JP2002134513A - シリコンウェーハの熱処理方法 - Google Patents
シリコンウェーハの熱処理方法Info
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Abstract
高密度で微小な欠陥核を発現し、デバイス製造工程の熱
処理でIG効果を発揮するウェーハを得る。 【解決手段】 格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在
する領域[I]に隣接しかつ点欠陥の凝集体が存在しな
いパーフェクト領域[P]に属し侵入型転位を形成し得
る最低の格子間シリコン濃度未満の領域を[PI]と
し、空孔型点欠陥が支配的に存在する領域[V]に隣接
しかつ領域[P]に属しCOP又はFPDを形成し得る
空孔濃度以下の領域を[PV]とするとき、[PV]と
[PI]の混合領域からなりかつ酸素濃度が0.97×
1018〜1.4×1018atoms/cm3(旧AST
M)であるウェーハをシラン化合物と一酸化二窒素の混
合ガス雰囲気下、700〜900℃で30〜120分間
保持するか、又はシラン化合物と酸素と窒素の混合ガス
雰囲気下、350〜450℃で5〜60分間保持する。
Description
法(以下、CZ法という。)により作られた点欠陥の凝
集体が存在しないシリコンウェーハにイントリンシック
ゲッタリング(以下、IG)効果をもたらす熱処理方法
に関する。更に詳しくは、酸素析出核を十分に発現し、
デバイス製造工程の熱処理でIG効果を発揮するシリコ
ンウェーハの熱処理方法に関するものである。
おいて、歩留りを低下させる原因として酸化誘起積層欠
陥(Oxidation Induced Stacking Fault、以下、OSF
という。)の核となる酸素析出物の微小欠陥や、結晶に
起因したパーティクル(Crystal Originated Particl
e、以下、COPという。)や、或いは侵入型転位(Int
erstitial-type Large Dislocation、以下、L/Dとい
う。)の存在が挙げられている。OSFは、結晶成長時
にその核となる微小欠陥が導入され、半導体デバイスを
製造する際の熱酸化工程等で顕在化し、作製したデバイ
スのリーク電流の増加等の不良原因になる。またCOP
は、鏡面研磨後のシリコンウェーハをアンモニアと過酸
化水素の混合液で洗浄したときにウェーハ表面に出現す
る結晶に起因したピットである。このウェーハをパーテ
ィクルカウンタで測定すると、このピットも本来のパー
ティクルとともに光散乱欠陥として検出される。このC
OPは電気的特性、例えば酸化膜の経時絶縁破壊特性
(Time Dependent dielectric Breakdown、TDD
B)、酸化膜耐圧特性(Time Zero Dielectric Breakdo
wn、TZDB)等を劣化させる原因となる。またCOP
がウェーハ表面に存在するとデバイスの配線工程におい
て段差を生じ、断線の原因となり得る。そして素子分離
部分においてもリーク等の原因となり、製品の歩留りを
低くする。更にL/Dは、転位クラスタとも呼ばれた
り、或いはこの欠陥を生じたシリコンウェーハをフッ酸
を主成分とする選択エッチング液に浸漬するとピットを
生じることから転位ピットとも呼ばれる。このL/D
も、電気的特性、例えばリーク特性、アイソレーション
特性等を劣化させる原因となる。
るために用いられるシリコンウェーハからOSF、CO
P及びL/Dを減少させることが必要となっている。こ
のOSF、COP及びL/Dを有しない無欠陥のシリコ
ンウェーハが特開平11−1393号公報に開示されて
いる。この無欠陥のシリコンウェーハは、シリコン単結
晶インゴット内での空孔型点欠陥の凝集体及び格子間シ
リコン型点欠陥の凝集体がそれぞれ存在しないパーフェ
クト領域を[P]とするとき、パーフェクト領域[P]
からなるインゴットから切出されたシリコンウェーハで
ある。パーフェクト領域[P]は、格子間シリコン型点
欠陥が支配的に存在する領域[I]と、シリコン単結晶
インゴット内で空孔型点欠陥が支配的に存在する領域
[V]との間に介在する。このパーフェクト領域[P]
からなるシリコンウェーハは、インゴットの引上げ速度
をV(mm/分)とし、シリコン融液とインゴットとの
