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JP2001022778A - 検索装置及び検索方法 - Google Patents

検索装置及び検索方法

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Publication number
JP2001022778A
JP2001022778A JP11195763A JP19576399A JP2001022778A JP 2001022778 A JP2001022778 A JP 2001022778A JP 11195763 A JP11195763 A JP 11195763A JP 19576399 A JP19576399 A JP 19576399A JP 2001022778 A JP2001022778 A JP 2001022778A
Authority
JP
Japan
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Pending
Application number
JP11195763A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Son
昌秀 孫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP11195763A priority Critical patent/JP2001022778A/ja
Publication of JP2001022778A publication Critical patent/JP2001022778A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で検索条件が指定でき、それでい
て単純なキーワード検索よりも高い検索能力を実現でき
る検索装置を提供する。 【解決手段】 データベース10では、所定の因子群で
構成される因子空間内に各データがマッピングされてい
る。キーワード記憶部220には、このデータベース1
0の検索に用いる多数のキーワードが、因子空間内での
位置座標に対応づけて記憶されている。検索UI210
は、これらキーワード群をユーザに提示してユーザの選
択を受け付ける。そして、選択されたキーワードの因子
空間内での位置座標をキーワード記憶部220から取得
し、その位置の近傍にあるデータの検索をデータ検索部
12に依頼する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベースを検
索する方法及び装置に関し、特に各データを複数の因子
により分類し、因子空間上での各データの位置によりデ
ータ検索を行うタイプのデータベースにおける検索方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文書データベースや画像データベース、
音楽データベース等では、データ登録の際に各データ
(すなわち、文書データ、画像データ又は音楽データ
等)に検索キーワードをいくつか付与しておき、検索の
際には、ユーザが指定した検索キーワードを含むデータ
を求めてくるタイプのものが従来より広く用いられてい
る。周知のように、このタイプのデータベースでは、各
データに付与するキーワードの質や、データ間でのキー
ワードの一貫性が、検索能力を左右する。極端な場合、
データに付与されたキーワードが、検索キーとして指定
されたキーワードと同じ又は類似の内容であったとして
も、文字列として異なっていれば、そのデータが検索さ
れないこともある。
【0003】このような不具合を解消するため、従来よ
り様々なアプローチがなされている。
【0004】例えば、特開平7-200608号公報に開示され
た従来技術では、各キーワードから連想される連想キー
ワードを予めキーワードデータベースに登録しておき、
検索の際には、ユーザから指定されたキーワードだけで
なく、そのキーワードに対する連想キーワードについて
も検索を行う。
【0005】また、特開平9-305602号公報に開示された
従来の文書データベースシステムでは、予め選定した数
個の印象語(例えば「明るさ」、「力強さ」など)につ
いて、各文書データの得点(印象語に適合する度合い)
を設定しておく。すなわち、データベース構築に際し、
文書に対して検索キーワードを付与する代わりに、「明
るさ」が1、「力強さ」が4などと、各印象語について
の得点を設定するわけである。そして、検索の際には、
システムは、ユーザに対して各印象語についての適合度
合いの指定を求め、その指定に該当する得点分布を持つ
文書データを検索する。
【0006】この方式を更に精緻化した技術として、特
開平9-34909号公報に開示された技術がある。この従来
技術では、データを指定するための情報として複数の形
容詞を予め定めておき、ユーザからは、これら複数の形
容詞が構成する形容詞空間での座標の形で検索指示を受
け付ける。一方、データベースでは、各データは、形容
詞群を因子分析して得た因子群により規定される因子空
間にマッピングされている。データの検索は、ユーザか
ら指定された形容詞空間での座標を因子空間での座標に
変換し、因子空間内でこの座標に近いデータを検索する
ことにより行う。
【0007】また、これらに類似の従来技術として、特
開平10-40262号公報に開示された技術がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開平7-200608号公報
に開示された従来技術は、入力されたキーワードだけで
なく連想キーワードについても検索を行うので、検索範
囲が広がる。しかしながら、その検索範囲の広がりは、
連想キーワードという「点」のレベルでの広がりに過ぎ
ない。すなわち、データに付与されたキーワードが連想
キーワードと同じ又は類似の内容であったとしても、文
