JPH08235836A - データレコーダー - Google Patents
データレコーダーInfo
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- JPH08235836A JPH08235836A JP7061757A JP6175795A JPH08235836A JP H08235836 A JPH08235836 A JP H08235836A JP 7061757 A JP7061757 A JP 7061757A JP 6175795 A JP6175795 A JP 6175795A JP H08235836 A JPH08235836 A JP H08235836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- tape
- file
- recorded
- track
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープに対するデータの効率的記録および所
望データのサーチの高速化を可能とする。 【構成】 磁気テープには、斜め方向のトラックと長手
方向のトラックとが設けられる。斜め方向のトラックに
は、テープマーク、インデックスおよびファイルデータ
が順に記録される。長手方向のトラックには、ファイル
マークおよびID番号が記録される。
望データのサーチの高速化を可能とする。 【構成】 磁気テープには、斜め方向のトラックと長手
方向のトラックとが設けられる。斜め方向のトラックに
は、テープマーク、インデックスおよびファイルデータ
が順に記録される。長手方向のトラックには、ファイル
マークおよびID番号が記録される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、外部接続さ
れたコンピューターから供給されるディジタルデータを
記録及び再生するデータレコーダーに関する。
れたコンピューターから供給されるディジタルデータを
記録及び再生するデータレコーダーに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータが記録されるカセット
テープを装填可能なドライブ装置を、インターフェース
を介してホストコンピューターに接続することにより、
コンピューターの外部記憶装置として使用されるデータ
レコーダーが知られている。データレコーダーの1つと
して、回転ヘッドによりディジタルデータをカセットテ
ープに記録するヘリカルスキャン型のものが知られてい
る。
テープを装填可能なドライブ装置を、インターフェース
を介してホストコンピューターに接続することにより、
コンピューターの外部記憶装置として使用されるデータ
レコーダーが知られている。データレコーダーの1つと
して、回転ヘッドによりディジタルデータをカセットテ
ープに記録するヘリカルスキャン型のものが知られてい
る。
【0003】このようなデータレコーダーは、インター
フェースユニットを介して、ホストコンピューターと、
例えばSCSI(Small Computer Interface System)規
格のインターフェースで接続されている。上述のインタ
ーフェースユニットは、ホストコンピューターによりデ
ータレコーダーの一部であると認識されるために、ファ
イルフォーマットをテープ上に作成し、その上でデータ
の送受信を行う機能(フォーマッターと称する)を有す
る。また、インターフェースユニットには、ホストコン
ピューターとデータレコーダーとの間で転送されるデー
タを一時的に保持するバッファメモリーが設けられてい
る。
フェースユニットを介して、ホストコンピューターと、
例えばSCSI(Small Computer Interface System)規
格のインターフェースで接続されている。上述のインタ
ーフェースユニットは、ホストコンピューターによりデ
ータレコーダーの一部であると認識されるために、ファ
イルフォーマットをテープ上に作成し、その上でデータ
の送受信を行う機能(フォーマッターと称する)を有す
る。また、インターフェースユニットには、ホストコン
ピューターとデータレコーダーとの間で転送されるデー
タを一時的に保持するバッファメモリーが設けられてい
る。
【0004】ところで、データレコーダーに装填された
カセットテープにファイル単位でデータを記録する場合
には、テープ上にテープマークと呼ばれるデータが記録
される。テープマークとは、ファイルデータに対するデ
リミターコードのことである。即ち、図10に示される
テープの概略図からわかるように、ファイルデータを記
録する場合には、各ファイルデータの前にテープマーク
が記録され(テープトップの位置)、その後、ファイル
データが記録される。ファイルデータの記録が全て終了
すると、最後のファイルデータの後にエンドオブデータ
(以下、EODとする)が記録される(テープエンドの
位置)。このように、複数のファイルデータを記録する
場合には、各ファイルデータに対してテープマークが付
加される。このように記録されたファイルデータから所
望の1つを読み出す場合には、ファイルデータが記録さ
れた先頭位置からデータを通常速度でサーチしなければ
ならない。このため、希望のファイルデータを読み出す
のに、大変時間がかかってしまう。
カセットテープにファイル単位でデータを記録する場合
には、テープ上にテープマークと呼ばれるデータが記録
される。テープマークとは、ファイルデータに対するデ
リミターコードのことである。即ち、図10に示される
テープの概略図からわかるように、ファイルデータを記
録する場合には、各ファイルデータの前にテープマーク
が記録され(テープトップの位置)、その後、ファイル
データが記録される。ファイルデータの記録が全て終了
すると、最後のファイルデータの後にエンドオブデータ
(以下、EODとする)が記録される(テープエンドの
位置)。このように、複数のファイルデータを記録する
場合には、各ファイルデータに対してテープマークが付
加される。このように記録されたファイルデータから所
望の1つを読み出す場合には、ファイルデータが記録さ
れた先頭位置からデータを通常速度でサーチしなければ
ならない。このため、希望のファイルデータを読み出す
のに、大変時間がかかってしまう。
【0005】この問題に対処するために、図11に示さ
れるような方法がある。即ち、テープマークのデータサ
イズを大きくして、テープを高速に再生する。この場
