JP2001141674A - 斜出射x線回折測定用試料ホルダ及びこれを用いた斜出射x線回折測定装置、並びに、これを用いた斜出射x線回折測定方法 - Google Patents
斜出射x線回折測定用試料ホルダ及びこれを用いた斜出射x線回折測定装置、並びに、これを用いた斜出射x線回折測定方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 斜出射X線回折測定を行う場合において、装
置を大型化させることなく簡易な方法で試料周辺の空気
散乱を低減させることにより、所望のS/B比を有する
回折パターンを測定する。 【解決手段】 斜出射X線回折測定用試料ホルダ15
が、試料3を内部に保持する容器14と、容器14の内
部の雰囲気を制御するための雰囲気制御手段13とから
構成され、容器14には、一次X線4を透過させて試料
3に入射させるためのX線入射窓11及び回折X線を透
過させて外部に出射させるためのX線出射窓12とが互
いに分離して形成される。斜出射X線回折測定を行う場
合は、試料3が保持された容器14内の雰囲気が雰囲気
制御手段13により制御された状態で、X線源9から一
次X線4が放射され、試料3にて回折された回折X線5
の検出・記録がX線検出器6にて行われて試料3の回折
パターンが測定される。
置を大型化させることなく簡易な方法で試料周辺の空気
散乱を低減させることにより、所望のS/B比を有する
回折パターンを測定する。 【解決手段】 斜出射X線回折測定用試料ホルダ15
が、試料3を内部に保持する容器14と、容器14の内
部の雰囲気を制御するための雰囲気制御手段13とから
構成され、容器14には、一次X線4を透過させて試料
3に入射させるためのX線入射窓11及び回折X線を透
過させて外部に出射させるためのX線出射窓12とが互
いに分離して形成される。斜出射X線回折測定を行う場
合は、試料3が保持された容器14内の雰囲気が雰囲気
制御手段13により制御された状態で、X線源9から一
次X線4が放射され、試料3にて回折された回折X線5
の検出・記録がX線検出器6にて行われて試料3の回折
パターンが測定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多結晶性の薄膜試
料の構造を解析するための斜出射X線回折測定に用いら
れる斜出射X線回折測定用試料ホルダ及びこれを用いた
斜出射X線回折測定装置、並びに、これを用いた斜出射
X線回折測定方法に関する。
料の構造を解析するための斜出射X線回折測定に用いら
れる斜出射X線回折測定用試料ホルダ及びこれを用いた
斜出射X線回折測定装置、並びに、これを用いた斜出射
X線回折測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薄膜材料は、種々の電子デバイス
に用いられており、電子デバイスの特性を決定する上で
重要な役割を果たしている。このため、薄膜材料の構造
や、薄膜材料の表面あるいは界面の状態を適切に評価す
ることが新規デバイス開発のキーポイントになる。
に用いられており、電子デバイスの特性を決定する上で
重要な役割を果たしている。このため、薄膜材料の構造
や、薄膜材料の表面あるいは界面の状態を適切に評価す
ることが新規デバイス開発のキーポイントになる。
【0003】薄膜材料の評価方法としてX線を用いる場
合、評価対象となる試料を非破壊で測定可能であるとい
う利点から、X線を用いた薄膜材料の評価方法が頻繁に
用いられている。
合、評価対象となる試料を非破壊で測定可能であるとい
う利点から、X線を用いた薄膜材料の評価方法が頻繁に
用いられている。
【0004】X線を用いた薄膜材料の評価方法において
は、上述した利点以外にも、薄膜材料の結晶構造の情報
とともに、薄膜材料の表面密度や膜厚や粗さ等の情報を
も得ることができるという利点がある。
は、上述した利点以外にも、薄膜材料の結晶構造の情報
とともに、薄膜材料の表面密度や膜厚や粗さ等の情報を
も得ることができるという利点がある。
【0005】従来のX線を用いた薄膜材料の評価方法に
おけるX線に対する薄膜材料の測定配置は、以下に記載
する2種類の配置に大別される。 (1)X線を薄膜材料の表面に対して低角度で入射させ
るような配置(以下、斜入射配置と称する) (2)薄膜材料に入射されたX線を、この薄膜材料の表
面に対して低角度で出射させるような配置(以下、斜出
射配置と称する) このように、薄膜材料の配置を、斜入射配置または斜出
射配置とすることにより、薄膜材料を高感度で測定する
ことが可能である。特に、薄膜材料の配置を斜出射配置
とする場合は、薄膜材料に入射されるX線のプローブ径
を適宜選択することにより、薄膜材料における微小領域
を評価することが可能になる。
おけるX線に対する薄膜材料の測定配置は、以下に記載
する2種類の配置に大別される。 (1)X線を薄膜材料の表面に対して低角度で入射させ
るような配置(以下、斜入射配置と称する) (2)薄膜材料に入射されたX線を、この薄膜材料の表
面に対して低角度で出射させるような配置(以下、斜出
射配置と称する) このように、薄膜材料の配置を、斜入射配置または斜出
射配置とすることにより、薄膜材料を高感度で測定する
ことが可能である。特に、薄膜材料の配置を斜出射配置
とする場合は、薄膜材料に入射されるX線のプローブ径
を適宜選択することにより、薄膜材料における微小領域
を評価することが可能になる。
【0006】このため、薄膜材料における微小領域を評
価する場合には、薄膜材料の測定配置として斜出射配置
が一般に用いられている。
価する場合には、薄膜材料の測定配置として斜出射配置
が一般に用いられている。
【0007】以下に、斜出射配置の薄膜材料のX線回折
測定について説明する。なお、以下の記載では、斜出射
配置の薄膜材料のX線回折測定を、特に、斜出射X線回
折測定と称する。
測定について説明する。なお、以下の記載では、斜出射
配置の薄膜材料のX線回折測定を、特に、斜出射X線回
折測定と称する。
【0008】図4は、従来の斜出射X線回折測定装置の
一構成例を示す図であり、評価対象となる試料の周辺の
構成を示す。
一構成例を示す図であり、評価対象となる試料の周辺の
構成を示す。
【0009】図4に示すように本構成例においては、基
板2上に薄膜1が形成された試料3と、試料3に対して
単一波長の一次X線4を放射するX線源9と、X線源9
から放射された一次X線4の試料3に対する照射領域を
制限するための照射領域制限手段8と、試料3における
結晶格子面7にて回折された回折X線5の試料3表面に
対する出射角αを制限するための出射角制限手段10
と、出射角制限手段10を通過した回折X線5を検出す
るとともに、検出された回折X線5の、一次X線4の入
射方向に対する出射角度(以下、回折角2θと称する)
及びX線強度を測定して記録するX線検出器6とが設け
られている。
板2上に薄膜1が形成された試料3と、試料3に対して
単一波長の一次X線4を放射するX線源9と、X線源9
から放射された一次X線4の試料3に対する照射領域を
制限するための照射領域制限手段8と、試料3における
結晶格子面7にて回折された回折X線5の試料3表面に
