JP2009248412A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印字ヘッドへのインク供給性を向上させるとともに、クリーニング時に排出される廃インク量を削減させる方法を提供する。
【解決手段】印字ヘッド101へ供給するインクを透過させる供給フィルタ121と、供給フィルタの一方の面に接続され、かつポンプ112と接続する第一の流路115と、供給フィルタの一方の面に接続され、かつインクタンク110と接続する第二の流路111と、供給フィルタを迂回しつつポンプとヘッド排出口を接続する第三の流路122と、前記供給フィルタの他方の面と接続され、かつヘッド供給口と接続する第四の流路123と、前記第一の流路と前記第三の流路に弁114,119を配置し、前記ポンプの一方のインク流動時は、前記印字ヘッド内のインクが流動せず、前記ポンプの他方のインク流動時は、前記印字ヘッド内のインクが流動するインクジェット記録装置。
【選択図】図1
【解決手段】印字ヘッド101へ供給するインクを透過させる供給フィルタ121と、供給フィルタの一方の面に接続され、かつポンプ112と接続する第一の流路115と、供給フィルタの一方の面に接続され、かつインクタンク110と接続する第二の流路111と、供給フィルタを迂回しつつポンプとヘッド排出口を接続する第三の流路122と、前記供給フィルタの他方の面と接続され、かつヘッド供給口と接続する第四の流路123と、前記第一の流路と前記第三の流路に弁114,119を配置し、前記ポンプの一方のインク流動時は、前記印字ヘッド内のインクが流動せず、前記ポンプの他方のインク流動時は、前記印字ヘッド内のインクが流動するインクジェット記録装置。
【選択図】図1
Description
本発明はインクジェット記録装置におけるインク供給装置に関するものである。
図4は印字可能幅2インチの長尺ラインヘッド(以下、単に印字ヘッドという)を採用し、該印字ヘッド内に印字を行うインク吐出ノズル、ノズル液室、および該ノズル液室に繋がるインク流路を有しているインクジェット記録装置におけるインク供給系の構成を表す概略図である。本構成は特許文献1に開示され、流路中に滞留する気泡を除去する際に生じる廃液を削減する為に考案された。
ただし、図4は1ステ−ションを概略的に示したものであり、複数の印字ヘッドを備える場合は、各印字ヘッドに対応して、同様のインク流路が並列的に配置される。図4によるインク供給装置によればインクを送り出す加圧ポンプ409、廃インクを吸引する吸引ポンプ405の2つのポンプを備え、両ポンプともにA、Bで示す方向にのみインクを送ることが可能であり、非駆動時にはインクの流通性が保たれている。
ここで、印字ヘッド401のクリ−ニングにおけるインク供給装置の動作について説明を加える。加圧弁412を開放した状態で加圧ポンプ409を駆動させることによりインクをインクタンク407、チュ−ブ408、加圧ポンプ409、チュ−ブ410、印字ヘッド401の順でインクを圧送し、さらにチュ−ブ411、加圧弁412、チュ−ブ413を経て、再びインクタンク407に戻される。
チュ−ブ410より圧送されるインクはIN側フィルタ液室414に流入し、大部分もしくは全てのインクがヘッドフィルタ415に沿って上方へ流れチュ−ブ411へ流出する。よって、ノズル液室402に流入し、インク吐出ノズル403より外部へ排出される廃液量は少量もしくはゼロである。
ここで、図5を用いて印字ヘッド内のインク流路について詳しく説明する。
前述ヘッドフィルタ415は、ヘッドフィルタ415面に設けられるIN側フィルタ液室414に対しOUT側ジョイント501の接続位置は上方、IN側ジョイント502の接続位置は前記OUT側ジョイント501の接続位置に対し下方に配置しており、インク循環クリ−ニング時に気泡の浮力を利用することで除去効果を上げている。加えてOUT側フィルタ液室503とノズル液室402とを接続する流路504は不要な気泡の滞留を防止するため、前記OUT側フィルタ液室503に対し上方に接続されている。
前述ヘッドフィルタ415は、ヘッドフィルタ415面に設けられるIN側フィルタ液室414に対しOUT側ジョイント501の接続位置は上方、IN側ジョイント502の接続位置は前記OUT側ジョイント501の接続位置に対し下方に配置しており、インク循環クリ−ニング時に気泡の浮力を利用することで除去効果を上げている。加えてOUT側フィルタ液室503とノズル液室402とを接続する流路504は不要な気泡の滞留を防止するため、前記OUT側フィルタ液室503に対し上方に接続されている。
