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JP3954972B2 - 洗浄用の化粧料用組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧料用組成物に関し、更に詳細には、ジェル状の洗顔料として好適な化粧料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗顔料等の洗浄用の化粧料に於いて、重要な要素は泡立ちの良さである。これは洗浄成分として使用する脂肪酸石鹸の一次刺激が高い為、洗顔などの洗浄作業を行った後に、脂肪酸石鹸が肌に残ってしまうと刺激を誘発しやすいことが知られている為、通常は脂肪酸石鹸が肌に残存しないように、手に洗浄料を取り、これに水を加えて良く泡立てて、この泡で洗浄するものだからである。即ち、この時泡立ちが悪いと、洗浄料そのものを皮膚になすりつけることになり、脂肪酸石鹸が皮膚上に残存し、刺激発現を誘発すると言われている。一方、脂肪酸石鹸の種類と泡立ちの良さの関係としては、ラウリン酸石鹸を用いた場合が最も泡立ちが良く、又、洗浄力も強い。これが、ミリスチン酸石鹸、パルミチン酸石鹸、ステアリン酸石鹸と炭素鎖が長くなるにつれ、泡立ち、洗浄力が悪くなり、皮膚に対する刺激の強さもこの順番になっていることが知られている。従って、刺激を誘発せずに洗浄力を維持する為には、ラウリン酸石鹸など洗浄力が高く、泡立ちの良い成分を用いて、これを泡立てた状態で、泡によって、直接洗浄料を皮膚になすりつけることなく、洗浄することが必要となっている。この様な観点から、例えば、特開2002−12538に見られるような、石鹸泡立ての為の小道具などが考案されている。又、特開2002−24175号に見られる泡沫状エアゾールを利用する方法も、同様の観点に立って創出されたものである。しかしながら、この様な方法に於いては、使用上の不便感や環境への配慮の面で充分であるとは言えなかったし、油性汚れを落としにくいと言う欠点があることも否めなかった。
【0003】
一方、ラウリン酸石鹸を用いずに、泡立ち、洗浄力を向上させる手段としては、例えば、アミドベタイン等の補助洗浄剤を使用する方法(特開平9−110625)や塩基としてトリエタノールアミン等のアミンを用いる方法(特開平07−69830)等があるが、この様な系では、溶液タイプの剤形しか可能ではなく、持ち運びに利便性がある、コンパクトな固形洗浄料やクリーム乃至はゲル状の剤形の洗浄料は不可能であった。又、油性汚れに対する洗浄力に課題が残っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、優れた洗浄力を有しつつ、刺激誘発の可能性が低く、コンパクトな剤形の洗浄料を提供すること課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、優れた洗浄力を有しつつ、刺激誘発の可能性が
低く、コンパクトな剤形の洗浄料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、ステアリン酸10〜20重量%とミリスチン酸10〜20重量%を、中和率70〜90%で、水酸化カリウムで中和した成分と、ポリグリセリンの脂肪酸エステル0.5〜2.5重量%とを含有する透明乃至は半透明状のジェル状の洗顔料が、化粧料組成物そのものの刺激発現性が著しく低く、しかも優れた洗浄力を有しており、剤形としてもコンパクトなジェル剤形となることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)洗浄用の化粧料用組成物であって、ステアリン酸10〜20重量%とミリスチン酸10〜20重量%を、中和率70〜90%で、水酸化カリウムで中和した成分と、デカグリセリンモノオレート0.5〜2.5重量%とを含有することを特徴とする、透明乃至は半透明状のジェル状の洗顔料。
(2)更に、グリセリン及び/又はジグリセリンを10〜20重量%含有することを特徴とする、(1)に記載の、透明乃至は半透明状のジェル状の洗顔料。
(3)水を加えて泡立てて使用する形態でも、直接塗布して馴染ませて使用する形態でも使用可能であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の透明乃至は半透明状のジェル状の洗顔料。
(4)ラウリン酸及びその塩を実質的に含有しないことを特徴とする、(1)〜(3)何れかに記載の透明乃至は半透明状のジェル状の洗顔料。
(5)敏感肌の人用であることを特徴とする、(1)〜(4)何れかに記載の透明乃至は半透明状のジェル状の洗顔料。
(6)さらに、セチルアルコール、ベヘニルアルコール及びホホバアルコールから選択される1種乃至は2種以上を含有することを特徴とする、(1)〜(5)何れかに記載の透明乃至は半透明状のジェル状の洗顔料。
【0006】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の化粧料用組成物の必須成分であるステアリン酸、ミリスチン酸及びその中和物
