JP2001250340A - 磁気記録再生装置及びバッドスポットの検出方法 - Google Patents
磁気記録再生装置及びバッドスポットの検出方法Info
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- JP2001250340A JP2001250340A JP2000065688A JP2000065688A JP2001250340A JP 2001250340 A JP2001250340 A JP 2001250340A JP 2000065688 A JP2000065688 A JP 2000065688A JP 2000065688 A JP2000065688 A JP 2000065688A JP 2001250340 A JP2001250340 A JP 2001250340A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、磁気記録再生装置及びバッドスポ
ット検出方法に関し、例えばサーバー等のデータをバッ
クアップするテープストリーマーに適用して、従来に比
して確実にバッドスポットを検出することができるよう
にする。 【解決手段】 本発明は、少なくともバッドスポットに
続く記録単位において、何れのトラック又はトラックセ
ットによってもバッドスポットを特定可能にデータを記
録し、またこのようにして記録したデータによりバッド
スポットを検出する。
ット検出方法に関し、例えばサーバー等のデータをバッ
クアップするテープストリーマーに適用して、従来に比
して確実にバッドスポットを検出することができるよう
にする。 【解決手段】 本発明は、少なくともバッドスポットに
続く記録単位において、何れのトラック又はトラックセ
ットによってもバッドスポットを特定可能にデータを記
録し、またこのようにして記録したデータによりバッド
スポットを検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
及びバッドスポット検出方法に関し、例えばサーバー等
のデータをバックアップするテープストリーマーに適用
することができる。本発明は、少なくともバッドスポッ
トに続く記録単位において、何れのトラック又はトラッ
クセットによってもバッドスポットを特定可能にデータ
を記録することにより、またこのようにして記録したデ
ータによりバッドスポットを検出することにより、従来
に比して確実にバッドスポットを検出することができる
ようにする。
及びバッドスポット検出方法に関し、例えばサーバー等
のデータをバックアップするテープストリーマーに適用
することができる。本発明は、少なくともバッドスポッ
トに続く記録単位において、何れのトラック又はトラッ
クセットによってもバッドスポットを特定可能にデータ
を記録することにより、またこのようにして記録したデ
ータによりバッドスポットを検出することにより、従来
に比して確実にバッドスポットを検出することができる
ようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、テープストリーマーは、高い信頼
性により所望のデータを記録再生できるように、リード
アフターライトにより記録したデータを正しく再生でき
ない部位については、バットスポットとして記録再生に
使用しないようになされている。
性により所望のデータを記録再生できるように、リード
アフターライトにより記録したデータを正しく再生でき
ない部位については、バットスポットとして記録再生に
使用しないようになされている。
【0003】すなわちテープストリーマは、記録時、リ
ードアフターライトにより記録したデータを正しく再生
できるか否か判定し、正しく再生できない場合にはリト
ライの処理を実行する。さらにテープストリーマは、正
しく再生できない部位は、例えば磁気テープの傷等によ
る場合も考えられることにより、記録中にあってはバッ
ドスポットとしてこの部位の位置情報をメモリに記録し
て保持し、記録の処理が完了すると、磁気テープの所定
領域に記録する。テープストリーマは、この磁気テープ
に記録されたバッドスポットの位置情報に従って、この
バッドスポットの部分については記録再生に使用しない
ようにする。
ードアフターライトにより記録したデータを正しく再生
できるか否か判定し、正しく再生できない場合にはリト
ライの処理を実行する。さらにテープストリーマは、正
しく再生できない部位は、例えば磁気テープの傷等によ
る場合も考えられることにより、記録中にあってはバッ
ドスポットとしてこの部位の位置情報をメモリに記録し
て保持し、記録の処理が完了すると、磁気テープの所定
領域に記録する。テープストリーマは、この磁気テープ
に記録されたバッドスポットの位置情報に従って、この
バッドスポットの部分については記録再生に使用しない
ようにする。
【0004】またデータの記録を完了した後、磁気テー
プにバッドスポットの位置情報を記録しないうちに電源
が立ち下げられる場合も考えられることにより、必要に
応じていわゆるリカバリーの処理によりバッドスポット
を改めて検出して磁気テープに記録するようになされて
いる。
プにバッドスポットの位置情報を記録しないうちに電源
が立ち下げられる場合も考えられることにより、必要に
応じていわゆるリカバリーの処理によりバッドスポット
を改めて検出して磁気テープに記録するようになされて
いる。
【0005】図33は、このリカバリーの処理における
バッドスポット検出の説明に供する図表である。テープ
ストリーマは、所定の処理単位である所定本数の斜めト
ラックにより1つのトラックセットを構成し、順次値の
増大する論理ID(すなわち論理トラックセットIDで
ある)を各トラックセットに割り当てる。またテープス
トリーマは、メモリのバンク管理により、所定数のトラ
ックセットを1つのバンクに割り当て、このバンクの先
頭トラックセットに所定のフラグ(Cフラグ)をセット
して識別可能とする。さらにリードアフタライトにより
誤り訂正困難なビット誤りが検出されると、このビット
誤りが検出されたバンクを構成する複数本のトラックセ
ットを全てバッドスポットBSに設定し、このバンクの
データを改めて記録し直し、これによりリトライの処理
を実行する。このときテープストリーマは、バッドスポ
ットBSの部分を飛び越して再生して論理IDが連続す
るように、バッドスポットBSのトラックセットと同様
一の論理IDの設定によりリトライの処理を実行する。
バッドスポット検出の説明に供する図表である。テープ
ストリーマは、所定の処理単位である所定本数の斜めト
ラックにより1つのトラックセットを構成し、順次値の
増大する論理ID(すなわち論理トラックセットIDで
ある)を各トラックセットに割り当てる。またテープス
トリーマは、メモリのバンク管理により、所定数のトラ
ックセットを1つのバンクに割り当て、このバンクの先
頭トラックセットに所定のフラグ(Cフラグ)をセット
して識別可能とする。さらにリードアフタライトにより
誤り訂正困難なビット誤りが検出されると、このビット
誤りが検出されたバンクを構成する複数本のトラックセ
ットを全てバッドスポットBSに設定し、このバンクの
データを改めて記録し直し、これによりリトライの処理
を実行する。このときテープストリーマは、バッドスポ
ットBSの部分を飛び越して再生して論理IDが連続す
るように、バッドスポットBSのトラックセットと同様
一の論理IDの設定によりリトライの処理を実行する。
【0006】これにより図33に示す例にあっては、8
つのトラックセットにより1つのバンクが構成され、論
理ID00〜07のトラックセットによるバンクは正し
く記録再生できたものの、続く論理ID08〜15のト
ラックセットによるバンクは正しく再生することが困難
なことによりバッドスポットBSに設定されたものであ
る。また続く論理ID08〜15のトラックセットによ
るバンクは、このバッドスポットBSの設定によるリト
ライにおいても正しく再生することが困難なことにより
ここでもバッドスポットBSに設定され、3回目の記録
で正しく記録できたことが示されている。
つのトラックセットにより1つのバンクが構成され、論
理ID00〜07のトラックセットによるバンクは正し
く記録再生できたものの、続く論理ID08〜15のト
ラックセットによるバンクは正しく再生することが困難
なことによりバッドスポットBSに設定されたものであ
る。また続く論理ID08〜15のトラックセットによ
るバンクは、このバッドスポットBSの設定によるリト
ライにおいても正しく再生することが困難なことにより
ここでもバッドスポットBSに設定され、3回目の記録
で正しく記録できたことが示されている。
【0007】リカバリーの処理におけるバッドスポット
検出において、テープストリーマは、磁気テープを順次
再生して誤り訂正困難なビット誤りを検出しながら、C
フラグがセットされているトラックセットの連続性によ
りバッドスポットBSを検出する。すなわち図33に示
す例においては、論理ID00〜07のトラックセット
を再生し、誤り訂正困難なビット誤りが検出されない場
合には、バッドスポットBSの可能性が低いことによ
り、これら論理ID00〜07のトラックセットについ
ては、データエリアに仮設定する(図33(1)におい
て、この仮設定を符号1により示す)。
検出において、テープストリーマは、磁気テープを順次
再生して誤り訂正困難なビット誤りを検出しながら、C
フラグがセットされているトラックセットの連続性によ
りバッドスポットBSを検出する。すなわち図33に示
す例においては、論理ID00〜07のトラックセット
を再生し、誤り訂正困難なビット誤りが検出されない場
合には、バッドスポットBSの可能性が低いことによ
り、これら論理ID00〜07のトラックセットについ
ては、データエリアに仮設定する(図33(1)におい
て、この仮設定を符号1により示す)。
【0008】テープストリーマは、これら論理ID00
〜07のトラックセットのうち、Cフラグがセットされ
ているトラックセットの論理ID00を記憶し、続くト
ラックセットを再生する。この場合、続くCフラグがセ
ットされているトラックセットにおいては、論理IDが
値08であり、先に記憶したトラックセットの論理ID
と異なることにより、先に仮確定したトラックセットに
ついては、バッドスポットBSではないデータエリア
(符号Dにより示す)であると確定させる。またこの論
理ID08から続く論理ID15までのトラックセット
については、誤り訂正困難なビット誤りが検出されない
場合には、データエリアに仮設定する(図33
(2))。
〜07のトラックセットのうち、Cフラグがセットされ
ているトラックセットの論理ID00を記憶し、続くト
ラックセットを再生する。この場合、続くCフラグがセ
ットされているトラックセットにおいては、論理IDが
値08であり、先に記憶したトラックセットの論理ID
と異なることにより、先に仮確定したトラックセットに
ついては、バッドスポットBSではないデータエリア
(符号Dにより示す)であると確定させる。またこの論
理ID08から続く論理ID15までのトラックセット
については、誤り訂正困難なビット誤りが検出されない
場合には、データエリアに仮設定する(図33
(2))。
【0009】テープストリーマは、さらにこれら論理I
D08から続く論理ID15までのトラックセットのう
ち、Cフラグがセットされているトラックセットの論理
ID08を記憶し、続くトラックセットを再生する。こ
の続くトラックセットの再生においては(図33
(3))、Cフラグがセットされているトラックセット
の論理IDが値08であり、先に記憶したトラックセッ
トの論理IDと一致することにより、先に仮確定したト
ラックセットについては、バッドスポットBSであった
と設定を変更する(符号B)。またこの論理ID08か
ら続く論理ID15までのトラックセットについては、
誤り訂正困難なビット誤りが検出されない場合には、デ
ータエリアに仮設定する。
D08から続く論理ID15までのトラックセットのう
ち、Cフラグがセットされているトラックセットの論理
ID08を記憶し、続くトラックセットを再生する。こ
の続くトラックセットの再生においては(図33
(3))、Cフラグがセットされているトラックセット
の論理IDが値08であり、先に記憶したトラックセッ
トの論理IDと一致することにより、先に仮確定したト
ラックセットについては、バッドスポットBSであった
と設定を変更する(符号B)。またこの論理ID08か
ら続く論理ID15までのトラックセットについては、
誤り訂正困難なビット誤りが検出されない場合には、デ
ータエリアに仮設定する。
【0010】さらにテープストリーマは、さらにこれら
論理ID08から続く論理ID15までのトラックセッ
トのうち、Cフラグがセットされているトラックセット
の論理ID08を記憶し、続くトラックセットを再生す
る。この続くトラックセットの再生においては(図33
(4))、Cフラグがセットされているトラックセット
の論理IDが値08であり、先に記憶したトラックセッ
トの論理IDと一致することにより、この場合もバッド
スポットBSであったと設定を変更する。またこの論理
ID08から続く論理ID15までのトラックセットに
ついては、誤り訂正困難なビット誤りが検出されない場
合には、データエリアに仮設定する。
論理ID08から続く論理ID15までのトラックセッ
トのうち、Cフラグがセットされているトラックセット
の論理ID08を記憶し、続くトラックセットを再生す
る。この続くトラックセットの再生においては(図33
(4))、Cフラグがセットされているトラックセット
の論理IDが値08であり、先に記憶したトラックセッ
トの論理IDと一致することにより、この場合もバッド
スポットBSであったと設定を変更する。またこの論理
ID08から続く論理ID15までのトラックセットに
ついては、誤り訂正困難なビット誤りが検出されない場
合には、データエリアに仮設定する。
【0011】テープストリーマは、続くCフラグがセッ
トされているトラックセットの論理IDが値16である
ことにより、この論理ID16のトラックセットの検出
により、直前の論理ID08から続く論理ID15まで
のトラックセットがデータエリアであることを確定させ
る。テープストリーマは、これらの処理を繰り返してバ
ッドスポットの位置情報を取得すると、この位置情報を
磁気テープの所定位置に記録し直し、これによりバッド
スポットに関するリカバリーの処理を完了する。
トされているトラックセットの論理IDが値16である
ことにより、この論理ID16のトラックセットの検出
により、直前の論理ID08から続く論理ID15まで
のトラックセットがデータエリアであることを確定させ
る。テープストリーマは、これらの処理を繰り返してバ
ッドスポットの位置情報を取得すると、この位置情報を
磁気テープの所定位置に記録し直し、これによりバッド
スポットに関するリカバリーの処理を完了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのバッドス
ポットの検出方法にあっては、Cフラグを設定したトラ
ックセットの論理IDを必ず再生できること、さらにデ
ータエリアが必ず正しく再生できることを前提として処
理するものである。これに対してトラック密度を増大す
ると、このようなCフラグを設定したトラックセットの
論理IDを必ずしも再生できない場合もあり、またデー
タエリアを正しく再生できない場合も考えられる。
ポットの検出方法にあっては、Cフラグを設定したトラ
ックセットの論理IDを必ず再生できること、さらにデ
ータエリアが必ず正しく再生できることを前提として処
理するものである。これに対してトラック密度を増大す
ると、このようなCフラグを設定したトラックセットの
論理IDを必ずしも再生できない場合もあり、またデー
タエリアを正しく再生できない場合も考えられる。
【0013】これにより従来のバッドスポットの検出方
法にあっては、記録密度を向上した場合に、実用上未だ
不十分な問題があった。
法にあっては、記録密度を向上した場合に、実用上未だ
不十分な問題があった。
【0014】すなわち図34に示すように、バッドスポ
ットBSに設定されてなるトラックセットを正しく再生
できない場合(図34(1)において、符号0により示
す)、バッドスポットBSが終了した直後の、Cフラグ
が設定されたトラックセットの論理ID08が検出され
たとしても(図34(2))、この場合、バッドスポッ
トに設定されたトラックセットがたまたま正しく再生さ
れ、これとは逆にデータエリアのトラックセットが正し
く再生されなかった場合もあり得ることにより、直前3
つのバンクのうち、何れのバンクによるトラックセット
がバッドスポットBSによるものか判定できなくなる。
ットBSに設定されてなるトラックセットを正しく再生
できない場合(図34(1)において、符号0により示
す)、バッドスポットBSが終了した直後の、Cフラグ
が設定されたトラックセットの論理ID08が検出され
たとしても(図34(2))、この場合、バッドスポッ
トに設定されたトラックセットがたまたま正しく再生さ
れ、これとは逆にデータエリアのトラックセットが正し
く再生されなかった場合もあり得ることにより、直前3
つのバンクのうち、何れのバンクによるトラックセット
がバッドスポットBSによるものか判定できなくなる。
【0015】またこの図34との対比により図35に示
すように、バッドスポットBSが一部再生できた場合で
も、バッドスポットBSに続くトラックセットにおい
て、Cフラグが設定されたトラックセットを再生できな
い場合、同様にバッドスポットBSを正しく判定できな
い。
すように、バッドスポットBSが一部再生できた場合で
も、バッドスポットBSに続くトラックセットにおい
て、Cフラグが設定されたトラックセットを再生できな
い場合、同様にバッドスポットBSを正しく判定できな
い。
【0016】なお図36に示すように、従来の検出手法
においては、データエリアの一部トラックセットだけを
正しく再生できない場合には、バッドスポットBSにつ
いては、正しく検出することができる。
においては、データエリアの一部トラックセットだけを
正しく再生できない場合には、バッドスポットBSにつ
いては、正しく検出することができる。
【0017】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して一段と確実にバッドスポットを検出す
ることができる磁気記録再生装置又はバッドスポットの
検出方法を提案しようとするものである。
で、従来に比して一段と確実にバッドスポットを検出す
ることができる磁気記録再生装置又はバッドスポットの
検出方法を提案しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、磁気記録再生装置に適用
して、リードアフタライトの処理により、所定のトラッ
ク数又はトラックセット数による記録単位を単位にして
リトライの処理を実行すると共に、正しく再生できなか
った領域をバッドスポットに設定し、何れのトラック又
はトラックセットによっても、バッドスポットを特定可
能なバッドスポットのデータを、少なくともリトライに
係るトラック又はトラックセットに記録する。
め請求項1の発明においては、磁気記録再生装置に適用
して、リードアフタライトの処理により、所定のトラッ
ク数又はトラックセット数による記録単位を単位にして
リトライの処理を実行すると共に、正しく再生できなか
った領域をバッドスポットに設定し、何れのトラック又
はトラックセットによっても、バッドスポットを特定可
能なバッドスポットのデータを、少なくともリトライに
係るトラック又はトラックセットに記録する。
【0019】また請求項7又は請求項11の発明におい
ては、磁気記録再生装置又はバッドスポットの検出方法
に適用して、トラック又はトラックセットより正しくデ
ータを再生できた場合には、該トラック又はトラックセ
ットをデータエリアに仮設定し、何れのトラック又はト
ラックセットによっても、バッドスポットを特定可能な
バッドスポットのデータである、少なくともリトライに
係るトラック又はトラックセットに記録されたバッドス
ポットのデータよりバッドスポットのトラック又はトラ
ックセットを特定し、仮設定及び又は特定により、従前
の記録単位に係る仮設定のトラック又はトラックセット
をデータエリアに設定する。
ては、磁気記録再生装置又はバッドスポットの検出方法
に適用して、トラック又はトラックセットより正しくデ
ータを再生できた場合には、該トラック又はトラックセ
ットをデータエリアに仮設定し、何れのトラック又はト
ラックセットによっても、バッドスポットを特定可能な
バッドスポットのデータである、少なくともリトライに
係るトラック又はトラックセットに記録されたバッドス
ポットのデータよりバッドスポットのトラック又はトラ
ックセットを特定し、仮設定及び又は特定により、従前
の記録単位に係る仮設定のトラック又はトラックセット
をデータエリアに設定する。
【0020】請求項1の構成によれば、何れのトラック
又はトラックセットによっても、バッドスポットを特定
可能なバッドスポットのデータを、少なくともリトライ
に係るトラック又はトラックセットに記録することによ
り、何れのトラック又はトラックセットが正しく再生さ
れれば、バッドスポットを特定することができ、その分
従来に比して一段と確実にバッドスポットを検出するこ
とができる。
又はトラックセットによっても、バッドスポットを特定
可能なバッドスポットのデータを、少なくともリトライ
に係るトラック又はトラックセットに記録することによ
り、何れのトラック又はトラックセットが正しく再生さ
れれば、バッドスポットを特定することができ、その分
従来に比して一段と確実にバッドスポットを検出するこ
とができる。
【0021】また請求項7又は請求項11の構成によれ
ば、トラック又はトラックセットより正しくデータを再
生できた場合には、該トラック又はトラックセットをデ
ータエリアに仮設定し、このトラック又はトラックセッ
トより得られるバッドスポットのデータよりバッドスポ
ットのトラック又はトラックセットを特定し、仮設定及
び又は特定により、従前の記録単位に係る仮設定のトラ
ック又はトラックセットをデータエリアに設定し、この
バッドスポットのデータが何れのトラック又はトラック
セットによっても、バッドスポットを特定可能であるこ
とにより、何れかのトラック又はトラックセットが正し
く再生されれば、バッドスポットを特定することがで
き、その分従来に比して一段と確実にバッドスポットを
検出することができる。
