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JP2002096583A - テープ印刷装置用テープ - Google Patents

テープ印刷装置用テープ

Info

Publication number
JP2002096583A
JP2002096583A JP2000287058A JP2000287058A JP2002096583A JP 2002096583 A JP2002096583 A JP 2002096583A JP 2000287058 A JP2000287058 A JP 2000287058A JP 2000287058 A JP2000287058 A JP 2000287058A JP 2002096583 A JP2002096583 A JP 2002096583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
cut
printed
peeling
printing apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000287058A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Nakamura
康憲 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2000287058A priority Critical patent/JP2002096583A/ja
Priority to PCT/JP2001/007255 priority patent/WO2002018254A1/ja
Priority to AU2001280146A priority patent/AU2001280146A1/en
Publication of JP2002096583A publication Critical patent/JP2002096583A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離層の切り込み部を容易に認識することが
できて該剥離層の剥離作業を迅速に行うことができるテ
ープ印刷装置用テープを提供する。 【解決手段】 ロールシート10は、印刷媒体51と、
該印刷媒体51の裏面に塗布される粘着剤層52と、該
粘着剤層52を覆う剥離紙53とから構成されている。
また、剥離紙53の幅方向のほぼ中心線上には長手方向
に粘着剤層52に達する切り込み部54が予め切り込ま
れている。また、この剥離紙53の幅方向中央部には、
この切り込み部54の位置及び剥離紙の剥離方向等を示
す切り込み表示部10Bが、シート搬送方向に平行に予
め印刷されている。この切り込み表示部10Bは、切り
込み部54の両側に該切り込み部54を挟むように所定
距離寸法で印刷される平行な直線55、55と、各直線
55、55の幅方向外側に所定ピッチL1で繰り返し印
刷される剥離表示パターン56とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ印刷装置に
装着されて文字等が印刷される長尺状に形成されるテー
プ印刷装置用テープに関し、特に、テープ印刷装置用テ
ープの一面に設けられる粘着剤層を覆う剥離層の切り込
み部に沿って該切り込み部の切り込み位置を示す切り込
み表示部を設けることによって、剥離層の切り込み部を
容易に認識することができて該剥離層の剥離作業を迅速
に行うことができるテープ印刷装置用テープに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、テープ印刷装置に装着されて
サーマルヘッドを介して文字等が印刷される粘着シート
に離型紙が張り合わされた長尺状のテープ印刷装置用テ
ープが種々提案されている。例えば、実開平8−146
2号公報に記載されたテープ印刷装置用テープでは、テ
ープ印刷装置に組み込まれて文字や記号が印刷されるテ
ープ印刷用テープであって、前記テープ印刷装置により
印刷が行われるべき印刷媒体と、前記印刷媒体の一面に
設けられる粘着剤層と、前記粘着剤層を覆い、かつ切り
込み部を形成した剥離層とから構成されている。これに
より、この剥離層の切り込み部近辺において、そのカッ
ト方向と直角方向に、剥離紙面側を山にして曲率を持た
せることにより、前記切り込み部端部に剥離が発生する
ため、剥離紙の剥離を簡単に行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開平8−1462号公報に記載されたテープ印刷装置用
テープでは、剥離紙は一般的に長尺状の白い離型紙で形