合、再生ヘッドはAで示されるような軌跡でテープ上を
トレースする。しかしながら、この方法の場合、テープ
マークを大きくしなければならないので、テープの記録
容量が無駄になってしまう。特に、多くのファイルデー
タが記録される場合には、テープマークの数が増えてし
まうので、記録効率がさらに悪くなってしまう。
れるような方法がある。即ち、テープマークのデータサ
イズを大きくして、テープを高速に再生する。この場
合、再生ヘッドはAで示されるような軌跡でテープ上を
トレースする。しかしながら、この方法の場合、テープ
マークを大きくしなければならないので、テープの記録
容量が無駄になってしまう。特に、多くのファイルデー
タが記録される場合には、テープマークの数が増えてし
まうので、記録効率がさらに悪くなってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】他の方法としては、図
12に示される方法がある。即ち、テープの長手方向に
トラックを設け、このトラックにID番号を記録する。
ID番号とは、4本のトラックセット毎に付されたテー
プ上の位置と対応するアドレスのことである。また、こ
のID番号をまとめてテープ上の所定の位置(例えば先
頭部分)に記録する(これをファイルインフォメーショ
ンテーブル(FIT)と称する)。FIT中には、上述
のように、各ファイルのテープ上の位置情報が記録され
ることになる。
12に示される方法がある。即ち、テープの長手方向に
トラックを設け、このトラックにID番号を記録する。
ID番号とは、4本のトラックセット毎に付されたテー
プ上の位置と対応するアドレスのことである。また、こ
のID番号をまとめてテープ上の所定の位置(例えば先
頭部分)に記録する(これをファイルインフォメーショ
ンテーブル(FIT)と称する)。FIT中には、上述
のように、各ファイルのテープ上の位置情報が記録され
ることになる。
【0007】上述のFITを読み出すことにより、所望
のファイルデータの読み出しが容易となる。図13は、
FITを用いて記録されたテープの略線図である。ホス
トコンピューターからデータレコーダーに対して、「フ
ァイルデータ読み出し」のコマンドが供給されると、デ
ータレコーダーは最初にFITを読み出す。次に、FI
Tから所望のファイルデータの先頭IDを読み出す。こ
のID番号に基づいて、高速でテープを送り出し、ID
情報に対応するファイルデータのトラックをサーチす
る。対応するトラックを見つけると、そのトラックに記
録されているファイルデータを読み出す。
のファイルデータの読み出しが容易となる。図13は、
FITを用いて記録されたテープの略線図である。ホス
トコンピューターからデータレコーダーに対して、「フ
ァイルデータ読み出し」のコマンドが供給されると、デ
ータレコーダーは最初にFITを読み出す。次に、FI
Tから所望のファイルデータの先頭IDを読み出す。こ
のID番号に基づいて、高速でテープを送り出し、ID
情報に対応するファイルデータのトラックをサーチす
る。対応するトラックを見つけると、そのトラックに記
録されているファイルデータを読み出す。
【0008】FITを用いてファイルデータの位置をサ
ーチする方法においては、例えば、ファイルデータを新
たに記録する場合、新たなファイルデータの先頭IDを
FITに書き足すために、FITを更新しなければなら
ない。また、所望のファイルデータを読み出すために、
テープの先頭にあるFITを必ず読み出さなければなら
ない。このため、例えば、テープの位置が最終端で停止
している場合でも、テープを先頭位置まで巻き戻してF
ITを読み出されければならない。この場合には、FI
Tを読み出すために、時間がかかってしまう。さらに、
FITがなんらかの原因で読み出せなくなってしまった
場合には、テープの先頭から所望のファイルデータが見
つかるまで、データの読み出しを行わなければならな
い。
ーチする方法においては、例えば、ファイルデータを新
たに記録する場合、新たなファイルデータの先頭IDを
FITに書き足すために、FITを更新しなければなら
ない。また、所望のファイルデータを読み出すために、
テープの先頭にあるFITを必ず読み出さなければなら
ない。このため、例えば、テープの位置が最終端で停止
している場合でも、テープを先頭位置まで巻き戻してF
ITを読み出されければならない。この場合には、FI
Tを読み出すために、時間がかかってしまう。さらに、
FITがなんらかの原因で読み出せなくなってしまった
場合には、テープの先頭から所望のファイルデータが見
つかるまで、データの読み出しを行わなければならな
い。
【0009】従って、この発明の目的は、上述の点に鑑
み、所望のファイルデータを即座にサーチすることがで
きるデータレコーダーを提供することにある。
み、所望のファイルデータを即座にサーチすることがで
きるデータレコーダーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、テープ状記
録媒体に対してディジタルデータを斜め方向で記録及び
再生するデータレコーダーであって、テープ状記録媒体
には、ディジタルデータを記録するために斜め方向に形
成された第1のトラックおよび長手方向に形成された第
2のトラックが設けられ、第1のトラックには、所定単
位で記録されたディジタルデータの開始位置を示す第1
のデータが記録されると共に、ディジタルデータを特定
する第2のデータが記録され、第2のトラックには、テ
ープ上のアドレスを示す第3のデータが記録されると共
に、所定単位で記録されたディジタルデータの位置と対
応した第4のデータが記録されるデータレコーダーであ
る。
録媒体に対してディジタルデータを斜め方向で記録及び
再生するデータレコーダーであって、テープ状記録媒体
には、ディジタルデータを記録するために斜め方向に形
成された第1のトラックおよび長手方向に形成された第
2のトラックが設けられ、第1のトラックには、所定単
位で記録されたディジタルデータの開始位置を示す第1
のデータが記録されると共に、ディジタルデータを特定
する第2のデータが記録され、第2のトラックには、テ
ープ上のアドレスを示す第3のデータが記録されると共
に、所定単位で記録されたディジタルデータの位置と対
応した第4のデータが記録されるデータレコーダーであ
る。
【0011】
【作用】テープの長手方向トラックに、ファイルマーク
およびID番号を記録する。ファイルマークを読み出す