界面近傍におけるインゴット鉛直方向の温度勾配をG
(℃/mm)とするとき、熱酸化処理をした際にリング
状に発生するOSFがウェーハ中心部で消滅するよう
に、V/G(mm2/分・℃)の値を決めて作られる。
一方、半導体デバイスメーカーの中には、OSF、CO
P及びL/Dを有しない上に、デバイス工程で生じる金
属汚染をゲッタリングする能力を有するシリコンウェー
ハを求めるメーカーがある。ゲッタリング能力が十分に
備わっていないウェーハでは、デバイス工程で金属によ
り汚染されると、接合リークや、金属不純物によるトラ
ップ準位によるデバイスの動作不良等を生じ、これによ
り製品の歩留りが低下する。
クト領域[P]からなるインゴットから切出されたシリ
コンウェーハは、OSF、COP及びL/Dを有しない
けれども、デバイス製造工程の熱処理において、必ずし
もウェーハ内部で酸素析出が起らず、これによりIG効
果が十分に得られないおそれがある。本発明の目的は、
領域[PV]と領域[PI]の混合領域からなる酸素濃度
が0.97×1018〜1.4×1018atoms/cm
3(旧ASTM)のインゴットから切出されたシリコン
ウェーハであっても、点欠陥の凝集体の存在しないこと
に加えて、高密度で微小な欠陥核を発現し、デバイス製
造工程の熱処理によって高いIG効果を発揮するシリコ
ンウェーハの熱処理方法を提供することにある。本発明
の別の目的は、酸素ドナーキラー処理工程を不要とする
シリコンウェーハの熱処理方法を提供することにある。
シリコン単結晶インゴット内での格子間シリコン型点欠
陥が支配的に存在する領域を[I]とし、空孔型点欠陥
が支配的に存在する領域を[V]とし、格子間シリコン
型点欠陥の凝集体及び空孔型点欠陥の凝集体が存在しな
いパーフェクト領域を[P]とするとき、パーフェクト
領域[P]からなるインゴットから切出された点欠陥の
凝集体が存在しないシリコンウェーハの熱処理方法であ
る。その特徴ある構成は、上記領域[I]に隣接しかつ
上記パーフェクト領域[P]に属し侵入型転位を形成し
得る最低の格子間シリコン濃度未満の領域を[PI]と
し、上記領域[V]に隣接しかつ上記パーフェクト領域
[P]に属しCOP又はFPDを形成し得る空孔濃度以
下の領域を[PV]とするとき、上記領域[PV]と領域
[PI]の混合領域からなりかつ酸素濃度が0.97×
1018〜1.4×1018atoms/cm3(旧AST
M)であるシリコン単結晶インゴットを引上げ、このイ
ンゴットから切出されたシリコンウェーハをシラン化合
物と一酸化二窒素の混合ガス雰囲気下、700〜900
℃で30〜120分間保持することにある。
素濃度が0.97×1018〜1.4×1018atoms
/cm3(旧ASTM)である場合であって、シリコン
ウェーハが領域[PV]と領域[PI]の混合領域からな
るときには、このインゴットから切出されたシリコンウ
ェーハを上記条件で熱処理すると、シラン化合物及び一
酸化二窒素が分解し、これによりウェーハに膜が形成さ
れる。この形成された膜により、膜との界面では格子間
シリコンが膜側に取込まれ、基板側の格子間シリコン濃
度が低下する。そのため、ウェーハへの空孔型点欠陥の
導入が容易になる。また、シリコン基板の格子間シリコ
ン濃度が低下することにより、結晶成長時に酸素析出核
が導入されない領域[PI]では結晶成長時に酸素析出
核が導入されている領域[PV]に近づき、領域[PV]
では、その酸素析出核の密度が高まるとともに、混合ガ
スより分解した酸素や窒素が空孔に導入され、これらは
潜在的な核となる。従って、上記熱処理を行ったウェー
ハを半導体デバイスメーカーのデバイス製造工程で熱処
理すると、上記酸素析出核が酸素析出物(Bulk Micro D
efect、以下、BMDという。)に成長し、領域[PV]
と領域[PI]の混合領域からなるウェーハであって
も、ウェーハ全面にわたってIG効果を有するようにな
る。
明であって、混合ガスがシラン化合物1〜10体積%と
一酸化二窒素90〜99体積%を混合したガスである熱
処理方法である。請求項2に係る発明では、混合ガスは
シラン化合物1〜10体積%と一酸化二窒素90〜99
体積%を混合したガスである。好ましくはシラン化合物
3体積%と一酸化二窒素97体積%を混合したガスであ
る。シラン化合物が1体積%未満、或いは一酸化二窒素
