JP2001160746A - 半導体スイッチング装置 - Google Patents
半導体スイッチング装置Info
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- fet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 過電流や高熱に対するスイッチング素子の保
護を確実に実行して内部破壊を防止し、スイッチング装
置としての信頼性を向上させる。 【解決手段】 過電流状態制御回路200は、負荷10
2への過電流状態が検出されて温度センサ内蔵FET・
QAの繰り返しオン・オフ制御が実行されると、1ms
ecタイマ回路202で1msec計時した後に、ラッ
チ回路203出力によりスイッチングトランジスタTr
1をオンして過電流検出を停止し、温度センサ内蔵FE
T・QAのオン状態を保持する。この過電流検出停止か
ら9msecタイマ回路204で9msec計時した後
に、すなわち温度センサ内蔵FET・QAの内部破壊が
生じるおそれのない10msecまでの間に、ラッチ回
路207出力によりスイッチングトランジスタTr3を
オンして駆動回路111のスイッチ入力をLレベルに
し、温度センサ内蔵FET・QAをオフ状態に制御す
る。
護を確実に実行して内部破壊を防止し、スイッチング装
置としての信頼性を向上させる。 【解決手段】 過電流状態制御回路200は、負荷10
2への過電流状態が検出されて温度センサ内蔵FET・
QAの繰り返しオン・オフ制御が実行されると、1ms
ecタイマ回路202で1msec計時した後に、ラッ
チ回路203出力によりスイッチングトランジスタTr
1をオンして過電流検出を停止し、温度センサ内蔵FE
T・QAのオン状態を保持する。この過電流検出停止か
ら9msecタイマ回路204で9msec計時した後
に、すなわち温度センサ内蔵FET・QAの内部破壊が
生じるおそれのない10msecまでの間に、ラッチ回
路207出力によりスイッチングトランジスタTr3を
オンして駆動回路111のスイッチ入力をLレベルに
し、温度センサ内蔵FET・QAをオフ状態に制御す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワー半導体をス
イッチング素子として用いて車両用ライトなどに対する
比較的大電流の通電をオン・オフする半導体スイッチン
グ装置に関し、特に、内部の過熱によって内部破壊が発
生しないように過熱遮断制御及び過電流保護制御を行う
半導体スイッチング装置に関する。
イッチング素子として用いて車両用ライトなどに対する
比較的大電流の通電をオン・オフする半導体スイッチン
グ装置に関し、特に、内部の過熱によって内部破壊が発
生しないように過熱遮断制御及び過電流保護制御を行う
半導体スイッチング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リレースイッチに代えてパワーM
OS・FETやIGBT(Insulatedgate bipolar tran
sistor )をスイッチング素子として用いて比較的大電
流をオン・オフする半導体スイッチング装置が周知であ
る。このような半導体スイッチング装置として、過熱遮
断保護制御回路、過電流保護制御回路を集積化して備え
る絶縁ゲート型の半導体スイッチング装置が知られてい
る(例えば、特開平5−95633号「電源制御装置」
公報例、特開平9−331625号「インテリジェント
パワースイッチ及びスイッチング装置」公報例、特開平
11−11331号「電動パワーステアリング制御装
置」公報例)。
OS・FETやIGBT(Insulatedgate bipolar tran
sistor )をスイッチング素子として用いて比較的大電
流をオン・オフする半導体スイッチング装置が周知であ
る。このような半導体スイッチング装置として、過熱遮
断保護制御回路、過電流保護制御回路を集積化して備え
る絶縁ゲート型の半導体スイッチング装置が知られてい
る(例えば、特開平5−95633号「電源制御装置」
公報例、特開平9−331625号「インテリジェント
パワースイッチ及びスイッチング装置」公報例、特開平
11−11331号「電動パワーステアリング制御装
置」公報例)。
【0003】このような半導体スイッチング装置におい
て、過電流保護制御回路は、負荷への電流を検出した電
圧と基準電圧の閾値とを比較して、負荷側での短絡が起
こった場合の過電流を判定し、この判定に基づいてスイ
ッチング素子を強制的にオフするようなスイッチング制
御を行っている。
て、過電流保護制御回路は、負荷への電流を検出した電
圧と基準電圧の閾値とを比較して、負荷側での短絡が起
こった場合の過電流を判定し、この判定に基づいてスイ
ッチング素子を強制的にオフするようなスイッチング制
御を行っている。
【0004】図5は従来のシャント抵抗素子を用いて構
成した半導体スイッチング装置における過電流保護制御
を説明するための動作波形図である。図5において、こ
の例では負荷の短絡が生じた場合、その監視時間(例え
ば、5msec毎のサンプリングを30msecの期間
行う)において、ソフトウェア制御での閾値を越える負
荷の短絡電流に対しては過電流保護制御回路のハードウ
ェア構成によってパワースイッチング素子(いわゆる、
温度センサ内蔵FET)が回路の閾値を中心に繰り返し
オン・オフするようなスイッチング制御がなされる。そ
して、この繰り返しオン・オフ制御はソフトウェア制御
でパワースイッチング素子が強制的にオフされる。ソフ
トウェアの閾値ぎりぎりの負荷短絡(例えば自動車にお
けるワイヤハーネスかみ込み等)による短絡電流に対し
ては、その時間が長い場合、パワースイッチング素子が
加熱して最終的に温度センサ内蔵FETによる自己保護
のための過熱遮断制御が実行される。換言すれば、この
例ではソフトウェア制御とハードウェア構成による二重
保護を行っている。
成した半導体スイッチング装置における過電流保護制御
を説明するための動作波形図である。図5において、こ
の例では負荷の短絡が生じた場合、その監視時間(例え
ば、5msec毎のサンプリングを30msecの期間
行う)において、ソフトウェア制御での閾値を越える負
荷の短絡電流に対しては過電流保護制御回路のハードウ
ェア構成によってパワースイッチング素子(いわゆる、
温度センサ内蔵FET)が回路の閾値を中心に繰り返し
オン・オフするようなスイッチング制御がなされる。そ
して、この繰り返しオン・オフ制御はソフトウェア制御
でパワースイッチング素子が強制的にオフされる。ソフ
トウェアの閾値ぎりぎりの負荷短絡(例えば自動車にお
けるワイヤハーネスかみ込み等)による短絡電流に対し
ては、その時間が長い場合、パワースイッチング素子が
加熱して最終的に温度センサ内蔵FETによる自己保護
のための過熱遮断制御が実行される。換言すれば、この
例ではソフトウェア制御とハードウェア構成による二重
保護を行っている。
【0005】図6は従来のシャント抵抗素子を用いて構
成した半導体スイッチング装置における他の過電流保護
制御を説明するための動作波形図である。図6の例は特
開平9−331625号公報における構成であり、この
インテリジェントパワースイッチ(IPS)では、パワ
ースイッチング素子での過電流の発生時に、過電流閾値
を越えるごとにパワースイッチング素子がオフ・オフ制
御されるようになっている。
成した半導体スイッチング装置における他の過電流保護
制御を説明するための動作波形図である。図6の例は特
開平9−331625号公報における構成であり、この
インテリジェントパワースイッチ(IPS)では、パワ
ースイッチング素子での過電流の発生時に、過電流閾値
を越えるごとにパワースイッチング素子がオフ・オフ制
御されるようになっている。
【0006】このような過電流保護制御を実施する図5
及び図6の例では、パワースイッチング素子の内部で熱
ストレスが発生する。図7はパワーMOS・FETにお
ける内部の熱ストレスの問題を説明するための構成図で
ある。
及び図6の例では、パワースイッチング素子の内部で熱
ストレスが発生する。図7はパワーMOS・FETにお
ける内部の熱ストレスの問題を説明するための構成図で
ある。
【0007】図7(a)はパワーMOS・FETの上面
構成を示し、図7(b)はその側面構成を示している。
このパワーMOS・FETでは、チップ(適宜、内部半
導体回路素子部と記載する)14への長時間の低電流通
電を行うとステム(適宜、基台と記載する)10の全体
にわたって温度上昇するが、この時点で通電を停止した
場合、特に低温雰囲気(低温環境)では急激にチップ1
4及びステム10の温度が低下する。このような過熱、
冷却を繰り返した際の応力によって、チップ上部のAl
(アルミニウム)配線13にスライド(変形移動)が発
生したり、ステム10とチップ14との間のはんだ接合
部15に亀裂や剥離(適宜、内部破壊と記載する)が発
生することがある。
構成を示し、図7(b)はその側面構成を示している。
このパワーMOS・FETでは、チップ(適宜、内部半
導体回路素子部と記載する)14への長時間の低電流通
電を行うとステム(適宜、基台と記載する)10の全体
にわたって温度上昇するが、この時点で通電を停止した
場合、特に低温雰囲気(低温環境)では急激にチップ1
4及びステム10の温度が低下する。このような過熱、
冷却を繰り返した際の応力によって、チップ上部のAl
(アルミニウム)配線13にスライド(変形移動)が発
