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JP2001122722A - マッサージ用化粧水 - Google Patents

マッサージ用化粧水

Info

Publication number
JP2001122722A
JP2001122722A JP29769399A JP29769399A JP2001122722A JP 2001122722 A JP2001122722 A JP 2001122722A JP 29769399 A JP29769399 A JP 29769399A JP 29769399 A JP29769399 A JP 29769399A JP 2001122722 A JP2001122722 A JP 2001122722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
massage
lotion
inorganic salt
chloride
sulfate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29769399A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinori Hanano
彰紀 花野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noevir Co Ltd
Original Assignee
Noevir Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noevir Co Ltd filed Critical Noevir Co Ltd
Priority to JP29769399A priority Critical patent/JP2001122722A/ja
Publication of JP2001122722A publication Critical patent/JP2001122722A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時に振とうして粉体を再分散
させて用いるローションタイプでありながら、高い温熱
感を有し、粒体の再分散性が良好なマッサージ用化粧水
を得る。 【解決手段】 マッサージ用化粧水において、平
均分子量600以下のポリエチレングリコールと、水和
する際発熱する性質を有する無機塩の粒体と体質顔料を
併用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、平均分子量60
0以下のポリエチレングリコールと、水和する際発熱す
る性質を有する無機塩の粒体と、体質顔料を含有する、
使用時に振とうして粒体を再分散させて用いる二層型マ
ッサージ用化粧水に関する。さらに詳細には、肌に塗布
した際の温熱性能に優れ、しかも粒体の再分散性の良好
な、マッサージ用化粧水に関する。
【0002】
【従来の技術】マッサージ用化粧料は、皮膚上に塗擦す
ることにより、皮膚の血行を促進するとともに皮膚の洗
浄,爽快感といった効果を得るものである。近年、かか
るマッサージ用化粧料としては、皮膚上で塗擦しやす
く、さらにみずみずしい感触が得られることから、水性
タイプのものが使用されている。そして、多価アルコー
ルなどの保湿剤を配合して保湿性を高めたり、さらには
保湿剤を多く配合して温熱感を付与したり、皮膚の清浄
や古い角質の除去などを目的としてスクラブ剤を配合し
たりといった工夫がなされている。
【0003】温感とスクラブ機能を併用したマッサージ
用化粧料としては、グリセリンなどの多価アルコールを
配合し、さらに粒体の塩化ナトリウムをスクラブ剤とし
て配合することが知られている(特第2568703
号)。
【0004】また、粒体の無機塩を含有する多価アルコ
ールゲル組成物において、粒体の分散性を高めるため
に、水溶性高分子やシリカゲルなどを添加する試みが行
われている(特開平9−249527,特開平9−87
158)。
【0005】しかしながら、これらのマッサージ用化粧
料はすべてゲル状の外観を呈するものであり、使用時に
べたついたり、経時的に粘度の上昇が認められるなどの
問題点があった。さらに、使用時に振とうして粒体を再
分散させて用いるローションタイプの化粧料において
は、粒体の凝集,沈降が生じ、振とうしても再分散しに
くいという問題のあるものが多かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のゲル組成物の問
題点を解決し、使用時に振とうして用いる2層型の化粧
水でありながら、高い温熱感を有し、粒体の再分散性が
良好なマッサージ用化粧水を得ることを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記問題点
に鑑み研究を行った結果、平均分子量600以下のポリ
エチレングリコールと、水和する際発熱する性質を有す
る無機塩の粒体及び体質顔料を併用することにより、ロ
ーションタイプでありながら、高い温熱感を有し、粒体
の再分散性が良好なマッサージ用化粧水が得られること
を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
【0009】本発明においては、平均分子量600以下
のポリエチレングリコールの配合量は、1重量%〜90
重量%とするのが好ましい。また、他の多価アルコール
と併用して用いることができる。併用する多価アルコー
ルとしては、通常皮膚外用剤に使用されるものであれば
特に限定されず、例えばエチレングリコール,1,3-ブチ
レングリコール,1,2-ブチレングリコール,1,2-ペンタ
ンジオール,1,3-ペンタンジオール,1,4-ペンタンジオ
ール,ジエチレングリコール,トリエチレングリコー