が99体積%を越えるとウェーハ表面近傍のシラン濃度
が薄くなるため酸化膜成長レートが遅くなる。シラン化
合物が10体積%を越える、或いは一酸化二窒素が90
体積%未満では、酸化反応が十分に行われないため、S
iOX膜(X<2)が成長してしまう。
明であって、シラン化合物がモノシラン、ジシラン、ト
リシラン又はジクロルシランである熱処理方法である。
請求項3に係る発明では、シラン化合物は一酸化二窒素
との反応性が向上するモノシランが好ましい。
ンゴット内での格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在
する領域を[I]とし、空孔型点欠陥が支配的に存在す
る領域を[V]とし、格子間シリコン型点欠陥の凝集体
及び空孔型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト領
域を[P]とするとき、パーフェクト領域[P]からな
るインゴットから切出された点欠陥の凝集体が存在しな
いシリコンウェーハの熱処理方法である。その特徴ある
構成は、上記領域[I]に隣接しかつ上記パーフェクト
領域[P]に属し侵入型転位を形成し得る最低の格子間
シリコン濃度未満の領域を[PI]とし、上記領域
[V]に隣接しかつ上記パーフェクト領域[P]に属し
COP又はFPDを形成し得る空孔濃度以下の領域を
[PV]とするとき、上記領域[PV]と領域[PI]の
混合領域からなりかつ酸素濃度が0.97×1018〜
1.4×1018atoms/cm3(旧ASTM)であ
るシリコン単結晶インゴットを引上げ、このインゴット
から切出されたシリコンウェーハをシラン化合物と酸素
と窒素の混合ガス雰囲気下、350〜450℃で5〜6
0分間保持することにある。
明であって、混合ガスがシラン化合物30〜40体積%
と酸素50〜60体積%と窒素5〜10体積%を混合し
たガスである熱処理方法である。請求項5に係る発明で
は、混合ガスがシラン化合物30〜40体積%と酸素5
0〜60体積%と窒素5〜10体積%を混合したガスで
ある。好ましくはシラン化合物30体積%と酸素60体
積%と窒素10体積%を混合したガスである。シラン化
合物が30体積%未満、或いは酸素が60体積%を越え
ると酸化反応が早いことからシラン濃度が薄まり、ウェ
ーハ表面に到達するシラン分子が少なくなる理由により
酸素が供給されているところで酸化反応してしまい、S
iO2の粉ができてしまう。シラン化合物が40体積%
を越える、或いは酸素が50体積%未満では、酸化反応
が十分に行われないため、SiOX膜(X<2)が成長
してしまう。窒素が5体積%未満では、気相反応が起こ
りやすくなるため、パーティクルが発生し易くなる。窒
素が10体積%を越えるとウェーハ表面近傍のシラン濃
度が薄くなるため酸化膜成長レートが遅くなる。
明であって、シラン化合物がモノシラン、ジシラン又は
トリシランである熱処理方法である。請求項6に係る発
明では、シラン化合物は低温による反応性が優れるモノ
シランが好ましい。
Z法によりホットゾーン炉内のシリコン融液からインゴ
ットをボロンコフ(Voronkov)の理論に基づいた所定の
引上げ速度プロファイルで引上げた後、このインゴット
をスライスして作製される。一般的に、CZ法によりホ
ットゾーン炉内のシリコン融液からシリコン単結晶のイ
ンゴットを引上げたときには、シリコン単結晶における
欠陥として、点欠陥(point defect)と点欠陥の凝集体
(agglomerates:三次元欠陥)が発生する。点欠陥は空
孔型点欠陥と格子間シリコン型点欠陥という二つの一般
的な形態がある。空孔型点欠陥は一つのシリコン原子が
シリコン結晶格子で正常的な位置の一つから離脱したも
のである。このような空孔が空孔型点欠陥になる。一
方、原子がシリコン結晶の格子点以外の位置(インター
スチシャルサイト)で発見されるとこれが格子間シリコ
ン点欠陥になる。
コン)とインゴット(固状シリコン)の間の接触面で形
成される。しかし、インゴットを継続的に引上げること
によって接触面であった部分は引上げとともに冷却し始
める。冷却の間、空孔型点欠陥又は格子間シリコン型点
欠陥は拡散により互いに合併して、空孔型点欠陥の凝集
体(vacancy agglomerates)又は格子間シリコン型点欠