生したり、ステム10とチップ14との間のはんだ接合
部15に亀裂や剥離(適宜、内部破壊と記載する)が発
生することがある。
【0008】例えば、図5において、ハードウェア構成
によるオン・オフ制御が行われる電流値を、20アンペ
ア[A]に設定した場合、数十msecで過熱遮断制御
(例えば、温度センサ内蔵FETでの遮断温度175
℃)が実行される。この過熱遮断制御を−40℃の雰囲
気で繰り返すと、この熱ストレスの蓄積によって前記し
たように内部破壊が発生し易くなる。この熱ストレスに
対する耐久回数(温度上昇及び低下の回数)は、現状で
は、数千回程度である。
によるオン・オフ制御が行われる電流値を、20アンペ
ア[A]に設定した場合、数十msecで過熱遮断制御
(例えば、温度センサ内蔵FETでの遮断温度175
℃)が実行される。この過熱遮断制御を−40℃の雰囲
気で繰り返すと、この熱ストレスの蓄積によって前記し
たように内部破壊が発生し易くなる。この熱ストレスに
対する耐久回数(温度上昇及び低下の回数)は、現状で
は、数千回程度である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の半導体スイッチング装置では、過電流状態が継続した
り、何度か繰り返された場合に、温度センサ内蔵FET
での過熱、冷却の繰り返しによる熱ストレスでチップや
ステムでの内部破壊が発生し易く、半導体スイッチング
装置としての信頼性が低下するおそれがあった。
の半導体スイッチング装置では、過電流状態が継続した
り、何度か繰り返された場合に、温度センサ内蔵FET
での過熱、冷却の繰り返しによる熱ストレスでチップや
ステムでの内部破壊が発生し易く、半導体スイッチング
装置としての信頼性が低下するおそれがあった。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、スイッチング素子内部において熱による内部破壊が
生じる前に過熱遮断制御及び過電流保護制御を実行し、
過電流や高熱に対するスイッチング素子の保護を確実に
行うことができ、スイッチング装置としての信頼性を向
上させることが可能な半導体スイッチング装置を提供す
ることを目的とする。
で、スイッチング素子内部において熱による内部破壊が
生じる前に過熱遮断制御及び過電流保護制御を実行し、
過電流や高熱に対するスイッチング素子の保護を確実に
行うことができ、スイッチング装置としての信頼性を向
上させることが可能な半導体スイッチング装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体スイ
ッチング装置は、過熱遮断機能を有し、負荷への電力供
給をオン・オフする半導体スイッチング素子と、前記負
荷に対する過電流を検出し、過電流状態を検出した際に
前記半導体スイッチング素子の繰り返しオン・オフ制御
を実行する過電流検出制御手段と、前記過電流検出制御
手段による繰り返しオン・オフ制御の開始から第1所定
時間経過後に、前記過電流の検出を停止して前記半導体
スイッチング素子のオン状態を保持し、この過電流検出
停止から第2所定時間経過後に、前記半導体スイッチン
グ素子の過熱遮断機能が動作せずに過電流状態が継続し
ている場合は前記半導体スイッチング素子をオフ状態に
制御する過電流状態制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
ッチング装置は、過熱遮断機能を有し、負荷への電力供
給をオン・オフする半導体スイッチング素子と、前記負
荷に対する過電流を検出し、過電流状態を検出した際に
前記半導体スイッチング素子の繰り返しオン・オフ制御
を実行する過電流検出制御手段と、前記過電流検出制御
手段による繰り返しオン・オフ制御の開始から第1所定
時間経過後に、前記過電流の検出を停止して前記半導体
スイッチング素子のオン状態を保持し、この過電流検出
停止から第2所定時間経過後に、前記半導体スイッチン
グ素子の過熱遮断機能が動作せずに過電流状態が継続し
ている場合は前記半導体スイッチング素子をオフ状態に
制御する過電流状態制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0012】また、好ましくは、前記過電流状態制御手
段は、前記第1所定時間を計時する第1計時手段と、前
記第1計時手段による計時終了時に前記過電流検出制御
手段の過電流検出を停止して前記半導体スイッチング素
子のオン状態を保持する過電流検出停止手段と、前記第
2所定時間を計時する第2計時手段と、前記第2計時手
段による計時終了時に前記半導体スイッチング素子への
駆動制御信号を遮断するスイッチング素子遮断手段とを
有してなるものとする。
段は、前記第1所定時間を計時する第1計時手段と、前
記第1計時手段による計時終了時に前記過電流検出制御
手段の過電流検出を停止して前記半導体スイッチング素
子のオン状態を保持する過電流検出停止手段と、前記第
2所定時間を計時する第2計時手段と、前記第2計時手
段による計時終了時に前記半導体スイッチング素子への
駆動制御信号を遮断するスイッチング素子遮断手段とを
有してなるものとする。
【0013】また、好ましくは、前記半導体スイッチン
グ素子、過電流検出制御手段、過電流状態制御手段は、
ワンチップデバイスとして実装されることとする。
グ素子、過電流検出制御手段、過電流状態制御手段は、
ワンチップデバイスとして実装されることとする。
【0014】上記構成において、負荷側の短絡などによ
る過電流状態を検出した際に、過電流状態制御手段は、
過電流検出制御手段による繰り返しオン・オフ制御の開
始から第1所定時間経過後に、過電流検出制御手段の過
電流検出を停止して半導体スイッチング素子のオン状態
を保持する。ここで、過電流の通電継続により大電流が
流れた場合は、半導体スイッチング素子の過熱遮断機能
が動作して半導体スイッチング素子がオフ状態となる。
また、過電流検出停止してから第2所定時間経過後に半
導体スイッチング素子の過熱遮断機能が動作していなく
て過電流状態が継続している場合は、過電流状態制御手
段は半導体スイッチング素子を強制的にオフ状態に制御
する。
る過電流状態を検出した際に、過電流状態制御手段は、
過電流検出制御手段による繰り返しオン・オフ制御の開
始から第1所定時間経過後に、過電流検出制御手段の過
電流検出を停止して半導体スイッチング素子のオン状態
を保持する。ここで、過電流の通電継続により大電流が
流れた場合は、半導体スイッチング素子の過熱遮断機能
が動作して半導体スイッチング素子がオフ状態となる。
また、過電流検出停止してから第2所定時間経過後に半
導体スイッチング素子の過熱遮断機能が動作していなく
て過電流状態が継続している場合は、過電流状態制御手
段は半導体スイッチング素子を強制的にオフ状態に制御
する。
【0015】これにより、半導体スイッチング素子での
内部の過熱による内部破壊が生じないように過熱遮断制
御及び過電流保護制御が行われる。例えば、内部破壊が
生じるようなチップでの過熱がステムへ伝達する前に半
導体スイッチング素子に対する過熱遮断制御が実行され
る。したがって、半導体スイッチング素子において過熱
と冷却との繰り返しによる熱ストレスがあまり蓄積する
こともなく、熱による内部破壊が生じ難くなる。この結
果、過電流や高熱に対するスイッチング素子の保護が確
実に実行され、スイッチング装置としての信頼性が向上
する。
内部の過熱による内部破壊が生じないように過熱遮断制
御及び過電流保護制御が行われる。例えば、内部破壊が
生じるようなチップでの過熱がステムへ伝達する前に半
導体スイッチング素子に対する過熱遮断制御が実行され
る。したがって、半導体スイッチング素子において過熱
と冷却との繰り返しによる熱ストレスがあまり蓄積する
こともなく、熱による内部破壊が生じ難くなる。この結
果、過電流や高熱に対するスイッチング素子の保護が確
実に実行され、スイッチング装置としての信頼性が向上
する。
【0016】また、半導体スイッチング装置をワンチッ
プデバイスとして構成することによって、装置構成を小
型化でき、実装スペースを縮小できるとともに、装置コ
スト削減が可能になる。
プデバイスとして構成することによって、装置構成を小
型化でき、実装スペースを縮小できるとともに、装置コ
スト削減が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の半導体スイッチン
グ装置の一実施形態に係る基本構成を示すブロック及び
回路図であり、図2は本実施形態に係る半導体スイッチ
ング装置の主要部である過電流状態制御回路の構成を示
すブロック及び回路図である。なお、図2において、図
1に対応する構成部分は、その要部のみを図示した。
施の形態を説明する。図1は本発明の半導体スイッチン
グ装置の一実施形態に係る基本構成を示すブロック及び
回路図であり、図2は本実施形態に係る半導体スイッチ
ング装置の主要部である過電流状態制御回路の構成を示
すブロック及び回路図である。なお、図2において、図
1に対応する構成部分は、その要部のみを図示した。
【0018】まず、図1を照して基本構成の半導体スイ
ッチング装置について説明する。本実施形態の半導体ス
イッチング装置は、ワンチップのスイッチングデバイス
110として構成されており、この基本構成を本出願人
が特願平11−140421号をもって提案している。
ッチング装置について説明する。本実施形態の半導体ス
