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JP2002212054A - 浴用剤組成物 - Google Patents

浴用剤組成物

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Publication number
JP2002212054A
JP2002212054A JP2001007589A JP2001007589A JP2002212054A JP 2002212054 A JP2002212054 A JP 2002212054A JP 2001007589 A JP2001007589 A JP 2001007589A JP 2001007589 A JP2001007589 A JP 2001007589A JP 2002212054 A JP2002212054 A JP 2002212054A
Authority
JP
Japan
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acid
examples
agent composition
whole body
bathing agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001007589A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Nakanishi
信之 中西
Satoshi Watanabe
智 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Publication date
Application filed by Tsumura and Co filed Critical Tsumura and Co
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Priority to EP02729563A priority patent/EP1358871A4/en
Priority to US10/466,256 priority patent/US20040052882A1/en
Priority to PCT/JP2002/000156 priority patent/WO2002055054A1/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全身の古くなった角質を緩やかに除去し、美
白成分の経皮吸収性を高めることができ、簡便に全身の
皮膚色を改善できる組成物を提供する。 【解決手段】 (A)α−ヒドロキシ酸の少なくとも一
種と、(B)アスコルビン酸、その誘導体及び桑白皮エ
キスから選ばれる少なくとも一種とを含有する浴用剤組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全身の古くなった
角質を緩やかに除去でき、簡便に全身の皮膚色を改善す
ることのできる浴用剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、α−ヒドロキシ酸や美白成分
を配合し、肌状態の改善や美白作用を期待したクリーム
やローションは存在した。しかし、効果を期待するあま
りα−ヒドロキシ酸を高濃度で配合するとスキントラブ
ルなどの問題が発生し、美白成分もその経皮吸収性が低
いことから、満足のいくものではなかった。更に、クリ
ームやローションは、その製剤特性から、局所での利用
にとどまり、全身の皮膚色の改善は得られないものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、全身の古く
なった角質を緩やかに除去し、美白成分の経皮吸収性を
高めることができ、簡便に全身の皮膚色を改善できる組
成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記の目的
を達成すべく鋭意検討を行った結果、α−ヒドロキシ酸
の角質剥離作用と入浴による皮膚膨潤及び静水圧作用の
相乗効果を利用することで、全身の古くなった角質を緩
やかに除去し、美白成分の経皮吸収性を高めることがで
き、簡便に全身の皮膚色を改善できることを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は以下の内容を包含する。 (1)(A)α−ヒドロキシ酸の少なくとも一種と、
(B)アスコルビン酸、その誘導体及び桑白皮エキスか
ら選ばれる少なくとも一種とを含有する浴用剤組成物。 (2)α−ヒドロキシ酸がリンゴ酸、乳酸、グリコール
酸及びクエン酸から選ばれる少なくとも一種である前記
(1)に記載の浴用剤組成物。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の浴用剤組成物において、(A)成分のα−ヒド
ロキシ酸は角質除去剤として作用するものであり、
(B)成分のアスコルビン酸、その誘導体及び桑白皮エ
キスは美白成分として作用するものである。
【0007】本発明で用いるα−ヒドロキシ酸とは、1
分子中にカルボキシル基と水酸基とを、それぞれ少なく
とも1個有し、かつ前記水酸基の少なくとも1個と前記
カルボキシル基の少なくとも1個とが同一の炭素原子に
結合している構造を有する化合物をいう。
【0008】前記α−ヒドロキシ酸としては、例えば、
グリコール酸、乳酸等のカルボキシル基と水酸基とをそ
れぞれ1個有する化合物;リンゴ酸等のカルボキシル基
2個と水酸基1個を有する化合物;クエン酸等のカルボ
キシル基3個と水酸基1個を有する化合物が挙げられ
る。
【0009】アスコルビン酸の誘導体としては、例え
ば、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸脂肪酸
エステル、リン酸アスコルビルマグネシウム、硫酸アス
コルビル2ナトリウム等が挙げられる。前記美白成分
(B)としては、アスコルビン酸と桑白皮エキスとを併
用することが好ましい。
【0010】本発明の浴用剤組成物におけるα−ヒドロ
キシ酸の配合量は、通常0.01〜50重量%、好まし
くは0.05〜30重量%である。本発明の浴用剤組成
物における前記美白成分(B)(アスコルビン酸、その
誘導体及び桑白皮エキスから選ばれる少なくとも一種)
の配合量は、通常0.001〜20重量%、好ましくは
0.01〜10重量%である。α−ヒドロキシ酸(A)
と前記美白成分(B)との配合割合[(A):(B)]
は、通常1:2000〜50000:1、好ましくは
1:200〜3000:1である。
【0011】本発明の浴用剤組成物には、更に前記美白
成分(B)以外の美白成分、例えばプラセンタエキス、
甘草エキス等を配合してもよい。また、本発明の浴用剤
組成物には、前記成分の他に、必要に応じて、無機顔
料、保湿剤、界面活性剤、防腐剤、香料、無機塩類、油
性成分、ビタミン類、蛋白分解酵素、その他の成分を添
加することができる。
【0012】無機顔料としては、例えば酸化チタン、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛(亜鉛
華)、タルク、ケイ酸カルシウム、無水ケイ酸、カオリ
ン、ベントナイト、雲母チタン等が挙げられる。保湿剤
