JP2002315770A - 吸水パッドを有するショーツ - Google Patents
吸水パッドを有するショーツInfo
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- JP2002315770A JP2002315770A JP2001125338A JP2001125338A JP2002315770A JP 2002315770 A JP2002315770 A JP 2002315770A JP 2001125338 A JP2001125338 A JP 2001125338A JP 2001125338 A JP2001125338 A JP 2001125338A JP 2002315770 A JP2002315770 A JP 2002315770A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shorts
- water
- absorbing pad
- connecting cloth
- cloth
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A41—WEARING APPAREL
- A41B—SHIRTS; UNDERWEAR; BABY LINEN; HANDKERCHIEFS
- A41B9/00—Undergarments
- A41B9/004—Undergarments characterized by the crotch
Landscapes
- Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸水パッドを有するショーツの吸水パッドの
位置ズレを防止する。 【解決手段】 前後身頃部およびクロッチ部からなるシ
ョーツ本体と、該ショーツ本体のクロッチ部内面に吸水
パッドを配置してなる吸水パッドを有するショーツにお
いて、 上記吸水パッドは実質的に非伸縮性とする一
方、該吸水パッドの後端縁は伸縮性を有する連結布を介
してショーツ本体と連結すると共に、該吸水パッドの前
端縁は直接あるいは伸縮性を有する連結布を介してショ
ーツ本体と連結し、該吸水パッドの左右両側縁はショー
ツ本体のクロッチ部と連結せずに遊離させている。
位置ズレを防止する。 【解決手段】 前後身頃部およびクロッチ部からなるシ
ョーツ本体と、該ショーツ本体のクロッチ部内面に吸水
パッドを配置してなる吸水パッドを有するショーツにお
いて、 上記吸水パッドは実質的に非伸縮性とする一
方、該吸水パッドの後端縁は伸縮性を有する連結布を介
してショーツ本体と連結すると共に、該吸水パッドの前
端縁は直接あるいは伸縮性を有する連結布を介してショ
ーツ本体と連結し、該吸水パッドの左右両側縁はショー
ツ本体のクロッチ部と連結せずに遊離させている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、失禁用ショーツ、
産褥用ショーツ等の吸水パッドを有するショーツに関
し、特に、ショーツ本体のクロッチ部内面に取り付ける
吸水パッドが位置ずれしないようにして着用感を高める
と共に、洗濯すれば繰り返し使用することができるもの
である。
産褥用ショーツ等の吸水パッドを有するショーツに関
し、特に、ショーツ本体のクロッチ部内面に取り付ける
吸水パッドが位置ずれしないようにして着用感を高める
と共に、洗濯すれば繰り返し使用することができるもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の吸水パッドを有するショーツは、
吸水パッドをショーツ本体のクロッチ部全面に縫着しキ
ルティング加工したものや、吸水パッドの周縁全長をク
ロッチ部に縫着したもの、あるいは、吸水パッドの前後
両端をクロッチ部に縫着して左右両側はショーツ本体か
ら浮かせている。例えば、特許第3124423号の失
禁パンツでは、図10(A)(B)に示すショーツ1
は、吸水パッド3の左右両側端を縫着せずにショーツ本
体2から浮かせる一方、該吸水パッド3と連続一体化し
た前後フラップ4a、4bをショーツ本体2に直接に縫
着して固定している。
吸水パッドをショーツ本体のクロッチ部全面に縫着しキ
ルティング加工したものや、吸水パッドの周縁全長をク
ロッチ部に縫着したもの、あるいは、吸水パッドの前後
両端をクロッチ部に縫着して左右両側はショーツ本体か
ら浮かせている。例えば、特許第3124423号の失
禁パンツでは、図10(A)(B)に示すショーツ1
は、吸水パッド3の左右両側端を縫着せずにショーツ本
体2から浮かせる一方、該吸水パッド3と連続一体化し
た前後フラップ4a、4bをショーツ本体2に直接に縫
着して固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来例では、
いずれも吸水パッドの少なくとも一部がショーツ本体に
直接的に縫着されている。そのため、両者の一体性が強
く、ショーツ本体が動くと吸水パッドにも動きが伝わっ
て、吸水パッドも動く状態となっている。具体的には、
身体に水平線を入れた図11(A)(B)(C)に示す
ように、片脚を挙げると、臀溝部が図中矢印で示す方向
に大きく伸びる。この片脚を挙げる挙動は、日常生活の
座ったり、歩行したりする時になされる挙動であり、該
挙動時にショーツが身体の動きに追従しなくて、裾がず
り上がったり、後ウエスト部がずれ下がったりすること
につながる。従って、吸水パッドを有するショーツにお
いても、股布がショーツ本体に固定されているとショー
ツ本体と共に、ずれが生じることとなる。このように、
着用者の挙動時にショーツ本体の位置ズレや捩れが生じ
ると、吸水パッドも追従して一緒に位置ズレ等を生じ、
その結果、尿漏れが生じやすい問題がある。
いずれも吸水パッドの少なくとも一部がショーツ本体に
