JP2001060641A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- H01L2924/15311—Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA
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Abstract
チップ不良の発生を抑制した半導体装置及びその製造方
法を提供する。 【解決手段】 本発明に係る半導体装置は、一方の主面
に銅配線13が形成されたポリイミド基板11と、ポリ
イミド基板11に設けられ、銅配線13に接続された接
続孔と、ポリイミド基板11の他方の主面に形成され、
前記接続孔を介して銅配線13に接続された半田ボール
15と、ポリイミド基板11の一方の主面上にフェース
・ダウン・ボンディングされた半導体チップ1と、半導
体チップ1に取り付けられ、銅配線13に接続された金
バンプ5と、半導体チップ1とポリイミド基板11との
間に配置された異方性導電膜7と、半導体チップ1の裏
面のエッジ部に被覆された樹脂部17と、を具備するも
のである。
Description
の製造方法に係わり、特に、一方の主面に導電パターン
と異方性導電膜が形成された基板に半導体チップをフェ
ース・ダウン・ボンディングした半導体装置及びその製
造方法に関するものである。
イパッケージ)の一例を示す断面図である。
し、このポリイミド基板11の上面にはメッキを施した
銅配線13が形成されている。また、ポリイミド基板1
1には接続孔が設けられており、この接続孔は銅配線1
3に接続されている。ポリイミド基板11の下面には半
田ボール15が取り付けられており、半田ボール15は
接続孔を介して銅配線13に接続されている。銅配線1
3及びポリイミド基板11の上には異方性導電膜(Anis
otropic Conductive Film)7が配置されている。
ップ1がフェース・ダウン・ボンディングにより実装さ
れている。この半導体チップ1には金バンプ5が設けら
れており、金バンプ5は銅配線13に電気的に接続され
ている。半導体チップ1の裏面のマーク印刷部4にはマ
ークが印刷されている。
ついて説明する。
準備し、この半導体ウエハをダイシングすることにより
複数の半導体チップ1を形成する。
7が形成されたポリイミド基板11を準備し、このポリ
イミド基板11の上面側に複数の半導体チップ1をフェ
ース・ダウン・ボンディングする。これにより、半導体
チップ1は金バンプ5を介して銅配線13に電気的に接
続される。
部4にマーク(図示せず)を印刷する。この後、ポリイ
ミド基板11の下面側の接続孔上に半田ボール15を取
り付け、この半田ボールを接続孔を介して銅配線13に
電気的に接続する。
により、一つの半導体チップ1毎に分離する。このよう
にして図3に示す半導体装置を製造する。
半導体装置では、半導体チップ1の裏面及び側面のSi
がむき出しの状態となっているため、半導体チップ1に
クラックが発生することがあり、そのクラックが半導体
チップの能動面に達して半導体チップ1が不良となるこ
とがある。また、このクラックは特に半導体チップ1の
裏面のエッジ部が欠けるといった形で発生することが多
かった。
れたものであり、その目的は、半導体チップにクラック
が生じることによるチップ不良の発生を抑制した半導体
装置及びその製造方法を提供することにある。
め、本発明に係る半導体装置は、一方の主面に導電パタ
ーンが形成された基板と、前記基板に設けられ、前記導
電パターンに接続された接続孔と、前記基板の他方の主
面に形成され、前記接続孔を介して導電パターンに接続
された接続端子と、前記基板の一方の主面上にフェース
・ダウン・ボンディングされた半導体チップと、前記半
導体チップに取り付けられ、前記導電パターンに接続さ
れたバンプと、前記半導体チップと前記基板との間に配
置された異方性導電膜と、前記半導体チップの裏面のエ
ッジ部に被覆された樹脂と、を具備することを特徴とす
る。
のエッジ部に樹脂を被覆し、この樹脂により半導体チッ
プの裏面のエッジ部がむき出しになることがないように
保護している。このため、半導体チップのエッジ部に欠
けやクラックが発生することを抑えることができ、その
欠けやクラックが半導体チップの能動面に達して半導体
チップが不良となることを抑制できる。
導電パターンが形成された基板と、前記基板に設けら
れ、前記導電パターンに接続された接続孔と、前記基板
の他方の主面に形成され、前記接続孔を介して導電パタ
ーンに接続された接続端子と、前記基板の一方の主面上
にフェース・ダウン・ボンディングされた半導体チップ
と、前記半導体チップに取り付けられ、前記導電パター
ンに接続されたバンプと、前記半導体チップと前記基板
との間に配置された異方性導電膜と、前記半導体チップ
の裏面全体及び側面全体に被覆された樹脂と、を具備す
ることを特徴とする。
