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JP2001239733A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

Info

Publication number
JP2001239733A
JP2001239733A JP2000055763A JP2000055763A JP2001239733A JP 2001239733 A JP2001239733 A JP 2001239733A JP 2000055763 A JP2000055763 A JP 2000055763A JP 2000055763 A JP2000055763 A JP 2000055763A JP 2001239733 A JP2001239733 A JP 2001239733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
transfer
cylinder
paper dust
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000055763A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Tanaka
義高 田中
Makoto Ishikawa
誠 石川
Hiroyuki Sugimoto
裕之 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2000055763A priority Critical patent/JP2001239733A/ja
Publication of JP2001239733A publication Critical patent/JP2001239733A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写胴の転写シートに付着した紙粉による印
刷画像の劣化を防ぐ。 【解決手段】 孔版原紙が外周面に装着自在な版胴1
と、圧接される孔版原紙からインク画像が転写される転
写シート11を外周面に有する転写胴2と、転写胴2と
の間に導かれる印刷用紙14を排紙側に搬送すると共
に、この搬送過程で転写シート11のインク画像を印刷
用紙14に転写させるための印刷圧を付与する圧胴3と
を備えた孔版印刷装置において、転写胴2の転写シート
11に付着した紙粉を除去する紙粉除去機構21を設
け、この紙粉除去機構21は転写シート11に略当接す
る回転自在なクリーニングロール24と、クリーニング
ロール24の径より小径で、且つ、クリーニングロール
24に略当接する回転自在な水供給ロール30と、水供
給ロール30の下方側が浸水する水トレイ33とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、版胴と転写胴と圧
胴とを備え、インク画像を一旦転写胴に転写し、この転
写したインク画像を印刷用紙に再転写することによって
印刷画像を得る孔版印刷装置に関し、特に、印刷用紙か
ら発生する紙粉の対策技術に係わる。
【0002】
【従来の技術】転写胴を有さずに孔版原紙から印刷用紙
に直接にインク画像の転写を行う孔版印刷装置にあって
は、印刷用紙のインク吸収性能や印刷用紙の厚みによる
印刷圧変化によってインク転移量が変化するためにイン
ク転移量を適正な量に調整することが困難である。
【0003】しかし、転写胴を有する孔版印刷装置にあ
っては、インク吸収性能が一定で、且つ、厚みも一定な
転写胴の転写シートにインクを転移するため、孔版原紙
から転写胴へのインク転移量が適正な量に容易に調整可
能であり、このようにインク量が制御されたインク画像
を印刷用紙に転移するために印刷用紙には当然に決まっ
たインク転移量しか転移されない。これにより、転写胴
を有する孔版印刷装置は、インク転移量を適正な量に容
易に調整でき、鮮明な印刷画像を得ることができるもの
である。
【0004】このような転写胴を有する従来の孔版印刷
装置が、図6に示されている。図6において、版胴10
0は回転自在に設けられ、この版胴100の外周には外
側に膨出可能で、且つ、インク102を通過可能なスク
リーン101が張設されている。版胴100の内部スペ
ースにはスキージロール103が配置され、このスキー
ジロール103はスクリーン101の内面から離間する
待機位置とスクリーン101を内面から押圧してスクリ
ーン101を外側に膨出させて後述する転写胴105に
圧接させる押圧位置との間で移動自在に設けられてい
る。
【0005】又、スキージロール103は、版胴100
と共に回転し、この回転時にはドクターロール104と
のギャップを利用してインク102をスクリーン101
の内周面に供給するように構成されている。更に、版胴
100の外周には原紙クランプ部(図示せず)が設けら
れ、この原紙クランプ部で孔版原紙(図示せず)の先端
をクランプすることによって孔版原紙が外周面に装着さ
れる。孔版原紙は、印刷時には所望の画像情報に基づい
て感熱穿孔された製版済みのものが装着される。
【0006】転写胴105は、版胴100の下方近傍で
回転自在に設けられ、この外周にはインク転移可能な転
写シート106が装着されている。
【0007】圧胴107は、転写胴105の下方近傍で
回転自在に設けられていると共に、転写胴105に圧接
する圧接位置と転写胴105から離間する待機位置との
間で移動自在に設けられている。圧胴107の一方側の