対する出射角αを制限するための出射角制限手段10
と、出射角制限手段10を通過した回折X線5を検出す
るとともに、検出された回折X線5の、一次X線4の入
射方向に対する出射角度(以下、回折角2θと称する)
及びX線強度を測定して記録するX線検出器6とが設け
られている。
【0010】X線源9には、各種のX線管や、単色化さ
れたシンクロトロン放射光等が用いられる。また、X線
源9から放射される一次X線4は、平行ビームであるこ
とが好ましく、更に、この平行ビームの発散角は0.5
°以下であることが好ましい。
れたシンクロトロン放射光等が用いられる。また、X線
源9から放射される一次X線4は、平行ビームであるこ
とが好ましく、更に、この平行ビームの発散角は0.5
°以下であることが好ましい。
【0011】照射領域制限手段8には、1つまたは複数
のスリットからなるスリットシステムや、1つまたは複
数のX線反射鏡からなる集光システムや、各種コリメー
ターや、キャピラリーを利用したX線導管等が用いられ
る。照射領域制限手段8にて制限される一次X線4の試
料3に対する照射領域は、数μm〜数mm程度の範囲で
適宜選択される。
のスリットからなるスリットシステムや、1つまたは複
数のX線反射鏡からなる集光システムや、各種コリメー
ターや、キャピラリーを利用したX線導管等が用いられ
る。照射領域制限手段8にて制限される一次X線4の試
料3に対する照射領域は、数μm〜数mm程度の範囲で
適宜選択される。
【0012】試料3は、回転機構を具備するゴニオメー
ター(不図示)に保持されており、このゴニオメーター
の回転機構により回転可能である。これにより、試料3
の表面に対する一次X線4の入射角ω及び試料3の表面
に対する回折X線5の出射角αが自由に設定可能にな
る。
ター(不図示)に保持されており、このゴニオメーター
の回転機構により回転可能である。これにより、試料3
の表面に対する一次X線4の入射角ω及び試料3の表面
に対する回折X線5の出射角αが自由に設定可能にな
る。
【0013】X線検出器6は、試料3の回転と連動し、
試料3における回転軸の周りを旋回するように設置され
ている。また、X線検出器6には、通常のシンチレーシ
ョンカウンターや、比例計数管や、PSPC(位置敏感
型比例計数管)や、イメージングプレート等が用いら
れ、特に、PSPCや、イメージングプレート等の多次
元検出器を用いた場合には、X線検出器6を移動させる
ことなく、回折X線5が検出されることになる。
試料3における回転軸の周りを旋回するように設置され
ている。また、X線検出器6には、通常のシンチレーシ
ョンカウンターや、比例計数管や、PSPC(位置敏感
型比例計数管)や、イメージングプレート等が用いら
れ、特に、PSPCや、イメージングプレート等の多次
元検出器を用いた場合には、X線検出器6を移動させる
ことなく、回折X線5が検出されることになる。
【0014】出射角制限手段10は、試料3の回転と連
動して旋回し、試料3における回転軸の周りを旋回する
ように設置されており、これにより、試料3の表面に対
する回折X線5の出射角αが一定の範囲内に保たれる。
また、出射角制限手段10には、スリットや遮断部材等
が用いられる。
動して旋回し、試料3における回転軸の周りを旋回する
ように設置されており、これにより、試料3の表面に対
する回折X線5の出射角αが一定の範囲内に保たれる。
また、出射角制限手段10には、スリットや遮断部材等
が用いられる。
【0015】なお、薄膜1の測定を行う場合には、試料
3の表面に対する回折X線5の出射角αが低角度になる
ように、入射角ω及び出射角αを設定する必要がある。
試料3の表面に対する回折X線5の出射角αが低角度に
なるように設定することにより、試料3の表面からの情
報が強調されるため、試料3の表面に形成された薄膜1
の測定が可能になる。
3の表面に対する回折X線5の出射角αが低角度になる
ように、入射角ω及び出射角αを設定する必要がある。
試料3の表面に対する回折X線5の出射角αが低角度に
なるように設定することにより、試料3の表面からの情
報が強調されるため、試料3の表面に形成された薄膜1
の測定が可能になる。
【0016】以下に、上記のように構成された斜出射X
線回折測定装置の動作について説明する。
線回折測定装置の動作について説明する。
【0017】X線源9から単一波長の一次X線4が放射
されると、この一次X線4が照射領域制限手段8にて試
料3に対する照射領域が制限されて試料3に入射され
る。試料3に入射された一次X線4は、試料3における
結晶格子面7にて回折され、回折X線5として出射され
る。
されると、この一次X線4が照射領域制限手段8にて試
料3に対する照射領域が制限されて試料3に入射され
る。試料3に入射された一次X線4は、試料3における
結晶格子面7にて回折され、回折X線5として出射され
る。
【0018】本従来例においては、試料3が設置された
ゴニオメーター(不図示)の回転機構により、試料3の
表面に対する回折X線5の出射角αが低角度になるよう
に、試料3の表面に対する一次X線4の入射角ωが所定
の角度に固定されている。
ゴニオメーター(不図示)の回転機構により、試料3の
表面に対する回折X線5の出射角αが低角度になるよう
に、試料3の表面に対する一次X線4の入射角ωが所定
の角度に固定されている。
【0019】試料3から出射された回折X線5のうち、
出射角制限手段10にて出射角αが制限され、出射角制
限手段10を通過した回折X線5がX線検出器6に到達
する。
出射角制限手段10にて出射角αが制限され、出射角制
限手段10を通過した回折X線5がX線検出器6に到達
する。
【0020】回折X線5がX線検出器6に到達すると、
X線検出器6において、この回折X線5が検出され、検
出された回折X線5の回折角2θ及びX線強度が測定さ
れて記録される。
X線検出器6において、この回折X線5が検出され、検
出された回折X線5の回折角2θ及びX線強度が測定さ
れて記録される。
【0021】また、試料3の表面に対する回折X線5の
出射角αが低角度になるような範囲内に設定されている
ため、測定された回折パターンに薄膜1の回折ピークが
検出されることになる。
出射角αが低角度になるような範囲内に設定されている
ため、測定された回折パターンに薄膜1の回折ピークが
検出されることになる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の斜出射X線回折測定装置においては、一
次X線が試料表面に照射される間は大気中であるため、
その間を通過したX線によって空気散乱が生じてしま
う。
たような従来の斜出射X線回折測定装置においては、一
次X線が試料表面に照射される間は大気中であるため、
その間を通過したX線によって空気散乱が生じてしま
う。
【0023】このような空気散乱は、X線検出器にて回
折X線と共に検出されてしまい、これにより、斜出射X
線回折測定におけるバックグラウンドが大きくなってし
まう。
折X線と共に検出されてしまい、これにより、斜出射X
線回折測定におけるバックグラウンドが大きくなってし
まう。
【0024】斜出射X線回折測定装置においては、一次
