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JP2001338076A - 通信回線を用いた双方向コミュニケーション方法、双方向コミュニケーションシステム及び記録媒体 - Google Patents

通信回線を用いた双方向コミュニケーション方法、双方向コミュニケーションシステム及び記録媒体

Info

Publication number
JP2001338076A
JP2001338076A JP2000153533A JP2000153533A JP2001338076A JP 2001338076 A JP2001338076 A JP 2001338076A JP 2000153533 A JP2000153533 A JP 2000153533A JP 2000153533 A JP2000153533 A JP 2000153533A JP 2001338076 A JP2001338076 A JP 2001338076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication line
communication
way communication
teacher
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000153533A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Ozaki
修司 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIGITAL PASSAGE KK
Original Assignee
DIGITAL PASSAGE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DIGITAL PASSAGE KK filed Critical DIGITAL PASSAGE KK
Priority to JP2000153533A priority Critical patent/JP2001338076A/ja
Publication of JP2001338076A publication Critical patent/JP2001338076A/ja
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  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 双方向通信の利点を生かした語学習得方法を
含む通信回線を用いた双方向コミュニケーション方法を
提供する。 【課題を解決するための手段】 それぞれの端末のモニ
タ画面にユーザ自身並びに相手のアバタ及び音声調整手
段12aを表示するソフトウエアをそれぞれのコンピュ
ータに搭載する工程(ステップ1)と、そして、それぞれ
の又は特定の端末において、ユーザ自身及び相手の音声
を、モニタ画面10の前記音声調整手段12aを用いて
調節する工程(ステップ2)とを含んで構成されている。
実際に、その場所に居合わせてコミュニケーションをと
っているような利点がある。また、モニタ画面10に設
けられた音声調整手段12aにより、音声を調節するこ
とにより、コミュニケーションをとる上で良好な状況を
簡単に作り上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、通信回線を用い
た双方向コミュニケーション方法、双方向コミュニケー
ションシステム及び記録媒体に係り、特に、語学レッス
ンをインターネット上で行うことができるように構築し
た通信回線を用いた双方向コミュニケーション方法、双
方向コミュニケーションシステム及び記録媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】従来、語学の習得は、教室に通ってクラス
レッスンを受ける方法、テキストを参考にしながらC
D,テープを再生して聞く方法、あるいは、テレビやラ
ジオの番組を聞く方法等があった。これらの従来方法
は、それぞれ、短所長所があった。第一のクラスレッス
ンを受ける方法は、教室に通うのが面倒である、スケジ
ュールが固定的である、小人数では費用がかかり大人数
では個々の生徒の実力にあった極めの細かい指導ができ
ない、学習の習得状況の把握がおろそかになり勝ちなど
種々の問題があった。また、優秀な先生の確保も難し
く、ネイティブと言われる教師を国内で比較的低価格で
