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JP2002198127A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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Publication number
JP2002198127A
JP2002198127A JP2000393535A JP2000393535A JP2002198127A JP 2002198127 A JP2002198127 A JP 2002198127A JP 2000393535 A JP2000393535 A JP 2000393535A JP 2000393535 A JP2000393535 A JP 2000393535A JP 2002198127 A JP2002198127 A JP 2002198127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
cylindrical portion
housing
fitted
housings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2000393535A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumitsu Makita
泰充 真北
Kiyobumi Ichida
清文 市田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2000393535A priority Critical patent/JP2002198127A/ja
Publication of JP2002198127A publication Critical patent/JP2002198127A/ja
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両コネクタハウジングが嵌合方向と直交する
向きへ遊動するのを規制する。 【解決手段】 雌ハウジング20は、端子収容部21の
外側に略角筒状の筒部22が連結される構成とされ、こ
れら端子収容部21と筒部22との間に前方から雄ハウ
ジング10のフード部11が嵌合可能とされている。雄
ハウジング10のフード部11の両側面には、一対のガ
イドリブ15が側方に突設されていて、両ハウジング1
0,20を嵌合させるのに伴って、両ガイドリブ15が
雌ハウジング20の筒部22の両側部に膨出形成した膨
出部39内のガイド溝40に進入されることで、嵌合動
作が案内される。筒部22の内周面におけるほぼ対角位
置の4箇所のコーナー部分には、規制突部50が内側に
張り出して設けられている。各規制突部50は、筒部2
2の内側に嵌合されるフード部11の外周面に当接さ
れ、それに伴って筒部22が弾性的に拡開されるように
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、雄雌のハウジング同士を嵌合させ
るコネクタの一例が実開平6−56981号公報に記載
されている。このものでは、雄ハウジングのフード部内
に雌ハウジングを嵌合するようになっており、雌ハウジ
ングの左右両側面には、一対のガイドリブが側方へ向け
て突設され、フード部の両側部には、上記ガイドリブが
嵌合されるとともに両ハウジングの嵌合動作を案内可能
な膨出部が側方に膨出して形成されている。ところで、
この雄ハウジングのフード部は、薄壁状であるから、樹
脂成形時に僅かながらも内反りが生じる場合があり、そ
うなると嵌合時に雌ハウジングが干渉して嵌合抵抗が大
きくなってしまう。そこで、嵌合抵抗を低減すべく、両
ハウジング間には、嵌合方向と直交する径方向について
所定のクリアランスが確保されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、両ハウ
ジング間に上記のようなクリアランスを設けると、両ハ
ウジングを嵌合した状態において、外部からの振動など
によって両ハウジングが径方向にがたつくおそれがあ
り、そうなると両ハウジング内において互いに接続され
た雄雌の端子金具の接続状態に悪影響が及ぶおそれがあ
った。本発明は上記のような事情に基づいて完成された
ものであって、両コネクタハウジングが嵌合方向と直交
する向きへ遊動するのを規制することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、一方のコネクタハ
ウジングには、内側に他方のコネクタハウジングを嵌合
可能な筒部が突設され、この筒部には、外側へ膨出する
一対の膨出部が設けられ、その内側には、前記他方のコ
ネクタハウジングの外周面に突設された一対のガイドリ
ブを受け入れて両コネクタハウジングの嵌合動作を案内
可能なガイド溝がそれぞれ形成されているものにおい
て、前記筒部の内周面または前記他方のコネクタハウジ
