療
に対する初期応答後に再発した患者を意味する。
【0068】 本明細書中で使用する「非応答患者」との用語は、C型肝炎に罹った治療経験
患者であって、任意のインターフェロン単独またはリバビリンと組み合わせた以
前に治療に応答しなかった患者を意味する。
【0069】 投与するPEG化インターフェロンαがPEG化インターフェロンα−2bで
あるとき、本発明に従った治療中(第一および第二治療期間を含めて)に投与す
るPEG化インターフェロンα−2bの治療有効量は、単一用量または分割用量
で、好ましくは、週1回(QW)または週2回(BIW)で、体重1キログラム
あたり1週間に投与するPEG化インターフェロンα−2bとして、約0.1〜
9.0マイクログラムの範囲であり、好ましくは、週1回で、体重1キログラム
あたり投与するPEG化インターフェロンα−2bとして、約0.1〜9.0マ
イクログラムの範囲であり、または週2回(BIW)で、体重1キログラムあた
り投与するPEG化インターフェロンα−2bとして、約0.05〜約4.5マ
イクログラムの範囲であり、または体重1キログラムあたり投与するPEG化イ
ンターフェロンα−2bとして、約0.5〜約3.0マイクログラムの範囲であ
り、または週1回で、体重1キログラムあたり投与するPEG化インターフェロ
ンα−2bとして、約0.75〜約1.5マイクログラムの範囲であり、または
週2回で、体重1キログラムあたり投与するPEG化インターフェロンα−2b
として、0.375〜約0.75マイクログラムの範囲である。
【0070】 投与するPEG化インターフェロンαがPEG化インターフェロンα−2bで
あるとき、本発明に従った治療中(第一および第二治療期間を含めて)に小児患
者に投与するPEG化インターフェロンα−2bの治療有効量は、単一用量また
は分割用量で、好ましくは、週1回(QW)または週2回(BIW)で、体重1
キログラムあたり1週間に投与するPEG化インターフェロンα−2bとして、
約0.1〜9.0マイクログラムの範囲であり、または単一用量または分割用量
で、好ましくは、週1回(QW)または週2回(BIW)で、体重1キログラム
あたり1週間に投与するPEG化インターフェロンα−2bとして、約0.05
〜4.5マイクログラムの範囲であり、さらに好ましくは、週1回で、体重1キ
ログラムあたり1週間に投与するPEG化インターフェロンα−2bとして、約
0.05〜4.5マイクログラムの範囲であり、または、好ましくは、週1回(
QW)または週2回(BIW)で、体重1キログラムあたり1週間に投与するP
EG化インターフェロンα−2bとして、約0.75〜3.0マイクログラムの
範囲であり、さらに好ましくは、週1回で、体重1キログラムあたり1週間に投
与するPEG化インターフェロンα−2bとして、約0.75〜3.0マイクロ
グラムの範囲であり、または週2回で、体重1キログラムあたり1週間に投与す
るPEG化インターフェロンα−2bとして、約0.375〜1.5マイクログ
ラムの範囲であり、最も好ましくは、週1回で、体重1キログラムあたり1週間
に投与するPEG化インターフェロンα−2bとして、約2.25〜2.6マイ
クログラムの範囲であり、または週2回(BIW)で、体重1キログラムあたり
1週間に投与するPEG化インターフェロンα−2bとして、約1.1〜1.3
マイクログラムの範囲である。
【0071】 投与するPEG化インターフェロンαがPEG化インターフェロンα−2aで
あるとき、本発明に従った治療中(第一および第二治療期間を含めて)に投与す
るPEG化インターフェロンα−2aの治療有効量は、1週あたり約50マイク
ログラム〜約500マイクログラムの範囲であり、好ましくは、1週あたり、約
150マイクログラム〜約250マイクログラムの範囲であり、または、好まし
くは、1週あたり、約180マイクログラム〜約250マイクログラムの範囲で
あり、または、好ましくは、1週あたり、約150マイクログラム〜約180マ
イクログラムの範囲であり、または、最も好ましくは、1週あたり、約180マ
イクログラムであり、または、代替的には、この有効量は、週1回(「QW」)
で、約50マイクログラム〜約500マイクログラムの範囲であり、好ましくは
、QWで、約150マイクログラム〜約250マイクログラムの範囲であり、ま
たは、好ましくは、QWあたり、約180マイクログラム〜約250マイクログ
ラムの範囲であり、または、好ましくは、QWあたり、約180マイクログラム
であり、または、代替的には、この有効量は、週2回(「BIW」)で、約25
マイクログラム〜約250マイクログラムの範囲であり、好ましくは、BIWで
、約75マイクログラム〜約125マイクログラムの範囲であり、好ましくは、
BIWで、約75マイクログラム〜約125マイクログラムの範囲であり、また
は、最も好ましくは、BIWで、約90マイクログラムである。
【0072】 小児患者に投与するPEG化インターフェロンαがPEG化インターフェロン
α−2aであるとき、本発明に従った治療中(第一および第二治療期間を含めて
)に投与するPEG化インターフェロンα−2aの治療有効量は、週1回(「Q
W」)で、約50マイクログラム〜約500マイクログラムの範囲であり、好ま
しくは、QWで、約300マイクログラム〜約375マイクログラムであり、ま
たは小児患者に投与するPEG化インターフェロンα−2aの治療有効量は、週
2回で、約50マイクログラム〜約250マイクログラムの範囲であり、好まし
くは、週1回で、約150マイクログラム〜約190マイクログラムの範囲であ
る。
【0073】 リバビリンは、PEG化インターフェロンαと共同で、すなわち、PEG化イ
ンターフェロンαの投与前、投与後または投与と同時に、患者に投与される。こ
のPEG化インターフェロンαの用量は、好ましくは、患者がリバビリンの用量
を受容する同じ期間中に、投与される。このPEG化インターフェロンαと同時
に投与されるリバビリンの量は、約400〜約1600mg/日、好ましくは、
約600〜約1200mg/日または約800〜約1200mg/日、最も好ま
しくは、約1000〜約2000mg/kg/日である。このPEG化インター
フェロンαの用量はまた、好ましくは、このような患者がリバビリンを受容する
のと同じ期間中に、小児患者に投与される。このPEG化インターフェロンαと
同時に小児患者に投与されるリバビリンの量は、分割用量で、約8〜約15mg
/キログラム/日、好ましくは、約8、12または15mg/キログラム/日で
ある。
【0074】 PEG化インターフェロンα製剤は、経口投与するときには有効ではなく、そ
れで、このPEG化インターフェロンαを投与する好ましい方法には、非経口、
好ましくは、経皮、IVまたはIM、注射がある。リバビリンは、PEG化イン
ターフェロンαの非経口投与と共に、カプセル形状、錠剤形状または液状で、経
口投与され得る。もちろん、両方の薬剤の他の投与形式は、それらが利用できる
とき、考慮され、例えば、鼻内噴霧、経皮、座剤、持続放出投薬形態、および肺
吸入がある。任意の投与形式は、その活性成分を破壊することなく正しい投薬量
が送達される限り、機能する。
【0075】 本明細書中で使用する「ヌクレオシドおよびヌクレオチド逆転写酵素阻害剤」
との用語は、ヌクレオシドおよびヌクレオチドおよびそれらの類似物であって、
HIV−1逆転写酵素(ウイルス性ゲノムHIV−1 RNAのプロウイルス性
HIV−1 DNAへの転化を触媒する酵素)を阻害するものを意味する。
【0076】 典型的で適当なNRTI類には、ジドブジン(AZT)(これは、Glaxo
−Wellcome Inc.,Research Triangle,NC
27709から、RETROVIRの商品名で入手できる);ジダノシン(dd
l)(これは、Bristol−Myers Squibb Co.,Prin
ceton,NJ 08543から、VIDEXの商品名で入手できる);ザル
シタビン(zalcitabine(ddC))(これは、Roche Pha
rmaceuticals,Nutley,NJ 07110から、HIVID
の商品名で入手できる);スタブジン(stavudine(d4T))(これ
は、Bristol−Myers Squibb Co.,Princeton
,NJ 08543から、ZERITの商品名で入手できる);ラミブジン(l
amivudine(3TC))(これは、Glaxo−Wellcome R
esearch Triangle,NC 27709から、EPIVIRの商
品名で入手できる);アバカビル(abacavir(1592U89))(こ
れは、W096/30025で開示されており、そしてGlaxo−Wellc
ome Research Triangle,NC 27709から、ZIA
GENの商品名で入手できる);アデホビルジピポキシル(adefovir
dipivoxil)[ビス(POM)−PMEA](これは、Gilead
Sciences,Foster City,CA 94404から、PREV
ONの商品名で入手できる);ロブカビル(lobucavir)(BMS−1
80194)(これは、Bristol−Myers Squibb,Prin
ceton,NJ 08543が開発中でありEP−0358154およびEP
−0736533で開示されたヌクレオシド逆転写酵素である);BCH−10
652(これは、Biochem Pharma,Laval,Quebec
H7V,4A7,Canadaが開発中の逆転写酵素であり、BHC−1061
8およびBHC−10619のラセミ混合物の形状である);エミトリシタビン
(emitricitabine)[(−)−FTC](これは、Emory
Unic.の米国特許第5,814,639号に基づいて、Emory Uni
versityからライセンス提供され、そしてTriangle Pharm
aceuticals,Durham,NC 27707が開発中である);β
−L−FD4(これはまた、β−L−D4Cと呼ばれ、そしてβ−L−2’,3
’−ジデオキシ−5−フルオロシチジンと命名されており、Yale Univ
ersityからVion Pharmaceuticals,New Hav
en CT 06511にライセンス提供された);およびDAPD、プリンヌ
クレオチド、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン(これは、
EP 0656778で開示されており、そしてEmory Universi
tyおよびthe University of GeorgiaからTrian
gle Pharmaceuticals,Durham,NC 27707に
ライセンス提供された);およびロデノシン(lodenosine)(Fdd
A)、9−(2,3−ジデオキシ−2−フルオロ−b−D−スレオペントフラノ
シル)アデニン、酸安定性プリンベース逆転写酵素阻害剤(これは、NIHによ
り発見され、そしてU.S.Bioscience Inc.,West Co
nshohoken,PA.19428が開発した)が挙げられる。
【0077】 本明細書中で使用する「非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤」(「NNRTI」
類)との用語は、HIV−1逆転写酵素の活性を阻害する非ヌクレオシドを意味
する。
【0078】 典型的で適当なヌクレオシド逆転写酵素阻害剤には、ネビラピン(nevir
apine)(BI−RG−587)(これは、Boehringer Ing
elheim(Roxane Laboratories,Columbus,
OH 43216の業者)から、RESCRIPTORの商品名で入手できる)
;エファビレンツ(efavirenz)(DMP−266)(これは、WO9
4/03440で開示されたベンゾキサジン−2−オンであり、そしてDuPo
nt Pharmaceutical Co.,Wilmington,DE
19880−0723から、SUSTIVAの商品名で入手できる);DuPo
nt 961およびDuPont 083(これらはまた、DuPont Ph
armaceutical Co.,Wilmington,DE 19880
−0723が開発中である);PNU−142721、フロピリジンチオピリミ
ド(これは、Pharmacia and Upjohn,Bridgewat
er NJ 08807が開発中である);カプラビジン(capraviri
ne)(以前は、AG−1549またはShionogi#S−1153である
);5−(3,5−ジクロロフェニル)−チオ−イソプロピル−1−(4−ピリ
ジル)メチル−1H−イミダゾール−2−イルメチルカーボネート(これは、W
O96/10019で開示されており、そしてAgouron Pharmac
euticals,Inc.,LaJolla CA 92037−1020が
臨床開発中である);MKC−442 1−(エトキシメチル)−5−(1−メ
チルエチル)−6−(フェニルメチル)−(2,4−(1H,3H)−ピリミジ
ンジオン)(これは、三菱化学社が発見し、そしてTriangle Phar
maceuticals,Durham,NC 27707が開発中である);
および(+)−カラノリド(calanolide)A(NSC−675451
)およびBクマリン誘導体(これは、NIHの米国特許第5,489,697号
で開示されており、そしてMed Chem Researchにライセンス提
供されたが、この会社は、経口投与製品として、Vita−Investと共に
、(+)カラノリドAを共同開発している)が挙げられる。
【0079】 本明細書中で使用する「タンパク質分解酵素阻害剤(「PI」)」とは、HI
V−1タンパク質分解酵素(すなわち、ウイルス性ポリタンパク質前駆体(例え
ば、ウイルス性GAGおよびGAG Polポリタンパク質)をタンパク質分解
性開裂して感染性HIV−1で見られる個々の機能性タンパク質にする酵素)の
阻害剤を意味する。HIVタンパク質分解酵素阻害剤には、擬ペプチド(pep
