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JP2002078621A - 金属製真空二重容器による直飲み保温容器 - Google Patents

金属製真空二重容器による直飲み保温容器

Info

Publication number
JP2002078621A
JP2002078621A JP2000271674A JP2000271674A JP2002078621A JP 2002078621 A JP2002078621 A JP 2002078621A JP 2000271674 A JP2000271674 A JP 2000271674A JP 2000271674 A JP2000271674 A JP 2000271674A JP 2002078621 A JP2002078621 A JP 2002078621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
container
stopper
mouth
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000271674A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Kawamura
光紀 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP2000271674A priority Critical patent/JP2002078621A/ja
Publication of JP2002078621A publication Critical patent/JP2002078621A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用上特に不便になるようなことなく栓が不
用意に開かれるのを防止して、飲み口を飲料が自然流出
できるものとしても問題がないようにする。 【解決手段】 ステンレス鋼製の内筒1と外筒2との間
を真空にした容器4の口部4aに、飲料を直飲みできる
ように設けられた筒口5と、この筒口5への着脱に伴い
この筒口5を開閉する栓6とを備え、栓6の筒口5への
装着状態、または筒口5から栓6を取り外す所定の取り
外し操作の途中で、その所定の取り外し操作に遊びまた
は操作阻止が生じ、所定の取り外し操作と異なる操作に
よって前記遊びまたは操作阻止を解いて取り外し操作で
きるようにする操作規制部41を持った栓6の着脱構造
を有したものとすることにより、上記の目的を達成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直飲みできる保温
容器に関し、特に、金属製真空二重容器による直飲み保
温容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平11−244158号公報は金属
製の真空二重容器による直飲み保温容器を開示してい
る。このものは、直飲みのために吸い口を持った保温容
器で、剛性を有する保温性の高い保温容器でも、吸い口
の開閉操作を容易にして、飲料水を手軽に飲めるように
することを意図し、内筒と外筒との間に真空の断熱部を
有した容器本体の開口部に蓋部材を着脱可能に設け、こ
の蓋部材の天板に止水可能な吸い口を突設するとともに
減圧解除弁を設けている。
【0003】吸い口の止水はこの吸い口に施す吸い口キ
ャップの着脱に伴い流路が開閉されるようにしたもの
で、吸い口キャップを外せば即時に吸い口から飲料を吸
出し飲むことができ、吸い口キャップを施すと吸い口の
流路は閉じ状態になるので、特別な閉じ動作は不要であ
る。また、吸い口から飲料を吸出し飲むのに、保温容器
が剛性のある保温性の高いもので、胴部を押圧して変形
させることによる減圧解除操作が行えないが、飲料が吸
い出されることによる減圧が天板に設けた減圧解除弁の
働きによって解消されるので、飲料が吸い出され飲まれ
るのを邪魔することはなく、飲料を手軽に飲むことがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
吸い口を持った直飲み保温容器は上記公報に開示がある
ようにスポーツ中に用いられることが多い。また、ハイ
キングなどの野外活動や外出を伴う各種の日常活動の際
にも用いられる。一方、吸い口には飲料が自然流出しな
い程度の細い流路や管が用いられて飲料吸出し時の流量
は大きく制限されるので、例えば、子供などが限られた
量の飲料を長い時間持たせながら飲むようにするのに好
都合である。
【0005】しかし、激しい動きをするスポーツの練習
や競技の合間など、一瞬に所定量の飲料を飲みたい場合
に吸い飲み方式では満足できない。スポーツ中に飲まれ
る飲料はいわゆるスポーツ飲料であることが多く、水、
お茶、コーヒー、紅茶などの通常の飲料に比し粘性が高
いため、所定量の飲料を一挙に吸い飲みしようとすると
抵抗が強く特に飲みにくい。
【0006】そこで、吸い口を飲料が自然流出する程度
の筒口に切換えることが考えられる。しかし、飲料が自
然流出する程度の筒口にすると、これが開かれれば、保
温容器の姿勢によって人が意識して飲むのとは別に不用
意に飲料が流出してしまうことがあり得るし、このよう
なことは幼児や低学年児童などであるほど取り扱いの誤
