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JP2002237556A - パワー半導体装置 - Google Patents

パワー半導体装置

Info

Publication number
JP2002237556A
JP2002237556A JP2001033121A JP2001033121A JP2002237556A JP 2002237556 A JP2002237556 A JP 2002237556A JP 2001033121 A JP2001033121 A JP 2001033121A JP 2001033121 A JP2001033121 A JP 2001033121A JP 2002237556 A JP2002237556 A JP 2002237556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power semiconductor
metal plate
porous metal
semiconductor device
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001033121A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sawatani
賢二 澤谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001033121A priority Critical patent/JP2002237556A/ja
Publication of JP2002237556A publication Critical patent/JP2002237556A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/31Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
    • H01L2224/32Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector
    • H01L2224/321Disposition
    • H01L2224/32151Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
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    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
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    • H01L2924/13055Insulated gate bipolar transistor [IGBT]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部材間の線膨張率の差による熱応力、熱歪み
を低減すると共に、パワー半導体素子の発熱を良好な熱
伝導により安定して効率的に放熱できる信頼性の高いパ
ワー半導体装置を得る。 【解決手段】 パワー半導体素子10を搭載した線膨張
率の低い絶縁基板11の下面と、放熱板となる線膨張率
の高い金属ベース板15とを、内部に柱状の熱伝導体2
4を挿入した貫通孔23を有する熱伝導性ポーラス金属
板22を介在して接合し、柱状熱伝導体24と貫通孔2
3側壁とを微細な空隙23aで離間させた状態とするこ
とで、熱伝導性能を確保しつつ熱応力緩和効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力変換や電動
機駆動などに用いられるパワー半導体装置に関し、特に
複数の半導体素子が実装され、冷却機構を有するパワー
半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパワー半導体装置の一例として、
汎用のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transisto
r)モジュールを用いたパワー半導体装置の断面図を図
6に示す。図6において、1はパワーモジュールの一つ
であるIGBTモジュール、2はパワー半導体素子の一
つであるIGBT素子、3は両面に銅等の金属の箔が接
着された、アルミナや窒化アルミ等からなる絶縁基板、
4はモリブデンやタングステン等からなる放熱用金属ベ