tidomimetic)構造、高分子量(7600ダルトン)および実質的な
ペプチド特性を有する化合物(例えば、CRIXIVAN(これは、Merck
から入手できる))だけでなく、非ペプチド性タンパク質分解酵素阻害剤(例え
ば、VIRACEPT(これは、Agouronから入手できる))が挙げられ
る。
【0080】 典型的で適当なタンパク質分解酵素阻害剤には、サキナビル(Ro31−89
59)(これは、Roche Pharmaceuticals,Nutley
,NJ 07110−1199から、INVIRASEの商品名で硬質ゲルカプ
セルとして入手でき、また、FORTOUASEの商品名で軟質ゲルカプセルと
して入手できる);リトナビル(ritonavir)(ABT−538)(こ
れは、Abbott Laboratories,Abbott Park,I
L 60064から、NORVIRの商品名で入手できる);インジナビル(i
ndinavirtz)(MK−639)(これは、Merck & Co.,
Inc.,West Point,PA 19486−0004から、CRIX
IVANの商品名で入手できる);MK−995(これは、Merck & C
o.,Inc.,West Point,PA 19486−0004が開発中
である);ネルフラビル(nelfnavir)(AG−1343)(これは、
Agouron Pharmaceuticals,Inc.,LaJolla
,CA 92037−1020から、VIRACEPTの商品名で入手できる)
;Ag 1776(これは、Agouron Pharmaceuticals
,Inc.,LaJolla,CA 92037−1020が開発中である);
アンプレナビル(amprenavir)(141W94)(これは、非ペプチ
ドタンパク質分解酵素阻害剤であり、AGENERASEの商品名で、Vert
ex Pharmaceuticals,Inc.,Cambridge,MA
02139−4211が開発中であり、そして拡張アクセスプログラムの下で
、Glaxo−Wellcome,Research Triangle,NC
から入手できる);ラジナビル(lasinavir)(BMS−234475
)(これは、Bristol−Myers Squibb,Princeton
,NJ 08543から入手できる(最初は、Novartis,Basel,
Switzerland(CGP−61755)が発見した));DMP−45
0(Dupontが発見した環状尿素であり、これは、Triangle Ph
armaceuticalsが開発した);BMS−2322632,PD 1
78390(これは、Pake−Davis.Morris Plains,N
J 07050が開発中である);アザペプチド(azapeptide)(こ
れは、Bristol−Myers Squibb,Princeton,NJ
08543が第二世代HIV−1 PIとして開発中である);およびABT
−378(これは、Abbott,Abbott Park,IL 60064
が開発中である);およびAG−1549経口活性イミダゾールカーバメート(
これは、塩野義が発見し(Shionogi#S−1153)、そしてAgou
ron Pharmaceuticals,Inc.,LaJolla CA
92037−1020が開発中である)が挙げられる。
【0081】 本明細書中で使用する「抗HIV−1療法」との用語は、ヒトにおいて、単独
で、または多薬剤組合せ療法(特に、HAARTと呼ばれる3種および4種組合
せ療法)の一部として、HIV−1感染を治療するのに有用であることが分かっ
ている抗HIV−1薬剤を意味する。
【0082】 典型的で適当な高HIV−1療法には、多薬剤組合せ療法(例えば、(i)2
種のNRTI、1種のPI、2種のPIおよび1種のNNRTIから選択された
少なくとも3種の抗HIV−1薬剤;および(ii)NNRTIおよびPIから
選択された少なくとも2種の抗HIV−1薬剤)が挙げられるが、これらに限定
されない;以下の表I、IIおよびIIIを参照。
【0083】 典型的で適当なHAART−多薬剤組合せ療法には、(a)3重組合せ療法(
例えば、2種のNRTIおよび1種のPI);または(b)2種のNRTIおよ
び1種のNNRTI;および(c)4重組合せ療法(例えば、2種のNRTI、
1種のPIおよび第二PIまたは1種のNNRTI)が挙げられる。治療未経験
患者では、3重組合せ療法で抗HIV−1治療を開始するのが好ましい;2種の
NRTIおよび1種のPIの使用は、PIに対する耐性がないなら、好ましい。
薬剤に従順であることが必須である。そのCD4+およびHIV−1−RNA血
漿レベルは、3〜6ヶ月ごとにモニターすべきである。ウイルスの装填が停滞状
態になるなら、第四の薬剤(例えば、1種のPIまたは1種のNNRTI)を添
加できる。以下の表Aを参照。
【0084】 (表A) 抗HIV−1多薬剤組合せ療法 A.3重組合せ療法 1.2種のNRTI1+1種のPI2 2.2種のNRTI1+1種のNNRTI3 B.4重組合せ療法4 2種のNRTI+1種のPI+第二PIまたは1種のNNRTI C.代替物5 2種のNTRI1 1種のNTRI2+1種のPI2 2種のPI6±1種のNRTI7またはNNRTI3 1種のPI2+1種のNRTI7+1種のNNRTI3 (表Aの脚注) 1.以下の1種:ジドブジン+ラミブジン;ジドブジン+ジダノシン;スタブジ
ン+ラミブジン;スタブジン+ジダノシン;ジドブジン+ザルシタビン;表Iを
参照。 2.インジナビル、ネルフィナビル(nelfinavir)、リトナビルまた
はサキナビルの軟質ゲルカプセル。
【0085】 リトナビルは、厄介な副作用があるために、あまり頻繁には使用されない。サ
キナビルの旧式製剤は、その生物学的利用能が乏しくかつ有効性が限定されてい
るために、いちばん使用頻度が低いが、新しいサキナビル製剤は、それより有効
であるはずである。また、表IIIを参照。 3.ネビラピンまたはデラビルジン(delavirdine)。また、表II
を参照。 4.A−M.VandamneらのAntiviral Chemistry+
Chemotherapy 9:187、193〜197ページおよび図1+2
。 5.代替レジメンは、従順性に問題があったり毒性のために推奨レジメンを服用
できない患者、および推奨レジメンが失敗したり再発する患者のためにある。2
倍ヌクレオシド組合せにすると、多数の患者において、HIV耐性が生じたり、
臨床的に失敗することがある。 6.サキナビルおよびリトナビル(各400mg片)を使って、殆どのデータが
得られた。また、表IIIを参照。 7.ジドブジン、スタブジンまたはジダノシン。また、表Iを参照。
【0086】 PEG化インターフェロンαと共同して投与するのが有用な他の抗HIV−1
薬剤には、ヒドロキシ尿素、リバビリン、IL−2IおよびL−12、およびY
issum Project No.11607が挙げられる。これらの上述の
抗HIV−1はまた、任意の抗HIV−1薬剤療法(特に、HAARTと呼ばれ
る3重および4重薬剤組合せ)と共に、PEG化インターフェロンαと共同で投
与され得る。
【0087】 ヒドロキシ尿素(Droxia)は、リボヌクレオチド三リン酸還元酵素阻害
剤であり、その酵素は、T−細胞の活性化に関与している。NClで発見された
ヒドロキシ尿素は、Bristol−Myers Squibbが開発中である
。臨床研究では、それは、ジダノシンの活性に対する相乗効果を有することが明
らかとなり、また、スタブジンと共に研究されている。
【0088】 Yissum Project No.11607は、Yissum Res
earch Development Co.,Jerusalem 9104
2,Israelが前臨床開発中のHIV−1 Vifタンパク質に基づいた合
成タンパク質である。
【0089】 IL−2は、AjinomotoのEP-0142268,Takeda E
P−0176299およびChironの米国特許第RE第33653号、第4
530787号、第4569790号、第4604377号、第4748234
号、第4752585号および第4949314号で開示されており、水で再構
成し希釈してIV注入またはsc投与するための凍結乾燥粉末として、Chir
on Corp.,Emeryville,CA 94608−2997から、
PROLEUKIN(アルデスロイキン(aldesleukin))の商品名
で入手できる;約1〜約2千万IU/日の用量でのscが好ましい;約1千5百
万IU/日の用量でのscは、さらに好ましい。
【0090】 IL−12は、WO96/25171で開示されており、Roche Pha
rmaceuticals,Nutley,NJ 07110−1199および
American Home Products,Madison,NJ 07
940から入手できる;scで、約0.5マイクログラム/kg/日〜約10マ
イクログラム/kg/日の用量。
【0091】 ペンタフシド(pentafuside)(DP−178、T−20)は、3
6−アミノ酸合成ペプチドであり、米国特許第5,464,933号で開示され
ており、Duke UniversityからTrimeris(Duke U
niversityと協力してペンタフルシドを開発中である)にライセンス提
供された;ペンタフシドは、標的膜へのHIV−1の癒着を阻害することにより
、作用する。ペンタフシド(3〜100mg/日)は、3重組合せ療法に不応性
のHIV−1陽性患者に対して、連続sc注入として、またはエファビレンツお
よび2PIと一緒の注射として、与えられる;100mg/日で使用するのが好
ましい。第二世代癒着阻害剤であるT−1249(39aa)は、Trimer
isが開発中である。開発中の他の阻害剤には、CXCR4、AM03100、
およびMerck & Co.のINTERGRASEが挙げられる。
【0092】 リバビリン、1−β−D−リボフラノシル−1H−1,2,4−トリアゾール
−3−カルボキサミド(これは、ICN Pharmaceuticals,I
nc.,Costa Mesa,California)は、Merck In
dex、化合物番号第8199号、11版で記述されている。その製造および処
方は、米国特許第4,211,771号で記述されている。
【0093】 PEG化インターフェロンα、PEG120000−IFN−α2b(これは、Sc
hering−Plough Research Institut,Keni
lworth,NJから入手できる)は、リバビリンのインビトロ抗HIV−1
活性を高めた。PEG120000−IFN−α2bおよびリバビリンを組み合わせる
と、動物およびヒトで観察される血漿(plasmatic)濃度に対応する用
量で、フィトヘムアグルチニン(「PHA」−P)活性化した末梢血単核細胞(
「PBMC」)を使用したインビトロでのHIV複製を阻害する。健全なPBM
Cを、Ficoll−Hypaque密度勾配遠心分離により、1つのHIV血
清反応陰性の血液ドナーのバフィーコートから分離した。PBMCを、細胞培地
Aで、2日間、1μg/mlのフィトヘムアグルチニン(PHA−P)で活性化
した:RPMI 1640を、10%の熱不活性化(+56℃、45分間)ウシ
胎児血清(FCS)、2mMのL−グルタミンおよびトリ−抗生物質混合物(ペ
ニシリン、ストレプトマイシン、ネオマイシン;PSN)で補足した。これらの
2日後、細胞を洗浄し、そして細胞培地Bにおいて、百万個の細胞/ミリリット
ルで培養した:細胞培地Aを、20IU/mlの組換えヒトインターロイキン−
2で補足した。細胞を、5%のCO2−空気の湿潤雰囲気において、−37℃で
維持した。他の血液ドナーの細胞を使って、実験を2回繰り返した。全体で、3
回の独立した実験を実施した。
【0094】 PBMCを、参照HIV−1−LAI株の50%Tissue Cultur
e Infectious Doses(TCID50)の1,000個に感染
させた[F.Barre’−Sinoussi,Science,1983,2
20,868〜871]。この株を、PHA−P−活性化した臍帯血単核細胞(
UBMC)を使用して、増幅した。次いで、PHA−P活性化PBMC上で、終
点希釈により、滴定した。次いで、Karberの式を使用して、TCID50
を計算した[Arch.Exp.Path.Pharmak.,1931,16
2,126〜133]。
【0095】 PEG12000−IFN−α2bおよびリバビリンを単独でおよび組み合わせて
、また、対照としてAZTを、HIV−1感染の24時間前に投与し、そして全
て、この培養物と一緒に維持した。3用量のPEG12000−IFN−α2bを使
用した。
【0096】 96ウェルのマイクロプレートの各ウェルに、200,000PHA−P−活
性化PBMCを添加した。参照HIV−1−LAI株に感染させる前に、細胞を
、24時間前処理した。週2回、細胞上澄み液を収集し、薬剤および培地を更新
した。7日目にて、細胞上澄み液で、RT活性を決定し、そして顕微鏡観察によ
り、薬剤および薬剤組合せの潜在的な細胞毒性効果を評価した。
【0097】 製造業者(Innovagen.Lund,Sweden)の推奨に従って、
Retro−Sys(登録商標)キットを使用して、細胞上澄み液における逆転
写酵素(「RT」)を決定することにより、ウイルス複製を測定した。
【0098】 Chou J.およびTC.のマイクロコンピューターソフトウェアを使って
、累積RT活性を使用して、有効用量を計算した。
【0099】 それらの組合せ効果は、JおよびTC Chouのマイクロコンピューターソ
フトウェアを使った組合せ指数(CI)[Chou & Talalay,19
84]、または断片阻害濃度(FIC)指数[Antimicrob.Agen
ts.Chemother.,1987,31,1613〜1617]のいずれ
かを使用して、分析した。このCI指数またはFIC指数が1に等しいとき、こ
の組合せは、相加的である。それが1.0より小さいとき、この組合せは、相乗