雇い入れることは至難の技である。第二のテキストを参
照しながらのテープ学習は、比較的、安価にできるメリ
ットはあるものの、変化に乏しく長続きしない、発音が
正しいかどうか等発言能力についての検証が不十分であ
る、人とのコミュニケーション能力は身につかない等の
問題があった。さらに、第三のマスメディアを利用した
方法は、一方通行のレッスンで状況に応じた対応能力が
身につかない、受動的である、定型的なものが多くバラ
エーティーに富んでいない等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる状況下、新しい
語学習得メディアとしてインターネットを利用して学習
教材を販売する取り組みも一部見られるようになってき
た。しかしながら、これは、従来、紙媒体やテープを使
って配布していた教材を電子情報に代えてオンラインで
配布しているに過ぎない。そして、学習方法自体は、ユ
ーザがモニタ画面に教材を表示させ、また、教材の会話
を再生させて学習するもので、テープレッスンやテレビ
を通じての学習と何ら変わるものではなかった。すなわ
ち、双方向通信の利点を生かした語学習得方法やコミュ
ニケーション方法は、すなわち、1対1又はほとんど1対
1に近い状況でのレッスンは、未だ、提供されていない
のが現状であった。
【0004】本発明が解決すべき課題は、双方向通信の
利点を生かした語学習得方法を含む通信回線を用いた双
方向コミュニケーション方法、双方向コミュニケーショ
ンシステム及び記録媒体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様は、
インターネット等の通信回線を介して相互に接続された
端末間の双方向コミュニケーション方法であって、それ
ぞれの端末のモニタ画面に、その端末を使用しているユ
ーザ自身並びにそのユーザと通信回線を介してコミュニ
ケーションをしている相手の映像、化身等のアバタ及び
音声調整手段を表示するソフトウエアをそれぞれのコン
ピュータに搭載する工程と、そして、コミュニケーショ
ンをとるにあたって、それぞれの又は特定の端末におい
て、ユーザ自身及び相手の音声を、モニタ画面の前記音
声調整手段を用いて調節する工程とを含んで構成されて
なる通信回線を用いた双方向コミュニケーション方法を
提供する。
【0006】ユーザ自身並びにそのユーザと通信回線を
介してコミュニケーションをしている相手の映像そのも
の、あるいは、人物像、アニメ、化身等のアバタを、そ
れぞれのモニタ画面に映し出し、そのようなアバタを通
じてコミュニケーションをとる。実際に、その場所に居
合わせてコミュニケーションをとっているような利点が
ある。
【0007】また、それぞれの又は特定の端末におい
て、アバタ毎にモニタ画面に設けられた音声調整手段に
より音声を調節することにより、コミュニケーションを
とる上で好ましい状況を簡単に作り上げる。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の通信回線を用いた双方向コミュニケーション方法に
おいて、音声調整工程が、音量、雑音の除去、高音及び
/又は低音領域のカット域値のいずれか1つ又はそれら
の任意の組み合わせを調節するものであることを特徴と
する。通信回線を通じたコミュニケーションにおいて問
題となる相手及び自分の声の大きさ、雑音の除去、高音
域及び/又は低音域のカット量を調節することにより、
実際の会話と同等又はそれ以上に聞き取り易い声とす
る。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の通信回線を用いた双方向コミュニケーション
方法において、コミュニケーションが、先生と単数又は
複数の生徒とを結ぶ1対1又は1対複数の関係のコミュ
ニケーションであり、各モニタ画面には、先生及び生徒
のアバタ及び音声調整手段を表示するコミュニケーショ
ン領域と、そして、教育材料を表示する教材エリア及び
先生若しくは生徒が自由に書込みすることができる書込
みエリアを含むコンテンツ領域とが設けられていること
を特徴とする。本通信回線を用いた双方向コミュニケー
ション方法は、インターネットを通じての語学レッスン
のバーチャル教室に応用することができる。すなわち、
先生と単数又は複数の生徒とを結ぶ1対1(個人レッス
ン)又は1対複数(小人数クラスレッスン)の関係のレ
ッスンに適用可能である。先生及び生徒のモニタ画面に
は、それぞれ、コミュニケーション領域と、そして、コ
ンテンツ領域とが設けられる。コミュニケーション領域
には、先生及び生徒のアバタ及び音声調整手段が表示さ