ース板、5はヒートシンク等の冷却手段、6と7ははん
だ、8は熱伝導性グリース等のコンパウンドである。図
に示すように、複数のIGBT素子2は絶縁基板3を介
して放熱用金属ベース板4上に搭載され、図示しない樹
脂により覆われてIGBTモジュール1を構成する。ま
た、IGBT素子2は絶縁基板3上に、絶縁基板3は放
熱用金属ベース板4上にそれぞれはんだ6、7で接合さ
れ、放熱用金属ベース板4は冷却手段5にコンパウンド
8を介して圧接されている。IGBTモジュール1の運
転時、IGBT素子2で発生する熱は、絶縁基板3と放
熱用金属ベース板4を介して、冷却手段5に伝導し、冷
却される。また、パワーモジュールの他の構造として、
GTO(Gate Turn-Off Thyristor)等のパワーモジュ
ールの両面にヒートシンク等の冷却手段を取り付け、そ
れぞれの接続部は外部からの圧力で接続する圧接スタッ
ク型がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらIGBTモジュ
ール1の内部構造では、運転時の温度変化による接合部
の熱応力を低減するために、主要部分には素子の線膨張
率に近い部材を使っている。IGBTモジュール1のI
GBT素子2の線膨張率はシリコンで約3×10 −6
K、絶縁基板3の線膨張率は窒化アルミで約4×10
−6/K、放熱用金属ベース板4の線膨張率はモリブデ
ンで約4.9×10−6/K、タングステンで約4.6
×10−6/Kである。また、ヒートシンク等の冷却手
段5には熱伝導率の高い金属、例えば銅やアルミが使用
されるが、一般に熱伝導率の高い金属は、線膨張率も高
くなり、線膨張率は銅で約17.1×10−6/K、ア
ルミで約24.4×10−6/KとIGBTモジュール
1の線膨張率との差が非常に大きい。このようにIGB
Tモジュール1と冷却手段5とでは、使用されている部
材の線膨張率の差が大きく、動作時の温度変化により熱
伸び差が発生する。このため、IGBTモジュール1と
冷却手段5との間は、はんだなどを用いず、コンパウン
ド8を介して圧接することにより、熱応力や熱歪みを緩
和していた。
【0004】しかしながら、IGBTモジュール1と冷
却手段5との間に介在して両者を熱的に接続するコンパ
ウンド8は、熱伝導率が1〜数Watt/m・K程度と
低く、冷却性能が低い。また熱変形によりIGBTモジ
ュール1と冷却手段5との間の寸法が変化し冷却性能が
安定しないものであった。このような傾向は、高電圧・
大電流化や高サイクル化などの大容量化にともない半導
体素子からの発熱量が増加し、さらに長期信頼性の観点
から熱サイクル数も増大している近年では顕著であり、
IGBTモジュール1の発熱を安定して効率よく外部に
放出することが困難であった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るために成されたものであって、部材間の線膨張率の差
による熱応力、熱歪みを低減すると共に、パワー半導体
素子の発熱を良好な熱伝導により安定して効率的に放熱
できる信頼性の高いパワー半導体装置を得ることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載のパワー半導体装置は、パワー半導体素子を搭載し
た絶縁基板の下面と熱伝導性金属放熱板とを、孔の面内
占有率が30〜80%である熱伝導性ポーラス金属板を
介在して接合したものである。
【0007】またこの発明に係る請求項2記載のパワー
半導体装置は、請求項1において、熱伝導性ポーラス金
属板の孔は、球状あるいは上記ポーラス金属板の面に対
してほぼ垂直方向に延びた形状の空洞である。
【0008】またこの発明に係る請求項3記載のパワー
半導体装置は、パワー半導体素子を搭載した絶縁基板の
下面と熱伝導性金属放熱板とを、熱伝導性ポーラス金属
板を介在して接合し、上記ポーラス金属板は該ポーラス
金属板の面に対してほぼ垂直方向に貫通した空洞を備
え、該空洞内に該ポーラス金属板の一面から他面まで貫
通する柱状の熱伝導性金属を該空洞側壁と微細な空隙で
離間して配設したものである。
【0009】またこの発明に係る請求項4記載のパワー
半導体装置は、請求項3において、常温からパワー半導
体素子の動作温度までの範囲において、空洞内の熱伝導
性金属と該空洞側壁との間で、空隙が確保されて離間状
態が継続するものである。
【0010】またこの発明に係る請求項5記載のパワー
半導体装置は、請求項4において、空洞内の熱伝導性金
属は、ポーラス金属板の金属材料に比して低融点かつ線
膨張率が高い材料から成り、溶融含浸法により上記空洞
内に充填されて形成したものである。