的であり、また、それが1.0より大きいとき、この組合せは、拮抗的であると
判断される。
【0100】 PEG12000−IFN−α2bだけでなく、PEG12000−IFN−α2bおよ
びリバビリンの組合せも、マウスおよびHIV−1感染患者で測定した血漿濃度
に相当する用量では、そのHIV−1複製を阻害した[BE.Gilbertら
、Antimicrob.Agents Chemother.,1988,3
2.117〜121;E.Connorら、 Antimicrob.Agen
ts Chemother.,1993,37,537〜539]。
【0101】 これらの上で挙げた抗HIV−1薬剤はまた、任意の抗HIV−1療法、特に
、HAARTと呼ばれる3重および4重薬剤組合せと共同で、PEG化インター
フェロンαと共に投与され得る。
【0102】 本明細書中で使用する「インターフェロンα」との用語は、ウイルスの複製お
よび細胞の増殖を阻害し免疫応答を調節する非常に相同性の種特異的タンパク質
の系統を意味する。典型的で適当なインターフェロンαには、組換えインターフ
ェロンα−2b(例えば、Schering Corporation,Ken
ilworth,N.J.から入手できるIntron−Aインターフェロン)
、組換えインターフェロンα−2a(例えば、Hoffmann−La Roc
he,Nutley,N.J.から入手できるRoferonインターフェロン
)、組換えインターフェロンα−2C(例えば、Boehringer Ing
elheim Pharmaceutical,Inc.,Ridgefiel
d,CT.から入手できるBeroforα2インターフェロン)、インターフ
ェロンα−n1、天然αインターフェロンの精製ブレンド(例えば、日本の住友
から入手できるSumiferonまたはGlaxo−Wellcome Lt
d.,London,Great Britainから入手できるWellfe
ronインターフェロンα−n1(INS))、またはコンセンサスαインター
フェロン(例えば、米国特許第4,897,71号および第4,695,623
号(特に、その実施例7、8または9)で記述されたものおよびAmgen,I
nc.,Newbury Park,CAから入手できる製品)、またはインタ
ーフェロンα−n3(Interferon Science製の天然αインタ
ーフェロンの混合物であり、Alferonの商品名でPurdue Fred
erick Co.,Norwalk,CT.から入手できる)が挙げられるが
、これらに限定されない。インターフェロンα−2aまたはα2bを使用するの
が好ましい。インターフェロンα2bは、全インターフェロンのうちで、慢性C
型肝炎を治療するのに全世界にわたって最も広く認められているので、最も好ま
しい。インターフェロンα2bの製造は、米国特許第4,530,901号で記
述されている。
【0103】 本明細書中で使用する「PEG化インターフェロンα」との用語は、インター
フェロンα(好ましくは、インターフェロンα−2aおよび−2b)のポリエチ
レングリコール変性共役物を意味する。好ましいポリエチレングリコール−イン
ターフェロンα−2b共役物は、PEG12000−インターフェロンα2bである
。本明細書中で使用する「分子量12,000のポリエチレングリコールが共役
したインターフェロンα」および「PEG12000−IFNα」との語句は、国際
特許出願第WO95/13090号の方法に従って調製されるような共役物であ
って、そのインターフェロンα−2aまたは−2bアミノ基間にウレタン結合を
含有し、そして12000の平均分子量を有するポリエチレングリコールを含有
するものを意味する。
【0104】 好ましいPEG12000−インターフェロンα−2bは、PEG重合体を、IF
Nα−2b分子中のリシン残基のイプシロンアミノ基に結合することにより、調
製される。単一のPEG12000分子は、ウレタン結合を介して、IFNα−2b
分子上の遊離アミノ基に共役される。この共役物は、結合したPEG12000の分
子量により特徴付けられる。このPEG12000−IFN共役物は、注射用の
凍結乾燥粉末として、調合される。IFNαとPEGとの共役の目的は、そのプ
ラズマ半減期を著しく長くすることにより、そのタンパク質の送達を改善して、
それにより、IFNαの遅延した活性を提供することにある。
【0105】 他のインターフェロンα共役物は、インターフェロンαを水溶性重合体とカッ
プリングすることにより、調製できる。このような重合体の非限定的なリストに
は、他のポリアルキレンオキシド単独重合体(例えば、ポリプロピレングリコー
ル、ポリオキシエチレン化ポリオール、それらの共重合体およびそれらのブロッ
ク共重合体)が挙げられる。ポリアルキレンオキシドベースの重合体の代替物と
して、効果的には、非抗原性物質(例えば、デキストラン、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、炭水化物ベースの重合体など
)が使用できる。このようなインターフェロンα−重合体共役物は、米国特許第
4,766,106号、米国特許第4,917,888号、ヨーロッパ特許出願
第0236987号、ヨーロッパ特許出願第0510356号、第059386
8号および第0809996号(PEG化インターフェロンα2a)および国際
公開第WO95/13090号で記述されている。
【0106】 非経口投与に適当なPEG化インターフェロンαの薬学的組成物は、注射用の
滅菌水中にて、適当な緩衝液、例えば、トリス−HCl、酢酸塩またはリン酸塩
(例えば、二塩基性リン酸ナトリウム/一塩基性リン酸ナトリウム緩衝液)、お
よび薬学的に受容可能な賦形剤(例えば、スクロース)、担体(例えば、ヒト血
清アルブミン)、毒性剤(例えば、NaCl)、防腐剤(例えば、チメロサール
、クレゾールまたはベンジルアルコール)、および界面活性剤(例えば、ツイー
ン(tween)またはポリソルベート)を使って、調合され得る。このPEG
化インターフェロンαは、2℃〜8℃の冷蔵下にて、凍結乾燥粉末として、保存
され得る。これらの再構成した水溶液は、2℃と8℃の間で保存したとき安定で
あり、再構成の24時間以内に使用される。例えば、米国特許第4,492,5
37号;第5,762,923号および第5,766,582号を参照。この再
構成した水溶液はまた、予め充填した多用量注射器(例えば、インシュリンのよ
うな薬剤の送達に有用なもの)で保存され得る。典型的で適当な注射器には、プ
レフィルバイアル(これは、ペン型注射器(例えば、Novo Nordisk
から入手できるNOVO−LET Novo Pen))だけでなく使用者が自
分で簡単に注射できるプレフィルペン型注射器を含むシステムが挙げられる。他
の注射器システムには、希釈剤および凍結乾燥PEG化インターフェロンα粉末
を別々の隔室内に含有するガラス製カートリッジを含むペン型注射器が挙げられ
る。
【0107】 構造式IまたはIIまたはIIIまたはIVで表されるある種のCCR5アン
タゴニスト化合物は、異なる異性体(例えば、鏡像異性体、ジアステレオマー異
性体およびアトロプ異性体)形態で存在し得る。本発明は、純粋形状および混合
物(ラセミ混合物を含めて)の両方で、これらの異性体の全てを考慮する。
【0108】 式IまたはIIまたはIIIまたはIVのある種の化合物は、事実上酸性であ
り、例えば、カルボキシル基またはフェノール性水酸基を有する化合物がある。
これらの化合物は、薬学的に受容可能な塩を形成し得る。このような塩の例には
、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩、金塩および銀塩
が挙げられる。また、薬学的に受容可能なアミン(例えば、アンモニア、アルキ
ルアミン、ヒドロキシアルキルアミン、N−メチルグルカミンなど)を使って形
成された塩もまた、考慮される。
【0109】 式IまたはIIまたはIIIまたはIVのある種の塩基性化合物もまた、薬学
的に受容可能な塩(例えば、酸付加塩)を形成する。例えば、そのピリド−窒素
原子は、強酸を備えた塩を形成し得るのに対して、塩基性置換基(例えば、アミ
ノ基)を有する化合物はまた、弱酸を備えた塩を形成する。塩形成に適当な酸の
例には、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、マロン酸、サリチル
酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、アスコルビン酸、マレイン酸、メタンスル
ホン酸、および当業者に公知の他の鉱酸およびカルボン酸がある。これらの塩は
、通常の様式で、その遊離塩基を、塩を生成するのに十分な量の所望の酸と接触
することにより、調製される。この遊離塩基形状は、この塩を適当な希釈塩基水
溶液(例えば、希釈NaOH水溶液、炭酸ナトリウム水溶液、アンモニア水およ
び重炭酸ナトリウム水溶液)で処理することにより、再生され得る。この遊離塩
基形状は、ある程度、ある種の物理的特性(例えば、極性溶媒中での溶解性)に
ついて、それらの各個の塩形状とは異なるが、これらの酸および塩基の塩は、そ
れ以外は、本発明の目的のために、それらの各個の遊離塩基形状と同等である。
【0110】 このような酸および塩基の全ての塩は、本発明の範囲内において、薬学的に受
容可能な塩であると解釈され、全ての酸および塩基の塩は、本発明の目的のため
に、式IまたはIIの対応する化合物の遊離形状と同等であると考えられる。
【0111】 式IまたはIIまたはIIIまたはIVの化合物は、他の発明者の発明である
。式IまたはIIの化合物は、それらの製造方法と共に、本願出願人が所有して
いる米国特許出願(弁護士整理番号#IN01031)で開示されており、また
、式IIIまたはIVの化合物は、本願出願人が所有している米国特許出願SN
(弁護士整理番号#IN01032)で開示されており、各出願は、本願と同日
に出願され、両方の内容は、本明細書中で参考として援用されている。
【0112】 式IまたはIIまたはIIIまたはIVの化合物はまた、当該技術分野で公知
の手順(例えば、以下の反応図式で記述する手順)により、以下の実施例で記述
する方法により、また、W096/26196,W098/05292,W09
8/10425およびW098/06697で記述された方法を使用することに
より、製造できる。
【0113】 式IまたはIIまたはIIIまたはIVの化合物から薬学的組成物を調製する
ためには、不活性で薬学的に受容可能な担体は、固体または液体のいずれかであ
り得る。固体形状の調製物には、粉末、錠剤、分散性顆粒、カプセルおよび座剤
が挙げられる。これらの粉末および錠剤は、約5%〜約95%の活性成分から構
成され得る。適当な固体担体は、当該技術分野で公知であり、例えば、炭酸マグ
ネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ショ糖またはラクトースがある
。錠剤、粉末、カシュ剤およびカプセルは、経口投与に適当な固形投薬形態とし
て、使用できる。薬学的に受容可能な担体および種々の組成物の製造方法の例は
、A.Gennaro(著),Remington's Pharmaceut
ical Sciences,18版、(1990),Mack Publis
hing Co.,Easton,Pennsylvaniaで見られ得る。
【0114】 液体形状調製物には、溶液、懸濁液および乳濁液が挙げられる。一例として、
非経口注射用の水または水−プロピレングリコール溶液および経口溶液、懸濁液
および乳濁液用の甘味料および乳白剤の添加が言及され得る。
【0115】 吸入に適当なエアロゾル調製物には、溶液および粉末形状固形物が挙げられ得
、これらは、薬学的に受容可能な担体(例えば、不活性圧縮気体(例えば、窒素
))と組合せ得る。
【0116】 また、固体形状調製物も含まれ、これらは、使用直前に、経口投与または非経
口投与のいずれかのための液体形状調製物に転化することが意図されている。こ
のような液体形状には、溶液、懸濁液および乳濁液が挙げられる。
【0117】 式IまたはIIまたはIIIまたはIVの化合物はまた、経皮的に送達可能で
あり得る。これらの経皮組成物は、クリーム、ローション、エアロゾルおよび/
または乳濁液の形態をとることができ、また、この目的で当該技術分野で通例の
マトリックス型またはレザバ型の経皮パッチに含有できる。
【0118】 好ましくは、式IまたはIIまたはIIIまたはIVの化合物は、経口投与さ
れる。
【0119】 好ましくは、この製薬調製物は、単位投薬形状である。このような形状では、
この調製物は、適当な大きさの単位用量(これは、適当な量(例えば、所望の目
的を達成するのに有効な量)の活性成分)に細分される。
【0120】 単位用量の調製物中での式IまたはIIまたはIIIまたはIVの活性化合物
の量は、特定の用途に従って、約10mg〜約500mg、好ましくは、約25
mg〜約300mg、さらに好ましくは、約50mg〜約250mg、最も好ま
しくは、約55mg〜約200mgで、変えられ得るかまたは調節され得る。
【0121】 使用する実際の投薬量は、患者の要件および治療する病気の重症度に依存して
、変えられ得る。特定の状況に適当な投薬レジメンの決定は、当該技術の範囲内
である。便宜上、全1日投薬量は、必要な日にわたって、分割して少しずつ投与
され得る。
【0122】 式IまたはIIまたはIIIまたはIVの化合物および/またはそれらの薬学
的に受容可能な塩を投与する量および頻度は、患者の年齢、状態および体格だけ
でなく治療する症状の重症度のような因子を考慮して、担当医の判断に従って、
調節される。式IまたはIIまたはIIIまたはIVの化合物の経口投与に典型
的な推奨1日投薬レジメンは、2回〜4回に分割した用量で、約100mg/日
〜約300mg/日の範囲、好ましくは、約150mg/日〜約250mg/日
の範囲、さらに好ましくは、約200mg/日であり得る。
