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JP2001045409A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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Publication number
JP2001045409A
JP2001045409A JP11215153A JP21515399A JP2001045409A JP 2001045409 A JP2001045409 A JP 2001045409A JP 11215153 A JP11215153 A JP 11215153A JP 21515399 A JP21515399 A JP 21515399A JP 2001045409 A JP2001045409 A JP 2001045409A
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Japan
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picture
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JP11215153A
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Inventor
Akira Inoue
晃 井上
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】煩雑な操作を必要とすることなく、動画画像中
の特定の画像の内容をゆっくりと確認することが可能な
電子カメラを提供する。 【解決手段】静止画像の撮影を指示する静止画レリーズ
スイッチ31と、動画画像の撮影開始および停止を指示
する連写レリーズ32とを有し、システムコントローラ
21による制御の下で、連写レリーズスイッチ32によ
る指示により撮影された動画画像をメモリカード20に
記録すると共に、動画画像の撮影が行われている状態で
静止画レリーズスイッチ31による静止画像の撮影が指
示された場合に、メモリカード20に記録される動画画
像中の該静止画像の撮影が指示された時点の静止画像に
静止画フラグを付加し、メモリカード20に記録されて
いる動画画像の再生表示時に動画画像の再生表示と並行
して、静止画フラグが付加された静止画像をピクチャ・
イン・ピクチャ画像で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連写機能を有する
電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】被写体像を撮像光学系により固体撮像素
子、例えばCCD二次元イメージセンサ上に結像して電
気信号に変換し、これにより得られた静止画の画像信号
を半導体メモリや磁気ディスクのような記録媒体に記録
する電子カメラが広く普及しつつある。
【0003】また、記録媒体の容量の増大と画像処理速
度の向上に伴い、静止画像の撮影のみでなく、時間的に
連続した複数の静止画像からなる動画画像を撮影し、再
生時にこれを連続して再生表示する、いわゆる連写機能
を有する電子カメラも種々製品化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】動画画像の再生時にお
いては、動画画像を構成する複数の静止画像の中の特定
の一枚ないし数枚の画像だけをゆっくり確認したい場合
がしばしばある。このような場合、従来の電子カメラで
は動画画像の再生状態を連続的な再生から1コマ単位で
の再生に切り替え、所望の画像が選択されるまでコマ送
り操作を行い、所望の画像が表示された時点でコマ送り
操作を停止するようにしていた。
【0005】しかし、このような方法では動画画像中の
任意の画像を選択するのに要する手間がかかるという問
題があった。
【0006】本発明は、煩雑な操作を必要とすることな
く、動画画像中の特定の画像の内容をゆっくりと確認す
ることが可能な電子カメラを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は動画画像の撮影時に動画画像中の所望の静
止画像に対して識別情報を付加し、動画画像の再生時に
該識別情報が付加されている静止画像を表示画面の一部