直接的に縫着されている。そのため、両者の一体性が強
く、ショーツ本体が動くと吸水パッドにも動きが伝わっ
て、吸水パッドも動く状態となっている。具体的には、
身体に水平線を入れた図11(A)(B)(C)に示す
ように、片脚を挙げると、臀溝部が図中矢印で示す方向
に大きく伸びる。この片脚を挙げる挙動は、日常生活の
座ったり、歩行したりする時になされる挙動であり、該
挙動時にショーツが身体の動きに追従しなくて、裾がず
り上がったり、後ウエスト部がずれ下がったりすること
につながる。従って、吸水パッドを有するショーツにお
いても、股布がショーツ本体に固定されているとショー
ツ本体と共に、ずれが生じることとなる。このように、
着用者の挙動時にショーツ本体の位置ズレや捩れが生じ
ると、吸水パッドも追従して一緒に位置ズレ等を生じ、
その結果、尿漏れが生じやすい問題がある。
【0004】また、吸水パッド自体に伸縮性がないた
め、太もも付け根サイズの個人差への対応が容易でな
く、太もも付け根サイズが大きい人の場合には、吸水パ
ッドの左右両側縁が股ぐりが食い込み不快感を生じさ
せ、逆に、太もも付け根サイズが小さい人の場合には、
吸水パッドが股ぐりが密着せずに浮いた状態となって安
定せず、吸水パッドの位置ズレが発生しやすく、その結
果、尿漏れが生じやすい問題もある。特に、失禁が発生
しやすい高齢者は太ももの肉が衰えている場合が多く、
吸水パッドが安定して股部に位置決め保持されず着用感
を損なう問題がある。
め、太もも付け根サイズの個人差への対応が容易でな
く、太もも付け根サイズが大きい人の場合には、吸水パ
ッドの左右両側縁が股ぐりが食い込み不快感を生じさ
せ、逆に、太もも付け根サイズが小さい人の場合には、
吸水パッドが股ぐりが密着せずに浮いた状態となって安
定せず、吸水パッドの位置ズレが発生しやすく、その結
果、尿漏れが生じやすい問題もある。特に、失禁が発生
しやすい高齢者は太ももの肉が衰えている場合が多く、
吸水パッドが安定して股部に位置決め保持されず着用感
を損なう問題がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされ、ショー
ツ全体に高い運動追従性を持たせながら、吸水パッドを
股部へ常時安定的に保持させて尿漏れを確実に防止する
吸水パッドを有するショーツの提供を課題としている。
ツ全体に高い運動追従性を持たせながら、吸水パッドを
股部へ常時安定的に保持させて尿漏れを確実に防止する
吸水パッドを有するショーツの提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、前後身頃部およびクロッチ部からなるシ
ョーツ本体と、該ショーツ本体のクロッチ部内面に吸水
パッドを配置してなる吸水パッドを有するショーツにお
いて、上記吸水パッドは実質的に非伸縮性とする一方、
該吸水パッドの後端縁は伸縮性を有する連結布を介して
ショーツ本体と連結すると共に、該吸水パッドの前端縁
は直接あるいは伸縮性を有する連結布を介してショーツ
本体と連結し、該吸水パッドの左右両側縁はショーツ本
体のクロッチ部と連結せずに遊離させていることを特徴
とする吸水パッドを有するショーツを提供している。
に、本発明は、前後身頃部およびクロッチ部からなるシ
ョーツ本体と、該ショーツ本体のクロッチ部内面に吸水
パッドを配置してなる吸水パッドを有するショーツにお
いて、上記吸水パッドは実質的に非伸縮性とする一方、
該吸水パッドの後端縁は伸縮性を有する連結布を介して
ショーツ本体と連結すると共に、該吸水パッドの前端縁
は直接あるいは伸縮性を有する連結布を介してショーツ
本体と連結し、該吸水パッドの左右両側縁はショーツ本
体のクロッチ部と連結せずに遊離させていることを特徴
とする吸水パッドを有するショーツを提供している。
【0007】上記構成の吸水パッドを有するショーツ
は、非伸縮性の吸水パッドをショーツ本体に直接縫着し
ているのではなく、吸水パッドの少なくとも後端縁は伸
縮性を有する連結布を介在させてショーツ本体と連結
し、吸水パッドの前後両端縁をショーツ本体と連結し左
右両側縁は遊離させて、言わば、ハンモックタイプとし
ている。このようにショーツ本体と吸水パッドとを伸縮
性のある連結布を介在させて前後を連結し、且つ左右両
側縁は遊離させているため、着用者の挙動や運動により
ショーツ本体に位置ずれ、伸縮、捩れ等が生じても、そ
の動きはショーツ本体と遊離された吸水パッドには伝わ
らず、かつ、ショーツ本体と吸水パットとの間に介在さ
せた伸縮性を有する連結布でショーツ本体の動きが吸収
される。よって、ショーツ本体が運動に追従して位置ず
れしても、吸水パッドは連動せず、股部に添った位置に
所定位置に位置ズレせずに安定支持され、その結果、尿
漏れ発生を防止することができる。
は、非伸縮性の吸水パッドをショーツ本体に直接縫着し
ているのではなく、吸水パッドの少なくとも後端縁は伸
縮性を有する連結布を介在させてショーツ本体と連結
し、吸水パッドの前後両端縁をショーツ本体と連結し左
右両側縁は遊離させて、言わば、ハンモックタイプとし
ている。このようにショーツ本体と吸水パッドとを伸縮
性のある連結布を介在させて前後を連結し、且つ左右両
側縁は遊離させているため、着用者の挙動や運動により
ショーツ本体に位置ずれ、伸縮、捩れ等が生じても、そ
の動きはショーツ本体と遊離された吸水パッドには伝わ
らず、かつ、ショーツ本体と吸水パットとの間に介在さ
せた伸縮性を有する連結布でショーツ本体の動きが吸収
される。よって、ショーツ本体が運動に追従して位置ず
れしても、吸水パッドは連動せず、股部に添った位置に
所定位置に位置ズレせずに安定支持され、その結果、尿
漏れ発生を防止することができる。
【0008】さらに、吸水パッドは非伸縮でほとんど伸
びがないが、連結布が伸縮することにより、着用者の股
部に吸水パッドを密着させた状態で安定して位置させる