れる。表示内容は、先生のものと生徒のものと全く同じ
画面にすることも、先生用には、特別の画面を用意する
こともできる。コンテンツ領域には、教育材料を表示す
る教材エリア及び先生若しくは生徒が自由に書込みする
ことができる書込みエリアが設けられる。教材エリア
は、先生の側から提供されるもので生徒は書込みができ
ないようになっている。先生は、このエリアに書き込み
することができるように設定することもできる。書込み
エリアには、生徒も先生も書込み可能である。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の通信回線を用いた双方向コミュニケーション方法に
おいて、さらに、先生は、その言語を得意とする海外在
住の者を選定すると共に、各国の標準時の違いを利用し
て一日24時間のいずれの時間帯においても無理なくク
ラスを編成する工程を含んで構成されてなることを特徴
とする。
【0011】インターネットを用いることにより先生が
国内に居住する必要がなくなる。そこで、ネイティブ又
はネイティブに匹敵する語学能力を有する人材を広く世
界に求めることができる。より優秀な人材を安価に確保
することができる。また、生徒の側も、より自然に近い
形での語学を習うことができる。各国の標準時の違いを
利用して一日24時間のいずれの時間帯においても無理
なくクラスを編成することができる。
【0012】本発明の第二の態様は、インターネット等
の通信回線を介して相互に接続された端末間の双方向コ
ミュニケーションシステムであって、各端末のコンピュ
ータは、モニタ画面に、その端末を使用しているユーザ
自身並びにそのユーザと通信回線を介してコミュニケー
ションをしている相手の映像、化身等のアバタ及び音声
調整手段を表示するソフトウエアを記録する記録装置
と、記録装置から表示ソフトウエアを呼び出し、モニタ
画面にアバタ及び音声調整手段を表示するCPU内のア
バタ及び音声調整手段表示制御手段と、そして、ユーザ
による音声調整手段の調節に従って、ユーザ自身及び相
手の音声を調節するCPU内の音声調整制御手段とを含
んで構成されてなる通信回線を用いた双方向コミュニケ
ーションシステムを提供する。
【0013】請求項6に記載の本発明は、請求項5に記
載の通信回線を用いた双方向コミュニケーションシステ
ムにおいて、音声調整制御手段が、音量、雑音の除去、
高音及び/又は低音領域のカット域値のいずれか1つ又
はそれらの任意の組み合わせを調節するものであること
を特徴とする通信回線を用いた双方向コミュニケーショ
ンシステム。請求項7に記載の本発明は、請求項5又は
6に記載の通信回線を用いた双方向コミュニケーション
システムにおいて、コミュニケーションが、先生と単数
又は複数の生徒とを結ぶ1対1又は1対複数の関係のコ
ミュニケーションであり、各モニタ画面には、先生及び
生徒のアバタ及び音声調整手段を表示するコミュニケー
ション領域と、そして、教育材料を表示する教材エリア
及び先生若しくは生徒が自由に書込みすることができる
書込みエリアを含むコンテンツ領域とが設けられている
ことを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の本発明は、請求項7に記
載の通信回線を用いた双方向コミュニケーションシステ
ムにおいて、さらに、先生は、その言語を得意とする海
外在住の者を選定すると共に、各国の標準時の違いを利
用して一日24時間のいずれの時間帯においても無理な
くクラスを編成することを特徴とする。
【0015】本発明の第三の態様は、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の双方向コミュニケーション方法を実
行するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る通信回線を用
いた双方向コミュニケーション方法、双方向コミュニケ
ーションシステム及び記録媒体を図示された好ましい実
施の形態に基づいて、更に詳しく説明する。図1は、通
信回線を用いた双方向コミュニケーション方法の一実施
形態のフローチャートである。
【0017】本発明の第一の態様は、インターネット等
の通信回線5を介して相互に接続された端末3,4間の
双方向コミュニケーション方法である。本コミュニケー
ション方法は、例えば、インターネットを通じての語学
レッスンのバーチャル教室に応用することができる。す
なわち、先生と単数又は複数の生徒とを結ぶ1対1(個
人レッスン)又は1対複数(小人数クラスレッスン)の
関係のレッスン等に適用可能である。本双方向コミュニ