を用いて表示するようにしたことを骨子としている。
【0008】すなわち、本発明に係る電子カメラは、静
止画像の撮影を指示する第1のレリーズ手段と、時間的
に連続した複数の静止画像からなる動画画像の撮影の開
始および停止を指示する第2のレリーズ手段と、この第
2のレリーズ手段による指示により撮影された動画画像
を記録媒体に記録する記録手段と、第2のレリーズ手段
による指示により動画画像の撮影が行われている状態で
第1のレリーズ手段による静止画像の撮影が指示された
場合に、記録媒体に記録される動画画像中の該静止画像
の撮影が指示された時点の静止画像に識別情報を付加す
る記録制御手段と、記録媒体に記録されている動画画像
の再生表示時に、該動画画像の再生表示と並行して識別
情報が付加された静止画像を表示画面の一部を用いて所
定時間にわたり再生表示する制御を行う再生制御手段と
を具備したことを特徴とする。
【0009】このような構成とすることにより、動画画
像を構成する個々の静止画像については、例えばピクチ
ャ・イン・ピクチャ画像の親画像として、また動画画像
を構成する複数の静止画像の中で識別情報が付加された
静止画像については、ピクチャ・イン・ピクチャ画像の
子画像としてそれぞれ表示することによって、撮影時に
ユーザが特に重要と思われるシーンでは静止画像の撮影
指示を行って識別情報を付加しておくだけで、再生時に
特別なキー操作などの煩雑な操作を行うことなく、その
静止画像の内容をゆっくりと確認することが可能とな
る。
【0010】再生制御手段は、動画画像中に識別情報が
付加された静止画像が複数個存在する場合、これら複数
個の静止画像を順次選択的に再生表示する制御を行うよ
うにしてもよいし、これら複数個の静止画像を並行して
再生表示する制御を行うようにしてもよい。このように
すると、撮影時にユーザが特に重要と思われたシーンが
幾つかあり、それらのシーン毎に識別情報を付加してお
くことで、それらの各シーンの静止画像を順次にあるい
は同時に確認することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
る電子カメラの構成を示す図である。
【0012】被写体光は撮像レンズ1を通過し、さらに
絞り2によって光量が制御される。撮像レンズ1はAF
モータ3により駆動され、絞り2は絞りモータ4により
駆動される。AFモータ3および絞りモータ4は、それ
ぞれモータドライバ5および6により駆動される。
【0013】撮像レンズ1および絞り2を通過した被写
体光は、カラー固体撮像素子であるCCD二次元カラー
イメージセンサ(以下、単にCCDという)7に入射す
る。これによって、CCD7の撮像面上に被写体像が結
像される。CCD7は、光電変換を行う複数の画素を二
次元のマトリクス状に配列して撮像面を構成し、さらに
撮像面にカラーフィルタを配置したものであり、CCD
ドライバ8によって駆動制御されることにより、撮像面
に結像された被写体像に対応した信号電荷を蓄積する。
撮像面に蓄積された信号電荷は、画素信号と呼ばれる電
気信号としてCCD7から読み出される。
【0014】CCD7から読み出された画素信号は、A
/D変換器9によりディジタル信号に変換された後、画
像処理部10、AE(自動露出)処理部11、AF(自
動焦点調整)処理部12およびAWB(自動ホワイトバ
ランス調整)処理部13に入力される。画像処理部10
では、画素信号に対して色信号の分離、CDS(相関二
重サンプリング)その他の処理が施されることにより、
所定フォーマットのカラー画像信号が生成される。
【0015】AE処理部11では、A/D変換器9より
出力されるディジタル化された画素信号を受け、各画素
からの画素信号の累積加算を主体とする演算処理を行
い、この累積加算値に基づき被写体の明るさに応じたA
E評価値(測光値)を求め、このAE評価値に基づいて
絞りモータ4を介して絞り2を制御することで光量を制
御したり、さらにはCCDドライバ8を介してCCD7
の電荷蓄積時間を制御することにより、自動露出(A
E)処理を行う。
【0016】AF処理部12では、A/D変換器9より
出力されるディジタル化された画素信号を受けて、例え
ば1画面分の画素信号の高周波成分をハイパスフィルタ
により抽出し、これに対して累積加算等の演算処理を行
うことによって高域側の輪郭成分量に対応するAF評価
値を算出し、これに基づいてAFモータ3を介して撮像
レンズ1を光軸方向に制御して自動焦点調整(AF)処
