JP2002046387A - 筆記具用グリップ材 - Google Patents
筆記具用グリップ材Info
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- JP2002046387A JP2002046387A JP2000229759A JP2000229759A JP2002046387A JP 2002046387 A JP2002046387 A JP 2002046387A JP 2000229759 A JP2000229759 A JP 2000229759A JP 2000229759 A JP2000229759 A JP 2000229759A JP 2002046387 A JP2002046387 A JP 2002046387A
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- grip
- gripping
- writing instrument
- melting point
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 握力が低い年少者等または健常者においても
使用する人の掌の大きさ、握り方に応じて自由に、かつ
容易に形状を矯正することができると共に、ズレにくく
確実に把持でき、フィット感にも優れた筆記具用グリッ
プ材及び筆記具を提供する。 【解決手段】 高分子材料からなる筆記具用グリップ材
であって、該グリップ材10のガラス転移温度又は融点
が30〜37℃であり、該ガラス転移温度又は融点以上
の温度でグリップ材が柔軟になり、かつ指の把持力によ
り該把持部が弾性変形することを特徴とする筆記具用グ
リップ材。
使用する人の掌の大きさ、握り方に応じて自由に、かつ
容易に形状を矯正することができると共に、ズレにくく
確実に把持でき、フィット感にも優れた筆記具用グリッ
プ材及び筆記具を提供する。 【解決手段】 高分子材料からなる筆記具用グリップ材
であって、該グリップ材10のガラス転移温度又は融点
が30〜37℃であり、該ガラス転移温度又は融点以上
の温度でグリップ材が柔軟になり、かつ指の把持力によ
り該把持部が弾性変形することを特徴とする筆記具用グ
リップ材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールペン、シャ
ープペンシルなどの筆記具用グリップ材及び筆記具に関
する。
ープペンシルなどの筆記具用グリップ材及び筆記具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ボールペン、シャープペンシ
ルなどの筆記具用グリップ材は、スベリ防止、筆記疲労
の軽減等を図るために筆記具の軸体に取り付けられてお
り、一般に、ゴム又は樹脂などの材質によって形成さ
れ、その構造も多用なものが知られている。
ルなどの筆記具用グリップ材は、スベリ防止、筆記疲労
の軽減等を図るために筆記具の軸体に取り付けられてお
り、一般に、ゴム又は樹脂などの材質によって形成さ
れ、その構造も多用なものが知られている。
【0003】例えば、特開平4−59300号公報に
は、使用する人の掌の大きさ、握り方に応じて自由に形
状を矯正するために、筆記具のグリップ部分を形状記憶
樹脂により形成したことを特徴とする筆記具用グリップ
材が知られている。しかしながら、このグリップ材で
は、樹脂のガラス転移温度が60℃以上と高いために、
記憶された形状を解消するためにグリップ部をヘアード
ライヤーなどを用いて60〜80℃にいったん加熱した
後、40℃位で新たな形状を決めるために握り直し、常
温になるまで待たなければならないという課題がある。
は、使用する人の掌の大きさ、握り方に応じて自由に形
状を矯正するために、筆記具のグリップ部分を形状記憶
樹脂により形成したことを特徴とする筆記具用グリップ
材が知られている。しかしながら、このグリップ材で
は、樹脂のガラス転移温度が60℃以上と高いために、
記憶された形状を解消するためにグリップ部をヘアード
ライヤーなどを用いて60〜80℃にいったん加熱した
後、40℃位で新たな形状を決めるために握り直し、常
温になるまで待たなければならないという課題がある。
【0004】また、特開平9−272294号公報に
は、使用する人の掌の大きさ、握り方に応じて自由に形
状を矯正するために、グリップ材が握られた形状を記憶
するシリコーンゴム等の発泡体からなる筆記具用グリッ
プ材が知られている。しかしながら、このグリップ材
は、筆記具のグリップ部を握ること(把持圧)により、
発泡体が弾性変形して握った形状となるものであり、握
っていたボールペン等の筆記具を自然放置することによ
り、一旦握ることによって与えられていた指の型が徐々
に変形して、元のグリップ形状に回復するものである
が、この操作を繰り返していると、当初よりは弾性変形
が困難化していく点に課題があり、また、発泡体である
ため弾性変形する部分と指等の形状とのズレが大きい
点、すなわち、フィット感が不充分である点に課題があ
り、更に、握力が低い幼児、年少者などにとっては弾性
変形しにくい点に課題がある。
は、使用する人の掌の大きさ、握り方に応じて自由に形
状を矯正するために、グリップ材が握られた形状を記憶
するシリコーンゴム等の発泡体からなる筆記具用グリッ
プ材が知られている。しかしながら、このグリップ材
は、筆記具のグリップ部を握ること(把持圧)により、
発泡体が弾性変形して握った形状となるものであり、握
っていたボールペン等の筆記具を自然放置することによ
り、一旦握ることによって与えられていた指の型が徐々
に変形して、元のグリップ形状に回復するものである
が、この操作を繰り返していると、当初よりは弾性変形
が困難化していく点に課題があり、また、発泡体である
ため弾性変形する部分と指等の形状とのズレが大きい
点、すなわち、フィット感が不充分である点に課題があ
り、更に、握力が低い幼児、年少者などにとっては弾性
変形しにくい点に課題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであ
り、握力が低い年少者等または健常者においても使用す
る人の掌の大きさ、握り方に応じて自由に、かつ容易に
形状を矯正することができると共に、ズレにくく確実に
把持でき、フィット感にも優れた筆記具用グリップ材及
び筆記具を提供することを目的とする。
術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであ
り、握力が低い年少者等または健常者においても使用す
る人の掌の大きさ、握り方に応じて自由に、かつ容易に
形状を矯正することができると共に、ズレにくく確実に
把持でき、フィット感にも優れた筆記具用グリップ材及
び筆記具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記従来技