イッチング装置は、ワンチップのスイッチングデバイス
110として構成されており、この基本構成を本出願人
が特願平11−140421号をもって提案している。
【0019】スイッチングデバイス110には、電源1
01からの供給電圧VBラインが接続されるとともに、
外付け素子としてのランプやモータなどの負荷102が
接続されている。また、この負荷102に対するオン・
オフ指示を行うためのスイッチSW1及び抵抗素子R1
0が設けられ、供給電圧VBラインとスイッチングデバ
イス110とに接続されている。
01からの供給電圧VBラインが接続されるとともに、
外付け素子としてのランプやモータなどの負荷102が
接続されている。また、この負荷102に対するオン・
オフ指示を行うためのスイッチSW1及び抵抗素子R1
0が設けられ、供給電圧VBラインとスイッチングデバ
イス110とに接続されている。
【0020】スイッチングデバイス110は、半導体ス
イッチング素子としてのスイッチング機能と自己の温度
保護機能とを有する温度センサ内蔵FET・QAを備え
ており、電源101からの供給電圧VBを負荷102に
供給する経路に、温度センサ内蔵FET・QAのドレイ
ンD−ソースSが直列接続されている。スイッチングデ
バイス110は、温度センサ内蔵FET・QAのスイッ
チング制御により電力供給を制御するもので、温度セン
サ内蔵FET・QAに駆動制御手段、過熱保護手段及び
負荷電流検出手段等を合わせて、一つのチップに集積化
して実装した集積回路である。
イッチング素子としてのスイッチング機能と自己の温度
保護機能とを有する温度センサ内蔵FET・QAを備え
ており、電源101からの供給電圧VBを負荷102に
供給する経路に、温度センサ内蔵FET・QAのドレイ
ンD−ソースSが直列接続されている。スイッチングデ
バイス110は、温度センサ内蔵FET・QAのスイッ
チング制御により電力供給を制御するもので、温度セン
サ内蔵FET・QAに駆動制御手段、過熱保護手段及び
負荷電流検出手段等を合わせて、一つのチップに集積化
して実装した集積回路である。
【0021】スイッチングデバイス110は、温度セン
サ内蔵FET・QAをオン・オフ制御する駆動制御手段
としてチャージポンプ回路305及び駆動回路111を
備えている。駆動回路111は、コレクタ側がチャージ
ポンプ回路305の出力に接続されたソーストランジス
タと、エミッタ側が接地電位に接続されたシンクトラン
ジスタとを直列接続して備え、スイッチSW1のオン・
オフ切換えによる切換え信号に基づき、これらソースト
ランジスタ及びシンクトランジスタをオン・オフ制御し
て、温度センサ内蔵FET・QAを駆動制御する信号を
出力する。なお、供給電圧VBが例えば12[V]のと
き、チャージポンプの出力電圧は例えばVB+10
[V]に設定される。
サ内蔵FET・QAをオン・オフ制御する駆動制御手段
としてチャージポンプ回路305及び駆動回路111を
備えている。駆動回路111は、コレクタ側がチャージ
ポンプ回路305の出力に接続されたソーストランジス
タと、エミッタ側が接地電位に接続されたシンクトラン
ジスタとを直列接続して備え、スイッチSW1のオン・
オフ切換えによる切換え信号に基づき、これらソースト
ランジスタ及びシンクトランジスタをオン・オフ制御し
て、温度センサ内蔵FET・QAを駆動制御する信号を
出力する。なお、供給電圧VBが例えば12[V]のと
き、チャージポンプの出力電圧は例えばVB+10
[V]に設定される。
【0022】また、温度センサ内蔵FET・QAの過熱
保護手段として、遮断ラッチ回路306を備えている。
遮断ラッチ回路306は、サーマルFETにも付加され
ている過熱遮断機能を実現するものであり、温度センサ
内蔵FET・QAが規定以上の温度まで上昇したことを
内蔵の温度センサ(図示せず)によって検出した場合に
は、その旨の検出情報がラッチ回路に保持され、温度セ
ンサ内蔵FET・QAのゲート−ソース間に接続されて
いる過熱遮断用FET(図示せず)をオン状態に遷移さ
せることによって、温度センサ内蔵FET・QAを強制
的にオフ制御する。なお、ラッチ回路の保持情報は端子
T14を介して出力され、ダイアグ(診断)情報信号と
して例えば図示しないマイクロコンピュータ等で利用可
能である。
保護手段として、遮断ラッチ回路306を備えている。
遮断ラッチ回路306は、サーマルFETにも付加され
ている過熱遮断機能を実現するものであり、温度センサ
内蔵FET・QAが規定以上の温度まで上昇したことを
内蔵の温度センサ(図示せず)によって検出した場合に
は、その旨の検出情報がラッチ回路に保持され、温度セ
ンサ内蔵FET・QAのゲート−ソース間に接続されて
いる過熱遮断用FET(図示せず)をオン状態に遷移さ
せることによって、温度センサ内蔵FET・QAを強制
的にオフ制御する。なお、ラッチ回路の保持情報は端子
T14を介して出力され、ダイアグ(診断)情報信号と
して例えば図示しないマイクロコンピュータ等で利用可
能である。
【0023】また、温度センサ内蔵FET・QAの負荷
電流検出手段として、過電流検出制御手段に該当する過
電流検出制御部301と過小電流検出部とを備えてい
る。過電流検出制御部301は、具体的には、第2半導
体スイッチング素子としてのFET・QB、抵抗素子R
1,R2,R5,Rr1、ダイオードD1及びコンパレ
ータCMP1によって実現されている。すなわち、温度
センサ内蔵FET・QA及び負荷102に対し並列接続
されたFET・QB及び抵抗素子Rr1は、過電流検出
における第1基準電圧を発生する手段であり、FET・
QBのソースSB電位がコンパレータCMP1の反転入
力端子(−)に供給されている。また、コンパレータC
MP1の非反転入力端子(+)には、温度センサ内蔵F
ET・QAのドレインD−ソースS間電圧VDSA を抵抗
素子R1とR2とで分圧した電圧が抵抗素子R5を介し
て供給されている。
電流検出手段として、過電流検出制御手段に該当する過
電流検出制御部301と過小電流検出部とを備えてい
る。過電流検出制御部301は、具体的には、第2半導
体スイッチング素子としてのFET・QB、抵抗素子R
1,R2,R5,Rr1、ダイオードD1及びコンパレ
ータCMP1によって実現されている。すなわち、温度
センサ内蔵FET・QA及び負荷102に対し並列接続
されたFET・QB及び抵抗素子Rr1は、過電流検出
における第1基準電圧を発生する手段であり、FET・
QBのソースSB電位がコンパレータCMP1の反転入
力端子(−)に供給されている。また、コンパレータC
MP1の非反転入力端子(+)には、温度センサ内蔵F
ET・QAのドレインD−ソースS間電圧VDSA を抵抗
素子R1とR2とで分圧した電圧が抵抗素子R5を介し
て供給されている。
【0024】つまり、基準電圧生成手段として、温度セ
ンサ内蔵FET・QAのソースSにつながる負荷の電圧
とほぼ等価な電圧特性を持つ第1基準電圧を同一チップ
上のFET・QBと外付け回路の抵抗素子Rr1とによ
って生成する。そして、コンパレータCMP1におい
て、第1基準電圧と温度センサ内蔵FET・QAのソー
スSとグランド間の電圧とを比較してこれらの差を検出
することによって、過電流検出を行っている。
ンサ内蔵FET・QAのソースSにつながる負荷の電圧
とほぼ等価な電圧特性を持つ第1基準電圧を同一チップ
上のFET・QBと外付け回路の抵抗素子Rr1とによ
って生成する。そして、コンパレータCMP1におい
て、第1基準電圧と温度センサ内蔵FET・QAのソー
スSとグランド間の電圧とを比較してこれらの差を検出
することによって、過電流検出を行っている。
【0025】この過電流検出制御部301によって、負
荷102側で完全短絡(デッドショート)が発生したと
きには、コンパレータCMP1の出力が有効(ハイレベ
ル:以下、Hレベルと記載する)となって、駆動回路1
11により温度センサ内蔵FET・QAをオフ制御す
る。また、ある程度の短絡抵抗を持つ不完全短絡(レア
ショート)が発生している場合には、温度センサ内蔵F
ET・QAのオン・オフ動作を繰り返すオン・オフ制御
(いわゆる、電流制限制御)を行うようになっている。
一般に負荷側でショートが発生した場合はデッドショー
トであっても配線の抵抗などがあるため、温度センサ内
蔵FET・QAはオン・オフ動作を繰り返すことが多
い。温度センサ内蔵FET・QAがオフ状態からオン状
態に遷移してドレインD−ソースS間電圧VDSA が飽和
するまでの期間は、いわゆるFETのピンチオフ領域で
の動作となる。すなわち、上記のような過大電流が流れ
た場合は、温度センサ内蔵FET・QAはピンチオフ領
域で動作し、オン・オフ制御が繰り返される。このよう
なオン・オフ制御によって、電源101の供給電圧VB
ラインから負荷に至る電源供給経路において、温度セン
サ内蔵FET・QAを含めた回路の過大電流に対する保
護が可能となる。
荷102側で完全短絡(デッドショート)が発生したと
きには、コンパレータCMP1の出力が有効(ハイレベ
ル:以下、Hレベルと記載する)となって、駆動回路1
11により温度センサ内蔵FET・QAをオフ制御す
る。また、ある程度の短絡抵抗を持つ不完全短絡(レア
ショート)が発生している場合には、温度センサ内蔵F
ET・QAのオン・オフ動作を繰り返すオン・オフ制御
(いわゆる、電流制限制御)を行うようになっている。
一般に負荷側でショートが発生した場合はデッドショー
トであっても配線の抵抗などがあるため、温度センサ内
