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JP2001010155A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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Publication number
JP2001010155A
JP2001010155A JP18467899A JP18467899A JP2001010155A JP 2001010155 A JP2001010155 A JP 2001010155A JP 18467899 A JP18467899 A JP 18467899A JP 18467899 A JP18467899 A JP 18467899A JP 2001010155 A JP2001010155 A JP 2001010155A
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JP
Japan
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carrier shaft
platen
head
print head
spring
Prior art date
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Application number
JP18467899A
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English (en)
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JP3626635B2 (ja
Inventor
Toshio Ishiwatari
敏夫 石渡
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP18467899A priority Critical patent/JP3626635B2/ja
Publication of JP2001010155A publication Critical patent/JP2001010155A/ja
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Publication of JP3626635B2 publication Critical patent/JP3626635B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙の枚数に拘らず、ヘッドギャップを一定
量に自動調整する。 【解決手段】 印字ヘッド4を搭載するヘッドキャリア
7をスライド自在に保持するキャリアシャフト5を偏心
回転させ、印字ヘッド4の印字面8とプラテン3との間
に印字しようとする用紙Pを介在させた状態で印字面8
をプラテン3に押し当てた後に印字ヘッド4を所定量後
退させてヘッドギャップを調整する構成を前提とし、印
字面8をプラテン3に押し当てるに際して、キャリアシ
ャフト5の回転途中でバネ定数が高くなるように変化す
るスプリング17,20によってキャリアシャフト5に
回転負荷を与える。これにより、用紙Pの厚みが薄くな
ると調整後のヘッドギャップが狭くなり、その傾向があ
る厚みよりも薄くなるとより増大するような従来から生
ずる現象が抑制され、用紙Pの枚数に拘らず、ヘッドギ
ャップが一定量に自動調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリアシャフト
の偏心回転を利用してプラテン上の用紙と印字ヘッドと
の間のギャップ(以下、ヘッドギャップという)を設定
するようにしたプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】ドットインパクトプリンタでは、印字品
質の向上や用紙・インクリボン等の損傷防止を図る上
で、印字ヘッドのヘッドギャップを正しく設定すること
が極めて重要である。ところが、印字ヘッドのヘッドギ
ャップは、印字を行おうとする用紙の厚みによって変動
してしまう。そこで、従来、印字ヘッドの印字面(ニー
