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JP2001210609A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JP2001210609A
JP2001210609A JP2000014373A JP2000014373A JP2001210609A JP 2001210609 A JP2001210609 A JP 2001210609A JP 2000014373 A JP2000014373 A JP 2000014373A JP 2000014373 A JP2000014373 A JP 2000014373A JP 2001210609 A JP2001210609 A JP 2001210609A
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film
protective film
semiconductor device
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JP2000014373A
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Yuji Tada
勇治 多田
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NEC Corp
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NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ダイシング工程における不良発生防止とダイシ
ングブレードの寿命が向上できるスクライブ領域保護膜
を有する半導体装置を提供する。 【解決手段】基板1に設けられた半導体チップ領域10
と、この素子領域の周囲に設けられたスクライブ領域2
0と、これらの領域に順次設けられた層間絶縁膜2a、
パッシベーション膜6aおよび保護膜7とを有する半導
体装置において、スクライブ領域20の保護膜7を半導
体チップ領域10の保護膜7と連続して設け、かつスク
ライブ領域10の中央線に対して所定の距離で線対称的
にパターニングした。その結果、ダイシングブレードへ
の保護膜の付着抑制と該ブレードの目詰まりが防止で
き、ダイシング工程におけるクラック等の不良発生防止
とダイシングブレードの寿命を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に関し、
特にスクライブ領域の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、シリコン基板や化合物半導体
基板を用いた半導体装置の製造工程において、基板上に
多数形成された半導体装置を有する半導体ウエハは、ダ
イシングソー等を用いて分割される。
【0003】ウエハを分割する領域は、スクライブ領域
と呼ばれ、通常、その領域は基板面が露出している。
【0004】図7は特開平1―199434等に開示さ
れている半導体装置のスクライブ領域の構造を説明する
ための断面図であり、スクライブ領域を含みその周辺部
分のみを示すウエハ断面図である。図6のように、従来
の半導体装置は、基板1上にBPSG膜や酸化シリコン
膜のような層間絶縁膜2aが形成され、さらに半導体装
置を空気中の湿度や腐食性ガスから保護するために、層
間絶縁膜2a上にはSiON膜やSiN等の無機絶縁膜
からなるパッシベーション膜6aが被覆され、さらに基
板の振動や衝撃等の機械的ストレスの緩衝材や環境の湿
度から半導体装置を保護するために感光性または非感光
性のポリイミド樹脂からなる保護膜7が被覆されてい
る。図中符号10は半導体チップ領域であり、符号20
はスクライブ領域を示す。スクライブ領域20は半導体
装置毎の個々のチップに分割するため、基板1面を露出
させて形成してある。このスクライブ領域20に沿っ
て、スクライバ又はダイシングソーにより、基板1に傷
又は切り込みを形成した後、基板1の主面に圧力を加え
ることにより個々のチップに分割される。
【0005】しかし、図7のようなスクライブ領域の構
造では、チップに分割する際に、基板1の周辺領域の半
導体チップ領域10にまで達するようなクラックや割れ
が発生し、半導体装置の角が欠落するという問題があっ
た。また、スクライブ領域に形成する半導体装置特性評
価用素子(表示していない)が基板表面が露出するため
に吸湿等の影響を受けるために、特性が変化してしま
い、半導体装置の特性評価の信頼性が低下する問題が生