りや不注意によって生じやすい。この場合、冷たい飲料
を保温していれば特に問題はないが、季節や好みによっ
て高温の飲料が保温されていてそれが流出すると、保温
容器の外側からは温度が感じられなかった高温飲料との
不意な接触で熱い思いをさせてしまい問題となる。
【0007】本発明の目的は、使用上特に不便になるよ
うなことなく栓が不用意に開かれるのを防止して、飲み
口を飲料が自然流出できるものとしても問題がない金属
製真空二重容器による直飲み保温容器を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の金属製真空二重容器による直飲み
保温容器は、ステンレス鋼製の内筒と外筒との間を真空
にした容器の口部に、容器内に収容し保温している飲料
を直飲みできるように設けられた筒口と、この筒口への
着脱に伴いこの筒口を開閉する栓とを備え、栓の筒口へ
の装着状態または筒口から栓を取り外す所定の取り外し
操作の途中、その所定の取り外し操作に遊びまたは操作
阻止が生じ、所定の取り外し操作と異なる操作によって
前記遊びまたは操作阻止を解いて取り外し操作できるよ
うにする操作規制部を持った栓の着脱構造を有したこと
を特徴としている。
【0009】このような構成では、筒口は栓の着脱によ
って開閉され、閉じ状態では金属製の真空二重容器によ
る保温容器内に容器の変形に伴う加圧により押し出し力
を受けるようなことなく簡単な栓構造にて安定に飲料を
閉じ込め保温状態にすることができ、開き状態では栓を
取り外した単純な筒口を飲み口として飲料を簡易に直飲
みすることができる。閉じ状態から開き状態にするのに
栓を取り外し操作しようとすると、栓の筒口への装着状
態または筒口から栓を取り外す所定の取り外し操作の途
中に操作規制部が働き、栓の所定の取り外し操作に遊び
または操作阻止が生じるので、そのままでは以降の取り
外し操作が進まず、その仕組みについて理解できない幼
児による不用意な操作や理解する暇なくちょっとした機
会に低学年児童などが行ういたずら操作などによっては
開かれないようにするので、これら不用意な操作やいた
ずら操作で栓が開かれあるいは外されてしまい、保温容
器のため外側からは感じられなかった熱い飲料が不意に
流出してしまうような問題を回避することができ、筒口
を飲料が自然流出できる程度の大きさの飲みやすいもの
とするのに好適である。しかも、前記取り外し操作の遊
びや操作阻止の状態は、栓を所定の取り外し操作と異な
る操作を行うだけで解けて以降取り外し操作できるよう
になるので、これを知ってさえいれば栓を開くのに特段
困難はなく使用上特に不便になることはない。
【0010】栓は、筒口の内側に嵌め付けられるタイプ
のものとすることができるし、筒口の外側に被さるタイ
プのものとすることができる。もっとも、これら双方の
タイプを合わせた嵌め合せ構造にすることもできる。筒
口は金属製真空二重容器の口部に一連に成形されたもの
でもよいし、合成樹脂など適当な材料で別成形したもの
を装着してもよく、別成形したものであると複雑な形状
にしたい場合に成形しやすく有利であるし、金属製真空
二重容器の口部の外観を整えたり装飾したりすることが
できる。栓が筒口の外側を覆うものであると筒口の外ま
わりの外観を整えたり装飾したりすることができる。
【0011】操作規制部が、装着状態の栓と筒口との間
で、栓を装着状態にロックして、取り外し操作を阻止す
るロック手段よりなるものであると、ねじ嵌め部や単な
る軸線方向の嵌め合わせ部などを含む各種の着脱構造に
対応した栓の所定の取り外し操作と異なる操作にてロッ
ク解除ができるようにすることだけを満足すれば、前記
着脱構造に見合う各種のロック方式を採用して、不用意
な操作やいたずら操作による取り外し操作を阻止するこ
とができ、構造および操作が簡単でロック機能の確実な
ものを採用することができる。
【0012】栓の着脱構造が栓と筒口とのねじ嵌め部で
あって、操作規制部がねじ嵌め部に取り外し操作の途中
でねじ嵌め状態がなくなる空回り部を設けたものである
と、栓はねじ嵌め部での回転操作によってその向きに応
じて着脱されるが、取り外し操作の途中空回り部に達す
ると、それまでの取り外し操作、つまり回転操作を継続
しても空回りするだけでそれ以上栓を取り外すことがで
きず、前記不用意な操作やいたずら操作により開けられ
たり外されるのを防止しながら、栓を空回り部を越えた
次ぎのねじ嵌め部まで軸線方向に移動させるといった、
所定の取り外し操作とは異なったしかし簡単操作を一時
行うだけで、後は通常の取り外し操作を行って栓を容易
に取り外すことができる。
【0013】栓の着脱構造が栓と筒口とのねじ嵌め部で
あって、操作規制部が栓と栓の外側に軸線まわりの回動
と軸線方向に摺動ができるように被さった操作規制カバ
ーとの間に設けられて、操作規制カバーの操作規制解除
位置と操作規制位置との間の前記摺動により栓および操
作規制カバーが一体回転できるように係合し、またこの
係合を解除する係合手段よりなり、操作規制カバーを操
作規制位置に保持する保持手段を備えたものとすること
ができる。
【0014】このような構成では、栓はねじ嵌め部での
回転操作によってその向きに応じて着脱されるが、栓と
この栓が筒口に被さって設けられていることを利用して
そのさらに外側に被さって設けられた操作規制カバーと
で1つの栓を思わせるユニットを構成して2部材である
ことを目立たなくしながら、操作規制カバーの保持手段