また、インク循環回復時にヘッドフィルタ415、インク吐出ノズル403に至る流路の循環は行われないが、該流路間に発生する気泡は印字に伴いノズル液室402へと流動するが、印字に影響を及ぼす量が累積する前に、後に説明する加圧クリ−ニングにより除去される。
以下に他の動作概要について図4を用いて説明する。
以下に他の動作概要について図4を用いて説明する。
印字等で使用するインクはユ−ザによってセットされるインクタンク407より直接供給される。インクタンク407には非弾性体であるケ−シング部材内にインクが貯蔵され、通常外部に対し遮断構造になっている。該インクタンク407を装置に装着した際には、図示せぬ構成によりインクタンク407内部とチュ−ブ408、413間でインクの流路が形成されるとともに、インクタンク407に設けられた大気開放弁が開放され、インクタンク407内部と外部との間でエア流路が形成される。
インク吐出ノズル403及び、その周部にある気泡、異物等を除去するために行うインク加圧クリ−ニングは、加圧弁412を閉じた状態にし、加圧ポンプ409を駆動させることによりインクをインクタンク407、加圧ポンプ409、印字ヘッド401に順でインクを圧送し、インクをインク吐出ノズル403より排出させ、ノズル液室402及び、インク吐出ノズル403内にある気泡、あるいは付着したゴミを押し流す。
また、印字を行う際には、加圧弁412が開放状態にされ、チュ−ブ410、411双方より主にインク吐出ノズル403による毛細管現象の作用によりインクが印字ヘッド401に供給され、ヘッドフィルタ415で濾過をされながら、印字ヘッド401に流入して印字に使用される。
上述したような従来の構成において、印字ヘッドのインク吐出ノズル403に供給する為の流路504は一方向でかつ流路断面が小さい構成である。これは前述した加圧クリーニングを行う際に流路断面が大きくなると流路内に在る泡に圧力が掛かりにくくなり泡の排出が困難になる為である。近年更なる印字速度の高速化、高Duty画像が求められており、本構成では印字ヘッドへのインク供給(リフィル)に限界が生じている。
また、更なる信頼性向上のため泡を十分に除去する必要があるが、加圧クリーニング時のインク流量を増やすことによって対応しようとすると当然ながら廃液量も多くなる。さらに前述の印字ヘッドへのインク供給を良くするために、流路断面を大きくすると、加圧クリーニング時にさらに大量のインクが排出される。
そこで本発明で解決する課題は、印字ヘッドへのインク供給性を向上させるとともに、加圧クリーニング時の廃液量を削減させるものである。
上記課題を解決するために本発明は、インクを吐出するためのノズルを備えた印字ヘッドであって、前記印字ヘッドはインクを大量に保持できるインク液室と、前記インク液室にインクを供給するインク供給口と、前記インク液室からインクを排出するインク排出口と、を有し、前記印字ヘッドへインクを供給するポンプと、インクを貯留する容器であるインクタンクと、を有するインクジェット記録装置において、
前記印字ヘッドへ供給するインクを透過させる供給フィルタと、前記供給フィルタの一方の面に接続され、かつ前記ポンプと接続する第一の流路と、前記供給フィルタの一方の面に接続され、かつ前記インクタンクと接続する第二の流路と、前記供給フィルタを迂回しつつ前記ポンプと前記ヘッド排出口を接続する第三の流路と、前記供給フィルタの他方の面と接続され、かつヘッド供給口と接続する第四の流路と、前記第一の流路と前記第三の流路に弁を配置し、
前記ポンプの一方のインク流動時は、前記印字ヘッド内のインクが流動せず、前記ポンプの他方のインク流動時は、前記印字ヘッド内のインクが流動することで達成するものである。
前記印字ヘッドへ供給するインクを透過させる供給フィルタと、前記供給フィルタの一方の面に接続され、かつ前記ポンプと接続する第一の流路と、前記供給フィルタの一方の面に接続され、かつ前記インクタンクと接続する第二の流路と、前記供給フィルタを迂回しつつ前記ポンプと前記ヘッド排出口を接続する第三の流路と、前記供給フィルタの他方の面と接続され、かつヘッド供給口と接続する第四の流路と、前記第一の流路と前記第三の流路に弁を配置し、
前記ポンプの一方のインク流動時は、前記印字ヘッド内のインクが流動せず、前記ポンプの他方のインク流動時は、前記印字ヘッド内のインクが流動することで達成するものである。
