JP2002200771A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JP2002200771A JP2002200771A JP2000403291A JP2000403291A JP2002200771A JP 2002200771 A JP2002200771 A JP 2002200771A JP 2000403291 A JP2000403291 A JP 2000403291A JP 2000403291 A JP2000403291 A JP 2000403291A JP 2002200771 A JP2002200771 A JP 2002200771A
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Abstract
クをフィルタを通してサブタンクに回収して再利用する
インク循環系を備えたインクジェット記録装置におい
て、フィルタの目詰まりを防止すること。 【解決手段】 インクジェット記録装置1において、イ
ンクジェットヘッド2から吐出されてヘッドキャップ9
に回収された廃インクは、サブタンク7内に形成したイ
ンク回収部12に回収された後に、フィルタ14を通り
ろ過された後にインク貯溜部13に回収される。インク
回収部12は排出路15を介して廃インクタンク16に
連通しており、排出ポンプ17を駆動すると、インク回
収部12内の廃インクがそこに溜まっている塵等の異物
と共に排出されるる。同時に、インク貯溜部13内のイ
ンクがフィルタ14を逆流して排出されるので、そこに
捕捉されている塵等が洗い流される。よって、フィルタ
の目詰まりを解消できる。
Description
ッドから吐出された廃インクを回収してフィルタを通し
て再利用するインク循環系を備えたインクジェット記録
装置に関し、特に、フィルタの目詰まりを防止可能なイ
ンクジェット記録装置に関するものである。
クからインクジェットヘッドにインクを供給し、インク
ジェットヘッドの各インクノズルからインク液滴を記録
媒体上に吐出することにより印字を行なうものである。
インクノズルの径は小さいので、インク特性が劣化した
り、インクノズル内に気泡が混入すると、インクノズル
の目詰りや、ドット抜け印字等の弊害が発生する。
字休止期間中に、ポンプを用いてインクジェットヘッド
内のインクおよび気泡を強制的に外部に吸い出すヘッド
クリーニング動作や、インクノズルからインク液滴を無
駄打ちするインクノズル再生動作を行なっている。
生動作を行なうと、実際の印字に寄与しない大量のイン
クが無駄に消費されるので、インクタンクの寿命が短く
なってしまう。かかる弊害を回避するために、例えば、
特開平10−211718号公報には、インクジェット
ヘッドから吐出されたインク液滴を一旦、回復おけに集
め回復ポンプで吸引してフィルタを通してろ過した後
に、サブタンクに戻すインク循環系が開示されている。
なお、サブタンクには、そこに常に一定の液面以上とな
るようにインクタンクからインクが供給されており、イ
ンクジェットヘッドに対するインク供給圧が一定に保持
される。
を、インクタンクからサブタンクを経由してインクジェ
ットヘッドに供給し、インクジェットヘッドで吐出され
た廃インクを回収してフィルタを通してろ過した後にサ
ブタンクに回収して再使用に供するようにしたインク循
環システムを採用する場合には、次のような問題点があ
る。インクが長期にわたって使用された場合や、埃など
の多い環境でインクジェット記録装置を使用した場合に
は、フィルタに目詰まりが発生する。この結果、フィル
タ手前側の廃インク通路の圧力が高まり、インク漏れ等
の問題が発生する。かかる弊害を回避するためには、フ
ィルタ交換を頻繁に行なう必要があるのでわずらわし
く、またメンテナンス費用が割高になってしまう。
めには、能力の高いポンプを用いてインクを循環させる
ことも考えられる。しかし、これでは、目詰まり状態の
フィルタを通る廃インクの圧力が更に高まることにな
り、インク漏れ等の被害がさらにおおきくなってしまう
ので、現実的でない。
タの目詰まりを回避可能なインク循環系を備えたインク
ジェット記録装置を提案することにある。
めに、本発明は、インクタンクと、インクジェットヘッ
ドと、前記インクタンクから供給されるインクを所定の
供給圧力で前記インクジェットヘッドに供給するサブタ
ンクと、前記インクジェットヘッドから吐出された廃イ
ンクから塵等を除去するフィルタとを有し、このフィル
タを通った後の廃インクを前記サブタンクに戻すように
構成されたインクジェット記録装置において、前記フィ
ルタに前記廃インクを導く廃インク通路に配置したイン