蔵FET・QAはオン・オフ動作を繰り返すことが多
い。温度センサ内蔵FET・QAがオフ状態からオン状
態に遷移してドレインD−ソースS間電圧VDSA が飽和
するまでの期間は、いわゆるFETのピンチオフ領域で
の動作となる。すなわち、上記のような過大電流が流れ
た場合は、温度センサ内蔵FET・QAはピンチオフ領
域で動作し、オン・オフ制御が繰り返される。このよう
なオン・オフ制御によって、電源101の供給電圧VB
ラインから負荷に至る電源供給経路において、温度セン
サ内蔵FET・QAを含めた回路の過大電流に対する保
護が可能となる。
【0026】ここで、第1基準電圧の設定、即ち抵抗素
子Rr1の抵抗値の設定は次のようにして行われる。す
なわち、通常、温度センサ内蔵FET・QAはn個のF
ET(FET・QBと同等の特性を持つ)を並列接続し
て構成されるので、過電流検出のためには抵抗素子Rr
1を[負荷102の抵抗値×n]、すなわち温度センサ
内蔵FET・QAとFET・QBそれぞれから見て負荷
抵抗成分がほぼ等価となるように設定すれば良い。この
場合、設定基準とする負荷の抵抗値として不完全短絡
(レアショート)時の短絡抵抗程度の値(すなわち抵抗
素子Rr1が負荷102の抵抗値より若干大きくなる
値)を採用するのが適切である。また、図1では、コン
パレータCMP1の出力を駆動回路111にのみ供給す
る構成としているが、端子を介して外部に出力するよう
にして、他の制御等に利用することも可能である。
子Rr1の抵抗値の設定は次のようにして行われる。す
なわち、通常、温度センサ内蔵FET・QAはn個のF
ET(FET・QBと同等の特性を持つ)を並列接続し
て構成されるので、過電流検出のためには抵抗素子Rr
1を[負荷102の抵抗値×n]、すなわち温度センサ
内蔵FET・QAとFET・QBそれぞれから見て負荷
抵抗成分がほぼ等価となるように設定すれば良い。この
場合、設定基準とする負荷の抵抗値として不完全短絡
(レアショート)時の短絡抵抗程度の値(すなわち抵抗
素子Rr1が負荷102の抵抗値より若干大きくなる
値)を採用するのが適切である。また、図1では、コン
パレータCMP1の出力を駆動回路111にのみ供給す
る構成としているが、端子を介して外部に出力するよう
にして、他の制御等に利用することも可能である。
【0027】次に、過小電流検出部は、具体的には、F
ET・QC、抵抗素子Rr2及びコンパレータCMP2
によって実現されている。すなわち、FET・QC及び
抵抗素子Rr2は、過小電流検出における第2基準電圧
を発生する手段であり、FET・QCのソースSC電位
がコンパレータCMP2の反転入力端子(−)に供給さ
れている。また、コンパレータCMP2の非反転入力端
子(+)には、温度センサ内蔵FET・QAのソースS
A電位が供給されている。
ET・QC、抵抗素子Rr2及びコンパレータCMP2
によって実現されている。すなわち、FET・QC及び
抵抗素子Rr2は、過小電流検出における第2基準電圧
を発生する手段であり、FET・QCのソースSC電位
がコンパレータCMP2の反転入力端子(−)に供給さ
れている。また、コンパレータCMP2の非反転入力端
子(+)には、温度センサ内蔵FET・QAのソースS
A電位が供給されている。
【0028】つまり、温度センサ内蔵FET・QAのソ
ース電圧とほぼ等価な電圧特性を持つ第2基準電圧を同
一チップ上のFET・QCと外付け回路の抵抗素子Rr
2とによって生成する。そして、コンパレータCMP2
において、第2基準電圧と温度センサ内蔵FET・QA
のソース電圧とを比較してこれらの差を検出することに
よって、過小電流検出を行っている。
ース電圧とほぼ等価な電圧特性を持つ第2基準電圧を同
一チップ上のFET・QCと外付け回路の抵抗素子Rr
2とによって生成する。そして、コンパレータCMP2
において、第2基準電圧と温度センサ内蔵FET・QA
のソース電圧とを比較してこれらの差を検出することに
よって、過小電流検出を行っている。
【0029】この過小電流検出部によって、負荷102
側で断線故障等が発生したときには、コンパレータCM
P2の出力が有効(ローレベル:以下、Lレベルと記載
する)となって、負荷のオープン(例えば、ランプの断
線情報)を示す信号として過小電流検出信号が端子T1
5を介して外部に出力される。ここで、第2基準電圧の
設定、すなわち抵抗素子Rr2の抵抗値の設定は次のよ
うにして行われる。第1基準電圧(抵抗素子Rr1)と
同様に、抵抗素子Rr2の抵抗値を[負荷102の抵抗
値×n]に設定すれば良いが、設定基準とする負荷の抵
抗値として断線故障時の負荷抵抗程度の値を採用するの
が適切である。
側で断線故障等が発生したときには、コンパレータCM
P2の出力が有効(ローレベル:以下、Lレベルと記載
する)となって、負荷のオープン(例えば、ランプの断
線情報)を示す信号として過小電流検出信号が端子T1
5を介して外部に出力される。ここで、第2基準電圧の
設定、すなわち抵抗素子Rr2の抵抗値の設定は次のよ
うにして行われる。第1基準電圧(抵抗素子Rr1)と
同様に、抵抗素子Rr2の抵抗値を[負荷102の抵抗
値×n]に設定すれば良いが、設定基準とする負荷の抵
抗値として断線故障時の負荷抵抗程度の値を採用するの
が適切である。
【0030】以上説明した駆動制御手段、過熱保護手段
及び負荷電流検出手段の他に、スイッチングデバイス1
10には、電源Enable302、突入電流の過電流
判定を回避するマスキング(突入電流マスク回路)30
3、オン・オフ回数の積算による遮断制御を行うON/
OFF計数積算回路304も設けられている。これらの
構成要素は本発明の過熱遮断制御及び過電流保護制御と
直接的には関係しないので説明を省略する。
及び負荷電流検出手段の他に、スイッチングデバイス1
10には、電源Enable302、突入電流の過電流
判定を回避するマスキング(突入電流マスク回路)30
3、オン・オフ回数の積算による遮断制御を行うON/
OFF計数積算回路304も設けられている。これらの
構成要素は本発明の過熱遮断制御及び過電流保護制御と
直接的には関係しないので説明を省略する。
【0031】最後に、スイッチングデバイス110の特
徴をまとめれば、第1に、温度センサ内蔵FET・QA
に流れる電流検出用のシャント抵抗を不要として電源供
給経路の電力消費を抑制できることから大電流回路に有
利である点、第2に、電流感度が高く電流検出精度が高
い点、第3に、シンプルな駆動制御で温度センサ内蔵F
ET・QAをオン・オフ制御することができ、過熱遮断
機能やON/OFF計数積算回路304によりマイクロ
コンピュータ等のプログラム処理に比べて高速処理が可
能である点、第4に、ワンチップ化により回路構成を小
型化でき、実装スペースを縮小できるとともに、装置コ
ストを削減できる点、第5に、電流検出が温度センサ内
蔵FET・QAのドレイン−ソース間電圧VDSA と第1
基準電圧及び第2基準電圧との差の検出によって行われ
ることから、同一チップ上にFET・QB,QC及び温
度センサ内蔵FET・QAを形成することにより、電流
検出における同相的誤差要因、すなわち電源電圧変動、
温度ドリフト、ロット間のバラツキなどによる影響を排
除することができる点、等々を挙げることができる。
徴をまとめれば、第1に、温度センサ内蔵FET・QA
に流れる電流検出用のシャント抵抗を不要として電源供
給経路の電力消費を抑制できることから大電流回路に有
利である点、第2に、電流感度が高く電流検出精度が高
い点、第3に、シンプルな駆動制御で温度センサ内蔵F
ET・QAをオン・オフ制御することができ、過熱遮断
機能やON/OFF計数積算回路304によりマイクロ
コンピュータ等のプログラム処理に比べて高速処理が可
能である点、第4に、ワンチップ化により回路構成を小
型化でき、実装スペースを縮小できるとともに、装置コ
ストを削減できる点、第5に、電流検出が温度センサ内
蔵FET・QAのドレイン−ソース間電圧VDSA と第1
基準電圧及び第2基準電圧との差の検出によって行われ
ることから、同一チップ上にFET・QB,QC及び温
度センサ内蔵FET・QAを形成することにより、電流
検出における同相的誤差要因、すなわち電源電圧変動、
温度ドリフト、ロット間のバラツキなどによる影響を排
除することができる点、等々を挙げることができる。
【0032】ここで、温度センサ内蔵FET・QAのオ
ン・オフ動作をより詳しく説明する。温度センサ内蔵F
ET・QAがオン状態に遷移すると、ドレイン電流ID
QAは回路抵抗で決まる最終負荷電流値を目指して立ち上
がって行く。また、温度センサ内蔵FET・QAのゲー
ト−ソース間電圧VTGSAは、ドレイン電流IDQAで決ま
る値を取り、ドレイン−ソース間電圧VDSA の低下によ
るコンデンサ容量CGDのミラー効果でブレーキをかけら
れながら、これも立ち上がっていく。さらに、FET・
QBのゲート−ソース間電圧VTGSBは、FET・QBが
Rr1を負荷とするソースフォロアとして動作すること
により決まる。
ン・オフ動作をより詳しく説明する。温度センサ内蔵F
ET・QAがオン状態に遷移すると、ドレイン電流ID
QAは回路抵抗で決まる最終負荷電流値を目指して立ち上
がって行く。また、温度センサ内蔵FET・QAのゲー
ト−ソース間電圧VTGSAは、ドレイン電流IDQAで決ま
る値を取り、ドレイン−ソース間電圧VDSA の低下によ
るコンデンサ容量CGDのミラー効果でブレーキをかけら
れながら、これも立ち上がっていく。さらに、FET・