下方には給紙部108が設けられ、圧胴107の一方側
で、且つ、給紙部108の上方には排紙部109が設け
られている。
【0008】給紙部108は、印刷用紙110が積載配
置される給紙台111と、この給紙台111に積載され
た印刷用紙110の最上位置のものに圧接する給紙ロー
ル112と、この給紙ロール112の搬送下流に位置す
るガイドロール113及びタイミングロール114とを
有する。
【0009】ガイドロール113はタイミングロール1
14に対して圧接位置と離間位置との間で移動でき、該
タイミングロール114は回転可能に構成されている。
そして、ガイドロール113とタイミングロール114
は、ガイドロール113とタイミングロール114との
間に供給された印刷用紙110を転写胴105及び圧胴
107の回転タイミングに同期させて転写胴105と圧
胴107との間に給紙する。
【0010】排紙部109は、圧胴107から離間した
印刷用紙110を搬送方向にガイドする排紙ガイド(図
示せず)と、この搬送下流に配置された排紙台115と
を有する。
【0011】上記構成において、版胴100の外周面に
は製版済みの孔版原紙が装着され、圧胴107が圧接位
置に位置されると共に、図6にて矢印で示すように、互
いの近接・圧接箇所で同一方向で、且つ、同一周スピー
ドになるように版胴100と転写胴105及び圧胴10
7が回転される。そして、スキージロール103が押圧
位置に位置されると、スクリーン101が外側に膨出し
て転写胴105に圧接され、この圧接力によって孔版原
紙の穿孔からインク102が滲み出てインク画像が転写
胴105の転写シート106に転写される。又、所定の
タイミングで転写胴105と圧胴107との間に給紙部
108から印刷用紙110が搬送され、この印刷用紙1
10に転写胴105の転写シート106のインク画像が
転写される。つまり、孔版原紙(図示せず)の穿孔に基
づくインク画像を転写胴105に一旦転写し、この転写
胴105に転写したインク画像を更に印刷用紙110に
転写することによって印刷が行われる。
【0012】ところで、印刷用紙110からは給紙ロー
ル112などの他部材との摩擦等により紙粉が発生し、
図7に示すように、印刷用紙110の印刷面に付着した
紙粉は、印刷用紙110が転写胴105に圧接された際
に直接に転写シート106に転移されて付着する。又、
印刷用紙110より離間した紙粉は、空気中を浮游して
転写シート106に付着する。このようにして転写胴1
05の転写シート106に紙粉が付着すると、紙粉がイ
ンク102を保持して所定量のインク102が印刷用紙
110に転写されないことより紙粉が付着している箇所
に対応する画像が薄くなったり、多量のインク102を
保持した紙粉自体が印刷用紙110に転写され、所定量
以上の多量のインク102が印刷用紙110に転写され
ることにより紙粉が付着した箇所に対応する画像が必要
以上に濃く、且つ、広範囲の画像となったりして画像劣
化をもたらす。
【0013】上記従来の孔版印刷装置にあっては、圧胴
107に対して給紙部108と排紙部109とが共に同
じ側に配置され、給紙部108の給紙ロール112が印
刷用紙110に圧接する面が転写胴105の転写シート
106に接触しないように、つまり、給紙ロール112
との摩擦によって紙粉が発生する面を印刷面の反対面と
することによって紙粉が転写シート106に極力付着し
ないようにして紙粉による印刷画像の劣化を防止してい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の孔版印刷装置では、給紙ロール112により発生す
る紙粉が直接に転写シート106に転移されることに対
してはある程度の効果が期待できるものの、タイミング
ロール114により発生する紙粉が直接に転写シート1
06に転移されることに対しては効果がなく、又、空気
中を浮游する紙粉が転写シート106に付着することに
対しても効果がない。更に、印刷用紙110からの紙粉
は給紙部108から主に発生するもののそれ以外の箇所
からも発生し、装置内部を印刷用紙110が搬送される
以上、印刷用紙110からの紙粉発生を除去することは
困難である。
【0015】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、転写胴の転写シートに付着し
た紙粉による印刷画像の劣化を防止できる孔版印刷装置
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
情報に基づいて穿孔された孔版原紙が外周面に装着自在
で、且つ、内周面側から前記孔版原紙にインクを供給す
る回転自在な版胴と、この版胴に同期して回転され、圧
接される前記孔版原紙からインク画像が転写される転写
シートを外周面に有する転写胴と、この転写胴の回転に
同期して回転され、前記転写胴との間に導かれる印刷用
紙を排紙側に搬送すると共に、この搬送過程で前記転写
シートのインク画像を前記印刷用紙に転写させるための
印刷圧を付与する圧胴とを備えた孔版印刷装置におい
て、前記転写胴の前記転写シート側に、付着した紙粉を
除去する紙粉除去機構を設けたことを特徴とする。
【0017】この孔版印刷装置では、印刷用紙より直接
に紙粉が転写胴の転写シートに転移されたり、空気中を
浮游する紙粉が転写胴の転写シートに付着されたりして
転写シートに付着した紙粉は、紙粉除去機構により転写
シート上から除去される。
【0018】請求項2の発明は、請求項1記載の孔版印
刷装置であって、前記紙粉除去機構は、紙粉を除去する