ば、トラック又はトラックセットより正しくデータを再
生できた場合には、該トラック又はトラックセットをデ
ータエリアに仮設定し、このトラック又はトラックセッ
トより得られるバッドスポットのデータよりバッドスポ
ットのトラック又はトラックセットを特定し、仮設定及
び又は特定により、従前の記録単位に係る仮設定のトラ
ック又はトラックセットをデータエリアに設定し、この
バッドスポットのデータが何れのトラック又はトラック
セットによっても、バッドスポットを特定可能であるこ
とにより、何れかのトラック又はトラックセットが正し
く再生されれば、バッドスポットを特定することがで
き、その分従来に比して一段と確実にバッドスポットを
検出することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
発明の実施の形態を詳述する。
【0023】(1)第1の実施の形態の構成 (1−1)全体構成 図1は、本発明の第1の実施の形態に係るバックアップ
システムを示す斜視図である。このバックアップシステ
ム1は、大型のコンソール2にテープストリーマ3等を
配置して構成される。すなわちこのバックアップシステ
ム1は、正面の下側より順次テープストリーマ3、電源
ユニット4、CPUユニット5が配置され、背面側にテ
ープカセットの搬送機構6が配置される。
システムを示す斜視図である。このバックアップシステ
ム1は、大型のコンソール2にテープストリーマ3等を
配置して構成される。すなわちこのバックアップシステ
ム1は、正面の下側より順次テープストリーマ3、電源
ユニット4、CPUユニット5が配置され、背面側にテ
ープカセットの搬送機構6が配置される。
【0024】ここで電源ユニット4は、このバックアッ
プシステム1の各部に電源を供給し、CPUユニット5
は、このバックアップシステム1全体の動作を制御す
る。テープストリーマ3は、搬送機構6により装填され
るテープカセットにホストコンピュータからのデータを
記録し、またこのテープカセットに記録されたデータを
再生してホストコンピュータに出力する。
プシステム1の各部に電源を供給し、CPUユニット5
は、このバックアップシステム1全体の動作を制御す
る。テープストリーマ3は、搬送機構6により装填され
るテープカセットにホストコンピュータからのデータを
記録し、またこのテープカセットに記録されたデータを
再生してホストコンピュータに出力する。
【0025】搬送機構6は、棚6Aに複数のテープカセ
ットを収納できるように構成され、CPUユニット5の
制御により、この棚6Aに保持されたテープカセットを
テープストリーマ3に搬送して装填し、またこれとは逆
にテープストリーマ3より排出されたテープカセットを
元の棚6Aに搬送する。このため搬送機構6は、このコ
ンソール2の上下方向に可動するエレベータ6Bと、こ
のエレベータ6Bに搭載されて、棚6Aとの間でテープ
カセットを出し入れし、またテープストリーマ3との間
でテープストリーマを出し入れするハンドブロック6C
とが配置されるようになされている。なおこの実施の形
態に係るテープストリーマ3に適用されるテープカセッ
トにおいては、背面に非接触型のICタグが配置され、
これら棚6A、エレベータ6BにはこのICタグをアク
セスするリーダライタが配置されるようになされてい
る。
ットを収納できるように構成され、CPUユニット5の
制御により、この棚6Aに保持されたテープカセットを
テープストリーマ3に搬送して装填し、またこれとは逆
にテープストリーマ3より排出されたテープカセットを
元の棚6Aに搬送する。このため搬送機構6は、このコ
ンソール2の上下方向に可動するエレベータ6Bと、こ
のエレベータ6Bに搭載されて、棚6Aとの間でテープ
カセットを出し入れし、またテープストリーマ3との間
でテープストリーマを出し入れするハンドブロック6C
とが配置されるようになされている。なおこの実施の形
態に係るテープストリーマ3に適用されるテープカセッ
トにおいては、背面に非接触型のICタグが配置され、
これら棚6A、エレベータ6BにはこのICタグをアク
セスするリーダライタが配置されるようになされてい
る。
【0026】図2は、CPUユニット5を周辺構成と共
に示すブロック図である。CPUユニット5において、
ホストコンピュータインターフェース(ホストコンピュ
ータIF)5Aは、例えばSCSI(Small Computer S
ystem Interface )によりホストコンピュータ8と接続
され、ホストコンピュータ8からのコマンド、記録に供
するデータを取り込んで内部バスBUSに出力し、また
これとは逆に内部バスBUSに出力されるホストコンピ
ュータ8へのステータスデータ、再生したデータ等をホ
ストコンピュータ8に出力する。
に示すブロック図である。CPUユニット5において、
ホストコンピュータインターフェース(ホストコンピュ
ータIF)5Aは、例えばSCSI(Small Computer S
ystem Interface )によりホストコンピュータ8と接続
され、ホストコンピュータ8からのコマンド、記録に供
するデータを取り込んで内部バスBUSに出力し、また
これとは逆に内部バスBUSに出力されるホストコンピ
ュータ8へのステータスデータ、再生したデータ等をホ
ストコンピュータ8に出力する。
【0027】ストリーマインターフェース(ストリーマ
IF)5Bは、例えばSCSIによりテープストリーマ
3と接続され、バスBUSに出力される所定の制御コマ
ンド、記録に供するデータをテープストリーマ3に出力
し、またこれとは逆にテープストリーマ3より出力され
るステータスデータ、再生したデータ等をテープストリ
ーマ3より受信して内部バスBUSに出力する。
IF)5Bは、例えばSCSIによりテープストリーマ
3と接続され、バスBUSに出力される所定の制御コマ
ンド、記録に供するデータをテープストリーマ3に出力
し、またこれとは逆にテープストリーマ3より出力され
るステータスデータ、再生したデータ等をテープストリ
ーマ3より受信して内部バスBUSに出力する。
【0028】コントロールパネル5Dは、コンソール2
の正面に配置されてオペレータによる各種操作を受け付
け、内部バスBUSを介して、オペレータによる操作を
CPU5Cに通知する。ドライバ5Eは、CPU5Cの
制御により、エレベータ6B、ハンドブロック6Cを駆
動する。
の正面に配置されてオペレータによる各種操作を受け付
け、内部バスBUSを介して、オペレータによる操作を
CPU5Cに通知する。ドライバ5Eは、CPU5Cの
制御により、エレベータ6B、ハンドブロック6Cを駆
動する。
【0029】CPU5Cは、メモリ5Fにワークエリア
を確保して所定の処理手順を実行することにより、ホス
トコンピュータ8からのコマンドに応動してバックアッ
プシステム1全体の動作を制御する。すなわちホストコ
ンピュータ8よりアクセスコマンドが入力されると、テ
ープストリーマ3にテープカセットの記録再生を指示す
る。このときホストコンピュータ8からのアクセスコマ
ンドがテープストリーマ3に装填されているテープカセ
ットと異なるテープカセットに対するものの場合、搬送
機構6を制御して対応するテープカセットをテープスト
リーマ3に装填する。またオペレータによりいわゆるバ
ージンテープのフォーマットが指示された場合、同様に
搬送機構6の制御によりテープカセットをテープストリ
ーマ3に装填し、テープストリーマ3に初期化の処理を
指示する。
を確保して所定の処理手順を実行することにより、ホス
トコンピュータ8からのコマンドに応動してバックアッ
プシステム1全体の動作を制御する。すなわちホストコ
ンピュータ8よりアクセスコマンドが入力されると、テ
ープストリーマ3にテープカセットの記録再生を指示す
る。このときホストコンピュータ8からのアクセスコマ
ンドがテープストリーマ3に装填されているテープカセ
ットと異なるテープカセットに対するものの場合、搬送
機構6を制御して対応するテープカセットをテープスト
リーマ3に装填する。またオペレータによりいわゆるバ
ージンテープのフォーマットが指示された場合、同様に
搬送機構6の制御によりテープカセットをテープストリ
ーマ3に装填し、テープストリーマ3に初期化の処理を
指示する。
【0030】(1−2)テープストリーマの構成 図3は、テープストリーマ3を示す正面及び背面を示す
平面図である。テープストリーマ3は、正面に、挿入口
3Aが形成され(図3(A))、この挿入口3Aよりテ
ープカセットを挿入し、また排出できるようになされて
いる。またテープストリーマ3は、背面に各種接続用の
コネクタが配置され、例えばCPUユニット5を省略し
て直接ホストコンピュータ8と接続することもできるよ
うになされている。
平面図である。テープストリーマ3は、正面に、挿入口
3Aが形成され(図3(A))、この挿入口3Aよりテ
ープカセットを挿入し、また排出できるようになされて
いる。またテープストリーマ3は、背面に各種接続用の
コネクタが配置され、例えばCPUユニット5を省略し
て直接ホストコンピュータ8と接続することもできるよ
うになされている。
【0031】(1−2−1)テープストリーマのフォー
マット 図4は、このテープストリーマ3による記録トラックの
フォーマットを示す略線図である。テープストリーマ3
においては、磁気テープ10の上下に長手トラックがそ
れぞれ形成され、この長手トラックの間に、斜めトラッ
クが形成される。ここで上下の長手トラックは、1つが
コントローラトラック10Aに割り当てられ、トラッキ
ング制御用のコントロール信号が記録されるようになさ
れている。また他方の長手トラックは、IDトラック1
0Bに割り当てられ、斜めトラックを管理する情報が管
理テーブルにより記録されるようになされている。
マット 図4は、このテープストリーマ3による記録トラックの
フォーマットを示す略線図である。テープストリーマ3
においては、磁気テープ10の上下に長手トラックがそ
れぞれ形成され、この長手トラックの間に、斜めトラッ
クが形成される。ここで上下の長手トラックは、1つが
コントローラトラック10Aに割り当てられ、トラッキ
ング制御用のコントロール信号が記録されるようになさ
れている。また他方の長手トラックは、IDトラック1
0Bに割り当てられ、斜めトラックを管理する情報が管
理テーブルにより記録されるようになされている。
【0032】これに対して斜めトラックは、正及び負の
アジマス角による1組の記録トラックを順次配置して形
成される。各斜めトラックは、ほぼ中央部分により2つ
に分断されるように形成され、1組の記録トラックのう
ちの、先行する側の記録トラックは、この中央の分断さ
れた部位に、トラッキング制御用のパイロット信号を記
録した領域TPが形成されるようになされている。
アジマス角による1組の記録トラックを順次配置して形
成される。各斜めトラックは、ほぼ中央部分により2つ
に分断されるように形成され、1組の記録トラックのう
ちの、先行する側の記録トラックは、この中央の分断さ
れた部位に、トラッキング制御用のパイロット信号を記
録した領域TPが形成されるようになされている。
【0033】さらに斜めトラックは、2組、4本の記録
トラックで1つのトラックセットが形成され、このトラ
ックセットを単位として形成されるようになされてい
る。各トラックセットには、各トラックセットの識別に
使用するトラックセットIDが設定され、このトラック
セットIDがIDトラック10Bに記録する情報の一部
に割り当てられるようになされている。なおトラックセ
ットIDは、全てのトラックセットで単純増加する物理
トラックセットIDと、ダミー、EOD等を除いて単純
増加する論理トラックセットIDとがそれぞれ設定され
るようになされている。またトラックセットIDは、S
MPTEによるタイムコードに変換されてIDトラック
10Bに記録されるようになされている。
トラックで1つのトラックセットが形成され、このトラ
ックセットを単位として形成されるようになされてい
る。各トラックセットには、各トラックセットの識別に
使用するトラックセットIDが設定され、このトラック
セットIDがIDトラック10Bに記録する情報の一部
に割り当てられるようになされている。なおトラックセ
ットIDは、全てのトラックセットで単純増加する物理
トラックセットIDと、ダミー、EOD等を除いて単純
増加する論理トラックセットIDとがそれぞれ設定され
るようになされている。またトラックセットIDは、S
MPTEによるタイムコードに変換されてIDトラック
10Bに記録されるようになされている。
【0034】各斜めトラックは、このトラックセットの
先行側より、それぞれ記録再生系の各チャンネルに対応
するAトラック、Bトラック、Cトラック、Dトラック
に割り当てられるようになされている。
先行側より、それぞれ記録再生系の各チャンネルに対応
するAトラック、Bトラック、Cトラック、Dトラック
に割り当てられるようになされている。
【0035】トラックセットは、ユーザーデータの記録
に使用されるユーザートラックセット、ファイルの区切
りを示すテープマークに割り当てられるテープマークト
ラックセット、データの終了端を示すEOD(End Of D
ata )トラックセット、ダミートラックを形成するダミ
ートラックセット等に区別される。
に使用されるユーザートラックセット、ファイルの区切
りを示すテープマークに割り当てられるテープマークト
ラックセット、データの終了端を示すEOD(End Of D
ata )トラックセット、ダミートラックを形成するダミ
ートラックセット等に区別される。
【0036】図5は、このようにして形成されるトラッ
クセットと誤り訂正処理単位であるECCブロックとの
関係を示す略線図である。テープストリーマ3は、記録
に供するユーザーデータ等を所定のブロック単位で区切
って誤り訂正符号を付加し、ECCブロックが形成され
る。テープストリーマ3は、8個のECCブロックのデ
ータが1トラックセットに割り当てられる。このとき数
字0〜7により示す各ECCブロックは、アウターパリ
ティーの方向にそれぞれ4等分されて各トラックに割り
当てられ、これによりトラック間インターリーブされて
記録される。また各トラックに割り当てられるデータに
おいては、配列が入れ換えられてワードインターリーブ
処理されて記録されるようになされている。
クセットと誤り訂正処理単位であるECCブロックとの
関係を示す略線図である。テープストリーマ3は、記録
に供するユーザーデータ等を所定のブロック単位で区切
って誤り訂正符号を付加し、ECCブロックが形成され
る。テープストリーマ3は、8個のECCブロックのデ
ータが1トラックセットに割り当てられる。このとき数
字0〜7により示す各ECCブロックは、アウターパリ
ティーの方向にそれぞれ4等分されて各トラックに割り
当てられ、これによりトラック間インターリーブされて
記録される。また各トラックに割り当てられるデータに
おいては、配列が入れ換えられてワードインターリーブ
処理されて記録されるようになされている。
【0037】図6は、このECCブロックを示す略線図
である。1つのECCブロックには、77×190バイ
トのユーザーデータ等が割り当てられ、77バイトのデ
ータ列に対して27バイトのアウターパリティか生成さ
れ、このアウターパリティがデータ列に付加される。さ
らに2×104バイトのブロックIDが付加された後、
このアウターパリティとは直交する方向の、ブロックI
Dを含む192バイトのデータ列に対して12バイトの
インナーパリティが生成され、このインナーパリティが
データ列に付加される。
である。1つのECCブロックには、77×190バイ
トのユーザーデータ等が割り当てられ、77バイトのデ
ータ列に対して27バイトのアウターパリティか生成さ
れ、このアウターパリティがデータ列に付加される。さ
らに2×104バイトのブロックIDが付加された後、
このアウターパリティとは直交する方向の、ブロックI
Dを含む192バイトのデータ列に対して12バイトの
インナーパリティが生成され、このインナーパリティが
データ列に付加される。
【0038】これによりECCブロックは、積符号形式
の誤り訂正符号が付加され、さらに4×104バイトの
同期パターンSYNCが付加されて形成される。なおこ
こでブロックIDは、ECCブロックの識別用IDであ
り、同期パターンSYNCは、ECCブロックの開始を
示す特定のパターンである。
の誤り訂正符号が付加され、さらに4×104バイトの
同期パターンSYNCが付加されて形成される。なおこ
こでブロックIDは、ECCブロックの識別用IDであ
り、同期パターンSYNCは、ECCブロックの開始を
示す特定のパターンである。
【0039】これらによりテープストリーマ3では、7
7×190バイトのユーザーデータ等が割り当てられて
1つのECCブロックが形成され、さらに8個のECC
ブロックが1つのトラックセットに割り当てられること
により、結果的には、1つのトラックセットに1170
40バイトのユーザーデータ等を割り当てることができ
るようになされている。
7×190バイトのユーザーデータ等が割り当てられて
1つのECCブロックが形成され、さらに8個のECC
ブロックが1つのトラックセットに割り当てられること
により、結果的には、1つのトラックセットに1170
40バイトのユーザーデータ等を割り当てることができ
るようになされている。
【0040】図7は、この1つのユーザートラックセッ
トに割り当てる117040バイトのデータ構成を示す
略線図である。1つのトラックセットは、先頭に4バイ
トによるフォーマットIDが配置される。ここでフォー
マットIDは、フォーマット識別用のIDであり、この
実施の形態では4トラックによるトラックセットでユー
ザーデータを記録したことを示す値FFFF0000h
の値が記述される。
トに割り当てる117040バイトのデータ構成を示す
略線図である。1つのトラックセットは、先頭に4バイ
トによるフォーマットIDが配置される。ここでフォー
マットIDは、フォーマット識別用のIDであり、この
実施の形態では4トラックによるトラックセットでユー
ザーデータを記録したことを示す値FFFF0000h
の値が記述される。
【0041】さらに続く136バイトにサブコードが割
り当てられ、後述するVSIT、VIT、BST等のテ
ーブル、ユーザーデータトラックセット、テープマーク
トラックセットの識別データ、論理トラックセットID
等が割り当てられてトラックセットの管理用のデータ、
論理トラックセットID等が記録される。
り当てられ、後述するVSIT、VIT、BST等のテ
ーブル、ユーザーデータトラックセット、テープマーク
トラックセットの識別データ、論理トラックセットID
等が割り当てられてトラックセットの管理用のデータ、
論理トラックセットID等が記録される。
【0042】さらに続く116884バイトからブロッ
ク管理テーブルのデータ長を除いたバイト数がユーザー
データ等の記録に割り当てられる。なおこの領域にユー
ザーデータを割り当てる場合に、ユーザーデータにより
満たすことができない場合、ダミーデータが割り当てら
れる。
ク管理テーブルのデータ長を除いたバイト数がユーザー
データ等の記録に割り当てられる。なおこの領域にユー
ザーデータを割り当てる場合に、ユーザーデータにより
満たすことができない場合、ダミーデータが割り当てら
れる。
【0043】ブロック管理テーブルは、最大4096バ
イトに設定される。ここでテープストリーマ3は、トラ
ックセットの集合によるブロックを単位にして記録再生
できるように構成され、ブロック管理テーブルは、これ
らブロックの管理に使用するテーブルが記録される。さ
らにトラックセットは、続く12バイトが予約に割り当
てられ、残り4バイトが1つのトラックセットの終了を
示すEOD(End Of Data )に割り当てられるようにな
されている。
イトに設定される。ここでテープストリーマ3は、トラ
ックセットの集合によるブロックを単位にして記録再生
できるように構成され、ブロック管理テーブルは、これ
らブロックの管理に使用するテーブルが記録される。さ
らにトラックセットは、続く12バイトが予約に割り当
てられ、残り4バイトが1つのトラックセットの終了を
示すEOD(End Of Data )に割り当てられるようにな
されている。
【0044】テープストリーマ3は、このようにしてト
ラックセットを基本の単位としてユーザーデータを記録
し、また各種管理用のデータを記録する。
ラックセットを基本の単位としてユーザーデータを記録
し、また各種管理用のデータを記録する。
【0045】図8は、磁気テープ10の全体のレイアウ
トを示す略線図である。磁気テープ10は、リールに接
続されるリーダテープを除いた物理的な磁気テープ10
の始端PBOT(Physical Beginning Of Tape)より所
定距離だけ磁気テープ10を走行させた側に記録開始位
置LBOT(Logical Beginning Of Tape )が設定さ
れ、また同様の物理的な終端PEOT(Physical End O
f Tape)より磁気テープ10の走査開始端側に記録終了
位置LEOT(Logical End Of Tape )が設定される。
磁気テープ10は、これら記録開始位置LBOT及び記
録終了位置LEOT間に種々のデータが記録され、これ
によりリーダテープ近傍の比較的エラーレートの劣化し
易い領域を避けて使用されるようになされている。磁気
テープ10は、これら記録開始位置LBOT及び記録終
了位置LEOTの間が、1つの物理ボリュームを形成す
る。
トを示す略線図である。磁気テープ10は、リールに接
続されるリーダテープを除いた物理的な磁気テープ10
の始端PBOT(Physical Beginning Of Tape)より所
定距離だけ磁気テープ10を走行させた側に記録開始位
置LBOT(Logical Beginning Of Tape )が設定さ
れ、また同様の物理的な終端PEOT(Physical End O
f Tape)より磁気テープ10の走査開始端側に記録終了
位置LEOT(Logical End Of Tape )が設定される。
磁気テープ10は、これら記録開始位置LBOT及び記
録終了位置LEOT間に種々のデータが記録され、これ
によりリーダテープ近傍の比較的エラーレートの劣化し
易い領域を避けて使用されるようになされている。磁気
テープ10は、これら記録開始位置LBOT及び記録終
了位置LEOTの間が、1つの物理ボリュームを形成す
る。
【0046】磁気テープ10は、記録開始位置LBOT
より所定距離だけランアップエリアが形成され、このラ
ンアップエリアにて磁気テープ走行系をサーボロックで
