JP2001032211A - 外ケーブルを配設した橋梁の箱桁構造及び同箱桁の構築方法 - Google Patents
外ケーブルを配設した橋梁の箱桁構造及び同箱桁の構築方法Info
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Abstract
のグラウト材充填状況の把握が困難であった分野で、新
規にプレストレス導入時での点検確認も、供用中のケー
ブル内の空隙発生状況の点検確認も極めて確実かつ容易
にでき、また各種の緊張材について、その部分的な破断
などの損傷も容易に発見できる発明を提供する。 【解決手段】箱桁橋の長さ方向へ箱桁に配設されたプレ
ストレスを導入するための外ケーブルを、透明なポリエ
チレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂製等
の透明シースを備えたものとし、シース内のグラウト材
圧入状況の点検を確実・容易にする。着色したグラウト
を充填すれば、充填状況の確認が更に確実・容易とな
る。また、硬化後に残された部分的な未充填部を容易に
見つけ出し、補修充填ができる。
Description
設した橋梁の箱桁構造及び同箱桁の構築方法に関し、特
に箱桁橋のコンクリート製箱桁にプレストレスを導入す
るために採用される外ケーブルを改善し、外ケーブルの
シース内部に充填されるグラウトを確実・容易に密充填
できるようにした外ケーブルを配設した橋梁の箱桁構造
及び箱桁の構築方法に関する。
トテンション工法によるPC構造物において、コンクリ
ート部材内部にPC鋼線又は鋼より線等の緊張材を挿通
したシースが配設されたいわゆる内ケーブル構造では、
プレストレス導入後にシース内にグラウト材を充填した
場合、グラウト材の充填状況を把握することは極めて困
難であった。また、プレストレストコンクリート(以下
PCという)箱桁の軽量化の要求に対し、箱桁部材の薄
肉化をはかるために、プレストレス導入用の緊張材をコ
ンクリート部材肉厚断面の外側に(箱桁断面の内部の空
隙に)配設する「外ケーブル構造」が採用されるように
なった。この外ケーブル構造の採用で、箱桁自体が軽量
化されたのに加え、材料費の軽減、施工の作業量の減少
などPCケーブルの維持管理や補修が容易となる効果が
もたらされた。また、上部工の軽量化はそれを支える下
部工(橋脚や基礎)のコスト縮減にもつながった。
レスを導入するための多数本のPC鋼線又は鋼より線等
の緊張材がシース内に挿通されて外ケーブルが構成され
る。そして、内ケーブル構造と同様に、箱桁両端部の定
着部において、緊張材の引っ張り応力が、定着具を介し
てコンクリート桁に圧縮応力(プレストレス)が導入さ
れ、箱桁全体の耐荷力が向上する。この外ケーブルに
は、その性質上耐候性などの観点から、一般に鋼管や黒
色ポリエチレン管のシースが使用されている。黒色ポリ
エチレン管は、通常のポリエチレン成分にカーボンブラ
ックなどを添加混入して黒色にしたもので、紫外線被曝
による材質劣化を防止するものであった。
材には防錆処理を施さなけらばならないが、橋梁の構築
現場において、箱桁に外ケーブルを配設し、シース内部
の緊張材の防錆を行う際には、グラウト材としてのセメ
ントミルクや樹脂系あるいは油性の充填材をシース内の
空隙に圧入充填することが行われる。中でも、セメント
ミルクは強アルカリ性の無機材料グラウト材であり、P
C鋼材のような応力腐食に敏感なものに対しては該グラ
ウト材の充填が良好であれば、最も耐久性が生じ信頼性
の高いものとなる。そして通常、グラウト材の充填は、
シースの一方の端部の定着部に設けたグラウト圧入孔か
ら、グラウトポンプによって、グラウト充填材を圧入
し、他方の定着部に同充填材が到着した時点で充填材の
充填が完了されたと判断されてきた。この際、シース内
部に圧入されたグラウト材の充填状況は、シースの途中
所々に立設された排出ホース上端から余分のグラウト材
が排出されたか否かを目視することににより間接的に確
認するほかはなく、シース内のグラウト材の充填状態を
