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JP2001231346A - 乗用コンバインにおけるグレンタンク系の操作盤構造 - Google Patents

乗用コンバインにおけるグレンタンク系の操作盤構造

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Publication number
JP2001231346A
JP2001231346A JP2000051175A JP2000051175A JP2001231346A JP 2001231346 A JP2001231346 A JP 2001231346A JP 2000051175 A JP2000051175 A JP 2000051175A JP 2000051175 A JP2000051175 A JP 2000051175A JP 2001231346 A JP2001231346 A JP 2001231346A
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JP
Japan
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switch case
discharge auger
cabin
combine
panel structure
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Application number
JP2000051175A
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English (en)
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JP4345946B2 (ja
Inventor
Susumu Akashima
晋 赤嶋
Kazuyuki Kotani
和行 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビンから排出オーガの操作状態を確認す
ることが困難な場合に、一旦操作を止めてキャビンから
外に出て、目視による確認を行うという煩雑な作業を不
要とすることができる乗用コンバインにおけるグレンタ
ンク系の操作盤構造を提供する。 【解決手段】 コンバインのキャビン(40)に配設した操
作コラムに、遠隔操作が可能なスイッチケース(52)を着
脱自在に設けるとともに、同スイッチケース(52)に、グ
レンタンク(33)内の穀粒を排出する排出オーガ(35)の作
動を操作する各種スイッチを収納した乗用コンバインに
おけるグレンタンク系の操作盤構造。また、スイッチケ
ース(52)の外周面に磁石を配設し、コンバインの機体に
吸着可能ともする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用コンバイン
のグレンタンクに設けた排出オーガのクラッチ操作や、
排出オーガの昇降・回転操作や、排出オーガの自動旋回
操作等を行うグレンタンク系の操作盤の構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用コンバインのグレンタンク系
の操作盤は、キャビン内のサイドコラムなどに配設され
ている。特に、微妙な操作を要求される排出オーガの昇
降・旋回操作スイッチは、右利きの人の場合には右手で
操作する方が操作しやすく、通常、運転席右側の右サイ
ドコラムのパネル上に、同排出オーガの昇降・旋回操作
スイッチ、及び、排出オーガクラッチの入切スイッチ、
排出オーガ自動旋回操作スイッチなどからなるグレンタ
ンク系の操作盤を設けていることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、大型の乗用
コンバインにあっては、排出オーガの作動状態を目視し
ながら行う作業が多々あり、キャビンから作動状態を確
認することが困難な場合には、オペレーターの感覚にま
かせてキャビン内のコラム上に設けられている操作盤の
操作をキャビン内で行い、その後、後方の排出オーガの
作動状態を目視するために一旦操作を止めてキャビンか
ら外に出て確認し、調整が必要な場合には再度キャビン
に戻って操作を行う必要があり、作業が非常に煩雑とな
っていた。
【0004】その理由は、排出オーガの操作スイッチ関
係が、キャビン内のコラム上に固定的に設けられている
からである。
【0005】また、左利きのオペレーターにとっては、
操作盤が右側にあることによってやや作業しにくくなっ
ていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、コンバイン
のキャビンに配設した操作コラムに、遠隔操作が可能な
スイッチケースを着脱自在に設けるとともに、同スイッ
チケースに、グレンタンク内の穀粒を排出する排出オー
ガの作動を操作する各種スイッチを設けた乗用コンバイ
ンにおけるグレンタンク系の操作盤構造を提供せんとす
るものである。また、スイッチケースの外周面に磁石を
配設し、コンバインの機体に吸着可能としたことにも特
徴を有するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明では、キャビンに配設し
た操作コラムに着脱自在に設けたスイッチケースのスイ
ッチを操作することによって、グレンタンクからの穀粒
の搬送を行う排出オーガの各種操作を可能としており、
他方、運転席から離席して排出オーガの作動状態を目視
により確認したい場合には、操作コラムに着脱自在に設
けたスイッチケースを同操作コラムから離脱させ、遠隔
操作にて排出オーガの各種操作、例えば、排出オーガの
クラッチスイッチの入切や、排出オーガの昇降・回転の
操作や、排出オーガの自動旋回操作等を行うものであ
る。
【0008】このように、遠隔操作による操作を可能と
することができることによって、運転席から離れ、キャ
ビン外で直接目視しながらの排出オーガの操作ができる
ことになり、目視の必要があるたびに、キャビンから出
る一方、再度キャビン内に戻って排出オーガの操作をす
るといった煩わしさを回避し、オーガの操作性を向上さ
せることができるものである。
【0009】また、スイッチケースの外周面には磁石を
配設しており、操作コラムから離脱させたスイッチケー
スをコンバインの機体に吸着させることができるので、
スイッチケースをコンバインの機体に吸着させて固定し
て使用することができ、片手での操作を行うことができ
る。
【0010】特に、排出オーガに不具合が生じてキャビ
ンから離れなければならない場合に、スイッチケースを
操作コラムに戻すことなく、機体に吸着させたままとす
ることができるので、煩雑さがなく、また、落下による
損傷の生起や紛失を防止することができる。
【0011】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳
説する。
【0012】
【実施例】図1は、本発明に係る操作盤構造を具備した
乗用コンバインAを示しているものである。まず、同乗
用コンバインAの全体構成について説明する。
【0013】乗用コンバインAは、クローラ式の走行部
1の上部に機体本体2を搭載し、同機体本体2の後部に
乗用コンバインAの動力源となるエンジンEを搭載して
いる。また、機体本体2の前方に刈取部3と搬送部4と
を突設している。同刈取部3と搬送部4とは昇降自在及
び左右傾動自在に配設している。
【0014】刈取部3の刈刃装置6で刈り取られた穀稈
は、掻込みリール10によってプラットホーム5内に掻き
込まれ、横送りオーガ11によってプラットホーム5の中
央からやや左寄りの位置に集積されて、同部分に連通連
結させた搬送部4のフィーダハウス13内に搬送するよう
に構成している。符号12は、刈取部3の左右両側のそれ
ぞれ前方先端部分に延設した分草板である。
【0015】フィーダハウス13内に送給された刈取り穀
稈は、フィーダハウス13の内部に配設した刈取り穀稈コ
ンベア14によって機体本体2の脱穀部15に搬送するよう
に構成している。機体本体2とフィーダハウス13との間
には刈取部昇降油圧シリンダ16を介設しており、同刈取
部昇降油圧シリンダ16の伸縮作動によって刈取部3を昇
降させるように構成している。
【0016】脱穀部15は、第1ロータ21を具備する第1
扱室22と、第2ロータ23を具備する第2扱室24とにより
構成しており、第1扱室22の第1ロータ21の下方部分に
は第1受網27を配設し、第2扱室24の第2ロータ23の下
方部分には第2受網28を配設して、フィーダーハウス13
から送給された刈取り穀稈を脱穀処理するようにしてい
る。脱穀部15の扱室の形態はこれに限定するものではな
く、その他の形態であってもよい。
【0017】第1受網27及び第2受網28を通過した藁屑
混じりの穀粒は揺動選別部29に落下し、同揺動選別部29
において、揺動機構31により一体的に揺動する揺動選別
体32と、唐箕30とによって穀粒と藁屑とを分離し、藁屑
は機外に排出するように構成している。さらに、唐箕30
によって生起された選別風によって微塵混じりの穀粒か
ら微塵を分離して、同微塵を機外に排出するようにして
いる。
【0018】微塵の分離された穀粒のうち、1番物はグ
レンタンク33に移送して貯留するように構成しており、
2番物は還元用スクリューコンベア34によって再度揺動
