JP2001203601A - 送信・受信切り替え回路 - Google Patents
送信・受信切り替え回路Info
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Abstract
提供する。 【解決手段】 送信信号及び受信信号を送信・受信する
アンテナと、当該アンテナに接続されアンテナへの送信
信号をオン・オフする第1のスイッチと、前記アンテナ
に接続されアンテナからの受信信号を第1の周波数帯域
の受信信号と第2の周波数帯域の受信信号とに分離する
分波器と、当該分波器と接続され第1の周波数帯域で略
90°の位相差を備えた第1の位相器と、前記分波器と
接続され第2の周波数帯域で略90°の位相差を備えた
第2の位相器と、前記第1及び第2の位相器と接続され前
記第1の周波数帯域の受信信号、及び前記第2の周波数
帯域の受信信号をオン・オフする第2のスイッチを有す
ることを特徴とした。
Description
線通信装置用送信・受信回路に関し、特に欧州のデュア
ルバンド携帯電話のアンテナ切り替え回路に関する。
があり、携帯端末機の機能の向上が図られている。その
一つとして、一つの携帯端末機で二つの周波数帯での通
話を可能とするデュアルバンド携帯電話が実用化されつ
つある。欧州では、無線周波数が異なる二つのシステ
ム、900MHz帯のGSM(Global System for Mobil com
munications)と1.8GHz帯のDSC(Digital Cellular S
ystem)を一つのアンテナで送信・受信を行うデュアル
バンド・ホンが実用化されている。
用されている送信・受信切り替え回路のブロック図を示
す。送信・受信切り替え回路は、900MHz帯及び1.8GHz帯
の送信信号及び受信信号を送信・受信するアンテナ1
1,900MHz帯の送信信号及び受信信号を切り替えるスイ
ッチ12,1.8GHz帯の送信信号及び受信信号を切り替え
るスイッチ13,ならびに900MHz帯の送信・受信信号及
び1.8GHz帯の送信・受信信号を分波・合成する分波器
14で構成される。図2に、図1に示した送信・受信切
り替え回路の等価回路の一例を示す。この送信・受信切
り替え回路では、900MHz帯及び1.8GHz帯の送信信号をオ
ン・オフするダイオードがそれぞれ必要であり、例えば
900MHz帯の送信・受信信号の切り替えスイッチ12は送
信信号をオン・オフするダイオード121と、900MHz帯
の送信信号の周波数帯で凡そ90度の位相差を持つ位相
器122と、送信時にオンされ受信時オフされる受信側
ダイオード123と、各々の前記ダイオード121,1
23に直流を印加する高周波チョーク回路124,12
5で構成されている。1.8GHz帯の送信・受信信号の切り
替えスイッチ13においても前記900MHz帯スイッチと同
様に構成されている。また、送信・受信信号を分波・合
成する分波器14は、インダクタンス141とコンデン
サ142からなる並列共振回路の後段に配置されるイン
ダクタンス147、コンデンサ145,146からなる
ローパスフィルタ回路と、インダクタンス144とコン
デンサ143からなる並列共振回路の後段に配置される
インダクタンス148,149、コンデンサ150から
なるハイパスフィルタ回路とから構成されていた。
号の切り替え回路においては、前記のように送信信号を
オン・オフするダイオードは各々一つ必要であり、又、
分波器は900MHz帯の送信・受信信号及び1.8GHz帯の送信
・受信信号を分波・合成するため、広帯域な伝送特性が
要求されるため多くの回路素子を必要とし、送信・受信
信号の切り替え回路の小型化が困難であった。本発明
は、このような問題点を解決し、小型の送信・受信信号
の切り替え回路を提供することを目的とする。
受信信号を送信・受信するアンテナと、当該アンテナに
接続されアンテナへの送信信号をオン・オフする第1の
スイッチと、前記アンテナに接続されアンテナからの受
信信号を第1の周波数帯域の受信信号と第2の周波数帯
域の受信信号とに分離する分波器と、当該分波器と接続
され第1の周波数帯域で略90°の位相差を備えた第1の
位相器と、前記分波器と接続され第2の周波数帯域で略
90°の位相差を備えた第2の位相器と、前記第1及び
第2の位相器と接続され前記第1の周波数帯域の受信信