ングの外周面のうちいずれか一方には、相手側に当接可
能な規制突部が前記筒部における周方向に沿った前記両
膨出部間の領域に配設され、この規制突部が相手側に当
接するのに伴って、前記筒部により前記両コネクタハウ
ジングがその嵌合方向と直交する向きに対して相対的に
遊動が規制された状態に弾性的に保持されるようになっ
ている構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記筒部は、略角筒状に形成され、且つこの
筒部が部分的に切欠されることで、前記両コネクタハウ
ジングを嵌合させるのに伴って一旦弾性変形され、正規
嵌合に至ると弾性復帰するとともに前記他方のコネクタ
ハウジングに係止して前記両コネクタハウジングを離間
不能に保持可能なロックアームが設けられているものに
おいて、前記規制突部は、前記筒部における対角位置近
傍に少なくとも一対配されているところに特徴を有す
る。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記規制突部は、前記他方の
コネクタハウジングの外周面に設けられるとともに、そ
の配設領域が他方のコネクタハウジングにおける前記一
方のコネクタハウジングの筒部内に嵌合される領域のう
ちで前記嵌合方向の後端側のみとなっているところに特
徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>両コネクタ
ハウジングを嵌合させると、ガイドリブが膨出部内のガ
イド溝に嵌まることで嵌合動作が案内されるとともに、
規制突部が相手側に当接することで筒部により両コネク
タハウジングが嵌合方向と直交する向きに相対的に遊動
するのが規制された状態に弾性的に保持される。規制突
部は、その配設位置が筒部のうち膨出部と比べて剛性の
低い位置となっているから、両コネクタハウジングを嵌
合させる際の嵌合抵抗の増加を極力抑えることができ
る。
【0008】<請求項2の発明>筒部を切り欠いてロッ
クアームを設けるものでは、規制突部の配設位置は、筒
部のうちでロックアームを避けた位置となる。この発明
では、規制突部を筒部におけるロックアームを避けた対
角位置近傍に配することで、バランスよく両コネクタハ
ウジングを保持することができ、且つ配置効率が良好と
なる。
【0009】<請求項3の発明>規制突部が一方のコネ
クタハウジングの筒部に当接するタイミングを嵌合作業
の最終段階とすることができ、嵌合力が増加する時間を
短くすることができる。しかも、規制突部は、筒部のう
ちで根本側と比べて剛性の低い先端側にのみ当接するか
ら、嵌合力の増加を一層抑制することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
6によって説明する。この実施形態では、図1に示すよ
うに、互いに嵌合可能な雄雌のコネクタハウジング1
0,20を備えるとともに、雌コネクタハウジング20
(以下、単に雌ハウジング20という)側に設けた筒部
22内に雄コネクタハウジング10(以下、単に雄ハウ
ジング10という)が嵌合されるタイプの防水コネクタ
について示す。なお、以下では両ハウジング10,20
における嵌合面側を前方とする。
【0011】雄ハウジング10は、機器と一体的に形成
されるとともに、前方へ突出する略角筒状のフード部1
1を備えている。フード部11内の奥面からは、図1及
び図2に示すように、前方へ突出するタブ状の雄端子金
具12が幅方向に2本並んで設けられており、両雄端子
金具12は雌ハウジング20側に配した雌端子金具24
に導通接続されるようになっている。フード部11の上
面における幅方向の中央位置には、雌ハウジング20側
のロックアーム35が係止可能なロック突部13が上方
に突出して設けられている。このロック突部13の前面
は、テーパ状に形成されている。フード部11の上面に
おけるロック突部13の両側方位置には、フード部11
の全長にわたって前後に延出する一対のガイドリブ14
が上方に突出して設けられている。フード部11の図2
の左右の側面における高さ方向のほぼ中央位置には、フ
ード部11の全長にわたって前後に延出する一対のガイ
ドリブ15がそれぞれ側方に突出して設けられている。
【0012】雌ハウジング20は、図1及び図3に示す
ように、雌端子金具24を収容可能な端子収容部21
と、この端子収容部21を取り囲む筒部22とが連結さ
れた構成となっている。そして、これら端子収容部21
と筒部22との間に雄ハウジング10のフード部11が
嵌合されるようになっている。なお、筒部22と、その
内側に嵌合される雄ハウジング10側のフード部11と
の間には、径方向について所定のクリアランスが確保さ
れている。
【0013】端子収容部21には、雌端子金具24を後
方から挿入可能なキャビティ23が幅方向に2室並んで
設けられている。雌端子金具24は、内部に雄端子金具
12と弾性接触可能な山形の弾性接触片25を備えた箱
形の接続部26と、被覆の端末にゴム栓27を嵌着した
電線Wにゴム栓27ごとかしめ接続されるバレル部28