術の課題等を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、
筆記具用グリップ材に用いる材質として特定物性の樹脂
等を用いることにより、上記目的の筆記具用グリップ材
を得ることに成功し、本発明を完成するに至ったのであ
る。すなわち、本発明は、次の(1)〜(7)に存する。 (1) 高分子材料からなる筆記具用グリップ材であって、
該グリップ材のガラス転移温度又は融点が30〜37℃
であり、該ガラス転移温度又は融点以上の温度でグリッ
プ材が柔軟になり、かつ指の把持力により該把持部が弾
性変形することを特徴とする筆記具用グリップ材。 (2) グリップ材のガラス転移温度又は融点が35〜37
℃である上記(1)記載の筆記具用グリップ材。 (3) グリップ材の肉厚が0.5〜3mmである上記(1)
又は(2)記載の筆記具用グリップ材。 (4) グリップ材がポリヘキサデシルアクリレート、ポリ
オクタデシルメタクリレート、ポリトリメチレンビメレ
ート、ポリノルボルネン、ウレタン系樹脂から選ばれる
少なくとも1種からなる上記(1)〜(3)の何れか一つに記
載の筆記具用グリップ材。 (5) グリップ材が熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂
及びゴム成分から選ばれる少なくとも1つ以上の成分を
含む混合物からなる上記(1)〜(3)の何れか一つに記載の
筆記具用グリップ材。 (6) 上記(1)〜(5)の何れか一つに記載のグリップ材が筆
記具の軸体に装着されると共に、該軸体とグリップ材間
には空隙部を備えることを特徴とする筆記具。 (7) 上記(1)〜(6)の何れか一つに記載のグリップ材と筆
記具の軸体とが二色成形により一体化してなることを特
徴とする筆記具。
術の課題等を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、
筆記具用グリップ材に用いる材質として特定物性の樹脂
等を用いることにより、上記目的の筆記具用グリップ材
を得ることに成功し、本発明を完成するに至ったのであ
る。すなわち、本発明は、次の(1)〜(7)に存する。 (1) 高分子材料からなる筆記具用グリップ材であって、
該グリップ材のガラス転移温度又は融点が30〜37℃
であり、該ガラス転移温度又は融点以上の温度でグリッ
プ材が柔軟になり、かつ指の把持力により該把持部が弾
性変形することを特徴とする筆記具用グリップ材。 (2) グリップ材のガラス転移温度又は融点が35〜37
℃である上記(1)記載の筆記具用グリップ材。 (3) グリップ材の肉厚が0.5〜3mmである上記(1)
又は(2)記載の筆記具用グリップ材。 (4) グリップ材がポリヘキサデシルアクリレート、ポリ
オクタデシルメタクリレート、ポリトリメチレンビメレ
ート、ポリノルボルネン、ウレタン系樹脂から選ばれる
少なくとも1種からなる上記(1)〜(3)の何れか一つに記
載の筆記具用グリップ材。 (5) グリップ材が熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂
及びゴム成分から選ばれる少なくとも1つ以上の成分を
含む混合物からなる上記(1)〜(3)の何れか一つに記載の
筆記具用グリップ材。 (6) 上記(1)〜(5)の何れか一つに記載のグリップ材が筆
記具の軸体に装着されると共に、該軸体とグリップ材間
には空隙部を備えることを特徴とする筆記具。 (7) 上記(1)〜(6)の何れか一つに記載のグリップ材と筆
記具の軸体とが二色成形により一体化してなることを特
徴とする筆記具。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の筆記具用グリップ材は、高分子
材料からなる筆記具用グリップ材であって、該グリップ
材のガラス転移温度(Tg)又は融点が30〜37℃で
あり、該ガラス転移温度又は融点以上の温度でグリップ
材が柔軟になり、かつ指の把持力により該把持部が弾性
変形することを特徴とするものである。
しく説明する。本発明の筆記具用グリップ材は、高分子
材料からなる筆記具用グリップ材であって、該グリップ
材のガラス転移温度(Tg)又は融点が30〜37℃で
あり、該ガラス転移温度又は融点以上の温度でグリップ
材が柔軟になり、かつ指の把持力により該把持部が弾性
変形することを特徴とするものである。
【0008】本発明におけるグリップ材は、高分子材料
から構成されるものであり、そのガラス転移温度又は融
点は30〜37℃となることが必要である。ガラス転移
温度又は融点が30℃未満であると、夏などの高温時に
は自然に変形するおそれがあり、また、ガラス転移温度
又は融点が37℃を超えると、使用時に握り方に応じて
自由に、かつ容易に形状を矯正することができなくな
り、好ましくない。好ましくは、グリップ材が35℃〜
37℃(体温付近の温度範囲)で把持力により把持部が
弾性変形することが望ましい。この35〜37℃の温度
にて弾性変形するグリップ材を用いることにより、使用
する人の掌の大きさ、握り方に応じて更に自由に、かつ
容易に形状を矯正することができ、しかも、ズレにくく
確実に把持でき、更にフィット感にも優れたものとな
る。
から構成されるものであり、そのガラス転移温度又は融
点は30〜37℃となることが必要である。ガラス転移
温度又は融点が30℃未満であると、夏などの高温時に
は自然に変形するおそれがあり、また、ガラス転移温度
又は融点が37℃を超えると、使用時に握り方に応じて
自由に、かつ容易に形状を矯正することができなくな
り、好ましくない。好ましくは、グリップ材が35℃〜
37℃(体温付近の温度範囲)で把持力により把持部が
弾性変形することが望ましい。この35〜37℃の温度
にて弾性変形するグリップ材を用いることにより、使用
する人の掌の大きさ、握り方に応じて更に自由に、かつ
容易に形状を矯正することができ、しかも、ズレにくく
確実に把持でき、更にフィット感にも優れたものとな
る。
【0009】本発明のグリップ材は、上記ガラス転移温
度又は融点が30〜37℃(以下、単に「上記範囲」と
いう場合がある)を有する高分子材料から構成されるも
のであれば、特に限定されず、例えば、上記範囲のガラ
ス転移温度又は融点となる樹脂やゴムから構成されるグ
リップ材、または、上記範囲のガラス転移温度又は融点
となる樹脂とゴムとの混合物から構成されるグリップ材
などが挙げられる。具体的には、下記(1)〜(3)などが挙
げられる。 (1) 上記範囲のガラス転移温度又は融点となる樹脂(A
成分)としては、例えば、ポリヘキサデシルアクリレー
ト(融点33℃)、ポリオクタデシルメタクリレート
(融点34℃)、ポリトリメチレンビメレート(融点3
7℃)、ポリノルボルネン(Tg=35℃)、ウレタン
系樹脂〔ディアプレックス社製、ダイアリィMM352
