JP2002096151A - 金型用ガス抜き装置 - Google Patents
金型用ガス抜き装置Info
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- JP2002096151A JP2002096151A JP2000287454A JP2000287454A JP2002096151A JP 2002096151 A JP2002096151 A JP 2002096151A JP 2000287454 A JP2000287454 A JP 2000287454A JP 2000287454 A JP2000287454 A JP 2000287454A JP 2002096151 A JP2002096151 A JP 2002096151A
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Abstract
金型用ガス抜き装置を提供することにある。 【解決手段】 金型のキャビティCに連通する排気通路
2と、排気通路2の入口側に配置する受圧ピン3と出口
側に配置する閉鎖バルブ4、及び受圧ピン3の動きを閉
鎖バルブ4に伝える開閉レバー5とを備え、且つ受圧ピ
ン3と閉鎖バルブ4との間に、開閉レバー5を閉鎖バル
ブ4の閉方向に押圧する閉鎖ピストン7を備え、閉鎖ピ
ストン7の反対側に、型開き時に開閉レバー5を閉鎖バ
ルブ4の開方向に押圧する開放バネ6を備えている。
Description
型、及び樹脂金型のキャビティ内におけるガスを抜くた
めのガス抜き装置に関する。
固定型100と可動型101により形成されるキャビテ
ィ102の方向に突出している検知ピン103が圧力に
より押出されると、その動きが検知ピン103と一体と
なっている連結部材104を介して吸引ピン105に伝
達され、吸引ピン105が閉状態になってキャビティ1
02内のガスの吸引を停止する構成が知られている。
は、キャビティ内のガスを、排気通路を通じて吸引装置
により吸引するものであるが、排気通路にガスと共に溶
湯も流れ込むため、排気通路の入口側に溶湯圧力で作動
する受圧ピンを、排気通路の出口側に開閉レバーを介し
て受圧ピンにより作動する閉鎖バルブを設け、溶湯が閉
鎖バルブに到達する前に、閉鎖バルブを閉鎖している。
キャビティの形状や溶湯の注入手段によっても異なる
が、溶湯が不規則な脈動を起こし、受圧ピンを作動する
だけの圧力が得られないこともあるため、図8の如く受
圧ピンと閉鎖バルブ4との間に閉鎖ピストン30を設
け、該閉鎖ピストン30によって開閉レバー5を強制的
に閉作動することも試みられている。また、型開き時
に、受圧ピンと閉鎖バルブと閉鎖ピストンとを復帰する
手段として、閉鎖ピストンの反対側に開放ピストンを設
け、、開閉レバーを強制的に開作動することも試みられ
ている。
閉鎖ピストンは、金型が暖まるまでの運転初期だけ作動
すればよく、閉鎖バルブを閉じる小さな荷重でよいた
め、複雑な制御が不要であるが、開放ピストンは、受圧
ピンと閉鎖バルブ及び余剰部材を押出すため、大きな荷
重が必要であり、しかも如何なる運転中においても、開
閉レバーを強制的に開作動するので、空気圧又は油圧で
作動しているが、空気圧では荷重不足になる問題点があ
るし、油圧では高価な油圧発生装置と複雑な制御装置が
必要となる問題点があった。本発明は上記実情を考慮し
て開発されたもので、その目的は、安価でコンパクト、
しかも確実に作動し得る金型用ガス抜き装置を提供する
ことにある。
装置は、金型のキャビティに連通する排気通路と、排気
通路の入口側に配置する受圧ピンと出口側に配置する閉
鎖バルブ、及び受圧ピンの動きを閉鎖バルブに伝える開
閉レバーとを備え、且つ受圧ピンと閉鎖バルブとの間
に、開閉レバーを閉鎖バルブの閉方向に押圧する閉鎖ピ
ストンを備え、閉鎖ピストンの反対側に、型開き時に開
閉レバーを閉鎖バルブの開方向に押圧する開放バネを備
えている。
連通し、入口側で分岐し出口側で合流する迂回路を備え
ている。ここで受圧ピンとは、迂回路の分岐部に配置さ
れ、迂回路に流入した溶湯の圧力で作動し、開閉レバー
を閉方向に揺動する。ここで閉鎖バルブとは、迂回路の
合流部に配置され、キャビティ内のガスを吸引装置へ逃
がし、開閉レバーを介して受圧ピンの作動が伝えられ、
溶湯の到達前に閉鎖し、吸引装置への溶湯の流出を阻止
する。
圧によって作動するもので、金型が冷えている運転初期
にのみ開閉レバーを強制的に閉作動し、受圧ピンの作動
を補い、通常運転時には自由な状態にある。ここで開放
バネとは、型開き時に弾力で開閉レバーを開方向に押圧
し、溶湯圧にて作動していた受圧ピンを復帰すると共
に、閉鎖状態にあった閉鎖バルブを開放復帰させ、ガス
抜き装置内で固化した溶湯の余剰部材の取外しを可能に
する。
1に基づき説明すると、固定金型Aと可動金型Bとの間
にキャビティCを形成し、固定金型Aと可動金型Bとに