字列として異なっていれば、そのデータは検索されない
などの問題が残る。
【0009】特開平9-305602号公報、特開平9-34909号
公報、特開平10-40262号公報に開示された従来技術で
は、データベースの各データが因子空間などのある種の
空間にマッピングされており、その空間内での距離の概
念を用いて検索が行えるため、上記特開平7-200608号公
報記載の従来技術の問題は回避できる。しかしながら、
これら従来技術では、検索条件を指定する際、数個から
数十個という印象語(感性表現語)のそれぞれについて
度合いを入力しなければならず、操作が煩雑になりがち
であった。
【0010】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、簡単な操作で検索条件が指定で
き、それでいて単純なキーワード検索よりも高い検索能
力を実現できる検索装置及び方法を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る検索装置は、因子空間内に配置された
複数のデータからなるデータベースから、データを検索
する検索装置であって、検索対象を指定するためのキー
ワードを、当該キーワードの前記因子空間内での位置と
ともに記憶するキーワード記憶部と、前記キーワード記
憶部に記憶されたキーワード群を一覧表示し、ユーザか
ら検索キーとして用いるキーワードの選択を受け付け、
選択された検索キーの前記因子空間内での位置を前記キ
ーワード記憶部から取得する検索キー指定部と、前記検
索キー指定部で取得した前記位置から所定距離内にある
データを前記データベースから検索するデータ検索部と
を含む。
【0012】この構成によれば、因子空間上にマッピン
グされた各データをキーワードを用いて容易に検索でき
る。また、この構成では、厳密にそのキーワードに対応
するものだけでなく、因子空間上でそのキーワードに近
い位置を占めるものも検索されるので、検索能力は通常
のキーワード検索よりもはるかに高い。なお、「因子空
間」は、いわゆる因子分析によって求められた因子群に
より形成されるとは限らない。因子は、データの属性を
表現する指標の性質を持つものであれば十分であり、各
データがそのような因子の条件を満足する度合いを座標
値と捉えることにより、各データを空間的にマッピング
できればよい。
【0013】好適な態様では、まず限定された代表キー
ワードを選択肢として提示し、その結果選択された代表
キーワードに対して類似するキーワード群を提示し、こ
のキーワード群の中から検索キーを選択するように構成
する。この態様によれば、多数のキーワードの中からユ
ーザが望むものを効率的に探すことができる。
【0014】更に好適な態様では、代表キーワード群を
ユーザから指定可能とすることにより、キーワード指定
用のユーザインタフェースを、ユーザにとってわかりや
すいものとすることができる。
【0015】また、本発明に係る検索方法は、複数の因
子により構成される因子空間上にマッピングされたデー
タを検索する検索方法であって、検索対象を指定するた
めに選定された複数のキーワードを前記因子空間上にマ
ッピングし、前記複数のキーワードの中からデータ検索
キーの選択を受け付け、前記選択されたデータ検索キー
に対する前記因子空間内での距離に基づきデータを検索
することを特徴とする。
【0016】この方法によれば、簡単な検索条件の指定
で、通常のキーワード検索よりも強力な検索能力を提供
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下実施形態と略す)を図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明に係る検索装置の構成を示
す機能ブロック図である。ここでは、ポピュラー音楽な
どのサウンド(楽曲)データのデータベースの検索を例
にとって説明する。
【0019】データベース10は、サウンドデータを蓄
積したデータベースである。データベース10では、予
め定めた感性因子で構成される因子空間内に各サウンド
データがマッピングされている。本実施形態では、例え
ば20個の感性因子を定め、これら20因子の各々を座
標軸とした20次元の因子空間を定めている。各サウン
ドデータは、20個の各感性因子の座標値を設定するこ
とにより、20次元の因子空間にマッピングされる。
【0020】図2は、データベース10が保持する各サ
ウンドデータの因子空間での位置情報を示している。図
2において、各行の項目「snd-C-0001」、「snd-C-000
2」等はサウンドデータのファイル名であり、各列の項
目「力量感」、「慈愛感」等は感性因子の名称である。
そして、行と列の交わりに設定された各数値は、サウン
ドデータの感性因子軸に関する座標値を示す。図示例で
は、(力量感,慈愛感,・・・,新鮮感)という20次
元の因子空間を構成しており、例えばサウンドデータ
「snd-C-0001」はその因子空間にて座標(0.005,
0.7803,・・・,0.0205)の位置を占め
る。各座標値は0以上1以下の値であり、1に近いほど
その感性因子の傾向が強いことを示す。
【0021】なお、ここで例示されている各感性因子
は、後述する感性キーワード群の因子分析、クラスタ分
析により得たものである。
【0022】データベース10は、このように構成され
ているので、因子空間内の位置を指定すれば、その位置
に近いサウンドデータを検索できる。この検索処理を行
うのが、データ検索部12である。
【0023】検索UI(ユーザインタフェース)処理部
20は、ユーザのデータベース10を検索する際のユー
ザインタフェースのための処理を行う処理部である。検
索UI処理部20は、マウスやキーボードなどの入力装
置30、CRTディスプレイ又は液晶ディスプレイなど
の表示装置32、スピーカなどの音声出力装置34に接
続されている。検索UI処理部20は、入力装置30か
らユーザの入力を受け取り、この入力に従って所定の処