陥の凝集体(interstitial agglomerates)が形成され
る。言い換えれば、凝集体は点欠陥の合併に起因して発
生する三次元構造である。空孔型点欠陥の凝集体は前述
したCOPの他に、LSTD(Laser ScatteringTomogr
aph Defects)又はFPD(Flow Pattern Defects)と
呼ばれる欠陥を含み、格子間シリコン型点欠陥の凝集体
は前述したL/Dと呼ばれる欠陥を含む。FPDとは、
インゴットをスライスして作製されたシリコンウェーハ
を30分間セコエッチング(Secco etching、HF:K2
Cr2O7(0.15mol/l)=2:1の混合液によるエッチン
グ)したときに現れる特異なフローパターンを呈する痕
跡の源であり、LSTDとは、シリコン単結晶内に赤外
線を照射したときにシリコンとは異なる屈折率を有し散
乱光を発生する源である。
純度インゴットを成長させるために、インゴットの引上
げ速度をV(mm/分)、インゴットとシリコン融液の
界面近傍のインゴット中の温度勾配をG(℃/mm)と
するときに、V/G(mm2/分・℃)を制御すること
である。この理論では、図1に示すように、V/Gを横
軸にとり、空孔型点欠陥濃度と格子間シリコン型点欠陥
濃度を同一の縦軸にとって、V/Gと点欠陥濃度との関
係を図式的に表現し、空孔領域と格子間シリコン領域の
境界がV/Gによって決定されることを説明している。
より詳しくは、V/G比が臨界点以上では空孔型点欠陥
濃度が優勢なインゴットが形成される反面、V/G比が
臨界点以下では格子間シリコン型点欠陥濃度が優勢なイ
ンゴットが形成される。図1において、[I]は格子間
シリコン型点欠陥が支配的であって、格子間シリコン型
点欠陥が存在する領域((V/G)1以下)を示し、
[V]はインゴット内での空孔型点欠陥が支配的であっ
て、空孔型点欠陥の凝集体が存在する領域((V/G)2
以上)を示し、[P]は空孔型点欠陥の凝集体及び格子
間シリコン型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト
領域((V/G)1〜(V/G)2)を示す。領域[P]に隣
接する領域[V]にはOSF核を形成する領域[OS
F]((V/G)2〜(V/G)3)が存在する。
[PI]と領域[PV]に分類される。[PI]はV/G
比が上記(V/G)1から臨界点までの領域であり、
[PV]はV/G比が臨界点から上記(V/G)2までの領
域である。即ち、[PI]は領域[I]に隣接し、かつ
侵入型転位を形成し得る最低の格子間シリコン型点欠陥
濃度未満の格子間シリコン型点欠陥濃度を有する領域で
あり、[PV]は領域[V]に隣接し、かつOSFを形
成し得る最低の空孔型点欠陥濃度未満の空孔型点欠陥濃
度を有する領域である。本発明の所定の引上げ速度プロ
ファイルは、インゴットがホットゾーン炉内のシリコン
溶融物から引上げられる時、温度勾配に対する引上げ速
度の比(V/G)が格子間シリコン型点欠陥の凝集体の
発生を防止する第1臨界比((V/G)1)以上であっ
て、空孔型点欠陥の凝集体をインゴットの中央にある空
孔型点欠陥が支配的に存在する領域内に制限する第2臨
界比((V/G)2)以下に維持されるように決められ
る。
に基準インゴットを軸方向にスライスすることで、又は
これらの技術を組合わせることで、シミュレーションに
よって上記ボロンコフの理論に基づき決定される。即
ち、この決定は、シミュレーションの後、軸方向にスラ
イスしたインゴットを横断方向にスライスしてウェーハ
状態で確認し、更にシミュレーションを繰り返すことに
よりなされる。シミュレーションのために複数種類の引
上げ速度が所定の範囲で決められ、複数個の基準インゴ
ットが成長される。図2に示すように、シミュレーショ
ンのための引上げ速度プロファイルは1.2mm/分の
ような高い引上げ速度(a)から0.5mm/分の低い
引上げ速度(c)及び再び高い引上げ速度(d)に調整さ
れる。上記低い引上げ速度は0.4mm/分又はそれ以
下であることもあってもよく、引上げ速度(b)及び
(d)での変化は線形的なものが望ましい。異なった速
度で引上げられた複数個の基準インゴットは各別に軸方
向にスライスされる。最適のV/Gが軸方向のスライ
ス、ウェーハの確認及びシミュレーションの結果の相関