ことにより、所望のデータを高速且つ容易に得ることが
できる。
およびID番号を記録する。ファイルマークを読み出す
ことにより、所望のデータを高速且つ容易に得ることが
できる。
【0012】
【実施例】以下、この発明によるデータレコーダーに関
して図面を参照して説明する。ここで説明するデータレ
コーダーは、カセットテープに対して回転ヘッドにより
ディジタルデータを記録/再生するものである。図1お
よび図2は、データレコーダーの外観の前面および背面
をそれぞれ示す。
して図面を参照して説明する。ここで説明するデータレ
コーダーは、カセットテープに対して回転ヘッドにより
ディジタルデータを記録/再生するものである。図1お
よび図2は、データレコーダーの外観の前面および背面
をそれぞれ示す。
【0013】図示のように、上下に積み重ねられた二つ
のユニット、すなわち、テープドライブコントローラー
1と、ディジタル情報レコーダー2とによって、データ
レコーダーが構成される。テープドライブコントローラ
ー1の前面パネルには、カセットテープのローディング
/アンローディングを操作するボタン3、カセットテー
プがローディングされているかどうか、電源オンの状態
等をそれぞれ表示する複数の発光ダイオード4が設けら
れている。また、開閉自在のパネル6で覆われた部分に
も他の操作ボタンが配置されている。ディジタル情報レ
コーダー2の前面パネルには、カセットテープ挿入口5
が設けられている。
のユニット、すなわち、テープドライブコントローラー
1と、ディジタル情報レコーダー2とによって、データ
レコーダーが構成される。テープドライブコントローラ
ー1の前面パネルには、カセットテープのローディング
/アンローディングを操作するボタン3、カセットテー
プがローディングされているかどうか、電源オンの状態
等をそれぞれ表示する複数の発光ダイオード4が設けら
れている。また、開閉自在のパネル6で覆われた部分に
も他の操作ボタンが配置されている。ディジタル情報レ
コーダー2の前面パネルには、カセットテープ挿入口5
が設けられている。
【0014】図2に示すように、テープドライブコント
ローラー1およびディジタル情報レコーダー2のそれぞ
れの背面には、複数のコネクタが設けられている。下側
のテープドライブコントローラー1には、データ入力/
出力コネクタ11、コントロール用コネクタ12、RS
232Cコネクタ13、2個のSCSIコネクタ14a
および14b、交流電源入力コネクタ15、直流電源出
力コネクタ16が設けられる。
ローラー1およびディジタル情報レコーダー2のそれぞ
れの背面には、複数のコネクタが設けられている。下側
のテープドライブコントローラー1には、データ入力/
出力コネクタ11、コントロール用コネクタ12、RS
232Cコネクタ13、2個のSCSIコネクタ14a
および14b、交流電源入力コネクタ15、直流電源出
力コネクタ16が設けられる。
【0015】一方、ディジタル情報レコーダー2には、
データ入力/出力コネクタ21、コントロール用コネク
タ22、RS232Cコネクタ23が設けられる。ディ
ジタル情報レコーダー2の動作電源は、テープドライブ
コントローラー1の直流電源出力コネクタ16に接続ケ
ーブルを接続することで供給される。データ入力/出力
コネクタ11および21間がケーブルで接続され、デー
タがコントローラー1およびレコーダー2間で送受され
る。コントロール用コネクタ12および22がケーブル
で接続され、コントロール信号の授受がなされる。さら
に、RS232Cコネクタ13および23は、診断用に
設けられている。
データ入力/出力コネクタ21、コントロール用コネク
タ22、RS232Cコネクタ23が設けられる。ディ
ジタル情報レコーダー2の動作電源は、テープドライブ
コントローラー1の直流電源出力コネクタ16に接続ケ
ーブルを接続することで供給される。データ入力/出力
コネクタ11および21間がケーブルで接続され、デー
タがコントローラー1およびレコーダー2間で送受され
る。コントロール用コネクタ12および22がケーブル
で接続され、コントロール信号の授受がなされる。さら
に、RS232Cコネクタ13および23は、診断用に
設けられている。
【0016】ホストコンピューターとデータレコーダー
を接続する時には、SCSIコネクタ14aおよび14
bが使用される。図3に示すように、ホストコンピュー
ター20がデータレコーダーに対して例えばリード命令
を与えると、データレコーダーがデータをホストコンピ
ューター20に対して出力する。
を接続する時には、SCSIコネクタ14aおよび14
bが使用される。図3に示すように、ホストコンピュー
ター20がデータレコーダーに対して例えばリード命令
を与えると、データレコーダーがデータをホストコンピ
ューター20に対して出力する。
【0017】ディジタル情報レコーダー2は、カセット
テープに対して回転ヘッドによりディジタルデータを記
録/再生する。図4は、このレコーダー2のヘッド配置
の一例を示す。所定速度で回転するドラム25に対し
て、記録用の4個のヘッドRa、Rb、RcおよびRd
と再生用の4個のヘッドPa、Pb、PcおよびPdが
それぞれ取り付けられる。
テープに対して回転ヘッドによりディジタルデータを記
録/再生する。図4は、このレコーダー2のヘッド配置
の一例を示す。所定速度で回転するドラム25に対し
て、記録用の4個のヘッドRa、Rb、RcおよびRd
と再生用の4個のヘッドPa、Pb、PcおよびPdが
それぞれ取り付けられる。
【0018】ヘッドRa、Rbが近接した位置に設けら
れ、同様に、ヘッドRcおよびRd、ヘッドPaおよび
Pb、ヘッドPcおよびPdのペアがそれぞれ近接した
位置に設けられる。また、これらの近接する二つのヘッ
ド間のギャップの延長方向(アジマスと称される)が異
ならされている。180°の間隔で対向するヘッドRa
およびRcが第1のアジマスを有し、同様に、180°
の間隔で対向するヘッドRbおよびRdが第2のアジマ
スを有する。また、ヘッドPaおよびPcが第1のアジ
マスを有し、ヘッドPbおよびPdが第2のアジマスを
有する。このようにアジマスを異ならせるのは、隣接ト
ラック間のクロストークを防止するためである。近接す
る二つのヘッドは、実際には、ダブルアジマスヘッドと
称される一体構造のヘッドとして実現される。
れ、同様に、ヘッドRcおよびRd、ヘッドPaおよび
Pb、ヘッドPcおよびPdのペアがそれぞれ近接した
位置に設けられる。また、これらの近接する二つのヘッ
