JP2001335415A - 油中水型外用組成物 - Google Patents
油中水型外用組成物Info
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- JP2001335415A JP2001335415A JP2000158106A JP2000158106A JP2001335415A JP 2001335415 A JP2001335415 A JP 2001335415A JP 2000158106 A JP2000158106 A JP 2000158106A JP 2000158106 A JP2000158106 A JP 2000158106A JP 2001335415 A JP2001335415 A JP 2001335415A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本来の優れた特徴を損なわずに、べたつかず
にさっぱりとした使用感を有する油中水型の外用組成物
を提供すること。 【解決手段】 炭素原子数が4〜6の糖アルコールを含
有する、油中水型の外用組成物を提供することにより、
上記課題を解決し得ることを見い出した。
にさっぱりとした使用感を有する油中水型の外用組成物
を提供すること。 【解決手段】 炭素原子数が4〜6の糖アルコールを含
有する、油中水型の外用組成物を提供することにより、
上記課題を解決し得ることを見い出した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料等に用いる
ことのできる油中水型の外用組成物に関する発明であ
る。
ことのできる油中水型の外用組成物に関する発明であ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、皮膚角質層が10〜15%の水分を
含んだ状態が健康な皮膚と言われる。皮膚は、水分を含
み過ぎると、ふやけたり、逆に、水分が少な過ぎると、
カサカサする傾向が認められる。これらを解決するた
め、化粧料等の外用組成物では、一般的な保湿剤、例え
ば、乳酸ナトリウム、グリセリン、1,3−ブチレング
リコール、プロピレングリコール等が、皮膚に対する親
和性や使用感を考慮して、比較的多量(3〜10%)に用
いられている。また、ヒアルロン酸等のムコ多糖類も保
湿剤として使われることもある。
含んだ状態が健康な皮膚と言われる。皮膚は、水分を含
み過ぎると、ふやけたり、逆に、水分が少な過ぎると、
カサカサする傾向が認められる。これらを解決するた
め、化粧料等の外用組成物では、一般的な保湿剤、例え
ば、乳酸ナトリウム、グリセリン、1,3−ブチレング
リコール、プロピレングリコール等が、皮膚に対する親
和性や使用感を考慮して、比較的多量(3〜10%)に用
いられている。また、ヒアルロン酸等のムコ多糖類も保
湿剤として使われることもある。
【0003】また、外用組成物の乳化型としては、水中
油型が多く用いられている。これは油中水型の外用組成
物が、皮膚の保湿効果に優れる反面、べたついて嫌われ
る傾向が認められるからである。特に、最近ではこの傾
向が強く、さっぱりとした使用感のものが、化粧料等の
外用組成物を提供する上での主流となっている。
油型が多く用いられている。これは油中水型の外用組成
物が、皮膚の保湿効果に優れる反面、べたついて嫌われ
る傾向が認められるからである。特に、最近ではこの傾
向が強く、さっぱりとした使用感のものが、化粧料等の
外用組成物を提供する上での主流となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、油中水
型の乳化型をとる外用組成物の優れた保湿効果等のメリ
ットが、その使用感のみを理由として十分に活用されな
いことは、非常な損失であることは明らかである。
型の乳化型をとる外用組成物の優れた保湿効果等のメリ
ットが、その使用感のみを理由として十分に活用されな
いことは、非常な損失であることは明らかである。
【0005】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、本来の優れた特徴を損なわずに、べたつかずにさっ
ぱりとした使用感を有する油中水型の外用組成物を提供
することにある。
は、本来の優れた特徴を損なわずに、べたつかずにさっ
ぱりとした使用感を有する油中水型の外用組成物を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて検討を重ねた結果、油中水型の外用組成物
であっても、炭素原子数が4〜6の糖アルコールを含有
させることにより、優れた保湿効果を維持しながら、皮
膚との親和性を高くし、べたついた使用感を解消するこ
とが可能であることを見出し、本発明を完成した。
解決に向けて検討を重ねた結果、油中水型の外用組成物
であっても、炭素原子数が4〜6の糖アルコールを含有
させることにより、優れた保湿効果を維持しながら、皮
膚との親和性を高くし、べたついた使用感を解消するこ