じていた。
【0006】上記の問題点を解決する方法が特開平2―
45955号公報、特開平6―77315号公報および
特開平6―151583号公報等に開示されている。
【0007】特開平2―45955号公報および特開6
―151583号公報に開示されているスクライブ領域
の構造について図5を参照して説明する。図5(a)は
スクライブ領域の平面図、図5(b)は図4(a)のA
―A’に沿った断面図である。図5のように、スクライ
ブ領域には、基板1表面に酸化シリコン膜等の層間絶縁
膜2aが形成され、さらにその上には窒化シリコン(S
iN)膜等のパッシベーション膜6aが形成されてお
り、スクライブ領域20に形成される評価用素子(表示
していない)を保護している。パッシベーション膜6a
上には、半導体チップ領域10上のパッシベーション膜
6a上に形成されたポリイミド樹脂等の有機樹脂膜から
なる保護膜7と同時に矩形状に保護膜(スクライブ領域
保護膜パターン7cと称す)がパターニングされてい
る。この保護膜は、スクライブ領域に形成される評価用
素子を保護するとともに、該評価用素子を使用して評価
した後の、スクライブ領域のダイシング時に、スクライ
ブ領域の基板1に発生したクラックの半導体チップ領域
10への拡大するのを抑制している。
【0008】特開平6―77315号公報には、図6の
ように、スクライブ領域20に半導体チップ領域10の
保護膜に連続したスクライブ領域保護膜パターン7dを
配置し、スクライブ領域のダイシング時に、スクライブ
領域の基板1等に発生したクラックが半導体チップ領域
10に拡大するのを抑制している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5および図6のスク
ライブ領域にポリイミド樹脂等からなる保護膜パターン
を形成する技術では、ダイシング時に半導体チップ領域
にクラックが拡大するのを抑制する効果は得られている
が、半導体チップの裏面で欠けが生じたり、ダイシング
後にスクライブ領域の保護膜パターン7c,7dの一部
がヒゲ状に残る不具合が発生する場合がある。また、ダ
イシングブレードの寿命が低下する原因になっていた。
【0010】また、図5および図6のようなスクライブ
領域にポリイミド樹脂等からなる保護膜パターンを形成
する技術においては、ダイシングブレードの使用時間が
増加するにつれて、ダイシングブレードにポリイミド樹
脂が付着し、ダイシングブレードのダイシング効率が低
下し、ポリイミド樹脂のヒゲや半導体チップ裏面の欠け
が発生しやすくなるものと考えられる。
【0011】本発明の主な目的の一つは、半導体装置の
ダイシング工程において、ダイシング後におけるヒゲ状
のポリイミド樹脂残りや半導体チップ裏面の欠けの発生
を抑制した半導体装置、特にそのスクライブ領域の構造
について提供することである。また、本発明の主な他の
目的は、ポリイミド樹脂の保護膜を有した半導体装置の
ダイシング工程において、ダイシングブレードの寿命を
向上できる半導体装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
半導体基板上に素子が設けられた素子領域と、この素子
領域の周囲に設けられたスクライブ領域と、これらの素
子領域とスクライブ領域に順次設けられた層間絶縁膜、
パッシベーション膜および保護膜とを有する半導体装置
において、前記スクライブ領域の前記保護膜が前記素子
領域の前記保護膜と連続して設けられ、かつ前記スクラ
イブ領域の中央線に対して所定の距離で線対称的にパタ
ーニングされていることを特徴とする。
【0013】本発明の第2の構成は、半導体基板上に素
子が設けられた素子領域と、この素子領域の周囲に設け
られたスクライブ領域と、これらの素子領域とスクライ
ブ領域に順次設けられた層間絶縁膜、パッシベーション
膜および保護膜とを有する半導体装置において、前記ス
クライブ領域の前記保護膜が前記素子領域の前記保護膜
と連続して設けられ、かつ前記スクライブ領域の中央線
に対して所定の距離で千鳥状にパターニングされている
ことを特徴とする。
【0014】上記の第1および第2の構成において、前
記スクライブ領域の前記保護膜のパターニング形状とし
ては、矩形状、台形または半円状とすることができる。
【0015】前記素子領域および前記スクライブ領域の
前記保護膜としては、公知の感光性または非感光性のポ
リイミド膜が使用できる。
【0016】また、上記の第1および第2の構成の半導
体装置においては、前記スクライブ領域には前記素子の
特性評価用素子および/またはアライメントマークを設
けることができる。
【0017】本発明では、スクライブ領域上の保護膜の