ク回収部と、このインク回収部に回収された廃インクを
前記フィルタを通すことなく回収する廃インクタンクと
を有していることを特徴としている。
た廃インクを廃インクタンクに回収する際に、インク回
収部に連通しているフィルタに捕捉されている塵等が廃
インクと共に廃インクタンクに回収される。よって、こ
の回収動作を例えば定期的に行なえば、フィルタの目詰
まりを防止できる。
収部に回収された廃インクを前記廃インクタンクに排出
するための排出ポンプを有し、この排出ポンプによって
回収動作を行なえばよい。
クに供給されるインクが使用限界を越えたことを検出す
る検出手段と、この検出手段の検出結果に応じて前記排
出ポンプを駆動制御する制御回路とを有した構成を採用
すれば、インクが使用限界を越えた時点で回収動作を行
なうことができる。
部を区画形成することもできる。この場合、これらイン
ク貯溜部とインク回収部を前記フィルタを介して連通さ
せておけばよい。
入した気泡の排出やインクジェットヘッドに供給される
インク供給圧を安定化させるために大気に開口した通気
口が設けられている。この場合、前記インク貯溜部を、
前記インクタンクおよび前記インクジェットヘッドに連
通したインク供給室と、通気口が形成された大気開口室
とを備えた構成とし、前記インク供給室と前記大気開放
室の間を、前記フィルタよりも目の細かな第2のフィル
タを介して連通させ、前記大気開口室と前記インク回収
部の間は前記フィルタを介して連通させることが望まし
い。
収された廃インクに含まれている気泡が、インク供給側
であるインク貯溜部の側に侵入してしまうことを、当該
第2のフィルタによって阻止できる。
面を前記大気開口室に向けて上方に傾斜させ、当該天井
面の上端が位置する前記インク供給室と前記大気開放室
の仕切部分に前記第2のフィルタを配置することが望ま
しい。
時等においてインクタンクからサブタンク内に侵入した
気泡が傾斜した天井面に沿って、速やかに大気開口室の
側に移動させて、当該大気開口室の通気口から外部に排
出させえることができる。
ジ式インクタンクを採用することができる。
クとして、前記廃インクタンクを備えた構成のものを採
用することができる。
前記インクタンク交換後の経過時間に基づき、前記イン
クタンクのインクが使用限界を超えたか否かを検出する
構成のものとすることができる。
交換後に前記廃インクタンクに回収される廃インク回収
量に基づき、前記インクタンクのインクが使用限界を超
えたか否かを検出する構成のものとすることができる。
化に基づき、前記インクタンクのインクが使用限界を超
えたか否かを検出する構成のものとすることができる。
ンク濃度あるいはインク粘度の変化が含まれる。
出ポンプに加えて、前記インクジェットヘッドから吐出
された廃インクを前記インク回収部に回収するための回
収ポンプと、前記インクタンクから前記サブタンクにイ
ンクを供給する供給ポンプと、前記サブタンク内のイン
ク液面を検出する液面センサとを有している。
を適用したインクジェット記録装置の実施例を説明す
る。
要部分を示す概略構成図である。本例のインクジェット
記録装置1は静電駆動式のインクジェットヘッド2を備
えている。このインクジェットヘッド2には、インクカ
ートリッジ装着部3に着脱可能に装着されたインクカー
トリッジ4に形成されているインクタンク4aからイン
クが供給される。すなわち、インクカートリッジ装着部
3に装着されたインクカートリッジ4内のインクタンク
4aのインク供給口4bに接続されたインク供給路5を
介して、インク供給ポンプ6(P1)によって、インク
がサブタンク7に供給される。サブタンク7に貯溜され
たインクは、その底面に連通しているインク供給路8を
介して、インクジェットヘッド2に供給される。
ノズルを備え、これらのノズルのクリーニング動作およ
び再生動作時には、インクジェットヘッド2を印字範囲
外の位置に配置されているヘッドキャップ9に対峙した
位置まで移動させ、インク液滴を当該ヘッドキャップ9
に保持されている廃インク吸収体9aに向けて吐出させ
るように構成されている。また、ノズルのクリーニング
動作としてはヘッドキャップ9をインクヘッドヘッド2
のノズル面2aに被せて、各インクノズルからインクを
強制的に吸引する吸引動作もあり、この場合に吸引され
たインク液滴もインク吸収体9aに吸収される。このよ
うなノズルのクリーニングおよび再生動作は公知である
ので、これ以上の説明は省略する。
吸収された廃インクは、廃インクポンプ10(P2)が
接続されている廃インク通路であるインク回収路11を
介して、インク回収部12に回収される。
ンク7の内部に形成されている。すなわち、サブタンク
7の内部は、インクタンク4から供給されるインクを貯