ジ部だけでなく裏面全体及び側面全体を樹脂で被覆して
いるため、半導体チップにクラックが生じることによる
チップ不良の発生を抑制できる。
前記樹脂は、ポリイミド又はエポキシであることが好ま
しい。また、前記基板の周囲に形成され、前記基板の一
方の主面上に延びた樹脂流れ止め部をさらに含むことが
好ましい。
ンプを有する半導体ウエハを準備する工程と、前記半導
体ウエハをダイシングすることにより、半導体チップを
形成する工程と、一方の主面に導電パターンと異方性導
電膜が形成された基板を準備する工程と、前記基板の一
方の主面側に前記半導体チップをフェース・ダウン・ボ
ンディングする工程と、半導体チップの裏面のエッジ部
に樹脂をポッティングする工程と、前記樹脂をベークす
る工程と、を具備することを特徴とする。
ンプを有する半導体ウエハを準備する工程と、前記半導
体ウエハをダイシングすることにより、半導体チップを
形成する工程と、一方の主面に導電パターンと異方性導
電膜が形成された基板を準備する工程と、前記基板の一
方の主面側に前記半導体チップをフェース・ダウン・ボ
ンディングする工程と、半導体チップの裏面全体及び側
面全体に樹脂をポッティングする工程と、前記樹脂をベ
ークする工程と、を具備することを特徴とする。
において、前記基板を準備する工程における基板には前
記導電パターンに接続する接続孔が設けられており、前
記ポッティングする工程の前又は前記ベークする工程の
後に、前記基板の他方の主面側の接続孔上に半田ボール
を取り付け、この半田ボールを接続孔を介して導電パタ
ーンに接続する工程をさらに含むことが好ましい。ま
た、前記樹脂は、ポリイミド又はエポキシであることが
好ましい。
において、前記基板を準備する工程における基板の一方
の主面上には、前記ポッティングする工程において樹脂
の流れを止める止め部が形成されていることが好まし
い。これにより、ポッティングした樹脂が半導体チップ
の裏面のエッジ部から流れ落ちるのを止めることがで
き、その結果、該エッジ部に樹脂を充分に被覆すること
ができる。
実施の形態について説明する。
半導体装置を示す断面図である。
し、このポリイミド基板11の周囲には樹脂流れ止め部
11aが形成されている。この樹脂流れ止め部11a
は、ポリイミド基板11の上面上に延出し、後記半導体
チップ1を囲むように形成されている。また、ポリイミ
ド基板11の上面には配線パターン13が形成されてい
る。この配線パターン13としては、例えばメッキを施
した銅配線が用いられる。また、ポリイミド基板11に
は接続孔が設けられており、この接続孔は配線パターン
13に接続されている。ポリイミド基板11の下面には
接続端子15が取り付けられており、接続端子15とし
ては例えば半田ボールが用いられる。接続端子15は接
続孔を介して配線パターン13に接続されている。配線
パターン13及びポリイミド基板11の上には異方性導
電膜7が配置されている。
ップ1がフェース・ダウン・ボンディングにより実装さ
れている。この半導体チップ1には金バンプ5が設けら
れており、金バンプ5は配線パターン13に電気的に接
続されている。
は樹脂部17で被覆されている。この樹脂部17として
は、例えば、ポリイミド又はエポキシが用いられる。ま
た、半導体チップ1の裏面のマーク印刷部4にはマーク
が印刷されている。
ップ1の裏面のエッジ部に樹脂部17を設け、この樹脂
部17により半導体チップの裏面のエッジ部がむき出し
になることがないように保護している。このため、従来
の半導体装置のように半導体チップのエッジ部に欠けや
クラックが発生することを抑えることができる。したが
って、その欠けやクラックが半導体チップの能動面に達
して半導体チップ1が不良となることを抑制できる。
法について説明する。
準備し、この半導体ウエハをダイシングすることにより
複数の半導体チップ1を形成する。
と異方性導電膜7が形成されたポリイミド基板11を準
備する。このポリイミド基板11の周囲には樹脂流れ止
め部11aが形成されており、この樹脂流れ止め部11
aは、ポリイミド基板11の上面上に延出している。こ
のポリイミド基板11には、銅配線13に接続された接
続孔が形成されている。
の半導体チップ1をフェース・ダウン・ボンディングす
る。これにより、半導体チップ1は金バンプ5を介して
銅配線13に電気的に接続される。
及び側面に樹脂17をポッティング(滴下)する。この
際、ポリイミド基板11の周囲に樹脂流れ止め部11a
が形成されているため、ポッティングした樹脂17が半
導体チップ1の裏面のエッジ部から流れ落ちるのを止め
ることができ、その結果、該エッジ部に樹脂17を充分
に被覆することができる。
ことにより、半導体チップ1の裏面のエッジ部及び側面
に樹脂部17が形成される。
刷部4にマーク(図示せず)を印刷する。次に、ポリイ
ミド基板11の下面側の接続孔上に半田ボール15を取
り付け、この半田ボールを接続孔を介して銅配線13に