以上の構成を用いることで、印字ヘッドへのインク供給(リフィル)性を向上させるとともに、加圧クリーニング時の廃液量を削減させることが可能となる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。但し、本発明はこれら実施例だけに限定されるものではない。
[第一の実施形態]
図1は本発明によるインク供給装置のインク流路を表す概略図である。
ただし、図1は1ステ−ションを概略的に示したものであり、複数の印字ヘッドを備える場合は、各印字ヘッドに対応して、同様のインク流路が並列的に配置される。
本構成では大きく分けて二つのインク流路系が存在し、まず印字ヘッド101にインクを供給する供給流路系と、印字ヘッド101から排出されるインクを処理する廃液流路系に分かれる。
[第一の実施形態]
図1は本発明によるインク供給装置のインク流路を表す概略図である。
ただし、図1は1ステ−ションを概略的に示したものであり、複数の印字ヘッドを備える場合は、各印字ヘッドに対応して、同様のインク流路が並列的に配置される。
本構成では大きく分けて二つのインク流路系が存在し、まず印字ヘッド101にインクを供給する供給流路系と、印字ヘッド101から排出されるインクを処理する廃液流路系に分かれる。
始めに供給流路系の構成について説明する。インクを吐出し印字を行う印字ヘッド101、印字ヘッド101にはインクの供給側のヘッド供給チューブ123とインクの排出側のヘッド排出チューブ122が接続されている。ヘッド供給チューブ123にはフィルタ121を有するフィルタ液室120が接続され、フィルタ液室120の反対側の面にはフィルタ液室120にインクを供給するフィルタ供給チューブ115とフィルタ液室120からインクを排出するフィルタ排出チューブ116が接続されている。フィルタ排出チューブ122はフィルタ供給チューブ123に対して高い位置に設けられ、流路内の泡が通過しやすい位置関係になっている。フィルタ121は金属繊維等を編み合わせ濾過フィルタになっており、フィルタ121の液体通過時の流路抵抗は後に述べるインク吐出ノズル103の液体通過時の流路抵抗よりも低く設定する。また、フィルタ121の材質は金属以外にも、樹脂や繊維等を用いたものでもあっても良い.
フィルタ供給チューブには供給弁114が接続されていてその先は合流チューブ113に接続されている。フィルタ排出チューブは開閉弁117さらにその先にインクタンク110が接続されている。本実施例では供給弁114や後述する排出弁119は一方向弁を用いているが電磁式や圧力式の双方向弁を用いても良い。インクタンク110は印字ヘッド101のノズルフェイス面104に対して低い位置に設けられている。これは印字ヘッド101に対して水頭差による負圧を与えノズルフェイス面104にインクが保持されている状態を作っている。
フィルタ供給チューブには供給弁114が接続されていてその先は合流チューブ113に接続されている。フィルタ排出チューブは開閉弁117さらにその先にインクタンク110が接続されている。本実施例では供給弁114や後述する排出弁119は一方向弁を用いているが電磁式や圧力式の双方向弁を用いても良い。インクタンク110は印字ヘッド101のノズルフェイス面104に対して低い位置に設けられている。これは印字ヘッド101に対して水頭差による負圧を与えノズルフェイス面104にインクが保持されている状態を作っている。
インクジェットプリンタでは、印字を行う為に、インクを吐出するインク吐出ノズルにインクを保持する必要があり、その手段として本実施例では印字ヘッド101とインクタンク110の高低差による水頭差方式やインクタンク110に直接的または間接的に負圧を付与する。例としてバネ等で袋を拡張する際に袋内に生じる負圧や、吸収体にインクを含浸させて負圧を用いたり、コンプレッサやポンプ、ファン等の機械的な手段により生じる負圧を用いて、印字ヘッド101に対して負圧を加えインクを保持する構成であっても良い。
ヘッド排出チューブ122には排出弁119が接続され、さらにその先は合流チューブ113に接続している。その先には印字ヘッドにインクを供給する供給ポンプ112、供給ポンプ112は双方向(図中A、B方向)にインクを送ることが可能である。
次に廃液流路系の構成について説明する。印字ヘッド101のノズルフェイス面104より排出されるインクを受容する回復桶107、回復桶107に受容された廃インクを吸引する廃インクポンプ108、廃インクポンプ108の先には廃インクを最終的に保持蓄積する廃インクタンク109によって構成されている。