【0011】またこの発明に係る請求項6記載のパワー
半導体装置は、請求項1〜5のいずれかにおいて、ポー
ラス金属板の孔(空洞)による開口率は、該金属板の中
心部よりも外周部で大きいものである。
【0012】またこの発明に係る請求項7記載のパワー
半導体装置は、請求項1〜6のいずれかにおいて、ポー
ラス金属板の絶縁基板側にモリブデンあるいはタングス
テンから成る緩衝板を接合して用いたものである。
【0013】またこの発明に係る請求項8記載のパワー
半導体装置は、請求項7において、ポーラス金属板と緩
衝板との接合は、クラッドによる接合である。
【0014】またこの発明に係る請求項9記載のパワー
半導体装置は、パワー半導体素子を搭載した絶縁基板の
下面と熱伝導性金属放熱板とを、多数の柱状熱伝導性金
属を微細な空隙で互いに離間させて上記絶縁基板に対し
て垂直方向に配設した層を介在して接合したものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図について説明する。図1は、この発明の
実施の形態1によるパワー半導体装置の断面図である。
図1において、9はパワーモジュールの一つであるIG
BTモジュール、10はパワー半導体素子としてのIG
BT素子、11は両面に銅等の金属の箔が接着された、
アルミナや窒化アルミ等からなる絶縁基板、12はモリ
ブデンやタングステン等からなる緩衝板、13は銅やア
ルミニウムなどからなる熱伝導性ポーラス金属板、14
はポーラス金属板13に設けられた空洞としての貫通孔
でポーラス金属板13の表面から裏面に抜ける方向に貫
通する。また、15は銅板やアルミニウム板などからな
る熱伝導性金属放熱板としての金属ベース板、16は銅
やアルミニウムなどからなるヒートシンクなどの冷却手
段である。また、17〜20は接合のためのはんだ、2
1は緩衝板12とポーラス金属板13との間のクラッド
接合部である。
【0016】図に示すように、複数のIGBT素子10
は絶縁基板11を介して金属ベース板15上に搭載され
るが、絶縁基板11と金属ベース板15とは、緩衝板1
2と所定の面内占有率で貫通孔14を有する熱伝導性ポ
ーラス金属板13とを介在して接合される。また、金属
ベース板15上の構造物は、図示しない樹脂により覆わ
れてIGBTモジュール9を構成する。また、IGBT
素子10は絶縁基板11上に、絶縁基板11は緩衝板1
2上にそれぞれはんだ17、18で接合され、緩衝板1
2とポーラス金属板13とは、異なる材料の金属を界面
で強固に圧接接合するクラッド接合21により接合され
ている。また、ポーラス金属板13は金属ベース板15
上にはんだ19で接合され、さらに金属ベース板15は
冷却手段16にはんだ20で接合されている。
【0017】このように構成されるパワー半導体装置で
は、動作時にパワー半導体素子10で発生した熱は熱伝
導によって絶縁基板11、緩衝板12、ポーラス金属板
13、金属ベース板15を順次経て冷却手段16に伝導
されて冷却される。この熱伝導経路において、上述した
ように、シリコンなどから成るパワー半導体素子10お
よび窒化アルミニウムなどから成る絶縁基板11の線膨
張率は小さく、銅やアルミニウムなどから成る冷却手段
16は線膨張率が大きい。この実施の形態では、冷却手
段16上の金属ベース板15を銅やアルミなど、線膨張
率の大きな熱伝導性金属で構成し、この線膨張率の大き
な金属ベース板15と線膨張率の小さな絶縁基板11と
の間に、緩衝板12およびポーラス金属板13を挿入し
た。
【0018】ポーラス金属板13は銅やアルミニウムな
どの熱伝導率及び線膨張率の大きな熱伝導性金属で構成
され、図2に示すように、ポーラス金属板13の面に対
してほぼ垂直方向に貫通する貫通孔14を有する。この
貫通孔14は、径寸法が1μ〜5mm程度、面内占有率
は30〜80%程度であり、この比較的大きな面内占有
率を有する貫通孔14のためにポーラス金属板13は剛
性が低くたわみ易くなっている。このため、動作時の温
度変化により図3に示すようにたわみ、線膨張率の大き
な金属ベース板15と線膨張率の小さな絶縁基板11と
の熱伸び差を吸収し、応力を緩和できる。また、ポーラ
ス金属板13の絶縁基板11側に挿入する緩衝板12
は、モリブデンやタングステンなど、線膨張率が小さく
て剛性が高い材料を使用したため、絶縁基板11への熱
応力の影響をさらに緩和できると共に、緩衝板12と絶
縁基板11との間のはんだによる接合部に発生する熱応
力を低減して長期信頼性を向上する。また、この緩衝板
12の材料は、熱伝導性も良好(モリブデンの熱伝導
率;138Watt/m・K)である。さらに、緩衝板