関係から決定され、続いて最適な引上げ速度プロファイ
ルが決定され、そのプロファイルでインゴットが製造さ
れる。実際の引上げ速度プロファイルは所望のインゴッ
トの直径、使用される特定のホットゾーン炉及びシリコ
ン融液の品質等を含めてこれに限定されない多くの変数
に依存する。
続的に低下させたときのインゴットの断面図を描いてみ
ると、図3に示される事実が分かる。図3には、インゴ
ット内での空孔型点欠陥が支配的に存在する領域が
[V]、格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在する領
域が[I]、及び空孔型点欠陥の凝集体及び格子間シリ
コン型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト領域が
[P]としてそれぞれ示される。前述したようにパーフ
ェクト領域[P]は更に領域[PI]と領域[PV]に分
類される。領域[PV]はパーフェクト領域[P]の中
でも凝集体にならない空孔型点欠陥が存在する領域であ
り、領域[PI]はパーフェクト領域[P]の中でも凝
集体にならない格子間シリコン型点欠陥が存在する領域
である。図3に示すように、インゴットの軸方向位置P
1は、中央に空孔型点欠陥が支配的に存在する領域を含
む。位置P3は格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在
するリング領域及び中央のパーフェクト領域を含む。ま
た位置P2は、本発明に関連する中央に空孔型点欠陥の
凝集体もなく、縁部分に格子間シリコン型点欠陥の凝集
体もないので全てパーフェクト領域である。
したウェーハW1は、中央に空孔型点欠陥が支配的に存
在する領域を含む。位置P3に対応したウェーハW3は、
格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在するリング及び
中央のパーフェクト領域を含む。また位置P2に対応し
たウェーハW2は、本発明に係るウェーハであって、中
央に空孔型点欠陥の凝集体もないし、縁部分に格子間シ
リコン型点欠陥の凝集体もないので全てパーフェクト領
域であって、領域[PV]と領域[PI]とが混在する領
域である。この空孔型点欠陥が支配的に存在する領域の
パーフェクト領域に接する僅かな領域(図1の(V/G)
2〜(V/G)3)は、ウェーハ面内でCOPもL/Dも発
生していない領域である。しかしこのシリコンウェーハ
W1に対して、従来のOSF顕在化熱処理に従った、酸
素雰囲気下、1000℃±30℃の温度で2〜5時間熱
処理し、引続き1130℃±30℃の温度で1〜16時
間熱処理すると、OSFを生じる。図4Aに示すよう
に、ウェーハW1ではウェーハの半径の1/2付近にO
SFリングが発生する。このOSFリングで囲まれた空
孔型点欠陥が支配的に存在する領域はCOPが出現する
傾向がある。
体は検出方法によって検出感度、検出下限値が異なる値
を示すことがある。そのため、本明細書において、「点
欠陥の凝集体が存在しない」の意味は、鏡面加工された
シリコン単結晶を無攪拌セコエッチングを施した後に光
学顕微鏡により、観察面積とエッチング取り代との積を
検査体積として観察した際に、フローパターン(空孔型
欠陥)及び転位クラスタ(格子間シリコン型点欠陥)の
各凝集体が1×10-3cm3の検査体積に対して1個欠
陥が検出された場合を検出下限値(1×103個/c
m3)とするとき、点欠陥の凝集体の数が上記検出下限
値以下であることをいう。
ーハW2であって、その平面図は図4Bに示される。ウ
ェーハW2は本発明の熱処理によりこのウェーハW2に所
望の密度以上の酸素析出核を発生させるために、その酸
素濃度が0.97×1018〜1.4×1018atoms
/cm3(旧ASTM)であることが必要である。
ついて説明する。本発明の第1の熱処理方法はウェーハ
W2をシラン化合物と一酸化二窒素の混合ガス雰囲気
下、700〜900℃で30〜120分間保持すること
を特徴とする。本発明の第1の熱処理方法は、ウェーハ
の表面をHTO(High Temperature Oxide)処理すると
きの熱処理条件(保持温度700〜900℃、保持時間
30〜120分)に含まれる。なお、HTOは中温熱C
VD酸化膜である。このHTOは一般にエピタキシャル
