JP2002134711A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
要因を排除して、良好なHSGを形成を図るとともに、
コンタクトホール周辺での窪みを解消して、製品の歩留
まりの向上を図る。 【解決手段】 スタック型キャパシタを備えた半導体装
置の製造方法であって、前記キャパシタ下部電極21a
よりウエットエッチングにおける選択比が高い材料でコ
ンタクト(蓄積ノードコンタクト)18を形成すること
を特徴とする半導体装置の製造方法である。
Description
その製造方法に関し、詳しくは蓄積ノードコンタクトを
形成する半導体装置およびその製造方法に関する。
AMキャパシタの占有面積はより減少している。しかし
DRAM動作に必要な蓄積容量は減少せず、一定以上の
容量を確保しなければならない。この容量確保には、誘
電体膜に誘電率の高い材料(酸化タンタル、BST等)
を用いる方法や、電極上に半球状結晶粒(グレイン)
(HSG:Hemi Spherical Grain)を形成させて電極表
面積を増加させる方法がある。
線との短絡防止等の観点から小径化が必要とされてい
る。この小径化に対しては、シリコン酸化膜等の層間絶
縁膜に対してエッチング選択比の取れる材料でサイドウ
ォールを形成し、それをマスクとしてコンタクトホール
を開口することで、リソグラフィーによりパターニング
された径よりもさらに小さい径のコンタクトホール形成
を行う方法がある。
うな微細化技術を用いた場合、次の問題が発生する。
明する。蓄積容量確保のためのHSG形成の原理は、非
晶質シリコン表面にモノシラン(SiH4 )を照射して
核を形成し、その後連続してアニーリングを行うことで
非晶質シリコン表面のシリコン原子が核に集まるように
マイグレーションして半球状のグレインが形成されるも
のである。この方法によりHSG形成を行う場合、非晶
質シリコン表面に自然酸化膜、有機物、シリコン微結晶
等が存在すると、これらがシリコン原子のマイグレーシ
ョンを阻害するため、良好なHSGを形成することがで
きない。
による洗浄を行っているが、シリンダ構造の下部電極と
なる非晶質シリコンの成膜初期層においては、このフッ
酸処理によっても除去できない有機物もしくはシリコン
微結晶等が存在すると、シリンダ外壁のグレイン成長が
阻害される。そこで従来はフッ酸と4フッ化アンモニウ
ムとの混合液(例えば、NH4 F:HF=200:1)
による表面エッチングでこの有機物もしくは微結晶核を
含む成膜初期層を除去したが、図4に示すように、シリ
コン基板101上に絶縁膜106が形成され、その絶縁
膜106に形成されたコンタクト111の上部が露出す
ると、このコンタクト111の上部のエッチング速度が
キャパシタ下部電極121のエッチング速度と同等かそ
れ以上となる。そのため、コンタクト部111の上部も
エッチングされてキャパシタ下部電極121とコンタク
ト部111との間の導通不良が生じる問題があった。な
お、図4の(1)は平面図を示し、図4の(2)は
(1)におけるA−A’線断面図を示し、図4の(3)
は(1)におけるB−B’線断面図を示す。
ト形成過程における問題を説明する。微細化にともな
い、コンタクト径に比較してコンタクト深さは非常に深
くなる(アスペクト比が高くなる)。この非常に深いコ
ンタクトのエッチングには十分に高いイオンエネルギー
が必要である。そのため、コンタクトホール開口部の最
上部には、非常に強いエネルギーを持ったイオンが衝突
し、材料を削ることになる。
101上に層間絶縁膜102が形成され、その層間絶縁
膜102上に窒化シリコン膜からなるマスク層103が
形成されている。このマスク層103には接続孔を形成
するための開口部104が形成され、その開口部104
側壁には、不純物を添加した材料(例えばシリコン)を
用いたマスク105が形成されている。このように、不
純物を添加した側壁マスク105を用いた場合、イオン
106の衝突によりマスク105中の不純物107がウ
エハ近傍のプラズマ中に供給され、その不純物107は
ある確率をもってウエハに再突入する。再突入されたマ
スク層103は不純物添加されることで耐プラズマ性が
低下し、そのため、コンタクトホール108周辺でマス
ク層103が局所的にエッチングされて、窪み110を
発生するという問題があった。
所的にエッチングされた部分(窪み110)には以降の
工程でコンタクトホール108内部を埋め込むように形
成された導電性のコンタクト材料109のうち、マスク
層103上、側壁マスク105上に形成されている余分
なコンタクト材料109を除去した際に、上記窪み11
0内にコンタクト材料109が残りやすく、これが電気
的な短絡の原因となり、製品の歩留まり低下を引き起こ
す原因となっている。
決するためになされた半導体装置の製造方法である。
ク型キャパシタを備えた半導体装置の製造方法であっ
て、前記キャパシタの下部電極よりウエットエッチング
における選択比が高い材料で蓄積ノードコンタクト、も
しくは蓄積ノードコンタクトの少なくとも上部を形成す
る。
