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JP2002373810A - チップ型コモンモードチョークコイル - Google Patents

チップ型コモンモードチョークコイル

Info

Publication number
JP2002373810A
JP2002373810A JP2001179959A JP2001179959A JP2002373810A JP 2002373810 A JP2002373810 A JP 2002373810A JP 2001179959 A JP2001179959 A JP 2001179959A JP 2001179959 A JP2001179959 A JP 2001179959A JP 2002373810 A JP2002373810 A JP 2002373810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive thin
coil
spiral conductive
thin film
thin films
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001179959A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Ito
知一 伊藤
Yuji Terada
祐二 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2001179959A priority Critical patent/JP2002373810A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に対を成すコイル巻線の巻数増加がで
き、高いインピーダンスを得ることを可能とし、コイル
巻線同士で高い磁気結合を得ることが可能なチップ型コ
モンモードチョークコイルを提供する。 【解決手段】 絶縁基板1の主面上に、絶縁層2,3,
4,5,6及び螺旋状導体薄膜11a,12a,11
b,12bを厚み方向に積み重ねた構造で対を成すコイ
ル巻線11,12を形成し、コイル巻線11は2層の螺
旋状導体薄膜11a,11bの直列接続、コイル巻線1
2は2層の螺旋状導体薄膜12a,12bの直列接続か
らなり、前記2層の螺旋状導体薄膜の一端同士が接続さ
れ、他端が外部電極にそれぞれ接続されるとともに、一
方のコイル巻線11を構成する2層の螺旋状導体薄膜1
1a,11bの層間に他方のコイル巻線12を構成する
2層の螺旋状導体薄膜のうちの一層12aが介在してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に侵
入するノイズ対策に用いられる電子部品に係り、とくに
チップ型コモンモードチョークコイルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、薄膜形成工法を使用したこの種の
電子部品として、特開平8−203737号公報に示さ
れたコイル部品が知られている。このコイル部品は図8
及び図9に示すように、磁性基板40上に、絶縁層4
1、引出電極53,54、絶縁層42、第1コイル導体
51、絶縁層43、第2コイル導体52、絶縁層44を
順に配し、その上面より磁性基板45で挟み込んだ構造
である。また、図9のように外部電極55は磁性基板4
0,45の側面に形成されている。なお、スルーホール
56は第1コイル導体51と引出電極53とを接続して
第1のコイル巻線を構成するもので、スルーホール57
a,57bは第2コイル導体52と引出電極54とを接
続して第2のコイル巻線を構成するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図8及
び図9の構造では高いインピーダンス値が必要な場合
や、チップの小型化対応のためには、コイル巻線を構成
するコイル導体や引出電極の導体幅を細くする必要があ
り、作り込み上の歩留り低下や磁気的結合等の特性低下
が問題となる。
【0004】また、2個のコイル巻線で形状の異なる引
出電極部及びコイル導体の外部電極接続部が全導体に対
し占める比率が大きく、重ね合わせた各コイル巻線のイ
ンピーダンスの差が大きくなり、ノーマルモード特性に
ノイズ発生等の悪影響を与える。
【0005】本発明の第1の目的は、上記の点に鑑み、
引出電極パターン部を形成せず薄膜形成工法による螺旋
状導体薄膜の2層で対をなすコイル巻線をそれぞれ構成
することで、容易に各コイル巻線の巻数増加ができ、高
いインピーダンスを得ることを可能とし、対を成すコイ
ル巻線同士で高い磁気結合を得ることが可能なチップ型
コモンモードチョークコイルを提供することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、対をなすコイル巻
線のインピーダンスの増大を図るとともに、対を成すコ
イル巻線によるインダクタンスの差を小さくすることが
可能なチップ型コモンモードチョークコイルを提供する