選別部29の前部に還元し、再選別を行うようにしてい
る。
【0019】グレンタンク33は側面視略逆三角形状に形
成しており、第1扱室22及び第2扱室24の上方位置に配
置している。同グレンタンク33の最下部には排出コンベ
ア(図示せず)を配設し、かつ、同排出コンベアの終端
と排出オーガ35の始端とを回動自在に連通連結させてい
る。排出オーガ35は、同排出オーガ35の始端を中心とし
て回動可能に構成しており、排出オーガ35を適宜回転さ
せて同排出オーガ35の排出口36を任意の位置に移動させ
て、グレンタンク33内の穀粒をトラックの荷台などに移
送できるように構成している。
【0020】本実施例の乗用コンバインAでは、脱穀部
15の前方部分にキャビン40を配設し、図2及び図3に示
すように、同キャビン40内に運転席41、操作ハンドル4
2、主変速レバー43などを配設している。図2は運転席4
1に着座したオペレーターの視点で見たキャビン40内の
構成を示しているものであり、一点鎖線部分は、視点の
後方に位置するキャビン40内及び乗用コンバインAの構
成物を示している。
【0021】図2に示すように、運転席41に着座したオ
ペレーターの前方には操作ハンドル42を配設し、左前方
には主変速レバー43とを配設している。また、キャビン
40の前面には透明なフロントガラス44を配設し、乗用コ
ンバインAの操縦をしやすくするとともに、刈取部3の
駆動状況を目視により確認できるようにしている。
【0022】また、同フロントガラス44の上側右側には
作業状態を表示する表示パネル45を配設している。さら
に、同表示パネル45の上方に排出オーガ視認用ミラー46
を配設し、同排出オーガ視認用ミラー46によってオペレ
ーターの後方に位置する排出オーガ35の排出口36を視認
できるようにしている。従って、排出オーガ視認用ミラ
ー46によってキャビン40内にいながら排出オーガ35のあ
る程度の位置決めを行うことができるので、排出オーガ
視認用ミラー46で視認できる範囲であれば補助者なしで
作業を行うことができる。
【0023】同排出オーガ視認用ミラー46の配設位置
は、表示パネル45の上方に限定するものではなく、乗用
コンバインAに通常配設しているバックミラーの上方に
配設してもよく、排出オーガを視認しやすい位置に配設
してよい。
【0024】図3に基づいてキャビン40内の構成を説明
する。運転席41の左側には左サイドコラム47を配設し、
同左サイドコラム47に副変速レバー48、及び、各種操作
切換えボタン49を配設している。各種操作切換えボタン
49とは、作業灯のオン・オフ切換えや、刈高さ調整や、
自動こぎ深さのオン・オフ切換えなどの操作を切換える
ボタン群である。
【0025】運転席41の右側には右サイドコラム50を配
設している。図4に示すように、右サイドコラム50には
スイッチケース収容凹部51を設け、同収容凹部51に嵌入
可能としたスイッチケース52を着脱自在に配設してい
る。同スイッチケース52は排出オーガ35を操作するため
のものであり、オーガ回転操作レバー53、オーガクラッ
チスイッチ54、オーガ自動旋回スイッチ55とを配設して
いる。
【0026】本実施例では、スイッチケース52は、カー
ルコード56によって電気的に右サイドコラム50と接続し
ており、視認するために離席して排出オーガ35の操作を
行う必要がある場合には、同スイッチケース52を右サイ
ドコラム50から取り外し、手に持って離席して、視認し
やすい場所で視認しながら排出オーガ35の操作を行うこ
とができる。符号57は、右サイドコラム50に設けた小物
入れである。
【0027】また、離席する場合だけでなく、オペレー
ターが左利きであって、左手での方が操作しやすい場合
には、スイッチケース52を右サイドコラム50から取り外
し、左手で操作するようにすることもできる。
【0028】本実施例では、スイッチケース52は、カー
ルコード56によって電気的に右サイドコラム50と接続し
ているが、カールコード56に限定するものではなく、遠
赤外線などを用いたリモコンとしてもよいし、電波を用
いた無線装置としてもよく、遠隔操作が可能なものであ
れば、何を使用してもよい。
【0029】また、スイッチケース52は、手に馴染みや
すいように適宜の形状としてよく、グリップ用の凹凸を
形成したり、落下防止のためにストラップをつけたりし
てもよい。
【0030】さらに、図示していないが、スイッチケー
ス52の裏面には磁石を配設しており、同スイッチケース
52を乗用コンバインAの機体に吸着することができるよ
うにしている。
【0031】従って、排出オーガ35を視認すべ右サイド
コラム50からスイッチケース52を取り外して離席し、視
認しやすい位置に移動した際に、スイッチケース52を近