レイアウトは、対向する素子領域間でスクライブ領域の
中央線に対して所定の間隔で線対称または千鳥状にして
いる。この保護膜のレイアウトにより、ダイシングブレ
ードへの保護膜の付着を抑制しダイシング効率を向上で
き、ダイシングブレードの後におけるヒゲ状のポリイミ
ド残りや、素子領域裏面の欠けの発生を防止できる。ま
た、ダイシングブレードの保護膜による目詰まりが抑制
されるために該ブレードの寿命を向上させることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施の形態の半導体
装置のスクライブ領域とそれに隣接する半導体チップ領
域の要部の平面図(a)と断面図(b)である。図1の
ように、本実施の形態の半導体装置は、半導体素子(表
示していない)の形成された基板1上にBPSG(Boro
nphosphosilicate Glass)、SiO2等の層間絶縁膜2
aが被覆された後、配線層(表示していない)が形成さ
れ、さらに半導体チップを保護するためにSiN,Si
ON等のパッシベーション膜6aが被覆される。パッシ
ベーション膜6a上には感光性または非感光性のポリイ
ミド膜等の保護膜7が形成され、半導体チップを機械的
衝撃や湿度から保護している。半導体チップ領域10間
にはスクライブ領域20が設けれており、このスクライ
ブ領域20をダイシングすることによって個々の半導体
チップに分割される。
【0020】スクライブ領域20には、半導体チップ領
域10の保護膜7と同時にパターニングされ、保護膜7
と同じ材料からなるスクライブ領域保護膜パターン7a
が半導体チップ領域10の保護膜7に連続して設けられ
ている。スクライブ領域保護膜パターン7aは対向する
半導体チップ領域10に連続しており、所定の距離(b
で示す)でスクライブ領域の中央線に対して線対称にな
るように設けられている。スクライブ領域保護膜パター
ン7aのスクライブライン方向の幅(cで示す)は、ス
クライブ領域の基板1表面に形成される半導体チップ特
性評価用素子(表示していない)等のサイズに合わせて
自由に変更される。スクライブ領域保護膜パターン7a
間の好ましい距離(bで示す)は、20〜30μmであ
る。
【0021】本実施の形態のように、スクライブライン
の中央部に幅20〜30μmで保護膜を設けない領域を
設け、スクライブ領域保護膜パターン7aを線対称的に
設けたことにより、ダイシング時にダイシングブレード
への保護膜の付着が低減し、ダイシング効率が向上する
ためにスクライブ領域の基板中のクラックとスクライブ
領域に隣接した半導体チップ領域の裏面の小さな欠け
(チッピング)の発生が防止でき、また、ダイシング時
にスクライブ領域に隣接する保護膜7の剥離も防止でき
る効果がある。
【0022】なお、スクライブ領域20の幅は通常10
0μm程度であるために、スクライブ領域保護膜パター
ン7aのスクライブラインに垂直方向の幅(aで表示)
は、35〜40μmとなる。また、スクライブ領域保護
膜パターン7aのスクライブライン方向の間隙(dで表
示)の好ましい値は25μm以上である。
【0023】次に、本発明の第2の実施の形態の半導体
装置について、図面を参照して説明する。
【0024】図2は本発明の第2の実施の形態の半導体
装置のスクライブ領域とそれに隣接する半導体チップ領
域の要部の平面図(a)と断面図(b)である。図2に
おいては、スクライブ領域20にアルミニウム等の金属
膜で形成されたアライメントマーク5が設けられている
場合である。
【0025】図2のように、本実施の形態の半導体装置
は、半導体素子(表示していない)の形成された基板1
上にBPSG等の第1の層間絶縁膜2とSiO2等の第
2の層間絶縁膜3が被覆された後、配線層(表示してい
ない)が形成され、さらに配線層にSiO2等の第1の
パッシベーション膜4とさらに半導体チップを保護する
ためにSiN,SiON等の第2のパッシベーション膜
6が被覆される。第2のパッシベーション膜6上には感
光性または非感光性のポリイミド膜等の保護膜7が形成
され、半導体チップを機械的衝撃や湿度から保護してい
る。半導体チップ領域10間にはスクライブ領域20が
設けれており、このスクライブ領域20をダイシングす
ることによって個々の半導体チップに分割される。
【0026】スクライブ領域20の第2の層間絶縁膜3
上には、半導体チップ領域10の配線層(表示していな
い)と同時にパターニングされたアルミニウム等の金属
からなるアライメントマーク5が形成されており、さら
に第2のパッシベーション膜6上には、半導体チップ領
域10の保護膜7と同時にパターニングされ、保護膜7