ことにある。
【0007】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るチップ型コモンモードチョークコイル
は、絶縁基板の主面上に、絶縁層及び螺旋状導体薄膜を
厚み方向に積み重ねた構造で対を成すコイル巻線を形成
し、各コイル巻線は2層の螺旋状導体薄膜の直列接続か
らなり、前記2層の螺旋状導体薄膜の一端同士が接続さ
れ、他端が外部電極にそれぞれ接続されるとともに、一
方のコイル巻線を構成する2層の螺旋状導体薄膜の層間
に他方のコイル巻線を構成する2層の螺旋状導体薄膜の
うちの一層が介在していることを特徴としている。
【0009】前記チップ型コモンモードチョークコイル
において、前記絶縁基板が磁性基板であり、さらに上側
に磁性材を配して前記対をなすコイル巻線を前記磁性基
板と磁性材で挟み込んだ構成としてもよい。
【0010】また、前記絶縁基板が磁性基板であり、各
螺旋状導体薄膜の中央部及び周辺部となる位置の前記絶
縁層に開口を形成し、該開口にも磁性材を設けて閉磁路
構造としてもよい。
【0011】さらに、各螺旋状導体薄膜が、螺旋状周回
部と外部電極取出部とからなり、前記周辺部の開口が前
記外部電極取出部より内側に位置する構成であるとよ
い。
【0012】前記磁性材が各螺旋状導体薄膜の外部電極
取出部以外の螺旋状周回部を含む領域上に配されている
とよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るチップ型コモ
ンモードチョークコイルの実施の形態を図面に従って説
明する。
【0014】図1及び図2は本発明に係るチップ型コモ
ンモードチョークコイルの第1の実施の形態を示す。実
際の作製時は複数個のチップ型コモンモードチョークコ
イルを同時に基板上で作製するが、本実施の形態では1
素子分で説明する。
【0015】図1及び図2に示すように、チップ型コモ
ンモードチョークコイルは、絶縁基板1の主面上に、絶
縁層と導体薄膜の積層構造で1対のコイル巻線11,1
2を形成したものであり、絶縁層2、第1のコイル巻線
11の下層コイル導体としての螺旋状導体薄膜11a、
絶縁層3、第2のコイル巻線12の下層コイル導体とし
ての螺旋状導体薄膜12a、絶縁層4、第1のコイル巻
線11の上層コイル導体としての螺旋状導体薄膜11
b、絶縁層5、第2のコイル巻線12の上層コイル導体
としての螺旋状導体薄膜12b、及び絶縁層6を順次設
けている。そして、第1のコイル巻線11は、その下層
及び上層コイル導体としての螺旋状導体薄膜11a,1
1bの直列接続で構成され、第2のコイル巻線12は、
その下層及び上層コイル導体としての螺旋状導体薄膜1
2a,12bの直列接続で構成され、さらに第1のコイ
ル巻線11を構成する2層の螺旋状導体薄膜11a,1
1bの層間に第2のコイル巻線12を構成する2層の螺
旋状導体薄膜12a,12bのうちの一層(つまり薄膜
12a)が介在している。
【0016】また、図2のように、外部電極(端子電
極)20を絶縁基板1の側面部(一部は基板1の下面及
び絶縁層6の上面に延長している)に形成している。
【0017】各螺旋状導体薄膜11a,11b,12
a,12bは絶縁基板1の側面部に設けられる外部電極
20に接続するための引出端部である外部電極取出部Y
以外は螺旋状周回部Xとなっており、大部分が螺旋状周
回部で形成されている。
【0018】前記絶縁層2,3,4,5上に設ける螺旋
状導体薄膜11a,12a,11b,12bは薄膜形成
工法で形成され、下層及び上層の螺旋状導体薄膜11
a,11bは絶縁層3,4のスルーホール15a,15
bを介し一端同士が接続され、他端が前記絶縁基板側面
部の外部電極20にそれぞれ接続されている。同様に、
下層及び上層の螺旋状導体薄膜12a,12bは絶縁層
4,5のスルーホール16a,16bを介し一端同士が
接続され、他端が前記絶縁基板側面部の外部電極20に
それぞれ接続されている。
【0019】前記絶縁基板1は好ましくは低誘電率のセ
ラミック、樹脂等であり、絶縁層2,3,4,5,6は
ポリイミド樹脂,エポキシ樹脂等の絶縁性に優れ,加工
性の良い材料であり、各螺旋状導体薄膜の材料はCu,
Ag,Al等の優れた電気伝導度を有する金属が採用さ
れる。
【0020】次に本実施の形態に係るチップ型コモンモ
ードチョークコイルの製造手順を図1を参照し説明す
る。
【0021】絶縁基板1上に絶縁層2を形成する。形成
方法としては、スピンコート法、ディップ法、スプレ
法、印刷法等が採用される。
【0022】それから、絶縁層2上に導体薄膜を成膜
し、フォトリソグラフィー法により螺旋状導体薄膜11
aのパターンを形成する。成膜工法はスパッタ、蒸着、
めっき等の薄膜形成工法が採用される。フォトリソグラ
フィー工法では感光性のレジストを使用し露光現像後、
不要金属部分をエッチングし、その後で前記レジストを
剥離する。
【0023】次に、絶縁層3を形成する。形成工法は絶
縁層2と同様であるが、螺旋状導体薄膜11aと11b
との接続の為、フォトリソグラフィー工法を使用しスル