ことができ、該吸水パッドの左右両側端が太股に食い込
んだり或いは太股から浮き上がったりすることが防止で
きる。
びがないが、連結布が伸縮することにより、着用者の股
部に吸水パッドを密着させた状態で安定して位置させる
ことができ、該吸水パッドの左右両側端が太股に食い込
んだり或いは太股から浮き上がったりすることが防止で
きる。
【0009】上記連結布は吸水パッドの裏面全面に取り
付けると共に、該吸水パッドの前後両端縁から延在さ
せ、この1枚布からなる連結布の前後両端をショーツ本
体に縫着している。このように、吸水パッドの前後両端
縁を伸縮性を有する連結布を介在させてショーツ本体と
連結すると、ショーツ本体の動きを連結布により吸収で
きる機能が高まり、吸水パットをショーツ本体と連動さ
せず、股部に安定した状態で密着させることができる。
なお、連結布は1枚布として連続させずに、前後で別布
として設け、吸水パットの前後端縁とショーツ本体との
間にのみ介在させて設けてもよい。
付けると共に、該吸水パッドの前後両端縁から延在さ
せ、この1枚布からなる連結布の前後両端をショーツ本
体に縫着している。このように、吸水パッドの前後両端
縁を伸縮性を有する連結布を介在させてショーツ本体と
連結すると、ショーツ本体の動きを連結布により吸収で
きる機能が高まり、吸水パットをショーツ本体と連動さ
せず、股部に安定した状態で密着させることができる。
なお、連結布は1枚布として連続させずに、前後で別布
として設け、吸水パットの前後端縁とショーツ本体との
間にのみ介在させて設けてもよい。
【0010】また、挙動時において、ショーツは臀部側
の後方の動きが大きく、前方の動きが比較的小さいた
め、連結布を吸水パッドの後端縁にのみ配置してショー
ツ本体と連結しても、ショーツ本体の動きを効果的に吸
収して、吸水パッドを連動させないようにすることがで
きる。
の後方の動きが大きく、前方の動きが比較的小さいた
め、連結布を吸水パッドの後端縁にのみ配置してショー
ツ本体と連結しても、ショーツ本体の動きを効果的に吸
収して、吸水パッドを連動させないようにすることがで
きる。
【0011】上記伸縮性を有する連結布の伸びは、伸縮
性を有するショーツ本体の伸びよりも大としている。前
後身頃部およびクロッチ部からなるショーツ本体は丸編
機で編成した編地より形成しており、挙動追従性を良好
とするため、弾性を持たせた編み方としている。この弾
性を有するショーツョーツ本体より、吸水パッドとの間
に介在させる連結布の縦および横方向の伸びをより大き
くしており、ショーツ本体が伸びて位置ずれしても、連
結布は更に伸びてショーツ本体の伸びを吸収し、吸水パ
ッドへ影響を与えないようにしている。上記伸びを大き
くする連結布は弾性糸を用いて編成しており、ツーウエ
イラッセル、ベア天竺、東レ株式会社製のエントラント
やアゼクラを用いている。
性を有するショーツ本体の伸びよりも大としている。前
後身頃部およびクロッチ部からなるショーツ本体は丸編
機で編成した編地より形成しており、挙動追従性を良好
とするため、弾性を持たせた編み方としている。この弾
性を有するショーツョーツ本体より、吸水パッドとの間
に介在させる連結布の縦および横方向の伸びをより大き
くしており、ショーツ本体が伸びて位置ずれしても、連
結布は更に伸びてショーツ本体の伸びを吸収し、吸水パ
ッドへ影響を与えないようにしている。上記伸びを大き
くする連結布は弾性糸を用いて編成しており、ツーウエ
イラッセル、ベア天竺、東レ株式会社製のエントラント
やアゼクラを用いている。
【0012】上記吸水パッドと連結布とを合計した前後
長さは、重ね合わせるクロッチ部の前後長さよりも1c
m〜3cm程度長くしている。吸水パッドは実質的に伸
びを有しない非伸縮性としているため、ショーツ本体が
伸びた場合に、吸水パッドに引き連れを発生させないた
めに上記のように吸水パッドと連結布とを合計した前後
長さを重ね合わせるクロッチ部の前後長さよりも長く設
定している。この長さを1cm以上とするのは、1cm
未満では、連結布の伸張量のみではショーツ本体の伸び
に追従できず、連結布と吸水パッドとの縫着箇所に引き
連れ等が生じ、連結布の伸縮性を阻害する恐れもあるこ
とに因る。また、3cm以下とするのは、3cmより多
い場合、ショーツ本体が伸びない場合に吸水パッドが前
後方向にダブついて安定せず、肌当たりも悪くなること
に因る。
長さは、重ね合わせるクロッチ部の前後長さよりも1c
m〜3cm程度長くしている。吸水パッドは実質的に伸
びを有しない非伸縮性としているため、ショーツ本体が
伸びた場合に、吸水パッドに引き連れを発生させないた
めに上記のように吸水パッドと連結布とを合計した前後
長さを重ね合わせるクロッチ部の前後長さよりも長く設
定している。この長さを1cm以上とするのは、1cm
未満では、連結布の伸張量のみではショーツ本体の伸び
に追従できず、連結布と吸水パッドとの縫着箇所に引き
連れ等が生じ、連結布の伸縮性を阻害する恐れもあるこ
とに因る。また、3cm以下とするのは、3cmより多
い場合、ショーツ本体が伸びない場合に吸水パッドが前
後方向にダブついて安定せず、肌当たりも悪くなること
に因る。
【0013】上記ショーツ本体の後中心線に沿って、ウ
エストラインから連結布の後側端縁にかけて伸縮テープ
を縫着し、連結布および吸水パッドを上方へ引き上げる
ことが好ましい。この伸縮テープにより、吸水パッドの
重みにより下垂しやすい連結布およびクロッチ部を常に
上方へ吊り上げることができるため、吸水パッドを股部
に安定的に保持でき、尿漏れも防止することができる。
また、後中心線に伸縮テープを取り付けることにより、
臀裂に沿って両側にギャザーが形成され、左右臀部の膨
出に沿った自然な立体感を持たせることができる。
エストラインから連結布の後側端縁にかけて伸縮テープ
を縫着し、連結布および吸水パッドを上方へ引き上げる