成されると共に、切り込み部は、カッタ刃の先端部でカ
ットされて切り込み部の幅が微小幅であるため、剥離層
の切り込み部近辺を押さえる場合に、切り込み部を認識
し辛く、剥離紙の剥離作業を迅速に行うことが困難であ
るという問題がある。また、テープ幅が広く、且つ印刷
媒体及び剥離層の厚さが薄い場合には、剥離紙面側を山
にして曲率を持たせても、切り込み部端部に剥離が発生
し難いため、更に切り込み部を認識し辛く、剥離紙の剥
離作業を迅速に行うことがより困難であるという問題が
ある。
【0004】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、テープ印刷装置用テー
プの一面に設けられる粘着剤層を覆う剥離層の切り込み
部に沿って該切り込み部の切り込み位置を示す切り込み
表示部を設けることによって、テープ幅が広く、且つ印
刷媒体及び剥離層の厚さが薄い場合においても、剥離層
の切り込み部を容易に認識することができて該剥離層の
剥離作業を迅速に行うことができるテープ印刷装置用テ
ープを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るテープ印刷装置用テープは、テープ印刷
装置の印刷手段によって印刷される印刷媒体と、前記印
刷媒体の一面に設けられる粘着剤層と、前記粘着剤層を
覆うと共に切り込み部が形成された剥離層とを備えた長
尺状に形成されるテープ印刷装置用テープにおいて、前
記剥離層は、前記切り込み部に沿って少なくとも片側に
該切り込み部の切り込み位置を示す切り込み表示部が設
けられていることを特徴とする。
【0006】このような特徴を有する請求項1に係るテ
ープ印刷装置用テープによれば、テープ印刷装置の印刷
手段によって印刷される印刷媒体一面に設けられる粘着
剤層を覆うと共に切り込み部が形成された剥離層が設け
られている。そして、この剥離層は、前記切り込み部に
沿って少なくとも片側に該切り込み部の切り込み位置を
示す切り込み表示部が設けられている。これにより、切
り込み部の切り込み位置を示す切り込み表示部が設けら
れているため、剥離層を剥離する場合には、テープ幅が
広くても、切り込み表示部に基づいて切り込み部の切り
込み位置を容易に認識することができて該剥離層の剥離
作業を迅速に行うことができる。
【0007】また、請求項2に係るテープ印刷装置用テ
ープは、請求項1に記載のテープ印刷装置用テープにお
いて、前記切り込み表示部は、前記切り込み部に対して
近傍に印刷されることを特徴とする。
【0008】このような特徴を有する請求項2に係るテ
ープ印刷装置用テープでは、請求項1に記載のテープ印
刷装置用テープにおいて、前記切り込み表示部は、前記
切り込み部に対して近傍に印刷されている。これによ
り、剥離紙面側を山にして曲率を持たせて、切り込み部
端部に剥離を発生させて切り込み部の方向を確認する必
要がないため、テープ幅が広く、且つ印刷媒体及び剥離
層の厚さが薄い場合においても、剥離層の切り込み部の
位置を容易に認識することができて該剥離層の剥離作業
を更に迅速に行うことができる。
【0009】また、請求項3に係るテープ印刷装置用テ
ープは、請求項1又は請求項2に記載のテープ印刷装置
用テープにおいて、前記切り込み表示部は、前記切り込
み部に沿って平行に印刷される直線を含むことを特徴と
する。
【0010】このような特徴を有する請求項3に係るテ
ープ印刷装置用テープによれば、請求項1又は請求項2
に記載のテープ印刷装置用テープにおいて、前記切り込
み表示部は、前記切り込み部に沿って平行に印刷される
直線を含むため、該直線によって剥離層の切り込み部の
位置及び方向を更に容易に認識することができて該剥離
層の剥離作業をより迅速に行うことができる。
【0011】また、請求項4に係るテープ印刷装置用テ
ープは、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のテー
プ印刷装置用テープにおいて、前記切り込み表示部は、
前記剥離層の剥離方向を示す記号を含むことを特徴とす
る。
【0012】このような特徴を有する請求項4に係るテ
ープ印刷装置用テープによれば、請求項1乃至請求項3
のいずれかに記載のテープ印刷装置用テープにおいて、
前記切り込み表示部は、前記剥離層の剥離方向を示す記
号を含むため、剥離層を剥離する場合には、この記号に
従って剥離すれば容易に剥離層を剥離することができて
剥離作業をより迅速に行うことができる。
【0013】また、請求項5に係るテープ印刷装置用テ
ープは、請求項4に記載のテープ印刷装置用テープにお
いて、前記記号は、所定表示パターンを含み、前記切り
込み表示部は、繰り返し印刷される前記所定表示パター
ンを含むことを特徴とする。