による操作規制位置への保持を解いた上で操作規制カバ
ーを栓に対し操作規制位置から操作規制解除位置へ移動
させる操作なしでは、取り外し操作できないようにする
ので、前記不用意な操作やいたずら操作によって開かれ
たり外されるのを防止しながら、最も外側の操作規制カ
バーによる規制解除操作とそれに続く取り外し操作によ
って栓を容易に取り外すことができる。
【0015】栓の着脱構造が栓と筒口とのねじ嵌め部で
あって、操作規制部が栓の外側に被さって軸線方向に摺
動でき、栓を取り外し操作できるように突出させる操作
規制解除位置と栓の取り外し操作を邪魔するように被さ
る操作規制位置とに移動できる操作規制カバーよりな
り、操作規制カバーを操作規制位置に保持する保持手段
を備えたものとすることができる。
【0016】このような構成では、栓はねじ嵌め部での
回転操作によってその向きに応じて着脱されるが、操作
規制カバーとの位置関係だけで、不用意な操作やいたず
ら操作によって開けられたり外されるのを防止しなが
ら、保持手段による操作規制位置への保持を解いて所定
の取り外し操作を栓に対して直接行えば簡単に取り外す
ことができる。
【0017】本発明のそれ以上の目的および特徴は、以
下の詳細な説明および図面によって明らかになる。本発
明の各特徴は可能な限りにおいて、それ単独で、あるい
は種々な組合せで複合して用いることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
金属製真空二重容器による直飲み保温容器につき、図1
〜図17を参照しながら説明し、本発明の理解に供す
る。
【0019】本実施の形態の金属製真空二重容器による
直飲み保温容器は、図1〜図3の例、図4、図5の例、
図6、図7の例、図8、図9の例、図10、図11の
例、図12〜図14の例、図15〜図17の例でそれぞ
れ示すように、ステンレス鋼製の内筒1と外筒2との間
を真空の空間3にした容器4を採用したもので、この容
器4の口部4aに、容器4内に収容し保温している飲料
を直飲みできるように設けられた筒口5と、この筒口5
への着脱に伴いこの筒口5を開閉する栓6とを備えてい
る。
【0020】このように、内外筒1、2が熱伝導性の低
いステンレス鋼よりなりその間が真空の空間3とされた
金属製真空二重容器である容器4は保温性が特に優れ、
飲料を収容して保温するのに飲料が冷たい場合でも、熱
い場合でも、その温度を維持しやすい。従って、試合な
ど時間が限られたスポーツ中に使うような場合は特にい
つでも最適温度で飲料を飲むことができるし、比較的長
い時間が掛かる野外活動や外出しての日常活動などにお
いても初期温度を長く保ちやすいし、冷たいものが太陽
光などで暖められてしまったり、暖かいものが冷気によ
り冷め切ってしまうようなことを防止しやすいので好適
である。
【0021】筒口5は飲料が自然流出できる大きさの流
路を持ったものとしてあり、栓6を外すことによって開
かれ、何もない単純な形状で直飲みされるようにする。
従って、容器4が剛性を有するものであっても減圧解除
弁などは特に必要としない。このための1つの実施例を
示すと内径が約9mm、長さが約37mmに設定(双方
の比は約1:4である。)してあり、容器4の胴部4b
を片手で把持して傾け筒口5から流出してくる飲料を外
気の入れ替わりを伴い容易に飲めるようにしてある。ま
た、筒口5は容器4の軸線に対し口部4aの頂部4cか
ら約20度傾いて突出するようにしてあり、飲料を飲む
ために必要な容器4の傾き角度が小さくなる。また、筒
口5は容器4の口部4aを形成する合成樹脂製の口部材
7に一体成形してあり、容器4の口部4aの必要な形状
とそれから突出する筒口5が容易に成形でき、また、金
属製の真空二重の容器4が形成する口部8を口部材7に
より外装することができ、口部8の仕上げ加工が不要に
なる。
【0022】口部材7は容器4の内筒1と外筒2の口部
どうしが形成している金属製の口部8との間のねじ嵌め
部9にて着脱できるように装着され、相互間がシール部
材11によりシールされるようにしている。従って、容
器4と口部材7とはねじ嵌め部9にて分離して互いに独
立に取り扱い丸洗いなどすることができる。また、容器
4は片手による把持が楽でしかも容量をある程度大きく
するのに、直径を約63mmと細くしながら高さを約2
60mmに設定(双方の比は約1:4である。)した細
長いものとしている。
【0023】しかし、本発明はこれらに限定されること
はなく、筒口5は飲料が自然流出しないいわゆる吸い口
でもよいし、傾く傾かないなどその形態は自由に設計す
ることができる。また、筒口5は容器4と一体に形成す
ることができる。この場合内筒1と外筒2とのいずれか
に一体成形するとかさ低くできるので好適である。
【0024】本実施の形態では特に、栓6の着脱構造に
おいて、栓6の筒口5への図1、図2、図4〜図8、図
10〜図13、図15〜図17に示す装着状態、または
筒口5から栓6を図9に示すように取り外す所定の取り
外し操作の途中で、栓6の所定の取り外し操作に対し、
図1、図2の例に示す係合部21、22間の係合解除、
図4の例に示す係合部23、24間の係合解除、図6の
例に示すような係合部25、26間の係合解除、図8の
例に示すようなねじ嵌め部30が途切れる空回り部28
などによる遊び、または、図10、図11の例に示すロ
ック手段31、図12〜図14の例に示すロック手段3
2による装着状態へのロック、図15〜図17の例に示