くの機体部分に吸着固定して使用することができ、片手
での操作を行うことができる。
【0032】また、その操作の際にグレンタンク33ある
いは排出オーガ35に不具合が生じ、不具合を解消しに行
く必要が生じた場合には、スイッチケース5 2をわざわ
ざキャビン40まで戻しに行く必要はなく、そのまま機体
に吸着させておくことができるので、作業性を向上させ
ることができるとともに、落下による損傷の生起や紛失
のおそれをなくすことができる。
【0033】また、オペレーターが左利きの場合には、
右サイドコラム50から取り外したスイッチケース52を左
サイドコラム47の所用の位置に吸着させて使用するよう
にしてもよい。
【0034】スイッチケース52に配設される磁石は、同
スイッチケース52の裏面側に配設するものに限定するも
のではなく、スイッチケース52の側面部分に配設しても
よく、所用の位置に配設してよい。
【0035】右サイドコラム50または左サイドコラム47
には、右サイドコラム50から取り外したスイッチケース
52を落下させて故障させた場合や、紛失した場合であっ
ても排出オーガ35による搬出作業ができるように、予め
設定しておいた排出オーガの状態に自動的にセットする
ことができる自動セット操作ボタンと、自動的に排出オ
ーガ35を収納状態にする自動収納操作ボタンと、排出オ
ーガクラッチスイッチとを設けている。
【0036】
【発明の効果】この発明のよれば、コンバインのキャビ
ンに配設した操作コラムに、遠隔操作が可能なスイッチ
ケースを着脱自在に設けるとともに、同スイッチケース
に、グレンタンク内の穀粒を排出する排出オーガの作動
を操作する各種スイッチを設けていることによって、通
常の運転席での排出オーガの操作は、操作コラムに装着
されたスイッチケースの各種スイッチを操作することに
より行うことができ、他方、運転席から離座してキャビ
ン外に出て目視しながら排出オーガの作動を確認し、か
つ、排出オーガの操作もしたい場合には、スイッチケー
スを操作コラムから離脱させて手元に保持しつつ操作が
行えるので、排出オーガの操作性を飛躍的に向上させる
ことができる効果がある。
【0037】さらに、スイッチケースの外周面には磁石
を配設しており、操作コラムから離脱させたスイッチケ
ースをコンバインの機体に吸着させることができるの
で、スイッチケースをコンバインの機体に吸着させて固
定して使用することができ、片手での操作を行うことが
できる。特に、排出オーガに不具合が生じてキャビンか
ら離れなければならない場合に、スイッチケースを操作
コラムに戻すことなく、機体に吸着させたままとするこ
とができるので、煩雑さがなく、また、落下による損傷
の生起や紛失を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る操作盤構造を具備した乗用コンバ
インの説明図である。
【図2】運転席に着座したオペレーターの視点で見たキ
ャビン内の構成を示した説明図である。
【図3】キャビン内の構成を説明する平面図である。
【図4】スイッチケースの説明図である。
【符号の説明】
A 乗用コンバイン 40 キャビン 41 運転席 50 右サイドコラム 51 スイッチケース収容凹部 52 スイッチケース 53 オーガ回転操作レバー 54 オーガクラッチスイッチ 55 オーガ自動旋回スイッチ 56 カールコード 57 小物入れ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B076 AA04 CD03 2B092 AA01 AB04 CA18 CA62 CB01 CB07 2B396 JA04 JC08 KC02 PA02 PA12 PA25 PA47

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンバインのキャビン(40)に配設した操
    作コラムに、遠隔操作が可能なスイッチケース(52)を着
    脱自在に設けるとともに、同スイッチケース(52)に、グ
    レンタンク(33)内の穀粒を排出する排出オーガ(35)の作
    動を操作する各種スイッチを設けていることを特徴とす
    る乗用コンバインにおけるグレンタンク系の操作盤構
    造。
  2. 【請求項2】 前記スイッチケース(52)の外周面に磁石
    を配設し、コンバインの機体に吸着可能としたことを特
    徴とする請求項1記載の乗用コンバインにおけるグレン
    タンク系の操作盤構造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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