X線の試料に対する照射領域が制限されることから、試
料の表面で回折された回折X線の強度が微弱であるた
め、バックグラウンドを十分に低減させて所望のS/B
比を有する回折パターンを測定することが重要な課題で
ある。
X線の試料に対する照射領域が制限されることから、試
料の表面で回折された回折X線の強度が微弱であるた
め、バックグラウンドを十分に低減させて所望のS/B
比を有する回折パターンを測定することが重要な課題で
ある。
【0025】空気散乱を除去する方法としては、試料の
周辺を真空にする方法があり、例えば、その技術が特開
平6−102213号公報に開示されている。
周辺を真空にする方法があり、例えば、その技術が特開
平6−102213号公報に開示されている。
【0026】しかしながら、特開平6−102213号
公報に開示されたものにおいては、X線の透過領域が測
定領域以上の180°の範囲に渡って設けられているた
め、斜出射X線回折測定におけるバックグラウンドの低
減のためには必ずしも最適な構成ではない。 また、構
成が非常に大型であるとともに、専用の装置が必要であ
るため、容易に斜出射X線回折測定を行うことができな
いという問題点がある。
公報に開示されたものにおいては、X線の透過領域が測
定領域以上の180°の範囲に渡って設けられているた
め、斜出射X線回折測定におけるバックグラウンドの低
減のためには必ずしも最適な構成ではない。 また、構
成が非常に大型であるとともに、専用の装置が必要であ
るため、容易に斜出射X線回折測定を行うことができな
いという問題点がある。
【0027】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、斜出射X線回
折測定を行う場合において、装置を大型化させることな
く簡易な方法で試料周辺の空気散乱を低減させることに
より、所望のS/B比を有する回折パターンを測定する
ことができる斜出射X線回折測定用試料ホルダ及びこれ
を用いた斜出射X線回折測定装置、並びに、これを用い
た斜出射X線回折測定方法を提供することを目的とす
る。
る問題点に鑑みてなされたものであって、斜出射X線回
折測定を行う場合において、装置を大型化させることな
く簡易な方法で試料周辺の空気散乱を低減させることに
より、所望のS/B比を有する回折パターンを測定する
ことができる斜出射X線回折測定用試料ホルダ及びこれ
を用いた斜出射X線回折測定装置、並びに、これを用い
た斜出射X線回折測定方法を提供することを目的とす
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、試料の表面に一次X線を入射し、該一次X
線が試料の表面にて回折された回折X線の出射方向を試
料の表面に対して予め決められた角度よりも小さな角度
に規定し、該回折X線の、前記一次X線の入射方向に対
する出射角度及びX線強度を測定する斜出射X線回折測
定に用いられる斜出射X線回折測定用試料ホルダであっ
て、前記試料を内部に保持可能に構成され、かつ、前記
一次X線を透過させて内部に保持された前記試料に入射
させるためのX線入射窓と前記回折X線を透過させて外
部に出射させるためのX線出射窓とが互いに分離して形
成された容器と、前記容器の内部の雰囲気を制御するた
めの雰囲気制御手段とを有することを特徴とする。
に本発明は、試料の表面に一次X線を入射し、該一次X
線が試料の表面にて回折された回折X線の出射方向を試
料の表面に対して予め決められた角度よりも小さな角度
に規定し、該回折X線の、前記一次X線の入射方向に対
する出射角度及びX線強度を測定する斜出射X線回折測
定に用いられる斜出射X線回折測定用試料ホルダであっ
て、前記試料を内部に保持可能に構成され、かつ、前記
一次X線を透過させて内部に保持された前記試料に入射
させるためのX線入射窓と前記回折X線を透過させて外
部に出射させるためのX線出射窓とが互いに分離して形
成された容器と、前記容器の内部の雰囲気を制御するた
めの雰囲気制御手段とを有することを特徴とする。
【0029】また、前記雰囲気制御手段は、前記出射角
度及びX線強度を測定する場合に、前記容器の内部を真
空にすることを特徴とする。
度及びX線強度を測定する場合に、前記容器の内部を真
空にすることを特徴とする。
【0030】また、前記雰囲気制御手段は、真空ポンプ
を用いて前記容器の内部を真空にすることを特徴とす
る。
を用いて前記容器の内部を真空にすることを特徴とす
る。
【0031】また、前記雰囲気制御手段は、前記出射角
度及びX線強度を測定する場合に、前記容器の内部の空
気をヘリウムで置換することを特徴とする。
度及びX線強度を測定する場合に、前記容器の内部の空
気をヘリウムで置換することを特徴とする。
【0032】また、前記斜出射X線回折測定用試料ホル
ダを用いた斜出射X線回折測定装置であって、前記一次
X線を放射するX線源と、前記試料に対する前記一次X
線の照射領域を制限するための照射領域制限手段と、前
記斜出射X線回折測定用試料ホルダを保持するととも
に、前記X線源から前記照射領域制限手段及び前記X線
入射窓を介して前記試料に入射された前記一次X線が、
前記試料の表面に対して予め決められた角度よりも小さ
な角度で回折されるように規定するための規定手段と、
前記試料の表面にて回折し、前記X線出射窓から前記斜
出射X線回折測定用試料ホルダの外部に出射された前記
回折X線を検出するとともに、検出された前記回折X線
の、前記一次X線の入射方向に対する出射角度及びX線
強度を測定して記録するX線検出器とを有することを特
徴とする。
ダを用いた斜出射X線回折測定装置であって、前記一次
X線を放射するX線源と、前記試料に対する前記一次X
線の照射領域を制限するための照射領域制限手段と、前
記斜出射X線回折測定用試料ホルダを保持するととも
に、前記X線源から前記照射領域制限手段及び前記X線
入射窓を介して前記試料に入射された前記一次X線が、
前記試料の表面に対して予め決められた角度よりも小さ
な角度で回折されるように規定するための規定手段と、
前記試料の表面にて回折し、前記X線出射窓から前記斜
出射X線回折測定用試料ホルダの外部に出射された前記
回折X線を検出するとともに、検出された前記回折X線
の、前記一次X線の入射方向に対する出射角度及びX線
強度を測定して記録するX線検出器とを有することを特
徴とする。
【0033】また、前記斜出射X線回折測定装置を用い
た斜出射X線回折測定方法であって、前記雰囲気制御手
段によって、前記斜出射X線回折測定用試料ホルダの前
記容器内の雰囲気を制御し、前記X線源によって、前記
一次X線を放射し、前記照射領域制限手段によって、前
記一次X線の前記試料に対する照射領域を制限し、前記
規定手段によって、前記X線源から前記照射領域制限手
段及び前記X線入射窓を介して前記試料に入射された前
記一次X線が、前記試料の表面に対して予め決められた
角度よりも小さな角度で回折されるように規定し、前記
X線検出器によって、前記試料の表面にて回折し、前記
X線出射窓から前記斜出射X線回折測定用試料ホルダの
外部に出射された前記回折X線を検出するとともに、検
出された前記回折X線の、前記一次X線の入射方向に対
