[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2002060468A - エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板

Info

Publication number
JP2002060468A
JP2002060468A JP2000246660A JP2000246660A JP2002060468A JP 2002060468 A JP2002060468 A JP 2002060468A JP 2000246660 A JP2000246660 A JP 2000246660A JP 2000246660 A JP2000246660 A JP 2000246660A JP 2002060468 A JP2002060468 A JP 2002060468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
resin composition
particle size
prepreg
oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000246660A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumiya Miyake
澄也 三宅
Takayuki Baba
孝幸 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP2000246660A priority Critical patent/JP2002060468A/ja
Publication of JP2002060468A publication Critical patent/JP2002060468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハロゲン系難燃剤を使用せずとも優れた難燃
性を有し、高耐熱、低熱膨張のICパッケージ用基板を
提供する。 【解決手段】 (A)1分子中に3個以上のエポキシ基
を有するエポキシ樹脂、(B)1分子中に3個以上のフ
ェノール性水酸基を有するフェノール樹脂系硬化剤、
(C)9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスフ
ァフェナントレン−10−オキシド、(D)トリアリー
ルホスフィンオキサイド、及び(E)最大粒径24μm
以下、かつ平均粒径が2μm以上5μm以下、かつ比表
面積が5m2/g以下の球状溶融シリカを必須成分とす
ることを特徴とするエポキシ樹脂組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン系難燃剤
を使用せずとも優れた難燃性を有し、かつ優れた耐熱
性、寸法安定性を発現するエポキシ樹脂組成物、プリプ
レグ及びそれを用いた銅張積層板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体の分野では高密度実装技術の進歩
から従来の面実装からエリア実装に移行していくトレン
ドが進行し、BGAやCSPなど新しいパッケージが登
場、増加しつつある。そのため以前にもましてインター
ポーザ用リジッド基板が注目されるようになり、高耐
熱、低熱膨張基板の要求が高まってきた。一方、これら
半導体に用いられる樹脂部材は難燃性が求められること
が多い。従来この難燃性を付与するため、エポキシ樹脂
においては臭素化エポキシなどのハロゲン系難燃剤を用
いることが一般的であった。しかし、ハロゲン含有化合
物からダイオキシンが発生するおそれがあることから、
昨今の環境問題の深刻化とともに、ハロゲン系難燃剤を
使用することが回避されるようになり、広く産業界にハ
ロゲンフリーの難燃化システムが求められるようになっ
た。このような時代の要求によってリン系難燃剤が脚光
を浴び、リン酸エステルや赤リンが検討されたが、これ
らの従来のリン系難燃剤は加水分解しやすく樹脂との反
応に乏しいため、耐半田性が低下したり、ガラス転移温
度が低下するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決するべくなされたもので、ハロゲンフリーで優
れた難燃性を有し、かつ高耐熱、低熱膨張の特性を発現
しうるエポキシ樹脂組成物、プリプレグ、及び銅張積層
板を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、耐熱性に寄与
する多官能エポキシ樹脂、フェノール樹脂系硬化剤、難
燃性や優れた耐加水分解性を有する特定構造のリン化合
物、及び低熱膨張性や低吸水性を発現する特定の球状シ
リカを必須成分として含有する銅張積層板用として好適
なエポキシ樹脂組成物を技術骨子とするものであり、か
かる組成により上記目的を達成するに至った。
