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JP2001181009A - 透水性コンクリート舗装用結合材及び現場打ち透水性コンクリート舗装 - Google Patents

透水性コンクリート舗装用結合材及び現場打ち透水性コンクリート舗装

Info

Publication number
JP2001181009A
JP2001181009A JP36647499A JP36647499A JP2001181009A JP 2001181009 A JP2001181009 A JP 2001181009A JP 36647499 A JP36647499 A JP 36647499A JP 36647499 A JP36647499 A JP 36647499A JP 2001181009 A JP2001181009 A JP 2001181009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permeable concrete
binder
water
concrete pavement
pavement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36647499A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kajio
聡 梶尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Taiheiyo Cement Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiheiyo Cement Corp filed Critical Taiheiyo Cement Corp
Priority to JP36647499A priority Critical patent/JP2001181009A/ja
Publication of JP2001181009A publication Critical patent/JP2001181009A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00241Physical properties of the materials not provided for elsewhere in C04B2111/00
    • C04B2111/00284Materials permeable to liquids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00474Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
    • C04B2111/0075Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 for road construction

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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 5.0N/mm2以上の曲げ強度であっても透水係数
が大きな現場打ち透水性コンクリート舗装を構築するこ
とができる透水性コンクリート舗装用結合材と、該透水
性コンクリート舗装用結合材を用いた現場打ち透水性コ
ンクリート舗装を提供する。 【解決手段】 少なくとも、セメント、ポゾラン質微粉
末、粒径2mm以下の細骨材、減水剤、及び水を含む透水
性コンクリート舗装用結合材。さらに、金属繊維及び/
又は有機質繊維、平均粒径3〜20μmの石英粉、平均粒
度1mm以下の繊維状粒子又は薄片状粒子を含むことが好
ましい。粗骨材と、該粗骨材に対する容積比が0.3〜0.8
の前記透水性コンクリート舗装用結合材を混練してなる
舗装用混練物を敷設してなる現場打ち透水性コンクリー
ト舗装。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、5.0N/mm2以上の曲
げ強度であっても透水係数が大きな透水性コンクリート
舗装を構築することができる透水性コンクリート舗装用
結合材と、該透水性コンクリート舗装用結合材を用いた
現場打ち透水性コンクリート舗装に関する。
【0002】