する出射角度及びX線強度を測定して記録することを特
徴とする。
た斜出射X線回折測定方法であって、前記雰囲気制御手
段によって、前記斜出射X線回折測定用試料ホルダの前
記容器内の雰囲気を制御し、前記X線源によって、前記
一次X線を放射し、前記照射領域制限手段によって、前
記一次X線の前記試料に対する照射領域を制限し、前記
規定手段によって、前記X線源から前記照射領域制限手
段及び前記X線入射窓を介して前記試料に入射された前
記一次X線が、前記試料の表面に対して予め決められた
角度よりも小さな角度で回折されるように規定し、前記
X線検出器によって、前記試料の表面にて回折し、前記
X線出射窓から前記斜出射X線回折測定用試料ホルダの
外部に出射された前記回折X線を検出するとともに、検
出された前記回折X線の、前記一次X線の入射方向に対
する出射角度及びX線強度を測定して記録することを特
徴とする。
【0034】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、斜出射X線回折測定用試料ホルダが、試料を
内部に保持する容器と、容器の内部の雰囲気を制御する
ための雰囲気制御手段とから構成されており、容器に設
けられたX線入射窓を介して一次X線が透過して容器の
内部に保持された試料に入射され、試料にて回折された
回折X線が、容器に設けられたX線出射窓を介して透過
して容器の外部に出射される。
おいては、斜出射X線回折測定用試料ホルダが、試料を
内部に保持する容器と、容器の内部の雰囲気を制御する
ための雰囲気制御手段とから構成されており、容器に設
けられたX線入射窓を介して一次X線が透過して容器の
内部に保持された試料に入射され、試料にて回折された
回折X線が、容器に設けられたX線出射窓を介して透過
して容器の外部に出射される。
【0035】ここで、試料が保持された容器内の雰囲気
が雰囲気制御手段により制御された状態で斜出射X線回
折測定が行われるため、装置を大型化させることなく、
バックグラウンドの原因となる試料周辺における空気散
乱が除去され、その結果、良好なS/B比を有する回折
パターンが測定される。
が雰囲気制御手段により制御された状態で斜出射X線回
折測定が行われるため、装置を大型化させることなく、
バックグラウンドの原因となる試料周辺における空気散
乱が除去され、その結果、良好なS/B比を有する回折
パターンが測定される。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
いて図面を参照して説明する。
【0037】図1は、本発明の斜出射X線回折測定用試
料ホルダの実施の一形態を示す図であり、(a)は、外
観斜視図、(b)は、断面図である。なお、本形態にお
いては、評価対象となる試料3が予め内部に固定され、
内部に固定された試料3に対してX線源(不図示)から
一次X線4が放射されるものとする。
料ホルダの実施の一形態を示す図であり、(a)は、外
観斜視図、(b)は、断面図である。なお、本形態にお
いては、評価対象となる試料3が予め内部に固定され、
内部に固定された試料3に対してX線源(不図示)から
一次X線4が放射されるものとする。
【0038】図1に示すように本形態においては、試料
3を内部に保持する容器14と、容器14の内部の雰囲
気を制御するための雰囲気制御手段13とが設けられて
いる。
3を内部に保持する容器14と、容器14の内部の雰囲
気を制御するための雰囲気制御手段13とが設けられて
いる。
【0039】更に、容器14においては、X線源(不図
示)から放射された一次X線4を透過させて容器14の
内部に固定された試料3に入射させるためのX線入射窓
11と、一次X線4として試料3に入射され、試料3に
て回折された回折X線5を透過させて容器14の外部に
出射させるためのX線出射窓12とが互いに分離して形
成されている。
示)から放射された一次X線4を透過させて容器14の
内部に固定された試料3に入射させるためのX線入射窓
11と、一次X線4として試料3に入射され、試料3に
て回折された回折X線5を透過させて容器14の外部に
出射させるためのX線出射窓12とが互いに分離して形
成されている。
【0040】なお、X線入射窓11及びX線出射窓12
は、容器14の内部と外部との雰囲気を分離させる機能
も備えている。
は、容器14の内部と外部との雰囲気を分離させる機能
も備えている。
【0041】本形態においては、一次X線4の試料3の
表面に対する入射角が入射角ωであり、また、回折X線
5の試料3の表面から測定した角度が出射角αである。
表面に対する入射角が入射角ωであり、また、回折X線
5の試料3の表面から測定した角度が出射角αである。
【0042】X線入射窓11に用いられる材料として
は、一次X線4を透過させるものが適宜選択され、例え
ば、金属Be箔や、Al蒸着マイラーや、カプトン(耐
熱高分子フィルム)が用いられる。
は、一次X線4を透過させるものが適宜選択され、例え
ば、金属Be箔や、Al蒸着マイラーや、カプトン(耐
熱高分子フィルム)が用いられる。
【0043】また、X線入射窓11の大きさは、一次X
線4のビーム形状や入射角ωに基づいて、一次X線4が
X線入射窓11によって遮られることなく試料3に入射
されるような大きさに設定される。
線4のビーム形状や入射角ωに基づいて、一次X線4が
X線入射窓11によって遮られることなく試料3に入射
されるような大きさに設定される。
【0044】X線出射窓12に用いられる材料として
は、回折X線5を透過させるものが適宜選択され、上述
したX線入射窓11と同様の材料が用いられる。
は、回折X線5を透過させるものが適宜選択され、上述
したX線入射窓11と同様の材料が用いられる。
【0045】また、X線出射窓12の大きさは、試料3
の表面に薄膜が形成されている場合に、この薄膜を測定
可能にするために、試料3の表面に対する回折X線5の
出射角αが低角度になるような大きさに設定される。
の表面に薄膜が形成されている場合に、この薄膜を測定
可能にするために、試料3の表面に対する回折X線5の
出射角αが低角度になるような大きさに設定される。
【0046】容器14内は、雰囲気制御手段13を介し
てロータリーポンプ等の真空ポンプ(不図示)で内部の
空気を排気することにより、容器14の内部の雰囲気を
真空状態に制御する。容器14の内部の雰囲気を0.1
3〜1.33Pa程度の低真空にすることにより、一次
X線4による試料近傍で発生するX線の空気散乱を防止
することができる。
てロータリーポンプ等の真空ポンプ(不図示)で内部の
空気を排気することにより、容器14の内部の雰囲気を
真空状態に制御する。容器14の内部の雰囲気を0.1
3〜1.33Pa程度の低真空にすることにより、一次
X線4による試料近傍で発生するX線の空気散乱を防止
することができる。
【0047】また、雰囲気制御手段13は、容器14の
内部の空気をHe等で置換することにより、容器14の
内部の雰囲気を制御することもできる。容器14の内部
の空気をHe等で置換した場合においては、容器14の
内部が大気圧であっても、X線の空気散乱を防止するこ
とができるという利点がある。
内部の空気をHe等で置換することにより、容器14の