直接、確実に確認・点検する技術は存在しなかった。
は、いくつかの利点がある。すなわち、コンクリート部
材の軽量化、鋼材組立やコンクリート打設作業の軽減、
PC鋼材の交換の容易さ及び既設橋に対する耐荷力向上
の容易さなどである。これらの利点を確実に発揮させる
には、外ケーブルの配設作業の各工程において、精度の
高い設計と確実な作業が必要になる。その中でも、緊張
材の挿通されるシース内に、グラウト材を注入する作業
も、外ケーブルを伴う構造体の性能を左右する重要な要
素の一つである。外ケーブルのシース内にグラウト材を
注入する目的は、均質なグラウトでシース内の空隙を充
填し、PC鋼材などの緊張材を充分に包み、防錆対策と
することである。すなわち、このグラウト材の注入作業
では、確実で緻密な充填の可否が重要になる。しかし、
従来の方法では、シース管に黒色ポリエチレン管や鋼管
が使われ、グラウト材の充填状況は、作業中も作業後も
点検確認することは困難であった。特に、目視により簡
単に確認・点検することはできず、信頼性などの点で大
きな問題があった。
として、定着部のシース端部から超音波を発信し、他端
部でこれを受信して充填が不十分な場合の異常を検知し
ようとする工法も提案されている(例えば、特開平4−
182568号など)。また、弾性波をシース表面から
伝搬させ、その受信状況から、グラウトの充填状況を検
知する工法も提案されている(例えば、特開平10−5
4140号など)。しかし、いずれの方法も送受信端子
の取り付けが難しいこと、高度の測定装置と信号の解析
力が必要であることなど、実用性の面で問題があること
は否めない。さらに、外ケーブルは、箱桁内において、
長さ方向に平行に配設されるだけでなく、偏向部を設け
て上下に向きを変える設計になっている。これは、プレ
ストレス導入方向を、単に長さ方向だけでなく、上下方
向にも導入し、コンクリート構造全体として発生する種
々の応力に対応するためである。しかし、最近では箱桁
構造が大型になり、導入すべきプレストレス力も増加し
て、ケーブル自体のストランドも増えたりして外径の大
きい外ケーブルの採用が行われるにつれて、偏向部構造
も特別に配慮する必要が出てきた。即ち偏向部で発生す
る腹圧力をスムーズにコンクリート構造に伝達するため
にケーブル面と偏向部の接触面とがスムーズに擦れ合
い、不必要な摩擦力を発生させない構造とすることが望
ましい。したがって、こうした構造上の要請にも適切に
対処できることが切望されていた。なお、このような、
外ケーブル構造は単にコンクリート箱桁のみならず鋼箱
桁にも適用できることは明らかである。
ルのシース内におけるグラウト材の充填状況が確実かつ
容易に把握できる技術を提供しようとするものであり、
前記課題は下記構成の本発明によって解決される。 (1) 箱桁橋の箱桁に配設され且つプレストレスを導
入するための外ケーブルが、透明なシースを備えている
ものであることを特徴とする外ケーブルを配設した橋梁
の箱桁構造。 (2) シースが外ケーブルを覆うもので、該シース内
のグラウト材圧入中の点検、該シース内の状況の点検及
び該シース内の空隙箇所へのグラウト材の再充填から成
る群から選ばれた処理を、目視で確実・容易になし得る
ことを可能にするものであることを特徴とする前項1記
載の外ケーブルを配設した橋梁の箱桁構造。 (3) 箱桁橋の箱桁に配設され且つプレストレスを導
入するための外ケーブルが、透明なシースを備えてお
り、かつシース内には着色グラウト材が圧入充填されて
いるものであることを特徴とする外ケーブルを配設した
橋梁の箱桁構造。 (4) シースが外ケーブルを覆うもので、該シース内
のグラウト材圧入中の点検、該シース内の状況の点検及
び該シース内の空隙箇所へのグラウト材の再充填から成
る群から選ばれた処理を、目視で確実・容易になし得る
ことを可能にするものであることを特徴とする前項3記
載の外ケーブルを配設した橋梁の箱桁構造。
脂、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボ
ネイト樹脂、及びテフロン樹脂から選択されるいずれか