0(Tg=35℃)〕などの樹脂が挙げられる。
度又は融点が30〜37℃(以下、単に「上記範囲」と
いう場合がある)を有する高分子材料から構成されるも
のであれば、特に限定されず、例えば、上記範囲のガラ
ス転移温度又は融点となる樹脂やゴムから構成されるグ
リップ材、または、上記範囲のガラス転移温度又は融点
となる樹脂とゴムとの混合物から構成されるグリップ材
などが挙げられる。具体的には、下記(1)〜(3)などが挙
げられる。 (1) 上記範囲のガラス転移温度又は融点となる樹脂(A
成分)としては、例えば、ポリヘキサデシルアクリレー
ト(融点33℃)、ポリオクタデシルメタクリレート
(融点34℃)、ポリトリメチレンビメレート(融点3
7℃)、ポリノルボルネン(Tg=35℃)、ウレタン
系樹脂〔ディアプレックス社製、ダイアリィMM352
0(Tg=35℃)〕などの樹脂が挙げられる。
【0010】(2) 上記(1)の範囲のTg又は融点となる
樹脂成分(A成分)と、その他の樹脂成分及び/又はゴ
ム成分とを混合した混合物により形成されるグリップ材
が上記範囲のガラス転移温度又は融点となるものが挙げ
られる。その他の樹脂成分としては、例えば、熱可塑性
エラストマー、熱可塑性樹脂の中から選ばれるものが挙
げられる。用いることができる熱可塑性エラストマー
は、上記樹脂(A成分)との混合により形成されるグリ
ップ材が上記範囲のガラス転移温度又は融点となるもの
であれば、特に限定されず、例えば、オレフィン系、ポ
リエステル系、塩化ビニル系、スチレン系、ポリアミド
系、ウレタン系、1,2−ポリブタジエン系などが挙げ
られ、これらから選ばれる少なくとも1種以上のいずれ
でも良いが、耐薬品性、耐溶剤性、成形容易性、コスト
などを考慮するとオレフィン系エラストマーの使用がよ
り好ましい。具体的には、三菱化学社製のサーモラン3
551N、三井化学社製のミラストマー5030N、住
友化学社製の住友TPE3570、日本ポリオレフィン
社製のオレフレックスP100G、P132G(以上、
オレフィン系エラストマー)、クラレ社製のスチレン系
熱可塑性エラストマーであるセプトンCJ001、CJ
002などが挙げられる。また、用いることができる熱
可塑性樹脂は、上記樹脂(A成分)との混合により形成
されるグリップ材が上記範囲のガラス転移温度又は融点
となるものであれば、特に限定されず、例えば、オレフ
ィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、
スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ウレタン樹脂系な
どが挙げられ、これらから選ばれる少なくとも1種以上
のいずれでも良いが、耐薬品性、耐溶剤性、成形容易
性、コストなどを考慮するとPE,PPなどのオレフィ
ン系樹脂の使用がより好ましい。具体的には、PPとし
て日本グランドポリマー社製のJ207RP、日本ポリ
ケム社製のMG−03B、PEとして日本ポリオレフィ
ン社製のKM568A、日本グランドポリマー社製の2
200Jなどが挙げられる。更に、用いることができる
ゴム成分としては、例えば、天然ゴム(NR)、ブタジ
エンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SB
R)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(II
R)、アクリルゴム(ACM)などの合成ゴムの中から
選ばれる少なくとも1種以上のゴム成分が挙げられる。
樹脂成分(A成分)と、その他の樹脂成分及び/又はゴ
ム成分とを混合した混合物により形成されるグリップ材
が上記範囲のガラス転移温度又は融点となるものが挙げ
られる。その他の樹脂成分としては、例えば、熱可塑性
エラストマー、熱可塑性樹脂の中から選ばれるものが挙
げられる。用いることができる熱可塑性エラストマー
は、上記樹脂(A成分)との混合により形成されるグリ
ップ材が上記範囲のガラス転移温度又は融点となるもの
であれば、特に限定されず、例えば、オレフィン系、ポ
リエステル系、塩化ビニル系、スチレン系、ポリアミド
系、ウレタン系、1,2−ポリブタジエン系などが挙げ
られ、これらから選ばれる少なくとも1種以上のいずれ
でも良いが、耐薬品性、耐溶剤性、成形容易性、コスト
などを考慮するとオレフィン系エラストマーの使用がよ
り好ましい。具体的には、三菱化学社製のサーモラン3
551N、三井化学社製のミラストマー5030N、住
友化学社製の住友TPE3570、日本ポリオレフィン
社製のオレフレックスP100G、P132G(以上、
オレフィン系エラストマー)、クラレ社製のスチレン系
熱可塑性エラストマーであるセプトンCJ001、CJ
002などが挙げられる。また、用いることができる熱
可塑性樹脂は、上記樹脂(A成分)との混合により形成
されるグリップ材が上記範囲のガラス転移温度又は融点
となるものであれば、特に限定されず、例えば、オレフ
ィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、
スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ウレタン樹脂系な
どが挙げられ、これらから選ばれる少なくとも1種以上
のいずれでも良いが、耐薬品性、耐溶剤性、成形容易
性、コストなどを考慮するとPE,PPなどのオレフィ
ン系樹脂の使用がより好ましい。具体的には、PPとし
て日本グランドポリマー社製のJ207RP、日本ポリ
ケム社製のMG−03B、PEとして日本ポリオレフィ
ン社製のKM568A、日本グランドポリマー社製の2
200Jなどが挙げられる。更に、用いることができる
ゴム成分としては、例えば、天然ゴム(NR)、ブタジ
エンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SB
R)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(II
R)、アクリルゴム(ACM)などの合成ゴムの中から
選ばれる少なくとも1種以上のゴム成分が挙げられる。
【0011】(3) ガラス転移温度又は融点が37℃より
高い高分子材料(樹脂及び/又はゴム)であっても、例
えば、ポリトリメチレングルタレート(融点39℃)、
ポリトリメチレンアジベート(融点38℃)、または、
ウレタン系樹脂〔ディアプレックス社製、ダイアリィM
M4520(Tg=45℃)〕、トランスポリイソプレ
ン(Tg=−68℃、融点67℃)などの高分子材料で
あっても、これらの材料と、上述のその他の樹脂成分及
び/又はゴム成分とを混合した混合物により形成される
グリップ材が上記範囲のガラス転移温度又は融点となる
ものが挙げられる。なお、上記その他の樹脂成分やゴム
成分等の配合量は、混合物により形成されるグリップ材
