JP2000141605A - 版を交換する装置およびこれを備えた印刷ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 付加的な圧胴ローラ、押圧ローラ、または搬
送ローラを用いることなしに版胴への版の供給および送
り出しを行う。 【解決手段】 輪転印刷機の版胴の版を交換するための
装置が、下面が捕捉されて交換される版を案内するため
の揺動可能な平面を有している。揺動可能な版台１３に
は、個別に作動可能な接触体２０が配置されており、版
台１３上における版６の表面１０に接触体２０を当接さ
せることにより、版６を各々の所望の位置へ位置決めす
ることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、胴から供給されこ
の胴から取り外される版の交換を簡単かつ迅速に行うこ
とができる、揺動可能な版交換装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】欧州特許公開第Ｏ６７８３８２号は、輪
転印刷機、特に、ウエブの両面印刷用の巻取り紙輪転印
刷機における、版を交換する装置を開示している。この
装置には、少なくとも１つの印刷ユニットが収容された
少なくとも１つの印刷装置と、その表面のまわりに巻き
付けられた版の端部を収容する版胴とが備えられてい
る。この版胴は溝の内側に張り装置を有しており、この
溝には、交換のために版胴から解放された版の送り出し
装置や、新たに固定される版の供給装置が割り当てられ
ている。この印刷装置の下側印刷ユニットの版胴には、
新しい版のための揺動可能な保持および供給手段や、版
胴から取り外される版を実質的に垂れ下がる姿勢で受け
取りもしくは解放する、版胴から取り外される版のため
の揺動可能な保持手段もまた付属している。

【０００３】欧州特許公開第Ｏ６７８３８３号は、輪転
印刷機の版を交換する装置に関する。輪転印刷機の印刷
ユニットは、版の両端を溝内に収容する版胴を備えてお
り、この場合、この版の表面は、版胴のまわりに巻き付
けられ、そしてまた、この版胴は、その時点で版胴上に
ある版を受け取り、その後に版胴の張り装置から解放す
る装置と、新しい版を版胴に供給するための装置とを有
している。この装置は、遠隔操作により当接可能であり
揺動可能な保持手段が、供給される版の前縁を版胴の外
套面に当接させるまで、版胴の外套面からわずかな間隔
で水平に動くことが可能な保持部材が、供給される版の
前縁を固定することを特徴としている。欧州特許公開第
６７８３８３号および欧州特許公開第６７８３８２号に
おける上述の２つの解決策の場合、版は、版胴上にぴん
と張られる動作の間、吸引容器上をスライドする。この
ことは、このぴんと張られる版の裏面に潤滑膜を必要と
する。しかし、これは、どんなに大規模でも手動で行わ
れる作業で済まされるので、この潤滑膜はこの版の裏面
上に均一に施されない。さらに、この潤滑剤は、時間と
ともに版胴の周囲上に堆積し、この版胴に望ましくなく
さらに版胴の周囲面をしばしば清掃することを必要とす
る滑り特性を付与する。さらにこの版の裏面を固定する
ためにここで必要不可欠な吸引容器は、その正確な機能
を保証するために、十分な負圧を必要とする。この実施
形態は、多数の真空ポンプを備えることになり、そして
これにより、負圧を発生させるための多大なコストを要
する。 欧州特許公開第Ｏ７１２７２５号は、可撓性の
版を版胴へ押圧するためのローラ部材に関する。このロ
ーラ部材は、版交換の際に、可撓性の版を輪転印刷機の
印刷ユニットの版胴へ押圧することに用いられる。この
ローラ部材は、版胴の外套に沿って配置されこの版胴に
個々に当接可能な複数のローラから構成されている。１
つまたは複数の第１のローラは、版を組み込む際に、そ
してまた、１つまたは複数の第２のローラは、版を取り
外す際に、版の領域で版胴に当接可能である。

【０００４】欧州特許公開第Ｏ６６７２３７号により、
版を自動的に交換する装置が知られている。枚葉紙印刷
機のために考案された、印刷機のこの自動交換装置にお
いては、版胴に供給される版は、駆動される搬送ローラ
と圧胴ローラとの間で搬送される。これに相応する、駆
動される搬送ローラ、および相応する圧胴ローラは、版
胴の軸方向に移動可能な状態におかれている。