内部の雰囲気を制御することもできる。容器14の内部
の空気をHe等で置換した場合においては、容器14の
内部が大気圧であっても、X線の空気散乱を防止するこ
とができるという利点がある。
【0048】容器14のX線入射窓11及びX線出射窓
12以外の部分の材料としては、容器14の内部の雰囲
気に対応して最適な材料を適宜選択すれば良く、通常
は、Al等の金属製の材料が用いられる。また、ガラス
等の透明な材料も、強度の問題が解消されれば使用可能
である。ガラス等の透明な材料を使用した場合において
は、容器14の内部の様子を外部から観察することがで
きるという利点がある。
12以外の部分の材料としては、容器14の内部の雰囲
気に対応して最適な材料を適宜選択すれば良く、通常
は、Al等の金属製の材料が用いられる。また、ガラス
等の透明な材料も、強度の問題が解消されれば使用可能
である。ガラス等の透明な材料を使用した場合において
は、容器14の内部の様子を外部から観察することがで
きるという利点がある。
【0049】上記のように構成された斜出射X線回折測
定用試料ホルダにおいては、まず、試料3が容器14の
内部の試料台(不図示)等に固定され、次に、雰囲気制
御手段13により容器14の内部の雰囲気が制御され、
その後、試料3の測定が開始される。
定用試料ホルダにおいては、まず、試料3が容器14の
内部の試料台(不図示)等に固定され、次に、雰囲気制
御手段13により容器14の内部の雰囲気が制御され、
その後、試料3の測定が開始される。
【0050】以下に、図1に示した斜出射X線回折測定
用試料ホルダを用いた斜出射X線回折測定装置について
説明する。
用試料ホルダを用いた斜出射X線回折測定装置について
説明する。
【0051】図2は、図1に示した斜出射X線回折測定
用試料ホルダを用いた斜出射X線回折測定装置の実施の
一形態を示す図であり、試料3の周辺の構成を示す。
用試料ホルダを用いた斜出射X線回折測定装置の実施の
一形態を示す図であり、試料3の周辺の構成を示す。
【0052】なお、本形態においては、図4に示した従
来の斜出射X線回折測定装置と同様の部分については、
同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
来の斜出射X線回折測定装置と同様の部分については、
同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0053】図2に示すように本形態においては、基板
2上に薄膜1が形成された試料3が内部に固定される斜
出射X線回折測定用試料ホルダ15と、斜出射X線回折
測定用試料ホルダ15の内部に固定された試料3に対し
て単一波長の一次X線4を放射するX線源9と、X線源
9から放射された一次X線4の試料3に対する照射領域
を制限するための照射領域制限手段8と、試料3におけ
る結晶格子面7にて回折された回折X線5を検出すると
ともに、検出された回折X線5の、一次X線4の入射方
向に対する出射角度(以下、回折角2θと称する)及び
X線強度を測定して記録するX線検出器6とが設けられ
ている。
2上に薄膜1が形成された試料3が内部に固定される斜
出射X線回折測定用試料ホルダ15と、斜出射X線回折
測定用試料ホルダ15の内部に固定された試料3に対し
て単一波長の一次X線4を放射するX線源9と、X線源
9から放射された一次X線4の試料3に対する照射領域
を制限するための照射領域制限手段8と、試料3におけ
る結晶格子面7にて回折された回折X線5を検出すると
ともに、検出された回折X線5の、一次X線4の入射方
向に対する出射角度(以下、回折角2θと称する)及び
X線強度を測定して記録するX線検出器6とが設けられ
ている。
【0054】斜出射X線回折測定用試料ホルダ15は、
回転機構を具備する規定手段であるゴニオメーター(不
図示)に保持されており、このゴニオメーターの回転機
構により回転可能である。これにより、試料3の表面に
対する一次X線4の入射角ω及び試料3の表面に対する
回折X線5の出射角αが自由に設定可能になる。
回転機構を具備する規定手段であるゴニオメーター(不
図示)に保持されており、このゴニオメーターの回転機
構により回転可能である。これにより、試料3の表面に
対する一次X線4の入射角ω及び試料3の表面に対する
回折X線5の出射角αが自由に設定可能になる。
【0055】以下に、上記のように構成された斜出射X
線回折測定装置の動作について、図1及び図2を参照し
て説明する。
線回折測定装置の動作について、図1及び図2を参照し
て説明する。
【0056】まず、試料3が斜出射X線回折測定用試料
ホルダ15における容器14内の試料台(不図示)に固
定され、試料3が固定された斜出射X線回折測定用試料
ホルダ15が、斜出射X線回折測定装置の試料台(不図
示)に固定される。
ホルダ15における容器14内の試料台(不図示)に固
定され、試料3が固定された斜出射X線回折測定用試料
ホルダ15が、斜出射X線回折測定装置の試料台(不図
示)に固定される。
【0057】次に、雰囲気制御手段13により、容器1
4の内部の雰囲気が制御される。
4の内部の雰囲気が制御される。
【0058】次に、X線源9から単一波長の一次X線4
が放射され、照射領域制限手段8にて試料3に対する照
射領域が制限された一次X線4が、X線入射窓11を透
過して斜出射X線回折測定用試料ホルダ15の容器14
内に固定された試料3に入射される。
が放射され、照射領域制限手段8にて試料3に対する照
射領域が制限された一次X線4が、X線入射窓11を透
過して斜出射X線回折測定用試料ホルダ15の容器14
内に固定された試料3に入射される。
【0059】試料3に入射された一次X線4は、試料3
における結晶格子面7にて回折され、回折X線5として
X線出射窓12を透過して斜出射X線回折測定用試料ホ
ルダ15の外部に出射される。
における結晶格子面7にて回折され、回折X線5として
X線出射窓12を透過して斜出射X線回折測定用試料ホ
ルダ15の外部に出射される。
【0060】本形態においては、試料3が設置されたゴ
ニオメーター(不図示)の回転機構により、試料3の表
面に対する回折X線5の出射角αが予め決められた角度
よりも小さな低角度になるように、試料3の表面に対す
る一次X線4の入射角ωが所定の角度に固定されてい
る。
ニオメーター(不図示)の回転機構により、試料3の表
面に対する回折X線5の出射角αが予め決められた角度
よりも小さな低角度になるように、試料3の表面に対す
る一次X線4の入射角ωが所定の角度に固定されてい
る。
【0061】斜出射X線回折測定用試料ホルダ15の外
部に出射された回折X線5がX線検出器6に到達する
と、X線検出器6において、この回折X線5が検出さ
れ、検出された回折X線5の回折角2θ及びX線強度が
測定されて記録される。
部に出射された回折X線5がX線検出器6に到達する
と、X線検出器6において、この回折X線5が検出さ
れ、検出された回折X線5の回折角2θ及びX線強度が
測定されて記録される。
【0062】本形態においては、雰囲気制御手段13に
より試料3が保持された容器14の内部の雰囲気が制御