【0123】 慢性C型肝炎に感染している人は、以下の徴候または症状の1つまたはそれ以
上を示し得る: (a)高いALT、 (b)抗HCV抗体試験に陽性、 (c)血清中でのHCV−RNAの存在試験に陽性であることで立証されるH
CVの存在、 (d)慢性肝臓病の臨床的徴候、 (e)肝細胞損傷。
【0124】 本発明の好ましい局面では、PEG化インターフェロンαおよびCCR5アン
タゴニスト化合物(これは、構造式IまたはIIまたはIIIまたはIVで表さ
れる)の組合せ療法の有効量は、第一および第二治療期間において、これらの徴
候または症状の1つまたはそれ以上を少なくとも軽減しかつHCV−RNA血漿
レベルを少なくとも10分の1に少なくし(好ましくは、少なくとも第二治療期
間の終わりまでに検出可能なHCV−RNAを根絶し)かつ第二治療期間後少な
くとも24週間にわたって検出可能なHCV−RNAがない状態を維持するのに
十分な量で、HIV感染している患者であって上記徴候または症状の1つまたは
それ以上を示す患者に投与される。第一および第二治療期間の合計は、約40〜
50週間、好ましくは、48週間である。このリバビリンの投与は、担当医の判
断に依存して、第二治療期間の終了後、中断され得る。
【0125】 本発明に関連した「検出可能なHCV−RNAがない」との用語は、定量的な
多サイクル逆転写酵素PCR手順で測定したとき、患者の血漿1mlあたり、1
00コピーより少ないHCV−RNAが存在することを意味する。HCV−RN
Aは、好ましくは、熟練臨床医か周知の研究用RT−PCR手順により、本発明
で測定される。この手順は、本明細書中では、HCV−RNA/qPCRと呼ば
れる。HCV−RNAの検出下限は、100コピー/mLである。血清HCV−
RNA/qPCR試験およびHCV遺伝子型試験は、中央検査室で実施される。
J.G.McHutchinsonら(N.Engl.J.Med.,1998
,339:1485〜1492)、およびG.L.Davisら(N.Engl
.J.Med.339:1493〜1499)を参照。
【0126】 本発明の好ましい実施形態では、HIV−1およびHCVに共に感染した患者
は、担当医および患者が適当と考えるリバビリンおよびHAARTの組合せと共
同して、PEG化インターフェロンαおよびCCR5アンタゴニスト化合物(こ
れは、構造式IまたはIIまたはIIIまたはIVで表される)で治療される;
REBETRONの商品名でSchering Corp.から販売されている
インターフェロンα−2b−リバビリン組合せ療法を使用することが好ましい。
J.G.McHutchinsonら(N.Engl.J.Med.,1998
,339:1485〜1492)、およびG.L.Davisら(N.Engl
.J.Med.339:1493〜1499)もまた参照。リバビリン、1−β
−D−リボフラノシル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミド
(これは、ICN Pharmaceuticals,Inc.,Costa
Mesa,California)は、Merck Index、化合物番号第
8199号、11版で記述されている。その製造および処方は、米国特許第4,
211,771号で記述されている。
【0127】 HIV−1およびHCVに共に感染した小児患者については、適当なHAAR
Tには、PEG化インターフェロンαおよび上で挙げたリバビリン用の投薬量お
よび投薬レジメンと組み合わせて、NRTI+aPI、例えば、Nelfina
vir+aNNRTI、例えば、Efavirenzが挙げられる。また、以下
の表I〜IVを参照。ヒト成長ホルモン(例えば、組換えrDNA起源のポリペ
プチドホルモン、ソマトロピン)もまた、Eli Lilly & Co.,In
dianapolis,IN 46285から、HUMATROPEの商品名で
入手できるが、担当医と相談して、製品情報シートに挙げられた投薬量および投
与スケジュールで、小児患者に投与され得る。
【0128】 HAARTは、PEG化インターフェロンαと共に患者に投与され、すなわち
、PEG化インターフェロンαの用量は、その患者がHAARTの用量を受ける
前、受けている間または受けた後に、投与され得る。ヒト成長ホルモン(例えば
、組換えrDNA起源のポリペプチドホルモン、ソマトロピン)もまた、Eli
Lilly & Co.,Indianapolis,IN 46285から、
HUMATROPEの商品名で入手できるが、担当医と相談して、製品情報シー
トに挙げられた投薬量および投与スケジュールで、HIV−1に感染した小児患
者に投与され得る。
【0129】 本発明の好ましい実施形態では、PEG化インターフェロンαは、構造式Iま
たはIIまたはIIIまたはIVで表されるCCR5アンタゴニスト化合物およ
びHAARTの開始前、好ましくは、HAARTの開始の約2〜4週間前に、H
IV−1に感染した患者に投与される。本発明の他の好ましい実施形態では、P
EG化インターフェロンαの投与は、構造式IまたはIIまたはIIIまたはI
Vで表されるCCR5アンタゴニスト化合物およびHAARTの投与と同時に、
すなわち、同日に、開始される。本発明の他の好ましい実施形態では、このPE
G化インターフェロンαは、HIV−1患者が構造式IまたはIIまたはIII
またはIVで表されるCCR5アンタゴニスト化合物およびHAARTの使用を
開始した後に、投与される。
【0130】 本発明のHIV−1療法の目標は、HIV−1−RNAウイルスの装填を検出
可能限界以下に低減することにある。本発明に関連した「HIV−1−RNAの
検出可能限界」とは、定量的な多サイクル逆転写酵素PCR手順で測定したとき
、患者の血漿1mlあたり、約50コピーより少ないHCV−1−RNAが存在
することを意味する。HIV−1−RNAは、好ましくは、本発明では、Amp
licor−1 Monitor 1.5(これは、Roche Diagns
oticsから入手できる)またはNuclisens HIV−1 QT−1
の手順により、測定される。この手順は、Schooley,RT,Antiv
iral Therapy(1997),2(Suppl.4):59〜70で
記述されている。
【0131】 NRTI、NNRTI、PI、ペンタフサイド、IL−2、IL−12、CC
R5化合物(これは、構造式IまたはIIまたはIIIまたはIVで表される)
およびPEG化インターフェロンαの用量および投薬量は、患者の年齢、性別お
よび状態およびHIV−1およびHCV感染の重症度を考慮して、添付文書にあ
る認可用量および投薬量に観点から、またはそのプロトコルで述べられているよ
うに、担当医により決定される。HIV−1に感染した小児患者またはHIV−
1およびHCVに共に感染した小児患者については、適当なHAARTには、P
EG化インターフェロンαおよび上で挙げたリバビリン用の投薬量および投薬レ
ジメンと組み合わせて、NRTI+aPI、例えば、Nelfinavir+a
NNRTI、例えば、Efavirenzが挙げられる。投薬量および投薬レジ
メンについては、また、以下の表I〜IVを参照。
【0132】 以下の臨床プロトコルは、本発明の抗HIV−1療法を管理するのに使用され
得る。この臨床プロトコルの多くの改良は、熟練臨床医に明らかであり、以下の
Study Designは、本発明の方法(これは、以下で挙げた請求の範囲
でのみ限定される)の範囲を限定するものとして解釈すべきではない。例えば、
J. G. McHutchinsonら (N.Engl.J.Med.,199
8,339:1485〜1492)、およびG.L.Davisら(N.Eng
l.J.Med.339:1493〜1499)を参照。
【0133】 本研究の母集団は、HIV−1に感染したと診断された男性および女性の治療
未経験患者または治療経験患者のいずれかを含み、もし、以下の包含および排除
規準を満たすなら含めるべき患者が挙げられる。
【0134】 (被験体包含規準) HIV−1に感染した治療未経験または治療経験被験体。
【0135】 Amplicor試験、Version 1.5のHIV−RNAが500コ
ピー/mLより高い。
【0136】 CD4 +数が、100コピー/ml、好ましくは、200コピー/mLより高い
【0137】 良好な健康状態で、臨床的に受容できる研究室安全試験結果およびECGを有
する。
【0138】 以下の研究室パラメータを満たさなければならない: 血小板数100,00/mL。
【0139】 ヘモグロビン9gm/dL(90gm/L)。
【0140】 絶対好中球数1500/μL。
【0141】 正常な上限の<1.5のクレアチニン。
【0142】 正常な上限の≦5倍のSGOT/SGPT。
【0143】 正常な上限の≦2.5倍のビリルビン。
【0144】 尿妊娠試験が陰性(女性のみ)。
【0145】 被験体は、情報提供同意書に進んでサインをして、プロトコルで述べたスケジ
ュールを守ることができなければならない。
【0146】 (被験体排除規準) 母乳を与えているかまたは妊娠している女性または十分に避妊していない女性
【0147】 E.coliタンパク質にアレルギー反応がある被験体。
【0148】 過去に内科/精神科の病歴がある(具体的には、鬱病または痴呆)被験体。
【0149】 本発明の好ましい実施形態では、その被験体は、1週間に1回、皮下注射によ
り、0.5マイクログラム/キログラムと4.5マイクログラム/キログラムの
間の用量、例えば、0.5、1.0、1.5、3.0または4.5マイクログラ
ム/キログラムの用量で、PEG化インターフェロンα2bを受容するように無
作為化される。PEG化インターフェロンαと同時に投与するリバビリンの量は
、約400〜約1600mg/日、好ましくは、約600〜約1200mg/日
または約800〜約1200mg/日であり、最も好ましくは、約1000〜約
1200mg/kg/日である。
【0150】 単位用量の製剤での式IまたはIIまたはIIIまたはIVのCCR5アンタ
ゴニスト化合物の量は、特定の用途に従って、約10mg〜約500mg、好ま
しくは、約25mg〜約300mg、さらに好ましくは、約50mg〜約250
mg、最も好ましくは、約55mg〜約200mgで、変えられ得るかまたは調
節され得る。
【0151】 HAARTもまた、PEG化インターフェロンα2b(すなわち、PEG1200 0 −インターフェロンα2b)、式IまたはIIまたはIIIまたはIVのCC
R5アンタゴニスト化合物およびリバビリンの投与前または投与と同時に、開始
され得る。
【0152】 以下の構造のCCR5アンタゴニスト化合物は、本発明で有用な式IおよびI
Iで表される:
【0153】
【化75】 ここで、R6、XおよびR2は、以下の表で定義された通りである:
【0154】
【化76】 以下の構造のCCR5アンタゴニスト化合物は、本発明で有用な式IIIおよ
びIVで表される:
【0155】
【化77】 ここで、R、R3、R6およびR2は、以下の表で定義された通りである:
【0156】
【化78】 使用する実際の投薬量は、患者の要求および治療する病気の重症度に依存して
、変わり得る。特定の状態の適当な投薬レジメンの決定は、当該技術分野の範囲
内である。便宜上、全1日投薬量は、必要な日に、少しずつ分割して投与され得
る。
【0157】 (本研究の全体的な設計および計画) 主要な効能目的は、HIV−1−RNA血漿レベルを10分の1以上低くする
ことにある。血漿HIV−1−RNA/qPCR試験は、中央検査室で実施され
る。ベースラインにおいて、陽性HIV−1−RNAアッセイ結果が必要である
;HIV−1−RNAに陽性の患者だけが、参加する資格がある。
【0158】
【表1】 (表Iの脚注) * 液状製剤で入手可能。 1 60kg未満の患者については、30mg PO bid。 2 錠剤を使う場合;60jg未満の患者については、125mg PO bi
d;60kg以上の患者については、200mg PO bid;粉末を使う場
合、投薬量は、167g(60kg未満)〜250mg PO(60kg以上)
bidで変わる。用量は、食事の少なくとも30分前またはその少なくとも2時
間後に服用すべきである。
【0159】 (表Iの脚注) 3 50kg未満の患者については、2mg/kg PO bid。 4 各錠剤は、300mgのジドブジンおよび150mgのラミブジンを含有す
る。 5 拡大アクセスプログラム下で利用可能である−a NIH−スポンサーのP
hase III Trial。 6 Phase II。 7 Phase I/II;PharmaProjectsのセクションJ5A
& J5Zを参照。 8 Phase I/III;PharmaProjectsのセクションJ5
A & J5Zを参照。 9 Preclinical;活性インダックHBVモデル;PharmaPr
ojectsのセクションJ5A & J5Zを参照。 10 Preclinical;活性プロおよびIV;DAPDは、他のデオキ
ソレンプリンのプロドラッグである。PharmaProjectsのセクショ
ンJ5A & J5Zを参照。 11 Phase II,FddAは、1日1回の投薬が可能である。
【0160】
【表2】 1 ネビラピンでの治療の最初の2週間、発疹の危険を減らすために、患者は、
1日、200mgの錠剤1個だけを服用すべきである。 2 インジナビル+2NRTIまたはエファビレンツ3重療法+AZT+ラミブ
ジンを使ったエファビレンツの4重療法 3 前臨床段階;PharmaProjectsのセクションJ5A & J5
Z 4 他の抗HIV−1療法を使って用量および同時使用を評価するPhase
I/II;PharmaProjectsのセクションJ5A & J5Zを参
照。 5 (a)スタブジンおよびラミブジンまたはジダノシンのいずれかを使ったM
KC−442または(b)ネルフラビル(qv)およびNRTIを使ったMKC
−442の3重療法。 6 Phase I;PharmaProjectsのセクションJ5A &
J5Zを参照。