【０００５】そしてさらに、ドイツ特許第３９４０７９
５号には、版を自動的に供給もしくは送り出す方法およ
び装置が開示されている。輪転印刷機にあっては、版前
端および版後端が版胴上に固定される。版は、版供給装
置もしくは版送り出し装置の収容室内に置かれている。
この後、版胴は版供給位置になるように回り、版が版胴
のクランプ装置に供給される。版胴は、版を送り出すた
めに、版取り外し位置になるように回り、そして、版後
端を捕捉するためにクランプ部が開かれる。この後、版
胴は、供給位置になるように反対方向に回り、そして、
版前端を捕捉するためにクランプ蓋が開かれる。版は、
版供給装置もしくは版送り出し装置の収容室に供給され
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】この公知の装置では、
前縁だけでなく、それぞれ、新しい版の前縁も後縁も張
り溝内に導入される。このため、別個の押圧ローラが必
要になり、そして、版胴上に版をぴんと張る工程の間、
当接力または支持力が必要となり、さらに搬送ローラ、
押圧ローラ等も、同じように、調節可能な駆動装置を備
えなければならない。

【０００７】ここに示された従来技術に鑑み、本発明の
目的は、付加的な圧胴ローラ、押圧ローラ、または搬送
ローラを用いることなしに、版胴への版の供給および送
り出しを達成することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明によると、この目
的は、下面が捕捉されて交換される版を案内するための
揺動可能な平面を有している、輪転印刷機の版胴にて版
を交換する装置において、揺動可能な版台に、個別の作
動可能な接触体が付属しており、版台上の版の表面に接
触体を当接させることにより、版を各々の所望の位置へ
位置決めできることによって達成される。

【０００９】本発明による解決策は多くの利点を有す
る。版は、簡単な揺動運動により、胴上に版をぴんと張
るために別の押圧ローラを必要とせずに、版胴の外套面
へ当接させられる。さらに、吸引部材を密閉するための
版の下側への潤滑膜の塗布を、全く行わなくすることが
できる。その理由は、版が供給装置に起因する摩擦力だ
けによってくっつき、そして、この摩擦力により各々の
張り位置、または取り外しのために必要な位置に運ばれ
得るからである。

【００１０】本発明の基本思想に基づく他の構成では、
接触体が備えられた版台およびレバー延長部が、共通の
揺動軸のまわりに揺動可能である。これにより、版台上
にある版の場合、この版が揺動可能な版台とともに揺動
することが保証され、従って版は、規定された位置に常
にとどまることができる。版台にも、個別に作動可能な
接触体にも、それぞれ１つの独立した調節ユニットが配
置され、これにより、必要であれば版への接触体の当接
状態を変化させ得る。調節ユニットは、ピストン／シリ
ンダーユニットとして構成する他に、電動モータ式の駆
動装置として構成することもできる。版台は、この版台
に取り付けられ得る平坦に延びる先端部を備えており、
同様に、平坦な版を変形させることによって剛性を高め
るために、この先端部を凸状に湾曲した状態とすること
も可能である。接触体は、例えば、レバー延長部で自由
に回転し、版を版胴の表面上にぴんと張る際に版表面上
で転がっていく、自由に回転可能なローラとして構成さ
れ得る。この接触体は、接触体として自由に回転可能な
ローラのかわりに、駆動されるローラでもあってもよ
い。接触体がローラとして構成されている場合、ローラ
表面は、弾性を有する撓み易い材料から構成されること
が好ましく、同様に、この接触体は、印刷媒体が作用し
得るチューブ状の部材から構成することができる。

【００１１】揺動可能な版台内に埋め込まれた先端部
は、版胴の幅にわたって延びる連続的な部品であっても
よい。このような一体的な構成の他に、版胴の幅にわた
って分割された状態で配置された、互いに離れた複数の
先端部を配置することもできる。本発明による装置は、
版の供給専用に用いることができる。版を取り外すため
に、本発明による別の装置を備えることが可能である。
版を供給する装置と版胴から再び取り外す装置と、本発
明による２つの装置を、印刷ユニットごとに組み込むこ
とができ、この構成では、既に使用された版を本発明に
よる別の装置を介して別個のマガジン内へ置くことがで
きる一方で、版を供給する装置が、準備された版をマガ
ジン上で捕捉することができる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。

【００１３】図１は、取り出しマガジン内へ版を置くこ
とが可能な位置における、本発明による装置を表してい
る。

【００１４】輪転印刷機（例えばオフセット輪転機）の
印刷ユニット１は、例えばウエブ材の下面に印刷するこ
とができるゴム胴２を有している。概略的に示された印
刷ユニット１には、例えば、ウエブ材または枚葉紙の表
面に印刷可能な別の印刷ユニット１を対向して配置する
ことができる。印刷ユニット１は、さらに、張り溝（Sp
annkanal）４および外套面５を有する版胴３を有してい
る。版胴３の張り溝４内には、版６の端部７、８を版胴
３の外套面５上に固定可能なクランプ・張り装置が収容
されている。図１によると、内部に複数の版を収容する
ことができるマガジン１１内に、版６が収容されてい
る。