QBのゲート−ソース間電圧VTGSBは、FET・QBが
Rr1を負荷とするソースフォロアとして動作すること
により決まる。
【0033】また、温度センサ内蔵FET・QAのゲー
ト−ソース間電圧VTGSAは、ドレイン電流IDQAの増加
に応じて大きくなって行くので、ゲート−ソース間電圧
はVTGSB<VTGSAとなる。また、VDSA =VTGSA+VTG
D 、VDSB =VTGSB+VTGDの関係があるから、VDSA
−VDSB =VTGSA−VTGSBとなる。ここで、ゲート−ソ
ース間電圧の差VTGSA−VTGSBは、ドレイン電流IDQA
−IDQBを表わすから、VTGSA−VTGSBを検出すること
により、温度センサ内蔵FET・QAを流れる電流ID
QAとFET・QBを流れる電流IDQBとの差を得ること
ができる。IDQBはVDSB が小さくなるにつれて(この
ときはVDSA も小さくなっている)IDQAに相当する電
流(IDQA/n)に近づく。
ト−ソース間電圧VTGSAは、ドレイン電流IDQAの増加
に応じて大きくなって行くので、ゲート−ソース間電圧
はVTGSB<VTGSAとなる。また、VDSA =VTGSA+VTG
D 、VDSB =VTGSB+VTGDの関係があるから、VDSA
−VDSB =VTGSA−VTGSBとなる。ここで、ゲート−ソ
ース間電圧の差VTGSA−VTGSBは、ドレイン電流IDQA
−IDQBを表わすから、VTGSA−VTGSBを検出すること
により、温度センサ内蔵FET・QAを流れる電流ID
QAとFET・QBを流れる電流IDQBとの差を得ること
ができる。IDQBはVDSB が小さくなるにつれて(この
ときはVDSA も小さくなっている)IDQAに相当する電
流(IDQA/n)に近づく。
【0034】FET・QBのドレイン−ソース間電圧V
DSB はコンパレータCMP1に直接入力され、温度セン
サ内蔵FET・QAのドレイン−ソース間電圧VDSA は
抵抗素子R1とR2で分圧した値VINがコンパレータC
MP1に入力される。即ち、 VIN=VDSA ×R1/(R1+R2) …(1) がコンパレータCMP1に入力されることになる。
DSB はコンパレータCMP1に直接入力され、温度セン
サ内蔵FET・QAのドレイン−ソース間電圧VDSA は
抵抗素子R1とR2で分圧した値VINがコンパレータC
MP1に入力される。即ち、 VIN=VDSA ×R1/(R1+R2) …(1) がコンパレータCMP1に入力されることになる。
【0035】温度センサ内蔵FET・QAがオン状態に
遷移した直後は、コンパレータCMP1の入力電圧VIN
はFET・QBのドレイン−ソース間電圧VDSB に対し
てVDSB >VINであるが、温度センサ内蔵FET・QA
のドレイン電流IDQAが増加するに連れてVINは増加
し、ついにはVDSB より大きくなる。このとき、コンパ
レータCMP1の出力はHレベルからLレベルに変化し
て、温度センサ内蔵FET・QAをオフ状態に遷移させ
る。
遷移した直後は、コンパレータCMP1の入力電圧VIN
はFET・QBのドレイン−ソース間電圧VDSB に対し
てVDSB >VINであるが、温度センサ内蔵FET・QA
のドレイン電流IDQAが増加するに連れてVINは増加
し、ついにはVDSB より大きくなる。このとき、コンパ
レータCMP1の出力はHレベルからLレベルに変化し
て、温度センサ内蔵FET・QAをオフ状態に遷移させ
る。
【0036】温度センサ内蔵FET・QAがオフ状態に
遷移するときのドレイン−ソース間電圧VDSA をしきい
値VDSAth とすると、次式が成立する。 VDSAth −VDSB =R2/R1×VDSB …(2) したがって、過電流判定値は(2)式に基づいて決まる
ことになる。
遷移するときのドレイン−ソース間電圧VDSA をしきい
値VDSAth とすると、次式が成立する。 VDSAth −VDSB =R2/R1×VDSB …(2) したがって、過電流判定値は(2)式に基づいて決まる
ことになる。
【0037】つまり、温度センサ内蔵FET・QAがオ
ン状態に遷移してから時間が経つにつれてドレイン電流
IDQAが増加していき、過電流判定値を超えてドレイン
−ソース間電圧VDSA がVDSAth より大きくなると、温
度センサ内蔵FET・QAはオフ状態に遷移する。
ン状態に遷移してから時間が経つにつれてドレイン電流
IDQAが増加していき、過電流判定値を超えてドレイン
−ソース間電圧VDSA がVDSAth より大きくなると、温
度センサ内蔵FET・QAはオフ状態に遷移する。
【0038】温度センサ内蔵FET・QAがオフ状態に
遷移した後は、ドレイン電流IDQAが減少していって再
びコンパレータCMP1の入力電圧VINがFET・QB
のドレイン−ソース間電圧VDSB に対してVDSB >VIN
となる。このとき、コンパレータCMP1の出力はLレ
ベルからHレベルに変化して、温度センサ内蔵FET・
QAをオン状態に遷移させる。以上のようにして、温度
センサ内蔵FET・QAはピンチオフ領域においてオン
状態及びオフ状態への遷移を繰り返す。
遷移した後は、ドレイン電流IDQAが減少していって再
びコンパレータCMP1の入力電圧VINがFET・QB
のドレイン−ソース間電圧VDSB に対してVDSB >VIN
となる。このとき、コンパレータCMP1の出力はLレ
ベルからHレベルに変化して、温度センサ内蔵FET・
QAをオン状態に遷移させる。以上のようにして、温度
センサ内蔵FET・QAはピンチオフ領域においてオン
状態及びオフ状態への遷移を繰り返す。
【0039】次に、図2に示す過電流状態制御回路20
0の構成について説明する。本実施形態の半導体スイッ
チング装置は、図1の基本構成に加えて、図2の過電流
状態制御手段に該当する過電流状態制御回路200が同
一のパッケージ内に集積化して実装されたものとなって
いる。
0の構成について説明する。本実施形態の半導体スイッ
チング装置は、図1の基本構成に加えて、図2の過電流
状態制御手段に該当する過電流状態制御回路200が同
一のパッケージ内に集積化して実装されたものとなって
いる。
【0040】この過電流状態制御回路200は、温度セ
ンサ内蔵FET・QAのチップの過熱がステムへ伝達す
る前(この実施形態では10msec内)に温度センサ
内蔵FET・QAを前記した過熱保護手段及び過電流検
出制御手段によってオフ制御して内部破壊の発生を防止
するための構成であり、過電流検出制御部301におけ
るコンパレータCMP1から駆動回路111の過電流制
御入力に出力される過電流検出信号を積分する積分回路
201、過電流検出制御部301を停止するまでの期間
を計時するため1msecをカウントする第1計時手段
に該当する1msecタイマ回路202、入力信号をラ
ッチして出力するラッチ回路203,205,207、
スイッチングトランジスタTr1,Tr2及びTr3、
強制的にオフ制御するまでの期間を計時するため9ms
ecをカウントする第2計時手段に該当する9msec
タイマ回路204、論理積を処理するANDゲート回路
206を備えている。なお、ラッチ回路203及びスイ
ッチングトランジスタTr1により過電流検出停止手段
が、ラッチ回路205,207、ANDゲート回路20
6及びスイッチングトランジスタTr3によりスイッチ
ング素子遮断手段がそれぞれ構成される。
ンサ内蔵FET・QAのチップの過熱がステムへ伝達す
る前(この実施形態では10msec内)に温度センサ
内蔵FET・QAを前記した過熱保護手段及び過電流検
出制御手段によってオフ制御して内部破壊の発生を防止
するための構成であり、過電流検出制御部301におけ
るコンパレータCMP1から駆動回路111の過電流制
御入力に出力される過電流検出信号を積分する積分回路
201、過電流検出制御部301を停止するまでの期間
を計時するため1msecをカウントする第1計時手段
に該当する1msecタイマ回路202、入力信号をラ
ッチして出力するラッチ回路203,205,207、
スイッチングトランジスタTr1,Tr2及びTr3、
強制的にオフ制御するまでの期間を計時するため9ms
ecをカウントする第2計時手段に該当する9msec
タイマ回路204、論理積を処理するANDゲート回路
206を備えている。なお、ラッチ回路203及びスイ
ッチングトランジスタTr1により過電流検出停止手段
が、ラッチ回路205,207、ANDゲート回路20
6及びスイッチングトランジスタTr3によりスイッチ
ング素子遮断手段がそれぞれ構成される。
【0041】次に、本発明に対応する実施形態の動作に
ついて説明する。図1及び図2に示したように、電源1
01の供給電圧VBを負荷102に供給する通電経路
に、半導体スイッチング素子としての温度センサ内蔵F
ET・QAのドレインD−ソースSが直列接続されてお
り、スイッチSW1のオン・オフに基づいて温度センサ
内蔵FET・QAのスイッチング制御を行うことによっ
て、供給電圧VBを負荷102に対して通電・非通電
(オン・オフ)とする半導体スイッチング装置の基本動
作が実行される。
ついて説明する。図1及び図2に示したように、電源1
01の供給電圧VBを負荷102に供給する通電経路
に、半導体スイッチング素子としての温度センサ内蔵F
ET・QAのドレインD−ソースSが直列接続されてお
り、スイッチSW1のオン・オフに基づいて温度センサ
内蔵FET・QAのスイッチング制御を行うことによっ
て、供給電圧VBを負荷102に対して通電・非通電
