JP2002160595A - 可動型バンパースポイラー装置 - Google Patents
可動型バンパースポイラー装置Info
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Abstract
をフロントバンパーよりも後側で昇降させる構造であ
り、最上昇位置ではフロントバンパーの裏側に格納され
る。これをエアロパーツとしてのフロントバンパーでそ
のまま採用すると、スポイラーに相当する部分をその上
側のフロントバンパーよりも小型にする必要が生じるた
め、デザインの確保が困難であった。 【解決手段】 下方突出状のスカート部15を有するバ
ンパー本体3に対し、これに昇降自在に保持されるアン
ダースポイラー4をスカート部15よりも外部側となる
ように設けているので、エアロパーツとしてのフロント
バンパー1では、その特色である、下方側ほど前方且つ
左右両側へとボリュウムアップして且つ全体的な一体感
がある、といった外観(デザイン)を得ることができ
る。
Description
ポイラー装置に関するものである。
速走行時の風圧により発生する車体揚力を抑え、走行安
定性(ハンドリング性)を向上させたりするために、ス
ポイラー装置を設けることが知られている。また、この
種のスポイラー装置のうちフロント用とされるものに
は、主として空力特性の作用を制御することを目的とし
て、昇降可能にしたものがあることも知られている(実
開昭63−94092号公報、実公6−21836号公
報、実開平6−27458号公報等参照)。
合も、スポイラーを昇降させるための駆動機構として電
動式のものを具備しており、この駆動機構は車体側に取
り付けるようになっており、またスポイラーは、フロン
トバンパーよりも後側(内側)で昇降させて、最も上昇
させたときにはフロントバンパーの裏側に格納されるよ
うにしていた。一方、最近では、主として自動車のドレ
スアップを目的として、前後のバンパーとアンダースポ
イラーを一体化したエアロパーツが使用されるようにな
っている。しかし、これらエアロパーツとしての前後の
バンパーに対し、これに昇降可能な構造を採りいれた具
体例は、現在のところは未だ見あたらないようである。
ーの特色は、空力特性よりも外観性(デザイン)を重視
するものであるため、標準型のフロントバンパーと比べ
て、下方へ張り出していると同時に下方側ほど前方且つ
左右両側へとボリュウムアップして形成させており、ま
た且つこのような形状に全体的な一体感が出るようにし
ている点にある。
ロパーツとしてのフロントバンパーでは、標準型のフロ
ントバンパーと比べて下方へ張り出しているために、路
面に段差や凹凸があった場合等にバンパー下端を摺った
りぶつけたりするおそれがあり、これによってフロント
バンパーを破損することもあった。そこで、このような
エアロパーツとしてのフロントバンパーでも、その下辺
寄りの部分(スポイラーに相当する部分)とその上側の
部分(標準的なフロントバンパーに相当する部分)とを
「下半体」と「上半体」とに分割し、そのうちの「下半
体」を上記各公報記載のスポイラー装置で採用されてい
た構造の流用によって昇降可能にすることが考えられ
る。
イラー装置では、スポイラーをフロントバンパーよりも
後側(内側)で昇降させる構造であり、最上昇位置では
フロントバンパーの裏側に格納されるものであるから、
これをエアロパーツとしてのフロントバンパーでそのま
ま採用すると、スポイラーに相当する部分(即ち、上記
「下半体」)をその上側のフロントバンパー(即ち、上
記「上半体」)よりも小型にする必要が生じる。これで
は、エアロパーツとしてのフロントバンパーの特色であ
る、下方側ほど前方且つ左右両側へとボリュウムアップ
して且つ全体的な一体感がある、といった外観(デザイ
ン)を得られず、その特色を台無しにしてしまうことに
なる。
きには「上半体」の裏側に格納されてしまうことになる
ため、この「下半体」によるデザイン性や整流作用は一
切期待できないことになる。更に、「上半体」の裏側に
「下半体」の格納スペースが必要であるために、これに
起因して「上半体」が形状的に拘束されるということも
あった。一方、従来公知のスポイラー装置では、スポイ
ラーを昇降させるための駆動機構を自動車の車体側に取
り付ける構造であり、その取り付けには車体側への孔加
工が必要であったり、スポイラー側に対する駆動機構の
組み付け作業もが必要になったりして、取付作業が困難
であるという問題があった。
と別体であるから構造が複雑で機構装着も困難であっ
た。本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであっ
て、例えばエアロパーツとしてのフロントバンパーでも
そのスポイラーに相当する部分(下辺寄りの別体(=上
記「下半体」)とさせる部分)をデザイン的に何ら違和
感のない状態で昇降させることができる可動型バンパー
スポイラー装置を提供することを目的とする。また本発
明は、車体に対する取付作業において、簡易化や軽量化
を図ることができる可動型バンパースポイラー装置を提
供することを目的とする。
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明に係る可
動型バンパースポイラー装置は、車体に設けられるバン
パー本体(「上半体」として上記した部分に相当)と、
このバンパー本体に対して昇降自在に保持されるアンダ
ースポイラー(「下半体」として上記した部分に相当)
とを有したものであり、バンパー本体には下方突出状に
スカート部がもうけられている。
パー本体のスカート部よりも外部側に設けられたものと
なっている。従って、エアロパーツとしてのフロントバ
ンパーの特色である、下方側ほど前方且つ左右両側へと
ボリュウムアップして且つ全体的な一体感がある、とい
った外観(デザイン)を採用することができる。また、
アンダースポイラーを最上昇させても、これがバンパー
本体の外側となる(露出状態となる)ことからアンダー
スポイラーによる整流作用は依然として発揮されるとい
う利点があるし、更にバンパー本体は、その裏側にアン
ダースポイラーの格納スペースを不要とすることから形
状的拘束を受けることもないという、各種の利点が得ら
れるものである。
面と、アンダースポイラーの内面とを、わずかの間隙を
有して対向させると、スカート部とアンダースポイラー
とが擦れることを防止でき、スカート部の外面に傷が付
くのを防止できる。しかも、対向間隔はわずかであるか
ら、バンパー本体(スカート部)とアンダースポイラー
の外観上の一体感も確保できる。しかも前記スカート部
は、前記アンダースポイラーの昇降全範囲において少な
くとも一部がアンダースポイラーと対向すれば、スカー
ト部とアンダースポイラーの外観上の一体感を昇降全範
囲で確保できる。
ンダースポイラーは、いずれも車体の前部又は後部を幅
方向に横切る主体部と、この主体部から車体の左右両横
へ回り込むサイド部とを有したものとすることができ
る。この場合、これらバンパー本体とアンダースポイラ
ーとは、主体部同士のみならず、サイド部同士について
も、アンダースポイラーがバンパー本体の外部側に設け
られたデザインとすることができる。これにより、エア
ロパーツとしてのフロントバンパーの特色である、下方
側ほど前方且つ左右両側へとボリュウムアップして且つ
全体的な一体感がある、といった外観(デザイン)を、
更に強調させることができる。
バンパー本体のサイド部の外部側に設けられていること
は、自動車側面へ回り込む空気流を円滑に自動車側面に
流す作用をも引き出す(タイヤハウス等への風の巻き込
みを防止する)ことになり、空力特性上、好適である。
また、アンダースポイラーの昇降によりバンパー本体と
アンダースポイラーとの上下間が接離する部分でグリル
開口を形成可能なものとしておけば、このグリル開口が
アンダースポイラーの昇降に伴って拡縮することにな
る。
共に、アンダースポイラーの上昇時と下降時とで、自動
車全体としてのイメージやアクセントを大きく変えるこ
とができることになり、好適な機能であると言える。ま
た、このような構造を採り入れた場合、季節、気温、走
行条件等に応じたグリル開口からの冷却空気の取込量調
節を目的として、アンダースポイラーの昇降を行わせる
ことも可能となる。なお、このようなグリル開口の拡縮
に関する構成は、それ単独で発明を構成し得るものであ
る。
適位置を越えて更に下方の有効整流位置へ下降可能にす
ることができる。すなわち、アンダースポイラーを下降
させる場合、自動車全体のデザインとして調和のとれる
位置(高さ)は、サイドステップ(自動車の側面下部に
取り付けるエアロパーツ)と高さを揃えた位置であり、
通常は、この位置を最適位置とすればよいが、高速走行
時等にスポイラー効果を最大に発揮させたい場合、スポ
イラーは、低いほど車体の下面に流れ込む空気量を制御
し、揚力低減を図ることができる。
ースポイラーを下降させるようにして有効整流位置を低
く設定できるようにすれば、そえれだけ好結果が得られ
ることになる。バンパー本体に対して、アンダースポイ
ラーを昇降駆動させるための駆動機構を設けておくのが
好適である。このようにすることで、車体に対する取付
作業の容易性を向上することができる。