12はポーラス金属板13とクラッドにより界面で強固
に接合されているため、接合部21の信頼性が高く、ま
た緩衝板12とポーラス金属板13との間で、安定して
良好な熱伝導性が得られる。
【0019】このように、緩衝板12およびポーラス金
属板13により金属ベース板15と絶縁基板11との間
の線膨張率の差による熱応力が緩和できると共に、IG
BT素子10の発熱を良好な熱伝導により安定して効率
的に放熱できる。
【0020】ところで、上述したようなポーラス金属板
は、液体金属中でガス原子の溶解度が大きく凝固して固
体に変態するとガス原子の固溶度が小さい材料を、高圧
ガス(水素あるいは酸素)雰囲気で溶解し凝固させるこ
とによって形成するもので、ポア(孔)の径寸法が1μ
〜5mm程度、面内占有率は30〜80%程度である。
また、形成時に型に流し込んだ溶融金属を、例えば下方
から、あるいは側面から一方向凝固させると、ポア
(孔)の成長方向を自由に制御できる。また、溶融温
度、凝固冷却速度、ガス圧力等の制御パラメータを制御
することにより、ポアサイズ、面内占有率も制御でき
る。このように形成されたポーラス金属板は、機械的強
度が比較的強く、また大きな面内占有率(30〜80%
程度)のポアが形成されて、機械的性質を維持しつつた
やみ易いため、上記の様に効果的に熱応力が緩和でき
る。また、熱伝導性金属を用いて構成したため、熱伝導
性も優れている。なお、鋳造法、メッキ法等により形成
されるポーラス金属では、80%を越える面内占有率の
ポアを有するものがあるが、機械的強度が低い、ポア形
成の制御が十分に行えない、さらに面内占有率が大き過
ぎて熱伝導性が悪くなる等のため、適さない。
【0021】上記実施の形態では、貫通孔14を有する
ポーラス金属板13を用いたが、ポアは貫通していなく
ても良く、上記ポーラス金属板13の面に対してほぼ垂
直方向に延びた形状の空洞、あるいは球状孔であっても
良い。これにより、金属ベース板15と絶縁基板11と
の間に生じる面方向の熱伸び差による応力を効果的に低
減できる。また、ポーラス金属板13のポアによる開口
率は、中心部よりも外周部で大きくすると、外周部での
柔軟性が大きくなり効果的にたわみを発生させることが
できると共に、中心部の熱伝導量を大きくでき、放熱効
果を向上できる。
【0022】また、上記実施の形態では、緩衝板12は
ポーラス金属板13とクラッドにより接合したが、熱伝
導性、および強度の観点から劣るものであるが、はんだ
により接合しても良い。さらに、緩衝板12を設けずに
ポーラス金属板13のみを金属ベース板15と絶縁基板
11との間に介在させてもよく、熱応力の緩和効果を得
ることができる。
【0023】さらにまた、金属ベース板15を設けず、
熱伝導性放熱板となる冷却手段16をIGBTモジュー
ル9のベース板に用い、これにポーラス金属板13を直
接接合して用いることもできる。
【0024】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2を図4に基づいて説明する。上記実施の形態1で
は、貫通孔14を有するポーラス金属板13を用いた
が、この実施の形態2では、図4に示すように、熱伝導
性ポーラス金属板22の空洞としての貫通孔23内に柱
状の熱伝導性金属としての柱状熱伝導体24を挿入した
ものを用いる。熱伝導性ポーラス金属板22の母材を例
えば銅で構成し、貫通孔23内に、銅よりも低融点で線
膨張率の高い金属材料である、例えばアルミニウムから
成る柱状熱伝導体24を、貫通孔23の側壁と微細な空
隙23aで離間させて挿入する。なお、ポーラス金属板
22以外の構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0025】このようなポーラス金属板22は、上記実
施の形態1と同様に貫通孔23を有するポーラス金属板
22を形成し、その後、柱状熱伝導体24の融点とポー
ラス金属板の母材21の融点との間の温度に加熱してポ
ーラス金属板22の貫通孔23に溶融状態の柱状熱伝導
体24を含浸させる、いわゆる溶融含浸法によって製作
する。上記のように、例えば、ポーラス金属板22の母
材に融点が1357.6Kの銅、柱状熱伝導体24に融
点が933.5Kのアルミニウムを使用することがで
き、しかもアルミニウムの線膨張率は銅の線膨張率より
大きいので、常温に近い動作温度まで冷却すると貫通孔
23側壁と柱状熱伝導体24との間に微小な空隙23a
ができる。また、この空隙23aは、常温からパワー半
導体装置の動作温度までの範囲で確保されて、貫通孔2
3の側壁と柱状熱伝導体24とは確実に離間される。
