JP2001122303A - 包装装置、及びその製造方法 - Google Patents
包装装置、及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容易に包装装置を開封して被包装体から取り
外すことができ、更に、包装装置全体を一体で廃棄でき
る包装装置、及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 熱可塑性フィルムシートの両側縁部の一
方の表面と他方の裏面とを相互に帯状に重合接合して接
合帯14を形成した筒状体12に、一方の開口縁から所
定幅を残して他方の開口縁まで、前記接合帯14の両側
付近に該接合帯と平行に所定長の開封誘導手段15、1
7を設け、前記筒状体12を容器の表面に被せ、これを
熱収縮させて、前記筒状体12のうち前記所定幅の環状
部分の少なくとも一部が容器の一端面の少なくとも周辺
部を覆う端面被覆部12aと、筒状体の残部が容器の周
側面及び他端面の少なくとも一部を覆う周側面被覆部1
2bとして包装装置10を構成する。
外すことができ、更に、包装装置全体を一体で廃棄でき
る包装装置、及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 熱可塑性フィルムシートの両側縁部の一
方の表面と他方の裏面とを相互に帯状に重合接合して接
合帯14を形成した筒状体12に、一方の開口縁から所
定幅を残して他方の開口縁まで、前記接合帯14の両側
付近に該接合帯と平行に所定長の開封誘導手段15、1
7を設け、前記筒状体12を容器の表面に被せ、これを
熱収縮させて、前記筒状体12のうち前記所定幅の環状
部分の少なくとも一部が容器の一端面の少なくとも周辺
部を覆う端面被覆部12aと、筒状体の残部が容器の周
側面及び他端面の少なくとも一部を覆う周側面被覆部1
2bとして包装装置10を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瓶、缶、紙容器、
プラスチック容器等の被包装体を被覆して封止する包装
装置に関し、特に、容易に開封して被包装体から取り外
すことができ、更に、取り外されたフィルムを一体で廃
棄できる包装装置及びその製造方法に関する。
プラスチック容器等の被包装体を被覆して封止する包装
装置に関し、特に、容易に開封して被包装体から取り外
すことができ、更に、取り外されたフィルムを一体で廃
棄できる包装装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、牛乳、ジャム、カップ入り麺等、
瓶、紙容器、或いはプラスチック容器等の容器類に収容
された製品においては、容器の封止、保護又は衛生の目
的で、或いは商標等の表示や装飾の目的で、容器の開口
部、蓋部、本体部等を、フィルムシートにより被覆して
封止する包装装置が多くみられる。かかる包装装置にお
いては、その開封及び取り外しを容易にする為の技術が
提案されている。
瓶、紙容器、或いはプラスチック容器等の容器類に収容
された製品においては、容器の封止、保護又は衛生の目
的で、或いは商標等の表示や装飾の目的で、容器の開口
部、蓋部、本体部等を、フィルムシートにより被覆して
封止する包装装置が多くみられる。かかる包装装置にお
いては、その開封及び取り外しを容易にする為の技術が
提案されている。
【0003】例えば、図7(a)に示す包装装置1にお
いて、図7(b)に示すキャップ状の包装装置1にあっ
ては、開口端部2から他端部3に向けて2本のミシン目
4を設け、フィルムシート5を該ミシン目4に沿って帯
状に破ることにより、包装装置1を開封するものが提案
されている。
いて、図7(b)に示すキャップ状の包装装置1にあっ
ては、開口端部2から他端部3に向けて2本のミシン目
4を設け、フィルムシート5を該ミシン目4に沿って帯
状に破ることにより、包装装置1を開封するものが提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる包装装
置1に使用される熱収縮性フィルムシートは、熱収縮に
より異方性の材質となっているため、ミシン目4から外
れて破れ易く、取り除かれるべき帯状の部分5aが途中
で破断してしまう場合がある。かかる場合は、再びフィ
ルムシート5をミシン目4に沿って破ることが困難にな
るし、途中で切れてしまった帯状の部分5aが散乱する
ゴミとなるので環境上好ましくない。
置1に使用される熱収縮性フィルムシートは、熱収縮に
より異方性の材質となっているため、ミシン目4から外
れて破れ易く、取り除かれるべき帯状の部分5aが途中
で破断してしまう場合がある。かかる場合は、再びフィ
ルムシート5をミシン目4に沿って破ることが困難にな
るし、途中で切れてしまった帯状の部分5aが散乱する
ゴミとなるので環境上好ましくない。
【0005】又、図7(c)に示すように、ミシン目4
の下端の開口端部2につまみ部6を設けた包装装置1も
提案されており、かかる包装装置1にあっては、つまみ
部6を引っ張り上げることによって幾分かはミシン目4
に沿って破れ易くなるものの、帯状部分5aの破断を避
けることは出来ない。
の下端の開口端部2につまみ部6を設けた包装装置1も
提案されており、かかる包装装置1にあっては、つまみ
部6を引っ張り上げることによって幾分かはミシン目4
に沿って破れ易くなるものの、帯状部分5aの破断を避
けることは出来ない。
【0006】更に、図7(d)に示すように、開口端部
2に2つの切り込み7を設け、その切り込み7の間に、
フィルムシート5の裏側から別体の開封テープ8を取り
付けた包装装置1も提案されている。このものは、開封
テープ8を補強材としてフィルムシート5と共に引っ張
り取ることによりフィルムシート5が破れるので、容易
に包装装置1を開封できる。
2に2つの切り込み7を設け、その切り込み7の間に、
フィルムシート5の裏側から別体の開封テープ8を取り
付けた包装装置1も提案されている。このものは、開封