は、それ単独で発明を構成し得るものである。
面に基づき説明する。図1及び図2は、本発明に係る可
動型バンパースポイラー装置1の第1実施形態を自動車
2に装着させた状態として示している。また、図5はこ
の可動型バンパースポイラー装置1を裏側から示してお
り、図6は図5を分解して示したものである。この可動
型バンパースポイラー装置1は、自動車2の車体に設け
られるバンパー本体3と、このバンパー本体3に対して
昇降自在に保持されるアンダースポイラー4と、バンパ
ー本体3に対してアンダースポイラー4を昇降駆動させ
る駆動機構5とを有しており、自動車2に設けられてい
る純正バンパーを取り外して、純正パンバーの代わりに
自動車2に装着できるものである。
向に横切る主体部8と、この主体部8から自動車2の左
右両横へ回り込むサイド部9とを有したもので、いわゆ
る純正バンパー(標準型のフロントバンパー)に対応す
るような基本的形体を呈しており、バンパーとして自動
車に装着(ネジ止め等)するための装着部を備えてい
る。アンダースポイラー4は、自動車2の前部を幅方向
に横切る主体部10と、この主体部10から自動車2の
左右両横へ回り込むサイド部11とを有したものとなっ
ている。これによりこのアンダースポイラー4は、いわ
ゆる標準型フロントバンパーに付設されるスポイラーに
対応する。
ツとしてのフロントバンパーにおいて、その上半体であ
ると換言することもでき、この場合、アンダースポイラ
ー4は、エアロパーツとしてのフロントバンパーにおけ
る下半体であると換言することができる。これらバンパ
ー本体3やアンダースポイラー4は、FRPやウレタン
樹脂等によって形成することができる。バンパー本体3
については金属製としたり金属製の芯材にウレタン等の
樹脂材やゴム材をコーティングしたものとすることもで
きる。
ダースポイラー4だけを抽出して示すように、バンパー
本体3には、主体部8及びサイド部9の略全長にわたり
その下部にスカート部15が下方突出状に設けられてい
る。このスカート部15は、アンダースポイラー4が最
も上昇したときはもちろん、アンダースポイラー4が最
も下降した場合にも、このアンダースポイラー4とオー
バーラップし得るような上下方向寸法を有している。そ
して、バンパー本体3の主体部8に対応した位置付けの
スカート部15に対し、これよりも外部側(前部側)に
アンダースポイラー4の主体部10が設けられたものと
なっている。
に対応した位置付けのスカート部15に対し、これより
も外部側(左右の各外側)にアンダースポイラー4のサ
イド部11が設けられたものとなっている。すなわち、
アンダースポイラー4は、バンパー本体3の裏側に格納
されるものではない。従って、バンパー本体3に比べて
同等又は大型化させることが自在に行えるものであり、
この可動型バンパースポイラー装置1の全体として、下
方側ほど前方へとボリュウムアップさせ、また左右両側
へとボリュウムアップさせたデザインを採用することが
できるものである。
バンパーの特色を十分に表現させることができるのであ
る。本第1実施形態では、アンダースポイラー4の下縁
に沿って主体部10ではその前方へ、またサイド部11
ではそれらの左右両側へ末広がり状となる傾斜面16,
17を形成させており、アンダースポイラー4の上縁部
は、バンパー本体3と縦方向に面一化するデザインとし
ている。このため、図3及び図4に示すように、アンダ
ースポイラー4を最も上昇させた場合、アンダースポイ
ラー4とバンパー本体3との境は不明瞭となり、両者が
恰も一体物であるかのように見えることになる。
て形成させた傾斜面16,17は、自動車2の走行時に
整流作用を奏することになるが、アンダースポイラー4
を最上昇させてもこれら傾斜面16,17は外部に露出
したままである(バンパー本体3の裏側へ格納されるも
のではない)ので、整流作用は依然として発揮されるこ
とになる。スカート部15の外面(全面)とアンダース
ポイラー4内面(背面)との間は、0.5mm〜2mm
程度のわずかな間隙をもって対向配置されている。さら
に好ましくは、両者の間隙は1mm程度とすることがで
きる。
図6に示すように、その(背面)裏面側に設けられた昇
降部材28,29(後述)と左右一対のスライドガイド
18によって行われる。このスライドガイド18は、図
9に示すように、レール帯18aとスライダー帯18b
との組み合わせによってこれらが相対摺動自在になった
もので、一方(例えばレール帯18a)がバンパー本体
3に固定され、他方(スライダー帯18b)がアンダー
スポイラー4に固定される。
バンパー本体3のスカート部15に対してわずかな間隙
を維持しつつ昇降することは、これを見る者にアンダー