本発明の洗浄用の化粧料用組成物は、化粧料組成物全量に対して、ステアリン酸10〜20重量%、更に好ましくは15〜19重量%とミリスチン酸10〜20重量%、更に好ましくは11〜15重量%を、中和率70〜90%、更に好ましくは80〜85%で、水酸化カリウムで中和した成分を必須成分として含有する。かかる成分は、本発明の洗浄用の化粧料組成物に於いて、洗浄成分として含有され、ラウリン酸石鹸が存在せずとも、後記必須成分であるポリグリセリンの脂肪酸エステルとともに優れた洗浄力を具現する。また、本発明の洗浄用の化粧料用組成物は、ラウリン酸を実質的に混在させない形態のものが好ましい。このような形態にすることにより、刺激発現を極めて低くすることができる。
【0007】
(2)本発明の化粧料用組成物の必須成分であるポリグリセリンの脂肪酸エステル
本発明の洗浄用の組成物は、ポリグリセリンの脂肪酸エステルを必須成分として含有する。かかるポリグリセリンの脂肪酸エステルとしては、親水性の界面活性剤としての特性を有するものが好ましく、具体的には、グリセリンの平均重合度が5〜15であって、フリーの水酸基が少なくとも4つ以上、好ましくは8〜10存在する形態が好ましい。又、脂肪酸残基としては、ラウリン酸残基、ミリスチン酸残基、パルミチン酸残基、ステアリン酸残基、ベヘン酸残基、オレイン酸残基、イソステアリン酸残基等が好適に例示でき、ラウリン酸残基が特に好ましい。特に好ましいポリグリセリンの脂肪酸エステルとしては、デカグリセリンモノオレートが例示できる。本発明の洗浄用の化粧料組成物に於いては、この様なポリグリセリンの脂肪酸エステルは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。かかるポリグリセリンの脂肪酸エステルの、本発明の化粧料組成物に於ける、好適な含有量は、総量で0.5〜2.5重量%であり、更に好ましくは1〜2.3重量%である。これは多すぎると、洗浄後にベタツキ、ぬるつきなどの感触的に好ましくない現象が現れる場合があり、少なすぎると洗浄力を損なう場合があるからである。かかるポリグリセリンの脂肪酸エステルは製剤中の脂肪酸石鹸及び脂肪酸が結晶と析出するのを防ぎ、この様な溶状を取ることにより、水と混合した場合に於いて、脂肪酸石鹸が速やかに泡立つのを助け、ラウリン酸石鹸を使用しない条件においても、優れた泡立ちを提供する作用を有する。かかる成分を含有することにより、石鹸の溶状が改善され、本発明の洗浄用の化粧料組成物は、透明乃至は半透明状のジェル状の性状を示す。
【0008】
(3)本発明の洗浄用化粧料組成物の好ましい成分
本発明の洗浄用化粧料組成物は、好ましい態様において、グリセリン及び/又はジグリセリンを10〜20重量%、更に好ましくは、13〜18重量%含有する。かかるグリセリン及び/又はジグリセリンの構成としては、グリセリンが大半を占める形態が好ましく、ジグリセリンを化粧料全量に対して5〜0重量%含有する形態が特に好ましい。かかるグリセリン及び/又はジグリセリンは、前記ポリグリセリンの脂肪酸エステルの、製剤中の脂肪酸石鹸及び脂肪酸が結晶と析出するのを防ぎ、水と混合した場合に於いて、脂肪酸石鹸が速やかに泡立つのを助け、ラウリン酸石鹸を使用しない条件においても、優れた泡立ちを提供する作用を、増強する作用を有する。更に、脂肪酸石鹸、ポリグリセリンの脂肪酸エステルとを馴染ませ、リップカラーなどの油汚れを落とす作用を副次的効果として発揮する。かかるグリセリン及び/又はジグリセリン以外に、更に、多価アルコールとして、ソルビトール及び/又はマルチトールを5〜15重量%、より好ましくは7〜12重量%含有すると、洗い上がりのしっとり感が更に向上し好ましい。又、石鹸の溶状の安定の為には、ダイズレシチンなどのリン脂質を0.01〜0.2重量%添加することが好ましい。
【0009】
(4)本発明の洗浄用の化粧料組成物
本発明の洗浄用の化粧料組成物は、前記必須成分を含有し、好ましい成分を好ましい態様において含有する。本発明の洗浄用の化粧料組成物としては、洗浄用の組成物であれば特段の限定無く使用することが出来、洗顔料などに好適に適用される。更に硫酸系アニオン界面活性剤や、アマイドタイプの界面活性剤、ベタイン系の両性界面活性剤などを含有させて、ボディーシャンプーやオールインワンシャンプーに適用することも出来る。かかる形態に於ける、硫酸系アニオン界面活性剤や、アマイドタイプの界面活性剤、ベタイン系の両性界面活性剤などの脂肪酸石鹸、ポリグリセリンの脂肪酸エステル以外の界面活性剤の含有量は、5〜30重量%が好ましい。更に、本発明の化粧料組成物を、エアゾール容器などにガスとともに充填して、泡として吐出させることも出来、この様な技術も本発明の技術分野に属する派生技術である。特に好ましいものは、泡立ちが良く、油汚れに対する洗浄性も高いと言う特質を生かした、洗顔料に適用することである。
【0010】