【0014】このような特徴を有する請求項5に係るテ
ープ印刷装置用テープによれば、請求項4に記載のテー
プ印刷装置用テープにおいて、前記切り込み表示部は、
剥離方向を示す所定表示パターンを含む記号が繰り返し
印刷される。これにより、長尺状のテープ印刷装置用テ
ープを印刷後、任意の位置で切断して取り出しても剥離
方向を示す所定表示パターンが剥離層に印刷されている
ため、剥離層を剥離する場合には、この所定表示パター
ンに従って剥離すれば容易に剥離層を剥離することがで
きて剥離作業をより迅速に行うことができる。
【0015】更に、請求項6に係るテープ印刷装置用テ
ープは、請求項4又は請求項5に記載のテープ印刷装置
用テープにおいて、前記記号は、テープ印刷装置のテー
プ引出方向を示すことを特徴とする。
【0016】このような特徴を有する請求項6に係るテ
ープ印刷装置用テープによれば、請求項4又は請求項5
に記載のテープ印刷装置用テープにおいて、剥離層の剥
離方向を示す前記記号は、テープ印刷装置のテープ引出
方向も示すため、テープ印刷装置用テープを装着する場
合には、この記号に従ってテープ印刷装置用テープの装
着方向を容易に確認しつつテープ印刷装置に装着するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るテープ印刷装
置用テープを具体化した一実施の形態について図面を参
照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るテー
プ印刷装置の本体筐体の概略構成について図1乃至図3
に基づき説明する。図1は本実施形態に係るテープ印刷
装置の本体筐体の概略構成を示す斜視図である。図2は
本実施形態に係るテープ印刷装置の本体筐体の概略構成
を示す平面図である。尚、両図において、テープ印刷装
置の本体筐体に上フレーム3(図3参照)を介して開閉
自在に取り付けられる上カバーは、取り外されている。
図3は本実施形態に係るテープ印刷装置の内部構造を示
し、(A)は第2ギヤ列側からの斜視図、(B)は第2
ギヤ列側の側面図である。
【0018】図1及び図2に示すように、このテープ印
刷装置1の本体筐体2は、左右両側に配設される側壁5
及び6を持つ下フレーム7内に、後述のエンコーダマー
ク10A及び切り込み表示部10B(図4参照)が裏面
に印刷されたロールシート10を巻芯に印刷面が内側に
なるように巻回した状態で回転自在に支持しているロー
ルシートユニット11と、ロールシート10を正逆両方
向に搬送し得る搬送手段としての搬送機構部15と、搬
送機構部15によって搬送されるロールシート10をカ
ットするためのカッティング機構部16とが設けられて
いる。また、上フレーム3(図3参照)は、ロールシー
ト10の正方向(排出方向)の搬送において、このカッ
ティング機構部16の上流側に配設され、ロールシート
10に所定の画像を形成するための画像形成手段として
の画像形成機構部17(図3参照)が設けられている。
また、下フレーム7の下側には外部のパーソナルコンピ
ュータ等からの指令により各機構部15、16、17等
を駆動制御する制御回路部(不図示)が設けられてい
る。
【0019】また、ロールシートユニット11は、下フ
レーム7内の一方の端に着脱自在に取り付けられる。即
ち、下フレーム7内には、ロールシートユニット11を
構成する各ユニットホルダ12、13の外側方向に突設
される各取付部材14A、14Bが着脱自在に嵌め込ま
れる一対のユニット支持部16A、16Bが設けられて
いる。そして、ロールシートユニット11の各取付部材
14A、14Bを各ユニット支持部16A、16Bに嵌
め込むことによって、該ロールシートユニット11が下
フレーム7内に着脱自在に取り付けられる。尚、ロール
シートユニット11を装着する場合には、後述のように
ロールシート10の搬送方向を示す切り込み表示部10
Bの各矢印記号61、63〜67(図5参照)をテープ
印刷装置1の後ろ側方向に向けることによって、ロール
シートユニット11の装着方向を正しく合わせることが
できる。尚、前記各矢印記号61、63〜67は、ロー
ルシートユニット11を正しく装着した場合に、テープ
印刷装置1の前側方向を向くように設けてもよい。
【0020】また、図3に示すように、搬送機構部15
は、画像形成機構部17の構成要素でもあるプラテンロ
ーラ21と、該プラテンローラ21の上流側に配設され
るグリップローラ22とを備えている。グリップローラ
22とロールシート10を挟んで対向する位置には一対
の各従動ローラ23、23が上フレーム3に配設されて
いる。この各従動ローラ23、23は、バネ等によりグ
リップローラ22に向かって押圧するように付勢されて
回転可能に支持されている。そして、下フレーム7の側
