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JP2001169998A - 内視鏡挿入形状検出装置 - Google Patents

内視鏡挿入形状検出装置

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Publication number
JP2001169998A
JP2001169998A JP36334199A JP36334199A JP2001169998A JP 2001169998 A JP2001169998 A JP 2001169998A JP 36334199 A JP36334199 A JP 36334199A JP 36334199 A JP36334199 A JP 36334199A JP 2001169998 A JP2001169998 A JP 2001169998A
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light
bending
endoscope
detecting
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JP36334199A
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Jun Hasegawa
潤 長谷川
Yasuhiro Yoshizawa
靖宏 吉沢
Katsumi Hirakawa
克己 平川
Michio Sato
道雄 佐藤
Takeshi Kawabata
健 川端
Yasuo Hirata
康夫 平田
Toshinari Maeda
俊成 前田
Katsuya Suzuki
克哉 鈴木
Seiji Yamaguchi
征治 山口
Isamu Nakajima
勇 中嶋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • A61B1/005Flexible endoscopes
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    • A61B1/0055Constructional details of insertion parts, e.g. vertebral elements
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    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61B2034/2061Tracking techniques using shape-sensors, e.g. fiber shape sensors with Bragg gratings

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湾曲検出用センサの構成が簡単にでき、かつ
挿入部内にも殆ど太くする事無く配置でき、挿入形状を
検出できる内視鏡挿入形状検出装置を提供する。 【解決手段】 内視鏡の挿入部内にはそれぞれ曲げ量に
応じた光量で光が漏洩する光漏洩部35を設けた非常に
細い光ファイバ対32−1,32−1′;…;32−
n,32−n′がその長手方向に配置され、各一端に対
向する光源部36から光を入射させ、他端に対向配置し
た光検出部39で伝送した光を測定してその出力を形状
検出部41に入力することにより、各光漏洩部35での
湾曲角を検出し、1つの光漏洩部35の位置を基準とし
た座標系で他の光漏洩部35が配置された3次元位置を
推定し、形状画像生成部42で推定した形状画像を生成
して、モニタで表示できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光漏洩部を設けた光
伝達ファイバを用いて内視鏡挿入形状を検出する内視鏡
形状検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療用分野及び工業用分
野で広く用いられるようになった。この内視鏡は特に挿
入部が軟性のものは、屈曲した体腔内に挿入することに
より、切開することなく体腔内深部の臓器を診断した
り、必要に応じてチャンネル内に処置具を挿通してポリ
ープ等を切除するなどの治療処置を行うことができる。
【0003】この場合、例えば肛門側から下部消化管内
を検査する場合のように、屈曲した体腔内に挿入部を円
滑に挿入するためにはある程度の熟練を必要とする場合
がある。
【0004】つまり、挿入作業を行っている場合、管路
の屈曲に応じて挿入部に設けた湾曲部を湾曲させる等の
作業が円滑な挿入を行うのに必要になり、そのためには
挿入部の先端位置等が、体腔内のどの位置にあるかと
か、現在の挿入部の屈曲状態等を知ることができると便
利である。
【0005】このため、例えば特開平6−102458
号公報に開示された内視鏡装置がある。この従来例で
は、挿入部の長手方向に光ファイバの所定長さ単位毎に
湾曲検出部を配置して、所定長さ部分の湾曲状態を光の
透過率を検出して、挿入部の湾曲状態を検出できるよう
にしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例は光ファイバの所定長さ単位毎に湾曲検出部を配置
しなければならないことと、各湾曲検出部が複雑になる
問題点があった。また、このように光ファイバの所定長
さ単位毎に湾曲検出部を配置しなければならないため、
挿入形状検出のセンサ部分の構造が複雑になり、コスト
アップしたり、挿入部内に組み込んだ場合、挿入部が太
くなり易い。
【0007】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、湾曲検出用センサの構成が簡単に
でき、かつ挿入部内に配置した場合にも殆ど太くする事
無く配置でき、挿入形状を検出できる内視鏡挿入形状検
出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】外面を加工することによ
り、湾曲時に光が漏れやすく形成された光漏洩部が形成
された光伝達ファイバと、前記光伝達ファイバの前記光
漏洩部が複数配置された挿入部と、前記光伝達ファイバ
で伝達される光の伝送量を測定する測定手段と、前記測
定手段の測定結果と、湾曲挿入部に対する前記光漏洩部
の配置位置情報とに基づき前記挿入部の湾曲形状を推定
する形状推定手段と、前記形状推定手段で推定された湾
曲形状を表示する表示手段と、を具備したことにより、
光漏洩部を設けた非常に細くできる光伝達ファイバで伝
達される光の伝送量を測定することで、光漏洩部部分で
の湾曲量を検出できるようにしているので湾曲量を検出
する曲げ検出センサの構成が簡単であると共に、挿入部
内に配置した場合にも挿入部を殆ど太くしなくて済み、
かつ曲げ検出センサの出力からの挿入形状推定の処理系
も簡単な構成で実現できるようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図11は本発明の第1
の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を備えた
内視鏡システムの全体構成を示し、図2は内視鏡の概略
の構成とそのチャンネル内に形状検出用のプローブを挿
通した状態を示し、図3はプローブの構成を示し、図4
はプローブ内部に設けた形状検出用光ファイバと形状検
出装置本体との構成を示し、図5は形状検出に用いる光
ファイバの基本的な構成を示し、図6は曲げ検出の測定
原理を示し、図7は図5とは異なる構成で形状検出に用
