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JP2002318482A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002318482A
JP2002318482A JP2001122568A JP2001122568A JP2002318482A JP 2002318482 A JP2002318482 A JP 2002318482A JP 2001122568 A JP2001122568 A JP 2001122568A JP 2001122568 A JP2001122568 A JP 2001122568A JP 2002318482 A JP2002318482 A JP 2002318482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
toner image
transfer material
color toner
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001122568A
Other languages
English (en)
Inventor
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
Kunio Shigeta
邦男 重田
Seiko Itagaki
板垣  整子
Satoru Haneda
哲 羽根田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2001122568A priority Critical patent/JP2002318482A/ja
Publication of JP2002318482A publication Critical patent/JP2002318482A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラートナー像と透明トナー像とを重ね合わ
せて形成する画像形成での、色にじみの生じることを防
止すると共に、光沢度の向上を図る画像形成装置を提供
すること。 【解決手段】 カラートナー像を定着する定着手段と透
明トナー像を定着する定着手段とを同一とするもので、
転写材上にカラートナー像を転写し、定着手段によりカ
ラートナー像を定着した後、転写材を転写材循環搬送経
路を通して再給紙し、転写材上のカラートナー像上に透
明トナー像を転写し、透明トナー像を定着手段により定
着することを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機等
の画像形成装置に係わり、特にカラートナー像を透明ト
ナー像をもって被覆する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置では、一般に原
稿画像が忠実に再現されることが求められていて、例え
ば写真原稿は光沢を有していることから、コピー画像に
ついても光沢画像であることが求められている。特許第
3030576号公報には光沢が求められる範囲につい
て、カラー画像の現像を行うトナーから着色剤を除いた
透明トナーを用い、当該範囲を光沢があるようにする提
案がなされており、本願発明者らは、例えば写真や絵画
像等の中間調画像や文字画像等における光沢度を向上さ
れるものとして、カラートナー像の上に透明トナー像を
形成する画像形成装置を特願2000−252367号
等にて提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
願2000−252367号等にて提案の如き画像形成
装置を用い、カラートナー像上に透明トナー像を形成す
ると、カラートナー像上に透明トナー像を形成すること
により、光沢度の向上が図られた良好な画像を得ること
ができるが、カラートナー像と透明トナー像とを重ね合
わせた後に、一括して転写および一括して定着を行う方
法では、トナー像の全層厚が厚くなり転写性が低下した
り、特に定着時に、カラートナー像と透明トナー像とが
混じり合うことにより色にじみが発生し、画質が低下し
てしまうという問題が起こる。
【0004】本発明は上記の問題点を解決し、カラート
ナー像と透明トナー像とを重ね合わせて形成する画像形
成での、色にじみの生じることを防止すると共に、光沢
度の向上を図る画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、転写材上に
カラートナー像と透明トナー像とを重ね合わせて形成す
る画像形成装置において、前記カラートナー像を定着す
る定着手段と前記透明トナー像を定着する定着手段とを
同一とするもので、前記転写材上に前記カラートナー像
を転写し、前記定着手段により前記カラートナー像を定
着した後、前記転写材を転写材循環搬送経路を通して再
給紙し、前記転写材上の前記カラートナー像上に前記透
明トナー像を転写し、前記透明トナー像を前記定着手段