【0161】
【表3】 1 十分な食事と共にまたはその後2時間以内。 2 食物と共に。この液状製剤は、不快な味がある;業者は、それをチョコレー
トミルクまたは液状栄養剤と共に服用することを提案している。 3 水と共に、食事前1時間または食事後2時間。インジナビルを服用する患者
は、毎日、少なくとも48オンス(1.5リットル)の水を飲むべきである。 4 食物と共に。 5 AZTと共にアンプレナビル+ラミブジン+アバカビルの4重組合せ療法。 6 Phase I/II;PharmaProjectsのセクションJ5A
& J5Zを参照。 7 Phase II;PharmaProjectsのセクションJ5A &
J5Zを参照。 8 前臨床研究;BMS2322623のプロドラッグエステルは、経口吸収を
高める;PharmaProjectsのセクションJ5A & J5Zを参照
。 9 Phase Iの研究により、ABT−378がリトナビルよりも10倍の
効能があることが明らかである;PharmaProjectsのセクションJ
5A & J5Zを参照。
【0162】
【表4】 1 400mg ddl+500mg AZTを使ったヒドロキシ尿素の3重療
法;PharmaProjectsのセクションB3C1を参照。 2 前臨床;PharmaProjectsのセクションJ5A & J5Zを
参照。
【0163】 以下のアッセイは、CCR5アンタゴニストとしての化合物を同定するためだ
けでなく、式I〜IVの化合物のCCR5アンタゴニスト活性を決定するために
、使用できる。これらのアッセイは、本願出願人が所有している米国特許出願(
弁護士整理番号#IN1031)および本願出願人が所有している米国特許出願
SN(弁護士整理番号#IN1032)(これらは、本願と同日に出願された)
で開示されている。
【0164】 (CCR5膜結合アッセイ) CCR5膜結合アッセイを利用する高処理能力スクリーニングは、RANTE
S結合のインヒビターを同定する。このアッセイは、ヒトCCR5ケモカインレ
セプターを発現するNIH 3T3細胞(これは、このレセプターに対する天然
リガンドであるRANTESに結合する能力がある)から調製した膜を利用する
。96ウェルのプレートフォーマットを使用して、1時間にわたって、化合物の
存在下または非存在下で、膜調製物を125I−RANTESでインキュベートす
る。0.001μg/ml〜1μg/mlの広範囲にわたって、化合物を連続希
釈し、そして3回試験する。ガラス繊維フィルターによって、反応混液を収集し
、そして十分に洗浄する。複製物の総数を平均し、全125I−RANTES結合
の50%を阻害するのに必要な濃度としてデータ報告する。この膜結合アッセイ
において強力な活性を備えた化合物を、二次細胞ベースのHIV−1エントリー
および複製アッセイでさらに特徴付ける。
【0165】 (HIV−1エントリーアッセイ) Connorら、Virology,206(1995),p.935〜94
4で記述されているように、数個のHIV−1エンベロープ遺伝子のうちの1個
をコードするプラスミドと共に、HIV−1のNL4−3株をコードするプラス
ミド(これは、そのエンベロープの変異およびルシフェラーゼレポータープラス
ミドの導入により、改変されている)の同時トランスフェクションにより、複製
欠損HIV−1レポータービリオンを発生させる。リン酸カルシウム沈殿により
2個のプラスミドをトランスフェクションすることに続いて、これらのウイルス
上清を3日目で収集し、機能的なウイルス力価を決定する。これらのストックは
、次いで、CD4およびケモカインレセプターCCR5(これらは、試験化合物
と共にまたは試験化合物なしで、予めインキュベートされている)を安定に発現
するU87細胞を感染させるのに使用される。感染は、37℃で、2時間実行し
、それらの細胞を洗浄し、化合物含有新鮮培地と培地交換する。これらの細胞を
3日間インキュベートし、溶解し、そしてルシフェラーゼ活性を決定する。結果
は、コントロール培養物中のルシフェラーゼ活性の50%を阻害するのに必要な
化合物の濃度として、報告する。
【0166】 (HIV−複製アッセイ) このアッセイは、安定なU87−CCR5細胞株の一次末梢血単核細胞を使用
して、一次HIV−1株の感染を阻止する抗CCR5化合物の効果を決定する。
これらの一次リンパ球を正常で健康なドナーから精製し、そして感染の3日前に
、インビトロで、PHAおよびIL−2で刺激する。96ウェルプレートフォー
マットを使用して、37℃で、1時間にわたって、細胞を薬剤で前処理し、引き
続いて、M−向性HIV−1単離体で感染させる。感染に続いて、これらの細胞
を洗浄して、残留接種物を除去し、そして化合物の存在下にて、4日間培養する
。培養物の上清を収集し、そしてウイルスp24抗原濃度の決定により、ウイル
ス複製を測定する。
【0167】 (カルシウムフラックス(flux)アッセイ) HIV共レセプターCCR5を発現する細胞に、化合物または天然CCR5リ
ガンドの添加前に、カルシウム感受性染料をロード(load)する。アゴニス
ト特性を備えた化合物は、細胞中にて、カルシウムフラックスシグナルを誘発す
るのに対して、CCR5アンタゴニストは、それ自体ではシグナル伝達を誘発し
ないが天然リガンドRANTESによるシグナル伝達をブロックし得る化合物と
して、同定されている。
【0168】 (GTPγS結合アッセイ) GTPγS結合アッセイは、CCR5リガンドによるレセプター活性化を測定
する。このアッセイは、35S標識GTPのレセプター結合Gタンパク質への結合
(これは、適当なリガンドによるレセプター活性化の結果として起こる)を測定
する。このアッセイでは、このCCR5リガンドであるRANTESは、CCR
発現細胞由来膜でインキュベートされ、そしてレセプターへの結合活性化(すな
わち、結合)は、結合35S標識に対するアッセイにより決定する。このアッセイ
は、化合物がレセプターの活性化を誘発することによるアゴニスト特性を示すか
どうか、あるいは、競争または非競争様式でRANTES結合の阻害を測定する
ことによるアンタゴニスト特性を示すかどうかを定量的に決定する。
【0169】 (走化性アッセイ) この走化性アッセイは、試験化合物のアゴニスト対アンタゴニストの特性を特
徴付ける機能アッセイである。このアッセイは、ヒトCCR5(BaF−550
)を発現する非付着性マウス細胞株が試験化合物または天然リガンド(すなわち
、RANTES、MIP−1β)のいずれかに応答して膜を横切って移動する能
力を測定する。細胞は、浸透性膜を横切って、アゴニスト活性を備えた化合物に
向かう。アンタゴニストである化合物は、走化性を誘発できないうえに、公知C
CR5リガンドに応答した細胞移動を阻害できる。
【0170】 RANTES結合の阻害を決定するアッセイでは、式I〜IVの化合物は、0
.5〜約1500nMの活性範囲であり、好ましい化合物は、約0.5〜約75
0nMの活性範囲、さらに好ましくは、約0.5〜300nM、最も好ましくは
、約0.5〜50nMの活性範囲を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 38/00 A61K 39/395 S 38/21 47/48 39/395 A61P 31/14 47/48 31/18 A61P 31/14 43/00 111 31/18 121 43/00 111 A61K 37/02 121 37/66 F G (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,HR,HU,ID,IL, IN,IS,JP,KG,KR,KZ,LC,LK,L R,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN ,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,T Z,UA,US,UZ,VN,YU,ZA (72)発明者 ラフリン, マーク エイ. アメリカ合衆国 ニュージャージー 08820, エディソン, ナンバー3エム, シンダー ロード 25 Fターム(参考) 4C076 CC41 EE23 EE59 FF68 4C084 AA02 AA19 AA22 AA23 BA01 BA08 BA19 BA23 BA44 CA18 DA12 DA14 DA22 DC50 NA05 NA14 ZB012 ZB331 ZC551 ZC751 4C085 AA13 BA69 BA92 CC31 CC32 4C086 AA01 AA02 BC21 BC42 BC50 GA07 GA08 GA16 MA02 MA03 MA04 NA05 NA14 ZB01 ZB33 ZC55 ZC75

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者におけるHIV−1感染の処置のための医薬の調製のた
    めの、PEG化インターフェロン−αおよびCCR5アンタゴニストの使用。
  2. 【請求項2】 患者におけるHIV−1感染の処置のための医薬の調製のた
    めの、PEG化インターフェロン−αおよびCCR5アンタゴニストの使用であ
    って、 ここで該CCR5アンタゴニストが、構造式IまたはIIまたはIIIまたはI
    Vで表されるか: 【化1】 あるいはIまたはIIまたはIIIまたはIVの薬学的に受容可能な塩であり、
    ここで該CCR5アンタゴニスト化合物が構造式Iで表され: 【化2】 Xは−C(R132−、−C(R13)(R19)−、−C(O)−、−O−、−
    NH−、−N((C1−C6)アルキル)−、 【化3】 であり; Rは、R6−フェニル、R6−ピリジル、R6−チオフェニルまたはR6−ナフチ
    ルであり; R1は、水素、C1−C6アルキルまたはC2−C6アルケニルであり; R2は、R7、R8、R9−フェニル;R7、R8、R9−置換6員ヘテロアリール
    ;R7、R8、R9−置換6員ヘテロアリールN−オキシド;R10、R11−置換5
    員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;ジフェニルメチル 【化4】 であり; R3は、R6−フェニル、R6−ヘテロアリールまたはR6−ナフチルであり; R4は、水素、C1−C6アルキル、フルオロ−C1−C6アルキル、シクロプロ
    ピルメチル、−CH2CH2OH、−CH2CH2−O−(C1−C6)アルキル、−
    CH2C(O)−O−(C1−C6)アルキル、−CH2C(O)NH2、−CH2
    (O)−NH(C1−C6)アルキルまたは−CH2C(O)−N((C1−C6
    アルキル)2であり; R5およびR11は、独立して、水素および(C1−C6)−アルキルからなる群
    から選択され; R6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、−CF3
    CF3O−、CH3C(O)−、−CN、CH3SO2−、CF3SO2−、R14−フ
    ェニル、R14−ベンジル、CH3C(=NOCH3)−、CH3C(=NOCH2
    3)−、 【化5】 −NH2、−NHCOCF3、−NHCONH(C1−C6アルキル)、−NHCO
    (C1−C6アルキル)、−NHSO2(C1−C6アルキル)、5員ヘテロアリー
    ルおよび 【化6】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
    −O−、−NH−または−N(CH3)−であり; R7およびR8は、独立して、(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−NR2021 、−OH、−CF3、−OCH3、−O−アシル、および−OCF3からなる群か
    ら選択され; R9は、R7、水素、フェニル、−NO2、−CN、−CH2F、−CHF2、−
    CHO、−CH=NOR20、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジニル、
    ピラジニル、−N(R20)CONR2122、−NHCONH(クロロ−(C1
    6)アルキル)、−NHCONH((C3−C10)シクロアルキル(C1−C6
    アルキル)、−NHCO(C1−C6)アルキル、−NHCOCF3、−NHSO2 N((C1−C6)アルキル)2、−NHSO2(C1−C6)アルキル、−N(SO 2 CF32、−NHCO2(C1−C6)アルキル、C3−C10シクロアルキル、−
    SR23、−SOR23、−SO223、−SO2NH(C1−C6アルキル)、−OS
    2(C1−C6)アルキル、−OSO2CF3、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル
    、−CONR2021、−CON(CH2CH2−O−CH32、−OCONH(C 1 −C6)アルキル、−CO220、−Si(CH33または−B(OC(CH3 22であり; R10は、(C1−C6)アルキル、−NH2またはR12−フェニルであり; R12は、水素、(C1−C6)アルキル、−CF3、−CO220、−CN、(C 1 −C6)アルコキシおよびハロゲンからなる群から独立して選択される、1個か
    ら3個の置換基であり; R13、R14、R15およびR16は、独立して、水素および(C1−C6)アルキル
    からなる群から選択され; R17およびR18は、独立して、水素およびC1−C6アルキルからなる群から選
    択され、あるいはR17およびR18は、一緒になって、C2−C5アルキレン基であ
    り、そしてこれらが付加している炭素は3個から6個の炭素原子のスピロ環を形
    成し; R19は、R6−フェニル、R6−ヘテロアリール、R6−ナフチル、C3−C10