プロセスに用いられ、加工の際の保護膜として形成され
る。また、Al配線以下のポリシリコン状の層間絶縁膜
などにも使用されている。このHTO処理によるウェー
ハへの酸化膜の形成を請求項1に係る熱処理条件に従っ
て行えば、酸化膜の形成によって、本発明の目的を達成
することができる。このときの酸化膜の厚さは500Å
〜5000Åである。なお、このウェーハの形態は、酸
化膜をそのまま残存させて次工程でのポリッシング工程
で除去してもよいし、或いはフッ酸を水で希釈した酸エ
ッチング液により酸化膜を除去してもよい。更に上記熱
処理を行うことにより、ウェーハプロセスのうちの酸素
ドナーキラー処理が不要となる。
化二窒素が十分に分解せず酸化膜が形成されない。従っ
て、酸素析出核が十分に増加せず、半導体デバイスメー
カーのデバイス製造工程で熱処理を行ったときに、IG
効果を奏するのに必要なBMD密度が得られない。保持
温度の上限が900℃であるのは、現在一般的に使われ
ているCVD装置の最高限界温度が900℃であるため
である。また、保持時間が30分未満では、シリコン基
板中に微小欠陥核が十分に形成されない。保持時間が1
20分以上では生産性が低下する。
図5に示すように、先ずシリコンウェーハをCVD装置
のチャンバに入れ、700〜900℃、好ましくは75
0〜850℃の範囲で所定スピード5〜30cm/分、
好ましくは10cm/分のスピードでロードした後にそ
の所定温度で30〜90分保持して不活性ガスによりチ
ャンバ内をパージする。パージガスは通常N2ガスが用
いられる。シリコンウェーハを700〜900℃の範囲
で所定スピード10cm/分でロードしたのは、スルー
プット(単位時間当りに処理できる数量)を少しでも多
くするためである。次いでこのシリコンウェーハを70
0〜900℃、好ましくは750〜850℃の範囲の所
定温度で30〜120分間保持した状態でシラン化合物
と一酸化二窒素の混合ガスをチャンバ内に注入し、ウェ
ーハの表面に中温熱CVD酸化膜を形成する。ここで3
0〜120分間保持するのは、シリコンウェーハ中に微
小欠陥核を十分に形成させるためである。次に所定温度
で30分保持して混合ガスの立ち下げ処理を行う。更に
上記中温熱CVD酸化膜を形成したウェーハをチャンバ
から取出して常温まで自然冷却する。中温熱CVD酸化
膜形成後にウェーハを所定スピード10cm/分でアン
ロードしたのは少しでもスループットを多くするためで
ある。
をシラン化合物と酸素と窒素の混合ガス雰囲気下、35
0〜450℃で5〜60分間保持することを特徴とす
る。本発明の第2の熱処理方法は、ウェーハの表面をL
TO(Low Temperature Oxide)処理するときの熱処理
条件(保持温度350〜450℃、保持時間5〜60
分)に含まれる。なお、LTOは低温熱CVD酸化膜で
ある。このLTO処理は一般に形成温度が低いことから
Al配線以降の層間絶縁膜に用いられる。このLTO処
理によるウェーハへの酸化膜の形成を請求項4に係る熱
処理条件に従って行えば、酸化膜の形成によって、本発
明の目的を達成することができる。このときの酸化膜の
厚さは500Å〜5000Åである。なお、このウェー
ハの形態は、酸化膜をそのまま残存させて次工程でのポ
リッシング工程で除去してもよいし、或いはフッ酸を水
で希釈した酸エッチング液により酸化膜を除去してもよ
い。
る。 <実施例1>シリコン単結晶引上げ装置を用いて直径8
インチのボロン(B)がドープされたp型のシリコンイ
ンゴットを引上げた。このインゴットは直胴部の長さが
1200mm、結晶方位が(100)、抵抗率が約10
Ωcm、酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3
(旧ASTM)であった。インゴットは、引上げ時のV
/Gを0.14mm2/分・℃から0.22mm2/分・
℃まで連続的に減少させながら、同一条件で2本育成し
た。そのうちの1本のインゴットは図3に示すように引
上げ方向にインゴット中心を切断し、各領域の位置を調
べ、別の1本から図3のP2に対応する位置のシリコン
ウェーハW2を切出し、試料とした。この例では試料と
なるウェーハは、中心部に領域[PV]を有し、その周
囲に領域[PI]を有し、更にその周囲に領域[PV]を
有する図4Bに示すウェーハW2である。インゴットか