により定着することを特徴とする画像形成装置によって
達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
【0007】本発明にかかわる画像形成装置の一実施の
形態の画像形成プロセス、各機構について、図1ないし
図6を用いて説明する。図1は、本発明にかかわる画像
形成装置の実施の形態を示すカラー画像形成装置の断面
構成図であり、図2は、原稿画像読取手段の一例を示す
図であり、図3は、画像処理システムのブロック図であ
り、図4は、透明トナーの使用領域を示す図であり、図
5は、転写材上のカラートナー像と透明トナー像との形
成状態を示す図であり、図6は、両面画像形成時での転
写材上の表裏のカラートナー像の形成状態を示す図であ
る。
【0008】図2ないし図6によれば、図2に示すよう
に、原稿画像読取手段としての原稿画像読取装置500
は、読取装置本体501、原稿Dを収納する原稿収納皿
505、原稿送出ローラ502、例えばガラス部材から
なる透明なプレート503、原稿搬送ローラ504、原
稿排出皿506及び透明なプレート503を挟んで設け
られ上下より原稿Dの両面のカラー原稿画像を読取る例
えば固体撮像素子(CCDセンサ)を用いるライン状の
原稿画像読取センサPS1、PS2とによって構成さ
れ、外部装置や後に説明するカラー画像形成装置に組込
まれた信号線により制御部に接続される。
【0009】原稿送出ローラ502により送出された原
稿Dが透明なプレート503を通過する際に、透明なプ
レート503を挟んで上下に設けられた原稿画像読取セ
ンサPS1、PS2により、原稿Dが片面原稿か両面原
稿かの判別(片面、両面判別)や原稿Dの両面の画像デ
ータの読取とが行われる。片面原稿か両面原稿かの判別
により、後述する画像形成装置において片面のみの画像
形成或いは両面画像形成が行われる。
【0010】本実施例では上下1組のセンサにより片
面、両面判別と画像データの読取とを行っているが、画
像データの読取と片面、両面判別とにそれぞれ対応した
複数のセンサを設けてもよく、例えばそれぞれ対応した
複数のセンサを用い、片面、両面判別を行った後に画像
データの読取りを行ってもよい。原稿画像読取センサP
S1或いはPS2により1束の原稿PSの画像データが
読取られ、不図示の制御部を通して画像形成装置本体の
記憶部のRAM内に記憶される。
【0011】また図3に示すように、上述したCCD等
の固体撮像素子を用いた画像読取手段によって原稿画像
の読み取りが行われ(F1)、読み取られた原稿画像
は、CCDからの出力増幅したアナログ画像信号は8〜
10ビットのデジタル信号にA/D変換され、シェーテ
ィング補正とこれに引き続いての色空間変換、対数変
換、黒生成、色補正等の画像処理(1)が行われる。な
お、画像データは収納されたメモリから読み取り同様処
理をしてもよい。
【0012】画像処理(1)で得られた画像データは、
画像が中間調画像であるか、文字画像であるかの画像判
別結果(F3)に基づいてイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及び黒色(K)の画像データ(F
5)の作成がなされる。
【0013】得られた画像データ(F5)は、各色毎の
トナーに対してのγ補正が行われ(F6)、MTF補正
(F7)、PWM変調が行われる(F8)。PWM変調
が行われた各色毎の画像データは、Y、M、C及びKの
カラートナー像形成用のY、M、C及びKの露光光学系
12によって感光体ドラム10上への像露光(画像書
込)が行われる(F9)。
【0014】本実施形態においては、画像処理(1)で
得られた画像データは、データの濃度分布や隣接するド
ット間での濃度差をチェックすることによって、原稿画
像が写真や絵等の中間調画像であるか、文字や線画等の
文字画像であるかの画像判別が行われる(F3)。また
中間調画像や文字画像等の画像判別(F3)に基づき透
明トナーの使用領域の決定が行われ(F13)、透明ト
ナーの使用領域の決定に基づき透明(T)のトナー像形
成用のTの露光光学系12によって感光体ドラム10上
への像露光(画像書込)が行われる(F14)。後段に
おいて詳述するように、Tの露光光学系12によって透
明トナーの使用領域への感光体ドラム10上への像露光
(画像書込)が行われ、図4に示す転写材である記録紙
Pへの透明トナーの使用領域への透明トナー像の形成が
行われる。
【0015】図1によれば、図1に示すカラー画像形成
装置は中間転写体を用いたタンデム方式のカラー画像形
成装置であって、中間転写体である中間転写ベルト14
aの周縁部には、中間転写ベルト14aの回転方向上流
側から、透明(T)、黒色(K)、シアン(C)、マゼ
ンタ(M)及びイエロー(Y)から成る5組のカラー画
像形成用の画像形成プロセス手段であるプロセスユニッ
ト100が設けられていて、後段において詳述するよう
に、K、C、M及びYのプロセスユニット100によ
り、K、C、M及びYのトナー像が形成され、それぞれ