とを前後に備えている。また、このゴム栓27は、キャ
ビティ23の内周面に密着することでキャビティ23内
を防水できるようになっている。キャビティ23の下面
側には、挿入された雌端子金具24の接続部26のあご
部29に係止可能なランス30が設けられている。この
ランス30は、片持ち状に形成されるとともに、キャビ
ティ23内に挿入される雌端子金具24によって押圧さ
れることで下方の撓み空間内に撓み変形されるようにな
っている。端子収容部21の周りには、各ランス30の
撓み空間内に進入してランス30の撓み変形を規制可能
な撓み規制部32を有するフロントリテーナ31が前方
から被せ付けられている。端子収容部21の外周面にお
けるフロントリテーナ31の後側には、ゴムリング33
が嵌着されており、このゴムリング33の外周面には、
嵌合される雄ハウジング10のフード部11の内周面が
密着して、両ハウジング10,20間の防水が図られる
ようになっている(図5参照)。
【0014】筒部22は、略角筒状に形成されており、
内側の端子収容部21に対してその長さ方向の中央より
後ろ寄りの位置で連結されている。筒部22の上部のう
ち、幅方向の中央部分は、両側方に設けた一対の切欠部
34によって他の部分と分離されており、この中央部分
がロックアーム35とされている。このロックアーム3
5は、端子収容部21と連結された基端部36と、基端
部36から前後に延出するアーム部37とを備えた片持
ち状に形成されており、基端部36を中心としてアーム
部37が上下に弾性的に揺動変位可能とされている。ア
ーム部37の前部には、上下に貫通するロック孔38が
設けられており、このロック孔38内に雄ハウジング1
0側のロック突部13が進入可能とされている。またロ
ックアーム35の両側方の切欠部34には、両ハウジン
グ10,20を嵌合するのに伴って、雄ハウジング10
のガイドリブ14が進入されるようになっている。筒部
22における図3の左右両側部には、一対の膨出部39
が側方へ膨出して設けられている。両膨出部39の内側
に形成されたガイド溝40には、両ハウジング10,2
0を嵌合するのに伴って、雄ハウジング10側のガイド
リブ15が嵌合可能とされている。
【0015】さて、筒部22の内周面には、前後に延出
する細長い突条をなす規制突部50が内側に張り出して
設けられている。規制突部50は、筒部22におけるほ
ぼ対角位置となる4箇所のコーナー部分にそれぞれ設け
られていて、筒部22の内周面のうちの曲面部分に配さ
れている。言い換えると、各規制突部50は、筒部22
における周方向に沿って図3の左側の膨出部39の膨出
基端39aから、右側の膨出部39の膨出基端39aま
での領域に配設されていて、つまり、各規制突部50
は、膨出部39及びロックアーム35を避けた位置に配
されている。なお、この膨出部39は、筒部22を外側
に膨出させることで屈曲部分を有しているから、その剛
性が筒部22の他の部分(曲面を持つコーナー部分や真
直部分)と比べて高くなっている。
【0016】この規制突部50は、筒部22の略全長に
わたって前後に延出して設けられている。規制突部50
は、正面から視て略台形状に形成されており、その張り
出し寸法が、筒部22と、雄ハウジング10のフード部
11との間のクリアランスよりも若干大きく設定される
ことで、その張り出し端面がフード部11の外周面に当
接されるようになっている。この規制突部50がフード
部11の外周面に当接されるのに伴って、筒部22は、
僅かながらも弾性的に拡開されるようになっている(図
6参照)。また、この規制突部50の張り出し端面は、
雄ハウジング10のフード部11のコーナー部分の曲面
に沿ったR形状に形成されている。
【0017】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。雌ハウジング20を雄
ハウジング10に嵌合させると、フード部11が筒部2
2と端子収容部21との間に進入するとともに、ガイド
リブ14がロックアーム35の両側方の切欠部34に進
入し、且つガイドリブ15が膨出部39内のガイド溝4
0に進入することで、両ハウジング10,20の嵌合動
作が円滑に案内される。このとき、筒部22の内周面か
ら内側に張り出す各規制突部50がフード部11の外周
面のうちコーナー部分の曲面にそれぞれ当接して、両ハ
ウジング10,20が嵌合方向と直交する径方向につい
てがたつくのが抑えられる。また、各規制突部50がフ
ード部11に当接するのに伴って筒部22が僅かに拡開
されるから、両ハウジング10,20の嵌合作業は、筒
部22から作用する弾性力に抗しつつ行われる。なお、
この筒部22の拡開に伴う嵌合力の増加は、規制突部5
0が筒部22のうちで比較的剛性の高い膨出部39の周
面を避けた位置に配されることで、極力小さなものに抑
えられている。
【0018】図4に示すように、ロックアーム35の前
端部がロック突部13上に乗り上げるのに伴って、ロッ
クアーム35が弾性変形される。その後、両ハウジング
10,20が正規深さまで嵌合されると、図5に示すよ