ル,テトラエチレングリコール,プロピレングリコー
ル,ジプロピレングリコール,ヘキシレングリコール,
グリセリン,ジグリセリン,トリグリセリン等が挙げら
れる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。
【0010】また、本発明において、平均分子量600
以下のポリエチレングリコールと多価アルコールの配合
量は、温熱効果の点からマッサージ用化粧水の親水性液
状成分全量の80重量%以上が好ましい。また水分量は
マッサージ用化粧水の親水性液状成分全量の20重量%
以下が好ましく、さらには10重量%以下がより好まし
く、水を配合しない場合に最も高い温熱効果を得ること
ができる。
【0011】本発明において使用する、水和する際発熱
する性質を有する無機塩の粒体としては、通常皮膚外用
剤に使用される無機塩で、水和する際に発熱する性質を
有する無機塩であれば特に限定されず、例えば塩化マグ
ネシウム,塩化カルシウム,塩化アルミニウム,塩化第
二鉄,塩化亜鉛,硫酸マグネシウム,硫酸カルシウム,
硫酸バリウム,硫酸第一鉄,硫酸亜鉛,硫酸アルミニウ
ム,乾燥ミョウバン,酸化カルシウム,炭酸マグネシウ
ム,炭酸ナトリウム,リン酸水素ナトリウム,炭酸カリ
ウム等が好ましい例として挙げられる。本発明において
は、これらの無機塩を単独で、若しくは2種以上を組み
合わせて配合する。さらに、本発明においてこれらの無
機塩の基原は特に問わず、化学的に合成されたものを用
いることもでき、また天然物由来のものをそのまま、若
しくは精製したものを用いることもできる。さらに、海
水を脱塩化ナトリウム処理した後乾燥させてなる海水乾
燥物が、望ましい例として挙げられる。
【0012】また、粒体で存在する無機塩の平均粒径
は、5mm以下、好ましくは0.1〜2.0mmが望まし
い。平均粒径が5mm以上では、肌に負担がかかり、刺激
の原因となる。さらに、無機塩の粒子形状は特に問わな
い。
【0013】本発明で、上記のような無機塩の配合量は
特に限定されないが、無機塩を粒体で安定に配合するた
めには、溶媒相に無機塩を飽和溶解させる必要があり、
溶媒相に対する飽和溶解度を越えた量を配合することが
好ましい。溶媒相に対する飽和溶解度以下の量を配合し
た場合、粒体の量,粒子形状及び粒径の変化が見られ
る。
【0014】本発明では、粒体の再分散性をさらに向上
させるため、体質顔料を併用する。使用する体質顔料と
しては特に限定されないが、無機塩の粒体の再分散性向
上及びマッサージ効果の点から、タルク及び無水ケイ酸
から選択される1種又は2種を使用することが好まし
い。体質顔料の配合量は、マッサージ用化粧水処方全量
に対して、1〜30重量%が好ましい。
【0015】マッサージ用化粧水の調製方法は、特に限
定しないが、多価アルコール溶液中で、無機塩及び体質
顔料を同時に分散させることにより、静置すると粒体が
沈殿し、軽く撹拌することにより容易に粒体が液相に再
分散することのできる、マッサージ用化粧料を得ること
ができる。
【0016】本発明のマッサージ用化粧水においては、
本発明の特徴を損なわない範囲で、各種油分,界面活性
剤,低級一価アルコール,保湿剤,細胞賦活剤,抗酸化
剤,美白剤,紫外線吸収剤,防菌防黴剤,顔料,色素
類,香料,抗真菌成分,抗炎症成分などの一般的な化粧
料,医薬品配合成分を添加することができる。
【0017】
【実施例】さらに実施例により、本発明の特徴について
詳細に説明する。
【0018】本発明に係るマッサージ用化粧水の実施例
1〜3及び比較例1,2を、表1に示した処方におい
て、全成分を混合することにより、調製した。
【0019】
【表1】 (配合量:重量%)
【0020】上記実施例1〜3及び比較例1,2におい
て、温熱効果及び粒体の再分散性の実使用評価を行っ
た。官能評価専門パネラー5名に実施例1〜3及び比較
例1,2をブラインドで使用させ、表2に示した基準で
合議により評価した。評価結果を表1に示した。
【0021】
【表2】
【0022】表1に示したとおり、本発明の実施例1〜
3は、温熱効果が高く、粉体の再分散性も良好であっ
た。しかしながら、無機塩に、水和する際吸熱する性質
を有する塩化ナトリウムを用いた比較例1は、多価アル
コールを90%含有するにもかかわらず、温熱効果は普
通という評価であった。また、海水乾燥物を含有し、体
質顔料であるタルクや無水ケイ酸を含有していない比較
例2は、温熱効果には優れるが、粒体が再分散しにくい
という評価であった。
【0023】 [実施例4] クレンジングマッサージ用化粧水 (1)ポリエチレングリコール(平均分子量200) 66.0(重量%) (2)流動パラフィン 5.0 (3)モノラウリン酸ソルビタン 2.0 (4)モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 2.0 (5)タルク 10.0 (6)無水ケイ酸 5.0 (7)塩化カルシウム 4.0 (8)炭酸マグネシウム 4.0 (9)硫酸バリウム 2.0 製法:(2)〜(9)の成分を順次(1)に添加して混合す
る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、使
用時に振とうして用いるローションタイプでありなが
ら、高い温熱感を有し、粒体の再分散性が良好なマッサ
ージ用化粧水を得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA161 AA162 AB171 AB172 AB211 AB281 AB311 AB322 AB331 AB332 AB341 AB351 AB361 AB362 AB431 AB432 AC022 AC122 AC442 AD041 AD042 BB21 CC04 CC23 DD39 EE06 EE07 EE11 EE50