とが可能であることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、キシリトールやエリ
スリトール等の炭素原子数が4〜6の糖アルコールを含
有する、油中水型の外用組成物(以下、本外用組成物と
もいう)を提供する発明である。
スリトール等の炭素原子数が4〜6の糖アルコールを含
有する、油中水型の外用組成物(以下、本外用組成物と
もいう)を提供する発明である。
【0008】なお、本発明において、「外用組成物」と
は、広く外皮(頭部を含む)に適用されるべきすべての
組成物のことを意味し、化粧料、医薬品、医薬部外品等
の薬事法上の範疇に何ら拘束されるものではない。
は、広く外皮(頭部を含む)に適用されるべきすべての
組成物のことを意味し、化粧料、医薬品、医薬部外品等
の薬事法上の範疇に何ら拘束されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 A.本外用組成物の必須の含有成分 本外用組成物は、必須成分として、炭素原子数が4〜6
の糖アルコールを含有する。
する。 A.本外用組成物の必須の含有成分 本外用組成物は、必須成分として、炭素原子数が4〜6
の糖アルコールを含有する。
【0010】炭素原子数が4〜6の糖アルコールは、下
記化学式で表される物質であり、生体のエネルギー源と
なる他、核酸等の体成分の生合成や体内解毒機構に関与
する重要な代謝物としても知られている。 CH2 OH(CH2 OH)n −CH2 OH (式中、nは、2〜4の数を表す)
記化学式で表される物質であり、生体のエネルギー源と
なる他、核酸等の体成分の生合成や体内解毒機構に関与
する重要な代謝物としても知られている。 CH2 OH(CH2 OH)n −CH2 OH (式中、nは、2〜4の数を表す)
【0011】これらの炭素原子数が4〜6の糖アルコー
ルとしては、天然物、あるいは、対応する糖を還元して
得られるもののいずれをも使用することができる。代表
的なものとしては、炭素原子数が4の糖アルコールであ
るエリスリトール、同5の糖アルコールであるキシリト
ール、同6の糖アルコールであるソルビトール、マンニ
トールが挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
ルとしては、天然物、あるいは、対応する糖を還元して
得られるもののいずれをも使用することができる。代表
的なものとしては、炭素原子数が4の糖アルコールであ
るエリスリトール、同5の糖アルコールであるキシリト
ール、同6の糖アルコールであるソルビトール、マンニ
トールが挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
【0012】これらの糖アルコールは、1種を単独でま
たは2種以上を任意に併用することが可能である。本外
用組成物における炭素原子数が4〜6の糖アルコールの
含有量は、特に限定はされないが、好ましくは組成物全
量中に、0.001〜20.0質量%、さらに好ましく
は同0.01〜10.0質量%である。この含有量が組
成物全量中に0.001質量%未満であると、本外用組
成物において、べたついた使用感の解消を実現すること
が難しくなり、逆に同20.0質量%を超えても、含有
量の増加に見合ったべたついた使用感の解消効果の向上
は認められなくなる傾向がある。
たは2種以上を任意に併用することが可能である。本外
用組成物における炭素原子数が4〜6の糖アルコールの
含有量は、特に限定はされないが、好ましくは組成物全
量中に、0.001〜20.0質量%、さらに好ましく
は同0.01〜10.0質量%である。この含有量が組
成物全量中に0.001質量%未満であると、本外用組
成物において、べたついた使用感の解消を実現すること
が難しくなり、逆に同20.0質量%を超えても、含有
量の増加に見合ったべたついた使用感の解消効果の向上
は認められなくなる傾向がある。
【0013】このようにして、炭素原子数が4〜6の糖
アルコールを含有させることにより、油中水型にもかか
わらず、皮膚への親和性に優れ、べたついた使用感が解
消した本外用組成物が提供される。
アルコールを含有させることにより、油中水型にもかか
わらず、皮膚への親和性に優れ、べたついた使用感が解
消した本外用組成物が提供される。
【0014】B.本外用組成物の態様 本外用組成物の剤型は、油中水型の乳化組成物である。
よって、その他の剤型、例えば、可溶化組成物等は勿論
のこと、水中油型の乳化組成物も本外用組成物の剤型か
らは除外される。
よって、その他の剤型、例えば、可溶化組成物等は勿論
のこと、水中油型の乳化組成物も本外用組成物の剤型か
らは除外される。
【0015】本外用組成物には、本発明の所期の効果を
妨げない限り、外用の油中水型の乳化組成物に含有させ
得るあらゆる成分を含有させることができる。具体的に
は、油脂、ロウ類、炭化水素油、高級アルコール、エス
テル類、シリコーン油等を、油相成分として挙げること
ができる。
妨げない限り、外用の油中水型の乳化組成物に含有させ