理を行う。
【0017】AWB処理部13では、A/D変換器9よ
り出力されるディジタル化された画素信号を受けて、被
写体の色温度によらず白が正しく再現されるように画像
処理部10でのカラー画像信号の生成を制御する、自動
ホワイトバランス調整(AWB)処理を行う。
【0018】画像処理部10によって生成されたカラー
画像信号は、バッファメモリ14に一時的に記憶され
る。バッファメモリ14から読み出されるカラー画像信
号は表示処理部15に導かれ、ここで表示出力に適した
形態に変換された後、TFT方式などのカラー液晶ディ
スプレイ(LCD)16に供給され、画像として表示さ
れる。
【0019】バッファメモリ14には、さらに圧縮処理
部17および伸長処理部18が接続される。圧縮処理部
17および伸長処理部18には、記録再生処理部19を
介して画像データおよび付随するデータを記録するため
の記録媒体であるメモリカード20が接続される。メモ
リカード20は、例えばカード型フラッシュメモリのよ
うな半導体メモリを用いて構成される。記録媒体はメモ
リカード20に限られるものではなく、例えばハードデ
ィスクやフロッピディスクのような磁気記録媒体等、種
々の形態のものを使用できる。
【0020】圧縮処理部17は、バッファメモリ14に
記憶された画像信号を読み出して所定の圧縮方式、例え
ばJPEG方式により圧縮(符号化)処理を行う。圧縮
処理部17で符号化された画像データは、記録再生処理
部19によりメモリカード20への記録に適した形態と
された後、メモリカード20に記録される。但し、メモ
リカード20には通常の静止画像はJPEGファイルと
して記録されるが、時間的に連続した複数の静止画像で
ある動画画像はモーションJPEGファイルとして記録
される。
【0021】メモリカード20に記録された画像データ
は、記録再生処理部19を介して再生され、伸長処理部
18により圧縮処理部17の圧縮方式と逆の処理で伸長
(復号化)処理される。伸長処理された画像信号はバッ
ファメモリ14に一時記憶され、表示処理部15を経て
液晶ディスプレイ16で適宜表示出力することが可能で
ある。
【0022】システムコントローラ21は、操作部30
からの指令に基づいて各部を制御するものであり、CP
Uを用いて構成される。具体的には、システムコントロ
ーラ21はCCDドライバ8、A/D変換器9、画像処
理部10、AE処理部11、AF処理部12、AWB処
理部13、バッファメモリ14、表示処理部15、圧縮
処理部17、伸長処理部18および記録再生処理部19
の制御を行う。
【0023】操作部30は、カメラのユーザによる操作
に基づいて各種の動作を行わせるための指令信号を発生
してシステムコントローラ21に伝達する。この操作部
30には、特に本発明に関係するものとして、静止画レ
リーズスイッチ31、連写レリーズスイッチ32および
モードスイッチ33が設けられている。
【0024】静止画レリーズスイッチ31は、静止画像
の撮影を指示するためのスイッチである。連写レリーズ
スイッチ32は、時間的に連続した複数の静止画像から
なる動画画像の撮影の開始および停止を指示するための
2段動作のスイッチであり、第1段動作で動画画像の撮
影開始、第2段動作で撮影停止を指示する。モードスイ
ッチ33は、記録(撮影)モードと再生(表示)モード
を切り替えるためのスイッチである。
【0025】システムコントローラ21は、連写レリー
ズスイッチ32による指示により動画画像の撮影が行わ
れている状態で、静止画レリーズスイッチ31による静
止画像の撮影が指示された場合に、メモリカード20に
記録される動画画像中の対応する静止画像、すなわち静
止画像の撮影が指示された瞬間の時点で撮影される静止
画像に静止画フラグを付加する記録制御を記録再生処理
部19に対して行う。この静止画フラグは、これが付加
された静止画像が独立して表示されるべき静止画像であ
る旨を示す識別情報である。
【0026】さらに、システムコントローラ21は、メ
モリカード20に記録されている動画画像の再生表示時
に、動画画像の再生表示と並行して、静止画フラグが付
加された静止画像を液晶ディスプレイ16の表示画面の
一部を用いて所定時間にわたり再生表示する再生制御を
記録再生処理部19に対して行う。
【0027】次に、図2に示すフローチャートを用い
て、本実施形態における動画画像の撮影時の動作手順に
ついて説明する。なお、これらの動作はシステムコント