タの下部電極よりウエットエッチングにおける選択比が
高い材料で蓄積ノードコンタクト、もしくは蓄積ノード
コンタクトの少なくとも上部を形成することから、キャ
パシタの下部電極に対してHSG形成直前のHF(フッ
酸)による洗浄を行っても、蓄積ノードコンタクトがエ
ッチングされることがなくなるので、蓄積ノードコンタ
クトとキャパシタの下部電極との導通不良が解消され
る。
係る第1の実施の形態を、図1および図2の概略構成断
面図によって説明する。なお、蓄積ノードコンタクトを
形成する以前の工程の説明は省略する。
11上に層間絶縁膜12を形成し、この層間絶縁膜12
上にストッパ層14(例えばシリコン窒化膜:厚さは2
00nm)を形成する。
いてストッパ層14を異方性エッチングし、コンタクト
ホール15を形成する。
dope)非晶質シリコンもしくはポリシリコン膜を全
面に形成し、エッチバックを行うことで、コンタクトホ
ール15の内側壁にシリコン膜サイドウォール16を形
成する。
コン膜サイドウォール16およびストッパ層14をマス
クとして層間絶縁膜12を異方性エッチングする。この
エッチング条件としては、エッチングガスに、オクタフ
ルオロシクロブタン(C4 F 8 )〔8cm3 /min〜
14cm3 /min〕、アルゴン(Ar)〔400cm
3 /min〕、酸素〔8cm3 /min〕を用い、エッ
チング雰囲気の圧力を4kPa、基板印加電力を1.4
5kVに設定した。それにより、層間絶縁膜12にシリ
コン基板11まで達するコンタクトホール17を形成す
る。
となるサイドウォール膜16に不純物が添加されていな
いため、前記図5の(1)に示すような不純物の再突入
によるシリコン窒化膜からなるストッパ層14上の窪み
は発生しない。
クトホール17内に導電膜を埋め込んだ後、CMPもし
くはエッチバックすることにより、ストッパ層14上の
余分な導電膜を除去して、シリコン基板11に接続され
た導電膜からなるコンタクト(蓄積ノードコンタクト)
18を形成する。このコンタクト18は、例えばリンが
添加されたシリコン膜からなる。
パ層14上に上記コンタクト18、シリコン膜サイドウ
ォール膜16を覆うシリンダコア膜19(例えばBPS
G膜:厚さ1.00μm)を形成し、図示していないレ
ジストマスクを用いてシリンダコア膜19を異方性エッ
チングし、シリンダ形成ホール20を形成する。その
後、非晶質シリコン膜21をシリンダ型ホール20の内
面を覆う状態で形成する。
よりシリンダコア膜19〔図1の(4)参照〕上部の非
晶質シリコン膜を除去した後、希フッ酸によるウエット
エッチングでキャパシタコア膜19〔図1の(4)参
照〕を除去することで、シリンダ形状のキャパシタ下部
電極21aが形成される。このエッチングでは、ストッ
パ層14およびシリコン膜サイドウォール膜16がエッ
チングストッパとなる。その後、HSGが形成されるべ
きキャパシタ下部電極21aの成膜初期層を、例えばフ
ッ酸と4フッ化アンモニウムとの混合液によりエッチン
グする。
ォール16に不純物が添加されていないため、不純物添
加されたシリコン膜よりもキャパシタ下部電極21aの
成膜初期層エッチングでのエッチング速度が遅い。その
ため、このエッチングを行っても、図4の(2)、図5
の(2)に示すようなコンタクト不良は発生しない。
タ下部電極21a上にHSG22を形成する。
いないキャパシタ下部電極21a(HSG22も含む)
の表面に酸化防止処理(例えばRTNによる窒化)を行
い、その後、キャパシタ誘電体膜23(例えばNO膜:
5nmの厚さのシリコン窒化膜を形成した後に窒化膜表
面酸化)を形成し、さらにキャパシタ上部電極24(例
えば厚さが200nmのリン添加シリコン膜)を形成す
る。
製造方法では、キャパシタの下部電極21aよりウエッ
トエッチングにおける選択比が高い材料でコンタクト
(蓄積ノードコンタクト)18を形成することから、キ
ャパシタの下部電極21aに対してHSG形成直前のH
F(フッ酸)による洗浄を行っても、コンタクト18が
エッチングされることがなくなるので、コンタクト18
とキャパシタの下部電極21aとの導通不良が解消され
る。なお、コンタクト18はその上部のみをキャパシタ
の下部電極21aよりウエットエッチングにおける選択
比が高い材料で形成してもよい。また、ストッパ層14
表面の窪みを低減することができるので、次の工程で形
成される導電性の材料の除去性が改善され、短絡不良を
低減することができる。さらに導電性の材料の除去に要
する加工時間を短縮することができる。またシリコン膜
サイドウォール16中に不純物が添加されていないた
め、不純物によるパーティクル発生を抑制することがで
きる。
る第2の実施の形態を、図1の概略構成断面図によって
説明する。なお、ストレージノードコンタクトを形成す
る以前の工程の説明は省略する。
1上に層間絶縁膜12を形成し、この層間絶縁膜12上
にストッパ層14(例えばシリコン窒化膜:厚さは20
0nm)を形成する。
いてストッパ層14を異方性エッチングし、コンタクト
ホール15を形成する。
層間絶縁膜12を異方性エッチングする。このエッチン