1種あるいは2種以上を複合させたものであることを特
徴とする前項1〜4のいずれか一記載の外ケーブルを配
設した橋梁の箱桁構造。 (6) 外ケーブルの配設において、偏向部に曲がり鋼
管を設けてなることを前項1〜5記載の特徴とする外ケ
ーブルを配設した橋梁の箱桁構造。 (7) 前項6記載の曲がり鋼管が、ポリエチレンを内
面に被覆したものであることを特徴とする外ケーブルを
配設した橋梁の箱桁構造。 (8) 箱桁橋の箱桁にプレストレスを導入するための
緊張材を設置する際に、透明なシースを備えた外ケーブ
ルを配設して、前記シース内にグラウト材を圧入充填
し、かつシース外からに内部充填状況を監視・点検しな
がら、グラウト材を圧入充填することを特徴とする外ケ
ーブルを配設した橋梁の箱桁の構築方法。 (9) 外ケーブルを覆うシースの外側から、グラウト
材の圧入中あるいはグラウト材の硬化後に内部充填状況
を監視・点検することを特徴とする前項8記載の外ケー
ブルを配設した橋梁の箱桁の構築方法。 (10) 箱桁橋の長さ方向へ箱桁にプレストレスを導入
するための緊張材を設置する際に、透明なシースを備え
た外ケーブルを配設して、前記シース内に着色されたグ
ラウト材を圧入充填し、かつシース外から内部充填状況
を監視・点検しながら、グラウト材を圧入充填すること
を特徴とする外ケーブルを配設した橋梁の箱桁の構築方
法。 (11) 外ケーブルを覆うシースの外側から、グラウト
材の圧入中あるいはグラウト材の硬化後に内部充填状況
を監視・点検することを特徴とする前項10記載の外ケ
ーブルを配設した橋梁の箱桁の構築方法。
する。本発明は、外ケーブルを配設した橋梁において、
プレストレスを導入するための外ケーブルが透明なシー
ス内に配置され、該シース内へのグラウト材圧入中の点
検あるいは状況の点検及び空隙箇所の再充填を確実・容
易になし得るようにしてある構造物並びにその施工方法
を提供するものである。本明細書において、「箱桁」と
は図1に示すごとく、上下突縁(フランジ)3、4とこ
れに垂直あるいは傾斜した腹部(ウエブ)1を結合し
た、断面形状が箱形(中空の閉じた断面)100のはり
(梁)をいう。箱桁100としては、例えば単一箱桁、
多重箱桁などが挙げられ、その断面形状としては、例え
ば図6(a),(b),(c) に示されるようなものが挙げられる
が、これに限定されず、プレストレスを導入するための
外ケーブルを配置することに適した橋梁構造物をすべて
含んでいてよい。本明細書中用語「箱桁橋」とは箱桁を
橋台または橋脚で支持させる形式の橋梁であるが、プレ
ストレスを導入するための外ケーブルの鞘をなすシース
として透明なものを使用することができるものであれ
ば、特に限定されることなく、当業者に知られた形状の
もの、あるいは容易に採用可能な形式のものを含んでい
てよい。用語「プレストレス」とは、コンクリートにか
かる引張応力を打ち消すため、その引張応力とは逆方向
の応力、つまり圧縮応力(PC鋼材の緊張力が桁断面に
導入されたもの)を予め与えることを意味する。「外ケ
ーブル」とは、そのプレストレスをコンクリートに導入
する目的で設けられる鋼材などから構成されるものであ
り、断面肉厚部材の外側に(箱桁断面の内部の空隙に)
設けられるものを意味する。
「透明」とは、例えばシースの外側から該シースの内側
に充填されるグラウト材の充填状況を目視できることを
意味するものであってよく、こうした機能を果たすもの
であればいかなる性状を有するものであってもよい。該
透明とは、例えば透光性であることを意味してよく、そ
の際の光とは、可視光を意味してよい。該「シース」
は、中空の、代表的には筒状の部材であり、その中空部
に外ケーブルを通すことのできるものを指し、該中空部
を貫通している外ケーブルを鞘のように覆う機能を果た
している。こうした外ケーブルをその中空部に通すこと
ができるものであればその形状は特に限定されず、当業
者に知られたものあるいはそれから容易に採用できる形
状であってよい。
下に説明する。図1は橋梁を構成する箱桁の断面図を示