壁5に配設されるステッピングモータ等から構成される
第1駆動モータ(不図示)の正逆駆動によって、プラテ
ンローラ21及び排出ローラ37は、第1ギヤ列25を
介して、ロールシート10を正方向(排出方向)及び逆
方向(引き込み方向)に搬送するように回転される。ま
た、ロールシートユニット11のユニットホルダ13の
外周面にはロールシート巻き取りギヤが設けられ、搬送
機構部15の第1ギヤ列25に接続されてロールシート
10を巻き取り可能に構成されている。
【0021】また、プラテンローラ21とロールシート
10を挟んで対向する位置には、画像形成機構部17を
構成するサーマルヘッド(不図示)が上フレーム3に配
設されている。このサーマルヘッドは、バネ等によりプ
ラテンローラ21に向かって押圧するように付勢されて
支持されている。また、サーマルヘッドは、下フレーム
7の側壁6に配設されるDCモータ等によって構成され
る第2駆動モータ(不図示)の正回転駆動によって、第
2ギヤ列28を介して、ロールシート10を正方向に搬
送するときには、プラテンローラ21に押し当てられ、
第2駆動モータの逆回転駆動によって、該ロールシート
10を逆方向に搬送するときには、バネ等の押圧力に抗
してプラテンローラ21から離間するように持ち上げら
れる。したがって、ロールシート10は、プラテンロー
ラ21及びグリップローラ22の回転によって、正方向
(引き出される方向)に搬送され、一方、グリップロー
ラ22の逆回転によって逆方向(引き込まれる方向)に
搬送される。
【0022】また、図1及び図2に示すように、プラテ
ンローラ21の左右両端縁部の上流側には、ポリアセタ
ール等の粘着剤の付着しにくい樹脂製の一対のガイド部
材4A、4Bがビス等により着脱可能に取り付けられて
いる。この各ガイド部材4A、4Bの上面部には、ロー
ルシート10の幅方向側面に当接して、搬送方向に案内
する各外側押え部4C、4Dが上側に所定高さ寸法突出
して形成されている。これにより、各ガイド部材4A、
4Bの上面と各外側押え部4C、4Dの対向面とによっ
てロールシート10は搬送経路に沿って案内され、プラ
テンローラ21の上側へ案内される。
【0023】また、プラテンローラ21とグリップロー
ラ22との間のロールシート10の裏面が摺動するシー
ト案内部の上面部には、ロールシート10の裏面に印刷
されるエンコーダマーク10Aに対向する位置に反射型
光センサであるフォトインタラプタ18が配置されてい
る。これにより、エンコーダマーク10Aのスリットパ
ターンは、フォトインタラプタ18により検出される。
【0024】また、カッティング機構部16を構成する
カッタープレート35(図3参照)の下流側端縁部の直
上には、排紙ローラユニット37が配設されている。こ
の排紙ローラユニット37には、一対の排紙ローラ3
8、38が設けられ、カッタープレート35と協動して
ロールシート10を挟むと共に、第1ギヤ列25を介し
て正方向に搬送すると共に、該ロールシート10が逆方
向に搬送される場合には、停止して所定の押圧力を付加
しつつ摺動するように構成されている。そして、この排
紙ローラユニット37とカッタープレート35との間を
搬送されたロールシート10は、本体筐体2の前面部に
形成されるシート排紙口2Aからカット機構部16によ
って所定長さに切断された後、排出される(図1参
照)。
【0025】次に、ロールシート10の概略構成につい
て図4乃至図6に基づいて説明する。図4は本実施形態
に係るテープ印刷装置1に装着されるロールシート10
の概略構成の一例を示す図で、(A)は剥離紙側から見
た要部断面図、(B)はロールシート幅方向の側断面図
である。図5は本実施形態に係るテープ印刷装置1に装
着されるロールシート10の剥離紙に予め印刷された切
り込み表示部10Bの剥離表示パターン56の一例を示
す要部拡大平面図である。図6は本実施形態に係るテー
プ印刷装置1に装着されるロールシート10の剥離紙に
予め印刷されたエンコーダマーク10Aのスリットパタ
ーンの一例を示す図である。
【0026】図4に示すように、ロールシートユニット
11に印刷面が内側になるように巻回されるロールシー
ト10は、所定幅寸法(本実施形態では、約70mmで
ある。)の自己発色性を有する感熱シート(いわゆる、
サーマルペーパ)等から構成される印刷媒体51と、該
印刷媒体51の裏面に塗布される粘着剤層52と、該粘
着剤層52を覆う剥離紙53とから構成されている。ま
た、剥離紙53の幅方向のほぼ中心線上には長手方向に
粘着剤層52に達する切り込み部54が予め切り込まれ
ている。また、この剥離紙53の幅方向中央部には、こ
の切り込み部54の位置及び剥離紙の剥離方向等を示す
切り込み表示部10Bが、シート搬送方向(矢印M方