ドルが突出する面)とプラテンとの間の間隔を可変自在
とした上で、印字ヘッドのヘッドギャップを自動調整し
得るようにしたヘッドギャップ調整機構が実用化されて
いる。
【0003】このようなヘッドギャップの自動調整は、
一般的に、ステッピングモータで印字ヘッドを駆動制御
して前進又は後退させるという制御の下、まず、印字し
ようとする用紙をセットした上で印字ヘッドを前進させ
てその印字面を用紙を介してプラテンに押し付け、続い
てその位置から所定のヘッドギャップが確保される位置
まで印字ヘッドを後退させることにより行う。つまり、
印字ヘッドの印字面を用紙を介してプラテンに押し付け
た後、所定のヘッドギャップが確保されるように印字ヘ
ッドを後退させるようにステッピングモータを駆動制御
する、という制御によってヘッドギャップの自動調整が
なされる。
【0004】ここで、印字ヘッドの印字面とプラテンと
の間の間隔を可変自在とする構造としては、代表的に
は、ラック&ピニオン機構を用いて印字ヘッドを移動さ
せる構造のものと、印字ヘッドを搭載するヘッドキャリ
アを保持するキャリアシャフトを偏心回転させて印字ヘ
ッドを移動させる構造のものとが従来から用いられてい
る。ラック&ピニオン機構を用いて印字ヘッドを移動さ
せる構造のものでは、ステッピングモータのステップ数
と印字ヘッドの移動量とがリニアな関係になるため、高
精度なヘッドギャップ調整を容易に行うことが可能とな
る。しかし、このような構造のものでは、構造の複雑
化、部品点数及び重量の増加、それらに伴うコストの上
昇という不都合がある。これに対し、キャリアシャフト
を偏心回転させて印字ヘッドを移動させる構造のもの
は、その構造上、ステッピングモータのステップ数と印
字ヘッドの移動量とがリニアな関係にならないという問
題を持ちながら、構造が簡単で安価であるという利点を
持つために広く普及している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】印字ヘッドの印字面と
プラテンとの間の間隔を可変する構造として、キャリア
シャフトを偏心回転させて印字ヘッドを移動させる構造
のものでは、前述した通り、ステッピングモータのステ
ップ数と印字ヘッドの移動量とがリニアな関係にならな
い。このため、用紙の厚みによって印字ヘッドのヘッド
ギャップが変動してしまうという問題がある。そこで、
従来、どの厚みの用紙に対しても不都合が生じない程度
に、プラテンに押し付けられた印字ヘッドを後退させる
際の戻し量を用紙厚に応じて微妙に調整する、というこ
とが行われている。
【0006】しかし、一般的には、従来のヘッドギャッ
プ自動調整機構を用いた場合の用紙枚数と設定されるヘ
ッドギャップとの関係を例示する図9のグラフのよう
に、理想のヘッドギャップに対して、薄い用紙に適合す
るヘッドギャップは狭く、厚い用紙に適合するヘッドギ
ャップは広くなってしまうような傾向がある。ここで、
図9は、従来のヘッドギャップ自動調整機構を用いた場
合の用紙枚数と設定されるヘッドギャップとの関係を例
示するグラフである。このような現象は、 (1)キャリアシャフトを偏心回転させた場合のエキセ
ントリックカーブ (2)用紙の枚数 (3)印字ヘッドの印字面が用紙に押し当てられる角度 等の要因によって生ずるものと推定される。以下、各要
因について説明する。 (1)キャリアシャフトを偏心回転させた場合のエキセ
ントリックカーブ ステッピングモータを駆動源としてキャリアシャフトを
偏心回転させて印字ヘッドを移動させた場合、ステッピ
ングモータの単位ステップ数に対する印字ヘッドの変位
量は、ある位置で最大となり、その位置の前後で徐々に
変位量が少なくなる。このような印字ヘッドの変位量を
エキセントリックカーブという。図9に例示するグラフ
では、用紙3枚(3P)のステッピングモータの単位ス
テップ数に対する印字ヘッドの変位量が最大となる設定
となっている。このため、エキセントリックカーブだけ
を考慮した場合には、用紙3枚の時に理想のヘッドギャ
ップとなり、その前後ではヘッドギャップが狭くなる変
化を示すはずである。これに対し、実際には、図9にも
示すように、用紙の枚数が増えれば増える程ヘッドギャ
ップが広くなる傾向を示す。これは、上述した(2)用
紙の枚数、(3)印字ヘッドの印字面が用紙に押し当て
られる角度が影響するためと推定される。もっとも、用