きるようになされている。このため磁気テープ10は、
このランアップエリアより順次斜めトラックが形成され
る。
より所定距離だけランアップエリアが形成され、このラ
ンアップエリアにて磁気テープ走行系をサーボロックで
きるようになされている。このため磁気テープ10は、
このランアップエリアより順次斜めトラックが形成され
る。
【0047】磁気テープ10は、このランアップエリア
の続いてVSIT(Volume Set table)が記録され、こ
のVSITを記録する先頭の物理トラックセットIDが
0IDに設定される。ここでVSITは、記録開始位置
LBOT及び記録終了位置LEOTの間の論理ボリュー
ムを管理する種々のデータが記録される。すなわちVS
ITは、この磁気テープのボリューム名、磁気テープに
記録されたファイル名、各ファイルに割り当てられたV
ITの物理トラックセットID等が記録され、これによ
りテープストリーマ3では、このVSITをアクセスし
て磁気テープ10を判別できるようになされ、さらに磁
気テープ10に記録された各ファイル、各ファイルの記
録位置等を確認できるようになされている。ここでVS
ITは、1つが1トラックセット(1ID)により形成
され、同一の内容が10回、繰り返し記録されて高い信
頼性を確保できるようになされている。
の続いてVSIT(Volume Set table)が記録され、こ
のVSITを記録する先頭の物理トラックセットIDが
0IDに設定される。ここでVSITは、記録開始位置
LBOT及び記録終了位置LEOTの間の論理ボリュー
ムを管理する種々のデータが記録される。すなわちVS
ITは、この磁気テープのボリューム名、磁気テープに
記録されたファイル名、各ファイルに割り当てられたV
ITの物理トラックセットID等が記録され、これによ
りテープストリーマ3では、このVSITをアクセスし
て磁気テープ10を判別できるようになされ、さらに磁
気テープ10に記録された各ファイル、各ファイルの記
録位置等を確認できるようになされている。ここでVS
ITは、1つが1トラックセット(1ID)により形成
され、同一の内容が10回、繰り返し記録されて高い信
頼性を確保できるようになされている。
【0048】また磁気テープ10は、このVSITの記
録領域に続いて、90ID分、VSITのリトライエリ
アが形成され、これにより必要に応じてこのリトライエ
リアにVSITを記録し直してリカバーの処理等を実行
できるようになされている。
録領域に続いて、90ID分、VSITのリトライエリ
アが形成され、これにより必要に応じてこのリトライエ
リアにVSITを記録し直してリカバーの処理等を実行
できるようになされている。
【0049】さらに磁気テープ10は、続いて位置余裕
バンドが所定ID分形成され、これによりVSITを更
新した場合でも、続く領域の記録済みのデータに何ら影
響を与えないようになされている。磁気テープ10は、
この位置余裕バンドから記録終了位置LEOTの間が論
理ボリュームのエリアに割り当てられる。
バンドが所定ID分形成され、これによりVSITを更
新した場合でも、続く領域の記録済みのデータに何ら影
響を与えないようになされている。磁気テープ10は、
この位置余裕バンドから記録終了位置LEOTの間が論
理ボリュームのエリアに割り当てられる。
【0050】図9は、この論理ボリュームエリアに割り
当てられる論理ボリュームを示す略線図である。磁気テ
ープ10においては、ファイルのデリミタコードである
テープマークTMを間に挟んで、ファイル単位でデータ
が記録され(図9(A))、各ファイルは、ブロックに
より構成されるようになされている(図9(B)及び
(C))。
当てられる論理ボリュームを示す略線図である。磁気テ
ープ10においては、ファイルのデリミタコードである
テープマークTMを間に挟んで、ファイル単位でデータ
が記録され(図9(A))、各ファイルは、ブロックに
より構成されるようになされている(図9(B)及び
(C))。
【0051】テープストリーマ3では、この1つのファ
イルにDIT(Directory Information Table )及びE
OD(End Of Data )を含む単位が1つの論理ボリュー
ムを構成する。ここでDITは、DITが割り当てられ
てなる1つの論理ボリュームを管理するテーブルであ
り、1つの長さが40IDにより形成される。DIT
は、図9(D)により示すように、この40IDによる
同一の内容が繰り返し7回記録され、これにより高い信
頼性を確保できるようになされている。
イルにDIT(Directory Information Table )及びE
OD(End Of Data )を含む単位が1つの論理ボリュー
ムを構成する。ここでDITは、DITが割り当てられ
てなる1つの論理ボリュームを管理するテーブルであ
り、1つの長さが40IDにより形成される。DIT
は、図9(D)により示すように、この40IDによる
同一の内容が繰り返し7回記録され、これにより高い信
頼性を確保できるようになされている。
【0052】なお各DITは、それぞれ図8において上
述したランアップエリアが先頭に割り当てられ、これに
よりサーボ系をロックできるようになされている。また
続いて後ろ側に位置余裕バンドが配置され、これにより
VSITと同様に、更新した場合でも、続く領域の記録
済みのデータに何ら影響を与えないようになされてい
る。
述したランアップエリアが先頭に割り当てられ、これに
よりサーボ系をロックできるようになされている。また
続いて後ろ側に位置余裕バンドが配置され、これにより
VSITと同様に、更新した場合でも、続く領域の記録
済みのデータに何ら影響を与えないようになされてい
る。
【0053】DITは、図9(E)に示すように、1I
DによるVIT(Volume Information Table)、1ID
によるBST(Bad Spot Table)、1IDによるLID
T(Logical ID Table)、20IDによるFIT(File
Information Table)、1IDによるUIT(User Inf
ormation Table)が設定されるようになされている。な
おDITは、残り16ID分がリザーブに設定されるよ
うになされている。
DによるVIT(Volume Information Table)、1ID
によるBST(Bad Spot Table)、1IDによるLID
T(Logical ID Table)、20IDによるFIT(File
Information Table)、1IDによるUIT(User Inf
ormation Table)が設定されるようになされている。な
おDITは、残り16ID分がリザーブに設定されるよ
うになされている。
【0054】ここでVITは、その物理トラックセット
IDがVSITに記録され、これによりVSITの記録
を基準にしてこのVITをアクセスできるようになさ
れ、さらにはDIT全体をアクセスできるようになされ
ている。なおVITは、物理トラックセットIDと一致
するように論理トラックセットIDが設定される。VI
Tは、このDITが割り当てられた論理ボリュームのボ
リュームラベル、ユーザートラックセットの最初の物理
トラックセットID、最後の物理トラックセットIDが
割り当てられる。
IDがVSITに記録され、これによりVSITの記録
を基準にしてこのVITをアクセスできるようになさ
れ、さらにはDIT全体をアクセスできるようになされ
ている。なおVITは、物理トラックセットIDと一致
するように論理トラックセットIDが設定される。VI
Tは、このDITが割り当てられた論理ボリュームのボ
リュームラベル、ユーザートラックセットの最初の物理
トラックセットID、最後の物理トラックセットIDが
割り当てられる。
【0055】BSTは、磁気テープ10における傷等に
よりテープストリーマ3により使用困難と設定された領
域(以下バットスポットと呼ぶ)の位置情報が割り当て
られる。すなわちテープストリーマ3においては、記録
時におけるリードアフタライト、リトライの処理によ
り、誤り訂正困難なビット誤りが発生した場合には、こ
の領域以降のデータについては、改めて磁気テープに記
録し直す。テープストリーマ3においては、このように
して改めて磁気テープに記録し直してなるデータに対し
て、このデータを本来記録すべき領域をバッドスポット
と定義する。BSTは、このようなバッドスポットの開
始端の物理トラックセットID、終了端の物理トラック
セットIDが記録される。
よりテープストリーマ3により使用困難と設定された領
域(以下バットスポットと呼ぶ)の位置情報が割り当て
られる。すなわちテープストリーマ3においては、記録
時におけるリードアフタライト、リトライの処理によ
り、誤り訂正困難なビット誤りが発生した場合には、こ
の領域以降のデータについては、改めて磁気テープに記
録し直す。テープストリーマ3においては、このように
して改めて磁気テープに記録し直してなるデータに対し
て、このデータを本来記録すべき領域をバッドスポット
と定義する。BSTは、このようなバッドスポットの開
始端の物理トラックセットID、終了端の物理トラック
セットIDが記録される。
【0056】LIDT(Logical ID Table)は、ブロッ
ク毎の高速検索に使用され、200論理トラックセット
ID毎に、ファイル番号、物理トラックセットID、ブ
ロック番号のデータが記録される。これによりテープス
トリーマ3では、アクセス対象であるブロックの位置を
大まかに検出して高速度で頭出しできるようになされて
いる。
ク毎の高速検索に使用され、200論理トラックセット
ID毎に、ファイル番号、物理トラックセットID、ブ
ロック番号のデータが記録される。これによりテープス
トリーマ3では、アクセス対象であるブロックの位置を
大まかに検出して高速度で頭出しできるようになされて
いる。
【0057】FITは、テープマークの物理トラックセ
ットIDと各ブロックのブロック番号を記録して形成さ
れる。UTは、ボリュームが更新されたか否かを示す情
報であり、更新の有無を示すステータスデータが、更新
前はFFFFFFFFhとされ、更新後は000000
00hとされる。
ットIDと各ブロックのブロック番号を記録して形成さ
れる。UTは、ボリュームが更新されたか否かを示す情
報であり、更新の有無を示すステータスデータが、更新
前はFFFFFFFFhとされ、更新後は000000
00hとされる。
【0058】(1−2−1)テープストリーマの概略構
成 図10は、このようなフォーマットに係るテープストリ
ーマ3を示すブロック図である。テープストリーマ3に
おいて、SCSIインターフェース(SCSIIF)2
1は、SCSIインターフェースによりCPUユニット
5に接続され、またCPUユニットを使用しない場合に
は、直接ホストコンピュータに接続される。SCSIイ
ンターフェース21は、記録に供するユーザーデータを
入力してメモリコントローラ22に出力し、またメモリ
コントローラ22から出力される再生されたデータをホ
ストコンピュータに向けて出力する。またSCSIイン
ターフェース21は、CPUユニット5、ホストコンピ
ュータ8からのコマンドをメモリコントローラ22を介
してメインCPU部23に通知する。またこれとは逆に
メインCPUから出力されるステータス等をメモリコン
トローラ22を介して受け、このステータス等をホスト
コンピュータ8、CPUユニット5に出力する。
成 図10は、このようなフォーマットに係るテープストリ
ーマ3を示すブロック図である。テープストリーマ3に
おいて、SCSIインターフェース(SCSIIF)2
1は、SCSIインターフェースによりCPUユニット
5に接続され、またCPUユニットを使用しない場合に
は、直接ホストコンピュータに接続される。SCSIイ
ンターフェース21は、記録に供するユーザーデータを
入力してメモリコントローラ22に出力し、またメモリ
コントローラ22から出力される再生されたデータをホ
ストコンピュータに向けて出力する。またSCSIイン
ターフェース21は、CPUユニット5、ホストコンピ
ュータ8からのコマンドをメモリコントローラ22を介
してメインCPU部23に通知する。またこれとは逆に
メインCPUから出力されるステータス等をメモリコン
トローラ22を介して受け、このステータス等をホスト
コンピュータ8、CPUユニット5に出力する。
【0059】メモリコントローラ22は、SCSIイン
ターフェース21を介して入力されるユーザーデータを
バッファメモリ24に一時保持し、さらにこのバッファ
メモリ24に保持したデータを続くECCエンコーダ
(ECCENC)25の処理に応じたタイミングにより
出力する。なおメモリコントローラ22は、ブロック管
理テーブルのデータ、上述したDIT等ついては、メイ
ンCPU部23から対応するデータを入力してバッファ
メモリ24に一時保持し、ECCエンコーダ25に出力
する。またこれとは逆に再生時、メモリコントローラ2
2は、ECCデコーダ26の処理に同期したタイミング
により、これらECCデコーダ(ECCDEC)26よ
り出力されるユーザーデータ等をバッファメモリ24に
一時保持し、さらにこの保持したユーザーデータをSC
SIインターフェース21に出力する。また上述したD
IT等にあっては、ECCデコーダ26より出力される
データをメインCPU部23に出力する。またユーザー
データと共に入力されるエラー検出結果については、メ
インCPU部23のアクセスによりこのメインCPU部
23に通知する。
ターフェース21を介して入力されるユーザーデータを
バッファメモリ24に一時保持し、さらにこのバッファ
メモリ24に保持したデータを続くECCエンコーダ
(ECCENC)25の処理に応じたタイミングにより
出力する。なおメモリコントローラ22は、ブロック管
理テーブルのデータ、上述したDIT等ついては、メイ
ンCPU部23から対応するデータを入力してバッファ
メモリ24に一時保持し、ECCエンコーダ25に出力
する。またこれとは逆に再生時、メモリコントローラ2
2は、ECCデコーダ26の処理に同期したタイミング
により、これらECCデコーダ(ECCDEC)26よ
り出力されるユーザーデータ等をバッファメモリ24に
一時保持し、さらにこの保持したユーザーデータをSC
SIインターフェース21に出力する。また上述したD
IT等にあっては、ECCデコーダ26より出力される
データをメインCPU部23に出力する。またユーザー
データと共に入力されるエラー検出結果については、メ
インCPU部23のアクセスによりこのメインCPU部
23に通知する。
【0060】なおバッファメモリ24は、上述した所定
個数のトラックセットに対応する容量を単位としたバン
ク構造により順次入力されるユーザーデータを処理し、
これによりバンクメモリを構成するようになされてい
る。これによりこのテープストリーマ3では、バッファ
メモリ24に構成される1つのバンクを処理の単位とし
て、記録再生の処理を実行し、さらにはリトライの処理
を実行するようになされている。これによりトラックセ
ットにおいては、1つのバンクに満たないデータ量によ
りユーザーデータを記録する場合には、ユーザーデータ
に代えてダーミーデータが記録されたダーミートラック
セットが形成されることになる。
個数のトラックセットに対応する容量を単位としたバン
ク構造により順次入力されるユーザーデータを処理し、
これによりバンクメモリを構成するようになされてい
る。これによりこのテープストリーマ3では、バッファ
メモリ24に構成される1つのバンクを処理の単位とし
て、記録再生の処理を実行し、さらにはリトライの処理
を実行するようになされている。これによりトラックセ
ットにおいては、1つのバンクに満たないデータ量によ
りユーザーデータを記録する場合には、ユーザーデータ
に代えてダーミーデータが記録されたダーミートラック
セットが形成されることになる。
【0061】ECCエンコーダ25は、メモリコントロ
ーラ22より出力されるデータに誤り訂正符号を生成し
て付加することにより、また同期パターン等を付加する
ことにより、図6について上述したECCブロックを構
成する。さらにECCエンコーダ25は、このECCブ
ロックによるデータを磁気ヘッドの配置に対応する複数
系統により出力する。さらにこのときECCエンコーダ
25は、所定順序によりこれらのデータを出力し、これ
によりトラック間インターリーブ、ワードインターリー
ブの処理を実行する。
ーラ22より出力されるデータに誤り訂正符号を生成し
て付加することにより、また同期パターン等を付加する
ことにより、図6について上述したECCブロックを構
成する。さらにECCエンコーダ25は、このECCブ
ロックによるデータを磁気ヘッドの配置に対応する複数
系統により出力する。さらにこのときECCエンコーダ
25は、所定順序によりこれらのデータを出力し、これ
によりトラック間インターリーブ、ワードインターリー
ブの処理を実行する。
【0062】イコライザ28は、記録用ヘッドの配列に
対応する複数系統によりECCエンコーダ25より出力
されるデータをシリアルデータ列に変換し、さらに磁気
テープ10の記録に適した方式により変調する。これに
よりイコライザ28は、記録用ヘッドの駆動に供する駆
動信号を生成し、この駆動信号により回転ドラム29に
搭載された記録用ヘッドを駆動する。
対応する複数系統によりECCエンコーダ25より出力
されるデータをシリアルデータ列に変換し、さらに磁気
テープ10の記録に適した方式により変調する。これに
よりイコライザ28は、記録用ヘッドの駆動に供する駆
動信号を生成し、この駆動信号により回転ドラム29に
搭載された記録用ヘッドを駆動する。
【0063】回転ドラム29は、所定系統の記録用ヘッ
ド、この記録用ヘッドの走査軌跡を走査する再生用ヘッ
ドが配置され、サーボ回路31の制御により所定の回転
速度により回転する。これによりテープストリーマ3
は、所定速度により走行する磁気テープ10に順次斜め
トラックを形成し、ユーザーデータ等を記録するように
なされ、また再生用ヘッドにより記録結果をモニタでき
るようになされている。
ド、この記録用ヘッドの走査軌跡を走査する再生用ヘッ
ドが配置され、サーボ回路31の制御により所定の回転
速度により回転する。これによりテープストリーマ3
は、所定速度により走行する磁気テープ10に順次斜め
トラックを形成し、ユーザーデータ等を記録するように
なされ、また再生用ヘッドにより記録結果をモニタでき
るようになされている。
【0064】イコライザ30は、記録時、再生時、回転
ドラム29に搭載された再生用ヘッドより再生信号を受
け、この再生信号を波形等化、復調処理することにより
磁気テープ10に記録されたデータを再生する。
ドラム29に搭載された再生用ヘッドより再生信号を受
け、この再生信号を波形等化、復調処理することにより
磁気テープ10に記録されたデータを再生する。
【0065】ECCデコーダ26は、このイコライザ3
0の出力データを取り込み、記録時に付加した誤り訂正
符号により誤り訂正処理する。さらにECCデコーダ2
6は、このようにして誤り訂正処理して得られるユーザ
ーデータ等を誤り訂正処理結果であるエラー検出結果と
共にメモリコントローラ22に出力する。これによりテ
ープストリーマ3では、磁気テープ10に記録されたデ
ータをバッファメモリ24を介してホストコンピュータ
8に出力し、また必要に応じてVSIT等のデータをメ
インCPU部23で取得できるようになされている。
0の出力データを取り込み、記録時に付加した誤り訂正
符号により誤り訂正処理する。さらにECCデコーダ2
6は、このようにして誤り訂正処理して得られるユーザ
ーデータ等を誤り訂正処理結果であるエラー検出結果と
共にメモリコントローラ22に出力する。これによりテ
ープストリーマ3では、磁気テープ10に記録されたデ
ータをバッファメモリ24を介してホストコンピュータ
8に出力し、また必要に応じてVSIT等のデータをメ
インCPU部23で取得できるようになされている。
【0066】またECCデコーダ26は、このようにし
て得られるエラー検出結果をバッファメモリ24を介し
てメインCPU部23に通知し、これによりメインCP
U部23の制御により必要に応じてリトライ等の処理を
実行できるようになされている。なおECCデコーダ2
6は、ユーザーデータの記録時にあっては、単に誤り検
出の処理を実行し、その結果得られるエラー検出結果を
ユーザーデータ等と共にバッファメモリ24に記録し、
これによりリードアフタライトの処理において記録され
たデータを正しく再生できたか否か判断できるようにす
る。なおECCデコーダ26は、このようなエラー検出
結果を対応するエラーフラグのセットによりバッファメ
モリ24に格納する。
て得られるエラー検出結果をバッファメモリ24を介し
てメインCPU部23に通知し、これによりメインCP
U部23の制御により必要に応じてリトライ等の処理を
実行できるようになされている。なおECCデコーダ2
6は、ユーザーデータの記録時にあっては、単に誤り検
出の処理を実行し、その結果得られるエラー検出結果を
ユーザーデータ等と共にバッファメモリ24に記録し、
これによりリードアフタライトの処理において記録され
たデータを正しく再生できたか否か判断できるようにす
る。なおECCデコーダ26は、このようなエラー検出
結果を対応するエラーフラグのセットによりバッファメ
モリ24に格納する。
【0067】かくするにつきメインCPU部23は、ラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)33にワークエリアを
確保して、SCSIインターフェース21を介して入力
されるコマンドに応動して所定の処理手順を実行する中
央処理ユニットを主に構成され、このテープストリーマ
3全体の動作を制御し、また必要に応じてホストコンピ
ュータ8にステータスを通知する。またこの処理におい
て、必要に応じてバッファメモリ24をアクセスして磁
気テープ10より再生したVSIT、DIT等の情報を
取得し、さらにこの情報を基準にして磁気テープ10の
駆動系等の動作を制御する。またユーザーデータを記録
した後においては、対応するDIT、VSITの書き換
えるように、全体の動作を制御する。
ンダムアクセスメモリ(RAM)33にワークエリアを
確保して、SCSIインターフェース21を介して入力
されるコマンドに応動して所定の処理手順を実行する中
央処理ユニットを主に構成され、このテープストリーマ
3全体の動作を制御し、また必要に応じてホストコンピ
ュータ8にステータスを通知する。またこの処理におい
て、必要に応じてバッファメモリ24をアクセスして磁
気テープ10より再生したVSIT、DIT等の情報を