いる光ファイバの基本的な構成を示し、図8は対にして
形状検出用光ファイバを構成した具体例を示し、図9は
図8のものをループ状にしたものを示し、図10は双葉
形状にした形状検出用光ファイバにより、その形状検出
用光ファイバを設けた平面の曲げ及び捩れを検出する様
子を示し、図11は本実施の形態による挿入形状を算出
するための各曲げセンサ位置を算出する原理説明図を示
す。
【0010】図1に示すように内視鏡システム1は内視
鏡6を用いて検査等を行う内視鏡装置2と、この内視鏡
装置2と共に使用され、内視鏡6の挿入部7の形状を検
出する第1の実施の形態の内視鏡形状検出装置3とから
構成される。内視鏡装置2は内視鏡6とこの内視鏡6に
照明光を供給する光源装置11と、内視鏡6の撮像手段
に対する信号処理を行うビデオプロセッサ14と、この
ビデオプロセッサ14から出力される映像信号を表示す
るモニタ19とから構成される。
【0011】また、内視鏡挿入形状検出装置3は内視鏡
7内に設置される挿入形状測定用プローブ25と、この
プローブ25が接続され、挿入形状測定用の光源部及び
光検出部等と形状検出(測定)のための信号処理等を行
う形状検出装置本体(形状検出プロセッサ)27と、こ
の形状検出装置本体27からの形状画像を表示する形状
表示用モニタ28とから構成される。
【0012】(内視鏡検査用)ベッド4には、被検体と
しての患者5が載置され、この患者5の体腔内には内視
鏡6の挿入部7が挿入される。この内視鏡6は細長で可
撓性を有する挿入部7とその後端に形成された太幅の操
作部8と、この操作部8の側部から延出されたユニバー
サルケーブル9とを有し、このユニバーサルケーブル9
の末端にはコネクタ10が設けてあり、このコネクタ1
0は光源装置11に着脱自在で接続できる。
【0013】このコネクタ10からさらに信号ケーブル
12が延出され、この信号ケーブル12の末端に設けた
信号用コネクタ13はビデオプロセッサ14に着脱自在
で接続される。
【0014】挿入部7には図2に示すように照明光を伝
送するライトガイド15が挿通され、このライトガイド
15はさらに操作部8から延出された(図1の)ユニバ
ーサルケーブル9内を挿通され、末端のコネクタ10に
至る。このコネクタ10の端面には光源装置11内の図
示しないランプから照明光が供給され、このライトガイ
ド15のよって伝送され、挿入部7の先端部16の照明
窓に取り付けられた先端面から(伝送した)照明光を前
方に出射する。
【0015】この照明窓から出射された照明光により照
明された体腔内の内壁或は患部等の被写体は先端部16
の照明窓に隣接して形成された観察窓に取り付けた対物
レンズ17によってその焦点面に配置された固体撮像素
子としてのCCD18に像を結ぶ。
【0016】このCCD18はビデオプロセッサ14内
の図示しないCCDドライブ回路から出力されるCCD
ドライブ信号が印加されることにより、(CCD18
で)光電変換された画像信号が読み出され、挿入部7内
等を挿通された信号線を経てビデオプロセッサ14内の
信号処理回路で信号処理されて標準的な映像信号に変換
され、カラーモニタ19に出力され、対物レンズ17で
CCD18の光電変換面に結像した内視鏡像をカラー表
示する。
【0017】また、操作部8には湾曲操作ノブ21が設
けてあり、このノブ21を回動する操作を行うことによ
り挿入部7の先端付近に形成した湾曲自在の湾曲部を湾
曲できるようにして屈曲した体腔内経路にもその屈曲に
沿うように先端側を湾曲させることによりスムーズに挿
入できるようにしている。
【0018】また、図2に示すようにこの内視鏡6の挿
入部7内には中空のチャンネル22が形成されており、
このチャンネル22の基端側の図1に示す挿入口23か
ら鉗子等の処置具を挿通することにより、処置具の先端
側を挿入部7の先端面のチャンネル出口から突出させて
患部等に対して生検とか治療処置等を行うことができ
る。
【0019】また、このチャンネル22に(体腔内に挿
入された挿入部7の)形状検出のためのプローブ25を
挿入し、このプローブ25の先端をチャンネル22内の
所定の位置に設定することができる。
【0020】このプローブ25の後端側は挿入口23か
ら外部に延出され、その後端のコネクタ26を形状検出
装置本体27に着脱自在で接続することができる。この
形状検出装置本体27で挿入形状に対応する挿入形状画
像を生成し、形状表示用モニタ28に出力することによ
り、形状表示用モニタ28の表示面には検出(測定)さ
れた挿入部7の挿入形状が表示される。
【0021】図2はチャンネル22内にプローブ25を
固定した場合のプローブ25の先端側の1例を示す。プ
ローブ25の先端は例えば挿入部7の先端部16の内腔
に、例えば先端面が面一となるように固定されている。
また、図3はプローブ25の概略の構造を示す。
【0022】図3に示すようにこのプローブ25は、例
えば可撓性を有する円筒チューブ31の外周面に、その
長手方向(軸方向)に沿って多数の形状検出用光ファイ
バ対32−1,32−1′;32−2,32−2′;3
2−3,32−3′,…の先端が所定間隔ずらして接着
剤等で固定されており、これらは可撓性を有する保護チ
ューブ33で覆われている。
【0023】各光ファイバ対32−i,32−i′は非
常に細いので、図3に示すように多数の光ファイバ対3
2−1,32−1′;32−2,32−2′;32−
3,32−3′,…を設けても非常に細い形状検出用セ
ンサを構成でき、これを設けたプローブ25も非常に細
くできる。
【0024】図4に示すように各形状検出用光ファイバ
対32−i,32−i′(i=1,2,3,…,n)は
それぞれ1本のファイバ34−i,34−i′を双葉形
状等の対称な形状が形成されるようにループ形状に折り
曲げられ、例えばループ形状部分に光漏洩部35がそれ
ぞれ形成され、光を伝送した場合に屈曲される量に応じ
て光が漏れることにより、伝送された光出力の値(つま
り光漏洩部35の漏れ光の値)から屈曲量を検出できる
曲げセンサを形成している。
【0025】なお、プローブ25の長手方向にライン状
に配置される光ファイバ対32−1,32−1′;32
−2,32−2′;…;32−n,32−n′を図4で
は紙面の上下方向にずらして図示している。そして、各
ファイバ34−i,34−i′の折り曲げられた一方の
端部には光源部36のLED等の光源37からの照明光
が集光レンズ38を介して供給され、かつ各ファイバ3
4−i,34−i′の折り曲げられた他方の端部側に設
けた光検出部39を形成する光検出素子40−i,40
−i′で伝送した光量を受光(測定)することにより、
屈曲した量に対応した光信号を検出するようにしてい
る。
【0026】後述(図10参照)するように形状検出用
光ファイバ対32−i,32−i′をある面上に設ける
ことにより、その面に直交する方向の曲げ角とその面の
捩れ角とを光検出素子40−i,40−i′の出力値か
ら検出することができるようにしている。
【0027】この光検出素子40−i,40−i′の出
力信号は形状検出部(形状推定部)41に入力され、後
述するように長手方向に配置した光漏洩部35(或いは
曲げセンサ)での湾曲量が推定され、かつ1つの光漏洩
部35(或いは曲げセンサ)を基準とした座標系で他の
光漏洩部35(或いは曲げセンサ)を表すように変換マ
トリックスで変換処理を施すことにより、(挿入部7内
に配置された)各光漏洩部35を連結した全体の屈曲形
状(つまりプローブ25の挿入形状或いはこのプローブ
25が挿通固定された)挿入部7の挿入形状検出(推
定)の処理を行う。
【0028】そして、検出(推定)した挿入形状のデー