本発明の洗浄用の化粧料組成物では、前記に説明を加えた成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。かかる任意成分としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィンなどの炭化水素類、ジメチコン、フェメチコン、シクロメチコン、アモジメチコン、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーン類、ホホバ油、カルナウバワックス、モクロウ、ミツロウ、ゲイロウ、オレイン酸オクチルドデシル、イソプロピルミリステート、ネオペンチルグリコールジイソステアレート、リンゴ酸ジイソステアレートなどのエステル類、ホホバアルコール、ベヘニルアルコール、セタノール、オレイルアルコール、オクタデシルアルコールなどの高級アルコール類、ヒマシ油、椰子油、水添椰子油、椿油、小麦胚芽油、イソステアリン酸トリグリセライド、イソオクタン酸トリグリセライド、オリーブオイル等のトリグリセライド類、1,3−ブタンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキシレングリコール、イソプレングリコールなどの、グリセリンとジグリセリン以外の多価アルコール、ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセスキステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル、ポリエキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリグリセリン脂肪酸エステル以外の非イオン界面活性剤、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン、ポリエチレン粉末、アクリル樹脂粉体等の有機粉体類、タルク、マイカ、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化鉄、紺青、群青、チタンマイカ、チタンセリサイト、シリカ等の表面処理されていても良い粉体類、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー及び/又はその塩、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース及び/又はその塩などの増粘剤、レチノール、レチノイン酸、トコフェロール、リボフラビン、ピリドキシン、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル塩などのビタミンやグリチルリチン酸塩、グリチルレチン、ウルソール酸、オレアノール酸などのテルペン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストリオールなどのステロイド類などの有効成分、フェノキシエタノール、パラベン類、ヒビテングルコネート、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤、ジメチルアミノ安息香酸エステル類、桂皮酸エステル類、ベンゾフェノン類などの紫外線吸収剤などが好ましく例示できる。これらの内、特に好ましいものとしては、洗顔料の剤形においては、適度な硬度(粘度)を出す為の増粘剤、泡の性状を安定化する為の高級アルコールが例示できる。増粘剤としては、カルボキシメチルセルロース及び/又はその塩が好適に例示でき、その好適な含有量としては、0.05〜2重量%が好ましく例示でき、高級アルコールとしては、セチルアルコール、ベヘニルアルコール及びホホバアルコールから選択される1種乃至は2種以上が好ましく、この3成分を含有する形態が特に好ましい。又、それらの含有量は、総量で化粧料組成物全量に対して、0.2〜1重量%が好ましい。本発明の洗浄用の化粧料組成物は、これら必須成分、好ましい成分、任意成分を常法に従って処理することにより、製造することが出来る。
【0011】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例に限定を受けないことは言うまでもない。
【0012】
<実施例1>
以下に示す処方に従って、本発明の洗浄用の化粧料組成物である化粧料1を作成した。即ち、イ、ロの成分を80℃に加熱し、減圧攪拌下イにロを加え、減圧のまま攪拌冷却し、本発明の洗浄用の化粧料組成物を作成した。(中和率82.46%)同時に、デカグリセリンモノオレートを水に置換した比較例1、デカグリセリンモノオレートをPOE(10)ステアレートに置換した比較例2、ミリスチン酸の15重量部をラウリン酸13.2重量部と水1.8重量部に置換した比較例3(中和率82.29%)も同様に作成した。これらについて、専門パネラーにより泡立ちの良さ、下腕内側部に塗布したリップカラーの除去のし易さ、洗顔力を次の基準で評価した。(基準;スコア5:非常によい、スコア4:良い、スコア3:普通、スコア2:やや悪い、スコア1:悪い)又、石鹸に対して敏感な人をパネラーとしたパッチテスト(n=8)でその0.1%水溶液について反応も見た。パッチテストの反応は、本邦パッチテスト基準に従って行った。(本邦パッチテスト基準;++:丘疹又は浮腫を伴う反応、+:明瞭な紅斑を伴う反応、±:疑わしい紅斑を伴う反応、−:無反応)結果を表1に示す。これより、本発明の洗浄用の化粧料は、優れた泡立ち、汚れ落とし効果を有しながら、優れた安全性も有することがわかる。又、リップカラーなどの油汚れが油性クレンジングでの処理無くして落とせることも特筆すべきことである。