【従来の技術】透水性コンクリート舗装は、雨水等の水
はけがよくなるので、歩道や駐車場の舗装の他に、車道
にも適用することが検討されている。
【0003】例えば、特公平7-99002号には、セメント
コンクリート混合物1m3当たり、300〜400kgのポルトラ
ンドセメントと、該セメント1重量部に対して0.008〜0.
04重量部のバインダー(天然又は合成のゴム、アクリル
系樹脂又はエポキシ系樹脂等)と0.3〜0.45重量部の
水、および残部をなす10:90〜15:85の重量比の砂と7号
砕石よりなる骨材を混練し、得られた混合物を流しまた
は注型し、そして硬化させる工程よりなることを特徴と
する透水性セメントコンクリート構築物を製造する方法
が記載されており、該透水性セメントコンクリート構築
物は、歩道や駐車場の他に、コンクリート舗装要綱の交
通量区分のB交通程度まで耐えられることが記載されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】透水性コンクリートを
車道等に適用した場合、供用の進行に伴って、該透水性
コンクリートの空隙が詰まり、透水性等の効果は徐々に
低下していく。そのため、透水性等の機能を回復させる
ために、一定期間毎にメンテナンスが必要となる。この
メンテナンスを必要とするまでの期間は、透水係数が大
きい(連続空隙率の大きい)透水性コンクリート程、長
くすることができるものである。
【0005】また、上記メンテナンスを行っている間
は、道路は閉鎖する必要がある。ちなみに、上記メンテ
ナンスは、高圧水を透水性コンクリート舗装に吹き付け
て、浮上した空隙中の詰まり物質と洗浄水を吸引するこ
とで、一般に行われている。そのため、透水係数が大き
い透水性コンクリート程、1回のメンテナンスに要する
時間も短くすることができ、早期の交通開放を可能とす
ることができるものである。
【0006】コンクリート舗装要綱の交通量区分のB交
通よりも交通量の多い車道に、コンクリート舗装を適用
する場合は5.0N/mm2以上の曲げ強度が要求される。前記
特公平7-99002号記載の透水性セメントコンクリート構
築物でも、5.0N/mm2以上の曲げ強度を発現させることは
可能であり、交通量の多い車道に適用することも可能で
はあるが、その場合、透水係数が低下(0.05cm/sec以
下)するため、空隙が詰まり易く、透水性等の機能を回
復させるために頻繁にメンテナンスをする必要があっ
た。
【0007】そこで、本発明においては、5.0N/mm2以上
の曲げ強度であっても透水係数が大きな透水性コンクリ
ート舗装を構築することができる透水性コンクリート舗
装用結合材と、該透水性コンクリート舗装用結合材を用
いた現場打ち透水性コンクリート舗装を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意研究した結果、透水性コンクリート
中の粗骨材と粗骨材とを結合する結合材に、特定の材料
を組み合わせた結合材を用いることで、上記目的を達成
することができるとの知見を得、本発明に到達した。
【0009】即ち、本発明は、少なくとも、セメント、
ポゾラン質微粉末、粒径2mm以下の細骨材、減水剤、及
び水を含む透水性コンクリート舗装用結合材(請求項
1)であり、さらに、金属繊維及び/又は有機質繊維
(請求項2)、平均粒径3〜20μmの石英粉(請求項
5)、平均粒度1mm以下の繊維状粒子又は薄片状粒子
(請求項6)を含むことが好ましい透水性コンクリート
舗装用結合材である。また、本発明は、粗骨材と、該粗
骨材に対する容積比が0.3〜0.8の請求項1〜6のいずれ
かに記載の透水性コンクリート舗装用結合材を混練して
なる舗装用混練物を敷設してなる現場打ち透水性コンク
リート舗装(請求項7)である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。まず、本発明の透水性コンクリート舗装用結合材
について説明する。なお、本発明でいう透水性コンクリ
ート舗装用結合材とは、透水性コンクリート中の粗骨材
と粗骨材とを結合する材料のことである。本発明の透水
性コンクリート舗装用結合材は、少なくとも、セメン
ト、ポゾラン質微粉末、粒径2mm以下の細骨材、減水
剤、及び水を含むものである。
【0011】セメントの種類は限定するものではなく、
普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメン
ト、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセ
メント等の各種ポルトランドセメントや高炉セメント、
フライアッシュセメント等の混合セメントを使用するこ
とができる。
【0012】ポゾラン質微粉末としては、シリカフュー
ム、シリカダスト、フライアッシュ、スラグ、火山灰、
シリカゾル、沈降シリカ等が挙げられる。一般に、シリ
カフュームやシリカダストでは、その平均粒径は、1.0
μm以下であり、粉砕等をする必要がないので本発明の
ポゾラン質微粉末として好適である。ポゾラン質微粉末
の配合量は、現場打ち透水性コンクリート舗装の曲げ強
度と透水係数から、セメント100重量部に対して5〜50重
量部が好ましい。ポゾラン質微粉末が少ないと5.0N/mm2
以上の曲げ強度を発現させた場合、透水係数が低下す
る。ポゾラン質微粉末の添加量が多くなると単位水量が
増大するので5.0N/mm2以上の曲げ強度を発現させること
が困難となる。
【0013】本発明においては粒径2mm以下の細骨材が
用いられる。ここで、本発明における細骨材の粒径と
は、85%重量累積粒径である。細骨材の粒径が2mmを超
えると、5.0N/mm2以上の曲げ強度を発現させた場合、透
水係数が低下する。なお、本発明においては、現場打ち
透水性コンクリート舗装の曲げ強度と透水係数から、最
大粒径が2mm以下の細骨材を用いることが好ましく、最
大粒径が1.5mm以下の細骨材を用いることがより好まし
い。細骨材としては、川砂、陸砂、海砂、砕砂、珪砂及
びこれらの混合物を使用することができる。細骨材の配
合量は、現場打ち透水性コンクリート舗装の曲げ強度と
透水係数、硬化後の乾燥による収縮抑制等から、セメン
ト100重量部に対して50〜250重量部が好ましく、80〜18
0重量部がより好ましい。
【0014】減水剤としては、リグニン系、ナフタレン
スルホン酸系、メラミン系、ポリカルボン酸系の減水
剤、AE減水剤、高性能減水剤又は高性能AE減水剤を
使用することができる。これらのうち、減水効果の大き
な高性能減水剤又は高性能AE減水剤を使用することが
好ましい。減水剤の配合量は、現場打ち透水性コンクリ
ート舗装の曲げ強度と透水係数から、セメント100重量
部に対して、固形分換算で0.5〜4.0重量部が好ましい。
なお、減水剤は、液状又は粉末状どちらでも使用可能で
ある。
【0015】水量は、セメント100重量部に対して10〜3
0重量部が好ましく、より好ましくは15〜25重量部であ
る。セメント100重量部に対して、水量が10重量部未満
では、舗装用混練物を混練することが困難となる。ま
た、5.0N/mm2以上の曲げ強度を発現させることも困難と
なる。セメント100重量部に対して、水量が30重量部を
超えると透水係数が低下する。
【0016】本発明においては、現場打ち透水性コンク
リート舗装の曲げ強度を高める観点から、前記透水性コ
ンクリート舗装用結合材に金属繊維及び/又は有機質繊
維を含ませることが好ましい。金属繊維としては、鋼繊
維、アモルファス繊維等が挙げられるが、中でも鋼繊維
は強度に優れており、またコストや入手のし易さの点か
らも好ましいものである。金属繊維は、径0.01〜1.0m
m、長さ2〜30mmのものが好ましい。径が0.01mm未満では
繊維自身の強度が不足し、張力を受けた際に切れやすく
なる。径が1.0mmを超えると、同一配合量での本数が少
なくなり、曲げ強度を向上させる効果が低下する。長さ
が30mmを超えると、混練の際ファイバーボールが生じや
すくなる。長さが2mm未満では曲げ強度を向上させる効
果が低下する。金属繊維の配合量は、透水性コンクリー
ト舗装用結合材中の体積の4%未満が好ましく、より好
ましくは3%未満である。金属繊維の含有量が多くなる
と混練時の作業性等を確保するために単位水量も増大す
るので、金属繊維の配合量は前記の量が好ましい。
【0017】有機質繊維としては、ビニロン繊維、ポリ
プロピレン繊維、ポリエチレン繊維、アラミド繊維、炭
素繊維等が挙げられる。有機質繊維は、径0.01〜1.0m
m、長さ2〜30mmのものが好ましい。有機質繊維の配合量
は、透水性コンクリート舗装用結合材中の体積の10%未
満が好ましく、8%未満がより好ましい。なお、本発明
においては、金属繊維と有機質繊維を併用することは差
し支えない。
【0018】本発明においては、現場打ち透水性コンク
リート舗装の曲げ強度を高める観点から、透水性コンク
リート舗装用結合材に、平均粒径3〜20μm、より好ま
しくは平均粒径4〜10μmの石英粉末を含ませることが