【0026】この実施の形態2では、貫通孔23内に柱
状熱伝導体24を挿入したため、ポーラス金属板22の
母材だけでなく、柱状熱伝導体24によっても熱伝導が
為され、熱伝導性能が高くなる。また、常温からパワー
半導体装置の動作温度までの範囲で貫通孔23側壁と柱
状熱伝導体24との間の空隙23aが確保されているた
め、ポーラス金属板24がたわむ際に、ポーラス金属板
22の母材と柱状熱伝導体24とが互いに干渉せず、た
わみによる効果を妨げることがない。このため、動作時
の温度変化により図5に示すようにたわみ、線膨張率の
大きな金属ベース板15と線膨張率の小さな絶縁基板1
1との熱伸び差を吸収し、上記実施の形態1と同様の熱
応力緩和効果を有すると共に、熱伝導性がさらに良くな
るため、放熱効果が向上する。
【0027】なお、柱状熱伝導体24を機械加工によっ
て貫通孔23よりごくわずかに小さく製作して挿入して
も良く、その場合は、柱状熱伝導体24の材料をポーラ
ス金属板22の母材よりも低融点で線膨張率の高いもの
とする必要はなく、共に熱伝導性の良い材料で、常温か
らパワー半導体装置の動作温度までの範囲で貫通孔23
側壁と柱状熱伝導体24との間の空隙23aが確保でき
ればよい。
【0028】また、上記実施の形態2において、ポーラ
ス金属板22の母材がない状態、即ち、多数の柱状熱伝
導体24を微細な空隙で互いに離間させて配設した層
を、ポーラス金属板22の替わりに用いると、熱応力の
緩和効果がさらに向上する。この場合、多数の柱状熱伝
導体24を支持する支持板を下層の金属ベース板15
側、あるいは、上下両側に設けても良い。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る請求項1
記載のパワー半導体装置は、パワー半導体素子を搭載し
た絶縁基板の下面と熱伝導性金属放熱板とを、孔の面内
占有率が30〜80%である熱伝導性ポーラス金属板を
介在して接合したため、絶縁基板と熱伝導性金属放熱板
との間での熱応力、熱歪みを低減すると共に、パワー半
導体素子の発熱を良好な熱伝導により安定して効率的に
放熱できる。
【0030】またこの発明に係る請求項2記載のパワー
半導体装置は、請求項1において、熱伝導性ポーラス金
属板の孔は、球状あるいは上記ポーラス金属板の面に対
してほぼ垂直方向に延びた形状の空洞であるため、絶縁
基板と熱伝導性金属放熱板との間に生じる面方向の熱伸
び差による応力を効果的に低減できる。
【0031】またこの発明に係る請求項3記載のパワー
半導体装置は、パワー半導体素子を搭載した絶縁基板の
下面と熱伝導性金属放熱板とを、熱伝導性ポーラス金属
板を介在して接合し、上記ポーラス金属板は該ポーラス
金属板の面に対してほぼ垂直方向に貫通した空洞を備
え、該空洞内に該ポーラス金属板の一面から他面まで貫
通する柱状の熱伝導性金属を該空洞側壁と微細な空隙で
離間して配設したため、絶縁基板と熱伝導性金属放熱板
との間での熱応力、熱歪みを低減すると共に、パワー半
導体素子の発熱をさらに良好な熱伝導により、一層効率
的に放熱できる。
【0032】またこの発明に係る請求項4記載のパワー
半導体装置は、請求項3において、常温からパワー半導
体素子の動作温度までの範囲において、空洞内の熱伝導
性金属と該空洞側壁との間で、空隙が確保されて離間状
態が継続するため、安定して信頼性の高い放熱性能が得
られる。
【0033】またこの発明に係る請求項5記載のパワー
半導体装置は、請求項4において、空洞内の熱伝導性金
属は、ポーラス金属板の金属材料に比して低融点かつ線
膨張率が高い材料から成り、溶融含浸法により上記空洞
内に充填されて形成したため、空洞内の熱伝導性金属と
該空洞側壁との間に微細な空隙が制御性良く容易に確保
でき、安定して信頼性の高い放熱性能が容易に得られ
る。
【0034】またこの発明に係る請求項6記載のパワー
半導体装置は、請求項1〜5のいずれかにおいて、ポー
ラス金属板の孔(空洞)による開口率は、該金属板の中
心部よりも外周部で大きいため、効果的に熱応力が緩和
できると共に、放熱効果を向上できる。
【0035】またこの発明に係る請求項7記載のパワー
半導体装置は、請求項1〜6のいずれかにおいて、ポー
ラス金属板の絶縁基板側にモリブデンあるいはタングス
テンから成る緩衝板を接合して用いたため、絶縁基板及
びパワー半導体素子への熱応力の影響をさらに低減でき
る。
【0036】またこの発明に係る請求項8記載のパワー
半導体装置は、請求項7において、ポーラス金属板と緩
衝板との接合は、クラッドによる接合であるため、強固
で信頼性が高く、また熱伝導性が良好な接合が形成でき
る。