のガラス転移温度又は融点が本発明の範囲内となるよう
に好適な配合量が設定されるものである。また、グリッ
プ材のガラス転移温度又は融点が本発明の範囲内とな
り、かつ、本発明の効果を損なわない範囲のものであれ
ば、上記材料に、必要に応じて、更に通常用いられる充
填剤、軟化剤、可塑剤、相溶化剤、各種任意成分となる
樹脂用添加剤やゴム用添加剤、更に抗菌剤や顔料等の着
色剤を配合してもよい。
高い高分子材料(樹脂及び/又はゴム)であっても、例
えば、ポリトリメチレングルタレート(融点39℃)、
ポリトリメチレンアジベート(融点38℃)、または、
ウレタン系樹脂〔ディアプレックス社製、ダイアリィM
M4520(Tg=45℃)〕、トランスポリイソプレ
ン(Tg=−68℃、融点67℃)などの高分子材料で
あっても、これらの材料と、上述のその他の樹脂成分及
び/又はゴム成分とを混合した混合物により形成される
グリップ材が上記範囲のガラス転移温度又は融点となる
ものが挙げられる。なお、上記その他の樹脂成分やゴム
成分等の配合量は、混合物により形成されるグリップ材
のガラス転移温度又は融点が本発明の範囲内となるよう
に好適な配合量が設定されるものである。また、グリッ
プ材のガラス転移温度又は融点が本発明の範囲内とな
り、かつ、本発明の効果を損なわない範囲のものであれ
ば、上記材料に、必要に応じて、更に通常用いられる充
填剤、軟化剤、可塑剤、相溶化剤、各種任意成分となる
樹脂用添加剤やゴム用添加剤、更に抗菌剤や顔料等の着
色剤を配合してもよい。
【0012】本発明において、上記材料にてグリップ材
を製造する場合は、上記高分子材料を、例えば、東芝社
製IS−100EN等の成形機で成形温度200℃、圧
力70kg/cm2条件にて成形(ゴムでは加硫)する
ことにより行われる。
を製造する場合は、上記高分子材料を、例えば、東芝社
製IS−100EN等の成形機で成形温度200℃、圧
力70kg/cm2条件にて成形(ゴムでは加硫)する
ことにより行われる。
【0013】本発明のグリップ材は、上述の如く製造さ
れるものであり、その肉厚は0.5〜3mm、好ましく
は、0.8〜1.0mmとすることが望ましい。肉厚が
0.5mm未満であると、薄いため変形量が僅かしか期
待できず、更にフィット感も不充分となり、また、肉厚
が3mmを超えると、使用する人の掌の大きさ、握り方
に応じて形状を矯正する時間が長くなり、更にコストア
ップとなり、好ましくない。更に、本発明のグリップ材
の外径は、好ましくは、10〜20mm、より好ましく
は、10〜15mmとすることが望ましく、また、グリ
ップ材の硬度は室温下(25℃)におけるショアD硬度
が75〜80程度が望ましい。
れるものであり、その肉厚は0.5〜3mm、好ましく
は、0.8〜1.0mmとすることが望ましい。肉厚が
0.5mm未満であると、薄いため変形量が僅かしか期
待できず、更にフィット感も不充分となり、また、肉厚
が3mmを超えると、使用する人の掌の大きさ、握り方
に応じて形状を矯正する時間が長くなり、更にコストア
ップとなり、好ましくない。更に、本発明のグリップ材
の外径は、好ましくは、10〜20mm、より好ましく
は、10〜15mmとすることが望ましく、また、グリ
ップ材の硬度は室温下(25℃)におけるショアD硬度
が75〜80程度が望ましい。
【0014】本発明の筆記具用グリップ材は、ボールペ
ンやシャープペンシルなどの筆記具の軸体の一部又は全
部に装着、あるいは筆記具の軸体と一体成形により形成
されるものであり、グリップ材のガラス転移温度又は融
点を30〜37℃、好ましくは、グリップ材のガラス転
移温度又は融点を35〜37℃とすることにより、該ガ
ラス転移温度又は融点以上の温度でグリップ材が柔軟に
なり、かつ指の把持力により該把持部が弾性変形するこ
ととなるので、握力が低い幼児、年少者等または健常者
においても、使用する人の掌の大きさ、握り方に応じて
自由に、かつ容易に形状を矯正することができると共
に、ズレにくく確実に把持でき、フィット感にも優れた
ものとなる。
ンやシャープペンシルなどの筆記具の軸体の一部又は全
部に装着、あるいは筆記具の軸体と一体成形により形成
されるものであり、グリップ材のガラス転移温度又は融
点を30〜37℃、好ましくは、グリップ材のガラス転
移温度又は融点を35〜37℃とすることにより、該ガ
ラス転移温度又は融点以上の温度でグリップ材が柔軟に
なり、かつ指の把持力により該把持部が弾性変形するこ
ととなるので、握力が低い幼児、年少者等または健常者
においても、使用する人の掌の大きさ、握り方に応じて
自由に、かつ容易に形状を矯正することができると共
に、ズレにくく確実に把持でき、フィット感にも優れた
ものとなる。
【0015】本発明の筆記具としては、例えば、上述の
構成となるグリップ材が筆記具の軸体に装着される構
造、または、上述の構成となるグリップ材が筆記具の軸
体に装着されると共に、該軸体とグリップ材間に空隙部
を備える構造、並びに、これらの構造(グリップ材と筆
記具の軸体の構造)が二色成形により一体化してなる筆
記具が挙げられる。本発明における二色成形による筆記
具は、筆記具の軸体を熱可塑性樹脂、例えば、ABS樹
脂、AS樹脂、PS樹脂、スチロール樹脂、PET樹脂
などを原料とし、グリップ材を上記各高分子材料等を原
料として、二色押出機、二色射出成形機などの二色成形
機により二色成形をすれば、グリップ材を別個に製造し
該グリップ材を筆記具の軸体に装着することなく、一度
の成形により筆記具の軸体とグリップ材とが一体化する
ことができるので、上記効果を有するグリップ材を備え
た筆記具が効率的に、かつ、容易に製造することができ
ることとなる。
構成となるグリップ材が筆記具の軸体に装着される構
造、または、上述の構成となるグリップ材が筆記具の軸
体に装着されると共に、該軸体とグリップ材間に空隙部
を備える構造、並びに、これらの構造(グリップ材と筆
記具の軸体の構造)が二色成形により一体化してなる筆
記具が挙げられる。本発明における二色成形による筆記
具は、筆記具の軸体を熱可塑性樹脂、例えば、ABS樹
脂、AS樹脂、PS樹脂、スチロール樹脂、PET樹脂
などを原料とし、グリップ材を上記各高分子材料等を原
料として、二色押出機、二色射出成形機などの二色成形
機により二色成形をすれば、グリップ材を別個に製造し
該グリップ材を筆記具の軸体に装着することなく、一度
の成形により筆記具の軸体とグリップ材とが一体化する
ことができるので、上記効果を有するグリップ材を備え
た筆記具が効率的に、かつ、容易に製造することができ
ることとなる。
【0016】図1(a)及び(b)は、本発明の第1実
施形態を示す図面であり、図2(a)及び(b)は、本
発明の第2実施形態を示す図面である。第1実施形態の
筆記具用グリップ材10は、図1(a)に示すように、
ガラス転移温度(Tg)又は融点が35〜37℃(体温
付近の温度)となる高分子材料からなる中空筒状体構造