号、及び前記第2の周波数帯域の受信信号をオン・オフ
する第2のスイッチを有する送信・受信切り替え回路で
ある。本発明において、前記第1及び第2の位相器を、
特性インピーダンス線路、LC集中定数回路から選ばれ
る少なくとも1つとするのが好ましい。
る送信・受信切り替え回路を説明する。図3に、本発明
に係わる送信・受信切り替え回路の一実施例のブロック
図を示す。送信・受信切り替え回路30は、送信信号及
び受信信号を送信・受信するアンテナ31、前記アンテ
ナへ送信信号をオン・オフする第1のスイッチ32,ア
ンテナからの受信信号を第1の周波数帯域の受信信号と
第2の周波数帯域の受信信号に分波する分波器33,第
1の周波数帯域の受信信号に対応した第1の位相器34
及び、第2の周波数帯域の受信信号に対応する第2の位
相器35、ならびに第1の周波数帯域の受信信号及び、
第2の周波数帯域の受信信号をオン・オフする第2のス
イッチ36で構成される。そして、第1のスイッチ32
及び分波器33の第1の端子321、331がアンテナ
31に、分波器の第2の端子332が第1の位相器34
の第1の端子341に、分波器の第3の端子333が第
2の位相器35の第1の端子351に、第1の位相器3
4の第2の端子342が第2のスイッチ36の第1の端
子361に、第2の位相器35の第2の端子352が第
2のスイッチ36の第2の端子362にそれぞれ接続さ
れている。第2のスイッチ36の第3及び第4の端子3
63,364は、後段に配置される第1の周波数帯域の
第1の受信フィルター38,第2の周波数帯域の受信フ
ィルター39に、それぞれ接続される。
0の一例の等価回路図を示す。アンテナ31からの受信
信号を第1の周波数帯域及び第2の周波数帯域に分波す
る分波器33はインダクタンス431〜433及びコン
デンサ531〜533で構成され、第1の周波数帯域の
受信信号が通過する第1及び第2の端子331,332
間にインダクタンス431及びコンデンサ531とから
なる共振回路、ならびに接地されたインダクタンス43
3が接続され、、第2の周波数帯域の受信信号が通過す
る第1及び第3の端子331、333間にインダクタン
ス432及びコンデンサ532からなる並列共振回路、
並びに接地されたコンデンサ533が接続される。この
とき、インダクタンス431及びコンデンサ531は第
2の周波数帯域で共振し、インダクタンス432及びコ
ンデンサ532は第1の周波数帯域で共振する定数を持
つ。第1及び第2の位相器34,35は特性インピーダ
ンス線路で構成される。特性インピーダンス線路は通常
50Ωマイクロストリップラインが使用される。第1の
スイッチ32はダイオード701、インダクタンス42
1,422、コンデンサ521〜523及び抵抗82
1、822で構成され、第1及び第2の端子321,3
22間にコンデンサ522、ダイオード701、コンデ
ンサ523の順番に接続され、ダイオード701のカソ
ード端子とコンデンサ522の接続点はインダクンス4
21及び抵抗821を介して接地され、ダイオード70
1のアノード端子とコンデンサ523の接続点はインダ
クタンス422及びコンデンサ521を介して接地され
る。このとき、インダクタンス422とコンデンサ52
1との接続点にはダイオード701のオン・オフを制御
するための制御端子VC1が接続される。第2のスイッ
チ36はダイオード702,703、インダクタンス4
61,462、コンデンサ561〜565及び抵抗86
1、862で構成され、第1の周波数帯域の受信信号が
通過する第1の端子361と第3の端子363との間に
コンデンサ561、562が接続され、コンデンサ56
1とコンデンサ562との接続点はダイオード702を
介して接地されるとともに、ダイオード702のオン・
オフを制御するための制御端子VC2へインダクタンス
461及び抵抗861を介して接続される。第2の周波
数帯域の受信信号が通過する第2の端子362と第4の
端子364との間にコンデンサ563,564が接続さ
れ、コンデンサ563と564との接続点は、ダイオー
ド703を介して接地されるとともに、ダイオード70
3のオン・オフを制御するための制御端子VC2へイン
ダクタンス462および抵抗862を介して接続され
る。
路30の動作について、第1及び第2の周波数帯域を1.