溜するインク貯溜部13と、インク回収部12に区画さ
れている。これらの間は、フィルタ14を介してインク
の流通が可能となっている。従って、このインク回収部
12に回収された廃インクはフィルタ14を介してろ過
された後に、インク貯溜部13に戻ると、再利用可能で
ある。
排出路15が接続されており、このインク排出路15の
他端はインクカートリッジ4内に形成された廃インク部
(廃インクタンク)16に接続されている。廃インク排
出路15に接続した排出ポンプ17を駆動することによ
り、インク回収部12に回収された廃インクをフィルタ
14を通さずに直接に廃インク部16に排出可能となっ
ている。
ク貯溜部13の天井面には電磁弁19が取り付けられた
通気口18が形成されている。また、インク貯溜部13
に溜まっているインクの液面レベルが、レベルL1、お
よびそれよりも高いレベルL2以上であるか否かを検出
する2個の液面センサ21、22が取り付けられてい
る。このサブタンク7の液面レベルは常にレベルL2以
上に保持され、液面レベルがL1を以下になると、イン
ク無しであるとの検出を行なうようになっている。本例
では、当該液面レベルL1はフィルタ14とほぼ同一の
高さ位置に設定されている。
ド2の間のインク供給路8には、ここを流れるインクが
使用限界であるか否かを検出するための検出器23が取
付けられている。本例の検出器23はインク特性を検出
するインク特性検出器である。このインク特性検出器2
3としては、インク濃度センサおよびインク粘度センサ
を用いることができる。
(a)に示すような透過型の光学式センサ23Aを用い
ることができる。この場合には、インク供給路8の一部
を透明な通路部分24としておき、ここに透過型の光学
式センサ23Aを取付け、ここを流れるインクに対して
光を透過させ、その透過光量に基づきインク濃度を検出
することができる。
(b)に示す差圧センサ23Bを用いることができる。
この差圧センサ23Bは、インク供給路8に細管部分8
aを形成しておき、定量ポンプ25によって当該細管部
分8aを介して一定流量でインクを流すようにし、細管
両端の圧力差(P1−P2)に基づきインク粘度を検出
するものである。インク粘度が高くなる程、圧力差が大
きくなるので、ある圧力差を超えたらインクの使用限界
であると判断できる。
1は、各部分を駆動制御するための制御回路30を備
え、当該制御回路はマイクロコンピュータを中心に構成
されている。この制御回路30におけるインク循環系に
関連する機能には、通気口を開閉するための電磁弁19
を開閉する弁駆動機能、ポンプ6、10、17を駆動制
御するポンプ制御機能、検出器23に基づきインクが使
用限界を越えたか否かを判別するための判別機能等が含
まれている。
路30によって実現される本例のインクジェット記録装
置1のインク供給・排出動作を説明する。まず、印字の
待機状態では、ステップST2から「YES」の流れに
沿って制御が進み、サブタンク7に設けた通気口18を
電磁弁19によって閉じ、インク貯溜部13に溜まって
いるインクの水分蒸発を防止する(ステップST1、
2、3)。待機状態以外では、電磁弁19を駆動して通
気口18を開き、サブタンク7のインク貯溜部13への
インク補充、およびインク貯溜部13からのインク吸引
の際に生ずるインク圧力変動がインクジェットヘッド2
におけるインク吐出特性に悪影響を及ぼさないようにす
る(ステップST4、8)。
S」の流れに沿って制御が進み、サブタンク7のインク
貯溜部13の液面レベルがL2以上であることを液面セ
ンサ22の出力に基づき確認した後に、印字動作が行わ
れる。印字中においては、液面レベルがL1とL2の間
に位置するように、インク供給ポンプ6を駆動制御する
(ステップST10、11、12)。
ニング状態では、インクジェットヘッド2のノズル面2
aにヘッドキャップ9を被せて、インク回収ポンプ10
を駆動する(ステップST13、14)。ポンプ10に
よって、ヘッドキャップ9に回収された廃インクはイン
ク回収路11を経由してサブタンク7のインク回収部1
2に回収される。このインク回収部12に回収されたイ
ンクは、フィルタ14を介して塵等がろ過された後に、
サブタンク7のインク貯溜部13に戻り、再利用に供さ
れる。また、このようにしてサブタンク7のインク貯溜
部13に戻ったインクに含まれている気泡は、開いた状
態にある通気口18から外部に排出される。なお、イン
クジェットヘッド2の各インクノズルからインク液滴を
空打ちする回復動作時(フラッシング時)には、インク
ジェットヘッド2のノズル面2aにキャップ9を被せる
ことなく、クリーニング時と同様な動作が行われる。