紙枚数と印字ギャップとの間の変化量は一定でなく、用
紙3枚以下になると変化量が大きくなる。つまり、用紙
2枚(1P)及び用紙1枚(1P)のときには、ヘッド
ギャップが急激に狭くなる。例えば、用紙1枚のときに
は、用紙枚数と印字ギャップとの間の変化量が一定であ
るとした場合に対し、lの分だけヘッドギャップが狭く
なっている。このような変化は、エキセントリックカー
ブの影響である。 (2)用紙の枚数 ヘッドギャップ自動調整機構は、前述した通り、用紙を
介してプラテンに印字ヘッドの印字面を押し付け、その
位置から所定のヘッドギャップが維持されるように印字
ヘッドを後退させることにより行う。この際、用紙と用
紙との間には空気が入り込むため、用紙の枚数が増えれ
ば増える程、用紙を介して印字ヘッドの印字面をプラテ
ンに押し当てたときの印字ヘッドの位置が現実の印字位
置よりも後退位置に位置することになる。このため、用
紙の枚数が増えれば増える程、現実に必要とされるヘッ
ドギャップよりもヘッドギャップが広くなる傾向が生ず
る(図9のグラフ参照)。 (3)印字ヘッドの印字面が用紙に押し当てられる角度 キャリアシャフトの偏心回転を利用したヘッドギャップ
調整機構では、その構造上、ヘッドギャップの量に応じ
て印字ヘッドの印字面とプラテンとの間の角度が変化す
る。これに対し、印字ヘッドをプラテンに押し当てた場
合、プラテン側の構造物は撓みによって変形し、このと
きの変化量は印字ヘッドの印字面とプラテンとの間の角
度に影響を受ける。一般的には、用紙枚数が少なくなる
程、プラテン側の構造物の撓み量が大きくなるような傾
向を示す。このため、用紙を介して印字ヘッドの印字面
をプラテンに押し当てた後にヘッドギャップ量が一定と
なるように印字ヘッドを後退させると、用紙枚数が少な
い場合にはヘッドギャップが小さくなり、用紙枚数が増
える程ヘッドギャップが広がる傾向を示す(図9のグラ
フ参照)。
【0007】本発明の目的は、用紙の枚数に拘らず、ヘ
ッドギャップを一定量に自動調整することである。
【0008】本発明の目的は、スプリングのバネ定数の
設定を容易にすることである。
【0009】本発明の目的は、構造を簡単にすることで
ある。
【0010】本発明の目的は、装置を小型化することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のプリンタ
の発明は、印字ヘッドと、プラテンと、プラテンと平行
に設けられて偏心回転するキャリアシャフトと、プラテ
ンと平行に設けられた位置決めレールと、キャリアシャ
フトと位置決めレールとにスライド自在に取り付けら
れ、キャリアシャフトの回転によって印字ヘッドの印字
面がプラテンに当接する位置と所定のギャップを形成す
る位置とに変位自在に印字ヘッドを搭載するヘッドキャ
リアと、ステッピングモータを駆動源としてキャリアシ
ャフトを回転駆動するシャフト駆動機構と、印字ヘッド
の印字面をプラテンに当接させ、その位置から所定のギ
ャップを形成するために印字ヘッドをプラテンから離反
させるようにステッピングモータを駆動制御する制御手
段と、印字ヘッドの印字面がプラテンに近接する方向へ
のキャリアシャフトの回転を抑制する方向への力を付与
し、キャリアシャフトの回転途中でバネ定数が高くなる
ように変化するスプリングと、を具備する。ここで、
「印字ヘッドの印字面」というのは、印字ヘッドそのも
のの印字面だけでなく、印字ヘッドをプラテンに近接さ
せることによってプラテンに当接する構造物まで含む広
い概念である。例えば、プラテンに対して印字ヘッドと
一体であるリボンガイドが当接するように構成されてい
るような場合には、プラテンに当接するリボンガイドが
印字面を構成する。
【0012】したがって、シャフト駆動機構によってキ
ャリアシャフトを回転させることで印字ヘッドがプラテ
ンに対して近接離反する。そこで、制御手段によってス
テッピングモータを駆動制御し、印字ヘッドの印字面を
プラテンに当接させ、その位置から所定のギャップを形
成するために印字ヘッドをプラテンから離反させること
でギャップを形成することができる。この際、スプリン
グにより、印字ヘッドの印字面がプラテンに近接する方
向へのキャリアシャフトの回転が抑制され、しかも、ス
プリングのバネ定数はキャリアシャフトの回転途中で高
くなる。このようにバネ定数を変化させる位置は、例え