向)に平行に予め印刷されている。更に、この切り込み
表示部10Bの幅方向の両外側には、各エンコーダマー
ク10A、10Aがシート搬送方向(矢印M方向)に平
行、且つ幅方向の中心線に対して対称に所定パターンで
予め印刷されている。
【0027】また、この切り込み表示部10Bは、切り
込み部54の両側近傍に該切り込み部54を挟むように
所定距離寸法(本実施形態では、約2.5mmであ
る。)で印刷される平行な直線55、55と、各直線5
5、55の幅方向外側に所定ピッチL1(本実施形態で
は、L1=約24mmである。また、テープ印刷装置1
の最小印刷長さの約2倍の長さである。)で繰り返し印
刷される剥離表示パターン56とから構成されている。
即ち、切り込み部54は各直線55、55の間に切り込
まれている。そして、カッティング機構部16によって
切断されて排出されたロールシート10は、剥離紙53
を各直線55、55に挟まれる切り込み部54から各矢
印N、N方向に剥離することにより貼着可能な状態とな
る。
【0028】また、図5に示すように、所定ピッチL1
で印刷された剥離表示パターン56の構成は、ロールシ
ート搬送方向(矢印M方向)(図5中、左側方向))に
向かって一側(図5中、上側)の直線55に沿って印刷
された第1パターン58とロールシート搬送方向(矢印
M方向)に向かって他側(図5中、下側)の直線55に
沿って印刷された第2パターン59とから構成されてい
る。この第1パターン58は、ロールシート搬送方向に
向かって、ロールシート搬送方向に対して約45度の斜
め前外側方向(図5中、左斜め上方向)の矢印記号61
と、ロールシート搬送方向に対して約45度の斜め前外
側方向(図5中、左斜め上方向)に剥離紙53の隅部を
剥がした状態を示す剥離図62と、ロールシート搬送方
向に対して約45度の斜め前外側方向(図5中、左斜め
上方向)の各矢印記号63、64とが等ピッチで順次印
刷されている。また、第2パターン59は、ロールシー
ト搬送方向に向かって、ロールシート搬送方向に対して
約45度の斜め前外側方向(図5中、左斜め下方向)の
各矢印記号65、66、67と、ロールシート搬送方向
に対して約45度の斜め前外側方向(図5中、左斜め下
方向)に剥離紙53の隅部を剥がした状態を示す剥離図
68とが等ピッチで順次印刷されている。これにより、
各直線55、55によって切り込み部54の位置が示さ
れる。また、各剥離図62、69によって剥離紙53の
剥離位置及び剥離方向が示されると共に、各矢印記号6
1、63〜67によって剥離紙53の剥離方向が示され
る。
【0029】また、図6に示すように、切り込み表示部
10Bの幅方向の両外側に印刷される各エンコーダマー
ク10A、10Aの所定パターンは、黒パターン10C
と白パターン10Dとからなっている。この黒パターン
10Cと白パターン10Dのシート搬送方向の幅寸法
は、同一寸法L2になるように形成されている。また、
ロールシート10のシート先端から印刷開始位置までの
余白量は、先送り量と後送り量とから構成され、この幅
寸法L2は、後送り量の半分よりも大きく、且つ後送り
量よりも小さく形成されている。(本実施形態では、L
2=約1.2mm、後送り量=約1.5mmである。) また、フォトインタラプタ18からは、対向するエンコ
ーダマーク10Aに向かって光が放出され、フォトイン
タラプタ18はエンコーダマーク10Aから反射する光
量によって該黒パターン10Cと白パターン10Dを検
出する。従って、フォトインタラプタ18が黒パターン
10Cに対向している場合には、該フォトインタラプタ
18からLOW信号が出力され、フォトインタラプタ1
8が白パターン10Dに対向している場合には、該フォ
トインタラプタ18からHIGH信号が出力される。
【0030】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
テープ印刷装置1に装着されるロールシート10では、
印刷媒体51と、該印刷媒体51の裏面に塗布される粘
着剤層52と、該粘着剤層52を覆う剥離紙53とから
構成されている。また、剥離紙53の幅方向のほぼ中央
部には長手方向に粘着剤層52に達する切り込み部54
が予め切り込まれている。また、この剥離紙53の幅方
向中央部には、この切り込み部54の位置及び剥離紙の
剥離方向等を示す切り込み表示部10Bが、シート搬送
方向に平行に予め印刷されている。この切り込み表示部
10Bは、切り込み部54の両側近傍に該切り込み部5
4を挟むように所定距離寸法で印刷される平行な直線5
5、55と、各直線55、55の幅方向外側に所定ピッ
チL1で繰り返し印刷される剥離表示パターン56とか
ら構成されている。更に、この切り込み表示部10Bの