得るあらゆる成分を含有させることができる。具体的に
は、油脂、ロウ類、炭化水素油、高級アルコール、エス
テル類、シリコーン油等を、油相成分として挙げること
ができる。
【0016】また、水、多価アルコール、水溶性高分子
等を、水相成分(本外用組成物の必須成分である、炭素
原子数が4〜6の糖アルコールは、通常、水相成分とし
て扱われる)として挙げることができる。
等を、水相成分(本外用組成物の必須成分である、炭素
原子数が4〜6の糖アルコールは、通常、水相成分とし
て扱われる)として挙げることができる。
【0017】さらに、陰イオン性界面活性剤、陽イオン
性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性
剤、シクロデキストリン、粘土鉱物、アミノ酸等を乳化
剤として用いることができる。
性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性
剤、シクロデキストリン、粘土鉱物、アミノ酸等を乳化
剤として用いることができる。
【0018】本外用組成物の製造も、油中水型の乳化組
成物の調製に採用され得る常法に従って行うことが可能
であり、例えば、Agent-in-oil法、Nascent Soap法、Al
ternative Addition法、機械的混和法等を自由に選択し
て、油中水型の本外用組成物を製造することができる。
成物の調製に採用され得る常法に従って行うことが可能
であり、例えば、Agent-in-oil法、Nascent Soap法、Al
ternative Addition法、機械的混和法等を自由に選択し
て、油中水型の本外用組成物を製造することができる。
【0019】また、外用組成物一般に用いられ得るその
他の成分、例えば、各種の保湿剤、紫外線吸収剤、各種
の薬剤、キレート剤、防腐剤、増粘剤、色素、香料等を
必要に応じて含有することも勿論可能である。
他の成分、例えば、各種の保湿剤、紫外線吸収剤、各種
の薬剤、キレート剤、防腐剤、増粘剤、色素、香料等を
必要に応じて含有することも勿論可能である。
【0020】本外用組成物の具体的な製品形態は、外用
の乳化組成物がとり得るあらゆる製品形態に及び、特に
限定されない。例えば、栄養クリーム、アイクリーム、
ボディクリーム、ハンドクリーム、マッサージクリー
ム、コールドクリーム等のクリーム類や、栄養乳液、ボ
ディ乳液、ネック乳液、ハンド乳液等の乳液類等とし
て、本外用組成物を用いることができる。本外用組成物
の具体的な処方等は、後述する。
の乳化組成物がとり得るあらゆる製品形態に及び、特に
限定されない。例えば、栄養クリーム、アイクリーム、
ボディクリーム、ハンドクリーム、マッサージクリー
ム、コールドクリーム等のクリーム類や、栄養乳液、ボ
ディ乳液、ネック乳液、ハンド乳液等の乳液類等とし
て、本外用組成物を用いることができる。本外用組成物
の具体的な処方等は、後述する。
【0021】
【実施例】本発明を、実施例を用いて、さらに具体的に
説明する。ただし、この実施例は、本発明の範囲を限定
することを意図するものではない。また、記載されてい
る含有量は、配合対象に対する質量%である。
説明する。ただし、この実施例は、本発明の範囲を限定
することを意図するものではない。また、記載されてい
る含有量は、配合対象に対する質量%である。
【0022】〔試験例〕保湿効果と使用性についての評
価をするために、下記第1表に示す処方の、本発明に係
わる油中水型クリームの試験品(処方例1)と比較品
(比較例1)を調製した。
価をするために、下記第1表に示す処方の、本発明に係
わる油中水型クリームの試験品(処方例1)と比較品
(比較例1)を調製した。
【0023】 第 1 表 ──────────────────────────────────── 含有成分(クリーム) 含有量(質量%) 処方例1 比較例1 ──────────────────────────────────── A.セタノール 1.0 1.0 ワセリン 2.0 2.0 流動パラフィン 6.0 6.0 2−エチルヘキサン酸セチル 1.0 1.0 ホホバオイル 1.0 1.0 スクワラン 2.0 2.0 マイクロクリスタリンワックス 1.0 1.0 テトラ−2−エチルヘキサン酸 3.0 3.0 ペンタエリスリトール メチルフェニルポリシロキサン 3.0 3.0 デカメチルペンタシロキサン 2.0 2.0 月見草油 0.5 0.5 ジパラメトキシ挂皮酸モノ−2− 1.5 1.5 エチルヘキサン酸グリセリル 4−tert−ブチル−4' − 1.0 1.0 メトキシジベンゾイルメタン POE(5)グリセロールトリ 3.0 3.0 イソステアリン酸エステル 有機変性粘土鉱物 2.0 2.0 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 0.1 ビタミンB6 トリパルミテート 0.01 0.01 ブチルパラベン 0.2 0.2 香料 適 量 適 量 B.プロピレングリコール 5.0 5.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 2.0 キシリトール 5.0 − アルブチン 5.0 5.0 精製水 残 余 残 余 ────────────────────────────────────