スポイラー4とスカート部15との別体感を感じさせる
ことがなく、結果としてバンパー本体3とアンダースポ
イラー4との一体感を強調させるうえで有益となる。ま
たこの一体感は、アンダースポイラー4がどの高さにあ
っても維持されることになる。バンパー本体3の主体部
8は、スカート部15を含めてその中央部の下縁側が上
方へ凹むように形成されており、これと対称的に、アン
ダースポイラー4の主体部10は、その中央部の上縁側
が下方へ凹むように形成されている。
させたときにバンパー本体3とアンダースポイラー4と
の上下間が接離する部分で、グリル開口20が形成され
ている。このグリル開口20は、自動車2のラジエータ
(図示略)等に対する空気取り入れ口として作用させる
ことができる。勿論、単なるデザイン上のアクセントと
することもできる。このようにして形成したグリル開口
20は、アンダースポイラー4の昇降に伴って開口大き
さが上下方向に拡縮することになり、開口20の大きさ
を調整することで、オーバーヒート又はオーバークール
対策に効果を発揮する。
が拡縮するのを邪魔しない構造としつつ、メッシュ、又
はいわゆるビレットグリル等を設けておけばよい(図1
及び図3参照)。図5及び図6に示すように、アンダー
スポイラー4の下端部の左右両側には裏方へ向けて張り
出す底面部21が設けられている。この底面部21は、
アンダースポイラー4の裏側へ水が浸入するのを防止し
て、後述する駆動機構5をはじめ、自動車2のエンジン
ルーム内或いはタイヤハウス内に対する防水パンとして
の作用を奏するものである。
に固定される原動部25と、この原動部25の出力部分
に設けられたピニオン(図示省略)に対して噛合する縦
方向のラック27を有する第1昇降部材28と、この第
1昇降部材28に平行する状態で設けられる第2昇降部
材29と、これら第1昇降部材28と第2昇降部材29
とを連動させる連動手段30とを有しており、いずれも
バンパー本体3に組み込まれている。第1昇降部材28
及び第2昇降部材29の各下端部は、いずれも揺動継ぎ
手32を介してアンダースポイラー4の底板21に連結
されている。
び第2昇降部材29はL型アングル材等より形成された
ものとなっており、いずれも、アンダースポイラー4に
対して裏側(後方)へ張り出すようになる突片33にラ
ック34が設けられている。そして、上記連動手段30
は、第1昇降部材28と第2昇降部材29との相互間に
渡るように連動軸35が回転自在に設けられ、この連動
軸35に対して第1昇降部材28及び第2昇降部材29
の各ラック34に噛合する配置でピニオン36,37が
設けられた構成となっている。
圧モータや油圧シリンダ等の流体圧アクチュエータを使
用することもできる。すなわち、これらのことから、原
動部25を駆動させると、ピニオン26からラック27
を介して第1昇降部材28が昇降するようになると共
に、この第1昇降部材28から連動手段30を介して第
2昇降部材29も一緒に昇降するようになり、これらに
よってアンダースポイラー4が水平状態を維持しつつ昇
降することになり、アンダースポイラー4の破損を防止
できる。
の昇降部材28,29と左右2つのスライドガイド1
8,18によってバンパー本体3に支持されているの
で、高速走行時に受ける風圧の影響をほとんど受けず、
上下の可動も無理がなくスムーズである。この駆動機構
5には、昇降位置表示装置40が設けられている。図1
1は、この昇降位置表示装置40を含めて、駆動機構5
全体の回路図を示したものである。
イッチ41を正転側接点41a又は逆転側接点41bへ
傾倒操作している間だけ、自動車2側のメインリレー4
2及びイグニションスイッチ43と短絡され、正転又は
逆転するようになっている。これに対し、昇降位置表示
装置40は、第2昇降部材29(第1昇降部材28でも
よい)に設けた検出子(図示略)を、バンパー本体3側
に設けた縦方向に複数個のセンサ45で検出し、各セン
サ45に個々別々に直列接続された表示具46を発光さ
せることにより、どのセンサ45が検出状態にあるか
(アンダースポイラー4がどの高さにあるのか)を、表
示具46の発光によって表示できるようにしたものであ
る。
イッチ、リードスイッチ等を使用すればよく、また表示
具46にはLEDやフィラメント球等を使用すればよ
い。この昇降位置表示装置40には、自己保持型のカッ
トスイッチ47と常時開を保持するワンプッシュスイッ
チ48とが並列接続された状態で設けられている。従っ
て、カットスイッチ47を1回押動するごとに表示具4
6を発光動作させるか停止させるかを択一的に切り替え
ることができるものであり、またカットスイッチ47を