印字ヘッド101は、複数のインク吐出ノズル103内に設けたつ電気熱変換素子による吐出を行う印字ヘッドであるが吐出方式においては、圧電素子、振動素子を用いたものであっても本発明を適用することは可能である。各インク吐出ノズル103はノズルフェイス面に直列に配置され、ノズルフェイス面104は回復桶107との密着性を良くするため平滑性を持っている。
各インク吐出ノズル103にはノズル液室102が接続されている。ノズル液室102はインク吐出ノズル103の上部に設けられており、インク吐出ノズルで発生した泡を浮力によって上昇させるようになっている。また、ノズル液室102の上部壁面には傾斜が付いている。
ノズル液室の上部壁面近傍にはインクを濾過するフィルタが設けられ、印字ヘッド101にインクが流入する部分に設けられた流入フィルタ105、印字ヘッド101からインクを排出する側に設けられた排出フィルタ106であり、流入フィルタ105に対して排出フィルタ106は高い位置に設けられている。これは泡の排出時に泡を集めやすくする為である。さらに流入フィルタ105にはヘッド供給チューブ123が接続され、排出フィルタ106にはヘッド排出チューブ122が接続されている。
各々インク濾過フィルタは金属繊維等を編み合わせたもの等が用いられるが、樹脂や繊維等を用いたものでも良く、さらに流入フィルタ105、排出フィルタ106それぞれのフィルタ密度や面積を異ならせることも可能である。例えば流入フィルタ105はインクの流入に伴いゴミ等が混入しない様に目の細かい5μm孔のフィルタを用、排出フィルタ106は泡の排出のみを行うので目の粗い20μm孔のフィルタを使い分けることでノズル液室102内の泡が排出フィルタ106からは抜けやすく、インクは逆に流れない為にゴミの流入も排出フィルタ106側からは混入しない様にする等の使い方も可能である。
(インク供給動作)
本発明にかかわるインク供給装置の動作について説明する。
第一にインク流路中の気泡除去を行う為に印字ヘッド101以外の部分の泡の除去を行う回復動作(循環クリーニング)を図2にしめす。開閉弁117を開放した状態で供給ポンプ112をA方向に駆動させる。インクはインクタンク110、チュ−ブ111、供給ポンプ112、合流チュ−ブ113、供給弁114、フィルタ供給チューブ115、フィルタ液室120の順でインクを圧送し、さらにフィルタ排出チュ−ブ116、開閉弁117、チュ−ブ118を経て、再びインクタンク110に戻される。
(インク供給動作)
本発明にかかわるインク供給装置の動作について説明する。
第一にインク流路中の気泡除去を行う為に印字ヘッド101以外の部分の泡の除去を行う回復動作(循環クリーニング)を図2にしめす。開閉弁117を開放した状態で供給ポンプ112をA方向に駆動させる。インクはインクタンク110、チュ−ブ111、供給ポンプ112、合流チュ−ブ113、供給弁114、フィルタ供給チューブ115、フィルタ液室120の順でインクを圧送し、さらにフィルタ排出チュ−ブ116、開閉弁117、チュ−ブ118を経て、再びインクタンク110に戻される。
フィルタ供給チューブ115より圧送されるインクはフィルタ液室120に流入し、フィルタ121の流路抵抗によって全てのインクがフィルタ121に沿って上方へ流れフィルタ排出チュ−ブ116へ流出する。循環クリ−ニング中に供給ポンプ112による圧力がフィルタ121の流路抵抗以下であり、フィルタ121をインクが通過することが出来ず、フィルタ121表面に沿ってインクは流動を続けインクはフィルタ排出チューブ116へと流出する。すなわち印字ヘッド101にインクは流出せず、この状態ではインクの廃液量は全く無い。この動作によって印字ヘッド101を回復する前の準備状態を形成している。
第二に印字ヘッド101にインクを充填する回復動作(加圧クリーニング)を図3にしめす。加圧クリーニングでは開閉弁117を遮蔽した状態で供給ポンプ112をA方向に駆動させる。開閉弁117によってフィルタ排出チューブ116にインクが流れない状態になるので、インクに加わる圧力が上昇しフィルタ121を通過できる。フィルタ112を通過したインクは印字ヘッド101に流入する。