ローラ21による制御とシステムコントローラ21自体
の処理として実現される。
【0028】まず、連写レリーズスイッチ32の第1段
動作がなされたか否か、つまり連写レリーズがオンかど
うかを調べ(ステップA1)、連写レリーズオンであれ
ば撮影動作を行う(ステップA2)。この撮影動作で
は、AE処理部11、AF処理部12およびAWB処理
部13でのAF動作、AE動作およびAWB動作が順次
実行された後、CCD7による撮像、画像処理部10で
の画像処理、バッファメモリ14を介しての圧縮処理部
17での圧縮処理、記録再生処理部19によるメモリカ
ード20への動画画像の記録が行われる。圧縮処理部1
7の圧縮処理は例えばJPEG方式であり、動画画像の
撮影時にはメモリカード20に静止画像がモーションJ
PEGファイルとして記録されることになる。
【0029】この動画画像撮影時の静止画像の1回の撮
影が終わる毎に、ユーザによって静止画レリーズスイッ
チ31がオン、つまり静止画レリーズがなされたかどう
かを調べ(ステップA3)、静止画レリーズがなされた
場合は、対応する静止画像、つまり静止画レリーズオン
とされた瞬間の時点で撮影された静止画像に静止画フラ
グFがセットされる(ステップA4)。
【0030】次に、連写レリーズスイッチ32の第2段
動作がなされたか否か、つまり連写レリーズがオフかど
うかを調べ(ステップA5)、連写レリーズがオフでな
い場合、つまり連写レリーズがオンのままの場合には、
ステップA6で次の撮影タイミングが到来するまで一定
時間(例えば、動画画像の撮影が5コマ/秒とすると
0.2秒間)待機した後、ステップA2〜A6の動作を
ステップA5で連写レリーズオフとなるまで繰り返す。
1回の動画画像撮影中に静止画レリーズが複数回なされ
ることもあり、その場合は静止画レリーズの都度、静止
画フラグFがセットされることになる。
【0031】ステップA5で連写レリーズオフになる
と、メモリカード20に記録されたモーションJPEG
ファイルの後処理、例えばファイルヘッダ部の設定等が
行われる(ステップA7)。このような一連の動画画像
撮影処理により、ユーザの希望する静止画像に静止画フ
ラグFが付加された動画画像の記録が行われる。
【0032】図3は、メモリカード20に動画画像とし
て記録されるモーションJPEGファイルの一構成例を
示している。このモーションJPEGファイル(拡張
子:mjp)は、例えば記録開始時刻(年、月、日、
時、分、秒)により自動時に付与されるファイル名“9
90309101004”を有する。さらに、このモー
ションJPEGファイルは“990309101004
−01”,“990309101004−02”,“9
90309101004−03”,…というファイル名
のJPEG静止画ファイル(拡張子:jpg)により構
成される。そして、静止画レリーズがなされたJPEG
静止画ファイルに静止画フラグF(F=1)が付与され
る。
【0033】次に、図4に示すフローチャートを用い
て、上述のようにして記録された動画画像(モーション
JPEGファイル)の再生時の動作手順について説明す
る。この動作も、システムコントローラ21による制御
とシステムコントローラ21自体の処理として実現され
る。
【0034】まず、初期設定としてI=0にセットする
(ステップB1)。ここで、Iはピクチャ・イン・ピク
チャ(以下、PinPと記載する)画像の再生時に
“1”にセットされるフラグである。
【0035】この初期設定の後、メモリカード20に記
録されているモーションJPEGファイルの先頭画像を
選択し(ステップB2)、選択した静止画像を展開、つ
まり再生および復号し(ステップB3)、表示する(ス
テップB4)。この静止画像の表示は、ステップB5で
一定時間(例えば0.5秒)経過したと判断されるまで
行う。
【0036】次に、I=1かどうかを調べ(ステップB
6)、I=1であればさらにj=Jかどうかを調べる
(ステップB7)。ここで、jはPinP画像の連続表
示枚数カウンタの値である。また、JはPinP画像の
最大連続表示枚数(例えば6枚)であり、時間にして
0.5×6=3秒である。j=JであればI,Jを0に
セットする(ステップB8)。
【0037】ステップB6でI=1でない場合は、ステ
ップB9に移る。また、ステップB6でI=1であり、
ステップB7でj=Jでない場合も、ステップB9に移
る。さらに、ステップB7でj=Jの場合は、I,Jを
0にセットした後、ステップB9に移る。ステップB9