テープ8を補強材としてフィルムシート5と共に引っ張
り取ることによりフィルムシート5が破れるので、容易
に包装装置1を開封できる。
【0007】しかし、開封テープを別体に設けることは
コスト高を招き、又開封後は、図7(e)に示すよう
に、開封テープ8及び開封テープ8によって切り取られ
た帯状部分5aが包装装置1と分離する為、散乱したゴ
ミとなり易く、環境上好ましくない。更には、開封され
た包装装置1は、フィルムシート5の帯状部分5aのみ
が取り外された状態で、残部は依然として容器9を覆っ
た状態である為、該残部を容器9から取り外すという作
業も必要である。
コスト高を招き、又開封後は、図7(e)に示すよう
に、開封テープ8及び開封テープ8によって切り取られ
た帯状部分5aが包装装置1と分離する為、散乱したゴ
ミとなり易く、環境上好ましくない。更には、開封され
た包装装置1は、フィルムシート5の帯状部分5aのみ
が取り外された状態で、残部は依然として容器9を覆っ
た状態である為、該残部を容器9から取り外すという作
業も必要である。
【0008】そこで、本発明は、容器等の被包装体を被
覆し封止する包装装置であって、容易に包装装置を開封
して被包装体から取り外すことができ、更に、包装装置
全体を一体で廃棄できる包装装置、及びその製造方法を
提供することを目的とする。
覆し封止する包装装置であって、容易に包装装置を開封
して被包装体から取り外すことができ、更に、包装装置
全体を一体で廃棄できる包装装置、及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る包装装置は、熱可塑性フィルムシー
トの両側縁部の一方の表面と他方の裏面とを相互に帯状
に重合接合して接合帯を形成した筒状体に、一方の開口
縁から所定幅を残して他方の開口縁まで、前記接合帯の
両側付近に該接合帯と平行に所定長の開封誘導手段を設
け、前記筒状体を被包装体の表面に被せ、これを熱収縮
させて、前記筒状体のうち前記所定幅の環状部分の少な
くとも一部が被包装体の一端面の少なくとも周辺部を覆
う端面被覆部と、筒状体の残部が被包装体の周側面から
他端面にかけての少なくとも一部を覆う周側面被覆部
と、を含んで構成した。
め、請求項1に係る包装装置は、熱可塑性フィルムシー
トの両側縁部の一方の表面と他方の裏面とを相互に帯状
に重合接合して接合帯を形成した筒状体に、一方の開口
縁から所定幅を残して他方の開口縁まで、前記接合帯の
両側付近に該接合帯と平行に所定長の開封誘導手段を設
け、前記筒状体を被包装体の表面に被せ、これを熱収縮
させて、前記筒状体のうち前記所定幅の環状部分の少な
くとも一部が被包装体の一端面の少なくとも周辺部を覆
う端面被覆部と、筒状体の残部が被包装体の周側面から
他端面にかけての少なくとも一部を覆う周側面被覆部
と、を含んで構成した。
【0010】請求項2に係る包装装置は、前記端面被覆
部は、前記被包装体の一端面の周辺部を環状に覆い、
前記端面被覆部に、前記被包装体の一端面を覆う端面シ
ートを接合した。
部は、前記被包装体の一端面の周辺部を環状に覆い、
前記端面被覆部に、前記被包装体の一端面を覆う端面シ
ートを接合した。
【0011】請求項3に係る包装装置は、前記被包装体
の他端面寄りの接合帯端部につまみ部を突出させた。請
求項4に係る包装装置の前記被包装体は、最終的被包装
体を大略包み込む形状に成形された治具であり、包装装
置は、前記最終的被包装体の包装用に中間的に形成され
る中間包装装置であることを特徴とする。前記被包装体
を、最終的被包装体を大略包み込む形状に成形された治
具とし、最終的な包装の前段階として一時的に包装され
るものとした。
の他端面寄りの接合帯端部につまみ部を突出させた。請
求項4に係る包装装置の前記被包装体は、最終的被包装
体を大略包み込む形状に成形された治具であり、包装装
置は、前記最終的被包装体の包装用に中間的に形成され
る中間包装装置であることを特徴とする。前記被包装体
を、最終的被包装体を大略包み込む形状に成形された治
具とし、最終的な包装の前段階として一時的に包装され
るものとした。
【0012】請求項5に係る包装装置の製造方法は、帯
状の熱可塑性フィルムシートの両側縁部を、一方の表面
と他方の裏面とを相互に帯状に重合接合して接合帯を設
け、前記接合帯の近傍に長手方向の折線を有するように
折り重ねた長く連続する筒状部材を形成し、前記接合帯
の前記折線より遠い側の側縁近傍に、所定長の開封誘導
手段を長手方向に所定幅を介して不連続に複数形成し、
該筒状部材を、それぞれの開封誘導手段の始端及び終端
の何れか一方の端部で、全幅に渡り順次切断して筒状体
を形成し、該筒状体を、被包装体の表面に対して、前記
筒状体のうち前記所定幅の環状部分の少なくとも一部が
前記被包装体の一端面の少なくとも周辺部を覆う端面被
覆部と、筒状体の残部が前記被包装体の周側面及び他端
面の少なくとも一部を覆う周側面被覆部と、を形成すべ
く位置づけ、熱収縮させることを特徴とする。
状の熱可塑性フィルムシートの両側縁部を、一方の表面
と他方の裏面とを相互に帯状に重合接合して接合帯を設
け、前記接合帯の近傍に長手方向の折線を有するように
折り重ねた長く連続する筒状部材を形成し、前記接合帯
の前記折線より遠い側の側縁近傍に、所定長の開封誘導
手段を長手方向に所定幅を介して不連続に複数形成し、
該筒状部材を、それぞれの開封誘導手段の始端及び終端
の何れか一方の端部で、全幅に渡り順次切断して筒状体
を形成し、該筒状体を、被包装体の表面に対して、前記
筒状体のうち前記所定幅の環状部分の少なくとも一部が
前記被包装体の一端面の少なくとも周辺部を覆う端面被
覆部と、筒状体の残部が前記被包装体の周側面及び他端
面の少なくとも一部を覆う周側面被覆部と、を形成すべ
く位置づけ、熱収縮させることを特徴とする。
【0013】請求項6に係る包装装置の製造方法は、帯
状の熱可塑性フィルムシートの両側縁部を、一方の表面
と他方の裏面とを相互に帯状に重合接合して接合帯を設
け、前記接合帯の近傍に長手方向の折線を有するように