し、図2は箱桁の長さ方向に一部切断した、中央部付近
の縦断斜視図を示す。図3は定着部から定着部までの一
本の外ケーブルの縦断面を距離を縮めて各構成要素を示
したものであり、図4はフレキシブル特性を与えるため
に蛇腹形状体、特に螺旋浅溝を有する蛇腹形状体にした
シースの断面を示す。図5は、図4のシースの外観図を
示す。さらに、図6は、典型的な箱桁構造の断面形態を
示すもので、図6(a)は単一箱桁の断面図、(b)は
多重箱桁の断面図、(c)は別の形態の多重箱桁の断面
図をそれぞれ示す。
リート構造で構成される橋梁の箱桁100のウエブ1の
内部の空間には多数本の外ケーブル2、2・が配設され
る。これによりウエブ1は薄くでき、箱桁構造の軽量化
が可能になる。箱桁の上部には、上床版3があり、車両
が通行する道路面となる。箱桁側面には、一定間隔で設
けられた偏向部5を構成するコンクリート構造がウエブ
1と一体構造となっている。プレストレスを導入する外
ケーブル2は、この偏向部5に設けられた、挿通孔5’
を通って、方向を変えられ、別の偏向部5の挿通孔5’
を経てケーブル両端部の定着部6に至り固定されてい
る。このケーブルの偏向部5の役目は、構造体の上下方
向に対しプレストレス力を腹圧力として発生させるため
に、ケーブルの配設方向を変更させるために設けられ
る。図3に示すケーブルの断面図において、通常の橋梁
用の箱桁で採用されるケーブルは、細い鋼線の多数本か
ら構成されるプレストレス鋼又は鋼より線が、単一本〜
複数本、緊張材8として束ねられてシース7に挿入され
る。空隙にはグラウト材9材料が密充填されて、あたか
も太い一本のロープの様相を呈している。このケーブル
は、箱桁の両端部に設けられた定着部6で、緊張力が加
えられる。この緊張力は、供用時も常時保持され、コン
クリート構造の耐荷力の維持、ひび割れなどによる破壊
の防止に寄与している。
塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、テフロン樹脂等から選択さ
れるいずれか1種あるいは2種以上を複合させたもので
ある透明樹脂、その他透明材料製の透明管を採用され
る。経済性及び特性などから塩化ビニル管が適してい
る。この塩化ビニル管は通常は、長尺物(最大50m程
度)をリール状に巻いて現場で配設するが、定尺物を現
場で接続して全長のシースとする場合もある。なお、現
場における配設作業を考慮して、シースを透明でフレキ
シブルなものとすることが好ましく、特に、図4、図5
に示すように、螺旋状浅溝を有する蛇腹形状体にするこ
とにより湾曲作業などのハンドリング性が改善される。
該図において71は螺旋状山部、72は螺旋状浅溝部
(谷部)である。該図に示すシース7では、シース7の
蛇腹形状体の山部を螺旋状山部71に、また谷部を螺旋
状浅溝部72としてあるため、グラウトをシース7の片
方から充填する際に、管壁内面の空気が螺旋状山部71
の内側に沿って螺旋状に他方へ移動する結果、シース管
壁内面に空気溜まりが生じなく、その効果は一段と向上
する。
他、炭素繊維などの強化繊維によって補強された繊維強
化プラスチックも使用される。しかし、経済性の面で、
鋼材が採用されることが多い。鋼材としては、PC鋼材
として当業者に広く知られたものあるいはそのために開
発されたものの中から適宜選択して使用することができ
る。
5があり、ここではディアボロ12と呼ばれる曲がり鋼
管により、ケーブルは、ケーブル外面のシース7と面接
触され、摩擦抵抗を少なくして、プレストレス導入時に
スムーズな移動を可能にしている。なお、この摩擦抵抗
を一層低減させるために、ディアボロ12表面にポリエ
チレンシート面を構成することも有効である。この偏向
部5で発生する腹圧力が、シース7内に配設された複数
のストランドの緊張材8の内、一部の緊張材に負荷がか
かりやすいので、これを防止する目的で、曲がり鋼管入
り口と出口にねじれ防止のためにスペーサーを設けるこ
とも実施される。偏ったストランドの緊張材8に負荷が
かかった状態で長期に供用していると、その部分の疲労
破断が発生する恐れがある。