界を越えたことが検出された場合には、動作状態がイン
ク排出状態とされ、制御はステップST15から「YE
S」の流れに沿って進み、排出ポンプ17を駆動する。
排出ポンプ17を駆動すると、サブタンク7内のイン
ク、すなわち、インク回収部12に回収された廃インク
および、インク貯溜部13に溜まっているインクの双方
が排出管15を通って、インクカートリッジ4の廃イン
クタンク16に回収される。
フィルタ14における廃インク流入側の部分、すなわ
ち、インク回収部12に溜まっている塵等が廃インクと
共に廃インクタンク16に排出される。同時に、インク
貯溜部13に溜まっていたインクは、フィルタ14を通
って廃インクタンク16に排出されるので、当該インク
の流れによってフィルタ14が逆洗浄され、当該フィル
タ14に詰っていた塵等が洗い流されて排出される。こ
の結果、フィルタ14の目詰まりが解消される。
ク、インク回収路11内のインクも排出する場合には、
ポンプ17と共にポンプ10も同時に駆動すればよい。
新たなものが装着された後に、インク循環系にインクを
充填するために行われる初期充填時には、制御は、ステ
ップST1から「YES」の流れに沿って進み、インク
ジェットヘッド2にヘッドキャップ9を被せた状態で、
インク供給ポンプ6を駆動して、サブタンク7のインク
貯溜部13の中に、液面レベルがL2となるまでインク
を補給する。しかる後に、インク回収ポンプ10を所定
時間駆動して、インクジェットヘッド2とサブタンク7
のインク回収部12を連通しているインク回収路11に
インクを充填する。なお、この充填によりインク貯溜部
13の液面レベルがL2を下回った場合には、再度、イ
ンク供給ポンプ6を駆動して、インクカートリッジ4か
らインクをサブタンク内に補充する(ステップST4、
5、6、7、17、18)。
ト記録装置1では、インクジェットヘッド2から回収さ
れた廃インクに含まれている塵等の異物は、フィルタ1
4の手前に配置されているインク回収部12に一旦、集
められる。ここに集められた異物は、サブタンク7のイ
ンク貯溜部13に溜まっているインクが使用限界を越え
たことが検出されたときに、当該インク貯溜部13から
インクを排出する際に、排出されるインクによって外部
に排出される。同時に、フィルタ14に捕捉されている
塵などの異物場もフィルタ14から洗い流されて外部に
排出される。
量の異物が溜り、フィルタに目詰まりが発生し、これに
起因してフィルタ手前側のインク回収路の圧力が異常に
高まり、インク漏れなどの弊害が発生するという事態を
未然に回避できる。
ブタンク7の異なる構成例を示してある。以下の説明で
は、上記のサブタンク7における各部分に対応する部分
には同一符号を付し、それらの説明を省略し、異なる部
分についてのみ説明する。
は、上記のインク貯溜部13に対応する部分が二分され
て、インク供給室13Aと、大気開口室13Bが形成さ
れている。大気開放室13Bの天井面には、通気口18
が開いている。また、インク供給室13Aと大気開放室
13Bを仕切っている仕切部分は、フィルタ14よりも
目の細かな第2のフィルタ41が配置され、この第2の
フィルタ41を介して、双方の部分の間をインクが流通
可能となっている。
ては、インク回収部12に回収されたインクは、フィル
タ14を介して、まず大気開放室13Bに流れ込み、次
に、目の細かなフィルタ41を通ってインク供給室13
Aに流れ込む。従って、インクに含まれている気泡は大
気開放室13Bとインク供給室13Aを仕切っている目
の細かなフィルタ41によってインク供給室13Aに侵
入することが阻止される。
は、基本的にはサブタンク7Aと同様な構造となってい
るが、インク供給室13Aの天井面42が、当該インク
供給室13Aと大気開放室13Bを仕切っている目の細
かなフィルタ41に向けて上方に傾斜した傾斜面とされ
ている。また、通気口18はこの傾斜した天井面42よ
りも高い位置とされている。
ンクの初期充填時等において、サブタンク内に存在して
いる空気が、傾斜した天井面42に沿って円滑に移動し
て、通気口18から外部に排出される。
方法)次に、インクの使用限界を検出するための方法と
しては、上記のようにインク供給路8にインク特性を検
出する検出器23を取付け、この検出器23の検出結果
に基づき制御回路30でインクの使用限界を判別する代
わりに、次の方法を採用することもできる。
換後の経過時間に基づき、インクタンクのインクが使用
限界を超えたか否かを検出する方法である。このために
は、インクタンク4が交換されたことを検出するための
センサと、インクタンク交換効果後の経過時間をカウン
トするタイマとを備え、これらの出力およびカウント値
に基づき判別を行なえばよい。