動作状態と、紙粉の除去を行わない非動作状態とに切替
え自在であることを特徴とする。
【0019】この孔版印刷装置では、請求項1の発明の
作用に加え、任意の時間に必要に応じて転写シート上の
紙粉を除去できる。
【0020】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の孔版印刷装置であって、前記紙粉除去機構を、前
記転写胴が前記圧胴に圧接する圧接位置より回転下流側
で且つ前記転写胴が前記版胴に圧接可能となる圧接位置
より回転上流側のエリアに配設したことを特徴とする。
【0021】この孔版印刷装置では、請求項1又は請求
項2の発明の作用に加え、転写胴の転写シートに付着し
た紙粉を版胴に圧接する位置の前で除去できる。
【0022】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3記
載の孔版印刷装置であって、前記紙粉除去機構は、前記
転写胴の径より小径で、且つ、前記転写シートに略当接
する回転自在なクリーニングロールと、このクリーニン
グロールの径より小径で、且つ、前記クリーニングロー
ルに略当接する回転自在な水供給ロールと、この水供給
ロールの下方側が浸水する水トレイとを有することを特
徴とする。
【0023】この孔版印刷装置では、請求項1〜請求項
3の発明の作用にあって、紙粉の除去は、水トレイ内の
水が水供給ロールとクリーニングロールとの順に転移さ
れ、クリーニングロールから転写胴の転写シート上に転
移された水で転写シートに付着した紙粉が浮きだち、こ
の浮きだった紙粉がデルタ効果によってクリーニングロ
ールと水供給ロールとの順に逆転移され、水供給ロール
に転移された紙粉が水トレイ内の水中に沈澱されること
によってなされる。
【0024】請求項5の発明は、請求項4記載の孔版印
刷装置であって、前記水供給ロールに近接する位置で、
且つ、前記クリーニングロールが略当接する回転位置よ
りも上流の回転位置に、前記水供給ロールとのギャップ
を調整可能なスキージロールを設けたことを特徴とす
る。
【0025】この孔版印刷装置では、請求項4の発明の
作用に加え、水供給ロールの水膜厚をスキージロールの
ギャップ量の調整によって制御できる。
【0026】請求項6の発明は、請求項4記載の孔版印
刷装置であって、前記クリーニングロールは、前記転写
胴の前記転写シートに略当接する動作位置と、前記転写
胴の前記転写シートより離間する非動作位置との間で移
動自在であることを特徴とする。
【0027】この孔版印刷装置では、請求項4の発明の
作用に加え、動作状態と非動作状態と切替えが、クリー
ニングロールの位置を移動することによってできる。
【0028】請求項7の発明は、請求項1〜請求項3記
載の孔版印刷装置であって、前記紙粉除去機構は、前記
転写胴の前記転写シートに接触するブラシであることを
特徴とする。
【0029】この孔版印刷装置では、請求項1〜請求項
3の発明の作用にあって、紙粉の除去は、転写シートに
付着した紙粉がブラシで掻き取られることによってなさ
れる。
【0030】請求項8の発明は、請求項1〜請求項6記
載の孔版印刷装置であって、前記紙粉除去機構は、前記
クリーニングロールに付着したインクを除去するインク
除去手段を有することを特徴とする。
【0031】この孔版印刷装置では、請求項1〜請求項
6の発明の作用に加え、転写シート上のインクがクリー
ニングロールに転写されると、このクリーニングロール
に転写されたインクがインク除去手段によって除去され
る。
【0032】請求項9の発明は、請求項8記載の孔版印
刷装置であって、前記インク除去手段は、前記クリーニ
ングロールの外周面に当接するブレードであることを特
徴とする。
【0033】この孔版印刷装置では、請求項8の発明の
作用にあって、インクの除去は、クリーニングロールの
転写されたインクがブレードで掻き取られることによっ
てなされる。
【0034】請求項10の発明は、請求項8記載の孔版
印刷装置であって、前記インク除去手段は、前記クリー
ニングロールの外周面に洗浄液を塗布する洗浄液塗布部
と、この洗浄液塗布部により前記クリーニングロールの
外周面に塗布された洗浄液を拭き取る洗浄液拭取り部と
から成ることを特徴とする。
【0035】この孔版印刷装置では、請求項8の発明の
作用にあって、インクの除去は、塗布された洗浄液でイ
ンクが溶解し若しくは膨潤し、この溶解し若しくは膨潤
したインクが洗浄液と共に拭き取られる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0037】図1及び図2は本発明の第1実施形態を示
し、図1は孔版印刷装置の要部の概略構成図、図2は紙
粉除去機構の概略構成図である図1において、孔版印刷
装置は、それぞれ回転自在に設けられ、ほぼ同一径を有
する版胴1と転写胴2と圧胴3とを備えており、版胴1
と転写胴2及び圧胴3は、図1にて矢印で示すように、
メインモータ(図示省略)の駆動力によって互いの近接
・圧接箇所で同一方向で、且つ、同一周スピードになる
よう回転される。
【0038】版胴1は、版胴軸1aを中心として装置本
体S内の所定位置に回転自在に支持され、この版胴1の
外周には外側に膨出可能で、且つ、インク5を通過可能
なスクリーン6が張設されている。版胴1の内部スペー
スにはスキージロール7が配設されている。このスキー
ジロール7は、スクリーン6の内面から離間する待機位
置と、該スクリーン6を内面から押圧してスクリーン6