幅方向の両外側には、各エンコーダマーク10A、10
Aがシート搬送方向に平行、且つ幅方向の中心線に対し
て対称に所定パターンで予め印刷されている。
【0031】したがって、ロールシート10の剥離紙5
3には、切り込み部54の切り込み位置を示す切り込み
表示部10Bが予め印刷されているため、カッティング
機構部16により切断されたロールシート10の剥離紙
53を剥離する場合には、テープ幅が広くても、該切り
込み表示部10Bの表示に基づいて切り込み部54の切
り込み位置を容易に認識することができて剥離紙53の
剥離作業を迅速に行うことができる。また、切り込み部
54の両側に沿って各直線55、55が印刷されている
ため、剥離紙53の表面側を山にして曲率を持たせて、
切り込み部54の端部に剥離を発生させて切り込み部5
4の方向を確認する必要がない。また、この各直線5
5、55によって、テープ幅が広く、且つ印刷媒体及び
剥離層の厚さが薄い場合においても、剥離紙53の切り
込み部54の位置及び方向を容易に認識することができ
て該剥離紙の剥離作業を更に迅速に行うことができる。
また、ロールシート10を印刷後、任意の位置で切断し
て取り出しても、剥離紙53の切り込み表示部10Bに
は、剥離方向を示す剥離表示パターン56が所定ピッチ
L1で印刷されているため、この剥離表示パターン56
に従って剥離すれば容易に剥離紙53を剥離することが
できて剥離作業をより迅速に行うことができる。更に、
剥離紙53に印刷された剥離表示パターン56を構成す
る各矢印記号61、63〜67は、ロールシートユニッ
ト11のロールシート引出方向も示すため、このロール
シートユニット11を装着する場合には、この各矢印記
号61、63〜67に従ってロールシートユニット11
の装着方向を容易に確認しつつテープ印刷装置1に装着
することができる。
【0032】尚、本発明は前記実施形態に限定されるこ
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で 種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、上
記ロールシート10の剥離表示パターン56は、各剥離
図62、68の間に各矢印記号61、63、64又は各
矢印記号65〜67を配置したが、各剥離図62、68
の間に矢印記号を各1個ずつ配置する等、任意の個数の
矢印記号を配置する構成にしてもよい。また、剥離表示
パターン56は切り込み部54の片側のみに印刷されて
もよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り請求項1に係る
テープ印刷装置用テープでは、テープ印刷装置の印刷手
段によって印刷される印刷媒体一面に設けられる粘着剤
層を覆うと共に切り込み部が形成された剥離層が設けら
れている。そして、この剥離層は、前記切り込み部に沿
って少なくとも片側に該切り込み部の切り込み位置を示
す切り込み表示部が設けられている。これにより、切り
込み部の切り込み位置を示す切り込み表示部が設けられ
ているため、剥離層を剥離する場合には、テープ幅が広
くても、切り込み表示部に基づいて切り込み部の切り込
み位置を容易に認識することができて該剥離層の剥離作
業を迅速に行うことができるテープ印刷装置用テープを
提供することができる。
【0034】また、請求項2に係るテープ印刷装置用テ
ープでは、請求項1に記載のテープ印刷装置用テープに
おいて、前記切り込み表示部は、前記切り込み部に対し
て近傍に印刷されている。これにより、剥離紙面側を山
にして曲率を持たせて、切り込み部端部に剥離を発生さ
せて切り込み部の方向を確認する必要がないため、テー
プ幅が広く、且つ印刷媒体及び剥離層の厚さが薄い場合
においても、剥離層の切り込み部の位置を容易に認識す
ることができて該剥離層の剥離作業を更に迅速に行うこ
とができるテープ印刷装置用テープを提供することがで
きる。
【0035】また、請求項3に係るテープ印刷装置用テ
ープでは、請求項1又は請求項2に記載のテープ印刷装
置用テープにおいて、前記切り込み表示部は、前記切り
込み部に沿って平行に印刷される直線を含むため、該直
線によって剥離層の切り込み部の位置及び方向を更に容
易に認識することができて該剥離層の剥離作業をより迅
速に行うことができるテープ印刷装置用テープを提供す
ることができる。
【0036】また、請求項4に係るテープ印刷装置用テ
ープでは、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のテ
ープ印刷装置用テープにおいて、前記切り込み表示部
は、前記剥離層の剥離方向を示す記号を含むため、剥離
層を剥離する場合には、この記号に従って剥離すれば容
