JPH03260102A - パンティストッキング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はパンティストッキング、詳しくはガードル付き
パンティストッキングの改良に関する。

（従来の技術） 従来のパンティストッキングの１例として実公昭５７−
５８１６７号が提案されている。これは、パンティ部の
ヒップ部は腹部より伸縮性の大きいｗｌ目で＆ｉ戒し、
かつストッキング部はヒップ部より更に伸縮性の大きい
編目で編成したものである。この構成のものは、ストッ
キング部の上端部前半と腹部２０との間で伸縮性の急激
の差でその接続部が破れ易く、段付きになったりする欠
点があった。

そこで、これを解決するため実公平１−４３３６２号が
提案された。これは、ストッキング部の上端部前半部、
股部および腹部に生ずる応力（締付力）はその接続部で
徐々に変わるようにしたもので、第４図に示すようにパ
ンティ部の腹部２０は繊維糸で伸縮が抑制されるように
編目を密に編成し、ヒップ部２１は文面になるよう伸縮
可能な編目に編成し、腹部２０およびヒップ部２１の下
側に位置する股部２２を前記ヒップ部２１と同一の編目
で編成したものである。

（発明が解決しようとする課題） 前記、従来のものはパンティ部の腹部全体を密に編成し
た編目で形成しであるので、伸縮が抑制されて山腹の矯
正はできるが、腹部全体に締付力が作用し、不必要な部
分まで伸縮が抑制されるため着用感が悪いという欠点が
あり、一方、ヒップ部は、中央の縦縫目によって２分さ
れるが、果物の桃のような形状に整形することは未だ不
充分である。

本発明は、上記に鑑みパンティ部の特殊な編成により、
本格的なガードル機能の付与したパンティストッキング
を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、上記の目的を遠戚するため、次の構成を採用
した。即ち、伸縮糸の編成により全体が一体的に形成さ
れるパンティストッキングにおいて、 （Ａ）パンティ部の腹部は、ウェストバンドから襠部に
至るＶ字ラインに囲まれた１×１ニットミスとウーリモ
ーレ組織で形成の第０部分と、この第１部分の両側にあ
ってＶ字ラインの中途から両ストッキング部の上部に位
置するガータベルト近くに至る末広がり傾斜ラインとＶ
字ラインとで囲まれたｌ×１ニットミス組織で形成の１
対の第ｆｌａ、１７ａ部分からなり；（Ｂ）パンティ部
のヒップ部は、ウェストバンドから襠部に至るＴ字状ベ
ルト部分と、このＴ字状ベルト部分の下端と、両端が腹
部における１対の第１［ａ、Ｉｌａ部分と連設し、かつ
ガータベルトに接続状に沿う下ベルト部分を１×に７Ｌ
ミス組織で形成された第ＩＩｂ部分からなり；（Ｃ）該
パンティ部の腹部、ヒップ部における第１゜第１１ａ、
Ｕａ及び第ＩＩｂ部分を除く残余の第ｍ部分を、プレー
ン＆１１織で形成されてなる；点にある。

（作　用） 本発明は、パンティ部１の第１部分、第Ｕａ、Ｉｒａ　
、Ｉｌｂ部分および第ｍ部分の３部分が、特定の編成に
よる組織で形成されており、身体に対する締付力（パワ
ー）は、第１部分をＰ、とし、第■ａ、■ａ、第ＩＩｂ
部分をＰ２とし、第ｍ部分をＰ３とした場合、 Ｐ　１　＞　Ｐ　ｚ　＞　Ｐ　３ の関係となる。このさい、前記第１部分はＶ字ライン（
ハイレグラインともいう）に囲まれた腹部１１にのみ好
適にＰｌという強いパワーを付与して腹部の膨出を押え
、従来のように９字ライン１３外方の腹部まで押え込む
ことがないので着心地が良い。一方、第Ｕａ　、ＩＩａ
部分はＰ２という前記Ｐ。

よりも小なるパワーをもって腹部２の、特に雨下腹部分
を押えるので、ぴったりとフィツトし、着心地を更に増
長する。他方、第ＩＩｂ部分は、前記第ＩＩａ部分と同
一の編成であるから、そのパワーはＰ２であり、その上
ベルト部分１４ａは、ウェストバンド４と、Ｐ、とＰ２
より更に小さいパワーを付与した第ｍ部分の接続部分で
の急激な変化を吸収して段階的なパワー変化によるフィ
ツト感を助長させ、一方、その縦ベルト１４ｂ部分はヒ
ップ部３の第■部分で両ヒップに丸みを付与してシルコ
ツト効果を奏し、更に下ベルト部分１５はヒップアップ
効果を奏させる。