となっている。該グリップ材10は、図1(b)に示す
ように、ノック式ボールペンの軸本体11の先軸12に
装着してグリップとして使用されるものである。なお、
図中の13はノック部であり、14はクリップ部であ
る。第2実施形態の筆記具用グリップ材20は、図2
(a)に示すように、ガラス転移温度又は融点が35〜
37℃となる高分子材料からなる中空筒状体構造となっ
ている。該グリップ材20は、図2(b)に示すよう
に、ノック式二色ボールペンの軸本体21の先軸22に
装着してグリップとして使用されるものである。なお、
図中の23はノック部であり、24はキャップ部、25
a,25bはリフィールである。
施形態を示す図面であり、図2(a)及び(b)は、本
発明の第2実施形態を示す図面である。第1実施形態の
筆記具用グリップ材10は、図1(a)に示すように、
ガラス転移温度(Tg)又は融点が35〜37℃(体温
付近の温度)となる高分子材料からなる中空筒状体構造
となっている。該グリップ材10は、図1(b)に示す
ように、ノック式ボールペンの軸本体11の先軸12に
装着してグリップとして使用されるものである。なお、
図中の13はノック部であり、14はクリップ部であ
る。第2実施形態の筆記具用グリップ材20は、図2
(a)に示すように、ガラス転移温度又は融点が35〜
37℃となる高分子材料からなる中空筒状体構造となっ
ている。該グリップ材20は、図2(b)に示すよう
に、ノック式二色ボールペンの軸本体21の先軸22に
装着してグリップとして使用されるものである。なお、
図中の23はノック部であり、24はキャップ部、25
a,25bはリフィールである。
【0017】図3〜図6は、本発明の第3実施形態を示
す筆記具用グリップ材の使用形態を示す図面である。第
3実施形態の筆記具用グリップ材30は、図3〜図6に
示すように、ガラス転移温度(Tg)又は融点が35〜
37℃(体温付近の温度)となる高分子材料からなる中
空筒状体構造となっており、該内周部には所定間隔毎に
軸方向に突起部31が形成されている。該グリップ材3
0は、図4及び図5に示すように、ノック式ボールペン
の軸本体35に装着してグリップとして使用されるもの
である。なお、図中の36はノック部であり、37はク
リップ部である。本実施形態の上記グリップ材30を備
えた筆記具では、突起部31,31…が該軸本体35の
外周面に当接され、該軸本体35とグリップ材30間に
は空隙部32,32…が構成されることとなる。この空
隙部32,32…は、該ガラス転移温度又は融点以上の
温度でグリップ材が柔軟になり、かつ図6に示すよう
に、指(親指、中指、人指し指等)40の把持力により
該把持部が弾性変形する際の変形量に見合った空間を予
め設けたものである。この筆記具では、握力が低い年少
者等または健常者においても使用する人の掌の大きさ、
握り方に応じて自由に、かつ更に容易に形状を矯正する
ことができると共に、ズレにくく確実に把持でき、フィ
ット感にも更に優れた筆記具用グリップ材及び筆記具を
提供されることとなる。
す筆記具用グリップ材の使用形態を示す図面である。第
3実施形態の筆記具用グリップ材30は、図3〜図6に
示すように、ガラス転移温度(Tg)又は融点が35〜
37℃(体温付近の温度)となる高分子材料からなる中
空筒状体構造となっており、該内周部には所定間隔毎に
軸方向に突起部31が形成されている。該グリップ材3
0は、図4及び図5に示すように、ノック式ボールペン
の軸本体35に装着してグリップとして使用されるもの
である。なお、図中の36はノック部であり、37はク
リップ部である。本実施形態の上記グリップ材30を備
えた筆記具では、突起部31,31…が該軸本体35の
外周面に当接され、該軸本体35とグリップ材30間に
は空隙部32,32…が構成されることとなる。この空
隙部32,32…は、該ガラス転移温度又は融点以上の
温度でグリップ材が柔軟になり、かつ図6に示すよう
に、指(親指、中指、人指し指等)40の把持力により
該把持部が弾性変形する際の変形量に見合った空間を予
め設けたものである。この筆記具では、握力が低い年少
者等または健常者においても使用する人の掌の大きさ、
握り方に応じて自由に、かつ更に容易に形状を矯正する
ことができると共に、ズレにくく確実に把持でき、フィ
ット感にも更に優れた筆記具用グリップ材及び筆記具を
提供されることとなる。
【0018】図7(a)〜(g)は、上記第3実施形態
の変形例を示す図面である。図7(a)は、図3〜図6
に示すグリップ材30の内周面に突起部を設けることな
く、ボールペンの軸本体35の外周に軸方向に突起部3
8,38…を設けた変形例であり、この場合も弾性変形
する際の変形量に見合った空隙部32a,32a…が設
けられることにより、上記第3実施形態と同様の作用効
果を発揮することとなる。図7(b)は、図3〜図6に
示すグリップ材30の内周面の軸方向に設けた突起部3
1,31…が、ボールペンの軸本体35の外周面の軸方
向に設けた嵌合凹部35a,35a…に嵌合した変形例
であり、この場合も弾性変形する際の変形量に見合った
空隙部32b,32b…が設けられることにより、上記
第3実施形態と同様の作用効果を発揮することとなる。
また、グリップ材30は、突起部31,31…が、ボー
ルペンの軸本体35の外周に設けた嵌合凹部35a,3
5a…に嵌合することにより、グリップ材30の取り付
けを十分とし、グリップ材の回転、ズレは更に防止され
ることとなる。図7(c)は、ボールペンの軸本体内周
面の軸方向に設けた突起部38,38…が、グリップ材
の内周面に設けた嵌合凹部30a,30a…に嵌合した
図7(a)の変形例であり、この場合も弾性変形する際
の変形量に見合った空隙部32c,32c…が設けられ
ることにより、上記第3実施形態と同様の作用効果を発
揮することとなる。また、グリップ材30は、軸本体3
5の突起部38,38…が、グリップ材30の嵌合凹部
30a,30a…に嵌合することにより、グリップ材3
0の取り付けを十分とし、グリップ材の回転、ズレは更
に防止されることとなる。
の変形例を示す図面である。図7(a)は、図3〜図6
に示すグリップ材30の内周面に突起部を設けることな
く、ボールペンの軸本体35の外周に軸方向に突起部3
8,38…を設けた変形例であり、この場合も弾性変形
する際の変形量に見合った空隙部32a,32a…が設
けられることにより、上記第3実施形態と同様の作用効
果を発揮することとなる。図7(b)は、図3〜図6に
示すグリップ材30の内周面の軸方向に設けた突起部3
1,31…が、ボールペンの軸本体35の外周面の軸方
向に設けた嵌合凹部35a,35a…に嵌合した変形例
であり、この場合も弾性変形する際の変形量に見合った
空隙部32b,32b…が設けられることにより、上記
第3実施形態と同様の作用効果を発揮することとなる。
また、グリップ材30は、突起部31,31…が、ボー