理を実行し、その処理結果を表示装置32や音声出力装
置34から出力する。検索UI処理部20は、検索UI
210、キーワード記憶部220、代表キー登録部23
0、主検索メニュー変更部240を有する。
【0024】検索UI210は、ユーザから検索条件の
入力を受け付け、この検索条件に応じた検索処理をデー
タ検索部12に依頼し、この結果データ検索部12から
返されてきた検索結果をユーザに提示するなどの処理を
行う。検索条件入力の取得処理は検索条件取得部212
により行われ、検索結果の出力処理は検索結果提示部2
18により行われる。
【0025】各印象語の度合い(数値)の組で検索条件
を指定する特開平9-34909号公報等の従来技術とは異な
り、本実施形態では、検索条件をキーワードで指定でき
るようにしている。本実施形態では、サウンドデータを
聞いたときの印象を表現するために、200を越える多
彩な印象語(感性表現語)をキーワード(感性キーワー
ド)として採用している。これらキーワードは、キーワ
ード記憶部220に記憶されている。キーワード記憶部
220に記憶されたデータ内容の一例を図3に示す。図
3において、各列の項目「力量感」、「慈愛感」等は、
図2の場合と同様、感性因子に与えた名称を示し、各行
の項目「愛らしい」、「明るい」等は、キーワードとし
て用いる感性表現語である。各行と各列の交叉位置に示
される数値は、各キーワードの各感性因子軸についての
座標値を示す。このように、キーワード記憶部220に
は、各キーワードごとに、当該キーワードの因子空間内
での位置座標情報が記憶されている。
【0026】検索条件取得部212は、これらキーワー
ド群をユーザに提示し、検索キーとして用いるキーワー
ドの選択を受け付ける。本実施形態では、ユーザのキー
ワード選択を容易にするため、まずキーワードを2段階
の操作で選択する仕組みを設けている。すなわち、第1
段階でキーワードのカテゴリの選択を受け付け、第2段
階でそのカテゴリに属するキーワード群の中から検索キ
ーとして用いるものの選択を受け付ける。すなわち、本
実施形態では、200を越える多数のキーワードを用い
るので、いったんカテゴリの選択により候補キーワード
の数を絞り込むようにしている。上記第1段階の処理を
行うのが主検索処理部214であり、上記第2段階の処
理を行うのが副検索処理部216である。
【0027】すなわち、主検索処理部214では、予め
用意された複数のカテゴリを主検索メニューとして表示
し、このメニュー上でユーザが選択したカテゴリを副検
索処理部216に渡す。副検索処理部216は、この選
択されたカテゴリに属するキーワード群をキーワード記
憶部220から取り出し、これらキーワードのリストを
副検索メニューとして表示する。そして副検索処理部2
16は、この副検索メニュー上でユーザが選択した1又
は複数のキーワードを、検索キー(検索条件)として取
り込む。
【0028】本実施形態では、キーワードのカテゴリ分
類をユーザがカスタマイズできるようにしている。すな
わち、本実施形態では、キーワード記憶部220に登録
された多数のキーワードの中から、ユーザにキーワード
をいくつか選択させ、これら選択されたキーワードを各
カテゴリを代表する代表キーワードとして設定できるよ
うにしている。選択された代表キーワード群は、主検索
メニュー情報として代表キー登録部230に登録され
る。主検索処理部214は、代表キー登録部230から
主検索メニュー情報(すなわち、代表キーワードのリス
ト)を読み出し、これに基づき主検索メニューを生成・
表示し、ユーザに選択を求める。本実施形態では、代表
キー登録部230に複数の主検索メニュー情報を登録す
ることができ、ユーザはこれらの中から所望のものを選
択して用いることができる。このカテゴリ分類のカスタ
マイズ処理は、主検索メニュー変更UI240により行
われる。主検索メニュー変更UI240は、カテゴリ分
類の設定・変更のためのユーザインタフェースを提供す
る。
【0029】なお本実施形態では、デフォルトのカテゴ
リ分類として、感性因子群によるカテゴリ分類を提供し
ている。すなわち、20の感性因子の名称のリストが、
主検索メニュー情報として代表キー登録部230に保存
されており、ユーザから別の主検索メニューを用いる旨
の指示がない限りは、この感性因子名のリストが主検索
メニューとして用いられる。
【0030】検索条件取得部212は、主検索処理部2
14及び副検索処理部216で受け付けた検索条件をデ
ータ検索部12で処理可能な問合せ形式(すなわち因子
空間で検索対象とする位置座標の条件)に変換し、デー
タ検索部12に対して検索依頼を行う。これに対するデ
ータ検索部12の検索結果は、検索結果提示部218に
よりユーザに提示(例えば表示)される。
【0031】以上、本実施形態の検索装置の概略構成を
説明した。この検索装置は、典型的には、パーソナルコ
ンピュータ、ワークステーションなどのコンピュータ上
に、ソフトウエア的に構築される。この場合、データベ
ース10及びデータ検索部12を、検索UI処理部20
を構成するコンピュータとは別体のコンピュータ上に構
成し、ネットワークを介して検索問い合わせを行うよう
にしてもよい。
【0032】次に、ユーザインタフェース画面の表示例
とフローチャートを用いて、本実施形態の装置における
検索の手順を説明する。
【0033】図4は、検索取得部212により生成及び
管理される検索用UI画面の一例を示す。検索用UI画
面としての検索ウィンドウ401は、メッセージ欄41
2、主検索メニュー409、副検索メニュー410、検
索結果表示リスト411、検索範囲設定欄404、検索
実行ボタン402、終了ボタン403、試聴ボタン40
5、詳細表示ボタン406、記録ボタン407、保存ボ
タン408、主検索メニュー変更ボタン413を含んで
いる。また、図7は、この検索ウインドウ409を用い
た検索処理の手順を示す。
【0034】図4は、検索装置起動直後の初期状態の検
索ウインドウ401を示す(図7のS10)。この状態