では、モーションJPEGファイルの次の静止画像の有
無を調べる(ステップB9)。次の画像がない場合は、
処理は終了する。ステップB9で次の静止画像があれ
ば、その画像を選択し(ステップB10)、引き続きそ
の画像に静止画フラグFがセットされているかどうか、
つまりF=1かどうかを調べる(ステップB11)。
【0038】ここで、F=1であればステップB10で
選択された画像を親画像および子画像としたPinP画
像を展開して表示する(ステップB12)。この後、
I,Jにそれぞれ1をセットし(ステップB13)、ス
テップB4に戻る。また、F=1でない場合は、さらに
I=1かどうかを調べ(ステップB14)、I=1であ
ればステップB10で選択された画像を親画像、直前の
F=1の画像を子画像としたPinP画像を展開して表
示する(ステップB15)。この後、jを1インクリメ
ントし(ステップB16)、ステップB4に戻る。ま
た、ステップB4でI=1でなければ、PinP画像の
表示を行わず、ステップB10で選択された画像のみを
展開して表示し(ステップB17)、ステップB4に戻
る。
【0039】このように本実施形態では、動画画像の撮
影時にユーザによる静止画レリーズ操作により所望の静
止画像に識別情報である静止画フラグFを付加してお
き、この動画画像の再生表示時に、図4のステップB1
5において静止画フラグFが付加されている静止画像を
表示画面の一部(子画面)を用いてPinP画像として
所定時間(この例では、PinP画像の最大連続表示枚
数Jで定まる例えば3秒間)にわたって再生表示する。
【0040】従って、動画画像の撮影時に静止画レリー
ズ操作を行うだけの極めて簡単な操作によって、再生表
示時にユーザが希望する特定の静止画像の内容をゆっく
り確認することが可能となり、本発明の所期の目的を達
成することができる。
【0041】図5は、本実施形態におけるPinP画像
の表示例であり、液晶ディスプレイ16または外部ディ
スプレイの表示画面50に、親画像51と子画像52が
表示される。図4のステップB15では、親画像51と
して動画画像の各静止画像が順次表示され、子画像52
として静止画フラグFが付加された特定の静止画像が表
示される。
【0042】より具体的には、図5は運動会の徒競走の
様子を動画画像として撮影した場合の表示画面の例であ
り、親画像51は徒競走の全選手がゴールした直後の画
像、子画像52は例えば撮影者の子供がゴールした瞬間
の画像を表している。すなわち、撮影者の子供が参加し
ている徒競走の様子を動画画像として撮影している状況
で、撮影者が我が子のゴールした瞬間に静止画レリーズ
を行ったときの表示画面であり、親画像は51は動画画
像の刻々と変化する静止画像、子画像52は静止画レリ
ーズにより静止画フラグFが付加された静止画像であ
る。これは図4のステップB15での表示画面に相当し
ている。
【0043】一方、図4のステップB12では、それま
で再生表示された静止画像に静止画フラグFが付加され
ていないために、親画像としては上記と同じく動画画像
の各静止画像が順次表示されるが、子画像も親画像と同
じ静止画像が再生表示されることになる。
【0044】上記の実施形態では、図5に示したように
静止画フラグFが付加された最新の一つの静止画像のみ
が子画像52として表示されるようにしており、動画画
像の撮影時に静止画フラグFが付加された静止画像が複
数個存在する場合には、それらの静止画像が子画像52
として順次再生表示される。しかし、本発明における再
生表示の形態はこれに限られるものではなく、例えば図
6に示すように静止画フラグFが付加された複数個の静
止画像を並行して再生表示するようにしてもよい。
【0045】すなわち、図6(a)の表示画面60で
は、親画像61として動画画像を構成する各静止画像が
再生表示されるが、子画像62a,62bとしては静止
画フラグFが付加された最新の二つの静止画像が再生表
示される。図6(b)の表示画面60は、図6(a)と
ほぼ同様であるが、子画像62a,62bとしては再生
表示される複数の静止画像のサイズを例えば時刻の新し
い画像ほど大きくなるように異ならせている。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば動
画画像を構成する複数の静止画像の中で識別情報が付加
された静止画像を動画画像の再生表示と並行して表示画
面の一部を用いて表示することにより、撮影時にユーザ