と同じ材料からなるスクライブ領域保護膜パターン7a
が半導体チップ領域10の保護膜7に連続して設けられ
ている。なお、スクライブ領域20の基板1表面には半
導体チップ特性評価用素子(表示していない)も設ける
ことができる。
【0027】なお、スクライブ領域保護膜パターン7a
の形状とサイズは上記の第1の実施の形態と同様に設定
される。
【0028】次に、本発明の第3の実施の形態の半導体
装置について図3を参照して説明する。
【0029】図3は、本発明の第3の実施の形態の半導
体装置のスクライブ領域とそれに隣接する半導体チップ
領域の要部の平面図(a)と断面図(b)である。
【0030】本実施の形態は、上記の第1の実施の形態
において、スクライブ領域20のスクライブ領域保護膜
パターン7aの形状を矩形から半円状に変更した場合で
あり、半導体装置の製造方法、スクライブ領域の形成方
法は上記の第1の実施の形態と同様である。本実施の形
態では、スクライブ領域保護膜パターン7aの形状を矩
形から半円状に変更することにより、スクライブ領域2
0のダイシング時にスクライブ領域保護膜パターン7a
が剥離しにくくなり、さらに半導体チップ領域の保護膜
7の剥離防止効果が向上する。
【0031】なお、図3のスクライブ領域保護膜パター
ン7aのサイズ(a〜dで表示)は図1と同様に設定さ
れる。次に、本発明の第4の実施の形態の半導体装置に
ついて図面を参照して説明する。図4は本発明の第4の
実施の形態の半導体装置のスクライブ領域とそれに隣接
する半導体チップ領域の要部の平面図(a)と断面図
(b)である。図4のように、本実施の形態の半導体装
置は、半導体素子(表示していない)の形成された基板
1上にBPSG、SiO2等の層間絶縁膜2aが被覆さ
れた後、配線層(表示していない)が形成され、さらに
半導体チップを保護するためにSiN,SiON等のパ
ッシベーション膜6aが被覆される。パッシベーション
膜6a上には感光性または非感光性のポリイミド膜等の
保護膜7が形成され、半導体チップを機械的衝撃や湿度
から保護している。半導体チップ領域10間にはスクラ
イブ領域20が設けれており、このスクライブ領域20
をダイシングすることによって個々の半導体チップに分
割される。
【0032】スクライブ領域20には、半導体チップ領
域10の保護膜7と同時にパターニングされ、保護膜7
と同じ材料からなるスクライブ領域保護膜パターン7b
が半導体チップ領域10の保護膜7に連続して設けられ
ている。スクライブ領域保護膜パターン7bは対向する
半導体チップ領域10に連続しており、所定の距離(b
で示す)でスクライブ領域の中央線に対して千鳥状にな
るように設けられている。
【0033】千鳥状にスクライブ領域保護膜パターン7
bを設けることにより、上記の第1〜第3の実施の形態
と比較してスクライブ領域保護膜パターン7bのパター
ニングが容易となる効果がある。
【0034】スクライブ領域保護膜パターン7bのスク
ライブライン方向の幅(cで示す)は、上記の実施の形
態と同様に、スクライブ領域の基板1表面に形成される
半導体チップ特性評価用素子(表示していない)等のサ
イズに合わせて自由に変更される。
【0035】スクライブ領域保護膜パターン7b間の好
ましい距離(bで示す)は、20〜30μmである。こ
のようにスクライブラインの中央部に幅20〜30μm
で保護膜を設けない領域を設け、スクライブ領域保護膜
パターン7bを千鳥状に設けたことにより、ダイシング
時にダイシングブレードへの保護膜の付着が低減し、ダ
イシング効率が向上するためにスクライブ領域の基板中
のクラックとスクライブ領域に隣接した半導体チップ領
域の裏面の小さな欠け(チッピング)、保護膜のヒゲ状
の膜残りと保護膜7の剥離が防止できる効果がある。
【0036】スクライブ領域20の幅は通常100μm
程度であるために、スクライブ領域保護膜パターン7b
のスクライブラインに垂直方向の幅(aで表示)は、3
5〜40μmとなる。また、スクライブ領域保護膜パタ
ーン7bのスクライブライン方向の間隙(dで表示)の
好ましい値は25μm以上である。
【0037】上記の実施の形態では、スクライブ領域保
護膜パターンの形状は矩形状または半円状にしたが、台
形状の場合にも上記の実施の形態と同様な効果が得られ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、半導
体チップのスクライブ領域にポリイミド膜等からなる保
護膜のパターンをスクライブ領域の中央線に対して所定
の間隔で線対称または千鳥状に対向する半導体チップ領
域の保護膜に連続して設けることにより次のような効果
を得ることができる。 (1)半導体チップのダイシング工程において、ダイシ