では、主検索メニュー409には、デフォルトのカテゴ
リリストが表示されている。すなわち、主検索メニュー
409には、データベース10の因子空間を構成する感
性因子の名称(「力量感」等)の一覧が表示されてい
る。主検索メニュー409の右側には、このリストをス
クロールさせるためのスクロールバー409aが表示さ
れる。リストが短くてスクロールの必要がない場合は、
のスクロールバーは表示されない。検索範囲設定欄40
4には、主検索メニュー409及び副検索メニュー41
0で選択された検索キーに対する検索範囲が設定され
る。本実施形態では、因子空間内で検索キーの近傍にあ
るデータを検索する。この「近傍」の範囲を設定するの
が検索範囲設定欄404である。本実施形態では、因子
空間での検索キーからの距離をrとすると、1からrを
引いた数値を「類似度」と名付け、検索範囲はこの類似
度の下限値(足切り値)で設定する。なお、rは最大で
1となるように正規された値を用いる。検索において
は、この下限値以上の類似度を持つデータのみが検索さ
れる。図4に示されている0.6という値はデフォルト
値の一例である。この値を変更するには、マウスカーソ
ルをこの欄内に持ってきてキーボードで数値を入力すれ
ばよい。なお、ここで用いる「類似度」の定義はあくま
で一例である。また、類似度を用いる代わりに、因子空
間内での距離そのもので判定してもよく、この場合「検
索範囲」には近傍とみなす距離の上限値を設定する。
【0035】この初期画面が表示されると、ユーザから
の入力待ちのループに入る(S12)。検索ウインドウ
401上での入力は、主検索メニュー409上でのキー
選択(S14)、副検索メニュー410上でのキー選択
(S20)、検索実行ボタン402の押下(S24)、
試聴ボタン405、詳細ボタン406、記録ボタン40
7、保存ボタン408など検索結果に対する各種処理指
示用のボタンの押下(S32)、主検索メニュー変更ボ
タン413の押下(S36)、終了ボタン403の押下
(S40)のいずれかである。
【0036】主検索メニュー409上で、マウスのクリ
ック操作等によりあるカテゴリが選択された場合(S1
4の判定結果がY)、主検索処理部214からこの選択
結果を受け取った副検索処理部216は、選択されたカ
テゴリに属するキーワード(候補キーワード)をキーワ
ード記憶部220から取得し(S16)、これら候補キ
ーワードのリストを副検索メニュー410に表示する
(S18)。図4に示した初期状態では、主検索メニュ
ー409には感性因子名のリストが表示されているが、
ユーザがこの中のある感性因子を選択した場合には、副
検索処理部216はキーワード記憶部220に記憶され
たキーワード群の中から、その感性因子についてのスコ
アが高い(例えば、所定のしきい値以上の)キーワード
群を抽出し、副検索メニュー410に表示する。また、
主検索メニュー409にユーザが選択した代表キーワー
ドのリストを表示した場合(すなわちカスタマイズした
主検索メニューを用いる場合)には、その中である代表
キーワードが選択されると、副検索処理部216は、キ
ーワード記憶部220内の各キーワードについてその代
表キーワードとの類似度を計算し、その類似度の値が予
め設定したしきい値以上となるキーワード群を抽出して
副検索メニュー410に表示する。類似度が所定値以上
ということは、別の見方では、因子空間内で代表キーワ
ードから所定距離以内にあるということである。本実施
形態では、副検索メニュー410のキーワードの抽出基
準となるしきい値を自由に設定することができる。した
がって、しきい値を変えることにより、主検索メニュー
409同じ代表キーワードを選択した場合でも、副検索
メニュー410に表示される候補キーワードの数(範
囲)を変えることができる。
【0037】このようにして副検索メニュー410に候
補キーワードのリストが表示されると、副検索メニュー
410上で検索キーの選択が可能になる。
【0038】マウスクリック等の操作により副検索メニ
ュー410内のキーワードが選択されると(S20の判
定結果がY)、副検索処理部216は、このキーワード
を、指定された検索キーとして蓄積する(S22)。本
実施形態では、副検索メニュー410内のキーワードを
複数個検索キーとして選択することができる。複数選択
した場合には、それら複数の検索キーのAND条件とし
て検索を行う。副検索メニュー410上でいったん選択
状態となったキーワードが更にクリックされた場合に
は、副検索処理部216はそのキーワードの選択状態を
解除し、蓄積している検索キー群の中から削除する。
【0039】マウス等により検索実行ボタン402が選
択された場合(S24の判定結果がY)、検索条件取得
部212は、S22で検索キーとして蓄積した各キーワ
ードの因子空間内での位置座標をキーワード記憶部22
0から取得し(S26)、それら位置座標に基づき検索
問合せの記述を作成し、データ検索部12へその記述を
送って問合せを行う。例えば検索キーが1つの場合、検
索条件取得部212はその検索キーワードの位置座標
と、検索範囲設定欄404に設定された検索範囲下限値
とをもとに、そのキーワードを中心としてその検索範囲
内にあるデータを検索するための検索条件記述を作成す
る。この問合せを受けたデータ検索部12は、データベ
ース10内からその条件を満足するデータを検索し(S
28)、その検索結果(例えば検索したデータファイル
群のファイル名リスト)を検索UI210の検索結果提
示部218に渡す。この検索(S28)では、データベ
ース10内の各データについて、検索キーのキーワード
との距離を計算し、この距離を類似度(当該データのキ
ーワードに対する類似度)を変換する。そして、この類
似度の値が、指定された検索範囲内に収まるデータを抽
出する。検索結果には、このとき計算した各データの類
似度等の情報を含めてもよい。検索結果提示部218
は、受け取った検索結果を検索結果表示リスト411に
一覧表示する(S30)。図4の例では、検索結果表示