取得し、さらにこの情報を基準にして磁気テープ10の
駆動系等の動作を制御する。またユーザーデータを記録
した後においては、対応するDIT、VSITの書き換
えるように、全体の動作を制御する。
【0068】システムコントローラ(シスコン)34
は、デュアルポートRAM(DP−RAM)35を介し
て実行するメインCPU部23との間のデータ交換によ
り、テープストリーマ3のメカ系の動作を制御する。す
なわちテープストリーマ3において、センサ37は、カ
セット挿入口等に配置され、例えば磁気テープ10をロ
ーディング可能か否か等を検出してサーボ回路31に通
知する。キャプスタンモータ(M)36は、サーボ回路
31の制御により磁気テープ10を走行させる。固定ヘ
ッド38は、磁気テープ10の長手トラック10A及び
10Bを形成し、また長手トラック10A及び10Bの
再生信号をサーボ回路31に出力する。
は、デュアルポートRAM(DP−RAM)35を介し
て実行するメインCPU部23との間のデータ交換によ
り、テープストリーマ3のメカ系の動作を制御する。す
なわちテープストリーマ3において、センサ37は、カ
セット挿入口等に配置され、例えば磁気テープ10をロ
ーディング可能か否か等を検出してサーボ回路31に通
知する。キャプスタンモータ(M)36は、サーボ回路
31の制御により磁気テープ10を走行させる。固定ヘ
ッド38は、磁気テープ10の長手トラック10A及び
10Bを形成し、また長手トラック10A及び10Bの
再生信号をサーボ回路31に出力する。
【0069】サーボ回路31は、センサ37によるテー
プカセットの検出結果に基づいて、所定の駆動系を駆動
してテープカセットの装填、排出等の処理を実行し、ま
た磁気テープ10のローディング、アンローディング等
の処理を実行する。またサーボ回路31は、回転ドラム
29を回転駆動し、この回転ドラム29の回転位相を基
準にしたCTLトラック10Aの再生結果の判定によ
り、キャプスタンモータ36の回転速度を制御し、これ
によりトラッキング制御の処理を実行する。なおサーボ
回路31は、再生時にあっては、磁気テープ10の斜め
トラックに割り当てられたトラッキング制御用のパイロ
ット信号を基準にしてこれらトラッキング制御の処理を
実行する。
プカセットの検出結果に基づいて、所定の駆動系を駆動
してテープカセットの装填、排出等の処理を実行し、ま
た磁気テープ10のローディング、アンローディング等
の処理を実行する。またサーボ回路31は、回転ドラム
29を回転駆動し、この回転ドラム29の回転位相を基
準にしたCTLトラック10Aの再生結果の判定によ
り、キャプスタンモータ36の回転速度を制御し、これ
によりトラッキング制御の処理を実行する。なおサーボ
回路31は、再生時にあっては、磁気テープ10の斜め
トラックに割り当てられたトラッキング制御用のパイロ
ット信号を基準にしてこれらトラッキング制御の処理を
実行する。
【0070】これに対して磁気テープ10を初期化する
場合、サーボ回路31は、磁気テープ10を所定の走行
速度で走行させた状態で固定ヘッド38を駆動すること
により、磁気テープ10に長手トラック10A及び10
Bを形成する。またサーボ回路31は、固定ヘッド38
より得られる再生信号を処理して、管理用データを再生
し、この管理用データをシステムコントローラ34に出
力する。なおこの管理用データに割り当てられたタイム
コードについては、タイムコードレコーダ(TCR)4
0に出力する。
場合、サーボ回路31は、磁気テープ10を所定の走行
速度で走行させた状態で固定ヘッド38を駆動すること
により、磁気テープ10に長手トラック10A及び10
Bを形成する。またサーボ回路31は、固定ヘッド38
より得られる再生信号を処理して、管理用データを再生
し、この管理用データをシステムコントローラ34に出
力する。なおこの管理用データに割り当てられたタイム
コードについては、タイムコードレコーダ(TCR)4
0に出力する。
【0071】タイムコードレコーダ40は、この初期化
の処理において、順次タイムコードを生成してサーボ回
路31に出力し、サーボ回路31は、このタイムコード
により、またシステムコントローラ34より出力される
各種データにより管理用データを生成して固定ヘッド3
8を駆動する。これに対して記録時、再生時、サーボ回
路31より得られるタイムコードをトラックセットID
に変換して出力する。
の処理において、順次タイムコードを生成してサーボ回
路31に出力し、サーボ回路31は、このタイムコード
により、またシステムコントローラ34より出力される
各種データにより管理用データを生成して固定ヘッド3
8を駆動する。これに対して記録時、再生時、サーボ回
路31より得られるタイムコードをトラックセットID
に変換して出力する。
【0072】システムコントローラ34は、このサーボ
回路31の動作を制御する他に、メインCPU部23を
介してタイムコードレコーダ40から出力されるトラッ
クセットIDをECCエンコーダ25等に出力する。
回路31の動作を制御する他に、メインCPU部23を
介してタイムコードレコーダ40から出力されるトラッ
クセットIDをECCエンコーダ25等に出力する。
【0073】インターフェースCPU(IFCPU)4
1は、DP−RAM42を介してメインCPU部23と
の間でデータ交換し、これにより棚6A、エレベータ6
Bにおいてテープカセットの情報を取得できるようにな
され、さらには他のコンピュータシステムとデータ通信
できるようになされている。
1は、DP−RAM42を介してメインCPU部23と
の間でデータ交換し、これにより棚6A、エレベータ6
Bにおいてテープカセットの情報を取得できるようにな
され、さらには他のコンピュータシステムとデータ通信
できるようになされている。
【0074】すなわちテープストリーマ3において、棚
6A等に配置されたリーダライタは、アンテナ(AN
T)44からテープカセット45の背面に配置されたI
Cタグ46に電波を送信し、この電波によりICタグ4
6から応答が得られると、このICタグとの間でテープ
カセット45に関する種々の情報を送受する。
6A等に配置されたリーダライタは、アンテナ(AN
T)44からテープカセット45の背面に配置されたI
Cタグ46に電波を送信し、この電波によりICタグ4
6から応答が得られると、このICタグとの間でテープ
カセット45に関する種々の情報を送受する。
【0075】ディスプレイCPU49は、メモリラベル
インターフェース47を介してこのICタグの間で送受
するデータをインターフェースCPU41との間で入出
力する。またディスプレイCPU49は、インターフェ
ースCPU41を介して入力されるデータに応じて所定
の表示画面に種々のデータを表示する。なおこの表示と
しては、テープストリーマ3に装填されたテープカセッ
トの情報の表示等である。
インターフェース47を介してこのICタグの間で送受
するデータをインターフェースCPU41との間で入出
力する。またディスプレイCPU49は、インターフェ
ースCPU41を介して入力されるデータに応じて所定
の表示画面に種々のデータを表示する。なおこの表示と
しては、テープストリーマ3に装填されたテープカセッ
トの情報の表示等である。
【0076】SIO50は、たとえばRS−232C、
RS−422等のシリアルインターフェースであり、メ
ンテナンス用の情報を外部機器との間で送受する。イー
サIOは、イーサネット(登録商標)のインターフェー
スであり、所定のネットワークに接続して種々の情報を
送受できるようになされている。
RS−422等のシリアルインターフェースであり、メ
ンテナンス用の情報を外部機器との間で送受する。イー
サIOは、イーサネット(登録商標)のインターフェー
スであり、所定のネットワークに接続して種々の情報を
送受できるようになされている。
【0077】(1−2−1)バッドスポット検出処理 図11は、図7との対比によりバッドスポットの処理に
係る構成を詳細に示す図表である。この実施の形態にお
いて、各トラックセットは、サブコードデータに誤り訂
正符号CRC(Cyclic Redundancy Check )が付加され
て記録され、これにより誤り訂正困難なビットエラーが
ユーザーデータに発生した場合でも、サブコードデータ
については、正しく再生できるようになされている。
係る構成を詳細に示す図表である。この実施の形態にお
いて、各トラックセットは、サブコードデータに誤り訂
正符号CRC(Cyclic Redundancy Check )が付加され
て記録され、これにより誤り訂正困難なビットエラーが
ユーザーデータに発生した場合でも、サブコードデータ
については、正しく再生できるようになされている。
【0078】さらに図12に示すように、各トラックセ
ットは、上述した論理トラックセットID等に加えて、
バッドスポットID数(BSID数)、ID番号(ID
番号)のデータ、バンクIDがサブコードデータに設定
される。
ットは、上述した論理トラックセットID等に加えて、
バッドスポットID数(BSID数)、ID番号(ID
番号)のデータ、バンクIDがサブコードデータに設定
される。
【0079】ここでバッドスポットID数は、所定の位
置を基準にして直前のバッドスポットに係るトラックセ
ット数を示すデータであり、この実施の形態では、この
リトライの開始位置を基準にしてこのリトライされたバ
ンクについてのみ有為な数値が設定され、リトライされ
ていないバンクにおいては値0に設定される。これによ
りバッドスポットID数は、各バンクにおいて、直前の
バッドスポットに係るトラックセット数を示すことにな
る。
置を基準にして直前のバッドスポットに係るトラックセ
ット数を示すデータであり、この実施の形態では、この
リトライの開始位置を基準にしてこのリトライされたバ
ンクについてのみ有為な数値が設定され、リトライされ
ていないバンクにおいては値0に設定される。これによ
りバッドスポットID数は、各バンクにおいて、直前の
バッドスポットに係るトラックセット数を示すことにな
る。
【0080】これに対してID番号は、1つのバンクの
構成するトラックセットの数を示し、バンクIDは、各
バンクにおけるトラックセットの順番を示す。これによ
りこの実施の形態では、このバンクIDにより各バンク
で1つでもサブコードが正しく再生されると、このトラ
ックセットの属するバンクの先頭トラックセットを検出
できるようになされている。またこの正しく再生された
トラックセットがバッドスポット直後のバンクに属する
ものの場合、バッドスポットID数に基づいて、このバ
ンクの先頭トラックセットからバッドスポットのトラッ
クセットを検出できるようになされている。
構成するトラックセットの数を示し、バンクIDは、各
バンクにおけるトラックセットの順番を示す。これによ
りこの実施の形態では、このバンクIDにより各バンク
で1つでもサブコードが正しく再生されると、このトラ
ックセットの属するバンクの先頭トラックセットを検出
できるようになされている。またこの正しく再生された
トラックセットがバッドスポット直後のバンクに属する
ものの場合、バッドスポットID数に基づいて、このバ
ンクの先頭トラックセットからバッドスポットのトラッ
クセットを検出できるようになされている。
【0081】これにより図12に示す例においては、論
理ID00〜07のトラックセットによるバンクについ
ては正しく再生でき、この場合、各トラックセットのバ
ッドスポットID数に値00、ID番号に値8が設定さ
れ、さらに論理ID00〜07のトラックセットに値0
〜値7のバンクIDが順次設定されることになる。また
続く論理ID08〜15のトラックセットによるバンク
については、各トラックセットのバッドスポットID
数、ID番号が、値00、値8にそれぞれ設定され、さ
らに論理ID08〜15のトラックセットに値0〜値7
のバンクIDが順次設定されることになる。このときこ
の論理ID08〜15のトラックセットに誤り訂正困難
なビットエラーが発生した場合、この論理ID08〜1
5のトラックセットがバッドスポットに設定されて、リ
トライの処理によりこれらのトラックセットが再び記録
され、この再び記録されるトラックセットにおいては、
バッドスポットID数が直前のバッドスポットに係るト
ラックセット数である値8に設定される。またこの再び
記録したトラックセットに誤り訂正困難なビットエラー
が発生した場合、さらなるリトライの処理によりこの再
び記録した論理ID08〜15のトラックセットが再度
バッドスポットに設定されて再び記録され、この再び記
録されるトラックセットにおいては、バッドスポットI
D数が直前のバッドスポットに係るトラックセット数で
ある値16に設定される。さらにこのようにして論理I
D08〜15のトラックセットを繰り返し記録して正し
く記録を完了すると、続く論理ID16〜23のトラッ
クセットによるバンクについては、各トラックセットの
バッドスポットID数、ID番号が、値00、値8にそ
れぞれ設定されることになる。
理ID00〜07のトラックセットによるバンクについ
ては正しく再生でき、この場合、各トラックセットのバ
ッドスポットID数に値00、ID番号に値8が設定さ
れ、さらに論理ID00〜07のトラックセットに値0
〜値7のバンクIDが順次設定されることになる。また
続く論理ID08〜15のトラックセットによるバンク
については、各トラックセットのバッドスポットID
数、ID番号が、値00、値8にそれぞれ設定され、さ
らに論理ID08〜15のトラックセットに値0〜値7
のバンクIDが順次設定されることになる。このときこ
の論理ID08〜15のトラックセットに誤り訂正困難
なビットエラーが発生した場合、この論理ID08〜1
5のトラックセットがバッドスポットに設定されて、リ
トライの処理によりこれらのトラックセットが再び記録
され、この再び記録されるトラックセットにおいては、
バッドスポットID数が直前のバッドスポットに係るト
ラックセット数である値8に設定される。またこの再び
記録したトラックセットに誤り訂正困難なビットエラー
が発生した場合、さらなるリトライの処理によりこの再
び記録した論理ID08〜15のトラックセットが再度
バッドスポットに設定されて再び記録され、この再び記
録されるトラックセットにおいては、バッドスポットI
D数が直前のバッドスポットに係るトラックセット数で
ある値16に設定される。さらにこのようにして論理I
D08〜15のトラックセットを繰り返し記録して正し
く記録を完了すると、続く論理ID16〜23のトラッ
クセットによるバンクについては、各トラックセットの
バッドスポットID数、ID番号が、値00、値8にそ
れぞれ設定されることになる。
【0082】メインCPU23は、このようにしてセッ
トしたサブコードを基準にしてバッドスポットを検出す
る。さらにこのバッドスポット検出結果により必要に応
じてリカバリーの処理を実行し、この処理においてこの
ようにしてセットしたサブコードを基準にしてバッドス
ポットを検出する。
トしたサブコードを基準にしてバッドスポットを検出す
る。さらにこのバッドスポット検出結果により必要に応
じてリカバリーの処理を実行し、この処理においてこの
ようにしてセットしたサブコードを基準にしてバッドス
ポットを検出する。
【0083】すなわちメインCPU23は、CPUユニ
ット5、ホストコンピュータ等の指示により磁気テープ
10へのアクセスを開始する場合、シスコン34を介し
てサーボ回路37の動作を制御することにより、磁気テ
ープ10をローディングし、VSITを事前に再生して
取得する。さらにこのVSITに従ってホストコンピュ
ータ8により指示されたファイルをアクセス可能に磁気
テープ10を走行させる。
ット5、ホストコンピュータ等の指示により磁気テープ
10へのアクセスを開始する場合、シスコン34を介し
てサーボ回路37の動作を制御することにより、磁気テ
ープ10をローディングし、VSITを事前に再生して
取得する。さらにこのVSITに従ってホストコンピュ
ータ8により指示されたファイルをアクセス可能に磁気
テープ10を走行させる。
【0084】すなわち磁気テープ10に初めてのファイ
ルを記録する場合には、VSITから所定の間隔を開け
てDITを記録し、続いてホストコンピュータ8より出
力されるデータを順次磁気テープ10に記録する。また
以前に記録したファイルに追記する場合、VSITの記
録を基準にして対応するファイルのDITを再生し、こ
のDITより最後のブロックの終了端を検出し、この終
了端より順次ホストコンピュータ8より入力されるデー
タを記録する。さらに記録の後においては、DIT等を
記録する。またホストコンピュータ8よりデータの再生
が指示された場合、対応するファイルの位置をVSIT
より検出してDITをアクセスし、このDITの記録に
従って磁気テープ10に記録されたデータを再生する。
ルを記録する場合には、VSITから所定の間隔を開け
てDITを記録し、続いてホストコンピュータ8より出
力されるデータを順次磁気テープ10に記録する。また
以前に記録したファイルに追記する場合、VSITの記
録を基準にして対応するファイルのDITを再生し、こ
のDITより最後のブロックの終了端を検出し、この終
了端より順次ホストコンピュータ8より入力されるデー
タを記録する。さらに記録の後においては、DIT等を
記録する。またホストコンピュータ8よりデータの再生
が指示された場合、対応するファイルの位置をVSIT
より検出してDITをアクセスし、このDITの記録に
従って磁気テープ10に記録されたデータを再生する。
【0085】このような一連の処理において、メインC
PU23は、記録時、DITに記録されたBST(図
9)に従ってバッドスポットについては記録しないよう
に、シスコン34の制御によりメインコントローラ22
の動作を制御する。これに対して再生時においては、メ
インCPU23は、順次磁気テープ10を再生し、BS
Tに従ってバッドスポットから得られるユーザーデータ
についてはホストコンピュータに送出しないようにし、
これによりバッドスポットを除くデータエリアから得ら
れるユーザーデータをホストコンピュータに選択的に出
力する。この再生の処理において、メインCPU23
は、図12について上述したバッドスポットID数等を
基準にしてバッドスポットを別途検出し、このバッドス
ポットの検出結果とBSTとの間に相違が検出される
と、この場合、この該当するファイルの記録時、バッド
スポットの記録であるBSTの更新が何らかの理由で完
了しないうちに動作が終了したと考えられることによ
り、リカバリーが必要である旨、ホストコンピュータに
通知する。なおメインCPU23は、このバッドスポッ
トを記録したBST以外についても、DITを構成する
FIT、LIOT等が再生結果と相違する場合、リカバ
リーが必要である旨、ホストコンピュータに通知する。
PU23は、記録時、DITに記録されたBST(図
9)に従ってバッドスポットについては記録しないよう
に、シスコン34の制御によりメインコントローラ22
の動作を制御する。これに対して再生時においては、メ
インCPU23は、順次磁気テープ10を再生し、BS
Tに従ってバッドスポットから得られるユーザーデータ
についてはホストコンピュータに送出しないようにし、
これによりバッドスポットを除くデータエリアから得ら
れるユーザーデータをホストコンピュータに選択的に出
力する。この再生の処理において、メインCPU23
は、図12について上述したバッドスポットID数等を
基準にしてバッドスポットを別途検出し、このバッドス
ポットの検出結果とBSTとの間に相違が検出される
と、この場合、この該当するファイルの記録時、バッド
スポットの記録であるBSTの更新が何らかの理由で完
了しないうちに動作が終了したと考えられることによ
り、リカバリーが必要である旨、ホストコンピュータに
通知する。なおメインCPU23は、このバッドスポッ
トを記録したBST以外についても、DITを構成する
FIT、LIOT等が再生結果と相違する場合、リカバ
リーが必要である旨、ホストコンピュータに通知する。
【0086】図13は、図8との対比によりDITのリ
カバリー処理の説明に供する略線図である。すなわちメ
インCPU23は、リカバリー処理のコマンドがホスト
装置より入力されると、このコマンドに付加されたリカ
バリー処理のモードを検出する。ここでこのモードがB
ST、FIT、LIOT等のDITを構成するデータの
再構築を指示するものの場合、メインCPU23は、必
要に応じて物理的な磁気テープ10の始端PBOTまで
磁気テープ10を巻き戻しした後、早送り再生によりV
SITを頭出しする。さらに矢印Aにより示すように、
VSITを再生し、このVSITより再構築に係るDI
Tについて、対応するユーザーデータであるファイルの
位置を検出する。
カバリー処理の説明に供する略線図である。すなわちメ
インCPU23は、リカバリー処理のコマンドがホスト
装置より入力されると、このコマンドに付加されたリカ
バリー処理のモードを検出する。ここでこのモードがB
ST、FIT、LIOT等のDITを構成するデータの
再構築を指示するものの場合、メインCPU23は、必
要に応じて物理的な磁気テープ10の始端PBOTまで
磁気テープ10を巻き戻しした後、早送り再生によりV
SITを頭出しする。さらに矢印Aにより示すように、
VSITを再生し、このVSITより再構築に係るDI
Tについて、対応するユーザーデータであるファイルの
位置を検出する。
【0087】このようにして処理対象のファイル位置が
検出されると、メインCPU23は、同様の早送りによ
り対応するファイルの記録開始位置BODまで磁気テー
プ10を走行させた後、矢印Bにより示すように、この
ファイルを再生する。メインCPU23は、この再生の
際に、処理モードに係るDITファイルのパラメータを
構築し、このファイルのEODが検出されると、このフ
ァイルに対応するDITを頭出しする。メインCPU2
3は、矢印Cにより示すように、再生の処理により取得
した各種パラメータによりDITを記録し直し、これに
よりDITを再構築する。メインCPU23は、DIT
の再構築を終了すると、必要に応じて磁気テープを巻き
戻してこの処理を終了する。
検出されると、メインCPU23は、同様の早送りによ
り対応するファイルの記録開始位置BODまで磁気テー
プ10を走行させた後、矢印Bにより示すように、この
ファイルを再生する。メインCPU23は、この再生の
際に、処理モードに係るDITファイルのパラメータを
構築し、このファイルのEODが検出されると、このフ
ァイルに対応するDITを頭出しする。メインCPU2