【0005】具体的には、1分子中に3個以上のエポキ
シ基を有するエポキシ樹脂、1分子中に3個以上のフェ
ノール性水酸基を有するフェノール樹脂系硬化剤、9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナン
トレン−10−オキシド、トリアリールホスフィンオキ
サイド、及び最大粒径24μ以下、かつ平均粒径が2μ
以上5μ以下、かつ比表面積が5m2/g以下の球状溶
融シリカを必須成分とすることを特徴とするエポキシ樹
脂組成物、さらにはこれらの成分に加え、カップリング
剤を必須成分とすることを特徴とするエポキシ樹脂組成
物、およびこれらのエポキシ樹脂組成物を基材に含浸、
乾燥して得られるプリプレグ、それを用いて加熱成形し
てなる銅張積層板である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いる、(A)1分子中
に3個以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂として
は、オルソクレゾールノボラックエポキシ樹脂、フェノ
ールノボラックエポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラ
ックエポキシ樹脂などのノボラック型エポキシ樹脂、ト
リスヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂および対
応する芳香環がアルキル化されたエポキシ樹脂などの誘
導体、1,1,2,2−テトラキスヒドロキシフェニル
エタンのグリシジルエーテル化物、およびその2量体、
3量体などのテトラキスヒドロキシフェニルエタン型エ
ポキシ樹脂、などが例示されるが、エポキシ樹脂は、後
述するリン化合物である、9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキシド
やトリアリールホスフィンオキサイドがエポキシ基と反
応して樹脂中のエポキシ基が減少するため、ガラス転移
温度を高い状態に保つためには、3官能以上のエポキシ
樹脂であることが必須である。特に3官能以上のエポキ
シ樹脂の中でも、ノボラック型エポキシ樹脂(A1)及
び、トリスヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂と
テトラキスヒドロキシフェニルエタン型エポキシ樹脂か
らなる群から少なくとも1種選ばれるエポキシ樹脂(A
2)を組み合わせた場合、トリスヒドロキシフェニルメ
タン型エポキシ樹脂とテトラキスヒドロキシフェニルエ
タン型エポキシ樹脂からなる群から少なくとも1種選ば
れるエポキシ樹脂(A2)で架橋密度を高くしてガラス
転移温度を高くでき、一方ノボラック型エポキシ樹脂
(A1)によって、前述(A2)のエポキシ樹脂の欠点
である吸水性の大きさや架橋密度が過度に高くなること
による脆さ、密着性の低下などを防ぐすることができ
る。特にノボラック型エポキシ樹脂(A1)の中でもオ
ルソクレゾールノボラックエポキシ樹脂が吸水性を低減
できるので好ましい。本発明において、エポキシ樹脂組
成物中に占める(A)成分の割合は10〜50重量%が
好ましい。10重量%未満では、結合剤成分が少なくな
り、耐熱性が低下したり樹脂成分が少なくなり成形性が
悪化する場合がある。50重量%を越えると、充填材の
割合が低下し、熱膨張、吸水率が増加し好ましくない。
なお、エポキシ樹脂として、(A)成分以外のエポキシ
樹脂、例えばビスフェノールA型のエポキシ樹脂をエポ
キシ樹脂全体の30重量%以下配合してもよい。
【0007】次に成分(B)1分子中に3個以上のフェ
ノール性水酸基を有するフェノール樹脂系硬化剤として
は、フェノールノボラック、ビスフェノールAノボラッ
ク、フェノールアラルキル樹脂等が例示されるが、フェ
ノール性水酸基当量が比較的小さく、低官能のモノマー
を容易に除去できるフェノールノボラックが好ましい。
本発明では(B)成分は、エポキシ樹脂のエポキシ基の
モル数と、(B)成分のフェノール性水酸基およびその
他の活性水素の合計の比(当量比)が0.8以上1.2
以下となるよう添加することが好ましい。この範囲外で
はガラス転移温度の低下や電気特性の低下が生じること
がある。
【0008】本発明の難燃成分の1つである、成分
(C)9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスフ
ァフェナントレン−10−オキシドは、リンに結合して
いる水素がエポキシ基と反応する反応性リン化合物であ
り、従来のリン酸エステルや赤リンのように加水分解し
て吸水性を高めたり、密着性を低下させたりすることが
なく極めて優れたリン系難燃剤である。しかしこの化合
物は一方で樹脂の硬化性を遅らせる作用があるため、プ
レス成形時間を短縮した場合に硬化性に問題が出ること