リスト411には、検索結果の各データのファイル名と
ともに、それら各データの類似度の値が「スコア」とし
て表示される。
【0040】副検索メニュー410上で複数のキーワー
ドが選択された状態で、検索実行ボタン402が押下さ
れた場合には、検索条件取得部212は、それら複数の
キーワードのAND条件を表す問合せ記述を作成する。
すなわち、それら各キーワードを中心とした各検索範囲
の交わりの領域に含まれるデータを検索する旨を指示す
る検索条件を作成する。これを受けたデータ検索部12
は、その交わり領域にあるデータを抽出し、検索結果と
して検索UI210に返す。例えば、「濃密な」と「立
体感のある」の2つのキーワードが選択された場合、そ
れら両キーワードのどちらからも例えば類似度0.6以
内にあるデータが検索される。
【0041】以上では、副検索メニュー410上で選択
されたキーワードをもとにした検索処理を説明したが、
主検索メニュー409で感性因子名又は代表キーワード
を選択した段階で、副検索メニュー410での選択を行
わずに、検索実行ボタン402を押下して検索を行うこ
ともできる。この場合、検索条件取得部212は、主検
索メニュー409で選択された感性因子又は代表キーワ
ードを検索キーと判断し、この検索キーに類似するデー
タを検索する旨の検索条件記述を作成すればよい。
【0042】なお、主検索メニュー409及び副検索メ
ニュー410のどちらでもキーワード等の選択がなされ
ていない場合は、検索実行ボタン402の押下が無効と
されることは言うまでもない。
【0043】以上の処理、操作を具体例に則して説明す
る。例えば、図4に示した初期状態にて主検索メニュー
409上で感性因子「豊穣感」が選択されると、検索ウ
インドウ401は図5に示す状態となる。この状態で
は、主検索メニュー409では、選択された「豊穣感」
が他と区別できる表示形態で表示され、副検索メニュー
410には、その「豊穣感」に近いキーワード群が一覧
表示されている。この状態で、副検索メニュー410に
て例えばキーワード「まろやかな」が選択され、検索実
行ボタン402が押下されると、データベース10の検
索が行われ、その検索結果が検索結果表示リスト411
に表示される(図6参照)。
【0044】このように検索結果が表示されると、検索
結果に対する各種処理指示が可能になる。本実施形態で
は、検索結果に対する処理として、試聴、詳細データ表
示、ファイル名記録、ファイル保存の各処理機能を提供
しており、検索ウインドウ401にはそれら各処理機能
に対応したボタン405〜408が設けられている。試
聴機能は、サウンドデータベースという用途上の要請か
ら設けられた機能である。検索結果表示リスト411上
であるファイル名が選択され、それらボタン405〜4
08のいずれかが押下されると、S32の判定結果がY
(肯定)となり、検索結果提示部218がそのボタンに
対応した処理を行う(S34)。
【0045】すなわち、ユーザが検索結果表示リスト4
11上でファイル名を選択し、詳細ボタン406を押す
と、そのファイルについての詳細情報がメッセージ欄4
12に表示される。また、ファイル名を選択して記録ボ
タン407を押すと、そのファイル名が、所定の検索結
果記録ファイルに記録される。欲しいサウンドデータの
ファイル名を記録しておきたいときにはこの機能を用い
る。また、ファイル名を選択して試聴ボタン405を押
すと、検索結果提示部218は、データベース10から
そのファイルのサウンドデータを取り出し、音声信号に
変換して音声出力装置34から出力する。ファイル名を
選択して保存ボタン408を押すと、そのファイルがデ
ータベース10から取り出され、ユーザが別途指定した
ローカルディレクトリに保存される。
【0046】ユーザがマウス等で終了ボタン403を押
下すると(S40の判定結果がY)、検索UI処理部2
0は処理を終了し、この結果検索ウインドウ401は閉
じられる。
【0047】ユーザは、主検索メニュー409の切り替
えやカスタマイズなどを行いたいと思った場合、主検索
メニュー変更ボタン413をクリックすればよい。主検
索メニュー変更ボタン413がクリックされると、図7
の手順ではS36の判定結果がY(肯定)となる。する
と、主検索メニュー変更UI240が起動され、主検索
メニュー変更処理が行われる(S38)。この処理で
は、表示装置32上に図8に示す主検索メニュー変更ウ
インドウ701を表示し、このウインドウ701をユー
ザインタフェースとしてユーザの指示を受け付ける。主
検索メニュー変更ウインドウ701には、メニュー設定
ボタン702、メニュー名入力フィールド703、メニ
ュー追加ボタン704、メニュー削除ボタン705、処
理中止ボタン706、キー組み入れボタン707、キー
組み入れ解除ボタン708、完了ボタン709、主検索
メニュー名リスト710、主検索キーリスト711、検
索キー候補リスト712、およびメッセージ欄713が
設けられている。主検索メニュー名リスト710には、
代表キー登録部230に登録されている1又は複数の主
検索メニューの名称が一覧表示される。図8の例では、
デフォルトの主検索メニューは「初期設定」というメニ
ュー名で登録されている。「ユーザ定義1」等は、ユー
ザが別途作成(カスタマイズ)した主検索メニューの名
称である。主検索メニュー変更UI240は、起動され
ると、ウィンドウ701が開くとともに、代表キー登録
部230から登録されている主検索メニューのリストを
読み出し、主検索メニュー名リスト710に表示する。
このとき、検索ウインドウ401(検索取得部212)
で現在利用されている主検索メニュー名は、反転表示な
ど他のメニュー名と区別可能な形態で表示される。そし
て、この現在利用されている主検索メニューに属する代
表キーワード(又は感性因子名)のリストが主検索キー
リスト711に表示される。
【0048】最初は主検索メニュー名リスト710がア
クティブ(入力を受け付ける)状態になっているが、マ