    クロアルキル、(C3−C10)シクロアルキル(C1−C6)アルキルまたは(C1 −C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルであり; R20、R21およびR22は、独立して、HおよびC1−C6アルキルからなる群か
    ら選択され;そして R23は、C1−C6アルキルまたはフェニルであり; そしてここで、該CCR5アンタゴニスト化合物が構造式IIで表され: 【化7】 あるいは、その薬学的に受容可能な塩であり、ここで (1)Xaは、−C(R132−、−C(R13)(R19)、−C(O)−、−O−
    、−NH−、−N((C1−C6)アルキル)−、 【化8】 aは、R6a−フェニル、R6a−ピリジル、R6a−チオフェニルまたはR6−ナ
    フチルであり; R1は、水素、C1−C6アルキルまたはC2−C6アルケニルであり; R2は、R7、R8、R9−フェニル;R7、R8、R9−置換6員ヘテロアリール
    ;R7、R8、R9−置換6員ヘテロアリールN−オキシド;R10、R11−置換5
    員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;ジフェニルメチル 【化9】 であり; R3は、R10−フェニル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニルまたはチアゾリ
    ルであり; R4は、水素、C1−C6アルキル、フルオロ−C1−C6アルキル、シクロプロ
    ピルメチル、−CH2CH2OH、−CH2CH2−O−(C1−C6)アルキル、−
    CH2C(O)−O−(C1−C6)アルキル、−CH2C(O)NH2、−CH2
    (O)−NH(C1−C6)アルキルまたは−CH2C(O)−N((C1−C6
    アルキル)2であり; R5およびR11は、独立して、水素および(C1−C6)−アルキルからなる群
    から選択され; R6aは、水素、ハロゲン、−CF3、CF3O−、−CN、−CF3SO2−、
    12−フェニル、−NHCOCF3、5員ヘテロアリールおよび 【化10】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
    −O−、−NH−または−N(CH3)−であり; R6は、独立して、R6aおよびCH3SO2−からなる群から選択され; R7およびR8は、独立して、(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−NR2021 、−OH、−CF3、−OCH3、−O−アシル、および−OCF3からなる群か
    ら選択され; R9は、R7、水素、フェニル、−NO2、−CN、−CH2F、−CHF2、−
    CHO、−CN=NOR20、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジニル、
    ピラジニル、−N(R20)CONR2122、−NHCONH(クロロ−(C1
    6)アルキル)、−NHCONH((C3−C10)シクロアルキル(C1−C6
    アルキル)、−NHCO(C1−C6)アルキル、−NHCOCF3、−NHSO2 N((C1−C6)アルキル)2、−NHSO2(C1−C6)アルキル、−N(SO 2 CF32、−NHCO2(C1−C6)アルキル、C3−C10シクロアルキル、−
    SR23、−SOR23、−SO223、−SO2NH(C1−C6アルキル)、−OS
    2(C1−C6)アルキル、−OSO2CF3、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル
    、−CONR2021、−CON(CH2CH2−O−CH32、−OCONH(C 1 −C6)アルキル、−CO220、−Si(CH33または−B(OC(CH3 22であり; R10は、(C1−C6)アルキル、−NH2またはR12−フェニルであり; R12は、水素、(C1−C6)アルキル、−CF3、−CO220、−CN、(C 1 −C6)アルコキシおよびハロゲンからなる群から独立して選択される、1個か
    ら3個の置換基であり; R13、R14、R15およびR16は、独立して、水素および(C1−C6)アルキル
    からなる群から選択され; R17およびR18は、独立して、水素およびC1−C6アルキルからなる群から選
    択され、あるいはR17およびR18は、一緒になって、C2−C5アルキレン基であ
    り、そしてこれらが付加している炭素は3個から6個の炭素原子のスピロ環を形
    成し; R19は、R6−フェニル、R6−ヘテロアリール、R6−ナフチル、C3−C10
    クロアルキル、(C3−C10)シクロアルキル(C1−C6)アルキルまたは(C1 −C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルであり; R20、R21およびR22は、独立して、HおよびC1−C6アルキルからなる群か
    ら選択され;そして R23は、C1−C6アルキルまたはフェニルであり;あるいは (2): Xaは、−C(R13)(R19)、−C(O)−、−O−、−NH−、−N((
    1−C6)アルキル)−、 【化11】 であり; Raは、R6b−フェニル、R6b−ピリジル、またはR6b−チオフェニルであり
    ; R4aは、フルオロ−C1−C6アルキル、シクロプロピルメチル、−CH2CH2 OH、−CH2CH2−O−(C1−C6)アルキル、−CH2C(O)−O−(C1 −C6)アルキル、−CH2C(O)NH2、−CH2C(O)−NH−(C1−C6 )アルキルまたは−CH2C(O)−N((C1−C6)アルキル)2であり; R6bは、CH3SO2−であり;そして R1、R2、R3、R5、R14、R15、R16およびR19はII(1)で定義した通
    りであり; そしてここで、該CCR5アンタゴニスト化合物が、構造式IIIで表され: 【化12】 Rは、R8−フェニル、R8−ピリジル、R8−チオフェニルまたはR8−ナフチ
    ルであり; R1は、水素またはC1−C6アルキルであり; R2は、R9、R10、R11−フェニル;R9、R10、R11−置換6員ヘテロアリ
    ール;R9、R10、R11−置換6員ヘテロアリールN−オキシド;R12、R13
    置換5員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;ジフェニルメチル 【化13】 であり; R3は、水素、C1−C6アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アル
    キル、C3−C10シクロアルキル、C3−C10シクロアルキル(C1−C6)アルキ
    ル、R8−フェニル、R8−フェニル(C1−C6)アルキル、R8−ナフチル、R8 −ナフチル(C1−C6)アルキル、R8−ヘテロアリールまたはR8−ヘテロアリ
    ール(C1−C6)アルキルであり; R4、R5、R7およびR13は、独立して、水素および(C1−C6)−アルキル
    からなる群から選択され; R6は、水素、C1−C6アルキルまたはC2−C6アルケニルであり; R8は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、−CF3
    CF3O−、CH3C(O)−、−CN、CH3SO2−、CF3SO2−、R14−フ
    ェニル、R14−ベンジル、CH3C(=NOCH3)、CH3C(=NOCH2CH 3 )、 【化14】 −NH2、−NHCOCF3、−NHCONH(C1−C6アルキル)、−NHCO
    (C1−C6アルキル)、−NHSO2(C1−C6アルキル)、5員ヘテロアリー
    ルおよび 【化15】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
    −O−、−NH−または−N(CH3)−であり; R9およびR10は、独立して、(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−NR171 8 、−OH、−CF3、−OCH3、−O−アシル、−OCF3および−Si(CH 33からなる群から選択され; R11は、R9、水素、フェニル、−NO2、−CN、−CH2F、−CHF2、−
    CHO、−CH=NOR17、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジニル、
    ピラジニル、−N(R17)CONR1819、−NHCONH(クロロ−(C1
    6)アルキル)、−NHCONH((C3−C1)シクロアルキル(C1−C6
    アルキル)、−NHCO(C1−C6)アルキル、−NHCOCF3、−NHSO2 N((C1−C6)アルキル)2、−NHSO2(C1−C6)アルキル、−N(SO 2 CF32、−NHCO2(C1−C6)アルキル、C3−C10シクロアルキル、−
    SR20、−SOR20、−SO220、−SO2NH(C1−C6アルキル)、−OS
    2(C1−C6)アルキル、−OSO2CF3、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル
    、−CONR1718、−CON(CH2CH2−O−CH32、−OCONH(C 1 −C6)アルキル、−CO217、−Si(CH33または−B(OC(CH3 22であり; R12は、(C1−C6)アルキル、−NH2またはR14−フェニルであり; R14は、水素、(C1−C6)アルキル、−CF3、−CO217、−CN、(C 1 −C6)アルコキシおよびハロゲンからなる群から独立して選択される、1個か
    ら3個の置換基であり; R15およびR16は、独立して、水素およびC1−C6アルキルからなる群から選
    択され、あるいはR15およびR16は、一緒になって、C2−C5アルキレン基であ
    り、そしてこれらが付加している炭素は3個から6個の炭素原子のスピロ環を形
    成し; R17、R18およびR19は、独立して、HおよびC1−C6アルキルからなる群か
    ら選択され;そして R20は、C1−C6アルキルまたはフェニルであり; そしてここで、該CCR5アンタゴニスト化合物は、構造式IVで表され: 【化16】 あるいは、その薬学的に受容可能な塩であり、ここで (1)Raは、R8a−フェニル、R8b−ピリジル、R8b−チオフェニルまたはR8 −ナフチルであり; R1は、水素またはC1−C6アルキルであり; R2は、R9、R10、R11−フェニル;R9、R10、R11−置換6員ヘテロアリ
    ール;R9、R10、R11−置換6員ヘテロアリールN−オキシド;R12、R13
    置換5員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;ジフェニルメチル 【化17】 であり; R3は、水素、C1−C6アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アル
    キル、C3−C10シクロアルキル、C3−C10シクロアルキル(C1−C6)アルキ
    ル、R8−フェニル、R8−フェニル(C1−C6)アルキル、R8−ナフチル、R8 −ナフチル(C1−C6)アルキル、R8−ヘテロアリールまたはR8−ヘテロアリ
    ール(C1−C6)アルキルであり; R4、R5、R7およびR13は、独立して、水素および(C1−C6)−アルキル
    からなる群から選択され; R6は、水素、C1−C6アルキルまたはC2−C6アルケニルであり; R8は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、−CF3
    CF3O−、CH3C(O)−、−CN、CH3SO2−、CF3SO2−、R14−フ
    ェニル、R14−ベンジル、CH3C(=NOCH3)、CH3C(=NOCH2CH 3 )、 【化18】 −NH2、−NHCOCF3、−NHCONH(C1−C6アルキル)、−NHCO
    (C1−C6アルキル)、−NHSO2(C1−C6アルキル)、5員ヘテロアリー
    ルおよび 【化19】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
    −O−、−NH−または−N(CH3)−であり; R8aは、水素、ハロゲン、−CF3、CF3O−、−CN、CF3SO2−、R14 −フェニル、−NHCOCF3、5員ヘテロアリールおよび 【化20】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
    上記定義の通りであり; R8bは、水素、ハロゲン、−CF3、CF3O−、CH3C(O)−、−CN、
    CF3SO2−、R14−ベンジル、CH3C(=NOCH3)、CH3C(=NOC
    2CH3)、 【化21】 −NHCOCF3、5員ヘテロアリールおよび 【化22】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
    上記定義の通りであり; R9およびR10は、独立して、(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−NR171 8 、−OH、−CF3、−OCH3、−O−アシル、−OCF3および−Si(CH 33からなる群から選択され; R11は、R9、水素、フェニル、−NO2、−CN、−CH2F、−CHF2、−
    CHO、−CH=NOR17、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジニル、
    ピラジニル、−N(R17)CONR1819、−NHCONH(クロロ−(C1
    6)アルキル)、−NHCONH((C3−C1)シクロアルキル(C1−C6