折り重ねた長く連続する筒状部材を形成し、前記接合帯
の前記折線より遠い側の側縁近傍に、所定長の開封誘導
手段を長手方向に所定幅を介して不連続に複数形成し、
該筒状部材を、それぞれの開封誘導手段の始端及び終端
の何れか一方の端部で、全幅に渡り順次切断して筒状体
を形成し、前記筒状体を最終的被包装体を大略包み込む
形状の治具に被せ、これを熱収縮させることによって、
前記筒状体のうち前記所定幅の環状部分の少なくとも一
部にて前記治具の一端面の少なくとも周辺部を覆う端面
被覆部を構成し、筒状体の残部にて前記治具の周側面か
ら他端面にかけての少なくとも一部を覆う周側面被覆部
を構成し、前記端面被覆部に、前記最終的被包装体の一
端面を覆う為の端面シートを接合することによって最終
的被包装体を包装する前段階としての中間包装装置を形
成することを特徴とする。
状の熱可塑性フィルムシートの両側縁部を、一方の表面
と他方の裏面とを相互に帯状に重合接合して接合帯を設
け、前記接合帯の近傍に長手方向の折線を有するように
折り重ねた長く連続する筒状部材を形成し、前記接合帯
の前記折線より遠い側の側縁近傍に、所定長の開封誘導
手段を長手方向に所定幅を介して不連続に複数形成し、
該筒状部材を、それぞれの開封誘導手段の始端及び終端
の何れか一方の端部で、全幅に渡り順次切断して筒状体
を形成し、前記筒状体を最終的被包装体を大略包み込む
形状の治具に被せ、これを熱収縮させることによって、
前記筒状体のうち前記所定幅の環状部分の少なくとも一
部にて前記治具の一端面の少なくとも周辺部を覆う端面
被覆部を構成し、筒状体の残部にて前記治具の周側面か
ら他端面にかけての少なくとも一部を覆う周側面被覆部
を構成し、前記端面被覆部に、前記最終的被包装体の一
端面を覆う為の端面シートを接合することによって最終
的被包装体を包装する前段階としての中間包装装置を形
成することを特徴とする。
【0014】請求項7に係る製造方法は、前記筒状部材
を順次切断するステップは、それぞれの筒状体におい
て、前記接合帯を、一対の開封誘導手段の端部のうち、
前記所定幅の環状部分より遠い側の端部間で、隣接する
筒状体側に突出するように切断して、開封誘導手段の端
部につまみ部を形成することとした。
を順次切断するステップは、それぞれの筒状体におい
て、前記接合帯を、一対の開封誘導手段の端部のうち、
前記所定幅の環状部分より遠い側の端部間で、隣接する
筒状体側に突出するように切断して、開封誘導手段の端
部につまみ部を形成することとした。
【0015】
【発明の作用及び効果】請求項1に係る包装装置は、包
装装置の接合帯の開口部側の先端部分を摘まみ、その先
端部分を開封誘導手段に沿って引き上げ、開封誘導手段
に従ってフィルムシートを帯状に切り開くことによって
開封される。
装装置の接合帯の開口部側の先端部分を摘まみ、その先
端部分を開封誘導手段に沿って引き上げ、開封誘導手段
に従ってフィルムシートを帯状に切り開くことによって
開封される。
【0016】この際、熱可塑性フィルムシートを相互に
重合接合して接合帯を形成し、その接合帯の両側付近に
該接合帯と平行に所定長の開封誘導手段を設けたので、
切り開かれる帯状の部分は、接合帯を挟んだ強度を有す
る部分である。よって、フィルムシートを切り開く為に
引き上げられる帯状の部分は途中で切れてしまうことな
く、包装装置を容易に完全に開封することができる。
重合接合して接合帯を形成し、その接合帯の両側付近に
該接合帯と平行に所定長の開封誘導手段を設けたので、
切り開かれる帯状の部分は、接合帯を挟んだ強度を有す
る部分である。よって、フィルムシートを切り開く為に
引き上げられる帯状の部分は途中で切れてしまうことな
く、包装装置を容易に完全に開封することができる。
【0017】又、この包装装置の端面被覆部は、開封誘
導手段を有しない所定幅の環状部分に設けられているの
で、開封誘導手段に沿って開封誘導手段の終端まで包装
装置を開封していくと、端面被覆部の手前で帯状の部分
の切り取りが止まり、包装装置と帯状の部分とが分離し
ない。切り取られた帯状の部分は筒状体と一体化してい
る為、帯状の部分をそのまま上に引き上げることによっ
て、包装装置の開封と同時に包装装置全体を一体に被包
装体から取り外すことができる。即ち、帯状の部分を引
き上げるという1つの動作によって、「包装装置の開
封」及び「包装装置の取り外し」という2つの機能が同
時に実現されることとなる。この際、切り取られる帯状
の部分は接合帯を含むので強度を有し、又、接合帯は端
面被覆部を横断しているので、被包装体から包装装置を
取り外す際の引っ張り力に耐えることができる。又、被
包装体から包装装置を取り外した際、切り取られる帯状
の部分は包装装置と分離しない為ゴミとして散乱するこ
ともなく、取り外された包装装置を環境上好ましい状態
で廃棄することができる。
導手段を有しない所定幅の環状部分に設けられているの
で、開封誘導手段に沿って開封誘導手段の終端まで包装
装置を開封していくと、端面被覆部の手前で帯状の部分
の切り取りが止まり、包装装置と帯状の部分とが分離し
ない。切り取られた帯状の部分は筒状体と一体化してい
る為、帯状の部分をそのまま上に引き上げることによっ
て、包装装置の開封と同時に包装装置全体を一体に被包
装体から取り外すことができる。即ち、帯状の部分を引
き上げるという1つの動作によって、「包装装置の開
封」及び「包装装置の取り外し」という2つの機能が同
時に実現されることとなる。この際、切り取られる帯状
の部分は接合帯を含むので強度を有し、又、接合帯は端
面被覆部を横断しているので、被包装体から包装装置を
取り外す際の引っ張り力に耐えることができる。又、被
包装体から包装装置を取り外した際、切り取られる帯状
の部分は包装装置と分離しない為ゴミとして散乱するこ
ともなく、取り外された包装装置を環境上好ましい状態
で廃棄することができる。
【0018】請求項2に記載の包装装置は、端面被覆部
に、被包装体の一端面を覆う端面シートを接合したの
で、被包装物の被覆が完全となる。特に端面シートに商