す操作規制カバー33により取り外し操作の邪魔をする
などによる操作阻止、のいずれかが生じ、所定の取り外
し操作と異なる操作によって前記遊びまたは操作阻止を
解いて取り外し操作できるようにする操作規制部41を
持っている。ここに、操作規制部41は、栓6を筒口5
に装着している相互の境界部から栓6を取り外すために
栓6を操作する部分までの間で、取り外し操作に対し前
記遊びや操作阻止の機能を奏し、所定の取り外し操作と
は異なる操作でそれら遊びや操作阻止を解いて栓6の取
り外し操作ができるようにするものであれば足りる。
【0025】筒口5は栓6の着脱によって開閉され、閉
じ状態では金属製の真空二重容器による保温容器内に容
器4の変形に伴う加圧により押し出し力を受けるような
ことなく簡単な栓構造にて安定に飲料を閉じ込め前記の
ような保温状態にすることができる。開き状態では栓6
を取り外した単純な筒口5を飲み口として飲料を簡易に
直飲みすることができる。また、栓6の閉じ状態ではそ
の天井部内側に装着されたシール部材20が筒口5の上
端との間で圧着されて双方間を密にシールする。
【0026】ここで、筒口5を閉じ状態から開き状態に
するのに栓6を取り外し操作しようとすると、栓6の筒
口5への装着状態または筒口5から栓6を取り外す所定
の取り外し操作の途中に前記操作規制部41が働き、栓
6の所定の取り外し操作に前記した遊びまたは操作阻止
が生じるので、そのままでは以降の取り外し操作が進ま
ず、その仕組みについて理解できない幼児による不用意
な操作や理解する暇なくちょっとした機会に低学年児童
などが行ういたずら操作などによっては開かれないよう
にするので、これら不用意な操作やいたずら操作で栓6
が開かれたり外されて保温容器のため外側からは温度が
感じられなかった高温の飲料が不意に流出するようなこ
とがなく、不意に流出する高温飲料に触れて熱い思いを
させてしまうような問題を回避することができる。従っ
て、筒口5を前記のように飲料が自然流出できる程度の
大きさの飲みやすいものとするのに好適である。しか
も、前記取り外し操作の遊びや操作阻止の状態は、栓6
を所定の取り外し操作と異なる操作を行うだけで解いて
以降取り外し操作できるようになるので、これを知って
さえいれば栓6を開くのに特段困難はなく使用上特に不
便になることはない。また、児童、特に高学年児童以上
にもなれば少し観察し、さわっていると意味が分かり意
を用いて栓6を難なく取り外せるようになるので、使用
上不便や問題はない。
【0027】栓6は図1〜図17に示す例のように筒口
5の外側に被さるタイプのものとしてもよいが、必要に
応じ筒口5の内側に嵌め付けられるタイプのものとする
ことができるし、それら双方のタイプを合わせた嵌め合
せ構造にすることもできる。栓6が筒口5の外側を覆う
ものであると筒口5の外まわりの外観を整えたり装飾し
たりすることができる。
【0028】図1〜図3に示す例について詳述する。栓
6は筒口5の外まわりに被さる形態をなし、筒口5への
着脱構造は筒口5の外周との間のねじ嵌め部30であ
り、回動操作によってその回動向きに応じ取り外され、
または装着される。この装着、取り外しの操作を栓6の
外まわりに被さるように設けた操作規制カバー35によ
って間接的に行い、前記係合部21、22を栓6と操作
規制カバー35との対向面間に形成して操作規制部41
を構成し、操作規制部41が操作規制カバー35と栓6
との間で働くようにしてある。係合部21、22は互い
が係合することにより操作規制カバー35の装着または
取り外しの操作を栓6に伝達したり、係合が外れること
により伝達できず装着、取り外しの操作に遊びを与えた
りする。
【0029】この係合部21、22の係合、係合解除を
行うのに、操作規制カバー35は栓6の外回りに回転お
よび軸線方向に摺動できるように嵌め合わされ、相互の
対向部間、1つの例として天井壁間に設けてあり、操作
規制カバー35を栓6から浮かせるように上向きに摺動
させると係合部21、22どうしの係合が外れるので、
操作規制カバー35を回動させても栓6には伝わらず空
回りするだけで、栓6を装着したり取り外したりする操
作が規制される。
【0030】操作規制カバー35は下端部内向きのフッ
ク形状部35aが栓6の外周の下端部近くに形成された
下向きの逆止面36aを持った係止突起36に上方から
無理嵌めないしは弾性係合されて、逆止面36aとの引
っ掛かりにより抜け止めされる。また、操作規制カバー
35はフック形状部35aの直ぐ上に係止突起36と弾
性的に軽く係合し合うクリック突起35bが形成され、
このクリック突起35bが係止突起36の上方に越えた
位置で操作規制カバー35は係合部21、22どうしの
係合が外れた操作規制位置に係止されて安定し、クリッ
ク突起35bが係止突起36の下方に乗り越えた位置で
操作規制カバー35は突起21、22どうしが係合する
操作規制解除位置に係止されて安定する。
【0031】クリック突起35bと係止突起36との係
合量は少なく、操作規制カバー35の軸線方向の摺動に
伴い、係止突起36の上方から下方に、また、下方から
上方に軽い抵抗感を操作規制カバー35に与えながら乗
り越えて、操作規制カバー35による栓6の間接的な装
着、または取り外しの操作に遊びを与える操作規制状態
と、この遊びを解いて装着または取り外しの操作ができ
る操作規制解除状態との切換えがクリックストッパ機能