ルペンの軸本体35の外周に設けた嵌合凹部35a,3
5a…に嵌合することにより、グリップ材30の取り付
けを十分とし、グリップ材の回転、ズレは更に防止され
ることとなる。図7(c)は、ボールペンの軸本体内周
面の軸方向に設けた突起部38,38…が、グリップ材
の内周面に設けた嵌合凹部30a,30a…に嵌合した
図7(a)の変形例であり、この場合も弾性変形する際
の変形量に見合った空隙部32c,32c…が設けられ
ることにより、上記第3実施形態と同様の作用効果を発
揮することとなる。また、グリップ材30は、軸本体3
5の突起部38,38…が、グリップ材30の嵌合凹部
30a,30a…に嵌合することにより、グリップ材3
0の取り付けを十分とし、グリップ材の回転、ズレは更
に防止されることとなる。
【0019】図7(d)は、図3〜図6に示すグリップ
材30の外周形状をおにぎり型の筒状体形状とした変形
例であり、この場合も弾性変形する際の変形量に見合っ
た空隙部32d,32d…が設けられることにより、上
記第3実施形態と同様の作用効果を発揮することとな
る。また、図7(e)は、上記図7(d)とは逆に、ボ
ールペンの軸本体35の外周形状をおにぎり型の形状と
し、グリップ材30の外周形状を筒状体形状とした変形
例である。図7(f)は、図3〜図6に示すグリップ材
30の外周形状を六角形の筒状体形状とした変形例であ
り、この場合も弾性変形する際の変形量に見合った空隙
部32e,32e…が設けられることにより、上記第3
実施形態と同様の作用効果を発揮することとなる。ま
た、図7(g)は、上記図7(f)とは逆に、ボールペ
ンの軸本体の外周形状を六角形形状とし、グリップ材3
0の形状を筒状体形状とした変形例である。なお、図7
(a)〜(g)で第3実施形態の変形例を示したが、本
発明のグリップ材が弾性変形する際の変形量に見合った
空隙部が設けられる構造であれば、上記各形態に限定さ
れるものではなく、例えば、図7(f)において、グリ
ップ材30の外周形状を八角形の筒状体形状としたり、
また、図7(g)において、ボールペン(筆記具)の軸
本体の外周形状を八角形形状としてもよいものである。
材30の外周形状をおにぎり型の筒状体形状とした変形
例であり、この場合も弾性変形する際の変形量に見合っ
た空隙部32d,32d…が設けられることにより、上
記第3実施形態と同様の作用効果を発揮することとな
る。また、図7(e)は、上記図7(d)とは逆に、ボ
ールペンの軸本体35の外周形状をおにぎり型の形状と
し、グリップ材30の外周形状を筒状体形状とした変形
例である。図7(f)は、図3〜図6に示すグリップ材
30の外周形状を六角形の筒状体形状とした変形例であ
り、この場合も弾性変形する際の変形量に見合った空隙
部32e,32e…が設けられることにより、上記第3
実施形態と同様の作用効果を発揮することとなる。ま
た、図7(g)は、上記図7(f)とは逆に、ボールペ
ンの軸本体の外周形状を六角形形状とし、グリップ材3
0の形状を筒状体形状とした変形例である。なお、図7
(a)〜(g)で第3実施形態の変形例を示したが、本
発明のグリップ材が弾性変形する際の変形量に見合った
空隙部が設けられる構造であれば、上記各形態に限定さ
れるものではなく、例えば、図7(f)において、グリ
ップ材30の外周形状を八角形の筒状体形状としたり、
また、図7(g)において、ボールペン(筆記具)の軸
本体の外周形状を八角形形状としてもよいものである。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例に基づき更
に詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定される
ものではない。なお、以下に示す配合単位の「%」は
「重量%」である。
に詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定される
ものではない。なお、以下に示す配合単位の「%」は
「重量%」である。
【0021】〔実施例1〕グリップ材料として、ウレタ
ン系樹脂〔ディアプレックス社製、ダイアリィMM35
20、Tg=35℃〕を、射出成形機(東芝社製、IS
−100EN、以下同様)を用いて筆記具用グリップ材
(Tg35℃、長さ37mm、外径12mm、肉厚1m
m、ショアD硬度30)を製造した。上記(図1)で得
られたグリップ材を軸径12mm、長さ140mmのボ
ールペンの軸体に装着して、室温(25℃、以下同様)
下で指で把持したところ、5秒後にグリップ材は把持し
た指の形に応じて弾性変形し、フィット感に優れ、か
つ、確実に把持できることが判った。指をボールペンか
ら離して室温下で静置したところ、グリップ材は変形し
た跡は復元し把持前の状態に戻った。
ン系樹脂〔ディアプレックス社製、ダイアリィMM35
20、Tg=35℃〕を、射出成形機(東芝社製、IS
−100EN、以下同様)を用いて筆記具用グリップ材
(Tg35℃、長さ37mm、外径12mm、肉厚1m
m、ショアD硬度30)を製造した。上記(図1)で得
られたグリップ材を軸径12mm、長さ140mmのボ
ールペンの軸体に装着して、室温(25℃、以下同様)
下で指で把持したところ、5秒後にグリップ材は把持し
た指の形に応じて弾性変形し、フィット感に優れ、か
つ、確実に把持できることが判った。指をボールペンか
ら離して室温下で静置したところ、グリップ材は変形し
た跡は復元し把持前の状態に戻った。
【0022】〔実施例2〕下記配合成分をタンブラーに
より、混合し、射出成形機(東芝社製、IS−100E
N)を用いて筆記具用グリップ材(Tg37℃、長さ3
7mm、外径12mm、肉厚1mm、ショアD硬度3
0)を製造した。 (配合成分) ウレタン系樹脂 〔ディアプレックス社製、ダイアリィMM4520、Tg=45℃〕 93% 熱可塑性樹脂 〔PE、2200J(日本グランドポリマー社製)〕 7% 上記(図4)で得られたグリップ材を軸径12mm、長
さ140mmのシャープペンシルの軸体に装着して、室
温下で指で把持したところ、5秒後にグリップ材は把持
した指の形に応じて弾性変形し、フィット感に優れ、か
つ、確実に把持できることが判った。指をボールペンか
ら離して室温下で静置したところ、グリップ材は変形し
た跡は復元し把持前の状態に戻った。
より、混合し、射出成形機(東芝社製、IS−100E
N)を用いて筆記具用グリップ材(Tg37℃、長さ3
7mm、外径12mm、肉厚1mm、ショアD硬度3
0)を製造した。 (配合成分) ウレタン系樹脂 〔ディアプレックス社製、ダイアリィMM4520、Tg=45℃〕 93% 熱可塑性樹脂 〔PE、2200J(日本グランドポリマー社製)〕 7% 上記(図4)で得られたグリップ材を軸径12mm、長
さ140mmのシャープペンシルの軸体に装着して、室
温下で指で把持したところ、5秒後にグリップ材は把持