標等の何らかの装飾をするのに、予め表示した状態で端
面被覆部に接合出来るから、商品価値を損なわない装飾
をすることが可能となる。
に、被包装体の一端面を覆う端面シートを接合したの
で、被包装物の被覆が完全となる。特に端面シートに商
標等の何らかの装飾をするのに、予め表示した状態で端
面被覆部に接合出来るから、商品価値を損なわない装飾
をすることが可能となる。
【0019】請求項3に係る包装装置は、被包装物の他
端面寄りの接合帯端部につまみ部を突出させたので、そ
のつまみ部を引き上げることによって容易に包装装置を
開封することができる。
端面寄りの接合帯端部につまみ部を突出させたので、そ
のつまみ部を引き上げることによって容易に包装装置を
開封することができる。
【0020】請求項4に係る包装装置は、最終的な包装
をする前段階の中間包装装置であて、最終的被包装体に
適合するように形成された治具、即ち、最終的被包装体
を大略包み込む形状に成形された治具によって筒状体を
形成したものである。
をする前段階の中間包装装置であて、最終的被包装体に
適合するように形成された治具、即ち、最終的被包装体
を大略包み込む形状に成形された治具によって筒状体を
形成したものである。
【0021】最終的被包装体の包装に先立ち、予めこの
中間包装装置を製造しておけば、最終的な包装工程のみ
を独立した機械作業によって遂行することが可能とな
る。又、この中間包装装置自体を、商取引の対象とする
こともできる。
中間包装装置を製造しておけば、最終的な包装工程のみ
を独立した機械作業によって遂行することが可能とな
る。又、この中間包装装置自体を、商取引の対象とする
こともできる。
【0022】請求項5に記載の本発明の包装装置の製造
方法によれば、接合帯の付近に長手方向の折線を有する
長く連続する筒状部材に、その折線より遠い側の側縁近
傍に、開封誘導手段を形成したことにより、1本の開封
誘導手段を刻み込むことによって接合帯を挟んだ位置に
2本の開封誘導手段が形成できると共に、開封誘導手段
を不連続に形成することも容易となる。よって、包装装
置の端面被覆部を横断しないように、所定幅を介して開
封誘導手段を形成することも可能となる。又、筒状部材
を幅方向に切断する際、その切断形状を調節することも
容易となるので、接合帯の先端を突出させて切断し、そ
の突出部を以てつまみ部とすることも可能となる。
方法によれば、接合帯の付近に長手方向の折線を有する
長く連続する筒状部材に、その折線より遠い側の側縁近
傍に、開封誘導手段を形成したことにより、1本の開封
誘導手段を刻み込むことによって接合帯を挟んだ位置に
2本の開封誘導手段が形成できると共に、開封誘導手段
を不連続に形成することも容易となる。よって、包装装
置の端面被覆部を横断しないように、所定幅を介して開
封誘導手段を形成することも可能となる。又、筒状部材
を幅方向に切断する際、その切断形状を調節することも
容易となるので、接合帯の先端を突出させて切断し、そ
の突出部を以てつまみ部とすることも可能となる。
【0023】従って、包装装置の多様な構成に容易に対
応させることができると共に、簡易な製造設備にて、容
易に開封できて被包装体から取り外すことができる包装
装置を製造することができる。
応させることができると共に、簡易な製造設備にて、容
易に開封できて被包装体から取り外すことができる包装
装置を製造することができる。
【0024】請求項6に係る発明は、最終的な包装をす
る前段階の中間包装装置の製造方法に関し、筒状体を最
終的被包装体に適合するように形成された治具に被せて
熱収縮させる。最終的被包装体の包装に先立ってこの中
間1−13包装装置を製造しておけば、最終包装工程の
みを機械作業等によって独立的に円滑に遂行できると共
に、中間包装装置自体を取引対象とすることもできる。
る前段階の中間包装装置の製造方法に関し、筒状体を最
終的被包装体に適合するように形成された治具に被せて
熱収縮させる。最終的被包装体の包装に先立ってこの中
間1−13包装装置を製造しておけば、最終包装工程の
みを機械作業等によって独立的に円滑に遂行できると共
に、中間包装装置自体を取引対象とすることもできる。
【0025】又、端面シートを有したことにより被包装
体の被覆が完全となり、特に端面シートに商品価値を損
なわない装飾をすることが可能となる。請求項7に記載
の製造方法によれば、接合帯が筒状部材の側縁部に存在
するので接合帯を突出させて切断する切断装置の構造が
簡単になり、その結果として、容易に開封誘導手段の端
部につまみ部を形成できる。
体の被覆が完全となり、特に端面シートに商品価値を損
なわない装飾をすることが可能となる。請求項7に記載
の製造方法によれば、接合帯が筒状部材の側縁部に存在
するので接合帯を突出させて切断する切断装置の構造が
簡単になり、その結果として、容易に開封誘導手段の端
部につまみ部を形成できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1を参照して説明する。図1に示す本発明の第一
の実施形態である包装用キャップ10は、図2に示すよ
うに、被包装体としての容器11の開口部側一端面11
aから開口部側の周側面11bにかけてを被覆する包装
装置であり、熱可塑性フィルムシートで筒状に形成され
た筒状体12を含んで構成される。筒状体12の一端に
は、容器11の一端面11aの周辺部11cを覆う端面
被覆部12aが形成され、その残部で、容器の開口部側
の周側面11bを覆う周側面被覆部12bを形成し、他
端は開口されている。
て、図1を参照して説明する。図1に示す本発明の第一
の実施形態である包装用キャップ10は、図2に示すよ
うに、被包装体としての容器11の開口部側一端面11
aから開口部側の周側面11bにかけてを被覆する包装
装置であり、熱可塑性フィルムシートで筒状に形成され
た筒状体12を含んで構成される。筒状体12の一端に
は、容器11の一端面11aの周辺部11cを覆う端面
被覆部12aが形成され、その残部で、容器の開口部側