(オン・オフ)とする半導体スイッチング装置の基本動
作が実行される。
【0042】ここで、負荷側で短絡が発生して過大な電
流が流れた場合の動作を詳しく説明する。まず、概略の
動作について説明する。図3は本実施形態の概略動作を
説明するための動作波形図である。
流が流れた場合の動作を詳しく説明する。まず、概略の
動作について説明する。図3は本実施形態の概略動作を
説明するための動作波形図である。
【0043】負荷102側で短絡が発生した場合は、半
導体スイッチング装置の過電流検出制御部301におい
て、図3に示すように温度センサ内蔵FET・QAの繰
り返しオン・オフ制御が行われる。この温度センサ内蔵
FET・QAのオン・オフ制御は、前述したように、温
度センサ内蔵FET・QAの定格負荷電流(スイッチン
グ動作電流)から通電電流が大きくなって飽和したピン
チオフ領域における動作である。
導体スイッチング装置の過電流検出制御部301におい
て、図3に示すように温度センサ内蔵FET・QAの繰
り返しオン・オフ制御が行われる。この温度センサ内蔵
FET・QAのオン・オフ制御は、前述したように、温
度センサ内蔵FET・QAの定格負荷電流(スイッチン
グ動作電流)から通電電流が大きくなって飽和したピン
チオフ領域における動作である。
【0044】図2の構成において、過電流状態制御回路
200は、繰り返しオン・オフ制御が1msec経過し
た後に過電流検出制御部301を停止して温度センサ内
蔵FET・QAへの過電流通電状態を保持する。この時
点から9msec経過(繰り返しオン・オフ制御開始か
ら10msec経過)までの間に、図3の実線で示すよ
うに温度センサ内蔵FET・QAへ過電流閾値より十分
大きな電流が流れて過熱すると、前述した過熱保護手段
によって大電流時の過熱遮断機能が実行され、温度セン
サ内蔵FET・QAがオフ状態に制御されてこの状態が
保持される。
200は、繰り返しオン・オフ制御が1msec経過し
た後に過電流検出制御部301を停止して温度センサ内
蔵FET・QAへの過電流通電状態を保持する。この時
点から9msec経過(繰り返しオン・オフ制御開始か
ら10msec経過)までの間に、図3の実線で示すよ
うに温度センサ内蔵FET・QAへ過電流閾値より十分
大きな電流が流れて過熱すると、前述した過熱保護手段
によって大電流時の過熱遮断機能が実行され、温度セン
サ内蔵FET・QAがオフ状態に制御されてこの状態が
保持される。
【0045】また、図3の破線で示すように、繰り返し
オン・オフ制御開始から10msec経過しても過熱遮
断機能が動作せず、温度センサ内蔵FET・QAの過電
流通電状態が継続している場合は、駆動回路111のス
イッチ入力をオフして温度センサ内蔵FET・QAをオ
フ状態にし、この状態を保持する。
オン・オフ制御開始から10msec経過しても過熱遮
断機能が動作せず、温度センサ内蔵FET・QAの過電
流通電状態が継続している場合は、駆動回路111のス
イッチ入力をオフして温度センサ内蔵FET・QAをオ
フ状態にし、この状態を保持する。
【0046】なお、10msecという時間は、温度セ
ンサ内蔵FET・QAのチップの過熱(ジャンクション
温度)がステムに伝達し、この過熱の伝達及び熱ストレ
スの蓄積による内部破壊が問題になる場合に、当業者間
で周知である熱がチップからステムまで到達する到達時
間を考慮して、内部破壊が発生しない範囲で過熱遮断を
行う時間として設定したものである。
ンサ内蔵FET・QAのチップの過熱(ジャンクション
温度)がステムに伝達し、この過熱の伝達及び熱ストレ
スの蓄積による内部破壊が問題になる場合に、当業者間
で周知である熱がチップからステムまで到達する到達時
間を考慮して、内部破壊が発生しない範囲で過熱遮断を
行う時間として設定したものである。
【0047】したがって、温度センサ内蔵FET・QA
に過電流が流れて繰り返しオン・オフ制御を開始してか
ら10msec経過するまでに過熱遮断機能が働かない
場合は、10msec経過後に強制的にオフ制御するこ
とによって、温度センサ内蔵FET・QAでの内部破壊
が生じるようなチップの過熱がステムに伝達される前に
温度センサ内蔵FET・QAをオフすることができるよ
うになる。この結果、過電流通電時の過熱と通電停止で
の冷却とを繰り返して熱ストレスが蓄積された場合のA
l配線のスライドの発生や、チップとステムとの間のは
んだ接合部での亀裂や剥離が発生し難くなり、半導体ス
イッチング装置としての信頼性が向上するようになる。
に過電流が流れて繰り返しオン・オフ制御を開始してか
ら10msec経過するまでに過熱遮断機能が働かない
場合は、10msec経過後に強制的にオフ制御するこ
とによって、温度センサ内蔵FET・QAでの内部破壊
が生じるようなチップの過熱がステムに伝達される前に
温度センサ内蔵FET・QAをオフすることができるよ
うになる。この結果、過電流通電時の過熱と通電停止で
の冷却とを繰り返して熱ストレスが蓄積された場合のA
l配線のスライドの発生や、チップとステムとの間のは
んだ接合部での亀裂や剥離が発生し難くなり、半導体ス
イッチング装置としての信頼性が向上するようになる。
【0048】次に、過電流発生時の動作を図2及び図4
を用いて詳細に説明する。図4は過電流状態制御回路2
00の動作を示すタイミングチャートである。
を用いて詳細に説明する。図4は過電流状態制御回路2
00の動作を示すタイミングチャートである。
【0049】図4(a)に示すように、負荷102側で
短絡が生じて電源供給経路が過電流状態になると、前述
したように温度センサ内蔵FET・QAの繰り返しオン
・オフ制御を開始する。この時点から積分回路201に
よって駆動回路111へのオン・オフ制御用の制御信号
(Hレベル/Lレベルの変化の繰り返し)を積分し、数
回のオン・オフ制御がなされて所定値の積分が完了する
積分期間(図4(a)中のA)が経過した後に、図4
(b)に示すように積分回路201からはHレベルを1
msecタイマ回路202及びANDゲート回路206
に出力する。なお、積分回路201により数回の繰り返
しオン・オフ制御がなされる期間積分を行うのは、1m
secタイマ回路202での誤動作を防止するためであ
る。
短絡が生じて電源供給経路が過電流状態になると、前述
したように温度センサ内蔵FET・QAの繰り返しオン
・オフ制御を開始する。この時点から積分回路201に
よって駆動回路111へのオン・オフ制御用の制御信号
(Hレベル/Lレベルの変化の繰り返し)を積分し、数
回のオン・オフ制御がなされて所定値の積分が完了する
積分期間(図4(a)中のA)が経過した後に、図4
(b)に示すように積分回路201からはHレベルを1
msecタイマ回路202及びANDゲート回路206
に出力する。なお、積分回路201により数回の繰り返
しオン・オフ制御がなされる期間積分を行うのは、1m
secタイマ回路202での誤動作を防止するためであ
る。
【0050】次に、積分回路201からHレベルが出力
されると、図4(c)に示すように1msecタイマ回
路202が起動して1msecをカウントする。この1
msecタイマ回路202がタイムアウトすると、図4
(d)に示すようにラッチ回路203がHレベルをスイ
ッチングトランジスタTr1に出力する。これにより、
スイッチングトランジスタTr1がオン(導通)して、
コンパレータCMP1の反転入力端子(−)が接地され
る。この結果、コンパレータCMP1の出力がHレベル
で保持され、温度センサ内蔵FET・QAがオンしたま
までFET・QB及び抵抗素子Rr1を基準とした負荷
102の過電流検出が非検出状態となる。
されると、図4(c)に示すように1msecタイマ回
路202が起動して1msecをカウントする。この1
msecタイマ回路202がタイムアウトすると、図4
(d)に示すようにラッチ回路203がHレベルをスイ
ッチングトランジスタTr1に出力する。これにより、
スイッチングトランジスタTr1がオン(導通)して、
コンパレータCMP1の反転入力端子(−)が接地され
る。この結果、コンパレータCMP1の出力がHレベル
で保持され、温度センサ内蔵FET・QAがオンしたま
までFET・QB及び抵抗素子Rr1を基準とした負荷
102の過電流検出が非検出状態となる。
【0051】また、1msecタイマ回路202がタイ
ムアウトした時点で、図4(e)に示すように9mse
cタイマ回路204が起動して9msecをカウントす
る。この9msecの間は過電流検出制御部301の動
作が停止しており、図4(a)に示すように温度センサ
内蔵FET・QAには過電流閾値を越える大きな電流が
継続して流れる。なお、この9msecの間に図3の実
線で示したように温度センサ内蔵FET・QAへ大電流
が流れ、温度センサ内蔵FET・QAの温度が所定値を
越えた場合は、過熱保護手段による過熱遮断機能が即時
に実行され、温度センサ内蔵FET・QAがオフ状態に
制御される。
ムアウトした時点で、図4(e)に示すように9mse
cタイマ回路204が起動して9msecをカウントす
る。この9msecの間は過電流検出制御部301の動
作が停止しており、図4(a)に示すように温度センサ
内蔵FET・QAには過電流閾値を越える大きな電流が
継続して流れる。なお、この9msecの間に図3の実
線で示したように温度センサ内蔵FET・QAへ大電流
が流れ、温度センサ内蔵FET・QAの温度が所定値を
越えた場合は、過熱保護手段による過熱遮断機能が即時