ケーション方法は、概略的に、アバタ及び音声調整手段
を表示するソフトウエアをそれぞれのコンピュータに搭
載する工程(ステップ1)と、ユーザ自身及び相手の音声
を、モニタ画面の前記音声調整手段を用いて調節する工
程(ステップ2)を含んで構成されている。図示された好
ましい実施形態では、先生及び生徒が使用するユーザ端
末3,4で、ユーザ自身及び相手の音声を、モニタ画面
の音声調整手段を用いて調節するようにしている。先生
の端末(又はホストサーバ2)で、参加者全員の音声を
音声調整手段を用いて調節し、調節された状態の各人の
音声をインターネット5を通じて送信するように構成す
ることもできる。
【0018】ユーザ自身並びにそのユーザと通信回線を
介してコミュニケーションをしている相手の映像そのも
のを、ビデオカメラなどを利用して取り込み、所定の映
像処理をしてそれぞれの端末のモニタ画面に表示するよ
うに構成することができる。人間の映像ということで、
親密さが増しより自然なコミュニケーションをとること
ができる利点がある。一方、内気な人の語学レッスン、
人生相談、容姿に自身のない人、人種などが直接分から
ない方が良いコミュニケーションでは、むしろ実際の映
像よりもアニメや化身等をアバタとして選択する。アバ
タは、複数の部品からユーザが適宜選択組み合わせて作
成するように構築することもできる。このアバタは、記
録装置に記憶して何回でも使用することができる。
【0019】このように、本コミュニケーション方法で
は、モニタ画面に自分自身のアバタとコミュニケーショ
ンの相手方を表すアバタとが映し出された状態でコミュ
ニケーションをとる。従って、実際に、その場所に居合
わせてコミュニケーションをとっているような感覚を持
てる利点がある。また、アバタ毎にモニタ画面に設けら
れた音声調整手段により、音声を調節することにより、
コミュニケーションをとる上で最適の状況を簡単に作り
上げることができる。
【0020】図示された好ましい実施例では、音声調整
工程が、音量、雑音の除去、高音及び/又は低音領域の
カット域値のいずれか1つ又はそれらの任意の組み合わ
せを調節するものであることを特徴とする。通信回線を
通じたコミュニケーションにおいて問題となるのは、先
ず、相手及び自分の声の大きさである。これをモニタ画
面にある音声調整手段、例えば、各アバタに隣接して設
けられたボリューム摘みを調節することによって、自分
及び相手の声の大きさをちょうど良いレベルに調節する
ことができる。同様に、マイクに拾われる雑音の除去、
高音域及び/又は低音域のカット量を調節することによ
り、実際の会話と同等又はそれ以上に聞き取り易い声と
することもできる。
【0021】図2に示された実施例は、先生と4人の生
徒とをインターネットで接続した本コミュニケーション
方法のシステム図である。本システム1は、概略的に、
教材の製作、バーチャル語学レッスンの募集やスケジュ
ール管理、先生及び生徒のデータベース等各種の管理を
行うホストサーバ2、先生側端末3及び複数の生徒側端
末4をインターネット5で接続したものである。
【0022】各端末のコンピュータ20には、図6に示
されているように、CPU22、記録装置24、キーボ
ードなどの入力装置26、スピーカ等の音声発生装置2
7、そして、モニタ28が設けられている。記録装置2
4には、モニタ28の画面10に、その端末を使用して
いるユーザ自身並びにそのユーザと通信回線を介してコ
ミュニケーションをしている相手の映像、化身等のアバ
タT,S及び音声調整手段12aを表示するソフトウエ
アを記録する。CPU22のアバタ・音声調整手段表示
制御部22aは、記録装置24から表示ソフトウエアを
呼び出し、モニタ画面10にアバタT,S及び音声調整
手段12aを表示する。CPU22の音声調整制御部2
2bは、各端末20のユーザによる音声調整手段12a
の調節に従って、ユーザ自身及び相手の音声を調節す
る。
【0023】図3に示されているように、各モニタ画面
10は、コミュニケーション領域12と、そして、コン
テンツ領域14とを有している。コミュニケーション領
域12には、先生T及び4人の生徒Sのアバタが表示さ
れる。アバタは、3次元キャラクターとすることがで
き、音声に応じて予め割り当てられた動作を行う。例え
ば、音声の発生と同時に口が動き出すといった行動を起
こす。また、長時間、生徒Sの発言や反応がなかった場
合に、目の表情がとろんとした状態となり、ある制限時
間を超えてそのような状態が続いた場合には眠ってしま
うように設計することもできる。これにより、先生に授