ーホール15aを現像により形成する。
【0024】次に、螺旋状導体薄膜12aの成膜、パタ
ーンニングを行う。工法は螺旋状導体薄膜11aと同様
である。
【0025】その後、絶縁層4を絶縁層3と同様工法で
形成する。ここではフォトリソグラフィー工法の現像に
よりスルーホール15b,16aを形成する。スルーホ
ール15bは螺旋状導体薄膜11aと11bとの接続の
為、スルーホール16aは螺旋状導体薄膜12aと12
bとの接続の為のものである。
【0026】次に、螺旋状導体薄膜11bの成膜、パタ
ーンニングを行う。工法は螺旋状導体薄膜11aと同様
であり、これにより螺旋状導体薄膜11a,11bがス
ルーホール15a,15bを通して直列接続された第1
のコイル巻線11が得られる。
【0027】その後、絶縁層5を絶縁層3と同様工法で
形成する。ここではフォトリソグラフィー工法の現像に
よりスルーホール16bを形成する。スルーホール16
bは螺旋状導体薄膜12aと12bとの接続の為のもの
である。
【0028】次に、螺旋状導体薄膜12bの成膜、パタ
ーンニングを行う。工法は螺旋状導体薄膜12aと同様
であり、これにより螺旋状導体薄膜12a,12bがス
ルーホール16a,16bを通して直列接続された第2
のコイル巻線12が得られる。
【0029】その後、絶縁層6を同様工法で全面に形成
する。
【0030】上記説明は1個の素子での説明であるが、
実際は複数個の素子が同時に基板上で作製される。この
基板上で作製されたものを1素子形状に切断後、1素子
分の絶縁基板1の側面部に外部電極20を形成しチップ
型コモンモードチョークコイルが完成する。
【0031】この第1の実施の形態によれば、次の通り
の効果を得ることができる。
【0032】(1) 対をなすコイル巻線11,12は、
殆ど全て螺旋状に周回する螺旋状導体薄膜の2層でそれ
ぞれ形成するため、容易に各コイル巻線の巻き数増加が
でき、高いインピーダンスを得ることが可能となる。ま
た、各導体幅を広くすることが可能となり高い磁気結合
を得ることができる。
【0033】(2) 一方のコイル巻線11を構成する2
層の螺旋状導体薄膜11a,11bの層間に他方のコイ
ル巻線12を構成する2層の螺旋状導体薄膜12a,1
2bのうちの一層が介在しており、これによっても対を
なすコイル巻線同士間で高い磁気結合を得ることができ
る。
【0034】(3) 各螺旋状導体薄膜は殆ど全部が螺旋
状周回部となっており、2つのコイル巻線によるインピ
ーダンスの差を少なくすることが容易である。
【0035】図3は本発明の第2の実施の形態であっ
て、対をなすコイル巻線11,12の各螺旋状導体薄膜
のパターンを変更した例を示し、第1のコイル巻線11
は、その下層及び上層コイル導体としての螺旋状導体薄
膜11c,11dの直列接続で構成され、第2のコイル
巻線12は、その下層及び上層コイル導体としての螺旋
状導体薄膜12c,12dの直列接続で構成されてい
る。
【0036】なお、その他の構成は前述した第1の実施
の形態と同様であり、同一又は相当部分に同一符号を付
して説明を省略する。
【0037】図4は本発明の第3の実施の形態を示す。
この場合、絶縁基板としてフェライト、複合フェライト
等の磁性基板21を用い、さらに最上層の絶縁層6の上
側に同様材質の磁性材(磁性基板でもよい)22を配
置、固着し、第1及び第2のコイル巻線11,12を磁
性基板21と磁性材22とで挟み込んでいる。
【0038】なお、その他の構成は前述した第1の実施
の形態と同様であり、同一又は相当部分に同一符号を付
して説明を省略する。
【0039】この第3の実施の形態によれば、第1及び
第2のコイル巻線11,12を磁性基板21と磁性材2
2とで挟み込んだことで、各コイル巻線によるインピー
ダンスの増大を図ることができる。
【0040】図5は本発明の第4の実施の形態であっ
て、下側の磁性基板21に上側の磁性材22の一部が接
合して図6のように閉磁路構造となっている場合を示
す。この場合、製造手順は第3の実施の形態と同様であ
るが、異なる点は絶縁層2,3,4,5,6のパターン
形状である。第3の実施の形態での各絶縁層形成領域に
絶縁層開口部2a,3a,4a,5a,6aが互いに重
なるように現像により形成され、上側の磁性材22を層
状に形成したときに、絶縁層開口部2a,3a,4a,
5a,6a内に磁性材22が入り込んで下側の磁性基板
1に接合して閉磁路構造が形成される。ここで、対をな
したコイル巻線11,12(それぞれ2層の螺旋状導体
薄膜の直列接続)のうち、各螺旋状導体薄膜11a,1
1b,12a,12bの螺旋状周回部Xの中心部及び当
該螺旋状周回部Xの外周部で外部電極取出部Yよりも内
側位置に前記開口部2a,3a,4a,5a,6aが位
置しているから、結局、各コイル巻線11,12の巻き
方向が揃った部分を囲むように閉磁路が構成される。
【0041】なお、上側の磁性材22として磁性基板を
用いる場合、各絶縁層2乃至6の中央部及び外部電極取
出部Yより内側の絶縁層開口部2a,3a,4a,5
a,6aに磁性材を埋め込み上面より磁性基板を貼り付
けた構造としてもよい。