の周側面11bを覆う周側面被覆部12bを形成し、他
端は開口されている。
【0027】筒状体12は、図3(a)に示すように、
四辺形の熱可塑性フィルムシート13の両側縁部を、一
方の側縁部の表面13aと他方の側縁部の裏面13bと
を接着もしくは熱可塑性融着等の手段により相互に重合
接合して、筒状に形成されたものである。その相互に重
合接合された帯状の接合帯14の両側付近には、この接
合帯14と平行に、所定長Dのミシン目15が形成され
ている。このミシン目15は、図中上方の開口縁から所
定幅Lを残して図中下方の開口縁まで形成されていて、
図3(b)に示す端面被覆部12aの手前で止められて
いることになる。
四辺形の熱可塑性フィルムシート13の両側縁部を、一
方の側縁部の表面13aと他方の側縁部の裏面13bと
を接着もしくは熱可塑性融着等の手段により相互に重合
接合して、筒状に形成されたものである。その相互に重
合接合された帯状の接合帯14の両側付近には、この接
合帯14と平行に、所定長Dのミシン目15が形成され
ている。このミシン目15は、図中上方の開口縁から所
定幅Lを残して図中下方の開口縁まで形成されていて、
図3(b)に示す端面被覆部12aの手前で止められて
いることになる。
【0028】図3(b)に示す端面掛止部12cは、筒
状体12を図2に示す容器11に被せた後熱収縮させる
ことによって、容器11の周辺部11cに掛止可能な形
状に成形されたものである。この端面掛止部12cによ
って、所定幅Lの環状部分の一部に、図2に示す容器1
1の一端面11aの周辺部11cが環状に覆われる。
状体12を図2に示す容器11に被せた後熱収縮させる
ことによって、容器11の周辺部11cに掛止可能な形
状に成形されたものである。この端面掛止部12cによ
って、所定幅Lの環状部分の一部に、図2に示す容器1
1の一端面11aの周辺部11cが環状に覆われる。
【0029】そして、図3(b)に示すように、その端
面被覆部12aに、容器11の一端面11aを覆う端面
シート18を、筒状体12の内側から熱融着によって接
合すれば、端面被覆部12a以外の残余部分にて、容器
11の周側面11bを被覆する周側面被覆部12bが形
成されて、包装用キャップ10が形成される。この時、
図中下端部12dは開口されることとなる。
面被覆部12aに、容器11の一端面11aを覆う端面
シート18を、筒状体12の内側から熱融着によって接
合すれば、端面被覆部12a以外の残余部分にて、容器
11の周側面11bを被覆する周側面被覆部12bが形
成されて、包装用キャップ10が形成される。この時、
図中下端部12dは開口されることとなる。
【0030】又、接合帯14の端部には、指で摘める程
度に突出したつまみ部16が形成されており、つまみ部
16の両側には、開封誘導手段としての切り込み17が
形成されている。
度に突出したつまみ部16が形成されており、つまみ部
16の両側には、開封誘導手段としての切り込み17が
形成されている。
【0031】このようにして容器に包装された包装装置
を容器から取り外す方法を説明する。先ず、包装用キャ
ップ10のつまみ部16を摘み上げ、端面被覆部12a
に向かって接合帯14に沿い、ミシン目15上を切り開
いていく。この時、接合帯14は強度を有するので、接
合帯14を横断してフィルムシートが破れることはな
い。従って、接合帯14は、少なくとも帯状に切り開か
れる部分12eが途中で切れてしまうことはなく、開封
を誘導するミシン目15に沿って帯状に容易に破ること
が出来、包装用キャップ10の開封が容易となる。
を容器から取り外す方法を説明する。先ず、包装用キャ
ップ10のつまみ部16を摘み上げ、端面被覆部12a
に向かって接合帯14に沿い、ミシン目15上を切り開
いていく。この時、接合帯14は強度を有するので、接
合帯14を横断してフィルムシートが破れることはな
い。従って、接合帯14は、少なくとも帯状に切り開か
れる部分12eが途中で切れてしまうことはなく、開封
を誘導するミシン目15に沿って帯状に容易に破ること
が出来、包装用キャップ10の開封が容易となる。
【0032】ミシン目15は端面被覆部12aに至らな
いようになっており、ミシン目15の終端まで筒状体1
2を切り開いた時点では、切り取られた帯状の部分12
eが筒状体12と一体化している為、帯状の部分12e
をそのまま上に引き上げることによって、包装用キャッ
プの開封と同時に帯状の部分12e及び端面シート18
と一体に、包装用キャップ10を容器11から取り外す
ことができる。
いようになっており、ミシン目15の終端まで筒状体1
2を切り開いた時点では、切り取られた帯状の部分12
eが筒状体12と一体化している為、帯状の部分12e
をそのまま上に引き上げることによって、包装用キャッ
プの開封と同時に帯状の部分12e及び端面シート18
と一体に、包装用キャップ10を容器11から取り外す
ことができる。
【0033】接合帯14はシートが二重になっていて強
度を有し、かつ容器11に掛止される端面掛止部12c
を横断しているので、容器から包装用キャップ10を取
り外す際の引っ張り力に耐えることができる。
度を有し、かつ容器11に掛止される端面掛止部12c
を横断しているので、容器から包装用キャップ10を取
り外す際の引っ張り力に耐えることができる。
【0034】更に、包装用キャップ10を取り外した
際、帯状の部分12eは、筒状体12とは分離せず一体
化しているので、複数のゴミとなって散乱することはな
く、資源回収、延いては環境保護の観点から好ましい。
際、帯状の部分12eは、筒状体12とは分離せず一体
化しているので、複数のゴミとなって散乱することはな
く、資源回収、延いては環境保護の観点から好ましい。
【0035】尚、フィルムシート13としては、PET
フィルム、OPSフィルム、PVCフィルム等が適す
る。本実施形態の包装装置は、最終的被包装体である容
器11に直接包装するものとしたが、最終包装の前段階
の中間包装装置、即ち筒状体を成形する為に一時的に治
具に被せられるものであってもよい。
