JP2002234955A - インモールド成形用樹脂フィルム - Google Patents
インモールド成形用樹脂フィルムInfo
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- JP2002234955A JP2002234955A JP2001033934A JP2001033934A JP2002234955A JP 2002234955 A JP2002234955 A JP 2002234955A JP 2001033934 A JP2001033934 A JP 2001033934A JP 2001033934 A JP2001033934 A JP 2001033934A JP 2002234955 A JP2002234955 A JP 2002234955A
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- polyethylene terephthalate
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Abstract
たインモールド成形用樹脂フィルムを提供する。 【解決手段】ポリカーボネート樹脂とポリエチレンテレ
フタレート樹脂との組成よりなるインモールド成形用樹
脂フィルムで、該ポリカーボネート樹脂とポリエチレン
テレフタレート樹脂との組成比を、90〜50/10〜
50の範囲とする。
Description
樹脂とポリエチレンテレフタレート樹脂との組成物より
なる樹脂フィルム、とくにインモールド成形に供される
樹脂フィルムに関する。
成形されたプラスチックフィルムに数字などを印刷し、
このフィルムを射出成形機の金型内にセットした後、樹
脂を射出して製造されている。
ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂が一般に用いられている。
ートフィルムを用いると、金型のコーナー部において金
型に追随しない個所が発生したり、あるいはシート厚み
が薄くなるといった問題がある。この問題を解消するた
め、予めフィルムを加熱する工夫をするといったことが
考えられるが、製造に要する時間が長くなり生産性が低
下するという別の問題が発生する。
ムを用いると、上記のポリカーボネートフィルムにおい
て発生する問題はないが、このフィルムに数字等を印刷
すると、フィルムが印刷インクにより侵され、フィルム
に劣化が生じ、白濁や亀裂が発生したり、あるいは印刷
インクがフィルム上に十分密着しない、といった現象が
発生するという問題がある。
の問題が解決されたインモールド成形用樹脂フィルムを
提供することを目的とする。
に鋭意研究した結果、ポリカーボネート樹脂とポリエチ
レンテレフタレート樹脂との組成よりなる樹脂フィルム
で、これら樹脂の組成比を特定範囲とすることにより上
記問題が解決されることを見出したものである。つま
り、本発明は、ポリカーボネート樹脂とポリエチレンテ
レフタレート樹脂との組成よりなるインモールド成形用
樹脂フィルムで、該ポリカーボネート樹脂とポリエチレ
ンテレフタレート樹脂との組成比が、90〜50/10
〜50の範囲であることを特徴とするものである。
ば2価フェノールとホスゲン反応とによるホスゲン法
や、2価のフェノールと炭酸ジエステルとの反応による
エステル交換法によって製造される周知のものである。
2価フェノールとしては、ビスフェノール類、特に2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフ
ェノールA)を使用するのが好ましい。また炭酸ジエス
テルとしては、ジフェニルフェニルカーボネートを使用
するのが好ましい。
は、25000〜30000の範囲にあるものを使用す
ることが望ましい。20000未満でも、30000を
超えても、押出成形において良好なフィルムを得られな
いからである。
としては、分子量の異なる2種以上の樹脂を用いても構
わない。また、分岐ポリカーボネート樹脂を使用しても
良い。
は、例えばジメチルテレフタレートとエチレングリコー
ルから製造される周知のものが用いられる。
とポリエチレンテレフタレート樹脂との組成比は、90
〜50/10〜50とする必要がある。ポリカーボネー
ト樹脂の組成割合がこれよりも小さくなると、印刷上の
問題、つまり、印刷インクによるフィルムの劣化、ある
いは印刷インクの密着不良といった問題が発生する。逆
に、ポリカーボネート樹脂の組成割合がこれより大きく
なると、成形上の問題、つまり、フィルムが充分に金型
に追随しない、あるいはシート厚みが薄くなるといった
問題が発生する
する。
使用した。 (ポリカーボネート樹脂) 三菱エンジニアリングプラスチック社製「ユーピロン
E2000F」(分子量:27000) (ポリエチレンテレフタレート樹脂) セハン社製「3212」
脂を表1に示した組成割合でタンブラーミキサーを使い
混合し、これを50mm径単軸押出機(L/D=30)
を用いて、厚み500μmのフィルムを得た。得られた
フィルムの印刷性、および成形性について次の通り評価
し、その評価結果を併せて表1に示す。
(セイコーアドバンス社製のSG240)を用いてスク
リーン印刷を施した。この後、次のA〜Cの各条件で放
置後、フィルムに白濁、亀裂等がないかを観察した。ま
た、このフィルムについて、碁盤目クロスハッチテープ
剥離試験(JISK5400に準拠)を行い、印刷イン
クの剥がれを観察した。A〜Cの条件何れにおいても1
00%剥がれが無く、且つ、フィルムの白濁、亀裂等の
欠陥が全くないものを○、そうでないものを×と示し
た。 A.常温(1日、3日間及び1週間) B.60℃(1週間) C.60℃×2時間 〜 −20℃×2時間を1サイクル
として10サイクル
キー用の金型を用いて、連続的にインモールド成形によ
り携帯電話のタッチキーを作製した。得られたタッチキ
ーの外観を目視により、外観上の欠陥がないかを観察し
た。欠陥が全くないものを○、そうでないものを×と表
示した。
より厚み500μmのフィルムを得た。次いで、得られ
たフィルムの印刷性、および成形性について次の通り評
価し、その評価結果を併せて表1に示す。
(東洋インキ製造社製のSSNSA)を用いて上記実施
例と同様に、印刷を施し、評価を行った。
い、同じ評価をおこなう。その結果を表1に示す。
ルド成形用樹脂フィルムは、ポリカーボネート樹脂とポ
リエチレンテレフタレート樹脂とよりなる樹脂フィルム
で、これら樹脂の組成比を特定範囲とすることにより、
インモールド成形特性および印刷特性を併せ持たせるこ
とができる。
Claims (1)
- 【請求項1】ポリカーボネート樹脂とポリエチレンテレ
フタレート樹脂との組成よりなるインモールド成形用樹
脂フィルムで、該ポリカーボネート樹脂とポリエチレン
テレフタレート樹脂との組成比が、90〜50/10〜
50の範囲であることを特徴とするインモールド成形用
樹脂フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001033934A JP2002234955A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | インモールド成形用樹脂フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001033934A JP2002234955A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | インモールド成形用樹脂フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002234955A true JP2002234955A (ja) | 2002-08-23 |
Family
ID=18897617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001033934A Pending JP2002234955A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | インモールド成形用樹脂フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002234955A (ja) |
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-
2001
- 2001-02-09 JP JP2001033934A patent/JP2002234955A/ja active Pending
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