のトナー像が中間転写体である中間転写ベルト14a上
を搬送される転写材である記録紙P上に順次転写されて
カラートナー像が形成され、定着装置17において記録
紙P上のカラートナー像が一括して定着された後、定着
されたカラートナー像を表面に有する記録紙Pが転写材
循環搬送経路40を通して中間転写ベルト14aへと再
給紙され、透明(T)のプロセスユニット100におい
て透明トナーを用いてのトナー像(透明トナー像)が前
記カラートナー像の上に形成され、再度定着装置17へ
と搬送されて、記録紙P上の透明トナー像が定着装置1
7により定着されて機外に排出される構成となってい
る。K、C、M及びYのプロセスユニット100はカラ
ートナー像を形成する手段であり、Tのプロセスユニッ
ト100は転写材上のカラートナー像の光沢度を向上さ
せるための透明(T)のトナー像(透明トナー像)を形
成する手段である。
【0016】それぞれ像担持体である感光体ドラム1
0、帯電手段であるスコロトロン帯電器11、画像書込
手段である露光光学系12、現像手段である現像器13
及び像担持体クリーニング手段である感光体クリーニン
グ装置19からなるT、K、C、M及びYの5組のプロ
セスユニット100は何れも共通した構造となっている
ので、その1組について説明する。
【0017】像担持体である感光体ドラム10は、円筒
状の基体の外周に、導電層及び有機感光層(OPC)の
光導電体層を形成したものである。
【0018】感光体ドラム10は、図示しない駆動源か
らの動力により、或いは中間転写ベルト14aに従動
し、導電層を接地された状態で矢印で示す時計方向に回
転される。
【0019】11は帯電手段であるスコロトロン帯電器
で、感光体ドラム10の移動方向に対して直交する方向
に感光体ドラム10と対峙し近接して取り付けられ、ト
ナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の
コロナ放電によって、感光体ドラム10に対し一様な電
位を与える。
【0020】12は画像データに基づいてK、C、M、
Y及びTの像露光(画像書込)を行う画像書込手段であ
る露光光学系で、例えばポリゴンミラー等によって感光
体ドラム10の回転軸と平行に走査を行う走査光学系で
ある。一様帯電された感光体ドラム10上に露光光学系
12によって像露光(画像書込)を行うことによって潜
像が形成される。
【0021】感光体ドラム10の周縁には、負(マイナ
ス極性)に帯電した1成分の導電性のトナー或いは導電
性のトナーと磁性キャリアから成る2成分の現像剤を内
蔵した現像手段である現像器13が設けられていて、磁
石体を内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ1
3aによって反転現像する。
【0022】トナーのみからなる1成分の現像剤或いは
フェライトをコアとしてその周りに絶縁性樹脂をコーテ
ィングしたキャリアとトナーとを混合した2成分の現像
剤が現像スリーブ13a上において0.1〜0.6mm
の層厚に規制されて現像域へと搬送される。
【0023】現像域における現像スリーブ13aと感光
体ドラム10との間隙は現像剤の層厚よりも大きい0.
2〜1.0mmとして、現像スリーブ13aと感光体ド
ラム10との間には直流電圧VDCに交流電圧VACを重畳
した交流バイアス電圧を印加する。トナーの帯電は直流
電圧VDCと同極性(マイナス極性)であるため、交流電
圧VACによってキャリアから離脱するきっかけを与えら
れたトナーは、直流電圧VDCより電位の絶対値の高いV
Hの部分には付着せず、電位の絶対値の低いVLの部分に
その電位差に応じたトナー量が付着し顕像化(反転現
像)する。また、現像スリーブ13aと感光体ドラム1
0との間には直流電圧VDCのみを印加してもよい。なお
現像は接触現像であっても差し支えない。
【0024】像担持体クリーニング手段である感光体ク
リーニング装置19は、感光体ドラム10の回転方向
で、感光体ドラム10上のトナー像の記録紙Pへの転写
位置の下流側に設けられ、クリーニングブレード(符号
なし)により感光体ドラム10上の転写残トナーをクリ
ーニングする。
【0025】T、K、C、M及びYの5組のプロセスユ
ニット100が並列して対向するベルト状の中間転写体
である中間転写ベルト14aは体積抵抗率が1010〜1
15Ω・cm、表面抵抗率が1010〜1015Ω/□の無
端ベルトであり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイ
ミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリ
フッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリン
グプラスチックに導電材料を分散した、厚さ0.1〜
1.0mmの半導電性フィルム基体の外側に、好ましく
はトナーフィルミング防止層として厚さ5〜50μmの
フッ素コーティングを行った、2層構成のシームレスベ