入ってきたインクは流入フィルタ105を通過した後、印字ヘッド101内のノズル液室102に流れ込む。ノズル液室102は従来のノズル液室と比較するとインク蓄積容量が多いのを特徴としている。流入したインクは排出フィルタ106からヘッド排出チューブ122へとさらに流れようとする。しかしその先は合流チューブ113があり、供給ポンプ112によるインクの流れ(図中P)が生じているのでインクはそれ以上に進むことが出来ない。よって圧力の逃げ場はインク吐出ノズル103のみとなりインク吐出ノズル103やノズル液室102にインクが充填される。さらに、充填された後インクはノズル103から排出され回復桶107により受容され廃インクポンプ108によって廃インクタンク109に蓄積する。
ところで本構成の印字ヘッドでは図4に示すとおり、排出フィルタ106が流入フィルタ105より上方に配置されており、かつノズル液室102の上部壁面に傾斜が流入フィルタ105から排出フィルタ106に向かって上昇するように傾斜している。本構成によって、印字ヘッド101内の気泡201は排出フィルタ106周辺に蓄積されることになる。
第三に印字ヘッド101内の気泡除去を行う回復動作(泡抜きクリーニング)を図5に示す。泡抜きクリーニング時では、開閉弁117を開放しインクタンク110からインクが供給される状態にする。続いて供給ポンプ112を上述A方向とは逆回転B方向に駆動させる。インクは排出フィルタ106、ヘッド排出チュ−ブ122、排出弁119、合流チューブ113、供給ポンプ112、チュ−ブ111、インクタンク110に戻される。このとき開閉弁117が開放しているのでフィルタ排出チューブ116側の流路抵抗は小さく、供給弁114の作用が影響しているフィルタ供給チューブ115側の流路抵抗は大きい為フィルタ供給チューブ115側のインクは流動せず、フィルタ排出チューブ116側のインクのみ流動する。
フィルタ排出チューブ116から流動したインクはヘッド供給チューブ123から印字ヘッド101へ流入し、ヘッド排出チューブ122から流出する。前述したように泡は排出フィルタ106周辺に蓄積している為に、泡は少量のインク流動によって排出が可能である。印字ヘッド101が供給ポンプ112から受ける圧力は吸引による負圧力であるが、フィルタ121の流路抵抗がインク吐出ノズル103の流路抵抗よりも小さくなっている為にインク吐出ノズル103から大気を吸引してしまうことは無く、インクはヘッド排出チューブ122からのみ排出される。このとき印字ヘッド101から回復桶107に排出されるインクは生じない。
上述クリーニングにおいて設定される流量は、気泡を流動させ、インクタンク110に戻すのに必要な値を設定するが、気泡201が排出フィルタ106周辺に集まっているので、従来のように大量にインクを流動させる必要はなく主に気泡のみを流動し得る流量で十分である。本実施例では1〜3CC程度を流動するようにしている。従来であれば10〜30CC流動させていたのでインク流量は従来と比較し、格段に小さくて済むわけで、容易に泡の除去を行うことが可能となる。
その他に印字時や装置の待機中に生じる泡のクリーニングに関しても、前述の泡抜きクリーニングと同様に行えばよい。印字ヘッド101内に設けたノズル液室122はインクを大量に貯留できる様に広く構成されているために、印字時にインク吐出ノズル103へのインク供給(リフィル)にも非常に優位であり、突発的にヘッド内に気泡が発生した場合においても、発生した気泡は浮力により排出フィルタ106に移動するため、気泡がインク吐出ノズル103に入り込ことによる印字不良を引き起こす可能性が少なくなる。
印字中はヘッド供給チューブ122および流入フィルタ105からインクが供給される。インク吐出ノズル103からインクが吐出されるとインク吐出ノズル103内が負圧になり、その負圧力によってインクをリフィルする。ところで排出フィルタ106は外部からインクが流入することは無い。これは排出弁119が一定の方向にのみ流動可能だからである。そのため排出フィルタ106は流入フィルタ105よりも目の粗いもの(本実施例では20μm)でよく、印字ヘッド101の製造過程や流通時に混入するゴミを防止できる程度のものでよい。
供給ポンプ112は本実施例における設置部において正逆のインク流動を発生させることが必要であり、最も効率の良いチューブポンプを用いている。
[第二の実施形態]
[第二の実施形態]
本発明における第2の実施例を図6に示す。なお基本的な構成は実施例1と同様の構成を用いており、図版の付与されていないものについては実施例1と同じである。
合流チューブ306からフィルタ供給チューブ307、ヘッド排出チューブ312に分かれる分岐点にインク流路を切替えるための切換え部材303を設けている。切換え部材303はフィルタ供給チューブ307側の流路と、ヘッド排出チューブ312側の流路を交互に遮蔽可能とする構成になっている。供給ポンプ112はA方向、B方向回転可能であり、回転方向によって切換え部材303の遮蔽位置が変わるようになっている。