そして、第■部分は、パンティ部１の腹部２側にあって
両層部分と、この部分に続くヒップ部３の両ヒップであ
るが、該第■部分は最もパワーの小さいＰ、を付与する
ようにしてあり、従ってよく伸びて両ヒップを包み込み
、あたかも果物の桃のような形状に整形することができ
る。

また、本発明ではパンティ部１と両ストッキング部５．
５との間にガータベルト１０．１０を介在させてあり、
このベルト１０に１×１メツシュ組織のものを使用した
ため、ストッキング部５との接続部で急激な組織変化に
よるパワー変化を好適に緩和して破れを防止する。

更に、本発明では、襠部７の周辺に１×１メツシユモ一
レ組織の縫着補強部１７．１７を設けたのでガータヘル
ド１０．１０の比較的強パワーが緩和され、股部６，６
に喰い込みを防止できるので、着心地が良く、また破れ
を防止する。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は本発明に係るパンティストッキングのストッキング
部の下部を省略した正面図、第２図は同背面図、第３図
は襠部近傍の拡大平面図である。

本発明に係るパンティストッキングは伸縮糸の編成によ
り全体が一体的に形成されたものであり、１はパンティ
部で、前部の腹部２と、後部のヒップ部３からなってお
り、このパンティ部１の上部にウェストバンド４が設け
られている。５，５は左右のストッキング部で、前記パ
ンティ部１と両ストッキング５，５の股部６，６の内側
に長円形の襠部７が設けられている。なお、この襠部７
の編組織、素材は特に限定しないが通気性のある！組織
が好適である。８，８゛はパンティ部１の前・後中央の
縦方向に設けた縫目であり、９は襠部７の縫目である。

１０．１０は両ストッキング部５，５の上部である股部
６，６に環状に形成されたガータヘルドであり、該ガー
タベル口Ｏの両基端は襠部７の縫目９の部分で接続１０
”、１０”されている。

本発明に係るパンティストッキングのパンティ部１の腹
部２は、ウェストバンド４から襠部７に至るｖ字ライン
１２に囲まれた第１部分（この第１部分に相当する腹部
は符号１１で示す）と、この第１部分の両側にあって前
記Ｖ字ライン１２の中途から両ストッキング部５，５の
上部に位置するガータヘルド１０．１０近くに至る末広
がり傾斜ライン１３と前記Ｖ字ライン１２とで囲まれた
１対の第ＩＩａ、■ａ部分および後述する第■部分の一
部からなっている。上記Ｖ字ライン１２は、詳しくはそ
の上端は腰部の上部に位置するウェストバンド４に接続
し、下端はガータベル口Ｏの基端近傍で接続されており
、該両ライン１２．１２は互いに内側に凹んだ緩やかな
曲線とされている。なお、前記第１部分の下部は襠部７
と縫目９で接続され、襠部７を境に二叉状となっている
。本発明ではこの第１部分の編組織として１×１ニット
ミスとウーリモーレ組織が採用されている。こ覧でウー
リモーレとは、ウーり糸（嵩高性伸縮糸）を使ったモー
ー（流し込み）編のことである。

一方、前記の末広がり傾斜ライン１３は、詳しくは上端
をＶ字ライン１２の中途、実施例ではライン長さの上部
寄り略Ａ位置で接続されている。

次に、本発明のパンティ部１のヒップ部３は、ウェスト
バンド４から襠部７に至るＴ字状ベルト部分１４と、こ
のベルト部分１４の下端と、両端が前記腹部２における
１対の第１［ａ、Ｉｌａ部分に連設し、かつガータベル
）　１０．１０に接続状に沿う下ベルト部分１５．１５
で形成された第ＩＩｂ部分からなっている。

従って、前記末広がり傾斜ライン１３は、第１１ａ部分
に続く下ベルト部分１５の上側のライン１６と結ばれ、
両ライン１３．１６の連結ラインは僅かに下側に凹んだ
曲線とされている。なお、Ｔ字状ベルト部分１４は、詳
しくは、その上ベルト部分１４ａの幅は、実施例におい
てウェストバンド４の巾の約Ａ程度のものであり、その
両端は第■部分の上部両端へ接続されている。また、そ
の縦ベルト部分１４ｂは中央の縫目８“を境に左右両側
に亘る巾を有し、実施例ではウェストバンド４の巾と路
間−とされており、下端は襠部７部分で三叉とされ、襠
部７の縫目９で接続されている。

なお、本発明では前記パンティ部１における腹部２に形
威された第１１ａ、ＩＩａ部分とヒップ部３に形成され
た第ＩＩｂ部分は一体に連設されて、その＆Ｗ組織とし
て１×１ニットミス組織が採用されている。

次に本発明で、襠部７において、襠部７の縫目９と、ガ
ータベルト１０の接続部１０’、１０“の間にあって、
股部６の内側上端部分に前記縫目９に接続状に沿って一
定巾の縫着補強部１７．１７を設けである。本発明では
この縫着補強部１７の編組織として１×１メツシユモ一
レ組織が採用されている。