ら切出し鏡面研磨したこのウェーハW2を3体積%のモ
ノシランと97体積%の一酸化二窒素を混合したガスの
雰囲気下で、800℃で60分間保持する熱処理を行っ
た。
ら切出し鏡面研磨したウェーハW2の熱処理を行わなか
った。 <比較評価1>半導体デバイスメーカーのデバイス製造
工程における熱処理に模して、実施例1及び比較例1の
ウェーハW2をそれぞれ窒素及び酸素の混合ガス雰囲気
下、800℃で4時間保持した後、窒素及び酸素の混合
ガス雰囲気下、1000℃で16時間保持する熱処理を
行った。熱処理後、酸化膜除去を行い、ヨウ素パッシベ
ーションにより、ライフタイムを測定した。図6に実施
例1及び比較例1のライフタイムのウェーハ径方向分布
図を示す。図6より明らかなように、比較例1では[P
I]の領域は析出が抑制されてしまうため、ライフタイ
ムが高くなっている。これに対して実施例1では中心か
ら端部までの全面にライフタイムが抑制されていること
が判る。バルク中に何らかの微小欠陥核が存在し、それ
によってライフタイムが低下したと考えられる。
を確認するため、実施例1及び比較例1のウェーハW2
を用意し、これらウェーハW2の表面に濃度が8×10
12atoms/cm3のFeを含む溶液を滴下し、スピ
ンコートすることにより、ウェーハ表面をFeで強制的
に汚染した。汚染したウェーハW2を800℃で4時間
熱処理した後、1000℃で16時間熱処理して、Fe
元素をウェーハのバルク中に拡散させた。汚染したFe
のIG効果を確かめるため、これらのウェーハをDLT
S(DeepLevel Transient Spectroscopy)法によりウェ
ーハ表面のFe濃度を測定した。実施例1及び比較例1
のFe濃度のウェーハ径方向分布図を図7に示す。図7
より明らかなように、比較例1では汚染した濃度である
8×1012atoms/cm3のFeが検出された。こ
れに対して、本発明の熱処理方法を施した実施例1では
Fe濃度がほぼ径方向に均一に2×1012atoms/
cm3まで低下していることが判る。
によれば、領域[PV]と領域[PI]の混合領域からな
りかつ酸素濃度が0.97×1018〜1.4×1018a
toms/cm3(旧ASTM)であるシリコンウェー
ハをシラン化合物と一酸化二窒素の混合ガス雰囲気下、
700〜900℃で30〜120分間保持するか、又は
シリコンウェーハをシラン化合物と酸素と窒素の混合ガ
ス雰囲気下、350〜450℃で5〜60分間保持する
ことにより、点欠陥の凝集体が存在しないことに加え
て、領域[PI]にも所望の密度以上の微小欠陥核が形
成される。この熱処理を終了したウェーハは半導体デバ
イスメーカーのデバイス製造工程の熱処理を行うことに
よってIG効果を発揮することができる。更に本発明の
熱処理を行うことにより、従来行われていた酸素ドナー
キラー処理が不要となる利点もある。
点以上では空孔豊富インゴットが形成され、V/G比が
臨界点以下では格子間シリコン豊富インゴットが形成さ
れることを示す図。
の引上げ速度の変化を示す特性図。
存在する領域、格子間シリコンが支配的に存在する領域
及びパーフェクト領域を示すX線トポグラフィの概略
図。
ハW1にOSFリングが出現する状況を示すウェーハW1
の平面図。B 図3の位置P2に対応するシリコンウェ
ーハW2の平面図。
の時間に対する変化を示す図。
ハ径方向分布図。
e濃度のウェーハ径方向分布図。
Claims (6)
- 【請求項1】 シリコン単結晶インゴット内での格子間
シリコン型点欠陥が支配的に存在する領域を[I]と
し、空孔型点欠陥が支配的に存在する領域を[V]と
し、格子間シリコン型点欠陥の凝集体及び空孔型点欠陥
の凝集体が存在しないパーフェクト領域を[P]とする
とき、 前記パーフェクト領域[P]からなるインゴットから切
出された点欠陥の凝集体が存在しないシリコンウェーハ
の熱処理方法であって、 前記領域[I]に隣接しかつ前記パーフェクト領域
[P]に属し侵入型転位を形成し得る最低の格子間シリ
コン濃度未満の領域を[PI]とし、前記領域[V]に
隣接しかつ前記パーフェクト領域[P]に属しCOP又
はFPDを形成し得る空孔濃度以下の領域を[PV]と
するとき、 前記領域[PV]と領域[PI]の混合領域からなりかつ
酸素濃度が0.97×1018〜1.4×1018atom