換後に廃インクタンク16に回収される廃インク回収
量、あるいはインクカートリッジの交換後のインク循環
量に基づきインクカートリッジ内のインクが使用限界を
超えたか否かを検出する方法である。ここで、インク循
環量とは、インク回収路11を経てサブタンク7に還流
したインク量であり、従って、インク回収ポンプ10の
吐出側のインク回収路11の部分配置した流量計によっ
て測定可能である。この代わりに、インク回収ポンプ1
0の駆動時間に基づきインク循環量を算出するようにし
てもよい。
間と、インク循環量の双方に基づき、インク使用限界を
検出することも可能であり、このようにすれば、より正
確にインクの使用限界を検出可能である。
は、インクタンクとしてインクカートリッジを備えてい
るが、インクカートリッジの代わりに、固定式のインク
タンクを備え、そこに、インクを補充する形式のインク
ジェット記録装置に対しても本発明を同様に適用可能な
ことは勿論である。
ク回収部を区画形成しているが、図5に示すように、イ
ンク回収部12はサブタンク7の外部に配置し、サブタ
ンク7とインク回収部12の間をフィルタ14を介して
連通した構成とすることも可能である。
内に廃インクタンクが区画形成されているが、廃棄イン
クタンクを別構成とすることも勿論可能である。
17として、インクジェット記録装置において公知のチ
ューブポンプ等のにような逆流防止機能が備わっている
ものを前提として説明してきた。逆流防止機能が備わっ
ていない形式のポンプを採用する場合には、例えば、図
6に示すように、インクの通路部分に逆止弁を配置すれ
ばよい。
ンクをインクカートリッジ4に逆流させないための逆止
弁であり、設置位置としては、インクカートリッジ交換
時のインク漏れを少なくできるように、インク供給口4
aの直近が望ましい。また、V2は、サブタンク7のイ
ンクをヘッドキャップ9に逆流させないようにするため
の逆止弁であり、設置位置としては、ヘッドキャップ開
放時にインク漏れを無くすために、ヘッドキャップ9の
直近が望ましい。さらに、V3は、サブタンク7のイン
クをインクカートリッジ4に流下させないようにするた
めの制御バルブである。この制御バルブV3では、ポン
プ17が駆動して当該制御バルブV3の手前の圧力が高
い場合にはインクが流れるが、サブタンク7とインクカ
ートリッジ4の水頭値に相当する低い圧力差ではインク
が流れないように設定されている。
タンクからサブタンクを経由してインクジェットヘッド
にインクを供給し、インクジェットヘッドからの廃イン
クをフィルタを通してサブタンクに回収して再利用可能
なインク循環系を備えたインクジェット記録装置におい
て、フィルタの手前にインク回収部を配置し、フィルタ
を経由せずに直接にインク回収部に回収された廃インク
を廃インクタンクに回収できるようにしている。
いて、インク回収部に回収された廃インクを外部に排出
すると、それに伴って、フィルタ手前側の廃インク通路
部分に溜まっている塵等の異物も一緒に外部に排出でき
る。また、サブタンク内のインクもフィルタを逆流して
インク回収部を経由して外部に排出されるので、フィル
タに捕捉されている塵などの異物も洗い流される。
用するためにインク回収経路に配置されているフィルタ
に目詰まりが起こり、廃インク回収経路の内圧が高まっ
てインク漏れ等が発生するという弊害を未然に防止でき
る。また、フィルタの交換頻度も少なくて済む。
ンク循環系を中心に示す概略構成図である。
供給・排出動作を示す概略フローチャートである。
る。
を示す説明図である。
る。
Claims (13)
- 【請求項1】 インクタンクと、インクジェットヘッド
と、前記インクタンクから供給されるインクを所定の供
給圧力で前記インクジェットヘッドに供給するサブタン
クと、前記インクジェットヘッドから吐出された廃イン
クから塵等を除去するフィルタとを有し、このフィルタ
を通った後の廃インクを前記サブタンクに戻すように構
成されたインクジェット記録装置において、 前記フィルタに前記廃インクを導く廃インク通路に配置
したインク回収部と、このインク回収部に回収された廃
インクを前記フィルタを通すことなく回収する廃インク
タンクとを有していることを特徴とするインクジェット
記録装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記インク回収部に回収された廃インクを前記廃インク
タンクに排出するための排出ポンプを有していることを
特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記インクタンクから前記サブタンクに供給されるイン
クが使用限界を越えたことを検出する検出手段と、この