ば、請求項2記載の発明のように、キャリアシャフトの
回転に伴う印字ヘッドの変位量が最大となる位置であ
る。これにより、プラテンに印字ヘッドが押し当てられ
るに際し、プラテンと印字ヘッドの印字面との間の用紙
枚数が少ない程、スプリングによるキャリアシャフトの
回転抑制力が増大する。このため、例えば、プラテン側
の構造物の撓みによる変形量が用紙の枚数に拘らず一定
化しやすくなる等の理由により、用紙の枚数に拘らず、
ギャップが一定に自動調整される。
【0013】ここで、キャリアシャフトの回転途中でス
プリングのバネ定数が高くなるようにするためには、例
えば、請求項3記載の発明のように構成すれば良い。つ
まり、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発
明において、スプリングは、キャリアシャフトの回転に
対して、第一のバネ定数で抑制力を付与すると共に第一
のバネ定数で抑制力を付与する途中から第二のバネ定数
で抑制力を付与することによってキャリアシャフトの回
転途中でバネ定数を高く変化させる。そして、第一のバ
ネ定数で抑制力を付与すると共に第一のバネ定数で抑制
力を付与する途中から第二のバネ定数で抑制力を付与す
るためには、例えば、請求項4記載の発明のように構成
すれば良い。つまり、請求項4記載の発明は、請求項3
記載のプリンタにおいて、スプリングは、キャリアシャ
フトの回転に対して、第一のバネ定数で抑制力を付与す
るコイルスプリングと、このコイルスプリングの作用途
中から第二のバネ定数で抑制力を付与するトーションコ
イルスプリングとによって形成されている。したがっ
て、請求項4記載の発明によれば、印字ヘッドの印字面
がプラテンに近接する方向へのキャリアシャフトの回転
に対し、コイルスプリングは第一のバネ定数で抑制力を
付与し、コイルスプリングは第一のバネ定数で抑制力を
付与している途中からトーションコイルスプリングが第
二のバネ定数で抑制力を付与する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図9に基づいて説明する。
【0015】図1は印字部の平面図、図2ないし図4は
印字部の側面図である。まず、図示しないプリンタのハ
ウジングの内部には、図1ないし図4に示すような印字
部1が内蔵されている。この印字部1は、図1に片側だ
け示す一対のフレーム2に、平型のプラテン3に沿って
インパクトドットプリンタヘッドである印字ヘッド4が
スライド自在に設けられて形成されている。
【0016】つまり、一対のフレーム2には、プラテン
3と平行にキャリアシャフト5と位置決めレール6とが
取り付けられている。これらのプラテン3とキャリアシ
ャフト5との取り付け位置は、図1ないし図4より明ら
かなように、プラテン3に対して位置決めレール6の方
がキャリアシャフト5よりも遠い位置である。そして、
それらのキャリアシャフト5と位置決めレール6とに
は、ヘッドキャリア7がスライド自在に取り付けられ、
このヘッドキャリア7には印字ヘッド4が搭載され、こ
の印字ヘッド4の印字面8がプラテン3に対面するよう
に位置付けられている。ここで、キャリアシャフト5と
ヘッドキャリア7との間は、ヘッドキャリア7のリング
状部分にキャリアシャフト5が嵌合する嵌合構造となっ
ており、位置決めレール6とヘッドキャリア7との間
は、ヘッドキャリア7の後部に取り付けられた一対のロ
ーラ9が平板状の位置決めレール6を挟み込むような構
造となっている。
【0017】また、ヘッドキャリア7には、印字ヘッド
4の先端部分に位置させて、印字ヘッド4の図示しない
ニードルを通過させるための図示しないニードル孔が形
成されたリボンガイド10が固定されている。したがっ
て、本実施の形態のプリンタでは、そのリボンガイド1
0が印字ヘッド4の印字面8を構成する。このようなリ
ボンガイド10は、印字ヘッド4の先端部と僅かな隙間
を開けてヘッドキャリア7に取り付けられている。ヘッ
ドキャリア7には、また、図示しないインクリボンを引
出自在に収納するリボンカートリッジ11が着脱自在に
取り付けられている。このリボンカートリッジ11は、
内部に収納するインクリボンを印字ヘッド4とリボンガ
イド10との間に導く構成となっている。
【0018】次いで、キャリアシャフト5は、フレーム
2に対して偏芯して回転するように取り付けられてい