うに、ロック孔38内にロック突部13が進入するとと
もにロックアーム35が弾性復帰し、ロック突部13の
後端面がロック孔38の前側の孔縁に係止して両ハウジ
ング10,20が嵌合状態から離間不能に保持される。
このとき、雄端子金具12が雌端子金具24の接続部2
6内に進入するとともに弾性接触片25に弾性的に接触
して両端子金具12,24間の導通が図られる。また、
フード部11の内周面にゴムリング33が密着して両ハ
ウジング10,20間が防水される。
【0019】そして、各規制突部50は、ほぼ全長にわ
たってフード部11の外周面に当接していて、図6に示
すように、雄ハウジング10は筒部22によって弾性的
に保持された状態となっている。この状態では、外部か
らの振動が加わった場合でも、両ハウジング10,20
が互いに径方向へ相対的に変位しようとする遊動が規制
され、両ハウジング10,20間のがたつきを抑制する
ことができる。これにより、両端子金具12,24同士
が擦れ合ってその接触状態が悪化するのを防ぐことがで
きる。しかも、各規制突部50は、筒部22におけるほ
ぼ対角位置に配設されているから、雄ハウジング10が
バランスよく保持される。
【0020】以上説明したように本実施形態によれば、
筒部22の内周面に張り出して設けた規制突部50が筒
部22の内側に嵌合される雄ハウジング10の外周面に
当接されるから、両ハウジング10,20が嵌合方向と
直交する径方向に沿って遊動するのを規制した状態に弾
性的に保持することができる。しかも、規制突部50
は、その配設位置が筒部22のうちで膨出部39と比べ
て比較的剛性の低い位置となっているから、両ハウジン
グ10,20の嵌合抵抗が増加するのを極力抑えること
ができる。
【0021】さらには、各規制突部50は、筒部22に
おける対角位置近傍の4箇所にそれぞれ配されているか
ら、雄ハウジング10をバランスよく保持することがで
き、且つその配置効率が良好となる。
【0022】<第2実施形態>本発明の第2実施形態を
図7によって説明する。この第2実施形態は、上記した
第1実施形態の変形例とも言うべきものであって、規制
突部の形状を変更したものを示す。
【0023】この規制突部50Aは、正面から視て、円
をその中心点を避けた位置で切断した弓形形状に形成さ
れている。雄ハウジング10のフード部11の外周面に
当接される規制突部50Aの周面は、緩やかな円弧状を
なす曲面となっていて、角形状の部分が形成されていな
いから、両ハウジング10,20を嵌合させる際の嵌合
抵抗を一層低減することができる。なお、その他の構
造、作用及び効果は上記した第1実施形態と同様である
ため重複する説明は省略する。
【0024】<第3実施形態>本発明の第3実施形態を
図8ないし図11によって説明する。この第3実施形態
では、規制突部を雄ハウジング側に設けるようにした場
合について示す。
【0025】図8に示すように、規制突部50Bは、雄
ハウジング10のフード部11の外周面から外側に張り
出して設けられていて、正面から視て略台形状に形成さ
れている。規制突部50Bは、周方向についてフード部
11のうち、ほぼ対角位置となる4箇所のコーナー部分
にそれぞれ設けられていて、フード部11の外周面のう
ちの曲面部分に配されている。この規制突部50Bは、
雌ハウジング20の筒部22における周方向に沿った両
膨出部39間の領域に配設されている(図10参照)。
これらの規制突部50Bは、図9に示すように、フード
部11における根元位置から前方へ延出して設けられて
いるとともに、その長さ寸法がフード部11の全長の約
1/3程度の大きさとされている。また、この規制突部
50Bの張り出し端面は、雌ハウジング20の筒部22
のコーナー部分の曲面に沿ったR形状に形成されてい
る。
【0026】両ハウジング10,20を嵌合させ、その
嵌合作業が終盤に差し掛かり、雌ハウジング20の筒部
22の先端部分が雄ハウジング10のフード部11の根
本に接近するのに伴って、各規制突部50Bが筒部22
の内周面におけるコーナー部分の曲面にそれぞれ当接さ
れるとともに、筒部22が先端側から僅かに弾性的に拡
開される。そして、両ハウジング10,20が正規に嵌
合されると、図10及び図11に示すように、筒部22
は、先端側からその全長の約1/3程度の長さにわたる
部分が各規制突部50Bに当接されるとともに、弾性的
に拡開された状態でフード部11を保持する。
【0027】このように、各規制突部50Bは、フード
部11における筒部22内に嵌合される領域のうちで、
嵌合方向の後端側の根本部分にのみ設けられているか
ら、嵌合作業の最終段階で初めて各規制突部50Bを筒
部22に当接させることができ、全長にわたって規制突
部50Bを形成した場合と比べて嵌合力が増加する時間
を短くすることができる。しかも、規制突部50Bが当
接されるのは、筒部22の先端部分であり、この先端部
分は、根本側と比べて剛性が低く、比較的小さい力でも
拡開し易い部分であるから、両ハウジング10,20の
嵌合抵抗が増加するのを一層抑えることができる。な
お、その他の構造、作用及び効果は上記した第1実施形