3は、矢印Cにより示すように、再生の処理により取得
した各種パラメータによりDITを記録し直し、これに
よりDITを再構築する。メインCPU23は、DIT
の再構築を終了すると、必要に応じて磁気テープを巻き
戻してこの処理を終了する。
【0088】メインCPU23は、BSTの記録と再生
により検出されたバッドスポットとの相違によるリカバ
リー処理の場合、対応するファイルを再生する際に、所
定のバッドスポット検出処理を実行し、これによりバッ
ドスポットの論理IDを検出する。さらにこの検出した
論理IDによりBSTを構築し直してDITを再構築す
る。
により検出されたバッドスポットとの相違によるリカバ
リー処理の場合、対応するファイルを再生する際に、所
定のバッドスポット検出処理を実行し、これによりバッ
ドスポットの論理IDを検出する。さらにこの検出した
論理IDによりBSTを構築し直してDITを再構築す
る。
【0089】図14は、このリカバリーの処理における
バッドスポット(BS)検出処理を示すフローチャート
である。メインCPU23は、各トラックセット毎にこ
の処理手順を実行する。すなわちメインCPU23は、
1つのトラックセットを再生すると、ステップSP1か
らステップSP2に移り、この再生したトラックセット
を既にデータエリアに仮設定しているか否か判断する。
ここで否定結果が得られると、メインCPU23は、ス
テップSP3に移り、誤り訂正困難なビット誤りが発生
することなく、このトラックセットを正しく再生できた
か否か判断する。
バッドスポット(BS)検出処理を示すフローチャート
である。メインCPU23は、各トラックセット毎にこ
の処理手順を実行する。すなわちメインCPU23は、
1つのトラックセットを再生すると、ステップSP1か
らステップSP2に移り、この再生したトラックセット
を既にデータエリアに仮設定しているか否か判断する。
ここで否定結果が得られると、メインCPU23は、ス
テップSP3に移り、誤り訂正困難なビット誤りが発生
することなく、このトラックセットを正しく再生できた
か否か判断する。
【0090】ここで肯定結果が得られると、メインCP
U23は、ステップSP4に移り、このトラックセット
の属するバンクをデータエリアに仮設定する。ここでこ
のトラックセットの仮設定は、この再生したトラックセ
ットのID番号、バンクIDを基準にして実行される。
すなわち例えば再生したトラックセットのバンクIDが
値1であり、ID番号が8の場合、直前に再生したトラ
ックセットが正しく再生出来なかった場合でも、この直
前に再生したトラックセット、以後に再生する6つのト
ラックセットを含めた8つのトラックセットをデータエ
リアに仮設定する。
U23は、ステップSP4に移り、このトラックセット
の属するバンクをデータエリアに仮設定する。ここでこ
のトラックセットの仮設定は、この再生したトラックセ
ットのID番号、バンクIDを基準にして実行される。
すなわち例えば再生したトラックセットのバンクIDが
値1であり、ID番号が8の場合、直前に再生したトラ
ックセットが正しく再生出来なかった場合でも、この直
前に再生したトラックセット、以後に再生する6つのト
ラックセットを含めた8つのトラックセットをデータエ
リアに仮設定する。
【0091】メインCPU23は、ステップSP4の処
理を実行すると、ステップSP5に移る。ここでメイン
CPU23は、再生したトラックセットのバッドスポッ
トID数が値0か否か判断する。ここでバッドスポット
ID数が値0以外の数値の場合、メインCPU23は、
ステップSP6に移り、ここでこのバッドスポットID
数の分、再生済みのバンクに係るトラックセットをバッ
ドスポットに設定した後、ステップSP7に移る。これ
に対してステップSP5で肯定結果が得られると、直接
ステップSP7に移る。
理を実行すると、ステップSP5に移る。ここでメイン
CPU23は、再生したトラックセットのバッドスポッ
トID数が値0か否か判断する。ここでバッドスポット
ID数が値0以外の数値の場合、メインCPU23は、
ステップSP6に移り、ここでこのバッドスポットID
数の分、再生済みのバンクに係るトラックセットをバッ
ドスポットに設定した後、ステップSP7に移る。これ
に対してステップSP5で肯定結果が得られると、直接
ステップSP7に移る。
【0092】ここでメインCPU23は、データエリア
への仮設定、データエリア又はバッドスポットへの設定
が実行されたか否か判断し、ここで肯定結果が得られる
と、ステップSP8に移り、仮設定のままに保持された
従前のバンクに係るトラックセットが存在する場合、こ
のバンクのトラックセットをデータエリアに設定した
後、ステップSP9に移ってこの処理手順を終了する。
への仮設定、データエリア又はバッドスポットへの設定
が実行されたか否か判断し、ここで肯定結果が得られる
と、ステップSP8に移り、仮設定のままに保持された
従前のバンクに係るトラックセットが存在する場合、こ
のバンクのトラックセットをデータエリアに設定した
後、ステップSP9に移ってこの処理手順を終了する。
【0093】これによりメインCPU23は、バッドス
ポットを除いて、各バンクで1つでもトラックセットを
正しく再生することができると、バッドスポットを位置
を正しく特定できるようになされている。なお、これに
よりステップSP2及びステップSP3でそれぞれ肯定
結果及び否定結果が得られると、この場合メインCPU
23は、ステップSP2から直接ステップSP8に移っ
てこの処理手順を終了する。またステップSP7で否定
結果が得られると、この場合もメインCPU23は、ス
テップSP9に移ってこの処理手順を終了する。
ポットを除いて、各バンクで1つでもトラックセットを
正しく再生することができると、バッドスポットを位置
を正しく特定できるようになされている。なお、これに
よりステップSP2及びステップSP3でそれぞれ肯定
結果及び否定結果が得られると、この場合メインCPU
23は、ステップSP2から直接ステップSP8に移っ
てこの処理手順を終了する。またステップSP7で否定
結果が得られると、この場合もメインCPU23は、ス
テップSP9に移ってこの処理手順を終了する。
【0094】すなわち図12の場合において、全てのト
ラックセットを正しく再生できた場合、図12(1)に
示すように、先頭のバンクに係る論理ID00〜07の
トラックセットのうち、論理ID00に係る先頭のトラ
ックセットを再生して実行するバッドスポット検出処理
手順におけるステップSP4の処理により、この論理I
D00〜07のトラックセットがデータエリアに仮設定
される(符号1により示す)。
ラックセットを正しく再生できた場合、図12(1)に
示すように、先頭のバンクに係る論理ID00〜07の
トラックセットのうち、論理ID00に係る先頭のトラ
ックセットを再生して実行するバッドスポット検出処理
手順におけるステップSP4の処理により、この論理I
D00〜07のトラックセットがデータエリアに仮設定
される(符号1により示す)。
【0095】さらに図12(2)に示すように、続くバ
ッドスポットに設定された論理ID08〜15のトラッ
クセットのうち、論理ID08に係る先頭のトラックセ
ットを再生して実行するバッドスポット検出処理手順に
おけるステップSP4の処理により、この論理ID08
〜15のトラックセットがデータエリアに仮設定され、
またステップSP7の処理により、データエリアに仮設
定された論理ID00〜07のトラックセットが正式に
データエリアに設定される(符号Dにより示す)。
ッドスポットに設定された論理ID08〜15のトラッ
クセットのうち、論理ID08に係る先頭のトラックセ
ットを再生して実行するバッドスポット検出処理手順に
おけるステップSP4の処理により、この論理ID08
〜15のトラックセットがデータエリアに仮設定され、
またステップSP7の処理により、データエリアに仮設
定された論理ID00〜07のトラックセットが正式に
データエリアに設定される(符号Dにより示す)。
【0096】また図12(3)に示すように、続くバッ
ドスポットに設定された論理ID08〜15のトラック
セットのうち、論理ID08に係る先頭のトラックセッ
トを再生して実行するバッドスポット検出処理手順にお
けるステップSP4の処理により、この論理ID08〜
15のトラックセットがデータエリアに仮設定され、ま
たステップSP6の処理により、直前のバッドスポット
に係る論理ID08〜15のトラックセットがバッドス
ポットに設定される(符号Bにより示す)。
ドスポットに設定された論理ID08〜15のトラック
セットのうち、論理ID08に係る先頭のトラックセッ
トを再生して実行するバッドスポット検出処理手順にお
けるステップSP4の処理により、この論理ID08〜
15のトラックセットがデータエリアに仮設定され、ま
たステップSP6の処理により、直前のバッドスポット
に係る論理ID08〜15のトラックセットがバッドス
ポットに設定される(符号Bにより示す)。
【0097】また図12(4)に示すように、続く論理
ID08〜15のトラックセットのうち、論理ID08
に係る先頭のトラックセットを再生して実行するバッド
スポット検出処理手順におけるステップSP4の処理に
より、この論理ID08〜15のトラックセットがデー
タエリアに仮設定され、またステップSP6の処理によ
り、直前のバッドスポットに係る論理ID08〜15の
トラックセットがバッドスポットに設定される(符号B
により示す)。さらに続くID16〜23のトラックセ
ットのうち、論理ID16に係る先頭のトラックセット
を再生して実行するバッドスポット検出処理手順におけ
るステップSP4の処理により、この論理ID16〜2
3のトラックセットがデータエリアに仮設定され、また
ステップSP6の処理により、直前の論理ID08〜1
5のトラックセットがデータエリアに正式に設定され
る。これにより全てのトラックセットを正しく再生でき
る場合には、バッドスポットを正しく検出できることが
判る。
ID08〜15のトラックセットのうち、論理ID08
に係る先頭のトラックセットを再生して実行するバッド
スポット検出処理手順におけるステップSP4の処理に
より、この論理ID08〜15のトラックセットがデー
タエリアに仮設定され、またステップSP6の処理によ
り、直前のバッドスポットに係る論理ID08〜15の
トラックセットがバッドスポットに設定される(符号B
により示す)。さらに続くID16〜23のトラックセ
ットのうち、論理ID16に係る先頭のトラックセット
を再生して実行するバッドスポット検出処理手順におけ
るステップSP4の処理により、この論理ID16〜2
3のトラックセットがデータエリアに仮設定され、また
ステップSP6の処理により、直前の論理ID08〜1
5のトラックセットがデータエリアに正式に設定され
る。これにより全てのトラックセットを正しく再生でき
る場合には、バッドスポットを正しく検出できることが
判る。
【0098】これに対して図15に示すように、図12
に示す場合において、バッドスポットだけを正しく再生
することが困難だった場合、先頭のバンクに係る論理I
D00〜07のトラックセットのうち、論理ID00に
係る先頭のトラックセットを再生して実行するバッドス
ポット検出処理手順におけるステップSP4の処理によ
り、この論理ID00〜07のトラックセットがデータ
エリアに仮設定される(図15(1))。
に示す場合において、バッドスポットだけを正しく再生
することが困難だった場合、先頭のバンクに係る論理I
D00〜07のトラックセットのうち、論理ID00に
係る先頭のトラックセットを再生して実行するバッドス
ポット検出処理手順におけるステップSP4の処理によ
り、この論理ID00〜07のトラックセットがデータ
エリアに仮設定される(図15(1))。
【0099】続く2つのバッドスポットに係る論理ID
08〜15のトラックセットにおいては、各トラックセ
ットを再生してステップSP2、ステップSP3の処理
手順で否定結果が得られることにより、何らデータエリ
アに仮設定されることなく処理が完了する(図15
(1)、符号0により示す)。
08〜15のトラックセットにおいては、各トラックセ
ットを再生してステップSP2、ステップSP3の処理
手順で否定結果が得られることにより、何らデータエリ
アに仮設定されることなく処理が完了する(図15
(1)、符号0により示す)。
【0100】これに対してこの場合、続くリトライに係
る続く論理ID08〜15のトラックセットのうち、論
理ID08に係る先頭のトラックセットを再生して実行
するバッドスポット検出処理手順におけるステップSP
4の処理により、この論理ID08〜15のトラックセ
ットがデータエリアに仮設定され、またステップSP6
の処理により、直前の2つのバンクによるバッドスポッ
トのトラックセットがバッドスポットに設定される。さ
らにこの場合ステップSP7で肯定結果が得られること
による、ステップSP8による処理により、仮設定のま
ま放置された論理ID00〜07のトラックセットがデ
ータエリアに正式に設定される。なお続く論理ID16
〜23のトラックセットについては、図12について説
明したと同様に処理される。これによりバッドスポット
だけを正しく再生することが困難な場合でも、バッドス
ポットを正しく検出できることが判る。
る続く論理ID08〜15のトラックセットのうち、論
理ID08に係る先頭のトラックセットを再生して実行
するバッドスポット検出処理手順におけるステップSP
4の処理により、この論理ID08〜15のトラックセ
ットがデータエリアに仮設定され、またステップSP6
の処理により、直前の2つのバンクによるバッドスポッ
トのトラックセットがバッドスポットに設定される。さ
らにこの場合ステップSP7で肯定結果が得られること
による、ステップSP8による処理により、仮設定のま
ま放置された論理ID00〜07のトラックセットがデ
ータエリアに正式に設定される。なお続く論理ID16
〜23のトラックセットについては、図12について説
明したと同様に処理される。これによりバッドスポット
だけを正しく再生することが困難な場合でも、バッドス
ポットを正しく検出できることが判る。
【0101】これに対して図16に示すように、バッド
スポットに設定された一部トラックセットと続くデータ
エリアに設定された一部トラックセットが誤って再生さ
れた場合、先頭のバンクに係る論理ID00〜07のト
ラックセットのうち、論理ID00に係る先頭のトラッ
クセットを再生して実行するバッドスポット検出処理手
順におけるステップSP4の処理により、この論理ID
00〜07のトラックセットがデータエリアに仮設定さ
れる(図16(1))。
スポットに設定された一部トラックセットと続くデータ
エリアに設定された一部トラックセットが誤って再生さ
れた場合、先頭のバンクに係る論理ID00〜07のト
ラックセットのうち、論理ID00に係る先頭のトラッ
クセットを再生して実行するバッドスポット検出処理手
順におけるステップSP4の処理により、この論理ID
00〜07のトラックセットがデータエリアに仮設定さ
れる(図16(1))。
【0102】さらに続くバッドスポットに係る論理ID
08〜15のトラックセットにおいては、これらのトラ
ックセットのうちの最初に正しく再生されたトラックセ
ット(論理ID08のトラックセットである)により実
行されるステップSP4の処理により、この論理ID0
8〜15のトラックセットがデータエリアに仮設定され
る(図16(1))。
08〜15のトラックセットにおいては、これらのトラ
ックセットのうちの最初に正しく再生されたトラックセ
ット(論理ID08のトラックセットである)により実
行されるステップSP4の処理により、この論理ID0
8〜15のトラックセットがデータエリアに仮設定され
る(図16(1))。
【0103】また続くバッドスポットに係る論理ID0
8〜15のトラックセットにおいては、各トラックセッ
トを再生してステップSP2、ステップSP3の処理手
順で否定結果が得られることにより、何らデータエリア
に仮設定されることなく処理が完了する(図16
(1))。
8〜15のトラックセットにおいては、各トラックセッ
トを再生してステップSP2、ステップSP3の処理手
順で否定結果が得られることにより、何らデータエリア
に仮設定されることなく処理が完了する(図16
(1))。
【0104】さらにリトライに係る論理ID08〜15
のトラックセットにおいては、これらのトラックセット
のうちの最初に正しく再生されたトラックセット(論理
ID10のトラックセットである)によるステップSP
4の処理により、このリトライに係る論理ID08〜1
5のトラックセットがデータエリアに仮設定され(図1
6(2))、さらにこの論理ID10のトラックセット
によるステップSP6の処理により、2つのバンクに係
るバッドスポットのトラックセットがバッドスポットに
設定される。さらに続くステップSP8における処理に
より、仮設定のままの放置された最初のバンクに係るト
ラックセットがデータエリアに設定される(図16
(2))。なお続く論理ID16〜23のトラックセッ
トについては、図12について説明したと同様に処理さ
れる(図16(3))。これによりバッドスポットに設
定された一部トラックセットと続くデータエリアに設定
された一部トラックセットが誤って再生された場合で
も、バッドスポットを正しく検出できることが判る。
のトラックセットにおいては、これらのトラックセット
のうちの最初に正しく再生されたトラックセット(論理
ID10のトラックセットである)によるステップSP
4の処理により、このリトライに係る論理ID08〜1
5のトラックセットがデータエリアに仮設定され(図1
6(2))、さらにこの論理ID10のトラックセット
によるステップSP6の処理により、2つのバンクに係
るバッドスポットのトラックセットがバッドスポットに
設定される。さらに続くステップSP8における処理に
より、仮設定のままの放置された最初のバンクに係るト
ラックセットがデータエリアに設定される(図16
(2))。なお続く論理ID16〜23のトラックセッ
トについては、図12について説明したと同様に処理さ
れる(図16(3))。これによりバッドスポットに設
定された一部トラックセットと続くデータエリアに設定
された一部トラックセットが誤って再生された場合で
も、バッドスポットを正しく検出できることが判る。
【0105】これに対して図17に示すように、データ
エリアに設定された一部トラックセットのみが誤って再
生された場合、先頭のバンクに係る論理ID00〜07
のトラックセットのうち、論理ID00に係る先頭のト
ラックセットを再生して実行するバッドスポット検出処
理手順におけるステップSP4の処理により、このバン
クのトラックの何れかを正しく再生できない場合でも、
この論理ID00〜07のトラックセットがデータエリ
アに仮設定される(図17(1))。
エリアに設定された一部トラックセットのみが誤って再
生された場合、先頭のバンクに係る論理ID00〜07
のトラックセットのうち、論理ID00に係る先頭のト
ラックセットを再生して実行するバッドスポット検出処
理手順におけるステップSP4の処理により、このバン
クのトラックの何れかを正しく再生できない場合でも、
この論理ID00〜07のトラックセットがデータエリ
アに仮設定される(図17(1))。
【0106】その後においては、図12について上述し
たと同様にして順次データエリア、バッドスポットのト
ラックセットが確定し、これによりデータエリアの一部
を正しく再生できない場合でも、正確にバッドスポット
を検出することができる(図17(2)〜(4))。こ
れによりデータエリアに設定された一部トラックセット
のみが誤って再生された場合でも、バッドスポットを正
しく検出できることが判る。
たと同様にして順次データエリア、バッドスポットのト
ラックセットが確定し、これによりデータエリアの一部
を正しく再生できない場合でも、正確にバッドスポット
を検出することができる(図17(2)〜(4))。こ
れによりデータエリアに設定された一部トラックセット
のみが誤って再生された場合でも、バッドスポットを正
しく検出できることが判る。
【0107】これに対して図18に示すように、バッド
スポットは正しく再生されたものの、データエリアの殆
どが誤って再生された場合、先頭のバンクに係る論理I
D00〜07のトラックセットについては、これらのト
ラックセットのうちの何れか正しく再生できたトラック
セット(この場合は、論理ID04のトラックセット)
によるバッドスポット検出処理手順のステップSP4の
処理により、このバンクのトラックセットについてはデ
ータエリアに仮設定される(図18(1)及び
(2))。
スポットは正しく再生されたものの、データエリアの殆
どが誤って再生された場合、先頭のバンクに係る論理I
D00〜07のトラックセットについては、これらのト
ラックセットのうちの何れか正しく再生できたトラック
セット(この場合は、論理ID04のトラックセット)
によるバッドスポット検出処理手順のステップSP4の
処理により、このバンクのトラックセットについてはデ
ータエリアに仮設定される(図18(1)及び
(2))。
【0108】またバッドスポットに係る2つのバンクの
トラックセットにおいては、データエリアに仮設定され
ないで放置される(図18(3))。さらにリトライに
係る論理ID08〜15のトラックセットについては、
これらのトラックセットのうちの何れか正しく再生でき
たトラックセット(この場合は、論理ID10のトラッ
クセット)によるバッドスポット検出処理手順のステッ
プSP4の処理により、この論理ID08〜15のトラ
ックセットがデータエリアに仮設定され、さらに同様の
ステップSP6の処理によりバッドスポットに係る2つ
のバンクによるトラックセットがバッドスポットに確定
する。またこの確定によるステップSP8の処理によ
り、論理ID00〜07のトラックセットがデータエリ
アに確定する(図18(5))。これによりバッドスポ
ットに設定されていない各バンクで、最低1トラックセ
ットだけ正しくデータを再生できれば、バッドスポット
を特定できることが判る(図18(6))。
トラックセットにおいては、データエリアに仮設定され
ないで放置される(図18(3))。さらにリトライに
係る論理ID08〜15のトラックセットについては、
これらのトラックセットのうちの何れか正しく再生でき
たトラックセット(この場合は、論理ID10のトラッ
クセット)によるバッドスポット検出処理手順のステッ
プSP4の処理により、この論理ID08〜15のトラ