を外側に膨出させて転写胴2に圧接させる押圧位置との
間を図示しないスキージロール移動用モータの駆動力に
よって移動自在に設けられている。又、スキージロール
7は、版胴1と共に回転し、この回転時にはドクターロ
ール8とのギャップを利用して所定量のインク5をスク
リーン6の内面より供給するように構成されている。
【0039】更に、版胴1の外周には原紙クランプ部
(図示省略)が設けられ、この原紙クランプ部で孔版原
紙(図示省略)の先端をクランプすることによって孔版
原紙が外周面に装着される。孔版原紙は印刷時には所望
の画像情報に基づいて感熱穿孔された製版済みのものが
装着される。
【0040】転写胴2は、版胴1の下方近傍に配置さ
れ、転写胴軸2aを中心として装置本体S内の所定位置
に回転自在に支持されている。この転写胴2の外周には
インク転写可能な転写シート11が巻装されている。転
写シート11は弾性部材で、且つ、耐油性のシートであ
り、例えばニトリルゴムにて構成される。
【0041】圧胴3は、転写胴2の下方近傍で圧胴軸3
aを中心として回転自在に設けられていると共に、転写
胴2に圧接する圧接位置と転写胴2から離間する待機位
置との間を図示しない圧胴移動用モータの駆動力で移動
自在に設けられている。又、圧胴3の外周には用紙クラ
ンプ部(図示省略)が設けられている。この用紙クラン
プ部は、給紙部13から転写胴2と圧胴3との間に搬送
される印刷用紙14の先端をクランプし、排紙部15の
入口でクランプ解除する。
【0042】給紙部13は、印刷用紙14が積載配置さ
れる給紙台16と、この給紙台16に積載された印刷用
紙14の最上位置のものに圧接する給紙ロール17と、
この給紙ロール17の搬送下流に位置するガイドロール
18及びタイミングロール19とを有する。ガイドロー
ル18はタイミングロール19に対して圧接位置と離間
位置との間で移動でき、タイミングロール19は図示し
ないメインモータの駆動力によって選択的に回転自在に
構成されている。そして、ガイドロール18とタイミン
グロール19は、ガイドロール18とタイミングロール
19との間に供給された印刷用紙14を転写胴2の回転
タイミングに同期させて転写胴2と圧胴3との間に給紙
する。
【0043】排紙部15は、圧胴3から離間した印刷用
紙14を搬送方向にガイドする排紙ガイド(図示省略)
と、この搬送下流に配置された排紙台20とを有する。
【0044】紙粉除去機構21は、転写胴2の近傍であ
って、転写胴2が圧胴3に圧接する圧接位置より回転下
流で、且つ、転写胴2が版胴1に圧接可能となる圧接位
置より回転上流のエリアE(図2に示す)に配置されて
いる。紙粉除去機構21は、図2に示すように、装置本
体S内の所定位置に支軸22を中心に回転自在に支持さ
れた機構本体23を有し、この機構本体23にはクリー
ニングロール24が回転自在に支持されている。機構本
体23の上端の円弧部にはウオームホイール部25が設
けられており、このウオームホイール部25にはウオー
ムギア26が噛み合っている。このウオームギア26の
軸26aには平ギア27が固定され、この平ギア27に
は駆動モータ28の回転軸28aに固定された平ギア2
9が噛み合っている。駆動モータ28が回転すると、こ
の回転が平ギア29と平ギア27とウオームギア26と
ウオームホイール部25との順に伝達されることによっ
て機構本体23と共にクリーニングロール24が回転さ
れ、この回転によってクリーニングロール24が転写胴
2の転写シート11に略当接する動作位置(図2に示
す)と転写シート11から離間する非動作位置との間を
移動する。
【0045】クリーニングロール24は、転写胴2の径
より小径で、例えばシリコンゴムにて構成され、機構本
体23内の位置では水供給ロール30が略当接されてい
る。水供給ロール30は、基端側が機構本体23に軸3
1を支点として回転自在に支持されたアーム32の先端
に回転自在に支持されており、アーム32の回転によっ
てクリーニングロール24との略当接状態が調整され
る。水供給ロール30は、クリーニングロール24の径
より小径で、例えばステンレス材にて構成され、下方側
が水トレイ33の水34に浸水されている。水トレイ3
3内には水タンク35内の水34が水ポンプ36によっ
て供給可能になっている。水量センサ37は、水トレイ
33内の水34の容量が所定量あるか否かを検出し、こ
の水量センサ37の検出出力によって水トレイ33内の
水34の容量がほぼ一定量に保持される。
【0046】又、スキージロール38は、クリーニング
ロール24の径より小径で、例えばシリコンゴムにて構
成され、基端側が機構本体23に軸39を支点として回
転自在に支持されたアーム40の先端に回転自在に支持
されている。このスキージロール38は、水供給ロール
30に近接する位置で、且つ、クリーニングロール24
が略当接する回転位置よりも上流の回転位置に配置され
ている。そして、アーム40の回転によって水供給ロー
ル30とのギャップが調整自在に構成されている。
【0047】一方、装置本体Sの所定位置には図示しな
い操作パネルが設けられ、この操作パネルは図示しない
印刷スタートキーと印刷ストップキーと印刷枚数等を入
力するためのテンキー等の他に紙粉除去キーを有し、上
記紙粉除去機構21を自動的に、又は、紙粉除去キーの
操作によってマニュアルで動作させることができるよう
になっている。自動的に紙粉除去モードを動作させる場
合は、印刷動作中にあって常に動作させるように設定し
ても良く、又、印刷動作中にあって一定間隔置きに動作
させるように設定しても良い。