が特に重要と思われるシーンでは静止画レリーズ指示を
行って静止画フラグのような識別情報を付加しておくだ
けで、再生時に特別なキー操作などの煩雑な操作を行う
ことなく、重要なシーンの静止画像の内容をゆっくりと
確認することが可能な電子カメラを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子カメラの構
成を示すブロック図
【図2】同実施形態における動画画像撮影時の処理手順
を示すフローチャート
【図3】同実施形態におけるメモリカードに記録された
動画画像であるモーションJPEGファイルの構成を示
す図
【図4】同実施形態における動画画像再生時の処理手順
を示すフローチャート
【図5】同実施形態における動画画像および静止画フラ
グが付与された静止画像の表示画面の例を示す図
【図6】同実施形態における動画画像および静止画フラ
グが付与された静止画像の表示画面の他の例を示す図
【符号の説明】
1…撮像レンズ 2…絞り 3…AFモータ 4…絞りモータ 5,6…モータドライバ 7…CCD(撮像素子) 8…CCDドライバ 9…A/D変換器 10…画像処理部 11…自動露出処理部 12…自動焦点調整処理部 13…自動ホワイトバランス調整処理部 14…バッファメモリ 15…表示処理部 16…液晶ディスプレイ 17…圧縮処理部 18…伸長処理部 19…記録再生処理部(記録手段) 20…メモリカード 21…システムコントローラ(記録制御手段、再生制御
手段) 30…操作部 31…静止画レリーズスイッチ(第1のレリーズ手段) 32…連写レリーズスイッチ(第2のレリーズ手段) 33…モードスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 H04N 5/781 520B 5/91 5/91 E Fターム(参考) 5C022 AA13 AB04 AB12 AB17 AB29 AC03 AC31 AC32 AC42 AC54 AC56 AC69 AC74 5C052 AA17 AB04 CC11 DD02 EE02 EE03 EE08 GA02 GA03 GA07 GB06 GC03 GC05 GD03 GE04 GE08 GF04 5C053 FA08 FA27 GB36 JA21 KA03 KA04 KA24 KA25 LA01 LA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静止画像の撮影を指示する第1のレリーズ
    手段と、 時間的に連続した複数の静止画像からなる動画画像の撮
    影の開始および停止を指示する第2のレリーズ手段と、 前記第2のレリーズ手段による指示により撮影された動
    画画像を記録媒体に記録する記録手段と、 前記第2のレリーズ手段による指示により動画画像の撮
    影が行われている状態で前記第1のレリーズ手段による
    静止画像の撮影が指示された場合に、前記記録媒体に記
    録される動画画像中の該静止画像の撮影が指示された時
    点の静止画像に識別情報を付加する記録制御手段と、 前記記録媒体に記録されている動画画像の再生表示時
    に、該動画画像の再生表示と並行して、前記識別情報が
    付加された静止画像を表示画面の一部を用いて所定時間
    にわたり再生表示する制御を行う再生制御手段とを具備
    したことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】前記再生制御手段は、前記記録媒体に記録
    されている動画画像中に前記識別情報が付加された静止
    画像が複数個存在する場合、これら複数個の静止画像を
    順次選択的に再生表示する制御を行うことを特徴とする
    請求項1記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】前記再生制御手段は、前記記録媒体に記録
    されている動画画像中に前記識別情報が付加された静止
    画像が複数個存在する場合、これら複数個の静止画像を
    並行して再生表示する制御を行うことを特徴とする請求
    項1記載の電子カメラ。
JP21515399A 1999-07-29 1999-07-29 電子カメラ Expired - Fee Related JP4179711B2 (ja)

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