【0024】<製法>A(油相部)を70℃に調整し、
均一に分散・溶解して油性ゲルを調製した。この油性ゲ
ルに、B(水相部)を70℃に加熱し、完全溶解したも
のを撹拌しながら徐添した。次いで、ホモミキサーで均
一に混合し、冷却して油中水型クリームを得た。
均一に分散・溶解して油性ゲルを調製した。この油性ゲ
ルに、B(水相部)を70℃に加熱し、完全溶解したも
のを撹拌しながら徐添した。次いで、ホモミキサーで均
一に混合し、冷却して油中水型クリームを得た。
【0025】保湿性試験 上記の処方例1と比較例1のクリームにおいて、経時で
のコンダクタンスを調べた(アイビーエス社製:SKICON
200による)。
のコンダクタンスを調べた(アイビーエス社製:SKICON
200による)。
【0026】具体的には、20名の女性パネルを、2群
に分け、第1群の女性パネルの顔面に処方例1のクリー
ムを塗布し、第2群の女性パネルの顔面に比較例1のク
リームを塗布し、経時におけるコンダクタンスを測定し
て、各試験品の保湿効果を評価した(値が大きいほど、
保湿性は良好である)。その結果を、第2表に示す(表
内の数字の単位は、μSである)。
に分け、第1群の女性パネルの顔面に処方例1のクリー
ムを塗布し、第2群の女性パネルの顔面に比較例1のク
リームを塗布し、経時におけるコンダクタンスを測定し
て、各試験品の保湿効果を評価した(値が大きいほど、
保湿性は良好である)。その結果を、第2表に示す(表
内の数字の単位は、μSである)。
【0027】 第 2 表 ──────────────────────────────────── クリーム塗布後の経過時間 ───────────────────────────── 塗布直後 1時間後 3時間後 6時間後 ──────────────────────────────────── 処方例1 200 190 180 175 比較例1 205 120 50 35 ──────────────────────────────────── 第2表により、本発明に係わる処方例1は、キシリトー
ルを含有しない処方例1よりも、経時的にコンダクタン
スが低下せず、長時間にわたり、優れた保湿性を発揮す
ることが判明した。
ルを含有しない処方例1よりも、経時的にコンダクタン
スが低下せず、長時間にわたり、優れた保湿性を発揮す
ることが判明した。
【0028】使用性試験 上記の保湿性試験時に、実使用試験を同時に行い、塗
布直後の「肌なじみ」と「べたつき」について評価し
た。
布直後の「肌なじみ」と「べたつき」について評価し
た。
【0029】 第 3 表 ──────────────────────────────────── 処方例1 比較例1 ──────────────────────────────────── 肌なじみ 良好と評価したパネルの人数 8 5 どちらともいえないと評価したパネルの人数 2 2 悪いと評価したパネルの人数 0 3 べたつき べたつかないと評価したパネルの人数 8 1 どちらともいえないと評価したパネルの人数 2 2 べたつくと評価したパネルの人数 0 7 ────────────────────────────────────
【0030】10名の女性パネルの顔面に、処方例1
のクリームを、毎日朝と夜の2回、洗顔後適量を顔面に
2週間にわたって塗布させ、「塗布直後の肌のうるお
い」、「翌朝の肌のうるおい」および「塗布直後の肌の
はり」の3項目について、実使用試験を行った。「塗布
直後の肌のうるおい」および「塗布直後の肌のはり」に
ついては、朝と夜の塗布ごとに、また、「翌朝の肌のう
るおい」は、毎翌朝、洗顔前に評価した。その結果を第
4表に示す。
のクリームを、毎日朝と夜の2回、洗顔後適量を顔面に
2週間にわたって塗布させ、「塗布直後の肌のうるお
い」、「翌朝の肌のうるおい」および「塗布直後の肌の
はり」の3項目について、実使用試験を行った。「塗布
直後の肌のうるおい」および「塗布直後の肌のはり」に
ついては、朝と夜の塗布ごとに、また、「翌朝の肌のう
るおい」は、毎翌朝、洗顔前に評価した。その結果を第
4表に示す。
【0031】 第 4 表 ──────────────────────────────────── 処方例1 ──────────────────────────────────── 塗布直後の肌のうるおい 有効(肌がうるおっている)と評価したパネルの人数 9 やや有効と評価したパネルの人数 1 無効と評価したパネルの人数 0 有効率(有効+やや有効/パネル人数×100) 100(%)翌朝の肌のうるおい 有効(肌がうるおっている)と評価したパネルの人数 8 やや有効と評価したパネルの人数 1 無効と評価したパネルの人数 1 有効率(同上) 90(%)塗布直後の肌のはり 有効(肌にはりがある)と評価したパネルの人数 9 やや有効と評価したパネルの人数 1 無効と評価したパネルの人数 0 有効率(同上) 100(%) ────────────────────────────────────