ルトである。中間転写ベルト14aの基体としては、こ
の他に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料
を分散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベル
トを使用することもできる。中間転写ベルト14aは、
駆動ローラ14d、従動ローラ14e、テンションロー
ラ14i及び固定ローラ14kに外接して張架され、画
像形成時には、不図示の駆動モータよりの駆動をうけて
駆動ローラ14dが回転され、各色毎の転写位置では転
写ローラ14cにより感光体ドラム10に中間転写ベル
ト14aが押圧され、中間転写ベルト14aが図の矢印
で示す方向に回転される。
【0026】T、K、C、M及びYの転写手段である転
写ローラ14cは、中間転写ベルト14aを挟んで各々
の感光体ドラム10に対向して設けられ、中間転写ベル
ト14aと各々の感光体ドラム10との間に各々の転写
域(符号なし)を形成する。各々の転写ローラ14cに
はトナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極
性)の直流電圧を印加し、転写域に転写電界を形成する
ことにより、K、C、M及びYの感光体ドラム10上の
カラートナー像並びにTの感光体ドラム10上の透明ト
ナー像を記録紙P上に転写する。
【0027】T、K、C、M及びYの除電手段である除
電器14nは、好ましくはコロナ放電器により構成さ
れ、転写ローラ14cにより帯電された中間転写ベルト
14aを除電する。
【0028】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により黒(K)のプロセスユニット1
00の感光体ドラム10が図の矢印で示す方向へ回転さ
れ、同時にKのスコロトロン帯電器11の帯電作用によ
りKの感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0029】Kの感光体ドラム10は電位を付与された
あと、Kの露光光学系12によって制御部から出力する
電気信号による画像書込が開始され、Kの感光体ドラム
10の表面に制御部からの出力画像に対応する静電潜像
が形成される。
【0030】前記のKの潜像はKの現像器13により接
触或いは非接触の状態で反転現像がなされKの感光体ド
ラム10の回転に応じて、Kのトナー像がKの感光体ド
ラム10上に形成される。
【0031】一方、Kの感光体ドラム10上へのトナー
像の形成にともなって転写材である記録紙Pが転写材収
納手段である給紙カセット15より、送り出しローラ1
5aにより送り出され、搬送ローラ15bを通して転写
材給送手段としてのタイミングローラ16へ搬送され、
タイミングローラ16の駆動によって、Kの感光体ドラ
ム10上に形成されるKのトナー像との同期がとられて
転写域(符号なし)へと給送される。
【0032】Kの感光体ドラム10上に形成されたKの
トナー像が、Kの転写域(符号なし)において、Kの転
写ローラ14cによって、記録紙P上に転写される。
【0033】Kのプロセスユニット100の作動に僅か
に遅れて、シアン(C)のプロセスユニット100の感
光体ドラム10が図の矢印で示す方向へ回転され、同時
にCのスコロトロン帯電器11の帯電作用によりCの感
光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0034】Cの感光体ドラム10は電位を付与された
あと、Cの露光光学系12によってKのトナー像と同期
してCの画像データに対応する電気信号による画像書込
が開始され、Cの感光体ドラム10の表面に原稿画像の
Cの画像に対応する静電潜像が形成される。
【0035】前記のCの潜像はCの現像器13により接
触或いは非接触の状態で反転現像がなされCの感光体ド
ラム10の回転に応じ、Cのトナー像がCの感光体ドラ
ム10上に形成される。
【0036】Cの感光体ドラム10上に形成されたCの
トナー像が、Cの転写域(符号なし)において、Cの転
写ローラ14cによって、記録紙P上のKのトナー像の
上に重ね合わせて転写される。
【0037】次いで転写ベルト14aは、Mのトナー像
と同期が取られ、マゼンタ(M)のプロセスユニット1
00によりMの感光体ドラム10上に形成されたMの画
像データに対応するMのトナー像が、Mの転写域(符号
なし)において、Mの転写ローラ14cによって、前記
記録紙P上のK、Cの重ね合わせのトナー像の上から、
重ね合わせて形成される。
【0038】同様のプロセスにより、K、C、Mの重ね
合わせのトナー像と同期が取られ、イエロー(Y)のト
ナーを用いたYのプロセスユニット100によりYの感
光体ドラム10上に形成された、Yの画像データに対応
するYのトナー像が、Yの転写域(符号なし)におい
て、Yの転写ローラ14cによって、前記記録紙P上の
のK、C、Mの重ね合わせのトナー像の上から重ね合わ
せて形成され、記録紙P上にK、C、M及びYの重ね合
わせのカラートナー像が形成される。