とそれによるクリック感を持って安定に行われるように
する。ここに、係止突起36とクリック突起35bとは
切換え状態を保持する保持手段44をなし、操作規制状
態にも操作規制解除状態にも保持する。
【0032】本例では、遊びを解いて操作できるように
した操作規制解除状態で操作規制カバー35を回動操作
して栓6を図2に示す装着状態にしても、遊びを与える
状態に自動的に切り換わらず、係合部21、22どうし
は係合し合ったままにある。このため、栓6を装着した
後に操作規制カバー35を上に摺動させて取り外し操作
に遊びを与える操作規制状態に切換えておかないと前記
のような不用意な操作やいたずら操作に対応できない。
【0033】そこで、操作規制カバー35を図2に示す
上動位置に常時あるように付勢しておき、栓6を装着ま
たは取り外し操作するときだけ操作規制カバー35を前
記付勢に抗して押し下げながら回動操作するようにすれ
ば、操作規制カバー35による栓6の装着完了後、操作
規制カバー35から手を離すと操作規制カバー35がフ
リーになって前記付勢により上動され操作規制状態に自
動復帰できるようになる。この場合、クリックストッパ
機能は邪魔になるのでクリック突起35bは省略するの
が好適である。前記のような付勢はばねで行える。ばね
は独立したものを働かせてもよいが、必須部材のばね特
性を利用することもできる。例えば、図2に仮想線で示
すように栓6の外周の下端部に操作規制カバー35のフ
ック形状部35aに対向した傾斜面6a1を形成してお
くと、操作規制カバー35を押し下げて係合部21、2
2どうしを係合させ栓6を操作できる操作規制解除状態
にするとき、フック形状部35aは傾斜面6a1に沿っ
て外方に押し退けられるように弾性変形されながら下動
し、操作規制カバー35が栓6の装着後に手を離されて
フリーになったとき、フック形状部35aは自身の弾性
復元力によって傾斜面6a1を押圧しながら初期形状に
復元しようとする作用で、傾斜面6a1の案内を受けて
操作規制カバー35を上動させ係合部21、22どうし
の係合を自動的に解除し、栓6の取り外し操作に遊びを
与える操作規制状態に自動復帰させる。従って、栓6の
装着後操作規制カバー35を上動復帰させておくのを忘
れるような問題が解消する。この場合の付勢は操作規制
カバー35による操作に遊びを持たせる状態だけを保持
する保持手段44をなす。
【0034】本例では、また、栓6とこの栓6が筒口5
に被さって設けられていることを利用してそのさらに外
側に被さって設けられた操作規制カバー35とで1つの
栓を思わせるユニットを構成して2部材であることを目
立たなくしながら、操作規制カバー35を保持手段44
による保持を解いた上で栓6に対し操作規制位置から操
作規制解除位置へ移動させる所定の取り外し操作とは異
なった切換え操作なしでは、取り外し操作できないよう
にするので、前記不用意な操作やいたずら操作によって
栓6が開かれたり取り外されるのを防止することがで
き、しかも、最も外側の操作規制カバー35のみによる
規制解除操作とそれに続く取り外し操作によって容易に
取り外すことができる。
【0035】なお、操作規制カバー35は操作を行うキ
ャップ部35cと、このキャップ部35cの下端に超音
波溶着や無理嵌めなど適当な方法で結合した繋ぎ部材3
5dとで構成し、キャップ部35cに係合部21を一体
形成し、繋ぎ部材35dに前記フック形状部35aおよ
びクリック突起35bを一体形成して、必要な構造およ
び形状を型成形しやすくしてある。また、繋ぎ部材35
dの窪み35e内に嵌め込んで係合部37により回転で
きるように支持したリング38と筒口5の基部外周に嵌
め合せて係合部39により回転できるように支持したリ
ング42とを樹脂バンド43により繋いであり、栓6が
筒口5から取り外されても紛失しないようにしている。
係合部21、22は図2に示すように先端が山形あるい
は丸味形状をなして対抗し合い、互いに係合しやすくす
るとともに、係合部21、22の一方は他方が難なく嵌
り合えるが栓6の回動操作方向にはあまり遊びを与えな
いピッチを持って円周上に多数配列し、他方は直径線上
2箇所に位置するように配列し、操作規制カバー35が
栓6に対しどのような回動位置で対向し合っているとき
でも、操作規制カバー35の下動によって係合部21、
22どうしが容易かつ確実に係合し合えるようにしてい
る。
【0036】図4、図5に示す例では、操作規制カバー
35と栓6との天井部間に設けた係合部23、24間の
係合、係合解除を操作規制カバー35の軸線方向の上下
摺動にて行うのは図1〜図3に示した先の例と同じであ
る。しかし、本例の保持手段44は、操作規制カバー3
5と栓6との周壁間の一方に一段の突起46、他方に上
下二段の凹部45a、45bを設け、突起46を凹部4
5a、45bのどれに係合させるかで、係合部23、2
4どうしが図5に示すように係合する操作規制解除位置
と、図4に示すように係合が解除される操作規制位置と
の両位置に操作規制カバー35を保持できるようにして
いる。凹部45a、45bは操作規制カバー35がどの
回動位置にあっても突起46が係合できるように環状に
形成するのが好適であり、突起46は環状にしない方が
操作規制カバー35の周壁が弾性変形しやすくなるの
で、突起46を凹部45a、45bの間を図4、図5に
示すように操作規制カバー35の周壁の弾性変形を伴い
移動させて操作規制カバー35を操作規制解除位置と操