【0037】またこの発明に係る請求項9記載のパワー
半導体装置は、パワー半導体素子を搭載した絶縁基板の
下面と熱伝導性金属放熱板とを、多数の柱状熱伝導性金
属を微細な空隙で互いに離間させて上記絶縁基板に対し
て垂直方向に配設した層を介在して接合したため、絶縁
基板と熱伝導性金属放熱板との間での熱応力、熱歪みを
一層低減できると共に、パワー半導体素子の発熱を良好
な熱伝導により安定して効率的に放熱できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるパワー半導体
装置の構造を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるポーラス金属
板を示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるポーラス金属
板の動作時のたわみを説明する図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるパワー半導体
装置の構造を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるポーラス金属
板の動作時のたわみを説明する図である。
【図6】 従来のパワー半導体装置の構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 パワー半導体素子としてのIGBT素子、11
絶縁基板、12 緩衝板、13 熱伝導性ポーラス金属
板、14 空洞としての貫通孔、15 放熱板としての
金属ベース板、16 放熱板としての冷却手段、21
クラッド接合部、22 熱伝導性ポーラス金属板、23
空洞としての貫通孔、23a 空隙、24 柱状の熱
伝導性金属としての柱状熱伝導体。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワー半導体素子を搭載した絶縁基板の
    下面と熱伝導性金属放熱板とを、孔の面内占有率が30
    〜80%である熱伝導性ポーラス金属板を介在して接合
    したことを特徴とするパワー半導体装置。
  2. 【請求項2】 熱伝導性ポーラス金属板の孔は、球状あ
    るいは上記ポーラス金属板の面に対してほぼ垂直方向に
    延びた形状の空洞であることを特徴とする請求項1記載
    のパワー半導体装置。
  3. 【請求項3】 パワー半導体素子を搭載した絶縁基板の
    下面と熱伝導性金属放熱板とを、熱伝導性ポーラス金属
    板を介在して接合し、上記ポーラス金属板は該ポーラス
    金属板の面に対してほぼ垂直方向に貫通した空洞を備
    え、該空洞内に該ポーラス金属板の一面から他面まで貫
    通する柱状の熱伝導性金属を該空洞側壁と微細な空隙で
    離間して配設したことを特徴とするパワー半導体装置。
  4. 【請求項4】 常温からパワー半導体素子の動作温度ま
    での範囲において、空洞内の熱伝導性金属と該空洞側壁
    との間で、空隙が確保されて離間状態が継続することを
    特徴とする請求項3記載のパワー半導体装置。
  5. 【請求項5】 空洞内の熱伝導性金属は、ポーラス金属
    板の金属材料に比して低融点かつ線膨張率が高い材料か
    ら成り、溶融含浸法により上記空洞内に充填されて形成
    したものであることを特徴とする請求項4記載のパワー
    半導体装置。
  6. 【請求項6】 ポーラス金属板の孔(空洞)による開口
    率は、該金属板の中心部よりも外周部で大きいことを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のパワー半導体
    装置。
  7. 【請求項7】 ポーラス金属板の絶縁基板側にモリブデ
    ンあるいはタングステンから成る緩衝板を接合して用い
    たことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のパ
    ワー半導体装置。
  8. 【請求項8】 ポーラス金属板と緩衝板との接合は、ク
    ラッドによる接合であることを特徴とする請求項7記載
    のパワー半導体装置。
  9. 【請求項9】 パワー半導体素子を搭載した絶縁基板の
    下面と熱伝導性金属放熱板とを、多数の柱状熱伝導性金
    属を微細な空隙で互いに離間させて上記絶縁基板に対し
    て垂直方向に配設した層を介在して接合したことを特徴
    とするパワー半導体装置。
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