    アルキル)、−NHCO(C1−C6)アルキル、−NHCOCF3、−NHSO2 N((C1−C6)アルキル)2、−NHSO2(C1−C6)アルキル、−N(SO 2 CF32、−NHCO2(C1−C6)アルキル、C3−C10シクロアルキル、−
    SR20、−SOR20、−SO220、−SO2NH(C1−C6アルキル)、−OS
    2(C1−C6)アルキル、−OSO2CF3、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル
    、−CONR1718、−CON(CH2CH2−O−CH32、−OCONH(C 1 −C6)アルキル、−CO217、−Si(CH33または−B(OC(CH3 22であり; R12は、(C1−C6)アルキル、−NH2またはR14−フェニルであり; R14は、水素、(C1−C6)アルキル、−CF3、−CO217、−CN、(C 1 −C6)アルコキシおよびハロゲンからなる群から独立して選択される、1個か
    ら3個の置換基であり; R15およびR16は、独立して、水素およびC1−C6アルキルからなる群から選
    択され、あるいはR15およびR16は、一緒になって、C2−C5アルキレン基であ
    り、そしてこれらが付加している炭素は3個から6個の炭素原子のスピロ環を形
    成し; R17、R18およびR19は、独立して、HおよびC1−C6アルキルからなる群か
    ら選択され;そして R20は、C1−C6アルキルまたはフェニルであり;または (2)Raは、R8−フェニル、R8−ピリジルまたはR8−チオフェニルであり; R2は、フルオレニル、ジフェニルメチル 【化23】 であり; そしてR1、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13
    14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20は、IV(1)で定義した通り
    である、使用。
  3. 【請求項3】 前記患者が、処置を受けたことがない、あるいは処置を経験
    した患者である、請求項1〜2のいずれかに記載の使用。
  4. 【請求項4】 前記患者が、処置を受けたことがない、あるいは処置を経験
    した、小児科の患者である、請求項1〜3のいずれかに記載の使用。
  5. 【請求項5】 投与される前記PEG化インターフェロン−αが、PEG化
    インターフェロンα−2aまたはPEG化インターフェロンα−2bである、請
    求項1〜4のいずれかに記載の使用。
  6. 【請求項6】 前記処置が、このような患者におけるHIV−1−RNAレ
    ベルを低下させるに十分な、治療有効量のCCR5アンタゴニストと組み合わせ
    た治療有効量のPEG化インターフェロン−αを含む、請求項1〜5のいずれか
    に記載の使用。
  7. 【請求項7】 投与されるPEG化インターフェロン−αが、PEG化イン
    ターフェロンα−2bであり、ここで投与されるPEG化インターフェロンα−
    2bの量が、1週間当たり1キログラム当たり約0.1から約9.0マイクログ
    ラムの範囲であり、好ましくは、1週間当たり1キログラム当たり約0.5から
    約3.0マイクログラムの範囲であり、より好ましくは、1週間当たり1キログ
    ラム当たり約0.75から約1.5マイクログラムの範囲である、請求項1〜6
    のいずれかに記載の使用。
  8. 【請求項8】 投与されるPEG化インターフェロン−αが、PEG化イン
    ターフェロンα−2aであり、ここで投与されるPEG化インターフェロンα−
    2aの量が、1週間当たり約50から約500マイクログラムの範囲であり、好
    ましくは、1週間当たり約150から約250マイクログラムの範囲であり、あ
    るいは好ましくは、1週間当たり約180から約250マイクログラムの範囲で
    あり、より好ましくは、1週間に1回、約150から約180マイクログラムの
    範囲である、請求項1〜7のいずれかに記載の使用。
  9. 【請求項9】 前記処置が、更に、リバビリン、IL−2、IL−12、ペ
    ンタフシドの少なくとも1つの治療有効量を、単独で、あるいは治療有効量の抗
    HIV−1薬剤治療と組み合わせて、含む、請求項1〜8のいずれかに記載の使
    用。
  10. 【請求項10】 前記患者がHIV−1およびHCVに共感染しており、そ
    してここで前記処置が、更に、治療有効量のリバビリンおよび治療有効量の抗H
    IV−1薬物治療を含む、請求項1〜9のいずれかに記載の使用。
  11. 【請求項11】 前記抗HIV−1薬物治療がHAARTである、請求項9
    または10に記載の使用。
  12. 【請求項12】 患者におけるHIV−1およびHCVの共感染の処置のた
    めの医薬の調製のための、PEG化インターフェロン−α、CCR5アンタゴニ
    スト、リバビリンおよびHAARTの使用であって、ここで該CCR5アンタゴ
    ニストが、構造式IまたはIIまたはIIまたはIVで表されるか: 【化24】 あるいはIまたはIIまたはIIまたはIVの薬学的に受容可能な塩であり; HIV−1−RNAレベルおよびHCV−RNAレベルを低下させるに十分であ
    り; ここで該CCR5アンタゴニスト化合物が構造式Iで表され: 【化25】 Xは−C(R132−、−C(R13)(R19)−、−C(O)−、−O−、−
    NH−、−N((C1−C6)アルキル)−、 【化26】 であり; Rは、R6−フェニル、R6−ピリジル、R6−チオフェニルまたはR6−ナフチ
    ルであり; R1は、水素、C1−C6アルキルまたはC2−C6アルケニルであり; R2は、R7、R8、R9−フェニル;R7、R8、R9−置換6員ヘテロアリール
    ;R7、R8、R9−置換6員ヘテロアリールN−オキシド;R10、R11−置換5
    員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;ジフェニルメチル 【化27】 であり; R3は、R6−フェニル、R6−ヘテロアリールまたはR6−ナフチルであり; R4は、水素、C1−C6アルキル、フルオロ−C1−C6アルキル、シクロプロ
    ピルメチル、−CH2CH2OH、−CH2CH2−O−(C1−C6)アルキル、−
    CH2C(O)−O−(C1−C6)アルキル、−CH2C(O)NH2、−CH2
    (O)−NH(C1−C6)アルキルまたは−CH2C(O)−N((C1−C6
    アルキル)2であり; R5およびR11は、独立して、水素および(C1−C6)−アルキルからなる群
    から選択され; R6は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、−CF3
    CF3O−、CH3C(O)−、−CN、CH3SO2−、CF3SO2−、R14−フ
    ェニル、R14−ベンジル、CH3C(=NOCH3)−、CH3C(=NOCH2
    3)−、 【化28】 −NH2、−NHCOCF3、−NHCONH(C1−C6アルキル)、−NHCO
    (C1−C6アルキル)、−NHSO2(C1−C6アルキル)、5員ヘテロアリー
    ルおよび 【化29】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
    −O−、−NH−または−N(CH3)−であり; R7およびR8は、独立して、(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−NR2021 、−OH、−CF3、−OCH3、−O−アシル、および−OCF3からなる群か
    ら選択され; R9は、R7、水素、フェニル、−NO2、−CN、−CH2F、−CHF2、−
    CHO、−CN=NOR20、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジニル、
    ピラジニル、−N(R20)CONR2122、−NHCONH(クロロ−(C1
    6)アルキル)、−NHCONH((C3−C10)シクロアルキル(C1−C6
    アルキル)、−NHCO(C1−C6)アルキル、−NHCOCF3、−NHSO2 N((C1−C6)アルキル)2、−NHSO2(C1−C6)アルキル、−N(SO 2 CF32、−NHCO2(C1−C6)アルキル、C3−C10シクロアルキル、−
    SR23、−SOR23、−SO223、−SO2NH(C1−C6アルキル)、−OS
    2(C1−C6)アルキル、−OSO2CF3、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル
    、−CONR2021、−CON(CH2CH2−O−CH32、−OCONH(C 1 −C6)アルキル、−CO220、−Si(CH33または−B(OC(CH3 22であり; R10は、(C1−C6)アルキル、−NH2またはR12−フェニルであり; R12は、水素、(C1−C6)アルキル、−CF3、−CO220、−CN、(C 1 −C6)アルコキシおよびハロゲンからなる群から独立して選択される、1個か
    ら3個の置換基であり; R13、R14、R15およびR16は、独立して、水素および(C1−C6)アルキル
    からなる群から選択され; R17およびR18は、独立して、水素およびC1−C6アルキルからなる群から選
    択され、あるいはR17およびR18は、一緒になって、C2−C5アルキレン基であ
    り、そしてこれらが付加している炭素は3個から6個の炭素原子のスピロ環を形
    成し; R19は、R6−フェニル、R6−ヘテロアリール、R6−ナフチル、C3−C10
    クロアルキル、(C3−C10)シクロアルキル(C1−C6)アルキルまたは(C1 −C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルであり; R20、R21およびR22は、独立して、HおよびC1−C6アルキルからなる群か
    ら選択され;そして R23は、C1−C6アルキルまたはフェニルであり; そしてここで、該CCR5アンタゴニスト化合物が構造式IIで表され: 【化30】 あるいは、その薬学的に受容可能な塩であり、ここで (1)Xaは、−C(R132−、−C(R13)(R19)、−C(O)−、−O−
    、−NH−、−N((C1−C6)アルキル)−、 【化31】 aは、R6a−フェニル、R6a−ピリジル、R6a−チオフェニルまたはR6−ナ
    フチルであり; R1は、水素、C1−C6アルキルまたはC2−C6アルケニルであり; R2は、R7、R8、R9−フェニル;R7、R8、R9−置換6員ヘテロアリール
    ;R7、R8、R9−置換6員ヘテロアリールN−オキシド;R10、R11−置換5
    員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;ジフェニルメチル 【化32】 であり; R3は、R10−フェニル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニルまたはチアゾリ
    ルであり; R4は、水素、C1−C6アルキル、フルオロ−C1−C6アルキル、シクロプロ
    ピルメチル、−CH2CH2OH、−CH2CH2−O−(C1−C6)アルキル、−
    CH2C(O)−O−(C1−C6)アルキル、−CH2C(O)NH2、−CH2
    (O)−NH(C1−C6)アルキルまたは−CH2C(O)−N((C1−C6
    アルキル)2であり; R5およびR11は、独立して、水素および(C1−C6)−アルキルからなる群
    から選択され; R6aは、水素、ハロゲン、−CF3、CF3O−、−CN、−CF3SO2−、
    12−フェニル、−NHCOCF3、5員ヘテロアリールおよび 【化33】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
    −O−、−NH−または−N(CH3)−であり; R6は、独立して、R6aおよびCH3SO2−からなる群から選択され; R7およびR8は、独立して、(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−NR2021 、−OH、−CF3、−OCH3、−O−アシル、および−OCF3からなる群か
    ら選択され; R9は、R7、水素、フェニル、−NO2、−CN、−CH2F、−CHF2、−
    CHO、−CN=NOR20、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジニル、
    ピラジニル、−N(R20)CONR2122、−NHCONH(クロロ−(C1
    6)アルキル)、−NHCONH((C3−C10)シクロアルキル(C1−C6
    アルキル)、−NHCO(C1−C6)アルキル、−NHCOCF3、−NHSO2 N((C1−C6)アルキル)2、−NHSO2(C1−C6)アルキル、−N(SO 2 CF32、−NHCO2(C1−C6)アルキル、C3−C10シクロアルキル、−
    SR23、−SOR23、−SO223、−SO2NH(C1−C6アルキル)、−OS
    2(C1−C6)アルキル、−OSO2CF3、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル
    、−CONR2021、−CON(CH2CH2−O−CH32、−OCONH(C 1 −C6)アルキル、−CO220、−Si(CH33または−B(OC(CH3 22であり; R10は、(C1−C6)アルキル、−NH2またはR12−フェニルであり; R12は、水素、(C1−C6)アルキル、−CF3、−CO220、−CN、(C 1 −C6)アルコキシおよびハロゲンからなる群から独立して選択される、1個か