表示具46の発光動作停止側(OFF側)としたうえで
ワンプッシュスイッチ48を1回押動すると、この押動
時だけ表示具46を発光動作させることができるもので
ある。
けることで、運転中における視線のちらつき防止やバッ
テリー浪費抑制を図ることができる。なお、路面の障害
物を回避する場合、操作スイッチ41を操作して、アン
ダースポイラー4を最上昇させればよいが、最下点から
最上点まで約2秒程度で上がりきるため使用の適応上に
は問題がない。図12は、駆動機構5の操作スイッチ4
1と、昇降位置表示装置40における表示具46、カッ
トスイッチ47及びワンプッシュスイッチ48とを、自
動車2の運転席へ設ける場合の一例で、自動車2のイン
パネ部50に隣接させるかたちで、操作盤52を取り付
けて、この操作盤52に上記のスイッチ類や表示具46
等を適宜配置してある。53はヒューズケース蓋であ
る。
させて配置してある。すなわち、高い位置付けのセンサ
45に対応する表示具46は高い位置とし、また低い位
置付けセンサ45に対応する表示具46は低い位置とし
て、これらを一列に並べて、その全体でインジケータを
構成するようにしてある。従って、一目で、アンダース
ポイラー4がどの高さにあるのかを理解できることにな
る。ところで、アンダースポイラー4を下降させる場
合、自動車2全体のデザインとして調和のとれる位置
(高さ)は、図2に示したように、自動車2の側面下部
にサイドステップ55を取り付ける場合であれば、この
サイドステップ55の下端とアンダースポイラー4の下
端とが同一高さになるように揃えるのが最適とされる。
ポイラー4は、このような外観上の最適位置よりも更に
下方側に有効整流位置があるときには、この外観上の最
適位置よりも更に下方へ下降させるようにして、高速走
行時等における空力特性を向上させるようにすればよ
い。以上の説明から明らかなように、本発明に係る可動
型バンパースポイラー装置1では、通常はサイドステッ
プ55の下端とアンダースポイラー4の下端とを同一高
さに揃えた状態として(図1及び図2参照)、最適な外
観が得られるようにし、路面に段差や凹凸等があった場
合等にはアンダースポイラー4を上昇させればよいもの
である(図3及び図4参照)。
を得たい(高めたい)場合には、図13に示すように、
アンダースポイラー4を外観上の最適位置よりも更に下
方側に下降させればよいものである。図14は本発明に
係る可動型バンパースポイラー装置1の第2実施形態を
その裏側から示したものであり、図15は本発明に係る
可動型バンパースポイラー装置1の第3実施形態をその
裏側から示したものである。これら第2実施形態や第3
実施形態の可動型バンパースポイラー装置1が上記した
第1実施形態の可動型バンパースポイラー装置1と異な
るところは、駆動機構5おける連動部分の構成にある。
スポイラー装置1(図14)の駆動機構5は、第1昇降
部材28だけでなく、第2昇降部材29にも縦方向のラ
ック60が設けられており、このラック60に対して、
第1昇降部材28用の原動部25とは別の、第2の原動
部61が備えるピニオン(図示省略)が噛合されてい
る。従って、第1実施形態の可動型バンパースポイラー
装置1が具備していたような機構的な連動手段30は、
この第2実施形態では不要となっている。
イラー装置1(図15)の駆動機構5は、第1昇降部材
28と第2昇降部材29との間が2本のフレキシブルケ
ーブル65,66によって往復連動可能な状態に繋がれ
ており、第1昇降部材28が原動部25によって昇降動
されるときに、これに追従的に第2昇降部材29が昇降
動するようになっている。すなわち、これら2本のフレ
キシブルケーブル65,66が連動手段30を構成して
いることになる。
は一つでよいので、構成がシンプルになるほか、2個の
原動部の同期制御が不要である。しかも、2個の原動部
の同期制御を行うのは非常に困難であるし、各原動部に
よる昇降量に差が生じた場合、アンダースポイラー4等
の破損を招くおそれがあるが、原動部25が一つであれ
ばそのような問題はなく、省電力で軽量でもある。とこ
ろで、本発明は、上記各実施形態に限定されるものでは
なく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
は、自動車2の運転席又は車外においてフレキシブルケ
ーブルやリンク機構等により手動操作するようなもので
あってもよい。また、図示は省略するが、本発明は、フ
ロントバンパーへの採用が限定されるものではなく、リ
ヤバンパーへ採用することも可能である。
に係る可動型バンパースポイラー装置は、下方突出状の