業に対する生徒Sの興味の度合いを知らせることができ
る。
【0024】各アバタには、それに関連して音量を調整
する音量調整摘み12aが設けられている。この音量調
整摘み12aは、図示されたものの他、種々の形式のも
のを採用し得る。数値を入れるもの、回転式ボリューム
摘み、複数の音量レベルの異なるボタン式のものなどで
ある。調整すべき対象も音量だけでなく、雑音の除去、
高音及び/又は低音領域のカット域値の調節等を通じ
て、実際の会話以上の環境を整えることができる。
【0025】コンテンツ領域14には、教育材料を表示
する教材エリア14aと、先生及び/又は生徒が自由に
書込みすることができる書込みエリア14bとが設けら
れている。教材は、基本的に、先生のみが書き込み可能
とする。教材は、語学レッスンを開催している学校の側
で周到に計画して用意するもので、みだりに変更すべき
ものではないからである。一方、英単語のスペルなど、
クラスの中で生徒Sや先生Tが書き込む必要がでてきた
ときには、書込みエリア14bを使用する。教材エリア
14aは、文字情報だけでなく、英会話の場面であるシ
ーンを動画で示したり、カラオケの歌詞のように発音す
べき会話をテロップで示したりすることができる。必要
に応じて、書込みエリア14bをそのような補助教材を
映し出す領域として利用することもできる。モニタ画面
10としては、先生用には、特別の画面を用意すること
もできる。例えば、生徒Sへの質問の回数、質問のジャ
ンル情報、回答に対する得点などの欄を設けることがで
きる。これら情報は、クラス終了後に生徒S毎にデータ
処理され、データベース化される。
【0026】図4に示された好ましい実施例では、さら
に、一の生徒から先生及び他の生徒への音声データを、
当該一の生徒の端末においてデータ圧縮する工程(ステ
ップ10)と、圧縮データを通信回線を介して先生の端
末に送信する工程(ステップ11)と、当該先生の端末で
圧縮データを解凍し、モニタ画面のアバタの動きと同期
して音声として生成すると共に、他の生徒へは同圧縮デ
ータを解凍することなく通信回線を介して転送する工程
(ステップ12)と、そして、他の生徒の端末で前記圧縮
データは初めて解凍されて個々のモニタ画面のアバタの
動きと同期して音声として生成する工程(ステップ13)
とを含んでいる。通信回線を用いたコミュニケーション
では、データ転送に費やされる時間により、音声の再生
が著しく遅くなる又は再生できないなどの欠点がある。
すなわち、一の生徒から先生を経由して他の生徒へ音声
データを転送する場合、データ転送経路が長く且つ圧縮
転送を繰り返すため、上記欠点は無視し難いレベルとな
る。そこで、本実施例では、先生の端末において圧縮デ
ータを解凍してモニタ画面のアバタの動きと同期して音
声として生成するが、他の生徒へ転送する分については
同圧縮データを解凍することなく通信回線を介してその
まま転送する。これにより、解凍及び再圧縮に要する時
間遅れや再生不能の事態を回避することができる。
【0027】図5に示された実施例では、さらに、先生
は、その言語を得意とする海外在住の者を選定する(ス
テップ20)と共に、各国の標準時の違いを利用して一
日24時間のいずれの時間帯においても無理なくクラス
を編成する工程(ステップ21)を含んでいる。これは、
インターネットを用いることにより先生が国内に居住す
る必要がなくなるからである。そこで、ネイティブ又は
ネイティブに匹敵する語学能力を有する人材を広く世界
に求めることができる。より優秀な人材を安価に確保す
ることができる。また、生徒の側も、より自然に近い形
での語学を習うことができるし、日本における語学レッ
スン特有の馴れ合いなどの弊害がなくなる利点がある。
また、各国の標準時の違いを利用して一日24時間のい
ずれの時間帯においても無理なくクラスを編成すること
ができる。
【0028】英語の講師を例にして説明すると、英語を
公用語としている国、地域は世界に多数存在する。イギ
リス、オーストラリア、カナダ、アメリカ合衆国などで
ある。また、たとえ英語を公用語としていない国であっ
ても、日常又は商業英語として英語を利用しており、英
語能力の高い人材を豊富に持っている国又は地域もあ
る。例えば、シンガポール、フィリピン、インドなどで
ある。本発明は、世界中に散在しているこれら語学能力
の高い人材を他の国又は地域に住んでいる人々の能力を
語学レッスン等に効率的に利用しようとするものであ
る。これらの人材は、世界中に散在していることから、
特定の国、地域において行われるインターネットを介し
てのバーチャルレッスンが、一日のどの時間帯に行われ