    ら3個の置換基であり; R13、R14、R15およびR16は、独立して、水素および(C1−C6)アルキル
    からなる群から選択され; R17およびR18は、独立して、水素およびC1−C6アルキルからなる群から選
    択され、あるいはR17およびR18は、一緒になって、C2−C5アルキレン基であ
    り、そしてこれらが付加している炭素は3個から6個の炭素原子のスピロ環を形
    成し; R19は、R6−フェニル、R6−ヘテロアリール、R6−ナフチル、C3−C10
    クロアルキル、(C3−C10)シクロアルキル(C1−C6)アルキルまたは(C1 −C6)アルコキシ(C1−C6)アルキルであり; R20、R21およびR22は、独立して、HおよびC1−C6アルキルからなる群か
    ら選択され;そして R23は、C1−C6アルキルまたはフェニルであり;あるいは (2): Xaは、−C(R13)(R19)−、−C(O)−、−O−、−NH−、−N(
    (C1−C6)アルキル)−、 【化34】 であり; Raは、R6b−フェニル、R6b−ピリジル、またはR6b−チオフェニルであり
    ; R4aは、フルオロ−C1−C6アルキル、シクロプロピルメチル、−CH2CH2 OH、−CH2CH2−O−(C1−C6)アルキル、−CH2C(O)−O−(C1 −C6)アルキル、−CH2C(O)NH2、−CH2C(O)−NH−(C1−C6 )アルキルまたは−CH2C(O)−N((C1−C6)アルキル)2であり; R6bは、CH3SO2−であり;そして R1、R2、R3、R5、R14、R15、R16およびR19はII(1)で定義した通
    りであり; そしてここで、該CCR5アンタゴニスト化合物が、構造式IIIで表され: 【化35】 Rは、R8−フェニル、R8−ピリジル、R8−チオフェニルまたはR8−ナフチ
    ルであり; R1は、水素またはC1−C6アルキルであり; R2は、R9、R10、R11−フェニル;R9、R10、R11−置換6員ヘテロアリ
    ール;R9、R10、R11−置換6員ヘテロアリールN−オキシド;R12、R13
    置換5員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;ジフェニルメチル 【化36】 であり; R3は、水素、C1−C6アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アル
    キル、C3−C10シクロアルキル、C3−C10シクロアルキル(C1−C6)アルキ
    ル、R8−フェニル、R8−フェニル(C1−C6)アルキル、R8−ナフチル、R8 −ナフチル(C1−C6)アルキル、R8−ヘテロアリールまたはR8−ヘテロアリ
    ール(C1−C6)アルキルであり; R4、R5、R7およびR13は、独立して、水素および(C1−C6)−アルキル
    からなる群から選択され; R6は、水素、C1−C6アルキルまたはC2−C6アルケニルであり; R8は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、−CF3
    CF3O−、CH3C(O)−、−CN、CH3SO2−、CF3SO2−、R14−フ
    ェニル、R14−ベンジル、CH3C(=NOCH3)、CH3C(=NOCH2CH 3 )、 【化37】 −NH2、−NHCOCF3、−NHCONH(C1−C6アルキル)、−NHCO
    (C1−C6アルキル)、−NHSO2(C1−C6アルキル)、5員ヘテロアリー
    ルおよび 【化38】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
    −O−、−NH−または−N(CH3)−であり; R9およびR10は、独立して、(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−NR171 8 、−OH、−CF3、−OCH3、−O−アシル、−OCF3および−Si(CH 33からなる群から選択され; R11は、R9、水素、フェニル、−NO2、−CN、−CH2F、−CHF2、−
    CHO、−CN=NOR17、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジニル、
    ピラジニル、−N(R17)CONR1819、−NHCONH(クロロ−(C1
    6)アルキル)、−NHCONH((C3−C10)シクロアルキル(C1−C6
    アルキル)、−NHCO(C1−C6)アルキル、−NHCOCF3、−NHSO2 N((C1−C6)アルキル)2、−NHSO2(C1−C6)アルキル、−N(SO 2 CF32、−NHCO2(C1−C6)アルキル、C3−C10シクロアルキル、−
    SR20、−SOR20、−SO220、−SO2NH(C1−C6アルキル)、−OS
    2(C1−C6)アルキル、−OSO2CF3、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル
    、−CONR1718、−CON(CH2CH2−O−CH32、−OCONH(C 1 −C6)アルキル、−CO217、−Si(CH33または−B(OC(CH3 22であり; R12は、(C1−C6)アルキル、−NH2またはR14−フェニルであり; R14は、水素、(C1−C6)アルキル、−CF3、−CO217、−CN、(C 1 −C6)アルコキシおよびハロゲンからなる群から独立して選択される、1個か
    ら3個の置換基であり; R15およびR16は、独立して、水素およびC1−C6アルキルからなる群から選
    択され、あるいはR15およびR16は、一緒になって、C2−C5アルキレン基であ
    り、そしてこれらが付加している炭素は3個から6個の炭素原子のスピロ環を形
    成し; R17、R18およびR19は、独立して、HおよびC1−C6アルキルからなる群か
    ら選択され;そして R20は、C1−C6アルキルまたはフェニルであり; そしてここで、該CCR5アンタゴニスト化合物は、構造式IVで表され: 【化39】 あるいは、その薬学的に受容可能な塩であり、ここで (1)Raは、R8a−フェニル、R8b−ピリジル、R8b−チオフェニルまたはR8 −ナフチルであり; R1は、水素またはC1−C6アルキルであり; R2は、R9、R10、R11−フェニル;R9、R10、R11−置換6員ヘテロアリ
    ール;R9、R10、R11−置換6員ヘテロアリールN−オキシド;R12、R13
    置換5員ヘテロアリール;ナフチル;フルオレニル;ジフェニルメチル 【化40】 であり; R3は、水素、C1−C6アルキル、(C1−C6)アルコキシ(C1−C6)アル
    キル、C3−C10シクロアルキル、C3−C10シクロアルキル(C1−C6)アルキ
    ル、R8−フェニル、R8−フェニル(C1−C6)アルキル、R8−ナフチル、R8 −ナフチル(C1−C6)アルキル、R8−ヘテロアリールまたはR8−ヘテロアリ
    ール(C1−C6)アルキルであり; R4、R5、R7およびR13は、独立して、水素および(C1−C6)−アルキル
    からなる群から選択され; R6は、水素、C1−C6アルキルまたはC2−C6アルケニルであり; R8は、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、−CF3
    CF3O−、CH3C(O)−、−CN、CH3SO2−、CF3SO2−、R14−フ
    ェニル、R14−ベンジル、CH3C(=NOCH3)、CH3C(=NOCH2CH 3 )、 【化41】 −NH2、−NHCOCF3、−NHCONH(C1−C6アルキル)、−NHCO
    (C1−C6アルキル)、−NHSO2(C1−C6アルキル)、5員ヘテロアリー
    ルおよび 【化42】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
    −O−、−NH−または−N(CH3)−であり; R8aは、水素、ハロゲン、−CF3、CF3O−、−CN、CF3SO2−、R14 −フェニル、−NHCOCF3、5員ヘテロアリールおよび 【化43】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
    上記定義の通りであり; R8bは、水素、ハロゲン、−CF3、CF3O−、CH3C(O)−、−CN、
    CF3SO2−、R14−ベンジル、CH3C(=NOCH3)、CH3C(=NOC
    2CH3)、 【化44】 −NHCOCF3、5員ヘテロアリールおよび 【化45】 からなる群から独立して選択される、1個から3個の置換基であり、ここでXは
    上記定義の通りであり; R9およびR10は、独立して、(C1−C6)アルキル、ハロゲン、−NR171 8 、−OH、−CF3、−OCH3、−O−アシル、−OCF3および−Si(CH 33からなる群から選択され; R11は、R9、水素、フェニル、−NO2、−CN、−CH2F、−CHF2、−
    CHO、−CN=NOR17、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジニル、
    ピラジニル、−N(R17)CONR1819、−NHCONH(クロロ−(C1
    6)アルキル)、−NHCONH((C3−C1)シクロアルキル(C1−C6
    アルキル)、−NHCO(C1−C6)アルキル、−NHCOCF3、−NHSO2 N((C1−C6)アルキル)2、−NHSO2(C1−C6)アルキル、−N(SO 2 CF32、−NHCO2(C1−C6)アルキル、C3−C10シクロアルキル、−
    SR20、−SOR20、−SO220、−SO2NH(C1−C6アルキル)、−OS
    2(C1−C6)アルキル、−OSO2CF3、ヒドロキシ(C1−C6)アルキル
    、−CONR1718、−CON(CH2CH2−O−CH32、−OCONH(C 1 −C6)アルキル、−CO217、−Si(CH33または−B(OC(CH3 22であり; R12は、(C1−C6)アルキル、−NH2またはR14−フェニルであり; R14は、水素、(C1−C6)アルキル、−CF3、−CO217、−CN、(C 1 −C6)アルコキシおよびハロゲンからなる群から独立して選択される、1個か
    ら3個の置換基であり; R15およびR16は、独立して、水素およびC1−C6アルキルからなる群から選
    択され、あるいはR15およびR16は、一緒になって、C2−C5アルキレン基であ
    り、そしてこれらが付加している炭素は3個から6個の炭素原子のスピロ環を形
    成し; R17、R18およびR19は、独立して、HおよびC1−C6アルキルからなる群か
    ら選択され;そして R20は、C1−C6アルキルまたはフェニルであり;または (2)Raは、R8−フェニル、R8−ピリジルまたはR8−チオフェニルであり; R2は、フルオレニル、ジフェニルメチル 【化46】 であり; そしてR1、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13
    14、R15、R16、R17、R18、R19およびR20は、IV(1)で定義した通り
    である、使用。
  13. 【請求項13】 前記患者が、処置を経験した患者、あるいは処置を受けた
    ことがない患者である、請求項12に記載の使用。
  14. 【請求項14】 前記患者が、処置を経験した患者、あるいは処置を受けた
    ことがない小児科の患者である、請求項12に記載の使用。
  15. 【請求項15】 投与される前記PEG化インターフェロン−αが、PEG
    化インターフェロンα−2aまたはPEG化インターフェロンα−2bである、
    請求項12に記載の使用。
  16. 【請求項16】 投与される前記PEG化インターフェロン−αが、PEG
    化インターフェロンα−2bであり、ここで投与されるPEG化インターフェロ
    ンα−2bの量が、1週間当たり1キログラム当たり約0.10マイクログラム
    から約9.0マイクログラムの範囲であり、好ましくは、1週間当たり1キログ
    ラム当たり約0.5マイクログラムから約3.0マイクログラムの範囲であり、
    より好ましくは、1週間当たり1キログラム当たり約0.75マイクログラムか
    ら約1.5マイクログラムの範囲である、請求項15に記載の使用。
  17. 【請求項17】 投与される前記PEG化インターフェロン−αが、PEG
    化インターフェロンα−2aであり、そして投与されるPEG化インターフェロ
    ンα−2aの量が、1週間当たり約50マイクログラムから約500マイクログ
    ラムの範囲であり、好ましくは、1週間当たり約150マイクログラムから約2
    50マイクログラムの範囲であり、そして、より好ましくは、1週間当たり約1
    80マイクログラムから約250マイクログラムの範囲であり、あるいは、好ま
    しくは、1週間当たり約150マイクログラムから約180マイクログラムの範
    囲である、請求項15に記載の使用。
  18. 【請求項18】 前記患者が小児科の患者であり、そしてリバビリンの量が
    分割量で、1日当たり1キログラム当たり約8mgから約15mgの範囲である
    、請求項12に記載の使用。
  19. 【請求項19】 前記リバビリンの量が、1日当たり約400mgから約1
    600mg、好ましくは約600mgから約1200mg/日または約800m
    gから約1200mg日、最も好ましくは、約1000mgから約1200mg
    /kg日である、請求項12に記載の使用。
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