ックセットがデータエリアに仮設定され、さらに同様の
ステップSP6の処理によりバッドスポットに係る2つ
のバンクによるトラックセットがバッドスポットに確定
する。またこの確定によるステップSP8の処理によ
り、論理ID00〜07のトラックセットがデータエリ
アに確定する(図18(5))。これによりバッドスポ
ットに設定されていない各バンクで、最低1トラックセ
ットだけ正しくデータを再生できれば、バッドスポット
を特定できることが判る(図18(6))。
【0109】すなわち図19に示すように、先頭のバン
クに係る論理ID00〜07のトラックセットの何れも
が正しく再生できない場合、これらのトラックセットに
ついては再生によりデータエリアに仮設定できないこと
になり(図19(1))、バッドスポットが確定した後
においてもデータエリアに確定することが困難で(図1
9(2))、これにより検出困難なトラックセット(符
号Eにより示す)として残ることになる。因みに、記録
時、リードアフターライトの処理を実行することによ
り、このような状況は極々限られた場合であり、実用
上、無視することができる。
クに係る論理ID00〜07のトラックセットの何れも
が正しく再生できない場合、これらのトラックセットに
ついては再生によりデータエリアに仮設定できないこと
になり(図19(1))、バッドスポットが確定した後
においてもデータエリアに確定することが困難で(図1
9(2))、これにより検出困難なトラックセット(符
号Eにより示す)として残ることになる。因みに、記録
時、リードアフターライトの処理を実行することによ
り、このような状況は極々限られた場合であり、実用
上、無視することができる。
【0110】(2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、このバックアップシステム1では
(図1及び図2)、CPUユニット5の管理等により棚
6Aに収納されたテープカセットがテープストリーマ3
に装填された後、ローディングされ、順次固定ヘッド3
8により磁気テープ10の長手トラックであるIDトラ
ック10B、CTLトラック10Aが磁気テープ10に
記録される(図4及び図10)。これにより1トラック
セットを単位としてタイムコードによるトラックセット
IDが管理用データの1つとして磁気テープ10に記録
される。さらにその後、磁気テープ10が巻き戻された
後、リーダーテープより所定距離だけ走行した位置にV
SITが記録され(図8)、これによりこのテープカセ
ットのボリューム名等が記録されて初期化の処理が完了
する。このようにして初期化されたテープカセットは、
CPUユニット5の管理により棚6Aの所定位置に搬送
されて収納される。
(図1及び図2)、CPUユニット5の管理等により棚
6Aに収納されたテープカセットがテープストリーマ3
に装填された後、ローディングされ、順次固定ヘッド3
8により磁気テープ10の長手トラックであるIDトラ
ック10B、CTLトラック10Aが磁気テープ10に
記録される(図4及び図10)。これにより1トラック
セットを単位としてタイムコードによるトラックセット
IDが管理用データの1つとして磁気テープ10に記録
される。さらにその後、磁気テープ10が巻き戻された
後、リーダーテープより所定距離だけ走行した位置にV
SITが記録され(図8)、これによりこのテープカセ
ットのボリューム名等が記録されて初期化の処理が完了
する。このようにして初期化されたテープカセットは、
CPUユニット5の管理により棚6Aの所定位置に搬送
されて収納される。
【0111】これに対してホストコンピュータ8よりデ
ータのバックアップが指示されると、CPUユニット5
の管理により、テープストリーマ3に該当するテープカ
セットが装填されていない場合、対応するテープカセッ
トが棚6Aより取り出されてテープストリーマ3にセッ
トされる。またそれまでテープストリーマ3に装填され
ていたテープカセットについては、テープストリーマ3
より排出されて棚6Aに収納される。
ータのバックアップが指示されると、CPUユニット5
の管理により、テープストリーマ3に該当するテープカ
セットが装填されていない場合、対応するテープカセッ
トが棚6Aより取り出されてテープストリーマ3にセッ
トされる。またそれまでテープストリーマ3に装填され
ていたテープカセットについては、テープストリーマ3
より排出されて棚6Aに収納される。
【0112】このようにしてテープストリーマ3にテー
プカセットが装填されると、テープストリーマ3におい
ては、磁気テープ10をローディングしてVSITを再
生し、このVSITよりホストコンピュータ8により指
示されたファイルをアクセス可能に磁気テープ10を走
行させる。すなわち磁気テープ10に初めてのファイル
を記録する場合には、VSITから所定の間隔を開けて
DITを記録し、続いてホストコンピュータ8より出力
されるデータを順次磁気テープ10に記録する。また以
前に記録したファイルに追記する場合、VSITの記録
を基準にして対応するファイルのDITを再生し、この
DITより最後のブロックの終了端を検出し、この終了
端より順次ホストコンピュータ8より入力されるデータ
を記録する。またホストコンピュータ8よりデータの再
生が指示された場合、対応するファイルの位置をVSI
Tより検出してDITをアクセスし、このDITの記録
に従って磁気テープ10に記録されたデータを再生する
(図9)。
プカセットが装填されると、テープストリーマ3におい
ては、磁気テープ10をローディングしてVSITを再
生し、このVSITよりホストコンピュータ8により指
示されたファイルをアクセス可能に磁気テープ10を走
行させる。すなわち磁気テープ10に初めてのファイル
を記録する場合には、VSITから所定の間隔を開けて
DITを記録し、続いてホストコンピュータ8より出力
されるデータを順次磁気テープ10に記録する。また以
前に記録したファイルに追記する場合、VSITの記録
を基準にして対応するファイルのDITを再生し、この
DITより最後のブロックの終了端を検出し、この終了
端より順次ホストコンピュータ8より入力されるデータ
を記録する。またホストコンピュータ8よりデータの再
生が指示された場合、対応するファイルの位置をVSI
Tより検出してDITをアクセスし、このDITの記録
に従って磁気テープ10に記録されたデータを再生する
(図9)。
【0113】すなわち記録時においては、ECCエンコ
ーダ25により順次入力されるユーザーデータに積符号
形式による誤り訂正符号を付加した後(図6)、1トラ
ックセットを構成する4本のトラックによりトラック間
インターリーブされて(図5)、またワード間のインタ
ーリーブにより順次磁気テープ10に記録される。さら
にバッファメモリ24に設定されたバンクを単位にして
磁気テープ10に記録される。
ーダ25により順次入力されるユーザーデータに積符号
形式による誤り訂正符号を付加した後(図6)、1トラ
ックセットを構成する4本のトラックによりトラック間
インターリーブされて(図5)、またワード間のインタ
ーリーブにより順次磁気テープ10に記録される。さら
にバッファメモリ24に設定されたバンクを単位にして
磁気テープ10に記録される。
【0114】このときテープストリーマ3においては
(図12)、磁気テープ10に形成される4本の記録ト
ラックが1つのトラックセットに設定されて、バッファ
メモリ24のバンク制御により、1つのバンクに対応す
る例えば8つのトラックセットを単位にしてユーザーデ
ータが順次記録される。また各トラックセットを特定可
能に、ユーザーデータに割り当てたトラックセットで順
次値が増大する論理IDが各トラックセットに設定され
てユーザーデータが記録される。
(図12)、磁気テープ10に形成される4本の記録ト
ラックが1つのトラックセットに設定されて、バッファ
メモリ24のバンク制御により、1つのバンクに対応す
る例えば8つのトラックセットを単位にしてユーザーデ
ータが順次記録される。また各トラックセットを特定可
能に、ユーザーデータに割り当てたトラックセットで順
次値が増大する論理IDが各トラックセットに設定され
てユーザーデータが記録される。
【0115】この記録の処理において、テープストリー
マ3は、リードアフターライトの処理が実行され、誤り
訂正困難なビット誤りの発生によりデータを正しく再生
困難な場合、この8つのトラックセットによる記録単位
であるバンクを単位にしてリトライの処理が繰り返され
る。これによりテープストリーマ3においては、高い信
頼性により所望のデータを記録することができる。
マ3は、リードアフターライトの処理が実行され、誤り
訂正困難なビット誤りの発生によりデータを正しく再生
困難な場合、この8つのトラックセットによる記録単位
であるバンクを単位にしてリトライの処理が繰り返され
る。これによりテープストリーマ3においては、高い信
頼性により所望のデータを記録することができる。
【0116】テープストリーマ3においては、このよう
にして正しくデータを再生できなかった部位について
は、バッドスポットとしてトラックセットの論理IDが
記録に残される。さらにこのバッドスポットを続くバン
クに係るトラックセットの何れもから特定可能に、バッ
ドスポットID数、ID番号、バンクIDが各トラック
セットに設定される。これによりテープストリーマ3で
は、バッドスポットに設定されたバンク以外の各バンク
で、少なくとも1つのトラックセットが正しく再生でき
れば、バッドスポットを検出し、さらにはデータエリア
を特定することが可能となり、これにより簡易かつ確実
にバッドスポットを検出することが可能となる。
にして正しくデータを再生できなかった部位について
は、バッドスポットとしてトラックセットの論理IDが
記録に残される。さらにこのバッドスポットを続くバン
クに係るトラックセットの何れもから特定可能に、バッ
ドスポットID数、ID番号、バンクIDが各トラック
セットに設定される。これによりテープストリーマ3で
は、バッドスポットに設定されたバンク以外の各バンク
で、少なくとも1つのトラックセットが正しく再生でき
れば、バッドスポットを検出し、さらにはデータエリア
を特定することが可能となり、これにより簡易かつ確実
にバッドスポットを検出することが可能となる。
【0117】またこれらバッドスポットID数、ID番
号、バンクIDが論理IDと共にトラックセットのサブ
コードに割り当てられて誤り訂正符号が付加されて記録
されることにより、ユーザーデータを正しく再生できな
い場合でも、確実にバッドスポットを検出することが可
能となる。
号、バンクIDが論理IDと共にトラックセットのサブ
コードに割り当てられて誤り訂正符号が付加されて記録
されることにより、ユーザーデータを正しく再生できな
い場合でも、確実にバッドスポットを検出することが可
能となる。
【0118】すなわちこのようにして設定されたバッド
スポットは、その論理IDが記録に残され、ファイルの
記録終了後、磁気テープ10を巻き戻ししてDITに記
録される。またこのとき必要に応じてVSITが更新さ
れる(図8及び図9)。これによりテープストリーマ3
は、このVSIT、DITを検出してホストにより指示
されたファイルをアクセス可能とされる。
スポットは、その論理IDが記録に残され、ファイルの
記録終了後、磁気テープ10を巻き戻ししてDITに記
録される。またこのとき必要に応じてVSITが更新さ
れる(図8及び図9)。これによりテープストリーマ3
は、このVSIT、DITを検出してホストにより指示
されたファイルをアクセス可能とされる。
【0119】またホストよりファイルの再生が指示さ
れ、VSIT、対応するDITの記録を参照してこのフ
ァイルの再生を実行している際に、DITの記録と実際
に再生した結果との間で相違が発生する場合、何らかの
理由でこのファイルについては、DITを更新しないで
記録を終了したと考えられることにより、テープストリ
ーマ3では、ホスト装置にリカバリー処理の必要を通知
し、この通知によりリカバリーが指示されると、VIS
Tを再生して対応するファイルを再生する(図13)。
すなわちバッドスポットに関しては、DITに記録され
たバッドスポットの位置情報であるBSTと、実際に再
生して検出されるバッドスポットの位置情報との間で相
違が検出された場合にホスト装置にリカバリー処理の必
要性が通知される。
れ、VSIT、対応するDITの記録を参照してこのフ
ァイルの再生を実行している際に、DITの記録と実際
に再生した結果との間で相違が発生する場合、何らかの
理由でこのファイルについては、DITを更新しないで
記録を終了したと考えられることにより、テープストリ
ーマ3では、ホスト装置にリカバリー処理の必要を通知
し、この通知によりリカバリーが指示されると、VIS
Tを再生して対応するファイルを再生する(図13)。
すなわちバッドスポットに関しては、DITに記録され
たバッドスポットの位置情報であるBSTと、実際に再
生して検出されるバッドスポットの位置情報との間で相
違が検出された場合にホスト装置にリカバリー処理の必
要性が通知される。
【0120】これによりバッドスポットによるリカバリ
ー処理が指示された場合、テープストリーマ3では、対
応するファイルを再生して順次バッドスポットを検出
し、この検出結果によりDITの記録し直してリカバリ
ーの処理が実行される。
ー処理が指示された場合、テープストリーマ3では、対
応するファイルを再生して順次バッドスポットを検出
し、この検出結果によりDITの記録し直してリカバリ
ーの処理が実行される。
【0121】このバッドスポットの検出処理においては
(図14)、トラックセット毎に、正しくデータを再生
できたか判断され、正しくデータを再生できた場合に
は、このトラックセットの属するバンクのトラックセッ
トが全てデータエリアに仮設定される。さらにバッドス
ポットID番号が設定されている場合には、このトラッ
クセットのバンクID、ID番号からこのトラックセッ
トの属するバンクの先頭トラックセットであるリトライ
開始のトラックセットが検出され、このリトライ開始の
トラックセットからバッドスポットID番号の分のトラ
ックセットがバッドスポットに設定される。またこのよ
うにバッドスポットと確定した場合、さらには続くバン
クがデータエリアに仮設定された場合、それまでデータ
エリアに仮設定されていたバンクがデータエリアに設定
される。
(図14)、トラックセット毎に、正しくデータを再生
できたか判断され、正しくデータを再生できた場合に
は、このトラックセットの属するバンクのトラックセッ
トが全てデータエリアに仮設定される。さらにバッドス
ポットID番号が設定されている場合には、このトラッ
クセットのバンクID、ID番号からこのトラックセッ
トの属するバンクの先頭トラックセットであるリトライ
開始のトラックセットが検出され、このリトライ開始の
トラックセットからバッドスポットID番号の分のトラ
ックセットがバッドスポットに設定される。またこのよ
うにバッドスポットと確定した場合、さらには続くバン
クがデータエリアに仮設定された場合、それまでデータ
エリアに仮設定されていたバンクがデータエリアに設定
される。
【0122】かくするにつきこのようにトラックセット
のバンクID、ID番号からリトライ開始のトラックセ
ットを検出可能とし、さらにのリトライ開始のトラック
セットからバッドスポットID番号の分のトラックセッ
トを検出可能に、各バンクのトラックセットにこれらの
データを記録したことにより、テープストリーマ3にお
いては、各バンクで1つのトラックセットだけ再生でき
れば、バッドスポットを検出することができ、その分種
々のエラーが発生した場合でも(図15〜図19)、従
来に比して確実にバッドスポットを検出することができ
る。
のバンクID、ID番号からリトライ開始のトラックセ
ットを検出可能とし、さらにのリトライ開始のトラック
セットからバッドスポットID番号の分のトラックセッ
トを検出可能に、各バンクのトラックセットにこれらの
データを記録したことにより、テープストリーマ3にお
いては、各バンクで1つのトラックセットだけ再生でき
れば、バッドスポットを検出することができ、その分種
々のエラーが発生した場合でも(図15〜図19)、従
来に比して確実にバッドスポットを検出することができ
る。
【0123】(3)第1の実施の形態の効果 以上の構成によれば、少なくともバッドスポットに続く
バンクにおいて、何れのトラックセットによってもバッ
ドスポットを特定可能に、サブコードのデータを記録す
ることにより、従来に比して確実にバッドスポットを検
出することができる。
バンクにおいて、何れのトラックセットによってもバッ
ドスポットを特定可能に、サブコードのデータを記録す
ることにより、従来に比して確実にバッドスポットを検
出することができる。
【0124】また誤り訂正符号を付加してこのような情
報を記録したことにより、その分ビット誤りによりバッ
ドスポットが検出困難となる状況を防止することがで
き、これによっても従来に比して確実にバッドスポット
を検出することができる。
報を記録したことにより、その分ビット誤りによりバッ
ドスポットが検出困難となる状況を防止することがで
き、これによっても従来に比して確実にバッドスポット
を検出することができる。
【0125】(4)第2の実施の形態 ところで図14について説明した処理においては、1つ
のバンクを構成するトラックセットの数であるID番号
と、各バンクにおけるトラックセットの位置であるバン
クIDを使用して、1つのトラックセットでも正しく再
生できた場合には、このトラックセットの属するバンク
の全トラックセットをデータエリアに仮設定した。従っ
て、例えば繋ぎ処理等によりバンクを構成するトラック
セットが一部書き換えられる場合も考えられること等に
より、ID番号と1つのバンクを構成するトラックセッ
トの数とが一致しなくなる場合には、トラックセット正
しくデータエリアに仮設定することが困難になり、これ
によりバッドスポットを正しく検出できなくなる。
のバンクを構成するトラックセットの数であるID番号
と、各バンクにおけるトラックセットの位置であるバン
クIDを使用して、1つのトラックセットでも正しく再
生できた場合には、このトラックセットの属するバンク
の全トラックセットをデータエリアに仮設定した。従っ
て、例えば繋ぎ処理等によりバンクを構成するトラック
セットが一部書き換えられる場合も考えられること等に
より、ID番号と1つのバンクを構成するトラックセッ
トの数とが一致しなくなる場合には、トラックセット正
しくデータエリアに仮設定することが困難になり、これ
によりバッドスポットを正しく検出できなくなる。
【0126】このためこの実施の形態においては、図2
0に示すバッドスポット検出手順により、図21に示す
ように、ID番号を除いた、バッドスポットID数、バ
ンクIDによりバッドスポットを検出する。なおこの実
施の形態に係るテープストリーマにおいては、このバッ
ドスポットの検出に係るサブコードの設定、バッドスポ
ット検出処理が異なる点を除いて、第1の実施の形態に
係るテープストリーマと同一の構成であることにより、
ここではこの異なる構成についてのみ説明し、重複した
説明は省略する。なおバッドスポットID数、バンクI
Dの設定は、第1の実施の形態と同一に実行される。
0に示すバッドスポット検出手順により、図21に示す
ように、ID番号を除いた、バッドスポットID数、バ
ンクIDによりバッドスポットを検出する。なおこの実
施の形態に係るテープストリーマにおいては、このバッ
ドスポットの検出に係るサブコードの設定、バッドスポ
ット検出処理が異なる点を除いて、第1の実施の形態に
係るテープストリーマと同一の構成であることにより、
ここではこの異なる構成についてのみ説明し、重複した
説明は省略する。なおバッドスポットID数、バンクI
Dの設定は、第1の実施の形態と同一に実行される。
【0127】メインCPUは、1つのトラックセットを
再生すると、ステップSP11からステップSP12に
移り、ここで誤り訂正困難なビット誤りを発生すること
なく、データを正しく再生できたか否か判断する。ここ
で肯定結果が得られると、メインCPUは、ステップS
P13に移り、このトラックセットのバンクIDを基準
にしてこのトラックセットの属するバンクのトラックセ
ットと判断できるトラックセットについて、このトラッ
クセットをデータエリアに仮設定する。すなわちこのト
ラックセットのバンクIDが値0の場合、この場合はこ
のバンクの先頭のトラックセットであることにより、こ
のトラックセットだけをデータエリアに仮設定する。ま
たこのトラックセットのバンクIDが値2の場合、この
場合はこのバンクの先頭のトラックセットが3ID分前
に存在することが判ることにより、このトラックセット
を含む前側3つのトラックセットをデータエリアに仮設
定する。
再生すると、ステップSP11からステップSP12に
移り、ここで誤り訂正困難なビット誤りを発生すること
なく、データを正しく再生できたか否か判断する。ここ
で肯定結果が得られると、メインCPUは、ステップS
P13に移り、このトラックセットのバンクIDを基準
にしてこのトラックセットの属するバンクのトラックセ
ットと判断できるトラックセットについて、このトラッ
クセットをデータエリアに仮設定する。すなわちこのト
ラックセットのバンクIDが値0の場合、この場合はこ
のバンクの先頭のトラックセットであることにより、こ
のトラックセットだけをデータエリアに仮設定する。ま
たこのトラックセットのバンクIDが値2の場合、この
場合はこのバンクの先頭のトラックセットが3ID分前
に存在することが判ることにより、このトラックセット
を含む前側3つのトラックセットをデータエリアに仮設
定する。
【0128】メインCPUは、このステップSP13の
処理を実行すると、ステップSP14に移り、再生した
トラックセットのバッドスポットID数が値0か否か判
断する。ここでバッドスポットID数が値0以外の数値
の場合、メインCPUは、ステップSP15に移り、こ
こでこのバッドスポットID数の分、再生済みのバンク
に係るトラックセットをバッドスポットに設定した後、
ステップSP16に移る。これに対してステップSP1
4で肯定結果が得られると、直接ステップSP16に移
る。
処理を実行すると、ステップSP14に移り、再生した
トラックセットのバッドスポットID数が値0か否か判
断する。ここでバッドスポットID数が値0以外の数値
の場合、メインCPUは、ステップSP15に移り、こ
こでこのバッドスポットID数の分、再生済みのバンク
に係るトラックセットをバッドスポットに設定した後、
ステップSP16に移る。これに対してステップSP1