がある。難燃成分のもう一方の成分である(D)トリア
リールホスフィンオキサイドは、マトリックス樹脂と反
応しないかまたは反応性が小さいと考えられるが、耐加
水分解性に優れており、加えてHCAのように硬化性に
影響を与えない。したがって成分(C)と(D)を併用
すると難燃性と硬化性を維持しながら吸水性や密着性も
悪化させず良好な半田耐熱性を実現できる。この(C)
と(D)の添加重量比率は1:4〜4:1が好ましい。
この範囲をはずれると併用効果が薄れる場合がある。本
発明の(C)と(D)の合計添加量は、エポキシ樹脂組
成物全体に対して、0.5〜10重量%が好ましい。
0.5重量%未満では難燃効果が低下するおそれがあ
り、10重量%を越えるとガラス転移温度が低下する場
合がある。トリアリールホスフィンオキサイドの例とし
てはトリフェニルホスフィンオキサイド、トリスヒドロ
キシフェニルホスフィンオキサイド、ビス(ヒドロキシ
フェニル)フェニルホスフィンオキサイド、トリスアミ
ノフェニルホスフィンオキサイド、ビス(アミノフェニ
ル)フェニルホスフィンオキサイドが例示できるが、ト
リアリールホスフィンオキサイドのアリール基が無置換
であっても、何らかの置換基を有していてもよい。
【0009】本発明の成分(E)は、最大粒径24μm
以下で、平均粒径2μm以上5μm以下、かつ比表面積
が5m2/g以下の球状溶融シリカである。多量に充填
材を添加し低熱膨張性と樹脂の流動性を両立させるには
球状溶融シリカが他の充填材に勝っており最適である。
球状溶融シリカの中でもレーザー回折式粒度分布測定
で、最大粒径24μm以下で、平均粒径2μm以上5μ
m以下、かつBET法による比表面積が5m2/g以下
の球状溶融シリカが好ましい。最大粒径が24μmを超
える粗粒が含まれると銅箔と基材の間で粗粒に起因する
空間ができ、吸湿した場合に水が滞留して半田耐熱が悪
化したり、銅張積層板の外観が悪化したりする。また平
均粒径が2μmより小さい場合や比表面積が5m2/g
を超える場合、粒子の2次凝集により前述粗粒が含まれ
る場合と同様の問題が生じる場合がある。この球状溶融
シリカはエポキシ樹脂組成物中50重量%以上を占める
と熱膨張、吸水率が小さくなるので好ましい。ただし、
90重量%を越えるとエポキシ樹脂組成物中の無機充填
材の割合が大きすぎて含浸等の操作が困難となる。また
必要に応じて特性を妨げない範囲で他の充填材を使用し
てもよい。この場合、最大粒径24μm以下で、平均粒
径2μm以上5μm以下、かつ比表面積が5m2/g以
下の球状溶融シリカ以外の球状シリカをはじめとして従
来公知の充填材を、半田耐熱性等の特性を悪化させない
程度において、任意に使用可能である。
【0010】本発明の樹脂組成物にさらにカップリング
剤を用いると、樹脂と充填材の界面のぬれ性が向上し好
ましい。特にシロキサン結合の繰り返し単位を2個以上
有し、かつアルコキシ基を有するシリコーンオイル型カ
ップリング剤はプリプレグ製造時の高温にさらされても
揮発することなく、充填材表面にコーティングされるの
で好ましく用いられる。この場合、汎用シランカップリ
ング剤との併用が充填材とのぬれ性と充填材表面へのカ
ップリング剤の定着性のバランスがとれ効果的である。
本発明では(F)成分は、エポキシ樹脂組成物全体に対
して、0.1〜5重量%が好ましい。0.1重量%未満
では充填材の表面全体にカップリング剤を分散させるこ
とができない可能性がある。また5重量%を越えるとガ
ラス転移温度が低下する場合がある。
【0011】本発明のエポキシ樹脂組成物は必要に応じ
て、上記成分以外の添加剤を特性を損なわない範囲で添
加することができる。本発明のエポキシ樹脂組成物は溶
剤を用いてワニスとして、または無溶剤にて基材に塗布
しプリプレグを得ることができる。基材としてはガラス
織布、ガラス不織布、その他有機基材などを用いること
ができる。本発明のエポキシ樹脂組成物は繊維基材に含
浸、乾燥することによりプリプレグが得られ、このプリ
プレグの1枚又は複数枚を銅箔とともに加熱成形して銅
張積層板が得られる。これらのプリプレグ及び銅張積層
板も本発明に含まれるものである。
【0012】
【実施例】実施例1 オルソクレゾールノボラックエポキシ樹脂(大日本イン
キ化学製エピクロンN−665)25重量部(以下、部
と略す)、フェノールノボラック(軟化点105℃)
9.5部、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホ
スファフェナントレン−10−オキシド(三光化学製)
2部、トリフェニルホスフィンオキサイド3部、および
エポキシ樹脂と硬化剤量の合計100部に対し2−フェ
ニル−4−メチルイミダゾールを0.05部をメチルエ
チルケトンとメチルセロソルブの混合溶剤に溶解した
後、この溶液にエポキシシランカップリング剤(日本ユ
ニカー製A−187)0.4部、シリコーンオイル型カ
ップリング剤A(日本ユニカー製MAC2101)0.