【0032】上記の第3表および第4表の結果より、本
外用組成物は、保湿効果に優れる上に(第2表)、肌な
じみに優れ、かつ、べたつきもなく、さらに、肌にうる
おいや、はりを与えることが可能であることが明らかに
なった。
外用組成物は、保湿効果に優れる上に(第2表)、肌な
じみに優れ、かつ、べたつきもなく、さらに、肌にうる
おいや、はりを与えることが可能であることが明らかに
なった。
【0033】以下に、本外用組成物の処方例を記載す
る。これらの外用組成物は、いずれも、上記の各試験の
結果、保湿効果に優れる上に(第2表)、肌なじみに優
れ、かつ、べたつきもなく、さらに、肌にうるおいや、
はりを与える効果が認められた。
る。これらの外用組成物は、いずれも、上記の各試験の
結果、保湿効果に優れる上に(第2表)、肌なじみに優
れ、かつ、べたつきもなく、さらに、肌にうるおいや、
はりを与える効果が認められた。
【0034】 〔処方例2〕 クリーム 含有成分 含有量(質量%) A(油相成分) セタノール 0.5 ワセリン 2.0 スクワラン 7.0 流動パラフィン 30.0 マイクロクリスタリンワックス 2.5 ホホバ油 5.0 ジグリセロールジオレイン酸エステル 5.0 香料 適 量 ブチルパラベン 0.2 B(水相成分) プロピレングリコール 5.0 グリセリン 5.0 エリスリトール 3.0 L−グルタミン酸ナトリウム 2.0 L−セリン 0.5 精製水 残 余 <製法>一部の水に、L−グルタミン酸ナトリウムおよ
びL−セリンを、50℃で溶解したものを、同じく50
℃に加熱したジグリセロールジオレイン酸エステルへ撹
拌しながら徐添して、W/O乳化組成物(アミノ酸ゲ
ル)を調製した。油相成分を70℃に加熱溶解したもの
の中に、前記のW/O乳化組成物を均一に分散させた。
この分散液に、70℃に加熱した残りの水相成分を、十
分撹拌しながら徐添した。その後、これをホモミキサー
で均一に乳化し、30℃まで冷却して、油中水型クリー
ムを得た。
びL−セリンを、50℃で溶解したものを、同じく50
℃に加熱したジグリセロールジオレイン酸エステルへ撹
拌しながら徐添して、W/O乳化組成物(アミノ酸ゲ
ル)を調製した。油相成分を70℃に加熱溶解したもの
の中に、前記のW/O乳化組成物を均一に分散させた。
この分散液に、70℃に加熱した残りの水相成分を、十
分撹拌しながら徐添した。その後、これをホモミキサー
で均一に乳化し、30℃まで冷却して、油中水型クリー
ムを得た。
【0035】 〔処方例3〕 乳液 含有成分 含有量(質量%) A(油相成分) スクワラン 10.0 ワセリン 2.0 ミツロウ 2.0 流動パラフィン 20.0 POE(20)ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.2 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 月見草油 0.5 香料 0.3 防腐剤 適 量 B(水相成分) 1,3 - ブチレングリコール 4.5 メリッサ抽出液 1.5 エリスリトール 0.5 ジプロピレングリコール 3.5 ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05 精製水 残 余 <製法>Aの油相部とBの水相部を、それぞれ70℃に
加熱し、完全溶解した。次いで、B相をA相に加えて、
乳化機で乳化した。乳化物を熱交換機を用いて冷却して
油中水型乳液を得た。
加熱し、完全溶解した。次いで、B相をA相に加えて、
乳化機で乳化した。乳化物を熱交換機を用いて冷却して
油中水型乳液を得た。
【0036】 〔処方例4〕 クリーム 含有成分 含有量(質量%) A(油相成分) セタノール 4.0 ワセリン 7.0 イソプロピルミリステート 8.0 スクワラン 15.0 ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.2 POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.8 ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合体 0.5 ビタミンEニコチネート 2.0 香料 0.3 酸化防止剤 適 量 防腐剤 適 量 B(水相成分) グリセリン 10.0 エリスリトール 0.1 ジプロピレングリコール 4.0 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1.0 エデト酸二ナトリウム 0.01 精製水 残 余 <製法>処方例2に準じて油中水型クリームを得た。