るとしても容易に対応可能となる。一方、生徒の側も、
内容、レベル、スタート時間等の異なる多数のクラスか
ら、自分の都合の良いものを自由に選択して受講するこ
とがでる。それも、従来のように4月開講、9月開講と
いった特定の時期からだけではなく随時参加することが
できるメリットがある。
【0029】具体的には、各生徒には、その人であるこ
とを特定するためのID記号がレッスン機関から与えら
れており、また、生徒の側からはレッスン機関に自己の
暗証記号を登録しておく。各種クレジットカード、キャ
ッシュカード、デビットカードをそのまま利用すること
もできる。レッスン料の決済が容易となる。生徒とレッ
スン機関との間の全ての通信は、このID記号と暗証記
号によって、当該生徒の確認を行いながら生徒毎に行っ
ていく。例えば、レッスンの予約、レッスン中における
生徒の習熟度の記録、実力判定記録、受講したレッスン
についての支払等を管理する
【0030】各生徒には、会員となる時に行ったレベル
試験、あるいは、その後のレッスンの受講や昇級試験等
により、当該会員の実力が等級として与えられており、
レッスン機関の記憶装置に記録されている。生徒が、レ
ッスンを予約するに当たって、自分のID記号と暗証記
号を入力すると、レッスン機関は記憶装置に記録された
当該会員の等級を呼び出し、その時に、当該等級に対応
するレッスン、すなわち、当該生徒が予約可能なレッス
ンを生徒のモニタに一覧表として表示させる。一回に予
約できるレッスンの数を10までのように回数を制限す
ることも、予約できる範囲を1ケ月以内のように日時を
制限することも、あるいは、一回毎に予約することがで
きるようにすることもできる。レッスン予約一覧表に
は、前回のレッスン終了時に、当該生徒から入力され
た、次回レッスンについての要望事項がある場合、それ
を優先的に表示させるようにすうことができる。例え
ば、同一の講師による上級クラスであるとか、日常会話
レッスンからビジネス英語レッスンに変更したいとの要
望があった場合、そのような要望に沿った一覧表とする
ことができる。また、レッスンを通じて当該生徒の弱点
が発見された場合等において、レッスン機関側からそれ
ら弱点を補うような特別レッスン、補習レッスン、復習
レッスン等を、オプションとして一覧表に加えることも
できる。
【0031】レッスンの一覧表を表示する仕方として
は、種々のものを採用し得る。本発明で想定しているレ
ッスンの数は、数千、数万、あるいは、その上のオーダ
ーである。一覧表には、それら莫大な数のレッスンから
その生徒に適したものとして選ばれるが、それでも、数
十、数百のレッスンが選択可能なレッスンとして生徒の
モニタに表示される。例えば、英語の語学レベル3(T
OEIC500点〜550点)の生徒が日常会話中級の
レッスンを受けたいと仮定する。日常会話中級は、15
分程で完結するトピックスが70含まれている。そし
て、これらトピックス2〜3と自由会話時間とを組み合
わせて1つのクラス(「コマ」と称する。)を構成す
る。もちろん、1つのコマの構成方法は、これに限らず
1コマを1つのトピックスで構成しても、あるいは、も
っと多くのトピックスや自由会話、デベート(討論)、あ
るいは、プリゼンテーション(発表)等によって構成し
ても良い。また、複数のコマを連続して1つのトピック
スをこなすようにすることもできる。
【0032】例えば、日常会話中級第一日は、「1.ロ
ンドンの地下鉄を利用する」、「2.ロンドンの大英博
物館を見学する」、「3.ロンドンでタクシーを利用す
る」の3つのトピックスを扱う、といった選択の仕方も
可能である。あるいは、「ロンドンの地下鉄をロンドン
子のように使いこなす。」といったテーマを、10回シ
リーズで学ぶといったことも可能である。
【0033】講師に対する支払は、一定期間、例えば、
1月の最初の日から最後の日までにおけるコマ数x時給
(単位時間当りの給与)x修正係数で計算される。修正
係数は、講師の属する国又は地域と給与を決定する機関
が属する国との生活水準の違いを加味して決定するもの
で、例えば、国民平均年収の比率をそのまま、あるい
は、所定の重み付けをした課した後の比率を用いること
ができる。
【0034】英語の講師を例にして説明すると、前述の
ように、北米ではアメリカ合衆国やカナダ、ヨーロッパ
ではイギリス、アフリカでは南アフリカ共和国、アジア
ではインド、シンガポール、フィリピン、そして、オセ
アニアではオーストラリアやニュージーランドで英語を
公用語としている。従って、これらの国の人々を特別の
資格を有するものでない場合にも講師とすることができ