電気的に接続する。
により、一つの半導体チップ1毎に分離する。このよう
にして図1に示す半導体装置を製造する。
置の製造方法では、ポリイミド基板11に半導体チップ
1をフェース・ダウン・ボンディングした後、半導体チ
ップ1の裏面のエッジ部及び側面に樹脂部17を形成
し、次に、マーク印刷を行っているが、ポリイミド基板
11に半導体チップ1をフェース・ダウン・ボンディン
グし、マーク印刷を行った後、半導体チップ1の裏面の
エッジ部及び側面に樹脂部17を形成することも可能で
あり、また、ポリイミド基板11に半導体チップ1をフ
ェース・ダウン・ボンディングし、マーク印刷を行い、
ポリイミド基板11の下面側の接続孔上に半田ボール1
5を取り付けた後、半導体チップ1の裏面のエッジ部及
び側面に樹脂部17を形成することも可能である。
半導体装置を示す断面図であり、図1と同一部分には同
一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
樹脂膜18で被覆されている。この樹脂部18として
は、例えば、ポリイミド又はエポキシが用いられる。
施の形態と同様の効果を得ることができ、しかも、半導
体チップ1のエッジ部及び側面だけでなく裏面全体を樹
脂膜18で被覆しているため、半導体チップ1へのクラ
ックの発生をより抑えることができる。
法について説明するが、図1の半導体装置の製造方法と
同一部分の説明は省略する。
ェース・ダウン・ボンディングした後、半導体チップ1
の裏面全体及び側面全体に樹脂18をポッティング(滴
下)する。この際、ポリイミド基板11の周囲に樹脂流
れ止め部11aが形成されているため、ポッティングし
た樹脂18が半導体チップ1の側面から流れ落ちるのを
止めることができ、その結果、裏面全体及び側面全体に
樹脂18を充分に被覆することができる。
ことにより、半導体チップ1の裏面全体及び側面全体に
樹脂部18が形成される。
のマーク印刷部4にマーク(図示せず)を印刷する。次
に、半田ボール15を取り付けた後、ポリイミド基板1
1を切断する。このようにして図2に示す半導体装置を
製造する。
態に限定されず、種々変更して実施することが可能であ
る。例えば、上記実施の形態は、種々のエリアアレイパ
ッケージに適用することが可能である。
板11を用いているが、他の基板を用いることも可能で
あり、例えばセラミック基板を用いることも可能であ
る。
導体チップの裏面のエッジ部に樹脂を被覆している。し
たがって、半導体チップにクラックが生じることによる
チップ不良の発生を抑制した半導体装置及びその製造方
法を提供することができる。
示す断面図である。
示す断面図である。
の一例を示す断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 一方の主面に導電パターンが形成された
基板と、 前記基板に設けられ、前記導電パターンに接続された接
続孔と、 前記基板の他方の主面に形成され、前記接続孔を介して
導電パターンに接続された接続端子と、 前記基板の一方の主面上にフェース・ダウン・ボンディ
ングされた半導体チップと、 前記半導体チップに取り付けられ、前記導電パターンに
接続されたバンプと、 前記半導体チップと前記基板との間に配置された異方性
導電膜と、 前記半導体チップの裏面のエッジ部に被覆された樹脂
と、 を具備することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 一方の主面に導電パターンが形成された
基板と、 前記基板に設けられ、前記導電パターンに接続された接
続孔と、 前記基板の他方の主面に形成され、前記接続孔を介して
導電パターンに接続された接続端子と、 前記基板の一方の主面上にフェース・ダウン・ボンディ
ングされた半導体チップと、 前記半導体チップに取り付けられ、前記導電パターンに
接続されたバンプと、 前記半導体チップと前記基板との間に配置された異方性
導電膜と、 前記半導体チップの裏面全体及び側面全体に被覆された
樹脂と、 を具備することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 前記樹脂は、ポリイミド又はエポキシで
あることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装
置。 - 【請求項4】 前記基板の周囲に形成され、前記基板の
一方の主面上に延びた樹脂流れ止め部をさらに含むこと
を特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の半
導体装置。 - 【請求項5】 バンプを有する半導体ウエハを準備する
工程と、 前記半導体ウエハをダイシングすることにより、半導体
チップを形成する工程と、 一方の主面に導電パターンと異方性導電膜が形成された
基板を準備する工程と、 前記基板の一方の主面側に前記半導体チップをフェース