1部を加え撹拌し、続いて球状溶融シリカA(24μ以
上をカットした平均粒径4μの球状溶融シリカ、比表面
積2m2/g )60部をいかり型撹拌羽根で撹拌しなが
ら少しずつ添加した。全成分を混合したところで高速攪
拌機を用いて10分撹拌した。作製したワニスを用いて
ガラスクロス(厚さ180μm、日東紡績製)に含浸
し、150℃の加熱炉で6分乾燥してワニス固形分(プ
リプレグ中、ガラスクロスを除く成分)が約50重量%
のプリプレグを得た。このプリプレグを所定枚数重ね、
両面に12μmの銅箔を重ねて、圧力40kgf/cm
2 、温度190℃で60分加熱加圧成形を行い両面銅張
積層板を得た。
【0013】得られた両面銅張積層板の評価方法を〜
に、BGAの評価方法を、に示す。 ガラス転移温度 厚さ0.6mmの両面銅張積層板を全面エッチングし、
得られた積層板から10mm×60mmのテストピース
を切り出し、動的粘弾性測定装置を用いて3℃/分で昇
温し、tanδのピーク位置をガラス転移温度とした。 線膨張係数 厚さ1.2mmの両面銅張積層板を全面エッチングし、
得られた積層板から2mm×2mmのテストピースを切
り出し、TMAを用いてZ方向の線膨張係数を5℃/分
で測定した。 難燃性 厚さ0.6mmの両面銅張積層板を全面エッチングし、
得られた積層板からUL−94規格、垂直法により測定
した。 半田耐熱 厚さ0.4mmの両面銅張積層板を作製し、JISC6
481に準じた方法でテストピースを4枚作製し、プレ
ッシャークッカー4時間吸湿処理を行った後、260℃
の半田槽に120秒浸せきさせて外観異常が出た数を調
べた。
【0014】パッケージ反り量 実施例で作製した厚さ0.4mmの両面銅張積層板をB
GA用に回路加工した。この回路基板(リジッドインタ
ーポーザ)と封止材料に住友ベークライト製EME−7
720を用いて、金型温度180℃、注入圧力75kg
/cm2 、硬化時間2分で225pBGA(パッケージ
サイズは24×24mm、厚さ1.17mm、シリコン
チップはサイズ9×9mm、厚さ0.35mm、チップ
と回路基板のボンディングパッドとを25μm径の金線
でボンディングしている。)を成形し、175℃、8時
間で後硬化した。室温に冷却後、パッケージのゲート部
から対角線方向に、パッケージ上面の高さの変位を表面
粗さ計により測定し、ゲート部を基準とした最大の変位
値を反り量とした。単位はμm。 BGA耐半田クラック性 と同様の方法で得たパッケージ8個を、85℃、相対
湿度60%の環境下で240時間放置した後、JEDE
Cの方法に準じてIRリフロー処理を行った。処理後の
内部の剥離、及びクラックの有無を超音波探傷機で観察
し、不良パッケージの個数を数えた。不良パッケージの
個数がn個であるとき、n/8と表示する。
【0015】実施例2〜14及び比較例1〜4 表1及び表2に示す配合にて、実施例1と同様の方法で
両面銅張積層板を得た。評価方法も前述の通りである。
評価結果を表1及び表2の下欄に示す。本発明のエポキ
シ樹脂組成物を用いて得られた銅張積層板は、ハロゲン
化合物を使用していないにもかかわらず優れた難燃性を
有し、積層板単体及びICパッケージでの評価において
優れた半田耐熱性を示し、加えて成形後の反りも極めて
小さい。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】表の注 1)球状溶融シリカA:24μ以上をカットした平均粒
径4μの球状溶融シリカ、比表面積2m2/g 2)球状溶融シリカB:24μ以上をカットした平均粒
径3μの球状溶融シリカ、比表面積4m2/g 3)球状溶融シリカC:24μ以上をカットした平均粒
径2.5μの球状溶融シリカ、比表面積4.5m2/g 4)球状溶融シリカD:24μ以上をカットしていない
平均粒径22μの球状溶融シリカ、比表面積2.7m2
/g 5)球状溶融シリカE:平均粒径0.6μの球状溶融シ
リカ、比表面積6m2/g 6)破砕状溶融シリカF:平均粒径18μの破砕状溶融
シリカ、比表面積2.2m2/g 7)平均粒径5μのタルク 8)平均粒径12μの水酸化アルミニウム 9)エポキシシランカップリング剤:日本ユニカー製A
187 10)シリコーンオイル型カップリング剤A:日本ユニ
カー製MAC2101 11)シリコーンオイル型カップリング剤B:日本ユニ
カー製MAC2301 12)オルソクレゾールノボラックエポキシ樹脂:大日
本インキ化学製エピクロンN−665 13)フェノールノボラックエポキシ樹脂:大日本イン
キ化学製エピクロンN−775 14)テトラキスヒドロキシフェニルエタン型エポキシ
樹脂:油化シェルエポキシ製エピコートE1031S 15)トリスヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹
脂:油化シェルエポキシ製エピコートE1032 16)ビスフェノールAノボラックエポキシ樹脂:軟化
点70℃、エポキシ当量201 17)ビスフェノールA型エポキシ樹脂:エポキシ当量
250 18)フェノールノボラック:軟化点105℃、水酸基
当量104 19)ビスフェノールAノボラック:軟化点115℃、
水酸基当量129 20)フェノールアラルキル樹脂:三井化学製XL−2
25 21)9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスフ
ァフェナントレン−10−オキシド(三光化学製) 22)2−フェニル−4−メチルイミダゾール:配合量
はエポキシ樹脂と硬化剤の合計量100部に対する量 23)平均粒径3μの破砕状溶融シリカG、比表面積1
5m2/g
【0019】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂組成物は、ハロゲ
ン系難燃剤を使用せずとも優れた難燃性を有し、高耐
熱、低熱膨張の特性を有している。従って、本発明のエ
ポキシ樹脂組成物から得られた銅張積層板は半田耐熱性
に優れ、反りの小さいICパッケージ用基板を提供で