ことが好ましい。この伸縮テープにより、吸水パッドの
重みにより下垂しやすい連結布およびクロッチ部を常に
上方へ吊り上げることができるため、吸水パッドを股部
に安定的に保持でき、尿漏れも防止することができる。
また、後中心線に伸縮テープを取り付けることにより、
臀裂に沿って両側にギャザーが形成され、左右臀部の膨
出に沿った自然な立体感を持たせることができる。
【0014】上記吸水パッドの後端縁は、後中心線を頂
点とした円弧状あるいは三角形状に突出させた形状とす
ることが好ましい。かつ、この吸水パッドの後端縁の突
出端をショーツ本体と直接連結すると、吸水パッドが肌
から浮くことを防止できる。この場合、吸水パッドの後
端縁とショーツ本体とを連結する連結布の面積は、左右
両側縁から中央部にかけて漸減することとなる。即ち、
吸水パッドの中央部は、左右両側に比してショーツ本体
の位置ズレ量や引っ張り量が少なく、連結布の面積を小
さくして伸び量を減らすことにより、吸水パッドを安定
支持出来ると共に吸水パッドの重みによる肌からの浮き
を防止することができフィット感を保つことができる。
一方、ショーツ本体による引張り等の影響を受けやすい
吸水パッドの後端縁の左右両側は、連結布が十分に存在
するため、ショーツ本体の動きを吸収して吸水パッドの
位置ズレを防止することができる。
点とした円弧状あるいは三角形状に突出させた形状とす
ることが好ましい。かつ、この吸水パッドの後端縁の突
出端をショーツ本体と直接連結すると、吸水パッドが肌
から浮くことを防止できる。この場合、吸水パッドの後
端縁とショーツ本体とを連結する連結布の面積は、左右
両側縁から中央部にかけて漸減することとなる。即ち、
吸水パッドの中央部は、左右両側に比してショーツ本体
の位置ズレ量や引っ張り量が少なく、連結布の面積を小
さくして伸び量を減らすことにより、吸水パッドを安定
支持出来ると共に吸水パッドの重みによる肌からの浮き
を防止することができフィット感を保つことができる。
一方、ショーツ本体による引張り等の影響を受けやすい
吸水パッドの後端縁の左右両側は、連結布が十分に存在
するため、ショーツ本体の動きを吸収して吸水パッドの
位置ズレを防止することができる。
【0015】上記吸水パッドの左右両側縁は防水布でパ
イピングしていると共に、ショーツ本体のクロッチ部と
接触する裏面に防水布を配設している。裏面に配置する
防水布の左右両側部で吸水パッドの左右両側縁をくるみ
始末してもよい。
イピングしていると共に、ショーツ本体のクロッチ部と
接触する裏面に防水布を配設している。裏面に配置する
防水布の左右両側部で吸水パッドの左右両側縁をくるみ
始末してもよい。
【0016】また、吸水パッドを有するショーツの裾ぐ
りはハイレグではなく細くなった太ももにフィットし易
いタイプにすることが好ましい。高齢者は、腹部が豊か
であっても脚は細いことが多いため、裾ぐりを浅くする
ことにより、高齢者の脚ぐりにショーツ本体をフィット
させ、ショーツ本体および吸水パッドの安定感を高める
ことができる。
りはハイレグではなく細くなった太ももにフィットし易
いタイプにすることが好ましい。高齢者は、腹部が豊か
であっても脚は細いことが多いため、裾ぐりを浅くする
ことにより、高齢者の脚ぐりにショーツ本体をフィット
させ、ショーツ本体および吸水パッドの安定感を高める
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施形態を図面を参
照して説明する。図1乃至図6は本発明の第1実施形態
の吸水パッドを有するショーツ10を示し、ショーツ本
体11は、丸編機で編成した編地よりなり、前身頃部1
1a、後身頃部11b、クロッチ部11cを連続的に編
成しており、該クロッチ部11cの後端縁11c−1を
後身頃11bの下端縁に縫着して、左右の股ぐり12
A、12Bを構成し、ショーツ形状としている。
照して説明する。図1乃至図6は本発明の第1実施形態
の吸水パッドを有するショーツ10を示し、ショーツ本
体11は、丸編機で編成した編地よりなり、前身頃部1
1a、後身頃部11b、クロッチ部11cを連続的に編
成しており、該クロッチ部11cの後端縁11c−1を
後身頃11bの下端縁に縫着して、左右の股ぐり12
A、12Bを構成し、ショーツ形状としている。
【0018】上記ショーツ本体11は、綿スムースを用
いて弾性糸を編み込まずに編成しているが、編組織によ
って全体に伸縮性を持たせている。
いて弾性糸を編み込まずに編成しているが、編組織によ
って全体に伸縮性を持たせている。
【0019】上記ショーツ本体11のクロッチ部11c
の内面に連結布15を介して吸水パッド20を取り付け
た構成としている。上記連結布15は、図5に示すよう
に、吸水パッド20の前後方向の長さL1よりも前後に
長いL2に設定し、吸水パッド20の前後両端縁20
a、20bおよび左右両端縁20c、20dと縫着し、
吸水パッド20の前後両端縁より所要寸法延在させてい
る。この吸水パッド20の前後両端縁より突出した連結
布15の前端ストレッチ部15aと後端ストレッチ部1
5bの各端縁をショーツ本体11のクロッチ部11cの
前後両側に縫着H1、H2をしている。
の内面に連結布15を介して吸水パッド20を取り付け
た構成としている。上記連結布15は、図5に示すよう
に、吸水パッド20の前後方向の長さL1よりも前後に
長いL2に設定し、吸水パッド20の前後両端縁20
a、20bおよび左右両端縁20c、20dと縫着し、
吸水パッド20の前後両端縁より所要寸法延在させてい
る。この吸水パッド20の前後両端縁より突出した連結
布15の前端ストレッチ部15aと後端ストレッチ部1
5bの各端縁をショーツ本体11のクロッチ部11cの
前後両側に縫着H1、H2をしている。
【0020】上記縫着位置H1、H2は連結布15をシ
ョーツ本体11に対して1.5〜3cm程度長くした状