ド間のギャップの延長方向(アジマスと称される)が異
ならされている。180°の間隔で対向するヘッドRa
およびRcが第1のアジマスを有し、同様に、180°
の間隔で対向するヘッドRbおよびRdが第2のアジマ
スを有する。また、ヘッドPaおよびPcが第1のアジ
マスを有し、ヘッドPbおよびPdが第2のアジマスを
有する。このようにアジマスを異ならせるのは、隣接ト
ラック間のクロストークを防止するためである。近接す
る二つのヘッドは、実際には、ダブルアジマスヘッドと
称される一体構造のヘッドとして実現される。
【0019】ドラム25の周面には、180°よりやや
大きい角範囲にわたって、カセットから引き出されたテ
ープ(例えば1/2インチ幅)が斜めに巻き付けられ
る。テープは、所定速度で送られる。従って、記録時に
は、ドラム25が1回転する期間の前半で、ヘッドRa
およびRbがテープを走査し、その後半でヘッドRcお
よびRdがテープを走査する。再生時では、ヘッドPa
およびPbがテープを走査し、次に、ヘッドPcおよび
Pdがテープを走査する。
大きい角範囲にわたって、カセットから引き出されたテ
ープ(例えば1/2インチ幅)が斜めに巻き付けられ
る。テープは、所定速度で送られる。従って、記録時に
は、ドラム25が1回転する期間の前半で、ヘッドRa
およびRbがテープを走査し、その後半でヘッドRcお
よびRdがテープを走査する。再生時では、ヘッドPa
およびPbがテープを走査し、次に、ヘッドPcおよび
Pdがテープを走査する。
【0020】図5は、ディジタル情報レコーダー2のテ
ープ上のトラックパターンを示す。テープの幅方向の上
下にそれぞれ長手方向トラックが形成され、その間にヘ
リカルトラックが形成される。上側の長手方向トラック
26には、コントロール信号が記録され、下側の長手方
向トラック27には、ファイルマークおよびID番号
(後述)が記録される。ドラム25の1回転で、ヘッド
RaおよびRbによって、2本のヘリカルトラックTa
およびTbが同時に形成され、次に、ヘッドRcおよび
Rdによって、2本のヘリカルトラックTcおよびTd
が同時に形成される。なお、各ヘリカルトラックは、前
半部分と後半部分とが分離して形成され、この中間の部
分にトラッキング用のパイロット信号の記録エリア28
が設けられる。なお、このデータレコーダーでは、図5
に示す4本のトラックTa〜Tdに記録可能なデータを
取り扱うデータの単位(トラックセットと称する)とし
ている。
ープ上のトラックパターンを示す。テープの幅方向の上
下にそれぞれ長手方向トラックが形成され、その間にヘ
リカルトラックが形成される。上側の長手方向トラック
26には、コントロール信号が記録され、下側の長手方
向トラック27には、ファイルマークおよびID番号
(後述)が記録される。ドラム25の1回転で、ヘッド
RaおよびRbによって、2本のヘリカルトラックTa
およびTbが同時に形成され、次に、ヘッドRcおよび
Rdによって、2本のヘリカルトラックTcおよびTd
が同時に形成される。なお、各ヘリカルトラックは、前
半部分と後半部分とが分離して形成され、この中間の部
分にトラッキング用のパイロット信号の記録エリア28
が設けられる。なお、このデータレコーダーでは、図5
に示す4本のトラックTa〜Tdに記録可能なデータを
取り扱うデータの単位(トラックセットと称する)とし
ている。
【0021】図6は、テープドライブコントローラー1
およびディジタル情報レコーダー2のシステム構成を概
略的に示す。その主な機能は、下記のものである。 SCSIコントローラー32の管理 バッファメモリー33の管理 ファイル管理/テーブル管理 データの書込み、読出し、リトライの管理 ディジタル情報レコーダー2の制御 自己診断
およびディジタル情報レコーダー2のシステム構成を概
略的に示す。その主な機能は、下記のものである。 SCSIコントローラー32の管理 バッファメモリー33の管理 ファイル管理/テーブル管理 データの書込み、読出し、リトライの管理 ディジタル情報レコーダー2の制御 自己診断
【0022】SCSIコントローラー32を介してホス
トコンピューターとの接続がなされる。バッファメモリ
ー33とテープドライブコントローラー側との間には、
ドライブコントローラー34が設けられる。バッファメ
モリー33から読み出されたデータがドライブコントロ
ーラー34を介してC2エンコーダ35に供給される。
C2エンコーダ35に対してトラックインターリーブ回
路36およびC1エンコーダ37が接続される。
トコンピューターとの接続がなされる。バッファメモリ
ー33とテープドライブコントローラー側との間には、
ドライブコントローラー34が設けられる。バッファメ
モリー33から読み出されたデータがドライブコントロ
ーラー34を介してC2エンコーダ35に供給される。
C2エンコーダ35に対してトラックインターリーブ回
路36およびC1エンコーダ37が接続される。
【0023】C2エンコーダ35およびC1エンコーダ
37は、記録データに対して、積符号のエラー訂正符号
化を行なうものである。また、トラックインターリーブ
回路36は、記録/再生のプロセスで発生するエラーの
訂正能力を高めるために、データを記録する時のトラッ
クへの分配を制御する。
37は、記録データに対して、積符号のエラー訂正符号
化を行なうものである。また、トラックインターリーブ
回路36は、記録/再生のプロセスで発生するエラーの
訂正能力を高めるために、データを記録する時のトラッ
クへの分配を制御する。
【0024】さらに、テープ上にデータを記録する時に
は、同期信号で区切られたSYNCブロックを単位とす
るので、トラックインターリーブ回路36において、ブ
ロック同期信号が付加される。さらに、C1エンコーダ
37において、C1パリティが生成された後に、データ
のランダム化、複数のSYNCブロック内でのワードの
インターリーブ処理がなされる。
は、同期信号で区切られたSYNCブロックを単位とす
るので、トラックインターリーブ回路36において、ブ
ロック同期信号が付加される。さらに、C1エンコーダ
37において、C1パリティが生成された後に、データ
のランダム化、複数のSYNCブロック内でのワードの
インターリーブ処理がなされる。
【0025】C1エンコーダ37からのディジタルデー
タがディジタル情報レコーダー2へ伝送される。ディジ
タル情報レコーダー2は、チャンネル符号のエンコーダ
38で受け取ったディジタルデータを符号化し、RF,