フィルム、OPSフィルム、PVCフィルム等が適す
る。本実施形態の包装装置は、最終的被包装体である容
器11に直接包装するものとしたが、最終包装の前段階
の中間包装装置、即ち筒状体を成形する為に一時的に治
具に被せられるものであってもよい。
【0036】この場合、この中間包装装置は、最終的被
包装体としての容器に対して多少のゆとりを有する大き
さに成形される必要があるので、容器を大略包み込む形
状に成形された治具により成形する。即ち、一時的な被
包装体としての治具に筒状体を被せ、その筒状体を熱収
縮させることによって容器の形状に適合する中間包装装
置を形成する。そして、その中間包装装置を、最終包装
体としての容器に被せて熱収縮させることによって最終
的な包装を行う。
包装体としての容器に対して多少のゆとりを有する大き
さに成形される必要があるので、容器を大略包み込む形
状に成形された治具により成形する。即ち、一時的な被
包装体としての治具に筒状体を被せ、その筒状体を熱収
縮させることによって容器の形状に適合する中間包装装
置を形成する。そして、その中間包装装置を、最終包装
体としての容器に被せて熱収縮させることによって最終
的な包装を行う。
【0037】又、本実施形態では、包装装置を容器11
の開口部がある一端面11aの周縁部から周側面11b
の一部を上から被せて覆うキャップ状のものとしたが、
周側面と他端面の少なくとも一部を覆うものであっても
よい。つまり、容器開口部側の一端面の全体から容器周
側面全体を介して他端面の一部までを覆う袋状のもので
あっても、又、容器の周側面の一部と容器の底側の端面
とを下から覆うカップ状のものであってもよい。
の開口部がある一端面11aの周縁部から周側面11b
の一部を上から被せて覆うキャップ状のものとしたが、
周側面と他端面の少なくとも一部を覆うものであっても
よい。つまり、容器開口部側の一端面の全体から容器周
側面全体を介して他端面の一部までを覆う袋状のもので
あっても、又、容器の周側面の一部と容器の底側の端面
とを下から覆うカップ状のものであってもよい。
【0038】又、端面被覆部12aは、容器11の一端
面11aの形状に大略適合させて形成されておればよ
く、必ずしも容器11の一端面11aに正確に沿わせる
ものである必要はない。
面11aの形状に大略適合させて形成されておればよ
く、必ずしも容器11の一端面11aに正確に沿わせる
ものである必要はない。
【0039】端面シート18は、図4に示すように、筒
状体12の外部から端面被覆部12aに熱融着してもよ
く、又端面シート18は、商標等を印刷したラベル等、
装飾を施すことも出来る。
状体12の外部から端面被覆部12aに熱融着してもよ
く、又端面シート18は、商標等を印刷したラベル等、
装飾を施すことも出来る。
【0040】尚、本実施形態では、開封誘導手段として
ミシン目15と切り込み17を採用したが、開封誘導手
段とはフィルムを手で切り開くことを可能にする全ての
手段を意味し、又、ミシン目15は、くの字型形状や三
角形等であってもよい。
ミシン目15と切り込み17を採用したが、開封誘導手
段とはフィルムを手で切り開くことを可能にする全ての
手段を意味し、又、ミシン目15は、くの字型形状や三
角形等であってもよい。
【0041】次に、本発明に係る包装装置の製造方法の
実施形態を、図5、図6を参照して説明する。先ず、図
5(a)に示すように、帯状の熱可塑性フィルムシート
30の長手方向の両側縁部を、一方の表面30aと他方
の裏面30bとを相互に帯状に重合接合して接合帯31
を設けた長く連続する筒状部材32を形成する。この
際、ローラー等で転圧して重合接合されるので、筒状部
材32は折り重ねられた状態で形成される。
実施形態を、図5、図6を参照して説明する。先ず、図
5(a)に示すように、帯状の熱可塑性フィルムシート
30の長手方向の両側縁部を、一方の表面30aと他方
の裏面30bとを相互に帯状に重合接合して接合帯31
を設けた長く連続する筒状部材32を形成する。この
際、ローラー等で転圧して重合接合されるので、筒状部
材32は折り重ねられた状態で形成される。
【0042】次に、図5(b)に示すように、該筒状部
材32を、前記接合帯31又はその近傍に長手方向の折
線34を有するように再度折り直す。そして、図5
(c)に示すように、前記接合帯31の前記折線34よ
り遠い側の側縁31aの近傍に、始端35aから終端3
5bまでが所定長Dのミシン目35を、長手方向に所定
幅Lを介して不連続に複数形成する。ミシン目35を刻
設するには、所定長Dの歯形を有するミシン目治具36
を用いて行う。ミシン目35は、フィルムシートを切り
開く為の開封誘導手段として機能するものである。ここ
で、筒状部材32が折線34部分で接合帯31に平行に
折り重ねられている為、ミシン目35を1本刻み込むこ
とにより上下2本分のミシン目35が同時に形成され
る。これにより、ミシン目35間の所定幅Lの調整は容
易である。
材32を、前記接合帯31又はその近傍に長手方向の折
線34を有するように再度折り直す。そして、図5
(c)に示すように、前記接合帯31の前記折線34よ
り遠い側の側縁31aの近傍に、始端35aから終端3
5bまでが所定長Dのミシン目35を、長手方向に所定
幅Lを介して不連続に複数形成する。ミシン目35を刻
設するには、所定長Dの歯形を有するミシン目治具36
を用いて行う。ミシン目35は、フィルムシートを切り
開く為の開封誘導手段として機能するものである。ここ
で、筒状部材32が折線34部分で接合帯31に平行に
折り重ねられている為、ミシン目35を1本刻み込むこ
とにより上下2本分のミシン目35が同時に形成され
る。これにより、ミシン目35間の所定幅Lの調整は容
易である。
【0043】そして、折り重ねられた状態の該筒状部材
32を、ミシン目35の始端35aから次の始端35
a’まで、或いは終端35bから次の終端35b’を1
単位として、それぞれのミシン目35の始端35a及び
終端35の何れか一方の端部で、全幅に渡り、順次切断