ウス等で別のリストやボタンを押せば、その押したオブ
ジェクトがアクティブ状態となる。また、TABキーを押
すなどの操作で、アクティブとなるオブジェクトを順に
切り換えることもできる。このあたりの操作は、広く普
及しているウィンドウ環境による操作と同様である。
【0049】検索ウインドウ401に表示する主検索メ
ニュー409のキーリストを切り替えたい場合、ユーザ
は主検索メニュー名リスト710上で別の主検索メニュ
ー名を選択すればよい。すると、新たに選択された主検
索メニューに属する代表キーワードのリストが代表キー
登録部230から読み出され、主検索キーリスト711
の表示がこの新たな代表キーワードのリストに切り替わ
る。ユーザは、この主検索キーリスト711の表示を確
認し、所望の代表キーワード群が表示されていると判断
すれば、メニュー設定ボタン702を押下すればよい。
このボタン押下操作により、現在選択されている主検索
メニュー名に対応する代表キーワードのリストが検索U
I210に渡される。この結果、検索ウィンドウ401
の主検索メニュー409の表示が、新たに受け取った代
表キーワードのリストに切り替わる。
【0050】既登録の主検索メニューに所望のものがな
い場合、新たな主検索メニューを作成することもでき
る。この場合、ユーザは、主検索メニュー名入力フィー
ルド703に新たなメニュー名の文字列を入力し、メニ
ュー追加ボタン704を押せばよい。すると、その文字
列をメニュー名とする新たな主検索メニュー情報が代表
キー登録部230内に生成される。そして、主検索メニ
ュー名リスト710にはその文字列が既登録のメニュー
名の下に表示され、主検索キーリスト711には空のリ
ストが表示される。この主検索キーリスト711に所望
のキーワードを組み入れることにより、主検索メニュー
を作成することができる。主検索キーリスト711に組
み入れられるキーワードは、キーワード登録部220に
登録されたキーワードに限定される。検索キー候補リス
ト712には、これら登録された全キーワードが一覧表
示される。ユーザは、このリスト712から所望のキー
ワードをマウス等で選び、組み入れボタン707をクリ
ックすると、そのキーワードが、選択中のメニュー名の
主検索メニュー情報に追加され、主検索キーリスト71
1に表示される。一方、主検索メニューから不要なキー
ワードを削除するには、主検索キーリスト711でその
キーワードを選択し、組み入れ解除ボタン708を押下
すればよい。これにより、主検索メニュー情報からその
キーワードが削除される。このようにして、主検索メニ
ューに登録する代表キーワードを取捨選択することがで
きる。所望の主検索メニューを構成できたなら、設定ボ
タン702をクリックすることにより、検索ウインドウ
401の主検索メニュー409をそのメニューに切り換
えることができる。
【0051】このように、本実施形態では、キーワード
登録部220に登録されたキーワードならば、どのキー
ワードでも主検索メニューに登録することができる。デ
フォルトの主検索メニューに示される感性因子名は、キ
ーワード群を因子分析して求めた感性因子に対し、その
因子の意味を考えて後で与えた名称なので、一般ユーザ
にとってその名称の示す意味範囲が分かり難いこともあ
り得る。これに対し、本実施形態では、ユーザにとって
親しみやすいキーワードを選択して主検索メニューを構
成できるようにしたので、ユーザは自分が検索したいカ
テゴリを、意味内容をよく知っているキーワードで指定
することができる。
【0052】ただし、あまり近い意味を持つキーワード
を複数個代表キーワードとして主検索メニューに登録す
ると、それら類似した代表キーワードを主検索メニュー
409(図4)で選んだ場合、副検索メニュー410に
表示される候補キーワードの顔ぶれがほとんど同じにな
ってしまい、無駄が多くなる。そこで、本実施形態で
は、主検索キーリスト711に組み込まれたキーワード
及びこのキーワードに対して高い類似度を持つキーワー
ドを検索キー候補リスト712に表示しないようにして
いる。すなわち、類似度にしきい値を定め、既登録のキ
ーワードに対して類似度がそのしきい値以上のキーワー
ドは、検索キー候補リスト712から削除する。これに
より、意味の近いキーワードが主検索メニューに登録さ
れることを防止できる。
【0053】以上、主検索メニューを新規に作成し、登
録する例を説明したが、同様の操作で、既登録の主検索
メニューを編集することもできる。
【0054】既登録の主検索メニューが不要になった場
合、そのメニューの名称を主検索メニュー名リスト71
0上で選択し、メニュー削除ボタンを705を押下すれ
ばよい。すると、選択された主検索メニュー名が主検索
メニュー名リスト710から削除される。ただし、この
時点では、その主検索メニューの情報は消去されずに残
っており、中止ボタン706を押下することによりその
メニュー名を主検索メニュー名リスト710に復活させ
ることができる。削除を確定させるには、完了ボタン7
09を押せばよい。
【0055】完了ボタン709が押されると、それまで
にウインドウ701上で加えられた変更が確定され、変
更事項が代表キー登録部230に登録されたのち、ウイ
ンドウ701が閉じられる。例えば、主検索メニューを
削除した場合には、代表キー登録部230からその主検
索メニューの情報(メニュー名及び代表キーワードのリ
ストなど)が削除される。このとき、削除した主検索メ
ニューが検索ウインドウ401でそのとき利用中のメニ
ューであった場合には、主検索メニュー変更UI240
はそのメニューを削除した旨を検索UI210に伝え
る。すると、検索UI210は検索ウインドウ401の
主検索メニュー409から、その削除したメニューの代
表キーワードリストを削除し、デフォルトのメニューを
表示する。主検索メニューを新規登録したり、既登録の
主検索メニューを編集した場合も、完了ボタン709の
押下によりその処理の結果が代表キー登録部230に登
録され、確定される。
