JP2002161015A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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Abstract
ト、マンニット、イノシットより選択される、糖アルコ
−ル1種又は2種以上を、べたつき感防止剤として含有
させる化粧料。これらは皮膚の保護効果、保湿効果に寄
与する。
Description
詳細には、特定の糖アルコ−ルを、べたつき感防止剤と
して含有させた化粧料に関するものである。
果、保湿効果等を目的として、グリコ−ル類、油脂類、
多糖類等が使用されている。これらの成分は、単独での
保湿効果等は優れているものの、化粧料としての感触
は、べたつき感といった感触を有する場合があった。
整する場合には、粉末、揮発性成分、固型油等を用い
て、べたつき感を低減させる等の工夫がなされてきた。
これらの成分は、べたつき感を低減させる効果には優
れ、様々な剤型の化粧料に適用されるものであるが、同
一系に配合される成分、特に乳化型の化粧料の場合に
は、エマルジョンの界面に少なからず影響を与える事が
あり、化粧料全体の安定性に悪影響を与える場合があっ
た。また、なかでも口唇用化粧料の場合は、粉末のざら
ざらした感触や油脂等の味を考慮して含有させなければ
ならず、あまり多量には含有させられない為に、べたつ
き感の低減といった効果を発揮するには至っていなかっ
た。
く、べたつき感の少ない化粧料の開発が望まれていた。
が低減された化粧料を提供することを課題とする。
究を重ねた結果、特定の糖アルコ−ルを、べたつき感防
止剤として化粧料に含有させることにより、上記課題を
解決する事を見出し、本発明を完成させた。
臨界湿度が60%以上である糖アルコ−ルを、べたつき
感防止剤として含有させる化粧料である。好ましくは、
べたつき感防止剤が、キシリット、マンニット、イノシ
ットより選択される、1種又は2種以上である化粧料で
ある。より好ましくは、べたつき感防止剤を1〜20質
量%含有させる化粧料である。更に好ましくは、口唇用
化粧料である。
本発明で用いられる糖アルコ−ルとは、糖のアルデヒド
基およびケトン基を還元して各々第一、第二アルコ−ル
基としたものに相当する多価アルコ−ルの総称である。
また、それらは、直鎖の糖アルコ−ルは骨格の炭素数に
より分類され、炭素数3のトリットから炭素数7のヘプ
チットまでが一般的に天然物より得る事が可能で、炭素
数8以上のものは主に合成により得られる。更に、本発
明においては、環状構造を有する環式糖アルコ−ルも含
むものである。
に例示するのであれば、ペンチット、ヘキシット、ヘプ
チット、オクチット、ノニット、デシット、ドデシット
に分類される直鎖糖アルコール、および環式糖アルコ−
ル等を挙げる事ができ、その中でも特に好ましくは、キ
シリット、マンニット、イノシットがべたつき感防止効
果に特に優れるものとして例示する事ができる。また、
これは、1種また2種以上を含有させる事が可能であ
る。
料中1〜20質量%が好ましく、更に好ましくは2〜1
0質量%であれば、べたつき感防止効果に優れるのであ
る。
ルコ−ルが吸湿性を示し始める最低湿度の事である。つ
まり臨界湿度以上の環境では吸湿性を示し、それ以下で
は、結晶水として含まれる程度の水分しか保持しないの
である。本発明においての吸湿臨界湿度とは、以下の方
法にて測定されたものである。すなわち、温度および湿
度の調整が可能な恒温恒湿槽を用いて、25℃において
湿度設定を行い、この中に一定量のサンプルを24時間
静置し、静置前と静置後の重量を各々測定し、この測定
値から吸湿後の重量増加率を求める。湿度条件を種々変
えて、同様の測定を行い、湿度と重量増加率をプロット
すると、各湿度における重量増加率の曲線が得られる。
この曲線の変曲点が吸湿臨界湿度である。
定の糖アルコ−ルを、べたつき感防止剤として含有させ
た時にのみ得られる効果であり、保湿剤等の他の効果を
目的として含有させられた化粧料とは相違するものであ
る。化粧料には保湿性能を有する原料が少なからず配合
されるが、こうした効果を現わす原料はしばしば処方バ
ランスにより分子間の水素結合の影響が強く現れること
があり、これがべたつき感として感じられるのである。
原料種としては、親水性のものとしてグリコール類、界
面活性剤、多糖類、水溶性高分子などがあり、油脂類の
場合は、包水性を有する油脂類にこうした原因によるべ