【００１５】図１に示された状態では、揺動可能な版台
１３は、その垂直な位置へ動かされており、この場合、
版台１３に備えられた先端部１４は、版６の下面９に接
触している。版台１３は、個別の調節ユニット１５によ
って揺動軸１２のまわりを揺動可能であり、この場合、
図１に示す調節ユニット１５は、ピストンロッド１６が
レバー突出部１７にリンク接続されこのピストンロッド
１６により版台１３が揺動軸１２のまわりを揺動可能
で、圧力を作用させることが可能なピストン／シリンダ
ーユニットとして構成されている。

【００１６】同じく、前述の調節ユニット１５から独立
した個別の調節ユニット１９（ここでは同じくピストン
／シリンダーユニットである）が取り付けられた延長部
２２が、揺動軸１２のまわりに揺動可能である。この調
節ユニット１５のピストンロッド１６は、連結点１８で
レバー延長部２２にリンク接続されており、このレバー
延長部２２を同様に揺動軸１２のまわりを揺動させる。
レバー延長部２２は、マガジン１１から取り出される版
６の表面１０へ個別の調節ユニット１９の動作により当
接可能な接触体２０を保持している。接触体２０は、
（図１に示すように）自由に回転可能なローラとして、
レバー延長部２２に備えられている。接触体２０は、弾
性を有し撓み易い被覆を備え得る被駆動ローラであって
もよい。接触体２０は、独立した調節ユニット１９によ
り、多かれ少なかれ揺動可能な版台１３の表面１０上へ
強く押圧されることが可能であり、そしてこれにより、
受け取られて版胴３に供給される版６は、この版胴３に
対して固定される。図１に示された状態では、接触体２
０が、版６の表面１０からの退避位置に保たれている。

【００１７】図２は、版６の表面１０に当接している接
触体２０の概略的な側面図を示している。

【００１８】揺動軸１２のまわりに揺動可能なレバー延
長部２２は、下側の調節ユニット１９の押圧作用によ
り、版６の表面１０へ軽く当接され、版６を版台１３に
固定している。この当接位置は、参照符号２３で示され
ている。１つの版６だけがマガジン１１内に保持されて
いる場合、このマガジン１１は、下方にへ向かって移動
することができ、例えばこのようにして版６を解放す
る。

【００１９】図２で示された状態では、版６は、接触体
２０の当接により固定され、そして版台１３に嵌め込ま
れた先端部１４に接触している。この先端部１４は、一
体的に版台１３に嵌め込むことが可能であり、実質的に
平坦に延びているか、湾曲した構造となっているか、ま
たは、互いに間隔を置くことが可能で相並んで配置され
た複数の個々の構成部品で構成することも可能である。

【００２０】図３は、版胴に搬送されてくる版について
の概略的な側面図を示している。

【００２１】揺動可能な版台１３に版６が固定された
後、この版台１３は、上側の調節ユニット１５により揺
動軸１２のまわりに揺動可能であり、これにより、版６
は、参照符号２４で表わされる矢印により示されるよう
な、水平に対し概ね傾斜した平面内へ揺動させられる。
ピストンが調節ユニット１５内へ進入する間、レバー延
長部２２に備えられた接触体２０は、下側の調節ユニッ
ト１９により版６の表面１０へ当接された状態を保って
おり、これにより、版６は、版台１３に対して相対的に
動くことが不可能になっている。揺動軸１２のまわりを
揺動可能な両構成要素の動き、すなわち版台１３および
レバー延長部２２の動きは、両調節ユニット１５、１９
により、載せられた版６とともに接触体２０および版台
１３が共通の揺動運動を行う間、これらの間に相対運動
を生じることがなく版６が版台１３上の規定された位置
にとどまるように、調整される。

【００２２】図４は、本発明による装置により版胴に当
接させられた版の側面図を示している。

【００２３】版６の、前方に向かって版台１３上を延び
ている領域が、版胴３の外套面５へ当接させられる。版
胴３が張り方向２７にゆっくりと回転する際、版６の前
縁７は、版胴３の張り溝４内に嵌まり、そして、版胴３
が矢印方向にさらに回転する際に、版胴３の外套面５上
にぴんと張られる。参照符号２５は、版６の表面１０と
接触体２０との間の相対運動が生じ得ないような揺動が
行われる版台１３およびレバー延長部２２の揺動位置を
示している。