ングブレードへの保護膜の付着が抑制されるために、ダ
イシング効率が向上し、半導体チップ裏面の欠けや、ダ
イシング後のヒゲ状の保護膜(ポリイミド膜)残りの発
生を防止できる。 (2)ダイシングブレードへの保護膜の付着が抑制でき
るために、ダシングブレードの目詰まりが防止でき、ダ
イシングブレードの寿命を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の半導体装置のスク
ライブ領域とそれに隣接する半導体チップ領域の要部の
平面図と断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の半導体装置のスク
ライブ領域とそれに隣接する半導体チップ領域の要部の
平面図と断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の半導体装置のスク
ライブ領域とそれに隣接する半導体チップ領域の要部の
平面図と断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態の半導体装置のスク
ライブ領域とそれに隣接する半導体チップ領域の要部の
平面図と断面図である。
【図5】従来の半導体装置のスクライブ領域とそれに隣
接する半導体チップ領域の要部の平面図と断面図であ
る。
【図6】従来の半導体装置のスクライブ領域とそれに隣
接する半導体チップ領域の要部の平面図と断面図であ
る。
【図7】従来の半導体装置のスクライブ領域とそれに隣
接する半導体チップ領域の要部の平面図と断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 第1の層間絶縁膜 2a 層間絶縁膜 3 第2の層間絶縁膜 4 第1のパッシベーション膜 5 アライメントマーク 6 第2のパッシベーション膜 6a パッシベーション膜 7 保護膜 7a,7b,7c,7d スクライブ領域保護膜パタ
ーン 10 半導体チップ領域 20 スクライブ領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に素子が設けられた素子領
    域と、この素子領域の周囲に設けられたスクライブ領域
    と、これらの素子領域とスクライブ領域に順次設けられ
    た層間絶縁膜、パッシベーション膜および保護膜とを有
    する半導体装置において、前記スクライブ領域の前記保
    護膜が前記素子領域の前記保護膜と連続して設けられ、
    かつ前記スクライブ領域の中央線に対して所定の距離で
    線対称的にパターニングされていることを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に素子が設けられた素子領
    域と、この素子領域の周囲に設けられたスクライブ領域
    と、これらの素子領域とスクライブ領域に順次設けられ
    た層間絶縁膜、パッシベーション膜および保護膜とを有
    する半導体装置において、前記スクライブ領域の前記保
    護膜が前記素子領域の前記保護膜と連続して設けられ、
    かつ前記スクライブ領域の中央線に対して所定の距離で
    千鳥状にパターニングされていることを特徴とする半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の半導体装置に
    おいて、前記スクライブ領域の前記保護膜のパターニン
    グ形状が矩形状、台形または半円状である半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記保護膜が感光性または非感光性のポ
    リイミド膜であることを特徴とする請求項1,2または
    3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記スクライブ領域に前記素子の特性評
    価用素子および/またはアライメントマークが設けられ
    ていることを特徴とする請求項1〜4記載のいずれかの
    半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記パッシベーション膜がSiN膜また
    はSiON膜であることを特徴とする請求項1〜5記載
    のいずれかの半導体装置。
JP2000014373A 2000-01-24 2000-01-24 半導体装置 Expired - Fee Related JP3339485B2 (ja)

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