された状態で試料3の回折パターンが測定されるため、
装置を大型化させることなく、試料3の周辺から発生す
るX線による空気散乱を除去することができる。
より試料3が保持された容器14の内部の雰囲気が制御
された状態で試料3の回折パターンが測定されるため、
装置を大型化させることなく、試料3の周辺から発生す
るX線による空気散乱を除去することができる。
【0063】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。
なお、本発明は、以下に記載する実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成する範囲内であれば、
各構成要素の置換あるいは設計変更がなされたものであ
ってもよい。
なお、本発明は、以下に記載する実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成する範囲内であれば、
各構成要素の置換あるいは設計変更がなされたものであ
ってもよい。
【0064】(第1の実施例)本実施例においては、図
2に示した斜出射X線回折測定装置を用いて、以下の測
定条件で試料3の回折パターンを測定した。
2に示した斜出射X線回折測定装置を用いて、以下の測
定条件で試料3の回折パターンを測定した。
【0065】まず、容器14の内部に試料3が固定され
た斜出射X線回折測定用試料ホルダ15を本装置におけ
る試料台(不図示)に固定し、容器14の内部の空気を
ロータリーポンプにより排気して容器14の内部の真空
度を0.13〜1.33Pa程度に制御する。
た斜出射X線回折測定用試料ホルダ15を本装置におけ
る試料台(不図示)に固定し、容器14の内部の空気を
ロータリーポンプにより排気して容器14の内部の真空
度を0.13〜1.33Pa程度に制御する。
【0066】続いて、試料3の表面に対する一次X線4
の入射角ωを57.5°に固定した状態で回折X線5を
出射し、回折X線5の回折角2θ及びX線強度を300
秒間、測定・記録することにより試料3の回折パターン
を測定する。
の入射角ωを57.5°に固定した状態で回折X線5を
出射し、回折X線5の回折角2θ及びX線強度を300
秒間、測定・記録することにより試料3の回折パターン
を測定する。
【0067】なお、試料3としては、石英からなる基板
2上に、真空蒸着により膜厚が約30nmのパラジウム
の薄膜1を形成したものを用いた。
2上に、真空蒸着により膜厚が約30nmのパラジウム
の薄膜1を形成したものを用いた。
【0068】また、斜出射X線回折測定用試料ホルダ1
5には、X線入射窓11の大きさが、L1=15mm、
t1=15mmであり、X線出射窓12の大きさが、L
2=12mm、t2=15mmであるものを用いた。
5には、X線入射窓11の大きさが、L1=15mm、
t1=15mmであり、X線出射窓12の大きさが、L
2=12mm、t2=15mmであるものを用いた。
【0069】また、X線入射窓11及びX線出射窓12
の材料は、金属Be箔であり、容器14のX線入射窓1
1及びX線出射窓12以外の部分の材料は、Alであ
る。
の材料は、金属Be箔であり、容器14のX線入射窓1
1及びX線出射窓12以外の部分の材料は、Alであ
る。
【0070】また、X線源9には、Crを対陰極とする
回転対陰極X線管を用い、この回転対陰極X線管を管電
圧40kV、管電流200mAで駆動した。なお、X線
焦点は、ラインフォーカスとし、実効焦点の幅は0.0
5mm、長さは10mmである。
回転対陰極X線管を用い、この回転対陰極X線管を管電
圧40kV、管電流200mAで駆動した。なお、X線
焦点は、ラインフォーカスとし、実効焦点の幅は0.0
5mm、長さは10mmである。
【0071】また、照射領域制限手段8には、幅0.1
5mmのスリットを用い、このスリットをX線源9から
100mmの位置に設置した。なお、照射領域制限手段
8は、試料3からは85mmの位置にある。
5mmのスリットを用い、このスリットをX線源9から
100mmの位置に設置した。なお、照射領域制限手段
8は、試料3からは85mmの位置にある。
【0072】また、X線検出器6には、直線型のPSP
Cを用い、このPSPCを試料3から300mmの位置
に設置した。
Cを用い、このPSPCを試料3から300mmの位置
に設置した。
【0073】上述した測定条件により、試料3の回折パ
ターンの測定を行った結果、X線検出器6において、図
3に示す回折パターンが測定された。
ターンの測定を行った結果、X線検出器6において、図
3に示す回折パターンが測定された。
【0074】図3は、図2に示したX線検出器6にて測
定された回折パターンを示す図である。
定された回折パターンを示す図である。
【0075】なお、図3においては、本実施例において
測定された試料3の回折パターンが回折パターンAであ
る。
測定された試料3の回折パターンが回折パターンAであ
る。
【0076】図3に示すように本実施例においては、回
折角2θが61.3°の付近にPd(111)の回折ピ
ークが観測され、パラジウムの薄膜1が測定されたこと
が確認された。このとき、試料3の表面に対する回折X
線5の出射角αは、約3.8°であった。
折角2θが61.3°の付近にPd(111)の回折ピ
ークが観測され、パラジウムの薄膜1が測定されたこと
が確認された。このとき、試料3の表面に対する回折X
線5の出射角αは、約3.8°であった。
【0077】(第1の比較例)本比較例においては、上
述した第1の実施例と比較して、斜出射X線回折測定用
試料ホルダ15を用いることなく試料3の回折パターン
を測定した。なお、これ以外の測定条件は、第1の実施
例と同様である。その結果、図3に示した回折パターン
Bで表わされる回折パターンが測定された。
述した第1の実施例と比較して、斜出射X線回折測定用
試料ホルダ15を用いることなく試料3の回折パターン
を測定した。なお、これ以外の測定条件は、第1の実施
例と同様である。その結果、図3に示した回折パターン
Bで表わされる回折パターンが測定された。
【0078】図3に示すように、第1の実施例において
測定された回折パターンAは、本比較例において測定さ
れた回折パターンBと比較して、回折角2θにおける低
角度側のバックグラウンドが低減されており、これによ
り、試料3の周辺における空気散乱が除去されているこ
とが確認された。また、第1の実施例において測定され
た回折パターンAは、本比較例において測定された回折
パターンBと比較して、Pd(111)の回折ピークも
ほとんど減少していないことが確認された。
測定された回折パターンAは、本比較例において測定さ
れた回折パターンBと比較して、回折角2θにおける低
角度側のバックグラウンドが低減されており、これによ
り、試料3の周辺における空気散乱が除去されているこ
とが確認された。また、第1の実施例において測定され
た回折パターンAは、本比較例において測定された回折
パターンBと比較して、Pd(111)の回折ピークも
ほとんど減少していないことが確認された。
【0079】(第2の実施例)本実施例においては、上
述した第1の実施例と比較して、X線入射窓11及びX