態で縫着している。言い換えれば、吸水パッド20の長
さL1と連結布の前端ストレッチ部15aの長さL3、
後端ストレッチ部15cの長さL4の合計である連結布
15の前後長さL2(L1+L3+L4=L2)を、縫
着する部分のショーツ本体の長さL5より1.5〜3c
m長くしている。
ョーツ本体11に対して1.5〜3cm程度長くした状
態で縫着している。言い換えれば、吸水パッド20の長
さL1と連結布の前端ストレッチ部15aの長さL3、
後端ストレッチ部15cの長さL4の合計である連結布
15の前後長さL2(L1+L3+L4=L2)を、縫
着する部分のショーツ本体の長さL5より1.5〜3c
m長くしている。
【0021】吸水パッド20の左右両側縁20c、20
dと縫着した連結布15の左右両側縁15c、15dは
ショーツ本体11とは縫着せずに遊離させている。この
ように、吸水パッド20は、その前後両端が連結布15
の前後ストレッチ部15a、15bを介在してしてショ
ーツ本体11と連結され、言わば、ハンモック・タイプ
でショーツ本体11に取り付けている。
dと縫着した連結布15の左右両側縁15c、15dは
ショーツ本体11とは縫着せずに遊離させている。この
ように、吸水パッド20は、その前後両端が連結布15
の前後ストレッチ部15a、15bを介在してしてショ
ーツ本体11と連結され、言わば、ハンモック・タイプ
でショーツ本体11に取り付けている。
【0022】上記連結布15は弾性糸が入っているツー
ウェイラッセルを用いて経編みで形成し、上記ショーツ
本体12よりも大きな伸張性を持たせている。また、上
記吸水パッド20は実質的に非伸縮性素材からなり、図
4に示すように、肌側に当接する吸水性の表面布21
と、ショーツ本体11のクロッチ部11cと接触する防
水性の裏面布22との間に、吸液性コア23を収容し、
表面布21と裏面布22の四方周縁を全長にわたって一
体に縫着して吸液性コア23を封入した構成としてい
る。また、該吸水パッド20は、その左右両側縁20
c、20dを表面布21側へと巻いてくるみ始末してい
る。
ウェイラッセルを用いて経編みで形成し、上記ショーツ
本体12よりも大きな伸張性を持たせている。また、上
記吸水パッド20は実質的に非伸縮性素材からなり、図
4に示すように、肌側に当接する吸水性の表面布21
と、ショーツ本体11のクロッチ部11cと接触する防
水性の裏面布22との間に、吸液性コア23を収容し、
表面布21と裏面布22の四方周縁を全長にわたって一
体に縫着して吸液性コア23を封入した構成としてい
る。また、該吸水パッド20は、その左右両側縁20
c、20dを表面布21側へと巻いてくるみ始末してい
る。
【0023】上記ショーツ本体11は、前後身頃部11
a、11bの上端縁に沿って袋状に折り返してウエスト
部11dを設け、該ウエスト部11dの上端側にゴム帯
13を封入して縫着している。また、裾ぐり部分も袋状
に折り返して左右脚回り部11e、11fを設けてい
る。これら左右足回り部11e、11fを設けて裾ぐり
を浅くしている。
a、11bの上端縁に沿って袋状に折り返してウエスト
部11dを設け、該ウエスト部11dの上端側にゴム帯
13を封入して縫着している。また、裾ぐり部分も袋状
に折り返して左右脚回り部11e、11fを設けてい
る。これら左右足回り部11e、11fを設けて裾ぐり
を浅くしている。
【0024】また、ショーツ本体11の後身頃部11b
では、臀裂線上に当たる後中心線L1に沿って、上端縁
からクロッチ部11cの下端縁11c−1までに伸縮テ
ープ17をギャザー18を寄せながら縫着している。
では、臀裂線上に当たる後中心線L1に沿って、上端縁
からクロッチ部11cの下端縁11c−1までに伸縮テ
ープ17をギャザー18を寄せながら縫着している。
【0025】上記構成からなる吸水パッドを有するショ
ーツ10は、吸水パッド20が左右両側縁20c、20
dでショーツ本体11から遊離するのみでなく、前後両
端縁20a、20bでもショーツ本体11と直接的に縫
着されていない。即ち、非伸縮性の吸水パッド20を伸
縮性を有するショーツ本体11に直接に縫着するのでは
なく、伸縮性を有する連結布15の前端ストレッチ部1
5aおよび後端ストレッチ部15bを介して縫着し、吸
水パッド20の前後延長線上には、該連結布15からな
るストレッチ部分を介在させている。従って、ショーツ
本体11が着用者の挙動や運動に追従して動いても、図
6に示すように、前端ストレッチ部15a、後端ストレ
ッチ部15bが伸縮することによりその動きを吸収する
ため、ショーツ自体の運動追従性は維持しながら吸水パ
ッド20への影響を緩和し、吸水パッド20の位置ズレ
や捩れ、さらには尿漏れを防止することができる。な
お、吸水パッド20は非伸縮性であるが、予め1.5c
m〜3cmのダブリ(余長)をもたせてショーツ本体1
1に縫着しているため、吸水パッド20に引き連れを生
じさせない。
ーツ10は、吸水パッド20が左右両側縁20c、20
dでショーツ本体11から遊離するのみでなく、前後両
端縁20a、20bでもショーツ本体11と直接的に縫
着されていない。即ち、非伸縮性の吸水パッド20を伸
縮性を有するショーツ本体11に直接に縫着するのでは
なく、伸縮性を有する連結布15の前端ストレッチ部1
5aおよび後端ストレッチ部15bを介して縫着し、吸
水パッド20の前後延長線上には、該連結布15からな
るストレッチ部分を介在させている。従って、ショーツ
本体11が着用者の挙動や運動に追従して動いても、図
6に示すように、前端ストレッチ部15a、後端ストレ
ッチ部15bが伸縮することによりその動きを吸収する
ため、ショーツ自体の運動追従性は維持しながら吸水パ
ッド20への影響を緩和し、吸水パッド20の位置ズレ
や捩れ、さらには尿漏れを防止することができる。な
お、吸水パッド20は非伸縮性であるが、予め1.5c