アンプ39を介して記録ヘッドRa〜Rdへ記録データ
を出力する。ヘッドRa〜Rdによって、テープ91上
に記録データが記録される。RF,アンプ39は、パー
シャルレスポンスクラス4(PR(1,0,−1))の
処理を行なう。
タがディジタル情報レコーダー2へ伝送される。ディジ
タル情報レコーダー2は、チャンネル符号のエンコーダ
38で受け取ったディジタルデータを符号化し、RF,
アンプ39を介して記録ヘッドRa〜Rdへ記録データ
を出力する。ヘッドRa〜Rdによって、テープ91上
に記録データが記録される。RF,アンプ39は、パー
シャルレスポンスクラス4(PR(1,0,−1))の
処理を行なう。
【0026】再生ヘッドPa〜Pdによってテープ91
から再生されたデータがRF,アンプ41を介してチャ
ンネル符号のデコーダー42に供給される。RF,アン
プ41は、再生アンプ、イコライザ、ビタビ復号器等を
含む。チャンネル符号のデコーダー42の出力がテープ
ドライブコントローラー1へ伝送され、C1デコーダー
43へ入力される。
から再生されたデータがRF,アンプ41を介してチャ
ンネル符号のデコーダー42に供給される。RF,アン
プ41は、再生アンプ、イコライザ、ビタビ復号器等を
含む。チャンネル符号のデコーダー42の出力がテープ
ドライブコントローラー1へ伝送され、C1デコーダー
43へ入力される。
【0027】C1デコーダー43に対してトラックディ
インターリーブ回路44が接続され、さらに、C2デコ
ーダー45がディインターリーブ回路44に対して接続
される。C1デコーダー43、トラックディインターリ
ーブ回路44およびC2デコーダー45は、それぞれC
1エンコーダ37、トラックインターリーブ回路36お
よびC2エンコーダ35のそれぞれが行なう処理と逆の
処理を行なう。C2デコーダー45からの再生(リー
ド)データがドライブコントローラー34を介してバッ
ファメモリー33に供給される。
インターリーブ回路44が接続され、さらに、C2デコ
ーダー45がディインターリーブ回路44に対して接続
される。C1デコーダー43、トラックディインターリ
ーブ回路44およびC2デコーダー45は、それぞれC
1エンコーダ37、トラックインターリーブ回路36お
よびC2エンコーダ35のそれぞれが行なう処理と逆の
処理を行なう。C2デコーダー45からの再生(リー
ド)データがドライブコントローラー34を介してバッ
ファメモリー33に供給される。
【0028】ディジタル情報レコーダー2には、システ
ムコントローラー46が設けられている。また、テープ
91の長手方向のトラックに対する固定ヘッド47が設
けられている。このヘッド47は、システムコントロー
ラー46と結合され、ヘッド47によって、ファイルマ
ークおよびID番号の記録/再生がなされる。システム
コントローラー46は、テープドライブコントローラー
1のシステムコントローラー31と双方向のバスを介し
て接続される。システムコントローラー31では、記録
/再生時に、エラー訂正不可能なデータがあるか否かが
検出される。
ムコントローラー46が設けられている。また、テープ
91の長手方向のトラックに対する固定ヘッド47が設
けられている。このヘッド47は、システムコントロー
ラー46と結合され、ヘッド47によって、ファイルマ
ークおよびID番号の記録/再生がなされる。システム
コントローラー46は、テープドライブコントローラー
1のシステムコントローラー31と双方向のバスを介し
て接続される。システムコントローラー31では、記録
/再生時に、エラー訂正不可能なデータがあるか否かが
検出される。
【0029】システムコントローラー46に対してメカ
ニズムコントローラー48が接続される。メカニズムコ
ントローラー48は、サーボ回路を含み、モータドライ
ブ回路49を介してモータ50をドライブする。システ
ムコントローラー46は、例えば2個のCPUを有し、
テープドライブコントローラー1との通信、記録/再生
のタイミングの制御等を行なう。
ニズムコントローラー48が接続される。メカニズムコ
ントローラー48は、サーボ回路を含み、モータドライ
ブ回路49を介してモータ50をドライブする。システ
ムコントローラー46は、例えば2個のCPUを有し、
テープドライブコントローラー1との通信、記録/再生
のタイミングの制御等を行なう。
【0030】メカニズムコントローラー48は、例えば
2個のCPUを有し、ディジタル情報レコーダー2のメ
カニカルシステムを制御する。より具体的には、ヘッド
・テープ系の回転の制御、テープ速度の制御、トラッキ
ングの制御、カセットテープのローディング/アンロー
ディングの制御、テープテンションの制御をメカニズム
コントローラー48が制御する。モータ50は、ドラム
モータ、キャプスタンモータ、リールモータ、カセット
装着用モータ、ローディングモータ等を全体として表し
ている。
2個のCPUを有し、ディジタル情報レコーダー2のメ
カニカルシステムを制御する。より具体的には、ヘッド
・テープ系の回転の制御、テープ速度の制御、トラッキ
ングの制御、カセットテープのローディング/アンロー
ディングの制御、テープテンションの制御をメカニズム
コントローラー48が制御する。モータ50は、ドラム
モータ、キャプスタンモータ、リールモータ、カセット
装着用モータ、ローディングモータ等を全体として表し
ている。
【0031】さらに、テープドライブコントローラー1
の電源供給ユニット51からの直流電圧が入力されるD
C−DC変換回路52が設けられている。図では省略さ
れているが、ディジタル情報レコーダー2には、テープ
エンドの検出センサ等の位置センサ等が設けられてい
る。
の電源供給ユニット51からの直流電圧が入力されるD
C−DC変換回路52が設けられている。図では省略さ
れているが、ディジタル情報レコーダー2には、テープ
エンドの検出センサ等の位置センサ等が設けられてい
る。
【0032】ところで、この発明によるデータレコーダ
ーでは、長手方向に設けられたトラックに対して、64
ビットでデータ(ファイルマークおよびID番号)の記
録が行われる。ファイルマークとは、トラック中にテー
プマークが存在する時に用いられるIDのことである。
ID番号は、1トラックセット毎に付されると共に、8
桁(各1桁は4ビット)で表現され、計32ビットで記
録される。ID番号のうち、奇数桁が10進数で、偶数
桁が6進数で表現される。
ーでは、長手方向に設けられたトラックに対して、64