線出射窓12の材料をBe箔からAl蒸着マイラーに変
更し、更に、容器14のX線入射窓11及びX線出射窓
12以外の部分の材料をAlからガラスに変更し、更
に、雰囲気制御手段13における容器14内の雰囲気の
制御方法を、容器14の内部の空気をHeで置換する制
御方法に変更した以外は同様の測定条件で試料3の回折
パターンを測定した。
述した第1の実施例と比較して、X線入射窓11及びX
線出射窓12の材料をBe箔からAl蒸着マイラーに変
更し、更に、容器14のX線入射窓11及びX線出射窓
12以外の部分の材料をAlからガラスに変更し、更
に、雰囲気制御手段13における容器14内の雰囲気の
制御方法を、容器14の内部の空気をHeで置換する制
御方法に変更した以外は同様の測定条件で試料3の回折
パターンを測定した。
【0080】その結果、図3に示した回折パターンAと
ほぼ同様の回折パターンが測定され、回折角2θにおけ
る低角側のバックグラウンドが除去されていること、ま
た、Pdの回折ピークもほとんど減少していないことが
確認された。
ほぼ同様の回折パターンが測定され、回折角2θにおけ
る低角側のバックグラウンドが除去されていること、ま
た、Pdの回折ピークもほとんど減少していないことが
確認された。
【0081】本実施例においては、斜出射X線回折測定
用試料ホルダ15における容器14内の空気をHeで置
換しているため、ロータリーポンプ等の真空ポンプが不
要であるとともに、容器14の内部が大気圧である場合
においても、バックグラウンドが低減された回折パター
ンの測定が可能であるという利点を有している。
用試料ホルダ15における容器14内の空気をHeで置
換しているため、ロータリーポンプ等の真空ポンプが不
要であるとともに、容器14の内部が大気圧である場合
においても、バックグラウンドが低減された回折パター
ンの測定が可能であるという利点を有している。
【0082】(第3の実施例)本実施例においては、上
述した第1の実施例と同様の構成のものを使用し、以下
の測定条件で図3に示したPd(111)の回折ピーク
の出射角αに対する依存性を確認した。
述した第1の実施例と同様の構成のものを使用し、以下
の測定条件で図3に示したPd(111)の回折ピーク
の出射角αに対する依存性を確認した。
【0083】まず、容器14の内部に試料3が固定され
た斜出射X線回折測定用試料ホルダ15を本装置におけ
る試料台(不図示)に固定し、容器14内の空気をロー
タリーポンプにより排気して容器14の内部の真空度を
0.13〜1.33Pa程度に制御する。次に、試料3
の表面に対する一次X線4の入射角ωを58.0°に固
定した状態で回折X線5を出射し、回折X線5の回折角
2θ及びX線強度を300秒間、測定・記録する。 続
いて、試料3の表面に対する一次X線4の入射角ωを5
8°から0.1°刻みで63°まで増加させ、入射角ω
が0.1°増加する度に、回折X線5の回折角2θ及び
X線強度を300秒間、測定・記録する。
た斜出射X線回折測定用試料ホルダ15を本装置におけ
る試料台(不図示)に固定し、容器14内の空気をロー
タリーポンプにより排気して容器14の内部の真空度を
0.13〜1.33Pa程度に制御する。次に、試料3
の表面に対する一次X線4の入射角ωを58.0°に固
定した状態で回折X線5を出射し、回折X線5の回折角
2θ及びX線強度を300秒間、測定・記録する。 続
いて、試料3の表面に対する一次X線4の入射角ωを5
8°から0.1°刻みで63°まで増加させ、入射角ω
が0.1°増加する度に、回折X線5の回折角2θ及び
X線強度を300秒間、測定・記録する。
【0084】上記動作を繰り返すことにより、試料3の
回折パターンを測定し、この回折パターンに基づいて、
横軸に試料3の表面に対する回折X線5の出射角α、縦
軸に回折角2θのシフト量をとり、フィッティングを行
う。
回折パターンを測定し、この回折パターンに基づいて、
横軸に試料3の表面に対する回折X線5の出射角α、縦
軸に回折角2θのシフト量をとり、フィッティングを行
う。
【0085】このようなフィッティングにより、石英か
らなる基板2上に形成されたパラジウムからなる薄膜1
の表面密度として、10.20g/cm3という値が測
定された。
らなる基板2上に形成されたパラジウムからなる薄膜1
の表面密度として、10.20g/cm3という値が測
定された。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
試料を内部に保持可能に構成され、かつ、一次X線を透
過させて内部に保持された試料に入射させるためのX線
入射窓と試料にて回折された回折X線を透過させて斜出
射X線回折測定用試料ホルダの外部に出射させるための
X線出射窓とが互いに分離して形成された容器と、容器
の内部の雰囲気を制御するための雰囲気制御手段とを設
け、試料が保持された容器内の雰囲気が雰囲気制御手段
により制御された状態で斜出射X線回折測定が行われる
構成としたため、装置を大型化させることなく、バック
グラウンドの原因となる試料周辺における空気散乱を除
去することができ、その結果、良好なS/B比を有する
回折パターンを測定することができる。
試料を内部に保持可能に構成され、かつ、一次X線を透
過させて内部に保持された試料に入射させるためのX線
入射窓と試料にて回折された回折X線を透過させて斜出
射X線回折測定用試料ホルダの外部に出射させるための
X線出射窓とが互いに分離して形成された容器と、容器
の内部の雰囲気を制御するための雰囲気制御手段とを設
け、試料が保持された容器内の雰囲気が雰囲気制御手段
により制御された状態で斜出射X線回折測定が行われる
構成としたため、装置を大型化させることなく、バック
グラウンドの原因となる試料周辺における空気散乱を除
去することができ、その結果、良好なS/B比を有する
回折パターンを測定することができる。
【図1】本発明の斜出射X線回折測定用試料ホルダの実
施の一形態を示す図であり、(a)は、外観斜視図、
(b)は、断面図である。
施の一形態を示す図であり、(a)は、外観斜視図、
(b)は、断面図である。
【図2】図1に示した斜出射X線回折測定用試料ホルダ
を用いた斜出射X線回折測定装置の実施の一形態を示す
断面図である。
を用いた斜出射X線回折測定装置の実施の一形態を示す
断面図である。
【図3】図2に示したX線検出器にて測定された試料の
回折パターンを示す図である。
回折パターンを示す図である。
【図4】従来の斜出射X線回折測定装置の一構成例を示
す図である。
す図である。
1 薄膜 2 基板 3 試料 4 一次X線 5 回折X線 6 X線検出器 7 結晶格子面 8 照射領域制限手段 9 X線源 11 X線入射窓 12 X線出射窓 13 雰囲気制御手段 14 容器 15 斜出射X線回折測定用試料ホルダ ω 入射角 α 出射角 2θ 回折角
フロントページの続き Fターム(参考) 2G001 AA01 BA18 CA01 DA01 DA02 DA08 EA09 FA08 GA13 JA14 KA01 KA08 MA05 PA07 QA02 QA10 SA10
Claims (6)
- 【請求項1】 試料の表面に一次X線を入射し、該一次