検出手段の検出結果に応じて前記排出ポンプを駆動制御
する制御回路とを有していることを特徴とするインクジ
ェット記録装置。 - 【請求項4】 請求項1において、 前記サブタンクは、前記インクタンクから供給されるイ
ンクを貯溜するインク貯溜部と、前記インク回収部とを
備えており、これらインク貯溜部とインク回収部は、前
記フィルタを介して連通していることを特徴とするイン
クジェット記録装置。 - 【請求項5】 請求項4において、 前記インク貯溜部は、前記インクタンクおよび前記イン
クジェットヘッドに連通したインク供給室と、通気口が
形成された大気開口室とを備えており、 前記インク供給室と前記大気開放室の間は、前記フィル
タよりも目の細かな第2のフィルタを介して連通してお
り、前記大気開口室と前記インク回収部の間は前記フィ
ルタを介して連通していることを特徴とするインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項6】 請求項5において、 前記インク供給室の天井面は前記大気開口室に向けて上
方に傾斜しており、当該天井面の上端が位置する前記イ
ンク供給室と前記大気開放室の仕切部分に前記第2のフ
ィルタが配置されていることを特徴とするインクジェッ
ト記録装置。 - 【請求項7】 請求項1において、 前記インクタンクはカートリッジ式インクタンクである
ことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項8】 請求項7において、 前記カートリッジ式インクタンクは、前記廃インクタン
クを備えていることを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項9】 請求項7において、 前記検出手段は、前記インクタンク交換後の経過時間に
基づき、前記インクタンクのインクが使用限界を超えた
か否かを検出することを特徴とするインクジェット記録
装置。 - 【請求項10】 請求項7において、 前記検出手段は、前記インクタンク交換後に前記廃イン
クタンクに回収される廃インク回収量に基づき、前記イ
ンクタンクのインクが使用限界を超えたか否かを検出す
ることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項11】 請求項1において、 前記検出手段は、インク特性の変化に基づき、前記イン
クタンクのインクが使用限界を超えたか否かを検出する
ことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項12】 請求項11において、 前記インク特性の変化は、インク濃度あるいはインク粘
度の変化であることを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項13】 請求項3において、 前記インクジェットヘッドから吐出された廃インクを前
記インク回収部に回収するための回収ポンプと、前記イ
ンクタンクから前記サブタンクにインクを供給する供給
ポンプと、前記サブタンク内のインク液面を検出する液
面センサとを有していることを特徴とするインクジェッ
ト記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000403291A JP4000773B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000403291A JP4000773B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002200771A true JP2002200771A (ja) | 2002-07-16 |
JP4000773B2 JP4000773B2 (ja) | 2007-10-31 |
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ID=18867446
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JP2000403291A Expired - Fee Related JP4000773B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4000773B2 (ja) |
Cited By (17)
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---|---|---|---|---|
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