作規制位置とに切換えやすくなる。しかし、切換えやす
さは突起46と凹部45a、45bの係合量も関係する
ので、係合量を小さくすれば突起46を環状にしたり、
環状でないが長いものにしても問題はない。保持手段4
4が単純な構成であるので、操作規制カバー35は1つ
の部材よりなる単純なキャップ形態としてある。なお筒
口5は容器4に対して傾かない例を示している。
【0037】図6、図7に示す例では、係合部25、2
6の噛み合い部、および突起46と凹部45a、45b
による保持手段44の双方を、栓6と操作規制カバー3
5との周壁間に設けて、図6に示す操作規制位置と図7
に示す操作規制解除位置とに切換えて保持できるように
したもので、栓6と操作規制カバー35の天井壁間に余
分なスペースが要らなくなり、全高を低く抑えやすい利
点がある。筒口5は容器4に対し傾いた例を示してい
る。他の構成および奏する作用は図4、図5に示す例と
は特に変わらず、共通する部材には同一の符号を付し重
複する説明は省略する。
【0038】図8、図9に示す例は、栓6の着脱構造で
ある栓6と筒口5とのねじ嵌め部30を利用して操作規
制部41を構成するのに、ねじ嵌め部30に取り外し操
作の途中でねじ嵌め状態がなくなり取り外し操作に遊び
を与える空回り部28を設けて達成しており、操作規制
カバーを必要としない分構成が簡単になる。具体的に
は、筒口5の大径基部5aと小径先部5bとの外周にね
じ47a、47bを形成し、栓6の大径下部6aと小径
上部6bとの内周に前記ねじ47a、47bとでねじ嵌
め部30a、30bを構成するねじ48a、48bを形
成し、図9に示すようにねじ48a、48bの間隔S内
にねじ47a、47bの双方が入れる関係とする。これ
により、ねじ48a、48bの間がねじ47a、47b
双方が位置してもねじ嵌めできない取り外し操作途中の
空回り部28となり、栓6を取り外す操作の途中に栓6
と筒口5との間で遊びを与える操作規制部41となる。
【0039】具体的に説明すると、図8ではねじ嵌め部
30bのねじ47b、48bどうしのねじ嵌めによって
栓6が筒口5を閉じている。このとき、ねじ嵌め部30
aではそのねじ48aがねじ47aから大きく下方に退
避している。この状態で栓6をねじ嵌め部30bでのね
じ嵌めが緩む方向に回動させるとねじ嵌め部30bのね
じ嵌めが次第に緩み、ねじ48aはねじ47aに次第に
近づく。ねじ嵌め部30bが図9に示すように緩み切っ
てねじ48bがねじ47bから外れても、ねじ48aは
ねじ47aと関係せず、この状態で栓6の取り外し操作
を継続しても空回りするだけである。これにより、前記
のような不用意な操作やいたずら操作で栓6が取り外さ
れるようなことを防止することができる。
【0040】しかし、栓6を軸線方向に持上げる、所定
の取り外し操作と違う操作をすると、ねじ48aがねじ
47aにねじ嵌めできる状態となり、それ以降に栓6を
取り外し操作すると今度はねじ嵌め部30aのねじ嵌め
を一旦開始させた後、さらに取り外し操作を継続するこ
とにより、ねじ嵌め部30aのねじ嵌めが緩みだし、ね
じ嵌め部30aのねじ嵌めを緩め切るとねじ48aがね
じ47aから上方に外れるので栓6を筒口5から取り外
し、筒口5から飲料を直飲みできるようになる。栓6を
装着するときも上記と逆の動作で操作規制部41は働
く。
【0041】もっとも、ねじ47a、47bとねじ48
a、48bとで間隔の関係を逆にしても同様な作用を営
むことができる。また、筒口5と栓6とのストレートな
形状の周壁間における同径のねじどうしの間でも操作規
制部41の作用をすることができる。この場合、ねじ4
7a、47bおよびねじ48a、48bの一方を他方の
間に入れる範囲の1つに纏めるのがよい。
【0042】図10、図11の例、図12〜図14の例
では、装着状態の栓6と筒口5との間で、栓6をロック
手段31や32などによって装着状態にロックして、取
り外し操作を阻止する操作規制部41を構成してある。
これによると、ねじ嵌め部30や単なる軸線方向の嵌め
合わせ部などを含む各種の着脱構造に対応した栓6の所
定の取り外し操作と異なる操作にてロック解除ができる
ようにすることだけを満足すれば、前記着脱構造に見合
う各種のロック方式を採用して、不用意な操作やいたず
ら操作による取り外し操作を阻止することができ、構造
および操作が簡単でロック機能の確実なものを採用する
ことができる。例えば、ねじ嵌め部30による回動を伴
う着脱構造に対するロック方式としては回りとめ係合方
式がある。
【0043】図10、図11の例について詳述する。ロ
ック手段31は筒口5の外周の栓6を装着した部分の直
ぐ下に係止フランジ51を一体形成し、この係止フラン
ジ51の下へ無理嵌めしたロックナット52を設け、こ
のロックナット52を栓6の外周との間のねじ嵌め部5
3でのねじ嵌めによって連結し係止フランジ51の側に
栓6を引き付け図10に示すように締結し、栓6を装着
状態にロックするようにしている。従って、このロック
ナット52を用いたロックを解除しないと栓6を操作し
ただけでは取り外しのための回動操作が困難となり、ロ
ックを解除するにはロックナット52を回動してねじ嵌
め部53のねじ嵌めを緩める栓6の所定の取り外し操作
とは異なった操作が要るので、前記不用意な操作やいた
ずら操作で栓6が開かれたり取り外されたりするのを防
止することができる。このロックはロックナット52を
回動操作してねじ嵌め部53のねじ嵌めを緩めればよ