【0048】次に、上記構成の作用を説明する。圧胴3
は待機位置に位置されており、版胴1の外周面には製版
済みの孔版原紙が装着されている。この状態において、
印刷スタートキーがオンされると、圧胴3が圧接位置に
移動され、圧胴3が転写胴2に所望の圧接力によって圧
接されると共にメインモータが駆動され、図1の矢印で
示すように、互いの近接・圧接箇所で同一方向で、且
つ、同一周スピードになるよう版胴1と転写胴2及び圧
胴3が回転される。
【0049】そして、スキージローラ7が待機位置から
押圧位置に位置されると、スクリーン6が外側に膨出し
て転写胴2に圧接され、この圧接力によって孔版原紙の
穿孔から通過するインク5が転写胴2に、即ち、インク
画像が転写胴2の転写シート11に転写される。又、所
定のタイミングで転写胴2と圧胴3との間に給紙部13
から印刷用紙14が搬送され、この印刷用紙14に転写
胴2の転写シート11のインク画像が転写され、このイ
ンク画像が転写された印刷用紙14が排紙部15に送ら
れる。このような印刷動作が所定の設定枚数だけなされ
ると、メインモータの回転が停止され、スキージローラ
7が押圧位置か待機位置に移動され、圧胴3が離間位置
に移動されて印刷モードが完了する。
【0050】次に、上記印刷動作過程にあって、紙粉除
去モードが自動的に、又は、紙粉除去キーにより選択さ
れると、図2に示すように、紙粉除去機構21の駆動モ
ータ28がオンされてクリーニングロール24が非動作
位置より転写シート11に略当接する動作位置に移動さ
れる。すると、クリーニングロール24が転写胴2の回
転に追従して転写シート11上を回転する。
【0051】このクリーニングロール24の回転により
水供給ロール30も回転して水トレイ33の水34が水
供給ロール30とクリーニングロール24との順に連続
的に転写され、クリーニングロール24より転写シート
11に水34が転移される。この転移された水34で転
写シート11に付着した紙粉が浮きだち、この浮きだっ
た紙粉がデルタ効果によってクリーニングロール24と
水供給ロール30との順に逆転移され、水供給ロール3
0に転移された紙粉が水トレイ33内の水中に沈澱され
る。ここで、デルタ効果とは、水等の溶液が塗布された
径の異なるロールが略当接して互いに回転している場合
には水内の異物が径の小さいロールに転移していく現象
をいう。
【0052】つまり、印刷用紙14からは給紙部13の
各ロール17,18,19等の摩擦等により紙粉が発生
し、印刷用紙14の印刷面に付着した紙粉は、印刷用紙
14が転写胴11に圧接された際に直接に転写シート1
1に転移されて付着する。又、印刷用紙14より離間し
た紙粉は、空気中を浮游して転写シート11に付着す
る。このようにして転写胴2の転写シート11に付着し
た紙粉が紙粉除去機構21により転写シート11上から
除去される。
【0053】従って、転写シート11に付着した紙粉が
インク5を保持して所定量のインク5が印刷用紙14に
転写されないことより紙粉が付着している箇所に対応す
る画像が薄くなったり、多量のインク5を保持した紙粉
自体が印刷用紙14に転写され、所定量以上の多量のイ
ンク5が印刷用紙14に転写されることにより紙粉が付
着した箇所に対応する画像が必要以上に濃く、且つ、広
範囲の画像となったりして生じる画像劣化を防止でき
る。又、転写胴2の紙粉を除去できるため、転写胴2か
ら版胴1に直接に転写される紙粉を防止でき、これによ
って版胴1に紙粉が付着することに起因する画像劣化を
も極力防止できる。
【0054】前記第1実施形態では、紙粉除去機構21
は、紙粉を除去する動作状態と、紙粉の除去を行わない
非動作状態とに切替え可能であるので、任意の時間に必
要に応じて転写シート11上の紙粉を除去できるため、
不必要な紙粉除去動作を回避できる。そして、動作状態
と非動作状態と切替えがクリーニングロール24の位置
を移動することによってできるため、その切替えが容易
にできる。
【0055】前記第1実施形態では、紙粉除去機構21
は、転写胴2が圧胴3に圧接する圧接位置より回転下流
側で、且つ、転写胴2が版胴1に圧接可能となる圧接位
置より回転上流側のエリアに配置したので、転写胴2の
転写シート11に付着した紙粉を版胴1に圧接する位置
の前で除去できるため、紙粉が版胴1に転移するのを防
止できる。従って、転写胴2から版胴1に直接に転写さ
れる紙粉を有効に防止でき、これによって版胴1に紙粉
が付着することに起因する画像劣化をさらに効果的に防
止できる。
【0056】前記第1実施形態では、紙粉除去機構21
は、転写胴2の径より小径で且つ転写シート11に略当
接する回転自在なクリーニングロール24と、このクリ
ーニングロール24の径より小径で且つクリーニングロ
ールに略当接する回転自在な水供給ロール30と、この
水供給ロール30の下方側が浸水する水トレイ33とを
有するので、水トレイ33内の水が水供給ロール30と
クリーニングロール24との順に転移され、クリーニン
グロール24から転写胴2の転写シート11上に転移さ
れた水で転写シート11に付着した紙粉が浮きだち、こ
の浮きだった紙粉がデルタ効果によってクリーニングロ
ール24と水供給ロール30との順に逆転移され、水供
給ロール30に転移された紙粉が水トレイ33内の水中
に沈澱されることによって紙粉の除去がなされるため、
紙粉の除去が転写シート11に何等ダメージを与えるこ
となく効果的にできる。
【0057】前記第1実施形態では、水供給ロール30
に近接する位置で且つクリーニングロール24が略当接