説明する。箱桁の端部において、外ケーブル2にプレス
トレスが導入されて固定化された後、典型的な例では、
定着部6のシース7の最端部10に設けたグラウト材圧
入用接続口に注入ホースが取り付けられる。通常グラウ
ト材には、セメント系又は樹脂系のミルクを用い、グラ
ウトポンプ(通常最大能力約15気圧)で押し込み圧入
して注入していく。この際、シース内の空気が、シース
から排気できるようにケーブル位置が比較的高い位置に
排気孔を設けることが効果的である。このグラウト材の
充填される状況は、透明シース7を通して、逐次観察で
き、シース内に気泡が残留しないように適宜圧入条件を
模索・変更しながら作業を継続することが可能になる。
圧入されたグラウト材がシース7内に密充填され、ケー
ブル端部に達すると、定着部6に設けた排出ホース接続
口11からグラウト材成分が排出されること、又は、最
終的にはケーブルの高い位置に別途、立設した排気孔か
らグラウト材が排出することを確認することで、充填完
了が確認できる。また、供用中のケーブル内の空隙の発
生状況は、箱桁内での通常の日常点検で容易に発見で
き、必要に応じて空隙発生部付近で部分的な追加圧入補
修を実施して、耐用性の向上、寿命の延長などが実現で
きる。
物、銅酸化物、マンガン酸化物等の無機質着色料、ある
いは有機着色料を少量添加混合して着色グラウト材とな
し、これを圧入充填すると、透明シース内の充填状況が
より明確に把握できるため、更に好ましい。着色度合い
は余り濃くなく、空隙部の確認が容易な着色度に調整す
ることが好ましい。さらに、既にグラウト材が充填され
たものにあって、透明シース内に充填されていない空隙
部が発見された場合、注射器状のグラウト材充填器具を
用いて、その針部を透明シースに突き刺し同空隙部まで
に到達させてグラウト材を補充充填することも好まし
い。
するが、本発明は実施例に限定されること無く様々な態
様が含まれることは理解されるべきである。本発明の有
効性を確認するために、実機規模での実験を行った。次
にその概要を説明する。 (1)供試体 シース:透明塩化ビニル管(外径114mmx長さ1
3.5m) 定着体:アンダーソン工法用定着体(アンダーソンテク
ノロジー株式会社) 鋼材:外径15.2mm裸ストランド(13.5mx1
9本) グラウト材:ポルトランドセメントにポゾリスGF−1
720(混和剤;商品名)添加 (2)試験方法及び結果 シースの一方の端部にアンダーソン工法用定着体、他方
の端部に止水治具を取り付け、シース内にストランド
(19本)を挿入し、グラウト材注入してシース内の注
入過程を観察した。偏向部の上部に空気溜まりを確認
後、排出ホースを開放して除去した。シース内グラウト
材充填後、全長に渡り注入状況の確認も可能であった。
さらに、一部グラウト材に着色処理をして圧入した結
果、シース内のグラウト材の移動の確認は顕著に改善し
た。
グラウト材充填状況の確認は確実に追随でき、グラウト
材の密充填が可能であることが判明した。特に、目視に
より簡単にそして確実に点検・確認できることが判明し
た。なお、ケーブルの配置された形状のうち、箱桁下床
版に沿う部分は、グラウト材圧入中に混入した空気泡、
発生した空隙が上方へ逃げてグラウト材と入れ替わり易
いので、グラウト材が完全充填され易い。したがって、
この部分のシースには、より安価な不透明シースを用い
ることができる。
開示した本発明の意図及び範囲内で、種々の変化及び/
又は改変(あるいは修飾)をなすことは、以上の記載及
び本明細書のその他の部分からの知識により、当業者に
は容易に明らかであろう。そして、本願発明技術は、コ
ンクリート桁のみならず、鋼製の桁構造にもそのまま応
用し得ることは明らかである。
外ケーブルにおいて、シース内のグラウト材充填状況の
把握が困難であった分野で、新規にプレストレス導入時
での点検確認も、供用中のケーブル内の空隙発生状況の
点検確認も極めて確実かつ容易にできることになる。殊
に、着色したグラウト材を圧入充填する場合は、更に充
填状況の確認が容易となる。緊張材として、PC鋼材を