4で肯定結果が得られると、直接ステップSP16に移
る。
【0129】ここでメインCPUは、データエリアへの
仮設定、データエリア又はバッドスポットへの設定が実
行されたか否か判断し、ここで肯定結果が得られると、
ステップSP17に移り、仮設定のままに保持された従
前のバンクに係るトラックセットが存在する場合、この
バンクのトラックセットをデータエリアに設定した後、
ステップSP19に移ってこの処理手順を終了する。
仮設定、データエリア又はバッドスポットへの設定が実
行されたか否か判断し、ここで肯定結果が得られると、
ステップSP17に移り、仮設定のままに保持された従
前のバンクに係るトラックセットが存在する場合、この
バンクのトラックセットをデータエリアに設定した後、
ステップSP19に移ってこの処理手順を終了する。
【0130】これによりメインCPUは、繋ぎ処理した
場合でも、バッドスポットを除いて、各バンクで1つで
もトラックセットを正しく再生することができると、バ
ッドスポットの位置を正しく特定できるようになされて
いる。なお、これによりメインCPUは、各トラックセ
ット毎にこの処理手順を実行し、ステップSP12又は
ステップSP16で否定結果が得られると、直接、ステ
ップSP18に移ってこの処理手順を終了する。
場合でも、バッドスポットを除いて、各バンクで1つで
もトラックセットを正しく再生することができると、バ
ッドスポットの位置を正しく特定できるようになされて
いる。なお、これによりメインCPUは、各トラックセ
ット毎にこの処理手順を実行し、ステップSP12又は
ステップSP16で否定結果が得られると、直接、ステ
ップSP18に移ってこの処理手順を終了する。
【0131】これにより図21に示すように、バッドス
ポットを含めて全てのトラックセットを正しく再生でき
た場合、先頭のバンクに係る論理ID00〜07のトラ
ックセットにおいては、各トラックセットについて実行
されるステップSP13の処理により、データエリアに
仮設定される(図21(1))。また続くバッドスポッ
トに設定された論理ID08〜15のトラックセットに
ついても、各トラックセットについて実行されるステッ
プSP13の処理により、データエリアに一旦仮設定さ
れ、続くバンクの論理ID08に係る先頭のトラックセ
ットによるステップSP15の処理により、仮設定され
て放置された論理ID00〜07のトラックセットがデ
ータエリアに設定される(図21(2)及び(3))。
ポットを含めて全てのトラックセットを正しく再生でき
た場合、先頭のバンクに係る論理ID00〜07のトラ
ックセットにおいては、各トラックセットについて実行
されるステップSP13の処理により、データエリアに
仮設定される(図21(1))。また続くバッドスポッ
トに設定された論理ID08〜15のトラックセットに
ついても、各トラックセットについて実行されるステッ
プSP13の処理により、データエリアに一旦仮設定さ
れ、続くバンクの論理ID08に係る先頭のトラックセ
ットによるステップSP15の処理により、仮設定され
て放置された論理ID00〜07のトラックセットがデ
ータエリアに設定される(図21(2)及び(3))。
【0132】また続くバッドスポットに設定された論理
ID08〜15のトラックセットについても、各トラッ
クセットについて実行されるステップSP13の処理に
より、データエリアに一旦仮設定され、続くバンクの論
理ID08に係る先頭のトラックセットによるステップ
SP15の処理により、仮設定されて放置された論理I
D08〜15のトラックセットがバッドスポットに設定
される(図21(3)(4))。
ID08〜15のトラックセットについても、各トラッ
クセットについて実行されるステップSP13の処理に
より、データエリアに一旦仮設定され、続くバンクの論
理ID08に係る先頭のトラックセットによるステップ
SP15の処理により、仮設定されて放置された論理I
D08〜15のトラックセットがバッドスポットに設定
される(図21(3)(4))。
【0133】さらに続くにリトライに係る論理ID08
〜15のトラックセットについても、各トラックセット
について実行されるステップSP13の処理により、デ
ータエリアに一旦仮設定され、続く論理ID16に係る
先頭のトラックセットによるステップSP15の処理に
より、データエリアに設定される(図21(4))。こ
れにより順次再生されるトラックセットを判定して、全
てのトラックセットを正しく再生できる場合には、バッ
ドスポットを正確に判定できることが判る。
〜15のトラックセットについても、各トラックセット
について実行されるステップSP13の処理により、デ
ータエリアに一旦仮設定され、続く論理ID16に係る
先頭のトラックセットによるステップSP15の処理に
より、データエリアに設定される(図21(4))。こ
れにより順次再生されるトラックセットを判定して、全
てのトラックセットを正しく再生できる場合には、バッ
ドスポットを正確に判定できることが判る。
【0134】また図22に示すように、バッドスポット
を正しく再生できなかった場合、同様にして論理ID0
0〜07のトラックセットがデータエリアに仮設定され
た後(図22(1))、続くバッドスポットに係る2つ
のバンクのトラックセットについての処理において、ス
テップSP12で否定結果が得られることにより、これ
らバッドスポットに係る2つのバンクについては、何ら
仮設定されることなく一時処理される。
を正しく再生できなかった場合、同様にして論理ID0
0〜07のトラックセットがデータエリアに仮設定され
た後(図22(1))、続くバッドスポットに係る2つ
のバンクのトラックセットについての処理において、ス
テップSP12で否定結果が得られることにより、これ
らバッドスポットに係る2つのバンクについては、何ら
仮設定されることなく一時処理される。
【0135】さらに続くリトライに係る論理ID08〜
15の各トラックセットについて実行されるステップS
P13の処理により、これら各トラックセットがデータ
エリアに仮設定された後、これらのトラックセットのう
ちの先頭のトラックセットについて実行されるステップ
SP15の処理により、直前の2バンク分のトラックセ
ットがバッドスポットに設定され、さらに続くステップ
SP17の処理により最初のバンクがデータエリアに設
定される(図22(2))。これにより順次再生される
トラックセットを判定して、バッドスポットのトラック
セットを正しく再生できない場合でも、バッドスポット
を正確に判定できることが判る。
15の各トラックセットについて実行されるステップS
P13の処理により、これら各トラックセットがデータ
エリアに仮設定された後、これらのトラックセットのう
ちの先頭のトラックセットについて実行されるステップ
SP15の処理により、直前の2バンク分のトラックセ
ットがバッドスポットに設定され、さらに続くステップ
SP17の処理により最初のバンクがデータエリアに設
定される(図22(2))。これにより順次再生される
トラックセットを判定して、バッドスポットのトラック
セットを正しく再生できない場合でも、バッドスポット
を正確に判定できることが判る。
【0136】また図23に示すように、バッドスポット
と続くバンクとの間で連続するトラックセットを正しく
再生できない場合、論理ID00〜07のトラックセッ
トがデータエリアに仮設定された後(図23(1))、
続くバッドスポットに係るトラックセットについては、
正しく再生されたトラックセットのみがデータエリアに
仮設定され、正しく再生されないトラックセットについ
ては、データエリアに仮設定されることなく一時処理さ
れる。また続くデータエリアのトラックセットについて
も、始めの正しく再生することが困難なトラックセット
については、データエリアに仮設定されることなく一時
処理される。
と続くバンクとの間で連続するトラックセットを正しく
再生できない場合、論理ID00〜07のトラックセッ
トがデータエリアに仮設定された後(図23(1))、
続くバッドスポットに係るトラックセットについては、
正しく再生されたトラックセットのみがデータエリアに
仮設定され、正しく再生されないトラックセットについ
ては、データエリアに仮設定されることなく一時処理さ
れる。また続くデータエリアのトラックセットについて
も、始めの正しく再生することが困難なトラックセット
については、データエリアに仮設定されることなく一時
処理される。
【0137】このようにして処理が進行して、リトライ
に係るバンクでトラックセットが正しく再生されると
(論理ID10のトラックセットである)、このトラッ
クセットについてのステップSP13の処理により、こ
のトラックセットと直前のトラックセットとがデータエ
リアに仮設定され、またステップSP15の処理により
2つのバンクのトラックセットがバッドスポットに設定
される。さらに続くステップSP17の処理により、仮
設定されてなる論理ID00〜07のトラックセットが
データエリアに設定される(図23(2))。
に係るバンクでトラックセットが正しく再生されると
(論理ID10のトラックセットである)、このトラッ
クセットについてのステップSP13の処理により、こ
のトラックセットと直前のトラックセットとがデータエ
リアに仮設定され、またステップSP15の処理により
2つのバンクのトラックセットがバッドスポットに設定
される。さらに続くステップSP17の処理により、仮
設定されてなる論理ID00〜07のトラックセットが
データエリアに設定される(図23(2))。
【0138】このようにして処理されると、続くリトラ
イに係る論理ID11以降のトラックセットについて
は、図21の場合と同様に処理され、これによりこの場
合もバッドスポットを正しく検出できることが判る。
イに係る論理ID11以降のトラックセットについて
は、図21の場合と同様に処理され、これによりこの場
合もバッドスポットを正しく検出できることが判る。
【0139】これに対して図24に示すように、バッド
スポット以外のトラックセットを一部正しく再生できな
い場合、この場合はこのバンクに係るトラックセット
(論理ID00〜07)を順次再生して実行されるステ
ップSP12の判定により、エラーの発生したトラック
セットについては、データエリアに仮設定されることな
く一時処理が終了する(図24(1))。さらにこのエ
ラーによるトラックセットが、同じバンクに属する後行
側のトラックセット(論理ID05のトラックセット)
が正しく再生された時点で、この正しく再生されたトラ
ックセットよるステップSP13の処理によりデータエ
リアに仮設定される(図24(2))。
スポット以外のトラックセットを一部正しく再生できな
い場合、この場合はこのバンクに係るトラックセット
(論理ID00〜07)を順次再生して実行されるステ
ップSP12の判定により、エラーの発生したトラック
セットについては、データエリアに仮設定されることな
く一時処理が終了する(図24(1))。さらにこのエ
ラーによるトラックセットが、同じバンクに属する後行
側のトラックセット(論理ID05のトラックセット)
が正しく再生された時点で、この正しく再生されたトラ
ックセットよるステップSP13の処理によりデータエ
リアに仮設定される(図24(2))。
【0140】これによりこの場合も何らエラーが発生い
ない場合と同様に、エラー発生箇所のトラックセットが
処理された以降においては、図21について上述したと
同様にして処理され(図24(3)〜(5)))、これ
によりこの場合もバッドスポットを正しく検出すること
ができる。
ない場合と同様に、エラー発生箇所のトラックセットが
処理された以降においては、図21について上述したと
同様にして処理され(図24(3)〜(5)))、これ
によりこの場合もバッドスポットを正しく検出すること
ができる。
【0141】これに対して図25に示すように、各バン
クで正しく再生困難な場合が多発し、バッドスポット以
外の各バンクで1トラックセットだけ正しく再生可能な
場合、この場合は、最初のバンクに係るトラックセット
(論理ID00〜07)を順次再生して実行されるステ
ップSP12の判定により、エラーの発生したトラック
セットについては、データエリアに仮設定されることな
く一時処理が終了し(図25(1))、同じバンクに属
する後行側のトラックセット(論理ID04のトラック
セット)が正しく再生された時点で、この正しく再生さ
れたトラックセットよるステップSP13の処理により
これらのトラックセットがデータエリアに仮設定される
(図25(2))。しかしながらこの場合、この正しく
再生されたトラックセットに続くエラーに係るトラック
セットについては、データエリアに仮設定されることな
く一時処理が終了することになる。
クで正しく再生困難な場合が多発し、バッドスポット以
外の各バンクで1トラックセットだけ正しく再生可能な
場合、この場合は、最初のバンクに係るトラックセット
(論理ID00〜07)を順次再生して実行されるステ
ップSP12の判定により、エラーの発生したトラック
セットについては、データエリアに仮設定されることな
く一時処理が終了し(図25(1))、同じバンクに属
する後行側のトラックセット(論理ID04のトラック
セット)が正しく再生された時点で、この正しく再生さ
れたトラックセットよるステップSP13の処理により
これらのトラックセットがデータエリアに仮設定される
(図25(2))。しかしながらこの場合、この正しく
再生されたトラックセットに続くエラーに係るトラック
セットについては、データエリアに仮設定されることな
く一時処理が終了することになる。
【0142】続いてバッドスポットに係るトラックセッ
トについては、正しく再生できないことにより同様に、
データエリアに仮設定されることなく一時処理が終了し
(図25(3))、続くバンクのトラックセットについ
ても、正しく再生できないトラックセットについては、
データエリアに仮設定されることなく一時処理が終了す
る。しかしながらこのリトライに係るバンクにおいて、
何れかのトラックセットを正しく再生できると(論理I
D10のトラックセットである)、このトラックセット
に係るステップSP13の処理により、直前の論理ID
08、09に係るトラックセットが同時にデータエリア
に仮設定され、さらにステップSP15の処理によりバ
ッドスポットが確定する。さらにこのトラックセットに
係るステップSP17の処理により、最初のバンクのう
ちのデータエリアに仮設定されたトラックセットがデー
タエリアに設定される(図25(4))。
トについては、正しく再生できないことにより同様に、
データエリアに仮設定されることなく一時処理が終了し
(図25(3))、続くバンクのトラックセットについ
ても、正しく再生できないトラックセットについては、
データエリアに仮設定されることなく一時処理が終了す
る。しかしながらこのリトライに係るバンクにおいて、
何れかのトラックセットを正しく再生できると(論理I
D10のトラックセットである)、このトラックセット
に係るステップSP13の処理により、直前の論理ID
08、09に係るトラックセットが同時にデータエリア
に仮設定され、さらにステップSP15の処理によりバ
ッドスポットが確定する。さらにこのトラックセットに
係るステップSP17の処理により、最初のバンクのう
ちのデータエリアに仮設定されたトラックセットがデー
タエリアに設定される(図25(4))。
【0143】なおこの場合、最初のバンクにおいては、
データエリアに確定されないで検出不可能なトラックセ
ット(符号Eにより示す)が残ることになるが、バッド
スポットについてはこの場合でも正しく検出できること
が判る。
データエリアに確定されないで検出不可能なトラックセ
ット(符号Eにより示す)が残ることになるが、バッド
スポットについてはこの場合でも正しく検出できること
が判る。
【0144】これによりこの実施の形態によれば、図2
6に示すように、バッドスポット以外の各バンクで、最
低限、最後のトラックセットについてだけ正しく再生す
ることができれば、全てのトラックセットについてデー
タエリア、バッドスポットを判定できることが判る。
6に示すように、バッドスポット以外の各バンクで、最
低限、最後のトラックセットについてだけ正しく再生す
ることができれば、全てのトラックセットについてデー
タエリア、バッドスポットを判定できることが判る。
【0145】第2の実施の形態によれば、各トラックセ
ット毎に正しく再生できたか否か判定し、正しく再生で
きた場合は、同一バンクに属する直前トラックセットを
データエリアに確定し、第1の実施の形態と同様にバッ
ドスポット、データエリアを確定させることにより、繋
ぎ処理した場合でも、確実にバッドスポットを検出する
ことができる。
ット毎に正しく再生できたか否か判定し、正しく再生で
きた場合は、同一バンクに属する直前トラックセットを
データエリアに確定し、第1の実施の形態と同様にバッ
ドスポット、データエリアを確定させることにより、繋
ぎ処理した場合でも、確実にバッドスポットを検出する
ことができる。
【0146】(3)第3の実施の形態 上述した第2の実施の形態においては、繋ぎ処理した場
合でもバッドスポットを特定できるものの、図25及び
図26について上述したように、1つのバンクの最後の
トラックセットが正しく再生できない場合、このバンク
についてはデータエリアに確定できないトラックセット
が残ることになる。
合でもバッドスポットを特定できるものの、図25及び
図26について上述したように、1つのバンクの最後の
トラックセットが正しく再生できない場合、このバンク
についてはデータエリアに確定できないトラックセット
が残ることになる。
【0147】このためこの実施の形態では、図27に示
すように、バンクID、バッドスポットID数に加え
て、バンク番号をサブコードに割り当てる。ここでバン
ク番号は、各バンクで連続する番号であり、リトライに
係るトラックセットにおいては、バンクID等と同様
に、直前の値がそのまま適用され、記録を開始する際に
はリセットされる。これによりこの実施の形態では、連
続した磁気テープ10上のバンクにおいて、連続性を確
認できるようになされている。
すように、バンクID、バッドスポットID数に加え
て、バンク番号をサブコードに割り当てる。ここでバン
ク番号は、各バンクで連続する番号であり、リトライに
係るトラックセットにおいては、バンクID等と同様
に、直前の値がそのまま適用され、記録を開始する際に
はリセットされる。これによりこの実施の形態では、連
続した磁気テープ10上のバンクにおいて、連続性を確
認できるようになされている。
【0148】さらにこの実施の形態では、図20につい
て上述したステップSP17の処理において、このバン
ク番号を使用した処理をさらに実行し、これにより繋ぎ
処理した場合でも、バッドスポット以外の各バンクで最
低1つのトラックセットを正しく再生できれば、バッド
スポットだけでなくデータエリアについても全てのトラ
ックセットを判定できるようにする。
て上述したステップSP17の処理において、このバン
ク番号を使用した処理をさらに実行し、これにより繋ぎ
処理した場合でも、バッドスポット以外の各バンクで最
低1つのトラックセットを正しく再生できれば、バッド
スポットだけでなくデータエリアについても全てのトラ
ックセットを判定できるようにする。
【0149】すなわちこのようにバンクID、バッドス
ポットID数に加えてバンク番号をサブコードに割り当
てて、図20の処理手順を実行することにより、図21
〜24、図26との対比により図27〜図31に示すよ
うに、全てのトラックセットを正しく再生できたような
場合等にあっては、第2の実施の形態と同様にしてバッ
ドスポットを特定でき、さらにはユーザーデータを記録
したトラックセットをデータエリアに確定することがで
きる。
ポットID数に加えてバンク番号をサブコードに割り当
てて、図20の処理手順を実行することにより、図21
〜24、図26との対比により図27〜図31に示すよ
うに、全てのトラックセットを正しく再生できたような
場合等にあっては、第2の実施の形態と同様にしてバッ
ドスポットを特定でき、さらにはユーザーデータを記録
したトラックセットをデータエリアに確定することがで
きる。
【0150】これに対して図25の場合を改めて図32
に示すように、バンクの途中のトラックセットだけが正
しく再生できた場合でも、これら離散的に正しく再生さ
れるトラックセットが連続するバンクの処理に係るもの
の場合、正しく再生されたトラックセットのバンクID
より、各バンクのトラックセット数を判断でき、これに
より例えばバンク0においては、データエリアに確定で
きないでいたトラックセットを正しく再生できたトラッ
クセットと同一のバンクに属するものとしてデータエリ
アに設定することができる。
に示すように、バンクの途中のトラックセットだけが正
しく再生できた場合でも、これら離散的に正しく再生さ
れるトラックセットが連続するバンクの処理に係るもの
の場合、正しく再生されたトラックセットのバンクID
より、各バンクのトラックセット数を判断でき、これに
より例えばバンク0においては、データエリアに確定で
きないでいたトラックセットを正しく再生できたトラッ
クセットと同一のバンクに属するものとしてデータエリ
アに設定することができる。
【0151】このためこの実施の形態において、メイン
CPUは、上述したステップSP18の処理を実行した
後、さらにこの図27に示す論理ID05〜07のトラ
ックセットのように、未確定のトラックセットが存在す
るか否か判断する。さらにこのようなトラックセットが
存在する場合には、バンク番号の連続性により同一トラ
ックセット数によるバンクの繰り返しか否か判断する。
ここで同一トラックセット数によるバンクの繰り返しと
判断される場合、メインCPUは、既にデータエリアに
仮設定されてなるトラックセットのバンクIDを使用し
て、このバンクに属するトラックセットを改めてデータ
エリアに設定する。
CPUは、上述したステップSP18の処理を実行した
後、さらにこの図27に示す論理ID05〜07のトラ
ックセットのように、未確定のトラックセットが存在す
るか否か判断する。さらにこのようなトラックセットが
存在する場合には、バンク番号の連続性により同一トラ
ックセット数によるバンクの繰り返しか否か判断する。
ここで同一トラックセット数によるバンクの繰り返しと
判断される場合、メインCPUは、既にデータエリアに
仮設定されてなるトラックセットのバンクIDを使用し
て、このバンクに属するトラックセットを改めてデータ
エリアに設定する。
【0152】これにより図32に示すバンク0の論理I