8GHz(DSC)及び900MHz(GSM)として説明する。ま
ず、受信の場合は、第1のスイッチ32及び第2のスイ
ッチ36のダイオード701,702および703をオ
フ(VC1=0V、VC2=0V)にしておく。第1の
周波数帯域の1.8GHz帯の受信信号は分波器33の共振回
路で分波され、分波器33の第2の端子332へ出力さ
れる。この出力信号は、低損失なマイクロストリップ線
路である第1の位相器を通過し第2のスイッチ36の第
1端子361へ現れる。第2のスイッチにおいてコンデ
ンサ561及び562を十分に大きな容量を持つコンデ
ンサ(例えば100pF)をもちいることで、損失なく
受信信号を第2のスイッチ36の第3の端子363へと
通過させる。一方、第2の周波数帯域の900MHz帯の受信
信号も、分波器33により分波され、第2のスイッチの
第4の端子364へと通過していく。送信時は、第1の
スイッチ32及び第2のスイッチ36のダイオード70
1,702及び703をオン(VC1=3V、VC2=
3V)にする。1.8GHz帯の第1の周波数帯域の送信信号
が第1のスイッチ32の第2の端子322へ入力する
と、低損失で第1のスイッチ32の第1の端子321へ
と通過し、アンテナ31及び分波器33の第1の端子3
31へと流れる。このとき、分波器33のインダクタン
ス431及びコンデンサ531の共振回路、位相器34
及び第2のスイッチ36のコンデンサ561の全位相を
凡そ1.8GHz帯で90度となるようにすることで、分波器
33の第1の端子331から受信フィルターをみたイン
ピーダンスは高インピーダンスとなり分波器33の第1
の端子331へ流れてきた送信信号は全てアンテナへと
流れる。第2の周波数帯域の900MHz帯の送信信号におい
ても、分波器33のインダクタンス432及びコンデン
サ532の共振回路、第2の位相器35,及び第2のス
イッチ36のコンデンサ563の全位相を凡そ900MHz帯
で90度となるようにすることで、分波器33の第1の
端子331から受信フィルターをみたときのインピーダ
ンスを高インピーダンスに出来、送信信号を受信フィル
ターへ流さないで、低損失にアンテナへと流せる。
送特性例を図5に、従来例の図2の切り替え回路の伝送
特性例を図6に示す。各々の回路素子の定数は、521
=100pF、522=100pF、523=100p
F、421=63nH、422=68nH、821=3
KΩ、822=1KΩ、531=3.5pF、532=
2pF、533=1.5pF、431=9nH、432
=4nH、433=5nH、位相器34は、1.8GHzで
0.4波長となる50Ωストリップライン、位相器35
は、900MHzで0.18波長となる50Ωストリップライン、
561=10pF、562=10pF、563=100
pF、564=100pF、461=33nH,462
=68nH、861=1KΩ、862=1KΩ、ダイオ
ード701,702及び703はPINダイオードとし
た。まず、送信信号の挿入損失は、従来の切り替え回路
では900MHz帯及び1.8GHz帯で凡そ1dBにあるのに対
し、本発明による実施例では、900MHz帯及び1.8GHz帯の
送信信号の挿入損失は凡そ0.5dBである。これは、
送信信号の挿入損失が、従来例では分波器の挿入損失を
含むのに対し、本発明ではダイオードによる損失だけで
あるのによる。送信信号の受信回路への挿入損失は、従
来の切り替え回路は凡そ25dB、本発明の実施例でも
凡そ25dBと良好である。次に受信信号のアンテナか
ら受信フィルター間の挿入損失は、従来の切り替え回路
では凡そ1dB、本発明の実施例も凡そ1dBと良好で
ある。
路を示す。ここで第1及び第2の位相器34,35をL
Cの集中定数回路で構成し、受信スイッチ回路のダイオ
ードをコンデンサを介して信号ラインに接続する構成と
した。この場合であっても、低損失で小型の送信・受信
切り替え回路を得ることができた。
第1の送信信号と第2の送信信号との共用とすることが
出来、共用とすることでスイッチをダイオード一つで構
成でき、送信・受信切り替え回路を小型に出来る。さら
には、送信・受信切り替え回路の分波器を受信信号の分
波だけとすることで、送信信号の挿入損失を小さくで
き、且つ、分波器を構成する回路素子数を削減できるこ
とにより送信・受信切り替え回路を小型に出来る。
送信・受信切り替え回路のブロック図である。
ある。
例のブロック図である。
路図である。
ある。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 送信信号及び受信信号を送信・受信する
アンテナと、当該アンテナに接続されアンテナへの送信
信号をオン・オフする第1のスイッチと、前記アンテナ
に接続されアンテナからの受信信号を第1の周波数帯域
の受信信号と第2の周波数帯域の受信信号とに分離する
分波器と、当該分波器と接続され第1の周波数帯域で略
90°の位相差を備えた第1の位相器と、前記分波器と
接続され第2の周波数帯域で略90°の位相差を備えた
第2の位相器と、前記第1及び第2の位相器と接続され前
記第1の周波数帯域の受信信号、及び前記第2の周波数
帯域の受信信号をオン・オフする第2のスイッチを有す
ることを特徴とする送信・受信切り替え回路。 - 【請求項2】 前記第1及び第2の位相器が、特性イン
ピーダンス線路、LC集中定数回路から選ばれる少なく
とも1つであることを特徴とする請求項1に記載の送信
・受信切り替え回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008603A JP4320691B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 送信・受信切り替え回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4320691B2 JP4320691B2 (ja) | 2009-08-26 |
Family
ID=18536848
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Country Status (1)
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