【0056】このようにして主検索メニュー変更UI2
40により主検索メニューの設定変更が完了すると、再
び検索ウインドウ401での検索操作に戻る。
【0057】以上、本実施形態の検索装置の構成及び処
理手順について説明した。次に、キーワード記憶部22
0及びデータベース10の構築の手順を説明する。
【0058】図9は、キーワード記憶部220の構築手
順を示すフローチャートである。この手順は、キーワー
ドの選定(S50)から始まる。このステップでは、デ
ータベース10に登録された各データの内容や検索の目
的等に応じて、できるだけ多くのキーワードを拾い出
す。本実施形態では、サウンドデータを検索対象とし、
曲を聞いたときの印象で検索することを目的としている
ので、キーワードには曲の印象を表す印象語(感性表現
語)を多数選定する。次に、無作為抽出などで選んだ十
分な数の被検者に対してS50で拾い出したキーワード
群を提示し、各キーワードの印象を入力させ、その結果
を集計する(S52)。キーワード印象の入力は、例え
ば各キーワードごとに類似するキーワードを選ばせた
り、あるいは各キーワードごとに、予め定めた各評価項
目に点数をつけさせたりすることにより行う。そして、
この集計結果を因子分析して、キーワード群の相関関係
を良く説明する因子群を求める。ここでは、感性表現語
をキーワードとして用いているので、求められた因子は
感性因子と呼ぶ。これら各感性因子には適切な名称を考
案して付与する。そして、各キーワードごとにそのキー
ワードの各因子に対する因子負荷量を求め、この因子負
荷量の組を座標とみなして各キーワードを因子空間にマ
ッピングする(S56)。そして、これら各キーワード
とその因子空間内での位置座標の情報をキーワード記憶
部220に登録する(S58)。このような処理によ
り、キーワード記憶部220に検索用のキーワード情報
が構築される。
【0059】なお、以上の例では、各キーワードの因子
空間上での座標値は0から1までの数値で表したが、す
べてのキーワードを例えば「美しい」と「美しくない」
のように意味が反対となる語のペアだけで構成した場合
には、因子空間の座標値は−1から+1までの値として
表される。
【0060】図10は、データベース10の構築手順を
示すフローチャートである。データベース10を構築す
るには、まず素材となる各サウンドデータを被検者に聞
いてもらい、その印象を入力してもらう(S70)。サ
ウンドデータの印象は、キーワードの印象と同様の方式
で記述してもらえばよい。例えば、キーワード記憶部2
20に登録されているキーワード群の中でその音の印象
を表すものをいくつか選んでもらうなどである。そし
て、この印象の入力結果をもとに、各サウンドデータの
因子空間における座標を求める(S72)。そして、こ
のようにして求めた各データの位置座標の情報をデータ
ベース10に登録する。これにより、因子空間内での注
目位置と検索範囲(その注目位置からの半径)を指定す
ることにより、データベース10から所望のデータを検
索することが可能になる。
【0061】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、因子空間にマッピングされたデータ群を検索するに
当たり、ユーザにとってわかりやすいキーワードを指定
すれば、そのキーワードに対して印象的に近いデータを
検索することができる。すなわち、本実施形態によれ
ば、因子空間における検索対象の位置を座標等の形で指
定する必要がなくなり、検索条件の指定が容易になる。
【0062】また、本実施形態では、キーワードを主検
索メニュー409、副検索メニュー410で段階的に提
示するので、多数のキーワードを用いる場合でも、ユー
ザのキーワード選択の負担を軽減できる。
【0063】また、本実施形態では、主検索メニュー4
09に取り上げる代表キーワードをユーザ自身が指定で
きるようにしたことにより、検索のしやすさが向上す
る。
【0064】なお、以上の例では、主検索メニュー40
9で選択された代表キーワードに対する各キーワードの
類似度(又は距離)を求め、その類似度がしきい値以上
のキーワードを副検索メニュー410に表示していた
が、別の方法も可能である。例えば、キーワード群の因
子分析の際に求められる図11のような相関行列をキー
ワード記憶部220に保存しておき、この相関行列をも
とに副検索メニュー410を作成することも可能であ
る。この場合、主検索メニュー409で選択された代表
キーワードに対する各キーワードの相関係数を相関行列
から求め、その相関係数の値が予め定めたしきい値以上
になるキーワードを副検索メニュー410に表示すれば
よい。また、主検索メニュー変更UI240で主検索メ
ニューに登録する代表キーワードの指定を受け付ける際
に、この相関行列を参照して、既登録の代表キーワード
に対して所定以上の相関の強さを持つキーワードが選択
されることを防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の検索装置の概略構成を示す図であ
る。
【図2】 データベースにおける各データの因子空間へ
のマッピング情報を示す図である。
【図3】 キーワード記憶部における各キーワードの因
子空間へのマッピング情報を示す図である。
【図4】 検索処理用のユーザインタフェース画面の一
例を示す図である。
【図5】 検索処理用のユーザインタフェース画面の一
例を示す図である。
【図6】 検索処理用のユーザインタフェース画面の一
例を示す図である。
【図7】 検索装置の処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図8】 主検索メニュー変更用のユーザインタフェー
ス画面の一例を示す図である。
【図9】 キーワード記憶部の構築作業の手順の一例を
示すフローチャートである。
【図10】 データベースの構築作業の手順の一例を示
すフローチャートである。
【図11】 各キーワード間の相関行列の一例を示す図