【0039】転写後の各々の感光体ドラム10の周面上
に残った転写残トナーは、各々の像担持体クリーニング
手段である感光体クリーニング装置19によりクリーニ
ングされる。
【0040】表面にカラートナー像が形成され記録紙P
は、除電電極14mにより除電されて中間転写ベルト1
4aから分離され、定着手段としての定着装置17へと
搬送され、それぞれ内部に加熱手段としてのハロゲンラ
ンプ(符号なし)を有する第1定着ローラ17aと第2
定着ローラ17bとの間のニップ部Nで熱と圧力とをく
わえられることにより記録紙P上の重ね合わせのカラー
トナー像が定着される。
【0041】転写後の中間転写ベルト14aの周面上に
残ったトナーは中間転写体クリーニング手段である中間
転写体クリーニング装置19aによってクリーニングさ
れる。
【0042】定着を終えて表面にカラートナー像を有す
る記録紙Pは、搬送切り替えレバー41が切り替えられ
て、搬送ローラ18に搬送されることなく、また搬送切
り替えレバー43が切り替えられて循環路搬送ローラ4
2により、転写材循環搬送経路40を通し、再度タイミ
ングローラ16へと搬送される。
【0043】表面にカラートナー像を有する記録紙P
は、Tのプロセスユニット100による透明(T)のト
ナー像(透明トナー像)の形成と同期して、再度タイミ
ングローラ16から搬送され、記録紙Pのカラートナー
像上に重ね合わせて透明トナー像が形成される。
【0044】定着済みの重ね合わせのカラートナー像と
未定着の透明トナー像とを有する記録紙Pは、再度定着
装置17へと搬送され、未定着の透明トナー像が定着さ
れ、表裏の定着を終えた記録紙Pは直進して搬送され、
排紙ローラ18を通して装置外部のトレイ(不図示)へ
排出される。
【0045】上記の如き画像形成プロセスにより、図5
に示すように、記録紙P上において、カラートナー像に
色にじみを生じることなく、透明トナー像が重ね合わせ
て形成される。またカラートナー像の光沢度の向上が図
られる。さらにカラートナー像の定着と透明トナー像の
定着を同一の定着手段にて行うことにより、装置が小型
となり消費電力も小さくなる。
【0046】本実施形態における転写材を反転して転写
材循環搬送経路40に給紙する反転搬送機構は、図1に
示すように、例えば反転搬送切り替えレバー51、反転
路搬送ローラ52、センサ53及び反転搬送路50等に
より構成され、本実施形態のカラー画像形成装置で両面
画像形成が選択されたときは、前述したカラートナー像
形成プロセスと同様に、K、C、M及びYのプロセスユ
ニット100からなるカラートナー像を形成する手段に
より各色のトナー像が形成され、記録紙Pの表面側に各
色のトナー像が順次重ね合わせて転写されて記録紙Pの
表面上にカラートナー像の形成がなされた後、定着され
て記録紙Pの表面側のカラートナー像の形成がなされ
る。
【0047】定着を終えて表面にカラートナー像を有す
る記録紙Pは、搬送切り替えレバー41が切り替えられ
て、搬送ローラ18に搬送されることなく、また転写材
循環搬送経路40に搬送されることのないように搬送切
り替えレバー43が切り替えられて、反転搬送路50を
通して反転路搬送ローラ52へと搬送される。反転路搬
送ローラ52は正逆の回転方向が切り替えられる構成と
なっていて、反転路搬送ローラ52によって反転搬送路
50を搬送された記録紙Pは、搬送される記録紙Pの後
端がセンサ53によって検知されると、反転搬送切り替
えレバー51は搬送路の切り替えを行い、反転路搬送ロ
ーラ52は逆転に転じて記録紙Pは反転して、反転搬送
路50から転写材循環搬送経路40へと給紙され、転写
材循環搬送経路40の循環路搬送ローラ42を通して再
びタイミングローラ16へと搬送される。
【0048】再度K、C、M及びYのプロセスユニット
100からなるカラートナー像を形成する手段により、
各色の裏面側のトナー像の形成が行われ、トナー像形成
と同期してタイミングローラ16から搬送される記録紙
Pの裏面側に各色のトナー像が順次重ね合わせて転写さ
れて記録紙Pの裏面上にカラートナー像の形成がなされ
た後、定着されて記録紙Pの裏面側のカラートナー像の
形成がなされる。
【0049】上記の如き画像形成プロセスにより、図6
に示すように、記録紙P上において、表裏のカラートナ
ー像が形成される。また前述したと同様な透明トナー像
形成プロセスにより、図6に一点鎖線で示すような透明
トナー像を、記録紙P上の表裏のカラートナー像の上に
形成することも可能であり、これにより、両面画像形成
時の表裏のカラートナー像に色にじみを生じることな
く、透明トナー像が重ね合わせて形成される。また表裏
のカラートナー像の光沢度の向上が図られる。さらにカ
ラートナー像の定着と透明トナー像の定着を同一の定着
手段にて行うことにより、装置が小型となり消費電力も
小さくなる。
【0050】なお、上記の片面或いは両面の各画像形成
プロセスにおいて、記録紙P上にカラートナー像を定着
するときと、記録紙P上に透明トナー像を定着するとき
とで定着装置17の定着条件を変更することが好まし