態と同様であるため重複する説明は省略する。
【0028】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、規制突部の形状が正面か
ら視て台形のものや弓形のものについて示したが、規制
突部の形状は特に上記の形状に限定されず、例えば四角
形や半円形であってもよく、またその他の形状のものも
本発明に含まれる。 (2)上記した実施形態では、規制突部がほぼ対角位置
に配される場合について示したが、要は規制突部が周方
向について筒部における両膨出部間の領域に配されてい
ればよいから、この条件を充足する範囲内で規制突部を
その他の位置に配するようにしたものも本発明に含まれ
る。
【0029】(3)上記した実施形態では、雌ハウジン
グが端子収容部の周りが筒部によって取り囲まれる形態
の防水コネクタについて示したが、例えば雄ハウジング
のフード部内にブロック状の雌ハウジングが嵌合される
タイプのコネクタについても本発明を適用することがで
き、その場合は雄ハウジングとそのフード部とが特許請
求の範囲に記載した一方のコネクタハウジングと筒部と
にそれぞれ相当し、雌ハウジングが特許請求の範囲に記
載した他方のコネクタハウジングに相当する。 (4)上記した実施形態では、雄ハウジングが機器と一
体的に形成されたものについて示したが、例えば雄ハウ
ジングが機器から導出した電線の端末部分に設けられる
タイプのものであったり、また雄ハウジングが中継コネ
クタであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る雄ハウジングと雌
ハウジングの側断面図
【図2】雄ハウジングの正面図
【図3】雌ハウジングの正面図
【図4】両ハウジングを嵌合させる途中の段階を示す側
断面図
【図5】両ハウジングが正規嵌合した状態を示す側断面
【図6】図5の横断面図
【図7】本発明の第2実施形態に係る雄雌両ハウジング
が正規嵌合した状態を示す横断面図
【図8】本発明の第3実施形態に係る雄ハウジングの正
面図
【図9】雄ハウジングの側面図
【図10】雄雌両ハウジングが正規嵌合した状態を示す
横断面図
【図11】図10のX−X線断面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング(他方のコネクタハウジング) 15…ガイドリブ 20…雌ハウジング(一方のコネクタハウジング) 22…筒部 35…ロックアーム 39…膨出部 40…ガイド溝 50,50A,50B…規制突部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のコネクタハウジングには、内側に
    他方のコネクタハウジングを嵌合可能な筒部が突設さ
    れ、この筒部には、外側へ膨出する一対の膨出部が設け
    られ、その内側には、前記他方のコネクタハウジングの
    外周面に突設された一対のガイドリブを受け入れて両コ
    ネクタハウジングの嵌合動作を案内可能なガイド溝がそ
    れぞれ形成されているものにおいて、 前記筒部の内周面または前記他方のコネクタハウジング
    の外周面のうちいずれか一方には、相手側に当接可能な
    規制突部が前記筒部における周方向に沿った前記両膨出
    部間の領域に配設され、この規制突部が相手側に当接す
    るのに伴って、前記筒部により前記両コネクタハウジン
    グがその嵌合方向と直交する向きに対して相対的に遊動
    が規制された状態に弾性的に保持されるようになってい
    ることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記筒部は、略角筒状に形成され、且つ
    この筒部が部分的に切欠されることで、前記両コネクタ
    ハウジングを嵌合させるのに伴って一旦弾性変形され、
    正規嵌合に至ると弾性復帰するとともに前記他方のコネ
    クタハウジングに係止して前記両コネクタハウジングを
    離間不能に保持可能なロックアームが設けられているも
    のにおいて、 前記規制突部は、前記筒部における対角位置近傍に少な
    くとも一対配されていることを特徴とする請求項1記載
    のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記規制突部は、前記他方のコネクタハ
    ウジングの外周面に設けられるとともに、その配設領域
    が他方のコネクタハウジングにおける前記一方のコネク
    タハウジングの筒部内に嵌合される領域のうちで前記嵌
    合方向の後端側のみとなっていることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のコネクタ。
JP2000393535A 2000-12-25 2000-12-25 コネクタ Abandoned JP2002198127A (ja)

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