した指の形に応じて弾性変形し、フィット感に優れ、か
つ、確実に把持できることが判った。指をボールペンか
ら離して室温下で静置したところ、グリップ材は変形し
た跡は復元し把持前の状態に戻った。
【0023】〔実施例3〕下記配合成分をタンブラーに
より、混合し、射出成形機(東芝社製、IS−100E
N)を用いて筆記具用グリップ材(Tg36℃、長さ3
7mm、外径12mm、肉厚1mm、ショアD硬度3
0)を製造した。 (配合成分) ウレタン系樹脂 〔ディアプレックス社製、ダイアリィMM4520、Tg=45℃〕 92% 熱可塑性樹脂 〔PE、KM568A(日本ポリオレフィン社製)〕 8% 上記(図4)で得られたグリップ材を軸径12mm、長
さ140mmのシャープペンシルの軸体に装着して、室
温下で指で把持したところ、5秒後にグリップ材は把持
した指の形に応じて弾性変形し、フィット感に優れ、か
つ、確実に把持できることが判った。指をボールペンか
ら離して室温下で静置したところ、グリップ材は変形し
た跡は復元し把持前の状態に戻った。
より、混合し、射出成形機(東芝社製、IS−100E
N)を用いて筆記具用グリップ材(Tg36℃、長さ3
7mm、外径12mm、肉厚1mm、ショアD硬度3
0)を製造した。 (配合成分) ウレタン系樹脂 〔ディアプレックス社製、ダイアリィMM4520、Tg=45℃〕 92% 熱可塑性樹脂 〔PE、KM568A(日本ポリオレフィン社製)〕 8% 上記(図4)で得られたグリップ材を軸径12mm、長
さ140mmのシャープペンシルの軸体に装着して、室
温下で指で把持したところ、5秒後にグリップ材は把持
した指の形に応じて弾性変形し、フィット感に優れ、か
つ、確実に把持できることが判った。指をボールペンか
ら離して室温下で静置したところ、グリップ材は変形し
た跡は復元し把持前の状態に戻った。
【0024】〔実施例4〕下記配合成分をタンブラーに
より、混合し、射出成形機(東芝社製、IS−100E
N)を用いて筆記具用グリップ材(Tg37℃、長さ3
7mm、外径12mm、肉厚1mm、ショアD硬度3
0)を製造した。 (配合成分) ウレタン系樹脂 〔ディアプレックス社製、ダイアリィMM4520、Tg=45℃〕 92% 熱可塑性エラストマー 〔ミラストマー5030N(三井化学社製)〕 8% 上記(図4)で得られたグリップ材を軸径12mm、長
さ140mmのシャープペンシルの軸体に装着して、室
温下で指で把持したところ、5秒後にグリップ材は把持
した指の形に応じて弾性変形し、フィット感に優れ、か
つ、確実に把持できることが判った。指をボールペンか
ら離して室温下で静置したところ、グリップ材は変形し
た跡は復元し把持前の状態に戻った。
より、混合し、射出成形機(東芝社製、IS−100E
N)を用いて筆記具用グリップ材(Tg37℃、長さ3
7mm、外径12mm、肉厚1mm、ショアD硬度3
0)を製造した。 (配合成分) ウレタン系樹脂 〔ディアプレックス社製、ダイアリィMM4520、Tg=45℃〕 92% 熱可塑性エラストマー 〔ミラストマー5030N(三井化学社製)〕 8% 上記(図4)で得られたグリップ材を軸径12mm、長
さ140mmのシャープペンシルの軸体に装着して、室
温下で指で把持したところ、5秒後にグリップ材は把持
した指の形に応じて弾性変形し、フィット感に優れ、か
つ、確実に把持できることが判った。指をボールペンか
ら離して室温下で静置したところ、グリップ材は変形し
た跡は復元し把持前の状態に戻った。
【0025】〔実施例5〕下記軸体用配合成分及びグリ
ップ用配合成分を二色成形機(日精製、DC2−25A
SE)を用いて筆記具軸体とグリップ材(Tg36℃、
長さ30mm、外径10mm、肉厚1mm、ショアD硬
度30)とを一体化した筆記具本体を製造した。 (軸体用配合成分) AS樹脂 AS200PC〔三井化学社製〕 100% (グリップ材の配合成分) ウレタン系樹脂 〔ディアプレックス社製、ダイアリィMM4520、Tg=45℃〕 92% 熱可塑性樹脂 〔KM568A(日本ポリオレフィン社製)〕 8% 上記(図1)で得られたクリップ材が一体化された筆記
具本体に、リフィール、キャップ、尾栓を装着してボー
ルペンを作製した。グリップ部は、軸径10mm、長さ
30mmであった。該筆記具のクリップ部を室温下で指
で把持したところ、5秒後にグリップ材は把持した指の
形に応じて弾性変形し、フィット感に優れ、かつ、確実
に把持できることが判った。指をボールペンから離して
室温下で静置したところ、グリップ材は変形した跡は復
元し把持前の状態に戻った。
ップ用配合成分を二色成形機(日精製、DC2−25A
SE)を用いて筆記具軸体とグリップ材(Tg36℃、
長さ30mm、外径10mm、肉厚1mm、ショアD硬
度30)とを一体化した筆記具本体を製造した。 (軸体用配合成分) AS樹脂 AS200PC〔三井化学社製〕 100% (グリップ材の配合成分) ウレタン系樹脂 〔ディアプレックス社製、ダイアリィMM4520、Tg=45℃〕 92% 熱可塑性樹脂 〔KM568A(日本ポリオレフィン社製)〕 8% 上記(図1)で得られたクリップ材が一体化された筆記
具本体に、リフィール、キャップ、尾栓を装着してボー
ルペンを作製した。グリップ部は、軸径10mm、長さ
30mmであった。該筆記具のクリップ部を室温下で指
で把持したところ、5秒後にグリップ材は把持した指の
形に応じて弾性変形し、フィット感に優れ、かつ、確実
に把持できることが判った。指をボールペンから離して
室温下で静置したところ、グリップ材は変形した跡は復
元し把持前の状態に戻った。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、握力が低い年少者等ま
たは健常者においても使用する人の掌の大きさ、握り方
に応じて自由に、かつ容易に形状を矯正することができ
ると共に、ズレにくく確実に把持でき、フィット感にも
優れた共用品としての筆記具用グリップ材及び筆記具が
提供される。また、本発明のグリップ材を筆記具の軸体
に装着すると共に、該軸体とグリップ材間に空隙部を備
える筆記具では、該ガラス転移温度又は融点以上の温度
でグリップ材が柔軟になり、かつ把持力により把持部が
弾性変形する際の変形量に見合った空間を予め空隙部と
して設けられているので、更に確実にフィットし、か
つ、確実に把持できるものとなる。更に、グリップ材と
筆記具の軸体とが二色成形により一体化してなる筆記具
では、グリップ材を別個に製造したり、該グリップ材を
筆記具の軸体に装着することなく、一度の成形により筆
記具の軸体とグリップ材とが一体化することができるの
で、本発明のグリップ材を備えた筆記具が効率的に、か
つ、容易に製造することができる。
たは健常者においても使用する人の掌の大きさ、握り方
に応じて自由に、かつ容易に形状を矯正することができ
ると共に、ズレにくく確実に把持でき、フィット感にも