好ましい。石英粉末としては、石英や非晶質石英、オパ
ール質やクリストバライト質のシリカ含有粉末等が挙げ
られる。石英粉末の配合量は、現場打ち透水性コンクリ
ート舗装の曲げ強度と透水係数から、セメント100重量
部に対して50重量部以下が好ましく、20〜35重量部がよ
り好ましい。
【0019】本発明においては、現場打ち透水性コンク
リート舗装の靱性を高める観点から、透水性コンクリー
ト舗装用結合材に、平均粒度が1mm以下の繊維状粒子又
は薄片状粒子を含ませることが好ましい。ここで、粒子
の粒度とは、その最大寸法の大きさ(特に、繊維状粒子
ではその長さ)である。繊維状粒子としては、ウォラス
トナイト、ボーキサイト、ムライト等が、薄片状粒子と
しては、マイカフレーク、タルクフレーク、バーキュラ
イトフレーク、アルミナフレーク等が挙げられる。繊維
状粒子又は薄片状粒子の配合量は、現場打ち透水性コン
クリート舗装の曲げ強度と透水係数、靱性等から、セメ
ント100重量部に対して35重量部以下が好ましく、10〜2
5重量部がより好ましい。なお、繊維状粒子において
は、現場打ち透水性コンクリート舗装の靱性を高める観
点から、長さ/直径の比で表される針状度が3以上のも
のを用いるのが好ましい。
【0020】次に、本発明の現場打ち透水性コンクリー
ト舗装について説明する。本発明の現場打ち透水性コン
クリート舗装は、粗骨材と、前記した透水性コンクリー
ト舗装用結合材を混練してなる舗装用混練物を敷設して
なるものである。ここで、粗骨材に対する透水性コンク
リート舗装用結合材の容積比は、粗骨材:透水性コンク
リート舗装用結合材=1:0.3〜0.8、好ましくは1:0.4〜
0.7である。透水性コンクリート舗装用結合材の容積比
が0.3未満では、5.0N/mm2以上の曲げ強度を発現させる
ことが困難となる。透水性コンクリート舗装用結合材の
容積比が0.8を超えると透水係数が低下する。
【0021】粗骨材としては、砂利、砕石、及びこれら
の混合物等が挙げられる。なお、本発明においては、使
用する粗骨材はできるだけ粒径範囲を小さくすることが
好ましい。具体的に言うと、粒径範囲が2.5〜5mmの粗骨
材を使用したり、又は粒径範囲が5〜13mmの粗骨材を使
用することが好ましい。
【0022】本発明において、舗装用混練物の調製方法
は、特に限定するものではなく、 1)透水性コンクリート舗装用結合材を構成する材料のう
ち、水、減水剤以外の材料を予め混合しておき(プレミ
ックス)、舗装用混練物を混練する際に、該プレミック
ス、水、減水剤、粗骨材をミキサに投入し、混練する。 2)透水性コンクリート舗装用結合材を構成する材料のう
ち、水以外の材料を予め混合しておき(プレミックス、
ただし減水剤は粉末タイプのものを使用する)、舗装用
混練物を混練する際に、該プレミックス、水、粗骨材を
ミキサに投入し、混練する。 3)舗装用混練物を混練する際に、透水性コンクリート舗
装用結合材を構成する各材料と粗骨材とを、それぞれ個
別にミキサに投入し、混練する。等の方法が挙げられ
る。なお、本発明において、混練は、粗骨材にモルタル
(透水性コンクリート舗装用結合材)が被覆した状態の
互いに独立した粒体となるまで混練する。
【0023】混練に用いるミキサは、通常のコンクリー
トの混練に用いられるどのタイプのものでもよく、例え
ば、揺動型ミキサ、パンタイプミキサ、二軸練りミキサ
等が用いられる。コンクリート工場から施工現場までの
舗装用混練物の運搬は、ダンプトラック、アジテータト
ラックのいずれを用いて行っても良い。
【0024】舗装用混練物の敷設には、タンピングラン
マー、プレートコンパクター、バイブロコンパクター、
フイニッシャー等を用いて、該混練物を締固めて施工現
場に敷設する。敷設後、コンクリート舗装表面を養生シ
ートで覆い、養生すれば、本発明の現場打ち透水性コン
クリート舗装が得られる。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。 1.使用材料 以下に示す材料を使用した。 1)セメント ;普通ポルトランドセメント(太
平洋セメント(株)製) 2)ポゾラン質微粉末;シリカフューム(平均粒径0.7
μm) 3)細骨材 ;珪砂4号と珪砂5号の2:1
(重量比)混合品 4)金属繊維 ;鋼繊維(直径:0.2mm、長さ:1
5mm) 5)高性能AE減水剤;ポリカルボン酸系高性能AE減
水剤 6)水 ;水道水 7)石英粉(平均粒径7μm) 8)繊維状粒子 ;ウォラストナイト(平均長さ0.