ビットでデータ(ファイルマークおよびID番号)の記
録が行われる。ファイルマークとは、トラック中にテー
プマークが存在する時に用いられるIDのことである。
ID番号は、1トラックセット毎に付されると共に、8
桁(各1桁は4ビット)で表現され、計32ビットで記
録される。ID番号のうち、奇数桁が10進数で、偶数
桁が6進数で表現される。
【0033】図7は、このようにして作成されたファイ
ルマークおよびID番号が長手方向のトラックに記録さ
れたテープの略線図である。なお、以下の例では、説明
の簡単のために、アジマスヘッドではなく180度対向
の1組のヘッドでテープに記録を行うものとする。先頭
トラックから、テープマーク、インデックス(ファイル
名やファイルサイズ等、ファイルに関する情報)および
ファイルデータが順に記録される。上述のように、ID
番号の奇数桁は10進数で、偶数桁は6進数で表現され
る。16進数に換算してみると、奇数桁ではAからF
が、偶数桁では6からFがそれぞれ使用されないことに
なる。これら使用されない数を用いて、ファイルマーク
が記録される。このようにファイルマークを表現するこ
とにより、ID番号とファイルマークとを区別すること
ができる。
ルマークおよびID番号が長手方向のトラックに記録さ
れたテープの略線図である。なお、以下の例では、説明
の簡単のために、アジマスヘッドではなく180度対向
の1組のヘッドでテープに記録を行うものとする。先頭
トラックから、テープマーク、インデックス(ファイル
名やファイルサイズ等、ファイルに関する情報)および
ファイルデータが順に記録される。上述のように、ID
番号の奇数桁は10進数で、偶数桁は6進数で表現され
る。16進数に換算してみると、奇数桁ではAからF
が、偶数桁では6からFがそれぞれ使用されないことに
なる。これら使用されない数を用いて、ファイルマーク
が記録される。このようにファイルマークを表現するこ
とにより、ID番号とファイルマークとを区別すること
ができる。
【0034】つまり、長手方向のトラックにファイルマ
ークおよびID番号を上述の方法で記録すると、ファイ
ルマークがID番号に対してユニークとなり、ファイル
マークを容易に検出することができる。また、ファイル
マークを使用しない従来の機器にファイルマークが記録
されたテープを装填した場合でも、検出されたファイル
マークを単なる読み取りエラーとして処理することで、
テープの互換性を確保することができる。さらに、ID
番号は、連続性を有するデータである。従って、エラー
と判定されても、その前後のデータより補正することが
できるので、問題なく取り扱うことができる。
ークおよびID番号を上述の方法で記録すると、ファイ
ルマークがID番号に対してユニークとなり、ファイル
マークを容易に検出することができる。また、ファイル
マークを使用しない従来の機器にファイルマークが記録
されたテープを装填した場合でも、検出されたファイル
マークを単なる読み取りエラーとして処理することで、
テープの互換性を確保することができる。さらに、ID
番号は、連続性を有するデータである。従って、エラー
と判定されても、その前後のデータより補正することが
できるので、問題なく取り扱うことができる。
【0035】ファイルマークを上述のように記録する
と、テープマークのデータサイズを大きくすることな
く、且つテープを高速に走行させてファイルマークを容
易に検出することができる。ファイルマークを検出する
ことにより、所望のファイルデータを容易に取り出すこ
とができる。また、EODもID番号に対してユニーク
且つファイルマークと識別可能なものにすることによ
り、長手トラックを読み出すのみで検出することができ
る。また、FITが記録されるテープにおいて、FIT
が何らかの原因で破壊された場合でも、テープを高速走
行させながらファイルマークを検索することにより、F
ITの修復を速やかに行うことができる。
と、テープマークのデータサイズを大きくすることな
く、且つテープを高速に走行させてファイルマークを容
易に検出することができる。ファイルマークを検出する
ことにより、所望のファイルデータを容易に取り出すこ
とができる。また、EODもID番号に対してユニーク
且つファイルマークと識別可能なものにすることによ
り、長手トラックを読み出すのみで検出することができ
る。また、FITが記録されるテープにおいて、FIT
が何らかの原因で破壊された場合でも、テープを高速走
行させながらファイルマークを検索することにより、F
ITの修復を速やかに行うことができる。
【0036】ところで、実際には、長手トラックを読み
出す際に、ドロップアウト等により正確にID番号を読
み出せないことがある。これに対処するために、ファイ
ルマークは、ID番号の8桁目の数に例えば6が加算さ
れて表現される。図8には、ファイルマークおよびID
番号のシーケンスが示される。上述のように、ファイル
マークおよびID番号は、8桁で示される。ID番号
は、23:37:49:06から23:37:49:1
6まで示される。このうち、23:37:49:11が
ファイルマークである場合には、8桁目の数(2)に6
が加算され、83:37:49:11という値とされ
る。同様に、EODは、ID番号の6桁目の数に例えば
6が加算されて表現される。ID番号に基づいてファイ
ルマークやEODを作成することにより、ファイルマー
クやEODの誤検出を防止することができる。
出す際に、ドロップアウト等により正確にID番号を読
み出せないことがある。これに対処するために、ファイ
ルマークは、ID番号の8桁目の数に例えば6が加算さ
れて表現される。図8には、ファイルマークおよびID
番号のシーケンスが示される。上述のように、ファイル
マークおよびID番号は、8桁で示される。ID番号
は、23:37:49:06から23:37:49:1
6まで示される。このうち、23:37:49:11が
ファイルマークである場合には、8桁目の数(2)に6
が加算され、83:37:49:11という値とされ
る。同様に、EODは、ID番号の6桁目の数に例えば
6が加算されて表現される。ID番号に基づいてファイ
ルマークやEODを作成することにより、ファイルマー
クやEODの誤検出を防止することができる。
【0037】また、テープに記録されたファイルデータ
の先頭から順に番号を付し、その番号を長手トラックの
残りの32ビットのうちの16ビットに記録する。ファ
イルデータのサイズによっては、1つのID番号に複数