ステアリン酸 17 重量部
ミリスチン酸 15 重量部
セチルアルコール 0.2重量部
ベヘニルアルコール 0.3重量部
ダイズレシチン 0.1重量部
ホホバアルコール 0.1重量部
デカグリセリンモノオレート 1.2重量部

水 30.9重量部
水酸化カリウム 6.9重量部
グリセリン 15 重量部
ジグリセリン 3 重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.3重量部
ソルビトール 10 重量部
【0013】
【表1】
Figure 0003954972
【0014】
<実施例2>
化粧料1のステアリン酸の量とミリスチン酸の量を変え、中和率89.28%に変動させてその影響を見た。このものの専門パネラーの評価は、泡立ちの良さがスコア4、リップカラーの除去がスコア3、洗顔力がスコア4であり、パッチテスト結果は±2名、−6名であり、中和率としては90%程度が上限であることがわかった。

ステアリン酸 18 重量部
ミリスチン酸 12 重量部
セチルアルコール 0.2重量部
ベヘニルアルコール 0.3重量部
ダイズレシチン 0.1重量部
ホホバアルコール 0.1重量部
デカグリセリンモノオレート 1.2重量部

水 32.9重量部
水酸化カリウム 6.9重量部
グリセリン 15 重量部
ジグリセリン 3 重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.3重量部
ソルビトール 10 重量部
【0015】
<実施例3>
化粧料1のステアリン酸の量とミリスチン酸の量を変え、中和率80.03%に変動させてその影響を見た。このものの専門パネラーの評価は、泡立ちの良さがスコア4、リップカラーの除去がスコア4、洗顔力がスコア4であり、パッチテスト結果は±2名、−6名であり、中和率としては70%程度が下限であることがわかった。又、実施例2と考えあわせると、ステアリン酸10〜20重量%、更に好ましくは15〜19重量%とミリスチン酸10〜20重量%、更に好ましくは11〜15重量%が脂肪酸の適切な含有量であることがわかった。