跨ってガス抜き装置1を取付け、該ガス抜き装置1に吸
引装置Dを連続し、可動金型Bの押圧板bに、キャビテ
ィC内で固化した製品の押出ピンPと、ガス抜き装置1
内で固化した余剰部材Sの押出ピンPとを備えており、
射出成形機MよりキャビティC内に溶湯を圧入し、ガス
を、ガス抜き装置1を介して吸引装置Dに吸引するもの
である。
態を図2乃至図5に基づき説明すると、ガス抜き装置1
は固定金型Aに取付ける固定型10と、可動金型Bに取
付ける可動型20との間にキャビティCに連通する排気
通路2を備え、排気通路2に入口側で分岐し、出口側で
合流する迂回路12を設け、迂回路12の分岐部2aに
受圧ピン3を、合流部2bに閉鎖バルブ4を備えると共
に、受圧ピン3の動きを閉鎖バルブ4に伝える開閉レバ
ー5とを備え、且つ受圧ピン3と閉鎖バルブ4との間
に、開閉レバー5を閉鎖バルブ4の閉方向に押圧する閉
鎖ピストン7を備え、閉鎖ピストン7の反対側に、型開
き時に開閉レバー5を閉鎖バルブ4の開方向に押圧する
開放バネ6を備えている。
通するピン収納室13と、合流部2bに連通するバルブ
収納室14とを設けると共に、ピン収納室13とバルブ
収納室14とに跨るレバー室15を、排気通路2側と反
対側に設け、レバー室15の排気通路2側シリンダ室1
7を、反対側にバネ収納室16を備えており、シリンダ
室17とバネ収納室16とがレバー室15に向けて開口
し、バルブ収納室14が吸引装置Dに連通する排出口2
4と、開閉レバー5の自由端部5bを通す通孔34とを
備え、シリンダ室17が送気装置(図示せず)に連通す
る通気路27を備えている。可動型20は固定型10側
に、排気通路2と迂回路12とを形成している。
ブ4はバルブ収納室14に、閉鎖ピストン7はシリンダ
室17に摺動自在に嵌挿し、開放バネ6はバネ収納室1
6に伸縮自在に嵌挿され、当接部材26を開閉レバー5
に向けて押圧しており、当接部材26は型開時に図7の
如く固定型10に設けた固定ピン8を可動型20側に突
出し、型締め時に固定ピン8により押し戻され、開閉レ
バー5から僅かに離れて対峙している。開閉レバー5は
基部5aをレバー室15の入口側に揺動自在に保持さ
れ、自由端部5bを閉鎖バルブ4に設けた係止部4aに
係合し、閉側に受圧ピン3と閉鎖ピストン7が、開側に
開放バネ6が当接し、閉鎖バルブ4の閉時にパーティン
グラインと略平行し、開時に自由端部5bが排気通路2
側に向けて傾斜する。
ら、予め、固定型10に受圧ピン3と、閉鎖バルブ4
と、開閉レバー5と、開放バネ6と、閉鎖ピストン7と
を組み込み、その固定型10を固定金型Aに取付ける一
方、可動型20を可動金型Bに取付け、固定型10の排
出口24に吸引装置Dを、通気路27に送気装置を接続
し、吸引装置Dと射出成形機Mと送気装置を作動する。
型締め状態においてキャビティCに溶湯を圧入すれば、
キャビティC内のガスGは図3の如く排気通路2に吸引
され、受圧ピン3を作動することなく迂回路12を通過
し、開状態の閉鎖バルブ4に達して、バルブ収納室14
の排出口24から吸引装置Dに吸収される。
から排気通路2に流れ込み、分岐部2aで圧力が高まる
と、その溶湯圧力により受圧ピン3が図4の如く押出さ
れ、その受圧ピン3の作動により開閉レバー5が閉方向
に揺動される。開閉レバー5の自由端部5bは閉鎖バル
ブ4の係止部4aに係合しているので、溶湯が閉鎖バル
ブ4に到達する前に閉鎖される。その結果、溶湯が排出
口24に達することがなくなる。即ち、開閉レバー5は
溶湯圧力のみで作動するので、閉鎖ピストン7を作動し
なくてすむ。
時より溶湯が低速でキャビティCに充填され、排気通路
2に達した溶湯の圧力も低くなり、受圧ピン3の作動が
不十分となることがあるので、溶湯が閉鎖バルブ4に到
達する前に、図5の如く閉鎖ピストン7を強制的に閉作
動すれば、開閉レバー5は低溶湯圧にて作動した受圧ピ
ン3と、送気圧にて作動した閉鎖ピストン7とにより閉
方向に揺動し、閉鎖バルブ4を閉じる。
溶湯が固化した後、固定金型Aと可動金型Bとを型開き
すれば、その型開きに追従して、本発明ガス抜き装置の
固定型10と可動型20も型開きされる。固定型10と
可動型20とが型開きすると、図6の如く型開きに従っ
て開放バネ6の反発力により開閉レバー5が開方向に揺
動され、その開閉レバー5の開揺動により固定ピン8が
可動型20側に突出すると共に、受圧ピン3が排気通路
2側に、閉鎖バルブ4が開方向に復帰され、排気通路2
内で固化した余剰部材Sを固定型10よる離反する可動
型20側に押出す。可動型20に付随した余剰部材S
は、可動金型Bの押圧板bにて可動型20の押出ピンP
を突出すことにより押出される。
レバー5を作動し得る位置であれば自由であるが、中間
部を挟持するように対向して配置することが望ましい。
開放バネ6として、主にコイルバネを用い、コイルバネ
の弾力調整を自在にし、開放バネ6の弾力を、閉鎖ピス