る。前述の「ロンドンの地下鉄をロンドン子のように使
いこなす。」といったテーマでは、先生としてロンドン
在住の高校生とすれば、教材にはない生の情報を挟みな
がら色々な場所に行ってみる、といった楽しい授業とな
る。ロンドンの地下鉄は、緻密に路線網が形成されてい
るため、市内及びその近郊を回る交通手段といえる。各
鉄道のターミナルも地下鉄で結ばれていて大変便利であ
る。しかしながら、地下鉄のシステムは日本とは大きく
異なるため、初めてでそれを乗りこなすのは難しいとい
える。そこで、目的地を設定して、下車する駅や乗り継
ぎ駅の計画、切符の購入や検札の仕組み、運賃・切符の
種類など基本的な知識の学習を手始めに、地下鉄を利用
してミュージカルを見に行く、気に入ったジーンズを下
町まで買いに行くといった実生活に密着した体験を行
う。また、大英博物館では、ボランティアの説明員や学
芸員等の専門家を先生とする高度の内容のクラスとする
ことも可能である。
【0035】また、特定の国や地域に限らず英語を流暢
に使いこなせる人材は、世界に多数散在している。これ
らの人材を講師として採用する場合に、先進国の人材と
発展途上国の人材との間で異なる修正係数を用いたり、
また、同一の国においても都市部の人材とそれ以外に在
住する人材との間で異なる修正係数を付与するように設
定することができる。また、特定の時間帯における講師
の確保、比較的人件費の安い国における講師の大量養成
等、ある種の必要性に応じてこの修正係数を変更するこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、それぞれ
の端末のモニタ画面に、その端末を使用しているユーザ
自身並びにそのユーザと通信回線を介してコミュニケー
ションをしている相手の映像、化身等のアバタ及び音声
調整手段を表示するソフトウエアをそれぞれのコンピュ
ータに搭載する工程と、そして、コミュニケーションを
とるにあたって、それぞれの又は特定の端末において、
ユーザ自身及び相手の音声を、モニタ画面の前記音声調
整手段を用いて調節する工程とを含んで構成されてなる
ため、実際にその場所に居合わせてコミュニケーション
をとっているような利点がある。
【0037】また、アバタ毎にモニタ画面に設けられた
音声調整手段により、音声を調節することにより、コミ
ュニケーションをとる上で最適の状況を簡単に作り上げ
ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信回線を用いた双方向コミュニケーション方
法の一実施形態のフローチャートである。
【図2】先生と4人の生徒とをインターネットで接続し
た本コミュニケーション方法のシステム図である。
【図3】モニタ画面の構成を説明するための概略図であ
る。
【図4】一の生徒から先生及び他の生徒へデータを送信
する場合の一実施形態のフローチャートである。
【図5】先生として特定の言語を得意とする海外在住の
者を選定した語学レッスンにおける通信回線を用いた双
方向コミュニケーション方法の一実施形態のフローチャ
ートである。
【図6】通信回線を用いた双方向コミュニケーションシ
ステムの一実施形態のブロック図である。
【符号の説明】
1 双方向コミュニケーションシステム 2 ホストサーバ 3 先生側端末 4 生徒側端末 5 インターネット 10 モニタ画面 12 コミュニケーション領域 12a 音量調整摘み 14 コンテンツ領域 14a 教材エリア 14b 書込みエリア 20 ユーザ端末 22 CPU 22a アバタ・音声調整手段表示制御部 22b 音声調整制御部 24 記録装置 26 入力装置 27 音声発生装置 28 モニタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インターネット等の通信回線を介して相互
    に接続された端末間の双方向コミュニケーション方法で
    あって、 それぞれの端末のモニタ画面に、その端末を使用してい
    るユーザ自身並びにそのユーザと通信回線を介してコミ
    ュニケーションをしている相手の映像、化身等のアバタ
    及び音声調整手段を表示するソフトウエアをそれぞれの
    コンピュータに搭載する工程と、そして、 コミュニケーションをとるにあたって、それぞれの又は
    特定の端末において、ユーザ自身及び相手の音声を、モ
    ニタ画面の前記音声調整手段を用いて調節する工程と、 を含んで構成されてなる通信回線を用いた双方向コミュ
    ニケーション方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の通信回線を用いた双方向