である。
【符号の説明】
10 データベース、12 データ検索部、20 検索
UI(ユーザインタフェース)処理部、30 入力装
置、32 表示装置、34 音声出力装置、210 検
索フロントエンド、212 検索条件取得部、214
主検索処理部、216 副検索処理部、218 検索結
果提示部、220 キーワード記憶部、230 代表キ
ー登録部、240 主検索メニュー変更処理部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 因子空間内に配置された複数のデータか
    らなるデータベースから、データを検索する検索装置で
    あって、 検索対象を指定するためのキーワードを、当該キーワー
    ドの前記因子空間内での位置とともに記憶するキーワー
    ド記憶部と、 前記キーワード記憶部に記憶されたキーワード群を一覧
    表示し、ユーザから検索キーとして用いるキーワードの
    選択を受け付け、選択された検索キーの前記因子空間内
    での位置を前記キーワード記憶部から取得する検索キー
    指定部と、 前記検索キー指定部で取得した前記位置から所定距離内
    にあるデータを前記データベースから検索するデータ検
    索部と、 を含む検索装置。
  2. 【請求項2】 前記検索キー指定部は、 前記キーワードの中から選定された代表キーワード群を
    記憶する代表登録部と、 ユーザからデータベース検索が指示された際、前記代表
    キーワード群を主検索メニューとして表示し、これら代
    表キーワード群に対するユーザの選択を受け付ける第1
    選択部と、 ユーザから選択された代表キーワードに対して所定値以
    上の類似度を持つキーワードを求め、求めたキーワード
    群を副検索メニューとして表示し、このキーワード群に
    対するユーザの選択を受け付ける第2選択部と、 を有し、前記副検索メニューで選択されたキーワードを
    検索キーとして採用することを特徴とする請求項1記載
    の検索装置。
  3. 【請求項3】 前記代表キーワードとして用いるキーワ
    ードの選択をユーザから受け付け、前記代表登録部に登
    録する代表選定部を更に有することを特徴とする請求項
    2記載の検索装置。
  4. 【請求項4】 前記代表選定部は、既に代表キーワード
    として選択されているキーワードに対して所定値以上の
    類似度をもつキーワードが代表キーワードとして選択さ
    れることを防止する手段を備えることを特徴とする請求
    項3記載の検索装置。
  5. 【請求項5】 前記第2選択部は、前記第1選択部で選
    択された代表キーワードに対し前記因子空間内で所定距
    離内にあるキーワードを、前記キーワード記憶部から求
    め、これにより求めたキーワード群を前記代表キーワー
    ドに対して所定値以上の類似度を持つキーワード群とし
    て用いることを特徴とする請求項2記載の検索装置。
  6. 【請求項6】 前記キーワード記憶部に登録された各キ
    ーワード間の相関の強さを登録した相関関係表を更に有
    し、 前記第2選択部は、前記第1選択部で選択された代表キ
    ーワードに対し所定値以上の相関の強さを有するキーワ
    ードを前記相関関係表から求め、これにより求めたキー
    ワード群を前記代表キーワードに対して所定値以上の類
    似度を持つキーワード群として用いることを特徴とする
    請求項2記載の検索装置。
  7. 【請求項7】 複数の因子により構成される因子空間上
    にマッピングされたデータを検索する検索方法であっ
    て、 検索対象を指定するために選定された複数のキーワード
    を前記因子空間上にマッピングし、 前記複数のキーワードの中からデータ検索キーの選択を
    受け付け、 前記選択されたデータ検索キーに対する前記因子空間内
    での距離に基づきデータを検索する検索方法。
  8. 【請求項8】 前記キーワードの中から選定された代表
    キーワード群を主検索メニューに表示し、 この主検索メニューにて、カテゴリ検索キーとする代表
    キーワードの選択を受け付け、 選択されたカテゴリ検索キーに対して所定値以上の類似
    度を持つキーワード群を副検索メニューに表示し、 この副検索メニューに示されたキーワードの中からデー
    タ検索キーの選択を受け付けることを特徴とする請求項
    7記載の検索方法。
  9. 【請求項9】 前記因子空間内で前記カテゴリ検索キー
    から所定の距離内にあるキーワードを求め、この結果求
    めたキーワード群を前記カテゴリ検索キーに対して所定
    値以上の類似度を持つキーワード群として前記副検索メ
    ニューに表示することを特徴とする請求項8記載の検索
    方法。
  10. 【請求項10】 各キーワード間の相関の強さを登録し
    た相関関係表から、前記カテゴリ検索キーに対して所定
    値以上の相関の強さを有するキーワードを求め、この結
    果求めたキーワード群を前記カテゴリ検索キーに対して
    所定値以上の類似度を持つキーワード群として前記副検
    索メニューに表示することを特徴とする請求項8記載の
    検索方法。
  11. 【請求項11】 検索対象を指定するために選定した複
    数のキーワードを因子分析して、キーワード数よりも少
    ない数の因子からなる因子空間を構成し、 前記各キーワードを前記因子空間にマッピングし、 検索対象の各データを、前記因子分析で求めた各因子か
    らなる因子空間にマッピングし、 前記複数のキーワードの中から検索キーの選択を受け付
    け、 前記選択された検索キーに対する前記因子空間内での距
    離に基づきデータを検索する検索方法。
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