のテープマークが存在することも考えられる。このた
め、テープマークの数を残りの16ビットに記録するよ
うにする。これにより、ホストコンピューター側でファ
イルデータの記録順が予め分かっており、且つテープに
ファイルデータがその記録順で記録されている場合に
は、ファイルマークのみをサーチすることにより、ファ
イルの先頭のID番号には関係なく、所望のファイルデ
ータを容易にサーチすることができる。
の先頭から順に番号を付し、その番号を長手トラックの
残りの32ビットのうちの16ビットに記録する。ファ
イルデータのサイズによっては、1つのID番号に複数
のテープマークが存在することも考えられる。このた
め、テープマークの数を残りの16ビットに記録するよ
うにする。これにより、ホストコンピューター側でファ
イルデータの記録順が予め分かっており、且つテープに
ファイルデータがその記録順で記録されている場合に
は、ファイルマークのみをサーチすることにより、ファ
イルの先頭のID番号には関係なく、所望のファイルデ
ータを容易にサーチすることができる。
【0038】特に、テープの停止位置の近傍のファイル
マークを読むことにより、テープの前後どちらの方向に
ファイルデータをサーチすればよいのか分かるので、フ
ァイルデータのサーチを高速且つ容易に行うことができ
る。
マークを読むことにより、テープの前後どちらの方向に
ファイルデータをサーチすればよいのか分かるので、フ
ァイルデータのサーチを高速且つ容易に行うことができ
る。
【0039】図9は、所望のファイルデータを読み出す
際のデータレコーダーの動作に関するフローチャートで
ある。ホストコンピューターから所望のファイルデータ
の読み出しに関するコマンドがデータレコーダーに供給
される(ステップ61)と、装填されたテープが高速で
走行される。ステップ62では、テープの長手方向に記
録されている、所望のファイルデータに対応するファイ
ルマークがテープの途中または先頭から読み出される。
ステップ63では、読み出されたファイルマークがID
番号に対してユニークなデータ(ファイルマーク)であ
るか否かが検出される。ファイルマークと検出される
と、ステップ64において、読み出されたファイルマー
クが所望のファイルマークと同一であるか否かが検出さ
れる。この検出は、実際には、上述のテープマークおよ
びインデックスが再生されることにより行われる。所望
のファイルマークでないならば、処理はステップ63に
戻る。一方、所望のファイルマークであるならば、テー
プが通常速度で再生され、ステップ65において、ファ
イルマークのID番号に対応するファイルデータのイン
デックスデータが出力される。
際のデータレコーダーの動作に関するフローチャートで
ある。ホストコンピューターから所望のファイルデータ
の読み出しに関するコマンドがデータレコーダーに供給
される(ステップ61)と、装填されたテープが高速で
走行される。ステップ62では、テープの長手方向に記
録されている、所望のファイルデータに対応するファイ
ルマークがテープの途中または先頭から読み出される。
ステップ63では、読み出されたファイルマークがID
番号に対してユニークなデータ(ファイルマーク)であ
るか否かが検出される。ファイルマークと検出される
と、ステップ64において、読み出されたファイルマー
クが所望のファイルマークと同一であるか否かが検出さ
れる。この検出は、実際には、上述のテープマークおよ
びインデックスが再生されることにより行われる。所望
のファイルマークでないならば、処理はステップ63に
戻る。一方、所望のファイルマークであるならば、テー
プが通常速度で再生され、ステップ65において、ファ
イルマークのID番号に対応するファイルデータのイン
デックスデータが出力される。
【0040】ステップ63において、読み出された長手
トラックのデータがユニークデータでない(ID番号で
ある)と検出されたならば、そのID番号がEODであ
るか否かがステップ66で検出される。EODの場合に
は、所望のファイルデータが見つかるよりも前にEOD
が見つかったことになるので、ステップ67でエラー信
号が出力される(EOD処理)。
トラックのデータがユニークデータでない(ID番号で
ある)と検出されたならば、そのID番号がEODであ
るか否かがステップ66で検出される。EODの場合に
は、所望のファイルデータが見つかるよりも前にEOD
が見つかったことになるので、ステップ67でエラー信
号が出力される(EOD処理)。
【0041】また、ステップ66において、ID番号が
EODではないと検出されたならば、ステップ68にお
いて、エラー修正のためにID番号の補正が行われる。
EODではないと検出されたならば、ステップ68にお
いて、エラー修正のためにID番号の補正が行われる。
【0042】
【発明の効果】この発明に依れば、ファイルマークを長
手方向トラックに記録することにより、テープに記録さ
れているファイルデータの情報をテープ上に記録する必
要がなく、高速で所望のファイルデータを読み出すこと
ができる。また、テープ上にファイル情報が記録されて
いるテープに関しても、ファイル情報が破損した場合、
その修復を高速に行うことができる。さらに、ファイル
マークに対して冗長データを付加することにより、ファ
イルマークの誤検出を防止することができる。またさら
に、ファイルマークとID番号をテープ上に記録するこ
とにより、予めテープに記録されているファイルデータ
と記録されている順番がわかっていれば、ID番号がわ
かっていなくとも、ファイルデータの検索を高速且つ容
易に行うことができる。
手方向トラックに記録することにより、テープに記録さ
れているファイルデータの情報をテープ上に記録する必
要がなく、高速で所望のファイルデータを読み出すこと
ができる。また、テープ上にファイル情報が記録されて
いるテープに関しても、ファイル情報が破損した場合、
その修復を高速に行うことができる。さらに、ファイル
マークに対して冗長データを付加することにより、ファ
イルマークの誤検出を防止することができる。またさら
に、ファイルマークとID番号をテープ上に記録するこ
とにより、予めテープに記録されているファイルデータ
と記録されている順番がわかっていれば、ID番号がわ
かっていなくとも、ファイルデータの検索を高速且つ容
易に行うことができる。
【図1】この発明による磁気テープ記録再生装置の正面
図である。
図である。
【図2】この発明による磁気テープ記録再生装置の背面