き、関連産業に大きく寄与することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 7/18 C08K 7/18 C08L 63/00 C08L 63/00 C 83/06 83/06 H05K 1/03 610 H05K 1/03 610K 610L 610S // B29K 63:00 B29K 63:00 105:08 105:08 B29L 31:34 B29L 31:34 Fターム(参考) 4F072 AA04 AA07 AB09 AB28 AD27 AE01 AE07 AE23 AF06 AF16 AF21 AG03 AG19 AH02 AH21 AJ04 AK05 AK14 AL13 4F204 AA39 AB03 AB17 AB22 AB24 AB25 AD03 AD08 AG03 AH36 FA01 FB01 FB13 FB24 FH06 FN17 4J002 CC03Y CD00W CD00X CD06W CD07X CP054 DJ018 EW136 EW147 FA088 FD136 FD137 FD138 FD14Y FD204 GQ01 4J036 AA02 AA05 AC02 AC03 AF06 AF08 AF19 AF27 FA05 FA12 FB08 FB16 JA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)1分子中に3個以上のエポキシ基
    を有するエポキシ樹脂、(B)1分子中に3個以上のフ
    ェノール性水酸基を有するフェノール樹脂系硬化剤、
    (C)9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスフ
    ァフェナントレン−10−オキシド、(D)トリアリー
    ルホスフィンオキサイド、及び(E)最大粒径24μm
    以下、かつ平均粒径が2μm以上5μm以下、かつ比表
    面積が5m2/g以下の球状溶融シリカを必須成分とす
    ることを特徴とするエポキシ樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 成分(A)がトリスヒドロキシフェニル
    メタン型エポキシ樹脂、テトラキスヒドロキシフェニル
    エタン型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂から
    なる群から選ばれる少なくとも1種のエポキシ樹脂であ
    る請求項1記載のエポキシ樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 成分(A)において、ノボラック型エポ
    キシ樹脂(A1)及び、トリスヒドロキシフェニルメタ
    ン型エポキシ樹脂とテトラキスヒドロキシフェニルエタ
    ン型エポキシ樹脂からなる群から少なくとも1種選ばれ
    るエポキシ樹脂(A2)が必須であることを特徴とする
    請求項1記載のエポキシ樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 成分(B)がフェノールノボラックであ
    る請求項1乃至3記載のエポキシ樹脂組成物。
  5. 【請求項5】(A)1分子中に3個以上のエポキシ基を
    有するエポキシ樹脂、(B)1分子中に3個以上のフェ
    ノール性水酸基を有するフェノール樹脂系硬化剤、
    (C)9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスフ
    ァフェナントレン−10−オキシド、(D)トリアリー
    ルホスフィンオキサイド、(E)最大粒径24μ以下、
    かつ平均粒径が2μ以上5μ以下、かつ比表面積が5m
    2/g以下の球状溶融シリカ、及び(F)カップリング
    剤を必須成分とすることを特徴とするエポキシ樹脂組成
    物。
  6. 【請求項6】 成分(F)が、シロキサン結合の繰り返
    し単位を2個以上有し、かつアルコキシ基を有するシリ
    コーンオイル型カップリング剤である請求項5記載のエ
    ポキシ樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載のエポ
    キシ樹脂組成物を繊維基材に含浸、乾燥してなることを
    特徴とするプリプレグ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のプリプレグを加熱成形し
    てなることを特徴とする銅張積層板。
JP2000246660A 2000-08-16 2000-08-16 エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板 Pending JP2002060468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000246660A JP2002060468A (ja) 2000-08-16 2000-08-16 エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000246660A JP2002060468A (ja) 2000-08-16 2000-08-16 エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002060468A true JP2002060468A (ja) 2002-02-26

Family

ID=18736928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000246660A Pending JP2002060468A (ja) 2000-08-16 2000-08-16 エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002060468A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002088140A (ja) * 2000-09-13 2002-03-27 Sumitomo Bakelite Co Ltd エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP2002114837A (ja) * 2000-10-05 2002-04-16 Sumitomo Bakelite Co Ltd インターポーザ用エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP2006222409A (ja) * 2005-01-17 2006-08-24 Hitachi Chem Co Ltd プリント配線板用樹脂組成物、プリプレグ、金属張積層板およびプリント配線板