3mm、長さ/直径の比4) 9)粗骨材 ;青梅産砕石6号(粒径範囲5〜1
3mm)
【0026】実施例1 粗骨材と、表1に示す配合割合の透水性コンクリート舗
装用結合材の各材料を、粗骨材と透水性コンクリート舗
装用結合材の容積比が1:0.5となるように二軸練りミキ
サに投入し、粗骨材にモルタル(透水性コンクリート舗
装用結合材)が被覆した状態の互いに独立した粒体とな
るまで混練し、舗装用混練物を調製した。該混練物を、
100×60×15cmの型枠にプレートコンパクター(MVC-110
H;三笠(株)製)で敷設した。敷設後、養生シートで
コンクリート舗装表面を覆い、28日間養生して、100×6
0×15cmの透水性舗装版を作成した。上記舗装版を切断
して、10×10×40cmの供試体を3本作成し、「JIS A 11
06(コンクリートの曲げ強度試験方法)」に準じて、曲
げ強度を測定した。また、上記舗装版を切断して、10×
10×20cmの供試体を3本作成し、「インターロッキング
ブロック舗装設計施工要領 8-3 透水性試験」に準じ
て、透水係数を測定した。その結果、曲げ強度は5.5
MPa、透水係数は0.7cm/secであった。
【0027】
【表1】
【0028】実施例2 粗骨材と、表2に示す配合割合の透水性コンクリート舗
装用結合材(なお、表2において、鋼繊維は透水性コン
クリート舗装用結合材中の容積%である)の各材料を、
粗骨材と透水性コンクリート舗装用結合材の容積比が1:
0.5となるように二軸練りミキサに投入し、粗骨材にモ
ルタル(透水性コンクリート舗装用結合材)が被覆した
状態の互いに独立した粒体となるまで混練し、舗装用混
練物を調製した。該混練物を、100×60×15cmの型枠に
プレートコンパクター(MVC-110H;三笠(株)製)で敷
設した。敷設後、養生シートでコンクリート舗装表面を
覆い、28日間養生して、100×60×15cmの透水性舗装版
を作成した。上記舗装版を切断して、実施例1と同様の
方法で、曲げ強度及び透水係数を測定した。その結果、
曲げ強度は7.0MPa、透水係数は0.65cm/secで
あった。
【0029】
【表2】
【0030】実施例3 粗骨材と、表3に示す配合割合の透水性コンクリート舗
装用結合材(なお、表3において、鋼繊維は透水性コン
クリート舗装用結合材中の容積%である)の各材料を、
粗骨材と透水性コンクリート舗装用結合材の容積比が1:
0.5となるように二軸練りミキサに投入し、粗骨材にモ
ルタル(透水性コンクリート舗装用結合材)が被覆した
状態の互いに独立した粒体となるまで混練し、舗装用混
練物を調製した。該混練物を、100×60×15cmの型枠に
プレートコンパクター(MVC-110H;三笠(株)製)で敷
設した。敷設後、養生シートでコンクリート舗装表面を
覆い、28日間養生して、100×60×15cmの透水性舗装版
を作成した。上記舗装版を切断して、実施例1と同様の
方法で、曲げ強度及び透水係数を測定した。その結果、
曲げ強度は7.5MPa、透水係数は0.63cm/secで
あった。
【0031】
【表3】
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の透水性コ
ンクリート舗装用結合材を用いて構築した現場打ち透水
性コンクリート舗装では、5.0N/mm2以上の曲げ強度であ
っても、透水係数を大きくすることができる。そのた
め、本発明の透水性コンクリート舗装を交通量の多い車
道に適用した場合でも、透水性等の機能を回復させるた
めのメンテナンスを必要とするまでの期間を長くするこ
とができる。また、1回のメンテナンスに要する時間も
短くすることができ、早期の交通開放を可能とすること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 16:06 C04B 16:06 B 14:38 14:38 A 14:06 14:06 Z 24:26) 24:26) E 103:32 103:32 111:20 111:20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、セメント、ポゾラン質微粉
    末、粒径2mm以下の細骨材、減水剤、及び水を含むこと
    を特徴とする透水性コンクリート舗装用結合材。
  2. 【請求項2】 さらに、金属繊維及び/又は有機質繊維
    を含む請求項1に記載の透水性コンクリート舗装用結合
    材。
  3. 【請求項3】 金属繊維が、径0.01〜1.0mm、長さ2〜30
    mmの鋼繊維である請求項2記載の透水性コンクリート舗
    装用結合材。
  4. 【請求項4】 有機質繊維が、径0.01〜1.0mm、長さ2〜
    30mmのビニロン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレ
    ン繊維、アラミド繊維、炭素繊維から選ばれる1種以上
    の繊維である請求項2記載の透水性コンクリート舗装用
    結合材。
  5. 【請求項5】 さらに、平均粒径3〜20μmの石英粉を
    含む請求項1〜4のいずれかに記載の透水性コンクリー
    ト舗装用結合材。
  6. 【請求項6】 さらに、平均粒度1mm以下の繊維状粒子
    又は薄片状粒子を含む請求項1〜5のいずれかに記載の
    透水性コンクリート舗装用結合材。
  7. 【請求項7】 粗骨材と、該粗骨材に対する容積比が0.
    3〜0.8の請求項1〜6のいずれかに記載の透水性コンク
    リート舗装用結合材を混練してなる舗装用混練物を敷設
    してなる現場打ち透水性コンクリート舗装。
JP36647499A 1999-12-24 1999-12-24 透水性コンクリート舗装用結合材及び現場打ち透水性コンクリート舗装 Pending JP2001181009A (ja)

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