タを形状画像生成部42に出力し、挿入形状のモデル画
像を生成し、さらに映像信号生成部43により、モデル
画像の映像信号に変換して、形状表示用モニタ28に出
力し、挿入形状を表示するようにしている。
【0029】本実施の形態では、形状検出のセンサとな
る部分を光漏洩部35を設けた非常に細くできるファイ
バ(例えば数10ミクロン程度)で構成できると共に、
その両端の一方から光を入射させ、他端に伝送された光
を検出することにより、各光漏洩部35付近の屈曲を検
出できるようにしているので、挿入形状のセンサ部分の
構造が簡単にできると共に、センサ部分の出力から挿入
形状を検出(推定)して表示する処理系も簡単な構成で
実現できるようにしている。
【0030】また、本実施の形態ではセンサを構成する
ファイバ部分をプローブ25によりチャンネル22内に
挿通して内視鏡6の挿入部7内に配置し、挿入検出のた
めの光を供給する光源部36と伝送した光を検出する光
検出部39等を挿入部7の外部に設けているので、チャ
ンネル22を有する内視鏡6に広く使用できると共に、
その挿入部を7太くすることなく、挿入形状を検出して
表示できるようにしている。
【0031】次に本実施の形態による形状検出の原理を
説明する。上記光漏洩部35が設けられた各ファイバ3
4−i(34−i′)の構成は例えばUSパテント5,
321,257号に記載されている。本実施の形態では
例えば図5に示すように各ファイバ34−iを構成する
屈折率が大きいコア部51とこのコア部51を覆う屈折
率が小さいクラッド部52におけるクラッド部52の一
部分を削り取り、例えばクラッド部52の屈折率より大
きい屈折率の置換部材53等で置換して形成した光漏洩
部35を備えている。
【0032】例えば、クラッド部52の場合にはその屈
折率が小さいことにより、クラッド部52への大きな入
射角以外の場合には全反射してコア部51での光伝達を
行えるようになるが、より大きな屈折率の部材に置換し
た場合には、クラッド部52の場合には全反射するよう
な(小さな)入射角の場合でも、全反射しないで、置換
部材53側に入射してその外部に漏れるようになる。ま
た、クラッド部52の屈折率より大きい屈折率の置換部
材53の他に吸収部材で置換したものでも良い。
【0033】そして、図6(A)に示すようにファイバ
34−iの一端に光源54から光を入射させ、他端側で
伝送された光を光検出器55で検出して、伝送された光
量に比例した光検出器55の出力Aと図6(B)に示す
ように置換部材53(光漏洩部35)付近での曲げ大き
さθとは、図6(C)に示すように光検出器55の出力
Aは曲げの大きさθが大きい程、小さくなる傾向の特性
を示し、曲げの大きさθが極端に大きい場合を除き、殆
ど比例関係を示す。
【0034】この特性は、ファイバ34−iが屈曲され
るとコア部51の屈折率とクラッド部52の屈折率との
差より、コア部51の屈折率と置換部材53の屈折率と
の差が小さいため、置換部材53(光漏洩部35)部分
では屈曲された場合に全反射されないで置換部材53
(光漏洩部35)側により漏れ易くなり、外部に漏れる
光量の割合が大きくなるので(伝送光量を検出すること
により)曲げセンサとして利用することができる。
【0035】比例関係の場合及び比例関係からずれる場
合を含めて曲げの大きさθは光検出器55の出力Aから θ=f(A) と表すことができる。
【0036】また、図7に示すように、ファイバ34−
iのコア部51を覆うクラッド部52を削り取った切り
欠き部56を設けて光漏洩部35を形成したものでも同
様の作用効果を得ることができる。また、上述の説明で
は、ファイバ34−iは1本のファイバで構成されてい
ると説明したが、図8に示すように、2本のファイバ対
59a,59bで構成しても良い。
【0037】つまり、特性の揃ったファイバ対59a,
59bにおける曲げセンサに使用する一方のファイバ5
9aには光漏洩部35を設け、他方のファイバ59bは
光漏洩部35を設けてない通常のファイバとして用い、
1つの光源54で一端から光を入射し、他端から伝送さ
れた光を、2つの特性が揃った光検出器55a,55b
で検出し、例えば差動アンプ60を通した差動出力を検
出することによって、光の曲げによる成分をより正確に
検出することが可能となり、安定して曲げの大きさθを
検出できる曲げセンサを形成できる。
【0038】この場合には、各ファイバ59aがその長
さに比例して伝送ロスが発生しても、殆ど同じ特性のフ
ァイバ59bの光出力との差動成分を抽出することによ
り、長さに起因する伝送ロス成分をほぼ消去でき、長さ
にあまり左右されることなく曲げの大きさθを検出する
ことができる。
【0039】また、図8に示すものを図9(A)に示す
ように、ループ形状にしてさらに曲げを検出する光漏洩
部35を2箇所設けて曲げセンサ61aを形成するよう
にしてもよい。このようにすると、1箇所の場合よりも
曲げの検出感度を向上できる。図9(A)に示す曲げセ
ンサ61aを図9(B)に示すように或る平面αに取り
付けた場合、この曲げセンサ61aの出力から平面αに
直交する方向の曲げの大きさθを検出することができ
る。
【0040】また、図10(A)に示すように2つの曲
げセンサ61a、61a′を2つ組み合わせて1つの曲
げセンサS1とすると、各曲げセンサ61a、61a′
における光検出器(或いはさらに差動アンプを通した)
出力をA、Bとすると、2つの曲げセンサ61a,61
a′が取り付けられた平面αに対して図10(B)に示
すその平面αに垂直方向の曲げの大きさθ(曲率)と図
10(C)に示すねじれの大きさφは、次のような式で
表すことができる。
【0041】θ=f(A、B) φ=g(A、B) となり、2つの曲げセンサ61a,61a′の出力の関
数として表すことができる。 その具体例としては、例
えば出力A、Bの平均値から平面αに垂直方向の曲げの
大きさθを検出でき、また出力A、Bの差動出力値から
平面αの捩れの大きさφを検出できる。
【0042】次に、2つの曲げセンサ61a,61a′
を組み合わせた曲げセンサS1,S2,…をテープ上に
その長手方向に複数配置し、第1番目の曲げセンサS1
(の光漏洩部35が設けられた曲げ検出部の中心位置)
を基準の座標系とした場合の各曲げセンサSiの3次元
位置を求める方法を説明する。
【0043】図11(A)に示すように、第1番目の曲
げセンサS1を基準とした座標系O 1−X111(O−
XYZ1 と略記)に第1番目の曲げセンサS1を配置
し、この第1番目の曲げセンサS1から距離dl の位置
に第2番目の曲げセンサS2が配置されているとする。
第1番目の曲げセンサS1によって得られる曲げとねじ
れの大きさを θ1 =f(A1 ,B1 ) φ1 =f(A1 ,B1 ) とし、第2番目の曲げセンサS2によって得られる曲げ
とねじれの大きさを θ2 =f(A2 ,B2 ) φ2 =f(A2 ,B2 ) とする。両曲げセンサS1、S2間を円弧で近似できる
と仮定とすると、第1番目の曲げセンサS1から第2番
目の曲げセンサS2へのベクトルV1 は次のような式
(1行4列のマトリックス)で表すことができる。
【0044】 V1 =[Vx1 Vy1 Vz1 1] ここで、1以外の各成分は Vx1=d1 cos(θ1 /2) Vy1=d1 cos(φ1 )sin(θ1 /2) Vz1=d1 sin(φ1 )sin(θ1 /2) となる。但し、d1 は第1番目の曲げセンサS1から第
2番目の曲げセンサS2への距離である。
【0045】同様に、第2番目の曲げセンサS2を基準
とした座標系O2−X222(O−XYZ2 と略記)を
考え、この第2番目の曲げセンサS2から距離d2 の位
置に第3番目の曲げセンサS3が配置されているとす