する回転位置よりも上流の回転位置には、水供給ロール
30とのギャップを調整可能なスキージロール38を設
けたので、水供給ロール30の水膜厚をスキージロール
38のギャップ量の調整によって制御できるため、クリ
ーニングロール24に転移される水膜厚を所望の膜厚に
調整できる。又、スキージロール38はクリーニングロ
ール24の径より小径であるので、水供給ロール30よ
り水トレイ33の水中に離間しなかった紙粉は、上記デ
ルタ効果によってスキージロール38に転移されるた
め、水供給ロール30の外周面をきれいに保持できる。
【0058】前記第1実施形態では、水量センサ37が
設けられ、水トレイ33に溜まっている水34の量を常
に所定の範囲とするよう制御するので、水トレイ33内
の水34が不足したり、水34が過剰でこぼれるという
ことがない。又、クリーニングロール24が転写胴2に
追従して回転するように構成したが、駆動モータの回転
力によって自転するよう構成しても良い。
【0059】図3は本発明の第2実施形態に係る紙粉除
去機構21Aの概略構成図である。図3において、この
第2実施形態の紙粉除去機構21Aは、前記第1実施形
態と同様に転写胴2の近傍であって、転写胴2が圧胴3
に圧接する圧接位置より回転下流で、且つ、転写胴2が
版胴1に圧接可能となる圧接位置より回転上流のエリア
に配置されたブラシ50によって構成されている。この
ブラシ50は、装置本体S内の所定位置に固定されたベ
ース部51とこのベース部51に植えられた多数の植毛
52とから成り、この多数の植毛52が転写胴2の転写
シート11に当接されている。ベース部51は、例えば
ABS樹脂で、植毛52は例えばナイロンで作製され
る。
【0060】この第2実施形態によれば、転写胴2の転
写シート11に付着した紙粉がブラシ50によって掻き
取られることにより転写シート11上より除去される。
又、この第2実施形態では紙粉除去機構21Aがブラシ
50であるため、構成が簡単で且つ低コストに作製でき
る。
【0061】尚、ブラシ50を転写シート11に接触す
る位置と離間する位置とに移動可能に構成しても良い。
このように構成すれば、任意の時間に必要に応じて転写
シート11上の紙粉を除去できるため、不必要な紙粉除
去動作を回避できる。
【0062】図4は本発明の第3実施形態に係る紙粉除
去機構21′の概略構成図である。図4において、この
第3実施形態の紙粉除去機構21′には、前記第1実施
形態の紙粉除去機構21に対してインク除去手段60が
付加されている。このインク除去手段60は、クリーニ
ングロール24の外周面に当接するブレード61にて構
成されている。ブレード61は、例えばウレタンゴムに
て構成され、クリーニングロール24に対し隙間無く設
置されている。他の構成は、前記第1実施形態と同様で
あるため、同一箇所には同一符号を図面に付してその説
明を省略する。
【0063】この第3実施形態においても、前記第1実
施形態と同様な作用・効果が得られる。その上、転写胴
2の転写シート11に付着したインク5がクリーニング
ロール24に転写されると、この転写されたインク5が
ブレード16によって掻き取られるため、クリーニング
ロール24に転写されたインク5が転写シート11に再
転写されることによって生じる画像劣化を防止できる。
【0064】図5は本発明の第4実施形態に係る紙粉除
去機構21″の概略構成図である。図5において、この
第4実施形態の紙粉除去機構21″には、前記第1実施
形態の紙粉除去機構21に対してインク除去手段60″
が付加されている。このインク除去手段60″は、クリ
ーニングロール24の外周面に洗浄液を塗布する洗浄液
塗布部71と、この洗浄液塗布部71によりクリーニン
グロール24の外周面に塗布された洗浄液を拭き取る洗
浄液拭取り部72とから構成されている。
【0065】洗浄液塗布部71は、クリーニングロール
24に当接する回転自在な洗浄ロール73と、この洗浄
ロール73に所定のギャップを介して近接されたドクタ
ーロール74とを有し、洗浄ロール73とドクターロー
ル74と間の上面スペースに洗浄液が溜められている。
洗浄液拭取り部72は、洗浄液塗布部71の下流で、且
つ、クリーニングロール24の近傍に配置された湾曲状
パッド部75を有し、この湾曲状パッド部75の湾曲面
には供給部76と巻取部77との間に渡された洗浄布7
8が掛けられている。巻取部77は図示しない布移動用
モータの回転力によって回転される。他の構成は、前記
第1実施形態と同様であるため、同一箇所には同一符号
を図面に付してその説明を省略する。
【0066】この第4実施形態においても、前記第1実
施形態と同様な作用・効果が得られる。その上、転写胴
2の転写シート11に付着したインク5がクリーニング
ロール24に転写される。一方、クリーニングロール2
4の回転に追従して洗浄ロール73が回転し、この回転
によって洗浄液がクリーニングロール24に転写され
る。この転写された洗浄液によってインク5が溶解若し
くは膨潤し、この溶解若しくは膨潤したインク5が洗浄
液と共に洗浄布78で拭き取られる。従って、クリーニ
ングロール24に転写されたインク5が転写シート11
に再転写されることによって生じる画像劣化を防止でき
る。
【0067】尚、前記第3実施形態では、インク除去手
段60をブレード61にて構成し、前記第4実施形態で
は、インク除去手段60″を洗浄液塗布部71と洗浄液
拭取り部72にて構成したが、クリーニングロール24
上のインク5を除去できる構成であれば良い。但し、イ
ンク除去手段60をブレード61にて構成した場合に