る。そこで、本実施の形態のプリンタは、キャリアシャ
フト5を回転させることで、プラテン3と印字ヘッド4
との間のヘッドギャップを調整するように構成されてい
る。一方のフレーム2には、そのためのシャフト駆動機
構12が設けられている。つまり、一方のフレーム2に
は、その回転軸13aの方向をキャリアシャフト5と同
一方向に向けてステッピングモータ13が固定されてお
り、このステッピングモータ13の回転がそのステッピ
ングモータ13の回転軸13aに固定されたモータギヤ
14、アイドルギヤとして機能する第一アジャストギヤ
15、及びキャリアシャフト5の一端に固定された第二
アジャストギヤ16を介してキャリアシャフト5に伝達
されるように構成されている。図2ないし図4中、キャ
リアシャフト5が反時計方向に回転することによって印
字ヘッド4がプラテン3に近接し、キャリアシャフト5
が時計方向に回転することによって印字ヘッド4がプラ
テン3から離反する。
【0019】また、第二アジャストギヤ16は、その半
周程度にのみギヤを有する半月ギヤであり、その端部と
フレーム2との間にはキャリアシャフト5が図2ないし
図4中の時計方向に回転するように第二アジャストギヤ
16を引っ張るスプリングとしてのコイルスプリング1
7が掛け渡されている。さらに、フレーム2に対して相
対移動がない位置には第二アジャストギヤ16を貫通す
る位置に位置させてピン18が立設されており、第二ア
ジャストギヤ16にはその所定範囲内の回転動作に対し
てピン18が障害とならないように長孔19が形成され
ている。つまり、長孔19は、第二アジャストギヤ16
の回転に伴うピン18との間の相対軌跡上に形成されて
いる。そして、第二アジャストギヤ16には、長孔19
に位置付けられて第二アジャストギヤ16の回動途中で
ピン18と係合する位置にスプリングとしてのトーショ
ンコイルスプリング20が設けられている。このような
トーションコイルスプリング20が作動するのは、3枚
以下の用紙Pに適合するヘッドギャップを自動設定する
に際してである。そして、トーションコイルスプリング
20が作動し始める開始点は、キャリアシャフト5の回
転に伴う印字ヘッド4の変位量が最大となる位置であ
る。この位置は、第二アジャストギヤ16の回転中心C
1 とキャリアシャフト5の回転中心C2 とを結ぶ直線が
印字ヘッド4の進行方向に対して直角となる位置である
(図5参照)。この位置でキャリアシャフト5の回転に
伴う印字ヘッド4の変位量が最大となるのは、図5に示
すように、第二アジャストギヤ16の回転中心C1 とキ
ャリアシャフト5の回転中心C2とを結ぶ直線が印字ヘ
ッド4の進行方向に対して直角となる所定範囲角θ2
おける印字ヘッド4の変位量bと、θ2 と同一の角度で
あるが第二アジャストギヤ16の回転中心C1 とキャリ
アシャフト5の回転中心C2 とを結ぶ直線が印字ヘッド
4の進行方向に対して直角とならない所定範囲角θ1
おける印字ヘッド4の変位量aとを比較すると、変位量
aよりも変位量bの方が長くなることから理解される。
つまり、エキセントリックカーブの影響である。したが
って、本実施の形態のプリンタでは、コイルスプリング
17及びとトーションコイルスプリング20からなるス
プリングのバネ定数は、キャリアシャフト5の回転に伴
う印字ヘッド4の変位量が最大となる位置で変化するこ
とになる。
【0020】図6は、用紙P枚数とキャリアシャフト5
の回転負荷との関係(コイルスプリング17のバネ定数
及びトーションコイルスプリング20のバネ定数)を示
すグラフである。図6に示すように、キャリアシャフト
5の図2ないし図4中の反時計方向の回転に対する回転
負荷、つまり、印字面8がプラテン3に近接する方向へ
のキャリアシャフト5の回転を抑制する方向への力は、
キャリアシャフト5の回転当初位置(用紙P8枚〜3枚
に適合する位置)、コイルスプリング17のみによって
生じている。これに対し、キャリアシャフト5の回転が
進んだ位置(用紙P2枚〜1枚に適合する位置)では、
トーションコイルスプリング20によってもキャリアシ
ャフト5の回転に対する回転負荷が加わる。
【0021】本実施の形態のプリンタは、各部を制御す
るマイクロコンピュータを内蔵する。このマイクロコン
ピュータは、ROMにファームウエアとして格納する制
御プログラムに従い、RAMをワークエリアとして用い