る。
【0046】そして第2番目の曲げセンサS2から第3
番目の曲げセンサS3へのベクトルV2 は上記の場合と
同様に V2 =[Vx2 Vy2 Vz2 1] Vx2=d2 cos(θ2 /2) Vy2=d2 cos(φ2 )sin(θ2 /2) Vz2=d2 sin(φ2 )sin(θ2 /2) となる。但し、d2 は第2番目の曲げセンサS2から第
3番目の曲げセンサS3への距離である。
【0047】ベクトルV2 は、第2番目の曲げセンサS
2を基準とした座標系O−XYZ2で表される為、第1
番目の座標系O−XYZ1に変換するためには次の変換
マトリックスT1 が必要になる。
【0048】
【数1】 変換マトリックスT1 の変換マトリックス内の要素R
1-OP(O=0,1,2、P=0,1,2)は第1番目の座
標系を基準としたときの第2番目の座標系の回転のパラ
メータを表し、ベクトルV1 より求められる。この変換
マトリックスT1 により第3番目の曲げセンサS3の位
置V′2 は次のようになる。
【0049】V′2 =T12 従って、第1番目の曲げセンサS1を基準とした座標系
O−XYZ1 での第n番目の曲げセンサSnの位置V′
n-1 は V′n-1=T12 …Tn-1n-1 となる。
【0050】このようにして挿入部内に配置される各曲
げセンサS2,S3,…(の曲げセンサ中心)の3次元
位置を基準とした例えば第1番目の曲げセンサS1の座
標系で表すことができる。従って、各センサの配置情報
から挿入部7の挿入形状を推定することができる。
【0051】もっとも、上述の説明からも明らかなよう
に挿入形状を検出する場合に、複数の曲げセンサを挿入
部7内に配置する場合、挿入部7の長手方向にライン状
に配置されるようにすることが望ましい。
【0052】上記説明では、第1番目の曲げセンサS1
を基準とした座標系に変換したが、他のセンサの位置を
基準にして(その座標系に変換して)各センサの位置を
求めるようにしても良い。その場合にはその他のセンサ
の位置を基準した挿入形状が求められる。
【0053】例えば図3に示すように(それぞれ光漏洩
部35を設けた)ファイバ対32−1,32−1′;3
2−2,32−2′;…;32−n,32−n′を曲げ
センサS1,S2,…,Snとして、曲げセンサS1を
最初の基準位置として挿入形状を表示させても良いし、
これより後方側の曲げセンサを基準位置として挿入形状
を表示させるようにしても良い。
【0054】また、図1に示すように挿入部7を患者5
の肛門の位置から挿入した場合、例えば挿入部7の外面
に基準の位置のマーク或いは目盛を付けてそのマークが
肛門の位置になった場合にその位置の内側の(前記マー
クに対応する基準の)曲げセンサを基準位置として他の
曲げセンサの3次元位置を算出して挿入形状を表示させ
るようにしても良い。
【0055】本実施の形態によれば、光漏洩部35を設
けた非常に細いファイバにより、その光漏洩部35部分
でのねじれを含む湾曲角を光伝送出力から検出できるの
で、挿入形状の検出センサ部分を非常に小型にできまた
その構成が簡単であるので挿入部内に配置することが容
易であると共に、光伝送出力からの挿入形状の推定算出
手段の構成も簡単にできる。
【0056】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図12を参照して説明する。第1の実施の
形態では、チャンネル22内に形状検出用のプローブ2
5を挿通してチャンネル22内に固定して内視鏡挿入形
状を検出して、表示するようにしたが、本実施の形態で
は、内視鏡の挿入部内に挿入形状検出用の曲げセンサを
組み込んで、挿入形状を3次元的に検出できるようにし
たものである。
【0057】図12(A)に示すように断面が(例えば
半径rの)円筒面の一部としたテープ状基材65の表面
にその長手方向に上述の曲げセンサS1,S2,…,S
nを接着剤等で固定して形成した形状検出部66を備え
た形状検出用テープ状部材67を図12(B)に示すよ
うに内視鏡の挿入部(より具体的には軟性部7a)を構
成する(金属帯を螺旋状に巻いた)フレックス68と、
その外側を覆うブレード(網管)69との間に組み込む
ようにする。
【0058】通常、内視鏡の軟性部7aは、金属帯を内
径が一定となるように螺旋状に巻いたフレックス68の
外側に、金属線または樹脂線を編み状に編み込んだブレ
ード(網管)69を被せ、ブレード69の外側を樹脂製
の外被70で覆うようにしている。
【0059】本実施の形態ではフレックス68とブレー
ド69との間に形状検出用テープ状部材67の形状検出
部66を配置し、樹脂製の外被70で被覆した構成にし
ている。
【0060】この場合、テープ状基材65の曲率半径r
をフレックス68の外表面の半径と殆ど一致させるよう
にして、組み込み易くすると共に、真っ直ぐにした状態
では曲げさせる力が加わらないようにしている。
【0061】なお、形状検出用テープ状部材67を構成
するテープ状基材65の後端はファイバに光を供給する
光源部と、ファイバーによって伝送された光を検知する
光検出部とを備えた形状検出プロセッサ27(図4参
照)に接続される。
【0062】また、この変形例として、図12(C)に
示すようにブレード69とその外側を覆う外被70との
間に形状検出用テープ状部材67を組み込むようにして
も良い。
【0063】図12(B)或いは図12(C)のように
軟性部7a内に形状検出用テープ状部材67をその軟性
部7aの径を殆ど太くすることなく組み込むことがで
き、これを組み込むことで、挿入部を体腔内等に挿入し
た時の内視鏡の軟性部7aの挿入形状を3次元的に検出
して表示することができ、円滑な挿入を行うことが可能
な挿入性の良い内視鏡を提供或いは実現できる。
【0064】なお、図12(B)或いは図12(C)に
おいて、形状検出用テープ状部材67を複数組み込むよ
うにしても良い。例えば、図12(B)に示す形状検出
用テープ状部材67と対向する側にも形状検出用テープ
状部材67を組み込んだり、図12(B)に示す形状検
出用テープ状部材67の他に、軟性部7aの中心軸の回
りに90度回転した部分に沿って形状検出用テープ状部
材67を組み込むようにしても良い。このように複数組
組み込むようにすると、挿入部の中心軸の屈曲状態をよ
り精度良く検出することができる。
【0065】(第3の実施の形態)図13は本発明の第
3の実施の形態における軟性部7a(の軟性管)の一部
を示す。第2の実施の形態では多数の曲げセンサS1,
S2,…をテープ状基材に取り付けたものを軟性部内に
組み込むようにしたが、本実施の形態では個別の曲げセ
ンサS1,S2,…を軟性部7a内に組み込むようにし
たものである。
【0066】図13に示すように例えばブレード69の
外表面には光漏洩部を設けた曲げセンサS1,S2の先
端の曲げセンサ部71をそれぞれ接着固定したセンサテ
ープ72により接着固定され、曲げセンサ部71から延
びる光伝達ファイバ部73は例えばブレード69の編み
角に沿って螺旋状等にして後方側に延出され、その後端
は形状検出プロセッサ27(図12参照)に接続される
ようにしている。
【0067】これらの曲げセンサS1,S2,…を取り
付けたブレード69の表面を樹脂製の外被70で覆うよ
うにしている。なお、図13ではブレード69の外表面
に曲げセンサS1,S2,…を取付けているが、ブレー
ド69の内側表面に設けるようにしても良い。
【0068】また、図14(A)は変形例における軟性
部7aの一部を示す。この変形例では図13におけるセ
ンサテープ72を用いないで、個々のセンサS1,S
2,…を光伝達ファイバ部73をブレード69に編み込