易に剥離層を剥離することができて剥離作業をより迅速
に行うことができるテープ印刷装置用テープを提供する
ことができる。
【0037】また、請求項5に係るテープ印刷装置用テ
ープでは、請求項4に記載のテープ印刷装置用テープに
おいて、前記切り込み表示部は、剥離方向を示す所定表
示パターンを含む記号が繰り返し印刷される。これによ
り、長尺状のテープ印刷装置用テープを印刷後、任意の
位置で切断して取り出しても剥離方向を示す所定表示パ
ターンが剥離層に印刷されているため、剥離層を剥離す
る場合には、この所定表示パターンに従って剥離すれば
容易に剥離層を剥離することができて剥離作業をより迅
速に行うことができるテープ印刷装置用テープを提供す
ることができる。
【0038】更に、請求項6に係るテープ印刷装置用テ
ープでは、請求項4又は請求項5に記載のテープ印刷装
置用テープにおいて、剥離層の剥離方向を示す前記記号
は、テープ印刷装置のテープ引出方向も示すため、テー
プ印刷装置用テープを装着する場合には、この記号に従
ってテープ印刷装置用テープの装着方向を容易に確認し
つつテープ印刷装置に装着することができるテープ印刷
装置用テープを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るテープ印刷装置の本体筐体の
概略構成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態に係るテープ印刷装置の本体筐体の
概略構成を示す平面図である。
【図3】本実施形態に係るテープ印刷装置の内部構造を
示し、(A)は第2ギヤ列側からの斜視図、(B)は第
2ギヤ列側の側面図である。
【図4】本実施形態に係るテープ印刷装置に装着される
ロールシートの概略構成の一例を示す図で、(A)は剥
離紙側から見た要部断面図、(B)はロールシート幅方
向の側断面図である。
【図5】本実施形態に係るテープ印刷装置に装着される
ロールシートの剥離紙に予め印刷された切り込み表示部
の剥離表示パターンの一例を示す要部拡大平面図であ
る。
【図6】本実施形態に係るテープ印刷装置に装着される
ロールシートの剥離紙に予め印刷されたエンコーダマー
クのスリットパターンの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 2 本体筐体 3 上フレーム 5、6 側壁 7 下フレーム 10 ロールシート 10A エンコーダマーク 10B 切り込み表示部 10C 黒パターン 10D 白パターン 11 ロールシートユニット 15 搬送機構部 16 カッティング機構部 17 画像形成機構部 18 フォトインタラプタ 51 印刷媒体 52 粘着剤層 53 剥離紙 54 切り込み部 55 直線 56 剥離表示パターン 58 第1パターン 59 第2パターン 61、63〜67 矢印記号 62、68 剥離図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ印刷装置の印刷手段によって印刷
    される印刷媒体と、前記印刷媒体の一面に設けられる粘
    着剤層と、前記粘着剤層を覆うと共に切り込み部が形成
    された剥離層とを備えた長尺状に形成されるテープ印刷
    装置用テープにおいて、 前記剥離層は、前記切り込み部に沿って少なくとも片側
    に該切り込み部の切り込み位置を示す切り込み表示部が
    設けられていることを特徴とするテープ印刷装置用テー
    プ。
  2. 【請求項2】 前記切り込み表示部は、前記切り込み部
    に対して近傍に印刷されることを特徴とする請求項1に
    記載のテープ印刷装置用テープ。
  3. 【請求項3】 前記切り込み表示部は、前記切り込み部
    に沿って平行に印刷される直線を含むことを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載のテープ印刷装置用テー
    プ。
  4. 【請求項4】 前記切り込み表示部は、前記剥離層の剥
    離方向を示す記号を含むことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載のテープ印刷装置用テープ。
  5. 【請求項5】 前記記号は、所定表示パターンを含み、 前記切り込み表示部は、繰り返し印刷される前記所定表
    示パターンを含むことを特徴とする請求項4に記載のテ
    ープ印刷装置用テープ。
  6. 【請求項6】 前記記号は、テープ印刷装置のテープ引
    出方向を示すことを特徴とする請求項4又は請求項5に
    記載のテープ印刷装置用テープ。
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