は、構成が簡単で且つ低コストに作製できる。又、イン
ク除去手段60″を洗浄液塗布部71と洗浄液拭取り部
72にて構成した場合には、クリーニングロール24に
何等ダメージを与えることなくインク5を除去できる。
更に、洗浄液塗布部71が洗浄ロール73によって洗浄
液を塗布するものであるが洗浄液を吹き付けによって塗
布する構成でも良い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、転写胴の転写シート側に、付着した紙粉を除去
する紙粉除去機構を設けたので、印刷用紙より直接に紙
粉が転写胴の転写シートに転移されたり、空気中を浮游
する紙粉が転写胴の転写シートに付着されたりして転写
シートに付着した紙粉は、紙粉除去機構により転写シー
ト上より除去されるため、転写胴の転写シートに付着し
た紙粉による印刷画像の劣化を防止できる。又、転写胴
の紙粉を除去できるため、転写胴から版胴に直接に転写
される紙粉を防止でき、これによって版胴に紙粉が付着
することに起因する印刷画像の劣化をも極力防止でき
る。
【0069】請求項2の発明によれば、紙粉除去機構を
紙粉を除去する動作状態と紙粉の除去を行わない非動作
状態とに切替え可能に構成したので、任意の時間に必要
に応じて転写シート上の紙粉を除去できるため、不必要
な紙粉除去動作を回避できる。
【0070】請求項3の発明によれば、紙粉除去機構を
転写胴が圧胴に圧接する圧接位置より回転下流側で且つ
転写胴が版胴に圧接可能となる圧接位置より回転上流側
のエリアに配設したので、転写胴の転写シートに付着し
た紙粉を版胴に圧接する位置の前で除去できるため、紙
粉が版胴に転移するのを有効に防止でき、これによって
版胴に紙粉が付着することに起因する印刷画像の劣化を
更に効果的に防止できる。
【0071】請求項4の発明によれば、紙粉除去機構
が、転写胴の径より小径で且つ転写シートに略当接する
回転自在なクリーニングロールと、このクリーニングロ
ールの径より小径で且つクリーニングロールに略当接す
る回転自在な水供給ロールと、この水供給ロールの下方
側が浸水する水トレイとを有するので、紙粉の除去は水
トレイ内の水が水供給ロール、クリーニングロールの順
に転移され、クリーニングロールから転写胴の転写シー
ト上に転移された水で転写シートに付着した紙粉が浮き
だち、この浮きだった紙粉がデルタ効果によってクリー
ニングロールと水供給ロールとの順に逆転移され、水供
給ロールに転移された紙粉が水トレイ内の水中に沈澱さ
れることによってなされるため、転写胴の転写シートに
何等ダメージを与えることなく紙粉を除去できる。
【0072】請求項5の発明によれば、水供給ロールに
近接する位置で且つクリーニングロールが略当接する回
転位置よりも上流の回転位置に、水供給ロールとのギャ
ップを調整可能なスキージロールを設けたので、水供給
ロールの水膜厚をスキージロールのギャップ量の調整に
よって制御できるため、クリーニングロールに転移され
る水膜厚を所望の膜厚に調整できる。
【0073】請求項6の発明によれば、クリーニングロ
ールが転写胴の転写シートに略当接する動作位置と転写
胴の前記転写シートより離間する非動作位置との間で移
動自在であるので、動作状態と非動作状態と切替えがク
リーニングロールの位置を移動することによってできる
ため、切替えが容易にできる。
【0074】請求項7の発明によれば、紙粉除去機構が
転写胴の前記転写シートに接触するブラシであるので、
紙粉の除去は転写シートに付着した紙粉がブラシで掻き
取られることによってなされるため、紙粉の除去を簡単
な構成で、且つ、低コストで実現できる。
【0075】請求項8の発明によれば、紙粉除去機構が
クリーニングロールに付着したインクを除去するインク
除去手段を有するので、転写シート上のインクがクリー
ニングロールに転写されると、このクリーニングロール
に転写されたインクがインク除去手段によって除去され
るため、再び転写シートに再転写されて画像劣化の原因
になることを防止できる。
【0076】請求項9の発明によれば、インク除去手段
がクリーニングロールの外周面に当接するブレードにて
構成されたので、インクの除去はクリーニングロールの
転写されたインクがブレードで掻き取られることによっ
てなされるため、インクの除去を簡単な構成で且つ低コ
ストで実現できる。
【0077】請求項10の発明によれば、インク除去手
段が、クリーニングロールの外周面に洗浄液を塗布する
洗浄液塗布部と、この洗浄液塗布部により前記クリーニ
ングロールの外周面に塗布された洗浄液を拭き取る洗浄
液拭取り部とから成るので、インクの除去は塗布された
洗浄液でインクが溶解し若しくは膨潤し、この溶解し若
しくは膨潤したインクが洗浄液と共に拭き取られるた
め、クリーニングロールが傷付くのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、孔版印刷装置の
要部の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、紙粉除去機構の
概略構成図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示し、紙粉除去機構の
概略構成図である。
【図4】本発明の第3実施形態を示し、紙粉除去機構の
概略構成図である。
【図5】本発明の第4実施形態を示し、紙粉除去機構の
概略構成図である。
【図6】従来例の孔版印刷装置の要部の概略構成図であ
る。
【図7】従来例の孔版印刷装置にあって、発生した紙粉