優れた共用品としての筆記具用グリップ材及び筆記具が
提供される。また、本発明のグリップ材を筆記具の軸体
に装着すると共に、該軸体とグリップ材間に空隙部を備
える筆記具では、該ガラス転移温度又は融点以上の温度
でグリップ材が柔軟になり、かつ把持力により把持部が
弾性変形する際の変形量に見合った空間を予め空隙部と
して設けられているので、更に確実にフィットし、か
つ、確実に把持できるものとなる。更に、グリップ材と
筆記具の軸体とが二色成形により一体化してなる筆記具
では、グリップ材を別個に製造したり、該グリップ材を
筆記具の軸体に装着することなく、一度の成形により筆
記具の軸体とグリップ材とが一体化することができるの
で、本発明のグリップ材を備えた筆記具が効率的に、か
つ、容易に製造することができる。
【図1】(a)本発明の第1実施形態を示す筆記具用グ
リップ材の断面図であり、(b)はこのグリップ材をノ
ック式ボールペンの軸体に装着した筆記具の一例を示す
断面図である。
リップ材の断面図であり、(b)はこのグリップ材をノ
ック式ボールペンの軸体に装着した筆記具の一例を示す
断面図である。
【図2】(a)本発明の第2実施形態を示す筆記具用グ
リップ材の断面図であり、(b)及び(c)は、それぞ
れ、このグリップ材をノック式二色ボールペンの軸体に
装着した筆記具の一例を示す断面図である。
リップ材の断面図であり、(b)及び(c)は、それぞ
れ、このグリップ材をノック式二色ボールペンの軸体に
装着した筆記具の一例を示す断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態を示す筆記具用グリップ
材をノック式ボールペンの軸体に装着した筆記具の一例
を示す斜視図である。
材をノック式ボールペンの軸体に装着した筆記具の一例
を示す斜視図である。
【図4】図3における筆記具の要部を示す横断面図であ
る。
る。
【図5】図3における筆記具の要部を示す部分縦断面図
である。
である。
【図6】図3における筆記具の使用状態を示す横断面図
である。
である。
【図7】(a)〜(g)は、夫々図3の実施形態の変形
例を示す横断面図である。
例を示す横断面図である。
10 筆記具用グリップ材 31 突起部 32 空隙部
Claims (7)
- 【請求項1】 高分子材料からなる筆記具用グリップ材
であって、該グリップ材のガラス転移温度又は融点が3
0〜37℃であり、該ガラス転移温度又は融点以上の温
度でグリップ材が柔軟になり、かつ指の把持力により該
把持部が弾性変形することを特徴とする筆記具用グリッ
プ材。 - 【請求項2】 グリップ材のガラス転移温度又は融点が
35〜37℃である請求項1記載の筆記具用グリップ
材。 - 【請求項3】 グリップ材の肉厚が0.5〜3mmであ
る請求項1又は2記載の筆記具用グリップ材。 - 【請求項4】 グリップ材がポリヘキサデシルアクリレ
ート、ポリオクタデシルメタクリレート、ポリトリメチ
レンピメレート、ポリノルボルネン、ウレタン系樹脂か
ら選ばれる少なくとも1種からなる請求項1〜3の何れ
か一つに記載の筆記具用グリップ材。 - 【請求項5】 グリップ材が熱可塑性エラストマー、熱
可塑性樹脂及びゴム成分から選ばれる少なくとも1つ以
上の成分を含む混合物からなる請求項1〜3の何れか一
つに記載の筆記具用グリップ材。 - 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一つに記載のグリ
ップ材が筆記具の軸体に装着されると共に、該軸体とグ
リップ材間には空隙部を備えることを特徴とする筆記
具。 - 【請求項7】 請求項1〜6の何れか一つに記載のグリ
ップ材と筆記具の軸体とが二色成形により一体化してな
ることを特徴とする筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000229759A JP2002046387A (ja) | 2000-05-23 | 2000-07-28 | 筆記具用グリップ材 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-151524 | 2000-05-23 | ||
JP2000151524 | 2000-05-23 | ||
JP2000229759A JP2002046387A (ja) | 2000-05-23 | 2000-07-28 | 筆記具用グリップ材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005014340A (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-20 | Suzusei:Kk | 筆記具のグリップ部分構造及びその製造方法 |
JP2006264331A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-10-05 | Pentel Corp | 軸体 |
JP2007182049A (ja) * | 2006-01-03 | 2007-07-19 | Kotobuki & Co Ltd | 筆記具 |
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JP2012111163A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Pentel Corp | 弾性体、並びに、その弾性体を把持部に配した軸体 |
-
2000
- 2000-07-28 JP JP2000229759A patent/JP2002046387A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005014340A (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-20 | Suzusei:Kk | 筆記具のグリップ部分構造及びその製造方法 |
JP2006264331A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-10-05 | Pentel Corp | 軸体 |
JP2007182049A (ja) * | 2006-01-03 | 2007-07-19 | Kotobuki & Co Ltd | 筆記具 |
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JP2012111163A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Pentel Corp | 弾性体、並びに、その弾性体を把持部に配した軸体 |
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