スカート部を有するバンパー本体に対し、これに昇降自
在に保持されるアンダースポイラーをスカート部よりも
外部側となるように設けているので、例えばエアロパー
ツとしてのフロントバンパーでは、その特色である、下
方側ほど前方且つ左右両側へとボリュウムアップして且
つ全体的な一体感がある、といった外観(デザイン)を
得ることができる。
動機構がバンパー本体に設けられているため、部品点数
が少なく、構成が簡易である。
第1実施形態を自動車に装着させた状態として示した斜
視図である。
た状態を示す斜視図である。
ら示した斜視図である。
態のままそれらの正面側から示す斜視図である。
ラーとを組み合わせた状態にして示す斜視図である。
す斜視図である。
る。
動車の運転席へ設ける場合の一例を示す斜視図である。
降させた状態を示す側面図である。
の第2実施形態をその裏側から示した斜視図である。
の第3実施形態をその裏側から示した斜視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 車体に設けられるバンパー本体(3)
と、該バンパー本体(3)に対して昇降自在に保持され
るアンダースポイラー(4)とを有しており、バンパー
本体(3)には下方突出状にスカート部(15)が設け
られ、アンダースポイラー(4)が該スカート部(1
5)よりも外部側に設けられていることを特徴とする可
動型バンパースポイラー装置。 - 【請求項2】 前記バンパー本体(3)のスカート部
(15)の外面と、アンダースポイラー(4)の内面と
は、わずかの間隙を有して対向していることを特徴とす
る請求項1記載の可動型バンパースポイラー装置。 - 【請求項3】 前記スカート部は、前記アンダースポイ
ラー(4)の昇降全範囲において少なくとも一部がアン
ダースポイラー(4)と対向することを特徴とする請求
項1又は2記載の可動型バンパースポイラー装置。 - 【請求項4】 前記バンパー本体(3)及びアンダース
ポイラー(4)は、いずれも車体の前部又は後部を幅方
向に横切る主体部(8,10)と、該主体部(8,1
0)から車体の左右両横へ回り込むサイド部(9,1
1)とを有しており、これらバンパー本体(3)とアン
ダースポイラー(4)とは、主体部(8,10)同士の
みならずサイド部(9,11)同士についてもアンダー
スポイラー(4)がバンパー本体(3)の外部側に設け
られていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
ずれかに記載の可動型バンパースポイラー装置。 - 【請求項5】 前記アンダースポイラー(4)の昇降に
よりバンパー本体(3)とアンダースポイラー(4)と
の上下間が接離する部分でグリル開口(20)が形成可
能になっており、該グリル開口(20)がアンダースポ
イラー(4)の昇降に伴って拡縮することを特徴とする
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の可動型バンパ
ースポイラー装置。 - 【請求項6】 前記アンダースポイラー(4)は、外観
上の最適位置を越えて更に下方の有効整流位置へ下降可
能になっていることを特徴とする請求項1乃至請求項5
のいずれかに記載の可動型バンパースポイラー装置。 - 【請求項7】 アンダースポイラー(4)を昇降駆動さ
せる駆動機構(5)が、前記バンパー本体(3)に設け
られていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のい
ずれかに記載の可動型バンパースポイラー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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KR100716513B1 (ko) * | 2005-07-26 | 2007-05-09 | 현대자동차주식회사 | 차량의 범퍼 에어댐 구조 |
JP2008308109A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Mazda Motor Corp | 自動車の前部構造 |
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2000
- 2000-11-24 JP JP2000358329A patent/JP3478537B2/ja not_active Expired - Lifetime
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