むようにして取り付けている。つまり、各センサSI
(I=1,2,…)構成する曲げセンサ部71から光伝
達ファイバ部73を交差させたように2本で後方側に延
出し、その際、各光伝達ファイバ部73をブレード69
に編み込むようにしている。
【0069】これらの曲げセンサを取り付けたブレード
69の表面は樹脂製の外被70で覆うようにしている。
なお、図14(B)は例えば曲げセンサS1を示し、こ
の曲げセンサS1は光漏洩部を設けた曲げセンサ部71
と、この曲げセンサ部71の基端から分岐して延出され
る光伝達ファイバ部73とから構成さる。
【0070】本実施の形態(及びその変形例)によれ
ば、形状検出用の曲げセンサを内視鏡の軟性部7aに組
み込むことにより、挿入の操作等が容易となる操作性の
良い内視鏡を提供する事が出来る。
【0071】また、形状検出用の曲げセンサをブレード
69などの表面に組み込む等することにより、その曲げ
センサの耐性を向上させることが出来、耐久性の良い3
次元形状検出センサを組み込んだ内視鏡を提供できる。
【0072】(第4の実施の形態)図15は本発明の第
4の実施の形態における形状検出用センサを示す。本実
施の形態も図12(A)に示す形状検出用テープ状部材
67を挿入部の軟性部内に、例えばフレックス内部に螺
旋状に巻いて円筒形状にして組み込むようにしたもので
ある。
【0073】そして、この場合の円筒の外半径Rがフレ
ックスの内半径と一致しすようにして組み込むようにし
ている。この形状検出用テープ状部材67の後端側は形
状検出プロセッサ27に接続される。本実施の形態の作
用及び効果は図12の場合と殆ど同様である。
【0074】(第5の実施の形態)図16(A)及び図
16(B)は本発明の第5の実施の形態における形状検
出用センサを示す。第4の実施の形態と類似して、形状
検出用テープ状部材を螺旋状にして軟性部内に組み込む
ものであるが、本実施の形態では2つの形状検出用テー
プ状部材75A,75Bを隣接するように配置して螺旋
状に巻き付けて軟性部の例えばフレックス68(図16
(A)の2点鎖線参照)の内周面に組み込むようにして
いる。
【0075】そして、形状検出用テープ状部材75A及
び75Bにそれぞれ設けた曲げセンサSa−IとSb−
Iとが長手方向に並ぶように各曲げセンサSa−IとS
b−Iを所定の間隔で取り付けている。
【0076】また、本実施の形態では曲げセンサSa−
I,Sb−Iは双葉形状の対にしたセンサS1ではな
く、図16(C)に示すようにそれらを分解した一方
(或いは他方)のセンサを所定間隔ずらして取付けたも
のが採用され、螺旋状に巻回した状態では図16(A)
に示すように中心軸に対して対向するその反対側に対と
なる曲げセンサが位置するようにして対向する2つのセ
ンサで(図16(B)に示すように)双葉形状の対にし
たセンサSIが構成されるようにしている。
【0077】そして、対向するセンサ同士で、クロスし
たセンサを形成し両者の出力により、その断面部分がど
れだけ、どの方向に湾曲しているかを検出することが可
能にしている。本実施の形態によれば、曲げセンサの密
度を高くでき、検出精度を向上できる。
【0078】(第6の実施の形態)図17は本発明の第
6の実施の形態における内視鏡76Aを示す。この内視
鏡76Aは例えば図1の内視鏡6において、チャンネル
22内に形状検出プローブ25を挿通して設けるのでな
く、形状検出用センサを内蔵したものである。また、本
実施の形態では光検出器を内視鏡の先端部に設けること
により、(光漏洩部を設けた)光ファイバの折り返しを
無くした構成にしている。
【0079】挿入部7内には形状検出するための光ファ
イバ束77が挿通され、この光ファイバ束77の後端側
は例えば挿入部7の後端付近で外部に延出され、形状検
出用光源装置78に接続され、形状検出用光源装置78
の内部の光源からこの光ファイバ束77の後端には形状
検出の光が供給される。挿入部7内に挿通された光ファ
イバ束77の先端は先端部16まで延出され、伝送した
光を先端部16内に設けた光検出部79で受光するよう
にしている。
【0080】また、先端部16には図18(A)に示す
ようにライトガイド15の先端側が固定され、その先端
の照明窓に取り付けた照明レンズ15aを経て照明光を
出射し、体腔内の患部等の被写体を照明する。
【0081】照明窓に隣接する観察窓には対物レンズ1
7が取り付けられ、その結像位置に配置したCCD18
に被写体像を結像する。このCCD18は例えば基板8
1と電気的に接続され、CCD18と基板81(に実装
された図示しない)アンプなどは信号ケーブル82と接
続され、外部の図示しないビデオプロセッサに撮像信号
を伝送する。
【0082】また、この基板81には光検出部79が取
り付けられ、図18(B)に示すように光ファイバ束7
7を構成する対のファイバ77a,77a′;77b,
77b′;…;77n,77nで伝送した光をフォトダ
イオード等の光検出素子79a,79a′;79b,7
9b′;…;79n,79n′で受光するようにしてい
る。
【0083】これら光検出素子79a,79a′;79
b,79b′;…;79n,79n′で受光した信号は
信号ケーブル82と共に一本化されて外部の図示しない
ビデオプロセッサに設けた端子から形状検出プロセッサ
側に出力される。また、光ファイバ束77は例えば挿入
部7の軟性部内では図18(C)に示すようにブレード
69と外被70との間に挿通されている。
【0084】なお、対となるファイバ77i,77i′
ではその一方にはその途中に光漏洩部が設けてあり、光
漏洩部での曲げ検出する機能を持つ。この場合、ファイ
バ77a,77a′は先端付近に光漏洩部が設けてあ
り、異なるファイバ77k,77k′毎に光漏洩部が設
けてある位置が異なり、各光漏洩部での曲げ検出によ
り、挿入部7の長手方向における挿入形状の検出が可能
となるようにしている。本実施の形態によれば、光ファ
イバ束77は実際には十分に細くできるので、挿入形状
を検出できる細径の挿入部7を持つ内視鏡76Aを実現
できる。
【0085】(第7の実施の形態)図19は本発明の第
7の実施の形態における内視鏡76Bを示す。この内視
鏡76Bは図17の内視鏡76Aにおいて、光ファイバ
束77の後端は挿入部7の後端付近に配置され、半導体
レーザ84からのレーザ光が供給されるようにしてい
る。
【0086】図20(B)に示すように軟性部7aの外
被70は外筒85に接続され、この外筒85内側に半導
体レーザ84を取り付けている。
【0087】そして、図20(C)に示すように半導体
レーザ84を構成するn個のレーザ素子84a,84
b,…,84nからそれぞれ対となるファイバ77a,
77a′;77b,77b′;…;77n,77nの後
端にレーザ光を供給し、伝送した光をその先端で検出す
るようにしている。なお、図20(B)では簡単化のた
め、ファイバ77i,77i′を77ii′で示してい
る。
【0088】また、光ファイバ束77の先端は先端部1
6内に固定され、図20(A)に示すように(図18
(A)の場合とほぼ同様に)光検出部79で受光するよ
うにしている。
【0089】本実施の形態によれば、光ファイバ束77
は実際には十分に細くできるので、挿入形状を検出でき
る細径の挿入部7を持つ内視鏡76Bを実現できる。な
お、半導体レーザ84を操作部8内に配置するようにし
ても良い。
【0090】(第8の実施の形態)図21は本発明の第
8の実施の形態における内視鏡76Cを示す。この内視
鏡76Cは例えば図17の内視鏡76Aにおいて、光フ
ァイバ束77の後端側をライトガイドファイバ15と一
体化するようにまとめて内視鏡76Cの外部に延出し、
光源装置86に接続し、光源装置86から照明光を供給