    コミュニケーション方法において、 前記音声調整工程は、音量、雑音の除去、高音及び/又
    は低音領域のカット域値のいずれか1つ又はそれらの任
    意の組み合わせを調節するものであることを特徴とする
    通信回線を用いた双方向コミュニケーション方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の通信回線を用いた
    双方向コミュニケーション方法において、 前記コミュニケーションが、先生と単数又は複数の生徒
    とを結ぶ1対1又は1対複数の関係のコミュニケーショ
    ンであり、各モニタ画面には、先生及び生徒のアバタ及
    び音声調整手段を表示するコミュニケーション領域と、
    そして、教育材料を表示する教材エリア及び先生若しく
    は生徒が自由に書込みすることができる書込みエリアを
    含むコンテンツ領域とが設けられていることを特徴とす
    る通信回線を用いた双方向コミュニケーション方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の通信回線を用いた双方向
    コミュニケーション方法において、さらに、 先生は、その言語を得意とする海外在住の者を選定する
    と共に、各国の標準時の違いを利用して一日24時間の
    いずれの時間帯においても無理なくクラスを編成する工
    程を含んで構成されてなることを特徴とする通信回線を
    用いた双方向コミュニケーション方法。
  5. 【請求項5】インターネット等の通信回線を介して相互
    に接続された端末間の双方向コミュニケーションシステ
    ムであって、各端末のコンピュータは、 モニタ画面に、その端末を使用しているユーザ自身並び
    にそのユーザと通信回線を介してコミュニケーションを
    している相手の映像、化身等のアバタ及び音声調整手段
    を表示するソフトウエアを記録する記録装置と、 前記記録装置から表示ソフトウエアを呼び出し、モニタ
    画面にアバタ及び音声調整手段を表示するCPU内のア
    バタ及び音声調整手段表示制御手段と、そして、 ユーザによる音声調整手段の調節に従って、ユーザ自身
    及び相手の音声を調節するCPU内の音声調整制御手段
    と、 を含んで構成されてなる通信回線を用いた双方向コミュ
    ニケーションシステム。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の通信回線を用いた双方向
    コミュニケーションシステムにおいて、 前記音声調整制御手段は、音量、雑音の除去、高音及び
    /又は低音領域のカット域値のいずれか1つ又はそれら
    の任意の組み合わせを調節するものであることを特徴と
    する通信回線を用いた双方向コミュニケーションシステ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項5又はに記載の通信回線を用いた双
    方向コミュニケーションシステムにおいて、 前記コミュニケーションが、先生と単数又は複数の生徒
    とを結ぶ1対1又は1対複数の関係のコミュニケーショ
    ンであり、各モニタ画面には、先生及び生徒のアバタ及
    び音声調整手段を表示するコミュニケーション領域と、
    そして、教育材料を表示する教材エリア及び先生若しく
    は生徒が自由に書込みすることができる書込みエリアを
    含むコンテンツ領域とが設けられていることを特徴とす
    る通信回線を用いた双方向コミュニケーションシステ
    ム。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の通信回線を用いた双方向
    コミュニケーションシステムにおいて、さらに、 先生は、その言語を得意とする海外在住の者を選定する
    と共に、各国の標準時の違いを利用して一日24時間の
    いずれの時間帯においても無理なくクラスを編成するこ
    とを特徴とする通信回線を用いた双方向コミュニケーシ
    ョンシステム。
  9. 【請求項9】請求項1〜4のいずれか1項に記載の双方
    向コミュニケーション方法を実行するプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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