が転写胴等に付着する状態を示す要部の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 版胴 2 転写胴 3 圧胴 5 インク 11 転写シート 14 印刷用紙 21,21A,21′,21″ 紙粉除去機構 24 クリーニングロール 30 水供給ロール 33 水トレイ 34 水 38 スキージロール 50 ブラシ 60,60″ インク除去手段 61 ブレード 71 洗浄液塗布部 72 洗浄液拭取り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 裕之 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内 Fターム(参考) 2C250 FA09 FB10 FB18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に基づいて穿孔された孔版原紙
    が外周面に装着自在で、且つ、内周面側から前記孔版原
    紙にインクを供給する回転自在な版胴と、この版胴に同
    期して回転され、圧接される前記孔版原紙からインク画
    像が転写される転写シートを外周面に有する転写胴と、
    この転写胴の回転に同期して回転され、前記転写胴との
    間に導かれる印刷用紙を排紙側に搬送すると共に、この
    搬送過程で前記転写シートのインク画像を前記印刷用紙
    に転写させるための印刷圧を付与する圧胴とを備えた孔
    版印刷装置において、 前記転写胴の前記転写シート側に、付着した紙粉を除去
    する紙粉除去機構を設けたことを特徴とする孔版印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の孔版印刷装置であって、 前記紙粉除去機構は、紙粉を除去する動作状態と、紙粉
    の除去を行わない非動作状態とに切替え自在であること
    を特徴とする孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の孔版印刷装
    置であって、 前記紙粉除去機構を、前記転写胴が前記圧胴に圧接する
    圧接位置より回転下流側で、且つ、前記転写胴が前記版
    胴に圧接可能となる圧接位置より回転上流側のエリアに
    配設したことを特徴とする孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3記載の孔版印刷装置
    であって、 前記紙粉除去機構は、前記転写胴の径より小径で、且
    つ、前記転写シートに略当接する回転自在なクリーニン
    グロールと、このクリーニングロールの径より小径で、
    且つ、前記クリーニングロールに略当接する回転自在な
    水供給ロールと、この水供給ロールの下方側が浸水する
    水トレイとを有することを特徴とする孔版印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の孔版印刷装置であって、 前記水供給ロールに近接する位置で、且つ、前記クリー
    ニングロールが略当接する回転位置よりも上流の回転位
    置に、前記水供給ロールとのギャップを調整可能なスキ
    ージロールを設けたことを特徴とする孔版印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の孔版印刷装置であって、 前記クリーニングロールは、前記転写胴の前記転写シー
    トに略当接する動作位置と、前記転写胴の前記転写シー
    トより離間する非動作位置との間で移動自在であること
    を特徴とする孔版印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項3記載の孔版印刷装置
    であって、 前記紙粉除去機構は、前記転写胴の前記転写シートに接
    触するブラシであることを特徴とする孔版印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項6記載の孔版印刷装置
    であって、 前記紙粉除去機構は、前記クリーニングロールに付着し
    たインクを除去するインク除去手段を有することを特徴
    とする孔版印刷装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の孔版印刷装置であって、 前記インク除去手段は、前記クリーニングロールの外周
    面に当接するブレードであることを特徴とする孔版印刷
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の孔版印刷装置であっ
    て、 前記インク除去手段は、前記クリーニングロールの外周
    面に洗浄液を塗布する洗浄液塗布部と、この洗浄液塗布
    部により前記クリーニングロールの外周面に塗布された
    洗浄液を拭き取る洗浄液拭取り部とから成ることを特徴
    とする孔版印刷装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7284479B2 (en) * 2002-07-26 2007-10-23 Tohoku Ricoh Co., Ltd. Printer operable in duplex print mode
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