以上のとおり、本発明のパンティ部１は、特殊な編組織
と形状の第１部分と第１１ａ、Ｉｌａ部分、および第Ｉ
Ｉｂ部分とからなっているが、これら各部分を除（残余
の第■部分の編組織はプレーン組織を採用している。な
お、本発明で使用する編糸は、パンティ部ｌ、ガータヘ
ルｌ−１０およびストッキング部５はそのＷ組織が異な
るのみで、例えば、ポリウレタン系弾性糸を芯糸とし、
これにＳ方向、Ｚ方向に交互にナイロン糸をカバーリン
グしりダブルカバーリング糸と、けん縮高高加工された
ウーリナイロンを交編したもので、要は編組織が異なる
のみで全て同じ糸を使用している。

（発明の効果） 本発明によれば、パンティ部の腹部はＶ字ラインで囲ま
れた第１部分にのみ強いパワーを付与して不必要な前記
第１部分以外の両膝部分にパワーが作用しないため、着
用者に不快感を与えず合理的に腹部の膨出を押えられ、
また前記第■部分の両側のパワーが第１部分より小さい
第１１ａ、ＩＴａ部分の存在により雨下腹部におけるフ
ィツト感を向上させ、一方、ヒップ部にあっては第ＩＩ
ｂ部分の存在により、ウェストバンドと両ヒップ、また
は両ヒッパとガータベルトとの接続部における急激な組
織変化によるパワー変化をよく吸収緩和してフィツト感
を向上させると共に、第■部分は特に両ヒップを包み込
んでヒップアップ効果を向上させる。

また、本発明では第１部分の両側に位置するＶ字ライン
、更には第１ＩＩａ、■ａ部分の末広がり傾斜ライン、
このラインに続く第■ｂ部分の下ベルト上側のラインは
、いずれも曲線状に形威しであるので意匠的効果に優れ
たものである。

更に、本発明では、襠部ムこおいて、股部の内側上端部
分に襠部の縫目に接続状に沿って縫着補強部を設けたた
め、ガータベルトの比較的強いパワーが緩和されて、該
ベルトの股部への喰込みを防止できて着心地が良く、ま
た破れにくい。従って、本発明はガードル付きパンチイ
ス）７キングとして、各種機能を有するものとして優れ
たものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明ムこ係るパンティストッキング
の実施例であり、第１図はストッキング部の下部を省略
した正面図、第２図は同背面図、第３図は襠部近傍の拡
大平面図、第４図は従来例の側面図である。 ｌ−″−パンティ部、２・−腹部、３−　ヒップ部、４
ウエストバンド、５−ストッキング部、６−・股部、７
−襠部、８．８’、！Ｌ−縫目、１０−ガータベルト、
１１−第１部分以外おける腹部、１２−Ｖ字ライン、１
３末広がり傾斜ライン、１４−Ｔ字状ベルト、１５−・
下ベルト部分、１６−　ライン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）伸縮糸の編成により全体が一体的に形成されるパン
   ティストッキングにおいて、 （Ａ）パンティ部の腹部は、ウエストバンドから襠部に
   至るＶ字ラインに囲まれた１×１ニットミスとウーリモ
   ーレ組織で形成の第 I 部分と、この第 I 部分の両側に
   あってＶ字ラインの中途から両ストッキング部の上部に
   位置するガータベルト近くに至る末広がり傾斜ラインと
   Ｖ字ラインとで囲まれた１×１ニットミス組織で形成の
   １対の第IIａ、IIａ部分からなり； （Ｂ）パンティ部のヒップ部は、ウエストバンドから襠
   部に至るＴ字状ベルト部分と、このＴ字状ベルト部分の
   下端と、両端が腹部における１対の第IIａ、IIａ部分と
   連設し、かつガータベルトに接続状に沿う下ベルト部分
   を１×１ニットミス組織で形成された第IIｂ部分からな
   り； （Ｃ）該パンティ部の腹部、ヒップ部における第 I ，
   第IIａ、IIａ及び第IIｂ部分を除く残余の第III部分を
   、プレーン組織で形成されてなる； ことを特徴とするパンティストッキング。 （２）第 I 部分のＶ字ラインは互いに内側に凹んだ曲
   線とされ、第IIａ部分の末広がり傾斜ラインとこれに続
   く第IIｂ部分の下ベルト上側のラインは下側に凹んだ曲
   線とされた請求項１に記載のパンティストッキング。 （３）ストッキング部の上部に位置するガータベルトは
   １×１メッシュ組織で形成された請求項１に記載のパン
   ティストッキング。 （４）襠部において、股部の内側上端部分に襠部の縫目
   に接続状に沿って１×１メッシュモーレ組織による縫着
   補強部を設けた請求項１に記載のパンティストッキング
   。