して、複数の筒状体38を形成する。この際、凸凹状に
切断可能な切断治具37により、隣接する筒状体38’
側に突出するように接合帯31を突出させて切断し、そ
の突出部を以てつまみ部39とすることもできる。
32を、ミシン目35の始端35aから次の始端35
a’まで、或いは終端35bから次の終端35b’を1
単位として、それぞれのミシン目35の始端35a及び
終端35の何れか一方の端部で、全幅に渡り、順次切断
して、複数の筒状体38を形成する。この際、凸凹状に
切断可能な切断治具37により、隣接する筒状体38’
側に突出するように接合帯31を突出させて切断し、そ
の突出部を以てつまみ部39とすることもできる。
【0044】最後に、図6(a)に示すように、平坦に
形成された筒状体38を、両側から吸引等して、断面円
形の筒状体38を形成し、該筒状体38の内部に一時的
な被包装体としての治具40を挿入し、その上に別部材
からなる端面シート41を載置し、治具40の一端面4
0aの形状に適合させて筒状体38を熱収縮させ、図6
(b)に示す端面被覆部38aを形成すると共に、その
端面被覆部38aの内面に端面シート41を熱融着させ
る。
形成された筒状体38を、両側から吸引等して、断面円
形の筒状体38を形成し、該筒状体38の内部に一時的
な被包装体としての治具40を挿入し、その上に別部材
からなる端面シート41を載置し、治具40の一端面4
0aの形状に適合させて筒状体38を熱収縮させ、図6
(b)に示す端面被覆部38aを形成すると共に、その
端面被覆部38aの内面に端面シート41を熱融着させ
る。
【0045】この場合、図6(b)に示すように、端面
被覆部38aは、筒状体38のうち所定幅Lの環状部分
の一部又は全部が治具40の一端面40aの周辺を環状
に覆い、筒状体38の残部が治具40の周側面40bの
一部を覆って周側面被覆部38bを構成している形状と
なっている。
被覆部38aは、筒状体38のうち所定幅Lの環状部分
の一部又は全部が治具40の一端面40aの周辺を環状
に覆い、筒状体38の残部が治具40の周側面40bの
一部を覆って周側面被覆部38bを構成している形状と
なっている。
【0046】このようにして構成された中間包装装置
を、最終的被包装体としての容器に被せ熱収縮させるこ
とによって最終的包装を行う。尚、本実施形態では、筒
状体を治具にて一次成形して中間包装装置を形成し、そ
の中間包装装置を最終的被包装体に被せたが、筒状体を
直接容器に被せて熱収縮させて包装してもよいという
点、包装装置としての形態が本実施形態の如くキャップ
形状に限定されるものではないという点は言うには及ば
ない。
を、最終的被包装体としての容器に被せ熱収縮させるこ
とによって最終的包装を行う。尚、本実施形態では、筒
状体を治具にて一次成形して中間包装装置を形成し、そ
の中間包装装置を最終的被包装体に被せたが、筒状体を
直接容器に被せて熱収縮させて包装してもよいという
点、包装装置としての形態が本実施形態の如くキャップ
形状に限定されるものではないという点は言うには及ば
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装装置の実施形態を示す斜視
図。
図。
【図2】同上のA−A矢視縦断面図。
【図3】上記包装装置の製造方法を示す説明斜視図で、
(a)は組立前の筒状体及び端面シートの構成を示し、
(b)は組立後の構成を示す斜視図。
(a)は組立前の筒状体及び端面シートの構成を示し、
(b)は組立後の構成を示す斜視図。
【図4】本発明に係る包装装置の変形例を示す断面図。
【図5】本発明に係る包装装置の製造方法の実施形態を
示す斜視説明図。
示す斜視説明図。
【図6】同上の製造方法の最終工程を示す斜視説明図。
【図7】従来例を示す斜視説明図。
10…包装用キャップ(包装装置) 11…容器(被包装体、最終的被包装体) 12…筒状体 12a…端面被覆部 12b…周側面被覆部 13…熱可塑性フィルムシート 13a,13b…両側縁部 14…接合帯 15…ミシン目(開封誘導手段) 16…つまみ部 17…切り込み(開封誘導手段) 30…フィルムシート 30a,30b…両側縁部 31…接合帯 32…筒状部材 34…折線 35…ミシン目 35a,35a’…始端 35b,35b’…終端 38…筒状体 38a…端面被覆部 38b…周側面被覆部 39…つまみ部 40…治具(被包装体、一時的な被包装体) 41…端面シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA12 BA03 BA08 CA01 CC03 DA01 DB01 DB09 DB11 DC03 FA09 FD09 GB08 GB13 GB17 KA12 KA15 3E086 AA22 AB03 AC12 AD23 BA02 BA15 BA43 BB22 BB51 BB71 CA11 DA08
Claims (7)
- 【請求項1】熱可塑性フィルムシートの両側縁部の一方
の表面と他方の裏面とを相互に帯状に重合接合して接合
帯を形成した筒状体に、一方の開口縁から所定幅を残し
て他方の開口縁まで、前記接合帯の両側付近に該接合帯
と平行に所定長の開封誘導手段を設け、 前記筒状体を被包装体の表面に被せ、これを熱収縮させ
て、 前記筒状体のうち前記所定幅の環状部分の少なくとも一
部が被包装体の一端面の少なくとも周辺部を覆う端面被
覆部と、 筒状体の残部が被包装体の周側面から他端面にかけての
少なくとも一部を覆う周側面被覆部と、を含んで構成し
たことを特徴とする包装装置。 - 【請求項2】前記端面被覆部は、前記被包装体の一端面
の周辺部を環状に覆い、 前記端面被覆部に、前記被包装体の一端面を覆う端面シ
ートを接合した請求項1に記載の包装装置。 - 【請求項3】前記被包装体の他端面寄りの接合帯端部に
つまみ部を突出させた請求項1又は2に記載の包装装
置。 - 【請求項4】前記被包装体は、最終的被包装体を大略包
み込む形状に成形された治具であり、 包装装置は、前記最終的被包装体の包装用に中間的に形