つつ、CPUによって各部を集中的に制御し、印字動
作、ヘッドギャップ自動調整動作を実行する。したがっ
て、このようなマイクロコンピュータによって実行され
るステッピングモータ13の駆動制御により、ヘッドギ
ャップの自動調整を行う制御手段の機能が実行される。
【0022】このような構成において、本実施の形態の
プリンタは、実際の印字に際して、まず、ヘッドギャッ
プの自動調整を実行する。このようなヘッドギャップの
自動調整動作としては、まず、印字ヘッド4は、プラテ
ン3に対して離反したホームポジションに位置つけられ
る。そして、印字面8とプラテン3との間に搬送されよ
うとする用紙Pの先端が図示しないペーパタイミングセ
ンサによって検出されると、図示しない用紙Pの搬送用
のモータは、印字面8とプラテン3との間に用紙Pがセ
ットされるとその搬送を停止する。この状態で、駆動手
段によってステッピングモータ13が駆動制御され、図
2ないし図4中の反時計方向にキャリアシャフト5を回
転駆動する。これにより、ホームポジションに退避して
いた印字ヘッド4がリボンガイド10と共にプラテン3
に近接し、リボンガイド10に形成された印字面8が用
紙Pを介してプラテン3に当接するとステッピングモー
タ13によるキャリアシャフト5の回転駆動が停止され
る。用紙Pを介在させたプラテン3に対する印字面8の
当接は、ステッピングモータ13の脱調により検出され
る。もっとも、その検出手法としては、周知である各種
の検出手法を用いることができる。こうして、用紙Pを
介してプラテン3に印字面8が押し当てられた状態か
ら、今度はステッピングモータ13が逆方向に所定ステ
ップ数だけ回転駆動され、これによってキャリアシャフ
ト5が図2ないし図4中の時計方向に回転駆動され、印
字ヘッド4がプラテン3から離反する方向に後退させら
れる。この際の印字ヘッド4の後退量は、印字面8と用
紙Pとの間に所定の印字ギャップを形成するための量で
ある。
【0023】ここで、リボンガイド10に形成された印
字面8が用紙Pを介してプラテン3に当接する場合のキ
ャリアシャフト5の回転量は、用紙の厚み(枚数)に応
じて変動する。図2は、厚紙(用紙P4枚〜8枚)に適
合するヘッドギャップを設定するために用紙Pに印字面
8を押し付けた状態を示す印字部1の側面図である。図
3は、薄紙(用紙P3枚)に適合するヘッドギャップを
設定するために用紙Pに印字面8を押し付けた状態を示
す印字部1の側面図である。図4は、図3よりも更に薄
い薄紙(用紙P1枚〜2枚)に適合するヘッドギャップ
を設定するために用紙Pに印字面8を押し付けた状態を
示す印字部1の側面図である。図2ないし図4より明ら
かなように、厚紙(用紙P4枚〜8枚)に適合するヘッ
ドギャップを設定するために用紙Pに印字面8を押し付
けた場合、コイルスプリング17だけがキャリアシャフ
ト5に回動負荷を与え、第二アジャストギヤ16の回転
がトーションコイルスプリング20の作動位置にまで至
らない(図2参照)。これに対し、薄紙(用紙P3枚)
に適合するヘッドギャップを設定するために用紙Pに印
字面8を押し付けた場合には、コイルスプリング17だ
けがキャリアシャフト5に回動負荷を与えることに変わ
りはないが、第二アジャストギヤ16の回転がトーショ
ンコイルスプリング20の作動位置にまで至っている
(図3参照)。そして、より薄い薄紙(用紙P1枚〜2
枚)に適合するヘッドギャップを設定するために用紙P
に印字面8を押し付けた場合には、コイルスプリング1
7だけでなくトーションコイルスプリング20もキャリ
アシャフト5に回動負荷を与える。
【0024】本実施の形態のプリンタでは、コイルスプ
リング17及びトーションコイルスプリング20という
二つのスプリングがキャリアシャフト5に回転負荷を与
える結果、ヘッドギャップ量が用紙Pの厚み(枚数)に
依存性を示さず、ヘッドギャップ量をどのような厚み
(枚数)の用紙Pに対しても理想的なヘッドギャップ量
に調整することが可能となる。これは、用紙Pの枚数が
少なくなると、プラテン3上の用紙Pに印字面8を押し
当てた場合、その押し当て角度等が影響してプラテン3
側の撓み量が増大し、どうしてもヘッドギャップ自動調
整後のヘッドギャップが狭くなりがちであるのに対し、
プラテン3上の用紙Pに印字面8を押し当てるに際して
コイルスプリング17又はコイルスプリング17及びト