使用する場合には、グラウト材の密充填は防錆効果を上
げるために不可欠であるが、各種の緊張材について、そ
の部分的な破断などの損傷も容易に発見できることか
ら、ケーブルの維持管理の信頼性は大幅に改善され、箱
桁橋自体の長寿命化もはかれる。
視図を示す。
至る各要素を示す縦断面図を示す。
面図を示す。
桁の断面図、(c)は別の形状の多重箱桁の断面図を示
す。
ランジ) 5 偏向部 5’挿通孔 6 定着部 7 透明シース 8 緊張材 9 グラウト材 10 グラウト材圧入管接続口 11 排水ホース
接続口 71 螺旋状山部 72 螺旋状浅溝
部(谷部) 12 ディアボロ(曲がり鋼管) 13 シース接続
部 100 箱桁
Claims (11)
- 【請求項1】箱桁橋の箱桁に配設され且つプレストレス
を導入するための外ケーブルが、透明なシースを備えて
いるものであることを特徴とする外ケーブルを配設した
橋梁の箱桁構造。 - 【請求項2】シースが外ケーブルを覆うもので、該シー
ス内のグラウト材圧入中の点検、該シース内の状況の点
検及び該シース内の空隙箇所へのグラウト材の再充填か
ら成る群から選ばれた処理を、目視で確実・容易になし
得ることを可能にするものであることを特徴とする請求
項1記載の外ケーブルを配設した橋梁の箱桁構造。 - 【請求項3】箱桁橋の箱桁に配設され且つプレストレス
を導入するための外ケーブルが、透明なシースを備えて
おり、かつシース内には着色グラウト材が圧入充填され
ているものであることを特徴とする外ケーブルを配設し
た橋梁の箱桁構造。 - 【請求項4】シースが外ケーブルを覆うもので、該シー
ス内のグラウト材圧入中の点検、該シース内の状況の点
検及び該シース内の空隙箇所へのグラウト材の再充填か
ら成る群から選ばれた処理を、目視で確実・容易になし
得ることを可能にするものであることを特徴とする請求
項3記載の外ケーブルを配設した橋梁の箱桁構造。 - 【請求項5】透明シースが、ポリエチレン樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネイト樹
脂、及びテフロン(登録商標)樹脂から選択されるいず
れか1種あるいは2種以上を複合させたものであること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一記載の外ケーブ
ルを配設した橋梁の箱桁構造。 - 【請求項6】外ケーブルの配設において、偏向部に曲が
り鋼管を設けてなることを請求項1〜5記載の特徴とす
る外ケーブルを配設した橋梁の箱桁構造。 - 【請求項7】請求項6記載の曲がり鋼管が、ポリエチレ
ンを内面に被覆したものであることを特徴とする外ケー
ブルを配設した橋梁の箱桁構造。 - 【請求項8】箱桁橋の箱桁にプレストレスを導入するた
めの緊張材を設置する際に、透明なシースを備えた外ケ
ーブルを配設して、前記シース内にグラウト材を圧入充
填し、かつシース外からに内部充填状況を監視・点検し
ながら、グラウト材を圧入充填することを特徴とする外
ケーブルを配設した橋梁の箱桁の構築方法。 - 【請求項9】外ケーブルを覆うシースの外側から、グラ
ウト材の圧入中あるいはグラウト材の硬化後に内部充填
状況を監視・点検することを特徴とする請求項8記載の
外ケーブルを配設した橋梁の箱桁の構築方法。 - 【請求項10】箱桁橋の長さ方向へ箱桁にプレストレス
を導入するための緊張材を設置する際に、透明なシース
を備えた外ケーブルを配設して、前記シース内に着色さ
れたグラウト材を圧入充填し、かつシース外から内部充
填状況を監視・点検しながら、グラウト材を圧入充填す
ることを特徴とする外ケーブルを配設した橋梁の箱桁の
構築方法。 - 【請求項11】外ケーブルを覆うシースの外側から、グ
ラウト材の圧入中あるいはグラウト材の硬化後に内部充
填状況を監視・点検し、かつ未充填部を補修充填するこ
とを特徴とする請求項10記載の外ケーブルを配設した橋
梁の箱桁の構築方法。
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