に実行され、温度センサ内蔵FET・QAがオフ状態に
制御される。
【0052】9msecタイマ回路204がタイムアウ
トすると、図4(f)に示すようにラッチ回路203に
リセット信号を出力し、スイッチングトランジスタTr
1へのHレベルの出力を停止する。さらに、9msec
タイマ回路204がタイムアウトした時点で、図4
(g)に示すようにラッチ回路205がスイッチングト
ランジスタTr2にHレベルを出力する。これにより、
スイッチングトランジスタTr2がオン(導通)して、
スイッチングトランジスタTr1のベースが接地されて
オフとなる。この結果、コンパレータCMP1の反転入
力端子(−)が非接地状態に戻って過電流検出制御部3
01の動作が再開し、負荷102の過電流検出が行われ
る。そして、図4(b)に示す積分回路201の出力と
図4(g)に示すラッチ回路205の出力をANDゲー
ト回路206で論理積処理してラッチ回路207に出力
する。この時点では、ANDゲート回路206の両入力
がHレベルとなるためラッチ回路207にはHレベルが
出力される。
トすると、図4(f)に示すようにラッチ回路203に
リセット信号を出力し、スイッチングトランジスタTr
1へのHレベルの出力を停止する。さらに、9msec
タイマ回路204がタイムアウトした時点で、図4
(g)に示すようにラッチ回路205がスイッチングト
ランジスタTr2にHレベルを出力する。これにより、
スイッチングトランジスタTr2がオン(導通)して、
スイッチングトランジスタTr1のベースが接地されて
オフとなる。この結果、コンパレータCMP1の反転入
力端子(−)が非接地状態に戻って過電流検出制御部3
01の動作が再開し、負荷102の過電流検出が行われ
る。そして、図4(b)に示す積分回路201の出力と
図4(g)に示すラッチ回路205の出力をANDゲー
ト回路206で論理積処理してラッチ回路207に出力
する。この時点では、ANDゲート回路206の両入力
がHレベルとなるためラッチ回路207にはHレベルが
出力される。
【0053】そして、図4(h)に示すようにラッチ回
路207からスイッチングトランジスタTr3にHレベ
ルが出力されると、スイッチングトランジスタTr3が
オン(導通)し、駆動回路111のスイッチ入力が接地
されてゼロ電位になる。この結果、駆動回路111から
温度センサ内蔵FET・QAのゲートへの駆動電流がオ
フとなり、温度センサ内蔵FET・QAがオフ状態とな
る。なお、温度センサ内蔵FET・QAがオフ状態で保
持されているときに、図4(i)に示すように、図1に
示したスイッチSW1のオフによるLレベルのスイッチ
切換信号がラッチ回路205及び207に入力されてリ
セットされると、スイッチングトランジスタTr2及び
Tr3がオフとなり、駆動回路111のスイッチ入力が
非接地となって初期状態に再設定される。
路207からスイッチングトランジスタTr3にHレベ
ルが出力されると、スイッチングトランジスタTr3が
オン(導通)し、駆動回路111のスイッチ入力が接地
されてゼロ電位になる。この結果、駆動回路111から
温度センサ内蔵FET・QAのゲートへの駆動電流がオ
フとなり、温度センサ内蔵FET・QAがオフ状態とな
る。なお、温度センサ内蔵FET・QAがオフ状態で保
持されているときに、図4(i)に示すように、図1に
示したスイッチSW1のオフによるLレベルのスイッチ
切換信号がラッチ回路205及び207に入力されてリ
セットされると、スイッチングトランジスタTr2及び
Tr3がオフとなり、駆動回路111のスイッチ入力が
非接地となって初期状態に再設定される。
【0054】このように、本実施形態では、負荷側が短
絡して過電流状態が検出された場合、電流制限のための
温度センサ内蔵FET・QAの繰り返しオン・オフ制御
が開始されて第1所定時間(1msec)が経過した後
に、過電流検出制御部301を停止し、過電流の通電を
継続して過熱保護手段による過熱遮断機能を実行させる
ようにし、温度センサ内蔵FET・QAをオフ状態に制
御して保持する。また、過電流検出制御部301を停止
してから第2所定時間(9msec)が経過するまで
(繰り返しオン・オフ制御開始から10msec経過す
るまで)に過熱遮断機能が動作しなくて過電流状態が継
続している場合は、第2所定時間の経過後に温度センサ
内蔵FET・QAを強制的にオフ状態に制御して保持す
る。
絡して過電流状態が検出された場合、電流制限のための
温度センサ内蔵FET・QAの繰り返しオン・オフ制御
が開始されて第1所定時間(1msec)が経過した後
に、過電流検出制御部301を停止し、過電流の通電を
継続して過熱保護手段による過熱遮断機能を実行させる
ようにし、温度センサ内蔵FET・QAをオフ状態に制
御して保持する。また、過電流検出制御部301を停止
してから第2所定時間(9msec)が経過するまで
(繰り返しオン・オフ制御開始から10msec経過す
るまで)に過熱遮断機能が動作しなくて過電流状態が継
続している場合は、第2所定時間の経過後に温度センサ
内蔵FET・QAを強制的にオフ状態に制御して保持す
る。
【0055】これによって、前記した温度センサ内蔵F
ET・QAの内部破壊が生じるような過熱の伝達前に、
温度センサ内蔵FET・QAをオフ状態にすることがで
きる。この結果、スイッチング素子において過熱と冷却
との繰り返しによる熱ストレスがあまり蓄積することも
なく、熱による内部破壊が生じないように過熱遮断制御
及び過電流保護制御が実行されるため、過電流や高熱に
対するスイッチング素子の保護を確実に行うことがで
き、スイッチング装置としての信頼性を向上させること
が可能となる。
ET・QAの内部破壊が生じるような過熱の伝達前に、
温度センサ内蔵FET・QAをオフ状態にすることがで
きる。この結果、スイッチング素子において過熱と冷却
との繰り返しによる熱ストレスがあまり蓄積することも
なく、熱による内部破壊が生じないように過熱遮断制御
及び過電流保護制御が実行されるため、過電流や高熱に
対するスイッチング素子の保護を確実に行うことがで
き、スイッチング装置としての信頼性を向上させること
が可能となる。
【0056】また、半導体スイッチング装置をワンチッ
プのスイッチングデバイス110として構成することに
よって、装置構成を小型化でき、実装スペースを縮小で
きるとともに、装置コスト削減が可能になる。さらに、
同一のスイッチングデバイス110上にFET・QB,
QC及び温度センサ内蔵FET・QAを実装しているた
め、電源電圧変動や温度ドリフト等が同一的に発生し、
半導体素子間の特性差が生じることもなく、また、生産
ロット間のバラツキも発生しないので、動作誤差が生じ
難く、高精度で安定した動作が得られる。
プのスイッチングデバイス110として構成することに
よって、装置構成を小型化でき、実装スペースを縮小で
きるとともに、装置コスト削減が可能になる。さらに、
同一のスイッチングデバイス110上にFET・QB,
QC及び温度センサ内蔵FET・QAを実装しているた
め、電源電圧変動や温度ドリフト等が同一的に発生し、
半導体素子間の特性差が生じることもなく、また、生産
ロット間のバラツキも発生しないので、動作誤差が生じ
難く、高精度で安定した動作が得られる。
【0057】なお、上述した実施形態では、図2に示す
過電流状態制御回路200を、半導体スイッチング装置
本体と同一パッケージ内に実装するものとして説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、図1に示
す半導体スイッチング装置に過電流状態制御回路を外付
回路として構成することも本発明に含まれる。
過電流状態制御回路200を、半導体スイッチング装置
本体と同一パッケージ内に実装するものとして説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、図1に示
す半導体スイッチング装置に過電流状態制御回路を外付
回路として構成することも本発明に含まれる。
【0058】また、実施形態の動作における1mse
c、9msec及び10msecなどの時間は、特に限
定されるものではなく、設計的事項として変更されるも
のである。また、Lレベル及びHレベルの設定も設計的
事項であり、使用する素子の極性などによって反転する
ものである。
c、9msec及び10msecなどの時間は、特に限
定されるものではなく、設計的事項として変更されるも
のである。また、Lレベル及びHレベルの設定も設計的
事項であり、使用する素子の極性などによって反転する
ものである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
イッチング素子内部において熱による内部破壊が生じる
前に過熱遮断制御及び過電流保護制御を実行し、過電流
や高熱に対するスイッチング素子の保護を確実に行うこ
とができ、スイッチング装置としての信頼性を向上させ
ることが可能となる効果が得られる。
イッチング素子内部において熱による内部破壊が生じる
前に過熱遮断制御及び過電流保護制御を実行し、過電流
や高熱に対するスイッチング素子の保護を確実に行うこ
とができ、スイッチング装置としての信頼性を向上させ
ることが可能となる効果が得られる。
【図1】本発明の半導体スイッチング装置の一実施形態
に係る基本構成を示すブロック及び回路図である。
に係る基本構成を示すブロック及び回路図である。
【図2】実施形態に係る半導体スイッチング装置の主要
部である過電流状態制御回路の構成を示すブロック及び