X線が試料の表面にて回折された回折X線の出射方向を
試料の表面に対して予め決められた角度よりも小さな角
度に規定し、該回折X線の、前記一次X線の入射方向に
対する出射角度及びX線強度を測定する斜出射X線回折
測定に用いられる斜出射X線回折測定用試料ホルダであ
って、 前記試料を内部に保持可能に構成され、かつ、前記一次
X線を透過させて内部に保持された前記試料に入射させ
るためのX線入射窓と前記回折X線を透過させて外部に
出射させるためのX線出射窓とが互いに分離して形成さ
れた容器と、 前記容器の内部の雰囲気を制御するための雰囲気制御手
段とを有することを特徴とする斜出射X線回折測定用試
料ホルダ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の斜出射X線回折測定用
試料ホルダにおいて、 前記雰囲気制御手段は、前記出
射角度及びX線強度を測定する場合に、前記容器の内部
を真空にすることを特徴とする斜出射X線回折測定用試
料ホルダ。 - 【請求項3】 請求項2に記載の斜出射X線回折測定用
試料ホルダにおいて、 前記雰囲気制御手段は、真空ポンプを用いて前記容器の
内部を真空にすることを特徴とする斜出射X線回折測定
用試料ホルダ。 - 【請求項4】 請求項1に記載の斜出射X線回折測定用
試料ホルダにおいて、 前記雰囲気制御手段は、前記出
射角度及びX線強度を測定する場合に、前記容器の内部
の空気をヘリウムで置換することを特徴とする斜出射X
線回折測定用試料ホルダ。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
斜出射X線回折測定用試料ホルダを用いた斜出射X線回
折測定装置であって、 前記一次X線を放射するX線源と、 前記試料に対する前記一次X線の照射領域を制限するた
めの照射領域制限手段と、 前記斜出射X線回折測定用試料ホルダを保持するととも
に、前記X線源から前記照射領域制限手段及び前記X線
入射窓を介して前記試料に入射された前記一次X線が、
前記試料の表面に対して予め決められた角度よりも小さ
な角度で回折されるように規定するための規定手段と、 前記試料の表面にて回折し、前記X線出射窓から前記斜
出射X線回折測定用試料ホルダの外部に出射された前記
回折X線を検出するとともに、検出された前記回折X線
の、前記一次X線の入射方向に対する出射角度及びX線
強度を測定して記録するX線検出器とを有することを特
徴とする斜出射X線回折測定装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の斜出射X線回折測定装
置を用いた斜出射X線回折測定方法であって、 前記雰囲気制御手段によって、前記斜出射X線回折測定
用試料ホルダの前記容器内の雰囲気を制御し、 前記X線源によって、前記一次X線を放射し、 前記照射領域制限手段によって、前記一次X線の前記試
料に対する照射領域を制限し、 前記規定手段によって、前記X線源から前記照射領域制
限手段及び前記X線入射窓を介して前記試料に入射され
た前記一次X線が、前記試料の表面に対して予め決めら
れた角度よりも小さな角度で回折されるように規定し、 前記X線検出器によって、前記試料の表面にて回折し、
前記X線出射窓から前記斜出射X線回折測定用試料ホル
ダの外部に出射された前記回折X線を検出するととも
に、検出された前記回折X線の、前記一次X線の入射方
向に対する出射角度及びX線強度を測定して記録するこ
とを特徴とする斜出射X線回折測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32534599A JP2001141674A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | 斜出射x線回折測定用試料ホルダ及びこれを用いた斜出射x線回折測定装置、並びに、これを用いた斜出射x線回折測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32534599A JP2001141674A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | 斜出射x線回折測定用試料ホルダ及びこれを用いた斜出射x線回折測定装置、並びに、これを用いた斜出射x線回折測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001141674A true JP2001141674A (ja) | 2001-05-25 |
Family
ID=18175782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32534599A Pending JP2001141674A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | 斜出射x線回折測定用試料ホルダ及びこれを用いた斜出射x線回折測定装置、並びに、これを用いた斜出射x線回折測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001141674A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7242743B2 (en) | 2002-04-13 | 2007-07-10 | Panalytical B.V. | X-ray diffraction apparatus and method |
JP2010217098A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | X線画像検査装置 |
CN111007092A (zh) * | 2020-01-02 | 2020-04-14 | 中国科学院化学研究所 | 低温xrd测试装置、测试设备、测试系统 |
US10830540B2 (en) | 2017-02-28 | 2020-11-10 | General Electric Company | Additively manufactured heat exchanger |
IT202000015082A1 (it) * | 2020-06-23 | 2021-12-23 | Istituto Naz Di Astrofisica | Metodo di analisi di campioni tramite raggi x a bassa energia e relativa attrezzatura di laboratorio |
-
1999
- 1999-11-16 JP JP32534599A patent/JP2001141674A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7242743B2 (en) | 2002-04-13 | 2007-07-10 | Panalytical B.V. | X-ray diffraction apparatus and method |
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