する。
【0091】ライトガイド15に供給された照明光は照
明に用いられ、光ファイバ束77に供給された照明光は
光検出器79で検出することにより、曲げ検出に利用さ
れ、各光漏洩部での曲げ検出により、挿入形状が検出さ
れる。換言すると、ライトガイド15の一部を分岐して
形状検出の光ファイバ束77を形成している。その他は
図17の場合と同様の構成である。
【0092】本実施の形態は図17の実施の形態の場合
と同様な作用効果を有すると共に、図17の場合におけ
る光ファイバ束77をライトガイド15と別体で引き出
す必要が不要となるメリットがある。
【0093】(第9の実施の形態)図22は本発明の第
9の実施の形態における内視鏡76Dを示す。この内視
鏡76Dでは光漏洩部を設けたファイバによる形状検出
用センサと、磁気を利用して位置検出を行う位置検出用
コイルとを備えた形状検出用センサを備えたものであ
る。
【0094】より具体的には図23に示すように形状検
出用の断面が円筒形状の可撓性のチューブ88内に所定
位置を境にしてその先端側にテープ状のセンサS1、S
2を配置し、後方側には位置検出用コイルL1,L2,
L3,…を配置して形成した形状検出用センサ87A
を、このチューブ88の所定位置が湾曲部7bと軟性部
7aとの境界位置となるように挿入部7内に設置するよ
うにしている。
【0095】なお、例えばコイルL1は他のコイルL
2,L3,…等と直交する向きに配置して、テープ状の
センサS1、S2の軸方向を検出できるようにしてい
る。つまり、コイルL2,L3,…の巻線の軸方向は例
えば挿入部7の軸方向(長さ方向)であり、この方向を
軸とした回転を検出できないが、コイルL1の巻線の軸
方向を例えば挿入部7の軸と直交する方向にしてこの回
転を検出できるようにしている。
【0096】このように設置することにより、挿入部7
における湾曲部7bのように金属製の湾曲駒を連結配置
したような部分ではそれにより影響を受けないセンサS
1、S2でその挿入形状を検出し、金属部材の少ない軟
性部7a内ではコイルL2,L3,…等を用いて位置検
出を行えるようにしている。
【0097】なお、コイルL1,L2,L3,…は各両
端に接続された図示しない信号線が磁気発生用のドライ
ブ回路に接続され、コイルL1,L2,L3,…は例え
ば一定間隔でドライブ信号(交流信号)が印加されて、
印加されたコイルの周囲に磁場(磁界)を発生し、例え
ば図1におけるベッド4の4隅等の既知の位置に設けた
磁気検出用コイルでその磁場により誘起した信号を検出
することにより、磁場を発生したコイルの位置を検出す
ることにより、各コイルL1,L2,L3,…の3次元
位置を算出する手段を形成している。
【0098】本実施の形態によれば、コイルを用いて形
状検出する場合における湾曲部7bのように金属製の部
材により磁気による検出精度が低下する部分を光を利用
した曲げセンサを用いることにより、その金属製の部材
による影響を受けることなく、高精度の位置検出、形状
検出ができる。
【0099】(第10の実施の形態)図24は本発明の
第10の実施の形態における内視鏡76Eを示す。図2
3の形状検出センサ87Aでは所定位置を境界として、
その先端側と後端側とに分離したようにテープ状のセン
サS1、S2とコイルL1,L2,L3,…とを配置て
いたが、本実施の形態の内視鏡76Eでは図25に示す
ように一部の部分で重複するようにしてその先端側と後
端側とにテープ状のセンサS1、S2,S3,…とコイ
ルL1,L2,L3,…とを配置して形状検出センサ8
7Bを形成している。ただし、コイルL1はコイルL
2,L3,…と同一の向きのコイルである。テープ状の
センサで得られる形状とコイルにより得られる形状の合
成は重複部分の形状の同一性により形状の合成を行う。
【0100】本実施の形態においても、コイルL1,L
2,L3,…は軟性部7aより後方側に配置するように
している。その他は第9の実施の形態と同様である。本
実施の形態によれば、第9の実施の形態の作用効果を有
する。
【0101】(第11の実施の形態)図26(A)は本
発明の第11の実施の形態における湾曲部の一部を示
す。本実施の形態では、湾曲部はリベット91で湾曲自
在に連結される隣接する湾曲駒92,92の間に光ファ
イバによる曲げセンサ93を配置し、曲げセンサ93を
接着用テープ94で固定したものでる。
【0102】図26(B)は図26(A)の一部を拡大
して示している。隣接する湾曲駒92,92には湾曲し
ていない状態で、真っ直ぐにして先端を半円形に曲げ、
例えば先端付近に光漏洩部35を設けた曲げセンサ93
が湾曲駒92,92の例えば内周面にそれぞれテープ9
4で接着固定されるようにしている。
【0103】なお、光漏洩部35を設ける位置は図26
(B)に示す位置以外でも良い。また、曲げセンサ93
を湾曲駒92,92の外周面に接着するようにしても良
い。また、曲げセンサ93は湾曲駒92,92の例えば
内周面における1箇所だけでなく、4箇所に沿って設け
るようにしても良い。本実施の形態のように曲げセンサ
93を設けることにより、湾曲部の湾曲により湾曲方向
を正確に検出することができる。
【0104】(第12の実施の形態)次に本発明の第1
2の実施の形態を図27を参照して説明する。本実施の
形態では、図27に示すように内視鏡の挿入部の適当な
位置に曲げセンサを4つ配置し、内視鏡の挿入部の形状
を検出する。
【0105】曲げセンサSj1、Sj2、Sj3、Sj4の出力
をAj1、Aj2、Aj3、Aj4とすると、各センサの位置の
曲げの大きさは、 θj1 =f(Aj1 ) θj2 =f(Aj2 ) θj3 =f(Aj3 ) θj4 =f(Aj4 ) となる。曲げセンサSj1とセンサSj3、曲げセンサSj2
とセンサSj4の曲げの大きさの平均値をθ13、θ24
し、各値はZ軸回転とY軸回転に対応する。
【0106】このとき、図28より(隣接する)次の曲
げセンサへのベクトルVj は Vj =[Vxj Vyj Vzj 1] Vxj=dj cos(θ24)cos(θ13) Vyj=dj cos(θ24)sin(θ13) Vzj=dj sin(φ24 ) となる。また、変換マトリックスTj は次のようにな
る。
【0107】
【数2】 但し、変換マトリックスTj の要素Rj-OP(O=0,
1,2、P=0,1,2)は第j番目の座標系を基準と
したときの第j+1番目の座標系への回転のパラメータ
を表し、ベクトルVj より求められる。
【0108】各曲げセンサ間のベクトルVj と変換マト
リックスTj が得られると、第1の実施の形態で記載し
たように適当な曲げセンサの位置を基準とした座標系で
各他の曲げセンサの位置を算出することができる。
【0109】(第13の実施の形態)次に本発明の第1
3の実施の形態を図29を参照して説明する。本実施の
形態の内視鏡76Fは、図21に示す内視鏡76Cにお
いて、光ファイバ束77の先端面に伝送した光を検出す
る光検出器79の代わりに電荷結合素子(CCDと略
記)96が配置され、光ファイバ束77を構成する各光
ファイバ対を例えば正方格子状等に整列させた状態でC
CD96で受光するようにしている。
【0110】つまり、CCD96の各画素は整列された
各光ファイバの先端面に対向して、各光ファイバの先端
面から出射される光を受光するようにしている(結像レ
ンズを介挿してCCD96に結像させても良い)。
【0111】そして、このCCD96は信号ケーブル
(図示略)と接続され、対物レンズ17の結像位置に配
置されたCCD18に接続された信号ケーブルと共に、
挿入部7内を挿通され、操作部8からさらにユニバーサ
ルケーブル9内を挿通され、図1に示すビデオプロセッ