m〜3cmのダブリ(余長)をもたせてショーツ本体1
1に縫着しているため、吸水パッド20に引き連れを生
じさせない。
【0026】また、裾ぐりはハイレグではなく、浅くし
ているため、体重の軽重に関わらず太ももが衰えて細く
なっている高齢者の体型にフィットし、裾ぐりの浮きを
防止することができる。さらに、連結布15の伸縮によ
って吸水パッド20の裾ぐりに当たる位置が調整され、
着用者それぞれの太ももの付けねサイズに適応して、吸
水パッド20が股ぐりに食い込んだり、股部から浮き上
がることが防止でき、股部に沿って密着した状態で支持
できる。
ているため、体重の軽重に関わらず太ももが衰えて細く
なっている高齢者の体型にフィットし、裾ぐりの浮きを
防止することができる。さらに、連結布15の伸縮によ
って吸水パッド20の裾ぐりに当たる位置が調整され、
着用者それぞれの太ももの付けねサイズに適応して、吸
水パッド20が股ぐりに食い込んだり、股部から浮き上
がることが防止でき、股部に沿って密着した状態で支持
できる。
【0027】さらにまた、ショーツ本体11の後中心線
に沿って伸縮テープ17を取り付けているため、吸水パ
ッド20および連結布15を上方へ引き上げ、吸水パッ
ド20が下垂して肌から浮き上がることを防止できる。
かつ、伸縮テープ17の左右両側にギャザー18が設け
られているため、左右臀部の膨出に沿った自然な立体感
を持たせることができる。
に沿って伸縮テープ17を取り付けているため、吸水パ
ッド20および連結布15を上方へ引き上げ、吸水パッ
ド20が下垂して肌から浮き上がることを防止できる。
かつ、伸縮テープ17の左右両側にギャザー18が設け
られているため、左右臀部の膨出に沿った自然な立体感
を持たせることができる。
【0028】図7は本発明の第2実施形態に係る吸水パ
ッドを有するショーツ10’を示している。上記第1実
施形態との相違点は、吸水パッド20’の後側を後方へ
円弧状に延在させた後方延長タイプとしている点であ
り、その他の点は上記第1実施形態と同様であるため同
符号を付して説明を省略する。
ッドを有するショーツ10’を示している。上記第1実
施形態との相違点は、吸水パッド20’の後側を後方へ
円弧状に延在させた後方延長タイプとしている点であ
り、その他の点は上記第1実施形態と同様であるため同
符号を付して説明を省略する。
【0029】詳しくは、吸水パッド20’の後中央部2
0’eを、連結布15の後側端縁15aの中央部、即
ち、伸縮テープ17の下端部に至るまで突出させる一
方、吸水パッド20の後側端縁20’bの左右両側部2
0’f、20’gは連結布15の後側端縁15aよりも
前方に位置したままとしている。従って、吸水パッド2
0’の後側延長線上のうち、該中央部20’eを挟んだ
左右両側部分にのみストレッチ部15b’が介在する。
0’eを、連結布15の後側端縁15aの中央部、即
ち、伸縮テープ17の下端部に至るまで突出させる一
方、吸水パッド20の後側端縁20’bの左右両側部2
0’f、20’gは連結布15の後側端縁15aよりも
前方に位置したままとしている。従って、吸水パッド2
0’の後側延長線上のうち、該中央部20’eを挟んだ
左右両側部分にのみストレッチ部15b’が介在する。
【0030】上記構成では、吸水パッド20’の後中央
部20’eの後側に伸縮性のストレッチ部が介在せず、
直接にショーツ本体11、さらには、伸縮テープ17に
縫着される。従って、下垂して肌から浮き上がりやすい
傾向にある吸水パッド20’に対して伸縮テープ17の
引き上げ力が直接的に伝わり、吸水パッド20’を股部
に安定的に保持することができる。また、運動や挙動に
よるショーツ本体の位置ズレは、体の中心線から離れる
に従って大きくなるため、吸水パッド20’の後側延長
線上のうち後中央部20’eにストレッチ部が介在しな
くても、その左右両側にストレッチ部15b’が存在す
れば、ショーツ本体11の動きを効率よく吸収して吸水
パッド20’の位置ズレを防止することができる。
部20’eの後側に伸縮性のストレッチ部が介在せず、
直接にショーツ本体11、さらには、伸縮テープ17に
縫着される。従って、下垂して肌から浮き上がりやすい
傾向にある吸水パッド20’に対して伸縮テープ17の
引き上げ力が直接的に伝わり、吸水パッド20’を股部
に安定的に保持することができる。また、運動や挙動に
よるショーツ本体の位置ズレは、体の中心線から離れる
に従って大きくなるため、吸水パッド20’の後側延長
線上のうち後中央部20’eにストレッチ部が介在しな
くても、その左右両側にストレッチ部15b’が存在す
れば、ショーツ本体11の動きを効率よく吸収して吸水
パッド20’の位置ズレを防止することができる。
【0031】図8(A)(B)(C)は吸水パッド2
0’の後側端部と連結布15’とショーツ本体11との
連結構成の変形例を示す。いずれも、吸水パッド20’
の後中央部に突出部20’gを設け、該突出部20’g
の先端をショーツ本体11に直接縫着すると共に、その
両側部を左右の連結布15’を介在させてショーツ本体
11と連結している。
0’の後側端部と連結布15’とショーツ本体11との
連結構成の変形例を示す。いずれも、吸水パッド20’
の後中央部に突出部20’gを設け、該突出部20’g
の先端をショーツ本体11に直接縫着すると共に、その
両側部を左右の連結布15’を介在させてショーツ本体
11と連結している。
【0032】図9(A)(B)は本発明の第3実施形態
を示し、吸水パッド20”は、その前端縁20a”をシ
ョーツ本体11に直接縫着している。一方、後端縁20
b”は三角形状に突出させ、該吸水パッドの後端縁20
b”とショーツ本体11との間に、伸びの大きな連結布
15”を介在させている。この連結布は、吸水パッド2
0”の裏面には配置しておらず、吸水パッドの後端縁2
0b”とショーツ本体11との間にのみ設けている。