ーションコイルスプリング20がキャリアシャフト5に
回転負荷を与えるとプラテン3側の撓み量の増大が抑制
される等の理由による。
【0025】ここで、図7は、コイルスプリング17の
みが作動した場合を想定する用紙Pの厚み(枚数)と設
定されるヘッドギャップとの関係を示すグラフである。
コイルスプリング17だけがキャリアシャフト5に回転
負荷を付与する構成であると、より薄い薄紙(用紙P1
枚〜2枚)に対するヘッドギャップ調整量が狭小化しや
すい(図7中のl)。これは、図5を用いて説明したエ
キセントリックカーブの影響である。これに対し、本実
施の形態のプリンタでは、より薄い薄紙(用紙P1枚〜
2枚)に対するヘッドギャップの調整のために用紙Pを
介してプラテン3に印字面8を押し当てる際には、コイ
ルスプリング17だけでなくトーションコイルスプリン
グ20もキャリアシャフト5に回転負荷を与える。これ
により、図8に示すように、用紙Pの厚み(枚数)に拘
らず、設定されるヘッドギャップ量が理想的な一定量に
調整される。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載のプリンタの発明は、印字
ヘッドと、プラテンと、プラテンと平行に設けられて偏
心回転するキャリアシャフトと、プラテンと平行に設け
られた位置決めレールと、キャリアシャフトと位置決め
レールとにスライド自在に取り付けられ、キャリアシャ
フトの回転によって印字ヘッドの印字面がプラテンに当
接する位置と所定のギャップを形成する位置とに変位自
在に印字ヘッドを搭載するヘッドキャリアと、ステッピ
ングモータを駆動源としてキャリアシャフトを回転駆動
するシャフト駆動機構と、印字ヘッドの印字面をプラテ
ンに当接させ、その位置から所定のギャップを形成する
ために印字ヘッドをプラテンから離反させるようにステ
ッピングモータを駆動制御する制御手段と、印字ヘッド
の印字面がプラテンに近接する方向へのキャリアシャフ
トの回転を抑制する方向への力を付与し、キャリアシャ
フトの回転途中でバネ定数が高くなるように変化するス
プリングと、を具備するので、プラテンに印字ヘッドが
押し当てられるに際し、プラテンと印字ヘッドの印字面
との間の用紙枚数が少ない程、スプリングによるキャリ
アシャフトの回転抑制力を増大させることができ、した
がって、例えば、プラテン側の構造物の撓みによる変形
量が用紙の枚数に拘らず一定化しやすくなる等の理由に
より、用紙の枚数に拘らず、ギャップを一定に自動調整
することができる。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1記載のプ
リンタにおいて、スプリングのバネ定数は、キャリアシ
ャフトの回転に伴う印字ヘッドの変位量が最大となる位
置で変化するので、印字ヘッドの変位量が最大となる位
置よりも用紙枚数が少なくなる位置にキャリアシャフト
が回転する位置では急激にギャップが狭くなるのに対
し、印字ヘッドの変位量が最大となる位置からスプリン
グのバネ定数が高くなるように変化するために、印字ヘ
ッドの変位量が最大となる位置よりも用紙枚数が少なく
なる位置で生じやすいギャップの峡小化を防止すること
ができる。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、スプリングは、キャリアシャフトの
回転に対して、第一のバネ定数で抑制力を付与すると共
に第一のバネ定数で抑制力を付与する途中から第二のバ
ネ定数で抑制力を付与することによってキャリアシャフ
トの回転途中でバネ定数を高く変化させるので、第一の
バネ定数と第二のバネ定数とを別個に考慮してスプリン
グのバネ定数を設定することができ、したがって、スプ
リングのバネ定数の設定を容易化することができる。
【0029】請求項4記載の発明は、請求項3記載のプ
リンタにおいて、スプリングは、キャリアシャフトの回
転に対して、第一のバネ定数で抑制力を付与するコイル
スプリングと、このコイルスプリングの作用途中から第
二のバネ定数で抑制力を付与するトーションコイルスプ
リングとによって形成されているので、第一のバネ定数
を持つコイルスプリングと第二のバネ定数を持つトーシ
ョンコイルスプリングとを別個に考慮してスプリングの
バネ定数を設定することができ、したがって、スプリン
グのバネ定数の設定を容易化することができる。また、