回路図である。
部である過電流状態制御回路の構成を示すブロック及び
回路図である。
【図3】本実施形態の概略動作を説明するための動作波
形図である。
形図である。
【図4】図2の過電流状態制御回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図5】従来の半導体スイッチング装置における過電流
保護制御を説明するための動作波形図である。
保護制御を説明するための動作波形図である。
【図6】従来の半導体スイッチング装置における他の過
電流保護制御を説明するための動作波形図である。
電流保護制御を説明するための動作波形図である。
【図7】パワーMOS・FETにおける内部の熱ストレ
スの問題を説明するための構成図である。
スの問題を説明するための構成図である。
101 電源 102 負荷 110 スイッチングデバイス 111 駆動回路 200 過電流状態制御回路 201 積分回路 202 1msecタイマ回路 203,205,207 ラッチ回路 204 9msecタイマ回路 206 ANDゲート回路 301 過電流検出制御部 305 チャージポンプ回路 306 遮断ラッチ回路 CMP1,CMP2 コンパレータ QA 温度センサ内蔵FET QB,QC FET R1〜R5,R10,Rr1,Rr2 抵抗素子 SW1 スイッチ Tr1〜Tr3 スイッチングトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G004 AA04 BA03 BA04 CA05 DA04 DC01 DC04 DC07 DC12 EA01 5G053 AA01 AA02 BA01 BA04 CA02 EA03 EA09 EB02 EC03 FA05 5J055 AX15 AX32 AX37 AX39 AX44 AX55 AX56 AX64 BX16 CX20 CX22 CX28 DX13 DX22 DX53 DX54 DX73 EX01 EX02 EX04 EX06 EX11 EX24 EY01 EY03 EY10 EY12 EY13 EY17 EZ01 EZ07 EZ10 EZ25 EZ31 EZ43 EZ55 FX04 FX32 FX33 FX38 GX01 GX02 GX04 GX05
Claims (3)
- 【請求項1】 過熱遮断機能を有し、負荷への電力供給
をオン・オフする半導体スイッチング素子と、 前記負荷に対する過電流を検出し、過電流状態を検出し
た際に前記半導体スイッチング素子の繰り返しオン・オ
フ制御を実行する過電流検出制御手段と、 前記過電流検出制御手段による繰り返しオン・オフ制御
の開始から第1所定時間経過後に、前記過電流の検出を
停止して前記半導体スイッチング素子のオン状態を保持
し、この過電流検出停止から第2所定時間経過後に、前
記半導体スイッチング素子の過熱遮断機能が動作せずに
過電流状態が継続している場合は前記半導体スイッチン
グ素子をオフ状態に制御する過電流状態制御手段と、 を備えたことを特徴とする半導体スイッチング装置。 - 【請求項2】 前記過電流状態制御手段は、前記第1所
定時間を計時する第1計時手段と、前記第1計時手段に
よる計時終了時に前記過電流検出制御手段の過電流検出
を停止して前記半導体スイッチング素子のオン状態を保
持する過電流検出停止手段と、前記第2所定時間を計時
する第2計時手段と、前記第2計時手段による計時終了
時に前記半導体スイッチング素子への駆動制御信号を遮
断するスイッチング素子遮断手段とを有してなることを
特徴とする請求項1記載の半導体スイッチング装置。 - 【請求項3】 前記半導体スイッチング素子、過電流検
出制御手段、過電流状態制御手段は、ワンチップデバイ
スとして実装されることを特徴とする請求項1記載の半
導体スイッチング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34231299A JP2001160746A (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 半導体スイッチング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34231299A JP2001160746A (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 半導体スイッチング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001160746A true JP2001160746A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18352759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34231299A Pending JP2001160746A (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 半導体スイッチング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001160746A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7079368B2 (en) | 2001-09-28 | 2006-07-18 | Anden Co., LTD | Electrical resource device and load driving device |
US7248078B2 (en) | 2004-08-20 | 2007-07-24 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor device |
US7606015B2 (en) | 2007-01-12 | 2009-10-20 | Nec Electronics Corporation | Power semiconductor device architecture for output transistor protection |
JP2019002360A (ja) * | 2017-06-16 | 2019-01-10 | 富士電機株式会社 | 半導体装置 |
CN113359551A (zh) * | 2021-06-03 | 2021-09-07 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种开关控制电路和电子设备 |
WO2022131005A1 (ja) * | 2020-12-17 | 2022-06-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リレー装置 |
-
1999
- 1999-12-01 JP JP34231299A patent/JP2001160746A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7079368B2 (en) | 2001-09-28 | 2006-07-18 | Anden Co., LTD | Electrical resource device and load driving device |
US7248078B2 (en) | 2004-08-20 | 2007-07-24 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor device |
DE102005039371B4 (de) * | 2004-08-20 | 2014-06-12 | Renesas Electronics Corporation | Halbleitervorrichtung |
US7606015B2 (en) | 2007-01-12 | 2009-10-20 | Nec Electronics Corporation | Power semiconductor device architecture for output transistor protection |
JP2019002360A (ja) * | 2017-06-16 | 2019-01-10 | 富士電機株式会社 | 半導体装置 |
WO2022131005A1 (ja) * | 2020-12-17 | 2022-06-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リレー装置 |
JP2022096390A (ja) * | 2020-12-17 | 2022-06-29 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リレー装置 |
JP7230900B2 (ja) | 2020-12-17 | 2023-03-01 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リレー装置 |
CN113359551A (zh) * | 2021-06-03 | 2021-09-07 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种开关控制电路和电子设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060324 |