循環クリ−ニング時は、切換え部材303をヘッド排出チューブ312を遮蔽するようにする。続けて開閉弁117を開放した状態で供給ポンプ112をA方向に駆動させる。インクはインクタンク110、チュ−ブ111、供給ポンプ112、合流チュ−ブ306、フィルタ供給チューブ307、フィルタ液室120の順でインクを圧送し、さらにフィルタ排出チュ−ブ116、開閉弁117、チュ−ブ118を経て、再びインクタンク110に戻される。
合流チューブ306からフィルタ供給チューブ307、ヘッド排出チューブ312に分かれる分岐点にインク流路を切替えるための切換え部材303を設けている。切換え部材303はフィルタ供給チューブ307側の流路と、ヘッド排出チューブ312側の流路を交互に遮蔽可能とする構成になっている。供給ポンプ112はA方向、B方向回転可能であり、回転方向によって切換え部材303の遮蔽位置が変わるようになっている。
循環クリ−ニング時は、切換え部材303をヘッド排出チューブ312を遮蔽するようにする。続けて開閉弁117を開放した状態で供給ポンプ112をA方向に駆動させる。インクはインクタンク110、チュ−ブ111、供給ポンプ112、合流チュ−ブ306、フィルタ供給チューブ307、フィルタ液室120の順でインクを圧送し、さらにフィルタ排出チュ−ブ116、開閉弁117、チュ−ブ118を経て、再びインクタンク110に戻される。
フィルタ供給チューブ307より圧送されるインクはフィルタ液室120に流入し、フィルタ121の流路抵抗によって全てのインクがフィルタ121に沿って上方へ流れフィルタ排出チュ−ブ116へ流出する。循環クリ−ニング中に供給ポンプ112による圧力がフィルタ121の流路抵抗以下であり、フィルタ121をインクが通過することが出来ず、フィルタ121表面に沿ってインクは流動を続けインクはフィルタ排出チューブ116へと流出する。すなわち印字ヘッド101にインクは流出せず、この状態ではインクの廃液量は全く無い。この動作によって印字ヘッド101を回復する前の準備状態を形成している。
加圧クリーニング時は、開閉弁117を遮蔽した状態で供給ポンプ112をA方向に駆動させる。開閉弁117によってフィルタ排出チューブ116にインクが流れない状態になるので、インクに加わる圧力が上昇しフィルタ121を通過できる。フィルタ112を通過したインクは印字ヘッド101に流入する。
入ってきたインクは流入フィルタ105を通過した後、印字ヘッド101内のノズル液室102に流れ込む。ノズル液室102は従来のノズル液室と比較するとインク蓄積容量が多いのを特徴としている。流入したインクは排出フィルタ106からヘッド排出チューブ122へとさらに流れようとする。切換え弁303がありインクはそれ以上に進むことが出来ない。よって圧力の逃げ場はインク吐出ノズル103のみとなりインク吐出ノズル103やノズル液室102にインクが充填される。さらに、充填された後インクはノズル103から排出され回復桶107により受容され廃インクポンプ108によって廃インクタンク109に蓄積する。
泡抜きクリーニング時では、開閉弁117を開放しインクタンク110からインクが供給される状態にする。続いて供給ポンプ112を上述A方向とは逆回転B方向に駆動させる。インクは排出フィルタ106、ヘッド排出チュ−ブ312、切換え弁303、合流チュ−ブ306、供給ポンプ112、チュ−ブ111、インクタンク110に戻される。このとき開閉弁117が開放しているのでフィルタ排出チューブ116側の流路抵抗は小さく、供給弁114の作用が影響しているフィルタ供給チューブ115側の流路抵抗は大きい為フィルタ供給チューブ115側のインクは流動せず、フィルタ排出チューブ116側のインクのみ流動する。
泡抜きクリーニング時では、開閉弁117を開放しインクタンク110からインクが供給される状態にする。続いて供給ポンプ112を上述A方向とは逆回転B方向に駆動させる。インクは排出フィルタ106、ヘッド排出チュ−ブ312、切換え弁303、合流チュ−ブ306、供給ポンプ112、チュ−ブ111、インクタンク110に戻される。このとき開閉弁117が開放しているのでフィルタ排出チューブ116側の流路抵抗は小さく、供給弁114の作用が影響しているフィルタ供給チューブ115側の流路抵抗は大きい為フィルタ供給チューブ115側のインクは流動せず、フィルタ排出チューブ116側のインクのみ流動する。