を示し、吸水パッド20”は、その前端縁20a”をシ
ョーツ本体11に直接縫着している。一方、後端縁20
b”は三角形状に突出させ、該吸水パッドの後端縁20
b”とショーツ本体11との間に、伸びの大きな連結布
15”を介在させている。この連結布は、吸水パッド2
0”の裏面には配置しておらず、吸水パッドの後端縁2
0b”とショーツ本体11との間にのみ設けている。
【0033】上記のように、吸水パッド20”の後端側
のみ連結布15”を介してショーツ本体に連結しても、
挙動時におけるショーツ本体の伸びは背面側が大きく正
面側は比較的小さいため、吸水パッド20”を股部に安
定して保持することができる。
のみ連結布15”を介してショーツ本体に連結しても、
挙動時におけるショーツ本体の伸びは背面側が大きく正
面側は比較的小さいため、吸水パッド20”を股部に安
定して保持することができる。
【0034】なお、本発明は上記実施形態に限定するも
のではない。特に、連結布には、ツーウェイラッセル、
ベア天竺、東レ株式会社製のエントラントやアゼクラの
ような伸縮性を有する防水布なども好適に用いられる。
吸水パッドを有するショーツ自体のサイズは、Sサイ
ズ、Mサイズ、Lサイズなど多様なサイズを設け、着用
者の多様な体型に対応させることが好ましい。
のではない。特に、連結布には、ツーウェイラッセル、
ベア天竺、東レ株式会社製のエントラントやアゼクラの
ような伸縮性を有する防水布なども好適に用いられる。
吸水パッドを有するショーツ自体のサイズは、Sサイ
ズ、Mサイズ、Lサイズなど多様なサイズを設け、着用
者の多様な体型に対応させることが好ましい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、吸水パッドをショーツ本体に直接縫着するの
ではなく、ショーツ本体の吸水パッドとの間に伸縮性を
有する連結布を介在させてハンモックタイプとしている
ため、吸水パッドとショーツ本体との連続一体性は弱め
られる。従って、ショーツ全体が引っ張られたり位置ズ
レしても、その動きをストレッチ部が吸収するため、シ
ョーツ本体の運動追従性を維持しながらも、吸水パッド
が一緒に追従して引っ張られたり位置ズレすることな
く、該吸水パッドを安定的に股部に保持させて尿漏れを
防止することができ、失禁用ショーツ、産褥用ショーツ
として好適に着用することができる。
によれば、吸水パッドをショーツ本体に直接縫着するの
ではなく、ショーツ本体の吸水パッドとの間に伸縮性を
有する連結布を介在させてハンモックタイプとしている
ため、吸水パッドとショーツ本体との連続一体性は弱め
られる。従って、ショーツ全体が引っ張られたり位置ズ
レしても、その動きをストレッチ部が吸収するため、シ
ョーツ本体の運動追従性を維持しながらも、吸水パッド
が一緒に追従して引っ張られたり位置ズレすることな
く、該吸水パッドを安定的に股部に保持させて尿漏れを
防止することができ、失禁用ショーツ、産褥用ショーツ
として好適に着用することができる。
【0036】さらに、吸水パッドは非伸縮で伸びがない
が、連結布が伸縮することにより、着用者の股部に吸水
パッドを密着させた状態で安定して位置させることがで
き、該吸水パッドの左右両側端が太ももに食い込んだり
或いは太股から浮き上がったりすることが防止できる。
が、連結布が伸縮することにより、着用者の股部に吸水
パッドを密着させた状態で安定して位置させることがで
き、該吸水パッドの左右両側端が太ももに食い込んだり
或いは太股から浮き上がったりすることが防止できる。
【図1】 本発明に第1実施形態にかかる吸水パッドを
有するショーツを示す全体斜視図である。
有するショーツを示す全体斜視図である。
【図2】 図1に示す吸水パッドの断面図である。
【図3】 図1に示す吸水パッドを有するショーツの前
側裏面図である。
側裏面図である。
【図4】 図1に示す吸水パッドを有するショーツの後
側裏面図である。
側裏面図である。
【図5】 図1に示す吸水パッドを有するショーツの股
部の裏面図である。
部の裏面図である。
【図6】 図1に示す吸水パッドを有するショーツのVI
− VI線概略断面図であり、(A)は通常状態を示し、
(B)は前後方向に伸張した状態を示す図である。
− VI線概略断面図であり、(A)は通常状態を示し、
(B)は前後方向に伸張した状態を示す図である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る吸水パッドを有
するショーツの後側裏面図である。
するショーツの後側裏面図である。
【図8】 (A)(B)(C)が第2実施形態の変形例
を示す図面である。
を示す図面である。
【図9】 本発明の第3実施形態に係わる吸水パッドを
有するショーツを示し、(A)は前側裏面図、(B)の
後側裏面図である。
有するショーツを示し、(A)は前側裏面図、(B)の
後側裏面図である。
【図10】 従来例の図である。
【図11】 (A)乃至(C)は片脚を挙げて場合の身
体挙動を示す図面である。
体挙動を示す図面である。
【符号の説明】 10、10’ 吸水パッドを有するショーツ 11 ショーツ本体 11a 前身頃部 11b 後身頃部 11c クロッチ部 15 連結布 15a、15b 前後ストレッチ部 17、18 伸縮テープ 20、20’ 吸水パッド
Claims (9)
- 【請求項1】 前後身頃部およびクロッチ部からなるシ
ョーツ本体と、該ショーツ本体のクロッチ部内面に吸水
パッドを配置してなるショーツにおいて、 上記吸水パッドは実質的に非伸縮性とする一方、該吸水
パッドの後端縁は伸縮性を有する連結布を介してショー
ツ本体と連結すると共に、該吸水パッドの前端縁は直接
あるいは伸縮性を有する連結布を介してショーツ本体と
連結し、該吸水パッドの左右両側縁はショーツ本体のク
ロッチ部と連結せずに遊離させていることを特徴とする