グ条件としては、エッチングガスに、オクタフルオロシ
クロブタン(C4 F8 )〔8cm3 /min〜14cm
3 /min〕、アルゴン(Ar)〔400cm3 /mi
n〕、酸素〔8cm3 /min〕を用い、エッチング雰
囲気の圧力を4kPa、基板印加電力を1.45kVに
設定した。それにより、層間絶縁膜12にシリコン基板
11まで達するコンタクトホール15を延長形成する。
(例えばCVDにより成膜したタングステン膜)を埋め
込んだ後、CMPもしくはエッチバックすることによ
り、ストッパ層14上の余分な導電膜を除去して、シリ
コン基板11に接続された導電膜からなるコンタクト1
8を形成する。ここで、埋め込みコンタクト材料は、後
に形成するキャパシタ下部電極よりもエッチング速度の
低い材料を用いる。
パ層14上にコンタクト18を覆うキャパシタコア膜3
1(例えばプラズマCVD法により成膜した厚さが50
0nmのNSG膜)を形成し、図示していないレジスト
マスクを用いてキャパシタコア膜31を異方性エッチン
グしてコンタクト18に接続する開口部32を形成す
る。その後、キャパシタ下部電極材料(例えばCVD法
により成膜したルテニウム(Ru)膜)を埋め込み、C
MPもしくはエッチバックすることにより、キャパシタ
コア膜31上の余分なキャパシタ下部電極材料を除去し
て、上記開口部32内にキャパシタ下部電極21aを形
成する。
パシタコア膜31〔前記図1の(2)参照〕を除去し
て、コンタクト18に接続するキャパシタ下部電極21
aをストッパ層14上に突出させる。
極21a表面を清浄化(例えば希フッ酸による表面洗浄)
した後、下部電極21a表面にキャパシタ誘電体膜23
(例えばCVD法により成膜したBST膜)を形成す
る。その後、キャパシタ上部電極24(例えばルテニウ
ム(Ru))を形成し、MIM(Metal-Insulator-Meta
l)キャパシタを形成する。ここで、キャパシタ下部電極
よりもエッチング速度の低い材料をコンタクト材料に用
いることにより、下部電極表面洗浄においてコンタクト
上部がエッチングされることによるコンタクト不良を回
避することが可能である。このようにして、コンタクト
18に下部電極21aが接続するキャパシタを形成す
る。
製造方法では、キャパシタの下部電極21aよりウエッ
トエッチングにおける選択比が高い材料でコンタクト
(蓄積ノードコンタクト)18を形成することから、キ
ャパシタの下部電極21aに対してHSG形成直前のH
F(フッ酸)による洗浄を行っても、コンタクト18が
エッチングされることがなくなるので、コンタクト18
とキャパシタの下部電極21aとの導通不良が解消され
る。なお、コンタクト18はその上部のみをキャパシタ
の下部電極21aよりウエットエッチングにおける選択
比が高い材料で形成してもよい。また、ストッパ層14
表面に窪みを発生する原因となっている不純物添加のサ
イドウォールを用いていないので、不純物によるパーテ
ィクル発生を抑制することができ、歩留まりの向上を図
ることができる。また、次の工程で形成される導電性の
材料の除去性が改善され、短絡不良を低減することがで
きる。さらに導電性の材料の除去に要する加工時間を短
縮することができる。
置の製造方法によれば、蓄積ノードコンタクト不良がな
くなることにより、製品の歩留り低下を抑制することが
できる。
施の形態を示す概略構成断面図である。
施の形態を示す概略構成断面図である。
施の形態を示す概略構成断面図である。
線断面図およびB−B’線断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 スタック型キャパシタを備えた半導体装
置の製造方法であって、 前記キャパシタの下部電極よりウエットエッチングにお
ける選択比が高い材料で蓄積ノードコンタクトを形成す
ることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 スタック型キャパシタを備えた半導体装
置の製造方法であって、 前記キャパシタの下部電極よりウエットエッチングにお
ける選択比が高い材料で蓄積ノードコンタクトの少なく
とも上部を形成することを特徴とする半導体装置の製造
方法。 - 【請求項3】 前記蓄積ノードコンタクトの開口する際
のマスクにサイドウォールを形成して用いることを特徴
とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記蓄積ノードコンタクトの開口する際
のマスクにサイドウォールを形成して用いることを特徴
とする請求項2記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記サイドウォールは耐プラズマ性を有
する材料で形成することを特徴とする請求項3記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記サイドウォールは耐プラズマ性を有
する材料で形成することを特徴とする請求項4記載の半
導体装置の製造方法。
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