成される中間包装装置であることを特徴とする請求項1
〜請求項3のうち何れか1つに記載の包装装置。 - 【請求項5】帯状の熱可塑性フィルムシートの両側縁部
を、一方の表面と他方の裏面とを相互に帯状に重合接合
して接合帯を設け、前記接合帯の近傍に長手方向の折線
を有するように折り重ねた長く連続する筒状部材を形成
し、 前記接合帯の前記折線より遠い側の側縁近傍に、所定長
の開封誘導手段を長手方向に所定幅を介して不連続に複
数形成し、 該筒状部材を、それぞれの開封誘導手段の始端及び終端
の何れか一方の端部で、全幅に渡り順次切断して筒状体
を形成し、 該筒状体を、被包装体の表面に対して、 前記筒状体のうち前記所定幅の環状部分の少なくとも一
部が前記被包装体の一端面の少なくとも周辺部を覆う端
面被覆部と、 筒状体の残部が前記被包装体の周側面及び他端面の少な
くとも一部を覆う周側面被覆部と、を形成すべく位置づ
け、熱収縮させることを特徴とする包装装置の製造方
法。 - 【請求項6】帯状の熱可塑性フィルムシートの両側縁部
を、一方の表面と他方の裏面とを相互に帯状に重合接合
して接合帯を設け、前記接合帯の近傍に長手方向の折線
を有するように折り重ねた長く連続する筒状部材を形成
し、 前記接合帯の前記折線より遠い側の側縁近傍に、所定長
の開封誘導手段を長手方向に所定幅を介して不連続に複
数形成し、 該筒状部材を、それぞれの開封誘導手段の始端及び終端
の何れか一方の端部で、全幅に渡り順次切断して筒状体
を形成し、 前記筒状体を最終的被包装体を大略包み込む形状の治具
に被せ、これを熱収縮させることによって、 前記筒状体のうち前記所定幅の環状部分の少なくとも一
部にて前記治具の一端面の少なくとも周辺部を覆う端面
被覆部を構成し、筒状体の残部にて前記治具の周側面か
ら他端面にかけての少なくとも一部を覆う周側面被覆部
を構成し、 前記端面被覆部に、前記最終的被包装体の一端面を覆う
為の端面シートを接合することによって最終的被包装体
を包装する前段階としての中間包装装置を形成すること
を特徴とする包装装置の製造方法。 - 【請求項7】前記筒状部材を順次切断するステップは、
それぞれの筒状体において、前記接合帯を、一対の開封
誘導手段の端部のうち、前記所定幅の環状部分より遠い
側の端部間で、隣接する筒状体側に突出するように切断
して、開封誘導手段の端部につまみ部を形成した請求項
5又は請求項6に記載の包装装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29930299A JP2001122303A (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 包装装置、及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29930299A JP2001122303A (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 包装装置、及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001122303A true JP2001122303A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17870785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29930299A Pending JP2001122303A (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 包装装置、及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001122303A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006176134A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Arubion:Kk | 縦形ポンプ式液体噴出容器 |
US7596927B2 (en) * | 2004-05-21 | 2009-10-06 | Moser Jerry W | Method of tamper proofing a container assembly with an easily opened tamper evident shrink band |
KR101981271B1 (ko) * | 2018-10-22 | 2019-05-23 | 김명배 | 단일 티어 탭을 구비한 포장필름 커팅 장치 |
-
1999
- 1999-10-21 JP JP29930299A patent/JP2001122303A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7596927B2 (en) * | 2004-05-21 | 2009-10-06 | Moser Jerry W | Method of tamper proofing a container assembly with an easily opened tamper evident shrink band |
JP2006176134A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Arubion:Kk | 縦形ポンプ式液体噴出容器 |
JP4697725B2 (ja) * | 2004-12-21 | 2011-06-08 | 株式会社アルビオン | 縦形ポンプ式液体噴出容器 |
KR101981271B1 (ko) * | 2018-10-22 | 2019-05-23 | 김명배 | 단일 티어 탭을 구비한 포장필름 커팅 장치 |
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