い。
【0044】上記ロックナット52によるロックは、栓
6を筒口5に対しねじ嵌め部30にて装着する着脱構造
に適用して有効であるが、栓6を単に軸線方向に摺動さ
せて着脱するような他の着脱構造にも有効である。ま
た、ロック手段31はロックナット52を採用するの
に、図11に示すような向きのねじ嵌め部53とするこ
とにより、栓6をロック解除なしに取り外し操作された
場合、ねじ嵌め部53のねじ嵌めが進んでロック部の締
結が増すようになるので、不用意な操作やいたずら操作
をより防止しやすくなる。
【0045】図12〜図14の例について詳述する。ロ
ック手段32は栓6の下端部に円周方向に複数設けられ
て、筒口5の外周に一体形成された係止フランジ51に
係合して栓6を抜け止めするロック爪61で構成され、
栓6の外周に軸線方向に摺動できるように部分的に嵌め
合わせた環状の操作規制カバー62の上下動によって、
それの操作部62cとロック爪61の背面に一体形成さ
れたカム61aとの係合、係合解除によって、図12に
示す栓6を装着状態にロックし、取り外し操作できなく
したり、図13に示すように前記ロックを解除して取り
外し操作できるようにしたりする。操作規制カバー62
は本体部62aと繋ぎ部62bの2部材を結合して構成
し、必要な形状を型成形しやすくしてある。本例でも栓
6の着脱構造はねじ嵌め部30としてあるが、これに限
られることはなく着脱構造とロックタイプの操作規制部
41の働きの関係は図10、図11に示す例の場合と同
様である。
【0046】図15〜図17の例について詳述する。本
例では栓6の着脱構造が栓6と筒口5とのねじ嵌め部3
0であって、栓6を取り外すのに図16、図17に示す
ように手の指で挟み持って回動されることを利用し、操
作規制部41が栓6の外周部に被さって軸線方向に摺動
できる操作規制カバー33よりなり、操作規制カバー3
3は、栓6を取り外し操作できるように突出させる図1
6に示す規制解除位置と栓6の取り外し操作を邪魔する
ように被さる図15に示す操作規制位置とに移動できる
ようにしてあり、操作規制カバー33を規制位置に保持
する保持手段44を備えている。
【0047】栓6はねじ嵌め部30での回転操作によっ
てその向きに応じて着脱されるが、操作規制カバー33
との位置関係だけで、不用意な操作やいたずら操作によ
って開けられたり取り外されたりするのを防止しなが
ら、保持手段44による保持を解いて所定の取り外し操
作を行えば簡単に取り外すことができる。保持手段44
はコイルばね65により操作規制カバー33を上方に付
勢して図15の規制位置に常時保つものとしてあり、保
持の解除はコイルばね65の付勢に抗して操作規制カバ
ー33を図16、図17に示すように下動させればよ
く、この下動させた手の指で栓6を取り外し操作するこ
とができる。操作規制カバー33の上下動のためのスト
ロークを確保するのに、口部材7に容器4の口部材8内
に入り込む環状溝60を頂部4cに形成してある。
【0048】
【発明の効果】本発明の金属製真空二重容器による直飲
み保温容器によれば、上記の説明で明かなように、筒口
は栓の着脱によって開閉され、閉じ状態では金属製の真
空二重容器による保温容器内に容器の変形に伴う加圧に
より押し出し力を受けるようなことなく簡単な栓構造に
て安定に飲料を閉じ込め保温状態にすることができ、開
き状態では栓を取り外した単純な筒口を飲み口として飲
料を簡易に直飲みすることができる。
【0049】特に、閉じ状態から開き状態にするのに栓
を取り外し操作しようとすると、栓の筒口への装着状態
または筒口から栓を取り外す所定の取り外し操作の途中
に操作規制部が働き、栓の所定の取り外し操作に遊びま
たは操作阻止が生じるので、そのままでは以降の取り外
し操作が進まず、その仕組みについて理解できない幼児
による不用意な操作や理解する暇なくちょっとした機会
に低学年児童などが行ういたずら操作などによっては開
かれないようにするので、これら不用意な操作やいたず
ら操作で栓が開かれてしまい、保温容器のため外側から
は感じられなかった熱い飲料が不用意に流出してしまう
ような問題を回避することができ、筒口を飲料が自然流
出できる程度の大きさの飲みやすいものとするのに好適
である。
【0050】しかも、前記取り外し操作の遊びや阻止の
状態は、栓を所定の取り外し操作と異なる操作を行うだ
けで解き以降取り外し操作できるようになるので、これ
を知ってさえおれば栓を開くのに特段困難はなく使用上
特に不便になることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る金属製真空二重容器
による直飲み保温容器の1つの例を示す半部を断面して
示す側面図である。
【図2】図1の保温容器の栓部の断面図である。
【図3】図1の保温容器の底部の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る金属製真空二重容器
による直飲み保温容器の別の例を示す栓部の操作規制状
態での断面図である。
【図5】図4の栓部の操作規制解除状態での断面図であ
る。
【図6】図4、図5に例示する栓部の変形例を示す操作
規制状態での断面図である。
【図7】図6の栓部の操作規制解除状態での断面図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態に係る金属製真空二重容器
による直飲み保温容器の他の例を示す栓部の操作規制状