【0042】この第4の実施の形態によれば、対をなし
たコイル巻線11,12(螺旋状導体薄膜の直列接続)
のうち、巻き方向の揃った螺旋状周回部Xを囲むように
閉磁路が構成されるため、いっそう各コイル巻線による
インピーダンスを増加させることができる。
【0043】図7は本発明の第5の実施の形態であっ
て、下側の磁性基板21に上側の磁性材23の一部が接
合して閉磁路構造となっており、さらに磁性材23の形
状、配置を工夫した構成を示す。この場合、磁性基板2
1、各コイル巻線11,12、絶縁層2乃至6等は第4
の実施の形態と同様であるが、磁性材23の幅が磁性基
板21よりも狭くなっており、磁性材23が各螺旋状導
体薄膜11a,11b,12a,12bの巻き方向の揃
った螺旋状周回部Xを覆い、外部電極取出部Yは覆わな
いように選択的に配置され、前記螺旋状周回部Xを囲む
ように閉磁路を構成している。
【0044】この第5の実施の形態によれば、対をなし
たコイル巻線11,12(螺旋状導体薄膜の直列接続)
のうち、巻き方向の揃った螺旋状周回部Xを囲むように
閉磁路が構成され、それら螺旋状周回部Xの領域につい
ては上下に磁性材が存在する閉磁路構造で、高いインピ
ーダンスが得られるが、インピーダンスの差が発生し易
い外部電極取出部Yを含む部分は下面のみに磁性材が存
在することになってインピーダンスが低く、コモンモー
ドチョークコイルの2個のコイル部のインピーダンスの
差が小さくなる。
【0045】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であり、例えば、螺旋状導体薄膜パターン
を変更したり、磁性材形状を変更してもよく、また2対
以上のコイル巻線を基板上に形成する構造にも本発明は
適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
薄膜形成工法にて対をなすコイル巻線を螺旋状に周回し
た螺旋状導体薄膜で形成することにより、小型化及び高
いインピーダンスに対応でき、しかもインピーダンスを
均一にすることが可能で、ノーマルモード特性にノイズ
を与えない磁気結合の優れた小型のチップ型コモンモー
ドチョークコイルを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップ型コモンモードチョークコ
イルの第1の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】同斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図6】第4の実施の形態の閉磁路構造を示す側断面図
である。
【図7】本発明の第5の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図8】従来技術の分解斜視図である。
【図9】同斜視図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2,3,4,5,6 絶縁層 2a,3a,4a,5a,6a 開口部 11,12 コイル巻線 11a,11b,12a,12b 螺旋状導体薄膜 20 外部電極 21 磁性基板 22,23 磁性材 15a,15b,16a,16b スルーホール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の主面上に、絶縁層及び螺旋状
    導体薄膜を厚み方向に積み重ねた構造で対を成すコイル
    巻線を形成し、各コイル巻線は2層の螺旋状導体薄膜の
    直列接続からなり、前記2層の螺旋状導体薄膜の一端同
    士が接続され、他端が外部電極にそれぞれ接続されると
    ともに、一方のコイル巻線を構成する2層の螺旋状導体
    薄膜の層間に他方のコイル巻線を構成する2層の螺旋状
    導体薄膜のうちの一層が介在していることを特徴とする
    チップ型コモンモードチョークコイル。
  2. 【請求項2】 前記絶縁基板が磁性基板であり、さらに
    上側に磁性材を配して前記対をなすコイル巻線を前記磁
    性基板と磁性材で挟み込んだ請求項1記載のチップ型コ
    モンモードチョークコイル。
  3. 【請求項3】 前記絶縁基板が磁性基板であり、各螺旋
    状導体薄膜の中央部及び周辺部となる位置の前記絶縁層
    に開口を形成し、該開口にも磁性材が設けられて閉磁路
    構造となっている請求項2記載のチップ型コモンモード
    チョークコイル。
  4. 【請求項4】 各螺旋状導体薄膜が、螺旋状周回部と外
    部電極取出部とからなり、前記周辺部の開口が前記外部
    電極取出部より内側に位置する請求項3記載のチップ型
    コモンモードチョークコイル。
  5. 【請求項5】 前記磁性材が各螺旋状導体薄膜の外部電
    極取出部以外の螺旋状周回部を含む領域上に配されてい
    る請求項4記載のチップ型コモンモードチョークコイ
    ル。
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