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均分子量600以下のポリエチレング
    リコールと、水和する際発熱する性質を有する無機塩の
    粒体と、体質顔料を含有するマッサージ用化粧水。
  2. 【請求項2】 水和する際発熱する性質を有する無機塩
    が、塩化マグネシウム,塩化カルシウム,塩化アルミニ
    ウム,塩化第二鉄,塩化亜鉛,硫酸マグネシウム,硫酸
    カルシウム,硫酸第一鉄,硫酸亜鉛,硫酸アルミニウ
    ム,乾燥ミョウバン,酸化カルシウム,炭酸ナトリウ
    ム,リン酸水素ナトリウム,炭酸カリウムから選択され
    る1種又は2種以上である、請求項1に記載のマッサー
    ジ用化粧水。
  3. 【請求項3】 水和する際発熱する性質を有する無機塩
    が、海水乾燥物である、請求項1に記載のマッサージ用
    化粧水。
  4. 【請求項4】 体質顔料がタルク及び無水ケイ酸より選
    択される1種又は2種である、請求項1〜請求項3に記
    載のマッサージ用化粧水。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003113039A (ja) * 2001-09-28 2003-04-18 Lion Corp 発熱性組成物及び皮膚外用剤組成物
JP2004300121A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Toshio Yoshioka 温熱感シート
JP2005060250A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Safe-Tech International Kk 足裏老化皮膚の除去方法、および、足裏皮膚洗浄用組成物の製造方法
JP2009215256A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Mandom Corp 非水系温感皮膚洗浄用組成物
JP2015500252A (ja) * 2011-12-12 2015-01-05 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 無水制汗剤組成物
JP2016069347A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 小林製薬株式会社 液体外用組成物

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