JP2011140661A (ja) * 2011-03-18 2011-07-21 Hitachi Chem Co Ltd 樹脂組成物およびそれを用いたプリプレグ、印刷配線板
JP2013100538A (ja) * 2013-02-01 2013-05-23 Hitachi Chemical Co Ltd 樹脂組成物およびそれを用いたプリプレグ、金属張積層板、印刷配線板
JP2015143302A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 日本ゼオン株式会社 硬化性エポキシ組成物、フィルム、積層フィルム、プリプレグ、積層体、硬化物、及び複合体
JP2019011475A (ja) * 2013-06-12 2019-01-24 味の素株式会社 樹脂組成物

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61166822A (ja) * 1985-01-19 1986-07-28 Toshiba Chem Corp 封止用樹脂組成物
JPS63245947A (ja) * 1987-03-31 1988-10-13 Nitto Electric Ind Co Ltd 半導体装置
JPH09324108A (ja) * 1996-06-07 1997-12-16 Sumitomo Bakelite Co Ltd 難燃性樹脂組成物およびこれを用いた積層板
JPH11288979A (ja) * 1998-02-02 1999-10-19 Shin Etsu Chem Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2000003983A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Nippon Chem Ind Co Ltd 液状封止材用溶融球状シリカ及び液状封止樹脂組成物
JP2000003982A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Nippon Chem Ind Co Ltd 液状封止材用溶融球状シリカ及び液状封止樹脂組成物
JP2000007898A (ja) * 1998-06-25 2000-01-11 Sumitomo Bakelite Co Ltd 難燃性樹脂組成物、これを用いたプリプレグ及び積層板
JP2000186186A (ja) * 1998-12-22 2000-07-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd 難燃性樹脂組成物並びにこれを用いた半導体封止材料および積層板
JP2000212403A (ja) * 1999-01-20 2000-08-02 Sumitomo Bakelite Co Ltd 難燃性樹脂組成物、これを用いたプリプレグ及び積層板
JP2002047395A (ja) * 2000-08-03 2002-02-12 Sumitomo Bakelite Co Ltd エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP2002053645A (ja) * 2000-08-04 2002-02-19 Sumitomo Bakelite Co Ltd エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61166822A (ja) * 1985-01-19 1986-07-28 Toshiba Chem Corp 封止用樹脂組成物
JPS63245947A (ja) * 1987-03-31 1988-10-13 Nitto Electric Ind Co Ltd 半導体装置
JPH09324108A (ja) * 1996-06-07 1997-12-16 Sumitomo Bakelite Co Ltd 難燃性樹脂組成物およびこれを用いた積層板
JPH11288979A (ja) * 1998-02-02 1999-10-19 Shin Etsu Chem Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2000003983A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Nippon Chem Ind Co Ltd 液状封止材用溶融球状シリカ及び液状封止樹脂組成物
JP2000003982A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Nippon Chem Ind Co Ltd 液状封止材用溶融球状シリカ及び液状封止樹脂組成物
JP2000007898A (ja) * 1998-06-25 2000-01-11 Sumitomo Bakelite Co Ltd 難燃性樹脂組成物、これを用いたプリプレグ及び積層板
JP2000186186A (ja) * 1998-12-22 2000-07-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd 難燃性樹脂組成物並びにこれを用いた半導体封止材料および積層板
JP2000212403A (ja) * 1999-01-20 2000-08-02 Sumitomo Bakelite Co Ltd 難燃性樹脂組成物、これを用いたプリプレグ及び積層板