トーションコイルスプリングは小型で構造も簡単なの
で、装置の構造の簡略化及び小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す印字部の平面図で
ある。
【図2】厚紙(用紙4〜8枚)に適合するヘッドギャッ
プを設定するために用紙に印字面を押し付けた状態(コ
イルスプリングのみ作動)を示す印字部の側面図であ
る。
【図3】薄紙(用紙3枚)に適合するヘッドギャップを
設定するために用紙に印字面を押し付けた状態(コイル
スプリングのみ作動)を示す印字部の側面図である。
【図4】図3よりも更に薄い薄紙(用紙1〜2枚)に適
合するヘッドギャップを設定するために用紙に印字面を
押し付けた状態(コイルスプリング及びトーションコイ
ルスプリング共に作動)を示す印字部の側面図である。
【図5】スプリングにおけるバネ定数変化点を説明する
ための概念図である。
【図6】用紙枚数とキャリアシャフト回転負荷との関係
(コイルスプリングのバネ定数及びトーションコイルス
プリングのバネ定数)を示すグラフである。
【図7】コイルスプリングのみが作動した場合を想定す
る用紙枚数と設定されるヘッドギャップとの関係を示す
グラフである。
【図8】コイルスプリング及びトーションコイルスプリ
ングが作動した場合の用紙枚数と設定されるヘッドギャ
ップとの関係を示すグラフである。
【図9】従来のヘッドギャップ自動調整機構を用いた場
合の用紙枚数と設定されるヘッドギャップとの関係を例
示するグラフである。
【符号の説明】
3 プラテン 4 印字ヘッド 5 キャリアシャフト 6 位置決めレール 7 ヘッドキャリア 8 印字面 12 シャフト駆動機構 13 ステッピングモータ 17 スプリング、コイルスプリング 20 スプリング、トーションコイルスプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドと、 プラテンと、 前記プラテンと平行に設けられて偏心回転するキャリア
    シャフトと、 前記プラテンと平行に設けられた位置決めレールと、 前記キャリアシャフトと前記位置決めレールとにスライ
    ド自在に取り付けられ、前記キャリアシャフトの回転に
    よって前記印字ヘッドの印字面が前記プラテンに当接す
    る位置と所定のギャップを形成する位置とに変位自在に
    前記印字ヘッドを搭載するヘッドキャリアと、 ステッピングモータを駆動源として前記キャリアシャフ
    トを回転駆動するシャフト駆動機構と、 前記印字ヘッドの前記印字面を前記プラテンに当接さ
    せ、その位置から所定のギャップを形成するために前記
    印字ヘッドを前記プラテンから離反させるように前記ス
    テッピングモータを駆動制御する制御手段と、 前記印字ヘッドの前記印字面が前記プラテンに近接する
    方向への前記キャリアシャフトの回転を抑制する方向へ
    の力を付与し、前記キャリアシャフトの回転途中でバネ
    定数が高くなるように変化するスプリングと、を具備す
    るプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記スプリングのバネ定数は、前記キャ
    リアシャフトの回転に伴う前記印字ヘッドの変位量が最
    大となる位置で変化する請求項1記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記スプリングは、前記キャリアシャフ
    トの回転に対して、第一のバネ定数で抑制力を付与する
    と共に第一のバネ定数で抑制力を付与する途中から第二
    のバネ定数で抑制力を付与することによって前記キャリ
    アシャフトの回転途中でバネ定数を高く変化させる請求
    項1又は2記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記スプリングは、前記キャリアシャフ
    トの回転に対して、第一のバネ定数で抑制力を付与する
    コイルスプリングと、このコイルスプリングの作用途中
    から第二のバネ定数で抑制力を付与するトーションコイ
    ルスプリングとによって形成されている請求項3記載の
    プリンタ。
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