態での断面図である。
【図9】図8の栓部の操作規制解除状態での断面図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態に係る金属製真空二重容
器による直飲み保温容器の今1つの例を示す栓部の操作
規制状態での断面図である。
【図11】図10の栓部の操作規制解除状態での断面図
である。
【図12】本発明の実施の形態に係る金属製真空二重容
器による直飲み保温容器のさらに別の例を示す栓部の操
作規制状態での断面図である。
【図13】図12の栓部の操作規制解除状態での断面図
である。
【図14】図12の操作規制カバー部の斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態に係る金属製真空二重容
器による直飲み保温容器のさらに他の例を示す栓部の操
作規制状態での断面図である。
【図16】図15の栓部の操作規制解除状態での断面図
である。
【図17】図15、図16の状態を実線と仮想線とで示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 内筒 2 外筒 3 真空の空間 4 容器 4a 口部 5 筒口 6 栓 21〜26 係合部 28 空回り部 30 ねじ嵌め部 31、32 ロック手段 33、35 操作規制カバー 41 操作規制部 44 保持手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス鋼製の内筒と外筒との間を真
    空にした容器の口部に、容器内に収容し保温している飲
    料を直飲みできるように設けられた筒口と、この筒口へ
    の着脱に伴いこの筒口を開閉する栓とを備え、 栓の筒口への装着状態または筒口から栓を取り外す所定
    の取り外し操作の途中、その所定の取り外し操作に遊び
    または操作阻止が生じ、所定の取り外し操作と異なる操
    作によって前記遊びまたは操作阻止を解いて取り外し操
    作できるようにする操作規制部を持った栓の着脱構造を
    有したことを特徴とする金属製真空二重容器による直飲
    み保温容器。
  2. 【請求項2】 ステンレス鋼製の内筒と外筒との間を真
    空にした容器の口部に、容器内に収容し保温している飲
    料を直飲みできるように設けられた筒口と、この筒口に
    その外側に被さるように装着されるとともに筒口からの
    着脱に伴いこの筒口を開閉する栓とを備え、 栓の筒口への装着状態または筒口から栓を取り外す所定
    の取り外し操作の途中、その所定の取り外し操作に遊び
    または操作阻止が生じ、所定の取り外し操作と異なる操
    作によって前記遊びまたは操作阻止を解いて取り外し操
    作できるようにする操作規制部を持った栓の着脱構造を
    有したことを特徴とする金属製真空二重容器による直飲
    み保温容器。
  3. 【請求項3】 操作規制部は、装着状態の栓と筒口との
    間で、栓を装着状態にロックして、取り外し操作を阻止
    するロック手段よりなる請求項1、2のいずれか1項に
    記載の金属製真空二重容器による直飲み保温容器。
  4. 【請求項4】 栓の着脱構造は、栓と筒口とのねじ嵌め
    部であって、操作規制部は、ねじ嵌め部に取り外し操作
    の途中でねじ嵌め状態がなくなる空回り部を設けたもの
    である請求項1、2のいずれか1項に記載の金属製真空
    二重容器による直飲み保温容器。
  5. 【請求項5】 栓の着脱構造は、栓と筒口とのねじ嵌め
    部であって、操作規制部は、栓と栓の外側に軸線まわり
    の回動と軸線方向に摺動ができるように被さった操作規
    制カバーとの間に設けられて、操作規制カバーの操作規
    制解除位置と操作規制位置との間の前記摺動により栓お
    よび操作規制カバーが一体回転できるように係合し、ま
    たこの係合を解除する係合手段よりなり、操作規制カバ
    ーを操作規制位置に保持する保持手段を備えた請求項2
    に記載の金属製真空二重容器による直飲み保温容器。
  6. 【請求項6】 栓の着脱構造は、栓と筒口とのねじ嵌め
    部であって、操作規制部は、栓の外側に被さって軸線方
    向に摺動でき、栓を取り外し操作できるように突出させ
    る操作規制解除位置と栓の取り外し操作を邪魔するよう
    に被さる操作規制位置とに移動できる操作規制カバーよ
    りなり、操作規制カバーを操作規制位置に保持する保持
    手段を備えた請求項2に記載の金属製真空二重容器によ
    る直飲み保温容器。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838542U (ja) * 1981-09-04 1983-03-12 株式会社リコー 安全容器
JPS62143650U (ja) * 1986-03-04 1987-09-10
JPH08268452A (ja) * 1995-02-02 1996-10-15 Canyon Corp チャイルドプル−フ機構付ボトルキャップ
JPH11244158A (ja) * 1998-03-04 1999-09-14 Nippon Sanso Kk 保温容器

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