・ダウン・ボンディングする工程と、 半導体チップの裏面のエッジ部に樹脂をポッティングす
る工程と、 前記樹脂をベークする工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 バンプを有する半導体ウエハを準備する
工程と、 前記半導体ウエハをダイシングすることにより、半導体
チップを形成する工程と、 一方の主面に導電パターンと異方性導電膜が形成された
基板を準備する工程と、 前記基板の一方の主面側に前記半導体チップをフェース
・ダウン・ボンディングする工程と、 半導体チップの裏面全体及び側面全体に樹脂をポッティ
ングする工程と、 前記樹脂をベークする工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記基板を準備する工程における基板に
は前記導電パターンに接続する接続孔が設けられてお
り、前記ポッティングする工程の前又は前記ベークする
工程の後に、前記基板の他方の主面側の接続孔上に半田
ボールを取り付け、この半田ボールを接続孔を介して導
電パターンに接続する工程をさらに含むことを特徴とす
る請求項5又は6記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記樹脂は、ポリイミド又はエポキシで
あることを特徴とする請求項5〜7のうちいずれか1項
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記基板を準備する工程における基板の
一方の主面上には、前記ポッティングする工程において
樹脂の流れを止める止め部が形成されていることを特徴
とする請求項5〜8のうちいずれか1項記載の半導体装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23457499A JP3743216B2 (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23457499A JP3743216B2 (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001060641A true JP2001060641A (ja) | 2001-03-06 |
JP3743216B2 JP3743216B2 (ja) | 2006-02-08 |
Family
ID=16973157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23457499A Expired - Fee Related JP3743216B2 (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3743216B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002097877A1 (en) * | 2001-05-28 | 2002-12-05 | Infineon Technologies Ag | A method of packaging a semiconductor chip |
US7285446B2 (en) | 2000-02-07 | 2007-10-23 | Rohm Co., Ltd. | Mounting structure of semiconductor chip, semiconductor device and method of making the semiconductor device |
JP2010212724A (ja) * | 2010-05-17 | 2010-09-24 | Rohm Co Ltd | 半導体装置 |
KR101255335B1 (ko) * | 2005-11-23 | 2013-04-16 | 페어차일드코리아반도체 주식회사 | 반도체 패키지 및 그 제조 방법 |
-
1999
- 1999-08-20 JP JP23457499A patent/JP3743216B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2002097877A1 (en) * | 2001-05-28 | 2002-12-05 | Infineon Technologies Ag | A method of packaging a semiconductor chip |
KR101255335B1 (ko) * | 2005-11-23 | 2013-04-16 | 페어차일드코리아반도체 주식회사 | 반도체 패키지 및 그 제조 방법 |
JP2010212724A (ja) * | 2010-05-17 | 2010-09-24 | Rohm Co Ltd | 半導体装置 |
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