トン7の作動圧より僅かに強くなるように調整しておけ
ば、受圧ピン3に溶湯圧力が作用するまで、誤って閉鎖
ピストン7を作動しても、開閉レバー5を閉方向に押圧
することができない。開閉レバー5の保持機構は、実施
形態に限定されるものではなく、開閉レバー5の基部5
aをピンで軸支する一般的な手法であってもよい。
造であるから以下の効果を発揮する。開閉レバーは開放
バネと閉鎖ピストンにより強制的に作動するが、閉鎖ピ
ストンは溶湯が低速な運転初期にのみ作動するだけであ
るから、叩打音の発生も著しく減少する。開放バネは開
閉レバーを常に開方向に押圧しているので、開放ピスト
ンの如く強い衝撃が与えることがなく、従ってピストン
による衝撃損傷も少なくなる。しかも高価で複雑な制御
装置を必要とせず、コンパクトで確実に作動する。
断面図である。
面図である。
面図である。
図である。
ーの使用状態図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 金型のキャビティ(C)に連通する排気
通路(2)と、排気通路(2)の入口側に配置する受圧
ピン(3)と出口側に配置する閉鎖バルブ(4)、及び
受圧ピン(3)の動きを閉鎖バルブ(4)に伝える開閉
レバー(5)とを備え、且つ受圧ピン(3)と閉鎖バル
ブ(4)との間に、開閉レバー(5)を閉鎖バルブ
(4)の閉方向に押圧する閉鎖ピストン(7)を備え、
閉鎖ピストン(7)の反対側に、型開き時に開閉レバー
(5)を閉鎖バルブ(4)の開方向に押圧する開放バネ
(6)を備えていることを特徴とする金型用ガス抜き装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000287454A JP2002096151A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 金型用ガス抜き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000287454A JP2002096151A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 金型用ガス抜き装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002096151A true JP2002096151A (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=18771196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000287454A Pending JP2002096151A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 金型用ガス抜き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002096151A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009208109A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Die Engineering:Kk | 真空鋳造方法と真空鋳造金型 |
CN102794430A (zh) * | 2011-08-29 | 2012-11-28 | 日本模具贸易株式会社 | 一种压铸模用排气装置 |
CN109093091A (zh) * | 2018-05-14 | 2018-12-28 | 日本模具贸易株式会社 | 压铸件用开闭阀的故障预防装置 |
JP2021090988A (ja) * | 2019-12-11 | 2021-06-17 | 株式会社Japan Mold Trade | 真空ダイキャストのガス抜き装置用バルブ制御ボックス |
CN115446282A (zh) * | 2022-08-31 | 2022-12-09 | 广州市型腔模具制造有限公司 | 一种超大型一体化压铸真空控制方法 |
-
2000
- 2000-09-21 JP JP2000287454A patent/JP2002096151A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013063464A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-04-11 | Japan Mold Trade:Kk | ダイキャスト用ガス抜き装置 |
CN102794430B (zh) * | 2011-08-29 | 2015-11-18 | 日本模具贸易株式会社 | 一种压铸模用排气装置 |
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