としては、例えば、ソルビトール、キシリトール、マル
チトール、デキストリン、グルコース、マルトース、ラ
クトース、サッカロース、キシロース、フルクトース、
マンニトール、ラクチトール等の糖類;エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、3−メチル−1,3−ブ
タンジオール、グリセリン、1,3−ブチレングリコー
ル等の多価アルコール類;ピロリドンカルボン酸ナトリ
ウム等のアミノ酸類;尿素等が挙げられる。
【0013】界面活性剤としては、例えば、グリセリン
脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、テトラオレイン酸ポリオキシ
エチレンソルビット、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪
酸エステル等の非イオン界面活性剤;α−オレフィンス
ルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、セチル
硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナト
リウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム等の陰イ
オン界面活性剤;カルボキシベタイン型、アミノカルボ
ン酸、スルホベタイン型等の両性界面活性剤;陽イオン
界面活性剤が挙げられるが、安全性の面から非イオン界
面活性剤が好ましい。
【0014】防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香
酸エステル(例えば、メチルパラベン)、安息香酸、安
息香酸塩、フェノキシエタノールが挙げられる。香料と
しては、例えばラベンダー油、ジャスミン油、レモン油
等の天然香料、ゲラニオール、シトロネロール、フェネ
チルアルコール等の合成香料が挙げられる。無機塩類と
しては、例えば硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩
化ナトリウム、塩化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリ
ウムが挙げられる。
【0015】油性成分としては、例えば、大豆油、ヌカ
油、ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ
油、カカオ脂、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ
油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然
油脂を水素添加して得られる硬化油及びミリスチン酸グ
リセリド、2−エチルヘキサン酸グリセリド等の合成グ
リセリド、ジグリセリド等の油脂類;カルナウバロウ、
鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン等のロウ類;流動パラフィ
ン、ワセリン、パラフィン、マイクロクリスタリンワッ
クス、セレシン、スクワラン、プリスタン等の炭化水素
類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレ
ン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸
類;ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリ
ルアルコール、オレイルアルコール、コレステロール、
2−ヘキシルデカノール等の高級アルコール類;オクタ
ン酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ミリスチン
酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、アジピン
酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシ
ル、イソステアリン酸コレステロール等のエステル類;
精油類;シリコーン油類が挙げられる。
【0016】ビタミン類としては、例えばビタミンA、
ビタミンB、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンF、ビ
タミンK、ビタミンP、ビタミンU、カルニチン、フェ
ルラ酸、γ−オリザノール、リポ酸、オロット酸及びそ
の誘導体等が挙げられる。蛋白分解酵素としては、例え
ばペプシン、トリプシン、キモトリプシン、カテプシ
ン、パパイン、ブロメライン、フィシン及び細菌酵母、
カビ由来のプロテアーゼ等が挙げられる。
【0017】その他の成分としては、イオウ、鉱砂、湯
の花、中性白土、卵黄末、イリ糠、雲母末、脱脂粉乳、
海藻エキス、色素、殺菌剤等が挙げられる。本発明の浴
用剤組成物の剤形は、粉末状、顆粒状、錠剤状、液状の
いずれでもよい。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 (実施例1〜2及び比較例1〜4)表1に示す組成の各
製剤を製造した。実施例1及び比較例1〜2の浴用剤は
粉末状浴用剤であり、実施例2の浴用剤は液状浴用剤で
ある。前記各製剤について、以下の方法に従って皮膚色
改善効果及び皮膚刺激性を評価した。
【0019】<皮膚色改善効果>市販のハンディタイプ
の色差計を用い、実施例1〜2及び比較例1〜4の製剤
について、入浴又は塗布した30分後にL30値(明る
さ)を測定し、それぞれ入浴又は塗布前のL0値と比較
することにより皮膚色改善効果(ΔL値=L30−L0
を求めた。浴用剤については、各製剤を50g/200
Lとし、40±1℃で10分の全身浴を行った。被験者
は、各製剤について健常人の男性6名及び女性9名の計
15名とした。結果を表1に示す。
【0020】<皮膚刺激性>皮膚色改善効果の試験後、
全被験者に刺激感に関する質問を行い、以下のスコアー
に従った平均値を求めた。結果を表1に示す。 (スコアー)3:かなり刺激を感じた、2:刺激を感じ
た、1:少し刺激を感じた、0:刺激を感じなかった
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明の組成物によれば、全身の古くな
った角質を緩やかに除去し、美白成分の経皮吸収性を高
めることができ、簡便に全身の皮膚色を改善できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB312 AB352 AC102 AC122 AC301 AC302 AC432 AD641 AD642 CC25 DD27 EE41

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)α−ヒドロキシ酸の少なくとも一
    種と、(B)アスコルビン酸、その誘導体及び桑白皮エ
    キスから選ばれる少なくとも一種とを含有する浴用剤組
    成物。
  2. 【請求項2】 α−ヒドロキシ酸がリンゴ酸、乳酸、グ
    リコール酸及びクエン酸から選ばれる少なくとも一種で
    ある請求項1記載の浴用剤組成物。
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