【００２４】図５では、版胴の張り溝内へ、版の前縁を
嵌め込むことについて示されている。

【００２５】張り溝４内に版６の前縁７が嵌め込まれる
と、版の前縁７が張り溝４の側壁の１つに接触する。前
方の版領域の、２６で示す当接される位置はわずかにな
らされ（ぴんと張られ）、この領域の僅かな変形が、ぴ
んと張る動作の最初の段階のためにさらに行われ、版６
は、版胴３が矢印方向２７にさらに回転する際に版胴３
の周囲表面上にぴんと張られる。この張り過程の間、接
触体２０は、版６の表面１０へ当接された状態のままと
なっている。図５で示されたローラの場合、このローラ
が順次に版胴３の外套面５上へ走行していきそして版台
１３から次第に離れていく間、このローラは版６の表面
１０上を走行する。

【００２６】図６は、版胴の外套上に版をぴんと張る工
程を示している。

【００２７】版６をぴんと張る工程は、矢印方向２８に
行われ、これにより、版６の運動は、版胴３が矢印方向
２７に回転することにより具体的に示される。版台１３
も接触体２０もその相対位置を互いに変化させておら
ず、版６は、接触体２０により版胴３の外周面５へ当接
させられている。版６は、その下側９が版胴３の外套面
５上へ走行していき、そして、版胴３の外周面５に密着
し、このようにして揺動可能な版台１３から離れる。調
節ユニット１５、１９（例えば空気圧シリンダ）は、圧
力が加わった状態のままであり、そして、揺動可能な版
台１３もレバー延長部２２も、そしてまた接触体２０
も、互いに相対的に各々の位置に保持されている。

【００２８】図７は、版胴から離れた版が、版台上で延
びているのを示している。

【００２９】張り溝４内に配置されたクランプ装置から
解放された版６の後縁８は、版胴３が回転する際に、矢
印の方向に外套から離れ、そしてまた、版台１３上で排
出方向３３にスライドする。この状態では、接触体２０
は、版６の表面１０から退避させられ、表面１０に直に
接触しない。版６が版台１３を十分な程度に覆うと直ち
に調節ユニット１９が作動状態となり、レバー延長部２
２は、このレバー延長部２２に備えられた接触体２０と
ともに揺動し、版６の表面１０に当接させられる。版６
は、この時点ではもはや相対的に移動不可能で、版台１
３上に引っ張られることはない。

【００３０】図８は、版胴の張り溝から版の前縁を持ち
上げて外すのを示している。

【００３１】版台１３は、調節ユニット１５および１９
が作動することにより、持ち上げて外す動きを表わす矢
印３１で示すように、レバー延長部２２とともに揺動軸
１２のまわりに移動する。版６が接触体２０によって版
台１３に固定されるので、版台１３に対する版６の相対
運動は、双方の調節ユニット１５もしくは１９が、レバ
ー延長部２２および版台１３が互いに平行に動かされ、
接触体２０と版６との間で相対運動が生じないように作
用することにより、阻止される。取り外される版３０が
版胴３から離れるとすぐに、この版３０はマガジン１１
に再び取り込まれ得る。この過程は、図８には表されて
いない。

【００３２】印刷ユニット１には、完全に、本発明によ
る２つの版交換装置を配置することができる。すなわ
ち、１つは、付属の版胴１１を有する、新しく組み込ま
れる版６のための装置であり、そしてもう１つは、付属
のマガジン１１を有する、版胴３から取り外される版３
０のための専用の装置である。既に使用された古い版に
よって新しい版が汚れることは、これらの版が互いに隔
離されるとともに、新しい版６が傷またはインキ付着な
しに版胴３に供給されることにより、防ぐことができ
る。

【００３３】内部で版６、３０がそれぞれまっすぐに下
降可能な、ここで概略的に示したマガジン１１の他に、
版台１３とともに揺動可能であり、場合によっては、調
節ユニット１５もしくは１９が作動状態にされ版６もし
くは３０が版台１３および接触体２０によって捕捉され
るかもしくは解放されるとすぐに離れた位置へ揺動され
る移動可能なフラップ板を有するマガジン１１を備える
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】版が取り出しマガジン内に運ばれ得る位置にお
ける本発明に係る装置を示す図である。