図である。
図である。
【図3】この発明による磁気テープ記録再生装置の使用
例を示す略線図である。
例を示す略線図である。
【図4】ディジタル情報レコーダーのヘッド構成を示す
略線図である。
略線図である。
【図5】カセットテープのトラックパターンを示す略線
図である。
図である。
【図6】磁気テープ記録再生装置のシステム構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図7】ID番号およびファイルマークが長手方向のト
ラックに記録されたテープの略線図である。
ラックに記録されたテープの略線図である。
【図8】ID番号およびファイルマークのシーケンスを
示す図である。
示す図である。
【図9】データレコーダーの動作に関するフローチャー
トである。
トである。
【図10】テープの概略図である。
【図11】拡大されたテープマークが記録されたテープ
の略線図である。
の略線図である。
【図12】ID番号が記録されたテープの略線図であ
る。
る。
【図13】ID番号を用いてデータを記録したテープの
略線図である。
略線図である。
1 テープドライブコントローラー 2 ディジタル情報レコーダー 46 システムコントローラー 47 固定ヘッド
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/10 H 27/28 A
Claims (4)
- 【請求項1】 テープ状記録媒体に対してディジタルデ
ータを斜め方向で記録及び再生するデータレコーダーで
あって、 上記テープ状記録媒体には、ディジタルデータを記録す
るために斜め方向に形成された第1のトラックおよび長
手方向に形成された第2のトラックが設けられ、 上記第1のトラックには、所定単位で記録されたディジ
タルデータの開始位置を示す第1のデータが記録される
と共に、上記ディジタルデータを特定する第2のデータ
が記録され、 上記第2のトラックには、テープ上のアドレスを示す第
3のデータが記録されると共に、上記所定単位で記録さ
れたディジタルデータの位置と対応した第4のデータが
記録されるデータレコーダー。 - 【請求項2】 上記テープ状記媒体を高速走行し、第4
のデータを検出し、上記第4のデータと対応する上記第
2のデータおよび上記第3のデータを再生して、所望の
ディジタルデータであるか否かを判別することを特徴と
する請求項1記載のデータレコーダー。 - 【請求項3】 上記第4のデータは、上記第3のデータ
に冗長データが付加された値であることを特徴とする請
求項1記載のデータレコーダー。 - 【請求項4】 上記第4のデータは、順次変化する番号
情報を有することを特徴とする請求項1記載のデータレ
コーダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7061757A JPH08235836A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | データレコーダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7061757A JPH08235836A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | データレコーダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08235836A true JPH08235836A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=13180356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7061757A Pending JPH08235836A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | データレコーダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08235836A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2361091A (en) * | 2000-04-05 | 2001-10-10 | Sony Uk Ltd | Digital video tape recording |
GB2361095A (en) * | 2000-04-05 | 2001-10-10 | Sony Uk Ltd | Recording metadata |
JP2009169996A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | テープ媒体に対してデータの書込み/読出しを行う装置及び方法 |
US7778516B2 (en) | 2000-04-05 | 2010-08-17 | Sony United Kingdom Limited | Identifying, recording and reproducing information |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP7061757A patent/JPH08235836A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2361091A (en) * | 2000-04-05 | 2001-10-10 | Sony Uk Ltd | Digital video tape recording |
GB2361095A (en) * | 2000-04-05 | 2001-10-10 | Sony Uk Ltd | Recording metadata |
US7778516B2 (en) | 2000-04-05 | 2010-08-17 | Sony United Kingdom Limited | Identifying, recording and reproducing information |
JP2009169996A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | テープ媒体に対してデータの書込み/読出しを行う装置及び方法 |
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