【0037】 〔処方例5〕 サンスクリーン 含有成分 含有量(質量%) (1)ベントン38(ナショナルレッド社) 2.0 (2)イソステアリルアルコール 1.0 (3)環状シリコーン 10.0 (4)トリメチルシロキシケイ酸 5.0 (5)疎水化酸化チタン 5.0 (6)オクチルメトキシケイ皮酸 10.0 (7)Lーアラニン 0.5 (8)Lーアルギニン塩酸塩 1.0 (9)1,3−ブチレングリコール 5.0 (10)メチルパラベン 0.2 (11)月見草油 0.3 (12)球状ポリエチレン 1.0 (13)アスコルビン酸リン酸マグネシウム 2.0 (14)酢酸トコフェロール 0.3 (15)ビタミンAアセテート 0.1 (16)香料 適 量 (17)精製水 残 量 (18)キシリトール 8.0 <製法>(1)(2)(3)(4)(5)(6)(1
1)(12)(14)(15)(16)を均一分散した
油相パーツに、(17)に(7)(8)(9)(10)
(13)(18)を溶解させた水相パーツを添加し、H
Mで均一分散した後、油中水型の乳化組成物としての形
態をとるサンスクリーンを得た。
1)(12)(14)(15)(16)を均一分散した
油相パーツに、(17)に(7)(8)(9)(10)
(13)(18)を溶解させた水相パーツを添加し、H
Mで均一分散した後、油中水型の乳化組成物としての形
態をとるサンスクリーンを得た。
【0038】
【発明の効果】本発明により、保湿効果に優れる上に、
肌なじみに優れ、かつ、べたつきもなく、さらに、肌に
うるおいや、はりを与えることが可能である油中水型の
外用組成物が提供される。
肌なじみに優れ、かつ、べたつきもなく、さらに、肌に
うるおいや、はりを与えることが可能である油中水型の
外用組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA082 AA112 AA122 AB242 AB282 AB442 AC012 AC022 AC072 AC092 AC122 AC131 AC132 AC172 AC342 AC352 AC422 AC442 AC472 AC482 AC532 AC582 AC612 AD022 AD042 AD152 AD172 AD392 AD622 AD632 AD662 CC02 CC19 DD32 EE12 EE17
Claims (2)
- 【請求項1】炭素原子数が4〜6の糖アルコールを含有
する、油中水型の外用組成物。 - 【請求項2】糖アルコールが、キシリトールまたはエリ
スリトールである、請求項1記載の外用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000158106A JP2001335415A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 油中水型外用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000158106A JP2001335415A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 油中水型外用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001335415A true JP2001335415A (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=18662630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000158106A Withdrawn JP2001335415A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 油中水型外用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001335415A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002161015A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-04 | Kose Corp | 化粧料 |
WO2022085562A1 (ja) * | 2020-10-21 | 2022-04-28 | 株式会社 資生堂 | 油中水型組成物 |
-
2000
- 2000-05-29 JP JP2000158106A patent/JP2001335415A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002161015A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-04 | Kose Corp | 化粧料 |
WO2022085562A1 (ja) * | 2020-10-21 | 2022-04-28 | 株式会社 資生堂 | 油中水型組成物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070807 |