たつき感が見られる。すなわち、これらの原料に加えて
適度な吸湿性を持つ糖アルコール類を必要量添加するこ
とにより、こうした過剰な親水結合を防止し、以ってべ
たつき感を抑えるものである。なかでも、常に湿気にさ
らされる口唇用化粧料であれば、べたつき感を効果的に
防止しつつ、なお且つ味も良好であり、特に好ましい。
のであれば、乳液、クリーム、パック料、マッサージ
料、メイキャップ化粧料等に利用することができ、上記
必須成分の他、化粧料の形態に応じて、界面活性剤、油
剤、高分子、粉体、水、防腐剤、着色剤、清涼剤、安定
化剤、アルコール類、薬剤、香料等を適宜加えることが
できる。
る方法にて得られるものであり、その製法に関しては特
には限定されない。
するが、本発明はこれらにより何等限定されるものでは
ない。
湿クリーム(O/W型) 下記表1に示す組成の口唇用保湿クリームを調製し、 (1)使用後のべたつき感のなさ の評価項目について下記の方法により評価し、結果を併
せて表1に示した。
合する。 C:AにBを加え乳化する。 D:Cを室温まで冷却後、成分(17)を加え、口唇用
保湿クリ−ムを得た。
方法〕専門評価パネル20名により、使用後のべたつき
感のなさを下記の5段階評価にて評価し、さらにその平
均点を(基準A)に従い、判定した。
の実施例1〜6の口唇用保湿クリームは、比較例1〜3
の口唇用保湿クリームに比較して、べたつき感防止効果
に優れたものであった。
する。 2.B:成分(5)〜(9)を均一に混合し加温する。 3.AにBを加え乳化する。 4.3を冷却して、成分(10)〜(12)を添加して
保湿美容液を得た。
美容液は、べたつき感の防止された、優れた化粧料であ
った。
る。 B:成分(7)〜(14)を均一に混合し加温する。 C:BにAを加え乳化する。 D:Cを冷却して保湿乳液を得た。
乳液は、べたつき感の防止された、優れた化粧料であっ
た。
℃に保つ。 C:成分(8)〜(15)を均一に溶解し、70℃に保
つ。 D:AにBを加えた後、Cにこれを添加して、均一に乳
化する。 E:Dを冷却し、成分(24)を加え、リキッドファン
デーションを得た。
ッドファンデーションは、べたつき感の防止された、優
れた化粧料であった。
得た。
ティック状リップクリームは、べたつき感の防止され
た、優れた化粧料であった。
せる事により、べたつき感の防止された、優れた化粧料
を得られるのものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 吸湿臨界湿度が60%以上である糖アル
コ−ルを、べたつき感防止剤として含有させる事を特徴
とする化粧料。 - 【請求項2】 べたつき感防止剤が、キシリット、マン
ニット、イノシットより選択される、1種又は2種以上
である事を特徴とする請求項1記載の化粧料。 - 【請求項3】 べたつき感防止剤を1〜20質量%含有
させる事を特徴とする請求項1または2いずれか1項に
記載の化粧料。 - 【請求項4】 口唇用化粧料である事を特徴とする請求
項1〜3いずれか1項に記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360726A JP2002161015A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000360726A JP2002161015A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002161015A true JP2002161015A (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=18832272
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000360726A Pending JP2002161015A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002161015A (ja) |
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- 2000-11-28 JP JP2000360726A patent/JP2002161015A/ja active Pending
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