D05〜09、バンク1の論理ID11〜15のトラッ
クセットについても、データエリアと判定することがで
きる。
D05〜09、バンク1の論理ID11〜15のトラッ
クセットについても、データエリアと判定することがで
きる。
【0153】第3の実施の形態によれば、バンクの連続
性により各バンクを構成するトラックセット数を判定し
て処理することにより、第2の実施の形態に比してさら
に一段と確実に各トラックセットを判定することができ
る。
性により各バンクを構成するトラックセット数を判定し
て処理することにより、第2の実施の形態に比してさら
に一段と確実に各トラックセットを判定することができ
る。
【0154】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、記録単位である1つ
のバンクを8つのトラックセットによる構成し、また4
トラックにより1トラックセットを構成する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、8つのトラックセ
ット以外の複数トラックセットにより1つの記録単位で
あるバンクを構成する場合、さらには4つのトラック以
外の複数のトラックにより1つのトラックセットを構成
する場合、さらにはトラックセットの処理を省略して単
に複数トラックを記録単位に設定してリトライする場合
にも広く適用することができる。
のバンクを8つのトラックセットによる構成し、また4
トラックにより1トラックセットを構成する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、8つのトラックセ
ット以外の複数トラックセットにより1つの記録単位で
あるバンクを構成する場合、さらには4つのトラック以
外の複数のトラックにより1つのトラックセットを構成
する場合、さらにはトラックセットの処理を省略して単
に複数トラックを記録単位に設定してリトライする場合
にも広く適用することができる。
【0155】また上述の実施の形態においては、搬送機
構との組み合わせに係るテープストリーマに本発明を適
用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
例えばホストコンピュータに直接接続する構成のテープ
ストリーマにも広く適用することができる。
構との組み合わせに係るテープストリーマに本発明を適
用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
例えばホストコンピュータに直接接続する構成のテープ
ストリーマにも広く適用することができる。
【0156】また上述の実施の形態においては、コンピ
ュータのデータを記録する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、例えばビデオ信号、オーディオ信号
を処理する場合にも広く適用することができる。
ュータのデータを記録する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、例えばビデオ信号、オーディオ信号
を処理する場合にも広く適用することができる。
【0157】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、少なくと
もバッドスポットに続く記録単位において、何れのトラ
ック又はトラックセットによってもバッドスポットを特
定可能にデータを記録することにより、またこのように
して記録したデータによりバッドスポットを検出するこ
とにより、従来に比して確実にバッドスポットを検出す
ることができる。
もバッドスポットに続く記録単位において、何れのトラ
ック又はトラックセットによってもバッドスポットを特
定可能にデータを記録することにより、またこのように
して記録したデータによりバッドスポットを検出するこ
とにより、従来に比して確実にバッドスポットを検出す
ることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るバックアップシステ
ムを示す斜視図である。
ムを示す斜視図である。
【図2】図1のバックアップシステムを示すブロック図
である。
である。
【図3】図1のバックアップシステムのテープストリー
マを示す正面図及び背面図である。
マを示す正面図及び背面図である。
【図4】図3のテープストリーマによる記録フォーマッ
トを示す略線図である。
トを示す略線図である。
【図5】図3のテープストリーマにおけるトラック間イ
ンターリーブの説明に供する略線図である。
ンターリーブの説明に供する略線図である。
【図6】図3のテープストリーマにおけるECCブロッ
クの説明に供する略線図である。
クの説明に供する略線図である。
【図7】図3のテープストリーマにおけるトラックセッ
トの説明に供する略線図である。
トの説明に供する略線図である。
【図8】図3のテープストリーマにおける磁気テープ全
体の物理ボリュームの説明に供する略線図である。
体の物理ボリュームの説明に供する略線図である。
【図9】図3のテープストリーマにおける各ボリューム
の説明に供する略線図である。
の説明に供する略線図である。
【図10】図3のテープストリーマを示すブロック図で
ある。
ある。
【図11】ユーザーデータの説明に供する図表である。
【図12】バッドスポットを特定するデータを示す図表
である。
である。
【図13】リカバリーの処理の説明に供する略線図であ
る。
る。
【図14】バッドスポットの検出処理手順を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図15】バッドスポットの部分を正しく再生できなか
った場合のバッドスポットの検出の説明に起用する図表
である。
った場合のバッドスポットの検出の説明に起用する図表
である。
【図16】バッドスポットの一部と続くトラックセット
を正しく再生できなかった場合のバッドスポットの検出
の説明に起用する図表である。
を正しく再生できなかった場合のバッドスポットの検出
の説明に起用する図表である。
【図17】データエリアのみ正しく再生できなかった場
合のバッドスポットの検出の説明に起用する図表であ
る。
合のバッドスポットの検出の説明に起用する図表であ
る。
【図18】バッドスポットの部分を除いてエラーが多発
した場合のバッドスポットの検出の説明に起用する図表
である。
した場合のバッドスポットの検出の説明に起用する図表
である。
【図19】バッドスポットの部分を含めてエラーが多発
した場合のバッドスポットの検出の説明に起用する図表
である。
した場合のバッドスポットの検出の説明に起用する図表
である。
【図20】第2の実施の形態に係るバッドスポットの検
出処理手順を示すフローチャートである。
出処理手順を示すフローチャートである。
【図21】図20の処理手順による全てのトラックセッ
トを正しく再生できた場合のバッドスポットの検出の説
明に起用する図表である。
トを正しく再生できた場合のバッドスポットの検出の説
明に起用する図表である。
【図22】図20の処理手順によるバッドスポットの部
分を正しく再生できなかった場合のバッドスポットの検
出の説明に起用する図表である。
分を正しく再生できなかった場合のバッドスポットの検
出の説明に起用する図表である。
【図23】図20の処理手順によるバッドスポットの一
部と続くトラックセットを正しく再生できなかった場合
のバッドスポットの検出の説明に起用する図表である。
部と続くトラックセットを正しく再生できなかった場合
のバッドスポットの検出の説明に起用する図表である。
【図24】図20の処理手順によるデータエリアのみ正
しく再生できなかった場合のバッドスポットの検出の説
明に起用する図表である。
しく再生できなかった場合のバッドスポットの検出の説
明に起用する図表である。
【図25】図20の処理手順によるバッドスポットの部
分を含めてエラーが多発した場合のバッドスポットの検
出の説明に起用する図表である。
分を含めてエラーが多発した場合のバッドスポットの検
出の説明に起用する図表である。
【図26】図20の処理手順によるバッドスポットの部
分を除いて各バンクの最後のトラックセットだけを正し
く再生できた場合のバッドスポットの検出の説明に起用
する図表である。
分を除いて各バンクの最後のトラックセットだけを正し
く再生できた場合のバッドスポットの検出の説明に起用
する図表である。
【図27】第3の実施の形態に係る処理により、全ての
トラックセットを正しく再生できた場合のバッドスポッ
トの検出の説明に起用する図表である。
トラックセットを正しく再生できた場合のバッドスポッ
トの検出の説明に起用する図表である。
【図28】第3の実施の形態に係る処理により、バッド
スポットの部分を正しく再生できなかった場合のバッド
スポットの検出の説明に起用する図表である。
スポットの部分を正しく再生できなかった場合のバッド
スポットの検出の説明に起用する図表である。
【図29】第3の実施の形態に係る処理により、バッド
スポットの一部と続くトラックセットを正しく再生でき
なかった場合のバッドスポットの検出の説明に起用する
図表である。
スポットの一部と続くトラックセットを正しく再生でき
なかった場合のバッドスポットの検出の説明に起用する
図表である。
【図30】第3の実施の形態に係る処理により、データ
エリアのみ正しく再生できなかった場合のバッドスポッ
トの検出の説明に起用する図表である。
エリアのみ正しく再生できなかった場合のバッドスポッ
トの検出の説明に起用する図表である。
【図31】第3の実施の形態に係る処理により、バッド
スポットの部分を含めてエラーが多発した場合のバッド
スポットの検出の説明に起用する図表である。
スポットの部分を含めてエラーが多発した場合のバッド
スポットの検出の説明に起用する図表である。
【図32】第3の実施の形態に係る処理により、各バン
クの途中のトラックセットだけを正しく再生できた場合
のバッドスポットの検出の説明に起用する図表である。
クの途中のトラックセットだけを正しく再生できた場合
のバッドスポットの検出の説明に起用する図表である。
【図33】従来の処理によるバッドスポットの検出の説
明に起用する図表である。
明に起用する図表である。
【図34】従来の処理による、バッドスポットの部分を
正しく再生できなかった場合のバッドスポットの検出の
説明に起用する図表である。
正しく再生できなかった場合のバッドスポットの検出の
説明に起用する図表である。
【図35】従来の処理による、バッドスポットの一部と
続くトラックセットを正しく再生できなかった場合のバ
ッドスポットの検出の説明に起用する図表である。
続くトラックセットを正しく再生できなかった場合のバ
ッドスポットの検出の説明に起用する図表である。
【図36】従来の処理による、データエリアのみ正しく
再生できなかった場合のバッドスポットの検出の説明に
起用する図表である。
再生できなかった場合のバッドスポットの検出の説明に
起用する図表である。
【符号の説明】 1……バックアップシステム、3……テープストリー
マ、5……CPUユニット、6……搬送機構、8……ホ
ストコンピュータ、10……磁気テープ、23……メイ
ンCPU部、24……バックアップメモリ、25……E
CCエンコーダ、26……ECCデコーダ
マ、5……CPUユニット、6……搬送機構、8……ホ
ストコンピュータ、10……磁気テープ、23……メイ
ンCPU部、24……バックアップメモリ、25……E
CCエンコーダ、26……ECCデコーダ
Claims (14)
- 【請求項1】磁気テープに順次斜めにトラックを形成し
て所望のデータを記録する磁気記録再生装置において、 リードアフタライトの処理により、所定のトラック数又
はトラックセット数による記録単位を単位にしてリトラ
イの処理を実行すると共に、正しく再生できなかった領
域をバッドスポットに設定し、 何れの前記トラック又はトラックセットによっても、前
記バッドスポットを特定可能なバッドスポットのデータ
を、少なくとも前記リトライに係るトラック又はトラッ
クセットに記録することを特徴とする磁気記録再生装
置。 - 【請求項2】誤り訂正符号を付加して前記バッドスポッ
トのデータを記録することを特徴とする請求項1に記載
の磁気記録再生装置。 - 【請求項3】前記バッドスポットの位置情報を所定の領
域に記録して保持することを特徴とする請求項1に記載
の磁気記録再生装置。 - 【請求項4】前記バッドスポットのデータは、 前記リトライに係る記録単位の直前のバッドスポットの
トラック数又はトラックセット数を特定するバッドスポ
ット数のデータと、 前記記録単位のトラック数又はトラックセット数を特定
するデータと、 前記記録単位におけるトラックの位置又はトラックセッ
トの位置を特定するデータであることを特徴とする請求
項1に記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項5】前記バッドスポットのデータは、 前記リトライに係る記録単位の直前のバッドスポットの
トラック数又はトラックセット数を特定するバッドスポ
ット数のデータと、 前記記録単位におけるトラックの位置又はトラックセッ
トの位置を特定するデータであることを特徴とする請求
項1に記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項6】前記バッドスポットのデータは、 前記リトライに係る記録単位の直前のバッドスポットの
トラック数又はトラックセット数を特定するバッドスポ
ット数のデータと、 前記記録単位におけるトラックの位置又はトラックセッ
トの位置を特定するデータと、 前記記録単位の連続性を示すデータであることを特徴と
する請求項1に記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項7】磁気テープに順次斜めに形成されたトラッ
クより所望のデータを再生する磁気記録再生装置におい
て、 前記磁気テープは、 リードアフタライトの処理により、所定のトラック数又
はトラックセット数による記録単位を単位にしてリトラ
イの処理が実行されると共に、正しく再生できなかった
領域がバッドスポットに設定され、 何れの前記トラック又はトラックセットによっても、前
記バッドスポットを特定可能なバッドスポットのデータ
が、少なくとも前記リトライに係る前記トラック又はト
ラックセットに記録され、 前記磁気記録再生装置は、 前記トラック又はトラックセットより正しくデータを再
生できた場合には、 該トラック又はトラックセットをデータエリアに仮設定
し、 前記バッドスポットのデータよりバッドスポットのトラ
ック又はトラックセットを特定し、 前記仮設定及び又は前記特定により、従前の記録単位に
係る仮設定のトラック又はトラックセットをデータエリ
アに設定することを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項8】前記バッドスポットのデータは、 前記リトライに係る記録単位の直前のバッドスポットの
トラック数又はトラックセット数を特定するバッドスポ
ット数のデータと、 前記記録単位のトラック数又はトラックセット数を特定
するデータと、 前記記録単位におけるトラックの位置又はトラックセッ
トの位置を特定するデータであり、 前記磁気記録再生装置は、 前記該トラック又はトラックセットをデータエリアに仮
設定する処理において、 併せて前記記録単位のトラック数又はトラックセット数
を特定するデータにより、前記正しく再生できたトラッ
ク又はトラックセットの属する記録単位のトラック又は
トラックセットを前記データエリアに仮設定することを
特徴とする請求項7に記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項9】前記バッドスポットのデータは、 前記リトライに係る記録単位の直前のバッドスポットの
トラック数又はトラックセット数を特定するバッドスポ
ット数のデータと、 前記記録単位におけるトラックの位置又はトラックセッ
トの位置を特定するデータであり、 前記磁気記録再生装置は、 前記該トラック又はトラックセットをデータエリアに仮
設定する処理において、 併せて前記記録単位におけるトラックの位置又はトラッ
クセットの位置を特定するデータにより、前記正しく再
生できたトラック又はトラックセットの属する記録単位
のトラック又はトラックセットであって、再生済みのト
ラック又はトラックセットを前記データエリアに仮設定
することを特徴とする請求項7に記載の磁気記録再生装
置。 - 【請求項10】前記バッドスポットのデータは、 前記リトライに係る記録単位の直前のバッドスポットの
トラック数又はトラックセット数を特定するバッドスポ
ット数のデータと、 前記記録単位におけるトラックの位置又はトラックセッ
トの位置を特定するデータと、 前記記録単位の連続性を示すデータであり、 前記磁気記録再生装置は、 前記該トラック又はトラックセットをデータエリアに仮
設定する処理において、 併せて前記記録単位におけるトラックの位置又はトラッ
クセットの位置を特定するデータにより、前記正しく再
生できたトラック又はトラックセットの属する記録単位
のトラック又はトラックセットであって、再生済みのト
ラック又はトラックセットを前記データエリアに仮設定
し、 前記従前の記録単位に係る仮設定のトラック又はトラッ
クセットをデータエリアに設定する処理において、 前記記録単位の連続性を示すデータにより、連続する前
記記録単位に係る前記トラック数又は前記トラックセッ
ト数を判定し、該判定結果より、前記データエリアに設
定するトラック又はトラックセットの属する記録単位を
前記データエリアに設定することを特徴とする請求項7
に記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項11】順次斜めに形成されたトラックに所望の
データが記録され、かつリードアフタライトの処理によ
り、所定のトラック数又はトラックセット数による記録
単位を単位にしてリトライの処理が実行されると共に、
正しく再生できなかった領域がバッドスポットに設定さ
れてなる磁気テープより、前記バッドスポットを検出す
るバッドスポットの検出方法において、 前記磁気テープは、 何れの前記トラック又はトラックセットによっても、前
記バッドスポットを特定可能なバッドスポットのデータ
が、少なくも前記リトライに係る前記トラック又はトラ
ックセットに記録され、 前記バッドスポットの検出方法は、 前記トラック又はトラックセットより正しくデータを再
生できた場合には、 該トラック又はトラックセットをデータエリアに仮設定
し、 前記バッドスポットのデータよりバッドスポットのトラ
ック又はトラックセットを特定し、 前記仮設定及び又は前記特定により、従前の記録単位に
係る仮設定のトラック又はトラックセットをデータエリ
アに設定することを特徴とするバッドスポットの検出方
法。 - 【請求項12】前記バッドスポットのデータは、 前記リトライに係る記録単位の直前のバッドスポットの
トラック数又はトラックセット数を特定するバッドスポ
ット数のデータと、 前記記録単位のトラック数又はトラックセット数を特定
するデータと、 前記記録単位におけるトラックの位置又はトラックセッ
トの位置を特定するデータであり、 前記バッドスポットの検出方法は、 前記該トラック又はトラックセットをデータエリアに仮
設定する処理において、 併せて前記記録単位のトラック数又はトラックセット数
を特定するデータにより、前記正しく再生できたトラッ
ク又はトラックセットの属する記録単位のトラック又は
トラックセットを前記データエリアに仮設定することを
特徴とする請求項11に記載のバッドスポットの検出方
法。 - 【請求項13】前記バッドスポットのデータは、 前記リトライに係る記録単位の直前のバッドスポットの
トラック数又はトラックセット数を特定するバッドスポ
ット数のデータと、 前記記録単位におけるトラックの位置又はトラックセッ
トの位置を特定するデータであり、 前記バッドスポットの検出方法は、 前記該トラック又はトラックセットをデータエリアに仮
設定する処理において、 併せて前記記録単位におけるトラックの位置又はトラッ
クセットの位置を特定するデータにより、前記正しく再
生できたトラック又はトラックセットの属する記録単位
のトラック又はトラックセットであって、再生済みのト
ラック又はトラックセットを前記データエリアに仮設定
することを特徴とする請求項11に記載のバッドスポッ
トの検出方法。 - 【請求項14】前記バッドスポットのデータは、 前記リトライに係る記録単位の直前のバッドスポットの
トラック数又はトラックセット数を特定するバッドスポ
ット数のデータと、 前記記録単位におけるトラックの位置又はトラックセッ
トの位置を特定するデータと、 前記記録単位の連続性を示すデータであり、 前記バッドスポットの検出方法は、 前記該トラック又はトラックセットをデータエリアに仮
設定する処理において、 併せて前記記録単位におけるトラックの位置又はトラッ
クセットの位置を特定するデータにより、前記正しく再
生できたトラック又はトラックセットの属する記録単位
のトラック又はトラックセットであって、再生済みのト
ラック又はトラックセットを前記データエリアに仮設定
し、 前記従前の記録単位に係る仮設定のトラック又はトラッ
クセットをデータエリアに設定する処理において、 前記記録単位の連続性を示すデータにより、連続する前
記記録単位に係る前記トラック数又は前記トラックセッ
ト数を判定し、該判定結果より、前記データエリアに設
定するトラック又はトラックセットの属する記録単位を
前記データエリアに設定することを特徴とする請求項1
1に記載のバッドスポットの検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000065688A JP2001250340A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 磁気記録再生装置及びバッドスポットの検出方法 |
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Family Applications (1)
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2000
- 2000-03-06 JP JP2000065688A patent/JP2001250340A/ja active Pending
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