吸水パッドを有するショーツ。 - 【請求項2】 上記連結布は吸水パッドの裏面全面に取
り付けると共に、該吸水パッドの前後両端縁から延在さ
せ、この1枚布からなる連結布の前後両端をショーツ本
体に縫着している請求項1に記載の吸水パッドを有する
ショーツ。 - 【請求項3】 上記伸縮性を有する連結布の伸びは、伸
縮性を有するショーツョーツ本体の伸びよりも大として
いる請求項1または請求項2に記載の吸水パッドを有す
るショーツ。 - 【請求項4】 上記吸水パッドと連結布とを合計した前
後長さは、重ね合わせるクロッチ部の前後長さよりも1
cm〜3cm程度長くしている請求項1乃至請求項3の
いずれか1項に記載の吸水パッドを有するショーツ。 - 【請求項5】 上記ショーツ本体の後中心線に沿って、
ウエストラインから連結布の後側端縁近傍にかけて伸縮
テープを縫着し、連結布および吸水パッドを上方へ引き
上げている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載
の吸水パッドを有するショーツ。 - 【請求項6】 上記吸水パッドの後端縁の突出端をショ
ーツ本体と直接連結している請求項1乃至請求項5のい
ずれか1項に記載の吸水パッドを有するショーツ。 - 【請求項7】 上記吸水パッドの後端縁は、後中心線を
頂点とした円弧状、三角形状あるいは突出部を有する形
状としている請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記
載の吸水パッドを有するショーツ。 - 【請求項8】 上記吸水パッドの後端縁とショーツ本体
とを連結する上記連結布の面積は、左右両側縁から中央
部にかけて漸減している請求項6または請求項7に記載
の吸水パッドを有するショーツ。 - 【請求項9】 上記吸水パッドの左右両側縁は防水布で
端部をくるみ始末していると共に、ショーツ本体のクロ
ッチ部と接触する裏面に防水布を配設している請求項1
乃至請求項8のいずれか1項に記載の吸水パッドを有す
るショーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001125338A JP2002315770A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 吸水パッドを有するショーツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001125338A JP2002315770A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 吸水パッドを有するショーツ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002315770A true JP2002315770A (ja) | 2002-10-29 |
Family
ID=18974579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001125338A Withdrawn JP2002315770A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 吸水パッドを有するショーツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002315770A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006104641A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-04-20 | Yamashiroya:Kk | 下着 |
JP3189672U (ja) * | 2014-01-10 | 2014-03-27 | チーカス株式会社 | 衣類 |
JP2015029542A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | チーカス株式会社 | 体液吸収パッドおよび股下部を有する衣類 |
JP2021023764A (ja) * | 2019-08-01 | 2021-02-22 | 匠ソリューションズ株式会社 | 生理用ナプキン |
-
2001
- 2001-04-24 JP JP2001125338A patent/JP2002315770A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006104641A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-04-20 | Yamashiroya:Kk | 下着 |
JP2015029542A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | チーカス株式会社 | 体液吸収パッドおよび股下部を有する衣類 |
JP3189672U (ja) * | 2014-01-10 | 2014-03-27 | チーカス株式会社 | 衣類 |
JP2021023764A (ja) * | 2019-08-01 | 2021-02-22 | 匠ソリューションズ株式会社 | 生理用ナプキン |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
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|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20061012 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080701 |