い。
【0051】具体的には、転写材循環搬送経路40が長
いので、例えばA4サイズの画像を連続して形成する場
合、両面画像形成時と同様にして、カラートナー像形成
(1枚目)→カラートナー像形成(2枚目)→透明トナー像
形成(1枚目)→透明トナー像形成(2枚目)の順に画像を
形成することが好ましい。また、カラートナー像の定着
時より、透明トナー像の定着時の定着性を上げることが
好ましく、カラートナー像の定着時は、像担持体やベル
ト状の中間転写体の線速度と略同じ、80〜250mm
/sec程度の定着速度を通常の線速度とし、透明トナ
ー像の定着時は、通常の線速度より5〜10%程度遅い
線速度とすることが好ましい。透明トナー像の定着時
は、通常の線速度より5〜10%程度遅い、OHT(オ
ーバヘッドトランスペアレンシ)の定着速度を利用し線
速度を落とすことも可能である。
【0052】上記の如く、カラートナー像と透明トナー
像とを重ね合わせて形成する画像形成での、色にじみの
生じることを防止すると共に、光沢度の向上が図られる
画像形成装置の提供が可能となる。さらにカラートナー
像の定着と透明トナー像の定着を同一の定着手段にて行
うことにより、装置が小型となり消費電力も小さな画像
形成装置の提供が可能となる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、カラートナー像と透明
トナー像とを重ね合わせて形成する画像形成での、色に
じみの生じることを防止すると共に、光沢度の向上が図
られる画像形成装置の提供が可能となる。さらにカラー
トナー像の定着と透明トナー像の定着を同一の定着手段
にて行うことにより、装置が小型となり消費電力も小さ
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる画像形成装置の実施の形態を
示すカラー画像形成装置の断面構成図である。
【図2】原稿画像読取手段の一例を示す図である。
【図3】画像処理システムのブロック図である。
【図4】透明トナーの使用領域を示す図である。
【図5】転写材上のカラートナー像と透明トナー像との
形成状態を示す図である。
【図6】両面画像形成時での転写材上の表裏のカラート
ナー像の形成状態を示す図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像器 14a 中間転写ベルト 14c 転写ローラ 16 タイミングローラ 17 定着装置 40 転写材循環搬送経路 50 反転搬送路 51 反転搬送切り替えレバー 52 反転路搬送ローラ 53 センサ 100 プロセスユニット P 記録紙
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 303 G03G 15/00 303 15/20 102 15/20 102 (72)発明者 羽根田 哲 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H027 EB04 ED17 ED24 ED25 2H028 BA06 BA09 BA16 BB02 BD03 2H030 AB02 AD01 AD04 AD05 AD06 BB02 BB44 BB63 2H033 AA10 AA49 BB18 BB28 CA36

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写材上にカラートナー像と透明トナー
    像とを重ね合わせて形成する画像形成装置において、 前記カラートナー像を定着する定着手段と前記透明トナ
    ー像を定着する定着手段とを同一とするもので、 前記転写材上に前記カラートナー像を転写し、前記定着
    手段により前記カラートナー像を定着した後、前記転写
    材を転写材循環搬送経路を通して再給紙し、前記転写材
    上の前記カラートナー像上に前記透明トナー像を転写
    し、前記透明トナー像を前記定着手段により定着するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写材を反転して前記転写材循環搬
    送経路に給紙する反転搬送機構を設け、前記転写材の一
    方の面にカラートナー像を転写、定着した後、前記反転
    搬送機構により前記転写材を反転し、前記転写材循環搬
    送経路を通して再給紙し、前記転写材の他方の面にカラ
    ートナー像を転写、定着して前記転写材の両面にカラー
    トナー像を形成することを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写材上に前記カラートナー像を定
    着するときと、前記転写材上に前記透明トナー像を定着
    するときとで前記定着手段による定着条件を変更するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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