JP2002047395A (ja) * 2000-08-03 2002-02-12 Sumitomo Bakelite Co Ltd エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP4714970B2 (ja) * 2000-08-03 2011-07-06 住友ベークライト株式会社 エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP2002053645A (ja) * 2000-08-04 2002-02-19 Sumitomo Bakelite Co Ltd エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP4639439B2 (ja) * 2000-08-04 2011-02-23 住友ベークライト株式会社 エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002088140A (ja) * 2000-09-13 2002-03-27 Sumitomo Bakelite Co Ltd エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP4729777B2 (ja) * 2000-09-13 2011-07-20 住友ベークライト株式会社 エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP2002114837A (ja) * 2000-10-05 2002-04-16 Sumitomo Bakelite Co Ltd インターポーザ用エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP2006222409A (ja) * 2005-01-17 2006-08-24 Hitachi Chem Co Ltd プリント配線板用樹脂組成物、プリプレグ、金属張積層板およびプリント配線板
JP2011140661A (ja) * 2011-03-18 2011-07-21 Hitachi Chem Co Ltd 樹脂組成物およびそれを用いたプリプレグ、印刷配線板
JP2013100538A (ja) * 2013-02-01 2013-05-23 Hitachi Chemical Co Ltd 樹脂組成物およびそれを用いたプリプレグ、金属張積層板、印刷配線板
JP2019011475A (ja) * 2013-06-12 2019-01-24 味の素株式会社 樹脂組成物
JP2015143302A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 日本ゼオン株式会社 硬化性エポキシ組成物、フィルム、積層フィルム、プリプレグ、積層体、硬化物、及び複合体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3460820B2 (ja) 難燃性エポキシ樹脂組成物
JP6129277B2 (ja) 低誘電のリン含有ポリエステル化合物の組成及びその調製方法
JP2013001807A (ja) 電子回路基板材料用樹脂組成物、プリプレグ及び積層板
JP4132703B2 (ja) 銅張積層板用プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP3821728B2 (ja) プリプレグ
JP4322463B2 (ja) 銅張積層板用プリプレグおよび銅張積層板
JP4560928B2 (ja) インターポーザ用エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP4639439B2 (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP4714970B2 (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP2002060468A (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP4729777B2 (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP2003213019A (ja) プリプレグ及びそれを用いたプリント配線板
JP2003073543A (ja) 樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いたプリント配線板
JP2006312751A (ja) 樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP4729778B2 (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP2002194213A (ja) 難燃性樹脂組成物、それを用いたプリプレグ、積層板、金属張積層板、印刷配線板及び多層印刷配線板
JP2002299834A (ja) 多層プリント配線板用銅箔付き絶縁シートおよびそれを用いたプリント配線板
JP4156180B2 (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP2016065250A (ja) プリプレグ、積層板及び金属張積層板
JP2007043184A (ja) 多層プリント配線板用銅箔付き絶縁シートおよびそれを用いたプリント配線板
JP2000071411A (ja) 樹脂積層基板
JP4529268B2 (ja) エポキシ樹脂組成物、これを用いたプリプレグ及び銅張積層板
JP4244975B2 (ja) プリプレグ用エポキシ樹脂組成物、プリプレグ、多層プリント配線板
JP2002080559A (ja) インターポーザ用エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板
JP2002105292A (ja) インターポーザ用エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いた銅張積層板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070528

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20091224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20100427

A521 Written amendment

Effective date: 20100525

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110531