s/cm3(旧ASTM)であるシリコン単結晶インゴ
ットを引上げ、 前記インゴットから切出されたシリコンウェーハをシラ
ン化合物と一酸化二窒素の混合ガス雰囲気下、700〜
900℃で30〜120分間保持することを特徴とする
シリコンウェーハの熱処理方法。 - 【請求項2】 混合ガスがシラン化合物1〜10体積%
と一酸化二窒素90〜99体積%を混合したガスである
請求項1記載の熱処理方法。 - 【請求項3】 シラン化合物がモノシラン、ジシラン、
トリシラン又はジクロルシランである請求項1記載の熱
処理方法。 - 【請求項4】 シリコン単結晶インゴット内での格子間
シリコン型点欠陥が支配的に存在する領域を[I]と
し、空孔型点欠陥が支配的に存在する領域を[V]と
し、格子間シリコン型点欠陥の凝集体及び空孔型点欠陥
の凝集体が存在しないパーフェクト領域を[P]とする
とき、 前記パーフェクト領域[P]からなるインゴットから切
出された点欠陥の凝集体が存在しないシリコンウェーハ
の熱処理方法であって、 前記領域[I]に隣接しかつ前記パーフェクト領域
[P]に属し侵入型転位を形成し得る最低の格子間シリ
コン濃度未満の領域を[PI]とし、前記領域[V]に
隣接しかつ前記パーフェクト領域[P]に属しCOP又
はFPDを形成し得る空孔濃度以下の領域を[PV]と
するとき、 前記領域[PV]と領域[PI]の混合領域からなりかつ
酸素濃度が0.97×1018〜1.4×1018atom
s/cm3(旧ASTM)であるシリコン単結晶インゴ
ットを引上げ、 前記インゴットから切出されたシリコンウェーハをシラ
ン化合物と酸素と窒素の混合ガス雰囲気下、350〜4
50℃で5〜60分間保持することを特徴とするシリコ
ンウェーハの熱処理方法。 - 【請求項5】 混合ガスがシラン化合物30〜40体積
%と酸素50〜60体積%と窒素5〜10体積%を混合
したガスである請求項4記載の熱処理方法。 - 【請求項6】 シラン化合物がモノシラン、ジシラン又
はトリシランである請求項4記載の熱処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000328794A JP2002134513A (ja) | 2000-10-27 | 2000-10-27 | シリコンウェーハの熱処理方法 |
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JP2000328794A JP2002134513A (ja) | 2000-10-27 | 2000-10-27 | シリコンウェーハの熱処理方法 |
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JP2002134513A true JP2002134513A (ja) | 2002-05-10 |
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JP2000328794A Pending JP2002134513A (ja) | 2000-10-27 | 2000-10-27 | シリコンウェーハの熱処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002134513A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8476149B2 (en) | 2008-07-31 | 2013-07-02 | Global Wafers Japan Co., Ltd. | Method of manufacturing single crystal silicon wafer from ingot grown by Czocharlski process with rapid heating/cooling process |
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-
2000
- 2000-10-27 JP JP2000328794A patent/JP2002134513A/ja active Pending
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