サ14に入力される。
【0112】CCD96はCCDドライバにより一定の
周期のCCDドライブ信号が印加され、読み出されたC
CD出力信号は図4の形状検出部41に入力され、光フ
ァイバ束77における各光ファイバ対の先端面に対応す
る画素の出力信号から光検出素子で受光した場合のよう
に湾曲角を検出(推定)する。その他は図21の場合と
同様の構成である。
【0113】本実施の形態によれば、光検出器79を採
用した場合に比べて光検出器79に接続する信号線の本
数を削減できる。なお、CCD96としては2次元的に
撮像するものに限定されるものでなく、ライン状CCD
でも良い。
【0114】また、CCD18の周辺画素を利用して、
光ファイバ束77の先端面を受光するようにしても良
い。このようにすると、光検出手段を新たに設けること
なく、CCD18を利用でき、しかも信号ケーブルも新
たに設けることなく済む。
【0115】なお、上述した各実施の形態等を部分的等
で組み合わせて構成される実施の形態等も本発明に属す
る。例えば、図4の光検出部39の光検出素子40−
1,…,40−n′の代わりにライン状CCD等を採用
しても良い。
【0116】[付記] 1.外面を加工することにより、湾曲時に光が漏れやす
く形成された光漏洩部が形成された光伝達ファイバと、
前記光伝達ファイバの前記光漏洩部が複数配置された挿
入部と、前記光伝達ファイバで伝達される光の伝送量を
測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果と、湾曲
挿入部に対する前記光漏洩部の配置位置情報とに基づき
前記挿入部の湾曲形状を推定する形状推定手段と、前記
形状推定手段で推定された湾曲形状を表示する表示手段
と、を具備したことを特徴とする挿入形状検出装置。
【0117】2.外面を加工することにより、湾曲時に
光が漏れやすく形成された光漏洩部が形成された光伝達
ファイバと、被検体内に挿入される挿入部を有する内視
鏡と、前記挿入部に形成され、湾曲機能を有する湾曲部
と、前記湾曲部内に設けられ、該湾曲部の湾曲機能を補
助する複数の湾曲駒と、前記複数の湾曲駒の間に前記光
伝達ファイバの前記光漏洩部を配置させる光漏洩部固定
手段と、前記光伝達ファイバで伝達される光の伝送量を
測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果と、前記
挿入部に対する前記光漏洩部の配置位置情報とに基づき
前記挿入部の湾曲形状を推定する形状推定手段と、前記
形状推定手段で推定された湾曲形状を表示する表示手段
と、を具備したことを特徴とする挿入形状検出装置。
【0118】3.外面を加工することにより、湾曲時に
光が漏れやすく形成された光漏洩部が形成された光伝達
ファイバと、被検体内に挿入される挿入部を有する内視
鏡と、前記挿入部に形成され、湾曲機能を有する湾曲部
と、前記湾曲部内に前記光伝達ファイバの前記光漏洩部
を配置させる光漏洩部固定手段と、前記光伝達ファイバ
で伝達される光の伝達量を測定する測定手段と、前記測
定手段の測定結果と、前記挿入部に対する前記光漏洩部
の配置位置情報とに基づき前記湾曲部の湾曲形状を測定
する第1の形状推定手段と、前記湾曲部より基端側の前
記挿入部に配置されたコイル手段と、前記手段との間で
磁界を送受する磁界送受手段と、前記磁界送受手段で送
受された磁界の強度を検出する磁界強度検出手段と、前
記磁界強度検出手段で検出された磁界強度に基づき、前
記挿入部の湾曲形状を推定する第2の形状推定手段と、
前記第1の形状推定手段で推定された第1の湾曲形状
と、前記第2の形状推定手段で推定された第2の湾曲形
状とを合成する合成手段と、前記合成手段で合成された
合成結果に基づき、前記挿入部の湾曲形状を表示する表
示手段と、を具備したことを特徴とする内視鏡挿入形状
検出装置。
【0119】4.前記測定手段は光伝達ファイバの一端
に光を入射させる光源と、前記光伝達ファイバの他端に
伝送された光を検出(測定)する光検出手段とからなる
付記1の内視鏡挿入形状検出装置。 5.前記測定手段は内視鏡の外部に配置される付記1の
内視鏡挿入形状検出装置。6.前記光漏洩部を設けた光
伝達ファイバはプローブを介して内視鏡の挿入部内に着
脱自在に配置可能である付記1の内視鏡挿入形状検出装
置。 7.前記光漏洩部を設けた光伝達ファイバは内視鏡の挿
入部を構成する軟性管内に組み込まれる付記1の内視鏡
挿入形状検出装置。
【0120】8.前記光検出手段は内視鏡の挿入部の先
端部に配置される付記4の内視鏡挿入形状検出装置。 9.前記挿入部の先端部に配置される光検出手段は固体
撮像素子である付記8の内視鏡挿入形状検出装置。
【0121】10.内視鏡の挿入部の長手方向に配置さ
れ、外面を加工することにより、湾曲時に光が漏れやす
く形成された光漏洩部が形成された光伝達ファイバで形
成した複数の曲げセンサと、前記各曲げセンサの出力を
測定する測定手段と、前記曲げセンサの出力から前記曲
げセンサが配置された挿入部の湾曲の方向を求める手段
と、前記曲げセンサ間の距離と前記湾曲の方向から内視
鏡の挿入部の形状を推定する手段と、前記挿入部の形状
を表示する手段とからなる内視鏡挿入形状検出装置。
【0122】11.前記曲げセンサの光漏洩部は、光伝
達ファイバの所定の部分のクラッド部を欠損させるか、
クラッド部を欠損させた部分にクラッド部より大きい屈
折率等の置換部材を埋め込んで、光漏洩部が湾曲された
場合にその湾曲量に応じて伝送する光を漏洩させるもの
である付記4の内視鏡挿入形状検出装置。
【0123】12.曲げセンサは光漏洩部を設けた光伝
達ファイバと、光漏洩部を設けてない光伝達ファイバを
対にして挿入部の所定の場所に配置し、対にした光伝達
ファイバで伝送した光出力から曲げの大きさを検出する
付記10の内視鏡挿入形状検出装置。
【0124】12.内視鏡の挿入部に複数の磁界を発生
するコイルと体腔外の既知の位置に配置された前記磁界
を検出する複数のコイルと、、前記検出された磁界の大
きさから前記磁界を発生するコイルの実空間上の位置を
推定する手段と、内視鏡の挿入部に複数配置され、外面
を加工することにより、湾曲時に光が漏れやすく形成さ
れた光漏洩部が形成された光伝達ファイバで形成した曲
げセンサと、前記曲げセンサの出力から前記曲げセンサ
が実装された位置の湾曲の方向を求める手段と、前記挿
入部に配置されたコイルと曲げセンサとの位置関係から
内視鏡の挿入部の形状を推定する手段と、前記挿入部の
形状を表示する手段からなる内視鏡挿入形状検出装置。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
面を加工することにより、湾曲時に光が漏れやすく形成
された光漏洩部が形成された光伝達ファイバと、前記光
伝達ファイバの前記光漏洩部が複数配置された挿入部
と、前記光伝達ファイバで伝達される光の伝送量を測定
する測定手段と、前記測定手段の測定結果と、湾曲挿入
部に対する前記光漏洩部の配置位置情報とに基づき前記
挿入部の湾曲形状を推定する形状推定手段と、前記形状
推定手段で推定された湾曲形状を表示する表示手段と、
を具備しているので、光漏洩部を設けた非常に細くでき
る光伝達ファイバで伝達される光の伝送量を測定するこ
とで、光漏洩部部分での湾曲量を検出できるようにして
いるので湾曲量を検出する曲げ検出センサの構成が簡単
であると共に、挿入部内に配置した場合にも挿入部を殆
ど太くしなくて済み、かつ曲げ検出センサの出力からの
挿入形状推定の処理系も簡単な構成で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた内視鏡シス
テムの全体構成図。