ステアリン酸 12 重量部
ミリスチン酸 20 重量部
セチルアルコール 0.2重量部
ベヘニルアルコール 0.3重量部
ダイズレシチン 0.1重量部
ホホバアルコール 0.1重量部
デカグリセリンモノオレート 1.2重量部

水 30.9重量部
水酸化カリウム 6.9重量部
グリセリン 15 重量部
ジグリセリン 3 重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.3重量部
ソルビトール 10 重量部
【0016】
<実施例4>
実施例1のグリセリンとジグリセリンを1,3−ブタンジオールに置換して、その影響を検討した。このものの専門パネラーの評価は、泡立ちの良さがスコア3、リップカラーの除去がスコア3、洗顔力がスコア3であり、パッチテスト結果は±1名、−7名であり、グリセリン及び/又はジグリセリンを10〜20重量%含有することが好ましい態様であることがわかった。

ステアリン酸 17 重量部
ミリスチン酸 15 重量部
セチルアルコール 0.2重量部
ベヘニルアルコール 0.3重量部
ダイズレシチン 0.1重量部
ホホバアルコール 0.1重量部
デカグリセリンモノオレート 1.2重量部

水 30.9重量部
水酸化カリウム 6.9重量部
1,3−ブタンジオール 18 重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.3重量部
ソルビトール 10 重量部
【0017】
<実施例5>
高級アルコールの組成を変えて、泡立ちに対する影響を調べた。結果は何れもスコア4であったが、その程度に差があったの良い順番に1より順位を付した。この順位は表2に示す。これより、本発明の洗浄用の化粧料組成物では、セチルアルコール、ベヘニルアルコール及びホホバアルコールの3者を同時に含有する形態が好ましいことがわかった。

ステアリン酸 17 重量部
ミリスチン酸 15 重量部
表2に記載の高級アルコール 0.6重量部
ダイズレシチン 0.1重量部
デカグリセリンモノオレート 1.2重量部

水 30.9重量部
水酸化カリウム 6.9重量部
グリセリン 15 重量部
ジグリセリン 3 重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.3重量部
ソルビトール 10 重量部
【0018】
【表2】
Figure 0003954972
【0019】
<実施例12>
以下に示す処方に従って、実施例1と同様に本発明の洗浄用の化粧料組成物であるボディーシャンプーを作成した。

ステアリン酸 10 重量部
ミリスチン酸 10 重量部
セチルアルコール 0.2重量部
ベヘニルアルコール 0.3重量部
ダイズレシチン 0.1重量部
ホホバアルコール 0.1重量部
デカグリセリンモノオレート 1.2重量部
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 12 重量部

水 30.9重量部
水酸化カリウム 3.3重量部
グリセリン 15 重量部
ジグリセリン 3 重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.3重量部
ソルビトール 10 重量部
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、優れた洗浄力を有しつつ、刺激誘発の可能性が低く、コンパクトな剤形の洗浄料を提供することが出来る。

Claims (6)

  1. 洗浄用の化粧料用組成物であって、ステアリン酸10〜20重量%とミリスチン酸10〜20重量%を、中和率70〜90%で、水酸化カリウムで中和した成分と、デカグリセリンモノオレート0.5〜2.5重量%とを含有することを特徴とする、透明乃至は半透明状のジェル状の洗顔料。
  2. 更に、グリセリン及び/又はジグリセリンを10〜20重量%含有することを特徴とする、請求項1に記載の、透明乃至は半透明状のジェル状の洗顔料。
  3. 水を加えて泡立てて使用する形態でも、直接塗布して馴染ませて使用する形態でも使用可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の透明乃至は半透明状のジェル状の洗顔料。
  4. ラウリン酸及びその塩を実質的に含有しないことを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の透明乃至は半透明状のジェル状の洗顔料。
  5. 敏感肌の人用であることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の透明乃至は半透明状のジェル状の洗顔料。
  6. さらに、セチルアルコール、ベヘニルアルコール及びホホバアルコールから選択される1種乃至は2種以上を含有することを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の透明乃至は半透明状のジェル状の洗顔料。
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