【図２】版の表面に軽く当接させられた接触体を示す概
略図である。

【図３】版胴に搬送されてくる版を示す概略側面図であ
る。

【図４】本発明に係る装置により版胴に当接させられた
版を示す概略図である。

【図５】版胴の張り溝内に引掛けられた版の前縁を示す
図である。

【図６】版胴の外套面上に版をぴんと張る過程を示す図
である。

【図７】版胴から取り外される版が、本発明に係る揺動
装置上へ延びている状態を示す図である。

【図８】版の前縁を、版胴の張り溝から持ち上げて外す
状態を示す図である。

【符号の説明】

１ 印刷ユニット ２ ゴム胴 ３ 版胴 ４ 張り溝 ５ 外套面 ６ 版 ７，８ 端部 ９ （版６の）下面 １０ （版６の）表面 １１ マガジン １２ 揺動軸 １３ 版台 １４ 先端部 １５ 調節ユニット １６ ピストンロッド １７ レバー突出部 １８ 連結点 １９ 調節ユニット ２０ 接触体 ２２ 延長部 ２８ 矢印方向 ２９ 矢印 ３０ 版 ３３ 排出方向

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Ｋｕｒｆｕｅｒｓｔｅｎ−Ａｎｌａｇｅ 52−60，Ｈｅｉｄｅｌｂｅｒｇ，Ｆｅｄｅ ｒａｌ Ｒｅｐｕｂｌｉｃ ｏｆ Ｇｅｒ ｍａｎｙ

Claims (18)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 下面が捕捉されて交換される版を案内す
   るための揺動可能な平面を有している、輪転印刷機の版
   胴の版を交換する装置において、 揺動可能な版台（１３）に、個別に作動可能な接触体
   （２０）が付属しており、前記版台（１３）上の版
   （６）の表面（１０）に前記接触体（２０）を当接させ
   ることにより、前記版（６）を各々の所望の位置へ位置
   決めできることを特徴とする、版を交換する装置。
2. 【請求項２】 前記版台（１３）およびレバー延長部
   （２２）が共通の揺動軸（１２）のまわりに移動可能で
   ある、請求項１に記載の、版を交換する装置。
3. 【請求項３】 前記版台（１３）に個別の調節ユニット
   （１５）が付属している、請求項１に記載の、版を交換
   する装置。
4. 【請求項４】 前記個別に作動可能な接触体（２０）
   に、独立した調節ユニット（１９）が付属している、請
   求項１に記載の、版を交換する装置。
5. 【請求項５】 前記調節ユニット（１５，１９）がピス
   トン／胴ユニットとして構成されている、請求項３また
   は４に記載の、版を交換する装置。
6. 【請求項６】 前記調節ユニット（１５，１９）が電動
   モータ式の駆動装置として構成されている、請求項３ま
   たは４に記載の、版を交換する装置。
7. 【請求項７】 前記版台（１３）が先端部（１４）を備
   えている、請求項１に記載の、版を交換する装置。
8. 【請求項８】 前記先端部（１４）の表面が平坦に延び
   ている、請求項７に記載の、版を交換する装置。
9. 【請求項９】 前記先端部（１４）の前記表面が、湾曲
   した状態で延びている、請求項７に記載の、版を交換す
   る装置。
10. 【請求項１０】 前記接触体（２０）が、自由に回転可
    能なローラである、請求項１に記載の、版を交換する装
    置。
11. 【請求項１１】 前記接触体（２０）が、駆動されるロ
    ーラである、請求項１に記載の、版を交換する装置。
12. 【請求項１２】 前記接触体（２０）が、撓み易い表面
    を有するローラである、請求項１に記載の、版を交換す
    る装置。
13. 【請求項１３】 前記接触体（２０）が、印刷媒体が作
    用し得るローラである、請求項１記載の、版を交換する
    装置。
14. 【請求項１４】 前記先端部（１４）が、前記版胴
    （３）の幅にわたって連続的に延びる部品である、請求
    項７に記載の、版を交換する装置。
15. 【請求項１５】 前記先端部（１４）が、前記版胴
    （３）の幅にわたって互いに離れて配置された複数の部
    品から構成されている、請求項７に記載の、版を交換す
    る装置。
16. 【請求項１６】 版（６）の前記版胴（３）への供給だ
    けを行う、請求項１〜１５のいずれか１項に記載の、版
    を交換する装置。
17. 【請求項１７】 版（３０）の前記版胴（３）からの取
    り外しだけを行う、請求項１〜１６のいずれか１項に記
    載の、版を交換する装置。
18. 【請求項１８】 下面が捕捉されて交換される版を案内
    するために揺動可能な平面を有している、輪転印刷機の
    版胴にて版を交換するための装置を有する印刷ユニット
    において、 揺動可能な版台（１３）に、個別に作動可能な接触体
    （２０）が付属しており、前記版台（１３）上の版
    （６）の表面（１０）に前記接触体（２０）を当接させ
    ることにより、前記版（６）を各々の所望の位置へ位置
    決めできることを特徴とする印刷ユニット。