【図2】チャンネル内に形状検出用のプローブを挿通し
た内視鏡の概略を示す図。
【図3】プローブの構成を示す断面図。
【図4】プローブ内部に設けた形状検出用光ファイバと
形状検出装置本体との構成を示す図。
【図5】形状検出に用いる光ファイバの基本的な構成を
示す斜視図。
【図6】曲げ検出の測定原理を示す図。
【図7】図5とは異なる構成で形状検出に用いる光ファ
イバの基本的な構成を示す斜視図。
【図8】対にして形状検出用光ファイバを構成した具体
例を示す図。
【図9】図8のものをループ状にしたものを示す図。
【図10】双葉形状にした形状検出用光ファイバによ
り、その形状検出用光ファイバを設けた平面の曲げ及び
捩れを検出する様子を示す図。
【図11】本実施の形態による挿入形状推定の曲げセン
サ位置推定の原理説明図。
【図12】本発明の第2の実施の形態における挿入形状
検出用テープ状部材及びこれを組み込んだ軟性部の構造
を示す図。
【図13】本発明の第3の実施の形態における曲げセン
サを組み込んだ軟性部の構造を示す図。
【図14】第3の実施の形態の変形例における曲げセン
サを組み込んだ軟性部の構造等を示す図。
【図15】本発明の第4の実施の形態における挿入形状
検出用テープ状部材を螺旋状にした構造を示す図。
【図16】本発明の第5の実施の形態におけるブレード
内側に螺旋状にして組み込まれる挿入形状検出用センサ
等を示す図。
【図17】本発明の第6の実施の形態における内視鏡の
概略の構成を示す図。
【図18】図17の各部の構成を示す図。
【図19】本発明の第7の実施の形態における内視鏡の
概略の構成を示す図。
【図20】図19の各部の構成を示す図。
【図21】本発明の第8の実施の形態における内視鏡の
概略の構成を示す図。
【図22】本発明の第9の実施の形態における内視鏡を
示す図。
【図23】湾曲部内と軟性部内に設けた形状検出用セン
サを示す図。
【図24】本発明の第10の実施の形態における内視鏡
を示す図。
【図25】湾曲部内と軟性部内に設けた形状検出用セン
サを示す図。
【図26】本発明の第11の実施の形態における湾曲部
を示す図。
【図27】本発明の第12の実施の形態における挿入部
の内周面に曲げセンサを4つ設けた様子を示す図。
【図28】図27の場合における曲げセンサ位置推定の
原理説明図。
【図29】本発明の第13の実施の形態における内視鏡
の概略の構成を示す図。
【符号の説明】
1…内視鏡システム 2…内視鏡装置 3…内視鏡挿入形状検出装置 4…ベッド 5…患者 6…内視鏡 7…挿入部 11…光源装置 14…ビデオプロセッサ 15…ライトガイド 16…先端部 18…CCD 22…チャンネル 23…挿入口 25…(挿入形状検出用)プローブ 26…コネクタ 27…形状検出装置本体(形状検出プロセッサ) 28…形状表示用モニタ 31…円筒チューブ 32−1,32−1′;…;32−n,32−n′…
(形状検出用)光ファイバ対 33…保護チューブ 34−1,34−1′,…,34−n,34−n′…
(形状検出用)光ファイバ 35…光漏洩部 36…光源部 37…光源 39…光検出部 40−1,40−1′,…,40−n,40−n′…光
検出素子 41…形状検出部 42…形状画像生成部 43…映像信号生成部 代理人 弁理士 伊藤 進
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平川 克己 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 道雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 川端 健 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 平田 康夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 前田 俊成 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 克哉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山口 征治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中嶋 勇 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 AA00 BB01 CC06 DD03 FF24 FF46 GG22 HH51 HH52 LL01 MM02 WW11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面を加工することにより、湾曲時に光
    が漏れやすく形成された光漏洩部が形成された光伝達フ
    ァイバと、 前記光伝達ファイバの前記光漏洩部が複数配置された挿
    入部と、 前記光伝達ファイバで伝達される光の伝送量を測定する
    測定手段と、 前記測定手段の測定結果と、湾曲挿入部に対する前記光
    漏洩部の配置位置情報とに基づき前記挿入部の湾曲形状
    を推定する形状推定手段と、 前記形状推定手段で推定された湾曲形状を表示する表示
    手段と、 を具備したことを特徴とする挿入形状検出装置。
  2. 【請求項2】 外面を加工することにより、湾曲時に光
    が漏れやすく形成された光漏洩部が形成された光伝達フ
    ァイバと、 被検体内に挿入される挿入部を有する内視鏡と、 前記挿入部に形成され、湾曲機能を有する湾曲部と、 前記湾曲部内に設けられ、該湾曲部の湾曲機能を補助す
    る複数の湾曲駒と、 前記複数の湾曲駒の間に前記光伝達ファイバの前記光漏
    洩部を配置させる光漏洩部固定手段と、 前記光伝達ファイバで伝達される光の伝送量を測定する
    測定手段と、 前記測定手段の測定結果と、前記挿入部に対する前記光
    漏洩部の配置位置情報とに基づき前記挿入部の湾曲形状
    を推定する形状推定手段と、 前記形状推定手段で推定された湾曲形状を表示する表示
    手段と、 を具備したことを特徴とする挿入形状検出装置。
  3. 【請求項3】 外面を加工することにより、湾曲時に光
    が漏れやすく形成された光漏洩部が形成された光伝達フ
    ァイバと、 被検体内に挿入される挿入部を有する内視鏡と、 前記挿入部に形成され、湾曲機能を有する湾曲部と、 前記湾曲部内に前記光伝達ファイバの前記光漏洩部を配
    置させる光漏洩部固定手段と、 前記光伝達ファイバで伝達される光の伝達量を測定する
    測定手段と、 前記測定手段の測定結果と、前記挿入部に対する前記光
    漏洩部の配置位置情報とに基づき前記湾曲部の湾曲形状
    を測定する第1の形状推定手段と、 前記湾曲部より基端側の前記挿入部に配置されたコイル
    手段と、 前記手段との間で磁界を送受する磁界送受手段と、 前記磁界送受手段で送受された磁界の強度を検出する磁
    界強度検出手段と、 前記磁界強度検出手段で検出された磁界強度に基づき、
    前記挿入部の湾曲形状を推定する第2の形状推定手段
    と、 前記第1の形状推定手段で推定された第1の湾曲形状
    と、前記第2の形状推定手段で推定された第2の湾曲形
    状とを合成する合成手段と、 前記合成手段で合成された合成結果に基づき、前記挿入
    部の湾曲形状を表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする内視鏡挿入形状検出装置。
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