フィルタ排出チューブ116から流動したインクはヘッド供給チューブ123から印字ヘッド101へ流入し、ヘッド排出チューブ312から流出する。前述したように泡は排出フィルタ106周辺に蓄積している為に、泡は少量のインク流動によって排出が可能である。印字ヘッド101が供給ポンプ112から受ける圧力は吸引による負圧力であるが、フィルタ121の流路抵抗がインク吐出ノズル103の流路抵抗よりも小さくなっている為にインク吐出ノズル103から大気を吸引してしまうことは無く、インクはヘッド排出チューブ312からのみ排出される。このとき印字ヘッド101から回復桶107に排出されるインクは生じない。
101:印字ヘッド
102:ノズル液室
103:インク吐出ノズル
104:ノズルフェイス面
105:流入フィルタ
106:排出フィルタ
107:回復桶
108:廃インクポンプ
109:廃インクタンク
110:インクタンク
112:供給ポンプ
113:合流チューブ
114:供給弁
115:フィルタ供給チューブ
116:フィルタ排出チューブ
117:開閉弁
119:排出弁
120:フィルタ液室
121:フィルタ
122:ヘッド排出チューブ
123:ヘッド供給チューブ
201:気泡
303:切換え部材
102:ノズル液室
103:インク吐出ノズル
104:ノズルフェイス面
105:流入フィルタ
106:排出フィルタ
107:回復桶
108:廃インクポンプ
109:廃インクタンク
110:インクタンク
112:供給ポンプ
113:合流チューブ
114:供給弁
115:フィルタ供給チューブ
116:フィルタ排出チューブ
117:開閉弁
119:排出弁
120:フィルタ液室
121:フィルタ
122:ヘッド排出チューブ
123:ヘッド供給チューブ
201:気泡
303:切換え部材
Claims (7)
- インクを吐出するためのノズルを備えた印字ヘッドであって、前記印字ヘッドはインクを大量に保持できるインク液室と、前記インク液室にインクを供給するインク供給口と、前記インク液室からインクを排出するインク排出口と、を有し、前記印字ヘッドへインクを供給する正逆可能なポンプと、インクを貯留する容器であるインクタンクと、を有するインクジェット記録装置において、
前記印字ヘッドへ供給するインクを透過させる供給フィルタと、前記供給フィルタの一方の面に接続され、かつ前記ポンプと接続する第一の流路と、前記供給フィルタの一方の面に接続され、かつ前記インクタンクと接続する第二の流路と、前記供給フィルタを迂回しつつ前記ポンプと前記排出口を接続する第三の流路と、前記供給フィルタの他方の面と接続され、かつ前記インク供給口と接続する第四の流路と、前記第一の流路と前記第三の流路に弁を配置し、
前記ポンプの一方のインク流動時は、前記印字ヘッド内のインクが流動せず、前記ポンプの他方のインク流動時は、前記印字ヘッド内のインクが流動することを特徴としたインクジェット記録装置。 - 前記第二の流路に開閉可能な開閉弁を設けたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記弁は第一の流路と、前記第三の流路にそれぞれ設けられた一方向弁であることを特長とする請求項1,2いずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記第一の流路に設けられた一方向弁は前記印字ヘッドへのインク供給のみ行える供給弁であり、前記第二の流路に設けられた一方向弁は印字ヘッドからインク排出のみ行える排出弁であることを特徴とする請求項1,2,3いずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記インク供給口と、前記排出口各々にインク濾過フィルタが接続され、前記インク濾過フィルタは前記インク液室中で高さの異なる位置に配置されたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記インク濾過フィルタは、前記供給口側よりも前記排出口側の位置が高くなっていることを特徴とした請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記インク濾過フィルタは、前記供給口側よりも前記排出口側の方が目が粗いことを特徴とした請求項2、3いずれかに記載のインクジェット記録装置
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